(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-10
(45)【発行日】2022-05-18
(54)【発明の名称】線材引張試験装置
(51)【国際特許分類】
G01N 3/08 20060101AFI20220511BHJP
【FI】
G01N3/08
(21)【出願番号】P 2018195017
(22)【出願日】2018-10-16
【審査請求日】2021-02-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000001993
【氏名又は名称】株式会社島津製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐伯 昴
【審査官】前田 敏行
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-276122(JP,A)
【文献】実開平07-029448(JP,U)
【文献】実開昭51-147077(JP,U)
【文献】米国特許第04909084(US,A)
【文献】特開2013-086953(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
線材試験片に引張試験力を加える試験機本体と、当該線材試験片をストックするマガジンラックと、当該マガジンラックから前記線材試験片の両端を保持し、前記試験機本体に線材試験片を搬送する搬送装置と、を備えた線材引張試験装置において、
前記マガジンラックは、
前記線材試験片の両端部を固定する一対の固定具と、
一対の前記固定具の間に配置され、前記線材試験片の両端部の間の部位を位置決めする位置決め部材と、
一対の前記固定具と、前記位置決め部材との間に設けられ、前記搬送装置のオートハンドが進入するスペースと、
を備えることを特徴とする線材引張試験装置。
【請求項2】
前記マガジンラックは、
一対の前記固定具ごとに、当該固定具から延びた前記線材試験片が通るパイプ部材を備え、これらのパイプ部材の間に前記位置決め部材が配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の線材引張試験装置。
【請求項3】
前記位置決め部材が、前記線材試験片を位置決めするガイド溝を有する
ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の線材引張試験装置。
【請求項4】
前記線材試験片が屈曲性の高い線材試験片である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の線材引張試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数本の線材の試験片をストックするためのマガジンラックを備える線材引張試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、試験片に引張力を加える試験機本体と、試験片をストックするマガジンラックと、マガジンラックから試験片を取り出し、試験機本体に試験片を搬送する搬送手段を備えた線材引張試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の線材引張試験装置は、搬送手段が線材試験片をマガジンラックから取り出す際には、棒状の線材試験片の一端をオートハンドで把持することで保持し、そのままパイプから引き抜いた後、他端もオートハンドで把持することで棒状の線材試験片の両端を保持する。そして、両端を保持した状態で棒状の線材試験片を試験機本体に搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の構成では、線材試験片の屈曲性が高かったり、自然状態で曲がっていたりする場合、線材試験片をマガジンラックから安定して取り出すことができない課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解消し、線材試験片が直線形状を維持する程度の剛性を有していない場合でも、当該線材試験片をマガジンラックから安定して取り出すことができる線材引張試験装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
線材試験片に引張試験力を加える試験機本体と、当該線材試験片をストックするマガジンラックと、当該マガジンラックから前記線材試験片の両端を保持し、前記試験機本体に線材試験片を搬送する搬送装置と、を備えた線材引張試験装置において、前記マガジンラックは、前記線材試験片の両端部を固定する一対の固定具と、一対の前記固定具の間に配置され、前記線材試験片の両端部の間の部位を位置決めする位置決め部材と、一対の前記固定具と、前記位置決め部材との間に設けられ、前記搬送装置のオートハンドが進入するスペースと、を備えることを特徴とする。
【0008】
