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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-10
(45)【発行日】2022-05-18
(54)【発明の名称】開閉装置及び開閉システム
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/68 20060101AFI20220511BHJP
   E05F 15/77 20150101ALI20220511BHJP
【FI】
E06B9/68 A
E05F15/77
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018093772
(22)【出願日】2018-05-15
(65)【公開番号】P2019199715
(43)【公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-11-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000239714
【氏名又は名称】文化シヤッター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】和気 亮二
(72)【発明者】
【氏名】花井 祥延
(72)【発明者】
【氏名】小林 諒平
(72)【発明者】
【氏名】大館 一樹
(72)【発明者】
【氏名】高井 邦治
【審査官】藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-179736(JP,A)
【文献】特開2005-076269(JP,A)
【文献】特開2016-021865(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/00 - 9/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部で検出された異常を、異常の発生時期及び開閉装置の動作回数と共に異常の履歴データとして記憶する記憶部と、
通信端末からの送信要求信号を無線で受信すると共に、前記記憶部に記憶された前記履歴データを無線で送信する装置側送受信部と、
前記異常検出部で異常が検出された場合に、当該検出された異常を、異常の発生時期及び開閉装置の動作回数と共に前記履歴データとして前記記憶部に記憶させる制御を行うと共に、前記通信端末からの前記送信要求信号を無線で受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記履歴データを読み出し、当該読み出した前記履歴データを、前記送信要求信号を送信した前記通信端末に無線で送信するよう前記装置側送受信部を制御する装置側制御部と、
を含む開閉装置と、
前記通信端末と、
複数の前記開閉装置及び前記通信端末とインターネットを介して接続されるサーバと、
を備える開閉システムであって、
前記通信端末は、
前記送信要求信号を無線で送信すると共に、前記送信要求信号に応じて送信された前記履歴データを無線で受信する端末側送受信部と、
前記端末側送受信部が受信した前記履歴データが示す異常を報知する報知部と、
操作部の操作に応じて前記送信要求信号が無線で送信されるよう前記端末側送受信部を制御すると共に、前記履歴データを前記端末側送受信部が受信した場合に、前記報知部により前記履歴データが示す異常が報知されるように制御する端末側制御部と、
を含み、
前記サーバは、
複数の前記開閉装置における各々の前記記憶部から読み出された前記履歴データを受信する受信部と、
前記受信部が受信した複数の前記履歴データを分析し、その分析結果に基づく統計データを生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記統計データを前記通信端末に送信する送信部と、
前記受信部が複数の前記履歴データを受信した場合に、前記生成部に前記統計データを生成させる制御を行うと共に、前記生成部により生成された前記統計データが前記通信端末に送信されるよう前記送信部を制御するサーバ側制御部と、
を含み、
前記端末側送受信部は、
ユーザの操作により、特定の前記履歴データである特定履歴データを読み出す際の特定履歴データ用検索キーが指定されたことに基づいて、前記インターネットを介して、統計データ送信要求信号を前記サーバに送信し、
前記送信部は、
前記インターネットを介して、前記通信端末から送信された前記統計データ送信要求信号を複数の前記開閉装置に送信し、
複数の前記開閉装置における各々の前記装置側制御部は、
複数の前記開閉装置における各々の前記装置側送受信部が受信した前記統計データ送信要求信号に対応する前記特定履歴データを、複数の前記開閉装置における各々の前記記憶部から読み出し、
複数の前記開閉装置における各々の前記装置側送受信部は、
前記インターネットを介して、複数の前記開閉装置における各々の前記装置側制御部により読み出された前記特定履歴データを無線により前記サーバに送信し、
前記生成部は、
前記受信部が受信した複数の前記特定履歴データに基づいて前記統計データを生成し、
前記送信部は、
前記インターネットを介して、前記生成部により生成された前記統計データを前記通信端末に送信し、
前記報知部は、
