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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-16
(45)【発行日】2022-05-24
(54)【発明の名称】自動車の為のロック装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 79/20 20140101AFI20220517BHJP
   E05B 81/64 20140101ALI20220517BHJP
   E05B 77/04 20140101ALI20220517BHJP
【FI】
E05B79/20
E05B81/64
E05B77/04
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019523562
(86)(22)【出願日】2017-11-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-11-14
(86)【国際出願番号】 DE2017100948
(87)【国際公開番号】W WO2018082752
(87)【国際公開日】2018-05-11
【審査請求日】2020-10-30
(31)【優先権主張番号】102016121183.4
(32)【優先日】2016-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102016121184.2
(32)【優先日】2016-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102016121187.7
(32)【優先日】2016-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102016121188.5
(32)【優先日】2016-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】510222604
【氏名又は名称】キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ゴッツェン, クラウス
(72)【発明者】
【氏名】シュトルム, クリスチャン
(72)【発明者】
【氏名】トップファー, クロース
(72)【発明者】
【氏名】ベンデル, ソーステン
(72)【発明者】
【氏名】スクラブス, ウィンフリッド
(72)【発明者】
【氏名】ゾンネンシャイン, ティム
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-194712(JP,A)
【文献】特開2004-150064(JP,A)
【文献】米国特許第04683774(US,A)
【文献】実開平05-094476(JP,U)
【文献】実開昭59-058173(JP,U)
【文献】独国特許出願公開第102011121670(DE,A1)
【文献】独国特許出願公開第102015104695(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 79/20
E05B 81/64 - 81/78
E05B 77/22 - 77/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作動レバー(4)、ロック(2)、前記作動レバー(4)および前記ロック(2)の間に配置されたボーデンケーブル(5,6)を備える自動車の為のロック装置(1)において、
前記ロック(2)は、前記作動レバー(4)によって、前記ボーデンケーブル(5,6)および機能ユニット(3)の助けを借りて作動可能になり、前記機能ユニット(3)は、前記ボーデンケーブル(5,6)上に配置され、電気駆動装置(14)を備え、
少なくとも一つの制動レバー(21,28)によってボーデンケーブルコア(10)を直接および/または間接に制動させることができる、
ロック装置(1)。
【請求項2】
前記ボーデンケーブルコア(10)の移動は、前記機能ユニット(3)によって防止され、前記ボーデンケーブルコア(10)を制動できることを特徴とする、請求項1に記載のロック装置(1)。
【請求項3】
前記機能ユニット(3)はスライダ(17,30)を有し、前記電気駆動装置(14)によって前記スライダ(17,30)を移動できることを特徴とする、請求項2に記載のロック装置(1)。
【請求項4】
前記少なくとも一つの制動レバー(21,28)を前記スライダ(17,30)によって移動させることができることを特徴とする、請求項3に記載のロック装置(1)。
【請求項5】
前記スライダ(17,30)は、制御用外形部(23)を有し、前記制動レバー(21,28)の移動を制御できることを特徴とする、請求項3または4に記載のロック装置(1)。
【請求項6】
前記スライダ(17,30)は、前記電気駆動装置(14)を経て、少なくとも一つの伝達レベルによって作動可能になることを特徴とする、請求項3~5のいずれか一項に記載のロック装置(1)。
【請求項7】
前記機能ユニット(3)は、センサ信号、特に、前記自動車の近傍を検出するセンサ信号によって作動可能になることを特徴とする、請求項2~6のいずれか一項に記載のロック装置(1)。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のロック装置(1)を作動させる方法において、
ロック(2)は、ボーデンケーブル(5,6)の助けを借りて、作動レバー(4)によって作動され、前記作動レバー(4)が作動するとき、前記自動車の近傍は、少なくとも一つのセンサによってモニタされ、前記センサの制御信号によって、障害および/または可能な衝突を検出した後、機能ユニットが作動可能になり、前記ボーデンケーブルコアの移動が、前記ボーデンケーブル上に配置された機能ユニット(3)によって制動可能になる、方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載のロック装置(1)を作動させる方法において、
作動レバー(4)が作動され、前記作動レバー(4)の前記作動が検出手段によって検出され、前記検出手段が信号を発生させ、前記信号は、ロック(2)が、機能ユニット(3)によって行われる移動によって開錠されるように、前記機能ユニット(3)を制御する、方法。
【発明の詳細な説明】
【説明】
【0001】
本発明は、自動車の為のロック装置および自動車用ロックの作動の為の方法に関し、作動レバーと、ロックと、作動レバーおよびロックの間に配置されたボーデンケーブルとを備え、ロックは、ボーデンケーブルおよび機能ユニットの助けを借りて、作動レバーによってロックを作動させることができ、機能ユニットは、ボーデンケーブルに配置され、電気駆動装置を備える。
【0002】
最近の自動車を見ると、ボーデンケーブルは、多くの方法で使用されている。ボーデンケーブルが提供する利点は、たとえば、ドアロック、フラップ用ロック、フード用ラッチのような機能要素がボーデンケーブルによって遠隔で操作できる点である。自動車内のアクセスしにくい領域にボーデンケーブルを敷設することができる容易さから、ボーデンケーブルは、大きな力を伝達することができるという利点を提供する。自動車におけるボーデンケーブルの例は、たとえば、DE 100 46 189 B4に開示されている。自動車の内側に配置された操作装置は、この例では作動レバー内で旋回できるように形成されているが、ボーデンケーブルを経てドア用ロックに連結されている。操作装置を作動させるとき、ドア用ロック内で旋回できるように収容されているレバーは、ボーデンケーブルコアを使用して作動される。
【0003】
自動車におけるボーデンケーブルの他の用途は、EP 0 153 978 B1に開示されている。この開示は、フード用ラッチを作動させる為のボーデンケーブルの使用に関し、それによって、ボーデンケーブルは自動車内にしっかりと収容され、フード用ラッチは、自動車内側に配置された操作要素によって開錠可能になる。フード開錠の単なる機能に加えて、この後方は、ボーデンケーブル上に配置された二重ロックを開示する。二重ロックは、電気駆動装置を備えた機能ユニットから成る。ボーデンケーブルは、分岐された方式で設計され、ブラケットを備え、このブレケットは、機能ユニットをボーデンケーブルに組み込む為に、ボーデンケーブルコアに固定されている。ブラケットは、ボーデンケーブルが、正常状態において手動で操作できるようにボーデンケーブル上に配置されている。二重ロックを達成するために、機能ユニットは屋根瓦状要素を有し、この屋根瓦状要素は、ボーデンケーブルコアにわたって、ブラケットの隣りに配置できるので、ブラケットの移動を確実に防止できる。そのため、機能ユニットは、ボーデンケーブルの機能性を防止することができ、これが、フードの開錠を防止する。
【0004】
DE 197 10 531 A1は、電気駆動装置によってアンロックが可能な自動車ドア用ロックを開示する。爪部は、ウォーム伝達装置およびレバー機構を経てキャッチ部の接触領域から移動できる。電気駆動装置によってアンロック可能なロックも、電気ロックまたはeロックとして知られている。汚れ、温度関連事故または故障が接触領域から爪部が電気駆動装置によって移動することを妨げる場合、その公報は、電気駆動装置がその回転方向を変更する緊急操作を開示する。電気モータの回転方向の反転には、爪部と接触するレバー機構に作用するように、異なる伝達比を要する。電気駆動装置の反対方向の移動に対する伝達比は、著しく大きな減速比を有するので、より大きな緩みトルクがレバーに、したがって、間接的に爪部に作用することがある。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、現状技術の欠点を克服する自動車の為の改善されたロック装置およびロック装置を作動させる方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、電気的に作動されるロックの為の安全装置を提供することを目的とするが、この安全装置は、自動車の近傍に応じて、ロック装置の作動を妨げるか、自動車の運転者に障害について警告する。また、本発明は、自動車の為のロック装置および作動方法の為に、構造的に単純かつ費用対効果の良い解決策を提供することを目的とする。
