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特許7071837細径内視鏡部分を有する外科用ステープラー
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-11
(45)【発行日】2022-05-19
(54)【発明の名称】細径内視鏡部分を有する外科用ステープラー
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/072 20060101AFI20220512BHJP
【FI】
A61B17/072
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018026890
(22)【出願日】2018-02-19
(65)【公開番号】P2018134407
(43)【公開日】2018-08-30
【審査請求日】2021-02-18
(31)【優先権主張番号】15/440,010
(32)【優先日】2017-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512269650
【氏名又は名称】コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】ケネス ホイットフィールド
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー ガッディ
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー ディー. エブナー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス カササンタ
【審査官】槻木澤 昌司
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-184142(JP,A)
【文献】特開2011-092707(JP,A)
【文献】特開2017-023720(JP,A)
【文献】特開2014-176664(JP,A)
【文献】特開2015-196085(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/072
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用ステープラーであって、
作動デバイスと、
前記作動デバイスに取外し可能に固定されているステープラーリロードであって、前記ステープラーリロードは、
本体部分と、
ツールアセンブリと、
前記本体部分と前記ツールアセンブリとの間に延びている駆動アセンブリと、
前記本体部分の近位部分の周囲に受容され、かつ、前記駆動アセンブリと係合されるロッキングスリーブであって、前記ロッキングスリーブは、第1の回転位置から第2の回転位置に回転可能であり、前記本体部分は、第1の径を画定する太径部分と、前記太径部分から遠位に延びている第2の径を画定する細径部分を含み、前記ツールアセンブリは、前記細径部分の遠位部分に支持されている、ロッキングスリーブと、
前記ステープラーリロードの前記本体部分に支持されているロッキングプレートであって、前記ロッキングスリーブが前記第1の回転位置から前記第2の回転位置に回転するときに、前記ロッキングプレートが前記ロッキングスリーブと係合可能であり、前記ロッキングスリーブが前記第1の回転位置から前記第2の回転位置に回転することに応答して、前記ロッキングプレートが第1の長手方向位置から第2の長手方向位置に移動可能である、ロッキングプレートと、
を含む、ステープラーリロードと、
前記本体部分の前記太径部分に取外し可能に固定されている輸送ロックであって、前記輸送ロックは、前記駆動アセンブリの長手方向移動を防止するために前記駆動アセンブリと係合可能なロッキングピンを含み、前記ロッキングプレートが前記第1の長手方向位置にあるときに、前記ロッキングプレートは、前記ロッキングピンと係合されることにより、前記輸送ロックを前記本体部分に固定し、前記ロッキングプレートが前記第2の長手方向位置にあるときに、前記ロッキングプレートは、前記ロッキングピンから係脱することにより、前記本体部分から前記輸送ロックを取外すことを可能にする、輸送ロックと
を備える、外科用ステープラー。
【請求項2】
前記ツールアセンブリは、アンビルアセンブリと、複数のステープルを支持するカートリッジアセンブリを含み、前記駆動アセンブリは、前記カートリッジアセンブリからステープルを排出するように前記本体部分および前記ツールアセンブリを通って移動可能である、請求項1に記載の外科用ステープラー。
【請求項3】
前記駆動アセンブリは、駆動部材を含み前記輸送ロック前記駆動部材の長手方向移動を防止するために前記本体部分に固定されると、前記ロッキングピンが前記駆動部材を通って受容される、請求項1に記載の外科用ステープラー。
【請求項4】
前記ステープラーリロードが前記作動デバイスに固定される前に、前記ロッキングプレートが前記ロッキングピンと係合している、請求項3に記載の外科用ステープラー。
【請求項5】
前記ステープラーリロードが前記作動デバイスに適切に固定されると、前記ロッキングプレートが前記ロッキングピンから係脱するように構成されている、請求項4に記載の外科用ステープラー。
【請求項6】
前記第1の回転位置から前記第2の回転位置への前記ロッキングスリーブの回転により、前記ロッキングプレートが前記ロッキングピンとの係合から外れて移動する、請求項5に記載の外科用ステープラー。
【請求項7】
前記ステープラーリロードが前記作動デバイスに適切に固定されると、前記ロッキングスリーブが前記第1の回転位置から前記第2の回転位置に回転する、請求項6に記載の外科用ステープラー。
【請求項8】
前記輸送ロックは、前記ステープラーリロードの前記本体部分と摩擦係合するように構成されている湾曲アームを含む、請求項3に記載の外科用ステープラー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、外科用ステープラーに関し、より具体的には、とりわけ小児及び胸部外科手技を含む内視鏡外科手技の実施に適した細径内視鏡部分を含む内視鏡外科用ステープラーに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術の背景
組織の切開と縫合とを同時に行う外科用ステープラーは、当該技術分野において周知である。外科用ステープラーの出現により、組織縫合のスピードが上がり、それによって外科手技のスピードが上がり、患者の外傷が低減している。
【0003】
切開外科手技を実施するのではなく、皮膚の小切開部からまたはカニューレから組織を内視鏡下で縫合する内視鏡外科用ステープラーは、当該技術分野においても周知であり、患者の外傷を減少させている。
【0004】
典型的には、内視鏡外科用ステープラーは、ツールアセンブリを保持する細長い本体を含む。細長い本体及びツールアセンブリ(内視鏡部分)は、皮膚の小切開部またはカニューレを通過できるように寸法決めされる。細長い本体及びツールアセンブリの寸法を最小限にすることが好都合であり、患者への外傷を最小限にする。したがって、内視鏡使用に適した細径外科用ステープラーの必要性が引き続き存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示により、細径トロカールアセンブリから内視鏡部分の挿入を促進する、縮径の遠位部分を有する本体部分を含む外科用ステープラーが提供される。実施形態では、外科用ステープラーは、作動デバイス、及び作動デバイスに取外し可能に固定されたステープラーリロードを含む。ステープラーリロードは、本体部分、ツールアセンブリ、及び本体部分とツールアセンブリとの間で伸長する駆動アセンブリを含む。本体部分は、第1の径を画定する太径部分、及び太径部分から遠位に伸長する第2の径を画定する細径部分を含む。ツールアセンブリは、細径部分の遠位部分に支持される。細径部分が、8mmのトロカロールを通過するように寸法決めされる。外科用ステープラーは、本体部分の太径部分に取外し可能に固定された輸送ロックをさらに含み、駆動アセンブリの長手方向移動を防止するために駆動アセンブリと係合可能である。輸送ロックは、ステープラーリロードの本体部分と摩擦係合するように構成された湾曲アームを含んでよい
