(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-10
(45)【発行日】2022-05-19
(54)【発明の名称】安全で便利な格子型加飾構造及び加飾体
(51)【国際特許分類】
E06B 9/01 20060101AFI20220511BHJP
【FI】
E06B9/01 F
E06B9/01 A
(21)【出願番号】P 2020529795
(86)(22)【出願日】2018-08-01
(86)【国際出願番号】 CN2018098100
(87)【国際公開番号】W WO2019033925
(87)【国際公開日】2019-02-21
【審査請求日】2020-03-26
(31)【優先権主張番号】201710688888.6
(32)【優先日】2017-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710865575.3
(32)【優先日】2017-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810110320.0
(32)【優先日】2018-02-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520048171
【氏名又は名称】タン ジュン
【氏名又は名称原語表記】TANG Jun
【住所又は居所原語表記】Room 402, Zone A, Shennan Garden, Science Park, Nanshan District Shenzhen, Guangdong 518000 CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】特許業務法人梶・須原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】タン ジュン
【審査官】芝沼 隆太
(56)【参考文献】
【文献】特開平6-146748(JP,A)
【文献】実開平2-149069(JP,U)
【文献】特開平7-269246(JP,A)
【文献】実公昭47-34217(JP,Y1)
【文献】特開昭50-124446(JP,A)
【文献】中国実用新案第2553079(CN,Y)
【文献】実開昭52-108849(JP,U)
【文献】中国特許出願公開第104033090(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105221042(CN,A)
【文献】中国実用新案第200982145(CN,Y)
【文献】中国特許出願公開第108119042(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/54- 3/88
9/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
横フレーム(1)と、
縦フレーム(2)と、
加飾体とを含み、
前記加飾体は前記横フレーム(1)と前記縦フレーム(2)とで囲まれた枠に配置され、前記加飾体が前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に固定されており、
前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム(31)を含み、前記外部フレーム(31)は相互にスナップフィットされた状態で前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に連結されており、
前記加飾体は前記外部フレーム(31)によって固定された加飾芯(32)をさらに含み、前記加飾芯(32)が前記外部フレーム(31)に取り外し可能に固定されており、
前記加飾芯(32)の周辺に設けられた突起が、前記外部フレーム(31)の凹溝に嵌め込まれ、前記加飾芯(32)はスナップフィットされた前記外部フレーム(31)に画定されたキャビティに固定されていることを特徴とする安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項2】
横フレーム(1)と、
縦フレーム(2)と、
加飾体とを含み、
前記加飾体は前記横フレーム(1)と前記縦フレーム(2)とで囲まれた枠に配置され、前記加飾体が前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に固定されており、
前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム(31)を含み、前記外部フレーム(31)は相互にスナップフィットされた状態で前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に連結されており、
前記加飾体は前記外部フレーム(31)によって固定された加飾芯(32)をさらに含み、前記加飾芯(32)が前記外部フレーム(31)に取り外し可能に固定されており、
前記外部フレーム(31)の前記加飾芯(32)が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられ、前記加飾芯(32)はスナップフィットされた前記外部フレーム(31)及びその凸辺によって画定されたキャビティに固定されていることを特徴とする安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項3】