【0006】
本発明によれば、この目的は、独立形式請求項の特徴部によって解決される。本発明の有利な設計は、従属形式請求項で特定されている。留意すべきことは、本書に記載された例示的実施形態が限定されるものではなく、説明および従属形式請求項に記載された様々な特徴部の可能性があることである。
【0007】
ロック装置に関し、本発明の目的は、自動車の為のロック装置を提供することによって解決されるが、このロック装置は、作動レバー、ロック、作動レバーおよびロックの間に配置されたボーデンケーブルを備え、ロックは、ボーデンケーブルおよび機能ユニットの助けを借りて、作動レバーによって作動可能であり、機能ユニットは、ボーデンケーブル上に配置され、電気駆動装置を備え、それによって、機能ユニットは、ボーデンケーブルコアが移動することを防止でき、ボーデンケーブルコアの移動が制動可能になる。ロック装置の発明の設計は、ロック装置が作動を防止する可能性、ロック装置の作動の制動の可能性、したがって、車両の運転者にハプティック信号を送信する可能性を作り出す。運転者にハプティック信号、すなわち、抵抗力を高める方式のフィードバックを送信することによって、運転者は、欠陥に対して知らされ、あるいは、この時点におけるロック装置の作動が不利な影響を有するであろうと警告される。障害または衝突の可能性は、たとえば、車両のセンサによって検出可能である。
【0008】
本発明によると、ボーデンケーブルコアの移動は、制動可能である。これは、一方では、連続した制動を起こせるが、ボーデンケーブルコアの移動を遮断できることも意味する。機能ユニットは、ボーデンケーブルコアの移動がボーデンケーブルカバーに対して制動できる手段を有する。
【0009】
本発明の実施形態変形例において、ボーデンケーブルコアは、ボーデンケーブルコアの移動中に制動可能である。そのため、機能ユニットは、たとえば、駆動装置が既にボーデンケーブルコアを作動させても、すなわち、ボーデンケーブルコアが、作動される自動車用ロックのレバーを作動させる為に使用される距離のうち少なくとも一部を既に移動したとしても、制動を開始することができる。そのため、機能ユニットを初期化する為の制御信号は、開始位置、たとえば、内側作動レバーの開始位置にリンクされていない。
【0010】
留意すべき点は、たとえば、内側の作動レバーまたは外側の作動レバーが使用され、機能ユニットがロック内のレバーの電気的作動を可能にできる効果の為に機能ユニットを初期化または制御することである。したがって、機能ユニットは、少なくとも2つの機能を有することができる。第1機能は、ボーデンケーブルコアの更なる手動的作動を防止する為にボーデンケーブルコアを制動することであり、第2機能は、ロックの電気的開錠、たとえば、チャイルドロックの挿入またはロック機構のアンロックである。
【0011】
ボーデンケーブルコアは、機能ユニットによってクランプ可能であり、これによって、本発明の更なる実施形態が生じる。ボーデンケーブルコアのクランプは、ボーデンケーブルカバーに対してボーデンケーブルコアを制動する有利な方法である。他方で、制動は、レバー機構によって容易に実現可能であり、たとえば、他方で、制動速度または制動力は、クランプによって簡単に変更できる。ボーデンケーブルコアのクランプは、特定のクランプ装置にリンクされていないが、クランプ効果を達成する任意の装置が考えられる。ボーデンケーブルコアをクランプする為のブレーキの選択肢のほんの一例を挙げると、考えられる選択肢には、たとえば、互いに相互作用する楔形状または斜めにされたレベル(levels)、偏心クランプ、ボートに使用されるようなカム型すべり止め(cam cleats)、ディスクおよび/またはシューブレーキ、円錐形および/または円錐形ブレーキがある。
【0012】
本発明の他の実施形態において、機能ユニットは、スライダを有し、それによって、スライダは、電気駆動装置によって移動可能である。スライダは、制動の為に限定可能な制御を提供する選択肢を与える。一例を挙げると、スライダは、摺動運動の環境で迅速に移動することができ、たとえば、表面外形部の形式で、適切に形成されたスライダによって制動処理を明確に制御する為に使用可能である。ここで、スライダは、電気駆動装置、たとえば、伝達装置を経て、特に、伝達装置およびスピンドル駆動装置を経て駆動可能である。特に、スピンドル伝達装置の一部としてスライダの形態が、本書の好ましい実施形態である。
【0013】
少なくとも一つのレバーが、スライダによって移動可能である場合、また、ボーデンケーブルコアがレバーによって、直接または間接的に制動可能である場合、これは、本発明の更に有利な実施形態を生じる。
【0014】
機能ユニットのコンパクト設計は、摺動要素の相互作用、たとえば、レバー機構と組み合わされたスピンドル伝達装置の一部の形式で実現可能である。レバーの適したベアリング位置は、ボーデンケーブルコアの制動を有利な方式で調整する為に使用可能である。さらに、制動の為の伝達比は、スライダ上の制御外形部と一つ又は複数のレバーとの相互作用によって簡単に調整可能である。ボーデンケーブルコアの移動を制動および/または停止および/または遮断する為に必要な力に応じて、制動に必要な力を調整するように設計可能である。
【0015】
スライダは、制御外形部を有利な方式で有することができるので、レバーの移動を制御できる。制御外形部は、即時の制動を可能にするが、ボーデンケーブルコアが連続して制動するように形成することも可能である。できるだけ素早くボーデンケーブルコアが制動することを可能にするため、急な制御湾曲部(curve)が好ましいので、たとえば、機能ユニットの初期化直後にボーデンケーブルコアの急制動が可能である。これは、対象物および/または車両に近づく対象物との衝突を避けるため、たとえば、車両に存在するセンサと組み合わされて機能ユニットが使用される場合に特に該当する。たとえば、サイクリストが自動車に近づき、自動車内側の運転者が、自動車内のセンサユニットおよび内側の作動レバーを作動させる、又は、作動させたく思う場合、サイクリストがドアの開放範囲に近づいていること、ボーデンケーブルコアが、制動可能であることおよび/またはブレーキ装置又は機能ユニットによって阻止可能であり、開放部とサイクリストとの衝突が避けられることを認識する。そのため、機能ユニットは、安全装置を提供し、それによって、ロックの開錠はボーデンケーブルによって防止できる。特に、そのような場合は短い応答時間が必要であり、スライダ上の、或いは、スライダおよびレバーの間の急な制御湾曲部が有利な実施形態を形成する。
【0016】
スライダが電気駆動装置を経て、少なくとも一つの伝達レベル(transmission level)によって駆動可能である場合、これは、本発明の更なる実施形態を生じる。一方で、伝達レベルは、高い伝達比を可能にし、同時に、高い力の実現を可能にする。特に、ボーデンケーブルコアが、停止するまで制動される場合、伝達レベルは、ボーデンケーブルコア上に大きな力が作用する可能性を与える。スピンドル伝達装置と組み合わされたウォームギアレベルは、本発明の有利な実施形態を提供する。一方で、下流側のスピンドル伝達装置の移動は、その伝達装置によって限定可能であり、同時に、大きな力の比は、ウォームギア伝達装置およびスピンドル駆動装置の組合せによって実現できる。特に、スピンドル伝達装置が、スライダを制御し、あるいは、スライダ自身の一部を形成する場合、クランプ力と組み合わされて、短い応答時間が実現できる。
【0017】
実施形態において、レバーは、クランプおよび/または制動装置の一部である。レバー自身がクランプまたは制動装置の一部を形成する場合、快適かつ構造的に好ましい実施形態の機能ユニットを実現できる。さらに、制動の為の許容誤差の低いシステムを提供することができる。レバーのスライダとの即時の初期化は、制動装置の即時の制御の利点を提供するので、機能ユニットまたはロック装置の長い耐用年数にわたって、低い許容誤差で短い応答時間を形成することができる。
【0018】
ボーデンケーブルコアは、好ましくは片面で、更により好ましくは二面で制動可能なので、有利な方式で形成できる。前述したように、機能ユニット内のボーデンケーブルの為に、制動装置は、単一の制動システムに限定されないが、電気駆動装置によって駆動可能な任意の制動装置を形成することが可能である。片面制動は、旋回できるように収容されたレバーと共に作動するスライダによって実現されるのが好ましく、それによって、レバーは、ボーデンケーブルコアに対して直接作用可能になり、それによって、ボーデンケーブルコアをレバーによって押圧、たとえば、ハウジング壁に押し付けることができる。あるいは、機能ユニット内の制動装置が、ボーデンケーブルコアに作用する二面システムから実現できることも考えられる。ここで、たとえば、クランプシステムは、ボーデンケーブルコアをクランプできるように制動装置として利用可能であるので、機能ユニット内に収容される2つの移動可能なクランプジョイント間で制動され、たとえば、傾斜レベルとして、形成される。
【0019】
機能ユニットは、センサ信号、特に、自動車の近傍を検出するセンサ信号によって、有利な方式で作動可能または初期化が可能である。機能ユニットまたはロック装置が、自動車におけるセンサおよび/または幾つかのセンサと共に作用する場合、機能ユニットは、自動車の安全システムの一部になり得る。機能ユニットは、センサによって決定された信号を機能ユニットに対する制御信号として使用する選択肢を実際に提供する。たとえば、環境センサは、側面ドアが開けられるとき、それが障害物に当たり得ることを検出する場合、内側作動のような機能を、制動することができ、阻止することができる。しかしながら、車両の運転者にハプティックフィードバックを与える為、たとえば、外側作動レバーが機能ユニットによって無効にすることが可能であり、ハプティックフィードバックは、たとえば、車両が完全に固定されていないこと、または、依然としてロック状態であり、たとえば、開錠を防止できることである。機能ユニットは、自動車における安全システムの一部を形成するので、自動車の快適性および安全性を高める。
