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▶ クロスローズ エクストリミティ システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-10
(45)【発行日】2022-05-19
(54)【発明の名称】動的要素を備える骨プレート
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/80 20060101AFI20220511BHJP
   A61B 17/84 20060101ALI20220511BHJP
【FI】
A61B17/80
A61B17/84
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020120652
(22)【出願日】2020-07-14
(62)【分割の表示】P 2019229584の分割
【原出願日】2016-07-13
(65)【公開番号】P2020185401
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2020-08-13
(31)【優先権主張番号】62/192,059
(32)【優先日】2015-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/209,623
(32)【優先日】2016-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516183819
【氏名又は名称】クロスローズ エクストリミティ システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マイケル チャド ホリス
(72)【発明者】
【氏名】ヴェルノン レイモンド ハーデゲン
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル セイガー
【審査官】槻木澤 昌司
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-500776(JP,A)
【文献】特表2015-509790(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0097228(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0139746(US,A1)
【文献】特許第6560434(JP,B2)
【文献】特許第6637212(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/80-17/84
A61B 17/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)安定化部材であって、
おもて側と、
前記おもて側の反対側の裏側と、
細長い受け部であって、前記おもて側に開口部を備え、前記開口部を含む細長い受け部全体の周囲は連続的に前記おもて側に囲まれている細長い受け部と、
を備える前記安定化部材と、
(ii)動的要素であって、
第1の端部と第2の端部との間に延び、前記細長い受け部によって受けられるように構成される細長い本体と、
第1の脚部であって、前記本体に結合され、前記本体から第1の自由端まで延び、前記細長い受け部及び前記第1の脚部は、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記第1の脚部が前記安定化部材の裏側を通って延びることができるように構成される前記第1の脚部と、
第2の脚部であって、前記本体に結合され、前記本体から第2の自由端まで延び、前記細長い受け部及び前記第2の脚部は、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記第2の脚部が前記安定化部材の裏側を通って延びることができるように構成される前記第2の脚部と、を備え、
前記動的要素は、前記細長い受け部によって受けられたときに、弾性変形された状態に保持され、前記細長い受け部によって受けられた後に弛緩状態に移行して、前記第1の自由端と前記第2の自由端との間に圧縮力を加えるように構成される前記動的要素と、
を備える骨固定システム。
【請求項2】
前記細長い受け部は、前記本体が前記裏側を通過することを妨げるように構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記動的要素は、前記第1の端部から延びる第1の突起と、前記第2の端部から延びる第2の突起と、を備え、前記突起は、インサータと係合し、前記動的要素を弾性変形された状態に容易にするように構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記本体が前記細長い受け部内に着座するときには、前記第1の脚部及び前記第2の脚部は、前記安定化部材に接触しない請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記動的要素が弾性変形された状態にあるとき、前記第1の自由端は前記第2の自由端から第1の距離だけ離れ、前記動的要素が弛緩状態にあるとき、前記第1の自由端は前記第2の自由端から第2の距離だけ離れ、前記第1の距離は、前記第2の距離よりも大きい請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記細長い受け部は、前記おもて側と前記裏側との間に延びる通路を形成するように、前記おもて側の前記開口部の全体と同一の広がりをもつ前記裏側の開口部を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記開口部は、前記おもて側及び前記裏側を貫通する受け部穴を備え、前記第1の脚部及び前記第2の脚部の少なくとも1つは、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記受け部穴を通って延びるように構成されている請求項1記載のシステム。
【請求項8】
前記細長い受け部は、前記細長い受け部を少なくとも部分的に画定するとともに、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記動的要素の前記本体に当接するように構成されたウェブを備える請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記ウェブは前記安定化部材の前記おもて側から窪んでいる請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記細長い受け部は、前記おもて側及び前記裏側を通って延びる1つまたは複数の締結具穴を備え、前記締結具穴は、前記細長い受け部のおもて側の前記開口部から離間している請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
(i)安定化部材であって、
おもて側と、
前記おもて側の反対側の裏側と、
関節をまたいで延びる細長い受け部であって、前記おもて側に開口部を備え、前記開口部を含む細長い受け部全体の周囲は連続的に前記おもて側に囲まれている細長い受け部と、
を備える前記安定化部材と、
(ii)動的要素であって、
第1の端部と第2の端部との間に延び、前記細長い受け部によって受けられるように構成される細長い本体と、
つの脚部であって、前記本体に結合され、前記本体から自由端まで延び、前記細長い受け部及び前記脚部は、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記脚部が前記安定化部材の裏側を通って延びることができるように構成される前記脚部と、を備え、
前記動的要素は、前記細長い受け部によって受けられたときに、弾性変形された状態に保持され、前記細長い受け部によって受けられた後に弛緩状態に移行して、関節をまたいで互いに前記関節の異なる側にある2つの前記自由端から圧縮力を加えるように構成される前記動的要素と、
を備える骨固定システム。
【請求項12】
前記細長い受け部は、前記本体が前記裏側を通過することを妨げるように構成される請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記動的要素は、前記本体から延びる突起を備え、前記突起は、インサータと係合し、前記動的要素を弾性変形された状態に容易にするように構成される請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記本体が前記細長い受け部内に着座するときには、前記少なくとも1つの脚部は、前記安定化部材に接触しない請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記細長い受け部は、前記おもて側と前記裏側との間に延びる通路を形成するように、前記おもて側の前記開口部の全体と同一の広がりをもつ前記裏側の開口部を備える請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記開口部は、前記おもて側及び前記裏側を貫通する受け部穴を備え、前記少なくとも1つの脚部は、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記受け部穴を通って延びるように構成されている請求項11記載のシステム。
【請求項17】
前記細長い受け部は、前記細長い受け部を少なくとも部分的に画定するとともに、前記本体が前記細長い受け部によって受けられたときに、前記動的要素の前記本体に当接するように構成されたウェブを備える請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記ウェブは前記安定化部材の前記おもて側から窪んでいる請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記細長い受け部は、前記おもて側及び前記裏側を通って延びる1つまたは複数の締結具穴を備え、前記締結具穴は、前記細長い受け部のおもて側の前記開口部から離間している請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記動的要素が弾性変形された状態にあるとき、前記少なくとも1つの脚部及び前記本体は、第1の角度を形成し、前記動的要素が弛緩状態にあるとき、第2の角度を形成し、前記第1の角度は、前記第2の角度よりも大きい請求項11に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、他の場合には弾性要素として知られる動的要素を有するプレートに関する。動的要素を備えるプレートは、骨など硬組織または軟骨もしくは靱帯など軟組織を安定化し、それらに連続的に荷重を加えるために使用され得る。本開示は、関節、切除部、骨切り部、骨折、裂離、断裂、または硬組織部分間もしくは軟組織部分間の何らかの他の不連続をまたいで連続的な荷重をもたらす動的要素を備えるプレートに関する。連続的な荷重は、圧縮荷重または引張荷重であってよい。本開示は、足に使用するための骨プレートの状況でなされ、ステープル、エルボペグまたはL字ペグ、および直線ペグを含む様々な動的要素を有する。しかし、本明細書に開示されている原理は、全身の場所に適用可能である。
