(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-12
(45)【発行日】2022-05-20
(54)【発明の名称】ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達する、プログラム及び情報処理装置で用いる方法
(51)【国際特許分類】
G06F 16/182 20190101AFI20220513BHJP
【FI】
G06F16/182
(21)【出願番号】P 2020147914
(22)【出願日】2020-09-02
【審査請求日】2020-09-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520338511
【氏名又は名称】株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100075410
【氏名又は名称】藤沢 則昭
(74)【代理人】
【識別番号】100135541
【氏名又は名称】藤沢 昭太郎
(72)【発明者】
【氏名】三村 博明
【審査官】原 秀人
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-247155(JP,A)
【文献】特表2008-524707(JP,A)
【文献】米国特許第10642667(US,B1)
【文献】特開2011-164875(JP,A)
【文献】特表2007-519081(JP,A)
【文献】Michael Stonebraker,オブジェクトリレーショナルDBMSs(原書第2版),第1版,日本,株式会社オーム社 Ohmsha Ltd. 佐藤 政次,1999年11月30日,pp. 265-269
【文献】Spotlight,フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [online],[2021年1月20日検索],2020年08月07日,https://web.archive.org/web/20200807084434/https://ja.wikipedia.org/wiki/Spotlight
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、ファイルシステム上で行われた操作を監視
させ、ファイルシステムに係る制御のうち、
データ及び当該
データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出
させ、検出された
制御を解析
させ、
当該解析結果を
、
前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るデータベース制御手段に、
前記解析結果に基づき、
ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、
前記データベースに格納させ、
また、
前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段に、
前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応
し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させる
ために、
前記第2の情報処理装置に伝達させることを特徴とする、プログラム。
【請求項2】
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記データベース制御手段に、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置から伝達され、
前記第1の情報処理装置に係るファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させることを特徴とする、プログラム。
【請求項3】
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記データベース制御手段に、データベース上で行われた操作を監視
させ、データベースに係る制御のうち、
前記付帯データに係る制御のみを検出
させ、検出された
制御を解析
させ、
当該解析結果を
、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るファイルシステム制御手段に、
前記解析結果に基づき、
データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、
ファイルシステムを用いて格納させ、
また、
前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、
前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させる
ために、
前記第1の情報処理装置に伝達させることを特徴とする、プログラム。
【請求項4】
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置から伝達され、
前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視し、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させることを特徴とする、プログラム。
【請求項5】
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係る第1のプログラム及び第2のプログラムを有するプログラムであって、
前記第1のプログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、ファイルシステム上で行われた操作を監視
させ、ファイルシステムに係る制御のうち、
データ及び当該
データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出
させ、検出された
制御を解析
させ、
当該第1の解析結果を
、
前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るデータベース制御手段に、
前記第1の解析結果に基づき、
ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、
前記データベースに格納させ、
また、前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段に、
前記第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データ関連づけられる前記付帯データに対応
し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させ
るために、前記第2の情報処理装置に伝達させ、
前記第2のプログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、
前記第2の情報処理装置から伝達され
、
前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視
し、データベースに係る制御のうち、