【0006】
実施形態では、ツールアセンブリは、アンビルアセンブリ及び複数のステープルを支持するカートリッジアセンブリを含み、駆動アセンブリは、カートリッジアセンブリからステープルを排出するように本体部分及びツールアセンブリを通って移動可能である。駆動アセンブリは、駆動部材を含んでよく、輸送ロックはロッキングピンを含んでよい。輸送ロックが駆動部材の長手方向移動を防止するために本体部分に固定されると、ロッキングピンが駆動部材を通って受容されることが可能である。
【0007】
実施形態では、外科用ステープラーは、ロッキングプレートをさらに含んでよい。ロッキングプレートは、ステープラーリロードが作動デバイスに固定される前にロッキングピンと係合してよい。ステープラーリロードが作動デバイスに適切に固定されると、ロッキングプレートがロッキングピンから係脱するように構成されてよい。
【0008】
実施形態では、外科用ステープラーは、ステープラーリロードの本体部分の近位部分の周囲で受容されたロッキングスリーブも含んでもよい。第1の位置から第2の位置へのロッキングスリーブの回転により、ロッキングプレートがロッキングピンとの係合から外れて移動してよい。ステープラーリロードが作動デバイスに適切に固定されると、ロッキングスリーブは第1の位置から第2の位置に回転してよい。
【0009】
実施形態では、外科用ステープラーは、作動デバイス、作動デバイスに取外し可能に固定されたステープラーリロード、及びロックアウトアセンブリを含む。ステープラーリロードは、本体部分、ツールアセンブリ、及び本体部分とツールアセンブリとの間で伸長する駆動アセンブリを含む。本体部分は、第1の径を画定する太径部分、及び太径部分から遠位に伸長する第2の径を画定する細径部分を含む。ツールアセンブリは、細径部分の遠位部分に支持される。細径部分は、8mmのトロカールを通過するように寸法決めされる。ロックアウトアセンブリは、ステープラーリロードの作動に続く駆動アセンブリの前進を防止するように構成される。ロックアウトアセンブリは、ロックアウトシールド及びロックアウト部材を含む。ロックアウトシールドは、ステープラーリロードの作動の前にロックアウト部材と駆動アセンブリとの係合を防止するように、第1の位置から第2の位置へ移動可能であり、ロックアウトシールドが第2の位置にあるとき、ロックアウト部材が駆動アセンブリと係合する。
【0010】
実施形態では、駆動アセンブリは、隆起を有する駆動部材を含んでよく、ロックアウトシールドが第2の位置にあるとき、ロックアウト部材は隆起と係合可能である。ロックアウトシールドが、第1の位置にあるときに、隆起の周囲に配置されてよく、第2の位置にあるときに、隆起から離間されてよい。ロックアウトシールドが、第1の位置にあるときに、太径部分内に配置されてよく、第2の位置にあるときに、細径部分内に配置される。ロックアウトシールドは、少なくとも1つのランスを含んでよく、太径部分はハウジングを含んでよい。ランスが、ロックアウトシールドの近位移動を防止するために第2の位置にあるときに、ハウジングと係合するように構成されてよい。
【0011】
実施形態では、ロックアウト部材は、駆動部材と係合した第1の状態と駆動部材から係脱した第2の状態との間で枢動可能であるように本体部分内で支持されてよい。ロックアウト部材は、ロックアウトシールドを第1の位置に維持するように、ロックアウトシールドが第1の位置にあるときに、駆動部材と摩擦係合する少なくとも1つのフィンガーを含んでよい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
作動デバイスと、
上記作動デバイスに取外し可能に固定されたステープラーリロードであって、上記ステープラーリロードが本体部分、ツールアセンブリ、及び上記本体部分と上記ツールアセンブリとの間で伸長する駆動アセンブリを含み、上記本体部分が第1の径を画定する太径部分及び上記太径部分から遠位に伸長する第2の径を画定する細径部分を含み、上記ツールアセンブリが上記細径部分の遠位部分に支持され、上記細径部分が8mmのトロカロールを通過するように寸法決めされている、ステープラーリロードと、
上記本体部分の上記太径部分に取外し可能に固定され、上記駆動アセンブリの長手方向移動を防止するために上記駆動アセンブリと係合可能な輸送ロックと、を備える、外科用ステープラー。
(項目2)
上記ツールアセンブリが、アンビルアセンブリ及び複数のステープルを支持するカートリッジアセンブリを含み、上記駆動アセンブリが、上記カートリッジアセンブリからステープルを排出するように上記本体部分及び上記ツールアセンブリを通って移動可能である、上記項目に記載の外科用ステープラー。
(項目3)
上記駆動アセンブリが駆動部材を含み、上記輸送ロックがロッキングピンを含み、上記輸送ロックが、上記駆動部材の長手方向移動を防止するために上記本体部分に固定されると、上記ロッキングピンが上記駆動部材を通って受容される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目4)
ロッキングプレートをさらに含み、上記ステープラーリロードが上記作動デバイスに固定される前に、上記ロッキングプレートが上記ロッキングピンと係合している、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目5)
上記ステープラーリロードが上記作動デバイスに適切に固定されると、上記ロッキングプレートが上記ロッキングピンから係脱するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目6)
上記ステープラーリロードの上記本体部分の近位部分の周囲に受容されたロッキングスリーブをさらに含み、第1の位置から第2の位置への上記ロッキングスリーブの回転により、上記ロッキングプレートが上記ロッキングピンとの係合から外れて移動する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目7)
上記ステープラーリロードが上記作動デバイスに適切に固定されると、上記ロッキングスリーブが上記第1の位置から上記第2の位置に回転する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目8)
上記輸送ロックが、上記ステープラーリロードの上記本体部分と摩擦係合するように構成された湾曲アームを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目9)
作動デバイスと、
上記作動デバイスに取外し可能に固定されたステープラーリロードであって、上記ステープラーリロードが本体部分、ツールアセンブリ、及び上記本体部分と上記ツールアセンブリとの間で伸長する駆動アセンブリを含み、上記本体部分が第1の径を画定する太径部分及び上記太径部分から遠位に伸長する第2の径を画定する細径部分を含み、上記ツールアセンブリが上記細径部分の遠位部分に支持され、上記細径部分は8mmのトロカロールを通過するように寸法決めされている、ステープラーリロードと、
上記ステープラーリロードの作動に続く上記駆動アセンブリの前進を防止するように構成された、上記本体部分内に受容されたロックアウトアセンブリであって、上記ロックアウトアセンブリが、ロックアウトシールド及びロックアウト部材を含み、上記ロックアウトシールドは、上記ステープラーリロードの上記作動の前に上記ロックアウト部材と上記駆動アセンブリとの係合を防止するように、第1の位置から第2の位置へ移動可能であり、上記ロックアウトシールドが上記第2の位置にあるときに、上記ロックアウト部材が上記駆動アセンブリと係合する、ロックアウトアセンブリと、を備える、外科用ステープラー。
