IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ジャパンディスプレイの特許一覧

<>
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図1
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図2
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図3
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図4
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図5
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図6
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図7
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図8
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図9
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図10
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図11
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図12
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図13
  • 特許-表示装置及び表示装置用基板 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-13
(45)【発行日】2022-05-23
(54)【発明の名称】表示装置及び表示装置用基板
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20220516BHJP
   G02F 1/1335 20060101ALI20220516BHJP
   G02F 1/1368 20060101ALI20220516BHJP
   G02B 5/20 20060101ALI20220516BHJP
【FI】
G09F9/30 349C
G09F9/30 349A
G09F9/30 320
G02F1/1335 500
G02F1/1368
G02B5/20 101
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018009097
(22)【出願日】2018-01-23
(65)【公開番号】P2019128417
(43)【公開日】2019-08-01
【審査請求日】2020-11-11
(73)【特許権者】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川村 達
(72)【発明者】
【氏名】上島 誠司
(72)【発明者】
【氏名】安達 浩一郎
(72)【発明者】
【氏名】山本 哲也
【審査官】小野 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-003650(JP,A)
【文献】特開2014-002385(JP,A)
【文献】特開2009-210967(JP,A)
【文献】特開2017-032812(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0248578(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2007-0077703(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00-46
G02F 1/13-1/141
1/15-1/19
G02B 5/00-5/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する第1基板及び第2基板の間に表示機能層を有する表示装置であって、
前記第2基板は、画像を表示する表示領域において、第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、
前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で互いに当接した状態で積層され、
前記第2基板は、前記第1基板と対向する第3対向面を有する絶縁基板を含み、
前記第1遮光層は、前記第3対向面に接触し、周囲の前記第2方向の第1幅よりも大きい第2幅を有する拡張部を有し、
前記第2遮光層は、前記交差部以外の部分で前記第3対向面に接触し、
前記拡張部は、スペーサに対向し、
前記交差部以外の前記第1遮光層の第1厚さは、前記交差部以外の前記第2遮光層の第2厚さよりも小さい、表示装置。
【請求項2】
