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特許7069339工作機械用スイッチ及び切り替えロジック
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】工作機械用スイッチ及び切り替えロジック
(51)【国際特許分類】
   B25F 5/00 20060101AFI20220510BHJP
   B24B 23/00 20060101ALI20220510BHJP
   B24B 51/00 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
B25F5/00 C
B24B23/00 Z
B24B51/00
B25F5/00 B
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020554534
(86)(22)【出願日】2019-03-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-07-15
(86)【国際出願番号】 EP2019056925
(87)【国際公開番号】W WO2019197123
(87)【国際公開日】2019-10-17
【審査請求日】2020-10-04
(31)【優先権主張番号】18166226.3
(32)【優先日】2018-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591010170
【氏名又は名称】ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト
【住所又は居所原語表記】Feldkircherstrasse 100, 9494 Schaan, LIECHTENSTEIN
(74)【代理人】
【識別番号】100123342
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 承平
(72)【発明者】
【氏名】トーマス ブラッツ
【審査官】山村 和人
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-223899(JP,A)
【文献】特開2013-129017(JP,A)
【文献】特開2006-281414(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102015222153(DE,A1)
【文献】特表2009-534204(JP,A)
【文献】特開2017-185615(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第10318798(DE,A1)
【文献】独国特許出願公開第102012223931(DE,A1)
【文献】独国特許出願公開第102006060880(DE,A1)
【文献】米国特許第04763101(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0209949(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25F 5/00 - 5/02
B24B 23/00
51/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工作機械(1)を制御する方法であって、前記工作機械(1)は、制御装置、駆動装置、前記駆動装置によって駆動される手段、例えば研磨手段、作動スイッチ(7)、及びさらにロックスイッチを備え、
前記方法は、
-前記駆動装置が所定の第1の回転速度値に調節されるように、前記工作機械(1)を停止モードから起動モードに切り替えるために前記作動スイッチ(7)を押圧することによって、前記作動スイッチ(7)を作動する(オンにする)ステップと、
-前記作動スイッチ(7)の押圧をやめ、前記作動スイッチ(7)を切り(オフにし)、前記駆動装置が、前記所定の第1の回転速度値に所定の期間調節される、ステップと、
-前記作動スイッチ(7)が切られ(オフにされ)た後の第1の所定の期間内に前記ロックスイッチ(8)を作動し(オンにし)て、前記駆動装置が所定の第2の回転速度値に調節されるステップと、
-前記作動スイッチ(7)を押圧することによって前記作動スイッチ(7)を作動させる(オンにする)か、は前記ロックスイッチ(8)を押圧することによって前記ロックスイッチ(8)を作動させ(オンにし)、前記工作機械(1)を前記起動モードから前記停止モードに切り替えるステップと、
からなることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1の回転速度値と前記第2の回転速度値とが一致する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の回転速度値と前記第2の回転速度値とが異なる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