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされていることを特徴とする請求項1に記載の安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項4】
前記加飾体は第1加飾体を含み、前記第1加飾体は前記縦フレーム(2)に取り付けられ、前記第1加飾体には位置決め及び固定を容易にする複数のノッチが設けられており、前記ノッチには前記縦フレーム(2)が嵌合され、前記第1加飾体には複数のノッチが設けられることで、間隔が異なる格子型構造に取り付けられやすいことを特徴とする請求項1に記載の安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項5】
横フレーム(1)と、
縦フレーム(2)と、
加飾体とを含み、
前記加飾体は前記横フレーム(1)と前記縦フレーム(2)とで囲まれた枠に配置され、前記加飾体が前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に固定されており、
前記加飾体は第2加飾体を含み、前記横フレーム(1)及び前記縦フレーム(2)のいずれにも位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝はいずれも前記第2加飾体に向かっており、前記第2加飾体は、取り付け過程において前記位置決め溝に摺動しながら挿入されることができ、4辺の前記横フレーム(1)及び前記縦フレーム(2)上の前記位置決め溝によって位置決め及び固定されることを特徴とする安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項6】
横フレーム(1)と、
縦フレーム(2)と、
加飾体とを含み、
前記加飾体は前記横フレーム(1)と前記縦フレーム(2)とで囲まれた枠に配置され、前記加飾体が前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に固定されており、
前記横フレーム(1)は横フレーム本体及びリブを含み、前記横フレーム本体は順に連結されて前記横フレーム本体を形成する第1板(11)、第2板(12)、第3板(13)及び第4板(14)を含み、前記リブは第1リブ(15)及び第2リブ(16)を含み、前記第1リブ(15)は前記第1板(11)に連結され、前記第2リブ(16)は前記第3板(13)に連結され、前記第1リブ(15)は前記第1板(11)の延長と見なすことができ、前記第2リブ(16)は前記第3板(13)の延長と見なすことができ、連結するときに、前記縦フレーム(2)が前記第4板(14)に当接し、前記リブは前記縦フレーム(2)に対して、前後位置制限を行い、ボルト固定、接着固定又は溶接固定によって、前記縦フレーム(2)が取り付けられており、前記縦フレーム(2)の両端が横フレーム(1)に取り付けられており、前記第1リブ(15)、前記第4板(14)、前記第2リブ(16)は順に連結されて位置決め溝を構成し、前記縦フレーム(2)は前記位置決め溝に嵌合されており、
前記横フレーム(1)には、一定の間隔を置いて、ボルトが貫通するための貫通孔(17)が設けられ、前記貫通孔(17)は前記第4板(14)に設けられ、前記横フレーム(1)には蓋板(18)がさらに設けられ、前記蓋板(18)はクリップ式の構造で前記横フレーム(1)に連結され、前記貫通孔(17)を覆っていることを特徴とする安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項7】
横フレーム(1)と、
縦フレーム(2)と、
加飾体とを含み、
前記加飾体は前記横フレーム(1)と前記縦フレーム(2)とで囲まれた枠に配置され、前記加飾体が前記横フレーム(1)又は前記縦フレーム(2)に固定されており、
前記横フレーム(1)は横フレーム本体及びリブを含み、前記横フレーム本体は順に連結されて前記横フレーム本体を形成する第1板(11)、第2板(12)、第3板(13)及び第4板(14)を含み、前記リブは第1リブ(15)及び第2リブ(16)を含み、前記第1リブ(15)は前記第1板(11)に連結され、前記第2リブ(16)は前記第3板(13)に連結され、前記第1リブ(15)は前記第1板(11)の延長と見なすことができ、前記第2リブ(16)は前記第3板(13)の延長と見なすことができ、連結するときに、前記縦フレーム(2)が前記第4板(14)に当接し、前記リブは前記縦フレーム(2)に対して、前後位置制限を行い、ボルト固定、接着固定又は溶接固定によって、前記縦フレーム(2)が取り付けられており、前記縦フレーム(2)の両端が横フレーム(1)に取り付けられており、前記第1リブ(15)、前記第4板(14)、前記第2リブ(16)は順に連結されて位置決め溝を構成し、前記縦フレーム(2)は前記位置決め溝に嵌合されており、
前記横フレーム(1)には、一定の間隔を置いて、ボルトが貫通するための貫通孔(17)が設けられ、前記横フレーム(1)は前記横フレーム(1)の内部に挿入する挿入板をさらに含み、前記挿入板は前記貫通孔(17)を覆うことを特徴とする安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項8】
前記挿入板の長さは任意の貫通孔(17)から横フレーム(1)の端部までの長さより長いことを特徴とする請求項7に記載の安全で便利な格子型加飾構造。
【請求項9】
請求項1-8のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は外部フレーム(31)を含み、
