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特許7069185液体レンズを含むカメラモジュール及び光学機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】液体レンズを含むカメラモジュール及び光学機器
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/04 20210101AFI20220510BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20220510BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20220510BHJP
   G02B 3/14 20060101ALI20220510BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
G02B7/04 E
G02B7/02 A
G02B7/02 Z
G03B17/02
G02B3/14
H04N5/225 700
H04N5/225 400
H04N5/225 100
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019542379
(86)(22)【出願日】2018-02-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-03-12
(86)【国際出願番号】 KR2018001741
(87)【国際公開番号】W WO2018147670
(87)【国際公開日】2018-08-16
【審査請求日】2021-01-29
(31)【優先権主張番号】10-2017-0017902
(32)【優先日】2017-02-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【弁理士】
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100185959
【弁理士】
【氏名又は名称】今藤 敏和
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ヨンボク
【審査官】藏田 敦之
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2008/0013187(US,A1)
【文献】特開2008-276228(JP,A)
【文献】特開2004-004420(JP,A)
【文献】特表2019-532331(JP,A)
【文献】特開2011-139305(JP,A)
【文献】特開2012-5957(JP,A)
【文献】特開2008-42784(JP,A)
【文献】特開2006-179316(JP,A)
【文献】特開平5-145815(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0013297(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/04
G02B 7/02
G03B 17/02
G02B 3/14
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバーと、
前記カバーの内部に配置されるホルダーと、
前記ホルダーの内部に配置される固体レンズ及び液体レンズと、
前記液体レンズに電流を供給する連結基板とを備え、
前記ホルダーは、第1開口、及び該第1開口と光軸に垂直な方向に対面する第2開口を有し、
前記液体レンズは前記第1開口及び第2開口に配置され、
前記連結基板と向かい合う領域において前記カバーの内側面に前記連結基板の方向に突出するガイド部が形成され
前記連結基板は、前記ホルダーの側面において前記光軸に平行な方向に延びて配置され、前記ガイド部は、前記連結基板の第1部分と面接触し、
前記連結基板は、前記第1部分の下部に配置され、前記第1部分よりも幅の広い第2部分を有する、
カメラモジュール。
【請求項2】
前記ガイド部は、前記カバーの一部分が内側に凹んで形成される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記連結基板は第1連結基板及び第2連結基板からなり、前記第1連結基板は前記液体レンズの第1電極と連結され、前記第2連結基板は前記液体レンズの第2電極と連結される、請求項1~のいずれかに記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1連結基板と第2連結基板はそれぞれ、前記液体レンズを挟んで反対方向に配置される、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記連結基板は、前記ガイド部と前記ホルダーとの間に配置される、請求項1~のいずれかに記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記連結基板は、
