(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-18
(45)【発行日】2022-05-26
(54)【発明の名称】コスメテーブル
(51)【国際特許分類】
A47B 67/00 20060101AFI20220519BHJP
F25D 11/00 20060101ALI20220519BHJP
【FI】
A47B67/00
A47B67/00 502Z
A47B67/00 501B
F25D11/00 101A
(21)【出願番号】P 2020502677
(86)(22)【出願日】2019-01-21
(86)【国際出願番号】 KR2019000821
(87)【国際公開番号】W WO2020013411
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2020-03-16
(31)【優先権主張番号】10-2018-0079365
(32)【優先日】2018-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0087004
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0087014
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520016103
【氏名又は名称】キム,キ キョン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(73)【特許権者】
【識別番号】520272019
【氏名又は名称】ムグンファ ドンサン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】キム,キ キョン
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2009-0084122(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-1596927(KR,B1)
【文献】韓国公開特許第2001-0067781(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0134184(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 67/00
F25D 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方が開放された収容空間を備えるテーブルボディと、
前記テーブルボディの収容空間に備えられる上部開放された支持ケースと、
前記支持ケース内に脱着可能に安着し、化粧品を収容保管する化粧品収容ケースと、
前記化粧品収容ケースの背面に構成され、前記化粧品収容ケースに冷気を提供するための冷気発生手段と、
前記化粧品収容ケースを上下に駆動させるための上下用駆動手段と、
前記支持ケースと化粧品収容ケースとに構成され、前記化粧品収容ケースの上下の移動をガイドするためのケースガイド手段と、
ミラー機能を提供するための反射面を有し、前記テーブルボディの収容空間の開放面を開閉する開閉パネルと、
前記開閉パネルを、前記テーブルボディの収容空間の開放面を閉じた状態と、前記テーブルボディの収容空間の開放面を開いて所定の角度で起立した状態との間で移動させるためのパネル開閉用駆動手段と、
前記収容空間の上部に構成され、前記パネル開閉用駆動手段の駆動による開閉パネルの移動をガイドするためのパネル移動ガイド手段と、
前記冷気発生手段と上下用駆動手段及びパネル開閉用駆動手段に電力を供給するように連結される電源部と、
前記テーブルボディの一つの面に設けられ、前記冷気発生手段、上下用駆動手段、パネル開閉用駆動手段、及び電源部を制御するためのコントロールパネルと、を含む、コスメテーブル。
【請求項2】
前記上下用駆動手段は、上下駆動シャフトが前記支持ケースの底面を貫通し、前記化粧品収容ケースに結合されるリニアモータで構成される、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項3】
前記上下用駆動手段は、
前記支持ケースの両側面のそれぞれに上下方向に開口された開口スロットと、
前記化粧品収容ケースの両側面に形成され、前記開口スロットを介して突出する連結部材と、
前記支持ケースの両側面で前記開口スロットに平行に形成され、前記連結部材が移動可能に結合される送りねじ部材と、
前記送りねじ部材を回転駆動させるための正逆駆動可能な駆動モータと、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項4】
前記上下用駆動手段は、
前記支持ケースの背面側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータと、
前記正逆回転モータの正逆回転力が伝達される回転シャフトと、
一端部は前記回転シャフトに連結され、他端部は前記化粧品収容ケースの底面を、底面に対して傾斜した状態で接触支持するように備える一つ以上の接触駆動バーと、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項5】
前記ケースガイド手段は、
前記支持ケースの底面に形成される一つ以上のガイド孔と、
一端が前記化粧品収容ケースに結合され、前記ガイド孔に上下摺動移動可能に備えられるガイド部材と、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項6】
前記ケースガイド手段は、
前記支持ケースと前記化粧品収容ケースの対向面の一方に形成される一つ以上のガイド溝と、
前記支持ケースと化粧品収容ケースの対向面の他方に形成され、前記ガイド溝に沿ってガイドされる一つ以上のガイド突起と、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項7】
前記パネル開閉用駆動手段は、
前記支持ケースの背面側に備えられる正逆回転可能な正逆回転モータと、
前記正逆回転モータの回転軸に連結される回転シャフトと、
前記開閉パネルが所定の角度で起立した時に背面となる場所に形成された回動シャフトと、
一端部は、前記回動シャフトの両端部側にそれぞれ結合され、他端部は、前記回転シャフトに結合される連結フレームと、
一端部は、前記回動シャフトの両端部に固定結合され、他端部は、前記開閉パネルの右縁及び左縁の中間部又は、前記開閉パネルが所定の角度で起立した時に前記中間部よりも下側となる場所に回転可能に結合される連動リンク部材と、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項8】
前記パネル開閉用駆動手段は、
前記支持ケースの背面側に備えられる正逆回転可能な正逆回転モータと、
前記正逆回転モータの回転軸に連動軌道ベルトを媒介として連結され、前記支持ケースに構成される一つ以上の支持体により回転可能に支持され、両端部にそれぞれプーリーが備えられる回転シャフトと、
前記支持ケースの両側面前方のそれぞれに回転可能に備えられる回転プーリーと、
前記回転プーリーと前記回転シャフトの両端部のプーリー間を連結する駆動軌道ベルトと、
前記駆動軌道ベルトに固定され、上端部でパネル移動ガイド手段を構成するガイドローラに連結される移動ブロック体と、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項9】
前記パネル開閉用駆動手段は、
前記支持ケースの背面側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータと、
前記正逆回転モータの端部に備えられるギアと、
前記ギアと歯合するラックギアを備え、上下方向に線形移動する線形移動フレームと、
前記支持ケースに設けられ、前記線形移動フレームの両端部を移動可能に支持し、上端部で、前記開閉パネルが所定の角度で起立した時に前記開閉パネルの背面側上端部となる場所に回転可能に結合される線形移動支持フレームと、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項10】
前記パネル移動ガイド手段は、
前記支持ケースの上端部の左右の壁面に構成されるガイドレールと、
前記開閉パネルが所定の角度で起立した時に前記開閉パネルの下端部の左右に回転自在に備えられ、前記ガイドレールに沿ってガイドされるガイドローラと、を含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項11】
