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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】音声通話制御システム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/51 20060101AFI20220510BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220510BHJP
【FI】
H04M3/51
G06Q50/10
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020109940
(22)【出願日】2020-06-25
(65)【公開番号】P2022028992
(43)【公開日】2022-02-17
【審査請求日】2020-07-03
【審判番号】
【審判請求日】2021-04-02
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516278481
【氏名又は名称】株式会社グリーン・シップ
(74)【代理人】
【識別番号】100135781
【弁理士】
【氏名又は名称】西原 広徳
(72)【発明者】
【氏名】田中 明子
【合議体】
【審判長】佐藤 智康
【審判官】衣鳩 文彦
【審判官】丸山 高政
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2017-0022093(KR,A)
【文献】「迷惑な世論調査はいたしません」削除設定が簡単に,共同通信PRワイヤー,2020年 1月 7日,[online],URL,https://web.archive.org/web/20200106180626/https://kyodonewsprwire.jp/release/202001065356
【文献】前納玲、松本正生,IVRとSMSを利用したスマートフォン調査,政策と調査,2019年 3月,第16号,61-71ページ,URL,http://ssrc-saitama.jp/content/files/PDF/PR_No.16_Maenou.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 3/00
H04M 3/16-3/20
H04M 3/38-3/58
H04M 7/00-7/16
H04M 11/00-11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の架電対象の回線接続用識別データ、または前記回線接続用識別データを無作為に生成するための生成基準データを記憶する回線接続用識別データ記憶手段と、
前記回線接続用識別データが割り当てられた対象通話端末との音声による双方向の通話ができるように前記対象通話端末と回線の接続を行う回線接続手段と、
前記通話に用いる音声データを取得する通話用音声データ取得手段と、
前記通話用音声データ取得手段により取得した前記音声データを再生して前記回線を通じて前記対象通話端末へ送信する音声再生手段と、
前記対象通話端末により入力されたプッシュ信号を受信するプッシュ信号受信手段と、
前記通話用音声データ取得手段により前記音声データを取得して前記音声再生手段により再生する再生内容を示す再生処理データと、前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じて次の動作を決定する応答処理データの少なくとも1つを含む処理手順データを記憶する処理手順記憶手段と、
前記回線接続手段による前記対象通話端末との回線接続が確立した後に、前記処理手順データに従って、前記通話用音声データ取得手段による音声データの取得、前記音声再生手段による再生、および前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じた次の動作の決定を実行する通話制御手段とを備え、
前記処理手順データは、前記再生処理データの前記再生内容として今後の架電を拒否できることを伝達する前記音声データを再生する拒否可能事実伝達用再生処理データと、前記応答処理データとして前記拒否を示す前記プッシュ信号を受け付けた場合に通話中の前記回線接続用識別データを今後の架電対象から除外する除外用応答処理データと、前記再生処理データの前記再生内容としてアンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する協力承諾確認用再生処理データと、前記再生処理データの前記再生内容として電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生する通話切断可能事実伝達用再生処理データとを有し、
前記除外用応答処理データに基づいて前記回線接続用識別データ記憶手段に対して通話中の前記回線接続用識別データの除外設定を行う除外設定手段を備え、
前記通話制御手段は、電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生した後であって、今後の架電を拒否できる内容を伝達する前記音声データを再生する前に、アンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する
音声通話制御システム。
【請求項2】
複数の架電対象の回線接続用識別データ、または前記回線接続用識別データを無作為に生成するための生成基準データを回線接続用識別データ記憶手段に記憶しておき、
前記回線接続用識別データが割り当てられた対象通話端末との音声による双方向の通話ができるように回線接続手段により前記対象通話端末と回線の接続を行い、
前記通話に用いる音声データを通話用音声データ取得手段により取得し、
前記通話用音声データ取得手段により取得した前記音声データを音声再生手段により再生して前記回線を通じて前記対象通話端末へ送信し、
前記対象通話端末により入力されたプッシュ信号をプッシュ信号受信手段により受信し、
前記通話用音声データ取得手段により前記音声データを取得して前記音声再生手段により再生する再生内容を示す再生処理データと、前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じて次の動作を決定する応答処理データの少なくとも1つを含む処理手順データを処理手順記憶手段に記憶しておき、
前記回線接続手段による前記対象通話端末との回線接続が確立した後に、前記処理手順データに従って、前記通話用音声データ取得手段による音声データの取得、前記音声再生手段による再生、および前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じた次の動作の決定を通話制御手段により実行し、
前記処理手順データは、前記再生処理データの前記再生内容として今後の架電を拒否できることを伝達する前記音声データを再生する拒否可能事実伝達用再生処理データと、前記応答処理データとして前記拒否を示す前記プッシュ信号を受け付けた場合に通話中の前記回線接続用識別データを今後の架電対象から除外する除外用応答処理データと、前記再生処理データの前記再生内容としてアンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する協力承諾確認用再生処理データと、前記再生処理データの前記再生内容として電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生する通話切断可能事実伝達用再生処理データとを有し、
前記除外用応答処理データに基づいて前記回線接続用識別データ記憶手段に対して通話中の前記回線接続用識別データの除外設定を除外設定手段により実行し、
電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生した後であって、今後の架電を拒否できる内容を伝達する前記音声データを再生する前に、アンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する
音声通話制御方法。
【請求項3】
コンピュータを、
複数の架電対象の回線接続用識別データ、または前記回線接続用識別データを無作為に生成するための生成基準データを記憶する回線接続用識別データ記憶手段と、
前記回線接続用識別データが割り当てられた対象通話端末との音声による双方向の通話ができるように前記対象通話端末と回線の接続を行う回線接続手段と、
前記通話に用いる音声データを取得する通話用音声データ取得手段と、
前記通話用音声データ取得手段により取得した前記音声データを再生して前記回線を通じて前記対象通話端末へ送信する音声再生手段と、
前記対象通話端末により入力されたプッシュ信号を受信するプッシュ信号受信手段と、
前記通話用音声データ取得手段により前記音声データを取得して前記音声再生手段により再生する再生内容を示す再生処理データと、前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じて次の動作を決定する応答処理データの少なくとも1つを含み、前記再生処理データの前記再生内容として今後の架電を拒否できることを伝達する前記音声データを再生する拒否可能事実伝達用再生処理データと、前記応答処理データとして前記拒否を示す前記プッシュ信号を受け付けた場合に通話中の前記回線接続用識別データを今後の架電対象から除外する除外用応答処理データと、前記再生処理データの前記再生内容としてアンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する協力承諾確認用再生処理データと、前記再生処理データの前記再生内容として電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生する通話切断可能事実伝達用再生処理データとを有する処理手順データを記憶する処理手順記憶手段と、
前記回線接続手段による前記対象通話端末との回線接続が確立した後に、前記処理手順データに従って、前記通話用音声データ取得手段による音声データの取得、前記音声再生手段による再生、および前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じた次の動作の決定を実行し、電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生した後であって、今後の架電を拒否できる内容を伝達する前記音声データを再生する前に、アンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する通話制御手段と
記除外用応答処理データに基づいて前記回線接続用識別データ記憶手段に対して通話中の前記回線接続用識別データの除外設定を行う除外設定手段として機能させる
音声通話制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、複数の電話番号に発信するアウトバウンドにおける音声通話を制御するような音声通話制御システム、音声通話制御方法、および音声通話制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
顧客への電話対応業務を専門としているコールセンタには、主な業務として、消費者からの商品・サービスに関する各種問い合わせや注文等を電話で受け付けるインバウンドと、世論調査や企業からのセールス等のために電話をかけるアウトバウンドがある。
【0003】
アウトバウンドにおいては、予め登録されている電話番号に自動発信するシステムが提案されている。
【0004】
例えば、通話を行っているオペレータの目標数である理想オペレータ数および実際の通話オペレータの数に基づいて、実際の通話オペレータ数が理想オペレータ数に接近するようシステム全体の単位時間あたりの自動発信の回数を制御する電話の自動発信方法が開示されている。(参考文献1)
【0005】
また、発信される質問の順序をランダムとすることで、より公平なアンケート結果を得る技術が開示されている。(参考文献2)
【0006】
ここで、このようなシステムにおいては、並列して処理できる件数を増やすためにはオペレータ数を増加させなければならず、人件費がかかるという問題点や、同じ説明を異なる顧客に何度も行わなければならないためにオペレータの精神的肉体的負担が大きいという問題点がある。このため、オペレータに接続せずともできるだけ自動音声等により処理することが好ましい。
【0007】
また、自動音声によってアンケートを行う場合、アンケート実施対象者の中には、時間を費やしてアンケートに回答する等の応答を煩わしく感じる人も存在する。しかしながら、アンケート実施対象者は、アンケートの電話や知らない電話番号からの電話に対して応答する若しくは電話に出ないという何らかの行動をしなければない。そして、アンケート実施対象者は、仮に電話に出ない若しくは電話に出てすぐに電話を切る等の行動を行ったとしても、また別のアンケートの電話がかかってくることがあり、対象者の不満が募ってコールセンターへのクレームとなることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開平8-70354号公報