前記交差部における前記第1遮光層の第3厚さと前記交差部における第2遮光層の第4厚さとの和は、前記第1厚さと前記第2厚さとの和よりも小さい、請求項に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2基板は、前記第1方向において前記第2遮光層に隣接するカラーフィルタをさらに備え、
前記第2厚さは、前記カラーフィルタの第5厚さ以上である、請求項又はに記載の表示装置。
【請求項4】
前記第2遮光層は、前記第1基板と対向する第1対向面を有し、
前記カラーフィルタは、前記第1対向面に接触していない、請求項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1遮光層は、前記第1基板に対向する第2対向面を有し、
前記カラーフィルタは、前記第2対向面に接触している、請求項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1基板は、ゲート線及びソース線を備え、
前記第1遮光層は、前記ゲート線に対向し、
前記第2遮光層は、前記ソース線に対向する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
対向する第1基板及び偏光板との間に表示機能層を有する表示装置であって、
該表示機能層と偏光板との間には、第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、
前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で互いに当接した状態で積層され、
前記第1遮光層は、スペーサに対向し、周囲の前記第2方向の第1幅よりも大きい第2幅を有する拡張部を有し、
前記交差部以外の前記第1遮光層の第1厚さは、前記交差部以外の前記第2遮光層の第2厚さよりも小さい、表示装置。
【請求項8】
第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、
前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で積層され、
前記第1遮光層は、スペーサに対向し、周囲の前記第2方向の第1幅よりも大きい第2幅を有する拡張部を有し、
前記交差部以外の前記第1遮光層の第1厚さは、前記交差部以外の前記第2遮光層の第2厚さよりも小さい、表示装置用基板。
【請求項9】
隣り合う前記第2遮光層間にカラーフィルタが充填されている、請求項に記載の表示装置用基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置及び表示装置用基板(カラーフィルタ基板)に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、更に高精細な表示装置が望まれている。表示装置は、例えば、格子状に形成された遮光層を備えており、格子間に開口部が形成されている。高精細化に伴い、開口部の形状を適正に保ちつつ遮光層を形成することが課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-32812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態の目的は、遮光層の形状を適正に保つことができる表示装置及び表示装置用基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る表示装置は、対向する第1基板及び第2基板の間に表示機能層を有する表示装置であって、前記第2基板は、画像を表示する表示領域において、第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で互いに当接した状態で積層されている。
【0006】
他の実施形態に係る表示装置は、対向する第1基板及び偏光板との間に表示機能層を有する表示装置であって、該表示機能層と偏光板との間には、第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で互いに当接した状態で積層されている。
【0007】
また、他の実施形態に係る表示装置用基板は、第1方向に延出する第1遮光層と、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第2遮光層とを備え、前記第1遮光層及び第2遮光層は、交差部で積層されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本実施形態に係る表示装置を構成する表示パネルの構成例を示す平面図である。
図2図2は、第2基板の構成例を示す平面図である。
図3図3は、横遮光層と縦遮光層との積層状態の一例を示す斜視図である。
図4図4は、第1基板の構成例を示す平面図である。
図5図5は、図2に示したV-Vに沿って切断した表示装置の構成例を示す断面図である。
図6図6は、図2に示したVI-VIに沿って切断した表示装置の構成例を示す断面図である。
図7図7は、第2基板の製造工程の一例を示す模式図である。
図8図8は、第2基板の製造工程の一例を示す模式図である。
図9図9は、第2基板の製造工程の一例を示す模式図である。