前記テーブルボディの収容空間の開放面を閉じた時に、前記化粧品収容ケースに対向する側の前記開閉パネルの面には断熱カバー部材が備えられ、
前記断熱カバー部材の背面側縁周、又は、前記テーブルボディにおいて、前記断熱カバー部材の背面側縁周と当接する部分の一方には、冷気が通り抜けることを防止するためのパッキング部材が備えられ、
前記テーブルボディにおいて、前記断熱カバー部材の背面側縁周と当接する部分、又は、前記断熱カバー部材の背面側縁周の他方には、前記パッキング部材が密着される段付部が形成される、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項12】
前記冷気発生手段は、前記化粧品収容ケースの背面に、一面が前記化粧品収容ケースと連通するように取り付けられたコールドシンク、前記コールドシンクの他面に、一面が取り付けられたペルティエ効果(Peltier Effect)を発生する熱電素子、前記
熱電素子の他面に備えられるヒートシンク、及び、前記ヒートシンクに取り付けられた、発生熱を送風させる放熱ファンを備え、
前記放熱ファンに対向する前記支持ケースの片面にはグリルが形成され、
前記化粧品収容ケースの底部は、高さが異なって段差となり、複数の区画壁に区画されて構成される、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項13】
前記電源部は、前記冷気発生手段、上下用駆動手段、及びパネル開閉用駆動手段にそれぞれ電力を供給するための電力配線用回路モジュール、及び前記電力配線用回路モジュールに電力を提供するように連結され、前記テーブルボディから引き出される電源ケーブルを含み、
前記コントロールパネルは、前記電力配線用回路モジュールを制御するように前記テーブルボディの表面に設けられる複数の制御操作部、及び前記電力配線用回路モジュールの電力が印加されているか否かを確認することができる電源発光部を含み、
前記制御操作部は、前記電力配線用回路モジュールの電源をオン/オフするように切り替えられる電源ボタン、前記上下用駆動手段の正逆回転モータの正逆駆動を制御する第1モータ制御ボタン、及び前記パネル開閉用駆動手段の正逆回転モータの正逆駆動を制御する第2モータ制御ボタンを含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項14】
前記テーブルボディの後端部に直立するように構成され、複数の取付孔が形成された後方テーブルフレームをさらに含み、
前記後方テーブルフレームには電力配線用回路モジュールから電源が提供されるように構成されるブルートゥーススピーカーが備えられ、
前記テーブルボディには前記電力配線用回路モジュールから電源が提供されるように構成されるスマートフォン用無線充電器が備えられる、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項15】
前記開閉パネルに構成され、手動式で開閉されて前記テーブルボディの収容空間の開放面を開閉するように構成される手動式開閉手段をさらに含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項16】
前記開閉パネルは、
内側に所定の大きさの開口部を形成する枠フレームと、
前記枠フレームの内側開口部に備えられる手動補助開閉パネルと、
前記手動補助開閉パネルが所定の角度で起立した時に前記手動補助開閉パネルの下端となる辺の左右に備えられ、前記枠フレームに回転可能に固定され、前記手動補助開閉パネルが前記下端を軸に回動可能にするヒンジ手段と、
前記ヒンジ手段に備えられ、前記手動補助開閉パネルを開放方向に弾性力を作用させるように備えられる弾性部材と、
前記手動補助開閉パネルが所定の角度で起立した時に前記手動補助開閉パネルの上端となる辺の中央部と、前記枠フレームにそれぞれ備えられ、前記手動補助開閉パネルをロッキング及びアンロッキングするように構成されるロッキング-アンロッキングユニットとを含む、請求項1に記載のコスメテーブル。
【請求項17】
前記開閉パネルは、
有無線インターネットやブルートゥース(登録商標)又はミラーリング(mirroring)のうち少なくとも一つの機能を実行するソフトウェアを含むモニター一体型コンピュータ又はタブレットで構成される、請求項1に記載のコスメテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コスメテーブルに関し、より詳細には、冷蔵保管が要求される化粧品を保管することができるように冷蔵機能を提供すると同時に、単純な化粧台の機能から外れ、新し
い機能と構造を有する化粧台を提供することで、消費者の好みの選択の幅を広げ、製品の競争力を増大させることができ、必要に応じて手動操作で保管化粧品を簡単に取り出して使用できるようにし、ユーザビリティーと機能性をさらに向上させることができるコスメテーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に化粧台は、女性が端正な顔立ち及び流行に対応するおしゃれを創出するために、家庭用又は美容室などで広く利用される美容用品の一種である。
【0003】
このような従来の化粧台は、化粧品本体と化粧品本体の後面に立設された鏡を備え、化粧台本体に収納式で設置された引き出しを備えて、引き出し又は化粧台本体の上板に化粧品を保管、展示した状態で、ユーザーが化粧をするように構成され、主に女性のユーザーがコスメテーブルに置かれた化粧品を利用して化粧等を行うことができる家具である。
【0004】
最近、既存の化粧台の単純な構造から外れて、化粧品の変質を防ぎ、長期間保管しながら利用するために、化粧品を冷蔵保管することができる化粧品冷蔵庫の普及も増えており、化粧品冷蔵庫が一体に備えられた化粧台として提示されている。
【0005】
しかし、植物性を主原料とし、変質しやすい多数の機能性化粧品は、温度の変化に応じてその材質が変質する恐れが多いが、大半のユーザーは、このような化粧品を一般化粧台に長期間放置し、捨てられているのが実情である。
【0006】
このような問題点を改善するための一環として、従来は、化粧台とは別に化粧品専用の冷蔵庫が提供されているが、このような化粧品専用の冷蔵庫は、別々で購入するにはその費用が高く体積が大きいため、化粧品専用の売り場でも使用されるのが実情であり、別途で家庭用に備えることが困難かつ面倒なのが実情である。
【0007】
したがって、最近は、以下の特許文献のように冷蔵機能を一体に有する化粧台が提案されている。
【0008】
しかし、従来技術による冷蔵機能一体型化粧台は、単純に化粧品の冷蔵機能を有する構成を一体化したもののみを提供しているだけで、ユーザーの動線を考慮していないため、ユーザビリティーが低く、美麗な外的デザインを提供するのに限界があり、冷蔵機能以外の付加的な機能が全く提供できていないという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、前記従来の問題点を解決するための本発明は、冷蔵保管が要求される化粧品を保管することができるように冷蔵機能を提供すると同時に、単純な化粧台の機能から外れ、新しい機能と構造を有する化粧台を提供することで、消費者の好みの選択の幅を広げ、製品の競争力を増大させることができるコスメテーブルを提供することにその目的がある。
【0010】
また、本発明は、自動方式と共に、機器固定やユーザーの選択の際に、手動操作で保管化粧品を簡単に取り出して使用できるようにし、ユーザビリティーと機能性をさらに向上させることができるコスメテーブルを提供することに別の目的がある。
【0011】
本発明の解決課題は、以上で言及したものに限定されず、言及しないまた別の解決課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記本発明の目的及び他の特徴を達成するための本発明の一観点によると、片側に開放された収容空間を備えるテーブルボディと、前記テーブルボディの収容空間に備えられる上部開放された支持ケースと、前記支持ケース内に脱着可能に安着し、化粧品を収容保管する化粧品収容ケースと、前記化粧品収容ケースの片側に構成され、前記化粧品収容ケースに冷気を提供するための冷気発生手段と、前記テーブルボディに構成され、前記化粧品収容ケースを上下に駆動させるための上下用駆動手段と、前記支持ケースと化粧品収容ケースとの間に構成され、前記化粧品収容ケースの上下移動をガイドするためのケースガイド手段と、ミラー機能を提供するための反射面を有し、前記テーブルボディの収容空間の開放面を開閉する開閉パネルと、前記テーブルボディに構成され、前記開閉パネルを平面状態で所定の角度で起立した状態で駆動させるためのパネル開閉用駆動手段と、前記収容空間の上部に構成され、前記パネル開閉用駆動手段の駆動による開閉パネルの移動をガイドするためのパネル移動ガイド手段と、前記冷気発生手段と上下用駆動手段及びパネル開閉用駆動手段に電力を供給するように連結される電源部と、前記テーブルボディの片側に構成され、前記冷気発生手段、上下用駆動手段、パネル開閉用駆動手段、及び電源部を制御するためのコントロールパネルと、を含むコスメテーブルが提供される。