前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された
制御を解析し
た、
第2の解析結果に基づき、
データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、
ファイルシステムを用いて格納させ、
また、
前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させることを特徴とする、プログラム。
【請求項6】
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係る第3のプログラム及び第4のプログラムを有するプログラムであって、
前記第3のプログラムは、前記データベース制御手段に、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置から伝達され、
前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させ、
前記第4のプログラムは、前記データベース制御手段に、データベース上で行われた操作を監視させ、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出させ、検出された制御を解析させ、当該第2の解析結果を、
前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させるために、前記第1の情報処理装置に伝達させることを特徴とする、プログラム。
【請求項7】
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置と、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に用いる方法であって、
前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視
し、ファイルシステムに係る制御のうち、
データ及び当該
データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された
制御を解析
し、当該解析結果を、前記第2の情報処理装置に伝達するステップと、
前記データベース制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、
ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成
し、前記データベースに格納するステップと、
また、
前記データベース制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応
し、前記データベースに格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有することを特徴とする、方法。
【請求項8】
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置と、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に用いる方法であって、
前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視
し、データベースに係る制御のうち、
前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された
制御を解析
し、当該解析結果を、前記第1の情報処理装置に伝達するステップと、
前記ファイルシステム制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、
データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応する付帯データを作成
し、ファイルシステムを用いて格納するステップと、
また、
前記ファイルシステム制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有することを特徴とする、方法。
【請求項9】
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置と、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に用いる方法であって、
前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視
し、ファイルシステムに係る制御のうち、
データ及び当該
データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された
制御を解析
し、当該解析結果を、前記第2の情報処理装置に伝達するステップと、
前記データベース制御手段が、前記第1の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、
ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成
し、前記データベースに格納するステップと、
また、
前記データベース制御手段が、前記第1の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われた
データ若しくは当該
データに関連づけられる前記付帯データに対応
し、前記データベースに格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップと、
前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視
し、データベースに係る制御のうち、
前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された
制御を解析
し、当該解析結果を、前記第1の情報処理装置に伝達するステップと、
前記ファイルシステム制御手段が、前記第2の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、
データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応する付帯データを作成
し、ファイルシステムを用いて格納するステップと、
また、
前記ファイルシステム制御手段が、前記第2の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた
前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有することを特徴とする、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達する、プログラム及び情報処理装置で用いる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データが作成される過程では、様々なデータが集約・加工されて、利用されている。
【0003】
<付帯データを利用したデータ作成過程の例1>
販売を目的とした商品に係るカタログの制作過程において、カタログ内に掲載された商品写真(バイナリデータ)に対し、付帯データである、その商品の販売データ(価格、製品番号、型番、モデル、カラー等)は、一般的に、その商品写真自体にデータとして一緒に保持されていることは無く、別媒体に記録されているため、カタログ上に掲載される商品写真とその販売データが正確に対応しているか否かの判断は困難である。
