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特許7069108データフローを伝送する無線ベアラの処理方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】データフローを伝送する無線ベアラの処理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/20 20180101AFI20220510BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220510BHJP
   H04W 76/38 20180101ALI20220510BHJP
   H04W 92/14 20090101ALI20220510BHJP
【FI】
H04W76/20
H04W76/10
H04W76/38
H04W92/14
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2019502646
(86)(22)【出願日】2017-07-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-09-05
(86)【国際出願番号】 CN2017093942
(87)【国際公開番号】W WO2018014876
(87)【国際公開日】2018-01-25
【審査請求日】2019-02-04
(31)【優先権主張番号】201610589413.7
(32)【優先日】2016-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521372024
【氏名又は名称】ダータン モバイル コミュニケーションズ エクイップメント カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】特許業務法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,ビン
【審査官】久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/058369(WO,A3)
【文献】特開2007-214704(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0264706(US,A1)
【文献】ZTE Corporation, CATR,New QoS Architecture,3GPP TSG-SA WG2#114 S2-161755,2016年04月05日
【文献】ZTE,Discussion on the QoS control in the NextGen RAN,3GPP TSG-RAN WG3#91bis R3-160818,2016年04月01日
【文献】ZTE,Further discussion on the RAN QoS control,3GPP TSG-RAN WG2#94 R2-163746,2016年05月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定するステップと、
コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理するステップとを備え、
アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信されたものであり、
または、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信されたものであり、
シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信したとき、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータを満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、
新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータに基づき、前記新無線ベアラのためにL1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とを含み、 前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、アクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、
データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理することを特徴とするデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項2】
所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、
及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放することを特徴とする請求項1に記載のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項3】
コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、
アップリンクデータを伝送するためのアップリンク無線ベアラを確立または再設定する場合、アクセスネットワークノードを通じて、前記アップリンク無線ベアラの関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を、UEに通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項4】
アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理し、
前記無線ベアラにより、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するステップとを備え、
前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われ、
アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信されたものであり、
または、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信されたものであり、
シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信したとき、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータを満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、
新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータに基づき、前記新無線ベアラのためにL1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とを含み、
前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、アクセスネットワークノードは、
所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、
データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理することを特徴とするデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項5】
コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、
UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知することを特徴とする請求項に記載のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項6】
通知を受信し、
前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの関連パラメータと、アップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係とが含まれることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法。
【請求項7】
コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定する確定モジュールと、
コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する処理モジュールとを備え、
前記確定モジュールは、シグナリグプレーンメッセージによりコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータ確定し、または、アクセスネットワークノードに送信されたデータパケットに含まれたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータを確定し、
処理モジュールは、シグナリグプレーンメッセージにより前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータを満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
前記処理モジュールは、アクセスネットワークノードに送信するデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信した場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
前記処理モジュールは、無線ベアラを確立し、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータに基づき、前記新無線ベアラのためにL1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とを含み、