(項目10)
上記駆動アセンブリが隆起を有する駆動部材を含み、上記ロックアウトシールドが上記第2の位置にあるときに、上記ロックアウト部材が上記隆起と係合可能となる、上記項目に記載の外科用ステープラー。
(項目11)
上記ロックアウトシールドが、上記第1の位置にあるときに、上記隆起の周囲に配置され、上記第2の位置にあるときに、上記隆起から離間される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目12)
上記ロックアウトシールドが、上記第1の位置にあるときに上記太径部分内に配置され、上記第2の位置にあるときに上記小径部分内に配置される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目13)
上記ロックアウトシールドが少なくとも1つのランスを含み、上記太径部分がハウジングを含み、上記ランスが、上記ロックアウトシールドの近位移動を防止するために上記第2の位置にあるときに、上記ハウジングと係合するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目14)
上記ロックアウト部材が、上記駆動部材と係合した第1の状態と、上記駆動部材から係脱した第2の状態との間で枢動可能であるように上記本体部分内で支持される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(項目15)
上記ロックアウト部材は、上記ロックアウトシールドを上記第1の位置に維持するように、上記ロックアウトシールドが上記第1の位置にあるときに、上記駆動部材と摩擦係合する少なくとも1つのフィンガーを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用ステープラー。
(摘要)
外科用ステープラーは、本体部分及びツールアセンブリを含む。本体部分は、太径部分と、太径部分から遠位に伸長する細径部分とを含む。太径部分は、ステープラーの再発射を防止するように適合されたロックアウトアセンブリを含む、デバイスのより大きい内部構成要素を支持し、デバイスの細径部分の径が、8mmのトロカロールを通るステープラーの細径部分及びツールアセンブリの通過を促進するように最小化されることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の細径内視鏡部分を有する外科用ステープラーの様々な実施形態を、図面を参照して本明細書で説明する。
【0013】
図1】開放型の非関節運動位置におけるステープラーリロードのツールアセンブリと、ステープラーリロード及びハンドルアセンブリに固定されたアダプタアセンブリを含み、細径内視鏡部分を有する本開示の外科用ステープラーの一実施形態の側面、斜視図である。
図2図1のステープラーリロードと共に使用するために動力作動デバイスに固定された、アダプタアセンブリの側面斜視図である。
図3図2に示されたステープラーリロードの第1の側面斜視図である。
図4図2に示されたステープラーリロードの第2の側面斜視図である。
図5図2に示されたステープラーリロードの分解斜視図である。
図6図3の切断線6-6に沿って取られた断面図である。
図7図6に示された指示領域の詳細の拡大図である。
図8図7の切断線8-8に沿って取られた断面図である。
図9図8の切断線9-9に沿って取られた断面図である。
図10】上半部が除去され、回転可能スリーブが第1またはロックされた位置にある、図1のステープラーリロードの本体部分の太径部分の斜視図である。
図11図7の切断線11-11に沿って取られた断面図である。
図12】外側チューブが除去され、回転可能スリーブが第1の位置にある、図10に示された太径部分の側面斜視図である。
図13】外側チューブが除去され、回転可能スリーブが第2またはロックが解除された位置にある、図10に示された太径部分の側面斜視図である。
図14】近位位置にあるロッキング部材及びステープラーリロードの本体部分に固定された輸送ロックを備える、図7の切断線14-14に沿って取られた断面図である。
図15】輸送ロックがステープラーリロードの本体部分から取外されると、ロッキング部材が遠位位置になる、図7の切断線15-15に沿って取られた断面図である。
図16】輸送ロックが除去された、図7の切断線16-16に沿って取られた断面図である。
図17図11に示された、切断線17-17に沿って取られた断面図である。
図18】上半部分が除去され、回転可能スリーブが第2の位置にある、図10に示された太径部分の斜視図である。
図19】ロックアウトアセンブリが第1またはロックが解除された状態での、図18に示された太径部分の斜視上面図である。
図20】ステープラーリロードの作動後の、図19に示された太径部分の断面図である。
図21】ステープラーリロードの作動後の、図19に示された太径部分の斜視上面図である。
図22】ステープラーリロードの第2の作動中の、図21に示された太径部分の斜視図である。
図23】透視で示されたロックアウト部材及びロックアウト部材ツールの、図18~21に示された太径部分の近位部分の斜視上面図である。
図24図1及び2に示されたステープラーリロードの断面上面図である。
図25】ステープラーリロードの作動前の、図18~21に示された太径部分の断面上面図である。
図26図1及び2に示されたステープラーリロードの細径部分の断面上面図である。
図27図26に示された細径部分の内側本体の近位部分の斜視図である。
図28】外側チューブが除去された、図27に示された内側本体の近位部分の斜視図である。
図29】本開示の実施形態による、空気圧シールの拡大斜視図である。
図30】実装アセンブリを含む、本開示のステープラーリロードの関節運動部分の斜視図である。
図31】本開示の一実施形態による、嵌合部材の斜視図である。
図32図31に示された嵌合部材及び図30に示された実装アセンブリの上部の実装金具の斜視図である。
図33】嵌合部材を上部の実装金具にロックする前の、図32に示された嵌合部材及び上部の実装金具の斜視図である。
図34】嵌合部材を上部の実装金具にロックした後の、図32及び33に示された嵌合部材及び上部の実装金具の斜視図である。
図35図5に示された指示領域の詳細の拡大断面図である。
図36】実装アセンブリの上部の実装金具及びカートリッジアセンブリが除去された、図30に示されたステープラーリロードの関節運動部分の斜視図である。
図37図1及び2に示されたツールアセンブリ、ステープラーリロードの斜視図である。
図38】上部の実装金具及び上部のハウジング半部が除去された、図1及び2に示されたステープラーリロードの細径部分の遠位部分の斜視上面図である。
図39】本体部分の外側チューブ及びカートリッジアセンブリの導管が除去された、図30に示されたステープラーリロードの関節運動部分の斜視側面図である。
図40】カートリッジアセンブリの導管が除去された、図37に示されたツールアセンブリの斜視図である。
図41】部品が分かれた、図40に示されたカートリッジアセンブリの斜視図である。
図42】上部のハウジング半部及び近位チューブ本体が除去された、図1及び2に示されたステープラーリロードの本体部分の斜視上面図である。
図43】細径部分の外側チューブが除去された、図30に示されたステープラーリロードの関節運動部分の斜視図である。
図44図43に示されたステープラーリロードの組立てられた関節運動部分の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