【文献】特開2019-79411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、上述の問題に鑑みて、応答したくない対象者の不満を解消することができる音声通話制御システム、音声通話制御方法、および音声通話制御プログラムを提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、複数の架電対象の回線接続用識別データ、または前記回線接続用識別データを無作為に生成するための生成基準データを記憶する回線接続用識別データ記憶手段と、前記回線接続用識別データが割り当てられた対象通話端末との音声による双方向の通話ができるように前記対象通話端末と回線の接続を行う回線接続手段と、前記通話に用いる音声データを取得する通話用音声データ取得手段と、前記通話用音声データ取得手段により取得した前記音声データを再生して前記回線を通じて前記対象通話端末へ送信する音声再生手段と、前記対象通話端末により入力されたプッシュ信号を受信するプッシュ信号受信手段と、前記通話用音声データ取得手段により前記音声データを取得して前記音声再生手段により再生する再生内容を示す再生処理データと、前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じて次の動作を決定する応答処理データの少なくとも1つを含む処理手順データを記憶する処理手順記憶手段と、前記回線接続手段による前記対象通話端末との回線接続が確立した後に、前記処理手順データに従って、前記通話用音声データ取得手段による音声データの取得、前記音声再生手段による再生、および前記プッシュ信号受信手段により受信したプッシュ信号に応じた次の動作の決定を実行する通話制御手段とを備え、前記処理手順データは、前記再生処理データの前記再生内容として今後の架電を拒否できることを伝達する前記音声データを再生する拒否可能事実伝達用再生処理データと、前記応答処理データとして前記拒否を示す前記プッシュ信号を受け付けた場合に通話中の前記回線接続用識別データを今後の架電対象から除外する除外用応答処理データと、前記再生処理データの前記再生内容としてアンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する協力承諾確認用再生処理データと、前記再生処理データの前記再生内容として電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生する通話切断可能事実伝達用再生処理データとを有し、前記除外用応答処理データに基づいて前記回線接続用識別データ記憶手段に対して通話中の前記回線接続用識別データの除外設定を行う除外設定手段を備え、前記通話制御手段は、電話を切って良いことを伝達する前記音声データを再生した後であって、今後の架電を拒否できる内容を伝達する前記音声データを再生する前に、アンケートへの協力を承諾するか確認する内容を伝達する前記音声データを再生する音声通話制御システム、音声通話制御方法、および音声通話制御プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明により、応答したくない対象者の不満を解消し、利用者の満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】コンタクトセンタシステムのシステム構成を示すブロック図。
図2】テンプレートデータを作成する機能の機能ブロック図。
図3】ログイン画面等の画面構成の説明図。
図4】再生セクション追加画面等の画面構成の説明図。
図5】数値認証セクション追加画面等の画面構成の説明図。
図6】転送セクション追加画面等の画面構成の説明図。
図7】カウントセクション追加画面等の画面構成の説明図。
図8】タイムアウトセクション追加画面等の画面構成の説明図。
図9】発信リスト詳細画面等の画面構成の説明図。
図10】スケジュール一覧画面等の画面構成の説明図。
図11】発信履歴詳細画面等の画面構成の説明図。
図12】新規登録画面等の画面構成の説明図。
図13】アウトバウンドの実施例を示すフローチャート。
図14】ショートメールを送信する場合のフローチャート。
図15】コンタクトセンタシステムの機能ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
【実施例1】
【0014】
<システム構成>
図1は、コンタクトセンタシステム1のシステム構成を示すブロック図である。
【0015】
コンタクトセンタシステム1は、WEBサーバ2、アウトバウンドサーバ3、インバウンドサーバ4、ゲートウェイ(GW)5、及びSMSサーバ9を備えており、インターネット6及び電話網7に接続されている。
【0016】
また、インターネット6には、音声合成サーバ8、SMSサーバ9、及び設定用PC10が接続され、電話網7には、アウトバウンドサーバ3やインバウンドサーバ4と電話網7とを接続するゲートウェイ5、転送先のオペレータが使用するオペレータ電話機11、及び顧客の電話機である対象者通話端末12が接続されている。
【0017】
WEBサーバ2、アウトバウンドサーバ3、インバウンドサーバ4、音声合成サーバ8、およびSMSサーバ9は、いずれもサーバコンピュータで構成されており、共通の「ハードウェア要素として、CPUとROMとRAM等で構成されて各種演算や制御動作を実行する制御部2a,3a,4a,8a,9a、ハードディスクやフラッシュメモリ等で構成されて情報のリードライトを許容する記憶部2b,3b,4b,8b,9b、タッチパネル、キーボード、マウス、押下ボタン、又はこれらの複数で構成されて接触操作による入力を受け付ける入力部2i,3i,4i,8i,9i、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されて文字や図等の画像を表示する表示部2j,3j,4j,8j,9j、及びLANボードやWiFiユニット等で構成されて有線または無線での通信を実行する通信部2k,3k,4k,8k,9kを備えている。さらに、アウトバウンドサーバ3、およびインバウンドサーバ4には、電話網7に接続して音声通話を実行する回線接続部3m,4mが設けられている。
【0018】
WEBサーバ2の記憶部2bには、アウトバウンドやインバウンドの処理手順をテンプレートとして設定する設定プログラム2c、設定されたテンプレートを記憶する設定データベース2d、アウトバウンドの処理を実行するアウトバウンドプログラム2e、およびインバウンドの処理を実行するインバウンドプログラム2fが記憶されている。
【0019】
音声合成サーバ8には、音声データベース8dの音データを用いて文字列を音声データにする音声合成プログラム8cと、音データを記憶している音声データベース8dが記憶されている。
【0020】
アウトバウンドサーバ3には、発信リストの電話番号(回線接続用識別データ)に順次架電しテンプレートに従った音声通話を実行する発信プログラム3cと、発信リスト等が登録された発信データベース3dが記憶されている。
【0021】
インバウンドサーバ4には、着信リストに登録されている電話番号から着信した場合にテンプレートに沿って音声通話を行う着信プログラム4cと、着信リスト等のデータが登録されている着信データベース4dが記憶されている。
【0022】
SMSサーバ9には、携帯電話番号にショートメッセージを配信する配信プログラム9cと、電話番号等のユーザのデータで構成されたユーザデータ9dが記憶されている。
【0023】
対象者通話端末12は、携帯電話として利用できる通話機能、WEB上のホームページを閲覧するWEB機能、及びショートメッセージを送受信するショートメッセージ機能等を実装したスマートフォンにより構成されている。
【0024】
図2は、WEBサーバ2の制御部2aが設定プログラム2cに従ってアウトバウンドおよびインバウンドのテンプレートデータを作成して設定データベース2dに登録するための各種機能部を示す機能ブロック図である。
【0025】
WEBサーバ2の制御部2aは、ログイン機能部21、メニュー機能部22、アウトバウンドテンプレート管理機能部31、発信リスト管理機能部32、発信NGリスト管理機能部33、スケジュール管理機能部34、利用状況表示機能部35、インバウンドテンプレート管理機能部41、着信リスト管理機能部42、着信拒否リスト管理機能部43、着信設定管理機能部44、着信状況表示機能部45、再生セクション登録機能部51、質問セクション登録機能部52、数値認証セクション登録機能部53、番号入力セクション登録機能部54、転送セクション登録機能部55、録音セクション登録機能部56、カウントセクション登録機能部57、切断セクション登録機能部58、タイムアウトセクション登録機能部59、および文字列認証セクション登録機能部60として機能する。
【0026】
また、これらの機能部が使用するデータとして、WEBサーバ2の設定データベース2d(図1参照)には、ユーザデータ71、アウトバウンドテンプレートデータ72、発信リストデータ73、発信NGリストデータ74、スケジュールデータ75、アウトバンド実行履歴データ76、インバウンドテンプレートデータ77、着信リストデータ78、着信拒否リストデータ79、着信設定データ80、および着信履歴データ81が記憶されている。
【0027】
各機能部は、WEBサーバ2にインターネット6を介してアクセスした設定用PC10により入力された入力データに応じて、WEBサーバ2が各種動作を実行するとともに各種画面のデータを設定用PC10へ送信する形で動作する。各機能部の個別の動作については、図3図12に示す画面構成図とともに説明する。
【0028】
<<<全体機能>>>
全体に関する機能部として、ログイン機能部21、およびメニュー機能部22が設けられている。以下、詳細に説明する。
【0029】
<ログイン機能>
図3(A)は、ログイン機能部21(図2参照)は、設定用PC10(図1参照)に表示させるログイン画面111の画面構成図を示す。
ログイン画面111は、ユーザIDの入力を受け付けるユーザID入力部112と、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力部113を有している。ログイン機能部21(図2参照)は、入力されたユーザIDとパスワードを設定データベース2d(図1参照)に登録されているユーザデータ71とを照合し、ユーザデータ71に登録されているユーザIDおよびパスワードと一致すればメニュー機能部22に処理を渡し、一致しなければログインエラーとして次の処理に進めない。
【0030】
<メニュー機能>
図3(B)は、メニュー機能部22(図2参照)が設定用PC10(図1参照)に表示させるメニュー画面121の画面構成図を示す。
メニュー画面121は、各機能部を呼び出すための項目名が一覧表示された項目選択部122を有している。項目選択部122には、アウトバウンドの項目として、アウトバウンドテンプレート管理機能部31を呼び出すテンプレート、発信リスト管理機能部32を呼び出す発信リスト、発信NGリスト管理機能部33を呼び出す発信NGリスト、及びスケジュール管理機能部34を呼び出すスケジュールが表示され、インバウンドの項目として、インバウンドテンプレート管理機能部41を呼び出すテンプレート、着信リスト管理機能部42を呼び出す着信リスト、着信設定管理機能部44を呼び出す着信設定、及び着信拒否リスト管理機能部43を呼び出す着信拒否リストが表示され、その他の項目として各種データのダウンロードを行うダウンロードを有している。
【0031】
<<<アウトバウンド関連機能>>>
アウトバウンドに関連する機能部として、アウトバウンドテンプレート管理機能部31、発信リスト管理機能部32、発信NGリスト管理機能部33、スケジュール管理機能部34、および利用状況表示機能部35が設けられており、さらにアウトバウンドテンプレート管理機能部31が用いる機能部として、再生セクション登録機能部51、質問セクション登録機能部52、数値認証セクション登録機能部53、番号入力セクション登録機能部54、転送セクション登録機能部55、録音セクション登録機能部56、カウントセクション登録機能部57、切断セクション登録機能部58、およびタイムアウトセクション登録機能部59が設けられている。以下、詳細に説明する。
【0032】
<テンプレートの作成機能>
図3(C)は、アウトバウンドテンプレート管理機能部31(図2参照)が設定用PC10(図1参照)に表示させるテンプレート一覧画面131の画面構成図である。
テンプレート一覧画面131は、クリックされるとテンプレート作成画面141(図3(D)参照)をセクションの無い状態で表示する新規登録ボタン132と、クリックされるとテンプレートインポート画面(図示省略)を表示してアウトバウンドテンプレートデータ72に登録済みのテンプレートを取り込むインポートボタン133と、クリックされるとチェックボックス135にチェックされているデータを削除する削除ボタン134を有している。