前記加飾体は相互にスナップフィットされて連結された加飾芯(32)をさらに含み、前記加飾芯(32)がスナップフィット連結されるように前記外部フレーム(31)に挟持されていることを特徴とする加飾体。
【請求項10】
請求項1-8のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム(31)を含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記加飾体は加飾芯(32)をさらに含み、前記外部フレーム(31)には前記加飾芯(32)を収容するための中空部がさらに設けられ、前記加飾芯(32)が前記中空部に配置された状態で前記外部フレーム(31)に固定されていることを特徴とする加飾体。
【請求項11】
請求項1-8のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は、外部フレーム(31)と前記外部フレーム(31)に連結された加飾芯(32)とを含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記加飾体は加飾芯(32)をさらに含み、前記外部フレーム(31)には前記加飾芯(32)を収容するための中空部がさらに設けられ、前記加飾芯(32)が前記中空部に配置された状態で前記外部フレーム(31)に固定されていることを特徴とする加飾体。
【請求項12】
請求項1-
4のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム(31)を含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記加飾芯(32)の側辺に複数の突起又は凹溝が設けられ、前記外部フレーム(31)の加飾芯(32)が嵌め込まれる位置に複数の対応する凹溝又は突起が設けられ、
前記加飾芯(32)と前記外部フレーム(31)とは突起及び/又は凹溝を介して相互に嵌め込まれ、そして前記第1固定端(311)及び前記第2固定端(312)は相互にスナップフィットされて連結されていることを特徴とする加飾体。
【請求項13】
請求項1-8のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は、外部フレーム(31)と前記外部フレーム(31)に連結された加飾芯(32)とを含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記加飾芯(32)の側辺に複数の突起又は凹溝が設けられ、前記外部フレーム(31)の加飾芯(32)が嵌め込まれる位置に複数の対応する凹溝又は突起が設けられ、
前記加飾芯(32)と前記外部フレーム(31)とは突起及び/又は凹溝を介して相互に嵌め込まれ、そして前記第1固定端(311)及び前記第2固定端(312)は相互にスナップフィットされて連結されていることを特徴とする加飾体。
【請求項14】
請求項1-
4のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム(31)を含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記外部フレーム(31)の前記加飾芯
(32)が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられ、前記加飾芯(32)はスナップフィットされた前記外部フレーム(31)及びその凸辺によって画定されたキャビティに固定されていることを特徴とする加飾体。
【請求項15】
請求項1-8のいずれかに記載の格子型加飾構造に含まれる加飾体であり、
前記加飾体は、外部フレーム(31)と前記外部フレーム(31)に連結された加飾芯(32)とを含み、
前記外部フレーム(31)は第1固定端(311)と第2固定端(312)とをさらに含み、前記第1固定端(311)と前記第2固定端(312)とが相互にスナップフィットされており、
前記外部フレーム(31)の前記加飾芯
(32)が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられ、前記加飾芯(32)はスナップフィットされた前記外部フレーム(31)及びその凸辺によって画定されたキャビティに固定されていることを特徴とする加飾体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は防護装飾分野に属し、特に安全で便利な格子型加飾構造に関する。
【背景技術】
【0002】
現在市販されているガードレール、防犯用窓枠本体及び格子型加飾はいずれも一体式フレームを用い、又は複数の管材が直接に溶接される方式などで取り付けられる。
【0003】
これらの取り付け方式はフレーム全体の堅牢度を保証することができるが、これらの方式は専門的な人員による操作を必要とするか又は比較的専門的な設備で操作する必要がある。
【0004】
材料全体としてそれぞれの顧客に郵送する必要がある場合には、自分で組み立てることはできない。即ち、従来技術における窓加飾は、取り付け構造が複雑であり、取り付けが困難であり、郵送しにくいなどの問題がある。
【0005】