【0020】
プロセス工学の観点から、本発明の目的は、自動車用のロック装置を作動させる為の方法によって解決されるが、この方法は、ロックが、ボーデンケーブルの助けを借りて、作動レバーによって、作動され、作動レバーを作動させるとき、自動車の近傍が少なくとも一つのセンサによってモニタされ、障害を検出した後は、ボーデンケーブル上に配置された機能ユニットによって、それを防止できる。本発明の設計に係る方法は、運転者の為に包括的な安全システムを提供する可能性を作り出すので、自動車の快適性が高められ、同時に、追加の安全要素が運転者の為に利用可能になる。
【0021】
この方法の実施形態において、ボーデンケーブルコアの移動も、いったん作動レバーの作動が初期化されると、すなわち、作動レバーが移動されると、制動可能になる。これは、ドアまたはフラップの開放が、自動車運転者にとって衝突および/または不利益をもたらし得る場合、ドアまたはフラップの開放を防止するような別の安全特徴を提供する。
【0022】
以下、添付された図面を参照して、好ましい例示的実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、例示的実施形態は本発明を限定しないが、有利な実施形態を構成するにすぎないという原理が適用される。例示された特徴は、説明の更なる特徴とは別個に又は組み合わせて、また、請求項とは別個に又は組み合わせて、実行することができる。
【0023】
第1実施形態
【0024】
第1実施形態によると、本発明の目的は、作動レバー、ロック、作動レバーおよびロックの間に配置されたボーデンケーブルを備えた自動車の為のロック装置によって解決されるが、ロックは、ボーデンケーブルおよび機能ユニットの助けを借りて作動レバーによって作動可能であり、機能ユニットは、ボーデンケーブル上に配置され、電気駆動装置を備え、ロックは機能ユニットによって作動可能になる。機能ユニットによるロックの作動は、たとえば、ロックを独立してロックまたはアンロックすることができる。そのため、必要な全ては、ロックにおける機能の初期化の始動または調整であり、それによって、運転者は、単に、機能ユニットを作動させる衝撃または信号を直接または間接に初期化すればよい。
【0025】
初期化は、多数の方法で起こり得る。たとえば、初期化は作動レバーによって起こり、それによって、センサまたはスイッチ手段を経て作動レバーの移動が起こることが考えられる。さらに、たとえば、初期化は、遠隔制御によって起こるので、機能ユニットがロックを作動させる制御信号を受信することが考えられる。
【0026】
様々なロックおよび作動レバーは、自動車の為のロック装置として使用可能である。ロック装置は、たとえば、側面ドア、スライドドア、フラップまたは蓋またはカバーの近傍で、コンパクトな構造ユニットとして使用可能である。さらに、たとえばフード用ラッチ、たとえば運搬装置で見られるような補助ロックを使用することも考えられる。たとえば、ドア用ハンドルのような外側の作動レバーまたは内側の作動レバーは、作動レバーとして使用されてもよい。しかしながら、機能ユニットを初期化する為に接触感知スイッチおよび/または押しボタンまたはボタンのような感知手段を使用することも考えられる。
【0027】
ロック装置が使用され、ボーデンケーブルは作動レバーおよびロックの間で使用される。ボーデンケーブルは、ボーデンケーブルカバーおよびボーデンケーブルコアから成り、ボーデンケーブルカバーは、分岐されており、ボーデンケーブルコアは連続して形成されている。これによって、常に手動的作動が確実になり、それによって、ボーデンケーブルコアは、たとえば、常に作動レバーを使用し、すなわち、自動車のスイッチが切られるときでさえ、常に作動レバーを使用する。ボーデンケーブルコアは、機能ユニットに挿入され、それによって、ボーデンケーブルコアは機能ユニットを両面で制限し、あるいは、ボーデンケーブルカバーは機能ユニット内で長手方向に移動できるように収容および/または収容される。ボーデンケーブルは、作動レバーをロックに積極的に連結させるので、ロックの正常な作動が可能、たとえば、作動レバーの切り替えを経て可能である。
【0028】
機能ユニットは、電気駆動装置を含み、電気駆動装置は、制御信号を初期化または受信した後、ロックが機能ユニットによって作動可能になるように、機能ユニットを移動させる。電気駆動装置は、電気モータであるのが好ましい。電気モータが有利である理由は、それらが静かであり、広範囲に利用可能であり、自動車に簡単に仕様できるからである。そのため、ロック自身が機能ユニットによって作動される場合、ロック装置の使用は本発明によって容易になる。
【0029】
本発明の実施形態において、相対移動は、機能ユニットによって、ボーデンケーブルコアおよび少なくとも一部のボーデンケーブルカバーの間で生み出される。少なくとも一部のボーデンケーブルカバーが機能ユニットによって作動される場合、ボーデンケーブルコアおよびボーデンケーブルカバーの間に相対移動が起こる。作動レバー自身は、通常、固定された位置にあり、すなわち、作動レバーは、停止部に抗して、バネ付勢されて適合されるのが好ましい。レバー、スライダ、作動手段は、ロック自身に配置され、ボーデンケーブルコアによって作動可能である。機能ユニットの制御のため、少なくとも一つの部品、好ましくは、機能ユニットおよびロックの間のボーデンケーブルカバーの一部が、機能ユニットによって移動されると、これが、ロック内に配置された可動レバーの移動、旋回および/または作動をもたらす。ボーデンケーブルカバーおよびボーデンケーブルコアの間の相対移動の結果、レバーがロック内で作動可能になる。このようにロック内の移動を開始する方式は、たとえば、電気開錠モジュールとして説明することができるシステムを提供するが、このシステムは、ロック装置の使用を容易にする。
【0030】
機能ユニットを経て制御される機能ユニットおよびロックの間のボーデンケーブルカバーの一部が好ましいが、それにより、ボーデンケーブルコアの相対位置は、ボーデンケーブルカバーまで移動される。また、もちろん、機能ユニットおよび作動レバーの間の相対位置が機能ユニットによって移動され、それが、ロック内に配置された可動レバーの作動を最終的にもたらすことも考えられる。ボーデンケーブル自身は、ロック内およびボーデンケーブルカバーを備えた作動レバーの領域内に固定ベアリングを見いだし、すなわち、ボーデンケーブルカバーは、たとえば、ロックのハウジング内に固定されて収容可能であり、たとえば、ネジによって、作動レバーの領域内に固定可能である。作動のためには、ボーデンケーブルカバーおよび機能ユニットによってボーデンケーブルコアを作動させることが可能でなければならない。これが特に必要である理由は、たとえば、電力低下の場合には、作動レバーの手動的作動を経たロックの作動を可能にするため、作動レバーを経たロックの手動的使用が常に保証されなければならないからである。そのため、機能ユニットは、自動車内のボーデンケーブル自身の位置を変更しないが、ボーデンケーブルコアに対するボーデンケーブルカバーの相対的長さを変更する。ボーデンケーブルカバーの拡張により、ボーデンケーブルコアは、ボーデンケーブルカバーの中に引かれ、最終的にロックを作動させることが可能になる。
【0031】
そのため、機能ユニットも、ボーデンケーブル拡張ユニットとして説明可能である。機能ユニットによって、ボーデンケーブルカバーの相対的長さは変更可能であり、拡大可能であるが、作動レバーおよびロックの領域内の、ボーデンケーブルカバーの固定された端部位置に関しては、これにより、ボーデンケーブルカバーから突き出るボーデンケーブルコアの端部の短縮化が生じ、それによって、ボーデンケーブルカバーから突き出たボーデンケーブルコアの自由端の短縮化が確実にすることは、ボーデンケーブルコアによってロック内で移動が達成される点である。
【0032】
本発明の他の実施形態において、機能ユニットは、ボーデンケーブルカバーの少なくとも一つの部品の為に、少なくとも一つのガイド、特に、長手方向に移動可能なガイドを有する。機能ユニット内のガイドは、ロック装置の為の高い機能的信頼性レベルを確実にする。ボーデンケーブルカバーが機能ユニットによって移動されると、それが確実にすることは、常に、ボーデンケーブルカバーが安全に案内されるので、一方では、機能ユニットによって簡単な作動が達成でき、他方では、機能的信頼性が常に保証できることである。機能ユニットのハウジングは、たとえば、ボーデンケーブルカバーが長手方向に案内可能な長手方向のガイドを都合の良い方式で有することができる。もちろん、ボーデンケーブルコアおよび関連するボーデンケーブルカバーの数によって決まるガイドの数と共に、機能ユニットに2つ以上のガイドを設けることも考えられる。そのため、本発明によると、大型運搬装置のドアに使用されるような補助的ロックおよびロックを機能ユニットによって作動できることも考えられる。一方で、たとえば、一方では、作動レバーを用いて動作するが、ボーデンケーブルは分岐しているので、ロックおよび少なくとも一つの補助ロックを機能ユニットで作動できることも考えられる。もちろん、幾つかの機能ユニットが相互作用し、それによって、第1機能ユニットがた、たとえば、ロックまたは主要ロックと相互作用し、他の機能ユニットが補助ロックと相互作用することも考えられる。
【0033】
機能ユニットがスライダを有すると、それによって、スライダは電気駆動装置によって移動可能になり、これは、本発明の更なる実施形態を生じさせる。ボーデンケーブルカバーおよびボーデンケーブルコアの間の相対移動は、機能ユニット内に配置される摺動要素によって非常に簡単に作り出すことができる。たとえば、スライダが、機能ユニットの非作動位置においてボーデンケーブルカバーに付けられ、ボーデンケーブルコアがスライダによって案内される場合、ボーデンケーブルカバーにスライダを完全に付けることができる。その後、スライダ要素またはスライダは、可能な限り均等に分布し、ボーデンケーブルカバーにも高い荷重を作用させることができるが、これが、高レベルの機能的信頼性を保証する。さらに、スライダ要素またはスライダは、機能ユニット内に非常に良好な長手方向収納の選択肢を与えるので、機能ユニットが作動されるときには常に高レベルの機能的信頼性が保証され、連続的に一貫した力もボーデンケーブルカバーまたはボーデンケーブルコアに作用できる。
