(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-18
(45)【発行日】2022-05-26
(54)【発明の名称】ディボット検出ゴルフスイングマット
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20220519BHJP
【FI】
A63B69/36 511A
(21)【出願番号】P 2019516517
(86)(22)【出願日】2017-09-29
(86)【国際出願番号】 KR2017010916
(87)【国際公開番号】W WO2018062931
(87)【国際公開日】2018-04-05
【審査請求日】2020-09-23
(31)【優先権主張番号】10-2016-0125450
(32)【優先日】2016-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0121966
(32)【優先日】2017-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519099221
【氏名又は名称】ユン,ジ ニョン
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ユン,ジ ニョン
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2005-0086248(KR,A)
【文献】特開2003-70950(JP,A)
【文献】特表2008-512165(JP,A)
【文献】特開2006-43239(JP,A)
【文献】特表2018-506124(JP,A)
【文献】特表2007-534437(JP,A)
【文献】特開平4-24302(JP,A)
【文献】特開平8-234895(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側にゴルフボール(B)が停止されることができる人造芝(111)が設置されている打撃マット(110)と、
前記打撃マット(110)の下側に設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達されるクラブヘッド(H)の打撃をアレイ(Array)形態に配列したセンサを介して測定するディボット検出センサアレイ部(120)と、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)で感知された前記クラブヘッド(H)の打撃情報をディスプレイ部(140)に表示する制御部(130)と、
前記打撃マット(110)の後方一方向面に設置され、前記ゴルフボール(B)の位置を指定するゴルフボール位置指定部(150)と、を含
み、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、
前記センサが、前記クラブヘッド(H)のスイング方向から垂直方向に1次元的に配列するまたは、前記クラブヘッド(H)のスイング方向から垂直方向及び前記クラブヘッド(H)のスイング方向に2次元的に配列して構成され、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、
弾性材質で構成され、内側には、前記クラブヘッド(H)のスイング方向から垂直方向に多数個の第1貫通ホール(122a)が通孔されている本体プレート(122)と、
前記本体プレート(122)の一方向に形成され、多数個の前記第1貫通ホール(122a)と対応する位置に多数個の第1発光センサー(123a)を具備する第1発光部(123)と、
前記本体プレート(122)の他方向に形成され、多数個の前記第1貫通ホール(122a)と対応する位置に形成されて多数個の前記第1貫通ホール(122a)を通過した前記第1発光部(123)から発生する光を認識する多数個の第1受光センサー(124a)を具備する第1受光部(124)と、
前記第1発光部(123)及び前記第1受光部(124)と連結されて多数個の前記第1貫通ホール(122a)を通過する光の量を測定して、前記制御部(130)に伝達するセンサ信号検出部(121)で構成され、
前記ディスプレイ部(140)は、
エルイディ(LED)が前記クラブヘッド(H)のスイング方向に沿って1次元的に配列したエルイディアレイディスプレイ(141)で構成され、
前記ゴルフボール位置指定部(150)は、
タッチスクリーン部(151)、ボタンスイッチ部(152)または、近接スイッチ部(153)のいずれか1つ以上を含んで構成され、
前記タッチスクリーン部(151)で構成される場合、前記クラブヘッド(H)の接触位置を感知すると、前記制御部(130)が位置を認識し、前記エルイディアレイディスプレイ(141)に前記ゴルフボール(B)に該当する領域くらいのエルイディを点灯させ、ボール位置を表示し、
前記ボタンスイッチ部(152)または前記近接スイッチ部(153)中のいずれか一つで構成される場合、前記クラブヘッド(H)を近接させて点灯されたもので表現されたエルイディの位置を左側または右側に移動操作して、前記ゴルフボール(B)の位置を指定することを特徴とするディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【請求項2】
