(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-13
(45)【発行日】2022-05-23
(54)【発明の名称】ハイブリッドレーザー加工装置
(51)【国際特許分類】
B23K 26/08 20140101AFI20220516BHJP
B23K 26/10 20060101ALI20220516BHJP
B23K 26/146 20140101ALI20220516BHJP
【FI】
B23K26/10
B23K26/146
(21)【出願番号】P 2018072387
(22)【出願日】2018-04-04
【審査請求日】2021-03-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000236687
【氏名又は名称】不二越機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001726
【氏名又は名称】特許業務法人綿貫国際特許・商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】大塚 美雄
【審査官】山下 浩平
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-173988(JP,A)
【文献】特開2014-113626(JP,A)
【文献】特開平02-130103(JP,A)
【文献】特開2017-123400(JP,A)
【文献】特開2007-245571(JP,A)
【文献】登録実用新案第3188320(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 26/00 - 26/70
B23Q 3/00 - 3/154、3/16 - 3/18
H01L 21/78 - 21/80
H01L 21/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを保持する保持台と、該保持台上に保持されたワークに向けて、液体ビームを噴射すると共に前記液体ビーム内に導入されたレーザービームを照射する加工ヘッドを有するハイブリッドレーザー加工装置において、
前記保持台は、
上面側が開口された有底容器の台本体と、
該台本体の開口凹部内に収容され、上面に加工すべきワークが保持される、合成樹脂製であって、弾性を有し連続気孔のスポンジ状をなす台座部とを
有し、
前記台座部の厚さが50~60mmであることを特徴とするハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項2】
ワークを保持する保持台と、該保持台上に保持されたワークに向けて、液体ビームを噴射すると共に前記液体ビーム内に導入されたレーザービームを照射する加工ヘッドを有するハイブリッドレーザー加工装置において、
前記保持台は、
上面側が開口された有底容器の台本体と、
該台本体の開口凹部内に収容され、上面に加工すべきワークが保持される、合成樹脂製であって、弾性を有し連続気孔のスポンジ状をなす台座部とを
有し、
前記台本体の開口凹部底面に設けた支持孔に、前記台座部を貫通してワークの外周の位置決めをする位置決めピンを抜き差し自在に嵌入されていることを特徴とするハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項3】
ワークを保持する保持台と、該保持台上に保持されたワークに向けて、液体ビームを噴射すると共に前記液体ビーム内に導入されたレーザービームを照射する加工ヘッドを有するハイブリッドレーザー加工装置において、
前記保持台は、
上面側が開口された有底容器の台本体と、
該台本体の開口凹部内に収容され、上面に加工すべきワークが保持される、合成樹脂製であって、弾性を有し連続気孔のスポンジ状をなす台座部とを
有し、
前記台座部の厚さが50~60mmであり、
前記台本体の開口凹部底面に設けた支持孔に、前記台座部を貫通してワークの外周の位置決めをする位置決めピンを抜き差し自在に嵌入されていることを特徴とするハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項4】
前記台座部が、比重が0.2~0.33で、気孔径が0.2~0.4mmのスポンジ状をなすことを特徴とする
請求項1~3いずれか1項記載のハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項5】
前記台座部がポリウレタン樹脂製であることを特徴とする
請求項1~4いずれか1項記載のハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項6】
前記台本体に2段の開口凹部が形成され、前記台座部が上段側の第1の開口凹部内に収容され、下段側の第2の開口凹部が、前記液体ビームとして噴出される液体が貯留される貯留槽に形成され、前記台本体の側壁の前記第2の開口凹部の底面よりも高い位置に液抜き孔が形成されていることを特徴とする
請求項1~5いずれか1項記載のハイブリッドレーザー加工装置。
【請求項7】