前記ホルダーの第1側面に配置された第1連結基板と、
前記ホルダーの第2側面に配置された第2連結基板とを備え、
前記第1側面と前記第2側面とが互いに隣接しない、請求項1~のいずれかに記載のカメラモジュール。
【請求項7】
カバーと、
前記カバーの内部に配置されるホルダーと、
前記ホルダーの内部に配置される固体レンズ及び液体レンズと、
前記液体レンズに電流を供給する連結基板と、
前記ホルダーの下に配置されるベースとを備え、
前記ベースは、前記連結基板の両側から突出する第1突出部及び第2突出部を含み、前記第1突出部及び前記第2突出部はそれぞれ、互いに向かい合って突出している第1フック及び第2フックを有し、
前記ホルダーは、第1開口、及び該第1開口と光軸に垂直な方向に対面する第2開口を有し、
前記液体レンズは、前記第1開口及び第2開口に配置され、
前記連結基板と向かい合う領域において、前記カバーの内側面に、前記連結基板の方向に突出するガイド部が形成され、
前記連結基板は、前記ホルダーの側面において前記光軸に平行な方向に延びて配置され、前記ガイド部は、前記連結基板の第1部分と面接触し、
前記連結基板は、前記第1部分の下部に配置され、前記第1部分よりも幅の広い第2部分を有する、
カメラモジュール。
【請求項8】
記カバーは、前記連結基板の一部を外部に露出させるオープン領域が形成され、前記第1突出部及び前記第2突出部は前記オープン領域に対応する位置に配置される、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記連結基板は前記ホルダーの側面から第1方向に延びて配置され、前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記第1方向と垂直な第2方向において互いに対面するように配置される、請求項7又は8に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記第1方向は、前記カバーの底面から前記液体レンズに向かう方向である、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記連結基板は第1部分と前記第1部分の下部に配置され、前記第1部分よりも幅の広い第2部分を含み、前記第1突出部及び前記第2突出部は前記第2部分と接触する、請求項7~10のいずれかに記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記液体レンズは、
伝導性の第1液体及び非伝導性の第2液体を収容するキャビティが形成された第1プレートと、
前記第1プレートの上部に配置される第1電極と、
前記第1プレートの下部に配置される第2電極と、
前記第1電極の上部に配置される第2プレートと、
前記第2電極の下部に配置される第3プレートとを備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
請求項1~12のいずれかに記載のカメラモジュールを含む光学機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、電気エネルギーを用いて焦点距離(Focal length/distance)を可変できる液体レンズを含むカメラモジュール及び光学機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯用装置の使用者は、高解像度を有し、小型であり、且つ様々な撮影機能(オートフォーカシング(Auto-Focusing;AF)機能、手振れ補正又は映像揺れ防止(Optical Image Stabilizer;OIS)機能など)を有する光学機器を求めている。このような撮影機能は複数のレンズを組み合わせてレンズを直接動かす方法によって具現できるが、レンズの数を増やすと、光学機器の大きさが増加することがある。
【0003】
オートフォーカスと手振れ補正機能は、レンズホルダーに固定されて光軸が整列された複数のレンズモジュールが光軸又は光軸の垂直方向に移動したりティルティング(Tilting)して行われ、レンズモジュールを駆動させるために別個のレンズ駆動装置を用いる。しかし、レンズ駆動装置は電力消耗が高く、レンズモジュール駆動のためにマグネット及びコイルなどの駆動部材が必要であり、レンズモジュールの駆動範囲に対応してレンズモジュールの駆動のための余裕空間が必要なため、全体カメラモジュール及び光学機器の厚さが増加する。
【0004】
したがって、2種の液体の界面の曲率を電気的に調節してオートフォーカスと手振れ補正機能を行う液体レンズに対する研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実施例は、液体レンズを用いてAF又はOISを行うことができるカメラモジュール及び光学機器を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施例は、カバーと、該カバーの内部に配置された固体レンズ及び液体レンズと、該液体レンズに電流を供給する連結基板とを備え、前記連結基板と向かい合う領域において、前記カバーの内側面にガイド部が形成される、液体レンズを含むカメラモジュールを提供する。