前記タッチスクリーン部(151)は、前記クラブヘッド(H)のスイング方向によって1次元的に配列するタッチセンサーで構成され、
前記制御部(130)は、前記タッチスクリーン部(151)に接触する前記クラブヘッド(H)の接触位置によって、前記ゴルフボール(B)の位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【請求項3】
前記制御部(130)は、前記クラブヘッド(H)の打撃情報によってディボットの位置、前記ディボットの深さ、前記ディボットの方向の中でどの一つ以上を含むディボット情報を生成することを特徴とし、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ディボット情報を音声で案内する音声出力部(160)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ゴルフボール(B)の位置を撮影して、前記制御部(130)に伝達するカメラ部(171)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ディボット検出センサアレイ部(120)の温度特性を補正するための温度を測定する温度センサ部(172)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、広告を表示する広告表示部(180)と、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項2に記載のディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【請求項4】
前記制御部(130)にさらに連結され、前記クラブヘッド(H)の打撃情報を
ゴルフシミュレーションシステムまたは、ユーザーの携帯用端末機に有線または無線方式で伝達する有無線送受信部(170)と、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項3に記載のディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【請求項5】
上側にゴルフボール(B)が停止することができる人造芝(111)が設置されている打撃マット(110)と、
前記打撃マット(110)の下側に設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達されるクラブヘッド(H)の打撃をアレイ(Array)で配列したセンサを介して測定するディボット検出センサアレイ部(120)と、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)から伝達された前記クラブヘッド(H)の打撃情報を受信して、ディボットの位置、深さ、方向の中のいずれか1つ以上を含むディボット情報を生成する制御部(130)と、を含んで構成され、
前記ゴルフボール(B)を、前記打撃マット(110)の上部に載せて置いた状態で、ユーザーが前記ゴルフボール(B)を所定の時間の間に踏むと、前記ゴルフボール(B)に加えられた圧力を、前記ディボット検出センサアレイ部(120)が感知して、前記ゴルフボール(B)の位置を前記制御部(130)に伝達し、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、
弾性材質で構成され、内側には、前記クラブヘッド(H)のスイング方向から垂直方向に多数個の第1貫通ホール(122a)が通孔されている本体プレート(122)と、
前記本体プレート(122)の一方向に形成され、多数個の前記第1貫通ホール(122a)と対応する位置に多数個の第1発光センサー(123a)を具備する第1発光部(123)と、
前記本体プレート(122)の他方向に形成され、多数個の前記第1貫通ホール(122a)と対応する位置に形成されて多数個の前記第1貫通ホール(122a)を通過した前記第1発光部(123)から発生する光を認識する多数個の第1受光センサー(124a)を具備する第1受光部(124)と、
前記第1発光部(123)及び前記第1受光部(124)と連結されて多数個の前記第1貫通ホール(122a)を通過する光の量を測定して、前記制御部(130)に伝達するセンサ信号検出部(121)で構成されることを特徴とするディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【請求項6】
前記本体プレート(122)には、それぞれの前記第1貫通ホール(122a)から直交方向に多数個の第2貫通ホール(122b)が通孔し形成され、
前記本体プレート(122)の末端側に形成され、前記第2貫通ホール(122b)と対応する位置に第2発光センサー(125a)を具備する第2発光部(125)と、
前記本体プレート(122)の先端側に形成され、前記第2貫通ホール(122b)と対応する位置に形成され、前記第2貫通ホール(122b)を通過した前記第2発光部(125)から発生する光を認識する第2受光センサー(126a)を具備する第2受光部(126)が形成され、
前記センサ信号検出部(121)が前記第2貫通ホール(122b)を通過する光の量を測定して、前記制御部(130)に伝達することを特徴とする請求項5に記載のディボット検出ゴルフスイングマット(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディボット検出ゴルフスイングマットに関し、上側にゴルフボール(B)が