請求項1~3の少なくとも1つに記載の前記方法を実行する工作機械(1)であって、制御装置、駆動装置、前記駆動装置によって駆動される手段、例えば研磨手段、作動スイッチ(7)、及びさらにロックスイッチ(8)を含む、ことを特徴とする工作機械。
【請求項5】
前記作動スイッチ(7)及び前記ロックスイッチ(8)が、2つの圧力面によって形成され、それらの圧力面が前記作動スイッチ(7)及び前記ロックスイッチ(8)に対応する1つの共通スイッチ装置(11)によって形成される、ことを特徴とする請求項4に記載の工作機械。
【請求項6】
前記共通スイッチ装置(11)ロッカースイッチによって形成される、ことを特徴とする請求項5に記載の工作機械。
【請求項7】
前記共通スイッチ装置(11)第1の圧力面(13)及び第2の圧力面(14)を有する、ことを特徴とする請求項5または6に記載の工作機械。
【請求項8】
前記共通スイッチ装置(11)の表面は平坦又は平面である、ことを特徴とする請求項7に記載の工作機械。
【請求項9】
前記共通スイッチ装置11)は前記第1の圧力面(13)及び/又は前記第2の圧力面(14)に対して凹部を有する、ことを特徴とする請求項7に記載の工作機械。
【請求項10】
前記作動スイッチ(7)及び前記ロックスイッチ(8)が、マイクロボタン(21、22)と相互作用する、ことを特徴とする請求項4~9のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項11】
前記第1の圧力面(13)及び前記第2の圧力面(14)が、マイクロボタン(21、22)と相互作用する、ことを特徴とする請求項7~のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項12】
前記作動スイッチ(7)及び前記ロックスイッチ(8)が、前記工作機械(1)のハンドル(15)の構成部分である、ことを特徴とする請求項4~11のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項13】
前記第1の圧力面(13)及び前記第2の圧力面(14)が、前記工作機械(1)のハンドル(15)の構成部分である、ことを特徴とする請求項7~のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項14】
前記工作機械(1)が、前記工作機械(1)の作動可能状態を示す少なくとも1つの光源(18)を備える、ことを特徴とする請求項4~13のいずれか1項に記載の工作機械。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械、特にサンダを制御する方法であって、工作機械が、制御装置、駆動装置、駆動装置によって駆動される手段、例えば研磨手段、作動スイッチ、及びさらにロックスイッチを備える、方法に関する。
【0002】
本発明は、さらに、発明による方法を実行するための、特にサンダの形態の工作機械に関する。
【背景技術】
【0003】
工作機械は、通常、工作機械又は工作機械の駆動装置が作動スイッチを有し、それによって起動又は停止れる。作動スイッチは、通常、ラッチ機能なしの圧力スイッチであり、作動のためにはその圧力スイッチはユーザによって永続的に押されなければならない。
【0004】
しかしながら、いくつかの工作機械、特にサンダでは、圧力が作動スイッチにもはや加えられなくても、工作機械を作動するために作動スイッチが永続的に作動されたままであることが望ましい場合がある。
【0005】
しかしながら、圧力が永続的に加えられていなくても工作機械の作動スイッチが作動されることを可能にする、市場で既に入手可能な装置は、取り扱いに関して事前指定された安全な態様を考慮する際に問題があり、不十分であることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上述した問題を解決すること、並びに工作機械を制御するための方法、及びさらに方法を実行する工作機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、独立請求項の主題によって達成される。独立請求項1の主題に関連する有利な態様は、上記独立請求項1に従属する従属請求項において見出され得る。
【0008】
ここで、目的は、工作機械、特にサンダを制御する方法であって、工作機械が、制御装置、駆動装置、駆動装置によって駆動される手段、例えば研磨手段、作動スイッチ、及びさらにロックスイッチを備える、方法によって達成される。
【0009】
発明によれば、方法は、以下の方法ステップ、
-駆動装置が所定の第1の回転速度値に調節されるように、工作機械を停止モードから起動モードに切り替えるために作動スイッチを押圧することによって作動スイッチを作動させる(オンにする)ステップと、
-作動スイッチの押圧をやめ、作動スイッチを切り(オフにし)、駆動装置が所定の第1の回転速度値に所定の期間調節される、ステップと、
