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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-12
(45)【発行日】2022-05-20
(54)【発明の名称】作業機
(51)【国際特許分類】
   A01B 35/00 20060101AFI20220513BHJP
【FI】
A01B35/00 C
A01B35/00 B
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018008655
(22)【出願日】2018-01-23
(65)【公開番号】P2019126273
(43)【公開日】2019-08-01
【審査請求日】2020-12-18
(73)【特許権者】
【識別番号】390010836
【氏名又は名称】小橋工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】頭司 宏明
(72)【発明者】
【氏名】草野 宏行
【審査官】小島 洋志
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-026852(JP,A)
【文献】特開平07-327402(JP,A)
【文献】特開平06-022604(JP,A)
【文献】特開平09-308305(JP,A)
【文献】特開2004-129582(JP,A)
【文献】特開2000-135003(JP,A)
【文献】特開2017-060495(JP,A)
【文献】特開平07-241101(JP,A)
【文献】特開平09-238503(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105393659(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01B 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機体の後部に装着され、土手の右側の法面を整形する右側法面整形部と、土手の左側の法面を整形する左側法面整形部と、土手の上面を整形する上面整形部と、を有する整形体を備えた作業機であって、
複数の耕耘爪を有し、シールドカバーを有するロータ部と、
前記シールドカバーと離隔して左右に移動可能に配置され、前記ロータ部によって飛散した土を前記整形体の前方に落とすカバー部と、
前記左側法面整形部に土を寄せる第1土寄せ部と、
前記右側法面整形部に土を寄せる第2土寄せ部と、
を備え、
前記右側法面整形部と前記左側法面整形部とは、概形が略一致し、向かい合わせに配置される、
作業機。
【請求項2】
前記第1土寄せ部及び前記第2土寄せ部は、円盤状である請求項に記載の作業機。
【請求項3】
前記第1土寄せ部及び前記第2土寄せ部は、耕耘爪が設けられた爪軸を備える請求項に記載の作業機。
【請求項4】
前記第1土寄せ部は、前記第1土寄せ部を支持する支持部材によって、地面からの高さを調整することが可能であり、前記第2土寄せ部は、前記第2土寄せ部を支持する支持部材によって、地面からの高さを調整することが可能である、請求項乃至請求項の何れか一項に記載の作業機。
【請求項5】
走行機体の後部に装着され、土手の右側の法面を整形する右側法面整形部と、土手の左側の法面を整形する左側法面整形部と、土手の上面を整形する上面整形部と、を有する整形体を備えた作業機であって、
前記整形体の前方に設けられ、回転軸となる爪軸と、前記爪軸に配置された複数の装着部と、前記複数の装着部のそれぞれに配置された複数の耕耘爪と、を有する耕耘ロータ部を有し、
前記右側法面整形部と前記左側法面整形部とは、概形が略一致し、向かい合わせに配置され、
前記爪軸の一方は、第1支持部材によって前記左側法面整形部に支持され、
前記爪軸の他方は、第2支持部材によって前記右側法面整形部に支持される、作業機。
【請求項6】
前記作業機は、前記作業機を基準として前記走行機体が位置する方向に対して側方にオフセットした位置に配置される、請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の作業機。
【請求項7】
前記右側法面整形部及び前記左側法面整形部は、それぞれがプレス一体型構造である、
請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の作業機。
【請求項8】
前記右側法面整形部及び前記左側法面整形部は、それぞれが複数の整形板を連結して構成される、
請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の作業機。
【請求項9】
前記右側法面整形部を構成する整形板と、前記左側法面整形部を構成する整形板とは、
略左右対称に配置される、
請求項に記載の作業機。
【請求項10】