停止することができる人造芝(1ll)が設置されている打撃マット(110)と、
前記打撃マット(110)の下側に設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達される
クラブヘッド(H)の打撃をアレイ(Array)形態で配列したセンサを介して測定する
ディボット検出センサアレイ部(120)と、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)で感知された前記クラブヘッド(H)の
打撃情報を計算する制御部(130)と、
前記打撃マット(110)の後方一方向面に設置され、前記ゴルフボール(B)の位置を
指定するゴルフボール位置指定部(150)と、
前記クラブヘッド(H)の打撃情報と前記ゴルフボール(B)位置を表示する
ディスプレイ部(140)と、を含んで構成されることを特徴とする
ディボット検出ゴルフスイングマット(100)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にゴルフは、インパクト瞬間クラブフェースが目標方向に対して直角であり
スイングパスがインサイド・トゥ・インサイドである時に、打球の飛行距離が長くなって
方向性も正確になり、その結果としてフェアウェイやグリーン上にボールを正確に停止
させることができるスポーツである。このような正確なゴルフスイングを体得する
ためには、多くの練習が必要であり、室内でスイングの練習をすることができるし、しかも
スイングを分析することができる練習装置がある場合は、コストを節約し、時間と場所の
制約なしに練習ができるので、早いうちに正確なスイングを体得することができる。
したがって、このような練習ができる練習場が多数運営されている。
【0003】
しかし、
図1で(A)で示すゴルフフィールド芝と
図1で(B)で示すゴルフ練習場
ゴムマットの特性差によって、練習場では、ボールをよく打撃して距離もよく出るのに、
フィールドさえ出れば変に打撃することができないと不満を吐露する人が多い。
フィールドの芝は、
図1で(A)で示すように芝が長くて葉が広くて力がない詰まないで
広くて広がって育って大部分ボールがちょっと沈んている。一方、練習場マットの人造芝は、
図1で(B)で示すように、プラスチック切れで短くてぱりっとしてボールが浮かんでいる。
したがって、マットでは、視覚的にボールが全部見えるものの、フィールドでは、芝に
沈んだように見えて視覚的に別の感じを与える。また、アマチュアゴルファーが練習場で
練習する姿を見ると、ダフを打つ人が多いために、ダフの衝撃で手首、肘、肩などに
痛みが来ることはもちろん、ひどい場合に負傷を誘発する。
【0004】
一方、練習場のマットは、底が硬くて、
図2に示すようにダフが出ても、クラブが前に
滑ってボールを打撃し、ボールをよく当たることで勘違いする。しかし、フィールドは
芝の下が土であり、ダフが発生すると、
図3に示すように、クラブヘッドが滑らなくて、
地を掘って入り、ボールを打たなくて地を汲み出してしまって飛距離が短くなる。
【0005】
このような実際フィールドでと練習場マットでの差を減らすためには、
図4に示すような
ダウンブローショット(down blow)ショットをしなければならない。ダウンブローショットは、
ボールを先に下向き打撃することで、ディボット(divot)は、ゴルフボールの前方に残る
ことが好ましい。一方、ゴルフボール後方にディボット(divot)が残る場合は、クラブ
ヘッドが地面から打撃する場合で、体重移動がならなくて、右側に体重が残っているとか、
クラブを早くアンコッキングすると、このようなダフ(fat shot、duff)が発生すること
ができる。
【0006】
一方、
図5に示すように、ゴルフボールの上部を打撃するトッピング(topping)の場合には、
ゴルフボールの弾道が低くてスピンが少なくて自分の距離よりもっと進むか、低く転がって
いくミスショット(別名蛇ショット(トップボール))が発生する。
【0007】
また、
図6に示すような別名斧ショット(打ち下ろしショット)はトッピングとほとんど
類似のスイングであるものの、トッピングが、スイングの最低点がゴルフボールの中間
近所なのに比べて、斧ショット(打ち下ろしショット)の場合にスイングの最低点が
ゴルフボールの下の底を打撃するという点で差がある。この場合も、負傷の危険性が
多い場合である。
【0008】
通常的な既存ゴルフスイングマットはダフが発生しても、クラブヘッドがマット底で
滑ってボールを打撃するので芝でより非距離がもっと出る問題点が発生するものの、
通常的な既存ゴルフスイングマットでは、ダフ可否を知ることができなかった。
【0009】
このような問題点を解決して、練習用マットでダフ可否を知ることができる従来
技術としては、
図7に示すようにマット上に摩擦熱によって色が変わる感熱紙を付着
して、ショットをすると、クラブヘッドが摩擦して過ぎ去った跡を肉眼で確認する
ことができる技術が提案された。しかし、使用回数が非常に制限的で再利用に
ならなくて不便なので、練習用でずっと使用する用途では不向きして、分析用で
数回使用できる水準にとどまっている。
【0010】
また他の既存技術で
