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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-17
(45)【発行日】2022-05-25
(54)【発明の名称】押印情報記録システム及び、電子印章具
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/00 20120101AFI20220518BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20220518BHJP
【FI】
G06Q30/00 340
G06Q10/10
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020013064
(22)【出願日】2020-01-29
(65)【公開番号】P2021117947
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2020-07-14
(73)【特許権者】
【識別番号】516311928
【氏名又は名称】株式会社BLITZ Marketing
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】峨家 望
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-148870(JP,A)
【文献】特開2005-310057(JP,A)
【文献】特開2005-276001(JP,A)
【文献】特開2004-62214(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子印章具による印章の押印情報を記録する押印情報記録システムであって、
内部に印章と、該印章が押印を検知する検知部と、該検知部が検知した押印検知情報を有線又は無線の通信経路で送信する送信部と
を備えた該電子印章具、
該通信経路を通して該押印検知情報を受信する受信部と、
該受信部の受信時における時刻情報及び位置情報を取得し、押印情報を生成する押印情報生成部と、
該押印情報に係るトランザクションを発行するトランザクション発行部と
を備えた押印情報生成装置、
ブロックチェーンのクライアントを構成し、他のクライアントと共にブロックチェーンを形成するブロックチェーンクライアント処理部と、
ブロックチェーンの契約条件が事前に定義され、該トランザクション発行部からのトランザクションに基づいてブロックチェーンへの押印情報の記録を行うスマートコントラクト処理部と
を備えたスマートコントラクト処理装置、
を有することを特徴とする押印情報記録システム。
【請求項2】
前記スマートコントラクト処理装置において、
スマートコントラクト処理部が、
前記ブロックチェーンから記録されている押印情報を取得すると共に、該押印情報を前記押印情報生成装置に送信する
請求項1に記載の押印情報記録システム。
【請求項3】
前記押印情報生成装置において、
他のクライアントと前記押印情報を交換可能に登録する登録処理部を備え、
前記スマートコントラクト処理部が、当該クライアントの該押印情報を取得する
請求項1又は2に記載の押印情報記録システム。
【請求項4】
請求項1ない3のいずれかに記載の前記押印情報記録システムにおいて用いられる、前記押印情報生成装置と、前記スマートコントラクト処理装置を一体に備えた携帯情報端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に電子機器を備えた電子印章具を用い、押印情報を記録する記録システムに関する。
【背景技術】
【0002】
印章は、古くから文書に押すことで押印した個人や団体などを示し、その責任や権威を証明するために用いられている。一般的には印影を照合することでその真正性を確認する。
一方、近年は文書のデジタル化が進み、デジタル文書への電子署名などの技術も普及している。
【0003】
両者はそれぞれに長所、短所があり、印章の押印はパソコンなどを持ち歩かなくても簡便に行えることや、立ち会い契約の場で従来通り印章を押印して文書を交換したいというニーズも大きいことから、電子署名への完全な移行には時間を要すると考えられている。
【0004】
そこで、印章で押印した情報を電子的に記録する技術が提案されている。
特許文献1には、印章部と、押印検出手段と、押印検出手段が被押印用紙への押印を検出したとき押印に関する押印情報を通知する無線通信手段とを備えた印章装置が開示されており、押印センサが押印を検知すると、無線通信機がサーバーに対して押印された日時等を通知することが記載されている。
【0005】
特許文献2には、押捺日時数などの情報をメモリに記憶しておく印鑑が開示されており、電話回線を通じて押捺許可信号を送信することや、不正押捺信号送信手段を備えて不正な押捺を通知することが記載されている。
【0006】
特許文献3には、印鑑、印鑑認証方法、印鑑認証システム及び印鑑認証プログラムが開示されており、ICタグを備えない文書への押印による印影の有効性を、確認するための技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2007-148870号