前記処理モジュールは、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、アクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理することを特徴とするデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【請求項8】
処理モジュールは、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放することを特徴とする請求項7に記載のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【請求項9】
処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、アップリンクデータを伝送するアップリンク無線ベアラを確立するとき、前記アップリンク無線ベアラの関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を、UEに通知することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【請求項10】
アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理するUE処理モジュールと、
前記無線ベアラを通じて、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送する伝送モジュールとを備え、
前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われ、
アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信されたものであり、
または、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信されたものであり、
シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信したとき、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータを満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータを満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、
新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータに基づき、前記新無線ベアラのためにL1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とを含み、
前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、アクセスネットワークノードは、
所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、
データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理することを特徴とするデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【請求項11】
UE処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知することを特徴とする請求項10に記載のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【請求項12】
UE処理モジュールは、さらに、通知を受信し、前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの関連パラメータと、アップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係とが含まれることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信技術分野に関し、特に、データフローを伝送する無線ベアラの処理方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来のロングタームエボリューション(Llong Term Evolution,LTE)システムにおけるベアラのモデルの概略図である。図示のように、従来のLTEシステムのベアラは複数のレイヤで互いにマッピングされている。すなわち、EPS Bearer(EPSベアラ、EPS:Evolved Packet System,進化型パケットシステム)とE-RAB(E-UTRAN Radio Access Bearer,E-UTRAN無線アクセスベアラ,E-UTRAN:Evolution-Universal Terrestrial Radio Access Network)の間のマッピングは、1対1のマッピングであり、アクセスネットワークE-RABとエアインターフェースRadio Bearer(無線ベアラ)の間にも、1対1のマッピングである。
【0003】
従来のLTEシステムでは、各EPSベアラは、エアインタフェースを介して1つのエアインタフェース無線ベアラにしかマッピングすることができず、また、S1-Uインタフェースインタフェースを介して各EPSベアラに対して別々のトンネルが設定される。1対1のマッピングの場合、設定もデータパケットの伝送も1対1のチャネルメカニズムで簡単に送信することができる。しかしながら、5Gシステムでは、コアネットワークから無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)側に送信されるデータフローは、もはや1対1のやり方でRAN側にマッピングされず、コアネットワークからのデータフローより細かいデータフロである可能性があるため、RAN側は自分のベアラマッピング方法を決定し、設定プロセスを実行する必要があり、その結果、データを後で正しく送信することができ、サービス品質を保証することができる。
【0004】
従来技術の欠点は、データフローがもはや1対1のやり方でRAN側ベアラにマッピングされない場合、RAN側へのベアラマッピングに対する解決策がこれまで存在しないことにある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明に係る実施例は、データフローを伝送する無線ベアラの処理方法及び装置を提供し、RAN側へのベアラマッピング対する解決策がこれまで存在しない従来の問題点を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様によれば、本発明の実施例に係るデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法は、コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定するステップと、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理するステップとを備える。
【0007】
好ましくは、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信されたものであり、または、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信されたものである。
【0008】
好ましくは、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理するステップでは、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0009】
好ましくは、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて確定する。
好ましくは、前記サービス品質パラメータは以下情報のうちの1つまたはこれらの組み合わせを含み、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
【0010】
好ましくは、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、スペシャルデータパケットの特性及び/またはアクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理する。
【0011】
好ましくは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0012】
好ましくは、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、前記新無線ベアラのためにL1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0013】
好ましくは、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放する。
【0014】
好ましくは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、アップリンクデータを伝送するためのアップリンク無線ベアラを確立または再設定する場合、アクセスネットワークノードを通じて、前記アップリンク無線ベアラの関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を、UEに通知する。
【0015】
第2態様によれば、本発明の実施例に係るデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法は、アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理するステップと、前記無線ベアラにより、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するステップとを備え、前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われる。
【0016】
好ましくは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
好ましくは、通知を受信し、前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの関連パラメータと、アップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係とが含まれる。
【0017】
