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特許7072902スマートデバイスとルーターとの自動接続方法、ルーター及びスマートデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-13
(45)【発行日】2022-05-23
(54)【発明の名称】スマートデバイスとルーターとの自動接続方法、ルーター及びスマートデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/11 20180101AFI20220516BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20220516BHJP
   H04W 12/50 20210101ALI20220516BHJP
【FI】
H04W76/11
H04W84/12
H04W12/50
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2019550607
(86)(22)【出願日】2019-08-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-23
(86)【国際出願番号】 CN2019100345
(87)【国際公開番号】W WO2021012328
(87)【国際公開日】2021-01-28
【審査請求日】2019-09-13
(31)【優先権主張番号】201910667919.9
(32)【優先日】2019-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519127786
【氏名又は名称】深▲セン▼合強電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】ShenZhen HeQiang Electronics Limited
【住所又は居所原語表記】Room L, 9/F, Building B, Fortune Plaza, No. 7002, Shennan Rd, Futian District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】劉丹
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-035126(JP,A)
【文献】特開2014-103530(JP,A)
【文献】特開2006-186526(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーターに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法であって、
前記ルーターに設置されている第一物理ボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信するステップと、
前記トリガー命令に応答し、前記ルーターのサービスセット識別子の隠蔽機能を有効にするステップと、
予め定められた時間内にスマートデバイスが第一サービスセット識別子及び相応のパスワードに基づいて前記サービスセット識別子の隠蔽機能に対応する通信リンクにアクセスしたことが検出された場合に、前記スマートデバイスがネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることがトリガーされるために、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップと、を含み、
前記サービスセット識別子の隠蔽機能は、隠されている前記第一サービスセット識別子に関連付けられており、前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二サービスセット識別子及びパスワードを含み、
前記スマートデバイスが前記サービスセット識別子の隠蔽機能に対応する通信リンクにアクセスすることは、前記スマートデバイスに設置されている第二物理ボタンによってトリガーされる、ことを特徴とする自動接続方法。
【請求項2】
前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する前に、さらに、
前記スマートデバイスから送信されたゲートウェイ発見情報を受信するステップと、
前記ゲートウェイ発見情報に応答し、ゲートウェイ発見回答情報を前記スマートデバイスに送信するステップと、
前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報を受信し、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の自動接続方法。
【請求項3】
前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信した後に、さらに、
前記ルーターのネットワークアクセス情報が変化した場合に、更新後のネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップを含む、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動接続方法。
【請求項4】
前記ルーターのサービスセット識別子の隠蔽機能を有効にした後に、さらに、
前記予め定められた時間後に、前記ルーターのサービスセット識別子の隠蔽機能を無効にするステップを含む、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動接続方法。
【請求項5】
スマートデバイスに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法であって、
前記スマートデバイスに設置されている第一物理ボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信するステップと、
前記トリガー命令に応答し、予め定められた第一サービスセット識別子及びパスワードに基づいて通信接続を行うステップと、
予め定められた時間内に、前記第一サービスセット識別子及び前記パスワードに基づいて前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて、前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップと、を含み、
前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二サービスセット識別子及びパスワードを含み、
前記通信リンクは、前記ルーターのサービスセット識別子の隠蔽機能の有効に伴って確立され、前記サービスセット識別子の隠蔽機能は、前記ルーターの第二物理ボタンによってトリガーされて有効になる、ことを特徴とする自動接続方法。
【請求項6】
前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスした後に、さらに、
ゲートウェイ発見情報を前記ルーターに送信するステップと、
前記ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信するステップと、
前記ルーターが前記ネットワークアクセス情報を送信することはトリガーされるために、受信された前記ゲートウェイ発見回答情報によってネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の自動接続方法。
【請求項7】
前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスした後に、さらに、
前記ルーターから送信された新しいネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記新しいネットワークアクセス情報に基づいて、前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップを含む、ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自動接続方法。
【請求項8】
前記予め定められた時間内に、前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスできない場合に、注意情報を出力するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自動接続方法。
【請求項9】
ルーターであって、
メモリと、プロセッサと、を備え、
前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサに実行される場合に、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の自動接続方法は実現される、ことを特徴とするルーター。
【請求項10】
スマートデバイスであって、
メモリと、プロセッサと、を備え、
前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサに実行される場合に、請求項5ないし請求項8のいずれか一項に記載の自動接続方法は実現される、ことを特徴とするスマートデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は無線通信設備技術分野に関し、特に、スマートデバイスとルーターとの自動接続方法、ルーター及びスマートデバイスに関する。
【0002】