【0033】
また、テンプレート一覧画面131は、登録されているアウトバウンドテンプレートデータ72を一覧表示するテンプレート一覧表示部139が設けられ、各テンプレートの名称、説明、作成日時、および作成者が表示されている。また、テンプレート毎に、テンプレートの削除に用いるチェックボックス135、テンプレート作成画面141(図3(D)参照)を表示してテンプレートを編集するテンプレート編集ボタン136、そのテンプレートを複製するテンプレート複製ボタン137、およびそのテンプレートデータをエクスポートするエクスポートボタン138が設けられている。
【0034】
図3(d)は、アウトバウンドテンプレート管理機能部31(図2参照)が設定用PC10(図1参照)に表示させるテンプレート作成画面141の画面構成図である。
【0035】
テンプレート作成画面141は、テンプレート名の入力を受け付けるテンプレート名入力部142、テンプレートの説明の入力を受け付ける説明入力部143、表示中のテンプレートを構成する各セクションの設定内容をセクション表示部161に全て表示する全て開くボタン144、および、セクション表示部161において各セクションの設定内容を非表示にする閉じるボタン145と、追加画面171を表示するセクション追加ボタン146と、表示している内容のテンプレートを保存する保存ボタン147を備えている。
【0036】
また、テンプレート作成画面141は、セクション追加ボタン146や保存ボタン147の下方領域(図示省略)に、登録されたセクションの内容を示すセクション表示部161が縦一列に整列表示される。これにより、処理を進める順に沿ってセクションが並んで表示され、そのテンプレートの動作を全体的に表示することができる。なお、登録されたテンプレートデータは、設定データべース2d(図1参照)に記憶される。
【0037】
図3(E)は、アウトバウンドテンプレート管理機能部31(図2参照)が設定用PC10(図1参照)に表示させるセクション表示部161の一例を示す画面構成図である。
【0038】
セクション表示部161は、セクション種別と説明を表示する横長のセクションタイトル部148と、その下に続いて表示されるセクション内容部149とで構成されている。
【0039】
セクションタイトル部148は、セクション種別(図示の例では「再生」)と説明(図示の例では「挨拶メッセージ」)を表示するとともに、そのセクションを編集する編集ボタン162、そのセクションを削除する削除ボタン163セクション内容部149を表示しない最小化とセクション内容部149を表示する最大化を選択する最小化/最大化選択ボタン164と、そのセクション表示部161の位置を上下方向に移動して並び替える位置移動ボタン165が設けられている。
【0040】
セクション内容部149は、このセクションが終了したときに次に処理するセクションを示すとび先表示部151と、再生する音声の内容を示す音声内容表示部152とが設けられている。
【0041】
<セクションの追加機能>
アウトバウンドで使用するセクションには、再生、質問、数値認証、番号入力、転送、録音、カウント、切断、及びタイムアウト(51~59)の9つのセクションを準備している(図2参照)。尚、インバウンドで使用するセクションには、上述の他にさらに文字列認証のセクションを準備している(図2参照)。
【0042】
アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、テンプレートに、案件に応じて選択された幾つかのセクションを設定する。尚、セクションの組み合わせは自由に設定できる。ただし、アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、転送と録音、切断、タイムアウトのセクション(55,56,58,59)については、1つのアウトバウンドテンプレートデータ72内で1つのみの設定しか受け付けない。アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、タイムアウトのセクションの設定については、同じテンプレート内に質問、数値認証、番号入力のセクションが存在する場合には必須として要求する。また、アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、切断のセクションの設定も必須として要求する。
【0043】
≪再生セクション設定機能≫
再生のセクションは、音声の再生のみを行う場合に使用するセクションである。
図4(A)は、再生セクション登録機能部51が設定用PC10に表示させる再生セクション追加画面171の画面構成図を示す。
【0044】
再生セクション登録機能部51は、種類タブ172がクリックされると再生等のセクションの種類名をプルダウンメニューで表示し、プルダウンメニューから「再生」が選択されると、種類タブ172に「再生」を表示し、再生のセクションに必要な設定画面を続けて表示する。なお、この種類タブ172は、再生、質問、数値認証、番号入力、転送、録音、カウント、切断、及びタイムアウト(51~59)の9つのセクションを選択できるように構成されており、選択される毎に、選択された種類のセクションの機能部(51~59)に処理が切り替えられ、表示される画面もそのセクションに応じた画面に切り替えられる。
【0045】
再生セクション登録機能部51は、タイトル入力部173に、セクションのタイトルを任意で入力することを要求する。尚、入力された場合、再生セクション登録機能部51は、後述する利用状況画面360(図10(C)参照)の履歴DLや有効DLデータのヘッダにセクションの種類名ではなく、入力されたタイトルを出力する。
【0046】
再生セクション登録機能部51は、種類タブ172で再生が選択されると、音声に関する設定を受け付ける。ここでは、音声設定部174により、音声ファイル174aまたは音声合成174bの内どちらを使用した音声の設定を受け付ける。尚、この実施例では音声ファイル174aまたは音声合成174bの2択としたが、音声合成174bをさらに音声合成(男性)と音声合成(女性)の2つに分けて、「音声ファイル」「音声合成(男性)」「音声合成(女性)」の3択にしてもよい。この場合、男性の音声による音声合成か女性の音声による音声合成かを選択でき、テンプレート作成における自由度をさらに高めることができる。
【0047】
再生セクション登録機能部51は、音声ファイル174aが選択された場合には、さらにファイル選択ボタン174cのクリックを受け付け、設定データベース2dに記憶されている音声ファイルの中から、読み上げたい音声の音声ファイルを選択することを求める。
【0048】
一方、音声合成174bが選択された場合には、再生セクション登録機能部51は、図4(B)に示すように、テキストボックス174dを表示し、作成したい音声のメッセージの入力を求める。テキストボックス174dに入力されたメッセージは、アウトバンド実行時に、音声合成サーバ8(図1参照)で音声に変換されて音声合成ファイルが作成され、この音声合成ファイルによる音声通話が行われる。
【0049】
なお、再生のセクションは、発信リストデータ73内の項目(電話番号、郵便番号、住所、名前等)を読み上げるように設定することも可能である。例えば、名前の読み上げを設定する場合には、図4(C)に示すように、再生セクション登録機能部51は、音声合成174bが選択されており、テキストボックス174dへのテキスト入力を受け付け、項目のプルダウン174eにて名前の選択を受け付けて、挿入ボタン174fがクリックされるとテキストボックス174dのカーソル位置に「名前」を嵌め込むためのコードが挿入される。これにより、「名前」部分は、発信リストデータ73を参照して通話中の通話対象者の名前を自動で挿入して音声通話するといったことができる。なお、「名前」ではなく「電話番号」を指定したような場合には、発信リストデータ73に記憶されている「電話番号」から音声が合成されて合成音声による電話番号の案内ができるようになる。
【0050】
再生セクション登録機能部51は、保存ボタン176がクリックされると、アウトバウンドテンプレートデータ72に上述の再生のセクションのデータを追加設定する。閉じるボタン175がクリックされると、追加設定せずに画面を閉じる。
【0051】
このように登録されたセクションのデータは、アウトバウンドテンプレート管理機能部31により、図3(E)に示したセクション表示部161のようにしてテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示される。
【0052】
≪質問セクション設定機能≫
質問のセクションは、ボタン入力によりデータを取得する場合に使用するセクションである。
【0053】
図4(D)は、質問セクション登録機能部52が設定用PC10に表示させる質問セクション追加画面180の画面構成図である。なお、これ以降の画面構成図による説明に関して、既に説明した画面の構成要素と同じ構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0054】
質問セクション登録機能部52は、有効質問チェックボックス181がチェックされると、有効な質問として取り扱い、回答番号設定部183の有効チェックボックス183aへのチェックを可能にする。質問セクション登録機能部52は、繰り返し設定部182により、ボタン回答がなかった場合に音声設定部174で設定された音声を繰り返す回数の入力を受け付ける。例えば、なしと設定されると繰り返しを行わず、1回と設定されると1回だけ音声を繰り返す。回答番号設定部183の有効チェックボックス183aにチェックが入ると、質問セクション登録機能部52は、当該回答番号設定部183の回答を有効として取り扱い、アウトバウンド実行時に有効回答としてカウントする。また、質問セクション登録機能部52は、回答番号設定部183のテキスト入力部183bに、回答番号設定部183に対する説明の入力を任意で求める。
【0055】
この質問セクション登録機能部52は、アンケート拒否受付設定部183c(図4(D)参照)を備えている。このアンケート拒否受付設定部183cは、0~9のいずれかの回答番号を1つ選択する番号選択部を有する。アンケート拒否受付設定部183cで選択された回答番号の有効チェックボックス183aはチェックが入った状態となる。
【0056】
この回答番号の有効チェックボックス183aのチェックが外されるとアンケート拒否受付設定部183cで設定されている回答番号も設定なしの状態となる。アンケート拒否受付設定部183cで設定された回答番号は、アンケート実施時にこの回答番号が選択されると、発信NGリスト管理機能部33が動作して通話中の相手電話番号を発信NGリストデータ74に登録する。これにより、今後のアンケートが拒否されたユーザについては、発信NGリストデータ74に登録され、以降のアンケート対象から除かれることとなる。
【0057】
なお、アンケート拒否受付設定部183cの番号選択部は、図示するようにプルダウンメニューによって1つの番号を選択する、あるいは、有効チェックボックス183aの横に選択式のチェックボックスを併設するなど、適宜の方法とすることができる。選択式のチェックボックスを併設する場合は、有効チェックボックス183aでチェックされているうちのどれか1つをチェックするかチェック無しを選択可能として、選択された欄の回答番号をアンケート拒否を受け付ける番号とすればよい。
【0058】
また、この質問セクション登録機能部52は、SMS送信設定部183dを備えている。このSMS送信設定部183dは、0~9のいずれかの回答番号を1つ選択する番号選択部を有する。SMS送信設定部183dで選択された回答番号の有効チェックボックス183aはチェックが入った状態となる。
【0059】
この回答番号の有効チェックボックス183aのチェックが外されるとSMS送信設定部183Dで設定されている回答番号も設定なしの状態となる。SMS送信設定部183Dで設定された回答番号は、アンケート実施時にこの回答番号が選択されると、SMSサーバ9(ショートメッセージサーバ)へショートメッセージ(SMS)の内容と通話中の相手電話番号を送信する番号となる。これを受信したSMSサーバ9は、配信プログラム9cによって、受信した電話番号に対してショートメッセージを送信する。
【0060】
ショートメッセージの内容は、図示省略するショートメッセージ入力部に入力された内容となる。このショートメッセージ入力部は、URLを含む文字情報を入力できる。また、入力された文字数を表示する文字数表示部若しくは文字数制限確認部が併設されている。
【0061】
これにより、ショートメッセージ入力部に入力された文字数が各キャリア(携帯電話会社)にてショートメッセージで送信可能な文字数を超えていないかチェックできる。このようにしてショートメッセージを送信する回答番号が実際のアンケートで選択されると、そのショートメッセージが通話中の電話番号に送信される。
【0062】