【0007】
ガイド部は、前記カバーの一部分が内側に凹んで形成され得る。
【0008】
連結基板は前記カバーの底面から前記液体レンズの方向に配置され、前記ガイド部は前記連結基板の第1部分と面接触し得る。
【0009】
連結基板は、前記第1部分の下部に配置され、前記第1部分よりも幅の広い第2部分を有することができる。
【0010】
連結基板は第1連結基板及び第2連結基板からなり、前記第1連結基板は前記液体レンズの第1電極と連結され、前記第2連結基板は前記液体レンズの第2電極と連結され得る。
【0011】
第1連結基板と第2連結基板はそれぞれ前記液体レンズを挟んで反対方向に配置され得る。
【0012】
他の実施例は、カバーと、該カバーの内部に配置された固体レンズ及び液体レンズと、該液体レンズに電流を供給する連結基板とを備え、前記カバーは前記連結基板と向かい合う領域においてオープン領域が形成され、前記カバーは前記オープン領域の方向に突出部が形成され、該突出部は前記連結基板の一部分と面接触する撮像レンズを提供する。
【0013】
突出部は、前記オープン領域の互いに向かい合う両側において前記連結基板の一部分と面接触し得る。
【0014】
連結基板は第1方向に配置され、前記突出部は前記第1方向と交差する第2方向に配置され得る。
【0015】
第1方向は、前記カバーの底面から前記液体レンズに向かう方向であり得る。
【0016】
連結基板は第1部分及び前記第1部分の下部に配置され、前記第1部分よりも幅の広い第2部分を有し、前記突出部は前記第2部分と接触し得る。
【0017】
連結基板は第1連結基板及び第2連結基板からなり、前記第1連結基板は前記液体レンズの第1電極に連結され、前記第2連結基板は前記液体レンズの第2電極に連結され得る。
【0018】
第1連結基板及び第2連結基板はそれぞれ前記液体レンズを挟んで反対方向に配置され得る。
【0019】
液体レンズは、伝導性の第1液体及び非伝導性の第2液体を収容するキャビティが形成された第1プレートと、該第1プレートの上部に配置される第1電極と、前記第1プレートの下部に配置される第2電極と、前記第1電極の上部に配置される第2プレートと、前記第2電極の下部に配置される第3プレートとを備えることができる。
【0020】
他の実施例は、カバーと、該カバーの内部に配置された固体レンズ及び液体レンズと、該液体レンズに電流を供給する連結基板とを備え、前記連結基板と向かい合う領域において、前記カバーの内側面にガイド部が形成される、液体レンズを含むカメラモジュールと、前記撮像レンズを通過した光を波長によって選択的に透過するフィルターと、該フィルターを透過した光を収容する受光素子と、前記撮像レンズから入射するイメージを電気的信号に変換するイメージセンサーとを備える光学機器を提供する。
【発明の効果】
【0021】
実施例による液体レンズを含むカメラモジュール及び光学機器は、カバーに設けられたガイド部が内部空間の方に凹んでいて連結基板と面接触し、連結基板を固定することができる。
【0022】
そして、カバーに設けられた突出部が連結基板の方向に設けられて連結基板と面接触し、連結基板を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】カメラモジュールの一実施例を示す図である。
図2A図1の液体レンズを含むレンズアセンブリー及びカバーを備えるカメラモジュールの一実施例を示す図である。
図2B図1の液体レンズを含むレンズアセンブリー及びカバーを備えるカメラモジュールの一実施例を示す図である。
図2C】カメラモジュール内の液体レンズを示す図である。
図3図2のカバーを示す図である。
図4図2の‘A’領域の一実施例を詳細に示す図である。
図5図2の‘B’領域の一実施例を詳細に示す図である。
図6図2の‘A’領域の他の実施例を詳細に示す図である。
図7図2の‘B’領域の他の実施例を詳細に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、上記の目的を具体的に実現できる本発明の実施例を、添付の図面を参照して説明する。
【0025】
本発明に係る実施例の説明において、各エレメントの「上(上部)又は下(下部)(on or under)」に形成されると記載される場合、上(上部)又は下(下部)は、2つのエレメントが互いに直接(directly)接触して形成されることも、一つ以上の他のエレメントが前記2つのエレメントの間に配置されて(indirectly)形成されることも含む。また、「上(上部)又は下(下部)」と表現される場合、一つのエレメントを基準に上方の意味も下方の意味も含むことができる。
【0026】
