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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-10
(45)【発行日】2022-05-18
(54)【発明の名称】マズルフラッシュ模擬器
(51)【国際特許分類】
   F41B 11/89 20130101AFI20220511BHJP
   F41G 3/26 20060101ALI20220511BHJP
   A63H 5/04 20060101ALI20220511BHJP
【FI】
F41B11/89
F41G3/26 B
A63H5/04 C
【請求項の数】 1
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021181555
(22)【出願日】2021-11-08
【審査請求日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】63/122,484
(32)【優先日】2020-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521488462
【氏名又は名称】エーステック コープ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ユン-フイ チャン
【審査官】金田 直之
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第2003-0025899(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-1440471(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第10-1966922(KR,B1)
【文献】実公平02-041513(JP,Y2)
【文献】特開2019-120483(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41B 11/00-11/89
F41G 3/26
A63H 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方の弾丸通路に一時的に照射するためのマズルフラッシュ模擬器であって、
マズルフラッシュ模擬器を通して配置された内部通路と、
内部通路に通過する弾丸を検出することに応答して、トリガ信号をコントローラに送信するように構成された第1センサーと、
コントローラに結合された第1の照射コンポーネントと、
コントローラに結合された第2の照射コンポーネントと、を備え、前記第1の照射コンポーネントと前記第2の照射コンポーネントの指定された期間における設定値の各々は、調整可能であるとともにコントローラによって精密に制御され、
前記コントローラは、第1センサーからトリガ信号を受信したことに応答して、照明コマンドを各照射コンポーネントに送信するための基本の命令セットを使用し、前記基本の命令セットの各命令は、前記設定値を含み、
前記設定値は、トリガされた後で時間とともに変化する、マズルフラッシュ模擬器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月8日出願の米国仮特許出願第63122484号に基づく優先権の恩恵を主張する。
【0002】
本発明は、エアソフトガン用のマズルフラッシュ模擬器に関し、特に光の軌跡を残すことができるマズルフラッシュ模擬器に関する。
【背景技術】
【0003】
発光トレーサーはサバイバルゲームでよく使用されており、弾丸を発光させ、しばらくの間暗闇の中で射撃している場所を確認できる。
【0004】
ただしそれは、トレーサー弾丸(蓄光BB弾、発光BB弾)という特定のタイプの弾丸を必要とする。トレーサー弾丸は蛍光体をコーティングされている。発射されたトレーサー弾丸が発光トレーサー内を通過、センサーに感知されると同時に、発光ユニットがカメラのストロボのようにフラッシュし、トレーサー弾丸に照射すると、光を蓄えたトレーサー弾丸が発射され、弾道や着弾点が一筋の光となって確認できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、マズルフラッシュ(銃口炎)という異なる視覚効果を提供しています。マズルフラッシュの視覚効果は、実際の銃器を撃った時に銃口の火薬が高温で燃え、高圧炎が突然放出され、火と光を生成する視覚効果です。本発明は、専用のトレーサー弾丸を用いる必要はなく、普通の白色BB弾が、本発明のマズルフラッシュ視覚効果を達成することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施形態では、トリガされたときに、前方の弾丸通路に一時的に照射するように構成されたマズルフラッシュ模擬器であって、マズルフラッシュ模擬器を通して配置された内部通路と、内部通路に通過する弾丸を検出することに応答して、トリガ信号をコントローラに送信するように構成され、コントローラに結合された第1センサーと、少なくとも1つのフラッシュ光源とを含み、前記弾丸通路は内部通路に沿って延びている。フラッシュ光源は内部通路から通過して離れる弾丸を照射するように構成された、コントローラに結合された第1の照射コンポーネントとコントローラに結合された第2の照射コンポーネントとを含み、その各照射コンポーネントのそれぞれの色または強度は調整可能であり、コントローラによって精密に制御される。コントローラは第1センサーからのトリガ信号を受信したことに応答して、照射コマンドを各照射コンポーネント(第1の照射コンポーネントと第2の照射コンポーネント)に送信する。