細径内視鏡部分を有する本開示の外科用ステープラーの実施形態を、ここで図面を参照して詳細に説明する。同様の参照番号は、いくつかの図の各自において同一または対応要素を指す。この説明では、用語「近位」が、一般に、臨床医により近い器具の部分を指すことに使用される一方で、用語「遠位」は、一般に、臨床医からさらに遠いステープラーの部分を指すことに使用される。加えて、用語「内視鏡」は、一般に、内視鏡、腹腔鏡及び関節鏡の外科手技を含む、小切開部または患者の体内に挿入したカニューレから実施される外科手技を指すことに使用される。最後に、用語、臨床医は、一般に、医師、看護師、及びサポートスタッフを含む医療スタッフを指すことに使用される。
【0015】
図1は、一般にステープラーリロード100として示される、本開示の細径リロードの一実施形態を図示する。ステープラーリロード100は、ハンドルアセンブリまたは作動デバイス20を含む、外科ステープリングデバイス10の一部である。実施形態では、ステープラーリロード100は、ハンドルアセンブリ20と共に一体形成されてよい。図示されるように、ハンドルアセンブリ20は、ハンドル22、ハンドル22へ枢動可能に固定した引金部材24、及びハンドル22から伸長する一対の発射レバー26(1つのみ図示)、ならびにハンドル22へ枢動可能に固定され、関節運動レバー28aを含む細長い本体28を含む。例示的なハンドルアセンブリの詳細説明は、共通所有の米国特許第8,070,033号を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0016】
簡単に図2を見てみると、ステープラーリロード100は、動力ハンドルアセンブリ20Aで操作され得ることが構想される。図示されるように、アダプタアセンブリ30Aは、動力ハンドルアセンブリ20Aに固定され、ステープラーリロード100は、アダプタアセンブリ30Aに固定される。ステープラーリロード100が取外せないようにアダプタアセンブリ30A及び/またはハンドルアセンブリ20Aに支持される、またはアダプタアセンブリ30A及び/またはハンドルアセンブリ20Aの一体伸長を形成するように、アダプタアセンブリ30Aならびにステープラーリロード100(図1)及び/またはハンドルアセンブリ20Aは一体形成され得ることが構想される。例示的なハンドルアセンブリ及びアダプタアセンブリの詳細説明は、共通所有の米国特許出願公開第2012/0253329号(「’329公開」)を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0017】
図3及び4を参照すると、ステープラーリロード100は、本体部分102、実装アセンブリ104、及びツールアセンブリ106を含む。本体部分102は、アダプタアセンブリ30(図1)の長手方向軸と位置合わせされる長手方向軸「x」を画定し、嵌合部分108、太径部分110、及び内視鏡または細径部分112を有する。ステープラーリロード100の太径部分110は、細径部分112の径よりも大きい径を有する。実施形態では、以下で詳細を論じるように、ステープラーリロード100の細径部分112は、8mmのトロカールアセンブリ(図示せず)内で受容されるように寸法決めされるのに対し、太径部分110は約12mmの径であり、ロックアセンブリ200及びロックアウトアセンブリ220を支持するように寸法決めされる。
【0018】
ツールアセンブリ106は、アンビルアセンブリ114及びカートリッジアセンブリ116を含む。実施形態では、カートリッジアセンブリ116は、アンビルアセンブリ114との関連で枢動可能に支持され、開放位置(図2)と閉鎖または接近位置(図39)との間で移動可能である。あるいは、アンビル114は、カートリッジアセンブリ116に枢動可能に嵌合され得る。実装アセンブリ104は、本体部分102の遠位部分に支持され、ツールアセンブリ106の長手方向軸が本体部分102の長手方向軸「x」で鋭角を画定する関節運動位置と、ツールアセンブリ106及び本体部分102の長手方向軸が位置合わせされる非関節運動位置との間で、本体部分102の長手方向軸「x」に対して垂直な軸の周囲にツールアセンブリ106の関節運動を促進するように、枢動可能にツールアセンブリ106を支持する。
【0019】
図5を参照すると、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110は、図示されるようにタブ及びスロット構成、または任意の他の適切な方法で相対する互いに固定される上部のハウジング半部120a及び下部のハウジング半部120bを有する内側ハウジング120を含む。。上部及び下部のハウジング半部120a、120bは、駆動部材124及び第1の関節運動リンク126を摺動可能に受容する導管121a、121bを画定する。上部及び下部のハウジング半部120a、120bは、半部120a、120bの分離を防止する近位本体チューブ128内で受容される。
【0020】
上部のハウジング半部120aの近位部分は、嵌合部分108を画定し、アダプタアセンブリ30(図1)の遠位部分を、差込み型嵌合配置内に取外し可能に係合する係合突起130を含む。例示的な嵌合部分の詳細説明は、共通所有の米国特許第5,865,361号(「’361特許」)を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0021】
電気コネクタアセンブリ122は、ステープラーリロード100の本体部分102の上部のハウジング半部120aの近位部分内で支持される。コネクタアセンブリ122は、コネクタベース122a及びコネクタ部材122bを含む。例示的な電気接続アセンブリの詳細議論は、共通所有の米国特許出願公開第2016/0249929号を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0022】
ステープラーリロード100の駆動部材124は、駆動ブロック132を支持する近位部分を含む。駆動ブロック132は、制御ロッド32の移動を駆動部材124の移動へと並行移動するように、アダプタアセンブリ30(図2)の制御ロット32(図2)を取外し可能に係合するように構成される。駆動ブロック132は、ステープラーリロード100がアダプタアセンブリ20(図1)に適切に固定される前に、ステープラーリロード100の発射を防止するように、ロッキングスリーブ134によって操作可能に係合される。駆動部材124の遠位移動により、駆動アセンブリ136の遠位移動が生じるように、駆動部材124の遠位部分が駆動アセンブリ136のかぎ状近位部分と係合するスロット125を画定する。
【0023】
駆動ブロック132及びロッキングスリーブ134を収容するために太径部分110を有するステープラーリロード100を提供することにより、以下に説明するステープラー10の他の構成要素と同様に、例えば、細径部分112の径が、8mmのトリカールアセンブリ(図示せず)内で受容され得るように約8mmに最小化され得る。太径部分110は、約12mm以上の径であり得る。
【0024】
依然として図5を参照すると、第1の関節運動リンク126は、ステープラーリロード100がアダプタアセンブリ30に固定されると、アダプタアセンブリ30(図1)の関節運動軸(図示せず)と係合するように構成されるかぎ状近位部分126aを画定する。第1の関節運動リンク126の遠位部分126bは、第2の関節運動リンク138の近位部分138aと係合する。かぎ及び刻み目形状ならびに対応する細長い溝形状を有することが示されるが、第1の関節運動リンク126の遠位部分126b及び第2の関節運動リンク138の近位部分138aのそれぞれは、任意の適切な方法で互いに固定されてよい。
【0025】
第2の関節運動リンク138の近位部分138aは、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110内で摺動可能に位置付けられる。第2の関節運動リンク138の遠位部分138bは、第2の関節運動リンク138の長手方向移動により、長手方向軸の周囲のツールアセンブリ106の枢動移動が生じるように、本体部分102の長手方向軸からずれた場所で、実装アセンブリ104の下部の実装金具142に枢動可能に接続される第1の関節運動部材140aと係合する。