第3態様によれば、本発明の実施例に係るデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置は、コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定する確定モジュールと、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する処理モジュールとを備える。
好ましくは、確定モジュールは、シグナリグプレーンメッセージによりコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータ確定し、または、アクセスネットワークノードに送信されたデータパケットに含まれたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータを確定する。
【0018】
好ましくは、処理モジュールがシグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
好ましくは、処理モジュールは、アクセスネットワークのリソースに基づいて前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定する場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて確定する。
【0019】
好ましくは、前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
好ましくは、処理モジュールは、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、スペシャルデータパケットの特性及び/またはアクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理する。
【0020】
好ましくは、処理モジュールがクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記見つかった無線ベアラを通じてコアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立し、前記確立された無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0021】
好ましくは、処理モジュールが無線ベアラを確立し、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、L1及びL2の設定を行い、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0022】
好ましくは、処理モジュールは、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放する。
好ましくは、処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、アップリンクデータを伝送するアップリンク無線ベアラを確立するとき、前記アップリンク無線ベアラの関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を、UEに通知する。
【0023】
第4態様によれば、本発明の実施例に係るデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置は、アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理し、前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われるUE処理モジュールと、前記無線ベアラを通じて、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送する伝送モジュールとを備える。
【0024】
好ましくは、UE処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
好ましくは、UE処理モジュールは、さらに、通知を受信し、前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの関連パラメータと、アップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係とが含まれる
【0025】
第5態様によれば、本発明の実施例に係るアクセスネットワークノード装置は、プロセッサと、メモリと、送受信機とを備え、前記送受信機は、プロセッサの制御によりデータを送受信し、メモリには所定のプログラムが格納されており、前記プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを読み出し、第1態様中のいずれか1つの前記方法を実行する。
【0026】
第6態様によれば、本発明実の施例に係るユーザー機器は、プロセッサと、メモリと、送受信機とを備え、前記送受信機は、プロセッサの制御によりデータを送受信し、メモリには所定のプログラムが格納されており、前記プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを読み出し、第2態様中のいずれか1つの前記方法を実行する。
【0027】
第7態様によれば、コンピュータ記憶媒体において、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が格納されており、前記コンピュータ実行可能命令は、前記コンピュータに、第1態様中のいずれか1つの前記方法を実行させる。
【0028】
第8態様によれば、コンピュータ記憶媒体において、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が格納されており、前記コンピュータ実行可能命令は、前記コンピュータに、第2態様中のいずれか1つの前記方法を実行させ。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施例に係る技術案によれば、コアネットワークは、UEとの間で伝送されるべきデータフローを有すれば、サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信する。また、アクセスネットワークノードは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、サービス品質パラメータに基づき、無線ベアラを処理する。実際のデータフローサービス品質確立または無線ベアラの訂正が可能であるため、本技術案を採用することにより、同じサービス品質を有する複数のデータフローを事実上無線ベアラにマッピングすることができ、それによってシグナリングプロセスの複雑さを低減し、トラフィック伝送の品質を保証し、そしてスペシャルパケットの処理をサポートする。
【0030】
本明細書に記載の図面は、本発明に対するさらなる理解のためのものであり、本発明の一部、ならびに本発明の例示的な実施形態を構成することを意図しており、その説明は本発明を解釈することを意図するが、本発明を不当に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】従来のLTEシステムにおけるベアラモデール図である。
図2】本発明の実施例に係るコアネットワーク制御エンティティ側上のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係るアクセスネットワークノード側上のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートである。
図4】本発明の実施例に係るUE側のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートである。
図5】本発明の実施例に係るE-RABの確立のフローチャートである。
図6】本発明の実施例に係るRRC接続の再設定プロセスを示す図である。
図7】本発明の実施例に係るアクセスネットワークノード側のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置の構成図である。
図8】本発明の実施例に係るUE側のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置の構成図である。
図9】本発明の実施例に係るアクセスネットワークノードの構成図である。
図10】本発明の実施例に係るUEの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
従来のシステムでは、コアネットワークのEPSベアラは、アクセスネットワークの無線ベアラに1対1でマッピングされ、アクセスネットワークは、S1メッセージ内のベアラ設定情報に従ってエアインターフェースの無線ベアラを設定する。一方、5Gシステムでは、より柔軟なデータフロー管理メカニズムが従来のコアネットワークにとって望ましく、これは、コアネットワークのデータとアクセスネットワークベアラとの間の単純な1対1マッピング関係がもはや満足できるものではないことを意味する。本発明の実施例では、コアネットワークの柔軟なデータフローメカニズムに対応し、サービス品質を保証するために、新しいアーキテクチャにおいてアクセスネットワークによって無線ベアラを設定し維持するための技術案が提供される。こうして、システム効率及びユーザー体験を向上する。以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
【0033】
本発明の実施例に係る技術案において、コアネットワーク制御エンティティは、シグナリングプロセスにより、コアネットワークのデータ属性をアクセスネットワークノードのために設定し、アクセスネットワークノードは、コアネットワークデータの無線ベアラへのマッピングを決定し、無線ベアラを確立及び維持し、アクセスネットワークノードは、アップリンク及びダウンリンク無線ベアラの管理及び設定に参与する。
【0034】
ここで、コアネットワーク制御エンティティは、5Gシステムにおいてコアネットワーク関連制御機能を担当するエンティティであり、例えば、LTEシステムにおけるMME(Mobility Management Entity)と類似する。
アクセスネットワークノードは、5Gシステムにおけるアクセスネットワーク側で制御機能を担当するエンティティであり、分散式のアクセスノードであることができ、例えば、LTEシステムにおけるeNBノードと類似し、また、集中式のアクセスネットワーク集中制御ノードであることもできる。
【0035】