【発明の効果】
【0007】
そのような方法において、より調整可能な照射コンポーネントを有するより多くなるほど色の組合せを多くすることができる。各照射コンポーネントは非常に近い位置に配置される必要がない、移動する弾丸を照射すると、各照射コンポーネントは互いに遠く離れて配置されている場合であっても、移動する弾丸の表面に色を反射させて、混合色を有する光トレイルも得る。
【0008】
本発明のある実施形態により、コントローラは、第1センサーからのトリガ信号を受信したことに応答して、照明コマンドを各照射コンポーネントに送信するための基本の命令セットを使用し、基本の命令セットの各命令は、指定された期間における設定値が含み、前方の弾丸通路に一時的に照射するマズルフラッシュ模擬器が提供される。これによって、コントローラは、不要な電力消費を低減するために、各照射コンポーネントの照射期間を個別に設定し、そして調整可能な光の軌跡を得ることができる。
【0009】
一部の実施形態では、コントローラは基本の命令セットとは異なる複数の命令セットを使用して、その後の発射(トリガされたときに)のための照射コマンドを順番に送信する。更に、同じパターン(命令セット)を使用し続けるための閾値を定義し得る。トリガ信号の時間間隔は、閾値よりも短い場合には次のパターンを使用されないようにする。そして、望ましい動的光ビームの効果が得られる。
【0010】
一部の実施形態では、後続の発射の照射コマンドを送信するために、命令セットの指定された各期間を調整するための別の閾値が定義されてよい。別のモードをアクティブにするために、各光ビーム効果が長くなったり短くなったりして、受信した時間間隔によってさまざまな光ビーム効果を生成し得る。
【0011】
1つまたは複数の例の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。他の特徴、目的、および利点は、その説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の1つの実施形態に係るマズルフラッシュ模擬器および関連装置の概略図である。
【0013】
図2】例示的な実施形態において、マズルフラッシュ模擬器を通過し、マズルフラッシュ模擬器から離れる弾丸の様々な断面図を示している。
【0014】
図3】例示的な実施形態において、第1センサーおよび少なくとも1つのフラッシュ光源を備えたマズルフラッシュ模擬器を示す。
【0015】
図4(A)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
図4(B)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
図5(A)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
図5(B)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
図6(A)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
図6(B)】一部の実施形態では、内部通路の外側に照射コンポーネントを有するフラッシュ光源を示す正面図である。
【0016】
図7(A)】別の実施形態では、複数のトレーサー光源をさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す断面図。
図7(B)】別の実施形態では、複数のトレーサー光源をさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示すブロック図。
【0017】
図8】一実施形態におけるマズルフラッシュ模擬器と光トレイルとの間に、望ましくないギャップを示す。
【0018】
図9(A)】いくつかの実施形態による、指定された期間における設定値が含む基本の命令セットを有する例示的な構成です。
図9(B)】いくつかの実施形態による、指定された期間において所望のオプションによって照射するマズルフラッシュ模擬器。
図10(A)】いくつかの実施形態による、指定された期間における設定値が含む基本の命令セットを有する例示的な構成です。
図10(B)】いくつかの実施形態による、指定された期間の異なる値を有する基本の命令セットを使用するマズルフラッシュ模擬器。
図11(A)】いくつかの実施形態による、指定された期間における設定値が含む基本の命令セットを有する例示的な構成です。
図11(B)】いくつかの実施形態による、指定された期間が異なる基本の命令セットを使用するマズルフラッシュ模擬器。