前記作業機は、畦塗り機である、請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、圃場を区割りするとき、例えば、区割りされた圃場と圃場との間で水漏れを防ぐために、土手を形成する。土手の形成方法の一つに、円錐台形状の法面整形部(左側法面整形部)と、その回転軸方向に連結される円筒形状の上面整形部とを含む整形体を有する作業機によって、土手の上面及び一方の法面(左側の法面)を形成した後に、作業機の向きを変えて、土手の上面及び他方の法面(右側の法面)を形成するといった、少なくとも同様の作業を二回行う方法がある。また、土手の他の形成方法の一つに、当該整形体に、土手の右側の法面を整形する外側法面整形部(右側法面整形部)を取り付けることによって、土手の上面、左側の法面、及び右側の法面を、一回の作業で形成する方法がある。このような整形体を備えた作業機は、トラクタ等の走行機体に牽引され、走行時に整形体を回転させることにより、上面と左側の法面と右側の法面とを有する土手を形成することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、土手形成部に土を供給して形成した土盛り部の外面部分を、練り上げ状態に固く締め固めて凹凸の少ない強固な土手を形成する作業機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平6-22604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、土手を形成するため、特開平6-22604号公報の図9の実施態様を用いて、作業機によって同様の作業を2回行う場合は、作業に時間を要し、作業効率が低くなってしまう可能性があった。また、作業機によって同様の作業を2回行う場合、圃場に残されたスペースが狭く、2回目の作業(右側法面の整形)が難しくなることがあった。また、作業機によって同様の作業を2回行う場合は、土手の幅が一定にならずに、変わってしまう可能性があった。さらに、土手を形成するため、特開平6-22604号公報の他の実施態様を用いて、整形体に右側法面整形部を取り付けた作業機によって作業を行う場合は、右側法面整形部を取り付ける作業が必要であり、作業が煩雑になり、作業効率が低くなる可能性があった。さらにまた、土手の形成に必要な土を供給するための土盛り部が有する整形体が、土手の片側のみに設けられ、特に、土の量が少ない場合、土が強固に塗りこまれた崩れにくい法面が形成されない可能性や、法面が土手の裾まで形成されない可能性があった。
【0006】
本発明は、土手を強固に整形することができるとともに、土手を形成する作業効率が高い作業機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、走行機体の後部に装着され、土手の右側の法面を整形する右側法面整形部と、土手の左側の法面を整形する左側法面整形部と、土手の上面を整形する上面整形部と、を有する整形体を備えた作業機であって、右側法面整形部と左側法面整形部とは、概形が略一致し、向かい合わせに配置される。
【0008】
作業機を基準として走行機体が位置する方向を前方とし、複数の耕耘爪を有し、シールドカバーを有するロータ部と、前記ロータ部によって飛散した土を整形体の前方に落とすカバー部と、左側法面整形部に土を寄せる土を寄せる第1土寄せ部と、右側法面整形部に土を寄せる土を寄せる第2土寄せ部と、を有していてもよい。
【0009】
第1土寄せ部及び第2土寄せ部は、円盤状であってもよい。
【0010】
第1土寄せ部及び第2土寄せ部は、それぞれが耕耘爪が設けられた装着部を有する回転軸を備えていてもよい。
【0011】
第1土寄せ部は、第1土寄せ部を支持する支持部材によって、地面からの高さを調整することが可能であり、第2土寄せ部は、第2土寄せ部を支持する支持部材によって、地面からの高さを調整することが可能であってもよい。
【0012】
作業機を基準として走行機体が位置する方向を前方とし、整形体の前方に設けられ、回転軸となる爪軸と、爪軸に配置された複数の装着部と、複数の装着部のそれぞれに配置された複数の耕耘爪と、を有する耕耘ロータ部、を有していてもよい。
【0013】
爪軸の一方は、第1支持部材によって左側法面整形部に支持され、爪軸の他方は、第2支持部材によって右側法面整形部に支持されていてもよい。
【0014】
当該作業機は、作業機を基準として走行機体の走行位置が位置する方向に対して側方にオフセットした位置に配置されてもよい。
【0015】
右側法面整形部及び左側法面整形部は、それぞれがプレス一体型構造であってもよい。
【0016】
右側法面整形部及び左側法面整形部は、それぞれが複数の整形板を連結して構成されてもよい。
【0017】
右側法面整形部を構成する整形板と、左側法面整形部を構成する整形板とは、略左右対称に配置されてもよい。
【0018】
当該作業機は、畦塗り機であってもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、土手を強固に整形することができるとともに、土手を形成する作業効率が高い作業機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】一実施形態における作業機を上方から見た概略図である。
図2】一実施形態における作業機を前方から見た概略図である。
図3】(a)は一実施形態における作業機が有する整形体を後方から見た概略図であり、(b)は一実施形態における作業機が有する整形体を後方から向かって左側の斜め上方から見た概略図である。
図4】一実施形態における作業機を上方から見た概略図である。