【背景技術】
【0002】
骨、骨の破片、または他の組織部分を共に融合、合体させ、または他の方法で恒久的に接合しなければならない多くの状況がある。いくつかの例は、関節固定、矯正骨切り術、骨折、裂離、または断裂を含む。骨、骨の破片、または他の組織部分は、それらが不連続をまたいで何らかの機械的荷重または応力で安定化されているとき、たとえば骨、骨の破片、または他の組織部分が共に圧縮されている、または引き離されているとき、よりよく回復する。本開示は、不連続をまたいで治療的レベルの連続的な機械的荷重または応力を加えながら、骨、骨の破片、または他の組織部分を安定化させる問題に対する解決策について述べる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際特許出願第PCT/US2015/039551号
【文献】国際特許出願第PCT/US2015/039556号
【文献】国際特許出願第PCT/US2014/070495号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本技術の様々なシステムおよび方法が、現況技術に呼応して、特に現在使用可能な固定システムによって依然として完全に解決されていない当技術分野における問題および必要に応答して開発されている。本技術のシステムおよび方法は、全体的に安定な構造物を提供しながら動的に荷重するための手段を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述を達成するために、また本明細書に収録され広く記載されている技術によれば、プレート部材が、組織部分間に連続的な動的荷重をもたらす動的要素と共に安定化および/または変形矯正をもたらす。これらのプレート部材は、動的要素と共に使用されても使用されなくてもよい。動的要素は、プレート部材に取り付けられ得る別々の部分であってもよく、またはプレート部材と一体に形成されてもよい。プレート部材と動的要素は、同じ材料製であっても、異なる材料製であってもよい。動的要素は、任意の弾性材料、好ましくは高弾性金属、好ましくは超弾性金属、好ましくはニチノールから作られてよい。
【0006】
本技術のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲から、より十分に明らかになり、または以下に記載の技術を実施することによって学習されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本技術の例示的な実施形態は、添付の図面と併せ読めば、以下の説明および添付の特許請求の範囲から、より十分に明らかになる。これらの図面は例示的な実施形態を示すにすぎず、したがって本技術の範囲を限定するものと考えられるべきでないことを理解したうえで、例示的な実施形態について、添付の図面を使用して、追加の特異性および詳細と共に述べる。
図1A】骨プレート、ステープル、およびねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図1B】異なる方向からの図1Aのアセンブリの別の斜視図である。
図1C図1Aのアセンブリの側面図である。
図1D】骨プレートの中矢状平面に沿った図1Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図1E図1Aのアセンブリの分解斜視図である。
図1F】異なる方向からの図1Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図2図1Aの骨プレートおよびねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図3A】骨プレート、ステープル、および止めねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図3B】異なる方向からの図3Aのアセンブリの別の斜視図である。
図3C図3Aのアセンブリの側面図である。
図3D】骨プレートの中矢状平面に沿った図3Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図3E図3Aのアセンブリの分解斜視図である。
図3F】異なる方向からの図3Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図4A】骨プレートおよびステープルを備えるアセンブリの斜視図である。
図4B】異なる方向からの図4Aのアセンブリの別の斜視図である。
図4C図4Aのアセンブリの分解斜視図である。
図4D】異なる方向からの図4Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図4E】閉じた構成にあるタブを示す図4Aのアセンブリのさらに別の斜視図である。
図4F図4Eのアセンブリの側面図である。
図4G】骨プレートの中矢状平面に沿った図4Eのアセンブリの長手方向断面図である。
図5A】骨プレート、および骨プレート内にモールドされたステープルインサートを備えるアセンブリの斜視図である。
図5B】異なる方向からの図5Aのアセンブリの別の斜視図である。
図5C図5Aのアセンブリの側面図である。
図5D】骨プレートの中矢状平面に沿った図5Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図5E図5Aのアセンブリの分解斜視図である。
図5F】異なる方向からの図5Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図6A】骨プレート、エルボペグ、およびねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図6B】異なる方向からの図6Aのアセンブリの別の斜視図である。
図6C図6Aのアセンブリの側面図である。
図6D】骨プレートの中矢状平面に沿った図6Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図6E図6Aのアセンブリの分解斜視図である。
図6F】異なる方向からの図6Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図7A】骨プレート、エルボペグ、および止めねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図7B】異なる方向からの図7Aのアセンブリの別の斜視図である。
図7C図7Aのアセンブリの側面図である。
図7D】エルボペグの1つが挿入構成にあり、エルボペグのもう1つが最終構成にあるところを示す、骨プレートの中矢状平面に沿った図7Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図7E図7Aのアセンブリの分解斜視図である。
図7F】異なる方向からの図7Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図8A】骨プレート、直線ペグ、および止めねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図8B】異なる方向からの図8Aのアセンブリの別の斜視図である。
図8C図8Aのアセンブリの側面図である。
図8D】直線ペグの1つが挿入構成にあるところを示す、骨プレートの中矢状平面に沿った図8Aのアセンブリの一部分の長手方向断面図である。
図8E】直線ペグのもう1つが最終構成にあるところを示す、骨プレートの中矢状平面に沿った図8Aのアセンブリの一部分の長手方向断面図である。
図8F図8Aのアセンブリの分解斜視図である。
図8G】異なる方向からの図8Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図9A】ヒトの右足の骨の側方斜視図である。
図9B】ヒトの右足の骨の内側図である。
図10】骨プレートのキットの斜視図である。
図11図1Aの骨プレートの別の斜視図である。
図12図1Aのねじの斜視図および側面図である。
図13図1Aの骨プレートの穴内の図1Aの非ロッキングねじの詳細斜視断面図であり、図1Aの骨プレートの穴内の図1Aのロッキングねじの詳細斜視断面図である。
図14】外科器械のキットの斜視図である。
図15】サイズ設定テンプレートの斜視図である。
図16】プレート曲げの装置および方法の図である。
図17】プレート曲げの追加の図である。
図18】ヒトの左足の一部の骨、骨プレート、およびプレートインサータ工具を兼ねるねじ山付きドリルガイドの内側斜視図である。図18は、骨プレートを挿入するステップを示す。
図19図18のねじ山付きドリルガイドの一部分の詳細図、ならびにヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図18の2つのねじ山付きドリルガイド、およびオリーブワイヤ(olive wire)の内側斜視図である。図19は、ロッキングねじの穿孔のステップを示す。
図20】非ロッキング多軸ドリルガイドおよび非ロッキング多軸ドリルガイド用のハンドルを兼ねるねじ山付きプレート曲げ器の斜視図、ならびにヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図18のねじ山付きドリルガイド、およびねじ山付きプレート曲げ器を備える非ロッキング多軸ドリルガイドの内側斜視図である。図20は、非ロッキングねじの穿孔のステップを示す。
図21】ヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図18のねじ山付きドリルガイド、図1Aのねじ、およびねじドライバの内側斜視図である。図21は、ロッキングねじを駆動するステップを示す。
図22】ヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図1Aのねじ、およびステープルドリルガイドの内側斜視図であり、ヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図1Aのねじ、およびステープルインサータの内側斜視図であり、ヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図1Aのねじ、およびステープルの内側斜視図である。
図23】ヒトの左足の一部の骨、図18の骨プレート、図1Aのねじ、およびステープルの内側斜視図である。
図24A】骨プレート、および直線ねじ山付きペグを備えるアセンブリの斜視図である。
図24B】異なる方向からの図24Aのアセンブリの別の斜視図である。
図24C図24Aのアセンブリの側面図である。
図24D】骨プレートの中矢状平面に沿った図24Aのアセンブリの一部分の長手方向断面図である。
図24E】直線ペグインサータ器械の一部分の斜視図である。
図24F】1つの直線ペグが一部挿入された図24Eのインサータ器械を備える図24Aのアセンブリの斜視図である。
図24G】両直線ペグが完全に挿入された図24Eのインサータ器械を備える図24Aのアセンブリの別の斜視図である。
図24H図24Gの構成要素の一部分の断面図である。
図24I図24Aのアセンブリの分解斜視図である。