ダウンリンクデータ伝送を処理する場合、データが送信される前に、新たに出現するセッションデータフローについて、最初に、コアネットワーク制御エンティティがアクセスネットワーク制御エンティティのためにデータのQoS属性でを設定するようにシグナリングプロセスを実行することができる。その後、アクセスネットワーク制御エンティティは、当該QoS属性に従って適切なデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer,DRB)があるかどうかを判断し、ないと判断した場合、新しいDRBを設定し、アクセスネットワークユーザープレーンエンティティに、(一般に、アクセスネットワーク制御エンティティは、アクセスネットワークユーザープレーンエンティティ、たとえばeNBと同じである)前記データフローを当該DRB上で伝送するように通知する。
【0036】
アップリンクデータ伝送を処理する場合、UE(User Equipment,ユーザー機器)は、まず、伝送されるべきアップリンクデータフローについて、コアネットワーク制御エンティティとインターアクトし、コアネットワーク制御エンティティによりそのQoS属性を決定する。コアネットワーク制御エンティティは、アップリンクのQoS属性をアクセスネットワーク制御エンティティのために設定する必要があり、UEにも設定する。そして、アクセスネットワーク制御エンティティは、当該QoS属性により、適宜のDRBを有無を決定し、ないであれば、新DRBを確立して、UEに、前記データフローを当該DRB上で伝送するように通知する。上記DRBの確立プロセスは、アクセスネットワークノードとUEとの間のプロセスである。
【0037】
コアネットワークエンティティが実施に関与するとき、一般に、コアネットワーク制御エンティティは、コアネットワークの制御プレーンを管理し、すべてのシグナリング関連のプロセスに関与し、コアネットワークユーザープレーンエンティティはデータ伝送のためのノードであるため、すべてのデータはコアネットワークのユーザプレーンエンティティから送信される。アクセスネットワークノードが関与する場合、一般に、アクセスネットワークノード及びアクセスネットワークユーザープレーンノードは同じノード、例えばeNBであり、運用上および論理上の観点から、制御ノードは、シグナリングプロセスを実行し、ユーザープレーンノードはデータを伝送する。本発明の実施形態による技術案をよりよく説明するために、それらが同じノードである実施形態と、互いに分離している実施形態の両方が実施形態において説明される。
【0038】
以下の説明では、コアネットワーク制御エンティティ側、アクセスネットワークノード側、およびUE側での実施をそれぞれ説明し、その後、3者が互いに協働する実施をさらによく理解するために例示する。しかし、この説明は、3者が一実施形態において互いに協働しなければならないこと、または一実施形態において別々に動作しなければならないことを示唆するものではない。実際、コアネットワーク制御エンティティ側、アクセスネットワークノード側、およびUE側が互いに別々に動作するとき、それらはまた、コアネットワーク制御エンティティ側、アクセスネットワークノード側、およUE側、でそれぞれの問題に対処することができる。三者が協力して運営することでより良い技術的効果が得られる。
【0039】
以下の説明では、UEのコアネットワークへのアップリンクデータの送信、およびコアネットワークからUEへのダウンリンクデータの送信についてそれぞれ説明し、それらの特定の実施例を例として説明する。特に、ダウンリンクの実施は、以下の第1、第2、第3、および第4の実施例で説明され、アップリンクの実施は、以下の第5の実施形態で説明される。
図2は、コアネットワーク制御エンティティ側のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートであり、図に示すように、以下のステップを備える。
ステップ201において、コアネットワークとUEの間で伝送されるべきデータフローが有する場合、コアネットワーク制御エンティティは、データフローの伝送に必要とするサービス品質パラメータを確定する。
ステップ202において、コアネットワーク制御エンティティは、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信する。
【0040】
図3は、アクセスネットワークノード側のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートであり、図に示すように、以下のステップを備える。
ステップ301において、コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定する。
【0041】
ステップ302において、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する。
実施では、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信することは、ベアラ確立メッセージで前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信することができる。さらなる特定の実施形態は、以下の実施例1で説明される。
または、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信することは、アクセスネットワークノードに送信されるべきデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信することである。さらなる特定の実施形態は、以下の実施例2で説明される。
【0042】
実施では、前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
【0043】
さらなる特定の実施形態は、以下の実施例1で説明される。
実施では、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローがアップリンクデータフローである場合、前記サービス品質パラメータは、UEにより通知された前記コアネットワーク制御エンティティのアップリンクデータフロー伝送要件に基づいて確定された。さらなる特定の実施形態は、以下の実施例5で説明される。
【0044】
図4はUE側のデータフローを伝送する無線ベアラの処理方法のフローチャートであり、図に示すように、以下のステップを備える。
ステップ401において、アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理し、前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われる。
【0045】
ステップ402において、前記無線ベアラにより、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送する。
UEがダウンリンクデータを伝送する場合の実施は、アクセスネットワークノード実施に関する記載を参考することができるが、実施では、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、さらに、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
【0046】
実施では、前記伝送要件をコアネットワーク制御エンティティに通知するには、NASシグナリングにより通知した。
実施では、さらに、通知を受信する。前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係が含まれる。
アップリンクデータフロー伝送に関連する実施形態は実施例5で説明する。
以下、実例で具体的な実施形態を説明する。
まずは、実施に関連するE-RABの確立フロー及びRRC(Radio Resource Control,無線リソース制御)接続再設定プロセスを簡単に説明し、詳しくは、他の技術文献を参考されたい。
【0047】
図5は、E-RABの確立フローチャートであり、図に示すように、MMEは、S1インタフェースを介してeNB(発展型ノードB)にE-RABの確立、修正及び解放のプロセスを開始し、E-RABの確立及び修正プロセスにおいて、MMEは、eNBに当該RABのレートパラメータ及びQoS(Quality of Service,サービス品質)パラメータなどを通知する。こうして、eNBがベアラのサービス品質を保証するためのアルゴリズムを実行することができる。
【0048】
図6は、RRC接続再設定のプロセスを示す図であり、図に示すように、アクセスネットワークプロセスにおいて、アクセスネットワークは、一般に、RRC接続再設定プロセスで専用の無線ベアラを設定することにより、ベアラを設定する。
【0049】
<実施例1>
本実施例では、ダウンリンクデータの例を挙げて、無線ベアラの確立プロセスを説明する。
本例では、サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信するには、ベアラ確立メッセージにより、前記サービス品質パラメータを、アクセスネットワークノードに送信した。
【0050】
具体的な実施では、UEに伝送されるべきダウンリンクデータを有する場合、一般的に、まず、コアネットワークユーザープレーンエンティティによって、コアネットワーク制御プレーンエンティティをトリガーし、関連伝送の確立プロセスを開始する。以下、詳しく説明する。
【0051】
1、コアネットワーク制御プレーンエンティティサービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信する。サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
具体的に、コアネットワーク制御プレーンエンティティが送信すべき新たなダダウンリンクデータフローを検出したが、当該データフローの関連伝送及び設定がまだ確立されていない場合、コアネットワーク制御プレーンエンティティは、まず、アクセスネットワークノードにベアラ確立メッセージを送信する。
【0052】
前記ベアラ確立メッセージに前記データフローのサービス品質要件が含まれる。アクセスネットワークノードに前記データフローのサービス品質要件を通知する。当該サービス品質要件には、QoSパラメータ、トラフィック優先順位及びレートパラメータなどが含まれる。QoSパラメータに、データ伝送の遅延特性及びブロック誤り率が含まれる。トラフィック優先順位にトラフィック優先順位レベル、及び優先使用が許容されるかどうかの属性が含まれる。レートパラメータにトラフィック最大レート及び保証ビットレートなどの属性が含まれ、UE集約レートも設定できる。