【0013】
本発明において、前記上下用駆動手段は、上下駆動シャフトが前記支持ケースの底面を貫通し、前記化粧品収容ケースに結合されるリニアモータで構成されることができる。
【0014】
本発明において、前記上下用駆動手段は、前記支持ケースの両側面のそれぞれに上下方向に開口された開口スロットと、前記化粧品収容ケースの両側面に形成され、前記開口スロットを介して突出する連結部材と、前記支持ケースの両側面で前記開口スロットに平行に形成され、前記連結部材が移動可能に結合される送りねじ部材と、前記送りねじ部材を回転駆動させるための正逆駆動可能な駆動モータと、を含むことができる。
【0015】
本発明において、前記上下用駆動手段は、前記支持ケースの片側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータと、前記正逆回転モータの正逆回転力が伝達される回転シャフトと、一端部は前記回転シャフトに連結され、他端部は前記支持ケースの背面を接触支持するように備えられ、前記他端部は、前記支持ケースの背面に傾斜して接触支持されるように備えられる一つ以上の接触駆動バーと、を含むことができる。
【0016】
本発明において、前記ケースガイド手段は、前記支持ケースの底面に形成される一つ以上のガイド孔と、一端が前記化粧品収容ケースに結合され、前記ガイド孔に上下摺動移動可能に備えられるガイド部材とを含むことができる。
【0017】
本発明において、前記ケースガイド手段は、前記支持ケースと前記化粧品収容ケースの対向面のうちの一つに形成される一つ以上のガイド溝と、前記支持ケースと化粧品収容ケースの対向面のうちのもう一つに形成され、前記ガイド溝に沿ってガイドされる一つ以上のガイド突起と、を含むことができる。
【0018】
本発明において、前記パネル開閉用駆動手段は、前記支持ケースの片側に備えられる正逆回転可能な正逆回転モータと、前記正逆回転モータの回転軸に連結される回転シャフトと、前記開閉パネルの背面の片側に形成された回動シャフトと、一端部は、前記回動シャフトの両端部側にそれぞれ結合され、他端部は、前記回転シャフトに結合される連結フレームと、一端部は、前記回動シャフトの両端部に固定結合され、他端部は、前記開閉パネルの両縁の中間部又は中間部よりも下部側に回転可能に結合される連動リンク部材と、を含むことができる。
【0019】
本発明において、前記パネル開閉用駆動手段は、前記支持ケースの片側に備えられる正逆
回転可能な正逆回転モータと、前記正逆回転モータの回転軸に連動軌道ベルトを媒介として連結され、前記支持ケースに構成される一つ以上の支持体により回転可能に支持され、両端部にそれぞれプーリーが備えられる回転シャフトと、前記支持ケースの両側面前方のそれぞれに回転可能に備えられる回転プーリーと、前記回転プーリーと前記回転シャフトの両端部のプーリー間を連結する駆動軌道ベルトと、前記駆動軌道ベルトに固定され、上端部で下記のパネル移動ガイド手段を構成するガイドローラに連結される移動ブロック体と、を含むことができる。
【0020】
本発明において、前記パネル開閉用駆動手段は、前記支持ケースの片側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータと、前記正逆回転モータの端部に備えられるギアと、前記ギアと歯合するラックギアを備え、上下方向に線形移動する線形移動フレームと、前記支持ケースに設けられ、前記線形移動フレームの両端部を移動可能に支持し、上端部で前記開閉パネルの背面側上端部に回転可能に結合される線形移動支持フレームと、を含むことができる。
【0021】
本発明において、前記パネル移動ガイド手段は、前記テーブルボディの収容空間の上端部の両壁面又は前記支持ケースの上端部の両壁面に構成されるガイドレールと、前記開閉パネルの下端部両側に回転自在に備えられ、前記ガイドレールに沿ってガイドされるガイドローラと、を含むことができる。
【0022】
本発明において、前記化粧品収容ケースに向かう側の前記開閉パネルには断熱カバー部材が備えられ、前記断熱カバー部材の背面側縁周又は前記テーブルボディの収容空間の上端縁周のうちの一つには、冷気が通り抜けることを防止するためのパッキング部材が備えられ、前記テーブルボディの収容空間の上端縁又は前記断熱カバー部材の背面側縁周のうちのもう一つには、前記パッキング部材が密着される段付部が形成されて構成できる。
【0023】
本発明において、前記冷気発生手段は、前記化粧品収容ケースの片側に備えられ、ペルティエ効果(Peltier Effect)を発生する熱電素子と、片側は前記化粧品収容ケースに連通され、他側は前記熱電素子の片面に備えられるコールドシンクと、前記熱電素子の他面に備えられるヒートシンクと、前記ヒートシンクに備えられ、発生熱を送風させる放熱ファンとを含み、前記放熱ファンに対向する前記支持ケースの片面にはグリルが形成され、前記化粧品収容ケースの底部は、高さが異なって段差となり、複数の区画壁に区画されて構成されることができる。
【0024】
本発明において、前記電源部は、前記冷気発生手段、上下用駆動手段、及びパネル開閉用駆動手段にそれぞれ電力を供給するための電力配線用回路モジュール、及び前記電力配線用回路モジュールに電力を提供するように連結され、前記テーブルボディから引き出される電源ケーブルを含み、前記コントロールパネルは、前記電力配線用回路モジュールを制御するように前記テーブルボディの片側に構成される複数の制御操作部、及び前記電力配線用回路モジュールの電力が印加されているか否かを確認することができる電源発光部を含み、前記制御操作部は、前記電力配線用回路モジュールの電源をオン/オフするように切り替えられる電源ボタン、前記上下用駆動手段の正逆回転モータの正逆駆動を制御する第1モータ制御ボタン、及び前記パネル開閉用駆動手段の正逆回転モータの正逆駆動を制御する第2モータ制御ボタンを含むことができる。
【0025】
また、本発明は、前記テーブルボディの後端部に直立するように構成され、複数の取付孔が形成された後方テーブルフレームをさらに含み、前記後方テーブルフレームには前記電力配線用回路モジュールから電源が提供されるように構成されるブルートゥース(登録商標)スピーカーが備えられ、前記テーブルボディには前記電力配線用回路モジュールから電源が提供されるように構成されるスマートフォン用無線充電器が備えられて構成される
ことができる。
【0026】
また、本発明は、前記開閉パネルに構成され、手動式で開閉されて前記テーブルボディの収容空間の開放面を開閉するように構成される手動式開閉手段をさらに含むことができる。
【0027】
本発明において、前記開閉パネルは、内側に所定の大きさの開口部を形成する枠フレームと、前記枠フレームの内側開口部に備えられる手動補助開閉パネルと、前記手動補助開閉パネルの一端部両側に備えられ、前記枠フレームに回転可能に固定され、前記手動補助開閉パネルがその一端部を軸に回動可能にするヒンジ手段と、前記ヒンジ手段に備えられ、前記手動補助開閉パネルを開放方向に弾性力を作用させるように備えられる弾性部材と、前記手動補助開閉パネルの他端中央部と、前記枠フレームにそれぞれ備えられ、前記手動補助開閉パネルの他端部をロッキング及びアンロッキングするように構成されるロッキング-アンロッキングユニットとを含むことができる。
【0028】
本発明において、前記開閉パネルは、有無線インターネットやブルートゥース又はミラーリング(mirroring)のうち少なくとも一つの機能を実行するソフトウェアおよびハードウェアを含むモニター一体型コンピュータ又はタブレットで構成されることができる。
【発明の効果】
【0029】
前記した本発明に係るコスメテーブルによると、冷蔵保管が要求される化粧品を保管することができるように冷蔵機能を提供すると同時に、化粧品収容ケースをカバーする開閉パネルを鏡又はディスプレイパネルなどで構成できるので、機能性を向上させ、使用する化粧品に対する移動動線を最小化し、ユーザビリティーと便宜性を向上させることができるという効果がある。
【0030】
また、本発明は、ほとんどの人が利用しているスマートフォン端末機と連携できる機能を付加し、音楽やスマートフォンの充電を同時に実行できる機能性コスメテーブルを提供することによって、消費者の好みの選択の幅を広げ、製品の競争力を増大させることができるという効果がある。