図8に示すように、スライドマットを利用して、クラブ
ヘッドがマットを打撃するとスライドマットがボール進行方向にスライドされることにより
天然芝のようなフィードバックを提供する方式がある。この場合に、マットがスライド
することによりダフを打った時に、加えられる衝撃を防止することができる長所があるものの、
ボール後方を打撃するとマットが動き始めるので、マットが固定されている場合より
もっと少ない力でボールを打撃し、飛距離損害を被り、どの程度ダフを打ったのか
確認することができないし、マットが移動するので、始めにちょっとぎこちなく感じられる
という問題があった。
【0011】
一方、練習用マットで芝の感じを与えるための方向に近付く、また他の
既存技術で、
図9に示すように人造芝の下にジェル材質のブロックを置いて
マット打撃の時にボール進行方向にクラブヘッドがよく滑らないように抵抗を与える
方式、または
図10に示すように、マットの下にマグネチックフィールド反発力によって
浮かべられているゴムマットを打撃して、天然芝のフィードバックを与えようとする方式が
提案された。しかし、前記二つの方式は、皆単純に天然芝の感じを与えようとする
ゴムマットの構造に関することに過ぎないので、ディボット情報の定量的フィードバック
機能はないという問題があった。
【0012】
また他の関連先行発明として、下記特許文献1「ゴルフスイング練習
装置(大韓民国登録実用新案第20-0323906号)に開示されたように、内部に一定
空間を持つ複数個の溝を具備する底と、溝内部の空間内に装着され、
垂直方向に立てられた第1状態及びゴルフクラブヘッドの打撃によって水平方向に
横になる、第2状態を持つことができる複数個の感知ピンと、感知ピンに
対応するように配置されて、対応する感知ピンの状態によって点灯可否が決定される
複数個の発光ダイオードと、そして感知ピンの状態によって発光ダイオードを
点灯させたり、点滅させるための制御回路を含む構成がある。このような既存
先行発明の場合に、クラブヘッドが感知ピンを打撃の時に、これと連結された
発光ダイオードが点灯されるようにすることにより、各発光ダイオードの点灯状態で
クラブヘッドのスイング経路及びインパクト瞬間のクラブヘッドペースの状態(目標方向に
対して直角、開、閉)を把握することができるという効果があるものの、感知ピンを
使用する構成上の限界によってスイングに邪魔になるしかないし、単純にスイング軌跡の
方向だけを感知することができるだけで、ダフと係る上下方向の打撃力は全然感知する
ことができないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、前記既存発明の問題点を解決し、ゴルフボールの有無及び位置、divot位置、
深さ、方向など、ゴルフクラブがマットを打撃する時に、得ることができる各種情報を
感知し、ユーザーに表示してくれることができるディボット検出ゴルフスイングマットを
提供して、ディボットがボール前方に生ずるように、正しい体重移動をし、意識的に
スイング練習をしてショットメイキング能力が向上することはもちろん、練習場とフィールド
での差を減らすことをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を達成するために、本発明のディボット検出ゴルフスイングマットに関する
ことで、上側にゴルフボール(B)が停止することができる人造芝(111)が設置されている
打撃マット(110)と、
前記打撃マット(110)の下側に設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達される
クラブヘッド(H)の打撃をアレイ(Array)形態で配列したセンサを介して測定する
ディボット検出センサアレイ部(120)と、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)で感知された前記クラブヘッド(H)の
打撃情報を計算する制御部(130)と、
前記打撃マット(110)の後方一方向面に設置され、前記ゴルフボール(B)の位置を
指定するゴルフボール位置指定部(150)と、
前記クラブヘッド(H)の打撃情報と前記ゴルフボール(B)位置を表示する
ディスプレイ部(140)と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、前記センサが、前記クラブ
ヘッド(H)のスイング方向から垂直方向に1次元的に配列するとか、前記クラブヘッド(H)
のスイング方向から垂直方向及び前記クラブヘッド(H)のスイング方向に2次元的に配列
して構成されることを特徴とし、
前記ディスプレイ部(140)は、エルイディ(LED)が前記クラブヘッド(H)のスイング方向
によって1次元的に配列したエルイディアレイディスプレイ(141)またはパネル形態の
エルシディパネルディスプレイ(142)の中でどの一つ以上を含んで構成されることを特徴とし、
前記ゴルフボールの位置指定部(150)は、前記クラブヘッド(H)の接触位置を
感知し、前記制御部(130)に伝達するように、タッチスクリーン部(151)、ボタン
スイッチ部(152)または近接スイッチ部(153)の中でどの一つ以上を含んでエルイディ
ボール表示を左/右に移動させて、前記ゴルフボール(B)の位置を決定することを特徴とする。
【0016】