前記端末側送受信部が受信した前記統計データを報知する、
開閉システム。
【請求項2】
前記生成部は、
前記受信部が受信した複数の前記特定履歴データに、前記異常検出部で検出された異常として防犯機能が起動したことを示す防犯機能作動、前記防犯機能作動の発生時期、及び複数の前記開閉装置の設置場所が含まれる場合、前記統計データとして、所定の地域における時間帯毎の治安を分析し、その分析結果に基づく治安データを生成する、
請求項1に記載の開閉システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置及び開閉システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物に設置される開閉装置には、開閉装置に関する異常の履歴データを記憶するものがある(下記特許文献1参照)。そして、このような開閉装置では、履歴データを記憶することにより、過去に発生した異常や将来発生し得る異常等を把握できるため、故障原因の早期発見により故障の発生を未然に防止できる等、メンテナンス性が向上する利点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-076269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の開閉装置は、履歴データを読み出すために、収納部内に設置された制御盤にメモリーデバイスを差し込んだり、開閉装置から開閉機を取り外し、その取り外した開閉機内のコネクタにケーブルを接続したりしなければならなかった。そのため、従来の開閉装置から履歴データを読み出す作業は煩雑であった。
【0005】
そこで、本発明は、通信端末に対して、開閉装置から無線により履歴データを送信することで、開閉装置から履歴データを読み出す作業の効率を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成を備える。
(第1の発明)
第1の発明に係る開閉システムは、異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部で検出された異常を、異常の発生時期及び開閉装置の動作回数と共に異常の履歴データとして記憶する記憶部と、通信端末からの送信要求信号を無線で受信すると共に、前記記憶部に記憶された前記履歴データを無線で送信する装置側送受信部と、前記異常検出部で異常が検出された場合に、当該検出された異常を、異常の発生時期及び開閉装置の動作回数と共に前記履歴データとして前記記憶部に記憶させる制御を行うと共に、前記通信端末からの前記送信要求信号を無線で受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記履歴データを読み出し、当該読み出した前記履歴データを、前記送信要求信号を送信した前記通信端末に無線で送信するよう前記装置側送受信部を制御する装置側制御部と、を含む開閉装置と、前記通信端末と、複数の前記開閉装置及び前記通信端末とインターネットを介して接続されるサーバと、を備える開閉システムであって、前記通信端末は、前記送信要求信号を無線で送信すると共に、前記送信要求信号に応じて送信された前記履歴データを無線で受信する端末側送受信部と、前記端末側送受信部が受信した前記履歴データが示す異常を報知する報知部と、操作部の操作に応じて前記送信要求信号が無線で送信されるよう前記端末側送受信部を制御すると共に、前記履歴データを前記端末側送受信部が受信した場合に、前記報知部により前記履歴データが示す異常が報知されるように制御する端末側制御部と、を含み、前記サーバは、複数の前記開閉装置における各々の前記記憶部から読み出された前記履歴データを受信する受信部と、前記受信部が受信した複数の前記履歴データを分析し、その分析結果に基づく統計データを生成する生成部と、前記生成部により生成された前記統計データを前記通信端末に送信する送信部と、前記受信部が複数の前記履歴データを受信した場合に、前記生成部に前記統計データを生成させる制御を行うと共に、前記生成部により生成された前記統計データが前記通信端末に送信されるよう前記送信部を制御するサーバ側制御部と、を含み、前記端末側送受信部は、ユーザの操作により、特定の前記履歴データである特定履歴データを読み出す際の特定履歴データ用検索キーが指定されたことに基づいて、前記インターネットを介して、統計データ送信要求信号を前記サーバに送信し、前記送信部は、前記インターネットを介して、前記通信端末から送信された前記統計データ送信要求信号を複数の前記開閉装置に送信し、複数の前記開閉装置における各々の前記装置側制御部は、複数の前記開閉装置における各々の前記装置側送受信部が受信した前記統計データ送信要求信号に対応する前記特定履歴データを、複数の前記開閉装置における各々の前記記憶部から読み出し、複数の前記開閉装置における各々の前記装置側送受信部は、前記インターネットを介して、複数の前記開閉装置における各々の前記装置側制御部により読み出された前記特定履歴データを無線により前記サーバに送信し、前記生成部は、前記受信部が受信した複数の前記特定履歴データに基づいて前記統計データを生成し、前記送信部は、前記インターネットを介して、前記生成部により生成された前記統計データを前記通信端末に送信し、前記報知部は、前記端末側送受信部が受信した前記統計データを報知する