-作動スイッチが切られ(オフにされ)た後の第1の所定の期間内にロックスイッチを作動させ(オンにし)て、駆動装置が所定の第2の回転速度値に調節されるステップと、
-作動スイッチを押圧することによって作動スイッチを作動させる(オンにする)か、又はロックスイッチを押圧することによってロックスイッチを作動させ(オンにし)、工作機械を起動モードから停止モードに切り替えるステップと、
によって特徴付けられる。
【0010】
ロックスイッチは、ロックオンスイッチ又はロッキングスイッチとも呼ばれ得る。所定の期間は0.5~3秒の間であってもよく、ここでは特に1秒であってもよい。しかしながら、工作機械のハウジング上のインタフェース(MMI-マンマシンインタフェースとも呼ばれる)によって、及び制御装置を用いて、期間を拡張又は短縮可能にすることも可能である。
【0011】
発明による方法の有利な態様によれば、第1の回転速度値及び第2の回転速度値が一致することが可能であり得る。
【0012】
発明による方法の有利な態様によれば、第1の回転速度値及び第2の回転速度値が異なることが可能であり得る。ここで、第1の回転速度値は、2625RPMであってもよく、第2の回転速度値は、5250RPMであってもよい。
【0013】
発明の範囲内において、作動スイッチ及びロックスイッチが共通スイッチ装置として設計されることが好ましい。例えば、この1つのスイッチ装置は、2つの比較的大きな圧力面によって形成されてもよく、それらの圧力面が、個々の作動スイッチ及びロックスイッチに対応する。例えば、第1の圧力面は、作動スイッチに対応してもよく、第2の圧力面は、ロックスイッチに対応する。2つの圧力面は、比較的狭い中央ウェブによって互いに接続され得ることが好ましい。発明の範囲内において、共通スイッチ装置は、ロッカー又はロッカースイッチとして設計されることが特に好ましい。2つの圧力面が中央ウェブによって互いに接続され、1つの共通スイッチ装置がそれによって連続面を有するため、ロッカーは、特に連続ロッカーと呼ばれ得る。共通の連続面は、2つの圧力面及び中央ウェブに関連付けられる、3つの部分面から構成されることが好ましい。発明の範囲内において、圧力面は、切り替え面又はボタンとも呼ばれ得ることが好ましい。切り替え面は、作動スイッチ及びロックスイッチの機能を引き継ぐように有利に設計される。
【0014】
発明の好ましい改良において、提案される制御方法は、以下のステップ、
-スイッチ装置が、連続ロッカースイッチとして設計され、第1の圧力面上に力を加えることによってスイッチ装置を作動させる(オンにする)ステップであって、工作機械が停止モードから起動モードに移行される、ステップと、
-第1の圧力面の押圧をやめ、第1の圧力面を非作動に(オフに)するステップと、
-第1の圧力面作動に(オフに)した後の第1の所定の期間内にスイッチ装置の第2の圧力面を押圧して作動させ(オンにし)、その結果、工作機械が作業モードに入る、ステップと、
によって説明され得る。
【0015】
ユーザは、ここで、工作機械を用いて作業し、例えば、研磨作業を実行し得る。工作機械は、特に作業モードにおいて使用され得る。発明の範囲内において、作業モードは、起動モードとは対照的に、工作機械の連続作動であることが好ましい。工作機械は、作業モードにおいて「モーメンタリオン(momentary on)」状態で動作することが好ましく、工作機械は、連続作動中に「ロックオン」状態で作動する。第2の圧力面の永続的な作動がなくても、工作機械が有利なことに作業モードのままであるため、ユーザは、工作機械で作業する間、指を第2の圧力面から離すことができる。発明の範囲内において、工作機械の作業モードが所定の第2の回転速度値に対応することが好適であり得る。工作機械の起動モードは、所定の第1の回転速度値に対応することが好ましい。停止モードにおいて、工作機械は、オフに切り替えられることが好ましく、回転速度値は、ゼロである。発明の範囲内において、工作機械が、第1の圧力面又は第2の圧力面を作動させることによって、オフに切り替え、すなわち停止モードに移行されることが可能であることが好ましい。特に、工作機械は、第1の圧力面又は第2の圧力面を作動させることによって、作業モードから停止モードに切り替えられ得る。
【0016】
発明の範囲内において、ロッカースイッチ装置の第2の圧力面が、第1の圧力面が非作動に(オフに)された後の所定の期間内に作動されない場合に、工作機械が、自動的にオフに切り替え、すなわち停止モードを確立することが好ましい。
【0017】
好適な態様において、スイッチ装置の第1の圧力面は、作動スイッチに対応することが好ましく、「I/Oボタン」として設計され得る。さらに、スイッチ装置の第2の圧力面は、ロックスイッチに対応することが好ましく、「ロッキングスイッチ」として設計され得る。第1の圧力面及び第2の圧力面は、連続ロッカーを形成するために結合され得ることが好ましい。ロッカーは、エストラマーマットに統合されてもよく、又は機械設計のものであってもよい。図8及び図9は、発明のこの好適な態様の実施例を示す。
【0018】