図5】一実施形態における作業機を上方から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して本発明の作業機の実施形態について説明する。但し、本発明の作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】
また、本明細書等においては、説明の便宜上、上方(上部)又は下方(下部)という語句を用いて説明するが、上方(上部)は重力が働く方向と180°反対の方向を示し、下方(下部)は重力が働く方向を示す。同様に、前方(前側)又は後方(後側)という語句を用いて説明するが、前方(前側)は作業機を基準として走行機体が位置する方向を示し、後方(後側)は前方とは180°反対の方向を示す。同様に、左方(左側)又は右方(右側)という語句を用いて説明するが、左方(左側)は、作業機を基準として走行機体が位置する方向に対して左側の方向を示し、右方(右側)は、作業機を基準として走行機体が位置する方向に対して、左方(左側)とは180°反対の方向を示す。
【0023】
1.第1実施形態
1-1.作業機の構成
本発明の一実施形態における作業機100の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、一実施形態における作業機100を上方から見た概略図である。図2は、一実施形態における作業機100を前方から見た概略図である。
【0024】
作業機100は、図1及び図2に示すように、トラクタ等の走行機体200の3点リンク機構220に装着される装着部110、土手の整形作業を行う整形体120、圃場の土を寄せ、整形体120に供給する土を盛る作業を行う土盛り部140a、及び、装着部110と整形体120とを連結する連結部150を備えている。なお、整形体120、及び土盛り部140aをまとめて作業部と呼ぶ場合がある。
【0025】
装着部110は、ロアリンク連結部111a、ロアリンク連結部111b、トップリンク連結部112、及び、連結部150が連結される支持部材113を備えている。また、装着部110は、走行機体のPTO軸にユニバーサルジョイント等の伝動継手を介して接続される入力軸114を備えている。さらに、装着部110は、この入力軸114に伝達された動力を連結部150の伝動機構に伝達する機構も支持部材113内に備えている。
【0026】
連結部150は、その一端が装着部110の支持部材113に支持され、他端が作業部に取り付けられている。また、連結部150は、リンク部材131及びオフセットフレーム132を備えている。リンク部材131は、一端が装着部110側に回動可能に支持され、その他端がリヤフレーム170に回動可能に支持された部材であり、整形体120の作業位置を制御するものである。オフセットフレーム132は、整形体120に動力を伝達する伝動手段を備えるとともに、一端は支持部材113に対して回動可能に取り付けられ、他端には作業部が回動可能に支持されている。
【0027】
オフセットフレーム132とリンク部材131とは平行に配置され、これらと支持部材113とで平行リンク機構を形成している。この平行リンク機構により、作業部をオフセット移動させることができる。即ち、走行機体から作業機100を任意の位置にオフセットし、土手を形成することができる。なお、連結部150の揺動に対して整形体120の作業方向は変化しない。即ち、土手を整形する作業面を維持したまま整形体120のオフセット移動が可能となる。
【0028】
本実施形態においては、オフセット制御用シリンダ133及び作業方向制御用シリンダ134の制御を容易化するために平行リンク機構を採用している。本発明の実施態様としては、オフセット制御用シリンダ133と作業方向制御用シリンダ134を独立して制御するように構成することも可能である。このような平行リンク機構を形成しない実施態様の場合でも以下の説明と同様の制御が可能である。
【0029】
整形体120は、回転軸を中心として回転自在に支持された略円錐台形状の左側法面整形部121aと、回転軸を中心として回転自在に支持された略円錐台形状の右側法面整形部121bと、左側法面整形部121aの頂部の取付基部(図示せず)及び右側法面整形部121bの頂部の取付基部(図示せず)を介して取り付けられる上面整形部122を有する。整形体120は、伝動支持ケース135内の動力伝達機構を介して回転動力が伝達されるように構成されている。整形体120は、後述する土盛り部140aなどによって供給される土を塗り固めて、上面と左側の法面と右側の法面とを有する土手を形成する役割を有する。なお、整形体120の具体的な構成については後述する。
【0030】
土盛り部140aは、土盛り用ロータ部130、スライドカバー136、第1土寄せ部142a、第2土寄せ部142b、支持部材144、第1の伸縮可能な支持部材146、第2の伸縮可能な支持部材148、及びシールドカバー149を有する。土盛り部140aは、圃場の土を掘り起こし、及び/又は、圃場の土を削り、掘り起こした土や削った土、及び、巻き上げられた土を砕土し、整形体120の前方に掘り起こした土や削った土を供給する。土盛り部140aの具体的な構成については後述する。
【0031】
整形体120の近傍には、整形体120の作業位置を検出する作業位置検出手段としての位置センサ160が装備されている。位置センサ160は、支持ケース(図示せず)から取り付けアーム161を介して整形体120の後方に配置されている。また、位置センサ160は、回転軸の回転変位を検出するポテンショメータを内蔵している。当該回転軸にセンサロッド162の一端が固定されている。センサロッド162の位置によって左側法面整形部121aと土手の左側法面との距離を検出することができる。