従来の一体式フレーム又は直接溶接などの取り外し不可能な連結固定は、全体の防犯効果を保証するためである。ボルトが露出すると、一つのボルトによって、構造全体の安定性を破壊する可能性があり、全体的に安全で便利な格子型加飾構造はいずれも防犯効果を有しない。従って、取り付け過程において、防犯効果を保証する前提で、現在ではいずれも一体式フレームを採用している。即ち、溶接などの取り外し不可能な手段で連結した後、固定されている。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、安全で便利な格子型加飾構造を提供することであり、少なくとも上記問題の一つを解決することである。
【0007】
本発明が採用する技術的解決手段は以下のとおりである。安全で便利な格子型加飾構造であって、横フレーム及び縦フレームを含む格子と加飾体とを含み、前記加飾体は前記横フレームと前記縦フレームで囲まれた格子に配置され、前記加飾体は前記横フレーム又は前記縦フレームに固定されている。本願において、加飾体と外窓枠とを別々に作製する方式を採用し、工業化された製造を実現することに適する。取り外し可能なボルト連結を採用すれば、更に加飾体はユーザーによる取り外し洗浄などの機能を実現することができる。
【0008】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記加飾体は、相互にスナップフィットされた外部フレームを含み、前記外部フレームは相互にスナップフィットされた状態で、前記横フレーム又は前記縦フレームに連結されている。ここでいう相互スナップフィットとは、
図7に示すようなものであり、2枚のスナップフィットであり、セグメントの付加を意味するものではない。この解決手段の利点は、横方向のボルトによって前記加飾体全体を固定し、同時に前記横フレームと前記縦フレーム上の後述する蓋板とを嵌合し、ボルト連結を実現でき、且つボルトが露出せず、安全なだけではなく、取り外し可能である。
【0009】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記外部フレームは、更に第1固定端と第2固定端とを含み、前記第1固定端と前記第2固定端とが相互にスナップフィットされている。前記外部フレームは、更にボルトが便利に貫通するための連結孔が設けられている。この固定方式は前の更なる説明に属する。即ち、スナップフィットされた状態で、ボルトによって、加飾体における2つの前記外部フレームにいずれも固定点があるように前記横フレーム又は前記縦フレームに固定させることを実現する方式である。この設計は、本願の安全性を大幅に向上させる。
【0010】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記加飾体は、更に前記外部フレームを介して固定される加飾芯を含み、加飾芯は前記外部フレームに対して取り外し可能に固定されている。固定方式の一つとして、前記加飾芯の周辺に設けられた突起が、前記外部フレームの溝に嵌め込まれ、前記加飾芯はスナップフィットされた前記外部フレームによって画定されたキャビティに固定されている。もう一つは、前記外部フレームの前記加飾芯が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられて、前記加飾芯はスナップフィットされた前記外部フレームとその凸辺によって画定されたキャビティに固定されている。他の方式で固定することもできる。例としてはスナップフィット、固定部材で固定するなどである。前記加飾芯は、前記外部フレームによって画定された部分を指し、
図5又は
図7のような形態に限定されるものではない。前記凸辺がなければ、前記加飾芯は直接前記外部フレームに嵌め込まれることができ、一面から押し込まれることができ、他面から押し出される。限定的な作用はない。もう一つの前記加飾芯に対する限定は、固定する前記外部フレーム全体のボルトの長さを延長して、前記のボルトも前記加飾芯に対して限定することができる。しかし、このような設計は、取り付けが不便になり、同時に固定点が少ないため、単純に使用することができない。本願は前記加飾芯を限定する位置に凸辺を増設し、より良く前記外部フレームのスナップフィット式組み立て形式に嵌合し、同時に前記加飾芯の外周全体を凸辺を介して限定して、シンプルで効率的である。同時に、必要な場合に加飾体全体の固定強度を高めるために、上記ボルトの長さを延長する方式も同時に加えることができることが考えられる。
【0011】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記格子型加飾構造は更に第1加飾体を含み、前記第1加飾体は前記縦フレームに取り付けられ、前記第1加飾体には位置決めと固定とを容易にする複数のノッチが設けられ、前記ノッチには前記縦フレームが嵌合され、前記第1加飾体は、前記第1加飾体に複数のノッチが設けられているために、間隔が異なる格子に取り付けられやすい。
【0012】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記格子型加飾構造は更に第2加飾体を含み、前記横フレームと前記縦フレームのいずれにも前記位置決め溝が設けられ、前記位置決め溝はいずれも前記第2加飾体に向かっており、前記第2加飾体は取り付け過程において、前記位置決め溝に摺動しながら挿入されることができ、4辺の前記横フレーム及び前記縦フレーム上の前記位置決め溝によって位置決め及び固定される。