【0004】
<付帯データを利用したデータ作成過程の例2>
肖像権等の権利が設定されている写真画像(バイナリデータ)についての付帯データである、当該写真画像に係る権利データ(著作権、肖像権や利用可能期間等)は、一般的に、その写真画像自体にデータとして一緒に保持されていることは無く、別媒体に記録されている。そのため、当該写真画像の利用を希望する場合は、写真と権利データを突き合わせて、利用可否を判断する必要があり、写真画像のみで判断することは難しい。
【0005】
<付帯データを利用したデータ作成過程の例3>
1つの写真が雑誌に掲載される過程において、撮影者は写真の撮影後に撮影依頼者に写真画像(バイナリデータ)を送付する。撮影依頼者は、写真画像を、掲載される雑誌のコンセプトにあった色味等の付帯データと合わせて、写真加工者に送付/伝達する。写真加工者は付帯データに基づき、写真画像を加工する。そのため、付帯データがない状態、つまり写真画像のみで、加工作業を行うことは難しい。
【0006】
従来、バイナリデータは、一般的なファイルシステム上で、当該バイナリデータが登録される際に、通常記録される付帯データ(主として、ファイル名/フォルダ階層、作成日、更新日、等)のみで管理されていた。例えば、特許文献1では、ストレージデバイスなどの一般的な記憶用デバイスであるオブジェクト記憶部が、オブジェクトデータ(バイナリデータ)と共に、当該オブジェクトデータに関連づけて設定される属性情報(付帯データ)を保持する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【0008】
そのため、バイナリデータの加工者は、ファイルシステム上で登録可能なこれらの付帯データのみを用いて、加工作業を行っていた。
【0009】
又は、バイナリデータの加工の過程で必要な付帯データを、バイナリデータとは別に加工者に送付する、口頭で付帯データを加工者に伝える等、バイナリデータに対する付帯データの紐づけは、不完全な状態で行われていた。
【0010】
付帯データが紐づいていないバイナリデータの使用や、付帯データの口頭での伝達では、付帯データの不足や伝達ミスにより、バイナリデータの加工内容に多くの間違いが発生し、余分な作業が増大する。また、加工者や加工依頼者は、バイナリデータの履歴を残すため、フォルダ階層に加工前のバイナリデータのバックアップ(複製)を格納する。また、加工のやり直しが発生したバイナリデータを除去(削除/移動)する等、ファイルシステム上で様々な操作を行う必要が生じる。
【0011】
このように、付帯データを各バイナリデータに合わせて、正確に管理することは困難である。
【0012】
このような実情を鑑み、バイナリデータが格納されるファイルシステムと、付帯データを紐づけるために、データベースを利用して、付帯データを管理する構成が開示されている。
【0013】
この構成では、各バイナリデータが格納されるファイルシステムと同様の管理構成を、付帯データと共に、データベースに登録することで、限られたデータしか登録できないファイルシステムに、付帯データを補うことができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、データベースを利用して、バイナリデータが格納されるファイルシステムと、付帯データを紐づけて管理する構成では、ファイルシステムに格納されたバイナリデータを操作(更新、移動、複製、削除等)した場合に、操作に係るバイナリデータに対応する、データベースに登録された付帯データも更新・訂正しなければ、ファイルシステムとデータベース間で、不整合が発生し、正しい状態を維持できない。従って、ファイルシステムを操作する度に、データベースを更新・訂正するメンテナンス作業が必要となる。
【0015】
そこで、上記問題点に対処するため、ファイルシステム上で行われた操作を、データベースに登録された付帯データに反映する、データベース上で行われた操作を、ファイルシステムに格納された対応するバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに反映する、ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達する、プログラム及び情報処理装置で用いる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、ファイルシステム上で行われた操作を監視させ、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出させ、検出された制御を解析させ、当該解析結果を、
前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るデータベース制御手段に、前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段に、前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させるために、
前記第2の情報処理装置に伝達させる、プログラムとした。
また、請求項2に係る発明は、
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記データベース制御手段に、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置から伝達され、
前記第1の情報処理装置に係るファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させる、プログラムとした。
【0017】
また、請求項3に係る発明は、
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記データベース制御手段に、データベース上で行われた操作を監視させ、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出させ、検出された制御を解析させ、当該解析結果を、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るファイルシステム制御手段に、前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させるために、
前記第1の情報処理装置に伝達させる、プログラムとした。
また、請求項4に係る発明は、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係るプログラムであって、
当該プログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置から伝達され、
前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視し、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させる、プログラムとした。
【0018】
また、請求項5に係る発明は、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に係る第1のプログラム及び第2のプログラムを有するプログラムであって、