本願は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれている、2019年7月23日に中国特許局に出願した中国特許出願第201910667919.9号、名称「スマートデバイスとルーターとの自動接続方法、ルーター及びスマートデバイス」の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0003】
インターネットと家庭用広帯域ネットワークとの発展及び普及につれて、ルーターは、無線ネットワークに必須の装置になり、情報交換及び通信のために、ますます多くのスマートデバイスがルーターを介してネットワークにアクセスする必要がある。
【0004】
従来の技術として、一番多く使うネットワークアクセス方式は、ルーターがユーザーによって起動された後、ユーザーは、スマートデバイスを手動で制御してルーターのサービスセット識別子(Service Set Identifier(SSID))を検出し、スマートデバイスのネットワーク設定インタフェースに入り、ネットワークアクセスの設定を行うことである。ネットワークアクセスの過程中には、時間がかかり、操作プロセスが難しく煩雑であるので、大多数の普通のユーザは、独立して素早くネットワーク設定を完了することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願が解決しようとする課題は、スマートデバイスとルーターとの自動接続を実現することができるスマートデバイスとルーターとの自動接続方法、ルーター及びスマートデバイスを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願の実施例の第一の態様によれば、ルーターに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法が提供されている。
【0007】
前記自動接続方法は、前記ルーターに設置されているボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信するステップと、
前記トリガー命令に応答し、前記ルーターの非表示無線機能を有効にするステップと、
予め定められた時間内にスマートデバイスが前記非表示無線機能に対応する通信リンクにアクセスしたことが検出された場合に、前記スマートデバイスがネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることがトリガーされるために、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップと、を含む。
【0008】
前記非表示無線機能は、隠されている第一サービスセット識別子に関連付けられている。前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二サービスセット識別子及びパスワードを含む。
【0009】
本願の実施例の第一の態様に基づいて、第一の可能な実施の形態において、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する前に、さらに、
前記スマートデバイスから送信されたゲートウェイ発見情報を受信するステップと、
前記ゲートウェイ発見情報に応答し、ゲートウェイ発見回答情報を前記スマートデバイスに送信するステップと、
前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報を受信し、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するステップと、を含む。
【0010】
本願の実施例の第一の態様又は本願の実施例の第一の態様の第一の可能な実施の形態に基づいて、第二の可能な実施の形態において、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信した後に、さらに、
前記ルーターのネットワークアクセス情報が変化した場合に、更新後のネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップを含む。
本願の実施例の第一の態様又は本願の実施例の第一の態様の第一の可能な実施の形態に基づいて、第三の可能な実施の形態において、前記ルーターの非表示無線機能を有効にした後に、さらに、前記予め定められた時間後に、前記ルーターの非表示無線機能を無効にするステップを含む。
【0011】
本願の実施例の第二の態様によれば、スマートデバイスに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法が提供されている。
【0012】
前記自動接続方法は、前記スマートデバイスに設置されているボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信するステップと、
前記トリガー命令に応答し、予め定められた第一サービスセット識別子及びパスワードに基づいて通信接続を行うステップと、
予め定められた時間内に、前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて、前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップと、を含む。
【0013】
前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二サービスセット識別子及びパスワードを含む。
【0014】
本願の実施例の第二の態様に基づいて、第一の可能な実施の形態において、前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスした後に、さらに、
ゲートウェイ発見情報を前記ルーターに送信するステップと、
前記ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信するステップと、
前記ルーターが前記ネットワークアクセス情報を送信することがトリガーされるために、受信された前記ゲートウェイ発見回答情報により、ネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信するステップと、を含む。
【0015】
本願の実施例の第二の態様又は本願の実施例の第二の態様の第一の可能な実施の形態に基づいて、第二の可能な実施の形態において、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスした後に、さらに、
前記ルーターから送信された新しいネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記新しいネットワークアクセス情報に基づいて、前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップを含む。
【0016】
本願の実施例の第二の態様又は本願の実施例の第二の態様の第一の可能な実施の形態に基づいて、第三の可能な実施の形態において、前記予め定められた時間内に、前記第一サービスセット識別子に対応する通信リンクにうまくアクセスできない場合に、注意情報を出力するステップをさらに含む。
【0017】
本願の実施例の第三の態様によれば、ルーターが提供されている。前記ルーターは、メモリと、プロセッサと、を備えている。前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記コンピュータプログラムが前記プロセッサに実行される場合に、上記のルーターに用いられている各実施の形態のいずれか一つに記載の自動接続方法が実現される。
【0018】
本願の実施例の第四の態様によれば、スマートデバイスが提供されている。前記スマートデバイスは、メモリと、プロセッサと、を備えている。前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記コンピュータプログラムが前記プロセッサに実行される場合に、上記のスマートデバイスに用いられる各実施の形態のいずれか一つに記載の自動接続方法が実現される。
【発明の効果】
【0019】
上記の各実施の形態からわかるように、本願のルーターには、第一サービスセット識別子及び第二サービスセット識別子が設置されている。一方、ルーターは第一サービスセット識別子に関する通信機能(例えば、非表示無線機能)を有効にした後、スマートデバイスは該通信機能に対応する通信リンクにアクセスしてルーターからネットワークアクセス情報を取得して自動的にネットワークに接続すること、がトリガーされることができる。他方、予め定められた時間が設けられているため、他のスマートデバイスの誤接続の可能性を減らすことができ、セキュリティの向上の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本願の実施の形態における各技術的な態様をより明確に説明するために、以下、実施の形態或いは従来の技術の説明に使用する図面を簡単に説明する。以下の図面は本願の幾つかの実施の形態に過ぎず、当業者は創造的な労働をしなくても、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができることも明らかである。
【0021】
図1】本願の実施の形態に提供されているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法の流れ図である。
図2】本願の別の実施の形態に提供されているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法の流れ図である。