【0026】
ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112は、外側チューブ146内で受容される上部及び下部の半部144a、144bを有する内側本体144を含む。上部及び下部の半部144a、144bは、駆動部材124及び駆動アセンブリ136を摺動可能に受容する第1の導管143aを画定する。上部及び下部の半部144a、144bは、第2の関節運動リンク138を摺動可能に受容する第2の導管143bも画定する。上部及び下部の半部144a、144bのそれぞれの遠位末端は、カットアウト145a、145bも画定する。外側チューブ146は、外側チューブ146を、本体部分102の太径部分110の上部及び下部のハウジング半部120a、120bに固定するために近位フランジ146aを含む。外側チューブ146は、上部及び下部のハウジング半部120a、120bそれぞれの突起230a、230b(図20)を受容するために、それぞれの開口部147a、147b(図20)を画定する。
【0027】
上述の通り、ツールアセンブリ106は、アンビルアセンブリ114及びカートリッジアセンブリ116を含む。アンビルアセンブリ114は、導管(図示せず)を画定するように、アンビル本体150、及びアンビル本体150の上側に固定されるアンビルカバー152を含む。実施形態では、ステープルポケット151は、アンビル本体150に直接形成される。選択的に、アンビル本体150はアンビルプレート(図示せず)と共に提供されてよい。実施形態では、アンビル本体150は、例えば一体構造など、一体化されてよい。実施形態では、ステープルポケットは、マイクロ電解分離(MED)を使用して形成されてよい。実施形態では、アンビル本体150は、潤滑ハードコーティングを含んでよい。
【0028】
実施形態では、切開用器先端部154は、アンビル本体150の遠位部分に支持される。アンビル本体150は、凹151(図37)及びステープラーリロード100の駆動アセンブリ136の動作部分156の一部分を摺動可能に受容するように寸法決めされる、長手方向スロット153を受容する複数のステープルを画定する。アンビル本体150の近位部分は、実装アセンブリ104の上部の実装金具162の枢軸部材または突起162aを受容するための孔157を画定する金具150aを含む。
【0029】
実施形態では、繊維切開用器154は、摩擦嵌め、接着剤、溶接、機械的ファスナー、または任意の適切な方法を用いてアンビルアセンブリ114の遠位部分に固定される。繊維切開用器154は、先細り構成を有し、ツールアセンブリ106が手術部位に隣接した組織の周囲で操作可能となるようにカートリッジアセンブリ116の遠位部分が遠心に伸長する。繊維切開用器154は、図示されるように、アンビルアセンブリ114の遠位部分に取付けられてよい、またはアンビルアセンブリ114と一体化、及び/またはアンビルアセンブリ114とモノリシックに形成されてよい。あるいは、繊維切開用器154は、カートリッジアセンブリ116に取付けられてもよい。加えて、アンビルアセンブリ114は、従来技術で既知なように、縫合され、切開される組織を強化するように、バットレス材料(図示せず)を含んでよい。
【0030】
いくつかの実施形態では、カートリッジアセンブリ116は、導管164及び導管164内で受容されるステープルカートリッジ166を含む。ステープルカートリッジ166は、スナップ嵌め接続、または任意の適切な方法で導管164に取付け可能でよく、以下のステープル処理手技後に取換えできるように取外し可能でよいことが構想される。例示的な取換え可能なステープルカートリッジアセンブリの詳細説明は、共通所有の米国特許出願公開第2012/0286021号を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0031】
導管164は、アンビル本体150に形成された開口部151a及び導管164に形成された開口部151bから伸長する枢軸ピン168によってアンビル本体150に枢動可能に固定される。ステープルカートリッジ166は、ツールアセンブリ106の径の縮小を促進するように、メススロット171bの各側面にステープル保持スロット171aの2列のみを画定してよいカートリッジ本体170を含む。メススロット171bは、動的締付け部材156aの通過を促進するように、導管164において画定された細長いスロット165と位置合わせされる。ステープル保管スロット171aは、カートリッジ本体170の組織接触面に沿って位置付けられ、アンビル本体150のステープル形成凹151(図37)と位置合わせされる。各ステープル保管スロット171aは、ファスナーまたはステープル「S」及び押出具174を受容するように構成される。カートリッジシールド172は、押出具174が浮くことを可能にし、押出具174が、移送中及び使用前にそれぞれのステープル保管スロット171aから出ることを防止する。カートリッジ本体170からステープル「S」が続いて排出されるように、作動そり176はカートリッジ本体170を通って長手方向に通過し、押出具174と係合するように位置付けられる。例示的なカートリッジアセンブリ詳細説明は、共通所有の米国特許出願公開第2013/0098965号(「’965刊行物」)を参照されたく、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0032】
実装アセンブリ104は、上部の実装金具162及び下部の実装部材142を含む。上部及び下部の実装金具162、142の各自は、それぞれ枢軸部材または突起162a、142a(図33)を含む。上述したように、枢軸部材162aは、上部の実装金具162をアンビル本体150に固定するように、アンビル本体150の金具150aの孔157内で受容される。第1の嵌合部材178は、枢軸部材162aも受容する開口部179を画定する第1の部分、及びステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の上半部144aの遠位部分で画定されたカットアウト145a内で受容する第2の部分を有する。下部の実装金具142の枢軸部材142aは、第2の嵌合部材180の第1の部分で画定された開口部181において受容される。第2の嵌合部材180は、下部の実装金具142をステープラーリロード100の本体部分102の内側本体140の下部のハウジング半部144bに駆動可能に固定するように、本体部分102の下部のハウジング半部144b内で画定されたカットアウト145b内で受容される第2の部分を有する。
【0033】
枢軸ピン168は、下部の実装金具142を導管164に固定するように、アンビル本体150に形成された開口部151a及び導管164に形成された開口部151bから伸長し、下部の実装金具142に形成された開口部141において受容される。上部及び下部の実装金具162、142は、ピン部材182a、182bによって共に固定される。
【0034】
図5~13を参照すると、ステープラーリロード100が外科用ステープラー10(図1)のアダプタアセンブリ30(図1)に適切に取付けられるまで、駆動アセンブリ136の軸移動を防止するように、ロックアセンブリ200は、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110の近位部分に支持される。ロックアセンブリ200は、駆動部材124の近位部分に支持された駆動ブロック132を含み、回転可能スリーブ134は、駆動部材124の長手方向移動を防止するように、駆動ブロック132と選択的係合するように構成される。回転可能スリーブ134は、本体部分102のハウジング120の近位部分の周囲に実装され、近位に伸長する2つのフィンガー202aを含む。回転可能スリーブ134は、遠位に伸長するフランジ202bも含む。ロックプレート204は、ステープラーリロード100の本体部分102の内側ハウジング120の下部のハウジング半部120bのカットアウト201a内に摺動可能に保持され、駆動部材124の前方移動を防止するように、ステープラーリロード100のアダプタアセンブリ30(図1)への取付け中に、回転可能スリーブ134のフランジ202bが遠位に伸長することによって係合されるように位置付けられる。