【0032】
なお、図示していないが、整形体120の作業方向を検出する作業方向検出手段としての角度センサを配置してもよい。この場合、角度センサは、連結部150に対する整形体120の相対的な方向変化を検出するものではなく、整形体120単独の圃場面に対する作業方向の変化を検出するものとすることが好ましい。例えば、角度センサとして、オフセットフレーム132内の伝動軸の周囲にジャイロセンサを配置してもよい。
【0033】
1-2.整形体の構成
図3を参照し、整形体の具体的な構成について説明する。
【0034】
図3(a)は、整形体120及び整形された土手30を後方から見た概略図である。図3(b)は、整形体120を後方から向かって左側の斜め上方から見た概略図である。整形体120は、回転軸を中心に矢印の方向に回転して土手を整形する作業を行う。
【0035】
左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとは、概形が略一致している。また、左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとは、略左右対称に向かい合わせに配置される。さらに、左側法面整形部121aは複数の整形板21aを連結して構成され、右側法面整形部121bは複数の整形板21bを連結して構成される。ここでは、左側法面整形部121aは8枚の整形板21aを連結して構成され、右側法面整形部121bも8枚の整形板21bを連結して構成されている。左側法面整形部121aを構成する複数の整形板21aと、右側法面整形部121bを構成する複数の整形板21bも、略左右対称に配置される。さらに、左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとは、それぞれが、リング状部材60で覆われている。なお、左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとは、概形が略一致していれば、略左右対称に配置されていなくともよい。左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとが、略左右対称な配置からずれていたとしても、土が強固に塗りこまれ、崩れにくい左側法面及び右側法面を有する土手30を形成することができる。
【0036】
地面40を基準として、作業機100によって整形された土手30の傾斜面32aと、地面40とがなす角をθとした場合、θは60°~70°程度である。しかしながら、作業機100によって整形された土手30の傾斜面32aと地面40とがなす角は60°~70°程度に限定されるものではなく、土の量が少なくても、作業機100によって傾斜面を有する土手が整形できればよい。なお、作業機100によって整形された土手30の傾斜面32bと、地面40とがなす角も、作業機100によって整形された土手30の傾斜面32aと同様である。また、左側法面整形部121aの円錐の傾斜面と、土手30の傾斜面32aとは略一致し、右側法面整形部121bの円錐の傾斜面と、土手30の傾斜面32bとが略一致してもよい。
【0037】
なお、本明細書等において、略左右対称であるとは、整形体120の回転軸に対して垂直な面に整形体120を投影したとき、左側法面整形部121aと右側法面整形部121bの概形がおおよそ一致し、左側法面整形部121aを構成する複数の整形板21aと、右側法面整形部121bを構成する複数の整形板21bの位置及び概形もおおよそ一致すること、とする。左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとが、略左右対称に向かい合わせに配置されることによって、土がより強固に塗りこまれ、より崩れにくく、対称性が高い左側法面及び右側法面を有する土手を形成することができる。また、左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとが、略左右対称に向かい合わせに配置されることによって、内側の法面(左側の法面)とともに、外側の法面(右側の法面)も、土手の裾まで土がより強固に押しつけられた、対称性が高い土手を形成することができる。
【0038】
また、本発明の一実施形態における左側法面整形部121aと右側法面整形部121bとは、それぞれが、リング状部材60で覆われることによって、左側法面整形部121a及び右側法面整形部121bの縁を保護することができる。即ち、左側法面整形部121a及び右側法面整形部121bが地面に当接したときの摩耗や、損傷を防ぐことができる。
【0039】
さらに、本発明の一実施形態における左側法面整形部121aを構成する整形板21aと右側法面整形部121bを構成する整形板21bは、図3に示した枚数に制限されるものではない。左側法面整形部121aを構成する整形板21aと右側法面整形部121bを構成する整形板21bは、例えば、2種類の整形板の組み合わせを単位として、2種類の整形板が交互に連結されることによって構成されてもよい。
【0040】