図3】本願の別の実施の形態に提供されているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法のインタラクション図である。
図4】本願の別の実施の形態に提供されているルーターの構造を示す図である。
図5】本願の別の実施の形態に提供されているスマートデバイスの構造を示す図である。
図6】本願の別の実施の形態に提供されているルーターの構造を示す図である。
図7】本願の別の実施の形態に提供されているスマートデバイスの構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下の記載には、限定ではなく説明を目的として、本願の実施の形態を完全に理解するために、特定のシステム構造や技術などの特定の詳細が提案されている。しかし、これらの特定の詳細を有しない他の実施の形態において、本願も実施されることができることは、当業者には明らかであろう。他の場合によっては、不要な詳細で本願の説明を不明瞭にすることがないように、周知のシステム、デバイス、回路、および方法の詳細な説明が省略されている。
【0023】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されている場合に、用語「含む」は、説明されている機能、全体、ステップ、操作、要素および/またはコンポーネントの存在を示すが、1つ以上の他の特徴、全体、ステップ、操作、要素、コンポーネントおよび/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことを理解すべきである。
【0024】
本願の本明細書に使用されている用語は、特定の実施の形態を説明するためのものであり、本願を限定することを意図するものではない。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されているように、文脈が明らかにそうでないと示さない限り、単数形の「一」、「一つ」および「該」は、「複数の」を意味するものであることを理解すべきである。
【0025】
以下、本願の実施の形態における添付図面を参照して、本願の実施の形態における技術的な解決策が明確かつ完全に説明する。明らかに、説明する実施の形態は、本願の実施の形態の一部に過ぎず、すべての実施の形態ではない。本願の実施の形態に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施の形態は、本願の範囲内である。
【0026】
以下の説明では、本願が完全な理解されるために、多くの特定の詳細が述べられているが、本願はここで説明した方式以外の方式により実施することもできる。当業者は、本願の内在的構成要素に違反しない場合に、同様の普及を行うことができる。したがって、本願は、以下に開示されている特定の実施の形態によって限定されない。
【実施例1】
【0027】
本実施例には、ルーターに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法が提供されている。図1に示すように、該自動接続方法は、以下のステップを含む。
【0028】
ステップ11において、トリガー命令を受信する。
【0029】
本実施例において、ルーターには一つのエンティティキーが設けられていることができ、ユーザーは、該エンティティキーをトリガーする(例えば、該エンティティキーを一回クリックする)方式により、前記トリガー命令を入力してもよいし、または、ルーターには一つの仮想キーが設けられていることができ、ユーザーは、該仮想キーをトリガーする(例えば、該仮想キーを一回クリックする)方式により、前記トリガー命令を入力してもよいし、または、ユーザーも、ルーターに関連付けられているアプリケーション(すなわち、APP)のインタフェースにより、前記トリガー命令を入力してもよい。これらに限定されない。
【0030】
ステップ12において、前記トリガー命令に応答し、前記ルーターの非表示無線機能を有効にする。
【0031】
前記非表示無線機能は、隠されている第一SSIDに関連付けられている。
【0032】
具体的には、前記トリガー命令を受信した場合に、前記ルーターは、隠されている第一SSIDを有効にする。さらに、予め定められた時間内に、前記第一SSIDに対応する通信リンクにアクセスしたスマートデバイスがあるかどうかを検出する。代替実施の形態においては、安全を保障するために、該SSIDは、予め設定されている32ビットのパスワードを有し、WPA2/AESで暗号化されている。
【0033】
さらに、前記ルーターの非表示無線機能を有効にした後に、該自動接続方法は、前記自動接続方法は、前記予め定められた時間後、前記ルーターの非表示無線機能を無効にするステップを含む。
【0034】
具体的には、前記予め定められた時間は、ルーターの第一SSIDの予め定められた開き時間である。代替実施の形態においては、前記予め定められた時間が2分に設定されることができる。2分後に、ルーターは、第一SSIDを閉じて、ネットワーク接続プロセスが終了した。
【0035】
ステップ13において、予め定められた時間内に、スマートデバイスは前記非表示無線機能に対応する通信リンクにアクセスしたことが検出された場合に、前記スマートデバイスがネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることはトリガーされるために、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する。
【0036】
前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二SSID及びパスワードを含む。
【0037】
本実施例において、前記ルーターは非表示無線機能を有効にした後に、予め定められた時間内に、あるスマートデバイスは該第一SSID及び相応のパスワードに基づいて前記通信リンクにアクセスしたことが検出された場合に、前記スマートデバイスが前記通信リンクにアクセスすることを許可し、前記スマートデバイスと初歩的な接続を確立し、ルーターの第二SSID及び相応のパスワードをアクセスされたスマートデバイスに送信する。これにより、スマートデバイスは該第二SSID及び相応のパスワードに基づいて該ルーターに接続されているネットワークに接続して、前記スマートデバイスにインターネット機能を実現させる。さらに、他のスマートデバイスの誤接続を防止してセキュリティを高めるために、ネットワーク接続が成功した後に、ルーターは前記第一SSIDを閉じることができる。
【0038】
ここで、前記初歩的な接続は、ルーターと接続対象のスマートデバイスとの間のデータ伝送にのみ用いられ、ネットワークアクセス及び通信の権限を持っていない。
【0039】
さらに、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップ前に、該自動接続方法は、前記スマートデバイスから送信されたゲートウェイ発見情報を受信するステップと、前記ゲートウェイ発見情報に応答し、ゲートウェイ発見回答情報を前記スマートデバイスに送信するステップと、前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報を受信し、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するステップと、を含む。前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報に応答した(例えば、ネットワークアクセス要求応答情報を前記スマートデバイスに送信した)後に、ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する。
【0040】
具体的には、前記ゲートウェイ発見回答情報は、ルーターのゲートウェイのインターネットプロトコルアドレス(Internet Protocol Address(IPアドレス))を含む。後続のステップにおいて、前記スマートデバイスは、該インターネットプロトコルアドレスを使用してゲートウェイと相互対話し、該ルーターとのデータ伝送を実現する。
【0041】
具体的には、前記ネットワークアクセス要求情報は、スマートデバイスのメディアアクセス制御(Media Access Control(MAC))アドレス及びデバイスの種類を含む。
【0042】
さらに、次回の接続を容易にするために、前記スマートデバイスのMACアドレス及びデバイスの種類により、ルーターは該スマートデバイスをデバイスリストに追加することができる。
【0043】
さらに、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信した後に、該自動接続方法は、前記ルーターのネットワークアクセス情報が変化した場合に、更新後のネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップ、を含む。ここで、更新後のネットワークアクセス情報は、更新後の第二SSID及び相応のパスワードを含む。
【0044】
さらに、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信した後に、該自動接続方法は、前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス状態情報を受信し、前記ネットワークアクセス状態情報に応答するステップと、前記スマートデバイスから送信された要求アクセスのネットワークのオンライン要求情報を受信し、前記オンライン要求情報に応答するステップと、を含む。前記ネットワークアクセス状態情報は、前記スマートデバイスのネットワークアクセス状態を示すことができる。前記オンライン要求情報は、前記スマートデバイスのMACアドレス及びデバイスの種類を含む。