この発明は、発明のこの態様の文脈において、作動スイッチとロックスイッチとの間の光源の提供が省かれ得るという利点を有する。その結果、提案される工具ハンドルの基となる構造及び電子システム、特にスイッチング電子システムが、実質的に簡略化され得る。発明のこの態様において、工作機械の作動状態に関するフィードバックが、第2の光源を用いて提供されることが好ましく、第2の光源は、共通ロッカースイッチ装置の第2の圧力面上に配置され得ることが好ましい。特に、第2の光源は、第2の圧力面と、好ましくは隣接する第3のスイッチ及び第4のスイッチとの間に配置されて存在する。工作機械の提案された工具ハンドルの第3のスイッチ及び第4のスイッチは、工作機械を作動させるためのギアを選択するように設計されることが好ましい。
【0019】
フィードバックは、例えば、工作機械が一時的な起動モードにある限り、第2の光源が規則的な間隔で、又は特定の周波数でフラッシュすることによって、行われ得る。工作機械のこの状態は、スイッチ装置の第1の圧力面の、「ホールドツゥラン(hold to run)」機能又は状態と呼ばれることが好ましい。ロッカースイッチの第2の圧力面が押されるとすぐに、第2の光源は、また、永続的に点灯し得る。停止モードでは、第2の光源は、オフに切り替えられることが好ましい。
【0020】
発明の1つの実施例において、工作機械がエネルギー源に接続されている場合、工作機械は、第1の状態にあり得る。この第1の状態では、作動スイッチもロックスイッチも押されていないことが好ましい。工作機械のハンドルが共通スイッチ装置を有する場合、第1の圧力面も第2の圧力面も押されていないことが好ましい。この第1の状態では、発明の範囲内において、工作機械のハンドル上の光源又はLEDが点灯しないことが好ましい。この第1の状態では、工作機械は、停止モードであることが好ましい。
【0021】
作動スイッチすなわちロッカースイッチの第1の圧力面を作動させることによって、工作機械は第2の状態に移り得る。この第2の状態では、工作機械のモータが、作動し始める。それは、特に、「ホールドツゥラン」状態で作動し、それは、本発明の範囲内において「一時的作動」とも呼ばれる。工作機械のこの第2の状態において、光源又はLEDは、工作機械が作動モードへの移行準備ができていることをフラッシュによって示し得る。フラッシュは、例えば1Hzの周波数で行われてもよく、この周波数に制限されない。「ホールドツゥラン」状態の期間は、例えば1秒の期間に制限され得る。第2の状態は、工作機械の起動モードに対応することが好ましい。
【0022】
工作機械のこの第2の状態において、ロックスイッチすなわちロッカースイッチの第2の圧力面が、1度短く、特に作動スイッチ又は第1の圧力面が離された後1秒の規定された期間内に、作動される場合、工作機械は、一時的ではなく永続的に作動することが好ましい。この状態は、工作機械の第3の状態と呼ばれ、第3の状態は、作業モードに対応する。第3の状態は、工作機械のハンドル上の光源又はLEDが永続的に点灯することによって示され得る。第3の状態は、作動スイッチ又はロックスイッチのいずれかを押すことによって終了され得ることが好ましい。ロッカースイッチを有する工作機械のハンドルの場合、第1の圧力面又は第2の圧力面のいずれかが、第3の状態、したがって作業モードを終了するために押されることが可能であることが好適であり得る。停止状態は、光源又はLEDがもはや点灯されていないことによって示されてもよく、第3の状態を終了することによって復元され得る。第3の状態において、工作機械又はモータは、永続的に作動する。
【0023】
ロッカースイッチを用いた改良において、押された第2のボタン、工作機械が意図せず永続的にオンに切り替えられることを特に効果的に防止するので発明は、安全水準の向上をもたらすことを可能にする。さらに、1つの光源又はLEDが、障害及び/又は障害メッセージを示すために有利に使用され得る。光源又はLEDのフラッシュは、工作機械が「ホールドツゥラン」モードであることを示し、永続的な点灯は、工作機械が連続的に作動中であることを意味する。言い換えると、発明の範囲内において、工作機械又はそのハンドルが工作機械の作動可能状態を示すために少なくとも1つの光源を備えることが好ましい。作動可能状態は、例えば、工作機械の第1の状態、第2の状態、及び第3の状態、すなわち起動モード、停止モード、及び作業モードであってもよく、起動モードは、工作機械の「ホールドツゥラン」モードに対応することが好ましい。発明の特定の利点は、工作機械が作動スイッチ及びロックスイッチ、又は共通スイッチ装置を有するかどうかにかかわらず、工作機械が同一の切り替えロジックシステムで作動され得るということである。
【0024】
さらに、本発明の基となる目的は、方法を実行する工作機械によって達成され、工作機械は、制御装置、駆動装置、駆動装置によって駆動される手段、例えば研磨手段、作動スイッチ、及びさらにロックスイッチを含む。発明の非常に特に好適な実施例において、工作機械のために、作動スイッチ、及びロックスイッチが、ロッカースイッチとして構成される共通スイッチ装置を形成することが好ましい。このために、作動スイッチ及びロックスイッチは、それぞれ圧力スイッチによって形成されてもよく、その圧力面は、中央ウェブによって互いに接続されている。