上記構成において、前記マガジンラックは、一対の前記固定具ごとに、当該固定具から延びた前記線材試験片が通るパイプ部材を備え、これらのパイプ部材の間に前記位置決め部材が配置されても良い。
【0009】
上記構成において、前記位置決め部材が、前記試験片を位置決めするガイド溝を有しても良い。
【0010】
前記線材試験片が屈曲性の高い線材試験片であっても良い。
【発明の効果】
【0011】
上記構成によれば、線材試験片が直線形状を維持する程度の剛性を有していない場合でも、当該線材試験片に、張力を付与した状態で、なおかつ、その両端部の間の部位が位置決めされた状態でマガジンラックにストックできる。この状態において、線材試験片は、少なくとも位置決めされた両側の部位が一定の位置に配置される。
したがって、オートハンドは、位置決め部材で位置決めされた部位の両端を、線材試験片の両端として保持することで、定位置で端部を保持することができる。
【0012】
上記構成において、前記マガジンラックは、一対の前記固定具ごとに、当該固定具から延びた前記線材試験片が通るパイプ部材を備え、これらのパイプ部材の間に前記位置決め部材が配置される。
このため、線材試験片がパイプ部材を通ることで、当該パイプ部材の位置決め部材側の出口での線材試験片の位置も一定となり、オートハンドにより線材試験片を保持する位置の精度が向上する。
【0013】
上記構成において、前記位置決め部材が、試験片を位置決めするガイド溝を有する。
これにより、固定具の間で、線材試験片の位置決めを行うことができ、マガジンラックに保持された線材試験片の位置精度が向上する。さらに、オードハンドで線材試験片を保持する際に、一方のオートハンドと接触による線材試験片の位置の変化を、他方のオートハンドにより保持される線材試験片の部位に伝えにくい。
【0014】
上記構成において、前記線材試験片が屈曲性の高い線材試験片である。
これにより、自然状態で丸まったり、曲がったりする屈曲性の高い線材試験片をマガジンラックに保持し、線材引張試験機に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】線材引張試験装置の全体構成を示す側面図である。
【
図3】試験片用のマガジンラックの全体構成を示す平面図である。
【
図4】試験片を保持するマガジンラックを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明による線材引張試験装置の一実施形態について説明する。
図1は線材引張試験装置の全体構成を示す側面図であり、
図2は同じく平面図である。なお、説明の便宜上、図示のようにFRを前方向、RHを右方向、UPを上方向とし、以下ではこれにしたがって各部の構成を説明する。
【0017】
図1,2に示すように線材引張試験装置1は、線材の試験片7をストックするマガジンラック6と、マガジンラック6を所定の試験片供給位置Pに移動するラック移動装置5とを備える。さらに、線材引張試験装置1は、試験片供給位置Pに移動されたマガジンラック6から試験片7をオートハンド4により取り出し搬送する搬送装置3と、搬送装置3により搬送された試験片7の引張試験を行う試験機本体2とを備える。
試験対象である試験片7は、線材試験片であり、屈曲性の高い線状のものや、延出方向を左右方向に向けると自重などにより直線状態を維持できないものである。例えば、屈曲性の高いケーブルやワイヤーなどである。
【0018】
マガジンラック6は、
図1に示すように、昇降台57の上に、積層状態で保持される。
ラック移動装置5は、2つの押し出しプレート51を備え、各押し出しプレート51の両端はチェイン52、53に固定される。チェイン52、53は、一対のスプロケット54、55に巻回されており、スプロケット54、55は、不図示の駆動モーターにより回転駆動される。チェイン52、53の駆動により、最上段に位置するマガジンラック6を前方(矢印Aの方向)に移動させる。マガジンラック6は、試験片7が試験片供給位置Pに到達すると停止する。該マガジンラック6は樹脂製であり、最上段のマガジンラック6は下段のマガジンラック6の上を滑るように移動する。
ラック移動装置5は、マガジンラック6を試験片7が保持された間隔ごとに、前方(矢印Aの方向)に繰り出し、搬送装置3の真下に試験片7を供給する。
【0019】
搬送装置3は移動体41を備える。
移動体41は、
図2に示すように、水平案内レール42に保持されて、水平方向(矢印Bの方向)に移動が可能である。また
図1に示すように、移動体41は垂直案内レール43に保持されて、垂直方向(矢印Cの方向)に移動が可能である。
移動体41は、
図2に示すように、アーム44を備え、アーム44には2つのオートハンド4が配置されている。アーム44は移動体41に支持された状態で、
図2の水平状態から
図1の垂直状態に起立可能に構成される。
オートハンド4は、一対の開閉式つかみ片45、45を備える。
試験片7が試験片供給位置Pに到達すると、アーム44が、
図2の水平状態とされ、一対のつかみ片45、45により試験片7の2カ所をつかんだ後に、