【0013】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記横フレームは横フレーム本体とリブとを含み、前記横フレーム本体は順に連結されて前記横フレーム本体を形成する第1板と、第2板と、第3板と、第4板とを含み、前記リブは第1リブ及び第2リブを含み、前記第1リブが前記第1板に連結され、前記第2リブが前記第3板に連結され、前記第1リブは前記第1板の延長と見なすことができ、前記第2リブは前記第3板の延長と見なすことができ、連結するときに、前記縦フレームが前記第4板に当接し、前記リブは前記縦フレームに対して、前後位置制限を行い、ボルト又は他の固定方式によって前記縦フレームに対して、他の自由度の制限を行い、前記縦フレームの両端はそれぞれこの横フレームによって限定され、前記第1リブ、前記第4板、前記第2リブは順に連結されて位置決め溝を構成し、前記縦フレームは前記位置決め溝に嵌合されている。
【0014】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記横フレームには、一定の間隔を置いて、ボルトが貫通するための貫通孔が設けられ、前記貫通孔は前記第4板に設けられ、前記横フレームに更に蓋板が配置され、前記蓋板はクリップ式構造を介して前記横フレームに連結され、前記貫通孔を覆う。
【0015】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記横フレームには、一定の間隔を置いて、ボルトが貫通するための貫通孔が設けられ、前記横フレームは更に前記横フレームの内部に挿入する挿入板を含み、前記挿入板は前記貫通孔を覆う。ボルトの露出を効果的に回避し、安全性を向上させる。
【0016】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記挿入板の長さは任意の貫通孔から横フレーム端部までの長さより長い。これによって、この挿入板が横にスライドしても、前記貫通孔を露出させることができなく、全体が取り外されない限り、片側からスライドすることができない。取り付けが便利であり、且つ安全性を大幅に向上させる。
【0017】
更に加飾体の便利な取り外し、防犯の要求を満たし、美観、便利で洗浄しやすさ、簡単で郵送しやすいなどの利点の1つ又は複数の問題を解決するため、本願は更に以下の解決手段を含む。加飾体であって、前記加飾体は上述のような加飾体である。前記加飾体は外部フレームと前記外部フレームに連結される加飾芯とを含む。
【0018】
更に加飾体の便利な取り外し、防犯の要求を満たし、美観、便利で洗浄しやすさ、簡単で郵送しやすいなどの利点の1つ又は複数の問題を解決するため、加飾体であって、前記加飾体は上述のような加飾体である。前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレームを含む。
【0019】
更に加飾体の便利な取り外し、防犯の要求を満たし、美観、便利で洗浄しやすさ、簡単で郵送しやすいなどの利点の1つ又は複数の問題を解決するため、加飾体であって、前記加飾体は上述のような加飾体である。前記加飾体は外部フレームを含む。前記加飾体は更に相互にスナップフィットされて連結された加飾芯を含み、前記加飾芯がスナップフィット連結されるように前記外部フレームに挟持される。
【0020】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記外部フレームは更に第1固定端と第2固定端とを含み、前記第1固定端と前記第2固定端とが相互にスナップフィットされて連結される。
【0021】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記加飾体は更に加飾芯を含み、前記外部フレームに更に前記加飾芯を収容するための中空部が設けられ、前記加飾芯は前記中空部に配置された状態で、前記外部フレームに固定されている。
【0022】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記加飾芯の側辺に複数の突起又は凹溝が設けられ、前記外部フレームの前記加飾芯が嵌め込まれる位置に複数の対応する凹溝又は突起が設けられる。
【0023】
前記加飾芯と前記外部フレームとは突起及び/又は凹溝を介して、相互に嵌め込まれ、そして前記第1固定端及び前記第2固定端は相互にスナップフィットされて連結される。
【0024】
本発明の更なる技術的解決手段は以下のとおりである。前記外部フレームの前記加飾芯が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられ、前記加飾芯がスナップフィットされた前記外部フレーム及び凸辺によって画定されたキャビティに固定されている。
【0025】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。取り付け又は組み立てが容易であり、取り外してから顧客に郵送することができ、顧客自身の取り付け又は組み立てを容易にし、簡単な連結関係下で、フレーム全体の連結強度が高く、依然として防犯効果を失うことがなく、本発明は特にガードレール、防犯ドア及び他の格子類加飾製品に適用する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】従来の実施形態における実施例1の斜視図である。
【
図2】従来の実施形態における横フレームの断面図の1である。
【
図3】従来の実施形態における横フレームの断面図の2である。
【
図4】従来の実施形態における横フレームの端部の斜視図である。
【
図6】従来の実施形態における実施例2の局所斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施例について詳細に説明し、前記実施例の例を図中に示す。以下の図を参照して説明する実施例は例示的で、本発明の解釈に用いることを目的とし、本発明の制限と理解することはできない。