なお、SMS送信設定部183Dの番号選択部は、図示するようにプルダウンメニューによって1つの番号を選択する、あるいは、有効チェックボックス183aの横に選択式のチェックボックスを併設するなど、適宜の方法とすることができる。選択式のチェックボックスを併設する場合は、有効チェックボックス183aでチェックされているうちのどれか1つをチェックするかチェック無しを選択可能として、選択された欄の回答番号をSMS送信を受け付ける番号とすればよい。
【0063】
図4(E)は、上述の質問のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0064】
アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、回答番号設定部183毎に飛び先設定部185での飛び先の設定を受け付ける。他の場合飛び先設定部186は、飛び先設定部185の設定が無い番号や回答番号設定部183に無い番号が選択された場合の飛び先の設定を受け付ける。タイムアウト時飛び先設定部187は、回答番号が入力されずにタイムアウトした時の飛び先の設定を受け付ける。これにより、アウトバウンド実行時に、入力された回答番号に応じて飛び先のセクションへ処理を進められるようにしている。なお、タイムアウト時飛び先設定部187が設定されていない場合は、アウトバウンド実行時にタイムアウトすると、タイムアウトセクション登録機能部59で設定されている処理を実行する。
【0065】
質問セクション登録機能部52により、アンケート拒否受付設定部183cにて設定された回答番号については、飛び先設定部185での飛び先として発信NGリスト管理機能部33により通話相手の電話番号を発信NG番号として登録する発信NGリスト追加登録処理と、通話を切断する通話切断処理を実行するモジュールを設定する。
【0066】
また、質問セクション登録機能部52により、SMS送信設定部183Dにて設定された回答番号については、飛び先設定部185での飛び先として、アンケートを実施するホームページのURLを通話相手の電話番号へショートメッセージ(SMS)にて送信するSMS送信処理を実行するモジュールを設定する。
【0067】
≪数値認証セクション設定機能≫
数値認証のセクションは、ボタン入力により入力された値を、発信リストデータ73(図1参照)のデータと比較し、比較後の判断パターン毎に飛び先を設定する場合に使用するセクションである。
【0068】
図5(A)は、数値認証セクション登録機能部53が設定用PC10に表示させる数値認証セクション追加画面190の画面構成図である。
【0069】
数値認証セクション登録機能部53は、認証項目入力部191により、認証に使用する発信リストデータ73内の項目を、プルダウンメニューから選択することを受け付け、桁数192により、認証で使用する桁数の入力を受け付ける。有効質問チェックボックス181がチェックされると、数値認証セクション登録機能部53は、回答番号設定部193の有効チェックボックス193aへのチェックを可能にする。
回答番号設定部193の有効チェックボックス193aにチェックが入ると、数値認証セクション登録機能部53は、当該回答番号設定部193の回答を有効として取り扱い、アウトバウンド実行時に有効回答としてカウントする。また、数値認証セクション登録機能部53は、回答番号設定部193のテキスト入力部193bに、回答番号設定部193に対する判断パターン毎の説明の入力を任意で求める。
【0070】
図5(B)は、繰返確認チェックボックス194にチェックが入った場合に下方領域に追加表示される確認用音声設定部195と正番号指定部196を示す。数値認証セクション登録機能部53は、確認用音声設定部195により、音声ファイルの指定もしくは自動読み上げをする文字列の入力を受け付け、正番号指定部196により正番号の設定入力を受け付ける。この設定により、アウトバウンド実行時に、正番号以外の番号が押されると、数値認証のセクションを最初から繰り返して番号の再入力を受け付け、正番号が入力されると数値認証を実行することができる。
【0071】
図5(C)は、上述の数値認証のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0072】
アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、項目198毎に飛び先設定部199による飛び先の設定入力を受け付ける。また、質問のセクションと同じ機能を有する他の場合飛び先設定部186およびタイムアウト時飛び先設定部187が設けられている。
【0073】
≪番号入力セクション設定機能≫
番号入力のセクションは、複数桁入力したデータを取得したい場合に使用するセクションである。
【0074】
図5(D)は、番号入力セクション登録機能部54が設定用PC10に表示させる番号入力セクション追加画面210の画面構成図である。
番号入力セクション登録機能部54は、桁数入力部212により、桁数の上限の入力を受け付け、入力された値以下の桁数が有効となるように設定する。
【0075】
図5(E)は、上述の番号入力のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0076】
アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、この番号入力のセクションが完了した後の飛び先の入力を受け付ける飛び先設定部214と、タイムアウト時飛び先設定部187を備えている。また、アウトバウンドテンプレート管理機能部31は、セクション表示部161に、番号入力セクション追加画面210(図5(D)参照)で設定された音声の内容、桁数、および繰返確認の有無も表示する。
【0077】
≪転送セクション設定機能≫
転送のセクションは、オペレータに転送を行いたい場合に使用するセクションである。
【0078】
図6(A)は、転送セクション登録機能部55が設定用PC10に表示させる転送セクション追加画面220の画面構成図を示す。
【0079】
転送セクション登録機能部55は、転送呼び出し音声設定部174(1)により転送時の呼び出し音声の設定入力を受け付け、転送タイムアウト音声設定部174(2)によりタイムアウト時の音声の設定入力を受け付ける。転送呼び出し音声設定部174(1)および転送タイムアウト音声設定部174(2)の動作は、上述した音声設定部174と同一である。
【0080】
転送セクション登録機能部55は、転送先電話番号入力部224により、転送先の電話番号の入力を受け付け、席数入力部225により、転送先の席数の入力を受け付ける。これにより、自動応答を終えてオペレータに転送することを可能にし、また、転送先のオペレータの席数を超えないように同時並行での並列通話を実行する数(転送数)を制御することを可能としている。
【0081】
空き席数無し時発信停止チェックボックス226は、転送先の席数が埋まりそうになるか、あるいは埋まった場合にアウトバウンドサーバ3から発信先(顧客)への発信を停止する設定を行うか否かを受け付ける。この実施例では、アウトバウンドプログラム2eにより動作する制御部2aは、アウトバウンド実行時に、オペレータに転送して同時並行での並列通話を実行しているオペレータ通話数が席数に対して所定量に到達すると、発信リストデータ73に基づく順次の発信(架電)を一時的に中断し、オペレータ通話数が減って上記所定量に余裕ができると中断した位置から発信(架電)を再開する処理を実行する。所定量は、オペレータ通話数と席数が同一数、オペレータ通話数が席数より1つ少ない数、あるいは、オペレータ通話数が席数の所定割合(8割や9割など)とするなど、適宜の量に設定しておくことができる。
【0082】
タイムアウト設定部227は、転送先を呼び出す際のタイムアウトの秒数の入力を受け付ける。
【0083】
図6(B)は、上述の転送のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0084】
セクション表示部161には、設定された音声の内容、転送先電話番号、転送先席数、および転送タイムアウト秒数が表示される。なお、オペレータに転送すると自動応答の処理が終了するため、飛び先の設定は不要となっている。
【0085】
≪録音セクション機能≫
録音のセクションは、発信先(顧客)の音声を録音する場合に使用するセクションである。
【0086】
図6(C)は、録音セクション登録機能部56が設定用PC10に表示させる録音セクション追加画面230の画面構成図を示す。
【0087】
録音セクション登録機能部56は、秒数入力部232により、上限秒数(例えば30秒)以内で録音したい秒数の入力を受け付け、#ボタン終了入力部233により、#ボタンの押下で録音を終了するか否かの設定入力を受け付ける。これにより、アウトバウンド実行時に、音声設定部174にて設定された音声を再生した後に録音を受け付け、秒数入力部232で入力された秒数に到達するか通話相手である通話対象者により電話機にて#ボタンが入力されると録音を終了することができる。ここで、発信先(顧客)の音声が録音された録音ファイルの再生は、利用状況画面360(図10(C)参照)の詳細画面の操作により実行翌日から可能である。
【0088】
図6(D)は、上述の録音のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0089】
セクション表示部161には、録音のセクションが完了した後に実行するセクションの入力を飛び先設定部214により受け付ける。また、セクション表示部161のセクション内容部149には、設定された音声、秒数、および#ボタン終了の有無が表示される。
【0090】
≪カウントセクション設定機能≫
カウントのセクションは、セクションとセクションの間に通過した回数をカウントする場合に使用するセクションである。
【0091】
図7(A)は、カウントセクション登録機能部57が設定用PC10に表示させるカウントセクション追加画面240の画面構成図を示す。
【0092】
カウントセクション登録機能部57は、種類タブ172とタイトル入力部173を表示し、テンプレートの任意の位置を通過した回数をカウントすることを可能にする。
【0093】
図7(B)は、上述のカウントのセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。
【0094】
セクション表示部161には、カウントのセクションが完了した後に実行するセクションの入力を飛び先設定部214により受け付ける。
【0095】
≪切断セクション設定機能≫
切断のセクションは、通話を切断する場合に使用するセクションである。尚、この切断のセクションは、必須の設定項目となっている。
【0096】
図7(C)は、切断セクション登録機能部58が設定用PC10に表示させる切断セクション追加画面250の画面構成図を示す。
【0097】
切断セクション登録機能部58は、種類タブ172とタイトル入力部173を表示し、テンプレートの任意の位置で通話している回線を切断することを可能にする。
【0098】
図7(D)は、上述の切断のセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。尚、切断のセクションは、回線を切断してそのテンプレートでの処理を終了するものであるから、次に処理をする飛び先の設定は求められない。
【0099】
≪タイムアウトセクション設定機能≫
タイムアウトのセクションは、対象者通話端末12でのボタン入力を要求するセクションで、ダイヤル回答(ボタン入力)が得られなかった場合に使用するセクションである。尚、制御部2aは、同じアウトバウンドテンプレートデータ72に質問、数値認証、または番号入力のセクションがある場合は、タイムアウトのセクションを必須の設定項目とする。
【0100】
図8(A)は、タイムアウトセクション登録機能部59が設定用PC10に表示させるタイムアウトセクション追加画面260の画面構成図を示す。
タイムアウトセクション登録機能部59は、タイトル入力部173と音声設定部174を備えている。
【0101】
図8(B)は、上述のタイムアウトのセクションが保存されたときにテンプレート作成画面141(図3(D)参照)の下方領域に表示するセクション表示部161の内容を示す画面構成図である。タイムアウトのセクションの次に処理をする飛び先の設定は求められない。
【0102】
<発信リストの作成機能>
図8(C)は、発信リスト管理機能部32が発信リストデータ73に登録されている発信リストを設定用PC10に表示させる発信リスト一覧画面270の画面構成図である。
【0103】
発信リスト管理機能部32は、新規登録ボタン272がクリックされると、発信リスト新規登録画面280(図8(D)参照)を表示して、新規登録作業を行うことを可能にし、選択項目削除ボタン273がクリックされると、発信先データ一覧表示部275に表示されている発信先データのうちチェックボックス276にチェックされたデータを削除する。また、発信リスト管理機能部32は、選択項目DLボタン274がクリックされると、発信先データ一覧表示部275に表示されている発信先データのうちチェックボックス276にチェックされているデータをダウンロードする。