前記台本体の側壁に、前記台本体内の空気を吸引して、前記台座部の表面に負圧吸引力を形成する吸引機構を有することを特徴とする
請求項1~6いずれか1項記載のハイブリッドレーザー加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はウェーハ等のワークに好適に穿孔加工や切断加工を施すことのできるハイブリッドレーザー加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ウェーハ等のワークに穿孔加工や切断加工を施す装置として、支持テーブルに保持したワークに、加工ヘッドからワークに向けて液体を液体ビームとして噴射すると共に、該液体ビーム中に導入したレーザービームを照射するハイブリッドレーザー加工装置が知られている(特許文献1:特開2007-222897号公報)。
このハイブリッドレーザー加工装置は、液体ビーム内にレーザービームを導入してワークに照射するようにしているので、ワークの温度上昇を防ぎ、精度よく、穿孔加工や切断加工を行える利点がある。
【0003】
ところで、上記特許文献1に示されるハイブリッドレーザー加工装置では、支持テーブルとして、多数の貫通孔を備えたハニカム状の支持テーブルを用いている。そして、この支持テーブルに、粘着シートに貼り付けたワークを該粘着シートを介して保持するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される装置における上記支持テーブルとしては、レーザー光が透過する材料のものを使用する必要がある。
例えば、支持テーブルとして、石英製のものとすることができるが、石英は高価であるという難点がある。
また、ハニカム状の支持テーブルを用いた場合、液体ビームが支持テーブルに触れると、液体(水)を跳ね上げ、一緒に小さな加工物を跳ね上げ、位置ずれが生じ、加工不良を招いたり、最悪、紛失したりする不具合がある。また液体が跳ね上げられることによって霧化し、視界不良、作業環境の悪化を招く不具合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、コストの低減化が図れ、また液体の跳ね上げ、霧化を防止し、精度よくワークの加工が行えるハイブリッドレーザー加工装置を提供することにある。
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明に係るハイブリッドレーザー加工装置は、ワークを保持する保持台と、該保持台上に保持されたワークに向けて、液体ビームを噴射すると共に前記液体ビーム内に導入されたレーザービームを照射する加工ヘッドを有するハイブリッドレーザー加工装置において、前記保持台は、上面側が開口された有底容器の台本体と、該台本体の開口凹部内に収容され、上面に加工すべきワークが保持される、合成樹脂製であって、弾性を有し連続気孔のスポンジ状をなす台座部とを有することを特徴とする。
【0008】
前記台座部が、比重が0.2~0.33で、気孔径が0.2~0.4mmのスポンジ状をなすと好適である。
また、前記台座部の厚さを50~60mmとすることができる。
前記台座部をポリウレタン樹脂製とすると好適である。
【0009】
前記台本体に2段の開口凹部を形成し、前記台座部を上段側の第1の開口凹部内に収容し、下段側の第2の開口凹部を、前記液体ビームとして噴出される液体が貯留される貯留槽に形成し、前記台本体の側壁の前記第2の開口凹部の底面よりも高い位置に液抜き孔を設けると好適である。
また、前記台本体の側壁に、前記台本体内の空気を吸引して、前記台座部の表面に負圧吸引力を形成する吸引機構を設けるようにすることができる。
前記台本体の開口凹部底面に設けた支持孔に、前記台座部を貫通してワークの外周の位置決めをする位置決めピンを抜き差し自在に嵌入すると好適である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、次のような有利な作用効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、コストの低減化が図れ、また液体の跳ね上げ、霧化を防止し、精度よくワークの加工が行えるハイブリッドレーザー加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】ハイブリッドレーザー加工装置の全体の概要を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1はハイブリッドレーザー加工装置10の全体の概要を示す説明図、
図2は保持台12の斜視図、
図3は保持台12の断面図である。
ハイブリッドレーザー加工装置10は、ワーク14を保持する保持台12と、該保持台12上に保持したワーク14に向けて、液体ビームを噴射すると共に液体ビーム内に導入されたレーザービームを照射する加工ヘッド16を有する。
【0013】
加工ヘッド16は公知のものでよいので、以下簡単に説明する。
符号18はレーザー発振器18であり、レーザー発振器18から放出されるレーザー光は集光レンズ20で集光されてレーザービームとして加工ヘッド16に入射される。