前記第1のプログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、ファイルシステム上で行われた操作を監視させ、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出させ、検出された制御を解析させ、当該第1の解析結果を、
前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係るデータベース制御手段に、前記第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段に、前記第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データ関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させるために、前記第2の情報処理装置に伝達させ、
前記第2のプログラムは、前記ファイルシステム制御手段に、前記第2の情報処理装置から伝達され、
前記第2の情報処理装置に係る前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視し、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させる、プログラムとした。
また、請求項6に係る発明は、
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に係る第3のプログラム及び第4のプログラムを有するプログラムであって、
前記第3のプログラムは、前記データベース制御手段に、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置から伝達され、
前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析した、
第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、前記データベースに格納させ、
また、前記第1の解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させ、
前記第4のプログラムは、前記データベース制御手段に、データベース上で行われた操作を監視させ、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出させ、検出された制御を解析させ、当該第2の解析結果を、
前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成させ、ファイルシステムを用いて格納させ、
また、前記第1の情報処理装置に係る前記ファイルシステム制御手段に、前記第2の解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定させ、当該付帯データを訂正・更新・削除させるために、前記第1の情報処理装置に伝達させる、プログラムとした。
【0019】
また、請求項7に係る発明は、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置と、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に用いる方法であって、
前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析し、当該解析結果を、前記第2の情報処理装置に伝達するステップと、
前記データベース制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成し、前記データベースに格納するステップと、
また、前記データベース制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有する、方法とした。
【0020】
また、請求項8に係る発明は、
データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置と、ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置に用いる方法であって、
前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視し、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析し、当該解析結果を、前記第1の情報処理装置に伝達するステップと、
前記ファイルシステム制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成し、ファイルシステムを用いて格納するステップと、
また、前記ファイルシステム制御手段が、伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有する、方法とした。
【0021】
また、請求項9に係る発明は、
ファイルシステムを用いて、データ及び当該データに関連づけられる属性情報である付帯データを格納し、ファイルシステムを制御するファイルシステム制御手段を有する第1の情報処理装置と、前記付帯データを格納するデータベースを備え、当該データベースを制御するデータベース制御手段を有する第2の情報処理装置に用いる方法であって、
前記ファイルシステム制御手段が、ファイルシステム上で行われた操作を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、データ及び当該データに関連づけられる前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析し、当該解析結果を、前記第2の情報処理装置に伝達するステップと、
前記データベース制御手段が、前記第1の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応する付帯データを作成し、前記データベースに格納するステップと、
また、前記データベース制御手段が、前記第1の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、ファイルシステム上で操作が行われたデータ若しくは当該データに関連づけられる前記付帯データに対応し、前記データベースに格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップと、
前記データベース制御手段が、データベース上で行われた操作を監視し、データベースに係る制御のうち、前記付帯データに係る制御のみを検出し、検出された制御を解析し、当該解析結果を、前記第1の情報処理装置に伝達するステップと、
前記ファイルシステム制御手段が、前記第2の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応する付帯データを作成し、ファイルシステムを用いて格納するステップと、
また、前記ファイルシステム制御手段が、前記第2の情報処理装置から伝達された前記解析結果に基づき、データベース上で操作が行われた前記付帯データに対応するファイルシステム上の付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除するステップを有する、方法とした。