【0007】
(第2の発明)
第2の発明に係る開閉システムは、請求項1に記載の開閉システムであって、前記生成部は、前記受信部が受信した複数の前記特定履歴データに、前記異常検出部で検出された異常として防犯機能が起動したことを示す防犯機能作動、前記防犯機能作動の発生時期、及び複数の前記開閉装置の設置場所が含まれる場合、前記統計データとして、所定の地域における時間帯毎の治安を分析し、その分析結果に基づく治安データを生成する
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信端末に対して、開閉装置から無線により履歴データを送信することで、開閉装置から履歴データを読み出す作業の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施の形態における開閉システムのシステム構成を示す模式図である。
図2】本実施の形態における開閉装置を示す正面図である。
図3】本実施の形態における開閉機を示す斜視図である。
図4】本実施の形態における開閉装置の構成を示すブロック図である。
図5】本実施の形態における通信端末の構成を示すブロック図である。
図6】本実施の形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
図7】本実施の形態における履歴データが読み出される流れを説明する説明図である。
図8】本実施の形態における統計データが生成される流れを説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本実施の形態における開閉システム100について説明する。
図1は、本実施の形態における開閉システム100のシステム構成を示す模式図である。
【0012】
図1に示すように、開閉システム100は、複数の開閉装置10と、複数の通信端末200と、サーバ300と、を備えている。これらの複数の開閉装置10、複数の通信端末200、及びサーバ300は、インターネットNを介して接続されている。そして、本実施の形態における開閉システム100では、開閉装置10により検出された異常を、異常の履歴データとしてインターネットNを介して無線により通信端末200に送信することで、通信端末200にて履歴データが示す異常を閲覧可能となっている。
【0013】
図2は、本実施の形態における開閉装置10を示す正面図である。図2に示すように、本実施の形態における開閉装置10は、住宅等の建物12に設けられている。なお、以下では、図2に示す開閉装置10を基準として、開閉装置10の幅方向(左右方向)及び開閉装置10の開閉方向(上下方向)を用いて説明する。また、開閉方向(上下方向)のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、上方向を「上昇方向」と記載し、下方向を「下降方向」と記載する。
【0014】
開閉装置10は、開閉体20と、ガイドレール24と、収納部26と、巻取装置30と、を備えている。
【0015】
開閉体20は、幅方向を長手、開閉方向を短手とした略矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラット22が複数連結されることにより構成されている。そして、開閉体20は、巻取装置30の駆動により収納部26に対して開閉方向へ開閉可能となっている。
【0016】
ガイドレール24は、開閉体20の幅方向両端部を囲む断面略コ字状(図示せず)の部材である。そして、このガイドレール24は、開閉体20の幅方向両端部を囲んで開閉体20を支持することにより、開閉体20の開閉方向への開閉をガイドしている。
【0017】
収納部26は、その下端側に開閉体20を出没させるための開口(図示せず)が形成された略箱状の部材である。この収納部26は、ガイドレール24の上端部を幅方向に繋ぐように設けられている。そして、この収納部26には、巻取装置30の駆動により巻き取られた開閉体20が収納される。
【0018】
巻取装置30は、収納部26に収納されており、開閉体20の巻き取り及び繰り出しを行うものである。この巻取装置30は、幅方向に沿って延びる軸部32と、軸部32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段(図示せず)を介して回転及び制動させる開閉機40と、を備えている。この開閉機40は、軸部32における幅方向の一端側(右端側)に内蔵されている。
【0019】
図3は、本実施の形態における開閉機40を示す斜視図である。開閉機40は、図3に示すように、筐体42と、装置側制御部54と、駆動モータ48と、減速機構50と、回転伝達部材52と、開閉装置用通信機60と、を備えている。
【0020】
筐体42は、幅方向に延びる円筒状の本体部44と、本体部44における幅方向の一端側(右端側)の開口を閉塞する閉塞部材46と、を備えている。この閉塞部材46は、弾性材料であるゴム材料によって形成されている。ここで、弾性材料とは、アスカー硬度60〔度〕以下で、かつ、30〔度〕以上の材料である。なお、アスカー硬度とは、高分子計器株式会社のアスカー硬度計C型を用いて測定することができる。
【0021】
装置側制御部54は、筐体42の内部で、本体部44における幅方向の中央部に取り付けられている。装置側制御部54は、上面視にて、幅方向に延びる矩形状を呈している。