図10図10は、第2基板の製造工程の一例を示す模式図である。
図11図11は、第2基板の製造工程の一例を示す模式図である。
図12図12は、本実施形態に係る表示装置の他の構成例を示す断面図である。
図13図13は、本実施形態に係る表示装置の他の構成例を示す断面図である。
図14図14は、本実施形態に係る表示装置の他の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、いくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
各実施形態においては、表示装置の一例として液晶表示装置を開示する。この液晶表示装置は、例えば、VR(Virtual Reality)ビュアー、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、車載機器、ゲーム機器等の種々の装置に用いることができる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る表示装置DSPを構成する表示パネルPNLの構成例を示す平面図である。図中の第1方向X、第2方向Y、及び第3方向Zは、互いに直交しているが、直交以外の状態で交差していてもよい。第3方向Zから第1方向X及び第2方向Yによって規定されるX-Y平面をみることを平面視という。以下、第3方向Zを示す矢印の先端に向かう方向を上方(あるいは、単に上)と称し、第3方向Zを示す矢印の先端から逆に向かう方向を下方(あるいは、単に下)と称する。また、以下、第3方向Zの長さを厚さと称する。
【0011】
平面視した場合、表示パネルPNLは、例えば、略長方形状に形成されている。なお、表示パネルPNLは、角部に丸みを帯びたラウンド形状に形成されていてもよい。表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1と対向する第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持された表示機能層(本実施形態では、後述する液晶層LC)と、を備えている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とは、これらの間に所定のギャップを形成した状態で、シール材SLによって貼り合わせられている。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間とシール材SLとによって囲まれた空間に充填されている。表示パネルPNLは、シール材SLによって囲まれた内側に画像を表示する表示領域DAを有している。表示領域DAは、例えば、略矩形状である。なお、表示領域DAは、他の多角形状であってもよいし、ラウンド形状であってもよい。また、表示パネルPNLは、表示領域DAの外側に非表示領域NDAを有している。
【0012】
表示パネルPNLは、表示領域DAに複数の副画素PXを備えている。ここで、副画素とは、画素信号に応じて個別に制御することができる最小単位を示し、例えば、後述するゲート線とソース線とが交差する位置に配置されたスイッチング素子を含む領域に存在する。また、主画素は、複数の副画素で構成される。例えば、赤色に対応する副画素、緑色に対応する副画素、青色に対応する副画素により1つの主画素が構成される。他の例では、赤色に対応する副画素、緑色に対応する副画素、青色に対応する副画素、白色に対応する副画素により1つの主画素が構成される。主画素は、表示領域DAに表示される画像の最小単位に相当する。複数の副画素PXは、表示領域DAにマトリクス状に配置されている。
【0013】
表示パネルPNLは、表示領域DAにおいて、第1方向Xに沿って延出したゲート線G、第2方向Yに沿って延出したソース線S、各副画素PXにおいてゲート線G及びソース線Sと電気的に接続されたスイッチング素子SW、各副画素PXにおいてスイッチング素子SWと電気的に接続された画素電極PE、及び、共通電極CEなどを備えている。
表示パネルPNLは、その背面側に配置されたバックライトユニットからの光を選択的に透過することによって画像を表示する透過型パネルとして構成されている。また、表示パネルは、表示領域DAに入射する外光を選択的に反射することによって画像を表示する反射型パネルとして構成されてもよいし、透過型及び反射型を組み合わせた半透過型パネルとして構成されてもよい。
【0014】
駆動ICチップ2及びフレキシブル・プリンテッド・サーキット(FPC)基板3などの表示パネルPNLの駆動に必要な信号供給源は、非表示領域NDAに位置している。図示した例では、駆動ICチップ2及びFPC基板3は、第2基板SUB2の1つの基板側縁SUB2eよりも外側に延出した第1基板SUB1の実装部MTに実装されている。実装部MTは、第1基板SUB1の1つの基板側縁SUB1eに沿って形成されている。図示していないが、第1基板SUB1は、実装部MTに信号供給源を接続するための接続端子(以下、パッドと称する)を備えている。パッドには、上記のゲート線Gやソース線Sなどと電気的に接続されたものが含まれる。なお、図示した例では、第2基板SUB2の他の3つの基板側縁は、第1基板SUB1の他の3つの基板側縁と対向している。