図12(A)】いくつかの実施形態による、指定された期間における設定値が含む基本の命令セットを有する例示的な構成です。
図12(B)】いくつかの実施形態による、トリガされた後で照明コマンドの設定値は時間によって変化し得るマズルフラッシュ模擬器。
図12(C)】いくつかの実施形態による、トリガされた後で照明コマンドの設定値は時間によって変化し得るマズルフラッシュ模擬器。
図13】いくつかの実施形態による、トリガされた後で照明コマンドの設定値は時間によって変化し得るマズルフラッシュ模擬器。
図14】いくつかの実施形態による、光の軌跡の視覚効果をより円滑に変化させる構成です。
【0019】
図15(A)】その他の実施形態においては、同じ視覚効果の繰り返しでつまらないと感じた実施形態です。
図15(B)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図16(A)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図16(B)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図17(A)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図17(B)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図17(C)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図18(A)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図18(B)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
図18(C)】その他の実施形態においては、望ましい動的効果のための命令セットの組合せを有するマズルフラッシュ模擬器の例示的な構成です。
【0020】
図19】他の実施形態においては、別の命令セットの組合せを示している。
【0021】
図20】両方は同じ模擬器を用いた場合、設定も同じであると、エアソフトガン得られる光トレイルは模擬銃によって得られる光トレイルよりも長くなる実施形態を示す。
図21】弾丸の速度を計算するための第2センサーをさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す。
図22】弾丸の速度を計算するための第2センサーをさらに含む構成を示す。
図23(A)】弾丸の速度を計算するための第2センサーをさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す。
図23(B)】弾丸の速度を計算するための第2センサーをさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す。
【0022】
図24(A)】通信部をさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す。
図24(B)】通信部をさらに含む構成を示す。
図25(A)】様々なユーザインタフェースをさらに含むマズルフラッシュ模擬器を示す。
図25(B)】複数のスライダーバーを介して各照射コンポーネントを個別に調整するマズルフラッシュ模擬器。
図26(A)】単一のスライダーバーによってユーザが特定のオプションを選択できるユーザインタフェースを示す。
図26(B)】他の実施形態においては、単一のスライダーバーによってユーザが特定のオプションを選択できるユーザインタフェースを示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1に示すように、マズルフラッシュ模擬器(以下単に模擬器)10は、模擬銃1(例えば、高圧ガスを用いるガスガン、圧縮空気を用いるエアガン、圧縮空気をピストンによって得る電動ガン等)に適用され得るように、トリガされたときに模擬器10の前方の弾丸通路3に一時的に照射して、移動する弾丸4の表面が個別の色を反射し、目の残像現象を利用して光トレイル5を得ることができる。模擬器10は種々の形状(例えば消炎器、サプレッサー、サイレンサー、オプレッサー等の形状)を有し得る。
【0024】
図2は、模擬器10を通過して離れるときの弾丸4を示す。模擬器10は、少なくとも1つのフラッシュ光源18と、コントローラ14と、模擬器10に配置された第1センサー16と、模擬器10を通して配置された内部通路12とを含み、当該弾丸通路3は内部通路12に沿って延びている。
【0025】
図3に示すように、フラッシュ光源18はコントローラ14に結合され、第1センサー16もコントローラ14に結合される。第1センサー16は、内部通路12の所定の位置に通過する弾丸4を検出することに応答して、トリガ信号をコントローラ14に送信するように構成されている。一実施形態では、図4(A)に示すように、内部通路12の外側に配置された4つのフラッシュ光源18は、内部通路12から離れて通過する弾丸4を照射するために、放射方向に配置されているか、これに限定されるものではない、フラッシュ光源18は、内部通路12から離れた弾丸4を照射することができる限り、内部通路12の内部に配置されてもよく、フラッシュ光源18はまた、非放射配置(例えば、図4(B)に示すように、ランダムに配置される)において内部通路12の外側に配置され、実火器の銃口の視覚効果をシミュレートすることが可能となる。