図1は、カメラモジュールの一実施例を示す図である。図1を参照すると、カメラモジュールは、レンズアセンブリー1000、制御回路2000及びイメージセンサー3000を備えることができる。レンズアセンブリー1000は、共通端子と複数の個別端子との間に印加される駆動電圧に対応して焦点距離が調整される液体レンズを備えることができ、制御回路2000は、液体レンズに駆動電圧を制御したり供給することができ、イメージセンサー3000はレンズアセンブリー1000に整列され、レンズアセンブリー1000から伝達される光を電気信号に変換することができる。制御回路2000の構成は、カメラモジュールに要求される仕様に従ってそれぞれ設計することができる。特に、レンズアセンブリー1000に印加される動作電圧の大きさを減らすために、制御回路2000は一つのチップ(single chip)によって具現することができる。これによって、携帯用装置に搭載されるカメラモジュールの大きさをさらに減らすことができる。
【0027】
図2A~図2Cは、図1の液体レンズを含むレンズアセンブリー及びカバーを備えるカメラモジュールを示す図である。
【0028】
図2A~図2Cを参照すると、レンズアセンブリー1000は撮像レンズでよく、第1レンズ部200、第2レンズ部400、液体レンズ300、カバー500及びホルダー650を備えることができる。
【0029】
同図のレンズアセンブリー1000の構造は一例に過ぎず、カメラモジュールに要求される仕様に従ってレンズアセンブリー1000の構造は変わってもよい。例えば、図示の例では、液体レンズ300が第1レンズ部200と第2レンズ部400との間に位置しているが、他の例では、液体レンズ300が第1レンズ部200の前面(図2において上部)に位置してもよく、第2レンズ部400が省略されてもよい。
【0030】
第1レンズ部200はレンズアセンブリー1000の前方に配置され、レンズアセンブリー1000の外部から光が入射する領域であり得る。第1レンズ部200は、少なくとも1つのレンズで構成されてもよく、或いは2つ以上の複数のレンズが中心軸(PL)を基準に整列して光学系を形成してもよい。ここで、中心軸(PL)は光学系の光軸(Optical axis)と同一であり得る。
【0031】
第1レンズ部200は、2個のレンズ210,220からなっているが、必ずしもこれに限定しない。
【0032】
第1レンズ部200、第2レンズ部400及び液体レンズ300は、ホルダー650の内部に形成された貫通孔に装着することができる。また、液体レンズ300は、光軸と垂直な方向に形成された第1開口及び第2開口に挿入して配置することができる。第1開口と第2開口は互いに対面しており、第1開口又は第2開口に液体レンズの一部を配置することができる。
【0033】
第1レンズ部200の前面には露出レンズ110を設けることができ、露出レンズ110の前方にはカバーガラス(cover glass)120を配置することができる。露出レンズ110は、カバー500の外部に突出して外部に露出可能なレンズのことを指す。露出レンズ110は、外部に露出されることからレンズ表面が損傷することがある。仮にレンズの表面が損傷すると、カメラモジュールで撮影されるイメージの画質が低下することがある。露出レンズ110の表面損傷を防止、抑制するために、カバーガラス120を配置するか、コーティング層を形成するか、露出レンズ110を表面損傷防止可能な耐摩耗性材質で構成する方法などを適用することができる。
【0034】
第2レンズ部400は、第1レンズ部200及び液体レンズ300の後方に配置され、外部から第1レンズ部200に入射する光は液体レンズ300を透過して第2レンズ部400に入射し得る。第2レンズ部400は、第1レンズ部200と離隔して、ホルダー650に設けられた貫通孔に配置され得る。
【0035】
第2レンズ部400は、少なくとも1つのレンズで構成でき、2個以上の複数のレンズが含まれる場合には、中心軸(PL)を基準に整列して光学系を形成することもできる。
【0036】
液体レンズ部300は第1レンズ部200と第2レンズ部400との間に配置され、カバー500の挿入口(図示せず)に挿入され得る。液体レンズ部300は、第1レンズ部200及び第2レンズ部400と同様に、中心軸(PL)を基準に整列され得る。
【0037】
液体レンズ300は、ボディー310の内部にキャビティ(図示せず)を有することができる。キャビティは、第1レンズ部200を通過した光が透過する部位であり、少なくとも一部の領域に液体を含むことができる。
【0038】
例えば、キャビティは、2種、すなわち導電性液体と非導電性液体を含むことができ、導電性液体と非導電性液体は互いに混ざり合わず、境界面を形成することができる。
【0039】