図24J】異なる方向からの図24Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図25A】骨プレート、ワイヤペグ、および止めねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図25B】異なる方向からの図25Aのアセンブリの別の斜視図である。
図25C図25Aのアセンブリの側面図である。
図25D】骨プレートの中矢状平面に沿った図25Aのアセンブリの一部分の長手方向断面図である。
図25E】自由な状態にある図25Aのワイヤペグの斜視図である。
図25F】ワイヤペグが自由な状態にある図25Aのアセンブリの一部分の断面図である。
図25G図25Aのアセンブリの分解斜視図である。
図25H】異なる方向からの図25Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図26A】骨プレート、ワイヤペグ、および止めねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図26B】異なる方向からの図26Aのアセンブリの別の斜視図である。
図26C図26Aのアセンブリの側面図である。
図26D】骨プレートの中矢状平面に沿った図26Aのアセンブリの一部分の長手方向断面図である。
図26E】自由な状態にある図26Aのワイヤペグの斜視図である。
図26F】ワイヤペグが自由な状態にある図26Aのアセンブリの一部分の断面図である。
図26G図26Aのアセンブリの分解斜視図である。
図26H】異なる方向からの図26Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
図27A】自由な状態にあるワイヤペグの斜視図である。
図27B図27Aのワイヤペグの側面図である。
図28A】骨プレート、ステープル、およびねじを備えるアセンブリの斜視図である。
図28B】異なる方向からの図28Aのアセンブリの別の斜視図である。
図28C図28Aのアセンブリの側面図である。
図28D】骨プレートの中矢状平面に沿った図28Aのアセンブリの長手方向断面図である。
図28E図28Aのアセンブリの分解斜視図である。
図28F】異なる方向からの図28Aのアセンブリの別の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の例示的な実施形態は、同様の部分が全体にわたって同様の符号によって指定される図面を参照することによって、最もよく理解される。本明細書において一般的に述べられ図に示されている本技術の構成要素は、広範な異なる構成で構成および設計され得ることは、容易に理解されよう。したがって、本装置、システム、および方法の実施形態の以下のより詳細な説明は、特許請求されている本発明の範囲を限定するものではなく、本技術の例示的な実施形態を表すものにすぎない。
【0009】
「に接続される」「に結合される」および「と連通する」という表現は、2つ以上のエンティティ間の任意の形態の相互作用を指し、機械的、電気的、磁気的、電磁的、流体、および熱的相互作用を含む。2つの構成要素は、それらが互いに直接接触していなかったとしても、互いに機能的に結合されてもよい。「当接する」という用語は、互いに直接物理的に接触する物品を指すが、それらの物品は、必ずしも共に取り付けられていなくてもよい。「流体連通」という表現は、一方の特徴物内の流体が他方の特徴物内に通ることができるように接続されている2つの特徴物を指す。
【0010】
本明細書で使用される「例示的」という語は、「例、実例、または例示として働くこと」を意味する。「例示的」として本明細書に記載の実施形態は、必ずしも他の実施形態より好ましい、または有利なものとして解釈されるべきでない。実施形態の様々な態様が図面に提示されているが、これらの図面は、特に示されていない限り、必ずしも原寸に比例して示されていない。
【0011】
本明細書では、標準的な医学的参照平面および説明的用語が使用される。矢状平面は、身体を右部分と左部分に分割する。中矢状平面は、身体を左右相称の右半分と左半分に分割する。冠状平面は、身体を前方部分と後方部分に分割する。横断平面は、身体を上方部分と下方部分に分割する。前方は、身体の正面に向かうことを意味する。後方は、身体の背に向かうことを意味する。上方は、頭部に向かうことを意味する。下方は、足に向かうことを意味する。内側は、身体の正中に向かうことを意味する。側方は、身体の正中から離れることを意味する。軸方は、身体の中心軸に向かうことを意味する。軸外は、身体の中心軸から離れることを意味する。同側は、身体の同じ側にあることを意味する。対側は、身体の反対側にあることを意味する。これらの説明的用語は、生体にも無生物体にも適用され得る。
【0012】
本明細書では、弾性変形された状態は、0.2%を超える歪み値、たとえば0.2%から6%の間の歪み値に等しい変形として定義される。弾性変形された状態は、荷重下の大部分の材料によって許容される変形および歪みの小さい大きさとははっきり異なる。
【0013】
本明細書では、静的材料、または静的設計、または静的構成要素は、恒久的な塑性変形、曲げ、割れ、破断、または他の故障モードを受ける前の0.2%以下の歪みに等しい変形を許容する材料、設計、または構成要素として定義される。
【0014】
図1A図1Fを参照すると、アセンブリ100は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ100では、安定化部材は、骨プレート102とすることができ、動的要素はステープル104とすることができ、締結具はねじとすることができる。アセンブリ100は、左にロッキングねじ106、右に非ロッキングねじ108を備えて示されている。
【0015】
骨プレート102は、おもて側112および裏側114を有する。骨プレート102が植え込まれたとき、おもて側112は、骨部分から外方を向き、裏側114は、骨部分に向かって面する。骨プレート102は、おもて側112および裏側114を通って延びるいくつかの穴116を含む。6つの穴116が示されているが、任意の数の穴があってよい。各穴116は、各穴116がロッキングねじ106または非ロッキングねじ108を受け入れるように雌ねじ山付き部分118および非ねじ部分120を含む。雌ねじ山付き部分118は、ロッキングねじ106の頭部107上の雄ねじ119と係合する。雌ねじ山付き部分118は、裏側114に隣接してもよい。非ねじ部分120は、非ロッキングねじ108の頭部109と係合する。非ねじ部分120は、おもて側112に隣接してもよい。非ねじ部分120は、凹形および/または細長いものであってよい。おもて側112内の任意選択の溝122が2つの穴116間に延びる。これらの2つの穴116のそれぞれもまた、他方の穴116に向かって、2つの穴116間に延びるウェブ124を残して細長くなっている。ウェブ124は、裏側114に隣接してもよい。ウェブ124は、2つの穴116を分離し、穴116が互いに向かって細長くなくても存在してよい。存在する場合任意選択の溝122、2つの細長い穴116およびウェブ124は、まとめて受け部126と称され、含まれる穴116は、受け部穴128と称される。受け部126は、骨プレートを通る任意の2つの穴間に含まれてよい。複数の受け部126が単一の骨プレート上に含まれてもよい。たとえば、図1Aおよび図1Eを参照すると、骨プレート102は、左の2つの穴116間の第2の受け部、および/または右の2つの穴116間の第3の受け部を含むように修正されてもよい。2つの受け部126は、共通の受け部穴128を共用してもよい。骨プレート102は、この例ではステープル104である動的要素よりはるかに堅くてもよい。骨プレート102は、剛性、または上記で定義されているように静的なものであってよい。あるいは、骨プレート102は、展性または弾性のものであってもよい。骨プレート102は、剛性領域および展性領域を含んでもよい。図の骨プレート102は、受け部穴126の近くで厚さ2mm、最も左の2つの穴116および最も右の2つの穴116の近くで厚さ1.5mmとすることができる。骨プレート102は、図11にも示されている。
【0016】
図10を参照すると、いくつかの異なる骨プレート形状がキットまたはセットで提供され得る。図10は、左から右に、左ダブルY字プレート102、左Y字プレート、右Y字プレート902、直線4穴プレート、直線5穴プレート、10度の内反および0度の背屈を有する左中足指プレート、ならびに10度の内反および0度の背屈を有する右中足指プレートを示す。
【0017】
ステープル104は、本願の優先権チェーン(priority chain)内で識別される特許出願の少なくとも1つに記載されている。ステープル104は、特許文献1の図11および図12のインプラント200、図15A図16Bのインプラント300、図21および図22のインプラント600、図23A図24のインプラント800、もしくは図78および図79のインプラント2200、または特許文献2の図1図3のインプラント100、図4および図5のステープル300、図7のステープル400、図8のステープル480、もしくは図10Aおよび図10Bのインプラント2100とすることができる。
【0018】
ステープル104は、本体140またはブリッジ、第1の脚部142、および第2の脚部144を含む。ブリッジは、第1の端部146と第2の端部148の間に延びる。第1の脚部142は、第1の端部146に結合され、第1の自由端143において終わる。第2の脚部144は、第2の端部148から延び、第2の自由端145において終わる。
【0019】
ステープル104は、その形状が外力、たとえばステープルインサータ工具によって加えられる外力の影響下にある挿入状態、または弾性変形された状態を有する。弾性変形された状態では、第1の距離が自由端143、145を分離する。また、ステープル104は、重力以外、外力がステープルに作用していないときのその形状である自由な状態、または弛緩状態を有する。弛緩状態では、第2の距離が自由端143、145を分離する。第2の距離は、第1の距離と異なる。図の例では、弾性変形された状態では、ステープル104の脚部142、144が互いに平行である。しかし、脚部142、144は、弾性変形された状態では、収束しても発散してもよい。図の例では、弛緩状態において、ステープルの脚部142、144がそれらの自由端または先端にて収束し、その結果、第2の距離は、第1の距離より小さい。しかし、脚部142、144は、それらの自由端にて発散してもよく、または脚部142、144は、弛緩状態において平行であってもよい。ステープル104は、外力の影響下で弾性変形された状態を呈する。ステープル104は、外力が除去されて直ちに自由な状態に戻ってもよい。ステープル104の脚部142、144が骨の穴内に係合されている場合には、ステープルは、骨の抵抗により自由な状態に向かって一部弛緩することができるだけであってもよい。この状況では、ステープル104は、弾性変形された状態と弛緩状態との間で荷重された状態にあってもよい。ステープルの荷重された状態は、図1A図1Fに示されている。ステープル104は、ニチノールなど超弾性合金製であることが好ましいが、他の材料もまた好適である。この例では、ステープル104は、骨プレート102にロックされていないが、後続の例では、ステープルは、骨プレートにロックされる。この例では、ステープル104の本体140は、ウェブ124に接して受け部126の溝122内で止まり、ステープル脚部142、144は、受け部穴128を通って延び、骨プレート102の裏側114から突出する。ウェブ124は、本体140が骨プレート102の裏側114を通過しないように妨げる。受け部126は、骨プレート102に対して所定の向きおよび相対位置でステープル104を保持する。受け部126は、骨プレートに対して所定の向きおよび相対位置でステープルを保持するように共に機能する特徴物のグループの一例である。異なる特徴物または特徴物のグループが同じ機能を提供してもよい。たとえば、溝122がなく、その結果、ステープル104の本体140は骨プレート102のおもて側112の上で止まってもよく、またはウェブ124は、本体140が裏側114を通過しないように妨げるための止め具もしくはドッキング点として働くようにレッジもしくは他のサポートによって置き換えられてもよい。さらに、ウェブ124は、骨プレート102上ではなくステープル104上の1つまたは複数の停止特徴物またはドッキング特徴物によって置き換えられてもよい。