【0025】
以下の図の説明においてさらなる利点を見出すことができる。図には、本発明の様々な実施例が示されている。図、説明及び特許請求の範囲は、多数の特徴を組み合わせて含む。当業者もまた、有用なさらなる組み合わせを形成するために、適宜、特徴を個別に検討し、それらを組み合わせるであろう。
【0026】
図面において、同一の構成要素及び同一種類の構成要素は、同一の参照符号によって指定される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】作動スイッチ及びロックスイッチを有する、本発明による工作機械のハンドルの斜視図である。
図2】作動スイッチ及びロックスイッチを有する、本発明による工作機械のハンドル後部から見た図である。
図3図2による切断線A-Aに沿った断面図である。
図4】本発明による方法の第1の態様を示す第1のグラフである。
図5】本発明による方法の第2の態様を示す第2のグラフである。
図6】本発明による方法の第3の態様を示す第3のグラフである。
図7】本発明による方法の第4の態様を示す第4のグラフである。
図8】工作機械、特に工作機械のハンドルの好適な実施例の図である。
図9】工作機械、特に工作機械のハンドルの好適な実施例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1及び図2は、サンダの形態の工作機械の一部を示す。しかしながら、工作機械1が、ドリル、のこぎりなどとして構成されることも可能である。
【0029】
工作機械1は、実質的に、ハウジング2、駆動装置、伝動装置、駆動シャフト、工具ホルダ、エネルギー源、及び制御装置を含む。この場合、駆動装置は、例えば、ブラシレス電気モータの形態で構成され得る。駆動装置によって発生されるトルクが、駆動シャフト及び工具ホルダを介して工具に伝動されるように、駆動装置は、ハウジング2内に位置する。制御装置は、工作機械1の全ての機能、特に駆動装置の機能を制御し、又は調整する。エネルギー源は、工作機械1の電気消費側に電気エネルギーを供給する役割をする。電気消費側の1つは、特に、駆動装置である。ここで、エネルギー源は、充電式電池(蓄電池とも呼ばれる)の形態で構成され得る。エネルギー源は、充電式電池として構成され、工作機械1のハウジング2に接続され得る。代替として、エネルギー源は、工作機械1を主電源接続(即ち、プラグソケット)に着脱自在に接続するための電源ケーブルとしても実施され得る。
【0030】
制御装置は、駆動装置への、特に電気エネルギー、即ち電流の供給を制御及び調整する。その結果、具体的には、電気モータとして設計される駆動装置の回転速度が制御され、又は調整される。
【0031】
駆動装置、伝動装置、駆動シャフト、工具ホルダ、エネルギー源、制御装置、及び工具は、図面には示されない。
【0032】
図1及び図2において示される部分領域は、工作機械1のハウジング2の後部であり、特に、サンダとして構成される工作機械1のハンドルの1つである。ハンドルは、工作機械1を保持し動かす役割をする。通常、サンダとして構成される工作機械1の前方部に、さらなるハンドルが提供される。
【0033】
図1に示されるように、第1のスイッチ3、第2のスイッチ4、第3のスイッチ5、及び第4のスイッチ6が、工作機械のハンドル上に位置する。第1のスイッチ3、第2のスイッチ4、第3のスイッチ5、及び第4のスイッチ6は、それぞれ圧力スイッチとして構成される。さらに、多段階目盛りSも、ハンドル上に設けられている。
【0034】
第1のスイッチ3は、作動スイッチ7であり、工作機械1は、それによって起動モード又は停止モードに選択的及び可逆的に移行され得る。作動スイッチ7は、「I/Oボタン」とも呼ばれ得る。工作機械1が起動モードに移行される場合、対応する信号が、作動スイッチ7から制御装置に送信される。制御装置は、エネルギー源からの電気エネルギーの供給(即ち、電流の供給)によって駆動装置が起動され、その結果駆動装置によってトルクが発生されることを確実にする。言い換えると、起動モードにおいて、工作機械1は、オンに切り替えられ、それによって、上記工作機械を用いて作業が実行され得る。作動スイッチ7及びロックスイッチ8の機能が、ロッカースイッチによって形成される共通スイッチ装置11によって実現される場合、作動スイッチ7は、共通イッチ装置11の第1の圧力面13によって形成され得ることが好ましい。
【0035】
一方、工作機械1が停止モードに移行される場合、対応する信号が、作動スイッチ7から制御装置に送信される。制御装置は、事前定義された遅延時間後、例えば、親指を移動する1秒後、電気エネルギー(=電流)が、エネルギー源から駆動装置にそれ以上伝導されないことを確実にする。言い換えると、停止モードにおいて、工作機械1は、オフに切り替えられ、それによって、上記工作機械を用いて作業がそれ以上実行されない。駆動装置が既に運転停止されている場合であっても、制御装置は、ある時間の間、依然として起動状態である。