【0031】
また、本発明は、手動補助開閉パネルを介して簡単に化粧品を取り出すことができるようにし、ユーザビリティーと機能性をさらに向上させることができるという効果がある。
【0032】
本発明の効果は、以上で言及されたものに限定されず、言及しないまた別の解決課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを示すもので、開閉パネルが閉鎖された状態を示す図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを示すもので、開閉パネルが開放された状態を示す図である。
【
図3】本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を上部側から見た斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を下部一側から見た斜視図である。
【
図5】本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を上部一側から見た斜視図である。
【
図6】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する支持ケースを省略した状態の内部構成要素を示す後方一側から見た斜視図である。
【
図7】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する支持ケースを省略した状態の内部構成要素を示す後方他側から見た斜視図である。
【
図8】本発明の一実施例に係るコスメテーブルで開閉パネルが開放された状態の内部構成要素を後方一側から見たものを示す斜視図である。
【
図9】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する開閉パネルが開放された状態の内部構成要素を後方他側から見たものを示す斜視図である。
【
図10】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する
上下用駆動手段の第2実施例を構成する構成部を示す後方側の一側斜視図である。
【
図11】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する
上下用駆動手段の第2実施例を構成する構成部を示す後方側の他側斜視図である。
【
図12】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を下部一側から見た斜視図である。
【
図13】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を下部他側から見た斜視図である。
【
図14】本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を示す一側正面図である。
【
図15】本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す後方側の一側斜視図である。
【
図16】本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す後方側の他側斜視図である。
【
図17】本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す前方側の一側斜視図である。
【
図18】本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成するロッキング-アンロッキングユニットの一構成要素が備えられる側を示す図である。
【
図19】本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成する手動補助開閉パネルが一部開放された状態を示す図である。
【
図20】本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成する手動補助開閉パネルが完全開放された状態を示す図である。
【
図21】本発明に係るコスメテーブルで手動補助開閉パネルを有する開閉パネルがパネル開閉用駆動手段により動作され、完全開放された状態を示す図である。
【
図22】本発明のまた別の実施例に係るコスメテーブルを示す図であって、開閉パネルが閉鎖された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本発明は、片側に開放された収容空間を備えるテーブルボディと、前記テーブルボディの収容空間に備えられる上部開放された支持ケースと、前記支持ケース内に脱着可能に安着し、化粧品を収容保管する化粧品収容ケースと、前記化粧品収容ケースの片側に構成され、前記化粧品収容ケースに冷気を提供するための冷気発生手段と、前記テーブルボディに構成され、前記化粧品収容ケースを上下に駆動させるための上下用駆動手段と、前記支持ケースと化粧品収容ケースとの間に構成され、前記化粧品収容ケースの上下の移動をガイドするためのケースガイド手段と、ミラー機能を提供するための反射面を有し、前記テーブルボディの収容空間の開放面を開閉する開閉パネルと、前記テーブルボディに構成され、前記開閉パネルを平面状態で所定の角度で起立した状態で駆動させるためのパネル開閉用駆動手段と、前記収容空間の上部に構成され、前記パネル開閉用駆動手段の駆動による開閉パネルの移動をガイドするためのパネル移動ガイド手段と、前記冷気発生手段と上下用駆動手段及びパネル開閉用駆動手段に電力を供給するように連結される電源部と、前記テーブルボディの一側に構成され、前記冷気発生手段、上下用駆動手段、パネル開閉用駆動手段、及び電源部を制御するためのコントロールパネルと、を含むコスメテーブルを提供する。
【0035】
本発明の更なる目的、特徴、及びメリットは、次の詳細な説明及び添付図からより明瞭に理解できる。
【0036】
本発明の詳細な説明に先だって、本発明は様々な変更を図ることができ、様々な実施例を有することができるので、下記で説明され、図に示した例示は、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするわけではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0037】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いたり、「接続されて」いると言及されている際には、その他の構成要素に直接的に連結されていてもよく、又は接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いたり、「直接接続されて」いると言及されている際には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0038】
本明細書で使用している用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在するということを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0039】
また、明細書に記載された「...部」、「...ユニット」、「...モジュール」等の用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合で具現されることができる。
【0040】
また、添付図を参照として説明するにあたって、図面符号に関係なく、同一の構成要素は同一の参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することとする。本発明を説明するにあたって、関連の公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を不要にぼやかすことがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0041】
以下、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを
図1乃至
図9を参照として詳細に説明する。
【0042】
図1は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを示すもので、開閉パネルが閉鎖された状態を示す図であり、
図2は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを示すもので、開閉パネルが開放された状態を示す図であり、