【0020】
ロッキングねじ106は、骨プレート102内の任意の穴116にしっかりロックする。ロッキングねじ106は、穴116の雌ねじ山付き部分118内にきつく螺合されたとき骨プレート102内の穴116にロックする雄ねじ山付き頭部107を含み得る。ロッキングねじ106は、本願の優先権チェーン内で識別される特許出願の少なくとも1つに開示されている設計であってもよい。ロッキングねじ106は、特許文献3の図11の骨固定デバイス390、図24図26の骨固定デバイス500、図27図30の骨固定デバイス600とすることができる。ロッキングねじ106は、図12にも示されている。
【0021】
非ロッキングねじ108は、骨プレート102内の穴116にロックしない。その代わりに、それは、植え込み後、ねじ穴116の範囲内で自由に回転および平行移動できるままである。非ロッキングねじ108は、ねじ穴116に対して多軸方向で位置決め可能とすることができる。非ロッキングねじ108は、穴116の非ねじ部分120と共にボールソケット継手を形成する外部表面を備える頭部109を含み得る。外部表面は、凸形、球形、または円錐形であってよい。非ロッキングねじ108は、図12にも示されている。
【0022】
図13を参照すると、ねじ106とねじ108は、骨プレート102内のねじ穴116内で相互交換可能である。
【0023】
図2を参照すると、アセンブリ200は、安定化部材、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ200では、安定化部材は、骨プレート102とすることができ、締結具は、ねじ106および/またはねじ108の1つまたは複数を含み得る。この例は、受け部穴の1つにロッキングねじ106を含み、ねじ106またはねじ108を、受け部穴128ならびに骨プレート102の他の穴116内で相互交換可能に使用することができることを示す。
【0024】
図3A図3Fを参照すると、アセンブリ300は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ300では、安定化部材は、骨プレート302とすることができ、動的要素はステープル104とすることができ、締結具は、止めねじ310と、ねじ106および/またはねじ108の1つまたは複数とを含み得るが、ねじ106およびねじ108は、見やすいように図から省略されている。
【0025】
骨プレート302は、おもて側312および裏側314を有する。骨プレート302は、いくつかの穴316を含み、そのそれぞれが、穴116と同じ、雌ねじ山付き部分318および非ねじ部分320を含み得る。雌ねじ山付き部分318は、裏側314に隣接してもよく、非ねじ部分320は、おもて側312に隣接してもよい。おもて側312内の任意選択の溝322が2つの穴316間に延びる。これらの2つの穴316のそれぞれもまた、他方の穴316に向かって、2つの穴316間に延びるウェブ324を残して細長くなっている。ウェブ324は、裏側314に隣接してもよい。ウェブ324は、2つの穴316を分離し、穴316が互いに向かって細長くなくても存在してよい。ウェブ324は、本体140が裏側314を通過しないように妨げる。存在する場合任意選択の溝322、2つの細長い穴316およびウェブ324は、まとめて受け部326と称され、含まれる穴316は、受け部穴328と称される。骨プレート302は、止めねじ310をねじ係合で受け取る雌ねじ山付きソケット338を含む。止めねじ310は、ステープル104を骨プレート302にロックし、ロッキング機構と称されることがある。
【0026】
図4A図4Gを参照すると、アセンブリ400は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ400では、安定化部材は、骨プレート402とすることができ、動的要素はステープル104とすることができ、締結具は、ねじ106および/またはねじ108の1つまたは複数を含み得るが、ねじ106およびねじ108は、見やすいように図から省略されている。
【0027】
骨プレート402は、おもて側412および裏側414を有する。骨プレート402は、いくつかの穴416を含み、そのそれぞれが、穴116と同じ、雌ねじ山付き部分418および非ねじ部分420を含み得る。雌ねじ山付き部分418は、裏側414に隣接してもよく、非ねじ部分420は、おもて側412に隣接してもよい。おもて側412内の任意選択の溝422が2つの穴416間に延びる。これらの2つの穴416のそれぞれもまた、他方の穴416に向かって、2つの穴416間に延びるウェブ424を残して細長くなっている。ウェブ424は、裏側414に隣接してもよい。ウェブ424は、2つの穴416を分離し、穴416が互いに向かって細長くなくても存在してよい。ウェブ424は、本体140が裏側414を通過しないように妨げる。存在する場合任意選択の溝422、2つの細長い穴416およびウェブ424は、まとめて受け部426と称され、含まれる穴416は、受け部穴428と称される。骨プレート402は、受け部426の近くでおもて側412から延びる延性のタブ430を含む。複数のタブ430があってもよい。タブ430は、ステープル104を骨プレート402に結合する。したがって、タブ430は、締結具の1つと考えられてよく、ロッキング機構と称されることがある。タブ430は、図4A図4Dでは開状態で、図4E図4Gでは閉状態で示されている。開状態では、ステープル104は、受け部426内に挿入され得る。閉状態では、タブ430は、ステープル104が受け部から除去されないように妨げる。タブ430は、閉状態においてステープル104の上で曲げられてもよい。タブ430は、永久変形としても知られる塑性変形を受けてもよく、その結果、タブ430は、開状態に向かって曲げ戻されるまでステープル104の上で曲げられたままとなる。タブ430は、術中閉じられてもよく、またはアセンブリ400は、図4E図4Gに示されているように閉じられたタブ430と共に結合されて提供されてもよい。
【0028】
ステープル104と骨プレートの間のスナップ嵌め(図示せず)など、ステープル104を骨プレートにロックするための他の手段が企図されている。
【0029】
図5A図5Fを参照すると、アセンブリ500は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ500では、安定化部材は、骨プレート502とすることができ、動的要素はステープル104とすることができ、締結具は、ねじ106および/またはねじ108の1つまたは複数とすることができるが、ねじ106およびねじ108は、見やすいように図から省略されている。
【0030】
骨プレート502は、おもて側512および裏側514を有する。骨プレート502は、いくつかの穴516を含み、そのそれぞれが、穴116と同じ、雌ねじ山付き部分518および非ねじ部分520を含み得る。雌ねじ山付き部分518は、裏側514に隣接してもよく、非ねじ部分520は、おもて側512に隣接してもよい。これらの2つの穴516は、2つの穴516間に延びるウェブ524を残して互いに向かって細長くなっている。この例の2つの細長い穴516には、雌ねじ山付き部分518がない。ウェブ524は、裏側514に隣接してもよい。ウェブ524は、2つの穴516を分離し、穴516が互いに向かって細長くなくても存在してよい。ウェブ524は、本体140が裏側514を通過しないように妨げる。2つの細長い穴516およびウェブ524は、まとめて受け部526と称され、含まれる穴516は、受け部穴528と称される。この例では、骨プレート502は、少なくとも一部、ステープル104周りで形成され、その結果、ステープル104は、通常使用時、骨プレート502から分離できない。ウェブ524は、ステープル104の本体140の中央部分を取り囲み、ステープル本体140の横方向部分およびステープル脚部142、144が弛緩状態と弾性変形された状態との間で自由に屈曲できるようにしておく。交互に、ステープル104は、ステープルが弛緩状態と弾性変形された状態との間で動いたときステープルと共に曲がる弾性変形可能な材料内に一部または完全に封入されてもよい。骨プレート502は、ステープル104周りにオーバーモールドされるポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製であってよい。ステープル104は、骨プレート502内に挿入モールドされてもよい。骨プレート502およびステープル104は、単一の材料、好ましくはニチノールなど非常に弾性の材料から一体に形成されてよい。アセンブリ500内に含まれるステープルは、ステープル104の修正版であってよい。これらの修正は、骨プレート502とステープルをユニットとして製造することを容易にし得る。
【0031】
図6A図6Fを参照すると、アセンブリ600は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ600では、安定化部材は、骨プレート602とすることができ、動的要素は、L字ペグとしても知られるエルボペグ604とすることができ、締結具は、ねじ106および/またはねじ108の1つまたは複数とすることができる。
【0032】
骨プレート602は、おもて側612および裏側614を有する。骨プレート602は、いくつかの穴616を含む。穴616には、穴116のような雌ねじ山付き部分がなくてもよい。おもて側612内の溝622が2つの穴616間および穴内に延び、各穴616内でシェルフ623を形成する。シェルフ623は、裏側614に隣接してもよい。これらの2つの穴616のそれぞれもまた、他方の穴616に向かって、2つの穴616間に延びるウェブ624を残して細長くなっている。ウェブ624は、裏側614に隣接してもよい。ウェブ624は、2つの穴616を分離し、穴616が互いに向かって細長くなくても存在してよい。溝622、2つの細長い穴616およびウェブ624は、まとめて受け部626と称され、穴616は、受け部穴628と称される。なぜなら、これらの特徴物は、エルボペグ604を受け取るからである。