発信リスト管理機能部32は、編集ボタン277がクリックされると、発信リスト詳細画面290(図9(A)参照)を表示する。
【0104】
図8(D)は、発信リスト管理機能部32が設定用PC10に表示させる発信リスト新規登録画面280の画面構成図である。
発信リスト管理機能部32は、リスト名入力部282により、発信リストデータ73のリスト名の入力を受け付け、ファイルを選択ボタン284がクリックされると、別途ファイル選択画面(図示省略)を開いて任意のファイル(発信リストデータ73に登録する発信リストのファイル)の選択を受け付け、選択されたファイルのファイル名をファイル名入力部283に表示する。このとき、ヘッダに電話番号が入力されているファイルでなければエラー表示して受け付けない。
【0105】
発信リスト管理機能部32は、テストリストチェックボックス285により、テスト発信用のテストリストとして登録するか否かの選択を受け付ける。
【0106】
発信リスト管理機能部32は、ファイルが選択された後、アップロードデータ表示部286にデータの一部を表示する。発信リスト管理機能部32は、インポート先項目指定部287で、インポートするデータの各項目をどの項目に取り込むのかをプルダウン形式によって選択させる。尚、発信リスト管理機能部32は、選択されない項目をインポート対象から除外する。
【0107】
発信リスト管理機能部32は、閉じるボタン288がクリックされるとデータを登録せずに終了し、保存ボタン289がクリックされると、設定した内容で発信リストデータ73に登録する。
【0108】
図9(A)は、発信リスト管理機能部32が設定用PC10に表示させる発信リスト詳細画面290の画面構成図である。
尚、発信リスト管理機能部32は、発信リストデータ73が実行中のスケジュール(詳細は後述する)で使用されている場合には、無効チェックボックス297bによる無効の反映(詳細は後述)以外の編集を受け付けない。
【0109】
発信リスト管理機能部32は、リスト名入力部295によりリスト名の入力を受け付け、テストリストチェックボックス296にチェックが入ると、このリストをテストリストとして扱い、テストリストチェックボックス296からチェックが外れると、テストリストとして扱わないように設定する。発信リスト管理機能部32は、選択項目削除ボタン293がクリックされると、チェックボックス297aにチェックの入ったデータを削除し、無効項目反映ボタン294がクリックされると、無効チェックボックス297bにチェックの入ったデータを発信無効に設定する。尚、発信最中にチェックが入った場合、発信前であれば該当番号を発信無効に設定できる。編集ボタン297cがクリックされると、発信リスト管理機能部32は、データ編集画面を表示して、クリックされた発信先データの電話番号、郵便番号、住所、および名前等のデータ編集を可能にする。保存ボタン298は、選択されるとそれまで作成していたデータが保存される。
【0110】
このとき、発信リスト管理機能部32は、新たな発信先の電話番号が、設定用PC10からの操作に基づいて発信リストデータ73に登録される際、発信NGリストデータ74を参照し、当該電話番号が登録されているかを確認する。当該電話番号が発信NGリストデータ74に登録されている場合、その旨を設定用PC10の画面上に表示し、使用者が登録を許可する操作を行わない限り登録しない。
【0111】
<発信NGリストの作成機能>
図9(B)は、発信NGリスト管理機能部33が設定用PC10に表示させる発信NGリスト一覧画面300の画面構成図を示す。
【0112】
発信NGリスト管理機能部33は、新規登録ボタン302がクリックされると、発信NGリスト新規登録画面310(図9(C)参照)を表示して、新規登録作業を可能にし、選択項目削除ボタン303がクリックされると、チェックボックス305にチェックの入ったデータを削除する。また、選択項目DLボタン304がクリックされると、発信NGリスト管理機能部33は、チェックボックス305にチェックの入ったデータをダウンロードする。
発信NGリスト管理機能部33は、編集ボタン306がクリックされると、発信NGリスト詳細画面320(図9(D)参照)を表示する。
【0113】
図9(C)は、発信NGリスト管理機能部33が設定用PC10に表示させる発信NGリスト新規登録画面310の画面構成図である。発信NGリスト管理機能部33は、リスト名入力部312により、発信NGリストデータ74のリスト名の入力を受け付ける。ファイル選択ボタン316がクリックされると、発信NGリスト管理機能部33は、別途ファイル選択画面(図示省略)を開いて任意のファイル(発信NGリストデータ74に登録する発信NGリストのファイル)の選択を受け付け、選択されたファイルのファイル名をファイル名入力部313に表示する。尚、発信NGリストデータ74は、ヘッダは不要であるが、電話番号以外の付加情報が1個のみ登録可能でメモとして登録される。発信NGリストデータ74は、有効期限入力部314,315により、発信NGリストデータを有効とする期間を任意で設定することを受け付ける。尚、設定されない場合は無期限で有効となる。発信NGリスト管理機能部33は、閉じるボタン317がクリックされるとそのまま閉じ、保存ボタン318がクリックされると、設定した内容で発信NGリストデータ74の登録を行う。尚、発信NGリスト管理機能部33は、登録した発信NGリストデータ74を、設定データベース2dに保存する。
【0114】
図9(D)は、発信NGリスト管理機能部33が設定用PC10に表示させる発信NGリスト詳細画面320の画面構成図である。
【0115】
発信NGリスト管理機能部33は、リスト名入力部323によりリスト名の変更を受け付け、有効期限入力部324a,324bにより有効期限の変更を受け付ける。テキスト登録ボタン327がクリックされると、発信NGリスト管理機能部33は、テキストボックス325に入力された電話番号等のデータを追加登録する。追加登録ボタン321がクリックされると、発信NGリスト管理機能部33は、追加登録画面(図示省略)を表示して、ファイルアップロードにより電話番号等のデータの追加登録を受け付ける。選択項目削除ボタン322がクリックされると、発信NGリスト管理機能部33は、チェックボックス329にチェックの入ったデータを削除する。
【0116】
発信NGリスト表示部328は、発信NGの電話番号として登録されている電話番号等のデータが一覧表示されている。発信NGリスト管理機能部33は、テキストボックス325にデータが入力されてテキスト登録ボタン327がクリックされたとき、および、追加登録ボタン321により電話番号のデータの追加登録を受け付けた時に、これらの追加された電話番号等のデータを発信NGリスト表示部328に追加表示する。
【0117】
また、発信NGリスト管理機能部33は、WEBサーバ2から「対象者の電話番号を発信NGリストデータ74に登録する」指示を受信し、対象者通話端末12の電話番号を発信NGリストデータ74に登録する。その後、発信リスト管理機能部32は、対象者端末12の電話番号を発信リストデータ73から削除する。
【0118】
尚、発信NGリスト管理機能部33は、実行中のスケジュールデータ75で使用されているデータの削除はしない。また、発信NGリスト管理機能部33は、発信NGリストが予定されているスケジュールデータ75、または実行中のスケジュールデータ75で使用されている場合は、データの追加登録以外の編集を受け付けない。
【0119】
<スケジュール機能>
図10(A)は、スケジュール管理機能部34が設定用PC10に表示させるスケジュール一覧画面330の画面構成図である。このスケジュール一覧画面330は、アウトバウンドを実行するために登録されているスケジュールの一覧を示している。
【0120】
スケジュール管理機能部34は、この画面を介して、スケジュールデータ75の登録や編集、ステータス確認を可能にする。尚、スケジュール管理機能部34は、スケジュール未実行の場合にのみ、スケジュール内容の編集を受け付ける。
【0121】
スケジュール管理機能部34は、新規登録ボタン331がクリックされると、スケジュール新規登録画面340(図10(B)参照)を表示して、新規登録作業を可能にし、選択項目削除ボタン332がクリックされると、チェックボックス334aにチェックの入ったデータを削除する。また、選択項目結果DLプルダウン333がクリックされると、スケジュール管理機能部34は、チェックボックス334aにチェックの入ったデータをダウンロードする。尚、選択できる項目は、未発信、全ての発信履歴、有効回答のみの3種類である。
【0122】
スケジュール管理機能部34は、自動更新プルダウン336により、スケジュール一覧表示部334の一覧表示を何分毎に自動更新するかの選択を受け付ける。尚、選択できる項目は任意に設定できるが、この実施形態では1分、2分、5分、10分、15分、20分の6種類に設定されている。
【0123】
スケジュール管理機能部34は、スケジュール一覧表示部334に一行ずつ表示している各スケジュールの背景色を、ステータス設定表示部335に示す色により区別して表示する。尚、ステータス設定表示部335に示されるように、ステータスの種類には、未実行、実行中、停止中、手動停止、停止、リダイヤル待ち、及び終了がある。また、スケジュール一覧表示部334は、各内容に応じて、使用可能なアクションボタン(334b~334e)を各スケジュールに表示する。
【0124】
アクションボタン(334b~334e)には、編集ボタン334b、複製ボタン334c、状況を見るボタン334d、停止ボタン334e、および再開ボタン(図示省略)がある。
【0125】
編集ボタン334bがクリックされると、スケジュール管理機能部34は、対象のスケジュールデータ75のスケジュール編集画面を表示する。ただし、スケジュール管理機能部34は、ステータス設定表示部335においてステータスが未実行の時にのみ、スケジュール内容の編集を受け付ける。
【0126】
複製ボタン334cがクリックされると、スケジュール管理機能部34は、対象のスケジュールデータ75のスケジュール複製画面を表示する。尚、スケジュール名以外を元データのまま出力する複製も可能である。
【0127】
状況を見るボタン334dがクリックされると、スケジュール管理機能部34は、対象のスケジュールデータ75の利用状況を示す利用状況画面360(図10(C)参照)を表示する。
【0128】
停止ボタン334eがクリックされると、スケジュール管理機能部34は、アウトバウンドサーバ3に、対象のスケジュール(スケジュールデータ75)に基づく発信を停止するよう送信する。尚、これにより、スケジュール管理機能部34は、そのスケジュールのステータスを実行中から停止中に変更し、数分後、アウトバウンドサーバ3が発信を完全に停止すると、ステータスを手動停止に変更する。
【0129】
再開ボタン(図示省略)がクリックされると、スケジュール管理機能部34は、対象のスケジュールの発信を再開する。尚、スケジュール管理機能部34は、再開時に実行時間帯とチャンネル数の再度の指定を求める。
【0130】
図10(B)は、スケジュール管理機能部34が設定用PC10に表示させるスケジュール新規登録画面340の画面構成図である。スケジュール管理機能部34は、スケジュール名341に、スケジュール名の入力を求め、発信日342に、発信予定日の入力を求める。尚、即時発信の場合には入力は不要である。スケジュール管理機能部34は、時間帯指定部343により、発信予定の時間帯の1または複数の指定を受け付ける。尚、即時発信の場合には入力は不要である。スケジュール管理機能部34は、番号通知選択部344で、発信先へ発信番号345の電話番号を通知するか、非通知にするかの選択を求め、発信NGリスト指定部346に、発信から除外したい発信NGリスト(発信NGリストデータ74)の設定を任意で求め、テンプレート指定部347に、事前に登録されているアウトバウンドテンプレートデータ72の中から使用するテンプレートの指定を求め、発信リスト指定部348に、事前に登録済みの発信リストデータ73から使用する発信リストの指定を求め、チャンネル数椎底部349に、使用するチャンネル数(回線数)の指定を求める。尚、チャンネル数が多いほど、発信件数は増加する。
【0131】
スケジュール管理機能部34は、呼び出し時間指定部350に、発信先へコールする呼び出し時間の設定を求める。尚、この時間は自由に設定でき、この実施形態では25秒、30秒、40秒、50秒、60秒の5種類が用意されている。これにより、設定秒数が経過しても応答がない場合は、切断して次の番号を発信することができる。
【0132】
スケジュール管理機能部34は、回答待ち時間指定部351に、アウトバウンドテンプレートデータ72内のセクション(質問や数値認証、番号入力)での回答タイムアウト時間の設定を求める。設定可能な時間は、適宜の設定としておくと良いが、この実施形態では、10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒の6種類としている。
【0133】