液体レンズ300は連結部330を備えることができる。連結部330は、レンズアセンブリー1000の下部に配置され、イメージセンサーが配置されるセンサー基板700と液体レンズ300とを電気的及び/又は物理的に連結させることができる。液体レンズ300とイメージセンサーが配置されるセンサー基板700とを連結する連結部330は1つ又は2つ以上でよく、連結部330は軟性回路基板(FPCB)又は伝導性金属材質のメタルプレートを含むことができる。連結部330を介して液体レンズ300に印加される駆動電圧によって、導電性液体と非導電性液体とが形成する境界面が変形され、液体レンズ300の液体境界面の曲率、焦点距離が変更され得る。このような境界面の変形、曲率変更の制御によって、液体レンズ300及びこれを備えるカメラモジュール及び光学機器は、オートフォーカシング(Auto-Focusing;AF)機能、手振れ補正又は映像揺れ防止(Optical Image Stabilizer;OIS)機能などを有することができる。
【0040】
液体レンズ300は、後述する構成要素の他に、上述した制御回路2000との連結部分及びカバー500との固定部分などを備えることができる。
【0041】
ホルダー650は、第2レンズ部400の下部において、第2レンズ部400の縁部を支持することができる。第2レンズ部400において光の到達する領域にはイメージセンサー600か配置され、イメージセンサー600の下部には絶縁部材630が配置され得る。
【0042】
絶縁部材630によってイメージセンサー600はセンサー基板700と電気的に絶縁され、センサー基板700は支持基板800によって支持され得る。
【0043】
図2Bは、図1の液体レンズを含むレンズアセンブリー及びカバーを備えるカメラモジュールの一実施例を示す図である。
【0044】
カメラモジュールは、レンズアセンブリー1000及び制御回路2000を備えることができる。
【0045】
レンズアセンブリー1000は固体レンズと液体レンズを備えることができる。固体レンズは液体レンズの上部又は下部に配置され得る。レンズアセンブリーはホルダーをさらに備え、固体レンズと液体レンズをホルダーの内部に配置させることができる。
【0046】
例えば、レンズアセンブリー1000は、ホルダー650の内部に、上部から下部の方向に、第1レンズ部200、液体レンズ300及び第2レンズ部400が配置される。液体レンズ300に駆動電圧を供給する連結部330の端子335がセンサー基板700の端子720に連結され得る。ホルダー650などがベース680上に配置され、ホルダー650の側面をカバー500が取り囲んで配置され得る
【0047】
図示のレンズアセンブリー1000の構造は一例に過ぎず、カメラ装置に要求される仕様によってレンズアセンブリー1000の構造は変更されてもよい。例えば、第1レンズ部200及び第2レンズ部400のいずれか一つが省略されてもよい。
【0048】
制御回路2000は液体レンズに駆動電圧を供給することができる。カメラモジュールはコネクター4000をさらに備えることができ、コネクター4000は制御回路2000を外部の電源やその他の装置と電気的に連結させることができる。コネクター4000は制御回路2000と接続部4500によって電気的に連結され得る。
【0049】
制御回路2000の構成は、カメラモジュールに要求される仕様に従ってそれぞれ設計することができる。特に、レンズアセンブリー1000に印加される動作電圧の大きさを減らすために、制御回路2000を一つのチップ(single chip)によって具現することができる。これによって、携帯用装置に搭載されるカメラ装置の大きさをさらに減らすことができる。
【0050】
レンズアセンブリー1000は液体レンズ及び/又は固体レンズを備えることができる。液体レンズは、伝導性液体及び非伝導性液体を含むことができ、共通端子と複数の個別端子を備えることができ、共通端子と個別端子との間に印加される駆動電圧に対応して、前記伝導性液体及び非伝導性液体が形成する界面の形状が変わり、焦点距離が変更され得る。
【0051】
第1レンズ部200は、レンズアセンブリー1000の前方に配置され、レンズアセンブリー1000の外部から光が入射する領域であり得る。第1レンズ部200は少なくとも1つのレンズで構成されてもよく、2つ以上の複数のレンズが中心軸を基準に整列して光学系を形成してもよい。ここで、中心軸は光学系の光軸(Optical axis)と同一であり得る。
【0052】
第1レンズ部200は2個のレンズからなり得るが、必ずしもこれに限定しない。
【0053】
第1レンズ部200、第2レンズ部400及び液体レンズ300は、ホルダー650の内部に形成された貫通孔に装着され得る。そして、第1及び第2レンズ部200,400を液体レンズ300と区別付けるために、第1及び第2固体レンズ部又は第1及び第2光学レンズ部と呼ぶこともでき、ガラス系又はプラスチック系の材料で構成することができる。
【0054】
液体レンズ300は第1レンズ部200の下に配置され、第2レンズ部400は液体レンズ300の下に配置され得る。外部から第1レンズ部200に入射する光は液体レンズ300を通過して第2レンズ部400に入射し得る。第2レンズ部400は第1レンズ部200と離隔して配置され得る。
【0055】
第2レンズ部400は、少なくとも1つのレンズで構成することができ、2つ以上の複数のレンズで構成する場合、中心軸又は光軸を基準に整列して光学系を形成することもできる。