【0033】
2つのエルボペグ604が、アセンブリ600内で互いに面して示されている。この例では、エルボペグ604は、先の動的要素、ステープル104に取って代わる。各エルボペグ604は、頭部632と、自由端635で終わる骨接触脚部634とを含む。頭部632は、図のように輪のように形作られてもよく、または矩形、方形、楕円形、多角形など任意の形状であってもよい。頭部632は、脚部634に対して垂直、またはほぼ垂直であってよい。たとえば、頭部632と脚部634は、90度±10度、90度±15度、または90度±20度の角度を形成してもよい。あるいは、頭部632は、脚部634と共に鋭角または鈍角を形成してもよい。各エルボペグ604は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート602に固定されてもよい。エルボペグ604は、頭部632を通る開口636を通して、ねじ106またはねじ108など骨ねじによって骨プレート602に固定されてもよい。シェルフ623は、頭部632が骨プレート602の裏側614を通過しないように妨げる。エルボペグ604は、アセンブリ700に関して下記でより十分に述べるように、骨ねじが完全に着座したとき、何らかのばね力を発生してもよい。ばね力は、線形でも非線形でもよい。エルボペグ604は、実質的なばね力なしに単純なてこによる力を及ぼしてもよい。
【0034】
2つのエルボペグ604が示されているが、単一のエルボペグ604がロッキングねじ106の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレート602は、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴616、他端に受け部穴628を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴616内にロッキングねじ106、受け部穴628内にエルボペグ604とねじを含むことになる。
【0035】
アセンブリ600のさらなる修正形態では、ねじ108とエルボペグ604を他の装置なしで共に使用することができる。この場合、ねじ108およびエルボペグ604の脚部634は、組織部分間の不連続の両側にあってもよい。ねじ106もまた、このようにして使用されてよく、その場合、エルボペグ604の頭部632を通る開口636は、ねじ106の頭部107上の雄ねじ119と係合するために雌ねじ山付き部分を含むことが好ましい。
【0036】
図7A図7Fを参照すると、アセンブリ700は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ700では、安定化部材は、骨プレート702とすることができ、動的要素は、L字ペグとしても知られるエルボペグ704とすることができ、締結具は、止めねじ310の1つまたは複数とすることができる。
【0037】
骨プレート702は、おもて側712および裏側714を有する。骨プレート702は、いくつかの穴716を含み、そのそれぞれが、雌ねじ山付き部分718を含み得る。雌ねじ山付き部分718は、おもて側712に隣接してもよい。各穴716は、内部シェルフ723を含み得る。シェルフ723は、裏側714に隣接してもよい。これらの2つの穴716は、2つの穴716間に延びるウェブ724を残して互いに向かって細長くなっている。ウェブ724は、裏側714に隣接してもよい。ウェブ724は、2つの穴716を分離し、穴716が互いに向かって細長くなくても存在してよい。2つの細長い穴716およびウェブ724は、まとめて受け部726と称され、含まれる穴716は、受け部穴728と称される。なぜなら、これらの特徴物は、エルボペグ704を受け取るからである。
【0038】
2つのエルボペグ704が、アセンブリ700内で互いに面して示されている。この例では、エルボペグ704は、先の動的要素、ステープル104に取って代わる。各エルボペグ704は、頭部732と、自由端735で終わる骨接触脚部734とを含む。頭部732は、図のように丸くてもよく、または任意の形状であってもよい。頭部732は、脚部734に対して垂直、またはほぼ垂直であってよい。たとえば、頭部732と脚部734は、90度±10度、90度±15度、または90度±20度の角度を形成してもよい。あるいは、頭部732は、脚部734と共に鋭角または鈍角を形成してもよい。各エルボペグ704は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート702に固定されてもよい。エルボペグ704は、頭部734に接して止めねじ310によって骨プレート702に固定されてもよい。シェルフ723は、頭部732が骨プレート702の裏側714を通過しないように妨げる。エルボペグ704は、止めねじ310が完全に着座したとき、何らかのばね力を発生してもよい。図7Dは、左の穴内で自由な状態のエルボペグ704を示す。頭部732と脚部734は、自由な状態において鈍角を形成する。圧縮されたエルボペグ704が右の穴内に示されている。止めねじ310を頭部732に対してきつく駆動した結果として、エルボペグ704は、弾性変形された状態である90度状態に弾性的に曲げられる。脚部734は、骨に接して力を及ぼし、左側のエルボペグ704に向かって作用する。力は、線形でも非線形でもよい。同様の原理が、アセンブリ600について述べたエルボペグ604にも当てはまり得る。エルボペグ704は、実質的なばね力なしに単純なてこによる力を及ぼしてもよい。
【0039】
2つのエルボペグ704が示されているが、単一のエルボペグ704がロッキングねじ106の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレートは、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴716、他端に受け部穴728を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴716内にロッキングねじ106、受け部穴728内にエルボペグ704と止めねじ310を含むことになる。
【0040】
図8A図8Gを参照すると、アセンブリ800は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ800では、安定化部材は、骨プレート802とすることができ、動的要素は、直線ペグ804とすることができ、締結具は、止めねじ310の1つまたは複数とすることができる。
【0041】
骨プレート802は、おもて側812および裏側814を有する。骨プレート802は、いくつかの穴816を含み、そのそれぞれが、雌ねじ山付き部分818を含み得る。雌ねじ山付き部分818は、おもて側812に隣接してもよい。各穴816は、内部シェルフ823を含み得る。シェルフ823は、裏側814に隣接してもよい。ウェブ824が2つの穴816間に延びる。ウェブ824は、裏側814に隣接してもよい。ウェブ824は、2つの穴816を分離し、穴816が互いに向かって細長くても存在してよい。2つの穴816は、これらの特徴物が直線ペグ804を受け取るので、受け部穴828と称される。
【0042】
2つの直線ペグ804が、アセンブリ800内で互いに面して示されている。この例では、直線ペグ804は、先の動的要素、ステープル104またはエルボペグ604、704に取って代わる。各直線ペグ804は、頭部832と、自由端835で終わる骨接触脚部834とを含む。頭部832は、図のように丸くてもよく、または任意の形状であってもよい。頭部832は、脚部834の自由端835に向かって指す矢印などマーク837を含むことができる(図8F)。頭部832は、脚部834と鈍角、直角、または鋭角を形成してもよい(図8E)。各直線ペグ804は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート802に固定されてもよい。直線ペグ804は、頭部832に接して止めねじ310によって骨プレート802に固定されてもよい。シェルフ823は、頭部832が骨プレート802の裏側814を通過しないように妨げる。直線ペグ804は、少なくとも止めねじ310によって固定されるまで、受け部穴828内で、自由にその頭部832周りで回転する。あるいは、直線ペグ804は、受け部穴828に対して、離散的な回転位置のセットに回転方向で拘束されてもよい。直線ペグ804の頭部832および/または脚部834は、非円形であってよく、受け部穴828の相補的な非円形部分と係合することができる。同様の構成が図25A図25Hに示されている。直線ペグ804が自由に回転するか、それとも離散的な回転位置に拘束されるかにかかわらず、アセンブリ800は、骨プレート802および/または他の直線ペグ804に対して複数の方向で動的荷重を送達することができる。マーク837(矢印)は、各脚部834を所望の方向に配向する助けとなり得る。図8Dおよび図8Eは、上記でアセンブリ700について述べた同じ原理に従って、直線ペグ804が、止めねじ310が完全に着座したとき、ばね力を発生してもよいことを示す。しかし、図8Eでは、直線ペグ804は、その自由な状態において、止めねじ310の作用により反時計回りに回転されて示されている。脚部834が骨プレート802に対して垂直に図8Dに示されている位置に拘束されていた場合には、直線ペグ804は、止めねじ310が締められるにつれてばね力を発生することになる。
【0043】
2つの直線ペグ804が示されているが、単一の直線ペグ804がロッキングねじ106の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレートは、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴816、他端に受け部穴828を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴816内にロッキングねじ106、受け部穴828内に直線ペグ804と止めねじ310を含むことになる。
【0044】
図24A図24Jを参照すると、アセンブリ1000は、安定化部材および動的要素を含み得る。アセンブリ1000では、安定化部材は、骨プレート602とすることができ、動的要素は、直線ペグ1004とすることができる。
【0045】
2つの直線ペグ1004が、アセンブリ1000内で互いに面して示されている。この例では、直線ペグ1004は、先の動的要素、ステープル104、エルボペグ604、704、または直線ペグ804に取って代わる。各直線ペグ1004は、丸い頭部1032と、自由端1035で終わる骨接触脚部1034とを含む。頭部1032は、脚部1034と鈍角、直角、または鋭角を形成してもよい(図24D)。頭部1032は、直線ペグ804のマーク837と同様の、脚部1034の自由端1035に向かって指すマークを含むことができる。脚部1034は、図のように雄ねじを含むことができ、または脚部1034は、滑らかなものであってもよい。各直線ペグ1004は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート602に固定されてもよい。直線ペグ1004は、脚部1034を骨内に螺合することによって、または前述のように止めねじ310で骨プレート602に固定されてもよい。シェルフ623は、頭部1032が骨プレート602の裏側614を通過しないように妨げる。直線ペグ1004は、上記のものと同様の原理に従って、ばね力を発生してもよい。図24Eは、頭部1032と脚部1034の間の角度を一時的に直線にするための、また脚部1034を骨の穴内に螺合するためのインサータ工具1040を示す。インサータ工具1040は、直線ペグ1004内のカニューレ状のもの1033内に延びる遠位シャフト1044を備えるトルク駆動特徴物1042(六角)を含む。