シール材SLは、非表示領域NDAに配置され、表示領域DAを囲んでいる。図示した例では、シール材SLは、矩形枠状に形成されている。
【0015】
図2は、第2基板SUB2の構成例を示す平面図である。図2では、第2基板SUB2の主要部を示している。
第2基板SUB2は、遮光層BM、カラーフィルタCF、及びスペーサPSなどを備えている。遮光層BMは、遮光層BMX(BMX1、BMX2、BMX3…)と、遮光層BMY(BMY1、BMY2、BMY3、BMY4…)とを有している。遮光層BMXは、第1方向Xに延出し、第2方向Yに間隔を置いて並んでいる。以下、説明の便宜上、「遮光層BMX」を「横遮光層BMX」と称する。図2では、横遮光層BMX1、BMX2、及びBMX3が、表示領域DAにおいて、第2方向Yに一定間隔を置いて並んでいる。遮光層BMYは、第2方向Yに延出し、第1方向Xに間隔を置いて並んでいる。以下、説明の便宜上、「遮光層BMY」を「縦遮光層BMY」と称する。図2では、縦遮光層BMY1、BMY2、及びBMY3が、表示領域DAにおいて、第1方向Xに一定間隔を置いて並んでいる。横遮光層BMXと縦遮光層BMYとは、交差部XPで交差している。図示した例では、横遮光層BMXは、交差部XPにおいて、縦遮光層BMY上に積層されている。より具体的には、かかる交差部XPでは、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとは直接的に当接しており、これらの間に介在物は存在しない。横遮光層BMXと縦遮光層BMYとは、格子状に配置されている。なお、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとは、格子状以外に配置されていてもよい。これらの横遮光層BMXと縦遮光層BMYとによって区画され、開口部OP(OP1、OP2、OP3、OP4、OP5、OP6…)が形成されている。図示した例では、開口部OPは、X-Y平面状にマトリクス状に配置されている。
【0016】
図示した例では、横遮光層BMX1は、拡張部EXを備えている。拡張部EXは、周囲の第2方向Yの幅WY1よりも大きい幅WY2を有している。拡張部EXは、スペーサPSと重なっている。拡張部EXは、第1方向Xにおいて連続して配置された2つの縦遮光層BMY3及びBMY4の間に位置し、第2方向Yの矢印の先端に向かう方向に延出している。そのため、開口部OP3の大きさは、他の開口部OP(例えば、開口部OP1、OP2、OP4、OP5、及びOP6)の大きさよりも小さくなっている。なお、拡張部EXは、縦遮光層BMY3及びBMY4の間以外に位置していてもよい。例えば、拡張部EXは、交差部XPに位置していてもよい。また、第2方向Yにおいて矢印の先端に向かう方向と反対の方向に延出していてもよいし、第2方向Yにおいて両方に延出していてもよい。拡張部EX及びスペーサPSは、複数個形成されていてもよい。
【0017】
カラーフィルタCFは、開口部OPに配置されている。カラーフィルタCFは、第1色のカラーフィルタCF1と、第2色のカラーフィルタCF2と、第3色のカラーフィルタCF3とを備えている。第1色、第2色、及び、第3色は、互いに異なる色である。一例では、カラーフィルタCF1は、赤色カラーフィルタであり、カラーフィルタCF2は、緑色カラーフィルタであり、カラーフィルタCF3は、青色カラーフィルタである。
図示した例では、カラーフィルタCF1、CF2、及びCF3は、この順に第1方向Xに繰り返し配置されている。また、カラーフィルタCF1、CF2、CF3は、それぞれ、第2方向Yに沿って連続して配置されている。すなわち、隣り合う縦遮光層BMYで区画される領域に亘って設けられており、各開口部OP及び横遮光層BMXを縦断して設けられている。
【0018】
なお、カラーフィルタCF1乃至CF3の色の組み合せは、前述した例に限定されるものではない。また、カラーフィルタCFは、他の色のカラーフィルタ、例えば、白色カラーフィルタを有していてもよい。この場合、赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、青色カラーフィルタ、及び白色カラーフィルタが、第1方向Xにおいて繰り返し配置されていてもよい。白色カラーフィルタは、無着色の樹脂材料で形成されていてもよい。
【0019】
図3は、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとの積層状態の一例を示す斜視図である。
横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、別々の工程で形成されている。図示した例では、縦遮光層BMYは、交差部XPにおいて横遮光層BMXの下に位置し、横遮光層BMXに接触している。縦遮光層BMYは、交差部XPにおいて下に突出する凸部TPを有する。なお、横遮光層BMXは、交差部XPにおいて縦遮光層BMYの下に位置し、縦遮光層BMYに接触していてもよい。このとき、横遮光層BMXは、下に突出する凸部を有する。
【0020】