スケジュール管理機能部34は、自動停止有効回答数指定部352に、有効回答数で発信を停止する場合の、有効回答数の設定を求める。これにより、アウトバウンド実行時に、設定された自動停止有効回答数に到達した段階で停止処理を始めることができる。最終的には自動停止有効回答数よりも実際の有効回答数は多くなる。
【0134】
スケジュール管理機能部34は、自動停止接続数指定部353に、接続数で発信を停止する場合の、接続数の設定を求める。これにより、アウトバウンド実行時に、設定された自動停止接続数に到達した段階で停止処理を始めることができる。最終的には自動停止接続数より実際の接続数が多くなる。
【0135】
スケジュール管理機能部34は、リダイヤル回数指定部354に、未接続だった電話番号に対してリダイヤルする場合のリダイヤル回数の設定を求め、リダイヤル間隔指定部355に、指定された発信リストの全ての電話番号への発信が終わってからリダイヤルするまでの間隔を分数で設定するよう求める。尚、ここでリダイヤル間隔の分数がどのように設定されても、アウトバウンドを実行するときは、時間帯指定部343により指定された時間帯以外では、リダイヤルによる発信を行わない。即時発信ボタン358がクリックされると、スケジュール管理機能部34は、発信確認画面(図示省略)を表示し、発信する時間帯の入力を求める。スケジュール管理機能部34は、閉じるボタン356がクリックされると保存せずに画面を閉じ、保存ボタン357がクリックされると、設定した内容のスケジュールをスケジュールデータ75(図2参照)の一部として設定データベース2d(図1参照)に保存する。なお、スケジュールを編集する場合、スケジュール管理機能部34は、スケジュール新規登録画面340と同じ画面を表示して、表示されている内容の変更を受け付ける。
【0136】
<利用状況表示機能>
図10(C)は、利用状況表示機能部35が設定用PC10に表示させる利用状況画面360の画面構成図である。この利用状況画面360は、スケジュール一覧画面330(図330参照)において状況を見るボタン334dがクリックされると表示される画面であり、状況を見るボタン334dのクリックにより選択されたスケジュールの発信状況を示す。
【0137】
利用状況画面360は、件数状況表示部367、リスト状況表示部368、及び質問毎件数表示部369を備えている。
件数状況表示部367は、選択されているスケジュールのリスト件数(発信先件数)を示すリスト件数表示部367a、発信した件数を示す発信件数表示部367b、接続した件数を示す接続件数表示部367c、発信した件数のうち接続された件数の率(接続率)を示す接続率表示部367d、及び有効回答の件数を示す有効回答数表示部367eを備えている。
リスト状況表示部368は、回答状況を集計して示す帯グラフであり、有効回答の件数を示す有効回答表示部と、接続されたが無効回答であった件数を示す接続・無効回答表示部と、未接続であった件数を示す未接続表示部を備えている。
【0138】
質問毎件数表示部369は、質問に対する回答番号毎の件数を回答番号の横に表示し、また回答番号の割合を円グラフで表示する。
【0139】
利用状況表示機能部35は、詳細ボタン361がクリックされると、発信履歴データを一覧表示する発信履歴詳細画面380(図11(B)参照)を表示し、未処理DLボタン362がクリックされると、そのスケジュールで使用した発信リスト(発信リストデータ73)から発信済みのデータを除外した未発信データをダウンロードし、履歴DLボタン363がクリックされると、そのスケジュールで実行した発信履歴の全データをダウンロードし、有効DLボタン364がクリックされると、そのスケジュールで実行した発信履歴のうち有効回答があったデータのみをダウンロードする。尚、これらの画面表示またはダウンロードする発信履歴関連のデータのデータ項目は、発信日時、発信先電話番号、接続時間、回答有無などのステータス、および質問に対する回答等で構成されている。
【0140】
利用状況表示機能部35は、自動更新プルダウン365がクリックされると、利用状況画面360を自動で更新する分数の選択を受け付ける。尚、選択できる項目は適宜の設定とすることができるが、この実施形態では1分、2分、5分、10分、15分、20分の6種類を設定している。
【0141】
図11(A)は、現在操作中のスケジュールのステータスが、停止、手動停止、あるいはリダイヤル待ちの時に表示する利用状況画面370の一部である。利用状況表示機能部35は、これらのステータスの時には、再開ボタン371と終了ボタン372とをさらに表示する。利用状況表示機能部35は、再開ボタン371がクリックされると、対象のスケジュールデータ75の発信の再開に際して、再度実行時間帯とチャンネル数の指定を求め、終了ボタン372がクリックされると、対象のスケジュールデータ75のステータスを終了に変更する(図10(A)参照)。
【0142】
<<<インバウンド関連機能>>>
インバウンドに関連する機能部として、インバウンドテンプレート管理機能部41、着信リスト管理機能部42、着信拒否リスト管理機能部43、着信設定管理機能部44、および着信状況表示機能部45が設けられており、さらにインバウンドテンプレート管理機能部41が用いる機能部として、再生セクション登録機能部51、質問セクション登録機能部52、数値認証セクション登録機能部53、番号入力セクション登録機能部54、転送セクション登録機能部55、録音セクション登録機能部56、カウントセクション登録機能部57、切断セクション登録機能部58、タイムアウトセクション登録機能部59、および文字列認証セクション登録機能部60が設けられている。これらは、インバウンドに関連する機能部と共通する部分が多く、同一の要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。以下、アウトバウンドと異なるインバウンドに関連する機能について詳細に説明する。
【0143】
<テンプレートの作成機能>
インバウンドテンプレート管理機能部41は、アウトバウンドテンプレート管理機能部31と同じ構成及び動作により、インバウンド用のテンプレートを作成する。具体的には、テンプレート一覧画面131(図3(C)参照)、テンプレート作成画面141(図3(D)参照)、およびセクション表示部161(図3(E)参照)を用いたテンプレートの作成や編集といった管理、および、それぞれのセクション登録機能部(51~59)による各種セクションの登録を実行する。アウトバウンドには無かったセクションとして、文字列認証セクション登録機能部60を備えている。
【0144】
≪文字列認証セクション機能≫
文字列認証のセクションは、入力された文字列を認証する場合に使用するセクションである。
【0145】
図11(C)は、文字列認証セクション登録機能部60が設定用PC10に表示させる文字列認証セクション追加画面390の画面構成図を示す。
【0146】
文字列認証セクション登録機能部60は、種類タブ172、タイトル入力部173、音声設定部174を備えている。ここで、種類タブ172は、選択可能な項目として、インバウンドのときと同じ項目に「文字列認証」が追加されている。それ以外の構成はインバウンドのときと同じである。
【0147】
文字列認証セクション登録機能部60は、有効質問チェックボックス391により、有効な質問として扱いたいか否かの選択を受け付け、チェックが入れられると回答番号の有効チェックボックス設定を可能とする。
【0148】
文字列認証セクション登録機能部60は、認証項目指定部393により、認証に用いる項目を着信リストに登録されたことのある項目をプルダウン表示していずれか1つの選択を受け付け、桁数指定部394により認証に用いる桁数の指定を受け付ける。
【0149】
文字列認証セクション登録機能部60は、回答番号設定部395により、判断パターン毎の説明のテキストの入力をテキストボックス395bにて受け付け、有効チェックボックス395aへの有効か否かのチェックを受け付ける。判断パターンとしては、一致または不一致、あるいは大きいか小さいかなど、認証項目指定部393で選択された項目に応じて適宜設定される。有効質問チェックボックス391にチェックが入れられていた場合、文字列認証セクション登録機能部60は、回答番号設定部395にて複数の項目の入力を受け付ける。繰返確認チェックボックス396は、図5(B)に示した繰返確認チェックボックス194と同一の動作を実行するものである。
【0150】
<着信リストの作成機能>
着信リスト管理機能部42は、インバウンドで説明した発信リスト一覧画面270(図8(C)参照)を用いて、着信リストの登録を受け付ける。内容は同じであるが、画面のタイトルを着信リスト一覧画面とすることが好ましい。そして、発信リスト一覧画面270にて新規登録ボタン272がクリックされると、着信リスト管理機能部42は、図11(A)に示す着信リスト新規登録画面400を表示する。この着信リスト新規登録画面400は、発信リスト新規登録画面280(図8(D)参照)と同じ項目(282~289)を備えており、さらに、照合に用いる項目の指定を受け付ける照合項目指定部402を備えている。この照合項目指定部40では、着信元の情報と紐づく項目であり、任意で選択したファイル(着信リストが記憶されているファイル)の複数の項目(電話番号、名前、生年月日など)をプルダウン表示して1つの選択を受け付ける。また、発信リスト一覧画面270(図8(C)参照)にて編集ボタン277がクリックされたときに表示する着信リスト詳細画面は、発信リスト詳細画面290(図9(A)参照)から無効項目反映ボタン294と無効チェックボックス297bを除いた画面と同一であり、同一の機能を有している。
【0151】
<着信拒否リストの作成機能>
着信拒否リスト管理機能部43は、発信NGリスト一覧画面300(図9(B)参照)と同一の画面により同一の機能を実行する。なお、画面のタイトルのみ着信拒否リスト一覧画面とすることが好ましい。発信NGリスト一覧画面300の新規登録ボタン302がクリックされると表示する発信NGリスト新規登録画面310(図9(C)参照)は、画面タイトルを着信拒否リスト新規登録画面とし、有効期限入力部314,315を除いて構成されている。また、発信NGリスト一覧画面300の編集ボタン306がクリックされると表示する発信NGリスト詳細画面320(図9(D)参照)は、画面タイトルを着信拒否リスト詳細画面とし、有効期限入力部324a,324bを除いて構成されている。
【0152】
<着信設定の管理機能>
着信設定管理機能部44は、スケジュール一覧画面330(図10(A)参照)と同様の着信設定一覧画面(図示省略)を表示する。この着信設定一覧画面は、スケジュール一覧画面330の新規登録ボタン331、選択項目削除ボタン332、選択項目結果DLプルダウン333、スケジュール一覧表示部334、ステータス設定表示部335、自動更新プルダウン336、複製ボタン334c、および状況を見るボタン334dを備えており、編集ボタン334b、停止ボタン334e、および再開ボタン(図示省略)が備えられていない。スケジュール一覧表示部334には、表示項目が変わって、No.、電話番号、適用日、テンプレート、着信拒否リスト、着信リスト、作成日時、作成者、およびアクションが表示されている。その他の点は、スケジュール一覧画面330と同一である。
【0153】
着信設定管理機能部44は、スケジュール一覧画面330の新規登録ボタン331がクリックされると、図12(B)に示す新規登録画面410を表示する。新規登録画面410には、着信先の電話番号を設定する電話番号指定部411と、登録済みのテンプレートを事前に指定するテンプレート指定部412と、着信先の電話番号を除外したい着信拒否リストを任意で設定する着信拒否リスト指定部413と、登録済みの着信リストを任意に指定する着信リスト指定部414と、保存せずに新規登録を終了する閉じるボタン415と、入力された内容を保存する保存ボタン416が設けられている。
【0154】
<着信状況の表示機能>
着信状況表示機能部45は、図12(C)に示すように、着信状況画面420を表示する。着信状況画面420は、着信状況を一覧表示する着信状況一覧表示部421と、着信履歴をダウンロードする着信履歴DLボタン422と、着信履歴のうち有効回答のあったデータのみをダウンロードする有効DLボタン423を有している。着信状況一覧表示部421は、着信のあった日時を示す「日時」、着信先の電話番号を示す「着信先」、着信して接続した時間を示す「接続時間」、回答があったか否か等を示す「ステータス」、質問1に対する回答を示す「質問1」、質問2に対する回答を示す「質問2」、質問3に対する回答を示す「質問3」、オペレータへの転送の有無を示す「オペレータ転送」の各項目で構成されている。
【0155】
<<<アウトバウンドの実行>>>