【0046】
2つの直線ペグ1004が示されているが、単一の直線ペグ1004がロッキングねじ106の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレート602は、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴616、他端に受け部穴628を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴616内にロッキングねじ106、受け部穴628内に直線ペグ1004を含むことになる。
【0047】
図25A図25Hを参照すると、アセンブリ1100は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ1100では、安定化部材は、骨プレート1102とすることができ、動的要素は、ワイヤペグ1104とすることができ、締結具は、止めねじ310を含み得る。
【0048】
骨プレート1102は、おもて側1112および裏側1114を有する。骨プレート1102は、いくつかの穴1116を含み、そのそれぞれが、雌ねじ山付き部分1118を含み得る。雌ねじ山付き部分1118は、おもて側1112に隣接してもよい。各穴1116は、内部シェルフ1123を含み得る。シェルフ1123は、裏側1114に隣接してもよい。ウェブ1124が2つの穴1116間に延びる。ウェブ1124は、裏側1114に隣接してもよい。ウェブ1124は、2つの穴1116を分離し、穴1116が互いに向かって細長くても存在してよい。2つの穴1116は、これらの特徴物がワイヤペグ1104を受け取るので、受け部穴1128と称される。各受け部穴1128は、非円形の貫通穴1129を含む。図の穴1129は、矩形であり、方形であってもよい。
【0049】
2つのワイヤペグ1104が、アセンブリ1100内で互いに面して示されている。この例では、ワイヤペグ1104は、先の動的要素、ステープル114、エルボペグ604、704、直線ペグ804、1004に取って代わる。各ワイヤペグ1104は、矩形の断面を有する鋭く曲げられた、または折り畳まれたワイヤ片から形成される。各ワイヤペグ1104は、頭部1132と、ワイヤが鋭く曲げられた、または折り畳まれた自由端1135で終わる骨接触脚部1134とを含む。頭部1132は、この例では、ワイヤの外向きに曲げられた端部、または終端部分によって形成される。頭部1132は、脚部1134と鈍角、直角、または鋭角を形成してもよい。図25E図25Fでは、頭部1132の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグ1104が自由な状態にあるとき脚部1134と直角を形成する。頭部1132の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグ1104が自由な状態にあるとき、同一高さでない。各ワイヤペグ1104は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート1102に固定されてもよい。ワイヤペグ1104は、止めねじ310によって骨プレート1102に固定されてもよい。シェルフ1123は、頭部1132が骨プレート1102の裏側1114を通過しないように妨げる。ワイヤペグ1104は、ばね力を発生してもよく、頭部1132の外向きに曲げられたワイヤ端部の高さが同一でないことにより、止めねじ310が締められるにつれて横へ弓形に反ることができる。応力を受けた、または弓形に反った状態のワイヤペグ1104が図25A図25D図25G、および図25Hに示されている。
【0050】
2つのワイヤペグ1104が示されているが、単一のワイヤペグ1104がロッキングねじ116の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレートは、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴1116、他端に受け部穴1128を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴1116内にロッキングねじ116、受け部穴1128内に止めねじ310を備えるワイヤペグ1104を含むことになる。
【0051】
図26A図26Hを参照すると、アセンブリ1200は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ1200では、安定化部材は、骨プレート1202とすることができ、動的要素は、ワイヤペグ1204とすることができ、締結具は、止めねじ310を含み得る。
【0052】
骨プレート1202は、おもて側1212および裏側1214を有する。骨プレート1202は、いくつかの穴1216を含み、そのそれぞれが、雌ねじ山付き部分1218を含み得る。雌ねじ山付き部分1218は、おもて側1212に隣接してもよい。各穴1216は、内部シェルフ1223を含み得る。シェルフ1223は、裏側1214に隣接してもよい。シェルフ1223は、内側アルコーブ1221を含み得る。ウェブ1224が2つの穴1216間に延びる。ウェブ1224は、裏側1214に隣接してもよい。ウェブ1224は、2つの穴1216を分離し、穴1216が互いに向かって細長くなくても存在してよい。2つの含まれる穴1216は、これらの特徴物がワイヤペグ1204を受け取るので、受け部穴1228と称される。各受け部穴1228は、非円形の貫通穴1229を含む。図の穴1229は、細長くなっており、楕円形、丸形、または矩形もしくは方形など別の形状であってもよい。
【0053】
2つのワイヤペグ1204が、アセンブリ1200内で互いに面して示されている。この例では、ワイヤペグ1204は、先の動的要素、ステープル104、エルボペグ604、704、直線ペグ804、1004、またはワイヤペグ1104に取って代わる。各ワイヤペグ1204は、丸い断面を有する鋭く曲げられた、または折り畳まれたワイヤ片から形成される。各ワイヤペグ1204は、頭部1232と、ワイヤが鋭く曲げられた、または折り畳まれた自由端1235で終わる骨接触脚部1234とを含む。頭部1232は、この例では、ワイヤの外向きに曲げられた端部、または終端部分によって形成される。頭部1232は、脚部1234と鈍角、直角、または鋭角を形成してもよい。図26E図26Fでは、頭部1232の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグが自由な状態にあるとき脚部1234と直角を形成する。頭部1232の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグが自由な状態にあるとき、同一高さでない。各ワイヤペグ1204は、独立して骨の穴内に挿入され、骨プレート1202に固定されてもよい。ワイヤペグ1204は、止めねじ310で骨プレート1202に固定されてもよい。ワイヤペグ1204は、ばね力を発生してもよく、頭部1232の外向きに曲げられたワイヤ端部の高さが同一でないことにより、止めねじが締められるにつれて横へ弓形に反ることができる。応力を受けた、または弓形に反った状態のワイヤペグ1204が図26A図26D図26G、および図26Hに示されている。
【0054】
2つのワイヤペグ1204が示されているが、単一のワイヤペグ1204がロッキングねじ126の反対側で使用されてもよい。この構成は示されていない。この場合、骨プレートは、一端に(骨プレート102の穴116のように)雌ねじ山付き穴1216、他端に受け部穴1228を有することになる。このアセンブリは、雌ねじ山付き穴1216内にロッキングねじ126、受け部穴1228内に止めねじ310を備えるワイヤペグ1204を含むことになる。
【0055】
図27Aおよび図27Bを参照すると、代替のワイヤペグ1302が、丸い断面を有する鋭く曲げられた、または折り畳まれたワイヤ片から形成される。各ワイヤペグ1304は、頭部1332と、ワイヤが鋭く曲げられた、または折り畳まれた自由端1335で終わる骨接触脚部1334とを含む。頭部1332は、この例では、ワイヤの外向きに曲げられた端部、または終端部分と、ワイヤの直線端部とによって形成される。頭部1332は、脚部1334と鈍角、直角、または鋭角を形成してもよい。図26E図26Fでは、頭部1332の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグが自由な状態にあるとき脚部1334と直角を形成する。頭部1332の外向きに曲げられたワイヤ端部は、ワイヤペグが自由な状態にあるとき、頭部1332の直線端部と同一高さでない。このワイヤペグ1302は、ワイヤペグ1102およびワイヤペグ1202と相互交換可能に使用することができる。
【0056】
図28A図28Fを参照すると、アセンブリ1400は、安定化部材、動的要素、および1つまたは複数の締結具を含み得る。アセンブリ1400では、安定化部材は、骨プレート1402とすることができ、動的要素はステープル1404とすることができ、締結具はねじとすることができる。アセンブリ1400は、左にロッキングねじ1406、右に非ロッキングねじ1408を備えて示されている。
【0057】
骨プレート1402は、おもて側1412および裏側1414を有する。骨プレート1402は、おもて側1412および裏側1414を通って延びるいくつかの穴1416を含む。16の穴1416が示されているが、任意の数の穴があってよい。各穴1416は、各穴1416がロッキングねじ1406または非ロッキングねじ1408を受け入れるように雌ねじ山付き部分1418および非ねじ部分1420を含む。雌ねじ山付き部分1418は、ロッキングねじ1406の頭部1407上の雄ねじ1419と係合する。雌ねじ山付き部分1418は、裏側1414に隣接してもよい。非ねじ部分1420は、非ロッキングねじ1408の頭部1409と係合する。非ねじ部分1420は、おもて側1412に隣接してもよい。非ねじ部分1420は、凹形および/または細長いものであってよい。おもて側1412内の任意選択の溝1422が、プレート1402の正中に沿って延びる6つの穴1416のラインに沿って延びる。これらの6つの穴1416のそれぞれもまた、第2と第3の穴1416の間および第4と第5の穴1416の間に延びるウェブ1424を残して細長くなっている。第1と第2の穴1416、第3と第4の穴1416、または第5と第6の穴1416の間にウェブが示されていないが、これらのウェブが存在してもよい。ウェブ1424は、裏側1414に隣接してもよい。ウェブ1424は、第2と第3の穴1416および第4と第5の穴1416をそれぞれ分離し、穴14416が細長くなくても存在してよい。第1および第2の穴1416は、まとめて受け部1426と称され、含まれる穴1416は、受け部穴1428と称される。第2の受け部1426は、第3および第4の穴1416を含み、第3の受け部1426は、第5および第6の穴1416を含む。