【文献】特開平10-226195号
【文献】特許第6002928号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の従来技術において、押印を検知し、押印された事実やその日時等の情報を記録することは提案されている。しかしながら、特許文献1のように従来の技術では専用のサーバーに押印情報を格納するため、サーバーの管理や、改ざん防止の対策が難しくなる問題があった。また、そもそもサーバー管理者の信頼性に依存する問題もあった。
【0009】
そこで本発明は、ブロックチェーンを用いて押印情報を記録、管理する技術を創出し、そのための電子印章具やアプリケーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は次のような押印情報記録システムを提供する。
すなわち、本発明の第1の実施態様によると、電子印章具による印章の押印情報を記録する押印情報記録システムであって、電子印章具、押印情報生成装置、スマートコントラクト処理装置を備える。
【0011】
電子印章具は、内部に印章と、印章が押印を検知する検知部と、検知部が検知した押印検知情報を有線又は無線の通信経路で送信する送信部とを備える。
押印情報生成装置は、通信経路を通して押印検知情報を受信する受信部と、受信部の受信時における時刻情報及び位置情報を取得し、押印情報を生成する押印情報生成部と、押印情報に係るトランザクションを発行するトランザクション発行部とを備える。
スマートコントラクト処理装置は、ブロックチェーンのクライアントを構成し、他のクライアントと共にブロックチェーンを形成するブロックチェーンクライアント処理部と、ブロックチェーンの契約条件が事前に定義され、トランザクション発行部からのトランザクションに基づいてブロックチェーンへの押印情報の記録を行うことを特徴とする。
【0012】
本発明の第2の実施態様によると、上記のスマートコントラクト処理装置において、スマートコントラクト処理部が、ブロックチェーンから記録されている押印情報を取得すると共に、押印情報を上記の押印情報生成装置に送信する構成でもよい。
【0013】
本発明の第3の実施態様によると、上記の押印情報生成装置において、他のクライアントと押印情報を交換可能に登録する登録処理部を備え、上記のスマートコントラクト処理部が、当該クライアントの押印情報を取得する構成でもよい。
【0014】
本発明の第4の実施態様によると、上記の押印情報記録システムにおいて用いられる、電子印章具を単体で提供することができる。
【0015】
本発明の第5の実施態様によると、上記の押印情報記録システムにおいて用いられる、上記の押印情報生成装置と、スマートコントラクト処理装置とを一体に備えた携帯情報端末装置として提供することもできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上記構成により次のような効果を奏する。
すなわち、印章の押印情報をブロックチェーンに保存することが出来るので情報の管理が容易であり、かつ改ざんを防止することができる。特に電子印章具で押印すると自動的に時間と位置の情報が保存されるため、押印情報の参照も簡便に行うことができる。
【0017】
ブロックチェーン上に保存されるため、従来は捺印書類を保管する側でのみ知り得る押印記録を、権限のあるものはいつでもどこでも参照することができ、押印の信頼性や公示性を高めることができ、印章の用途の拡大にも寄与する。
【0018】
さらに、押印時の押印した回数も記録することによって訂正印などの偽造も参照可能になり、押印文書の信頼性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明に係る押印情報記録システムの全体図である。
図2】本発明の電子印章具の分解図である。
図3】本発明の押印情報生成装置のブロック図である。
図4】本発明のスマートコントラクト処理装置のブロック図である。
図5】本発明の押印情報記録システムにおけるフローチャートである。
図6】押印情報を表示する画面の例である。
図7】他のクライアントの情報を表示する画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を、図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態は下記に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る押印情報記録システムの全体図である。本システム(1)は、本発明に係る電子印章具(2)と、押印情報生成装置(3)、スマートコントラクト処理装置(4)を備え、ブロックチェーン(5)に押印情報を保存する。
【0021】
ブロックチェーン(5)については公知の技術であるので詳細な説明は省略するが、インターネット等のネットワーク上において各ブロック(5a)(5b)(5c)(5d)のような複数のブロックをチェーン状に連ね、前のブロックの情報を高度に複雑な計算をしたハッシュ値を次のブロックが持つことで、改ざんを極めて難しくする技術である。