図3は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を上部側から見た斜視図であり、
図4は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を下部一側から見た斜視図である。
図5は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルの内部構成要素を上部一側から見た斜視図であり、
図6は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する支持ケースを省略した状態の内部構成要素を示す後方一側から見た斜視図であり、
図7は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する支持ケースを省略した状態の内部構成要素を示す後方他側から見た斜視図であり、
図8は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルで開閉パネルが開放された状態の内部構成要素を後方一側から見たものを示す斜視図であり、
図9は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する開閉パネルが開放された状態の内部構成要素を後方他側から見たものを示す斜視図である。
【0043】
本発明の一実施例に係るコスメテーブルは、
図1乃至
図9に示すように、下部にテーブル
脚110が備えられ、片側に開放された収容空間を有するテーブルボディ100と、前記テーブルボディ100の収容空間に備えられる上部開放された箱体型支持ケース200と、前記支持ケース200内に脱着可能に安着し、化粧品を収容保管する化粧品収容ケース300と、前記化粧品収容ケース300の片側に構成され、前記化粧品収容ケース300の内側に冷気を提供するための冷気発生手段400と、前記テーブルボディ100に構成され、前記化粧品収容ケース300を
上下に駆動させるための
上下用駆動手段と、前記支持ケース200と化粧品収容ケース300との間に構成され、前記
上下用駆動手段の駆動による化粧品収容ケース300の
上下の移動をガイドするためのケースガイド手段と、前記テーブルボディ100の収容空間の開放面をカバーする開閉パネル700と、前記テーブルボディ100に構成され、前記開閉パネル700を平面状態で所定の角度で起立した状態で駆動させるためのパネル開閉用駆動手段と、前記テーブルボディ100に構成され、前記パネル開閉用駆動手段の駆動による開閉パネル700の移動をガイドするためのパネル移動ガイド手段と、前記冷気発生手段400と
上下用駆動手段及びパネル開閉用駆動手段に電力を供給するように連結される電源部(図示せず)と、前記テーブルボディ100の片側に構成され、前記冷気発生手段、
上下用駆動手段、パネル開閉用駆動手段、及び電源部を制御するためのコントロールパネル150とを含む。図面符号101は、支持ケース200をカバーするカバーハウジングである。
【0044】
前記テーブルボディ100は、様々な形態とサイズで構成されることができ、このテーブルボディ100には引き出し引き込み可能に収納される一つ以上の収納箱120が構成できる。
【0045】
前記上部開放された箱体型支持ケース200は、
図3によく示すように、前記化粧品収容ケース300が安着するように収容するだけでなく、後述する一部の構成要素が結合構成される。
【0046】
また、前記支持ケース200の後方面(後述する冷気発生手段400の送風ファンに対向する面)には、下記で詳細に説明する冷気発生手段の送風ファンにより発生した熱気を外部に排出させることができるようにグリル(図示せず)が構成できる。
【0047】
次に、前記化粧品収容ケース300は、前記支持ケース200内に収容されることができる形態であれば、特に限定されるものではなく、好ましくは支持ケース200の内部空間に整合して安着する形態とサイズで構成されることが好ましい。
【0048】
また、前記化粧品収容ケース300は、図に上部開放された箱体の形態で形成される場合を示しているが、底部の高さが異なる複数の段差面を有するように形成されることが好ましい。これは、高さが異なる化粧品を高さ別に収納させて、ユーザーがそれから容易に取り出して使用できるようにするためである。
【0049】
前記化粧品収容ケース300で、このような段差となった底部の構成に加えて、摺動移動されて幅調節が可能な区画壁を構成することがさらに好ましい。これは、化粧品が起立し、保管された状態をより安定的に収容し、保管される化粧品の間を分離して保管できる。
【0050】
次に、前記化粧品収容ケース300の片側に構成され、前記化粧品収容ケース300の内側に冷気を提供し、化粧品を冷蔵保管できるようにする冷気発手段400の一実施形態について説明する。
【0051】
前記冷気発生手段400は、図に示すように、前記支持ケース200の片側(後方側)に備えられ、ペルティエ効果(Peltier Effect)を発生する熱電素子410と、片側(冷気発生側)は、前記化粧品収容ケース300の内部と連通するように露出され(
図6及び
図7参照)、他側は、前記熱電素子410の片面に備えられるコールドシンク(cold sink)420、前記熱電素子410の他面に備えられるヒートシンク(heat sink)430、及び前記ヒートシンク430の他面に備えられて発生熱を前記した支持ケース200のグリルを介して外部へ放出させる放熱ファン440を含む。
【0052】
前記熱電素子410と、コールドシンク420、ヒートシンク430、及び冷却ファン440は、通常の締結部材、例えば、ねじやボルト等により締結されて一体化された冷却モジュールで構成され、その一体化された冷却モジュールを支持ケース200に組み立てることによって、容易に組み立てることができる。
【0053】
次に、前記化粧品収容ケース300を
上下に駆動させるための
上下用駆動手段は、第1実施例として
図4乃至
図9によく示すように、
上下駆動シャフト(リニアシャフト)511が前記支持ケース200の底面を貫通して化粧品収容ケース300に結合されるリニアモータ510からなることができる。
【0054】
一方、前記
上下用駆動手段の第2実施例について、
図10及び
図11を参照として詳細に説明する。
【0055】
図10は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する
上下用駆動手段の第2実施例を構成する構成部を示す後方側の一側斜視図であり、
図11は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する
上下用駆動手段の第2実施例を構成する構成部を示す後方側の他側斜視図である。下記第2実施例の
上下用駆動手段の説明で、前記第1実施例の
上下用駆動手段の構成要素と同一又は類似の構成要素に対しては同一の符号を付与し、それに関する詳細な説明は省略する。
【0056】
第2実施例の
上下用駆動手段は、
図10及び
図11に示すように、支持ケース200の両側面のそれぞれに上下方向に開口された開口スロット531と、前記化粧品収容ケース300の両側面に形成され、前記開口スロット531を介して突出する連結部材532と、前記支持ケース200の両側面で前記開口スロット531に平行に形成され、前記連結部材532が移動可能に結合される送りねじ部材533と、前記送りねじ部材533を回転駆動させるための正逆駆動可能な駆動モータ510とを含む。このとき、前記駆動モータ510と送りねじ部材533との間にはギアトレーン(即ち、動力伝達のためのギア列)が構成できる。
【0057】
ここで、第2実施例の上下用駆動手段は、前記送りねじ部材533と駆動 モータ510の代わりに、連結部材532を上下に駆動させるためのリニアモータのみからなることができ、このとき、リニアモータが構成される側の反対側には、前記片側の連結部材532を上下に案内するためのガイド棒を含んで構成されることができる。
【0058】
次に、前記上下用駆動手段の駆動による化粧品収容ケース300の上下の移動をガイドするためのケースガイド手段は、第1実施例として、前記支持ケース200の底面に形成される一つ以上のガイド孔、及び一端が前記化粧品収容ケース300に結合され、前記ガイド孔に上下摺動移動可能に備えられるガイド部材(ガイド棒)610を含む。
【0059】
ここで、前記ガイド孔とガイド部材610との間には、そのガイド部材610を円滑に摺動移動可能に支持するために、線形摺動軸受(図示せず)が備えられる。
【0060】
前記ガイド孔とガイド部材610は、図に示すように、上下駆動シャフト511を中心として、化粧品収容ケース300の両側にそれぞれ連結されるように構成されることが好ま