符号22は液体供給装置であり、図示しない加圧ポンプを備え、高圧液体(水)を加工ヘッド16に供給する。
加工ヘッド16内には、液体供給装置22から供給される液体を、例えば、ビーム径が50μm程度の液体ビームに絞るノズル(図示せず)を備える。液体ビームのビーム径は、10μm~70μm程度の径に調整可能になっている。また液体ビームの圧力は、20MPa~50MPa程度が好適である。
【0014】
加工ヘッド16に入射されたレーザービームは、上記ノズルに導入され、液体ビーム内に導入される。
液体ビーム内に導入されたレーザービームは、液体ビームが恰も光ファイバーのような作用をすることから、液体ビーム外に漏出することなく、液体ビームと共に、ワーク14に向けて照射、噴出される。
なお、レーザー光は特に限定されることはないが、YAGレーザー、グリーンレーザー等を好適に用いることができる。
加工ヘッド16は、XY駆動装置(図示せず)により水平面内で任意の方向に移動可能となっている。
【0015】
レーザー単独のドライレーザーの場合は、加工すべきワークにレーザー光の焦点を合わせる必要があるが、液体ビームにレーザービームが導入され、該液体ビームにレーザービームがガイドされるハイブリッド式のレーザー加工の場合は、レーザービームが拡散しにくいことから、焦点震度を気にする必要がなく、深いところまでレーザービームが届くので、精度のよい穿孔加工や切断加工が行える。また、ワークを液体により冷却しつつ加工することから、熱による歪が極力抑えられ、また切り口が盛り上がることなく、精度のよい加工が行える。
【0016】
次に、保持台12は、上面側が開口された有底筒状をなす有底容器の台本体24と、該台本体24の開口凹部内に収容され、上面に加工すべきワーク14が保持される、合成樹脂製であって、弾性を有し連続気孔のスポンジ状をなす台座部26とを有する。
保持台12は支持台28上に載置されている。
なお、加工ヘッド16に替えて、支持台28をXY駆動装置に構成して、保持台12側を水平面内で任意の方向に移動可能に構成してもよい。
【0017】
台座部26は、発泡ポリウレタン樹脂製のものを好適に用いることができる。あるいは台座部26をPVA製のものとすることもできる。
台座部26は、比重が0.2~0.33で、気孔径が0.2~0.4mmのスポンジ状とするのが好適である。このように、台座部26を、比重が0.2~0.33のスポンジ状とすることにより、柔軟性を有し、かつ弾性を有するものとすることができる。
【0018】
また、台座部26を、気孔径が0.2~0.4mmの比較的大きな連続気孔のスポンジ状とすることによって、加工ヘッド16から噴射される液体ビームを通過させることができ、また、加工ヘッドから照射されるレーザービームも透過させることができる。また、台座部26は、その気孔内に水を保持することができ、これによりレーザービームが照射されても燃えてしまうことがない。
前記のように、液体ビームおよびレーザービームが比較的深いところまで届くことから、台座部26の厚さは50~60mmとすることが好ましい。
【0019】
台本体24には、2段の開口凹部が形成され、前記スポンジ状をなす台座部26が上段側の第1の開口凹部30a内に収容され、下段側の第2の開口凹部30bが、液体ビームとして噴出される液体が貯留される貯留槽に形成されている。台本体24の側壁の第2の開口凹部30bの底面よりも高い位置に液抜き孔32が形成されている。
【0020】
液抜き孔32が形成されていることによって、加工ヘッド16から噴射される液体ビームの液体は、第2の開口凹部30b内に所要量貯留されるが、大部分の液体はワークの加工残渣と共に液抜き孔32から外部へ自然排出される。
上記のように、台座部26を厚さが50~60mm程度の厚いものにすること、および、貯留槽となる第2の開口凹部30b内に液体が所要量貯留されることにより、レーザービームが拡散、吸収され、レーザービームにより台本体24が損傷されるのを防止できる。
【0021】
台本体24の側壁に、台本体24内の空気を吸引して、台座部26表面に負圧吸引力を形成する吸引機構(図示せず)が接続されている。符号34a、34b、34c、34dは、その吸引機構からの吸引パイプが接続される継手である。
吸引機構によって、台座部26表面に均等に負圧吸引力が形成されるから、台座部26上に載置されたワーク14がその負圧吸引力によって台座部26表面に良好に保持される。また、ワーク14が、複数の個片に切断分離された場合にも、切断された各個片が台座部26表面に吸引保持され、液体ビームにより跳ね飛ばされることはない。
なお、台座部26自体が、保水機能を備えているので、ワーク14は、台座部26に保持される液体の表面張力によっても台座部26上に保持可能であるので、上記吸引機構は必ずしも設けなくともよい。
【0022】
符号36は保持台12の台座部26上に保持されるワーク14の位置決めをする位置決めピンである。
位置決めピン36は、予め台座部26の所要位置に設けられている貫通孔を貫通して、第2の開口凹部30bの底面に設けられている支持孔(図示せず)にその下端部が抜き差し自在に嵌入されることにより、固定して使用される。
図2および