【発明の効果】
【0022】
ファイルシステムに格納されたバイナリデータとその付帯データの不整合が発生しない。
【0023】
ファイルシステム上で行われた操作を、データベース上の付帯データに反映させる等、余分なメンテナンス作業が不要となり、便宜である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の実施の形態例1のデータ伝達システムとしての機能を有するサーバの概略構成図である。
【
図2】本発明の実施の形態例1のサーバの全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【
図3】本発明の実施の形態例1のサーバの付帯データ記憶領域の構造を模式的に示した図である。
【
図4】本発明の実施の形態例1のサーバのバイナリデータ記憶領域の構造を模式的に示した図である。
【
図5】本発明の実施の形態例1のサーバの処理の流れを示す流れ図である。
【
図6】本発明の実施の形態例1のサーバの処理の流れを示す流れ図である。
【
図7】本発明の実施の形態例2の第1のサーバの全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【
図8】本発明の実施の形態例2の第2のサーバの全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【
図9】本発明の実施の形態例2の第1サーバ及び第2サーバの処理の流れを示す流れ図である。
【
図10】本発明の実施の形態例2の第1サーバ及び第2サーバの処理の流れを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(実施の形態例1)
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態例1を詳細に説明する。ただし、本実施の形態例に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0026】
<サーバ1の構成>
サーバ1は、
図1に示すように、ファイルシステム上で行われた操作を、データベースに登録された付帯データに反映する、データベース上で行われた操作を、ファイルシステムに格納された対応するバイナリデータに係る付帯データに反映する、ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達等する、データ伝達システムとしての機能を有する情報処理装置である。サーバ1のHD14内に格納されたフィルタドライバ及びログ解析プログラム(PG)が、ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達する役割を果たす。サーバ1は、
図2に示すように、CPU11(制御手段の一例)、RAM12、ROM13、HD14、ディスプレイ15、入力手段16、インタフェイス18、これらの機器を接続するバス19を有している。
【0027】
CPU(=Central Processing Unit)11は、HD14等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM12にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶させる。
【0028】
OSの機能の1つとして、ファイルシステムがある。これは、ファイルをHD14等のバイナリデータ記憶領域142に格納(新規に格納、更新して格納、圧縮して格納、暗号化して格納等)したり、格納されているファイルを削除したり、格納されているファイルを開いて、RAM12に一時的に記憶させる。特に、CPU11は、このファイルシステムの機能を制御し、ファイルシステム(FS)制御手段としての役割を果たす。
【0029】
なお、ユーザがファイルシステムにアクセスする場合には、「ファイルエクスプローラ」というグラフィカルユーザインターフェイスを使用する。
【0030】
また、CPU11は、HD14内のフィルタドライバ記憶領域143に格納されている、フィルタドライバを読み出して実行する。詳しくは、CPU11は、ファイルシステムに係る制御を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、バイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御のみを検出する。また、CPU11は、HD14内のログ解析プログラム(PG)記憶領域144に格納されている、ログ解析プログラムを読み出して実行する。詳しくは、CPU11は、検出されたバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御を解析する。CPU11は、解析結果に基づき、付帯データ記憶領域141内に、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する新たな付帯データを作成・格納する。又は、CPU11は、解析結果に基づき、付帯データ141に格納されている、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0031】
また、CPU11は、付帯データ記憶領域141に新たな付帯データを作成・格納する、格納されている付帯データを読み出し、格納されている付帯データを訂正・更新する、格納されている付帯データを削除する、データベース制御手段としての役割を果たす。
【0032】
また、CPU11は、HD14内のフィルタドライバ記憶領域143に格納されている、フィルタドライバを読み出して実行する。詳しくは、CPU11は、付帯データ記憶領域141に係る制御を監視し、付帯データ記憶領域141に係る制御のうち、付帯データに係る制御のみを検出する。CPU11は、HD14内のログ解析プログラム(PG)記憶領域144に格納されている、ログ解析プログラムを読み出して実行する。詳しくは、CPU11は、検出された付帯データに係る制御を解析する。CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータを削除する。又は、CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを作成・格納する。又は、CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを訂正・更新・削除する。
【0033】
RAM(=Random Access Memory)12は各種データ、プログラム等を一時的に記憶するためのものであり、CPU11の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM(=Read Only Memory) 13は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データ等を記憶する。
【0034】
HD(=ハードディスク)14は補助記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD14には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶する。