また、左側法面整形部121aは、左側法面整形部121aの最外縁(最も外側の縁)が円形となるように設計されている。ただし、これは一例であって、最外縁が円形に限定されるものではない。例えば、左側法面整形部121aの側面視(図2のように見た場合)において、左側法面整形部121aの最下端(最も下方の縁、図2に向かって最も右側の縁)が当該左側法面整形部121aの回転軸(図示せず)に対して略垂直となるように設計されてもよい。この場合、左側法面整形部121aの最外縁は円形とならないが、左側法面整形部121aの最下端を地面等に当接させて安定して載置することが可能となる。なお、右側法面整形部121bは、左側法面整形部121aと略左右対称な形状である以外は同様であるから、説明は省略する。
【0041】
上面整形部122は、複数の板状部材24が備えられている。上面整形部122は、複数の板状部材24が備えられていない、円筒状の部材であってもよい。板状部材24は、例えば、樹脂等の可撓性部材を用いることができる。上面整形部122が複数の板状部材24を備えることによって、土手の上面の土をより効果的に押しつけることができる。即ち、上面整形部122が複数の板状部材24を備えることによって、強固な土手を形成することができる。
【0042】
なお、本実施形態では、複数の整形板21aのそれぞれは、溶接により直接的に溶接されている例を示しているが、この構成に限るものではない。例えば、複数の整形板21aのそれぞれは、連結部材を介して間接的に連結するようにしてもよい。この場合、各整形板21aと連結部材とを溶接すればよい。また、接合手段として溶接を例に挙げて説明したが、これに限らず、ボルト及びナット等を用いた他の固着部材を用いて接合することにより、各整形板同士を連結することも可能である。なお、複数の整形板21bについても、複数の整形板21aと同様である。さらに、本実施形態では、左側法面整形部121aは、複数の整形板21aによって構成される例を示しているが、この構成に限るものではない。例えば、左側法面整形部121aは、一枚の板をプレスすることで、一体形成された構造(ここでは、プレス一体型構造とよぶ)であってもよい。なお、右側法面整形部121bについても、左側法面整形部121aと同様にプレス一体型構造であってもよい。
【0043】
本発明の一実施形態における作業機は、以上のような構成の整形体を有することによって、上面整形部及び整形板の土手に対する当たりを徐々に強めることができる。したがって、崩れにくい強固な土手を形成できる。
【0044】
1-3.土盛り部の構成
図1及び図2に戻って、土盛り部の具体的な構成について説明する。
【0045】
土盛り用ロータ部130は、作業方向制御用シリンダ134に接続される。また、土盛り用ロータ部130は、シールドカバー149が備えられている。図2に示すように、土盛り用ロータ部130は、例えば、複数の耕耘爪を駆動軸に装着したロータリ耕耘型の機構を採用することができる。
【0046】
土盛り用ロータ部130は、図2の矢印に示した方向に駆動軸が回転し、圃場の土を掘り起こし、及び/又は、圃場の土を削る機能を有する。また、土盛り用ロータ部130は、掘り起こした土や削った土、及び、後述する第1土寄せ部142a、又は第2土寄せ部142bによって、削り取られた土や巻き上げられた土を、砕土する役割を有する。さらに、土盛り用ロータ部130は、砕土した土を、整形体120の前方に供給する役割を有する。土盛り用ロータ部130は、シールドカバー149を備えることで、作業方向制御用シリンダ134によって、作業方向を変えることができる。また、土盛り用ロータ部130は、シールドカバー149を備えることによって、土盛り用ロータ部130が削り取った土や巻き上げられた土などの飛散を防ぐことができる。
【0047】
スライドカバー136は、支持部材144に支持される。支持部材144はサポートフレーム137に接続されている。スライドカバー136は、例えば、支持部材144の筒状部材の外側に摺動可能な筒状部材を備えて構成される。
【0048】
スライドカバー136は、土盛り用ロータ部130、後述する第1土寄せ部142a、又は第2土寄せ部142bによって、巻き上げられた土などを、整形体120の上面整形部122、左側法面整形部121a及び/又は右側法面整形部121bの前方の近傍に落とすことができる。本発明の一実施形態における作業機100は、スライドカバー136を有することによって、整形体120の上面整形部122、左側法面整形部121a及び/又は右側法面整形部121bの前方の近傍に、土を効率的に集めることができる。また、スライドカバー136は、支持部材144に沿って摺動し、スライドカバー136の位置を、図2の矢印で示したように、調整することができる。本発明の一実施形態における作業機100は、スライドカバー136の位置を調整することによって、土の量を調整し、土手のしまり具合(硬さ)、土手の仕上がり具合を改善することができる。
【0049】
第2土寄せ部142bは第1の伸縮可能な支持部材146に回動可能に支持される。第1の伸縮可能な支持部材146は支持部材144に接続される。第1の伸縮可能な支持部材146は、例えば、支持部材144の筒状部材の内側に摺動可能なサイズの筒状部材を備えることで伸縮する。本実施形態では、第2土寄せ部142bは、円盤状の形状を有する。
【0050】