【0058】
ステープル1404は、本願の優先権チェーン内で識別される特許出願の少なくとも1つに記載されている。ステープル1404は、特許文献1の図11および図12のインプラント200、図15A図16Bのインプラント300、図21および図22のインプラント600、図23A図24のインプラント800、もしくは図78および図79のインプラント2200、または特許文献2の図1図3のインプラント100、図4および図5のステープル300、図7のステープル400、図8のステープル480、もしくは図10Aおよび図10Bのインプラント2100とすることができる。図のステープル1404は、特許文献1の図78および図79のインプラント2200である。
【0059】
ステープル1404は、本体1440またはブリッジ、第1の脚部1442、および第2の脚部1444を含む。ブリッジは、第1の端部1446と第2の端部1448の間に延びる。第1の脚部1442は、第1の端部1446に結合され、第1の自由端1443において終わる。第2の脚部1444は、第2の端部1448から延び、第2の自由端1445において終わる。第1の突起1450が第1の端部1446から延び、第2の突起1452が第2の端部1448から延びる。
【0060】
ステープル1404は、その形状が外力、たとえばステープルインサータ工具によって加えられる外力の影響下にある挿入状態、または弾性変形された状態を有する。弾性変形された状態では、第1の距離が自由端1443、1445を分離する。また、ステープル1404は、重力以外、外力がステープルに作用していないときのその形状である自由な状態、または弛緩状態を有する。弛緩状態では、第2の距離が自由端1443、1445を分離する。第2の距離は、第1の距離と異なる。図の例では、弾性変形された状態では、ステープル1404の脚部1442、1444が互いに平行である。しかし、脚部1442、1444は、弾性変形された状態では、収束しても発散してもよい。図の例では、弛緩状態において、ステープルの脚部1442、1444がそれらの自由端1443、1445または先端にて収束し、その結果、第2の距離は、第1の距離より小さい。しかし、脚部1442、1444は、それらの自由端1443、1445にて発散してもよく、または脚部1442、1444は、弛緩状態において平行であってもよい。ステープル1404は、外力の影響下で弾性変形された状態を呈する。ステープル1404は、外力が除去されて直ちに自由な状態に戻ってもよい。ステープル1404の脚部1442、1444が骨の穴内に係合されている場合には、ステープルは、骨の抵抗により自由な状態に向かって一部弛緩することができるだけであってもよい。この状況では、ステープル1404は、弾性変形された状態と弛緩状態との間で荷重された状態にあってもよい。この例では、ステープル1404は、骨プレート1402にロックされていないが、他の例では、ステープルは、骨プレートにロックされる。この例では、ステープル1404の本体1440は、受け部1426内で止まり、ステープル脚部1442、1444は、受け部穴1428を通って延び、骨プレート1402の裏側1414から突出する。受け部1426は、骨プレート1402に対して所定の向きおよび相対位置でステープル1404を保持する。受け部1426は、骨プレートに対して所定の向きおよび相対位置でステープルを保持するように共に機能する特徴物のグループの一例である。異なる特徴物または特徴物のグループが同じ機能を提供してもよい。たとえば、ステープル1404の本体1440は、骨プレート1402のおもて側1412の上、もしくはウェブ上で止まってもよく、またはウェブ1424は、本体1440が裏側1414を通過しないように妨げるための止め具もしくはドッキング点として働くようにレッジもしくは他のサポートによって置き換えられてもよい。さらに、ウェブ1424は、骨プレート1402上ではなくステープル1404上の1つまたは複数の停止特徴物またはドッキング特徴物によって置き換えられてもよい。たとえば、突起1450、1452は、停止特徴物またはドッキング特徴物として働くことができる。
【0061】
ロッキングねじ1406は、骨プレート1402内の任意の穴1416にしっかりロックする。ロッキングねじ1406は、穴1416の雌ねじ山付き部分1418内にきつく螺合されたとき骨プレート1402内の穴1416にロックする雄ねじ山付き頭部1407を含み得る。ロッキングねじ1406は、本願の優先権チェーン内で識別される特許出願の少なくとも1つに開示されている設計であってもよい。ロッキングねじ1406は、特許文献3の図11の骨固定デバイス360、図24図26の骨固定デバイス500、図27図30の骨固定デバイス600とすることができる。
【0062】
非ロッキングねじ1408は、骨プレート1402内の穴1416にロックしない。その代わりに、それは、植え込み後、ねじ穴1416の範囲内で自由に回転および平行移動できるままである。非ロッキングねじ1408は、ねじ穴1416に対して多軸方向で位置決め可能とすることができる。非ロッキングねじ1408は、穴1416の非ねじ部分1420と共にボールソケット継手を形成する外部表面を備える頭部1409を含み得る。外部表面は、凸形、球形、または円錐形であってよい。
【0063】
ねじ1406とねじ1408は、骨プレート1402内のねじ穴1416内で相互交換可能である。
【0064】
図9Aおよび図9Bを参照すると、通常のヒトの足10は、距骨12、踵骨14、舟状骨16、内側楔状骨18、中間楔状骨20、外側楔状骨22、立方骨24、第1中足骨26、第2中足骨28、第3中足骨30、第4中足骨32、第5中足骨34、第1基節骨36、第2基節骨38、第3基節骨40、第4基節骨42、第5基節骨44、第1中節骨46、第2中節骨48、第3中節骨50、第4中節骨52、第1末節骨54、第2末節骨56、第3末節骨58、第4末節骨60、および第5末節骨62を含む、26個の骨を含む。
【0065】
図14を参照すると、いくつかの異なる外科器械がキットまたはセットで提供され得る。
【0066】
図15を参照すると、プレートサイズ設定テンプレートは、異なるプレート形状のためにいくつかの個々のテンプレートを含んでもよく、そのそれぞれをサイズ設定テンプレートから除去することができる。テンプレーティングは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0067】
図16および図17を参照すると、プレート曲げ器は、ねじ山付き端部と、ねじ山付き端部の反対側のフォーク形端部とを含み得る。プレート曲げ器は、非ロッキング多軸ドリルガイド(図20)のためのハンドルとしても使用されてよい。プレート曲げまたはプレートコンタリングは、開示されている装置を使用するための方法における1ステップとすることができる。
【0068】
図18を参照すると、ねじ山付きドリルガイドは、骨プレート、たとえば骨プレート902内のねじ山付き穴内にロックし、ドリルを正確に案内し、ロッキングねじ106を受け取るために骨内に穴を作ることができる。ねじ山付きドリルガイドは、骨プレートインサータ器械として使用されてもよい。骨プレートを挿入することは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0069】
図19を参照すると、骨プレート、たとえば骨プレート902内の穴内で一時的に固定するために、オリーブワイヤが使用され得る。ロッキング骨ねじのための穿孔および/またはロッキング骨ねじのためのタッピングは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0070】
図20を参照すると、非ロッキング多軸ドリルガイドは、骨プレート、たとえば骨プレート902内の穴と係合し、ドリルを正確に案内し、ロッキングねじ108を受け取るために骨内に穴を作ることができる。非ロッキング骨ねじのための穿孔および/または非ロッキング骨ねじのためのタッピングは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0071】
図21を参照すると、ロッキングねじまたは非ロッキングねじは、骨プレートのねじ穴内で相互交換可能に使用されてよい。ねじドライバ器械は、手動または動力源からのトルクをねじに伝達し、骨内に、またロッキングねじの場合、骨プレートのねじ穴のねじ山内にねじを駆動する。ねじを駆動し、骨、またロッキングねじの場合、骨プレートのねじ穴のねじ山とねじ係合させることは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0072】
図22を参照すると、ステープルドリルガイドは、骨プレート、たとえば骨プレート902内の1対の穴と係合し、ドリルを正確に案内し、ステープル104を受け取るために骨内に穴を作ることができる。ステープルのための穿孔は、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0073】
ステープルインサータは、挿入のためにステープル104を保持することができる。ステープルインサータは、本願の優先権チェーン内で識別される特許出願の少なくとも1つに記載されている。たとえば、ステープル104は、挿入のためにその脚部が強制的に平行状態にされて保持され得る。ステープルインサータは、ステープルインサータがステープル104に取り付けられている間にステープル104が受け部内で完全に着座され得るように、骨プレートおよび骨部分に面する側とは反対側のステープルの側から精密にステープル104と係合することができる。ステープルが骨プレートを通して挿入された後で、ステープルインサータを除去することにより、ステープル脚部は弛緩し、ステープル脚部が互いに対して鋭角である自由な状態に戻ろうと試みることができる(図1A図1F)。ステープルを挿入することは、開示されている装置を使用するための方法におけるステップとすることができる。
【0074】
図22の最も右の図は、ヒトの左足の第1リスフラン関節(または第1足根中足関節)をまたいで延びる骨プレート902およびステープル104を示す。ステープルは、各ステープル脚部が関節の異なる側にあるように、骨プレート902内の穴を通って延びる。ステープルインサータが除去された後、ステープルが弛緩するにつれて、ステープル脚部は、関節をまたいで機械的荷重または応力を加える。ステープル104が図1A図1Fに示されているその自由な状態に向かって弛緩するにつれて、ステープル脚部は、関節をまたいで圧縮荷重または応力を加える。逆に、発散する脚部を備えるステープルは、関節をまたいで引張荷重または応力を加えることになる。
【0075】