【0034】
伝達レベルによってスライダを移動できる場合、更なる利点がある。伝達レベルの使用により提供される利点は、一方では、高い力が達成されること、他方では、限定できる速度で均一移動を生み出せることである。
【0035】
スライダがスピンドル駆動装置によって移動できる場合が特に好ましい。スピンドル駆動装置は、スピンドルネジの傾斜に応じて、変位速度および伝達される力が限定でき調整できることから、非常に正確に調整できる左移動を簡単に達成する為に使用可能である。特に、電気モータおよびウォームギアとスライダの為のスピンドル駆動装置との組合せは、機能ユニットの設計に関して構造的に有利な実施形態を達成するため、有利な実施形態を提供する。
【0036】
ボーデンケーブルカバーの部品が、機能ユニットによって拡大可能であり、特に反対方向に移動可能である場合、本発明の更なる実施形態が存在する。機能ユニットが、機能ユニットに関連付けられたボーデンケーブルカバーの部品を移動させることが可能になるように構成される場合、ボーデンケーブルカバーおよびボーデンケーブルコアの間の相対移動を作り出すように2つの領域が機能ユニット内で利用可能になることから、これは、非常に素早い応答時間が実現されることを可能にする。機能的な時間は、たとえば、同一設計の伝達レベルおよびスピンドル駆動装置を用いて、ボーデンケーブルコアに対するボーデンケーブルカバーの二面移動によって、たとえば、半分にすることができる。これにより、使いやすさが更に向上し、したがって、快適性が向上する。
【0037】
本発明の他の実施形態において、機能ユニットは、ボーデンケーブルカバーの第1部品の為に一面に固定収納部を有し、機能ユニットは、ボーデンケーブルカバーの第2部品の為に他面にガイドを有し、ボーデンケーブルカバーの第2部品は、スライダによってボーデンケーブルカバーの第1部品に対して移動できる。本発明の、この好ましい実施形態は、コンパクト設計および高度な機能的信頼性という利点を提供する。一方で、固定された連結によってボーデンケーブルの第1部品のボーデンケーブルカバーと共に機能ユニットを固定する可能性があり、この固定された再配置も、ボーデンケーブルコアによる安全が案内の可能性を与える。
【0038】
作動レバーが、作動レバーの作動を検出する為に、検出手段、特にマイクロスイッチおよび/またはセンサを有する場合、それによって、機能ユニットは、検出手段によって制御可能になり、これにより、本発明の更なる実施形態が生じる。検出手段の使用、すなわち、作動レバーの作動を検出する手段の使用は、制御信号が機能ユニットに送信されることを可能にするので、機能ユニットが初期化可能になる。検出手段は、マイクロスイッチまたは、たとえば、接触感知スイッチでもよく、作動レバーは、検出手段が作動レバーの作動を検出するまで単に作動すればよく、そのため、制御信号を機能ユニットに出すことができ、それによって、機能ユニットはロックを作動させる。この設計、特に、機能ユニットは、自動車の運転者の為の快適性を高め、使用を容易にする。運転者は、単に初期化すればよく、それによって、機能ユニットは、ロック内の実際の移動を引き継ぐ。
【0039】
プロセス工学の観点から、本発明の目的は、自動車の為のロック装置を作動させる方法を提供することによって解決されるが、ここで、ロックは、作動レバーによって作動され、作動レバーの作動は、信号を発生させる検出手段によって検出され、その信号は、機能ユニット内で達成可能な移動によってロックが開錠されるように機能ユニットを制御する。自動車の運転者は、ロック内で作動させる移動を始動および/または開錠するため、作動レバーを用いて、スイッチのような検出手段を作動させるだけでよいことから、ロック装置を作動させる方法は、自動車における快適性を著しく高める。これにより、自動車におけるロックを非常に容易に大きな快適性で使用できる開錠モジュールを提供される。
【0040】
第2実施形態
【0041】
本発明の目的は、第2実施形態によれば、自動車の為のアクチュエータを提供することによって解決されるが、このアクチュエータは、ハウジング、可動性作動手段、少なくとも一つのシールを有し、可動性作動手段は、少なくとも領域毎に内外に移動可能であり、それによって、作動手段は、ハウジング内の開口部を通って移動することができ、シールは、開口部を包囲し、それによって、開口部はリング状密封キャップによって密封可能になり、リング状密封キャップは、作動手段を包囲し、ハウジングと相互作用し、それによって、作動手段は、密封キャップを通って移動できる。本発明によるアクチュエータの形成は、作動手段およびハウジングの間の包括的かつ連続した密封レベルを達成する可能性を生み出す。そのような密封は、湿気、ダストおよび/または不純物のような環境的影響物の浸透を効率的かつ恒久的に防止する。そのようにすることで、リング状密封キャップは、密封手段または密封キャップおよびハウジングの間の同一の周囲接触力の可能性を提供する。同時に、密封キャップは、一方で作動手段を収納する可能性を提供し、他方で、それを密封し続ける可能性を提供する。
【0042】
本発明による作動手段は、電気駆動装置を含み、これは、少なくとも一つの伝達部と、たとえば、プラグソケット形式の電気的接触部と相互作用することが好ましい。作動手段は、さらに、伝達装置と相互作用するスピンドル駆動装置を含むことができる。少なくとも一つの伝達装置部分は、スピンドル駆動装置と一体的に形成可能である。スピンドル要素は、アクチュエータのハウジング内に有利な方式で収容され、弾性端部停止部と相互作用できる。電気駆動モータ、伝達装置および/またはスピンドル駆動装置の間の相互作用のため、作動手段をケース内の開口部と通って移動させることが可能である。この移動は、直線の作動させる移動を含むので、作動手段は、ハウジングの内外に移動可能である。作動手段は、移動が自動車内で実現または制御可能な任意の応用を含むことができる。さらに、作動手段自身は、他のコンポーネントと相互作用することができ、たとえば、そのコンポーネントの旋回および/または移動を可能にする。
【0043】
作動手段は、アクチュエータのハウジング内の開口部を通して装着される。ハウジングは、複数の部品で構成されるのが好ましく、特に、二部品方式で構成され、それによって、ハウジングおよびハウジングカバーが形成されるのが好ましい。開口部は、ハウジング内に配置されるのが好ましい、シールは、開口部を完全に包囲するので、シールは連続的である。シールは、好ましくはリング状であり(すなわち、一様な直径を持ち)、密封キャップと相互作用する。アクチュエータの改善された密封を可能にするため、密封キャップは、その少なくとも開口部の領域内でリング状形態を有するので、シールおよび密封キャップの間には継目なしの一様な接触表面を達成できる。ハウジングは、シールに対して密着するように設計されるので、密封キャップもリング状であり、たとえば、ハウジング上に形状適合方式で置くことができる。密封キャップおよびハウジングの間の形状適合接続は、ハウジングに対する密封キャップの簡単な接合および接続を可能にする。密封キャップは、少なくとも一つの収容領域と、各領域毎に接合開口部とを有するので、密封キャップによって作動手段を収納および/または管理することができる。本発明によると、密封キャップおよびハウジングの相互作用は、密封キャップおよびハウジングの間のしっかりとしたシールを達成する為に使用できるので、ハウジングまたはアクチュエータの内部を環境的影響物から保護することができる。
【0044】
本発明の実施形態において、シールは、ハウジング内に完全に収容される。ハウジング内の直接的なシールの収容は、たとえば、密封キャップの前にシールを挿入することを可能にする。完全な収容によって、ハウジング内の正確な位置にシールをしっかりと保持することができる。ハウジング内にシールを確実に規定して収容することにより、ハウジングのシールに関して高レベルの安全性が提供される。しかしながら、代替実施形態において、密封キャップ内にシールが形状適合方式で完全に保持できることも可能である。
【0045】
ハウジングと相互作用するバヨネット形式のロックバーによって、密封キャップを有利な方式で接続することができる。密封キャップをハウジングと接続するため、ハウジング上にバヨネット方式適合および密封キャップ上に対応した開口部があると有利であることが判明した。このため、ハウジングは、ハウジング内に配置された開口部の拡張部を有することができ、そこを通って、密封キャップ上に形成されたロックバーが案内できる。密封キャップを捩ることによって、ロックバーは、ハウジング後方で係合するので、密封キャップの位置および場所を固定する。2つのロックバーは密封キャップ上に配置されるのが好ましく、これが、開口部内で2つの拡張部と協働する。しかしながら、3つ以上のロックバーが密封キャップ上に配置され、これらがハウジング内の、対応した外形部または開口部と協働することも考えられる。バヨネット適合方式も、簡単な装着と、同時に、作動手段の確実な収納を可能にするという利点を提供する。
【0046】
作動手段が、シーラントを収容する為に、少なくとも一つの収容要理器、特に、リングナットを有する場合、これは、本発明の更なる実施形態が生じる。作動手段は、密封キャップを通って延びる。作動手段は、作動手段および密封キャップおよび/またはハウジングの間の密封のため、リングナットを有する。アクチュエータに関しては、作動手段は、アクチュエータのハウジングの内外に移動できるように収容されている。作動手段の移動を密封するため、シーラントが設けられ、これが、作動手段のリングナットと係合し、密封キャップおよび/またはハウジング上に装着可能である。好ましくは、これは弾性シーラントであり、弾性シーラントは、作動手段の移動を補償することができる、すなわち、シーラントは、作動手段の移動中、作動手段と係合されたままである。リングナットは、シーラントの為に、極めて確実かつ正確な収容領域を提供する。リングナットは、シーラントの為に形状適合式収容を提供する。