図1の垂直状態に起立する。そして、移動体41が、水平案内レール42に保持されて水平方向(矢印Bの方向)に移動し、試験片7を試験機本体2に搬送する。
【0020】
すべての試験片7がマガジンラック6から取り出されると、空のマガジンラック6はラック移動装置5によりストック位置Sに押し出される。このストック位置Sには昇降台58が設けられ、昇降台58の上には、空になったマガジンラック6が上下方向に積層した状態で蓄えられる。
そして
図1の左端の昇降台57が上昇し、マガジンラック6を所定の位置に上昇させる。これと共に、チェイン52、53が、矢印A方向に移動を続け、押し出しプレート51が一体にスプロケット54の外周を回転し、所定の位置に上昇したマガジンラック6の前方への押し出しを開始する。
【0021】
次に、マガジンラック6の構成を説明する。
図3は、マガジンラック6の全体構成を示す平面図であり、
図4は試験片を保持するマガジンラックを示す斜視図である。
マガジンラック6は、矩形形状のフレーム60を備える。フレーム60は、左右方向に延出された2つの連結枠61と、前後方向に延出された2つの支持枠62とにより構成されている。2つの連結枠61の間は、支持枠62と平行に延びる、第1ガイド63と、ガイドプレート64と、第2ガイド65と、を備える。
【0022】
2つの支持枠62には、それぞれ等間隔にクリップ8が取り付けられる。クリップ8は試験片7の両端部を把持可能である。第1ガイド63には、クリップ8の間隔と等しい間隔で、第1ガイドパイプ63aが設けられる。第1ガイドパイプ63aには試験片7が通される。第2ガイド65には、クリップ8の間隔と等しい間隔で、第2ガイドパイプ65aが設けられる。第2ガイドパイプ65aには試験片7が通される。
第2ガイド65には、上方に開口した開口65bが設けられ、第2ガイド65の左右方向の幅W1は、第1ガイド63の左右方向の幅W2より大きく構成される。開口65bを設けることで、第2ガイド65の軽量化が図れる。
【0023】
マガジンラック6は、枠型に構成されており、支持枠62が固定具であるクリップ8が取り付けられた一対の外枠材を構成する。クリップ8としては、試験片7を挟持して、保持可能な構成であればよい。また、ダブルクリップや、目玉クリップなどのペーパークリップなどに利用される挟持機構を利用してもよい。
ガイドプレート64は、マガジンラック6の中桟を構成するものであり、板状部材により構成されている。
【0024】
ガイドプレート64は、第1ガイド63および第2ガイド65と同様に、前後方向に延出される板状の部材である。ガイドプレート64の上面には、左右の幅方向の全域に渡りガイド溝64aが複数設けられており、ガイド溝64aは前後方向に等間隔で、クリップ8の間隔と等しい間隔で、配置されている。
【0025】
マガジンラック6において、第1ガイド63とガイドプレート64の間には、
図3に示すように、オートハンド4の開閉式つかみ片45、45が進入するための、スペース66が空けられている。そして、第2ガイド65とガイドプレート64の間には、同じくオートハンド4の開閉式つかみ片45、45が進入するための、スペース67が空けられている。
スペース66およびスペース67は、オートハンド4が試験片7を保持するためのスペースであり、オートハンド4を挿入するスペースである。
【0026】
マガジンラック6には、左右に配置された一対のクリップ8が複数セット配置されている。左右に配置された一対のクリップ8間には、第1ガイドパイプ63a、ガイド溝64a、および第2ガイドパイプ65aが配置される。
クリップ8間において、試験片7にはテンションがかけられ、張った状態で保持される。この状態において、試験片7は、第1ガイドパイプ63aおよび第2ガイドパイプ65aに挿入され、かつ、ガイド溝64a内に位置している。
試験片7は、これら部材により下方から支持されるため、試験片7の屈曲性が高く、自然状態で自重により曲がっていても、直線性が維持され、試験片7にはテンションがかけられ、張った状態で保持される。
【0027】
第1ガイドパイプ63a、ガイド溝64a、および第2ガイドパイプ65aは、それぞれの延出方向が一致しており、左右に配置された一対のクリップ8間を結ぶ一直線上に位置するように配置されている。すなわち、1つの試験片7が通る第1ガイドパイプ63a、ガイド溝64a、および第2ガイドパイプ65aの前後位置および上下位置は一致しており、延出方向も一致している。
【0028】
クリップ8の試験片7を保持する部位が第1ガイドパイプ63aおよび第2ガイドパイプ65aの開口位置に一致するように、支持枠62が配置される。支持枠62の上面にクリップ8を配置する場合には、支持枠62の上面を、第1ガイドパイプ63aおよび第2ガイドパイプ65aの開口位置の高さに合わせる。第1ガイド63上面より、第1ガイドパイプ63a内と連通する切り込みを設け、この切り込みより、試験片7を第1ガイドパイプ63a内に導入しても良い。第2ガイド65においても、同様に第2ガイドパイプ65aに至る切り込みを設けることも可能である。
【0029】
次に、本実施の形態に係る線材引張試験装置におけるマガジンラック6よりの試験片7の取り出し動作を説明する。