【0035】
また、HD14内には、付帯データ記憶領域141、バイナリデータ記憶領域142、フィルタドライバ記憶領域143、ログ解析プログラム記憶領域144が設けられている。
【0036】
付帯データ記憶領域141は、写真画像等のバイナリデータに付帯する付帯データを格納するデータベースとしての役割を果たす。例えば、
図3に示すように、付帯データ記憶領域141には、各バイナリデータを識別するIDに関連付けて、当該バイナリデータが格納されている場所(path)、当該バイナリデータがバイナリデータ記憶領域142内に登録(格納)された日時(年、月、日、時、分、秒)、バイナリデータ記憶領域142内に格納されていた当該バイナリデータが訂正・更新された日時(年、月、日、時、分、秒)、バイナリデータ記憶領域142内に格納されていた当該バイナリデータが削除された日時(年、月、日、時、分、秒)が記憶されている。なお、付帯データ記憶領域141に格納される付帯データは、この構成に限定されるものではなく、バイナリデータに係るものであれば良い。例えば、バイナリデータが、写真画像であれば、撮影したカメラの種類、撮影時の露光、撮影時のシャッタースピード、加工した色、当該写真画像の撮影者名、当該写真画像の権利者名等も含まれる。
【0037】
バイナリデータ記憶領域142には、写真画像等のバイナリデータが記憶される。例えば、
図4に示すように、バイナリデータ記憶領域142には、バイナリデータ「A」、「A」を訂正したバイナリデータ「A´」(=Aダッシュ)、「A´」を訂正したバイナリデータ「A´´」(=A2ダッシュ)と、バイナリデータ「B」、「B」を訂正したバイナリデータ「B´」(=Bダッシュ)が記憶される。また、バイナリデータ記憶領域142には、各バイナリデータに対応して、当該バイナリデータ(訂正後のものも含む)がバイナリデータ記憶領域142内に登録(格納)された日時(年、月、日、時、分、秒)、バイナリデータ記憶領域142内に格納されていた当該バイナリデータについて、例えば、トリミング加工、明るさを調整する等して、訂正・更新された日時(年、月、日、時、分、秒)等の付帯データが記憶される。なお、バイナリデータ記憶領域142に格納されるバイナリデータは、この構成に限定されるものではなく、コンピュータ(情報処理装置)で処理・記憶できるように、2進化されたデータであれば良い。例えば、動画像、音声等も含まれる。
【0038】
フィルタドライバ記憶領域143には、フィルタドライバ(プログラム)が格納されている。フィルタドライバは、ファイルシステムに係る制御のうち、バイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御のみを検出させ、また、付帯データ記憶領域141に係る制御のうち、付帯データに係る制御のみを検出させるプログラムである。
【0039】
ログ解析プログラム記憶領域144には、ログ解析プログラムが格納されている。ログ解析プログラムは、フィルタドライバによって検出されたバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御を解析させ、また、フィルタドライバによって検出された付帯データに係る制御を解析させるプログラムである。
【0040】
ディスプレイ15は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイであり、入力手段16から入力された命令(コマンド)や、それに対するサーバ1の応答出力等を表示するものである。
【0041】
入力手段16は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。ユーザは入力手段16を用いて、サーバ1に対して、サーバ1を制御する命令等を入力指示する。
【0042】
18はインタフェイスであり、このインタフェイス18を介してサーバ1は、他の装置との情報や命令のやり取りを行う。バス19は、サーバ1内のデータの流れを司るものである。
【0043】
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
【0044】
本実施の形態例1では、本実施の形態例1に係るプログラム及び関連データを直接RAM12にロードして実行させる例を示しているが、これ以外にも、本実施の形態例1に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD14からRAM12にロードするようにしてもよい。また、本実施の形態例1に係るプログラムをROM13に記憶しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU11で実行することも可能である。
【0045】
また、本実施の形態例1では、説明の便宜のため、サーバ1を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、サーバ1上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0046】
<サーバ1の処理の流れ>
次に、サーバ1の処理の流れについて説明する。まずは、ユーザからファイルシステムに対し、操作が行われた場合について、
図5を用いて説明する。
【0047】
ユーザが、入力手段16を通じてファイルエクスプローラを操作し、バイナリデータ記憶領域142に、新たなバイナリデータを格納する旨の命令をサーバ1に入力する(ステップS501)。又は、バイナリデータ記憶領域142に既に在るバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データを訂正・更新・削除する旨の命令を入力する。CPU11は、ファイルシステム制御手段として、この命令に応じて、バイナリデータ記憶領域142に、新たなバイナリデータを格納する(ステップS502)。又は、バイナリデータ記憶領域142に既に在るバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データを訂正・更新・削除する。
【0048】
CPU11は、フィルタドライバ(プログラム)を用いて、ファイルシステムに係る制御を監視しており、ファイルシステムに係る制御のうち、バイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御のみを検出する(ステップS503)。CPU11は、ログ解析プログラムを用いて、検出されたバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御を解析する(ステップS504)。CPU11は、解析結果に基づき、付帯データ記憶領域141内に、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する新たな付帯データを作成・格納する(ステップS505)。又は、CPU11は、解析結果に基づき、付帯データ記憶領域141に格納されている検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0049】
次に、ユーザからデータベースに対し、操作が行われた場合について、
図6を用いて説明する。
【0050】