【0026】
図5(A)を参照すると、以下で説明するように、混合された光トレイル5を得られる。各フラッシュ光源18は、コントローラ14に結合された第1の照射コンポーネント181と、コントローラ14に結合された第2の照射コンポーネント182とを含み得る。各照射コンポーネントの色または強度は調整可能であるとともにコントローラ14によって精密に、かつ正確に制御され得る。コントローラ14は、第1センサー16からトリガ信号を受信したことに応答して、照射コマンドを各照射コンポーネント(例えば、第1の照射コンポーネント181および第2の照射コンポーネント182)に送信する。
【0027】
照射コンポーネント181及び照射コンポーネント182は、好ましくは、それぞれ異なる色の光を発するLED(発光ダイオード)である。フラッシュ光源18は、2つの調整可能な照射コンポーネントを含むことに限定されない。3つ以上の調整可能な照射コンポーネントを含むこともあり得る。図5(B)に示すように、別の実施形態では、各フラッシュ光源18は、3つの異なる色のLEDを含む。具体的には、各フラッシュ光源18は、赤色の照射コンポーネント183と、緑色の照射コンポーネント184と、青色の照射コンポーネント185とを含み、より調整可能な照射コンポーネントを有するより多くなるほど色の組合せを多くすることができる。例えば、赤色の照射コンポーネント183が255の調整可能なオプションを有し、緑色の照射コンポーネント184が255の調整可能なオプションを有する場合、コントローラ14は、255*255の異なる色の組合せを混ぜ合わせるように各照射コンポーネントを制御することができる。前記各調整可能なオプションは、各照射コンポーネントの色または強度の値であればよい。他のオプションを使用することも可能である。
【0028】
図6(A)を参照すると、フラッシュ光源18は、異なる照射コンポーネントの組合せとして実現され得る。例えば、フラッシュ光源186は赤色LEDである。フラッシュ光源187は緑色LEDである。フラッシュ光源188は青色LEDである。図6(B)に示すように、さらに別の態様では、各フラッシュ光源18は2つ又は2つ以上の照射コンポーネントの組合せとして実現され得る。例えば、フラッシュ光源191は、緑色および赤色のLEDの組合せであり、フラッシュ光源192は、緑色および青色のLEDの組合せであり、フラッシュ光源193は、赤色、緑色および青色のLEDの組合せである。各照射コンポーネントは、非常に近い位置に配置される必要がない。移動する弾丸4を照射すると、各照射コンポーネントは互いに遠く離れて配置されている場合(例えば、1センチメートル以上)であっても、移動する弾丸4の表面に色を反射させて、混合色を有する光トレイル5も得る。
【0029】
図7(A)及び図7(B)に示すように、模擬器10は、複数のトレーサー光源32をさらに含むことができる。複数のトレーサー光源32は、内部通路12と一列に並んで(平行に)配置され、コントローラ14に結合され得、第1センサー16によってトリガされると、内部通路12を通過するトレーサー専用のBB弾をフラッシュする。なお、本発明に係る模擬器10は、専用の蓄光BB弾が必要することがなく(例えば、普通の白色BB弾丸でもよい)、様々な銃口フラッシュの効果を得ることができる。さらに、トレーサー光源32とフラッシュ光源18(の各照射コンポーネント)とを点滅させるタイミングが、遅延時間を考慮することにより、不必要な電力消費を低減することができる。
【0030】
図8に示されるように、弾丸4に光を照射するのが遅すぎると、模擬器10と光トレイル5との間にギャップが生じてしまう。しかし照射するのが早すぎると(弾丸4はフラッシュ光源18を配置されている図7(A)の平面122に到達する前)、不要な電力を消費してしまうことになる。別の態様では、弾丸検出センサーは、平面122の近くに配置することが可能であり得る(図示せず)。
【0031】
図9(A)に示されるように、この態様では、コントローラ14は、平面121(図7(A)参照)の近くに配置するとき、不必要な電力消費を低減し、調整可能な光トレイル5を生成するために、照射コンポーネントの照射の期間を個別に指定することになる。コントローラ14は、第1センサー16からトリガ信号を受信したことに応じて、基本の命令セットを使用して、照射コマンドを照射コンポーネントに送信する。基本の命令セットの各命令は、指定された期間において、照射コンポーネントのうちの1つの設定値が含まれる。指定された期間は、トリガ信号が受信されたときを基準にする。例えば、弾丸4は第1センサー16を配置されている図2の平面121に到達する際に、時間が図9(A)に示すように、0となりますが、フラッシュ光源18を配置されている位置に到達する際に、時間が図9(A)に示すように、300となります。