【0022】
ブロックチェーン(5)は仮想通貨の取引等に用いられることが多いため、格納されるデータを一般的に取引記録と呼んでいるが、本発明ではこれを押印記録に適用し、この押印記録を記録の塊である各ブロックに時系列的に格納する。個々のブロックには押印の記録に加えて、1つ前に生成されたブロックの内容を示すハッシュ値を格納する。
【0023】
仮に、過去に生成したブロック内の情報を改ざんしようと試みた場合、変更したブロックから算出されるハッシュ値は以前と異なることになるため、後続するすべてのブロックのハッシュ値も変更しなければならない。ブロックチェーンのブロックはネットワーク上に分散して配置されることから、そうした変更は事実上困難であり、結果として改ざんを許さないシステムが実現される。
【0024】
本発明を実施するに当たって、押印情報生成装置(3)はスマートフォンにより実現され、スマートコントラクト処理装置(4)は別の回路基板とOSに実装されているが、各装置を任意に組み合わせて実現することも可能である。例えば、押印情報生成装置(3)とスマートコントラクト処理装置(4)は両機能を1つのスマートフォンに実装してもよい。また、電子印章具(2)に押印情報生成装置(3)やスマートコントラクト処理装置(4)の機能を合わせて持たせてもよい。
【0025】
この場合、以下の説明で通信経路等として説明する有線、無線の経路は、1つのスマートフォン内のデータの動きを説明する概念として理解することができる。
また、各処理はスマートフォンやパーソナルコンピュータ、Raspberry Pi等のシングルボードコンピュータによって容易に実現が可能であり、これらの内部構成は周知であるから説明を省略する。CPU、メモリ、外部記憶装置、モニタ、ネットワークアダプタなどを適宜使用して本発明の各処理が実現される。
【0026】
図2は、本発明の電子印章具(2)の分解図である。
一般に用いられる印章(20)と、この印章(20)の外周を摺動自在に保持する印章ソケット(21)、印章(20)の後端に当接する後端部材(22)、後端部材(22)の周りに位置するコイルばね(23)が順に内蔵される。
【0027】
そして、印章(20)が押されるとコイルばね(23)に抗して後方に摺動し、後端部材(22)が検知部を構成する検知スイッチ(240)を押すことにより押印を検知する。
検知スイッチ(240)は制御部(24)の基板(241)に付設されており、該基板(241)には状態を示すLED(27)(28)と、押印情報生成装置(3)と接続するために送信部を成すUSBポート(242)が備えられる。
【0028】
これら一連の部品を内ケース(25)と外ケース(26)内に収容し、電子印章具(2)が構成されている。その他、制御部を駆動するために、充電池又は電池等の電源を備えることができる。
押印情報生成装置(3)との接続は無線でもよいので、その際はUSBポート(242)に替えて、Bluetooth(登録商標)や無線LAN接続のための通信アダプタを内蔵してもよい。
【0029】
電子印章具(2)に備えるLED(27)(28)は通信状態等を表示することができ、例えば、押印情報生成装置(3)と通信が確立して押印検知を行えるようになったときに緑色のLED(27)、それ以外の時に赤色のLED(28)を点灯するようにしてもよい。
また、後述するようにブロックチェーンに押印情報が正しく保存された場合に緑色のLED(27)が点灯するようにしてもよい。
【0030】
電子印章具は、検知スイッチ(240)が押下されると、基板(241)上の回路によって押印検知情報をUSBポート(242)、USBケーブルを介して押印情報生成装置(3)に送信する。
【0031】
図3は、本発明に係る押印情報生成装置(3)のブロック図、図4はスマートコントラクト処理装置のブロック図である。図5に示すフローチャートに従って、処理の流れを説明する。
押印情報生成装置(3)には、電子印章具(2)から上記の押印検知情報を受信する受信部(30)と、受信部(30)の受信時における時刻情報及び位置情報を取得する時刻位置取得部(31)、押印情報を生成する押印情報生成部(32)と、押印情報に係るトランザクションを発行するトランザクション発行部(33)とを備える。
【0032】
図5のように電子印章具(2)において検知スイッチ(240)が押印検知(S1)を行い、基板(241)から押印検知情報が送信(S2)されると、受信部(30)が該情報を受信(S3)する。
押印検知情報の受信を契機として、押印情報生成装置(3)に備えられるGPSアンテナや内蔵時計に基づいて時刻位置取得部(31)がその時の時刻と位置情報を取得(S4)する。
【0033】
ここで、時刻情報の信頼性を高めるために、公知のタイムサーバーと通信を行って時刻認証された情報を用いても良い。そのために、タイムサーバーと通信するための通信手段を備えてもよい。
また、位置情報に関してもGPSに限らず、特定の無線LANにおけるSSIDと接続した記録や、相手先アドレス、MACアドレスなどを用いてこれらを位置情報として取得してもよい。
【0034】
押印検知情報と上記時刻位置情報と、例えば押印情報生成装置の固有の識別IDなど、押印したユーザのユーザ情報とを組み合わせて押印情報生成部(32)が押印情報を生成(S5)する。