ユーザが、入力手段16を通じてWebブラウザを操作し、Webアプリにアクセスし、付帯データ記憶領域141内に既にある付帯データを作成・訂正・更新・削除する旨の命令を入力する(ステップS601)。CPU11は、データベース制御手段として、この命令に応じて、付帯データ記憶領域141に既に在る付帯データを作成・訂正・更新・削除する(ステップS602)。
【0051】
CPU11は、フィルタドライバ(プログラム)を用いて、付帯データ記憶領域141に係る制御を監視しており、付帯データ記憶領域141に係る制御のうち、付帯データに係る制御のみを検出する(ステップS603)。CPU11は、ログ解析プログラムを用いて、検出された付帯データに係る制御を解析する(ステップS604)。CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータを削除する(ステップS605)。又は、CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142内に、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを新たに作成・格納する。又は、CPU11は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域141に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0052】
このように、フィルタドライバ及びログ解析プログラムを用いることによって、ファイルシステムに格納されたバイナリデータとその付帯データの不整合が発生しない。
【0053】
また、ファイルシステム上で行われた操作を、データベース上の付帯データに反映させる等、余分なメンテナンス作業が不要となり、便宜である。
【0054】
(実施の形態例2)
上記実施の形態例1では、1つのサーバ内のファイルシステムに格納されたバイナリデータと、当該サーバ内のデータベースに格納された付帯データの整合性を合わせる構成について説明した。
【0055】
本実施の形態例2では、第1サーバのファイルシステムに格納されたバイナリデータと、第2サーバのデータベースに格納された付帯データの整合性を合わせる構成について説明する。
【0056】
まず、第1のサーバとして、
図7に示すように、サーバ3を用いて説明する。
【0057】
CPU31は、HD34等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM12にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶させる。
【0058】
CPU31は、ファイルシステムの機能を制御する、ファイルシステム制御手段としての役割を果たす。
【0059】
また、CPU31は、HD34内のフィルタドライバ記憶領域143に格納されている、フィルタドライバを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、ファイルシステムに係る制御を監視し、ファイルシステムに係る制御のうち、バイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御のみを検出する。
【0060】
また、CPU31は、HD34内のログ解析プログラム(PG)記憶領域144に格納されている、ログ解析プログラムを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、検出されたバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御を解析する。CPU31は、解析結果に基づき、サーバ4のHD44の付帯データ記憶領域141内に、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する新たな付帯データを作成・格納する旨の命令を、インタフェイス18を通じて出力する。又は、CPU31は、解析結果に基づき、サーバ4のHD44の付帯データ141に格納されている、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する旨の命令を、インタフェイス18を通じて出力する。
【0061】
CPU31は、サーバ4から付帯データ記憶領域141に対する操作に係る情報を受信すると、HD34内のフィルタドライバ記憶領域143に格納されている、フィルタドライバを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、付帯データ記憶領域141に係る制御のうち、付帯データに係る制御のみを検出する。CPU31は、HD14内のログ解析プログラム(PG)記憶領域144に格納されている、ログ解析プログラムを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、検出された付帯データに係る制御を解析する。CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータを削除する。又は、CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142内に、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを新たに作成・格納する。又は、CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0062】
サーバ3のHD34内には、バイナリデータ記憶領域142、フィルタドライバ記憶領域143、ログ解析プログラム記憶領域144が設けられている。
【0063】
次に、第2のサーバとして、
図8に示すように、サーバ4を用いて説明する。
【0064】
CPU41は、HD44等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM12にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶させる。
【0065】
また、CPU41は、HD44の付帯データ記憶領域141に新たな付帯データを作成・格納する、格納されている付帯データを読み出し、格納されている付帯データを訂正・更新する、格納されている付帯データを削除する、データベース制御手段としての役割を果たす。
【0066】
CPU41は、入力手段46を通じて、付帯データ記憶領域141に対する操作を受け付けると、当該操作内容に係る情報を、サーバ3に出力する。
【0067】
CPU41は、サーバ3から受信した命令に基づき、HD44の付帯データ記憶領域141内に、新たな付帯データを作成・格納する。又は、CPU41は、サーバ3から受信した命令に基づき、HD44の付帯データ記憶領域141に格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0068】
サーバ4のHD44内には、付帯データ記憶領域141が設けられている。
【0069】
サーバ3とサーバ4間は、ネットワーク(図示省略)を通じて、相互に通信可能に接続されている。当該ネットワークは、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、有線/無線を問わずデータ送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。例えば、公衆回線(アナログ回線、光ケーブル等)やWAN(Wide Area Network)、無線LAN等により構成してもよい。なお、当該ネットワーク上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