第1土寄せ部142aは第2の伸縮可能な支持部材148に支持される。第2の伸縮可能な支持部材148はシールドカバー149に接続される。第2の伸縮可能な支持部材148は、第1の伸縮可能な支持部材146と同様の構成を有する。本実施形態では、第1土寄せ部142aは、第2土寄せ部142bと同様に、円盤状の形状を有する。
【0051】
第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bは、図2に示した矢印の方向に自転し、圃場の土を掘り起こし、及び/又は、圃場の土を削り、土盛り用ロータ部130の前方や、整形体120の前方に、掘り起こした土や削った土を寄せることができる。本発明の一実施形態における作業機100は、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bを有することによって、多くの土量を確保することができる。
【0052】
なお、図1によれば、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bは、整形体120の前方かつ側方に配置されているが、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bの配置は、図1に示される配置に限定されない。第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bの配置は、例えば、図1の位置よりも内側、即ち、整形体120の上面整形部122の近くに配置されてもよい。本発明の一実施形態における作業機100は、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bを上面整形部122の近くに配置することによって、より効率的に、多量の土を整形体120に集めることができる。
【0053】
また、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bは、第2の伸縮可能な支持部材148及び第1の伸縮可能な支持部材146によって、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bの地面からの高さを調整することができる。本発明の一実施形態における作業機100は、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bの地面からの高さを調整することによって、圃場を掘り起こしたときの土の量、及び/又は、圃場を削り取るときの土の量を調整することができる。
【0054】
本明細書等において、作業機は、例えば、畦塗り機である。本発明の一実施形態における畦塗り機は、土が強固に塗りこまれ、崩れにくく、対称性の高い法面を有する畦及び中畦を形成することができる。
【0055】
以上のように、本実施形態の作業機は、土盛り部、及び、左側法面整形部と、右側法面整形部と、上面整形部とを有する整形体を有することによって、1回の作業で強固な土手を整形することができる。また、本実施形態の作業機は、整形体に他の部材を取り付けることなく、強固な土手を整形することができる。さらに、本実施形態の作業機は、右側法面整形部と、左側法面整形部とを略左右対称に配置することよって、土がより強固に塗りこまれ、より崩れにくく、対称性の高い法面を有する土手を形成することができる。したがって、本発明によって、土手を強固に整形することができるとともに、土手を形成する作業効率が高い作業機を提供することができる。
【0056】
2.第2実施形態
本実施形態では、第1実施形態とは異なる土寄せ部を有する作業機について、図4を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の説明は省略する。
【0057】
図4は、一実施形態における作業機を上方から見た概略図である。図4に示す作業部に対して、走行機体の位置は前方である。図4の土盛り部140bは、図1の土盛り部140aにおける第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bと、第1土寄せ部142a及び第2土寄せ部142bを支持する部材が異なる。それ以外は、図1と同様であるから、ここでの説明は省略する。
【0058】
図4において、土盛り部140bは、土盛り用ロータ部130、スライドカバー136、第1土寄せ部152a、第2土寄せ部152b、支持部材156、支持部材157、回動可能な支持部材158、支持部材144、及びシールドカバー149を有する。第1土寄せ部152aと第2土寄せ部152bとは、前方から後方に向かってみたとき、ハの字状に配置されている。
【0059】
第1土寄せ部152aは、第1爪軸154a、フランジ151、複数の耕耘爪155、及び支持部材157を有する。複数の耕耘爪155は、フランジ151に対して、第1爪軸154aの周方向に配置されている。また、第1爪軸154aは、支持部材157に対し、軸受等(図示せず)を介して、図4に示す回転軸(点線)を中心に矢印の方向に回転可能に支持される。
【0060】
支持部材157は、支持部材156に支持されている。支持部材157は、巻き掛けチェーン機構を有する。
【0061】
巻き掛けチェーン機構は、例えば、複数のスプロケットと、これらの複数のスプロケットに架設されたローラーチェーンとを組み合わせて構成される。複数のスプロケットのうち、一つのスプロケットは、第1爪軸154aの軸受等に接続される。複数のスプロケットのうち、他の一つのスプロケットは、支持部材156に備えられる軸受等に接続される。