【0035】
回転可能スリーブ134は、回転可能スリーブ134が第1またはロックされた位置にあるときに、駆動ブロック132の移動を遮断するように、駆動ブロック132の通路に下向きに伸張するブロッキングフィンガー202cも含む。図11及び13の矢印「A」によって示されるように、回転可能スリーブ134が回転するときに、ブロッキングフィンガー202cは、駆動ブロック132の長手方向移動、及びそれにより駆動部材124の長手方向移動を促進するように、駆動ブロック132と係合した第1の位置(図8)から、駆動ブロック132から離間した第2の位置(図11)へと移動される。
【0036】
特に図7を参照すると、回転可能スリーブ134が下部のハウジング半部120bの近位部分の周囲に位置付けされると、ロッキングスリーブ134の近位に伸長するフィンガー202aは、上部のハウジング半部120aに突起130との位置合わせで位置付けられる。近位に伸長する各フィンガー202aは、第1の位置にスリーブ134を取外し可能に保持するように、上半部120aの外側表面に形成されたそれぞれの凹部205に受容される内向きに伸長する突起203を含む。ステープラーリロード100がアダプタアセンブリ30(図1)に取付けられると、ステープラーリロード100の近位部分は、アダプタアセンブリ30(図1)の遠位部分に挿入され、ステープラーリロード100及びアダプタアセンブリ30の差込み型嵌合構成要素と係合するように回転される。アダプタアセンブリ30がステープラーリロード100との関連で回転されると、第1の位置(図8)から第2の位置(図11)へとステープラーリロード100の内側ハウジング120の周囲で回転可能スリーブ134が回転するように、アダプタアセンブリ30の一部分は回転可能スリーブ134の近位に伸長するフィンガー202aと係合する。
【0037】
ステープラーリロード100は、ステープラーリロード100の操作を防止するように構成された輸送ロック208と共に提供される。輸送ロック208は、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110に選択的に固定され、駆動部材124の軸移動を防止するように、駆動部材124における開口部123cを通って伸長する。輸送ロック208は、ステープラーリロード100が作動デバイス20(図1)に適切に固定された後にのみ、ステープラーリロード100の本体部分102から分離するように構成される。
【0038】
上述の通り、第1の位置から第2の位置への回転可能スリーブ134の回転は、回転可能スリーブ134の遠位に伸長するフランジ202bがロックプレート204と係合することも引き起こす。特に図12及び13を参照すると、ロックプレート204は、下部のハウジング半部120bのカットアウト201内で受容され、ステープルリロード100がアダプタアセンブリ30(図1)に適切に固定されるまで、ステープルリロード100の本体部分102との係合から輸送ロック208(図7)の取外しを防止するように構成される。より詳細には、ロックプレート204は、ばね210によって近位に傾き、輸送ロック208のロッキングピン212を取外し可能に係合するためにロックスロット205を画定する。ロックスロット205は、輸送ロック208のロッキングピン212の刻み目部分212a(図7)の周辺で受容されるようにサイズ調整された細径部分205aを含み、ロッキングピン212の全体から太径部分205bが受容され得る。
【0039】
回転可能スリーブ132の回転中に、回転可能スリーブ134の遠位に伸長するフランジ206が、ロックプレート204のカム面204aと係合し、図13の矢印「B」によって示されるように、ばね210の傾きに対してロックプレート204を遠位方向に移動することを引き起こす。ロックプレート204が近位位置(図12)から遠位位置(図13)に移動すると、ロックスロット205は、ロッキングピン212の刻み目部分212aの周囲に位置付けられた細径部分205a所有から、ロッキングピン212の周囲に受容された太径部分205b所有へと移動される。太径部分205b内に位置付けられたロッキングピン212の刻み目部分212aにより、ロッキングピン212がステープラーリロード100から引き上げられ得る。この方法では、ロックプレート204の遠位移動により、ステープラーリロード100との係合から輸送ロック208のロッキングピン212の取外しが可能となる。
【0040】
ここで図14を見てみると、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110に固定された、輸送ロック208が示される。特に、輸送ロック208の湾曲アーム208aは、本体部分102の太径部分110の近位本体チューブ128の周囲で受容され、ロッキングピン212は、ハウジング120の上部及び下部のハウジング半部120a、120bにおける開口部から、ならびにロックアウトシールド222及び駆動部材124における開口部から受容される。この方法では、駆動部材124は、あらゆる方向の長手方向移動を妨げられる。ロッキングピン212の刻み目部分212aは、ステープルリロード100がアダプタアセンブリ30(図1)に適切に固定される前に、輸送ロック208がステープラーリロード100から偶然係脱することを防ぐように、ロックプレート204によって係合される。
【0041】
ここで図15を参照すると、アダプタアセンブリ30(図1)へのステープラーリロード100の取付け中の回転可能スリーブ134の回転中に、ロックスロット205の太径部分205bを輸送ロック208のロッキングピン212と位置合わせするように、ロックプレート204が、回転可能スリーブ134(図13)のフランジ202bとの係合を介して遠位に移動される。この方法では、ロッキングプレート204が、ロッキングピン212がステープラーリロード100の本体部分102にそれ以上固定されないようにロッキングピン212内から係脱され、輸送ロック208は、ステープラーリロード100の本体部分102から自由に分離される。輸送ロック208のハンドル部分208bは、握られ、本体部分102から輸送ロック208の分離を促進するように構成される。より詳細には、輸送ロック208のアーム208aのばね力に打ち勝ち、ステープラーリロードの本体部分102から輸送ロック208を取外せるように、ハンドル部分208bは、使用者が輸送ロック208をステープラーリロード100の本体部分102から放射状に外向きに引くことを可能にする。
【0042】
簡単に図16を見ると、輸送ロック208(図15)がステープラーリロード100から一度分離されると、ステープラーリロード100は使える状態である。
【0043】