アウトバウンドの実行は、WEBサーバ2の制御部2aが、アウトバウンドプログラム2eを実行し、スケジュールデータ75に従って、発信する時間帯になると、その時間帯のスケジュールデータ75に登録されている発信リストデータ73に登録されている電話番号へ順次発信(架電)し、回線がつながった相手との通話をアウトバウンドテンプレートデータ72に従って処理する動作をアウトバウンドサーバ3に実行させる。このとき、発信先の電話番号が発信NGリストデータ74に登録されているかを検索し、発信NGリストデータ74に一致する番号が登録されている場合は発信(架電)を行わない。この一連の処理において、WEBサーバ2の制御部2aは、音声合成サーバ8にアクセスしてアウトバウンドテンプレートデータ72の各セクションにて必要な音声の合成を実施して合成音声を取得しておき、アウトバウンドサーバ3に発信する電話番号のリストと音声データを含めたアウトバウンドテンプレートデータ72を送信する。アウトバウンドサーバ3は、電話番号のリストの順に電話網7を介した発信(架電)をし、回線がつながるとアウトバウンドテンプレートデータ72に沿った音声の再生と通話相手となる対象者通話端末12からの信号(プッシュ番号や録音する音声など)を受信して発信履歴として記録していく。また、アウトバウンドサーバ3は、この履歴データを適宜WEBサーバ2へ送信し、利用状況画面360(図10(C)参照)にて最新の状況および履歴を確認できるようにする。
【0156】
アウトバウンドサーバ3は、アンケート拒否を受け付ける処理が質問セクション登録機能部52において設定されている場合、今後のアンケートについての架電を拒否できることを伝達する音声データを再生し、アンケート拒否の回答番号が入力されると、「大変失礼致しました。今後はお掛けした電話番号にはお電話しないように致します。どうぞお電話をお切りください。」とアンケート拒否を了承するメッセージを音声で送信し、かつ、その通話相手の電話番号を発信NGリストデータ74に登録する。この今後のアンケートについての架電を拒否できることを伝達する再生処理データは、拒否可能事実伝達用再生処理データとなる。また、拒否された電話番号を発信NGリストデータ74に登録をする発信NGリスト追加登録処理のデータは除外用応答処理データとなる。この除外用応答処理データを実行するアウトバウンドサーバ3の制御部3aは、除外設定手段として機能する。
【0157】
アウトバウンドサーバ3は、ショートメッセージを送信する処理(アンケート用処理データ)が質問セクション登録機能部52において設定されている場合、ショートメッセージを送信する回答番号が入力されると、その通話中の電話番号へショートメッセージを送信するようSMSサーバ9へ指示し、SMSサーバ9からショートメッセージ送信完了を示す完了データを受信するとその電話番号との通話を切断する。なお、この切断のタイミングは、完了データを受信してから所定時間後とする、あるいは、ショートメッセージを送信指示してから所定時間後とするなど、通話中にショートメッセージを受信できるようにする適宜のタイミングに設定する。SMSサーバ9は、ショートメッセージを送信する。以降は、ユーザがショートメッセージに記載されたURLへアクセスし、ホームページにてアンケートに答える。アンケートへの回答内容は、WEBサーバ2によって記録される。
【0158】
アウトバウンドサーバ3は、アウトバウンドテンプレートデータ72に従った処理にてオペレータへ転送するセクションになると、それまで通話していた対象者通話端末12との通話接続をオペレータ電話機11に転送し、以降はその対象者通話端末12に対してアウトバウンドサーバ3が関与しないオペレータ対応に移行する。アウトバウンドサーバ3は、通話回線を並列に接続する数が席数入力部225(図6(A)参照)で指定された席数未満になるように発信制御等を実施する。
【0159】
図13は、本実施例におけるアウトバウンド実行時のフローチャートである。WEBサーバ2の制御部2aは、アウトバウンドプログラム2eを実行する(ステップS1)。
【0160】
制御部2aは、発信データベース3dに登録されている発信リストを参照し(ステップS2)、発信リストの1番目の電話番号が発信NGリストデータ74に登録された電話番号と一致するか否か確認する(ステップS3)。
【0161】
一致していれば(ステップS3:YES)、制御部2aは、発信リストの次の電話番号を参照し(ステップS4)、ステップS3へ戻って処理を繰り返す。
【0162】
一致していなければ(ステップS3:NO)、制御部2aは、現在参照している電話番号へ架電するようにアウトバウンドサーバ3へテンプレートデータを送信して架電要請をし、アウトバウンドサーバ3の制御部3aが発信(架電)を実行する(ステップS5)。
【0163】
アウトバウンドサーバ3の制御部3aは、発信によって回線接続が確立されると、アウトバウンドプログラムを実行し、テンプレートデータに従って音声データベース8dから取得した音声データの再生を実施する(ステップS6)。このときの音声データは、あいさつメッセージであり、例えば、「こちらは、〇〇調査センターと申します。本日は録音案内で失礼しますが、政党支持率調査をお願いしております。運転中の方、お忙しい方はこのまま電話をお切りください。ご協力頂ける方は1番、今後このような世論調査には答えたくない方は、3番を押してください。それではどうぞ。」というメッセージとすることができる。この時の音声データには回答を番号で入力するメッセージが含まれており、今後の案内を拒否できる内容(拒否可能事実伝達用再生処理データ)、調査(アンケート)への協力の承諾を確認する内容(協力承諾確認用再生処理データ)、および、電話を切って良い内容(通話切断可能事実伝達用再生処理データ)が含まれている。
【0164】
拒否する旨のプッシュ信号(この例では「3」)を受信した場合(ステップS7:YES)、制御部3aは、通話相手の電話番号を発信NGリストデータ74に登録する(ステップS8)。このとき、さらに、対象者端末12の電話番号を発信リストデータ73から削除する。
【0165】
そして、制御部3aは、通話対象者に向けて、「大変失礼致しました。今後はお掛けした電話番号にはお電話しないように致します。どうぞお電話をお切りください。」とアンケート拒否を了承するメッセージを音声で再生し(ステップS9)、回線接続を切断して、ステップS18へ処理を進める。
【0166】
拒否せず協力する旨のプッシュ信号(この例では「1」)を受信した場合(ステップS7:NO)、制御部3aは、テンプレートに従って、通話中の通話対象者に関する数字で表現できる所定情報として郵便番号の入力を要請する音声データを再生する(ステップS10)。
【0167】
制御部3aは、入力されたプッシュ信号を受信して7桁の郵便番号として通話対象者の電話番号と関連づけてアウトバンド実行履歴データ76に記憶し(ステップS11)、「〇〇〇〇〇〇〇ですね。よろしければ1を、訂正する場合は0を押してください。それではどうぞ。」のように確認を促す音声を再生する(ステップS12)。
【0168】
なお、対象者が、今回のアンケートについては回答しないが今後の電話着信を拒否しない場合については、プッシュ信号を受信することなく通話対象者から通話を切断させる。この場合は通話切断によって処理が終了し、ステップS18へ処理を進める。
【0169】
ステップS12で入力した郵便番号(所定情報)を訂正することを示す番号が入力された場合(ステップS13:NO)、制御部3aは、「もう一度、住民票の住所の郵便番号7桁を押してください。」のように再入力を促す音声を再生し(ステップS14)、ステップS11へ処理を戻す。
【0170】
ステップS12で入力した郵便番号(所定情報)が正しいことを示す番号が入力された場合(ステップS13:YES)、制御部3aは、質問(アンケート)の音声を再生し、回答の入力を求める(ステップS15)。この質問(アンケート)の音声は、例えば、「それでは質問です。あなたは普段どの政党を支持していますか。自民党は01、立憲民主党は02、国民民主党は03、公明党は04、日本維新の会は05、共産党は06、社民党は07、令和新撰組は08、NHKから国民を守る党は09、その他の政党、団体は10、特に支持する政党はないは00を押してください。それではどうぞ。」のように、番号で解答できる質問(アンケート)を音声にて行う。
【0171】
制御部3aは、プッシュ信号による回答番号を受信し(ステップS16)、通話対象者の電話番号と関連づけてアウトバンド実行履歴データ76に記憶する。
【0172】
このステップS15~S16を質問(アンケート)の数だけ繰り返した後、制御部3aは、「ご協力いただきありがとうございました。どうぞ電話をお切りください。」といった終了メッセージを音声により再生する(ステップS17)。
【0173】
その後、発信リストに未架電の電話番号があって終了でなければ(ステップS18:NO)、ステップS4へ処理を戻して次の電話番号へ進め、ステップS3~S18を繰り返す。終了であれば(ステップS18:YES)、一連の動作を終了する。
【0174】
なお、ショートメッセージを送信する処理を質問セクション登録機能部52において設定しておき、ステップS15~S17を実行する代わりに、ショートメッセージを送信する構成とすることもできる。
この場合の処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0175】
図14(A)は、ショートメッセージを送信する場合に上記ステップS15~S17の代わりに実行するステップS21~S22を示し、図14(B)は、WEBサーバ2がホームページにて実行するアンケート処理の動作を示す。
【0176】
図13のステップS13にてショートメッセージを送信する回答番号が通話対象者に入力されてYESへ進んだ後、制御部3aは、図14(A)に示すように、その通話中の電話番号へショートメッセージを送信するようSMSサーバ9へ指示する(ステップS21)。このときの指示には、ショートメッセージにアンケートのホームページのURLが含まれるとともに、通話対象者の電話番号を識別し得るデータが含まれる。この指示を受け付けたSMSサーバ9は、アンケートのホームページのURLに通話対象者の電話番号をURLフラグメント等の方法で結合した文字列を含むショートメールメッセージを、その電話番号へのショートメールメッセージとして送信する。
【0177】
制御部3aは、ショートメールを送信した旨の音声を再生し(ステップS22)、送信完了の通知をSMSサーバ9から受信するまで待機する(ステップS23:NO)。
【0178】
送信完了の通知をSMSサーバ9から受信すると(ステップS23:YES)、制御部3aは、その電話番号との通話を切断し(ステップS24)、図13に示したステップS18へ処理を進める。なお、この切断のタイミングは、完了データを受信してから所定時間後とする、あるいは、ショートメッセージを送信指示してから所定時間後とするなど、通話中にショートメッセージを受信できるようにする適宜のタイミングに設定する。
【0179】
SMSサーバ9がショートメッセージを送信した後は、ユーザがショートメッセージに記載されたURLへアクセスし、ホームページにて質問(アンケート)に答える。質問(アンケート)への回答内容は、WEBサーバ2によって記録される。この処理について図14(B)と共に説明する
【0180】
図14(B)に示すように、WEBサーバ2の制御部2aは、上述した電話番号の対象者通話端末12からのアクセスを受け付け(ステップS31)、そのアクセスしたURLのコードからIDを取得する(ステップS32)。この時取得するIDは、URLの最後に「♯」に続けて記載されるURLフラグメント等の適宜の方法により取得する。
【0181】
制御部2aは、アンケート用のホームページデータを送信して対象者通話端末12のブラウザにアンケート用のホームページを表示させ、チェックボックスの選択やテキスト入力等の適宜の方法によってアンケートへの回答を求める(ステップS33)。
【0182】
制御部2aは、入力完了ボタンの押下を受け付けると(ステップS34)、入力漏れが無いかチェックし(ステップS35)、入力漏れがあれば(ステップS35:YES)、入力漏れの項目に赤字表示をする等の適宜の表示変更をしてステップS33へ処理を戻す。
【0183】
入力漏れがなければ(ステップS35:NO)、制御部2aは、入力内容をその電話番号と関連付けて記憶部2bのアンケート結果データに記憶し(ステップS36)、アンケートへの協力に対するお礼のメッセージを示す御礼ページを対象者通話端末12に表示させ(ステップS37)、処理を終了する。
【0184】
<<<インバウンドの実行>>>
インバウンドの実行は、まず、WEBサーバ2の制御部2aが、インバウンドプログラム2fを実行し、着信を受け付ける着信先の着信設定データ80に設定されているインバウンドテンプレートデータ77を参照し、音声合成サーバ8にアクセスして必要な合成音声データを用意し、着信設定データ80およびインバウンドテンプレートデータ77とともにインバウンドサーバ4に送信する。
【0185】
着信設定データ80に設定されている着信先への電話をインバウンドサーバ4が着信すると、インバウンドサーバ4は、その着信先に対する着信設定データ80のインバウンドテンプレートデータ77に沿った応答を実行する。その際、文字列認証や回答の受付などをインバウンドテンプレートデータ77の設定に応じて実行し、履歴データを記憶しておく。また、この履歴データを適宜WEBサーバ2へ送信し、着信状況画面420にて最新の状況および履歴を確認できるようにする。