別々の工程で形成されているため、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、それぞれ、別々の材料や厚さ等で形成することができる。図示した例では、交差部XP以外の縦遮光層BMYの厚さYT1は、交差部XP以外の横遮光層BMXの厚さXT1よりも大きい。言い換えると、厚さXT1は、交差部XP以外の厚さYT1よりも小さい。なお、厚さYT1は、厚さXT1以下であってもよい。交差部XPにおける遮光層BMの厚さXPTは、交差部XPにおける横遮光層BMXの厚さXT2と交差部XPにおける縦遮光層BMYの厚さYT2との和に相当する。厚さXPTは、例えば、厚さXT1及び厚さYT1の和よりも小さい。この場合、厚さXT1が、厚さXT2と異なっていてもよいし、厚さYT1が、厚さYT2と異なっていてよい。また、厚さXT1及びYT1が、それぞれ、厚さXT2及びYT2と異なっていてもよい。なお、厚さXPTは、厚さXT1及び厚さYT1の和と同じであってもよいし、厚さXT1及び厚さYT1の厚さの和よりも大きくてもよい。厚さXT1は、厚さXT2と同じであってもよいし、厚さXT2よりも小さくてもよい。厚さYT1は、厚さYT1と同じであってもよいし、厚さYT2よりも小さくてもよい。いずれにしても、交差部XPにおける遮光層BMの厚さXPTが、厚さXT1や厚さYT1等の交差部XPでないところの遮光層BMの厚さと異なっている。また、図示した例では、開口部OPにおけるカラーフィルタCFの厚さCTは、厚さYT1よりも小さく、厚さXT1よりも大きい。なお、厚さCTは、厚さYT1以上であってもよいし、厚さXT1以下であってもよい。
【0021】
図4は、第1基板SUB1の構成例を示す平面図である。図4では、第1基板SUB1の主要部を示している。ここでは、図2に示した第2基板SUB2の遮光層BXを点線で示している。
第1基板SUB1は、ゲート線G(G1、G2、G3…)、ソース線S(S1、S2、S3、S4…)、スイッチング素子SW(SW1、SW2…)、中継電極RE(RE1、RE2…)、画素電極PE(PE1、PE2…)、及び共通電極CEなどを備えている。なお、図4では、説明に必要な構成のみを図示しており、共通電極CEの図示を省略している。
【0022】
ゲート線Gは、第1方向Xに延出し、第2方向Yに間隔を置いて並んでいる。図4では、ゲート線G1、G2、及びG3が、第2方向Yに一定間隔を置いて並んでいる。ゲート線Gは、横遮光層BMXと重なっている。なお、ゲート線Gは、一部が屈曲していてもよい。ソース線Sは、第2方向Yに延出し、第1方向Xに間隔を置いて並んでいる。図4では、ソース線S1、S2、S3、及びS4が、第1方向Xに一定間隔を置いて並んでいる。ソース線Sは、縦遮光層BMYと重なっている。なお、ソース線Sは、一部が屈曲していてもよい。図示した例では、ゲート線Gとソース線Sとは、互いに交差し、格子状に配置されている。図中において、副画素PX(PX1、PX2…)は、連続して配置された2本のゲート線と連続して配置された2本のソース線Sとによって区画される領域に相当する。一例として、副画素PX1は、ゲート線G1及びG2とソース線S1及びS2とによって区画される領域に相当し、副画素PX2は、ゲート線G2及びG3とソース線S2及びS3とによって区画される領域に相当する。
【0023】
画素電極PEは、各副画素PXに配置されている。画素電極PEは、コンタクトホールCH1(CH11、CH12…)を介して中継電極RE(RE1、RE2…)に電気的に接続されている。一例として、画素電極PE1は、副画素PX1に配置されている。画素電極PE1は、コンタクトホールCH11を介して中継電極RE1に電気的に接続されている。画素電極PEは、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの透明な導電材料によって形成されている。図示した例では、画素電極PEは、第2方向Yに延出する接続領域から第1方向Xに延出する枝部を有する。なお、画素電極PEの形状は、図示した例に限定されるものではなく、副画素PXの形状などに合わせて適宜変更することができる。
【0024】
中継電極REは、各副画素PXに配置されている。中継電極REは、スイッチング素子SWに電気的に接続されている。中継電極REは、例えば、ソース線Sと同一材料によって形成されている。一例として、中継電極RE1は、副画素PX1に配置されている。中継電極RE1は、スイッチング素子SW1に電気的に接続されている。
【0025】
スイッチング素子SWは、コンタクトホールCH2(CH21、CH22…)を介してソース線Sに電気的に接続されている。スイッチング素子SWは、半導体層SC(SC1、SC2…)を備えている。図示した例では、スイッチング素子SWは、ゲート線Gと2回交差するダブルゲート型である。一例として、スイッチング素子SW1は、コンタクトホールCH11を介してソース線S1に電気的に接続されている。スイッチング素子SW1は、半導体層SC1を備えている。スイッチング素子SW1は、ゲート線G1と2回交差している。なお、スイッチング素子SWは、ゲート線Gと1回のみ交差するシングルゲート型であってもよい。
【0026】
図5は、図2に示したV-Vに沿って切断した表示装置DSPの構成例を示す断面図である。
第1基板SUB1は、ソース線S、ゲート線G、共通電極CE、スイッチング素子SW、第1絶縁基板10、絶縁層11、12、13、14、15、16、第1配向膜AL1などを備えている。なお、第1基板SUB1は、図示した例に限らず、他の構成であってもよい。