【0028】
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側」、「右側」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内側」、「外側」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「半径方向」、「円周方向」などの専門用語が指示する方位又は位置関係は図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、単に本発明の説明を容易にする又は説明の簡略化のため、指定される装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造及び操作されなければならないことを指示又は示唆するものではなく、したがって、本発明に対する制限とは解釈できないことを理解されるべきである。
【0029】
又は、「第1」、「第2」という専門用語は、目的の説明だけのために使用され、相対的な重要度を指示や示唆すること又は指示される技術的特徴の数量を暗示することを理解されるべきではない。従って、「第1」、「第2」で限定される特徴は、少なくとも1つの当該特徴を明示的や暗示的に含むことができる。本発明の説明において、「複数」とは、特に明示されていない限り、少なくとも2個、例えば2個、3個等である。
【0030】
本発明において、他に明示的に定義されない限り、「配置する」、「繋がる」、「連結する」、「固定する」等の専門用語は広義に理解されるべきであり、例えば、固定連結であってもよく、取り外し可能に連結されてもよく、又は一体であってもよい。機械的な連結であってもよく、電気的な連結又は相互に通信可能であってもよい。直接に連結されてもよく、中間媒体を介して間接的に連結されてもよく、2つの素子内部の連通又は2つの素子の相互作用の関係であってもよく、特に明確な限定がない限り。当業者にとって、具体的な状況に応じて上述の専門用語が本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0031】
本発明において、特に明記しない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあるのは、第1特徴と第2特徴とが直接に接触するか、第1特徴と第2特徴とが中間媒体を介して間接的に接触することであってもいい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあるのは、第1特徴が第2特徴の直上又は斜め上方にあり、又は第1特徴レベルの高さが第2特徴より高いことのみを示す。第1特徴は第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあるのは、第1特徴が第2特徴の直下又は斜め下方にあり、又は第1特徴レベルの高さが第2特徴より小さいことのみを示す。
【0032】
本願において、格子型加飾構造は横フレームと縦フレームとを含み、前記横フレーム又は前記縦フレームにはリブと蓋板とが配置されている。以下、横フレームを例にして説明する。
【0033】
横フレーム1は横フレーム本体及びリブを含み、前記横フレーム本体は順に連結して前記横フレーム本体を形成する第1板11と、第2板12と、第3板13と、第4板14とを含み、前記リブは第1リブ15及び第2リブ16を含む。第1リブ15は第1板11に連結され、第2リブ16は第3板13に連結される。第1リブ15は、第1板11の延長と見なすことができ、第2リブ16は、第3板13の延長と見なすことができる。
【0034】
連結するときに、縦フレーム2は第4板14に当接し、前記リブは縦フレーム2に対して前後制限を行って位置決めを行い、ボルト又は他の固定方式によって縦フレーム2に対して他の自由度を限定する。縦フレーム2の両端には、それぞれこの横フレーム1によって限定される。第1リブ15、第4板14、第2リブ16は順に連結されて位置決め溝を構成し、縦フレーム2は前記位置決め溝に嵌合されている。
【0035】
縦フレーム2の内部にボルト連結を容易にするための開口しているO字形溝の構造が設けられてもよい。これによって、横フレーム1を貫通するボルトは縦フレーム2を固定しやすい。固定を更に容易にするために、横フレーム1は一定の間隔をおいてボルトが貫通しやすい貫通孔17が設けられ、貫通孔17は第4板14に設けられ、第2板12は状況に応じて配置される。横フレーム1に蓋板18が更に設けられるときに、第2板12に貫通孔17が設けられなくてもよい。蓋板18はクリップ式構造によって横フレーム1に連結され、貫通孔17を覆う。横フレーム1は更に以下の構造であってもよい。即ち横フレーム1の内部に挿入板を挿入し、挿入板によって貫通孔17を覆う。安全を確保するために、前記挿入板は横フレーム1の長さとほぼ一致する必要がある。
【0036】
横フレーム1と縦フレーム2との間の構造設計は相互に交換することができる。即ち、縦フレーム2に位置決め溝が設けられ、横フレーム1は前記位置決め溝に嵌合して取り付けられている。本願の加飾体には少なくとも以下の2種類がある。即ち、下述の第1加飾体と第2加飾体である。前記加飾体はボルトの形式によって、横フレーム1又は縦フレーム2に固定されることができ、溶接などの方式によって固定されることもできる。ボルトの方式で固定すると、窓加飾構造全体の一体性を効果的に保証することができる。溶接方式で固定すると、前記加飾体と横フレーム1又は縦フレーム2との連結箇所に隙間がないことを保証でき、防犯効果を強化する。