【0053】
前記データフローの伝送属性:アクセスネットワークノードに前記データフローのいくつかの伝送属性を通知する。例えば、IPデータパケットである場合、データフローの属性は次のようになる。例えば、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、送信元IPアドレス、送信元ポート番号、および他のIPヘッダ特性など、IPの5倍(IP quintuple)として表される。これらの特性により、アクセスネットワークノードは、どのデータがこのデータフローに属するかを容易に識別することができ、したがってこれらのデータに対して設定されたサービス品質を保証することができる。IPデータフロー以外の別のデータフローの場合、アクセスネットワークノードはまた、データフローの明示的な属性を用いて設定され、これによって前記データフローを識別する。さらに、データフローを識別するために、フロー識別子をデータパケットに含ませることもできる。たとえば、1つのデータフローはデータフロー1、別のデータフローはデータフロー2である。データフロー識別子は、データパケットに含まれ、データフロー1の伝送パラメータおよびサービス品質は、制御プレーンプロセスで設定され、その結果、データフロー識別子が含まれるデータを受信すると、設定のとおりに伝送および処理するることができる。
【0054】
スペシャルデータパケットの特性:アクセスネットワークノードに、スペシャルデータパケットのいくつかの特性、例えば、スペシャルデータパケットを識別するために特別なデータパケットのヘッダまたはペイロードに含まれるスペシャル識別子またはシンボルなどをさらに通知することができる。また、これらのスペシャルデータパケットのトラフィックレベルを個別に設定することができ、例えば、優先順位などを向上させることができる。典型的なアプリケーションでは、WeChatデータの中からボーナスデータに高い優先順位を設定することで渋滞を避ける。
【0055】
2、コアネットワーク制御プレーンエンティティがアクセスネットワークノードからベアラ確立確認メッセージを受信すれば、データ伝送が設定されたと判断し、その後正常に伝送することができる。
以下、対応のアクセスネットワークノードの実施を説明する。
1、シグナリグプレーンメッセージ(例えば、ベアラ確立メッセージ)により前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、前記サービス品質パラメータに基づいて、以下のように無線ベアラを処理することができる。
【0056】
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0057】
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースに基づいて前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、確立できれば、無線ベアラを確立し、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0058】
具体的に、コアネットワーク制御プレーンエンティティからデータフロー確立シグナリングを受信し、当該シグナリングから前記データフローのサービス品質要件(例えば、伝送遅延及びブロック誤り率要件、トラフィック優先順位など)を取得する。これらの属性に基づき、同様な伝送条件を満たず無線ベアラが既に確立されたかを、従来の無線ベアラにおいて検索する。確立されたベアラがなければ、無線ベアラ確立プロセスを開始し、また、データフローのレート属性に基づいて、前記データフローを受け入れられるかを判断する。前記データフローの伝送を負うことができれば、受け入れが成功したと判断し、リソースが足りない場合、受け入れは失敗になる。
【0059】
受け入れの判断につてい、アクセスネットワークのリソースに基づいて前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定してもよく、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて確定することもできる。
【0060】
具体的に、受け入れのプロセスでは、一般に、アクセスネットワークの無線リソースが当該トラフィックのレート要件を満たすことができるかどうかを判断する。一般に、保証ビットレートは、一定量のリソースの要約により保証されなければならず、そして、アクセスネットワークノードは、保証ビットレート要件及びリソースの占有状態に基づき、前記データフローを受け入れるかどうかを判断する。また、保証ビットレート要件以外の場合、例えば、best effort(ベストエフォート型)のトラフィックも何らかのレート要件に従う必要があり、基本レートに基づいて、前記データフローを受け入れるかどうかを判断することがでる。リソースが十分であれば、受け入れは成功であり、さもないと、受け入れは失敗である。
【0061】
アクセスネットワークノードは、一般に次のように、新たに確立されデータフローに対応する従来の無線ベアラが存在するかどうかを判断する。エアインターフェースにいかなる専用の無線ベアラがなければ、新たに確立されたデータフローに対し、新無線ベアラを確立して、エアインターフェースを介して伝送する必要がある。エアインターフェースに いくつかの従来の専用無線ベアラがある場合、すべての従来の無線ベアラをトラバースし、無線ベアラを介したサービス品質が新たに確立されたデータフローに対するサービス品質と比較される。品質が同じであれば、データフローを従来の無線ベアラにマッピングし、同じでなければ、新無線ベアラを確立する。
【0062】
サービスの品質が同じであることは、一般に、遅延要件、ブロック誤り率、優先順位、および他のパラメータのすべてが等しい場合にのみサービスの品質が同じになるように決定される。例えば、最大伝送遅延要件両方とも300msであり、ブロック誤り率要件は両方とも10-6であり、両方の伝送優先度は同じであれば、サービスの品質は同じである認め、1つの無線ベアラを多重化することができる。
【0063】
また、ある実施において、おおよそのサービス品質も無線ベアラにマッピングできる。たとえば、両方の遅延要件が300msで、従来のDRBのブロックエラー要件が10-6の場合、新たに確立されたトラフィックのブロック誤り率要件は10-5であるため、新たに確立されたデータフローも従来のDRBにマッピングすることができる。おおよその遅れまたはおおよその優先順位の場合、同種のマッピングするか否かは、特にアルゴリズムに依存して行われてもよい。
【0064】
実施では、無線ベアラを確立することは、具体的に、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、UEと無線ベアラを確立した後、前記シグナリグプレーンメッセージを応答する、ベアラが確立されたことを確定するメッセージ(例えば、ベアラ確立確認メッセージ)を、コアネットワークに返送することができる。
具体的に、アクセスネットワークノードが、従来の無線ベアラの中から当該新たに確立されたデータフローに対応する無線ベアラを見つけられず、そのデータフローのために新しい無線ベアラを確立することを決定した場合、アクセスネットワークノードは、以下のように、エアインターフェース無線ベアラ確立プロセスを開始する。
【0065】
アクセスネットワークノードは、UEに無線ベアラの識別子(例えば、ベアラID)が含まれる無線ベアラ確立メッセージを送信する。また、メッセージに、ベアラのデータフローサービス品質と対応する伝送設定、例えば、レイヤ2の伝送モードAM/UM(Acknowledged Mode/Unacknowledged Mode)、最大ARQ/HARQ(Automatic Repeat request/Hybrid Automatic Repeat request)伝送回数、ベアラの対応の優先順位などなどが含まれる。UEは、設定に従って、無線ベアラを確立した後、ネットワークに、完了シグナリングをフィードバックする。
【0066】
2、受け入れが成功し、かつ無線ベアラの確立が成功した後、アクセスネットワークノードは、コアネットワーク制御エンティティに確立確認メッセージを返送する。その後、設定に従って、データを伝送する。
【0067】
実施では、アクセスネットワークノードがアクセスネットワークユーザープレーンノードから分離している場合、確立された無線ベアラと前記データフローの対応関係通を、アクセスネットワークユーザープレーンノードに通知する。
具体的に、アクセスネットワークノードがアクセスネットワークユーザープレーンノードから分離している場合、アクセスネットワークノードは、DRBとデータフローの対応関係を、アクセスネットワークユーザープレーンノードに通知する必要がある。例えば、ある特性を満たすデータフローをインデックス(index)が1であるDRBにマッピングする。
【0068】
伝送関連が設定された後、後続のデータフローのために、アクセスネットワークユーザープレーンノードは、設定されたデータフローとDRBのマッピング関係に従って、受信したデータを正確にマッピングする。こうして、対応のデータフローを対応のDRBにマッチングして伝送することができ、その伝送品質を確報する。
実施では、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、スペシャルデータパケットの特性及び/またはアクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理する。
【0069】
具体的に、データフロー内のいくつかのスペシャルデータパケットについて、コアネットワークにより設定されたスペシャルパケットの識別方法、または、アクセスネットワーク自分で設定した識別方法で、データパケットのヘッダまたはペイロードを解析することができる。スペシャルデータパケットとして識別された場合、スペシャル処理を行い、例えば、伝送優先順位を向上させることができる。典型的なアプリケーションでは、WeChatのボーナスデータを高い優先度で処理することで渋滞を避ける。優先順位は、スペシャルデータパケットをより高い優先順位を持つDRBに直接マッピングし、その他のサービス品質を元のDRBの品質よりも低くならないようにすることで向上させることができる。あるいは、スペシャルデータパケットを元のDRBにマッピングするが、前記データパケットを高い優先順位で処理すること、例えばデータパケットを待ち行列の先頭に挿入すること、またはスペシャルタグをそれに追加する。