【0022】
そして、装置側制御部54は、一例として、マイコンや記憶装置、リレー回路等からなる電気回路であり、予め記憶したプログラムにより動作を行う。この装置側制御部54は、少なくとも後述する異常検出部70から入力される異常検出信号をプログラムに基づいて演算処理し、その処理結果に応じて駆動モータ48の駆動を制御する。
【0023】
駆動モータ48は、筐体42の内部で、装置側制御部54に対して幅方向の他端側(左端側)に取り付けられている。なお、駆動モータ48の出力軸(図示せず)は、幅方向の他端側(左端側)に突出している。
【0024】
減速機構50は、筐体42の内部で、駆動モータ48に対して幅方向の他端側(左端側)に取り付けられている。この減速機構50には、駆動モータ48の出力軸(図示せず)が接続されている。そして、減速機構50は、駆動モータ48から伝達された回転の回転数を減少させ、かつ、駆動モータ48から伝達された回転のトルクを増大させて回転伝達部材52に伝達する。
【0025】
回転伝達部材52は、減速機構50に対して幅方向の他端側(左端側)に取り付けられており、その一部が筐体42の外部へ露出している。この回転伝達部材52には、減速機構50の出力軸(図示せず)が接続されている。そして、回転伝達部材52は、円盤状とされており、回転伝達部材52の外径は、筐体42の外径と比して大きくされている。
【0026】
開閉装置用通信機60は、筐体42を構成する閉塞部材46に取り付けられており、開閉体20の開閉の指示を行うリモコン送信機、通信端末200及びサーバ300との通信を行うものである。そして、開閉装置用通信機60には、装置側送受信部65(図4参照)が設けられている。装置側送受信部65の詳細については後述する。
【0027】
図4は、本実施の形態における開閉装置10の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、開閉装置10は、上記の装置側制御部54及び開閉装置用通信機60が有する装置側送受信部65に加えて、異常検出部70と、記憶部80と、カウント部90と、を備えている。そして、開閉装置10では、上記の各部がバスを介して各々接続されている。
【0028】
異常検出部70は、開閉装置10に関する異常を検出するものである。この異常検出部70の具体的構成としては、駆動モータ48の負荷を電流値から検知する負荷感知手段や、例えばガイドレール24の側面に設けられたセンサであって、光学的に異物を感知する光電センサ等を採用できる。そして、異常検出部70は、異常を検出した場合には、当該検出した異常に対応する異常検出信号を装置側制御部54に送信する。
【0029】
ここで、異常検出部70により検出される「異常」の一例としては以下のものがある。
(1)下降方向負荷感知反転
(2)光電センサ感知
(3)電源投入異常
(4)高速駆動検知
(5)手動操作検知
(6)サーマルプロテクタ作動
(7)電源電圧異常
(8)上昇方向負荷感知停止
(9)トータルタイマ作動
(10)パルス信号入力異常
(11)防犯機能作動
(12)開閉体ストローク設定
(13)クラッチ解除
(14)温度異常
(15)モータ電流過大
(16)モータ速度異常
(17)下限オーバーラン
(18)センサ電源短絡異常
【0030】
上記(1)の「下降方向負荷感知反転」は、開閉体20の閉鎖動作中に開閉体20の下端部が障害物に接触して、駆動モータ48の負荷が急上昇したことに基づき開閉体20を所定量だけ上昇方向に移動させた際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0031】
上記(2)の「光電センサ感知」は、開閉体20の閉鎖動作中に光電センサにより光学的に異物が感知されたことに基づき開閉体20を所定量だけ上昇方向に移動させた際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0032】
上記(3)の「電源投入異常」は、開閉機40に接続された電源が停電後に復帰した際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0033】
上記(4)の「高速駆動検知」は、駆動モータ48の駆動中に減速機構50によりブレーキをかけたが、所定時間経過しても駆動モータ48の駆動が継続している際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0034】
上記(5)の「手動操作検知」は、駆動モータ48の出力軸(図示せず)の回転に伴い出力されるパルス信号が電動動作以外で出力されている際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0035】
上記(6)の「サーマルプロテクタ作動」は、駆動モータ48が通電状態であるが、駆動モータ48の電流値が検出できない際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0036】
上記(7)の「電源電圧異常」は、電源電圧が仕様電圧(例:85Vから115V)の範囲を逸脱した際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0037】