また、前記タッチスクリーン部(151)は、前記クラブヘッド(H)のスイング方向によって
1次元的に配列するタッチセンサーで構成され、前記制御部(130)は、前記タッチ
スクリーン部(151)に接触する前記クラブヘッド(H)の接触位置によって、前記
ゴルフボール(B)の位置を決定することを特徴とする。
【0017】
また、前記制御部(130)は、前記クラブヘッド(H)の打撃情報によって、前記ディボットの
位置、ディボットの深さ、ディボットの方向の中でどの一つ以上を含むディボット情報を
生成することを特徴とし、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ディボット情報を音声で案内する音声出力部
(160)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ゴルフボール(B)の位置を撮影し、前記制御部
(130)に伝達するカメラ部(171)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、前記ディボット検出センサアレイ部(120)の
温度特性を補正するための温度を測定する温度センサ部(172)と、
前記制御部(130)にさらに連結され、広告を表示する広告表示部(180)と、をさらに
含んで構成されることを特徴とする。
【0018】
また、前記制御部(130)にさらに連結され、前記クラブヘッド(H)の打撃情報をゴルフ
シミュレーションシステムまたはユーザーの携帯用端末に有線または無線方式で
伝達する有無線送受信部(170)と、をさらに含んで構成されることを特徴とする。
【0019】
また、上側にゴルフボール(B)が停止することができる人造芝(111)が設置されている
打撃マット(110)と、
前記打撃マット(110)の下側に設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達される
クラブヘッド(H)の打撃をアレイ(Array)に配列したセンサを介して測定するディボット
検出センサアレイ部(120)と、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)から伝達された前記クラブヘッド(H)の
打撃情報を計算する制御部(130)と、
前記クラブヘッド(H)の打撃情報と前記ゴルフボール(B)位置を表示するディスプレイ部
(140)と、を含んで構成され、
前記ゴルフボール(B)を、前記打撃マット(110)の上部に載せた状態で、ユーザーが
前記ゴルフボール(B)を所定の時間の間に踏めば、前記ゴルフボール(B)の位置を前記
ディボット検出センサアレイ部(120)が感知して、前記制御部(130)でボールの位置を
決定することを特徴とする。
【0020】
また、前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、弾性材質で構成され、内側には
前記クラブヘッド(H)のスイング方向から垂直方向に多数個の第1貫通ホール(122a)が
通孔されている本体プレート(122)と、
前記本体プレート(122)の一方向に形成され、前記第1貫通ホール(122a)と対応される
位置に第1発光センサー(123a)を具備する第1発光部(123)と、
前記本体プレート(122)の他方向に形成され、前記第1貫通ホール(122a)と対応する
位置に形成されて、前記第1貫通ホール(122a)を通過した前記第1発光部(123)から発生する
光を認識する第1受光センサー(124a)を具備する第1受光部(124a)と、
前記第1発光部(123)及び第1受光部(124)と連結され、前記第1貫通ホール(122a)を
通過する光の量を測定して前記制御部(130)に伝達するセンサ信号検出部(121)で構成
されることを特徴とする。
【0021】
また、前記本体プレート(122)には、それぞれの前記第1貫通ホール(122a)から
直交方向に多数個の第2貫通ホール(122b)が通孔し形成され、前記本体プレート(122)の
末端側に形成され、前記第2貫通ホール(122b)と対応する位置に第2発光センサー(125a)を
具備する第2発光部(125)と、前記本体プレート(122)の先端側に形成され、前記第2貫通ホール(122b)と対応する位置に形成されて、前記第2貫通ホール(122b)を通過した前記第2発光部(125)から発生する光を認識する第2受光センサー(126a)を具備する第2受光部(126)が
形成されて、前記センサ信号検出部(121)が前記第2貫通ホール(122b)を通過する光の
量を測定して、前記制御部(130)に伝達することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明による場合、ゴルフボールの有無及び位置、divot位置、深さ、方向などゴルフ
クラブがマットを打撃する時に得ることができる各種情報を検出し、ユーザーに表示して
くれることができるディボット検出ゴルフスイングマットを提供して、ディボットが
ボール前方に生ずるように正しい体重移動をし、意識的にスイング練習をしてショットメイキング能力が向上することはもちろん、練習場とフィールドでの差を減らすことができることをその
課題とする。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】ゴルフフィールド芝と練習場マットの差を示す図面である。