【0032】
照射コンポーネント181は、赤色LEDであり得る。照射コンポーネント182は、緑色LEDであり得る。第1センサー16は、所定の位置で内部通路12に通過する弾丸4を検出すると、コントローラ14は第1センサー16から送信されたトリガ信号を受信し、次に、第1の命令セットを基本の命令セットとして使用して、照射コマンドを照射コンポーネントに個別に送信し得る。第1の命令セット101は、第1命令および第2命令を含む。第1命令は、照射コンポーネント181の指定された期間(例えば、300μs~900μs)における設定値(例えば、100%の発光比)を含む。第2命令は、照射コンポーネント182の指定された期間における設定値(例えば、300μs~900μsのあいだに、50%の発光比)を含む。
【0033】
そのような方法において、図9(B)に示されるように、模擬器10は、オレンジ色の光トレイルFF8200を残すために、指定された期間において所望のオプションによって照射することができる。
【0034】
以下、異なる色の光トレイルを区別するために、特定の色の光トレイルの参照符号は、対応する16進数のカラーコードの値で表わすことにする。
【0035】
全ての指定された期間の設定値は、互いに同じである必要はなく、図10(A)を参照すると、コントローラ14は所望の色の変化タイミングに応じて、指定された期間の設定値を調整して、多層な光の軌跡を得ることができる。
【0036】
一実施形態においては、コントローラ14は、第2の命令セット102を基本の命令セットとして使用して、指定された期間の値が異なる照射コマンドを照射コンポーネントに個別に送信し得る。第2の命令セット102は、第3命令および第4命令を含む。第3命令は、照射コンポーネント181の指定された期間における設定値を含む。第4命令は、照射コンポーネント182の指定された期間における設定値を含む。これによって、模擬器10は、多層な光の軌跡を得るために、指定された期間において指定された期間の値が異なるオプションによって照射することができる。図10(B)を参照すると、指定された期間の異なる値を有する基本の命令セットを使用することによって、混合色を有するトレイルFF8200と緑色を有するトレイル008000とを順に得ることができる。
【0037】
別の実施形態においては、図11(A)を参照すると、コントローラ14は多層な光の軌跡を得るために、所望の色の変化タイミングに応じて、異なる期間を指定することができる。一実施形態では、コントローラ14は、第3の命令セット103を基本の命令セットとして使用して、指定された期間が異なる照射コマンドを照射コンポーネントに送信し得る。第3の命令セット103は、第5命令および第6命令を含む。第5命令は、照射コンポーネント181の指定された期間における設定値を含む。第6命令は、照射コンポーネント182の指定された期間における設定値を含む。そのような方法において、模擬器10は多層な光の軌跡を得るために、指定された期間が異なるオプションによって照射することができる。図11(B)に示されるように、指定された期間が異なる基本の命令セットを使用することによって、赤いトレイルFF0000と緑色トレイル008000とを順に得ることができる。
【0038】
図12(A)及び12(B)を参照すると、各トリガされた発射(トリガされた場合)の後に照明コマンドの設定値は、時間とともに変化してもよく、例えば、指示された時間における照明コマンドが、時間とともに変化し得る。12(A)および12(B)に示すように、トリガされた後で照明コマンドの設定値は時間によって変化し得る。一実施形態においては、コントローラ14は、第4の命令セット104を基本の命令セットとして使用して、時間とともに変化する照射コマンドを送信し得る。第4の命令セット104は、第7命令および第8命令を含む。第7命令は、照射コンポーネント181の指定された期間(例えば、300μs~900μs)における設定値(100%の発光比)を含む。指定された期間(例えば、900μs~1500μs)における設定値(例えば、50%の発光比)を含む。第8命令は、照射コンポーネント182の指定された期間(例えば、600μs~1200μs)における設定値(例えば、50%の発光比)を含む。指定された期間(例えば、1200μs~1800μs)における設定値(例えば、100%の発光比)を含む。そのような方法において、図12(C)に示されるように、赤色を有するトレイルFF0000、混合色を有するトレイルFF8000、混合色を有するトレイル7F7F00、混合色を有するトレイル80FF00、緑色を有するトレイル00FF00を順に得ることができる。
【0039】