上記(8)の「上昇方向負荷感知停止」は、開閉体20の下端部が収納部26に接触する上限位置で開閉体20を停止させた場合を除いて、開閉体20の開放動作中に駆動モータ48の負荷が急上昇したことに基づき開閉体20を停止させた際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0038】
上記(9)の「トータルタイマ作動」は、駆動モータ48が所定時間(例:90秒)連続で駆動している際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0039】
上記(10)の「パルス信号入力異常」は、本来装置側制御部54に入力されるパルス信号が、装置側制御部54に入力されていないことに基づいて駆動モータ48の駆動を停止させた際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0040】
上記(11)の「防犯機能作動」は、防犯機能が起動して、一定時間防犯機能が維持された際に、異常検出部70により異常として検出される。「防犯機能が起動」とは、例えば、開閉体20のこじ開けを異常検出部70が検知して、装置側制御部54による駆動モータ48の駆動制御が行われ、開閉体20を閉鎖動作させた場合である。
【0041】
上記(12)の「開閉体ストローク設定」は、開閉体20の駆動開始からの開閉体20の移動距離である開閉体ストロークが設定された際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0042】
上記(13)の「クラッチ解除」は、ブレーキ解除スイッチ(図示せず)が操作され、開閉体20が自重で降下するブレーキ解除状態となった際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0043】
上記(14)の「温度異常」は、温度が仕様温度(例:-20℃から70℃)の範囲を逸脱した際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0044】
上記(15)の「モータ電流過大」は、駆動モータ48の電流が仕様値(例:6A)を超えた際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0045】
上記(16)の「モータ速度異常」は、駆動モータ48の回転数が目標値の90%以下を下回った際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0046】
上記(17)の「下限オーバーラン」は、開閉体20の下端部が床面や枠部材等に接触する下限位置に開閉体20が到達した後、駆動モータ48の駆動が所定時間連続で継続している際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0047】
上記(18)の「センサ電源短絡異常」は、例えば、光電センサに接続されたセンサ電源(DC24V、DC12V又はDC5V等)の短絡が発生した際に、異常検出部70により異常として検出される。
【0048】
記憶部80は、EEP-ROM等の不揮発性メモリであって、開閉装置10に関する種々の情報が記憶可能とされている。
まず、記憶部80は、異常検出部70により異常が検出されたことに基づいて、その異常の異常内容を、異常の発生時期及び開閉装置10の動作回数と共に履歴データとして記憶する。
【0049】
「履歴データ」は、開閉装置10に関する異常を示す情報であって、発生した異常の内容を示す「異常内容」と、その異常の「発生時期」と、その異常発生時の「開閉装置10の動作回数」とが含まれている。
【0050】
そして、記憶部80は、異常検出部70で異常が検出された場合に、装置側制御部54により、当該検出された異常の異常内容を、異常の発生時期及び開閉装置10の動作回数と共に履歴データとして記憶させる制御が行われることで履歴データを記憶する。具体的には、記憶部80は、異常検出部70からの異常検出信号が入力された装置側制御部54により、その異常検出信号に対応する履歴データが書き込まれることで履歴データを累積的に記憶する。
【0051】
また、記憶部80は、開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)を記憶する。例えば、この開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)は、開閉装置10の設置時に作業者による入力が行われることにより、記憶部80に記憶される。
【0052】
なお、記憶部80に記憶された履歴データや開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)は、装置側制御部54により適宜読み出され、その読み出された情報が装置側送受信部65により通信端末200又はサーバ300へ送信される。
【0053】
カウント部90は、開閉装置10の動作回数をカウントするものである。このカウント部90は、開閉体20の電動動作開始からパルス信号の装置側制御部54への入力が所定時間継続した際に、「開閉装置10の動作回数」を1カウントする。
【0054】
装置側送受信部65は、小電力無線局として機能する無線モジュールとして、無線LAN(Wi-Fi)モジュールを備える無線通信装置である。開閉装置10は、この装置側送受信部65により、インターネットNを介して通信端末200及びサーバ300と接続されている。
【0055】