【0045】
具体的には、次回に、前記スマートデバイスとの接続を確立した場合には、ルーターは、前記スマートデバイスから送信されたオンライン要求情報を直接受信することができ、該オンライン要求情報に基づいて前記スマートデバイスが前記デバイスリストに含まれているかどうかを確認する。前記スマートデバイスに関連付けられている情報が前記デバイスリストに含まれている場合に、ルーターは、前記オンライン要求情報に応答し、スマートデバイスをネットワークに直接アクセスさせ、該スマートデバイスとの高速自動接続を実現する。
【0046】
さらに、前記スマートデバイスから送信されたオンライン要求情報に応答した後に、該自動接続方法は、前記スマートデバイスから送信されたハートビート情報を受信して前記ハートビート情報に応答し、スマートデバイスがネットワーク接続状態にあるかどうかを判断するステップ、を含む。代替実施の形態においては、前記ハートビート情報の頻度は、10秒ごとに受信して応答する程度である。
【0047】
上記の実施例からわかるように、本実施例において、ルーターは、トリガー命令を受信した時に、スマートデバイスのアクセスを待つために、前記ルーターの非表示無線機能を有効にし、第二SSID及びパスワードを予め定められた時間内で初歩的な接続を確立したスマートデバイスに送信して、スマートデバイスに、該第二SSID及びパスワードに基づいて、該ルーターに接続されているネットワークを接続させる。これにより、予め定められた時間内にスマートデバイスとの高速自動接続が実現される。
【実施例2】
【0048】
本実施例には、スマートデバイスに用いられているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法が提供されている。図2に示すように、該自動接続方法は、以下のステップを含む。
【0049】
ステップ21において、トリガー命令を受信する。
【0050】
本実施例において、スマートデバイスには一つのエンティティ キーが設けられていることができ、ユーザーは、該エンティティキーをトリガーする(例えば、該エンティティキーを一回クリックする)方式により、前記トリガー命令を入力しても良いし、又は、ルーターには一つの仮想キーが設けられていることができ、ユーザーは、該仮想キーをトリガーする(例えば、該仮想キーを一回クリックする)方式により、前記トリガー命令を入力してもよいし、又は、ユーザーは、スマートデバイスに関連付けられているアプリケーション(すなわち、APP)のインタフェースにより、前記トリガー命令を入力してもよく、これらに限定されない。
【0051】
ここで、前記スマートデバイスは、スマートリモコン、スマート照明器具などのスマートデバイスであるかもしれなく、これらに限定されない。前記スマートリモコン、スマート照明器具などのスマートデバイスは、ネットワーク接続機能を有し、ルーターとネットワーク通信するために、ルーターとの接続を確立しなければならない。
【0052】
ステップ22において、前記トリガー命令に応答し、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいて通信接続を行う。
【0053】
具体的には、前記トリガー命令を受信した後に、前記スマートデバイスは、予め定められた第一SSID及び相応のパスワードに基づいて、前記第一SSIDに対応する通信リンクを接続する。代替実施の形態においては、該予め設定された相応のパスワードは、32ビットのパスワードであり、且つ、安全を保障するためにWPA2/AESで暗号化されている。
【0054】
さらに、予め定められた時間内に、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスできない場合に、注意情報が出力される。
【0055】
本実施例において、前記注意情報は、接続状態を示す(例えば、前記スマートデバイスが前記ルーターに接続されていないことをユーザに注意を払わせる)ことができ、又は、次の操作をユーザに注意を払わせる(例えば、トリガー命令をルーター及びスマートデバイスに再入力し、ネットワーク接続をする)ことができ、これらに限定されない。
【0056】
ここで、前記注意情報が、表示灯の変化(例えば、表示灯が点滅すること)ような方式によって表示されることができ、又は、音声の変化(例えば、ビープ音)等のような方式によって表示されることができ、これらに限定されない。
【0057】
具体的には、前記予め定められた時間は、予め定められたスマートデバイスは注意情報を出力する時間である。代替実施の形態においては、前記予め定められた時間が2分に設定されることができる。2分後に、前記スマートデバイスは注意情報を出力し、接続状態が表示され、或いは、ユーザが次の操作に進むように注意を促す。
【0058】
ステップ23において、予め定められた時間内に、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスする。
【0059】
本実施例において、スマートデバイスは、予め定められた時間内に、該第一SSID及び相応のパスワードに基づいて前記通信リンクにアクセスして前記ルーターと初歩的な接続を確立した後に、ルーターは、ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する。スマートデバイスは、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した時に、前記第二SSID及び相応のパスワードに基づいて前記ルーターとネットワーク接続を確立し、前記ルーターに接続されているネットワークに接続した。ここで、前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二SSID及び相応のパスワードを含む。
【0060】
ここで、前記初歩的な接続は、ルーターとのデータ伝送を行うことにのみ用いられ、ネットワークアクセス及び通信の権限を持っていない。
【0061】
さらに、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスした後に、該自動接続方法は、ゲートウェイ発見情報をルーターに送信するステップと、前記ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信するステップと、前記ルーターが前記ネットワークアクセス情報を送信することはトリガーされるために、受信された前記ゲートウェイ発見回答情報により、ネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信するステップと、を含む。
【0062】
具体的には、ルーターとのデータ伝送を実現するために、初歩的な接続が確立された後に、ゲートウェイ発見情報をルーターに送信し、ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信することができる。前記ゲートウェイ発見回答情報は、ルーターのゲートウェイIPを含む。該ゲートウェイIPに基づいて、ルーターとのデータ伝送が実現される。
【0063】
具体的には、スマートデバイスは、該ルーターのゲートウェイIPに基づいて、ネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信する。前記ネットワークアクセス要求情報は、スマートデバイスのMACアドレス及びデバイスの種類を含む。
【0064】
さらに、次回の接続を容易にするために、前記スマートデバイスは、前記ルーターのゲートウェイIP及びネットワークアクセス情報を受信する時に、ルーターをデバイスリストに追加することができる。
【0065】
さらに、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスした後、該自動接続方法は、前記ルーターから送信された新しいネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記新しいネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップ、を含む。ここで、前記新しいネットワークアクセス情報は、前記ルーターの新しい第二SSID及び相応の新しいパスワードを含む。
【0066】
さらに、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した後に、該自動接続方法は、ネットワークアクセス状態情報を前記ルーターへ送信するステップと、前記ルーターから送信された応答情報を受信するステップと、ネットワークにアクセスすることが必要であった場合に、オンライン要求情報を前記ルーターへ送信するステップと、含む。前記ネットワークアクセス状態情報は、前記スマートデバイスのネットワークアクセス状態を示すことができる。前記オンライン要求情報は、MACアドレス及びデバイスの種類を含む。
【0067】
具体的には、次回に、前記ルーターとの接続を確立した場合には、前記デバイスリストに、前回接続した前記ルーターのゲートウェイIP及びネットワークアクセス情報が既に含まれている場合に、スマートデバイスは、オンライン要求情報を前記ルーターに直接送信し、前記ルーターから送信された応答情報を受信する場合に、ネットワークアクセスを直接行い、ルーターとの自動接続を実現する。
【0068】