ここで図5及び18~23を参照すると、ステープラーリロード100の本体部分102の太径部分110は、ステープラーリロード100の発射に続く駆動部材124のその後の前進を防止するように、ロックアウトアセンブリ220を含む。ロックアウトアセンブリ220は、ロックアウトシールド222及びロックアウト部材224を含む。ロックアウトシールド222は、駆動部材124の近位部分の周囲に摺動可能に配置され、近位に伸長し、外向きに傾いた一対のシールドランス226a(図19及び20)及び遠位に伸長する一対のシールドフィンガー226bを含む。シールドランス226aは、ステープラーリロード100の作動後に、ロックアウトシールド222の引込みを防止するように操作する。シールドフィンガー226bは、ステープラーリロード100の作動前に、すなわち、ロックアウトシールド222が遠位に移動される前に(図17)、駆動ブロック132との係合においてロックアウトシールド222を維持するように近位の一対の駆動部材124の刻み目123a(図5)と係合する。駆動ブロック132及びロックアウトシールド222(図21)の前進後、シールドフィンガー226bは、駆動部材134の引込み後に駆動部材124を保持することを補助するように、遠位の一対の刻み目123b(図5)と、駆動部材124(図17)において係合する。
【0044】
特に図19及び21を参照すると、ロックアウト部材224は、本体部分102の内側ハウジング120内で枢動可能に保持され、ばね部材、例えば板ばね225によって、ステープラーリロード100(図26)の発射の前にロックアウトシールド222との係合へ、及びステープラーリロード100の作動に続く駆動部材124の引込みの後に駆動部材124との係合へと、放射状に内向きに傾いた近位部分224aを含む。
【0045】
特に図20を参照すると、ステープラーリロード100の作動中に、アダプタアセンブリ30(図2)のコネクタロッド32(図2)による駆動ブロック132の係合は、図20の矢印「C」によって示されるように、駆動部材124及びロックアウトシールド222が遠位に前進することを引き起こす。駆動ブロック132が前進すると、ロックアウトシールド222はステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の外側チューブ146へと遠位に移動される。ロックアウトシールド222が外側チューブ146内で一度受容されると、ロックアウトシールド222のシールドランス226aは、ハウジング120の上部及び下部のハウジング半部120a、120bそれぞれに形成された突起230a、230bと係合する。上部及び下部のハウジング半部120a、120bそれぞれの突起230a、230bとシールドランス226aの係合は、駆動部材124が作動ストローク後にその初期位置に引込まれるので、ロックアウトシールド222の近位移動を防止する。
【0046】
ここで特に図21を参照すると、駆動部材124がその初期位置に戻ると、上述の通り、ステープラーリロード100の作動ストローク後、ロックアウトシールド222は、ロックアウトシールド222のシールドランス226aがロックアウトシールド222の近位移動を防止するため、ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分110の外側チューブ146内に残留する。ロックアウトシールド222が、駆動部材124の近位部分の周囲で受容されることなく、ロックアウト部材224の近位部分224aは、駆動部材124と直接係合する。初期作動後、続いて起こるステープラーリロード100のいずれかの未遂作動中に、ロックアウト部材224の近位部分224aは、駆動部材124の近位部分の遠位にあるフランジ232と係合し、それによって駆動部材124のさらなる遠位移動を防止するだろう。
【0047】
図23に示されるように、ロックアウトリセット開口部229は、ロックアウトアセンブリ220の変更を可能にするように、ステープラーリロード100の本体部分102のハウジング120において提供される。特に、ツール、例えばスクリュードライバ234は、ロックアウトリセット開口部229から受容されてよく、矢印「D」によって示されるように、ロックアウト部材224の遠位部分224bと係合されてよく、矢印「E」によって示されるように、駆動部材124のフランジ232(図22)との係合からロックアウト部材224の近位部分224aを旋回する。
【0048】
簡単に図24~26を参照すると、上記したように、第1の関節運動リンク126は、ツールアセンブリ106の関節運動を制御するように、アダプタアセンブリ30(図1)の関節運動機構(図示せず)に取外し可能に嵌合される。より具体的には、アダプタアセンブリ30の関節運動機構が操作されると、第1の関節運動リンク126が前進(または引込まれ)、第2の関節運動リンク138の対応する前進(または引込み)を引き起こす。第2の関節運動リンク138の遠位部分は、実装アセンブリ104の下部の実装金具142のピン部材182aに枢動可能に接続される第1の関節運動部材140aと係合する。図26に示されるように、ピン部材182aは、図24の矢印「F」によって示されるように、第1の関節運動部材140aの長手方向移動により、垂直軸の周囲でツールアセンブリ106の枢動移動が生じるように、本体部分102の長手方向軸からずれた場所で位置付けられる。
【0049】
第2の関節運動部材140bは、第1の関節運動部材140aと平行に位置付けられ、実装アセンブリ104の下部の実装金具142のピン部材182bと係合する。第1及び第2の関節運動部材140a、140bの各自は、ステープラーリロード100の本体部分102とツールアセンブリ106との間で伸長する吹出しプレート250を支持するために、それぞれ湾曲支持面141a、141bを含む。
【0050】
図27~29を参照すると、ステープラーリロード100は、駆動部材124及び第2の関節運動リンク138周辺にシールを作成するために空気圧シール240を含む。空気圧シール240は、円形ベース部分240a及びベース部分240aから伸長するフランジ部分240bを含む。ベース部分240aは、ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の内側本体144の近位部分を流動的にシールするように構成される。フランジ部分240bは、本体部分102の細径部分112の内側本体144の近位部分と係合する。空気圧シール240は、駆動部材124をシーリング方法で収容するために中央開口部241aを画定する。空気圧シール240は、第2の関節運動リンク138を収容するために刻み目241bをさらに画定する。空気圧シール240は、本体部分102の細径部分112の内側本体144内に配置され、駆動部材124と第2の関節運動リンク138と内側本体144の各自の間にシールを構築する。
【0051】
ここで図30~34を参照すると、ステープラーリロード100の実装アセンブリ104は、上部及び下部の実装金具162、142、及び第1及び第2の嵌合部材178、180を含む。上述の通り、第1及び第2の嵌合部材178、180の各自は、それぞれの下部及び上部の実装金具142、162の枢軸部材142a、162aを受容するためにそれぞれ開口部179、181を含む。より詳細には、第1及び第2の嵌合部材178、180の開口部179、181の各自はそれぞれ、上部及び下部の実装金具162、142のそれぞれの枢軸部材142a、162aから伸長するタブ142b、162b(透視で示した、図30)を受容する刻み目179a、181a(図31)を含む。この方法では、第1及び第2の嵌合部材178、180の各自は、それぞれの枢軸部材142a、162aのそれぞれのタブ142b、162bと位置合わせされたそれぞれの第1及び第2の嵌合部材178、180のそれぞれの刻み目179a、181aを有するそれぞれの枢軸部材142a、162aの周囲で受容される。第1及び第2の嵌合部材178、180は、ロックが解除された位置(図33)、すなわち第1及び第2の嵌合部材178、180がステープラーリロード100の長手方向軸「x」に垂直に配置される位置から、ロックされた位置(図34)、すなわち第1及び第2の嵌合部材178、180をそれぞれの下部及び上部の実装金具142、162に固定するように、長手方向軸「x」との位置合わせで第1及び第2の嵌合部材178、180が配置される位置、に回転される。この方法では、ステープラーリロード100のツールアセンブリ106を本体部分102に対して関節運動するために、実装アセンブリ104はリベットなしの枢軸アセンブリを作成する。