【
図2】練習場のダフ(fat shot、duff)の場合を示す図面である。
【
図3】ゴルフフィールドのダフ(fat shot、duff)の場合を示す図面である。
【
図4】ダウンブローショット(down blow shot)の場合を示す図面である。
【
図5】トッピング(topping)の場合を示す図面である。
【
図6】斧ショット(打ち下ろしショット)の場合を示す図面である。
【
図7】感熱紙を利用した既存発明の一実施例を示す図面である。
【
図8】スライドマットを利用する既存発明の一実施例を示す図面である。
【
図9】ジェルブロックを利用する既存発明の一実施例を示す図面である。
【
図10】マグネチックフィールドを利用する既存発明の一実施例を示す図面である。
【
図11】本発明の一実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を示す上面図である。
【
図12】本発明の一実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を示す側断面図である。
【
図13】本発明の一実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を示すブロックダイヤグラムである。
【
図14】本発明の第1実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を示す模式図である。
【
図15】本発明の第1実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの点灯方式を示す図面である。
【
図16】本発明の第2実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を表す模式図である。
【
図17】本発明の第2実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットのディボット検出センサーアレイ部のセンサ測定値の場合を例示して示す図面である。
【
図18】本発明の第2実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットのディボット検出センサーアレイ部のセンサ測定値を3次元的に示す図面である。
【
図19】本発明の第3実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットのエルシディパネルディスプレイの表現画面を示す図面である。
【
図20】本発明の第1実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットのゴルフボールの位置指定動作を示す図面である。
【
図21】本発明の第1実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットのまた他のゴルフボール位置指定動作を示す図面である。
【
図22】本発明のディボット検出ゴルフスイングマットを適用したスクリーンゴルフ場の姿を示す図面である。
【
図23】本発明の第4実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成の中でディボット検出センサーアレイ部の構成を示す模式図である。
【
図24】本発明の第4実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成の中でディボット検出センサアレイ部の構成を示す構成図である。
【
図25】本発明の第4実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成を示す平面度及び断面図である。
【
図26】本発明の第5実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成の中でディボット検出センサアレイ部の構成を示す構成図である。
【
図27】本発明の第5実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの構成の中で第1、2貫通ホールの多様な実施例を示す実施例図である。
【
図28】本発明の第5実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの衝撃可否にによる受光量の差を示すグラフである。
【
図29】本発明の第5実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの衝撃強度にによる受光量の変化を示すグラフである。
【
図30】本発明の第5実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの衝撃時間による受光量の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付された図面を参照し、本発明の一実施例に係るディボット検出
ゴルフスイングマットを詳細に説明する。まず、図面の中で、同一の構成要素、
または部品は、できる限り同一の参照符号で示していることに注意しなければならない。
本発明を説明することにおいて、関連した公知機能あるいは構成に関する具体的な説明は、
本発明の要旨を曖昧ではないようにするために略する。
【0025】