さらに、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターによって送信された応答情報を受信した後に、該前記自動接続方法は、スマートデバイスがネットワーク接続状態にあるかどうかを判断するために、ハートビート情報を前記ルーターに送信し、前記ルーターから送信されたハートビート応答情報を受信する。代替実施の形態においては、前記ハートビート情報を送信する頻度は、10秒ごとに一回送信する程度である。
【0069】
上記の実施例からわかるように、本実施例において、スマートデバイスは、トリガー命令を受信して前記トリガー命令に応答した後に、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいてルーターと通信接続を行い、ユーザが手動で検索する必要がない。予め定められた時間内に前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、スマートデバイスは、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスする。これにより、予め定められた時間内でルーターとの高速自動接続が実現される。
【0070】
図1および/または図2を示す方法に基づいて、一つの適用情景においては、まず、ユーザーは、ルーターに設置されている相応のボタンをトリガーすることにより、トリガー命令を入力し、前記ルーターの非表示無線機能を有効にし、そして、スマートデバイスはルーターからネットワークアクセス情報を収得してネットワークの自動接続を完成するために、予め定められた時間内でスマートデバイスに設置されている相応のボタンをトリガーすることにより、前記スマートデバイスが前記非表示無線機能に対応する通信リンクにアクセスすることをトリガーすることができる。また、別の適用情景においては、まず、ユーザーは、スマートデバイスに設置されている相応のボタンをトリガーすることにより、スマートデバイスが予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいてルーターとの接続を行うことをトリガーし、そして、予め定められた時間内でルーターに設置されている相応のボタンをトリガーすることにより、前記ルーターの非表示無線機能を有効にすることができる。これにより、スマートデバイスは、予め定められた時間内に予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいて該ルーターにアクセスし、且つ、ルーターからネットワークアクセス情報を収得してネットワークの自動接続を完成することができる。
【実施例3】
【0071】
以下、一つの具体適用情景を例として、本実施例に提供されているスマートデバイスとルーターとの自動接続方法のインタラクションの流れについて説明する。図3に示すように、該自動接続方法は、以下のステップを含む。
【0072】
ステップ301において、ルーターは、第一トリガー命令を受信して前記第一トリガー命令に応答し、第一予め定められた時間内で、前記ルーターの非表示無線機能を有効にする。スマートデバイスは、第二トリガー命令を受信して前記第二トリガー命令に応答し、第二予め定められた時間内でルーターと通信接続を行う。
【0073】
具体的には、前記非表示無線機能は、隠されている第一SSIDに関連付けられている。
【0074】
代替実施の形態においては、前記第一予め定められた時間又は前記第二予め定められた時間が2分に設定されることができる。他のスマートデバイスとの誤接続の可能性を減らし、セキュリティの向上の目的を達成するために、前記第一予め定められた時間が経過した後、ルーターは前記非表示無線機能を無効にすることができる。前記第二予め定められた時間内に前記ルーターとの通信接続が正しく確立されない場合に、前記スマートデバイスは、注意情報を出力する。ユーザーは、注意情報によって次の操作を行うことができる。
【0075】
前記第一トリガー命令および前記第二トリガー命令の「第一」および「第二」とういう用語は、異なる主体(例えば、ルーターまたはスマートデバイス)で入力したトリガー命令を区別するために単に使用されている。前記第一予め定められた時間および前記第二予め定められた時間の「第一」および「第二」とういう用語は、異なる主体(例えば、ルーターまたはスマートデバイス)中に予め定められた時間を区別するために単に使用されている。具体的には、前記第一トリガー命令は、ルーターで入力したトリガー命令を示し、前記第二トリガー命令は、スマートデバイスで入力したトリガー命令を示し、前記第一予め定められた時間は、ルーター中に予め定められた時間を示し、前記第二予め定められた時間は、スマートデバイス中に予め定められた時間を示す。ここで、前記第一予め定められた時間と前記第二予め定められた時間とは同じでも異なっていてもよく、これらに限定されない。
【0076】
ステップ302において、予め定められた時間内で、スマートデバイスは、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいて、ルーターの第一SSIDに対応する通信リンクにアクセスする。
【0077】
具体的には、ルーターの第一SSIDに対応する通信リンクにアクセスすることにより、スマートデバイスによって確立された初歩的な接続は、ルーターに接続されているネットワークにアクセスする権限を持っていなく、ルーターとのデータ伝送を行う権限しか持っていない。
【0078】
代替実施の形態においては、データを伝送している時に、スマートデバイスは、ユーザーデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol(UDP))を用いてルーターと通信する。
【0079】
代替実施の形態においては、データを伝送している時に、スマートデバイスとルーターとのデフォルトリッスンポートは、8686である。
【0080】
ステップ303において、スマートデバイスは、前記通信リンクに正しくアクセスした後、ゲートウェイ発見情報をルーターに送信する。
【0081】
ステップ304において、ルーターは、前記ゲートウェイ発見情報を受信した後、ゲートウェイ発見回答情報をスマートデバイスに返信する。
【0082】
具体的には、スマートデバイスは、ゲートウェイ発見回答情報に含まれているゲートウェイIPアドレスに基づいて、ルーターと、後続のデータ伝送及びインタラクションを行うことができる。
【0083】
ステップ305において、スマートデバイスは、ネットワークアクセス要求情報をルーターに送信する。
【0084】
具体的には、前記ネットワークアクセス要求情報は、スマートデバイスのMACアドレス及びデバイスの種類を含む。ルーターは、前記ネットワークアクセス要求情報を受信した後、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するとともに、スマートデバイスは次のネットワーク接続を簡単に高速確立することができるために、前記ネットワークアクセス要求情報をデバイスリストに追加する。
【0085】
ステップ306において、ルーターは、前記ネットワークアクセス要求情報を受信した後、ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する。
【0086】
ここで、前記ネットワークアクセス情報は、ルーターの第二SSID及びパスワードを含む。スマートデバイスは、受信されたネットワークアクセス情報に基づいて、ルーターの第二SSIDに接続し、ネットワーク接続を確立し、ルーターに接続されているネットワークにアクセスする権限を得ることがでる。
【0087】
ステップ307において、スマートデバイスは、前記ネットワークアクセス情報に基づいて、ルーターに接続されているネットワークにアクセスし、且つ、ネットワークアクセス状態情報をルーターに送信する。
【0088】
具体的には、スマートデバイスは、受信されたネットワークアクセス情報に基づいて、ルーターの第二SSIDに接続した後に、ネットワークアクセス状態情報を前記ルーターに送信する。ルーターへの接続が成功した場合に、ネットワークアクセス状態が、アクセスネットワークが成功したことであり、ネットワークにアクセスすることが必要であった場合に、オンライン要求情報をルーターに直接送信する。ルーターへの接続が失敗した場合に、ネットワークアクセス状態が、アクセスネットワークが失敗したことであり、接続の確立が続けられる。
【0089】
ステップ308において、ルーターは、非表示無線機能を無効にする。
【0090】
代替実施の形態においては、他のスマートデバイスの誤接続の可能性を減らし、セキュリティの向上の目的を達成するために、ルーターは、スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス状態情報を受信した場合に、前記非表示無線機能を無効にする。
【0091】
ステップ309において、スマートデバイスは、オンライン要求情報をルーターに送信する。
【0092】
代替実施の形態においては、ネットワークにアクセスすることが必要であった場合に、スマートデバイスは、オンライン要求情報をルーターに送信して、ルーターを介してネットワークにアクセスする。
【0093】
代替実施の形態においては、次回に、前記スマートデバイスは前記ルーターに接続する時に、スマートデバイスのデバイスリストには、前記ルーターのゲートウェイIPアドレス及びネットワークアクセス情報が既に含まれている場合に、初歩的な接続が確立する必要がない。オンライン要求情報を前記ルーターに直接送信してもよい。
【0094】
ステップ310において、スマートデバイスは、ハートビート情報をルーターに送信する。
【0095】