【0036】
作動スイッチ7は、それに対応して配線(図示せず)による信号伝送のために制御装置に接続される。作動スイッチ7を作動させるために、工作機械1のユーザによって、ある力又はある圧力が作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13の表面上で矢印方向Nに加えられる。それによって、作動スイッチ7は、矢印方向Nに動かされる。作動スイッチ7上に力がそれ以上加えられなくなるとすぐに、作動スイッチ7は、矢印方向Nの逆向きに開始位置の方に戻って動く。このために、作動スイッチ7は、対応するばね(図示せず)で構成され得る。代替手段として、作動スイッチ7は、また、例えばゴムなどの弾性材料から形成されてもよい。作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13が矢印方向Nに押されたままである場合に限り、工作機械1は、通常起動される。作動スイッチ7は、したがって、一度押されたことにより所望の(即ち、押された)位置のままとなるラッチ機能を有するスイッチではない。
【0037】
第2のスイッチ4は、工作機械1又は制御装置及び駆動装置を起動モードにおいてロックする役割をするロックスイッチ8である。発明の好適な実施例において、ロックスイッチ8は、ロッカースイッチ11の第2の圧力面14として設計され得る。ロックスイッチ8が入った(オンにされた)後、作動スイッチ7がもう押されていないか、すなわち作動スイッチ7上で矢印方向Nにそれ以上力が加えられない場合であっても、工作機械1並びにさらに制御装置及び駆動装置は、起動モードのままである。これは、圧力面(13又は14)永続的に操作することなくユーザにより使用され得る工作機械1を提供する目的が達成される、発明の実質的な利点を構成する。
【0038】
さらに、ロックスイッチ8及び作動スイッチ7は、工作機械1を起動モードから停止モードに移行させるために使用され得る。発明の特に好適な実施例において、ロッカースイッチ11は、この目的のために使用され得る。言い換えると、例えば、ロックスイッチ8を作動させることによって、工作機械1は、起動モードから停止モードに移行される。ロックスイッチ8を作動させるために、工作機械のユーザによって、ある力又はある圧力がロックスイッチ8の面上で矢印方向Nに加えられ、それによって、ロックスイッチ8は矢印方向Nに動かされる。
【0039】
工作機械1の様々なモード及び機能が、図4図7に示されている。
【0040】
図4は、作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13がユーザによって6秒間押されたままである状況を、グラフを用いて示す。工作機械1、並びに制御装置及び駆動装置は、したがって、6秒間起動モードにある。最初の1秒以内に、電気モータとして構成される駆動装置の回転速度は、毎分0~5250回転(RPM)まで線形的に増加する。駆動装置の回転速度は、5秒間5250RPMで一定したままである。6秒目に入ると、ユーザにより作動スイッチ7上に力又は圧力がそれ以上加えられない。作動スイッチ7がもはや押されなくなった後、駆動装置の回転速度は、5250RPMの値のままである。駆動装置の回転速度の値は、1秒後、即ち、6秒目から7秒目にようやく、5250RPMから0まで線形で減少する。9秒目に入ると、回転速度が0の値に達する。駆動装置の回転速度が0に達したとき、駆動装置、及びしたがって工作機械1は、停止モードにある。
【0041】
図4のグラフを用いて示されるプロファイルは、作動スイッチ7がユーザによって6秒の期間だけ押されており、工作機械1が、これに応じて合計9秒間起動モードにある状況を構成する。
【0042】
図5は、ユーザが作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13を0.8秒間だけ押す、又は作動させる状況を、グラフを用いて示している。電気モータとして構成される駆動装置の回転速度は、0~0.75秒の期間、0から2625RPMの値まで増加する。回転速度は、合計1秒間、即ち0.75~1.75秒の期間、2625RPMで一定したままである。1.5秒に入って、回転速度値は、2625RPMから0まで落ちる。駆動装置は、最終的に、2.5秒において停止し、工作機械1及びさらに駆動装置は、起動モードから停止モードに変化する。
【0043】
図6は、ユーザが作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13を6秒間だけ押す、又は作動させる状況を、グラフを用いて示している。駆動装置の回転速度値は、1秒以内に0から5250RPMまで線形的に増加する。作動スイッチ7は、合計6秒間押されたままである。工作機械1、並びにまた制御装置及び駆動装置は、したがって停止状態から起動モードに変化する。
【0044】