【0027】
第1絶縁基板10は、例えば、無アルカリガラス又は透明樹脂によって形成されている。絶縁層11は、第1絶縁基板10の上に位置している。絶縁層12は、絶縁層11の上に位置している。半導体層SC(スイッチング素子SW)は、絶縁層11及び絶縁層12の間に位置し、ソース線Sに対向している。ゲート線Gは、絶縁層12の上に位置している。絶縁層13は、ゲート線Gの上に位置している。絶縁層14は、絶縁層13の上に位置している。絶縁層15は、絶縁層14の上に位置している。ソース線Sは、絶縁層14及び絶縁層15の間に位置している。共通電極CEは、絶縁層15の上に位置している。共通電極CEは、例えば、ITOやIZOなどの透明な導電材料によって形成されている。絶縁層16は、共通電極CEの上に位置している。絶縁層11乃至14、16は、例えば、無機絶縁層であり、絶縁層15は、例えば、有機絶縁層である。第1配向膜AL1は、絶縁層16の上に位置している。
【0028】
第2基板SUB2は、第2絶縁基板20、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、及び第2配向膜AL2などを備えている。なお、第2基板SUB2は、図示した例に限らず、他の絶縁層や他の各種層を含んでいてもよい。
第2絶縁基板20は、例えば、無アルカリガラス又は透明樹脂によって形成されている。第2絶縁基板20は、第1基板SUB1に対向する対向面20Aと、対向面20Aと反対側の背面20Bとを有している。図示した例では、横遮光層BMXは、対向面20Aに接触し、ゲート線Gに対向している。横遮光層BMXは、第1基板SUB1に対向する対向面XAと、対向面XAと反対側の背面XBとを有している。なお、横遮光層BMXと第2絶縁基板20との間には、他の各種層が位置していてもよい。
【0029】
図示した例では、縦遮光層BMYは、交差部XPにおいて、対向面XAに接触している。また、縦遮光層BMYは、ソース線Sに対向している。縦遮光層BMYは、第1基板SUB1に対向する対向面YAと、対向面YAと反対側の背面YBとを有している。
図示した例では、カラーフィルタCFは、対向面XAに接触している。カラーフィルタCFは、第1方向Xにおいて、縦遮光層BMYに接している。カラーフィルタCFは、対向面YAに接していない。なお、カラーフィルタCFは、対向面YAに接していてもよい。
【0030】
図示した例では、オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFの下側を覆っている。また、オーバーコート層OCは、対向面YAと縦遮光層BMYの側面の一部を覆っている。第2配向膜AL2は、オーバーコート層OCの下に位置している。なお、横遮光層BMXとオーバーコート層OCとの間にカラーフィルタCFが位置していなくともよい。例えば、オーバーコート層OCは、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYの下側を覆っていてもよい。
第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1は、第1絶縁基板10と照明装置BLとの間に位置している。第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2は、第2絶縁基板20の上に位置している。第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、必要に応じて位相差板を含んでいてもよい。
【0031】
図6は、図2に示したVI-VIに沿って切断した表示装置DSPの構成例を示す断面図である。図6には、交差部XP以外の縦遮光層BMYの構成例を示している。
第1基板SUB1は、画素電極PEをさらに備えている。図示した例では、画素電極PEは、絶縁層16及び第1配向膜AL1の間に位置している。
図示した例では、縦遮光層BMYは、対向面20Aに接している。図5に示したように、横遮光層BMXは、全体に亘って対向面20Aに接している。一方、縦遮光層BMYは、交差部XPでは、対向面20Aに接していない。つまり、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、それぞれ、交差部XP以外で対向面20Aに接触している。
【0032】
図示した例では、カラーフィルタCFは、対向面20Aに接している。カラーフィルタCFは、第1方向Xにおいて、縦遮光層BMYに接している。カラーフィルタCFは、対向面YAに接していない。なお、カラーフィルタCFは、対向面YAに接していてもよい。なお、縦遮光層BMY及びカラーフィルタCFと第2絶縁基板20との間には、他の各種層が位置していてもよい。
図示した例では、オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFの下側を覆っている。また、オーバーコート層OCは、対向面YAと縦遮光層BMYの側面の一部とを覆っている。
【0033】