しい。
【0061】
このとき、前記上下用駆動手段が第2実施例で構成される場合、このようなケースガイド手段は省略されることができ、下記で説明される第2実施例のケースガイド手段が構成できる。
【0062】
このように構成される上下用駆動手段とケースガイド手段は、コントロールパネル150を介したユーザーの操作によってリニアモータ510が正方向及び逆方向(化粧品収容ケースの上昇方向)に回転することになると、上下駆動シャフト511が上昇及び下降して、化粧品収容ケース300を上下に駆動させることになる。
【0063】
このとき、このような上下用駆動手段の動作は、下記で詳細に説明されるパネル開閉用駆動手段が連動され、LEDディスプレイパネルで構成される開閉パネル700を開放(操作信号による開放角度を有する開放)させることになる。
【0064】
次に、前記開閉パネル700は、製作性や重量などを考慮し、反射面が形成された単純なアクリル又はガラスパネルで形成されることができ、別の例として、LEDディスプレイパネルからなることができる。
【0065】
具体的に、開閉パネル700が後者の場合で構成される場合、ミラー機能を提供するための反射面を有し、有無線インターネットやブルートゥース又はミラーリング(mirroring)のうち少なくとも一つの機能を実行するソフトウェアおよびハードウェアを含んで構成されるモニター一体型コンピュータやタブレットからなるか、ミラーモードを実行することができるタブレットを含む開閉パネルで構成されることができる。
【0066】
このような開閉パネル700には、USBポート、ワイファイモジュール、通信モジュール、内蔵メモリ接続スロット等一体型コンピュータモニターで構成されることができる。
【0067】
このように、前記開閉パネル700がモニター一体型コンピュータ又はタブレットの開閉パネルで構成される場合、前面の反射面によりミラー(鏡)としての機能を提供するか、ミラーモードの実行でミラーとしての機能を提供し、スマートフォンとミラーリングをして使用するか、ブルートゥースキーボード及びマウスをペアリングし、簡単な文書作業等の業務を行う等、モニター一体型コンピュータとして活用できる。
【0068】
続いて、前記一体型コンピュータモニターの背面(化粧品収容ケース300と対向側)には、冷気が発生する側と対向しているので、冷気から保護できるように断熱カバー部材(図示せず)が形成される。
【0069】
また、前記開閉パネル700は、別の実施例として、開放の際に前面(上面)に反射面となり、ミラーとして機能することができ、移動メモリが接続されて所定のイメージをディスプレイできるディスプレイパネルで構成されることができる。
【0070】
続いて、前記開閉パネル700の背面(即ち、断熱カバー部材の背面)側の縁周には冷気が通り抜けることを防止するためのゴム類のパッキング部材710(
図7参照)がさらに備えられ、前記テーブルボディ100の収容空間の上端縁には、前記開閉パネル700の縁に備えられたパッキング部材が密着される段付部を備えることができる。ここで、前記パッキング部材は、テーブルボディ100の収容空間の上端縁に備えられることができる。
【0071】
また、本発明において、前記開閉パネル700がテーブルボディ100に対して平面状態
にある際に、前記テーブルボディ100の平面上よりも下に位置するように構成され、前記開閉パネル700を保護カバーするためのカバー部材(図示せず)をさらに含み、前記開閉パネル700がカバー部材によりカバーされた状態で、前記カバー部材はテーブルボディ100の平面と同一平面をなすように構成され、前記カバー部材にはカバー部材を容易に除去するための把持ノブをさらに備えることができる。
【0072】
一例として、前記把持ノブは、カバー部材の片側縁で内側に陥没形成される脱着溝で形成されるか、一端部を軸に回動可能であり、他端部は自由端で構成され、収納の際にカバー部材の上面と同一平面をなすように収納される脱着ノブで構成されることができ、これに限定されるものではない。
【0073】
次に、前記開閉パネル700を平面状態で所定の角度で起立した状態で駆動させるためのパネル開閉用駆動手段は、第1実施例として、前記支持ケース200の片側に備えられる正逆回転可能な正逆回転モータ810と、前記正逆回転モータ810の回転軸に連結され、支持ケース200に構成される一つ以上の支持体220により回転可能に支持される回転シャフト820と、一端部は開閉パネル700の背面側に結合された回動シャフト230の両端部側にそれぞれ結合され、他端部は前記回転シャフト820に結合される連結フレーム830と、一端部は前記回動シャフト230の両端部に固定結合され、他端部は前記開閉パネル700の両縁の中間部又は中間部よりも下部側に回転可能に結合される連動リンク部材840とを含む。
【0074】
前記回転シャフト820には、支持体220に回転可能に支持される軸受部材又はローリング部材が備えられる。
【0075】
一方、前記パネル開閉用駆動手段の第2実施例について、
図12乃至
図14を参照として詳細に説明する。
【0076】
図12は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を下部一側から見た斜視図であり、
図13は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を下部他側から見た斜視図であり、
図14は、本発明の一実施例に係るコスメテーブルを構成する第2実施例のパネル開閉用駆動手段を含む内部構成部を示す一側正面図である。下記の第2実施例のパネル開閉用駆動手段の説明で、前記第1実施例のパネル開閉用駆動手段の構成要素と同一の構成要素に対しては同一の符号を付与し、それに関する詳細な説明は省略する。
【0077】
前記パネル開閉用駆動手段の第2実施例は、
図12乃至
図14に示すように、前記支持ケース200の後方側に備えられる正逆回転可能な正逆回転モータ810と、前記正逆回転モータ810の回転軸に連動軌道ベルト822を媒介として連結され、支持ケース200に構成される一つ以上の支持体220により回転可能に支持され、両端部にそれぞれプーリー825が備えられる回転シャフト820と、前記支持ケース200の両側面の前方それぞれに回転可能に備えられる回転プーリー825と、前記回転プーリー825と前記回転シャフト820の両端部のプーリー823との間を連結する駆動軌道ベルト824、及び前記駆動軌道ベルト824に固定され、上端部で下記のパネル移動ガイド手段を構成するガイドローラに連結される移動ブロック体826とを含む。
【0078】
ここで、前記支持ケース200の上面フランジ部にはガイドローラに連結される移動ブロック体826の連結部が移動できるように、駆動軌道ベルト824と平行に移動長孔(図示せず)が形成される。
【0079】
前記回転シャフト820と支持体220との間には回転シャフト820を回転可能に支持される軸受部材又はローリング部材が備えられる。
【0080】
このように構成されるパネル開閉用駆動手段の動作は、下記パネル移動ガイド手段の動作とともに説明する。
【0081】
続いて、前記開閉パネル700の移動をガイドするためのパネル移動ガイド 手段は、前記開閉パネル700が備えられるテーブルボディ100の収容空間の上端部の両壁面、又は支持ケース300の上端部の両壁面に構成されるガイドレール910、及び前記開閉パネル700の両側縁の一端部に回転自在に備えられるガイドローラ(図示せず)を含む。
【0082】
前記のように構成される第1実施例のパネル開閉用駆動手段とパネル移動ガイド手段の動作を見ると、正逆回転モータ810が一方向(正方向)に回転して回転シャフト820が回転するようになり、前記回転シャフト820の回転と共に連結フレーム830により連結された回動シャフト230を回動させるようになり、その回動シャフト230が結合された開閉パネル700は、その前端部が引っ張られながら、その開閉パネル700に備えられたガイドローラがガイドレール910に沿って移動し、正逆回転モータ810の回転数に比例して開放されることになる。
【0083】
このとき、前記開閉パネル700は前記回動シャフト230に結合されて連動される連動リンク部材840により、さらに安定的に支持されつつ、開閉動作をすることになる。
【0084】
前記開閉パネル700を平面の元の位置、又は完全起立角度よりも小さい角度で調整しようとする場合、後述するコントロールパネルの操作スイッチの操作により正逆回転モータ810の正逆の回転方向と回転数(回転量)を制御することによって達成されることになる。
【0085】