代替実施の形態においては、スマートデバイスがずっとネットワーク接続状態にあるかどうかを判断するために、前記ハートビート情報を送信する頻度は、10秒ごとに一回送信する程度である。
【0096】
ステップ311において、ルーターに接続されているネットワークが変化した場合に、ルーターは、更新後のネットワークアクセス情報をスマートデバイスに送信する。
【0097】
ステップ312において、スマートデバイスは、受信された新しいネットワークアクセス情報に基づいて、ルーターに接続されているネットワークにアクセスし、ネットワークアクセス状態情報をルーターに送信する。
【0098】
本実施例において、ルーターの第二SSIDおよび/または相応のパスワードがユーザーに更新された場合に、ルーターは、更新後のネットワークアクセス情報を接続されたスマートデバイスに送信する。スマートデバイスは、受信された新しいネットワークアクセス情報に基づいて、新しい第二SSIDに再接続する。さらに、スマートデバイスは、ネットワークアクセス状態情報をルーターに送信することができる。ネットワークアクセス状態はアクセスネットワークが成功した状態であり、且つ、ルーターが応答情報を返信した場合に、ルーターに接続されているネットワークにアクセスするために、スマートデバイスはオンライン要求をルーターに送信することができる。
【0099】
代替実施の形態においては、ルーターを介してネットワークにアクセスする必要がない場合に、スマートデバイスは、オフライン要求情報をルーターに送信することができる。ルーターは前記オフライン要求情報を受信して前記オフライン要求情報に応答した後、一回のスマートデバイスとルーターとの間のネットワーク接続プロセスが完成された。
【0100】
上記の実施例からわかるように、本実施例のルーターには、第一サービスセット識別子及び第二サービスセット識別子が設置されている。一方、ルーターは第一サービスセット識別子に関する通信機能(例えば、非表示無線機能)を有効にした後、スマートデバイスが該非表示無線機能に対応する通信リンクにアクセスしてルーターからネットワークアクセス情報を取得して自動的にネットワークに接続することはトリガーされることができる。他方、予め定められた時間が設けられているため、他のスマートデバイスの誤接続の可能性を減らし、セキュリティの向上の目的を達成することができる。
【実施例4】
【0101】
本実施例には、上記のルーターに用いられるスマートデバイスとルーターとの自動接続方法に対応するルーターが提供されている。本実施例に提供されているルーターの構造を図4に示し、説明を簡単にするために、本実施例に関する部分のみが示されている。本実施例で明確に示されている他の状況がない限り、本実施例で明示的に説明されていない部分は、実施例1におけるスマートデバイスとルータとの自動接続方法に対応する。
【0102】
具体的には、図4を参照して下さい。該ルーターは、トリガーモジュール41と、無線機能起動モジュール42と、通信モジュール43と、を備える。
【0103】
トリガーモジュール41は、トリガー命令を受信するために設けられる。前記トリガー命令が、前記ルーターに設置されているボタンによってトリガーされることができる。
【0104】
無線機能起動モジュール42は、前記トリガー命令に応答し、前記ルーターの非表示無線機能を有効にするために設けられる。前記非表示無線機能は、隠されている第一SSIDに関連付けられている。
【0105】
通信モジュール43は、予め定められた時間内に、スマートデバイスは前記非表示無線機能に対応する通信リンクにアクセスしたこと、が検出された場合に、ネットワークアクセス情報をスマートデバイスに送信し、前記スマートデバイスは前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることをトリガーするために設けられる。前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二SSID及びパスワードを含む。
【0106】
具体的には、通信モジュール43は、さらに、ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する前に、前記スマートデバイスから送信されたゲートウェイ発見情報を受信し、前記ゲートウェイ発見情報に応答し、ゲートウェイ発見回答情報を前記スマートデバイスに送信し、前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報を受信し、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するために設けられる。
【0107】
代替実施の形態においては、通信モジュール43は、さらに、ネットワークアクセス情報をスマートデバイスに送信した後、前記ルーターのネットワークアクセス情報が変化した場合に、更新後のネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するために設けられる。
【0108】
代替実施の形態においては、前記ルーターは、さらに、無線機能禁止モジュール(図示せず)を備える。無線機能禁止モジュールは、前記ルーターの非表示無線機能が有効にされた、且つ、予め定められた時間が経過した後、前記ルーターの非表示無線機能を無効にし、又は、スマートデバイスとルーターとの間のネットワーク接続がうまく確立された後、前記ルーターの非表示無線機能を無効にするために設けられる。
【0109】
代替実施の形態においては、前記ルーターは、さらに、情報メンテナンスモジュール(図示せず)を備える。情報メンテナンスモジュールは、デバイスリストに記憶されているスマートデバイスに関する情報をメンテナンスするために設けられる。スマートデバイスに関する情報は、例えば、スマートデバイスのMACアドレス及びデバイスの種類などである。
【0110】
上記の実施例からわかるように、本実施例において、ルーターはトリガー命令を受信した時に、スマートデバイスのアクセスを待つために、前記ルーターの非表示無線機能を有効にし、第二SSID及びパスワードを予め定められた時間内で初歩的な接続を確立したスマートデバイスに送信して、スマートデバイスに、該第二SSID及びパスワードに基づいて、該ルーターに接続されているネットワークを接続させることにより、予め定められた時間内でデバイスとの高速自動接続が実現される。
【実施例5】
【0111】
本実施例には、上記のスマートデバイスに用いられるスマートデバイスとルーターとの自動接続方法に対応するスマートデバイスが提供されている。本実施例に提供されているスマートデバイスの構造を図5に示し、説明を簡単にするために、本実施例に関する部分のみが示されている。本実施例で明確に示されている他の状況がない限り、本実施例で明示的に説明されていない部分は、実施例2におけるスマートデバイスとルータとの自動接続方法に対応する。
【0112】
具体的には、図5を参照されたい。該スマートデバイスは、トリガーモジュール51と、第一接続モジュール52と、通信モジュール53と、第二接続モジュール54と、を備える。
【0113】
トリガーモジュール51は、トリガー命令を受信するために設けられる。前記トリガー命令が、前記スマートデバイスに設置されているボタンによってトリガーされる。
【0114】
第一接続モジュール52は、前記トリガー命令に応答し、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいて通信接続を行うために設けられる。
【0115】
通信モジュール53は、予め定められた時間内に前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて第二接続モジュール54によって前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするために設けられる。
【0116】
具体的には、通信モジュール53は、さらに、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスした後、ゲートウェイ発見情報をルーターに送信し、前記ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信し、受信された前記ゲートウェイ発見回答情報により、ネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信するために設けられる。
【0117】
代替実施の形態においては、通信モジュール53は、さらに、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した後、前記ルーターから送信された新しいネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記新しいネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするために設けられる。
【0118】
代替実施の形態においては、前記スマートデバイスは、さらに、情報注意モジュール(図示せず)を備える。前記情報注意モジュールは、第一接続モジュール52は予め定められた時間内に前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスできない場合に、注意情報を出力するために設けられる。
【0119】
代替実施の形態においては、前記スマートデバイスは、さらに、情報メンテナンスモジュール(図示せず)を備える。前記情報メンテナンスモジュールは、デバイスリストに記憶されているルーターに関する情報をメンテナンスするために設けられる。ルーターに関する情報は、例えば、ルーターのゲートウェイIPアドレス、ネットワークアクセス情報などである。