図13を参照すると、一実施形態においては、3つの調整可能な照射コンポーネント(例えば、赤の第1照射コンポーネントR、緑の第2照射コンポーネントG、青の第3照射コンポーネントB)を使用することによって、より多くのレイヤーを有する光の軌跡の視覚効果を得る方法を示す。コントローラ14は、第5の命令セット105を基本の命令セットとして使用する。第5の命令セット105は、指定された期間(例えば、Aは300μs~700μsまで、Bは700μs~1100μsまで、Cは1100μs~1300μsまで、Dは1300μs~1500μsまで、Eは1500μs~1600μsまで、Fは1600μs~1650μsまで、Gは1650μs~1675μsまで)を含んでおり、混合色を有するトレイル144B0C、混合色を有するトレイル32771E、混合色を有するトレイルEEC957、混合色を有するトレイルD22939、混合色を有するトレイル880A1F、混合色を有するトレイル5F4672、混合色を有するトレイル393659を順に得ることができる。コントローラ14は、指定された時間の期間を徐々に短縮することによって、光の軌跡の微妙な変化を得ることができる。さらに、図14を参照すると、照射コンポーネントの設定値の調整方法は、方形の形態(例えば、図12(B)に示されるようにデジタル形状の形態)で限定されない。本発明は、光の軌跡の視覚効果をより円滑に変化させるために、アナログ形状の形態を採用してもよい。例えば、コントローラ14は、極めて短時間で、可能な限り異なる設定値を有する多くの指定された期間を含んでもよい。他の態様において、設定値は、発光比、発光強度、指定された色、及び16進数のカラーコードの値であってもよいが、これらに限定されない。さらに、指定された期間は、2つまたは2つ以上の設定値も含み得る。
【0040】
図15(A)に示すように、ユーザが短時間で高速に射撃をし続ける場合(短時間で複数の発射)。同じ視覚効果の繰り返しでつまらないと感じたことがある。本発明は、図15(B)に示すように、模擬器10は前記基本の命令セットとは異なる後続の命令セットを使用して、後続の照射コマンドを順番に送信していく、動的視覚効果を生み出すことができる。コントローラ14は、受信されたトリガ信号の時間間隔を監視し、この時間間隔に基づいて、ユーザが高速に射撃をし続けるか否かを判定し、基本の命令セットとは異なる後続の命令セットを使用するか否かを決定することが可能になる。
【0041】
図16(A)に、以下とすることを特徴とする例示的な実施形態を示す。コントローラ14は第1センサー16から後続のトリガ信号を受信したことに応答して、前記基本の命令セットとは異なる後続の命令セットを使用して、後続の照射コマンドを照射コンポーネントに送信する。さらに、ダイナミックモード(以下、動的状態)をアクティブするための第1の閾値301を定義することによって、後続のトリガ信号を第1の閾値301内で受信したことに応答して、動的状態をアクティブして、基本の命令セットとは異なる後続の命令セットを使用して後続の照射コマンドを照射コンポーネントに送信する。たとえば、トレイルE30000、トレイルFA8305、トレイルECE516を時間とともに異なる期間に割りあてる。
【0042】
図16(B)は、第6の命令セット106(一発目)と、第7の命令セット107(2発目)と、および第8の命令セット108(3発目)とを含む第1の命令セットの組合せを示す。コントローラ14は、トリガされたときに、第6の命令セットを基本の命令セットとして使用して照射コマンドを送信し、3層の光ビームの効果を得る。コントローラ14は、後続のトリガ信号を第1の閾値301内で受信したことに応答して、第7の命令セット107を使用して照射コマンドを送信し、第7の命令セット107の少なくとも1つの設定値は、第6の命令セット106の対応する設定値とは異なることによって、先のビーム効果とは異なる他のビーム効果を得ることができる。例えば、時間と共に設定値がどのように変化するかは、同じであってもよいし、指定された期間が異なっている。或はこれらの設定値は、同じ指定された期間で異なっている。命令セットの組合せの量は3つ以上であってもよく、より動的な効果を得ることができる。つまり、コントローラ14はトリガ信号を受信する時間間隔に関する閾値301を含み、時間間隔を監視し続け、閾値301内で後続のトリガ信号を受信することに応じて、基本の命令セットとは異なる複数の命令セットを使用する。
【0043】
しかし、最短の時間間隔は、異なるエアソフトガンによって大きく異なることがある。27msから100msまでの範囲で異なっている。ユーザの選択に応じて同じエアソフトガンであっても、異なる時間間隔で発射することもできる。時間間隔が短すぎると、望ましい動的効果が影響を受ける。例えば、時間間隔が短すぎると、赤の光トレイルから緑の光トレイルに切り替わるように構成された動的効果は黄色のものに混合される。
【0044】
図17(A)、17(B)および17(C)に示すように、コントローラ14は、次のパターン(命令セット)が使用されないようにための閾値302を定義することも含み得る。時間間隔が閾値302よりも短い場合には、一発目のトリガ信号と現在のトリガ信号との間の時間間隔が閾値302を超えるまで、同じパターンを使用し続ける。一発目のトリガ信号と現在のトリガ信号との間の時間間隔が閾値302を超えると、次のパターンに切り替える。閾値302の値は、閾値301よりも小さくてもよく、閾値301によって動的状態(モード)をアクティブした際、動的効果を確実に得るための閾値である。
【0045】