【0056】
液体レンズ300は、第1レンズ部200及び第2レンズ部400と同様に、中心軸を基準に整列され得る。
【0057】
図2Cは、カメラモジュール内の液体レンズを示す図である。
【0058】
液体レンズ300は、液体、第1プレート及び電極を備えることができる。液体は、伝導性の第1液体340と非伝導性の第2液体350を含むことができる。第1プレート310は、前述したボディーに該当し、液体が配置されるキャビティ(cavity)を有することができる。第1プレートの上又は下には電極が配置され得る。例えば、第1プレートの下に第1電極345が配置され、第1プレートの上には第2電極355が配置され得る。第1プレートの上又は下には第2プレート又は第3プレートが配置され得る。例えば、第1電極345の下に第3プレート322が配置され、第2電極355の上に第2プレート320が配置され得る。第2プレート又は第3プレートの少なくとも一つが省略されてもよい。
【0059】
第1プレート310は、第2プレート320と第3プレート322との間に配置され、予め設定された傾斜面を有する上下の開口部を含むことができる。上述した傾斜面、第2プレート320と接触する第1開口部、及び第3プレート322と接触する第2開口部で囲まれた領域を‘キャビティ(cavity)’ということができる。
【0060】
実施例において、第1開口部の大きさOよりも第2開口部の大きさOが大きくてよい。ここで、開口部の大きさは、水平方向の断面積であるが、開口部の断面が円形であれば半径を意味でき、正方形であれば対角線の長さを意味できる。
【0061】
第1プレート310は第1及び第2液体340,350を収容する構造物である。第2プレート320及び第3プレート322は、光が通過する領域を含むことから、透光性材料で構成することができ、例えばガラス(glass)で構成することができ。工程の便宜上、第2プレート320と第3プレート322は同じ材料で形成することができる。
【0062】
また、第1プレート310は透明な材料で構成されてもよく、光が透過し難くなるように不純物を含んでもよい。
【0063】
第2プレート320は、第1レンズ部200から入射する光が前記のキャビティの内部に進行する際に入射する構成であり、第3プレート322は、上述したキャビティを通過した光が第2レンズ部400に進行する際に通過する構成である。
【0064】
上述したキャビティには異なる性質の第1液体340及び第2液体350を満たすことができ、第1液体340と第2液体350との間には界面が形成され得る。第1液体340と第2液体350とがなす界面は、屈曲、傾斜度などが変わり得る。
【0065】
第2液体350はオイル(oil)でよく、例えば、フェニル(phenyl)系のシリコーンオイルでよい。
【0066】
液体340は、例えば、エチレングリコール(ethylene glycol)と臭化ナトリウム(NaBr)を混合して形成することができる。
【0067】
第1液体340及び第2液体350には殺菌剤及び酸化防止剤の少なくとも一つがそれぞれ含まれ得る。酸化防止剤は、フェニル系酸化防止剤又はリン(P)系酸化防止であり得る。また、殺菌剤は、アルコール系、アルデヒド系及びフェノール系のいずれか一つの殺菌剤であり得る。
【0068】
第1電極345は、第1プレート310の下部面の一部領域に配置され、第1液体340と直接接触し得る。第2電極355は第1電極345と離隔して配置され、第1プレート310の上部面、側面及び下部面に配置され得る。
【0069】
第1電極345及び第2電極355は、導電性材料で構成でき、例えば金属で構成でき、詳しくはクロム(Cr)を含むことができる。クロミウム(chromium)又はクロム(Chrom)は、銀色の光沢がある堅い遷移金属であり、壊れやすく、よく変色されず、融点が高い。
【0070】
絶縁層360は、キャビティの上部領域において第2プレート320の下部面の一部、及びキャビティの傾斜面に配置された第2電極355の一部を覆いながら配置され得る。また、絶縁層360は、第1プレート310の下部面に配置された第2電極355の部、及び第1プレート310及び第1電極345の一部を覆って配置され得る。絶縁層360は、例えばパリレンC(parylene C)コーティング剤で具現でき、白色染料をさらに含んでもよい。白色染料は、キャビティの側壁iをなす絶縁層360において光が反射される頻度を増加させることができる。
【0071】
図示のように、第2液体350と第2プレート320との間には絶縁層360が配置され得る。第1液体340は第3プレート322と直接接触し得る。
【0072】
第2プレート320と第3プレート322の周縁は矩形の形状であり得るが、必ずしもこれに限定しない。
【0073】
第2電極355は、第2プレート320の外周の少なくとも一領域に露出され、第1電極345は、第3プレート322の外周の少なくとも一領域で露出され得る。
【0074】