【0120】
上記の実施例からわかるように、本実施例において、スマートデバイスは、トリガー命令を受信して前記トリガー命令に応答した後に、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいてルーターと通信接続を行い、ユーザが手動で検索する必要はない。スマートデバイスは、予め定められた時間内に前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることにより、予め定められた時間内でルーターとの高速自動接続が実現される。
【実施例6】
【0121】
また、本実施例には、ルーターが提供されている。図6を参照して下さい。該ルーターは、さらにメモリ61と、プロセッサ62と、を備える。前記メモリ61にはコンピュータプログラムが記憶されている。メモリ61は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために設けられる。プロセッサ62は、メモリ61に記憶されているソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、さまざまな機能応用及びデータ処理を実行する。具体的には、メモリ61に記憶されているソフトウェアプログラム及びモジュールが、プロセッサ62に実行される場合に、以下のステップが実現される。
【0122】
前記ルーターに設置されているボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信し、
【0123】
前記トリガー命令に応答し、前記ルーターの非表示無線機能を有効にし、
【0124】
予め定められた時間内に、スマートデバイスは第一SSIDに対応する通信リンクにアクセスしたことが検出された場合に、前記スマートデバイスが前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスすることはトリガーされるために、ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する。ここで、前記非表示無線機能は、隠されている前記第一SSIDに関連付けられている。前記ネットワークアクセス情報は、前記ルーターの第二SSID及びパスワードを含む。
【0125】
以上の実施の形態は、第一の可能な実施の形態であれば、第一の可能な実施の形態に基づいて提供されている第二の可能な実施の形態においては、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信する前に、さらに、
【0126】
前記スマートデバイスから送信されたゲートウェイ発見情報を受信し、
【0127】
前記ゲートウェイ発見情報に応答し、ゲートウェイ発見回答情報を前記スマートデバイスに送信し、
【0128】
前記スマートデバイスから送信されたネットワークアクセス要求情報を受信し、前記ネットワークアクセス要求情報に応答するステップを含む。
【0129】
上記の第一の可能な実施の形態又は上記の第二の可能な実施の形態に基づいて提供されている第三の可能な実施の形態において、前記ネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信した後に、さらに、
【0130】
前記ルーターのネットワークアクセス情報が変化した場合に、更新後のネットワークアクセス情報を前記スマートデバイスに送信するステップを含む。
【0131】
上記の第一の可能な実施の形態又は上記の第二の可能な実施の形態に基づいて提供されている第四の可能な実施の形態において、前記ルーターの非表示無線機能を有効にした後、さらに、
【0132】
前記予め定められた時間後に、前記ルーターの非表示無線機能を無効にするステップを含む。
【0133】
代替実施の形態においては、図6に示すように、前記ルーターは、さらに、1つまたは複数のインターフェイスモジュール63(図6には1つのみが示される)と、1つまたは複数のボタン64(図6には1つのみが示される)と、を備える。メモリ61と、プロセッサ62と、インターフェイスモジュール63と、ボタン64とは、バス65により接続されている。
【0134】
本実施例においては、プロセッサ62は、中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))であっても良いことを理解すべきである。さらに、該プロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor(DSP)),特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit(ASIC))、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array(FPGA))または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理回路、離散ハードウェアコンポーネントなどであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサなどであっても良い。
【0135】
メモリ61は、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ及びランダムアクセスメモリを含むことができる。メモリ61は、プロセッサ62に命令およびデータを提供する。メモリ61の一部または全部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。
【0136】
インターフェイスモジュール63は、ローカルエリアネットワークインターフェイス、ワイドエリアネットワークインターフェイス及び配置インターフェイスを含むことができる。ローカルエリアネットワークインターフェイスは、主に、前記ルーターとローカルエリアネットワークとの接続のために設けられ、ケーブルインターフェイス、イーサネット(登録商標)インターフェイス及び光ファイバーインターフェイスなどを含んでもよい。ワイドエリアネットワークインターフェイスは、主に、前記ルーターとワイドエリアネットワークとの接続のために設けられ、イーサネット(登録商標)及び高速イーサネット(登録商標)ポート、高速シリアルポート、高速同期シリアルポート、非同期シリアルポート、サービス統合デジタル網(Integrated Services Digital Network(ISDN))ポートなどを含んでもよい。配置インターフェイスは、主に、ルーターを配置することために設けられ、コンソールポート及び非同期ポートなどを含んでもよい。
【0137】
ボタン64は、ルーターに設置されている仮想キー、エンティティキーまたはルーターに関連するアプリケーションなど、ユーザーに押された場合にトリガー命令を送信するためのボタンを含むことができる。
【0138】
上記の実施例からわかるように、本実施例において、ルーターはトリガー命令を受信した時に、スマートデバイスのアクセスを待つために、前記ルーターの非表示無線機能を有効にし、予め定められた時間内に初歩的な接続を確立したスマートデバイスは、第二SSID及びパスワードを送信した時に、スマートデバイスに該第二SSID及びパスワードに基づいて該ルーターに接続されているネットワークを接続させることにより、予め定められた時間内にデバイスとの高速自動接続が実現される。
【実施例7】
【0139】
本実施例には、スマートデバイスが提供されている。図7を参照してください。該スマートデバイスは、さらに、メモリ71と、プロセッサ72と、を備える。前記メモリ71には、コンピュータプログラムが記憶されている。メモリ71は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために設けられる。プロセッサ72は、メモリ71に記憶されているソフトウェアプログラム及びモジュールをを実行することにより、さまざまな機能応用及びデータ処理を実行する。具体的には、メモリ71に記憶されている前記コンピュータプログラムが、プロセッサ72に実行される場合に、以下のステップが実現される。
【0140】
前記スマートデバイスに設置されているボタンによってトリガーされたトリガー命令を受信し、
前記トリガー命令に応答し、予め定められた第一SSID及びパスワードに基づいて通信接続を行い、
予め定められた時間内にスマートデバイスが前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスし、且つ、前記ルーターから送信されたネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスする。
【0141】
以上の実施の形態は、第一の可能な実施の形態であれば、第一の可能な実施の形態に基づいて提供されている第二の可能な実施の形態においては、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスした後、さらに、
ゲートウェイ発見情報を前記ルーターに送信し、
前記ルーターから送信されたゲートウェイ発見回答情報を受信し、
前記ルーターが前記ネットワークアクセス情報を送信することはトリガーされるために、受信された前記ゲートウェイ発見回答情報に基づいて、ネットワークアクセス要求情報を前記ルーターに送信するステップを含む。
【0142】
上記の第一の可能な実施の形態又は上記の第二の可能な実施の形態に基づいて提供されている第三の可能な実施の形態において、前記ネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスした後、さらに、