6秒後、作動スイッチ7上には、それ以上圧力又は力がユーザによって加えられていない。1秒以内に、即ち7秒目に入って、作動スイッチ7が押されなくなった後、ロックスイッチ8が、ユーザによって一度押される。ロックスイッチ8又は共通スイッチ装置11の第2の圧力面14を作動させること又は押すことによって、工作機械1及び駆動装置が、起動モードのままになるか又はユーザにより作業モードに移行され得る。さらに、駆動装置の回転速度値は、前と同様5250RPMのままである。15秒後又は15秒目に入って、作動スイッチ7が再び押される。作動スイッチ7が再び作動されることによって、工作機械1及び駆動装置は、起動モードから停止モードに変化する。代替手段として、作動スイッチ7を作動させる代わりに、工作機械1及び駆動装置が起動モードから停止モードに変化することを可能にするために、ロックスイッチ8作動されてもよい。駆動装置の回転速度値は、1秒以内に5250RPMから0まで線形的に降下する。駆動装置は、17秒目に入ってから停止する。
【0045】
図7は、ユーザが作動スイッチ7又は共通スイッチ装置11の第1の圧力面13を0.75秒間だけ押す、又は作動させる状況を、グラフを用いて示している。工作機械1及び駆動装置は、停止モードから起動モードに変化する。回転速度値は、0から2625RPMだけ増加する。駆動装置の回転速度は、1秒間2625RPMのままである。1秒以内に、即ち0.75秒に入って、作動スイッチ7が押されなくなった後、ロックスイッチ8又は共通スイッチ装置11の第2の圧力面14が、ユーザによって一度押される。ロックスイッチ8を作動させることすなわち押すことによって、工作機械1及びさらに駆動装置は、起動モードのままである。さらに、駆動装置の回転速度値は、2625から5250RPMまで線形的に増加する。前と同様に、作動スイッチ7は、15秒後又は15秒目に入ってから再び押される。作動スイッチ7が再び作動されることによって、工作機械1及び駆動装置は、起動モードから停止モードに変化する。工作機械1及び駆動装置が起動モードから停止モードに変化することを可能にするために、代替手段として、作動スイッチ7を作動させる代わりに、ロックスイッチ8が作動されてもよい。駆動装置の回転速度値は、2秒以内に5250RPMから0まで線形的に降下する。駆動装置は、17秒目に入ってから停止する。
【0046】
図3に示されるように、工作機械1のハウジング2は、作動スイッチ7が凹部10に位置するように構成される。作動スイッチ7及びロックスイッチ8が共通スイッチ装置11によって形成される場合、ロッカースイッチが凹部12に存在することも同様に好ましい。作動スイッチ7の表面は、工作機械1のハウジング2の表面よりも方向Nの方に低く位置し得る。作動スイッチ7の表面と工作機械1のハウジング2の表面との間の距離Dは、ここでは、例えば5~20mmの間である。しかしながら、1~15mmの範囲に奥行き又は高さがある作動スイッチの凹部は、非常に特に好適である。特に有利な改良では、距離Dは、10mmの値を有する。工作機械1の表面上の凹部10のエッジ面9は、作動スイッチ7に対して斜角が付けられ、傾斜されている。図3に示されるように、斜角が付けられたエッジ面の傾斜は、半径Rを有する円が、エッジ面の個々の点、及び作動スイッチ7の面上の1つの点に当接するように、ここでは構成される。作動スイッチ7の表面の凹部10のこの特別な構成は、作動スイッチ7を作動させることを困難にし、したがって不注意で作動されないようにする。ユーザは、目標とする、計画したやり方で作動スイッチ7を作動させるために、目標とするやり方でハウジング2の凹部に指で引き込まなければならない。さらに、凹部は、工作機械1が基板の逆向き、即ち作動スイッチ7が位置しているハウジング2の表面上に置かれるときに、作動スイッチ7が不注意で作動しないことを確実にする役割をする。地面の上にある石などの凹凸は、作動スイッチの特別な凹部のために、作動スイッチ7を始動させることができない。
【0047】
工作機械1が不注意でオンに切り替えられることを追加的に防止するために、凹んだ作動スイッチ7又はスイッチ装置11の第1の圧力面13から離れた、全ての又は個々のスイッチは、突出した設計のものであり得る。作動スイッチ7又はスイッチ装置11の第1の圧力面13が、他のスイッチが同時に押されないときにのみ作動するように、スイッチは好ましくは相互接続される。
【0048】
発明の範囲内において、作動スイッチ7及びロックスイッチ8が共通スイッチ装置11によって形成されることが好適であり得る。この共通スイッチ装置11の表面は、平坦又は平面であることができる。しかしながら、ロッカースイッチ11が、第1の圧力面13及び第2の圧力面14の領域内の表面に凹部を有し、その凹部がユーザの指を導くように有利に設計されることも、好適であり得る。その結果、ユーザは、共通スイッチ装置の表面上での自分の位置をより良く確認し、ロッカースイッチ11を特に正確に作動させ得ることが好ましい。
【0049】