例えば、閾値302は300msであり得る。一発目のトリガ信号と現在のトリガ信号との間の時間間隔が300ms未満の場合、二つ、三つ、六つ、さらには十発以上のトリガ信号があっても、300msを超えるまで命令セット106を使用し続ける。次に、次のパターン(命令セット107)に切り替え、300msを超えるまで命令セット107を使用し続ける。次に、次のパターン(命令セット108)に切り替える。107の最初の発射と現在の発射の間の時間間隔まで数発射を命令セット107に切り替えます。次の命令等に切り替えると、コントローラ14はトリガ信号を受信する時間間隔に関する閾値302で構成可能である。閾値302内で後続のトリガ信号を受信することに応じて、コントローラ14は、照射コンポーネントを送信するための基本的な命令セットを使用し続け、閾値302を超える後続のトリガ信号を受信することに応じて、コントローラ14は、後続の発射用の照射コンポーネントを送信するための基本の命令セットとは異なる次の命令セットを使用する。このような方法では、パターンの切り替え中に望ましくない混合効果が発生するが、依然として3組のパターンを有する動的効果は順番に得ることができる。
【0046】
図18(A)および18(B)に示すように、 コントローラ14 は、トリガ信号を受信する時間間隔に関する少なくとも1つの閾値303で構成可能であり得る。閾値303内で後続のトリガ信号を受信することに応答して、コントローラ14は、後続の発射のための照射コマンドを送信するために、現在の指定された期間の各期間の設定値を増加させてもよい。
【0047】
例えば、第1のファイアブーストフェーズをアクティブにするための閾値303、および第2のファイアブーストフェーズをアクティブにするための閾値304が定義され得、短期間でより多くの発射をトリガされると、各層の光ビームの長さが長くなるようにすることができる。閾値303と閾値304の値は、閾値302よりも小さくなる。閾値303および閾値304は、受信時間間隔をさらに区別するように構成され、異なる光ビームの効果を生成するために使用される。
【0048】
図18(A)に示すように、一実施形態においては、次の発射が閾値302内でトリガされると、閾値303がトリガされない場合、第1の命令セットの組合せを使用し、閾値302を超えるまで同じパターンを使用し続ける。しかし、次の発射が閾値303内でトリガされる場合、図18(B)に示すように、第1の命令セットの組合せを使用するが、指定された期間の各期間の設定値を増加させる。さらに、次の発射が閾値304内でトリガされると、図18(C)に示すように、指定された期間の各期間の設定値をさらに長くなり、さらに長い光ビームの効果を得る。
【0049】
指定された期間の各期間の設定値を増加させる方法は必ずしも受信時間間隔に正比例するものではない。たとえば、閾値303の場合、指定された期間の各期間の設定値は、基本期間(例えば閾値302と同じ)+1単位(例えば、400μs+0.5(400 μs)=600μs)になることもあります。閾値304の場合、指定された期間の各期間の設定値は、基本期間(たとえば閾値302と同じ)+2単位(例えば、400μs+0.5(400 μs)*2=800μs)になることもあります。
【0050】
なお、図16(A)~図18(C)の構成は、ただ1つの命令セットの組合せ(例えば106、107および108)を使用するだけである。しかし、コントローラ14は、異なる動的効果をアクティブするための複数の命令セットの組合せを含み得る。別の実施形態においては、複数の命令セットの組合せと複数の閾値とを含み、受信時間間隔をさらに区別するように構成され、ここで命令セットの組合せの各組合せは、複数の閾値に関連付けられている。コントローラ14は、受信されたトリガ信号の時間間隔を監視し続け、受信したことに応答して、時間間隔内で閾値に関連する命令セットの組合せを使用して、後続の照射コマンドを順番に送信してもよい。一実施形態においては、600ms~100msの時間間隔内でトリガ信号を受信することに応答して、第2の動的状態をアクティブにするための第2の命令セットの組合せ(例えば101、102および104)を選択する。100ms~30msの時間間隔内でトリガ信号を受信することに応答して、第3の動的状態をアクティブにするための第3の命令セットの組合せ(例えば106、106、104、104、105および105)を選択する。30ms~25msの時間間隔内でトリガ信号を受信することに応答して、第4の命令セットの組合せ(例えば、106、106、.......106、107、107、.......107、108...108、図19に示すように)を選択する。それで、異なる動的効果をアクティブすることができる。
【0051】
異なるエアソフトガンによって、弾丸4は飛ぶ速さ(以下単に速度)が異なる場合があります。一部のエアソフトピストルからの弾丸4の速度は30m/secのみであり、他のエアソフトライフルからの弾丸4の速度は180m/secと高い場合があります。指定された期間は同じですが、弾丸4の速度が比較して高くなる場合、光トレイル5の長さは長くなります。例えば、図20に示すように、エアソフトガン2は90m/秒の速度で弾丸4を撃つことができる。そして模擬銃1は30m/秒の速度で弾丸4を撃つことができる。両方は同じ模擬器10を用いた場合、設定も同じであると、エアソフトガン2で得られる光トレイル51は模擬銃1によって得られる光トレイル5よりも長くなる。弾丸4の速度が高すぎると、光トレイルの効果の長さが長くなり過ぎてしまう。模擬器10は、実際の銃器の視覚効果をシミュレートしようとしているので、これは問題です。