本実施形態によれば、表示装置DSPは、別々に形成された横遮光層BMXと縦遮光層BMYとを備えている。横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、それぞれ、別々に形成されているため、所望の配置や形状等で形成できる。そのため、本実施形態に係る表示装置は、高い開口率を維持することが可能である。したがって、遮光層の形状を適正に保つことができる表示装置が提供される。
また、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、交差部XPで接触している。つまり、これらを別々に形成するといえども、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとの間にすき間や介在物はほとんど存在せず、結果として光漏れ等が抑制される。さらに、別々に形成するため、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYは、それぞれ、異なる材料や厚さ等で形成することができる。例えば、異なる色のカラーフィルタ同士が接触しないように、縦遮光層BMYの厚さYT1をカラーフィルタCFの厚さCTよりも大きくすることができる。このように、本実施形態に係る表示装置は、表示品位を改善することも可能である。
【0034】
続いて、前述した表示装置DSPの第2基板SUB2の製造工程の一例につき、図7乃至図11を用いて説明する。なお、各図においては、主に第2基板SUB2に着目しており、第1基板SUB1等の図示を省略している。
先ず、例えば、光照射によって硬化し、現像液に対して不溶化するネガ型のフォトレジスト(以下、単にレジストと称する)を第2絶縁基板20に塗布する。レジストを第2絶縁基板20に塗布した後に、横遮光層BMXのパターンに対応する開口パターンが形成されたフォトマスクを介してレジストを露光する。レジストを露光した後に、横遮光層BMXのパターン以外のレジストを除去し、残ったレジスト(横遮光層BMX)を焼成する。このような工程により、図7に示すような横遮光層BMXが形成される。図示した例では、横遮光層BMX1には、拡張部EXが形成されている。横遮光層BMXを形成する際に、図3に示した厚さXT1は、例えば、カラーフィルタCFを形成する際にカラーフィルタのレジストが全体に広がるよう、カラーフィルタの塗布厚さYT1よりも小さく形成されることが望ましい。これにより、縦遮光層BMYに区画された範囲でカラーフィルタが基板全体に行きわたる。また、かかる工程でカラーフィルタを形成することにより、カラーフィルタの厚さは、交差部XP以外の横遮光層BMXよりも開口部OPの方が大きくなる。なお、ネガ型のレジストを第2絶縁基板20に塗布するとしたが、光照射することで分解し現像液で溶解するポジ型のレジストを第2絶縁基板20に塗布し、露光し、焼成することで横遮光層BMXを形成してもよい。
【0035】
さらに、例えば、ネガ型のレジストを図7に示した横遮光層BMX及び第2絶縁基板20を覆うように塗布する。レジストを塗布した後に、縦遮光層BMYのパターンに対応する開口パターンが形成されたフォトマスクを介してレジストを露光する。レジストを露光した後に、縦遮光層BMYのパターン以外のレジストを除去して、残ったレジスト(縦遮光層BMY)を焼成する。このような工程により、図8に示すような横遮光層BMXと縦遮光層BMYとが形成される。縦遮光層BMYを形成する際に、厚さYT1は、例えば、異なる色のカラーフィルタ同士のレジストを隔離するために、厚さCT以上に形成されることが望ましい。ここで、図8に示した工程において、レジストを塗布した際に全体的に平坦化される。即ち、縦遮光層BMYのためのレジストを塗布する際、既に形成されている横遮光層BMXがある位置とない位置のいずれであっても、塗布膜の第2絶縁基板20からの高さは平均化されるため、図3に示した厚さXPTは、厚さXT1と厚さYT1との和よりも小さくなり得る。なお、ネガ型のレジストを横遮光層BMX及び第2絶縁基板20に塗布するとしたが、ポジ型のレジストを横遮光層BMX及び第2絶縁基板20に塗布し、露光し、焼成することで縦遮光層BMYを形成してもよい。
【0036】
図9は、図8に示したIX-IXに沿って切断した断面図を示している。図8に示したように縦遮光層BMYを形成した後に、図9に示すようにカラーフィルタCFを形成する。図示した例では、カラーフィルタCFを形成する際に、カラーフィルタのレジストが横遮光層BMX上にも塗布されている。そのため、カラーフィルタCF1が、縦遮光層BMY1及びBMY2の間に形成されている。カラーフィルタCF2が、縦遮光層BMY2及びBMY3の間に形成されている。カラーフィルタCF3が、縦遮光層BMY3及びBMY4の間に形成されている。なお、カラーフィルタCFのレジストは、横遮光層BMX上に塗布されていなくともよい。
続いて、図10に示すようにオーバーコート層OCを形成し、図11に示すようにスペーサPSを形成する。スペーサPSは、例えば、縦遮光層BMY3及び縦遮光層BMY4の間で、拡張部EXに対向する位置に形成される。スペーサPSを形成した後に、第2配向膜AL2でオーバーコート層OC及びスペーサPSを覆い、第2基板SUB2が完成する。その後、第1基板SUB1、液晶層などを配置することにより、図1等に示した構造の表示装置DSPが完成する。