第3のスイッチ5及び第4のスイッチ6は、ギア選択スイッチであり、それによって、工作機械の伝動装置の個々のギアが選択され得る。ギアの選択、及びさらにギアの係合は、電子的に行われることが好ましい。第4のスイッチ6上で矢印方向Nに力又は圧力を加えることによって、より高いギアが選択され係合される。第3のスイッチ5上で矢印方向Nに力又は圧力を加えることによって、より低いギアが選択され係合される。多段階目盛りSは、複数の光源(例えば、LED)で構成され、個々の光源を点灯することによって、伝動装置又はエンジン電子システムにおいてどのギアが選択されているかをそれに応じて示す。
【0050】
図1において、LEDの形態の第1の光源17は、作動スイッチ7の上に位置し、LEDの形態の第2の光源18は、ロックスイッチ8の上に位置することがさらに分かる。作動スイッチ7が押され、工作機械1が停止モードから起動モードに移行されたとき、第1の光源17が点灯する。ロックスイッチが押され、工作機械がアクティブモードにロックされたとき、第2の光源18が点灯する。
【0051】
第1の光源17及び第2の光源18は、障害を示すために任意で使用され得る。例として、工作機械1の一時的な障害が、フラッシュコードによって示され得る。一時的な障害は、例えば、オーバーヒートであってもよい。2つの光源17、18のうちの1つの永続的な点灯によって、永続的な障害が示され得ることが好ましい。永続的な障害は、例えば、サービス要求であってもよい。発明の範囲内において、光源17、18が2色設計のものであることが好適であり得る。発明の範囲内において、これは、光源17、18が、少なくとも2つの異なる色、例えば赤及び緑の光を放射するように設計されることを意味することが好ましい。例えば、色「緑」は、通常、作動状態を示すために使用することができ、色「赤」は、障害を示すために使用することができる。2色の特性は、共通導光体の下の多色照明手段、又は異なる色の個々の照明手段のいずれかによって達成することができる。共通スイッチ装置11を有する発明の好適な実施例では、光源17の提供を省くことができる。上記で行われた記述は、その際、必要な変更を加えて、単独光源18に適用する。発明の範囲内において、光源17、18が発光ダイオード(LED)により形成され、又は発光ダイオードを含むことが非常に特に好ましい。
【0052】
ユーザに対する支援として、スイッチ(3~8、13、14)及び/又は光源17、18それ自体、或いは隣接する領域が、シンボル又はラベル付きで提供され得る。
【0053】
図8は、工作機械1の好適な実施例、特に工作機械1のハンドル(図9の参照符号15によって示される)を示す。共通スイッチ装置11は、第1の圧力面13及び第2の圧力面14を含み、また、2つの圧力面(13、14)を互いに接続する中央ウェブが特に示されている。共通スイッチ装置11は、ロッカースイッチを構成することが好ましい。共通スイッチ装置11を有する発明の実施例では、工作機械1のハンドル15は、例えば、第2の光源18であり得るただ1つの光源を含む。この1つの光源18は、例えば、好適にはロックスイッチ8に対応する第2の圧力面14、並びに第3のスイッチ5及び第4のスイッチ6の間に配置され得る。
【0054】
図9は、工作機械1のハンドル15の好適な実施例の側面図を示す。上記図面は、特に、統合型光源19に好適に接続され得る光源18を示す。統合型光源19は、例えば、発光ダイオード(LED)によって形成され得る。さらに、図9は、ロッカースイッチ11の第1の圧力面13及び第2の圧力面14の配置を示している。第2の圧力面14は、第2のマイクロボタン22に接続されてもよく、共通スイッチ装置11の第1の圧力面13は、第1のマイクロボタン20に接続され得る。ロッカー11又はロッカースイッチ11の旋回点21は、2つのマイクロボタン(20、22)の間に存在し得る。スイッチ(7、8)又は圧力面(13、14)は、マイクロボタン(20、22)と相互作用し得ることが好ましい。発明の範囲内において、共通スイッチ装置11をロッカースイッチとして構成することによって、両方の圧力面(13、14)が同時にではなく、第1の圧力面又は第2の圧力面14のいずれかが押されたと工作機械1によって識別されることが好まし
い。このために、共通スイッチ装置11は、ロッカースイッチのための旋回点21を有することが好ましい。ロッカースイッチ11は、凹部12に存在し得ることが好ましい。スイッチ(7、8)又は圧力面(13、14)が、工作機械1のハンドル15の構成部分であることが、さらに好ましい。
【符号の説明】
【0055】
1 工作機械
2 ハウジング
3 第1のスイッチ
4 第2のスイッチ
5 第3のスイッチ
6 第4のスイッチ
7 作動スイッチ
8 ロックスイッチ
9 エッジ面
10 凹部
11 共通スイッチ装置/ロッカースイッチ
12 共通スイッチ装置の凹部
13 第1の圧力面
14 第2の圧力面
15 工作機械のハンドル
17 第1の光源
18 第2の光源
19 統合型光源
20 第1のマイクロボタン
21 ロッカースイッチの旋回点
22 第2のマイクロボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9