なお、この段階でユーザ情報は加えなくてもよい。また、ユーザ情報として電子印章具(2)に割り当てた識別IDを受信部(30)で受信する構成とし、電子印章具(2)毎の識別をできるようにしてもよい。
【0035】
トランザクション発行部(33)は、生成された押印情報に従って、通信アダプタ(36)を介し、スマートコントラクト処理装置(4)に向けてトランザクションを発行(S6)する。
本処理は、ブロックチェーンを用いる技術において一般的に取引が成立した時に行われるものであるが、本発明では押印情報が生成されたことを契機に行っている。
【0036】
スマートコントラクト処理装置(4)は、ブロックチェーン(5)のクライアントを構成し、他のクライアントと共にブロックチェーン(5)を形成するブロックチェーンクライアント処理部(41)と、ブロックチェーンの契約条件が事前に定義され、トランザクション発行部からのトランザクションに基づいてブロックチェーンへの押印情報の記録を行うスマートコントラクト処理部(42)とを備える。
【0037】
ブロックチェーンクライアント処理部(41)は、公知のブロックチェーンクライアントアプリケーションを導入することで実現できる。例えば本実施例では、Ethereum(登録商標)のプラットフォームを用い、Gethをクライアントとして導入する。
【0038】
本実施例では、ブロックチェーンの構築において、本システムの端末同士だけで使用するプライベートチェーンを用いることもできるし、パブリックなブロックチェーンに保存することもできる。
いずれの場合でも、本システムを構成するために多数のスマートコントラクト処理装置(4)が分散的に使用されていることが前提である。
【0039】
トランザクションが発行(S6)され送受信部(40)が押印情報生成装置(3)からトランザクションを受けると、スマートコントラクト処理部(42)がスマートコントラクトの実行処理(S7)を行う。
【0040】
スマートコントラクトは、契約行動をプログラム化し、自動的に実行するための仕組みであり、本実施例ではSolidityを用いてスマートコントラクトのプログラムを行っている。
スマートコントラクト処理部(42)により、押印情報をブロックチェーン(5)上に保存(S8)する。実際には、送受信部(40)の処理によって通信アダプタ(43)からネットワークに対して送信する。
【0041】
ブロックチェーンへの保存が成功した時、保存結果をスマートコントラクト処理部(42)が受信(S9)する。その後、押印情報生成装置(3)の受信部(30)に向けて送信しモニタ(37)上に結果を表示する。
【0042】
このようにして本発明の押印情報はブロックチェーン(5)上に保存され、改ざんされない情報として参照することができるようになる。
スマートコントラクト処理装置(4)において、スマートコントラクト処理部(42)が、ブロックチェーン(5)から記録されている押印情報を取得すると共に、押印情報を送受信部(40)から押印情報生成装置(3)に送信する
【0043】
図6は、押印情報生成装置(3)のモニタ(37)において押印情報を表示する画面の例である。図示されるように、押印情報生成装置(3)の使用ユーザが押印した記録が時刻及び位置情報として一覧形式で表示される。1回の押印について1つの情報が記録されるので、訂正印などを複数押印した場合もその回数だけ記録される。
【0044】
図7は、他のクライアントの情報を表示する画面の例である。
本発明では他のユーザの登録情報を保存しておき、当該ユーザがの押印情報を参照できるようにしてもよい。例えば、登録処理部(35)は、自分のユーザ情報をモニタ(37)にQRコード(登録商標)で表示する機能と、他のユーザ情報のQRコード(登録商標)をカメラで読み取る機能とを備える。そして、読み取った他のユーザ情報を格納し、図7に示すユーザ一覧からユーザを選択できるようにする。
ユーザをタップすると、そのユーザに係る押印情報が参照可能となる。
【0045】
このような構成とすることで、会社内や家族の中で、押印情報が随時確認できるようになる。また、例えば遠隔地における高齢の両親が押印した情報を参照できるようにすることで、不正な契約等から保護することもできる。
【0046】
本発明によると、電子印章具(2)は既存の印章を引き続き使用しながら、押印情報をネットワーク上に保存することが可能であり、さらに押印情報の改ざんも防ぐことができる。押印情報の信頼性が高いことから、電子契約と紙の契約とを組み合わせたシステムに適用することもでき、様々な契約形態に対応する柔軟な契約システムの要素技術としても有用である。
【符号の説明】
【0047】
1 押印情報記録システム
2 電子印章具
3 押印情報生成装置
4 スマートコントラクト処理装置
5 ブロックチェーン
20 印章
24 制御部
25 内ケース
26 外ケース
27 LED
28 LED
30 受信部
31 時刻位置取得部
32 押印情報生成部
33 トランザクション発行部
35 登録処理部
41 ブロックチェーンクライアント処理部
42 スマートコントラクト処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7