【0070】
<サーバ3及びサーバ4の処理の流れ>
次に、サーバ3及びサーバ4の処理の流れについて、説明する。まずは、ユーザからサーバ3に係るファイルシステムに対し、操作が行われた場合について、
図9を用いて説明する。
【0071】
ユーザが、入力手段36を通じてファイルエクスプローラを操作し、バイナリデータ記憶領域142に、新たなバイナリデータを格納する旨の命令をサーバ3に入力する(ステップS901)。又は、バイナリデータ記憶領域142に既に在るバイナリデータを訂正・更新・削除する旨の命令を入力する。CPU31は、ファイルシステム制御手段として、この命令に応じて、バイナリデータ記憶領域142に、新たなバイナリデータを格納する(ステップS902)。又は、バイナリデータ記憶領域142に既に在るバイナリデータを訂正・更新・削除する。
【0072】
CPU31は、フィルタドライバ(プログラム)を用いて、ファイルシステムに係る制御を監視しており、ファイルシステムに係る制御のうち、バイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御のみを検出する(ステップS903)。CPU31は、ログ解析プログラムを用いて、検出されたバイナリデータ及び当該バイナリデータに係る付帯データに係る制御を解析する(ステップS904)。CPU31は、解析結果に基づき、サーバ4のHD44の付帯データ記憶領域141内に、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する新たな付帯データを作成・格納する旨の命令を、インタフェイス18を通じて出力する(ステップS905)。又は、CPU31は、解析結果に基づき、サーバ4のHD44の付帯データ141に格納されている、検出されたバイナリデータ若しくは当該バイナリデータに係る付帯データに対応する付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する旨の命令を、インタフェイス18を通じて出力する。
【0073】
サーバ4に係るCPU41は、サーバ3から受信した命令に基づき、HD44の付帯データ記憶領域141内に、新たな付帯データを作成・格納する(ステップS906)。又は、CPU41は、サーバ3から受信した命令に基づき、HD44の付帯データ記憶領域141に格納されている付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0074】
次に、ユーザからデータベースに対し、操作が行われた場合について、
図10を用いて説明する。
【0075】
ユーザが、入力手段46を通じてWebブラウザを操作し、Webアプリにアクセスし、HD44の付帯データ記憶領域141に新たな付帯データを作成・格納する旨の命令を入力する(ステップS1001)。又は、
付帯データ記憶領域141内に既にある付帯データを訂正・更新・削除する旨の命令を入力する。CPU41は、データベース制御手段として、この命令に応じて、HD44の付帯データ記憶領域141内に、新たな付帯データを作成・格納する(ステップS1002)。又は、付帯データ記憶領域141に既に在る付帯データを訂正・更新・削除する。
【0076】
CPU41は、入力手段46を通じて、付帯データ記憶領域141に対する操作を受け付け、当該操作に基づき付帯データ記憶領域141に係る制御を行うと、当該制御に係る情報を、サーバ3に出力する(ステップS1003)。
【0077】
サーバ3に係るCPU31は、サーバ4から付帯データ記憶領域141に対する制御に係る情報を受信すると、HD34内のフィルタドライバ記憶領域143に格納されている、フィルタドライバを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、付帯データ記憶領域141に係る制御のうち、付帯データに係る制御のみを検出する(ステップS1004)。CPU31は、HD14内のログ解析プログラム(PG)記憶領域144に格納されている、ログ解析プログラムを読み出して実行する。詳しくは、CPU31は、検出された付帯データに係る制御を解析する(ステップS1005)。CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータを削除する。又は、CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142内に、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを新たに作成・格納する。又は、CPU31は、解析結果に基づき、バイナリデータ記憶領域142に格納されている、検出された付帯データに対応するバイナリデータに係る付帯データを特定し、当該付帯データを訂正・更新・削除する。
【0078】
このように、フィルタドライバ及びログ解析プログラムを用いることによって、ファイルシステムとデータベースが別々のサーバにある場合にも、ファイルシステムに格納されたバイナリデータとその付帯データの不整合が発生しない。
【0079】
また、ファイルシステムとデータベースが別々のサーバにある場合でも、ファイルシステム上で行われた操作を、データベース上の付帯データに反映させる等、余分なメンテナンス作業が不要となり、便宜である。
【0080】
(変形例)
なお、本実施の形態例2では、サーバ3のHD34内に、バイナリデータ記憶領域142、フィルタドライバ記憶領域143、ログ解析プログラム記憶領域144を設け、サーバ4のHD44内に、付帯データ記憶領域141を設ける構成とし、サーバ3のCPU31が、フィルタドライバ及びログ解析プログラムを実行する構成を示した。しかし、この構成に限定されるものではない。
【0081】
要は、付帯データ記憶領域141とバイナリデータ記憶領域142が別々のサーバに設けられており、ファイルシステムに格納されたバイナリデータとその付帯データの不整合が発生しないように、いずれかのサーバが、自身に格納された、あるいは他方のサーバに格納されたフィルタドライバ及びログ解析プログラムを呼び出して実行する構成であれば良い。
【0082】
または、付帯データ記憶領域141とバイナリデータ記憶領域142が別々のサーバに設けられており、ファイルシステムに格納されたバイナリデータとその付帯データの不整合が発生しないように、一方のサーバが、自身に格納された、あるいは他方のサーバに格納されたフィルタドライバを呼び出して実行し、他方のサーバが、フィルタドライバの検出結果を一方のサーバから受け取り、自身に格納された、あるいは他方のサーバに格納されたログ解析プログラムを呼び出して実行する構成であれば良い。
【符号の説明】
【0083】
1:サーバ、11:CPU、12:RAM、13:ROM、14:HD、141:付帯データ記憶領域、142:バイナリデータ記憶領域、143:フィルタドライバ記憶領域、144:ログ解析PG記憶領域、15:ディスプレイ、16:入力手段、18:インタフェイス、19:バス、
3:サーバ、31:CPU、34:HD、36:入力手段、
4:サーバ、41:CPU、44:HD、46:入力手段