【0052】
図21は、後述する例示的な実施形態において、模擬器10はさらに第2センサー30を含むことを特徴とする。第2センサー30は、コントローラ14に結合され、図22に示すように、複数のセンサーを通過する弾丸4の速度を算出するために、前記第1センサー16とで構成されている。複数のセンサーは、内部通路12と実質的に平行に配置され得る。コントローラ14は、算出された速度に基づいて指示された時間の期間値を調整することができる。図23(A)に示すように、エアソフトガン2は模擬銃1のような光トレイル5を得ることができる。つまり、図20において異なる長さを有する光ビームの効果は、図23(A)において同じ長さを有する光ビームの効果に調整される。これらに限定されない、図23(B)に示すように、コントローラ14は、所定の比率で各指定された期間の期間値を調整し、速度が極端に速い場合(例えば180m/秒)、適切な長さを有する光トレイル52も得られる。
【0053】
従来の発光トレーサーには、電源オン/オフ用の物理スイッチが1つしかないので、ユーザー(製造メーカーと比較して)が希望の色を選択することが難しい。模擬器10はさらに通信部22を含み得る。図24(A)及び図24(B)に示すように、通信部22は、無線機器24に配置された通信部26を介して無線機器24(例えばスマートフォン、ノート等)と無線通信することができる。無線機器24は、ユーザインタフェース28を有する。タッチスクリーン241上に、ユーザが異なる色変化効果または所定の動的状態に対して所定のパターン(例えば101、102、103、104、105または106)を選択することができる。
【0054】
図25(A)に示すように、一実施形態においては、ユーザはユーザインタフェース28'(カラーホイール調整インタフェース)を介して所望の色を選択することができる。ユーザインタフェース28'は、選択可能なオプションが全てカラーホイールに含まれる。選択可能なオプションの各オプションは、それぞれの命令セットに関連付けられる。インタフェース280'は、選択した色を表示し得る。たとえば、カラーオプションA が選択され、選択した色はインタフェース280'に表示されます。ユーザは、インタフェース281'を介して指定された期間の期間値をさらに短縮または延長することができる。ユーザは、ユーザインタフェース282'を介して所定のパターンまたは動的状態を選択することができる。そして、ユーザは、ユーザインタフェース283'を介して模擬器10の特定の機能、例えばマズルフラッシュ、UVトレーサーなどの切り替えができる。
【0055】
図25(B)に示すように、別の実施形態では、ユーザは、インタフェース28'と、複数のスライダーバー(slider bar)を介して各照射コンポーネントを個別に調整することができる。図26(A)に示すように、他の実施形態では、ユーザはまた、インタフェース29を介してすべての照射コンポーネントを調整してもよい。単一のスライダーバー(Single Hue Slider)によって、ユーザが特定の色(オプション)を選択すると、インタフェース29の近傍の領域が、図26(B)に示すように、選択した色を表示するインタフェース291をさらに表示し得る。
【0056】
本明細書において記述された態様は、本明細書に添付の特許請求の範囲への参照によってのみ決定されている本発明の範囲で、さまざまな改変、変化などを受ける。当業者は、本質的に同様の結果を生み出すように変化させるか、変更するか、または改変することができる種々の重大でないパラメータを容易に認識すると考えられる。
【要約】
【課題】マズルフラッシュ(銃口炎)という異なる視覚効果を提供しています。
【解決手段】内部通路12と、内部通路12に通過する弾丸4を検出することに応答して、トリガ信号をコントローラ14に送信するように構成された第1センサー16と、第1の照射コンポーネント181と、第2の照射コンポーネント182とを備え、トリガされた後で前方の弾丸通路3に一時的に照射し、設定値が時間とともに変化するマズルフラッシュ模擬器10を提供する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4(A)】
図4(B)】
図5(A)】
図5(B)】
図6(A)】
図6(B)】
図7(A)】
図7(B)】
図8
図9(A)】
図9(B)】
図10(A)】
図10(B)】
図11(A)】
図11(B)】
図12(A)】
図12(B)】
図12(C)】
図13
図14
図15(A)】
図15(B)】
図16(A)】
図16(B)】
図17(A)】
図17(B)】
図17(C)】
図18(A)】
図18(B)】
図18(C)】
図19
図20
図21
図22
図23(A)】
図23(B)】
図24(A)】
図24(B)】
図25(A)】
図25(B)】
図26(A)】
図26(B)】