また、前記のように構成される第2実施例のパネル開閉用駆動手段とパネル移動ガイド手段の動作を見ると、正逆回転モータ810が一方向(正方向)に回転して回転シャフト820が回転することになり、前記回転シャフト820の回転と共に駆動軌道ベルト824が駆動され、それに固定された移動ブロック体825が移動し、これによって、開閉パネル700の前端部に備えられたパネル移動ガイド手段のガイドローラを移動させることによって、開閉パネル700は、その前端部が後方に移動されながら、その開閉パネル700に備えられたガイドローラがガイドレール910に沿って移動し、正逆回転モータ810の回転数に比例して開閉パネル700が開放されることになる。
【0086】
次に、前記冷気発生手段と
上下用駆動手段及びパネル開閉用駆動手段に電力を供給するように連結される電源部は、前記冷気発生手段、
上下用駆動手段、及びパネル開閉用駆動手段にそれぞれ電力を供給するための電力配線用回路モジュール(CM)(
図12参照)、及び前記電力配線用回路モジュールに電力を提供するように連結されて引き出される電源ケーブルを含む。
【0087】
ここで、前記電源部は、電源ケーブルの代わりに、又は電源ケーブルと共に構成され、外部電源連結ケーブルを連結することができる電源接続口が前記回路モジュールと電気的に接続され、テーブルボディ100の片側に構成されることができる。
【0088】
次に、前記コントロールパネル150は、前記回路モジュールを制御するようにテーブルボディ100の片側に構成される複数の制御操作部、及び回路モジュールの電力が印加されているか否かを確認することができる電源発光部151を含む(
図22参照)。
【0089】
前記制御操作部は、全体電源をオン/オフするように切り替えられる電源ボタン152と、
上下用駆動手段の動作を制御するためにリニアモータの正逆駆動と回転量を制御し、操作後に元の位置に復帰されるように構成される
上下制御ボタン153、及び前記パネル開閉用駆動手段の動作を制御するために正逆回転モータの正逆駆動と回転量を制御し、操作後に元の位置に復帰されるように構成される開閉制御ボタン154を含む(
図22参照)。
【0090】
次に、本発明の別の実施例に係るコスメテーブルについて、
図15乃至
図17を参照として詳細に説明する。
図15は、本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す後方側の一側斜視図であり、
図16は、本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す後方側の他側斜視図であり、
図17は、本発明の別の実施例に係るコスメテーブルを構成する内部構成部を示す前方側の一側斜視図である。
【0091】
以下、本発明の別の実施例に係るコスメテーブルに関する説明において、前記実施例に係るコスメテーブルと同一又は類似の構成要素に対しては同一の符号を付与し、それに関する詳細な説明は、簡略にするか省略する。下記のコスメテーブルの別の実施例では、開閉パネル700と化粧品収容ケース300を駆動させる構成部で差があるので、これについてのみ説明する。
【0092】
本発明の別の実施例に係るコスメテーブルで、化粧品収容ケース300を上下に駆動させるための上下用駆動手段は、前記支持ケース200の一側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータ(第1正逆回転モータ)511と、前記正逆回転モータ(第1正逆回転モータ)511の正逆回転力が伝達される回転シャフト(図示せず)と、一端部は前記回転シャフトに連結され、他端部は前記化粧品収容ケース300の背面を接触支持するように備えられ、前記他端部は化粧品収容ケース300の背面に傾斜して接触支持されるように備えられる一つ以上の接触駆動バー520を含む。
【0093】
ここで、前記正逆回転モータ(第1正逆回転モータ)511と回転シャフトとの間には、回転比を減少させることができるように構成されるギアトレーンが構成できる。また、前記接触駆動バー520は、中間部又は他端部の2/3地点で所定の角度で折り曲げられるように形成されることができる。
【0094】
このように構成される上下用駆動手段は、第1正逆回転モータ511が一方向(正方向)に回転して回転シャフトが所定程度に回転することになると、前記接触駆動バー520の一端部も回転することになり、これによって、前記接触駆動バー520の他端部は一端部を軸として回転することによって、化粧品収容ケース300を上昇させることになり、この際に化粧品収容ケース300は、後述するケースガイド手段により安定的にガイドされながら上昇することになる。
【0095】
それから、化粧品収容ケース300を元の位置又は最上端の位置よりも下方に位置させようとする場合、第1正逆回転モータ511を逆方向に駆動させると、接触駆動バー520の他端部は一端部を軸として反対方向に回転し、化粧品収容ケース300を支持する力が減少し、化粧品収容ケース300は後述するケースガイド手段により安定的にガイドされながら自重によって下降することになる。
【0096】
前記第1正逆回転モータ511は、コントロールパネルの操作スイッチの操作により正逆の回転方向と回転量が制御されることになる。
【0097】
ここで、前記接触駆動バー520による化粧品収容ケース300の上下動作をより円滑にするために、前記化粧品収容ケース300の背面は片側に傾斜して形成され、前記接触駆
動バー520の端部には自由回転可能な回転ローラが構成できる。
【0098】
続いて、別の実施例におけるケースガイド手段は、前記支持ケース200と前記化粧品収容ケース300の対向面(対面する側面)のうちの一つに形成される一つ以上のガイド溝(図示せず)、及び前記支持ケース200と化粧品収容ケース300の対向面のうちのもう一つに形成され、前記ガイド溝(図示せず)に沿ってガイドされる一つ以上のガイド突起611を含む。
【0099】
図において、前記ケースガイド手段のガイド突起611は、化粧品収容ケース300の側面に線形のガイド突起で形成された場合を示している。
【0100】
次に、別の実施例におけるパネル開閉用駆動手段は、前記支持ケース200の片側に備えられ、正逆回転可能な正逆回転モータ(第2正逆回転モータ)811と、前記第2正逆回転モータ811の端部に備えられるギア歯(図示せず)と、上端部で開閉パネルの背面側上端部に回転可能に結合され、前記ギア歯と歯合するラックギアを備え、上下方向に線形移動する線形移動フレーム821と、前記支持ケース200の下部に設けられ、前記線形移動フレーム821の両端部を移動可能に支持する線形移動支持フレーム831とを含む。
【0101】
ここで、前記第2正逆回転モータ811のギア歯と線形移動フレーム821のラックギアとの間には、回転比を減少させることができるように構成されるギアトレーンが構成できる。
【0102】
前記のように構成されるパネル開閉用駆動手段の動作を見ると、第2正逆回転モータ811が一方向(正方向)に回転し、その端部のギア歯と歯合したラックギアにより、線形移動フレーム821は線形移動支持フレーム831によりガイドされながら、テーブルボディ100の上側に上昇することになる。
【0103】
これによって、線形移動フレーム821の上端部に回転可能に結合された開閉パネル700は、平面状態で線形移動フレーム821の牽引によって所定の角度を有する起立する状態となり、この際の開閉パネル700は、パネルガイド手段により安定的にガイドされ、開閉パネル700の起立角度は、線形移動フレーム821の移動程度(第2正逆回転モータ811の回転量)によってなされる。
【0104】
それから、開閉パネル700を平面の元の位置又は完全起立角度よりも小さい角度で調整しようとする場合、第2正逆回転モータ811を逆方向に駆動させればよい。前記第2正逆回転モータ811は、コントロールパネルの操作スイッチの操作により正逆の回転方向と回転量が制御されることになる。
【0105】
前記のように、別の実施例のコスメテーブルを構成する内部構成部、即ち、開閉パネル700と化粧品収容ケース300を駆動させるための構成部は、前記で説明した実施例のコスメテーブルを構成する内部構成部と組み合わせて構成できる。
【0106】
言い換えると、本発明によるコスメテーブルとして、前記実施例の上下用駆動手段、ケースガイド手段、パネル開閉用駆動手段、及びパネル移動ガイド手段は組み合わせて構成できる。
【0107】
例えば、本発明によるコスメテーブルは、第1又は第2実施例の上下用駆動手段と異なるコスメテーブルのパネル開閉用駆動手段を含むか、第1及び第2実施例のパネル開閉用駆動手段と異なる実施例の上下用駆動手段を含むことができる。
【0108】