そして、装置側送受信部65は、インターネットNを介して、通信端末200からの履歴データ送信要求信号を無線で受信すると共に、記憶部80に記憶された履歴データを無線で通信端末200に送信する。具体的には、この装置側送受信部65は、通信端末200からの履歴データ送信要求信号を無線で受信した場合に、装置側制御部54により記憶部80から読み出された履歴データを、履歴データ送信要求信号を送信した通信端末200に無線で送信するよう装置側制御部54に制御されている。
【0056】
また、装置側送受信部65は、インターネットNを介して、サーバ300から統計データ送信要求信号を受信すると、サーバ300に特定の履歴データ(以下、「特定履歴データ」とする)を送信する。具体的には、この装置側送受信部65は、サーバ300からの統計データ送信要求信号を無線で受信した場合に、装置側制御部54により記憶部80から読み出された特定履歴データを、統計データ送信要求信号を送信したサーバ300に無線で送信するよう装置側制御部54に制御されている。なお、「履歴データ送信要求信号」、「統計データ送信要求信号」、及び「特定履歴データ」については後述する。
【0057】
図5は、本実施の形態における通信端末200の構成を示すブロック図である。
通信端末200は、一例として、スマートフォン、タブレット端末、又はPC(パーソナルコンピュータ)等である。
【0058】
この通信端末200は、CPU210(Central Processing Unit)、図示しないROM(Read Only Memory)、図示しないRAM(Random Access Memory)、及び図示しない入出力インターフェース(I/O)を備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。そして、通信端末200のCPU210は、端末側送受信部212、報知部214、及び端末側制御部216として機能する。
【0059】
また、通信端末200は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイから成る表示装置220を備えている。この表示装置220には、タッチパネルが搭載されており、このタッチパネルを指で操作することにより、通信端末200への情報の入力が可能となっている。
【0060】
端末側送受信部212は、開閉装置10及びサーバ300と、通信端末200とをインターネットNを介して通信を可能とするものである。本実施の形態では、端末側送受信部212は、例えば無線LAN(Local Area Network)ルータを介してインターネットNに接続されている。そして、端末側送受信部212は、開閉装置10に履歴データ送信要求信号を無線で送信すると共に、履歴データ送信要求信号に応じて開閉装置10から送信された履歴データを無線で受信する。
【0061】
「履歴データ送信要求信号」には、ユーザが要求する履歴データを記憶部80から読み出すための情報として、履歴データを読み出す際の履歴データ用検索キーが含まれている。この履歴データ用検索キーとしては、例えば、「異常内容指定」、「発生時期指定」等がある。
【0062】
また、端末側送受信部212は、サーバ300に統計データ送信要求信号を無線で送信すると共に、統計データ送信要求信号に応じてサーバ300から送信された統計データを無線で受信する。
【0063】
「統計データ送信要求信号」には、ユーザが要求する統計データをサーバ300に生成させるための特定履歴データを記憶部80から読み出すための情報として、特定履歴データを読み出す際の特定履歴データ用検索キーが含まれている。この特定履歴データ用検索キーとしては、例えば、「防犯」、「メンテナンス」等がある。
【0064】
「統計データ」とは、複数の開閉装置10における各々の記憶部80から読み出した複数の特定履歴データをビックデータとして活用することにより生成されたデータである。また、「特定履歴データ」とは、記憶部80に記憶されているデータ(少なくとも「履歴データ」及び「開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)」を含むデータ)のうち、所定の検索キーに基づいて選択されたデータの集合である。
【0065】
報知部214は、端末側送受信部212が受信した履歴データが示す異常、及び端末側送受信部212が受信した統計データを表示装置220に報知するものである。
【0066】
端末側制御部216は、操作部としての表示装置220のタッチパネルの操作に応じて履歴データ送信要求信号が無線で開閉装置10に送信されるよう端末側送受信部212を制御する。また、端末側制御部216は、履歴データ又は統計データを端末側送受信部212が受信した場合に、当該履歴データが示す異常、又は当該統計データが表示装置220に報知されるように報知部214を制御する。
【0067】
図6は、本実施の形態におけるサーバ300の構成を示すブロック図である。
サーバ300は、CPU310、図示しないROM、図示しないRAM、及び図示しないI/Oを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。そして、サーバ300のCPU310は、受信部及び送信部としてのサーバ側送受信部312、生成部314、及びサーバ側制御部316として機能する。
【0068】