【0062】
支持部材156は、動力伝達機構を介して回転動力が巻き掛けチェーン機構に伝達されるように構成されている。
【0063】
第2土寄せ部152bは、第2爪軸154b、フランジ151、複数の耕耘爪155、回動可能な支持部材158、及び附勢可能な支持部材159を有する。複数の耕耘爪155は、フランジ151に対して、第2爪軸154bの周方向に配置されている。また、第2爪軸154bは、回動可能な支持部材158に対し、軸受等(図示せず)を介して、図4に示す回転軸(点線)を中心に矢印の方向に回転可能に支持されている。
【0064】
回動可能な支持部材158は、支持部材156に対して、回動可能に支持される。また、回動可能な支持部材158は、第2爪軸154b寄りの部分を、附勢可能な支持部材159によって、支持されている。附勢可能な支持部材159は、例えば、ばねと棒状の部材から構成される。さらに、回動可能な支持部材158は、巻き掛けチェーン機構を有する。
【0065】
回動可能な支持部材158の巻き掛けチェーン機構は、支持部材157が有する巻き掛けチェーン機構と同様の構成を有する。
【0066】
第1土寄せ部152a及び第2土寄せ部152bは、整形体120の前方以外への土の飛散を防止するためのカバー部材が備えられていてもよい。第1土寄せ部152aのカバー部材は、例えば、第1土寄せ部152aの上方、前方及び側方(支持部材157が支持される支持部材156と反対側の端部側)を覆うように構成される。第2土寄せ部152bのカバー部材も、第1土寄せ部152aのカバー部材と同様に、例えば、第2土寄せ部152bの上方、前方及び側方(回動可能な支持部材158が支持される支持部材156と反対側の端部側)を覆うように構成される。第1土寄せ部152a及び第2土寄せ部152bに、当該カバー部材が備えられることで、第1土寄せ部152a及び第2土寄せ部152bによって掘り起こされた土や削られた土が整形体120の前方以外へ飛散することを防ぎ、整形体120の前方に効率よく土を寄せて、土を集めることができる。
【0067】
以上説明した構成を有する作業機100は、支持部材156の動力伝達機構を介して回転動力が、支持部材157に備えられた巻き掛けチェーン機構に伝達されることによって、支持部材156に備えられる軸受等に接続されたスプロケットと、第1爪軸154aの軸受等に接続されたスプロケットとが連動して回転する。同様にして、回転動力が、回動可能な支持部材158に備えられた巻き掛けチェーン機構に伝達されることによって、支持部材156に備えられる軸受等に接続されたスプロケットと、第2爪軸154bの軸受等に接続されたスプロケットとが連動して回転する。このようにして、第1土寄せ部152aの複数の耕耘爪155が第1爪軸154aの周方向に回転し、また、第2土寄せ部152bの複数の耕耘爪155が第2爪軸154bの周方向に回転し、圃場の土を掘り起こし、及び/又は、圃場の土を削り、土盛り用ロータ部130の前方や、整形体120の前方に、掘り起こした土や削った土を寄せて、土を集めることができる。
【0068】
また、第2土寄せ部152bは、回動可能な支持部材158及び附勢可能な支持部材159によって、支持部材156を軸として、第2爪軸154bの上下位置を調整することができる。即ち、本発明の作業機は、第2土寄せ部152bの地面からの高さを調整することができる。したがって、本発明の一実施形態における作業機100は、圃場を掘り起こしたときの土の量、及び/又は、圃場を削り取るときの土の量を調整することができる。
【0069】
なお、第1土寄せ部152aは、第2土寄せ部152bと同様に、回動可能な支持部材及び附勢可能な支持部材によって、支持されていてもよい。第1土寄せ部152aも、回動可能な支持部材及び附勢可能な支持部材を有することによって、支持部材156を軸として、第1土寄せ部152aの地面からの高さを調整することができる。即ち、第1土寄せ部152aと第2土寄せ部152bの両方が、回動可能な支持部材及び附勢可能な支持部材を有することによって、第1土寄せ部152aの地面からの高さと、第2土寄せ部152bの地面からの高さを、それぞれ独立に調整することができる。したがって、第1土寄せ部152aと第2土寄せ部152bの両方が、回動可能な支持部材及び附勢可能な支持部材を有することによって、圃場を掘り起こしたときの土の量、及び/又は、圃場を削り取るときの土の量を調整し、右側法面整形部の前方に供給される土の量と、前記左側法面整形部の前方に供給される土の量とを均一にし、より対称性の高い土手を整形することができる。
【0070】
3.第3実施形態
本実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態とは異なる土寄せ部を有する作業機について、図5を用いて説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態と同様の説明は省略する。
【0071】
図5は、一実施形態における作業機を上方から見た概略図である。図5に示す作業部に対して、走行機体の位置は前方である。図5は、図1及び図4と比べて、整形体120以外の部分が異なる。それ以外は、図1及び図4と同様であるから、ここでの説明は省略する。
【0072】