前記ルーターから送信された新しいネットワークアクセス情報を受信した場合に、前記新しいネットワークアクセス情報に基づいて前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスするステップを含む。
上記の第一の可能な実施の形態又は上記の第二の可能な実施の形態に基づいて提供される第四の可能な実施の形態において、さらに、予め定められた時間内に、前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスできない場合に、注意情報を出力するステップを含む。
【0143】
代替実施の形態においては、前記スマートデバイスは、スマートリモコン、スマート照明器具などのスマートデバイスであっても良い。前記スマートリモコン、スマート照明器具などのスマートデバイスは、ネットワーク接続機能を有し、且つ、ルーターとネットワーク通信するために、ルーターとの接続を確立しなければならない。
【0144】
代替実施の形態においては、図7に示すように、前記スマートデバイスは、さらに、1つまたは複数のボタン73(図7には1つのみが示される)を備える。メモリ71と、プロセッサ72と、ボタン73とは、バス74により接続されている。
【0145】
本実施例においては、プロセッサ72は、中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))であっても良いことを理解すべきである。さらに、該プロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor(DSP)),特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit(ASIC))、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array(FPGA))または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理回路、離散ハードウェアコンポーネントなどであっても良い。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサなどであっても良い。
【0146】
メモリ71は、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよい。メモリ71は、プロセッサ72に命令およびデータを提供する。メモリ71の一部または全部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。
【0147】
ボタン73は、スマートデバイスに設置されている仮想キー、エンティティキー及びルーターに関連するアプリケーションなど、ユーザーに押された場合にトリガー命令を送信するためのボタンを含んでもよい。
【0148】
図7に示されるものに加えて、スマートデバイスは、デバイスの対応する機能を実装するために異なるデバイスによって必要とされるモジュールおよびデバイスをさらに含んでもよいことを理解すべきである。例えば、スマート照明器具は、照明機能を実現するための必要な照明器具またはデータ伝送するための必要なモジュールと及びデバイス(例えば、ルーターとデータ伝送を行うための無線通信モジュール)を含んでもよい。
【0149】
本実施例において、スマートデバイスは、トリガー命令を受信して第二トリガー命令に応答し、予め定められた第一サービスセット識別子及びパスワードに基づいて、ルーターと通信接続を行い、予め定められた時間内に前記第一SSIDに対応する通信リンクにうまくアクセスした場合に、前記ルーターから送信された第二SSID及びパスワードを受信し、前記第二SSID及びパスワードによって前記ルーターに接続されているネットワークにアクセスして、ルーターとの自動接続を実現する。
【0150】
上記の集積されるモジュール/ユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に保存されてもよい。上記の理解に基づき、上記の本願の実施の形態の方法におけるプロセスの全部または一部は、関連するハードウェアがコンピュータープログラムに指示されることにより、実施されることができる。上記のコンピュータープログラムが、コンピュータ可読記憶媒体に保存されてもよい。該コンピュータープログラムがプロセッサに実行される時に、上記の方法の実施の形態におけるステップが実装されることができる。ここで、上記のコンピュータープログラムは、コンピュータープログラムコードを含む。上記のコンピュータープログラムコードの形式は、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、実行可能ファイルまたはある中間形式であっても良い。上記のコンピュータ可読記憶媒体は、上記のコンピュータープログラムコードを携帯できる任意のエンティティまたは装置、記録媒体、USBドライブ、リムーバブルハードディスク、磁気ディスク、コンパクトディスク、コンピューターメモリ、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory(ROM))、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory(RAM))、電気搬送信号、電気信号、ソフトウェア配信媒体などを含んでも良い。上記のコンピュータ可読記憶媒体に含まれているコンテンツが、司法管轄区域の法律および特許慣行の要件に応じて適切に増減することができる。
【0151】
開示された実施の形態の上記の説明に基づいて、当業者は本願を実施または使用することができる。これらの実施の形態に対するさまざまな修正は、当業者に容易に明らかになるであろう。本明細書で定義された一般的な原理は、本願の範囲の精神または範囲を逸脱することなく、他の実施の形態に適用されてもよい。したがって、本願はここに示されている態様に制限されることは意図されておらず、ここに開示されている原理および新規の特徴にしたがった広い範囲にしたがうものである。
【0152】
当業者には、説明上の利便性と簡略化のために、上記の各機能ユニット及びモジュールの分割によってのみ本願を例示的に示す。実際に、必要に応じて、上記の機能が、異なる機能ユニットおよびモジュールに割り当てられて完成される。即ち、上述した全部または一部の機能が完成されるために、上記の装置の内部構成が異なる機能ユニットおよびモジュールに分割されている。本願の各実施の形態中の各機能ユニットまたはモジュールは、一つの処理ユニット中に集積されてもよいし、各ユニットが単独で物理的に存在してもよいし、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニット中に集積されてもよい。上述の集積されたユニットは、ハードディスクの方法によって実現されるが、ソフトウェア機能モジュールの方法を採用して実現してもよい。また、各機能ユニット、モジュールの特定の名前は、互いに区別するためだけのものであり、本願の範囲を限定するものではない。上記のシステムのユニットとモジュールの特定の作業プロセスは、前述の方法の実施の形態における対応するプロセスを参照することができ、ここでは繰り返しない。
【0153】
上記の実施の形態によって提供されている方法および詳細な例は、実施の形態によって提供されている装置およびデバイスと組み合わせられ、相互参照され得る。ここでは繰り返しない。
【0154】
当業者は、本明細書に開示されている実施の形態に説明されている様々な例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピューターソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実装されることができることを認識するだろう。これらの機能がハードウェアまたはソフトウェアで実行されるかどうか、技術的な解決策の特定の応用及び設計の制約の条件に依存する。説明されている機能を実装するために、当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用することができるが、そのような実装は本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0155】
本願が提供する幾つかの実施例においては、開示されている装置/端末装置及び方法は、その他の方法によって実現できることは理解されていることである。例えば、上記に説明されている装置の実施例は単なる例にすぎず、例えば、モジュールの分割は、単なる一種の論理機能の分割であり、実際に実現する際は他の分割方法を有してもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、結合されてもよいし、または他のシステムに統合されてもよい。また、いくつかの特徴が無視されてもよいし、または、いくつかの特徴が実行されなくてもよい。
【0156】
上記の実施例は本願の技術的な解決策を例示するためにのみ使用され、本願の技術的な解決策の範囲を制限しなく、上記の実施例を参照して本願を詳細に説明しているが、当業者は、以上の実施例に記載されている技術的な解決策に対する補正又は同等の置き換えを行うことができ、しかし、その補正又は同等の置き換えは、本願の各実施例における技術的な解決策の精神及び範囲を超えてはならなく、全て本願の範囲内に含まれていることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7