サーバ側送受信部312は、複数の開閉装置10、及び複数の通信端末200の各々とインターネットNを介して通信を可能とするものである。そして、サーバ側送受信部312は、インターネットNを介して、通信端末200から統計データ送信要求信号を受信すると、複数の開閉装置10に統計データ送信要求信号を送信(転送)する。また、サーバ側送受信部312は、インターネットNを介して、複数の開閉装置10における各々の記憶部80から読み出された特定履歴データを受信すると、生成部314により生成された統計データを通信端末200に送信する。
【0069】
生成部314は、サーバ側送受信部312が受信した複数の特定履歴データを分析し、その分析結果に基づく統計データを生成するものである。なお、統計データが生成される流れについては後述する。
【0070】
サーバ側制御部316は、サーバ側送受信部312が複数の特定履歴データを受信した場合に、生成部314に統計データを生成させる制御を行うと共に、生成部314により生成された統計データが通信端末200に送信されるようサーバ側送受信部312を制御するものである。
【0071】
(履歴データが読み出される流れ)
以下、図7を用いて、履歴データが読み出される流れについて説明する。
図7に示すように、まず、ステップS100において、通信端末200は、ユーザによる表示装置220のタッチパネルの操作により履歴データ用検索キーが指定されたことに基づいて、端末側送受信部212により、インターネットNを介して、履歴データ送信要求信号を開閉装置10に送信する。
【0072】
ステップS101において、開閉装置10では、装置側制御部54により、装置側送受信部65が受信した履歴データ送信要求信号に対応する履歴データが記憶部80から読み出される。
【0073】
次に、ステップS102において、開閉装置10は、装置側送受信部65により、インターネットNを介して、装置側制御部54により読み出された履歴データを無線により通信端末200に送信する。
【0074】
そして、ステップS103において、通信端末200では、報知部214により、端末側送受信部212が受信した履歴データの示す異常が表示装置220に報知される。
【0075】
(統計データが生成される流れ)
以下、図8を用いて、統計データが生成される流れについて説明する。
図8に示すように、まず、ステップS200において、通信端末200は、ユーザによる表示装置220のタッチパネルの操作により特定履歴データ用検索キーが指定されたことに基づいて、端末側送受信部212により、インターネットNを介して、統計データ送信要求信号をサーバ300に送信する。
【0076】
ステップS201において、サーバ300は、サーバ側送受信部312により、インターネットNを介して、通信端末200から送信された統計データ送信要求信号を複数の開閉装置10に送信(転送)する。
【0077】
ステップS202において、各開閉装置10では、装置側制御部54により、装置側送受信部65が受信した統計データ送信要求信号に対応する特定履歴データが記憶部80から読み出される。
【0078】
次に、ステップS203において、各開閉装置10は、装置側送受信部65により、インターネットNを介して、装置側制御部54により読み出された特定履歴データを無線によりサーバ300に送信する。
【0079】
ステップS204において、サーバ300では、生成部314により、サーバ側送受信部312が受信した複数の特定履歴データに基づいて統計データが生成される。
【0080】
例えば、サーバ側送受信部312が受信した特定履歴データに、「異常内容(防犯機能作動)」、防犯機能作動の「発生時期」、及び「開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)」が含まれる場合には、生成部314により以下の統計データを生成できる。なお、以下では、サーバ側送受信部312が受信した上記の特定履歴データを「防犯機能作動データ」と記載する。
【0081】
上記の場合、生成部314は、統計データとして、サーバ側送受信部312が受信した上記の「防犯機能作動データ」を用いて、所定の地域における時間帯毎の治安に関する治安データを生成できる。具体的には、生成部314は、複数の開閉装置10の記憶部80から読み出された「防犯機能作動データ」をビックデータとして活用することで、所定の地域における時間帯毎の治安を分析し、その分析結果に基づく治安データを生成できる。
【0082】
生成部314は、治安データを、例えば、
A地域→「早朝:普通、日中:良い、夜間:悪い」
B地域→「早朝:悪い、日中:良い、夜間:普通」

A地域→「早朝:危険度30%、日中:危険度5%、夜間:危険度60%」
B地域→「早朝:危険度60%、日中:危険度5%、夜間:危険度30%」
等のように生成する。
【0083】
次に、ステップS205において、サーバ300は、サーバ側送受信部312により、インターネットNを介して、生成部314により生成された統計データを通信端末200に送信する。
【0084】
そして、ステップS206において、通信端末200では、報知部214により、端末側送受信部212が受信した統計データが表示装置220に報知される。
【0085】
(本実施の形態の作用効果)