【0047】
本発明の更に有利な設計において、密封キャップは、少なくとも一つの収容領域、特に、リングナットを有し、シーラントを収容する。密封キャップは、アクチュエータのハウジング上の作動手段の隣接した近傍に配置されることから、密封キャップ上にシーラントが直接装着されると、極めて有望な収容領域がシーラントの為に提供される。そのため、シーラントは、寸法に関して可能な限り小さく形成することができる。作動手段上の密封キャップの局所的な近接は、構造的に好ましい第1の利点を提供し、また、シーラントの為に確実かつ規定された収納または収容領域を可能にするという利点を提供する。そのため、シーラントを、密封キャップ内に位置決めすることができる一方、作動手段上のシーラントの収容部を移動させることができる。そのため、シーラントは、固定ベアリングおよび可動ベアリングを有することができる。シーラントが弾性プラスチック、好ましくは、熱可塑性ゴムから形成されることから、リングナットは、シーラントに有利な形状適合方式収容の選択肢を提供する。
【0048】
シーラントは作動手段および/または密封キャップの少なくとも一つの収容領域内で耐久性があり、それによって、シーラントは、シーラントが作動手段の移動に追従できるように形成される場合、これは、本発明の有利な実施形態を生じる。シーラントが、作動手段の収容領域内、さらに、密封キャップの収容領域内に保持される場合、作動手段の移動を確実に密封することができる。そのため、密封キャップは、様々な機能を有する。第1に、密封キャップは作動手段を案内し、又は、収容するように使用されるので、作動手段は、規定された移動を行うことができる。第2に、密封キャップは、密封機能を有し、すなわち、キャップは、環境的影響に対してハウジングを密封する。第3に、キャップは、好ましくは、バヨネット式ロック技術を使用して、ハウジング上の確実な固定を可能にする機能を有する。第4に、密封キャップは、作動手段の為に、シーラントの為の収容部として機能する。そのため、密封キャップは、アクチュエータの多機能コンポーネントである。
【0049】
本発明の好ましい一つの実施形態において、シーラントがベローズである場合に利点がある。これにより、ベローズは、作動手段および密封キャップの間の相対移動を補償することができるという利点を提供する。熱可塑性ゴムコンポーネント形式のベローズが好ましいが、これは、一方では、作動手段の収容部に収容可能であり、他方では、密封キャップの密封手段の収容領域に収容可能である。ベローズは、密封キャップのリングナットに固定可能である。さらに、密封キャップは、密封キャップをハウジングに容易に固定できるように、たとえば、密封キャップを囲むように配置されたバーを有してもよい。これらのバーは、好ましくは幅広く、密封キャップの周囲に沿って等間隔で配置されるので、たとえば、密封キャップを手動で装着することができる。
【0050】
作動手段が、ボーデンケーブルのために、ベアリング、密封ベアリングを有する場合、これは、アクチュエータの実施形態を生じる。アクチュエータは、作動手段として、好ましい実施形態で使用される。この場合、作動手段は、相対移動がボーデンケーブルコアおよびボーデンケーブルカバーの間で達成できることを表す。本発明によるボーデンケーブルの再配置の話(talk)がある場合、これは、作動手段におけるボーデンケーブルカバーの収納または固定を意味するのが好ましい。ボーデンケーブルカバーは、作動手段にしっかりと連結、あるいは、ボーデンケーブルカバーがボーデンケーブルコアに対して前後に移動可能であるように作動手段にしっかりと連結されている。ここで、前後に移動可能とは、しっかりと固定された結合を意味し、ボーデンケーブルカバーおよび作動手段の間に、非積極的または形状適合的な連結が確立されているので、ボーデンケーブルカバーは、アクチュエータの内外に移動できる。ここで、ボーデンケーブルカバーの移動は、ボーデンケーブルコアとは無関係である。これは、ボーデンケーブルコアに付けられたレバーの、作動する移動がボーデンケーブルカバーによって可能であることを意味する。そのため、アクチュエータも作動モジュールとして、あるいは、特別な実施形態において、開錠モジュールとして、説明することができる。
【0051】
ここで、ボーデンケーブルのボーデンケーブルコアは、アクチュエータを通して自由に案内可能である。ボーデンケーブルコアの、アクチュエータによる自由な案内は、作動手段および作動手段にしっかりと連結されたボーデンケーブルカバーによって、ボーデンケーブルコアに連結されたレバーまたはスライダの移動開始を可能にする。ボーデンケーブルコアがアクチュエータを通して自由に案内可能であり、たとえば、ロックのレバーにしっかりと連結される場合、レバーは、ボーデンケーブルカバーの相対移動によって移動できる。この場合、アクチュエータは、作動手段として作用し、たとえば、ロック内に配置されたレバーが、たとえば、ロック機構を直接または間接的にアンロックするのに使用できる場合、開錠モジュールとして機能できる。
【0052】
ハウジングが、作動手段に沿って変化する横断面形状を有し、それによって、ハウジングの高さが作動手段に関して連続して増加し、特に、ハウジングカバーを支持する為の傾斜レベルが作り出される場合、本発明の更に有利な実施形態が存在する。意図された平坦表面がボーデンケーブルコアに沿って生じるレベルであって、そこから、ハウジングが密封キャップに向かって増加する上記レベルから始まり、たとえば、連結されたボーデンケーブルに向かう平坦表面に対する規準が、ボーデンケーブルのレベルから密封キャップに向かって高さを変更する、或いは、ボーデンケーブルのレベルに対する角度であるレベルになるとき、我々は傾斜レベルを参照することができる。傾斜レベルを形成することによって、一方では、密封キャップの為に大きな密封表面を提供し、他方では、ハウジングおよびハウジングカバーの間のシールの為の平面レベルを提供する。平面レベルは、平面レベルだけがカバーおよびハウジングの間に密封されるべきという利点をもたらす。ハウジングの高さは、ボーデンケーブルの第1連結側から、ハウジングを通って、ボーデンケーブルの出て行く端部まで、あるいは、ボーデンケーブルコアを通って、密封キャップまで、増加するのが好ましく、これが、ボーデンケーブルカバーの更なる部分を収容する。
【0053】
第3実施形態
【0054】
本発明の目的は、自動車の為のアクチュエータを提供することによって、第3実施形態により解決されるが、これは、ハウジング、特に、ハウジングシェルおよび少なくとも一つのハウジングカバー、電気駆動装置を有し、それによって、作動手段は電気駆動装置を経てハウジングの内外を移動することができ、作動手段は、スピンドル駆動装置によって少なくとも移動可能であり、それによって、スピンドルの少なくとも収納部がハウジングの凹部に挿入可能になる。ハウジングの凹部にスピンドルを格納することによって、アクチュエータのスピンドル駆動装置を安全に、規定された方法で、したがって、アクチュエータの操作上の安全性が高まるという選択肢を生み出す。操作上の安全性は、ハウジング内、好ましくは、ハウジングシェル内の凹部を通して規定された格納がスピンドルの為に達成できることによって高められる。ハウジング内の凹部は、非常に正確に設計することができるが、少なくとも2つのハウジング部品の支持点は、互いに対するハウジング許容誤差および/またはハウジング部品の連結性に依存する。さらに、規定された方法で形成可能なハウジング内の凹部または収容領域は、支持点または収容領域の許容誤差を非常に正確に設計することを可能にし、それが、支持点における再現可能な許容誤差をもたらすという点で、ハウジング内に形成されるワンピースの凹部は有利である。支持点において正確に観察されなければならない許容誤差は、移動容易性を高め、たとえば、ハウジング部品間の連結性とは無関係である。
【0055】
本発明によるアクチュエータは、様々な応用に使用可能である。そのため、最初に説明された本願の実施例は、もちろん可能であるが、アクチュエータの作動手段を経て移動されるロックバーまたはレバーは、他の機能を行うことができる。ロックバーを用いて、たとえば、アクチュエータは、車両を固定し、たとえば、自動車の充電中に充電プロセスを固定するために、燃料給油口外蓋、収納コンパートメント、プラグをロックすることができる。本発明によるアクチュエータも、ボーデンケーブルコアおよびボーデンケーブルカバーの間の相対移動を生み出すために、ボーデンケーブルに組み込むように使用することができる。ここで、ボーデンケーブルコアは、アクチュエータを貫通し、それによって、ボーデンケーブルカバーの一端を、たとえば、アクチュエータのハウジング内に、ボーデンケーブルの他端を作動手段に固定することができる。その後、相対移動は、アクチュエータ内の作動手段の移動によって、ボーデンケーブルコアおよびボーデンケーブルカバーの間で達成することができる。そのため、アクチュエータの応用領域は非常に多く、決定的に列挙することができない。
【0056】
ハウジングは、ハウジングシェルを有するのが好ましく、ここには、たとえば、作動手段の為の収納部および/または電気駆動装置、一つ又は複数のマイクロスイッチ、プラグソケットを組み込むことができ、あるいは、収容可能である。もちろん、ハウジングシェルが複数部品方式で形成され、ハウジングカバーと相互作用することも考えられる。さらに、ハウジングカバーは、たとえば、その生産または装着が必要とする場合には、複数部品方式で設計することもできる。
【0057】
作動手段は、スピンドル駆動装置と相互作業し、それによって、スピンドルナットは、スピンドル上で案内可能な作動手段の一部でもよい。スピンドル駆動装置自身は、伝達レベルまたはウォームギアと共に、少なくともスピンドルに関して一体的に形成可能である。ウォームギアは、ウォームと相互作用することができ、ウォームは、たとえば、電気駆動装置の車軸に直接収容される。
【0058】