【0070】
<実施例2>
本実施例は、データパケット内のシグナリングの無線ベアラ確立プロセスに関し、本例では、サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信する場合、アクセスネットワークノードに送信したデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませた後アクセスネットワークノードに送信する。
【0071】
本実施例では、コアネットワークは、各データフローに対して制御プレーンの確立プロセスを実行するのではなく、データパケット内の情報に従って、何らかの事前設定されたまたは交渉された方法でデータパケットに対するサービスレベルを決定する。一例として、例えば、サービス品質とデータパケット内のフィールドの値との間の対応関係を定義し、テーブルで説明する。データパケット内のflow type(フロータイプ)フィールドの値1は、優先度1、送信ブロックエラー誤り率10-6、および送信遅延要件100ミリ秒のトラフィックを表す。フィールドの値2は、優先度1、送信ブロック誤り率10-6、および送信遅延要件300msのトラフィックを表す。レートに関する情報でさえマッピングに含めることができる。このマッピング関係は、標準で指定することも、何らかの一般的なシグナリングのプロセスで設定することもできる。
【0072】
実施では、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理することは、具体的に、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0073】
具体的に、データパケットが到着すると、アクセスネットワークノードは、前記データパケットを受信し、データパケット内の対応するフィールドを読み出し、上記のflow typeを取得し、また、事前設定または約定通りに、flow typeから、サービス品質情報を取得する。この品質でトラフィックを伝送するための従来の無線ベアラである場合、データパケットを前記無線ベアラに直接に送信して、伝送すr。対応の無線ベアラがなければ、データパケットのための新無線ベアラを確立し、サービス品質に従って当該新無線ベアラのための様々なL1およびL2オプションを設定し、確立完成後、データパケットを前記無線ベアラに送信して伝送させる。即ち、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送するには、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、L1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0074】
実施では、アクセスネットワークノードが、アクセスネットワークユーザープレーンノードから分離された場合、コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークユーザープレーンノードに伝送されたデータパケットを、無線ベアラの確立完成後に、前記無線ベアラを通じて、前記データパケットをUEに伝送する。
具体的に、上述では、アクセスネットワークがユーザープレーンノード、制御プレーンノードと一体として説明した。二者が分離される場合、ユーザープレーンノードは、データパケットを受信し、対応のベアラが存在しない場合、対応の無線ベアラを確立するように、制御プレーンノードに通知する。
【0075】
実施では、また、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放する。具体的に、アクセスネットワークは、関連のタイマーを設定し、長期にデータ伝送がない無線ベアラに対し、アクセスネットワークは、無線ベアラを解放する。
【0076】
<実施例3>
本実施例では、無線ベアラ修正プロセスを説明する。本例では、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。例えば、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを見つからない場合、無線ベアラ再設定フローで従来の無線ベアラ中の前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定する。前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0077】
具体的に、コアネットワークでは、新しいデータパケットの到着時にアクセスネットワークへの確立プロセスを常に開始する。リクエストプロセスは実施例1を参考されたい。
アクセスネットワークが、コアネットワークの確立リクエストを受信した後、前記データフローを伝送することができる対応する無線ベアラがすでに存在すると判断した場合、無線ベアラが新たに確立されず、必要に応じて適切に修正される。無線ベアラは次のように修正できる。
【0078】
新しいデータフローに対するレート要件がある場合、この時点で新しいレート要件が無線ベアラに反映されなければならず、例えば、新しいレート増分が元のレートに追加されて結果として得られる新しいレートを取得することができる。そして新しいレート要件は対応する無線ベアラに設定される。一般に、レートが変化しているので、アクセスネットワークノードは、UEに通知することなく、その後のスケジューリングおよび他の動作に影響を及ぼすために内部レコードを更新するだけである。
【0079】
元の無線ベアラの設定パラメータが変更されるように加入する新しいデータフローがある場合、新しい設定パラメータをUEに通知する。
前記データフローの属性と無線ベアラIDをバウンディングし、その後に、当該属性のデータフローは、前記無線ベアラにおいて伝送される。
UE通知する必要があれば、例えば、RRC再設定メッセージによりUEの無線ベアラを再設定することができる。再設定が完了した後、アクセスネットワークノードは、コアネットワーク制御ノードに前記データフロー伝送確立の完成を返送する。その後、前記データフローを正常に伝送することができる。
【0080】
これと類似するように、コアネットワークが、従来のデータフローの終了があることをアクセスネットワークノードに通知すると、アクセスネットワークは、当該シグナリングを受信し、データフローに対応する無線ベアを検索し、前記無線ベアラから前記データフローを削除する。例えば、無線ベアラに対応するレートからの前記データフローを削除してレート要件を取得する。前記無線ベアラを介して送信されるデータの属性から終了したデータフローの属性を取り除き、そしておそらく他の設定オプションを修正する。前記データフローが除去された後に対応する無線ベアラ上にまだデータがある場合、前記無線ベアラを保留し、必要に応じて無線ベアラ再設定を開始する。また、再設定が完了した後に、コアネットワークにデータフロー終了確認メッセージを返送する。
【0081】
これと類似するように、コアネットワークが、従来のデータフローが更新する必要がある(例えば、サービス品質が変化される)ことをアクセスネットワークノードに通知する。アクセスネットワークは、当該シグナリングを受信し、前記データフローに対応する無線ベアラを検索し、変化の情報に基づき、前記無線ベアラへの再設定の要否を決定する。再設定プロセスが必要であれば、再設定が完了した後、コアネットワークにデータフロー更新完成を返送する。
【0082】
<実施例4>
本実施例では無線ベアラ解放プロセスを説明する。本例では、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放する。
具体的に、コアネットワークが、従来のデータフローが終了したことをアクセスネットワークノードに通知すると、アクセスネットワークは、当該シグナリングを受信し、前記データフローに対応する無線ベアラを検索する。データフローが無線ベアラから除去された後に他に負うべきデータがない場合、アクセスネットワークは無線ベアラを解放することができる。解除プロセスは次のとおりである。
【0083】
1、アクセスネットワークノードは、前記無線ベアラを解放することを、UEに通知する。
2、UEから返された完成シグナリングを受信する。
その後、アクセスネットワークノードは、コアネットワーク制御エンティティに、データフロー終了完成シグナリングを返送する。
実施では、前記無線ベアラが当該UEの最後の無線ベアラであれば、UEのデータ伝送が既に終了したことを表し、当該UEのRRC接続を直ちに解放することができ、プロセスは上述のものと類似する。
【0084】
また、コアネットワーク制御エンティティによりトリガーされた解放の以外、アクセスネットワーク制御エンティティは、無線ベアラのためにタイマーを設定することができる。期限切れの前に、前記データベアラを介して伝送されるデータがずっとなければ、無線ベアラの解放をトリガーすることができる。アクセスネットワークノードは、UEに、ベアラの解放と通知し、通知コアネットワーク制御エンティティにも通知する。
【0085】
<実施例5>
本実施例は、アップリンク無線ベアラ管理プロセスを説明する。
一般に、無線ベアラは双方向であり、すなわち、アップリンク方向と対応するダウンリンク方向の両方で動作することができる。無線ベアラのダウンリンク方向については、パラメータ設定、レート保証、無線ベアラへのデータフローのマッピングパターンなどがアクセスネットワークノードによって実施される。無線ベアラのアップリンク方向に関しては、パラメータ設定はアクセスネットワークノードによって決定され、そしてUEによって実施され、レート保証はアクセスネットワークノードによるスケジューリング、およびUEにおいて実施されるべきいくつかの優先順位戦略の両方を必要とする。無線ベアラへのデータフローのマッピングパターンはアクセスネットワークノードによって設定されるが、このマッピング動作はUEによって実行される。
【0086】
したがって、アップリンク無線ベアラの場合、それが確立された後、アクセスネットワークノードは、関連するパラメータ設定、アップリンク無線ベアラのレートパラメータ、およびアップリンク無線ベアラへのマッピングパターンをUEに通知しなければならない。