【0037】
加飾体であって、前記加飾体は上述のような加飾体である。前記加飾体は相互にスナップフィットされた外部フレーム31を含む。外部フレーム31は更に第1固定端311及び第2固定端312を含み、第1固定端311と第2固定端312とは相互にスナップフィットされて連結されている。
【0038】
前記加飾体は更に加飾芯32を含み、外部フレーム31は更に加飾芯32を収容するための中空部が設けられ、加飾芯32が前記中空部に配置された状態で外部フレーム31に固定されている。加飾芯32が中空部に固定される方式は多種多様であることが理解できる。方式1、加飾芯32を前記中空部に埋め込んだ後に、ボルトによって外部フレーム31と加飾芯32とを連結することができる。方式2、加飾芯32を前記中空部に埋め込んだ後に、ボルトによって横フレーム1、外部フレーム31及び加飾芯32を順に連結して固定する。方式3、加飾芯32を前記中空部に埋め込んだ後に、ボルトによって縦フレーム2、外部フレーム31及び加飾芯32を順に連結して固定する。方式4、中空部の側面に余剰側辺が配置され、外部フレーム31は二切れがスナップフィットによって連結され、従って、当該側辺によって加飾芯32を前記中空部に固定することができ、それにより当該構造はサンドイッチ状ビスケットの形態を形成する。方式5,加飾芯32の周辺に設けられた突起が、外部フレーム31の凹溝に嵌め込まれ、加飾芯32はスナップフィットされた外部フレーム31によって画定されたキャビティに固定される(図示せず)。
【0039】
図6に示すように、前記格子型加飾構造は更に第1加飾体を含み、前記第1加飾体は横フレーム1及び/又は縦フレーム2に取り付けられている。前記第1加飾体には位置付けと固定とに有利なノッチが設けられ、前記ノッチには横フレーム1又は縦フレーム2が嵌合されている。前記第1加飾体構造は単独で製造されてもよく、製造が完了した後に横フレーム1又は縦フレーム2の寸法に基づいて溝が形成されている。前記第1加飾体にはノッチを複数設けることができ、これにより異なる間隔の格子型構造に取り付けるのに便利となる。
【0040】
前記第2加飾体の取り付けは、ボルト又は溶接によって前記格子型加飾構造に直接固定することができる。ボルト固定は更に便利に操作できる。
【0041】
図5に示すように、前記格子型加飾構造は前記第2加飾体を取り付けるときに、横フレーム1及び縦フレーム2のいずれにも前記位置決め溝が設けられる。前記位置決め溝の構造は上述のとおりである。前記位置決め溝はいずれも前記加飾体構造に向かっている。前記加飾体は取り付け過程において、既に3辺が位置決めされた前記格子型構造内に摺動しながら挿入されることができ、そして第4辺を固定して位置決め固定されている。当該構造は、非専門家が窓加飾構造への取り付けを容易にすることができ、簡単で、便利で、信頼性が高い。
【0042】
前記窓加飾構造は更に第2加飾体を含む。前記第2加飾体は更に第2加飾体主体、第2加飾体蓋板及び内部図形を含む。前記内部図形は前記第2加飾体本体に埋め込まれ、前記第2加飾体蓋板と前記第2加飾体本体とがスナップフィットされ、更に前記内部図形を位置決めする。
【0043】
本願に係る「スナップフィット」は2者が相互に嵌合してインターロックされるだけでなく、相互に逆刺の形で噛合し、締まり嵌め、突起物及び凹溝の嵌合などを含むと考えられる。
【0044】
前記第2加飾体本体は前記十字形フレーム本体に対応し、前記第2加飾体の蓋板は前記十字形フレームの蓋板に対応し、前記内部菱形構造又は前記内部菱形王冠構造は前記内部図形に対応する。
【0045】
図5から分かるように、前記第2加飾体は十字形フレームと内部の菱形王冠構造とを含む。ここで言う十字形フレームは、「十字形」に限らず、四角形、円型又はその他の幾何輪郭とすることもできる。ここで説明するのは、前記十字形フレームは分体式設計であり、即ち前記十字形フレームは類似の横フレーム又は縦フレームに配置される蓋板を有する。前記十字形フレーム構造の本体とその蓋板の構造形状とは同じである。内部菱形構造の位置決めを容易にするために、前記蓋板の縁部は前記十字形フレームの本体構造に突き出ることが考えられる。即ち、前記内部菱形構造は前記十字形フレーム本体に嵌め込まれた後、前記十字形フレームの蓋板がスナップフィットされ、前記内部菱形構造を位置決めする。前記内部菱形構造も図中に述べた又は上述の「菱形」に限らず、他の結合輪郭又は図形とすることもできる。そして、前記内部菱形構造は溶接又はボルト連結又は接着等の連結方式によって、前記十字形フレームに固定できる。前記十字形フレームは溶接又はボルト連結又は接着等の連結方式によって、格子型構造に固定される。
【0046】
前記十字形フレームの蓋板が前記十字形フレーム本体の両側に配置でき、そして内部菱形構造を位置決めすることができることが考えられる。
【0047】
図7は
図5の分解図である。本図から分かるように、前記第2加飾体は、2つのインターロックされた外部フレーム31と2つのインターロックされた加飾芯32とを含む。外側フレーム31がスナップフィットされた状態で、加飾芯32が予め決められた位置に配置されている。
図7に示すように、この2つの菱形加飾芯32がスナップフィットされた状態で、外部フレーム31によって当該外部フレーム31の中心に予め画定された菱形領域に制限される。この制限は、インターロックされている2つの外部フレーム31の中心に凸辺を配置して、凸辺によって加飾芯32の周囲を制限する。また、加飾芯32は一体式であってもよいが、図におけるような分体式設計はより容易に製造できることが想像できるであろう。しかしながら、このような分体式の加飾芯32に限らない。