スピンドルまたはスピンドルおよびウォームギアの組合せの少なくとも支持点は、ハウジングの凹部に有利な方式で格納される。挿入および/またはスピンドルおよび作動手段の後にスピンドルを軸方向に移動できるように、ハウジング、特に、ハウジングシェルが形成される。換言すると、ハウジングシェルにスピンドルを挿入した後、スピンドルの収納部を凹部に挿入または導入する為にスピンドルの軸方向の移動が可能である。同時に、スピンドルを凹部に移動させることによって、スピンドルはその端部位置に移動することができ、支持点における凹部内の端部位置に到達すると、ウォームギアおよびウォームは、最適係合比になる。これは、凹部にスピンドルを収納する別の利点を強調するが、すなわち、ウォームおよびウォームギアの間の係合比は、ハウジング内にスピンドルを固定収納することによって安定化させることができる。そのため、アクチュエータの最大負荷の場合であっても、ウォームおよびウォームギアの間の安全な相互作用を確実にすることができる。
【0059】
本発明の有利な実施形態において、スピンドルは、少なくとも一つの収納部がベアリングスリーブを有する、2つの収納部をハウジング内に有する。ベアリングスリーブは、アクチュエータ内にスピンドルを正確に収納する為に追加の安全装置を可能にするという利点を提供する。製造許容誤差により、スピンドルおよび凹部の間に遊びが生じる場合、別個に生産されるベアリングスリーブは、より高い製造誤差を有するので、支持点を安定化することができる。これは、スピンドルおよび/またはハウジングがプラスチックでできているとき、特に利点を提供する。
【0060】
少なくとも一つのベアリングスリーブをスピンドルに付けることができる場合、すなわち、捩りに抵抗力があるようにスピンドル上に配置される場合にも有利である。ベアリングスリーブをスピンドルに固定することによって、スピンドルを装着する前に、ベアリングスリーブをハウジング内に装着することができる。そのようにすることによって、スピンドルに対してベアリングスリーブを正確に固定することが実現可能であり、これは、プラスチック製であることが多いスピンドルの製造公差の排除を可能にする。好ましくは、ベアリングスリーブは、スピンドルにしっかりと連結されている。ここで、ベアリングスリーブは、非積極的に、形状適合させて、さらに/またはしっかりと接着された方法でスピンドルに連結することができる。固定された方法に拘わらず、ベアリングスリーブは、捩りに抵抗力があるように、すなわち、固定されるようにスピンドルに連結されるので、ベアリングスリーブは、アクチュエータ内でスピンドルと共に回転する。
【0061】
ベアリングスリーブが、スピンドルおよび/またはハウジングの材料より高い強度を有する材料から作られる場合、これにより、本発明の更に有利な実施形態が生じる。アクチュエータのハウジングおよびスピンドルは、プラスチックで作られるのが好ましい。ベアリングスリーブは、他方で、スピンドルおよび/またはハウジングより高い強度値を有する材料を有する。ベアリングスリーブは、金属材料、特に、鋼材で作られるのが好ましい。金属材料の選択は、高い操作上の安全性と低い摩擦値で確実な位置決めを提供することを可能にし、それによって、一方では操作上の安全性を高め、他方で、アクチュエータのスピンドルの移動を容易にする。
【0062】
ベアリングスリーブは、有利な方法で、本発明の更なる実施形態において、領域毎に少なくとも設計されるので、ベアリングスリーブは、少なくとも領域毎に少なくともテーパ付けされた径を有する。円錐または少なくとも領域毎に円錐形状のベアリングスリーブは、一方では、ハウジング内のスピンドルの容易な装着を達成し、それによって、円錐領域は、たとえば、ガイド補助器具として機能し得る。さらに、ベアリングスリーブの幾何学的設計は、ハウジング内のスピンドルの位置決めを安定化させることができる。たとえば、ベアリングスリーブおよび/または凹部が、円錐状に形成される場合、スピンドルの正確な位置決めが、作動手段およびウォームギアに対して確立できる。
【0063】
ベアリングスリーブが、スピンドルの軸方向に、ハウジング内のスピンドルの接触表面に向かって、直径にテーパが付けられる場合、これにより、本発明の更なる実施形態が生じる。ベアリングスリーブにテーパを付けることによって、ベアリングスリーブの接触表面、すなわち、ハウジングに対するスピンドルの軸方向端部の接触表面を軸方向に減少させることができる。減じられた接触表面は、特に、ベアリングスリーブの領域内の支持点間の摩擦値の減少をもたらす。これは、スピンドルの移動容易性を高める。ベアリングスリーブは、有利な方法で、スピンドルを横切る第1円筒領域と、直径部でテーパが付けられる第2領域とを有することができるが、第2領域は、スピンドルを超えて突出している。たとえば、スピンドルの端部が、円筒状に形成される場合、円筒領域を有するベアリングスリーブをスピンドルの真上に置き、スピンドルに連結することができる。スピンドル端部を超えて突き出るベアリングスリーブの領域は、テーパ付き直径部を有するので、先細のように説明できるベアリングスリーブの端部が存在する。スピンドルを超えて突き出たテーパ付けされた端部は、円錐状の拡張部と呼ぶことも可能である。ベアリングスリーブの軸方向端部に小さな直径があり、これが、ハウジング内の接触表面と接触するので、一方では、ハウジング内のスピンドルの安定化が可能であり、他方では、スリーブが軸方向接触表面に付けられる場合、最小の接触表面が達成できる。
【0064】
有利な実施形態において、スピンドルまたはスピンドルによって駆動される作動手段は、摺動要素として機能し、それによって、ボーデンケーブルカバーは、摺動要素によって移動可能である。スピンドルおよびベアリングスリーブがボーデンケーブルコアの為の通路開口部を有する場合、ボーデンケーブルコアおよびボーデンケーブルカバーの間の相対移動を有利な方式で生み出すことができる。スピンドル、作動手段、ベアリングスリーブは、通路開口部を有するので、ボーデンケーブルコアは、アクチュエータを通って自由に移動できる。したがって、この実施形態において、アクチュエータは、ボーデンケーブルカバーおよびボーデンケーブルコアの間に相対移動を作るのに役立つ。ここで、アクチュエータは、ボーデンケーブルに組み込まれ、それによって、たとえば、ボーデンケーブルカバーの一部を、たとえば圧入形式でアクチュエータにしっかりと連結することができ、ボーデンケーブルカバーの第2部品を、アクチュエータの作動手段にしっかりと連結することができるので、作動手段が移動するとき、ボーデンケーブルカバーの2つの部品を互いに対して移動させることができる。
【0065】
少なくとも一つの支持点の停止表面またはスピンドルの収納部が、ハウジングカバーから少なくとも領域毎に形成される場合、これにより、本発明の更なる実施形態が生じる。ハウジングカバーは、一方ではスピンドルを固定することができ、他方では、スピンドルまたはベアリングスリーブの為に停止表面を提供することができる。ここで、たとえば、ハウジングカバーは、凹部で作動手段と係合することができ、したがって、アクチュエータのハウジング内に、作動手段の内側に収容されたスピンドルを固定することができる。この例示的実施形態において、テーパ付けされたベアリングスリーブは、有利な方式でハウジングカバーと相互作用することができ、ベアリングスリーブまたはテーパ付けされた支持点の小さな直径は、ハウジングカバー内の停止領域で、可能な限り最小の直径で付けられるにすぎない。操作上の安全性および移動容易性が、本発明による手段によって改善される。
【図面の簡単な説明】
【0066】
図1図1は、ロック、昨日ユニット、例示的に示された作動レバーの場所を有する自動車の為のロック装置の側面図である。
図2図2は、ロック、昨日ユニットの代替え実施形態、基本的に例示された作動レバーからなるロック装置の基本図である。
図3図3は、作動レバー、ボーデンケーブル、機能ユニット、ロックを備えたロック装置の配置の基本図である。
図4図4は、ボーデンケーブルに挿入された作動モジュールの一部として、ハウジングカバーがなく、密封キャップのないアクチュエータの三次元図である。
図5図5は、密封キャップを有するアクチュエータのハウジング内の開口部の詳細図であり、密封キャップは、バヨネット嵌合によってハウジングに連結されている。
図6図6は、作動手段が密封キャップ内に案内され、ボーデンケーブルカバーが作動手段に付けられたハウジングの上面図における、図2に従う密封キャップの別の図である。
図7図7は、ハウジングカバーがなく、密封キャップおよびボーデンケーブルが作動手段に付けられたアクチュエータの側面図である。
図8図8は、密封キャップおよび作動手段に配置されたベローズを備えたハウジング内の密封キャップの配置を有する図4のV-V線に沿った断面図である。
図9図9は、ベローズを備えたアクチュエータの三次元図である。
図10図10は、作動手段の為にハウジングシェルに挿入されたスピンドル駆動装置および電気駆動装置を備えたアクチュエータの三次元図である。
図11図11は、ハウジングに部分的に挿入されたスピンドル駆動装置を備えた図1のII-II線に沿った断面である。
図12図12は、スピンドル駆動装置と共にハウジングシェルに挿入された伝達装置を備えたアクチュエータに向かって図1の矢印IIIの方向からの図である。
図13図13は、作動手段の開口部内のスピンドルの軸方向端部上のベアリングスリーブの詳細図である。
図14図14は、アクチュエータの装着状態において、ベアリングスリーブの為の接触表面を備えたスピンドルの軸方向端部上のベアリングスリーブの別の図である。
【詳細な説明】
【0067】
図1には、ロック装置1の上面図が、基本図および部分断面図において、再現されている。ロック装置1は、ロック2、機能ユニット3、作動レバー4、二部構成ボーデンケーブル5,6を有する。ロック7の内側には、レバー8が、軸9を中心として旋回できるように収容されている。レバー8は、点線で図示されたレバー8’を用いて基本的に図示されるように、ボーデンケーブルコア10を使用して、軸9を中心として旋回できる。
【0068】