対応するアップリンクベアラがダウンリンクデータに協調して確立される場合、ダウンリンクデータフローが到着し、更新され、そして終了するときにアップリンクベアラが設定され維持され、その具体的なプロセスは前の実施例と同じである。ただし、前の実施例においてダウンリンク無線ベアラが確立、修正され、解放されるときには、対応する動作もそのアップリンク無線ベアラに対して実行される。特に、ダウンリンク無線ベアラは、伝送パラメータのみを設定し、とレートパラメータと無線ベアラへのデータフローのマッピングパターンは、UEに知られていなくてもよく、したがって、UEには設定しなくてもよい。アップリンク無線ベアラは、UEが協調して動作する送信パラメータに加えて、レートパラメータ、および無線ベアラへのデータフローのマッピングパターンを設定しなければならない。マッピングパターンは、スペシャルデータが処理される前のダウンリンク実施形態におけるものと同じである。言い換えれば、実施では、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、さらに以下を含むことができる。
【0087】
アップリンクデータを伝送するためのアップリンク無線ベアラを確立または再設定する場合、アクセスネットワークノードを介して、UEに、前記アップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を送信する。
【0088】
ダウンリンクデータに対応するアップリンクデータパケット以外の別のアップリンクにおいてトリガーされた新しいデータフローがある場合、そのような新しいデータフローは通常、次のように到着する。UEは、まず、コアネットワークに新しいデータの到着があることを通知する。NAS(Non-Access Stratum)非アクセスレイヤプロセスで新しいデータの属性を決定すると、コアネットワークはデータを送信するためのサービス品質を決定し、また、アクセスネットワークノードに対し、アップリンクデータフローに対応する伝送レイヤ確立プロセスを開始する。
【0089】
コアネットワークは、アクセスネットワークノードに、アップリンクデータフローの伝送レイヤ確立及び維持プロセスを通知し、これは上述したダウンリンクフロート類似する。ただし、アップリンク無線ベアラは、UEが協調して動作する伝送パラメータに加えて、レートパラメータ及びデータフローの無線ベアラへのマッピングパターンを設定する必要がある。
【0090】
アップリンク無線ベアラが確立された後、対応するアップリンクデータは、データパケットの属性に従って、UEによって対応する無線ベアラにマッピングされる。例えば、データパケットのヘッダ内の関連フィールド、およびそれらの組み合わせが設定された要件を満たす場合、それを指定されたアップリンク無線ベアラにマッピングするか、またはデータパケットのペイロードが何らかの方法で解析され得る。スペシャルパケットは、その優先順位などを改善することによって特別に処理されてもよい。
実施では、RRCシグナリングでアクセスネットワークノードを介してUEに通知することができる。
【0091】
具体的に、アクセスネットワークノードとUEの間のシグナリングプロセスは、一般にRRCシグナリングプロセスを用いる。
同様な発明の思想に基づき、本発明の実施例は、データフローを伝送する無線ベアラ処理装置をさらに提供し、これらの装置の課題解決原理は、データフローを伝送する無線ベアラの処理方法と類似するため、これらの装置の実施は、方法の実施を参考することができ、繰り返して説明しない。
【0092】
図7は、アクセスネットワークノード側のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置の構成図である。図に示すように、当該装置は、
コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定する確定モジュール701と、
コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する処理モジュール702とを備える。
実施では、確定モジュールは、シグナリグプレーンメッセージによりコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータ確定し、または、アクセスネットワークノードに送信されたデータパケットに含まれたサービス品質パラメータに基づき、サービス品質パラメータを確定する。
【0093】
実施では、処理モジュールが、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理することは、具体的に、以下とおりである。
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0094】
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、満たすと確定すれば、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
実施では、処理モジュールは、アクセスネットワークのリソースに基づいて前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定する場合、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて確定する。
【0095】
実施では、処理モジュールは、無線ベアラを確立する場合、前記サービス品質パラメータ要件に従って、UEと無線ベアラを確立して後、コアネットワークに、前記シグナリグプレーンメッセージを応答する、ベアラの確立を確認するメッセージを返送する。
実施では、前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
実施では、処理モジュールは、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、スペシャルデータパケットの特性及び/またはアクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理する。
【0096】
実施では、処理モジュールが、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0097】
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
実施では、処理モジュールは、無線ベアラを確立し、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、L1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0098】
実施では、処理モジュールは、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放する。
実施では、処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、アップリンクデータを伝送するアップリンク無線ベアラを確立するとき、UEに前記アップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を通知する。
【0099】
実施では、処理モジュールは、RRCシグナリングでUEに通知する。
図8は、UE側のデータフローを伝送する無線ベアラ処理装置の構成図である。図に示すように、当該装置は、
アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理するUE処理モジュール801と、
前記無線ベアラを通じて、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送する伝送モジュール802とを備える。
前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われる。
【0100】
実施では、UE処理モジュールは、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
実施では、UE処理モジュールは、NASシグナリングで前記伝送要件を、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
実施では、UE処理モジュールは、さらに、通知を受信し、前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係が含まれる。
実施では、UE処理モジュールはRRCシグナリングで通知を受信する。
説明の便宜上、上記の装置の各構成要素は、それぞれ機能的にそれぞれモジュールおよびユニットとして説明した。もちろん、本発明の実施において、それぞれのモジュールまたはユニットの機能は、ソフトウェアまたはハードウェアの同じ1つまたは複数の部分で実行することができる。
【0101】
本発明の実施例に係る技術案は、以下のように実施されることができる。
図9は、アクセスネットワークノードの構成図である。図に示すように、アクセスネットワークノードは、プロセッサ900と、メモリ920と、送受信機910とを備える。
前記プロセッサ900は、メモリ920に格納されたプログラムを読み出し、コアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに送信されたサービス品質パラメータを確定する。
【0102】
前記送受信機910は、プロセッサ900の制御によりデータを送受信し、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送するために、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する。
実施では、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、シグナリグプレーンメッセージにより、アクセスネットワークノードに送信される。
または、アクセスネットワークノードに送信された前記サービス品質パラメータは、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませて、アクセスネットワークノードに送信されたものである。
【0103】
実施では、シグナリグプレーンメッセージにより、前記サービス品質パラメータをアクセスネットワークノードに送信した場合、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、満たすと確定した場合、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、無線ベアラ再設定フローにおいて、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラのうちの1つの無線ベアラを再設定し、前記サービス品質パラメータ要件を満たした後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティのUEに伝送されるべきデータフローを、伝送する。