【0048】
本願はモジュール化で設計される加飾体及び加飾芯32により、加飾芯32が取り外し可能で交換され、顧客が自分の好きな形状又は模様を選択又はカスタマイズすることが容易になる。同時に、構造を改良することで、当該構造は交換可能な前提を満たし、当該構造の防犯効果を最大限に保持する。上記総合の効果を実現するために、本願は以下の技術的解決手段を用いて実現する。
【0049】
外部フレーム31の加飾芯32が嵌め込まれる位置に凸辺が設けられ、加飾芯32はスナップフィットされた外部フレーム31及びその凸辺によって画定されたキャビティに固定されている。
【0050】
加飾芯32は二つの部分を含み、この二つの部分は相互にスナップフィットされて加飾芯32を構成する。
【0051】
また、図から分かるように、外部フレーム31は更に相互に嵌合する固定端を含む。即ち第1固定端311及び第2固定端312である。第1固定端311と第2固定端312とは相互にスナップフィットされ、且ついずれもボルトが貫通することを容易にする連結孔が設けられている。第1固定端311に第2固定端312を嵌め込む固定板が配置され、前記固定板は第2固定端312を嵌め込む。そして、ボルトによって第1固定端311と第2固定端312との貫通孔を貫通して、当該第2加飾体をフレーム全体に固定する。図から分かるように、第1固定端311及び第2固定端312の端部のいずれにも連結板が配置され、当該連結板に貫通孔が設けられている。第1固定端311及び第2固定端312がスナップフィットされた状態では、格子型加飾構造全体の側面から見ると、一つの孔のみがあり、横フレーム1又は縦フレーム2から打ち込まれたボルトが当該合併された貫通孔を貫通して外部フレーム31を外フレームに固定させている。
【0052】
想像できるように、二切れの前記外部フレームが相互にスナップフィットされてから、溶接によって31を横フレーム1及び/又は縦フレーム2に溶接することも可能である。
【0053】
上記の説明から分かるように、本願の加飾体が横フレーム1又は縦フレーム2に連結される実施例はボルト連結又は溶接する傾向があり、当然ながら他の固定方式に限定されるものではない。しかしながら、本願の比較的傾向はボルト連結と溶接である。ボルト連結と溶接の利点は既に前記の通りに記述されていた。
【0054】
本願における加飾体について更に説明する。本願において、前記加飾体の配置は多くの要件を考慮し、複数の問題を解決する。防犯、美しさ、洗いやすさ、取り外しやすさ、郵送しやすさ等を含むが、これらに限定されるものではない。上記利点のうちの一つ又は複数を実現するために、本願は当該加飾体の複数の設計案が存在し、以下のようにいくつかの設計方式を簡単に紹介する。
【0055】
1.上述のように、分体スナップフィット式である。
【0056】
2.もう一つのスナップフィット方式であって、加飾芯32は分体式スナップフィットで、且つ外部フレーム31を中間に挟んで、そして溶接またはボルトで固定する。ここで防犯効果を保証するために、更に外部でボルトが露出しないように配慮するので、ここのボルト固定とは外部フレーム31を横フレーム1又は縦フレーム2に固定するボルトで、これらのボルトが加飾芯32のフレームの中に入るように固定する。又は加飾芯32の外部に突っ張って固定であってもよい、当接位置は複数であるため、加飾32を固定することもでき、更にボルトが表面に露出していないため、大きな安全性のリスクがなく、防犯効果を保証することができる。
【0057】
3、上述の第2加飾体の形式は、主に便利な分解と取り付けとの問題を解決するため、最も直接的なボルト又は溶接固定を採用する。
【0058】
4、外部フレーム31と加飾芯32との間は、ほぞの方式を用いて連結されている。この連結方式は多種多様である。例えば、加飾芯32の辺側に複数の突起又は凹溝が設けられ、外部フレーム31は加飾芯32が嵌め込まれる位置に、複数の対応する凹溝又は突起が設けられ、この2者の間が相互に係合することによって位置決めされる。そして、外にボルトを露出しない固定方式で固定する。または加飾芯32又は前記外部フレームの分体式を通じて固定する。また、係合ジョグルジョイントしてから溶接を採用して最後の固定を行うこともできる。
【0059】
図8から分かるように、外部フレーム31に具体的に凹溝が設けられる方式は、即ち外部フレーム31の加飾芯32が嵌め込まれることが必要な位置に凹溝が設けられている。この凹溝を介して加飾芯32上の突起に嵌合することにより、位置決め及び固定をより良好に行うことができる。
図8を加味すると、加飾芯32に設けられた突起の状況を容易に想像することができる。更に、本願において数回言及したのは、前記突起と凹溝の位置は相互に入れ替えることが可能であり、この方式は容易に考えられる。
【0060】
また、加飾芯32は外部フレーム31と同様に二切れのスナップフィットによって連結されてもよく、そして、溶接、ボルト、締まり嵌めなどの方式で外部フレーム31に連結されることが考えられる。同時に前記の配置された複数の突起もこの解決手段に応用できる。
【0061】
上述した内容は、本発明の好ましい実施形態にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の精神及び原則範囲内で限り、いかなる修正、同等置換及び改良などのすべては本発明の保護範囲内に含まれるべきである。