【0052】
上記したように、本体部分102の上部及び下部のハウジング部120a、120bの各自は、カットアウト145a、145b(図5)を含む。第1及び第2の嵌合部材178、180の各自は、カットアウト145a、145b内で受容される折返し部分178a、180aを含む。第1及び第2の嵌合部材178、180それぞれの折返し部分178a、180aにより、ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の内側本体144の上部及び下部の半部144a、144bそれぞれとの係合の強度が増す。
【0053】
図35を参照すると、実施形態では、駆動アセンブリ136は、弾力材料(例えばステンレス鋼、ばね鋼)の複数の積み重ねシート136a~dから形成される。駆動アセンブリ136の材料のシート136a~dの各自の遠位部分は、溶接などによって動的締付け部材156aに固定される。シート136a~dの近位末端は、かぎ形状であり、駆動部材124の長手方向移動により、駆動アセンブリ136の長手方向移動が生じるように、駆動部材124の遠位部分においてスロット125で受容される。
【0054】
図35において最も明確に示されるように、動的締付け部材156aは、動的締付け部材156aの垂直支材158に支持または形成されたメス156bを含む。動的締付け部材156aは、上部のフランジ158a及び下部のフランジ158bを含む。上部のフランジ158aは、アンビルアセンブリ114の空洞(図示せず)内で摺動可能に受容されるように位置付けられ、下部のフランジ158bは、カートリッジアセンブリ116の導管164の外側表面164a(図37)に沿って摺動可能に位置付けられる。実施形態では、動的締付け部材156a及び導管164の一方またはその両方が、ハードコーティングで潤滑される。駆動アセンブリ136の遠位移動は、初めに下部のフランジ158bが、導管164に形成されたカム表面164bとの係合へと前進し、カートリッジアセンブリ116が、閉鎖または接近位置(図38)までアンビルアセンブリ114に向かって回転する。
【0055】
その後、動的締付け部材156aがツールアセンブリ106から移動すると、駆動アセンブリ136の前進により、アンビルアセンブリ114と動的締付け部材156aに隣接するカートリッジアセンブリ116との間の最大組織間隔を徐々に画定する。実施形態では、動的締付け部材156a及び/または導管164の少なくとも一部が、摩擦減少材料から形成、及び/または摩擦減少材料でコーティングされ、ステープラーリロード100から動的締付け部材156aの実質的に無摩擦通過を促進することによって、外科用ステープラー10を発射するのに必要な力を最小限にする。例示的な駆動アセンブリ及び動的締付け部材の詳細説明は、’965刊行物を参照されたく、その内容は予め本明細書に組み込まれている。
【0056】
図38を参照すると、吹出しプレート250は、ステープラーリロード100の直線及び関節運動発射中に駆動アセンブリ136のバックリングを防止するように、駆動アセンブリ136の各側面に位置付けられる。吹出しプレート250は、ステープラーリロード100の本体部分102とツールアセンブリ106との間でエクストポーション(extportion)する。吹出しプレート250の各自の遠位部分250bは、実装アセンブリ104の下部の実装金具142にしっかりと固定される。実施形態では、吹出しプレート250の各自の遠位部分250aは、(図30において透視で示された)下部の実装金具142に形成されたスロット内(図示せず)でプレス固定され、吹出しプレート250の各自の遠位部分250bを下部の実装金具142に軸方向に固定する。第1及び第2の関節運動部材140a、140bの各自は、吹出しプレート250の外側表面を支持するために、それぞれ湾曲部分141a、141bを含む。
【0057】
関節運動位置において、ツールアセンブリ106を用いてステープル「S」を発射するようにカートリッジ本体170を通って動的締付け部材156aを前進させるようにアセンブリ136が前進されると、吹出しプレート250は駆動アセンブリ136が外向きにバックリングするのを防止する。
【0058】
図40及び41を見てみると、そり176は、動的締付け部材156aのすぐ近くの遠位の位置で、カートリッジ本体170内で支持される。動的締付け部材156aの遠位部分は、カートリッジアセンブリ116のカートリッジ本体170を通って、そり176と係合し、駆動するように位置付けられる。そり176は、カートリッジ本体170からステープル「S」を排出するように、カートリッジアセンブリ116内に位置付けられた押出具174と係合するように位置付けられた第1及び第2のカム部材176a、176bを含む。各押出具174は、カートリッジ本体170のメススロット171bの片面に位置付けられた2つのステープル「S」を支持する。上述の通り、カートリッジアセンブリ116は、カートリッジ本体170内に押出具176を保管するためにカートリッジシールド172を含む。より詳細には、カートリッジシールド172は、押出具176が浮くことを可能にし、押出具174が移送中にステープル保管スロット171aから出ることを防止する。
【0059】
ここで図42~44を参照すると、外科用ステープラー10は、ステープラーリロード100がより細径を有することを可能にする負荷通路に沿って作動力を分散させるように構成される。負荷通路は、駆動アセンブリ136(図35)の動的締付け部材156a(図35)のメス156b(図35)を用いて、組織から切開すること(図示せず)から始まる。より具体的には、本開示の外科用ステープラー10において、動的締付け部材156aからアンビル及びカートリッジアセンブリ114、116に負荷が移され、同時に動的締付け部材156aはそれを通って動く。次に負荷は、アンビル及びカートリッジアセンブリ114、116から、枢軸ピン168によって下部の実装金具142に移される。実装アセンブリ104の下部及び上部の実装金具142、162それぞれの第1及び第2の枢軸部材142a、162aは、負荷を下部及び上部の実装金具142、162から第1及び第2の嵌合部材178、180に移す。第1及び第2の嵌合部材178、180は、負荷を、ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の内側本体144に移す。
【0060】
ここで特に図42を参照すると、ステープラーリロード100の本体部分120の細径部分112の内側本体104が、ディンキングプレート254を受容するためにカットアウト253を画定する。ディンキングプレート254は、ステープラーリロード100の本体部分102の細径部分112の外側チューブ146にあるディンキングランス256と係合するように位置付けられる。ディンキングプレート及びランス254、256は、本体部分102の細径部分112の内側本体104からステープラーリロード100の太径部分110の内側ハウジング120に負荷を移すために操作する。内側ハウジング120は、アダプタアセンブリ30(図1)を介して作動デバイス20(図1)に負荷を移す。
【0061】
当業者であれば、特に本明細書に記載され、添付図面に図示されたデバイス及び方法が非限定的な代表的実施形態であることを理解するであろう。一例示的実施形態に関連して図示または記載された要素及び特徴は、本開示の範囲を逸脱することなく、別の要素及び特徴と組み合わせてよいことが構想される。同様に、当業者であれば、上述した実施形態に基づき、本開示のさらなる特徴及び利点を理解するであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲によって示される以外は、特に示され、記載されることによって限定されない。
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