図5において、土盛り部140cは、左側支持部材186、右側支持部材188、耕耘ロータ部178を有する。耕耘ロータ部178は、左側支持部材186及び右側支持部材188の間に、架設される。なお、本明細書中においては、左側支持部材186は第1支持部材と、右側支持部材188は第2支持部材と、それぞれ呼ぶことがある。
【0073】
耕耘ロータ部178は、爪軸180及び複数の耕耘爪182を有する。耕耘爪182は、爪軸180の所定の装着位置(例えば、装着部184)において、軸周りに複数配置される。一箇所の装着部184に対して、例えば、6本の耕耘爪182が配置される。また、装着部184は、爪軸180の長手方向において、前方に対して所定の間隔で離間して左側に4箇所、所定の間隔で離間して右側に4箇所配置している。なお、装着部184や耕耘爪182の配置、及び、耕耘爪182が配置される数は、図5に示した例に限らない。耕耘ロータ部178は、爪軸180を回転軸として、図5に示す矢印の方向(前方から、上方を経由し、後方に向かって回転する方向)に回転し、整形体120の前方に、アップカットで、多量の土を寄せ集めることができる。
【0074】
また、爪軸180は、左側支持部材186及び右側支持部材188に対し、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。伝動支持ケース135内の動力伝達機構の一端は、左側支持部材186に対し、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。整形体120の回転軸の一端は、伝動支持ケース135内の動力伝達機構の他端に対して、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。整形体120の回転軸の他端は、右側支持部材188に対し、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。さらに、爪軸180は、巻き掛けチェーン機構を介して、整形体120と互いに連動可能となっている。本実施形態において、巻き掛けチェーン機構は左側支持部材186に備えられている。
【0075】
なお、本実施形態においては、巻き掛けチェーン機構は、第2実施形態と同様に、複数のスプロケットと、これら複数のスプロケットに架設されたローラーチェーンとを組み合わせて構成することができる。
【0076】
耕耘ロータ部178は、カバー部材が備えられてもよい。耕耘ロータ部178のカバー部材は、例えば、耕耘ロータ部178の上方、前方及び側方を覆うように構成される。耕耘ロータ部178に、カバー部材が備えられることで、耕耘ロータ部178によって掘り起こされた土や削られた土が、整形体120の前方以外へ飛散することを防ぐことができる。
【0077】
整形体120は、左側支持部材186によって支持された伝動支持ケース135と右側支持部材188の間に設けられる、いわゆる、両持の構造によって、支持されている。また、本実施形態における整形体120が有する上面整形部122は、複数の板状部材24が備えられていない、円筒状の部材である例を示したが、第1実施形態及び第2実施形態で示した整形体120が有する上面整形部122のように、複数の板状部材24が備えられていてもよい。
【0078】
以上説明した構成を有する作業機100は、伝動支持ケース135内の動力伝達機構を介して、回転動力が左側支持部材186に備えられた巻き掛けチェーン機構に伝達されることによって、耕耘ロータ部178と、整形体120とが連動して回転する。このようにして、耕耘ロータ部178の複数の耕耘爪182が爪軸180の周方向に回転し、圃場の土を掘り起こし、及び/又は、圃場の土を削り、土盛り用ロータ部130の前方や、整形体120の前方に、掘り起こした土や削った土を寄せ集めることができる。
【0079】
以上、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0080】
21a:整形板、21b:整形板、24:板状部材、30:土手、32a:傾斜面、32b:傾斜面、40:地面、60:リング状部材、100:作業機、110:装着部、111a:ロアリンク連結部、111b:ロアリンク連結部、112:トップリンク連結部、113:支持部材、114:入力軸、120:整形体、121a:左側法面整形部、121b:右側法面整形部、122:上面整形部、130:土盛り用ロータ部、131:リンク部材、132:オフセットフレーム、133:オフセット制御用シリンダ、134:作業方向制御用シリンダ、135:伝動支持ケース、136:スライドカバー、140a:土盛り部、140c:土盛り部、142a:第1土寄せ部、142b:第2土寄せ部、144:支持部材、146:第1の伸縮可能な支持部材、148:第2の伸縮可能な支持部材、149:シールドカバー、150:連結部、151:フランジ、152a:第1土寄せ部、152b:第2土寄せ部、154a:第1爪軸、154b:第2爪軸、155:耕耘爪、156:支持部材、157:支持部材、158:回動可能な支持部材、159:附勢可能な支持部材、160:位置センサ、161:アーム、162:センサロッド、170:リヤフレーム、180:爪軸、182:耕耘爪、184:装着部(フランジ)、186:左側支持部材、188:右側支持部材、200:走行機体、220:3点リンク機構
図1
図2
図3
図4
図5