図23を参照すると、骨プレート902、ステープル104、ロッキングねじ106、および非ロッキングねじ108が、第1リスフラン関節をまたいで最終的に植え込まれた状態で示されている。ロッキングねじ106をステープル104の一方の脚部に隣接して、また非ロッキングねじ108をステープル104の他方の脚部に隣接して使用することが特に有利となり得る。これは図23に示されており、ロッキングねじ106は、内側楔状骨18内で使用され、非ロッキングねじ108は、第1中足骨26内で使用されている。しかし、非ロッキングねじ108が内側楔状骨18内で使用され、ロッキングねじ106が第1中足骨26内で使用される反対の構成も企図されている。
【0076】
開示されている装置を使用する方法は、上述のステップの任意の組合せを任意の順序で含み得る。
【0077】
開示されている装置を使用する方法の一例は、骨プレートを第1の骨部分および第2の骨部分に隣接して挿入するステップであって、不連続が第2の骨部分を第1の骨部分から分離しており、骨プレートは、不連続をまたいで延び、骨プレートは、少なくとも4つの穴を含む、ステップと、骨プレートを通してねじ山付きドリルガイドを第1の穴にロックするステップであって、骨プレートの第1の穴が第1の骨部分に隣接する、ステップと、ねじ山付きドリルガイドを通して第1の骨部分内に第1の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第1の穴を通してロッキングねじを駆動し、第1の骨の穴および骨プレートの第1の穴とねじ係合させるステップと、ステープルドリルガイドを、骨プレートを通して第2の穴と、また骨プレートを通して第3の穴と係合させるステップであって、骨プレートの第2の穴は、第1の骨部分に隣接し、骨プレートの第3の穴は、第2の骨部分に隣接する、ステップと、ステープルドリルガイドを通して第1の骨部分内に第2の骨の穴を穿孔するステップと、ステープルドリルガイドを通して第2の骨部分内に第3の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第2の穴を通してステープルの第1の脚部を挿入し、第2の骨の穴とねじ係合させ、骨プレートの第3の穴を通してステープルの第2の脚部を挿入し、第3の骨の穴とねじ係合させるステップであって、ステープルの第1の脚部は、ステープルが挿入されている間、ステープルの第2の脚部と平行であり、ステープルの第1の脚部と第2の脚部は、ステープルが挿入された後、互いに向かって圧縮する、ステップと、非ロッキング多軸ドリルガイドを、骨プレートを通して第4の穴と係合させるステップであって、骨プレートの第4の穴は、第2の骨部分に隣接する、ステップと、非ロッキング多軸ドリルガイドを通して第2の骨部分内に第4の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第4の穴を通して非ロッキングねじを駆動し、第4の骨の穴とねじ係合させ、骨プレートの第4の穴と非ロッキング係合させるステップとを含む。
【0078】
また、先の方法は、ステープルを骨プレートに固定するステップをも含み得る。ステープルは、止めねじ、延性タブ、またはスナップ嵌めで骨プレート702に固定されてもよい。ステープルは、ステープルの一部分が骨プレートの一部分内にモールドされることによって骨プレートに固定されてもよい。ステープルは、骨プレートと一体に形成されることによって骨プレートに固定されてもよい。
【0079】
開示されている装置を使用する方法の別の例は、骨プレートを第1の骨部分および第2の骨部分に隣接して挿入するステップであって、不連続が第2の骨部分を第1の骨部分から分離しており、骨プレートは、不連続をまたいで延びる、ステップと、骨プレートを通る第1の穴を通して第1の骨部分内に第1の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートを通る第2の穴を通して第2の骨部分内に第2の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第1の穴を通して第1のエルボペグの脚部を挿入し、第1の骨の穴と係合させ、第1のエルボペグの頭部を骨プレートの第1の穴に隣接して配置するステップと、骨プレートの第2の穴を通して第2のエルボペグの脚部を挿入し、第2の骨の穴と係合させ、第2のエルボペグの頭部を骨プレートの第2の穴に隣接して配置するステップと、第1のエルボペグの頭部を通る開口および骨プレートの第1の穴を通して第1の骨ねじを駆動し、第1のエルボペグの脚部の近くで第1の骨部分とねじ係合させるステップと、第2のエルボペグの頭部を通る開口および骨プレートの第2の穴を通して第2の骨ねじを駆動し、第2のエルボペグの脚部の近くで第2の骨部分とねじ係合させるステップとを含む。
【0080】
開示されている装置を使用する方法のさらに別の例は、骨プレートを第1の骨部分および第2の骨部分に隣接して挿入するステップであって、不連続が第2の骨部分を第1の骨部分から分離しており、骨プレートは、不連続をまたいで延びる、ステップと、骨プレートを通る第1の穴を通して第1の骨部分内に第1の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートを通る第2の穴を通して第2の骨部分内に第2の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第1の穴を通して第1のエルボペグの脚部を挿入し、第1の骨の穴と係合させ、第1のエルボペグの頭部を骨プレートの第1の穴の上に配置するステップと、骨プレートの第2の穴を通して第2のエルボペグの脚部を挿入し、第2の骨の穴と係合させ、第2のエルボペグの頭部を骨プレートの第2の穴の上に配置するステップと、第1のエルボペグの頭部に接して第1の止めねじを締めるステップと、第2のエルボペグの頭部に接して第2の止めねじを締めるステップとを含む。
【0081】
開示されている装置を使用する方法のさらに別の例は、骨プレートを第1の骨部分および第2の骨部分に隣接して挿入するステップであって、不連続が第2の骨部分を第1の骨部分から分離しており、骨プレートは、不連続をまたいで延びる、ステップと、骨プレートを通る第1の穴を通して第1の骨部分内に第1の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートを通る第2の穴を通して第2の骨部分内に第2の骨の穴を穿孔するステップと、骨プレートの第1の穴を通して第1の直線ペグの脚部を挿入し、第1の骨の穴と係合させ、第1の直線ペグの頭部を骨プレートの第1の穴内に配置するステップと、骨プレートの第2の穴を通して第2の直線ペグの脚部を挿入し、第2の骨の穴と係合させ、第2の直線ペグの頭部を骨プレートの第2の穴内に配置するステップと、第1の直線ペグの頭部に接して第1の止めねじを締めるステップと、第2の直線ペグの頭部に接して第2の止めねじを締めるステップとを含む。
【0082】
先の方法は、止めねじを締める前に、第1および/または第2の直線ペグを回転し、脚部を骨プレートに対して所望の向きに位置決めするステップをも含み得る。
【0083】
本明細書に開示されている方法は、記載の方法を実施するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。方法ステップおよび/またはアクションは、互いに相互交換されてもよい。換言すれば、特定の順序のステップまたはアクションが実施形態の適正な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、修正されてもよい。
【0084】
本明細書を通して、「一実施形態」または「実施形態」に言及することは、その実施形態に関連して述べられている特定の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して述べられている、引用句またはその変形形態は、必ずしもすべて同じ実施形態を指していない。
【0085】
同様に、実施形態の上記の説明では、開示を簡素化するために、様々な特徴が単一の実施形態、図、またはその説明において共にグループ化されることがあることを理解されたい。しかし、開示のこの方法は、任意の請求項がその請求項に明示的に述べられているものより多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきでない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明性のある態様は、どの単一の先に開示されている実施形態のすべての特徴より少ないものの組合せにある。したがって、この詳細な説明に続く特許請求の範囲は、これによりこの詳細な説明に明示的に組み込まれ、各請求項は、それ自体、別個の実施形態となる。本開示は、独立請求項の並べ替えすべてを、それらの従属請求項と共に含む。
【0086】
特許請求の範囲において特徴または要素に対して「第1」という用語を述べることは、必ずしも第2または追加のそのような特徴または要素の存在を暗示しない。ミーンズプラスファンクション形式で述べられている要素は、米国特許法第112条6項に従って解釈されることが意図されている。本技術の基礎となる原理から逸脱することなしに上記の実施形態の詳細に変更を加えることができることが、当業者には明らかになろう。
【0087】
本技術の特定の実施形態および応用例について例示し述べたが、本技術は、本明細書に開示されているその構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。当業者には明らかな様々な修正、変更、および変形を、本技術の精神および範囲から逸脱することなしに、本明細書に開示されている本技術の方法およびシステムの構成、動作、および詳細に加えることができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
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図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
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図7B
図7C
図7D
図7E
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図8C
図8D
図8E
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図8G
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図9B
図10
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図24B
図24C
図24D
図24E
図24F
図24G
図24H
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図24J
図25A
図25B
図25C
図25D
図25E
図25F
図25G
図25H
図26A
図26B
図26C
図26D
図26E
図26F
図26G
図26H
図27A
図27B
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図28B
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図28D
図28E
図28F