【0037】
このような製造方法によれば、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとを別々に露光して形成するために、光の回折等による影響を受け難く、横遮光層BMXと縦遮光層BMYとを所望の形状に形成することができる。そのため、高精細、且つ高開口率化可能な表示装置が提供できる。また、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYを別々に形成するため、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYをそれぞれ異なる材料や厚さ等で形成することができる。さらに、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYの間に他の層を形成せずに、横遮光層BMX及び縦遮光層BMYを連続的に形成するため、遮光層BMを安定的に形成できる。そのため、表示品位を改善することも可能である。
なお、横遮光層BMXを第2絶縁基板20上に形成した後に縦遮光層BMYを形成するとしたが、縦遮光層BMYを第2絶縁基板20上に形成した後に横遮光層BMXを形成してもよい。
以上、本実施形態にて開示した表示装置DSP及びその製造方法によれば、既述した効果の他にも、種々の好適な効果を得ることができる。
【0038】
次に、本実施形態の他の構成例について図12乃至図14を参照しながらそれぞれ説明する。以下に説明する本実施形態の他の構成例において、前述した実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付しその詳細な説明を省略し、前述した実施形態と異なる部分を中心に詳細に説明する。なお、他の構成例においても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0039】
図12に示した構成例は、図2に示した構成例と比較して、遮光層BMの構成が相違している。図示した例では、縦遮光層BMYは、横遮光層BMXの上に積層されている。このような構成例においても、上記同様の効果が得られる。
図13に示した構成例は、図2に示した構成例と比較して、遮光層BMの構成が相違している。図13には、第1基板SUB1の主要部を点線で示している。
図示した例では、縦遮光層BMYは、横遮光層BMXと重なる部分で分断されている。一例では、縦遮光層BMY1は、部分縦遮光層BMY11、BMY12、BMY13、及びBMY14を有している。部分縦遮光層BMY11、BMY12、BMY13、及びBMY14は、間隔を有して第2方向Yに並んでいる。部分縦遮光層BMY11の一端部(下端部)は、交差部XPで横遮光層BMX1に重なっている。部分縦遮光層BMY12は、第2方向Yにおいて、部分縦遮光層BMY11から離間している。部分縦遮光層BMY12の一端部(上端部)は、交差部XPで横遮光層BMX1に重なり、他端部(下端部)は、交差部XPで横遮光層BMX2に重なっている。部分縦遮光層BMY13、14についても同じような構成を有している。
このような構成例においても、上記同様の効果が得られる。
なお、一例では、部分縦遮光層は、第2方向Yで隣接する2つの横遮光層BMXに重なっていなくともよい。例えば、部分縦遮光層は、第2方向Yで隣接する2つの横遮光層BMXの間に位置し、これらの2つの横遮光層BMXに接触していてもよい。また、部分縦遮光層の厚さを横遮光層BMXの厚さと同じかそれよりも小さくする構成を採用することも可能である。かかる構成を採用することにより、より薄型化が図られる。
【0040】
図14に示した構成例は、図2に示した構成例と比較して、遮光層BMの構成が相違している。図14には、第1基板SUB1の主要部を点線で示している。
図示した例では、ソース線Sは、ゲート線Gに対して傾いた方向に延出している。隣接する2つの横遮光層BMXの間においては、縦遮光層BMYは、ソース線Sと同様に、横遮光層BMXに対して傾いた方向に延出している。縦遮光層BMYは、ソース線Sに重なっている。
このような構成例においても、上記同様の効果が得られる。
【0041】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、上記液晶層に替えて有機材料からなる自発光層を設け、上記第1基板と第2基板間或いは第1基板と偏光層との間にかかる自発光層を介して対向する電極層を設けてなる所謂有機ELからなる表示装置であっても、かかる構成は採用可能である。
【0042】
上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0043】
DSP…表示装置、SUB1…第1基板、SUB2…第2基板、10…第1絶縁基板、11、12、13、14、15、16…絶縁層、20…第2絶縁基板、BX…遮光層、BMX…遮光層(横遮光層)、BMY…遮光層(縦遮光層)、CF…カラーフィルタ、OC…オーバーコート層、AL1…第1配向膜、AL2…第2配向膜、PL1…第1偏光板、PL2…第2偏光板。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14