【0104】
実施では、アクセスネットワークのリソースに基づき、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを確立できるか否かを確定し、アクセスネットワークのリソースが前記データフローに必要とするビットレート要件を満たすか否かに基づいて確定する。
実施では、無線ベアラを確立する場合、
前記サービス品質パラメータ要件に従って、UEと無線ベアラを確立した後、コアネットワークに、前記シグナリグプレーンメッセージを応答する、ベアラの確立を確定するメッセージを返送する。
【0105】
実施では、前記サービス品質パラメータは、前記データフローのサービス品質要件と、前記データフローの伝送属性と、スペシャルデータパケットの特性とのうちの1つまたはこれらの組み合わせを含む。
実施では、前記サービス品質パラメータにスペシャルデータパケットの特性が含まれる場合、スペシャルデータパケットの特性及び/またはアクセスネットワークノード上の所定のデータパケット処理ルールに基づき、前記データフロー内のデータパケットを識別し、データパケットの要件に基づき、識別されたデータパケットを処理する。
【0106】
実施では、アクセスネットワークノードに送信されるデータパケットに前記サービス品質パラメータを含ませてアクセスネットワークノードに送信された後、前記サービス品質パラメータに基づいて無線ベアラを処理する場合、
従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つかった後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送し、
または、従来のアクセスネットワークとUEとの間の無線ベアラ中で前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラを検索し、前記サービス品質パラメータ要件を満たす無線ベアラが見つからなかった場合、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0107】
実施では、無線ベアラを確立し、かつ、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する場合、新無線ベアラを確立し、前記サービス品質パラメータ要件に基づき、L1及びL2オプションを設定し、設定完了した後、前記無線ベアラを通じて、コアネットワーク制御エンティティからのデータパケットをUEに伝送する。
【0108】
実施では、所定のタイマーに基づき、確立された無線ベアラを解放し、及び/または、コアネットワーク制御エンティティからデータフロー伝送終了の通知を受信した場合、確立された無線ベアラを解放する。
実施では、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、アップリンクデータを伝送するためのアップリンク無線ベアラを確立または再設定する場合、アクセスネットワークノードを介してUEに、前記アップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係を通知する。
【0109】
実施では、RRCシグナリングでアクセスネットワークノードにより、UEに通知する。
図9において、バスアーキテクチャは、いずれ数の相互接続するバス及びブリッジを備える。具体的に、プロセッサ900が代表となる1つまたは複数のプロセッサ及びメモリ920が代表となるメモリの多様な回路により接続される。バスアーキテクチャは、外部設備、電圧レギュレーター及び電力管理回路などの他の回路を接続することもできる。これらは、当該分野の周知技術であるため、本発明において、詳細に説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機910は、複数の部品であることができ、即ち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体を介して他の装置と通信するユニットを提供する。プロセッサ900は、バズアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ920は、プロセッサ900が動作する際に利用するデータを記憶することができる
図10は、UEの構成図である。図に示すように、ユーザー機器は、プロセッサ1000と、メモリ1020と、送受信機1010とを備える。
【0110】
前記プロセッサ1000は、メモリ1020に格納されたプログラムを読み出し、アクセスネットワークノードの要件に従ってUE上の無線ベアラを処理し、前記アクセスネットワークノードの要件は、アクセスネットワークノードがコアネットワーク制御エンティティからアクセスネットワークノードに発送されたサービス品質パラメータに基づき、行われる。
前記送受信機1010は、プロセッサ1000の制御によりデータを送受信し、前記無線ベアラにより、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローを伝送する。
実施では、コアネットワークとUEとの間で伝送されるべきデータフローにアップリンクデータフローが含まれる場合、UEによって伝送されるべきアップリンクデータフローを確定し、コアネットワーク制御エンティティに通知する。
実施では、前記伝送要件をNASシグナリングでコアネットワーク制御エンティティに通知する。
【0111】
実施では、通知を受信し、前記通知には、アップリンクデータフローを伝送するアップリンク無線ベアラの各関連パラメータ、及びアップリンクデータフローとアップリンク無線ベアラとの間のマッピング関係が含まれる。
実施では、前記通知は、RRCシグナリングで通知された。
図10において、バスアーキテクチャは、いずれ数の相互接続するバス及びブリッジを備える。具体的に、プロセッサ1000が代表となる1つまたは複数のプロセッサ及びメモリ1020が代表となるメモリの多様な回路により接続される。バスアーキテクチャは、外部設備、電圧レギュレーター及び電力管理回路などの他の回路を接続することもできる。これらは、当該分野の周知技術であるため、本発明において、詳細に説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機1010は、複数の部品であることができ、即ち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体を介して他の装置と通信するユニットを提供する。異なるユーザー設備に対し、ユーザーインターフェース1030は、外部接続または内部接続に必要な設備のインターフェースであることもできる。接続する設備は、キーパッド、ディスプレー、スピーカー、マイクロホン、ジョイスティックなどを備えるが、これに限られない。
【0112】
プロセッサ1000は、バズアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1020は、プロセッサ1000が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
要するに、本発明の実施例に係る技術案において、アクセスネットワークノードは、コアネットワークの設定、または、コアネットワークデータフローの属性により、データフローのサービス品質パラメータを取得し、当該サービス品質パラメータに基づいて、前記データフローのため最適のエアインターフェース無線ベアラを決定する。エアインターフェースに品質改善要件を満たす無線ベアラがなければ、新無線ベアラを確立する。エアインターフェースに、対応サービス品質改善要件を満たす無線ベアラが有すれば、データフローを前記無線ベアラにマッピングし、必要に応じて、前記無線ベアラを再設定するか、または、パラメータ更新を行う。
【0113】
具体的に、アクセスネットワーク側は、データフローにより、無線ベアラの確立、修正及び解放プロセスを行う。データパケット内のシグナリングにより無線ベアラを管理する。データフローの無線ベアラへのマッピングパータンを決定する。データフロー内のスペシャルパケットを処理する。アクセスネットワークノードを介して、RRCシグナリングでUEに、アップリンクベアラのデータマッピングパータンを設定する。
同様な発明の思想に基づき、本発明の実施例に係るコンピュータ記憶媒体,前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が格納されており、前記コンピュータ実行可能命令は、前記コンピュータに、上記アクセスネットワークノードによって実行された方法のうちのいずれか1つの方法を実行する。
【0114】
同様な発明の思想に基づき、本発明の実施例に係るコンピュータ記憶媒体において、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が格納されており、前記コンピュータ実行可能命令は、上記ユーザー機器により実行された方法のうちのいずれか1つの方法を、前記コンピュータに実行させる。
【0115】
本技術案によれば、同じサービス品質を有する複数のデータフローを事実上無線ベアラにマッピングすることができ、それによってシグナリングプロセスの複雑さを低減し、トラフィック伝送の品質を保証し、そしてスペシャルパケットの処理をサポートする。
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システム或いはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがかわるはずである。さらに、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置などを含むがそれとは限らない)において実施する。
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0116】
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0117】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【0118】
本出願は、2016年7月22日に中国特許局に提出し、出願番号が201610589413.7であり、発明名称が「データフローを伝送する無線ベアラの処理方法及び装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
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