そして、第2プレート320の外側の領域において第2電極355上には第2接触電極356が配置され、第3プレート322の外側の領域において第1電極345上には第1接触電極346が配置され得る。第1及び第2接触電極346,356は、上述した連結部330の一部分であり得る。
【0075】
図示してはいないが、第2電極355と第2接触電極356との間には伝導性エポキシが配置され、第1電極345と第1接触電極346との間にも伝導性エポキシが配置され得る。
【0076】
図3は、図2A及び図2Bに示したカバーを示す図である。
【0077】
カバー500は、上部面と下部面の少なくとも一部が開放された形状を有することができ、上部面には図2の露出レンズ110が配置され、下部面には図2Aに示したイメージセンサー600が配置され得る。露出レンズ110は省略されてもよい。
【0078】
カバー500の側面部510には少なくとも一つのガイド部520が形成され得るが、例えば、ガイド部520は、側面部510の一部分が、ホルダー650が配置されるカバー500の内側方向に突出して又は凹んで形成され得る。側面部510に形成されたガイド部520とホルダー650との間には連結部330が配置され得る。側面部510の下部方向に延長部530が形成され得る。延長部530は側面部510の4個の辺にそれぞれ形成されているが、これに限定しない。
【0079】
側面部510とそれぞれの延長部530との間には少なくとも一つの開放領域540が形成され得る。開放領域540には第2レンズ部400の一部が挿入して固定及び/又は結合され得るが、必ずしもこれに限定しない。
【0080】
図4は、図2Aに示した‘A’領域の一実施例を詳細に示す図である。
【0081】
図4において、センサー基板(Printed Circuit Board)700の端子720は、連結基板330の端子335と電気的に連結されている。連結基板330は、液体レンズ300に含まれた電極のうちの一つの電極と電気的に連結され得る。
【0082】
センサー基板700の端子720と連結部330の端子はそれぞれ1個が示されているが、これに限定しない。
【0083】
図4において、カバーの側面部510にガイド部520が形成されており、ガイド部520は内側方向に突出して又は凹んで連結部330と面接触し得る。すなわち、ガイド部520は、連結部330の第1部分と向かい合う領域に位置し得る。
【0084】
連結部330のうち、図示しているガイド部520に対応する高さの部分を第1部分ということができる。第1部分の下に第2部分が配置され、第2部分は、図示のように、端子335が配置され得る。そして、第1部分の幅は第2部分の幅と同一又は類似であり得る。
【0085】
連結部330は、少なくとも一部分が液体レンズ300の上部又は下部に配置され、ホルダー650の側面に沿ってイメージセンサーが配置されるセンサー基板700の方向に延びて配置され得る。イメージセンサーの前面にはフィルターが配置され得る。
【0086】
図5は、図2Aに示した‘B’領域の一実施例を詳細に示す図である。
【0087】
図5図4に示した‘A’領域と類似しているが、イメージセンサーが配置される回路基板の端子720及び連結部330の端子335の個数が異なる。具体的に、センサー基板700の端子720及び連結部330の端子335がそれぞれ4個ずつ設けられている点が、図4の‘A’領域と異なる。連結部330は、ホルダーの第1側面に配置される第1連結部及びホルダーの第2側面に配置される第2連結部を含むことができる。第1連結部が配置されるホルダー650の第1側面と第2連結部が配置されるホルダー650の第2側面は互いに隣接していない側面であり得る。前記第1連結部の端子と第2連結部の端子の個数は互いに異なり得る。前記第1連結部と第2連結部の端子の位置に対応して、イメージセンサーが配置される回路基板には端子が配置され得る。連結部330とセンサー基板700は導電性部材によって結合及び/又は連結され得る。例えば、連結部330の端子とセンサー基板700の端子は伝導性接着部材によって結合及び/又は連結され得る。例えば、連結部330の端子とセンサー基板700の端子とがソルダリング(Soldering)工程によって物理的及び/又は電気的に連結され得る。
【0088】
そして、連結部330のうち、図示しているガイド部520に対応する高さの部分を第1部分ということができる。第1部分の下に第2部分が配置され、第2部分は図示のように、4個の端子335が配置され得る。第1部分の幅よりも第2部分の幅が広い点が、図4の‘A’領域と異なる。複数の連結部330のうち、端子の個数が多い連結部330の第2部分の幅が、端子の個数が少ない連結部330の第2部分の幅より広くてもよい。図4の連結部330を第1連結基板とし、図5の連結部330を第2連結基板とすることができる。このとき、第1連結基板は液体レンズの上部(又は下部)に配置される第1電極に電気的に連結され、第2連結基板は液体レンズの下部(又は上部)に配置される第2電極に電気的に連結され得る。
【0089】