図3には複数の位置決めピン36が図示されているが、保持すべきワーク14の大きさによって、適宜選択して用いられる。位置決めピン36は、ワーク14の外周(ノッチ部やオリエンテーションフラットも含む)に当接するように固定され、これにより、ワーク14の位置決めをする。
【0023】
台座部26の周縁部および中心部には、貫通孔38が設けられている。この各貫通孔38内に位置して、頭部が台座部26の表面に突出しない高さの支持ピン(図示せず)が第2の開口凹部30bの底面に固定されている。
各支持ピンは一定の高さを有していて、ワーク14を水平に支持するようになっている。すなわち、台座部26上に載置されたワーク14が、吸引機構により台座部26に負圧吸引力が作用して、台座部26に吸引され、台座部26内に沈み込む際に、ワーク14に当接して、ワーク14を水平に維持するように作用する。
なお、台座部26が所要の硬さを有している場合には、ワーク14がほとんど台座部26内に沈み込まず、台座部26の表面によって水平に維持されるので、上記支持ピンは必ずしも設けなくともよい。
【0024】
本実施の形態に係るハイブリッドレーザー加工装置10は上記のように構成されている。
ワーク14の加工は次のようにしてなされる。
まず、位置決めピン36を用いて、ワーク14を台座部26の所定位置に位置決めして載置、保持する。
次いで、加工ヘッド16より、台座部26上に保持されているワーク14に向けて、液体ビームを噴射すると共にレーザービームを照射する。
【0025】
また、液体ビームの噴射とレーザービームの照射と同時に、加工ヘッド16、もしくは支持台28、従って保持台12を、駆動装置(図示せず)により水平面内で任意の方向に移動することによって、ワーク14に、所要の穿孔加工、あるいは切断加工を施すことができる。
この一連の動作は、制御部(図示せず)により、所要のプログラムに従って行うことができる。
【0026】
上記のように、台座部26を、比重が0.2~0.33で、気孔径が0.2~0.4mmのスポンジ状のものとすることにより、柔軟性を有し、かつ弾性を有するものとすることができ、これにより、液体ビームが跳ね返されることがなく、ワークの位置ずれを防止でき、ワークの精密な加工ができる。また液体ビームが跳ね返されることがないので、霧化を防止でき、視野が良好で、好適な作業環境とすることができる。
【0027】
また、台座部26を、気孔径が0.2~0.4mmの比較的大きな連続気孔のスポンジ状とすることによって、加工ヘッド16から噴射される液体ビームを通過させることができ、また、加工ヘッドから照射されるレーザービームも透過させることができ、ワーク14に所要の加工を施すことができる。また、台座部26は、その気孔内に水を保持することができ、これによりレーザービームが照射されても燃えてしまうことがない。
台座部26は、合成樹脂製の安価なものとすることができ、コストの低減が図れる。
【0028】
図4は、ワーク14の切断加工例を示す。
大口径(例えば200mm)ウェーハ14aから小口径(例えば12.5mm:1/2インチ)のウェーハ14bを多数切り出す加工を行った。
まず、大口径ウェーハ14aを保持台12の台座部26上に上記のように位置決めピン36を用いて位置決めして保持した。また、吸引機構(図示せず)を作動して、大口径ウェーハ14aを、台座部26の表面に吸着するようにした。
なお、42はノッチ部である。
【0029】
次いで、加工ヘッド16より、台座部26上に保持されている大口径ワーク14aに向けて、液体ビームを噴射すると共にレーザービームを照射し、またこれと同時に、加工ヘッド16を、駆動装置(図示せず)により水平面内で任意の方向に移動することによって、大口径ワーク14aに、所要の加工を行った。
【0030】
本実施の形態では、小口径ウェーハ14bに切り出す前に、
図4の破線で示すように、まず、大口径ウェーハ14aに、得るべき小口径ウェーハ14bの所要位置となるように、直線溝状のオリフラ線(オリエンテーションフラット)40の加工を行った。
図4における実線は切り出す小口径ウェーハ14bの仮想位置を示している。
オリフラ線40は、
図4に示すように、大口径ウェーハ14aにおいて、小口径ウェーハ14bの切出位置が特定の方向に列をなし、各列の各小口径ウェーハ14bを横切るようにして、各列ごとに一括して形成した。すなわち、加工ヘッド16を、列方向に走行させて、各列ごとにオリフラ線40を一括して形成した。
【0031】
オリフラ線40を形成した後、加工ヘッド16を駆動して、大口径ウェーハ14aから小口径ウェーハ14bを切り出すようにした。小口径ウェーハ14bは円形に切り出した。
小口径ウェーハ14bは、個片に切断されるが、吸引機構によって台座部26表面上に吸着保持されるので、切り出される個片が位置ずれすることなく保持され、これにより精度よく切断加工することができた。
【符号の説明】
【0032】
10 ハイブリッドレーザー加工装置、12 保持台、14 ワーク、16 加工ヘッド、18 レーザー発振器、20 集光レンズ、22 液体供給装置、24 台本体、26 台座部、28 支持台、30a 第1の開口凹部、30b 第2の 開口凹部、32 液抜き孔、34a~34d 継手、36 位置決めピン、38 貫通孔、40 オリフラ線、42 ノッチ部