まず、
図3および
図4に示すように、試験片7の両端がクリップ8により挟持された状態で保持される。試験片7は、テンションがかかった状態でクリップ8間に保持され、試験片7が直線状に保持される。
【0030】
複数の試験片7は、マガジンラック6に一定間隔を空けて保持されており、連結枠61に平行な状態で保持される。そして、連結枠61に隣接する試験片7も連結枠61に対して一定の間隔を空けて保持される。
これにより、試験片7をオートハンド4により把持するためのスペース66およびスペース67が確保される。
【0031】
各オートハンド4のつかみ片45、45を開いた状態で、マガジンラック6の上方より、各オートハンド4をスペース66およびスペース67に降下させ、つかみ片45、45間に試験片7を位置させる。
【0032】
マガジンラック6において、第1ガイドパイプ63a、および第2ガイドパイプ65aが所定の位置に設けられるため、マガジンラック6の位置が搬送装置3対して位置決めされることにより、試験片7の位置が搬送装置3に対して決まる。このため、試験片7が、マガジンラック6に対して、高い精度で位置決めされる。
【0033】
オートハンド4のつかみ片45、45間に試験片7を位置させた状態より、つかみ片45、45を閉じることにより、つかみ片45、45間に試験片7が把持される。これにより、2つのオートハンド4により、試験片7の2箇所を保持する。
【0034】
ついで、オートハンド4を上昇させることにより、試験片7が、マガジンラック6より、上方に引き出される。クリップ8で保持された試験片7の端部は、クリップ8より引き外され、それぞれ、第1ガイドパイプ63a、および第2ガイドパイプ65aから抜き出される。これにより、試験片7がマガジンラック6より引き出される。
クリップ8の試験片7を挟持する力は、試験片7にテンションをかけた状態で保持可能であり、オートハンド4による試験片7の引出しを阻害しないものとなっている。
【0035】
オートハンド4により引き出された試験片7は、アーム44を、
図2の状態から
図1の状態に起立させたのちに、搬送装置3により試験機本体2に搬送される。試験機本体2では、試験片7がチャックされ、引張試験などの試験が行われる。
【0036】
以上説明したように、線材引張試験装置1は、線材の試験片7に引張試験力を加える試験機本体2と、試験片7をストックするマガジンラック6と、マガジンラック6から試験片7の両端を保持し、試験機本体2に試験片7を搬送する搬送手段である搬送装置3と、を備える。そして、マガジンラック6は、同一直線上に配置され、張力が付与された状態の試験片7の両端部を固定する一対の固定具であるクリップ8を備える。さらに、一対のクリップ8の間に配置され、試験片7の両端部の間の部位を位置決めする位置決め部材であるガイドプレート64と、を備える。
このため、試験片7が直線形状を維持する程度の剛性を有していない場合でも、当該試験片7に、張力を付与した状態で、なおかつ、その両端部の間の部位がガイドプレート64で位置決めされた状態でマガジンラック6にストックできる。これにより、試験片7の位置精度が向上する。
したがって、オートハンド4により、試験片7の両端を確実に保持できる。
【0037】
上記構成において、マガジンラック6は、一対のクリップ8ごとに、クリップ8から延びた試験片7が通るパイプ部材である第1ガイドパイプ63a、第2ガイドパイプ65aを備える。そして、これらの第1ガイドパイプ63a、第2ガイドパイプ65aの間にガイドプレート64が配置されている。
このため、試験片7が第1ガイドパイプ63a、第2ガイドパイプ65aを通ることで、第1ガイド63および第2ガイド65近傍において、試験片7の前後および上下位置が規制される。そして、第1ガイドパイプ63a、第2ガイドパイプ65aのガイドプレート64側の出口での試験片7が保持される位置の精度を向上し、オートハンド4により試験片7を保持する精度が向上する。
【0038】
上記構成において、ガイドプレート64が、試験片7を位置決めするガイド溝64aを有する。
このため、試験片7の前後方向へのズレや、および下方へのズレがガイドプレート64により規制される。マガジンラック6における試験片7の位置精度が向上し、オートハンド4により試験片7を保持する精度が向上する。
【0039】
上記構成において、試験片7は屈曲性の高い線材試験片である。
このため、コイル状の鋼線やピヤノ線をマガジンラック6に保持して、引張試験機本体2に供給できる。
【0040】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 試験装置
2 試験機本体
3 搬送装置
4 オートハンド
5 ラック移動装置
6 マガジンラック
7 試験片
8 クリップ
45 つかみ片
60 フレーム
61 連結枠
62 支持枠
63 第1ガイド
63a 第1ガイドパイプ
64 ガイドプレート
64a ガイド溝
65 第2ガイド
65a 第2ガイドパイプ
65b 開口
66 スペース
67 スペース