本実施の形態では、開閉装置10は、上記の異常を検出する異常検出部70と、異常検出部70で検出された異常の異常内容を、異常の発生時期及び開閉装置の動作回数と共に履歴データとして記憶する記憶部80と、記憶部80に記憶された履歴データを無線で通信端末200に送信する装置側送受信部65と、を備えている。
【0086】
これにより、本実施の形態では、開閉装置10から通信端末200に無線により履歴データを送信することができる。したがって、本実施の形態では、開閉装置10から履歴データを読み出すために、例えば、収納部26内に設置された制御盤にメモリーデバイスを差し込んだり、開閉装置10から開閉機40を取り外し、その取り外した開閉機40内のコネクタにケーブルを接続したりして履歴データを読み出す必要がない。
【0087】
以上のように、本実施の形態によれば、通信端末200に対し、装置側送受信部65により無線で履歴データを送信できるため、有線を用いて開閉装置10から履歴データを読み出す構成に比べて、開閉装置10から履歴データを読み出す作業の効率を高めることができる。
【0088】
また、本実施の形態では、開閉装置10及び通信端末200は、インターネットNを介して接続されている。そして、本実施の形態では、通信端末200は、履歴データを無線で受信する端末側送受信部212と、端末側送受信部212が受信した履歴データが示す異常を報知する報知部214と、を備えている。これにより、本実施の形態によれば、通信端末200に対し、装置側送受信部65によりインターネットNを介して無線で履歴データを送信できる。そのため、本実施の形態によれば、通信端末200の所有者であるユーザが外出等により開閉装置10から離れていても、端末側送受信部212が受信した履歴データが示す異常を報知部214により表示装置220に報知されることで、通信端末200を用いて履歴データが示す異常を閲覧することができる。
【0089】
また、本実施の形態では、サーバ300は、サーバ側送受信部312が受信した複数の特定履歴データを分析し、その分析結果に基づく統計データを生成する生成部314と、統計データを通信端末200に送信するサーバ側送受信部312と、を備えている。
【0090】
これにより、本実施の形態によれば、複数の開閉装置10の記憶部80から受信した複数の特定履歴データをビックデータとして活用することができる。
【0091】
(その他)
本実施の形態における開閉システム100は、複数の開閉装置10と、複数の通信端末200と、サーバ300と、を備えることとしたが、これに限らず、開閉装置10と通信端末200とで開閉システム100を構成してもよい。この場合には、開閉装置10及び通信端末200は、LAN、ブルートゥース(登録商標)、又は赤外線等を介して接続される。
【0092】
本実施の形態では、通信端末200から開閉装置10に対して履歴データ送信要求信号が送信されることにより、開閉装置10から通信端末200に対して履歴データが無線により送信されることとした。しかし、これに限らず、開閉装置10が異常検出部70により異常を検出する都度、開閉装置10から通信端末200に対して、当該検出した異常に対応する履歴データを無線により送信してもよい。また、異常検出部70により検出される「異常」を重要度に応じてランク付けし、異常検出部70により重要度が高い「異常」が検出された場合には、履歴データ送信要求信号の受信に基づかずに開閉装置10から通信端末200に対して履歴データを無線により送信してもよい。
【0093】
また、通信端末200に、端末側送受信部212が受信した履歴データ及び統計データをソートするソート手段を設け、表示装置220に報知される際に当該受信したデータをユーザが希望する順序にソート可能としてもよい。さらに、通信端末200に、端末側送受信部212が受信した履歴データ及び統計データを特定の条件に絞り込む絞り込み手段を設け、表示装置220に報知される際に当該受信したデータをユーザが希望する特定の条件を含む内容に絞り込み可能としてもよい。
【0094】
本実施の形態では、「異常内容(防犯機能作動)」、防犯機能作動の「発生時期」、及び「開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)」を含む特定履歴データに基づいて、統計データとして治安データを生成したが、生成部314により生成される統計データはこれに限られない。例えば、生成部314は、「特定の異常内容」及び「開閉装置10の設置場所(緯度及び経度)」を含む特定履歴データをビックデータとして活用することで、地域毎に発生しやすい異常内容を分析し、その分析結果に基づいて、地域別の発生しやすい異常内容を纏めた異常統計データを生成してもよい。
【符号の説明】
【0095】
10 開閉装置 12 建物
20 開閉体 22 スラット
24 ガイドレール 26 収納部
30 巻取装置 32 軸部
40 開閉機 42 筐体
44 本体部 46 閉塞部材
48 駆動モータ 50 減速機構
52 回転伝達部材 54 装置側制御部
60 開閉装置用通信機 65 装置側送受信部
70 異常検出部 80 記憶部
90 カウント部 100 開閉システム
200 通信端末 210 CPU
212 端末側送受信部 214 報知部
216 端末側制御部 220 表示装置
300 サーバ 310 CPU
312 サーバ側送受信部 314 生成部
316 サーバ側制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8