【0186】
図15は、コンタクトセンタシステム1の機能ブロック図である。
アウトバウンドサーバ3は、制御部3aが実行する機能部として、アウトバウンド処理部501、通話未接続処理部502、通話接続処理部503、協力有無判定部504、着信拒否処理部505、およびSMS送信指示部506を備えている。
【0187】
アウトバウンド処理部501は、WEBサーバ2から受信した架電要請に従って、架電を行う(図13のステップS6参照)。
通話未接続処理部502は、架電したがつながらなかった場合(通話未接続の場合)に、未接続の電話番号として記憶する。この未接続の電話番号には、所定時間後に架電を行う構成とすることが望ましい。
【0188】
通話接続処理部503は、架電して繋がった場合(通話接続の場合)に、WEBサーバ2から受信したテンプレートデータに従って音声データベース8dから取得した音声データの再生を実行する(図13のステップS6参照)
【0189】
協力有無判定部504は、前記テンプレートデータに従った音声データの再生において、アンケートの今後の着信を拒否するか否か問い合わせの音声データを再生し、着信拒否のプッシュ番号が押下された場合は、協力が無いと判定し、「大変失礼致しました。今後はお掛けした電話番号にはお電話しないように致します。どうぞお電話をお切りください。」といった着信拒否の設定を受け入れたことを通知する(図13のステップS6~7参照)。
【0190】
着信拒否処理部505は、着信拒否を受け入れた電話番号を発信NGリストデータ74に登録する(図13のステップS8参照)。
SMS送信指示部506は、協力を拒否しなかったユーザのショートメールアドレスにショートメールを送信する指示をSMSサーバ9へ送信する(図14のステップS21参照)。
【0191】
インバウンドサーバ4は、制御部4aが実行する機能部として、インバウンド処理部511、協力有無判定部514、着信拒否処理部515、およびSMS送信指示部516を備えている。
【0192】
インバウンド処理部511は、アウトバウンド処理部501で架電した先の電話番号からの架電を受け付ける。このとき、アウトバウンドサーバ3の通話未接続処理部502に受電した電話番号が記憶されているか確認し、記憶されていれば応答を開始し、記録されていなければアンケート対象外の電話番号からの架電であるか回答済みの電話番号からの架電であるから通常の応答(テンプレートデータに従った応答)を実施しない。
【0193】
協力有無判定部514、着信拒否処理部515、およびSMS送信指示部516は、上述したアウトバウンドサーバ3の協力有無判定部504、着信拒否処理部505、およびSMS送信指示部506と同一の動作を実行する。
【0194】
WEBサーバ2は、制御部2aが実行する機能部として、発信指示部521、着信拒否登録部523、WEB処理部525を備えている。記憶部2bに記憶するデータとして、発信番号リストデータ73、発信NGリストデータ74、および回答データ529を記憶している。
【0195】
発信指示部521は、発信番号リスト73に登録されている電話番号1つずつについて、発信NGリスト74に登録されていないことを確認し、アウトバウンドサーバ3に架電指示(発信指示)を行う(図13のステップS2~5参照)。
【0196】
着信拒否登録部523は、今後のアンケートを拒否したユーザの電話番号をhっ心NGリスト74に登録する(図13のステップS8参照)。
【0197】
WEB処理部525は、スマートフォン等のユーザの用いる端末からのアクセスを受け付け、そのアクセス時に用いられているトラッキングコードを読み取る。このトラッキングコードが過去に利用されたトラッキングコードである場合には、アンケートの回答の登録を受け付けない、あるいは過去の同じトラッキングコードの回答と今回の回答のいずれか1つのみ採用するといった動作をし、1つの電話番号に1つの回答が登録されている状態を維持してアンケート回答の公平性を担保する。
【0198】
SMSサーバ9は、制御部9aが実行する機能部として、SMS送信部531を備えている。
SMS送信部531は、WEBサーバ3から受信したショートメッセージの送信要求に従って、URL等の記載されたショートメッセージを送信する(図14のステップS21参照)。
【0199】
以上の構成および動作により、対象者の希望に応じて今後はアンケートに関する発信をしないようにでき、応答したくない対象者の不満を解消することができる。
【0200】
対象者が今後の架電を拒否すると、ただちに発信NGリストデータ74に登録されるため、その通話以降、アンケートに関する電話が発信されなくなる。そのため、対象者のストレスを大幅に低減することができる。
【0201】
また、発信NGリストデータ74に登録するだけでなく、発信リスト管理機能部32によって発信リストデータ73に登録されているデータも削除される。そのため、もし発信NGリスト管理機能部33がなんらかのエラーを起こした場合であっても、再び発信されることがなく、より確実に対象者の希望を反映することができる。
【0202】
また、新たに発信リストデータ73に登録されるデータが、すでに発信NGリストデータ73に登録されているかを確認し、登録されていれば音声通話制御システム1の利用者にその旨を警告するため、アンケートを拒否している対象者を再登録して発信してしまうことを防止できる。
【0203】
また、対象者に対して、今後のアンケートを拒否するかどうかを確認する回答確認ステップを、実際にアンケートを実施する前に設けている。このため、対象者は1度もアンケートに答えるために時間を費やすことなく今後のアンケートを拒否でき、対象者のストレスを大幅に低減できる。
【0204】
さらに、対象者に対して、今後のアンケートを拒否するかどうかを確認する回答確認ステップを、対象者に関する情報を入力させる対象者情報確認ステップより前に設けている。そのため、対象者は煩わしい個人情報を入力することなく今後のアンケートを拒否でき、対象者のストレスを大幅に低減できる。
【0205】
また、ショートメッセージでURLを送信し、ホームページ上でアンケートを取る構成とすることができるため、電話で音声を1つずつ聞いて回答するのではなく、ホームページ上でスムーズにアンケートに回答することができる。また、これによって通話時間を削減し、アンケートを取る側の電話料金を大幅に削減することができる。
【0206】
また、まず最初(もしくは回線接続からなるべく早い段階)に今後の架電を拒否するか確認し、拒否された場合には以降の案内を行わない構成であるため、拒否完了までの時間および操作を極力少なくしてアンケート等の着信を嫌う利用者の不満を軽減することができる。
【0207】
また、ショートメッセージを送信する場合に、ショートメッセージの送信が完了してから通話切断する構成であるため、アンケート実施の確実性を高めることができる。すなわち、先に通話切断してしまってショートメッセージが届いていないために、その後にショートメッセージからアンケートのホームページへ進まずにそのまま忘れられるということを防止できる。
【0208】
また、ショートメッセージを送信する構成とすることで、通話した時点ではアンケートに答える余裕がないが、後であれば時間があるという利用者に、ショートメッセージからアンケートへ進んでもらうことができる。このためアンケートへの回答率を高めることができる。
【0209】
また、架電した相手が電話に出ずに未接続状態となり、その相手から着信履歴を見て架電してきた場合、その架電を受電したインバウンドサーバ4は、その受電した電話番号(架電者の電話番号)が発信番号リスト73に登録され、かつ、通話未接続処理時に記憶されている電話番号と一致するか確認し、確認した場合のみアンケートの実施を行う。このため、着信履歴で電話番号を知ったユーザが、特定の傾向のアンケート回答を友人や知人等にお願いして集中させるといった被害を防止できる。
【0210】
また、着信履歴から電話をしてきたユーザに対しても、今後のアンケートの架電を受けても良いか一切拒否するかを選択させる。これにより、着信履歴を見てかけなおしたユーザも今後のアンケートを不要とすることができる。
【0211】
また、WEBサーバ2は、トラッキングコードを利用して同じユーザもしくは同じ電話番号に関して複数の回答を防止する構成であるため、不正にアンケート回答を複数回提出するといったことを防止することができる。
【0212】
この発明における音声通話制御システムは、実施形態のコンタクトセンタシステム1に対応し、以下同様に、
コンピュータは、WEBサーバ2に対応し、
音声通話処理設定プログラムは、設定プログラム2cに対応し、
着信拒否番号記憶手段、処理手順記憶手段、回線接続用識別データ記憶手段、および発信NGリスト記憶手段は、設定データベース2dに対応し、
発信制御手段は、発信リストデータ73に従って発信するアウトバウンドサーバ3の制御部3aに対応し、
発信一時停止処理は、席数に応じた発信制限を行うアウトバウンドサーバ3の制御部3aに対応し、
回線接続手段は、回線接続部3m,4mに対応し、
音声再生手段は、セクションに登録されている音声を再生するアウトバウンドサーバ3の制御部3aおよびインバウンドサーバ4の制御部4aに対応し、
通話制御手段は、質問セクションに従って動作するアウトバウンドサーバ3の制御部3aおよびインバウンドサーバ4の制御部4aに対応し、
プッシュ信号受信手段は、対象者通話端末12からプッシュ信号を受信するアウトバウンドサーバ3の制御部3aおよびインバウンドサーバ4の制御部4aに対応し、
着信制御手段は、着信拒否リストデータ79に従って着信受けと着信拒否を制御するインバウンドサーバ4の制御部4aに対応し、
回線は、電話網7に対応し、
音声データは、合成データベース8dの音声データおよび設定データベース2dに登録された音声ファイルに対応し、
ショートメッセージ送信手段は、SMSサーバ9に対応し、
対象通話端末は、対象者通話端末12に対応し、
処理手順作成手段は、アウトバウンドテンプレート管理機能部31およびインバウンドテンプレート管理機能部41に対応し、
状況表示手段は、利用状況表示機能部35および着信状況表示機能部45に対応し、
発信リストは、発信リストデータ73に対応し、
発信NGリストは、発信NGリストデータ74に対応し、
処理手順データは、アウトバウンドテンプレートデータ72に対応し、
着信拒否リストデータは、着信拒否リストデータ79に対応し、
通話用音声データ取得手段は、音声設定部174に対応し、
セクション繋がり登録手段は、飛び先設定部185、他の場合飛び先設定部186、タイムアウト時飛び先設定部187、および飛び先設定部214に対応し、
拒否可能事実伝達用再生処理は、ステップS6に対応し、
除外用応答処理は、ステップS7のYESに対応し、
所定情報入力要請再生処理は、ステップS10に対応し、
アンケート用処理は、ステップS15~S16に対応し、
ショートメッセージ送信応答処理は、ステップS21に対応し、
回線接続用識別データは、電話番号に対応し、
再生処理データは、再生セクションのデータに対応し、
応答処理データは、質問セクションのデータに対応するが、
この発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。
【0213】
例えば、発信リスト管理機能部32は、上述したように発信先の電話番号を複数登録した発信先データを管理する方法に限らず、例えば電話番号を生成する基準である生成基準データに基づいて電話番号をランダムに生成する構成としてもよい。この場合、例えば市街局番をランダムに選択してその後の7桁または8桁の数列をランダムに決定する構成とするなど、適宜の方法で生成できる。
【0214】
また、回線接続用識別データは、上述した実施形態では電話番号を用いたが、これに限らず、例えばスマートフォンのアプリケーションにおける通話機能を利用して、そのアプリケーションにおける個人識別用のID番号を回線接続用識別データとするなど、架電先を特定できる様々な識別データとすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0215】
この発明は、多数の電話番号に架電して自動応答するような産業に利用することができる。
【符号の説明】
【0216】
1…コンタクトセンタシステム
2…WEBサーバ
2c…設定プログラム
2d…設定データベース
3…アウトバウンドサーバ
3a…制御部
3m,4m…回線接続部
4…インバウンドサーバ
4a…制御部
7…電話網
8d…合成データベース
12…対象者通話端末
31…アウトバウンドテンプレート管理機能部
35…利用状況表示機能部
41…インバウンドテンプレート管理機能部
45…着信状況表示機能部
72…アウトバウンドテンプレートデータ
73…発信リストデータ
74…発信NGリストデータ
77…インバウンドテンプレートデータ
79…着信拒否リストデータ
174…音声設定部
185…飛び先設定部
186…他の場合飛び先設定部
187…タイムアウト時飛び先設定部
214…飛び先設定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15