そして、第1連結基板と第2連結基板は液体レンズを挟んで反対方向に配置され得る。図3において、カバー500の側面部510の向かい合う領域と隣接して第1連結基板と第2連結基板がそれぞれ配置され得るが、このような構造は2個の連結基板が一つの側面部510と隣接して配置される構造に比べてカバー500内の空間活用に有利であり、且つ連結基板同士の電気的な信号干渉を防止できるという利点がある。ここで、連結基板がカバー500の側面部510に隣接して配置されるということは、側面部510において内部の領域方向に配置されることを意味する。
【0090】
図4及び図5の構造を有する撮像レンズは、カバーに設けられたガイド部が内部の空間に突出又は凹んでいて連結基板と面接触し、連結基板を支持又はガイドすることができる。
【0091】
図6は、図2Aに示した‘A’領域の他の実施例を詳細に示す図である。
【0092】
図6において、支持部材800上にセンサー基板700が配置され、センサー基板700には4個の端子720が配置されており、それぞれの端子720は、連結部330の4個の端子335と電気的に連結され得る。カバー500の側面部510には、連結部330と対応する領域又は向かい合う領域にオープン領域(open region)が形成され、ホルダー650の下部にはベース680が配置され得る。ベースの側面部610からオープン領域の方向に突出部が形成され得る。突出部は連結部の両側に配置され得、向かい合って突出しているフック660を含むことができる。フック660は連結部が容易にベンディングして結合され得るようにガイド及び支持する役割を担うことができる。
【0093】
連結部330は、相対的に幅の狭い上部の第1部分と、相対的に幅の広い下部の第2部分を含むことができる。このとき、突出部は連結部330の第2部分と面接触することができ、第1部分とも面接触することができる。
【0094】
連結部330はカバーの底面から液体レンズの方向に配置され得るが、図2A及び図2Bに示すように、下から上の方向に配置され得る。
【0095】
オープン領域において連結部330の第2部分の上部で第2レンズ400の一部分が露出されてもよい。
【0096】
図7は、図2に示した‘B’領域の他の実施例を詳細に示す図である。
【0097】
図7の構造は図6の‘A’領域と類似しているが、センサー基板700の端子720と連結部330の端子335がそれぞれ1個ずつ設けられている点が異なる。
【0098】
図6の連結部330を第2連結基板とし、図7の連結部330を第1連結基板とすることができる。このとき、第1連結基板は液体レンズの第1電極と電気的に連結され、第2連結基板は液体レンズの第2電極と電気的に連結され得る。
【0099】
そして、第1連結基板と第2連結基板は液体レンズを挟んで反対方向に配置され得る。図3において、カバー500の側面部510の互いに向かい合う領域と隣接して第1連結基板と第2連結基板がそれぞれ配置され得るが、このような構造は、2個の連結基板が一つの側面部510と隣接して配置される構造に比べてカバー500内の空間活用に有利であり、且つ連結基板同士の電気的な信号干渉を防止できるという利点がある。ここで、連結基板がカバー500の側面部510に隣接して配置されるということは、側面部510において内部の領域方向に配置されることを意味する。
【0100】
図6及び図7の構造を有する撮像レンズは、カバーに設けられた突出部が連結基板の方向となっており、連結基板と面接触して連結基板を固定することができる。
【0101】
上述した撮像レンズが備えられたカメラモジュールは、デジタルカメラ、スマートフォン、ノートパソコン又はタブレット(tablet)PCなどの様々なデジタル機器(digital device)に内蔵され得る。特に、モバイル機器に内蔵されて高性能、超薄型のズームレンズを実現することができる。
【0102】
例えば、上述した液体レンズ、第1及び第2レンズ部、フィルター、及び受光素子を含むカメラモジュールにおいて外部から入射したイメージを電気的信号に変換するデジタル機器は、電気的な信号によって色が変わる複数個のピクセルからなるディスプレイモジュールを含むことができ、ここで、ディスプレイモジュール及びカメラモジュールは制御部で制御することができる。
【0103】
以上では実施例を中心に説明したが、これは単に例示に過ぎず、本発明を限定するためのものではない。本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性を外れない範囲で以上に例示していない様々な変形及び応用が可能であることが理解できよう。例えば、実施例に具体的に示した各構成要素は変形して実施できるものである。そして、かかる変形と応用に関係する差異点は、添付する特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものとして解釈すべきであろう。
【産業上の利用可能性】
【0104】
実施例による液体レンズモジュールとこれを含むカメラモジュールは、モバイル機器などに用いることができる。
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7