また、本発明によるコスメテーブルは、第1又は第2実施例の上下用駆動手段をメイン上下用駆動手段又は第1上下用駆動手段とし、別の実施例の上下用駆動手段をサブ上下用駆動手段又は第2上下用駆動手段として構成されることができ、第1又は第2実施例のパネル開閉用駆動手段をメインパネル開閉用駆動手段又は第1パネル開閉用駆動手段とし、別の実施例のパネル開閉用駆動手段をサブパネル開閉用駆動手段又は第2パネル開閉用駆動手段として含むことができる。
【0109】
勿論、各実施例の上下用駆動手段とパネル開閉用駆動手段の一部構成を代替するか、組み合わせて構成されることもでき、ケースガイド手段及びパネル移動ガイド手段もまた組み合わせて構成されることができる。
【0110】
一方、本発明に係るコスメテーブルは、手動式で開閉されて化粧品収容ケースに接近できるように構成される手動式開閉手段をさらに含むことができる。
【0111】
本発明に係るコスメテーブルを構成する手動式開閉手段を
図18乃至
図21をさらに参照として詳細に説明する。
図18は、本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成するロッキング-アンロッキングユニットの一構成要素が備えられる側を示す図であり、
図19は、本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成する手動補助開閉パネルが一部開放された状態を示す図であり、
図20は、本発明に係るコスメテーブルの手動式開閉手段を構成する手動補助開閉パネルが完全開放された状態を示す図であり、
図21は、本発明に係るコスメテーブルの手動補助開閉パネルを有する開閉パネルがパネル開閉用駆動手段により動作され、完全開放された状態を示す図である。
【0112】
本発明に係るコスメテーブルを構成する手動式開閉手段は、
図18乃至
図21に示すように、内側に所定の大きさの開口部を形成し、前記開閉パネル700の枠部を形成する枠フレーム720と、前記枠フレーム720の内側開口部に備えられる手動補助開閉パネル730と、前記手動補助開閉パネル730の一端部の両側に備えられ、前記枠フレーム720に回転可能に固定されて前記手動補助開閉パネル730がその一端部を軸として回動可能にするヒンジユニット740と、前記ヒンジユニット740に備えられ、前記手動補助開閉パネル730を開放方向に弾性力を作用させるように備えられる弾性部材(図示せず)と、前記手動補助開閉パネル730の他端の中央部と前記枠フレーム720にそれぞれ備えられ、前記手動補助開閉パネル730の他端部をロッキング及びアンロッキングするように構成されるロッキング-アンロッキングユニット750、760とを含む。
【0113】
前記枠フレーム720と手動補助開閉パネル730は、前記実施例で説明した開閉パネル700を構成することになる。
【0114】
前記ヒンジユニット740は、手動補助開閉パネル730がその一端部を軸として枠フレーム720で回転可能に結合されることができる構成であれば、特に限定されるものではなく、公知のものを採用できる。
【0115】
次に、前記ロッキング-アンロッキングユニット750、760は、手動補助開閉パネル730の他端の中央部に構成される第1ロッキング-アンロッキング部材750、及び前記手動補助開閉パネル730が閉鎖された状態で、前記第1ロッキング-アンロッキング部材750に相応する位置の枠フレーム720に備えられ、前記第1ロッキング-アンロッキング部材750と連動し、ロッキング-アンロッキング動作されるように構成される第2ロッキング-アンロッキング部材760を含む。
【0116】
前記ロッキング-アンロッキングユニットの第1及び第2ロッキング-アンロッキング部
材750、760は、手動補助開閉パネル730の閉鎖された状態でロッキング状態を維持し、このようなロッキング状態で手動補助開閉パネル730を押すか、操作ボタンを操作することになると、ロッキング状態が解除されるアンロッキング状態になることができる構成であれば、特に限定されるものではなく、公知のものを採用できる。
【0117】
一例として、前記ロッキング-アンロッキングユニットは、押す際に係止され、係止解除されるプッシュタイプのロッキング-アンロッキング部材で構成されることができる。
【0118】
このように本発明に係るコスメテーブルは、手動式開閉手段をさらに含むことによって、停電や故障の際に、パネル開閉用駆動ユニットが使用できない場合、即ち、自動方式で開閉できない場合や、又はパネル開閉用駆動ユニットを動作させずに化粧品を取り出してから、直に閉じようとする際に、手動補助開閉パネル730を手動開放して取り出せるようになり、また、頻繁なパネル開閉用駆動ユニットの動作を防止し、電力消費を削減することができるようにする。
【0119】
一方、本発明のまた別の実施例に係るコスメテーブルを
図22を参照として説明する。
図22は、本発明のまた別の実施例に係るコスメテーブルを示す図であって、開閉パネルが閉鎖された状態を示す図である。
【0120】
以下の本発明のまた別の実施例に係るコスメテーブルに関する説明で、前記実施例に係るコスメテーブルと同一又は類似の構成要素に対しては同一の符号を付与し、それに関する詳細な説明は、簡略にするか省略する。下記のコスメテーブルのまた別の実施例では、テーブルボディ100を構成する構成部に差があるので、これについてのみ説明する。
【0121】
本発明のまた別の実施例に係るコスメテーブルは、
図22に示すように、テーブルボディ100の後端部に直立するように構成される後方テーブルフレーム160をさらに含み、前記後方フレーム160には、イヤホーンのような使用物品やインテリア用品等が取り付けられる複数の取付孔161を形成できる。
【0122】
また、前記後方テーブル160には、回路モジュールから電源が提供されるように構成(外部に露出された電気接続ポート)されるブルートゥーススピーカー170が備えられる。もちろん、前記ブルートゥーススピーカーは一体型からなることができ、開閉パネル700としてLEDディスプレイパネルと連動されることができ、後方テーブルフレームに脱着可能に構成されることができる。脱着可能な後者の場合、前記後方テーブルフレームにはスピーカー装着口が形成され、このスピーカー装着口にはスピーカー電源ケーブルを回路モジュールの電気接続ポートに連結できる引き出し孔が形成される。もちろん、前記スピーカー装着口には回路モジュールから引き出される電源ケーブルの接続ポートが備えられ、スピーカー装着口で電源接続を直ぐに行えるように構成されることもできる。
【0123】
また、コスメテーブルは、テーブルボディ100に一体で構成され、スマートフォンを無線で充電できるように前記回路モジュールから電源が提供されるように構成(外部に露出された電気接続ポート)される無線充電器180をさらに含む。もちろん、前記無線充電器は脱着可能に構成されることができ、この場合、テーブルボディ100には無線充電器装着口が形成され、この無線充電器装着口には充電器電源ケーブルを回路モジュールの電気接続ポートに連結できる引き出し孔が形成される。このような無線充電器の場合にも、無線充電器装着口には、回路モジュールから引き出される電源ケーブルの接続ポートが備えられ、無線充電器装着口で電源接続を直ぐに行うか、有線充電器を連結して使用できる。
【0124】
また、コスメテーブルは、化粧品収容ケース300の内部一側には前記回路モジュールか
らの電源が提供されるように構成されるアニオン発生装置及び/又は殺菌装置としてハロゲンランプをさらに含んで構成できる。
【0125】
このようなまた別の実施例に係るコスメテーブルは、前記説明した各実施例の内部構成部を組み合わせて構成できる。
【0126】
前記したような本発明のコスメテーブルは、作り付けの形態又はビルトイン(built-in)製品に設備されるように適用してなることができる。
【0127】
以上で説明したような本発明に係るコスメテーブルによると、冷蔵保管が要求される化粧品を保管することができるように冷蔵機能を提供すると同時に、鏡の使用状態を調整することができ、使用する化粧品に対する移動動線を最小化し、ユーザビリティーと便宜性を向上させることができるというメリットがある。
【0128】
また、本発明によると、スマートフォン端末機と連携できる機能を付加し、音楽やスマートフォンの充電を同時に実行できる機能性コスメテーブルを提供することによって、消費者の好みの選択の幅を広げ、製品の競争力を増大させることができるというメリットがある。
【0129】
また、本発明によると、手動補助開閉パネルを介して簡単に化粧品を取り出せるようにし、ユーザビリティーと機能性をさらに向上させるというメリットがある。
【産業上の利用可能性】
【0130】
本発明は、化粧品を所定温度で収納して保管する化粧台であるコスメテーブルに適用できる。