ボーデンケーブルコアを作動させるため、たとえば、自動車の内側の作動レバー11を作動させること、たとえば、旋回させることができる。作動レバー11が作動されると、作動レバー11は、作動位置11’に到達することができる。
【0069】
機能ユニット3は、電気モータ12を有し、電気モータは、プラグソケット13を経て、接触可能であり、プラグソケット13を経て制御可能である。電気モータ12は、電気駆動装置14の一部であり、これを用いて、スピンドル16が、ウォーム伝達装置15を経て駆動可能になる。スライダ17は、スピンドル上に配置され、スライダ17は、電気駆動装置14によって長手方向に収容されている。ボーデンケーブルカバー18は、スライダ17によって移動可能であり、ボーデンケーブルコア10およびボーデンケーブルカバー18の間の相対移動は、スライダ17によって達成できる。ボーデンケーブルカバー18およびボーデンケーブルコア10の間の相対移動を生じさせるため、スライダは、ロック2に向かって、すなわち、矢印P1の方向に移動する。
【0070】
制動レバー21は、機能ユニット3の内側の軸20を中心として旋回できるように配置されている。制動レバー21は、一端に接触表面22を有し、接触表面22は、スライダ17と係合するように作ることができる。スライダ17は、接触表面22と協働する制御外形部23を有する。スライダ17、特に、制御外形部23は、スライダ17が電気駆動装置14によって矢印P2に向かって移動すると、接触表面22と係合し、それによるスライダおよび制動レバー21の間の係合状況は、図1に再現されている。このように、ボーデンケーブルコア10の為の制動位置、または制動状況が再現される。
【0071】
制動レバー21の端部のうち接触表面22の反対側の一端には制動表面24が配置され、制動表面24は、たとえば、摩擦ライニングによって、ボーデンケーブルコア10と直接または間接に係合するように作ることができる。ここで、制動表面24は、たとえば、機能ユニット3のハウジング26から形成されるカウンタベアリング25と相互作用する。
【0072】
図1が、ボーデンケーブルコア10が機能ユニット3によって制動可能な制動状況を図示する場合、スライダ17が矢印P1に向かって移動すると、制動レバー21がボーデンケーブルコア10と係合解除され、ボーデンケーブルカバー18内でボーデンケーブルコア10が自由に移動できる限り係合解除されることは言うまでもない。この例示的実施形態では、バネによって、制動レバー21を反時計廻りに付勢することができる。制動レバー21がボーデンケーブルコアから係合解除されると、ボーデンケーブル18も付勢されず、すなわち、レバー8および作動レバー11は、初期位置にあることも自明である。したがって、この初期位置から、矢印P1に向かってスライダ17を作動させることによってレバー8を作動可能にするか、矢印P2に向かってスライダを移動させることによって制動レバー21を作動可能にすることができる。制動レバー21は、たとえば、自動車内のセンサによって作動可能であり、センサは、たとえば、自動車の近傍の障害を検出する。ボーデンケーブルコア10の制動部は、作動レバー11の作動が衝突に至る可能性があることを自動車の運転者にハプティック信号を送る。しかしながら、制動レバー21は、緊急事態において、作動レバー11が制動レバー21の力を超えて作動可能であるように設計されているにすぎないことが常に起こり得る。
【0073】
代替制動装置を備えた機能ユニット3の更なる実施形態が、図2の実施例として再現されている。例示的実施形態において、制動ユニット27は、ロッカーアーム28と、たとえば、長手方向に収容された円柱ピン29とから構成される。図1に従う同一のコンポーネントは、同一の参照符合によって表示されている。スライダ30は、ボーデンケーブル18が、制御可能であり、移動可能であるように、移動自在に機能ユニット3内に格納されている。初期位置Aから始まり、スライダ30は、ボーデンケーブルコア18を作動させる為に矢印P1に向かって移動可能であり、ボーデンケーブルコア10およびボーデンケーブルカバー18の間で相対移動を達成することができる。この移動によって、スライダは、図2に図示された作動位置Bに達する。初期位置Aから始まり、スライダ30は、円柱ピン29を移動させる為に矢印P2に向かい、カウンタベアリング25に対するボーデンケーブルコア10の制動を可能にする為に、ロッカーアーム28に向かって移動できる。その後、スライダ30は、制動位置ABに達する。制動後、スライダ30は、電気駆動装置14によって初期位置Aまで移動する。円柱ピン29も、バネ要素30によって初期位置まで戻り、ロッカーアーム28は、ボーデンケーブルコア10を解除する。
【0074】
第1実施形態
【0075】
ロック装置1が、図3の基本図に再現されている。ロック装置は、作動レバー4,ボーデンケーブル5,6,機能ユニット3,ロック2を有する。たとえば、内側作動レバーでもよい作動レバー4によって、レバー8は、ボーデンケーブルコア10を経て、ロック2内で旋回できる。
【0076】
ボーデンケーブル5,6、特に、ボーデンケーブルカバー8,9は、2つの部品に分離され、ボーデンケーブルカバー6の第1部品と、ボーデンケーブルカバー5の第2部品とから成る。ボーデンケーブルカバー6の第1部品は、一側面、たとえば、自動車ドア31の内側にしっかりと収容され、他方で、機能ユニット3のハウジング26内にしっかりと収容されている。ボーデンケーブルカバー5の第2部品は、ロックハウジング13内の一側面にしっかりと収容され、機能ユニット3のハウジング26内のガイド部33内で反対側面に長手方向に保持されている。機能ユニット3は、モータ12,ウォーム伝達装置15,スピンドル伝達装置16,スライダ17,マイクロスイッチ形式の検出手段34、電気的接触の為のプラグソケット13を有する。スピンドル伝達装置38のスライダ17の為の停止バッファ(Stop buffers)35も明らかである。
【0077】
作動レバー11が矢印P2に向かって移動すると、作動レバー4は、ピストン行程Hの後に作動レバー11の点線位置に達する。明らかなように、小さなピストン行程hのみが、作動レバーによって発生される。図示されていない検出手段は、制御信号を機能ユニット3に転送できるように、作動レバー11の移動を検出する。ウォームギアは、電気駆動装置12によって制御され、それによって、ウォーム伝達装置15は、この例示的実施形態において、スピンドル伝達装置のスピンドル16と一体的に(as one piece)設計されている。伝達装置15の移動により、スライダ17は図3のロック2に向かって左に移動するので、ボーデンケーブルカバー5の第2部品に力を作用させることができる。ここで、スライダ17は、ボーデンケーブルカバー5の第2部品に寄りかかり、スライダ17を移動させることによってボーデンケーブル5,6の相対的長さを伸ばし、これが、ボーデンケーブルコア36,37の両端部の相対的長さの短縮をもたらす。実線で示された位置にある作動レバー4は、固定された停止部に嵌合することから、ボーデンケーブルコア10の自由端37は、ボーデンケーブル5,6内に引き込まれ、それが、今度は、点線位置までレバー8の移動をもたらす。機能ユニット3のハウジング26内のスライダ17の移動は、ガイド部33に沿って起こり、それによって、ピストン行程Hが、スライダ17の移動の為に利用可能になる。ピストン行程Hは、ピストン行程hより非常に大きいので、ピストン行程H,すなわち、レバー8の作動を可能にするには、機能ユニット3の初期化(initialization)だけが作動レバー4によって行われればよい。マイクロスイッチ34は、スライダ17の制御湾曲部に付けられ、スライダの場所を評価する為に使用可能である。
【0078】
ここで図示された実施例は、ロックに向かって移動可能、したがって、ボーデンケーブルカバー5,6の第2部品に寄りかかるスライダ17のみを示すことに留意されたい。たとえば、他のスピンドル16が、ボーデンケーブルカバーの第1部品の方向に配置されたウォームギアに配置され、更に、対応したスライダ17も、そこに配置される場合、ボーデンケーブルコア10に関するボーデンケーブルの相対移動の変位は、両方向で可能になる。検出手段が作動レバー4の移動を検出し、その後、制御信号を機能ユニットに転送するまで作動レバー4を作動させるだけでよいという点で、これは、運転者にとって有利である。
【0079】
第2実施形態
【0080】
図4は、作動手段または作動モジュールまたは開錠モジュールとしての実施形態におけるアクチュエータ41の三次元図を図示する。ここで、アクチュエータは、ボーデンケーブル42,43の間に挿入され、ここで、ボーデンケーブルカバーの第1部品42は、アクチュエータのハウジング44にしっかりと連結され、ボーデンケーブル43の第2部品は、作動手段45に固定されている。ボーデンケーブルコア46は、アクチュエータ41によって自由に案内可能である。
【0081】
アクチュエータ41は、ハウジング44を有し、この中に、電気モータ47と,第1ウォーム伝達装置48と,ウォームギアと一体的に形成されたスピンドル駆動装置9とが配置されている。スピンドル50において、作動手段45は、ハウジング44内で直線に案内可能であるように配置されている。作動手段45は、エンドストップ51と相互作用し、これが、ハウジング44内への作動手段50の移動を制限する。エンドストップは、熱可塑性ゴムダンパとして形成されるのが好ましい。マイクロスイッチ52は、作動手段45と相互作用し続け、それによって、マイクロスイッチ52と電気モータ47は、プラグソケット53を経て制御可能になり、電力が供給可能になる。
【0082】
囲んでいるハウジングカバーシール55は、ハウジング44の平坦表面54の中に挿入される。したがって、平坦表面は、ハウジングを密封する為に、特に、図示されていないハウジングカバーを装着する為に利用可能である。
【0083】
また、ハウジング44は、開口部56を有し、この開口部を通って、アクチュエータ41の外に作動手段45を移動できる。シール57は開口部56を囲む円形に配置され、これが、形状適合し、しっかりと結合され、さらに/または非積極的にハウジング44に連結されている。
【0084】
この実施形態において、アクチュエータは、ボーデンケーブル42,43の為の作動モジュールとして形成されている。たとえば、電気駆動装置47が制御信号を経て制御される場合、作動手段45はウォーム伝達装置48およびスピンドル駆動装置49によって作動され、作動手段45は、アクチュエータ41のハウジング44から、図4に示される位置に移動可能になる。作動手段45の移動によって、ボーデンケーブル43の一部が、ボーデンケーブルコア46に対して移動するので、ボーデンケーブルコアに連結されたレバーまたはコンポーネントを移動させることができる。
【0085】
ハウジング44の開口部56の詳細図が図5に再現されている。この図は、密封キャップ58を示すが、密封キャップ58は、ロックバー59によってハウジング44に連結されている。また、開口部56は、ロックバー59をハウジング44の中に挿入する為の収容開口部60,61を有する。作動手段45は、密封キャップ58に案内されて収容されるが、これも明らかである。リングナット62も密封キャップ58に見られるが、これは、シーラントを収容する為に使用される。スピンドル10の支持点も明らかである。密封キャップ58は、ハウジング44に固定された位置で再現されている。
【0086】
ハウジング44内の配置に関する密封キャップ58の図は、図6に再現されている。密封キャップ58の周辺に対して対称的に拡張するバー63が見られる。バー63は、密封キャップが手動で装着されることを可能にする。密封キャップ58もハウジング44に形状適合するように付けられることも自明である。特に、リングバー64は、ハウジングに形成され、これは、密封キャップの形状適合した組付けを可能にする。
【0087】
図7は、アクチュエータ41の側面図およびプラグソケット53の図を図示する。アクチュエータ41は、ボーデンケーブル42,43に一体化され、それによって、仮想の第1レベルE1は、ボーデンケーブル42,43に沿って拡張する。平坦表面54は、第2レベルE2において第1レベルE1に対して配置されている。ボーデンケーブルの第1部品2から始まり、第2レベルE2は、第1レベルE1に対する角度Wにオフセットされるように配置されている。接触表面がハウジング44上の密封キャップ58の為に形成できるように角度Wを選択することができる。さらに、第2レベルE2も、ハウジングカバーを収容するように平坦表面54を形成する。
【0088】
図7のV-V線に沿った断面図が、図8に再現されている。ベローズ65は、密封キャップ58のリングナット62に挿入され、それによって、他の端部66が作動手段45のリングナット67に挿入される。ボーデンケーブル43の、作動手段45内の固定も明らかである。作動手段45は、ハウジング44に引き込まれる又は移動される位置に図示されており、ベローズ65は、収縮された位置で再現されている。
【0089】
図9は、アクチュエータ41がボーデンケーブル42,43に挿入された組立図を示す。アクチュエータ41に関するベローズ65の位置も明らかである。
【0090】
第3実施形態
【0091】
図10は、電気駆動装置72,伝達レベル73,伝達レベル73と一体的に形成されたスピンドル74、作動手段75,ボーデンケーブルカバー76を備えた自動車の為のアクチュエータ71の三次元図を示し、それによって、作動手段75は、アクチュエータ71のハウジング78の開口部77を通って装着可能である。この図は、一方では、作動手段75がスピンドル74に連結され、あるいは、スピンドル74は、作動手段75に挿入され、装着位置に達するように開口部77を通って挿入される作動手段75が示されている。
【0092】
電気駆動装置72は、ウォームギア80と相互作用するウォーム79を有する。ウォームギア80は、伝達レベル73の一部として、プラスチックで作られ、この実施形態では、スピンドル74と一体的に形成されている。ベアリングスリーブ83,84は、スピンドル74の軸方向端部81,82で、各々のケース内に装着されている。作動手段75もガイド手段85,86を有し、ガイド手段85,86を経て、軸方向に作動手段75をハウジング78に案内することができる。
【0093】
ここではハウジングシェル87のみが示されたハウジング78には、凹部88が成形されており、その中に、スピンドルの軸方向端部82にあるベアリングスリーブ84を挿入することができる。
【0094】
図示されていないハウジングカバーは、装着表面89上に配置可能であり、ネジ開口部90またはクリップ接続部91によってハウジングシェル87にしっかりと連結することができる。マイクロスイッチおよび電気駆動装置72の電気的接触の為のプラグソケットも明らかである。
【0095】
図11は、図10のII-II線に沿った、ハウジングシェル87またはハウジング78を通る断面を図示する。L線に沿って図示された断面は、スピンドル74の軸の中心を通過し、それによって、L線は、アクチュエータ71内側のボーデンケーブルコアの場所を反映する。L線に沿って伸びるボーデンケーブルコアは、図示された実施形態では、アクチュエータ71によってアクチュエータ71を通って自由に移動できる。ボーデンケーブルは、たとえば、ハウジングシェル87の拡張部84内に、圧入によって固定できる。
【0096】
スピンドル74の装着位置に達するため、スピンドルは、ハウジングシェル87の凹部88内で、矢印P3に向かって摺動されなければならない。スピンドル74は、接触表面95が凹部88の軸方向端部に達するときだけ、最終装着位置に達する。装着位置において、ベアリングスリーブは、凹部78内に完全に着座し、それによって、ベアリングスリーブは、接触表面95に対して軸方向に到達する。スピンドル74が最終装着位置に達していないことは、ウォームギア80がウォーム79の中央上方に依然として置かれないという点からも分かる。
【0097】
図12は、スピンドルまたはウォームギア80が装着位置に置かれた、ハウジングシェル87に向かう矢印IIIの方向からの図を示す。装着位置の到達または装着位置も、作動手段75がハウジングシェル87内のエンドストップ96に適合する点からも分かる。スピンドル74の軸方向端部82は、ハウジングシェル77の凹部78に挿入または完全に収容される。
【0098】
ハウジングシェル内の作動手段75の装着位置は、図13に再現されている。さらに、図13は、ベアリングスリーブ83の概略的に図示された実施形態と共に、スピンドル74の軸方向端部81を通る概略的断面を示す。ベアリングスリーブ83は、スピンドル74の軸方向端部81を全体的に包囲するが、軸方向端部に円錐状拡張部を有し、これは、小さな直径dで終わっている。ここで、直径dは、スピンドル端部81の領域におけるベアリングスリーブ83の拡張直径Dより小さい。それは、先が尖った形状を有する、このベアリングスリーブ83によって、ベアリングスリーブ83は、ハウジングの接触表面上の小さな直径dと共に接触するにすぎない。これが提供する利点は、低い摩擦値が克服されること、そのため、アクチュエータ71のハウジング78内部にスピンドル74を簡単に収納できることである。
【0099】
ベアリングスリーブ83は、アクチュエータ71内の、その装着位置において、図14に再現されている。ハウジング78内のスピンドル74の最終的収納または固定の為に、ベアリングスリーブ83は、図示されていないハウジングカバーによって、アクチュエータ71内に固定される。ここで、ベアリングスリーブ83の先が尖った端部97は、接触表面98と接触するようになる。本発明によるスピンドル74の、アクチュエータ内への収容により、スピンドルの高レベルの操作上の安全性、長い耐用年数および容易な移動を実現することができる。
【0100】
[図1図3の為の参照符合リスト]
【0101】
1…ロック装置、 2…ロック、3…機能ユニット、4…作動レバー、5, 6…ボーデンケーブル、7…ロック内部、8, 8'…レバー、9…軸、10…ボーデンケーブルコア、11, 11'…作動レバー、12…電気モータ、13…プラグソケット、14…電気駆動装置、15…ウォームギア、16…スピンドル、17, 30…スライダ、18…ボーデンケーブルカバー、19…機能ユニット内部、20…軸、21…ブレーキレバー、22…接触表面、23…制御外形部、24…ブレーキ表面、25…カウンタベアリング、26…ハウジング、27…ブレーキユニット、28…ロッカーアーム、29…円柱ピン、30…バネ、31…自動車ドア、32…ロック用ハウジング、33…ガイド、34…検出手段、35…停止バッファ、36, 37…ボーデンケーブルコアの端部、38…スピンドル伝達装置、P1, P2…矢印、A …初期位置、B …作動位置、AB …制動位置、h, H…ハブ。
【0102】
[図4図9の為の参照符合リスト]
【0103】
41…アクチュエータ、42, 43…ボーデンケーブル、44…ハウジング、45…アクチュエータ、46…ボーデンケーブルコア、47…電気モータ、48…ウォーム伝達装置、49…スピンドル駆動装置、50…スピンドル、51…エンドストップ、52…マイクロスイッチ、53…プラグソケット、54…平坦表面、55…ハウジングカバーシール、56…開口部、57…シール、58…密封キャップ、59…ロックバー、60, 61…収容開口部、62…リングナット、63…バー、64…リングバー、65…ベローズ、66…ベローズの端部、67…リングバー、E1…第1レベル、E2…第2レベル、W…角度。
【0104】
[図10図14の為の参照符合リスト]
【0105】
71…アクチュエータ、72…電気駆動装置、73…伝達レベル、74…スピンドル、75…作動手段、76…ボーデンケーブルカバー、77…開口部、78…ハウジング79…ウォーム、80…ウォームギア、81, 82…軸方向端部、83, 84…ベアリングスリーブ、85, 86…ガイド手段、87…ハウジングシェル、88…凹部、89…装着表面、90…ネジ開口部、91…クリップ接続部、92…プラグソケット、93…マイクロスイッチ、94…拡張部、95, 98…接触表面、96…エンドストップ、97…先が尖った端部、P3…矢印、L…線、d, D…直径。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14