本発明の一実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマット(100)は、大きく
図11~
図13に示すように、打撃マット(110)、ディボット検出センサアレイ部(120)、制御部(130)、ディスプレイ部(140)及びゴルフボール位置指定部(150)を含んで構成されることを
特徴とする。
【0026】
まず、打撃マット(110)について説明する。前記打撃マット(110)は、
図11及び図
12に示すように、上側にゴルフボール(B)が停止することができる人造芝(111)が
設置されている。一方、前記打撃マット(110)は、続くクラブヘッド(H)との摩擦に
より、前記人造芝(1ll)が摩耗され、前記人造芝(1ll)高さが低くなると、ゴルフボール
打撃感が悪くなるので、前記人造芝(1ll)が接着されている、前記打撃マット(H0)だけ
交替して装着することができるように構成されることが好ましい。
【0027】
次に、ディボット検出センサアレイ部(120)について説明する。前記ディボット検出
センサーアレイ部(120)は、
図11及び
図12に示すように、前記打撃マット(110)の下側に
設置され、前記打撃マット(110)を介して伝達されるクラブヘッド(H)の打撃を
アレイ(Array)形態で配列したセンサーを介して感知する機能を有する。
【0028】
この場合、前記センサは、FSR(Force Resistive Sensor)、圧電素子、衝撃センサ、
停電センサ、近接センサ、引張力センサ(ゴムマットがしなう程度検出)、ロードセル、
ストレインゲージ、光センサーなど、多様な方式の中でどの一つで構成されることができるし、
本発明は、特定センサー方式に限定しない。このようなセンサー方式選定の時にセンサ
応答速度と温度特性がきわめて重要である。このようなセンサーの温度特性を
補償して補正することができるように、
図13に示すように、前記制御部(130)にさらに
連結され、前記ディボット検出センサアレイ部(120)の温度特性を補正するための温度を
測定する温度センサ部(172)をさらに含んで構成されることが好ましい。
室外に設置されたゴルフマットは-20度~50度程度の温度で動作できなければならないものの、
通常センサは、温度によって反応程度が変わることができることにより、絶対的な衝撃量に
センサーが同一に反応するように温度を感知し、リアルタイムでセンサー値を補正して使用
することが好ましい。
【0029】
また、前記センサーの特性によって、衝撃量、圧力、力、または長さの変化量に
該当するアナログ電圧または電流の形態で出力された純粋なセンサの出力を
デジタルデータに変換するために、
図13に示すように、センサ信号
検出部(121)をさらに含んで構成されることもできる。前記センサ信号
検出部(121)は通常的に、信号フィルタ回路、信号増幅器、ADコンバータを介して
デジタル値に変換するように構成される。前記センサ信号検出部(121)を具現する
技術は、センサ測定分野で広く知られて実施されているレベルの技術なので、
詳細な説明は略する。
【0030】
一方、前記ディボット検出センサーアレイ部(120)を構成するセンサの構成は、
図14に
示す第1実施例のようなIDまたは
図16に示す第2実施例のような2D形態で配列して使用する
ことができる。すなわち、前記ディボット検出センサアレイ部(120)は、
図14に
示す第1実施例のように、前記センサが前記クラブヘッド(H)のスイング方向によって
1次元的に配列するとか、
図16に示す第2実施例のように、前記打撃マット(110)と
平行な平面で2次元的に配列して構成されることができる。
このように2D配列である場合に、ディボットの方向も感知することができる長所はあるものの、
センサ処理部が複雑で、価格が高いという短所がある。単位センサーの大きさを小さくすれば
するほど長さ検出分解能は高くなる。
【0031】
前に説明した前記打撃マット(110)と、前記ディボット検出センサーアレイ部(120)は、
分離が可能な構造であることもできるものの、センシング感度を向上させるために、前記打撃
マット(110)下段に、前記ディボット検出センサーアレイ部(120)が接着される形態、前記
打撃マット(110)の内部に、前記ディボット検出センサアレイ部(120)がビルトイン
(built-in)される形態、またはセンシング原理上、前記打撃マット(110)自体が前記
ディボット検出センサアレイ部(120)役割をする形態であることもできる。
【0032】
次に、制御部(130)について説明する。前記制御部(130)は、
図13に示すように、
前記ディボット検出センサアレイ部(120)から伝達された前記クラブヘッド(H)の
打撃情報をディスプレイ部(140)に表示する機能を持つ。すなわち、前記制御部(130)は、
前記クラブヘッド(H)の打撃情報によって前記ディボットの位置、ディボットの深さ、
ディボットの方向の中でどの一つ以上を含むディボット情報を生成した後に、これを
前記ディスプレイ部(140)または、後述する音声出力部(160)などを介してユーザーに
表示してフィードバックする機能を持つように構成される。
【0033】
また、前記制御部(130)は、ゴルフボール位置指定部(150)で操作した前記
ゴルフボール(B)の位置を特定して、前記表示部(140)に一緒に表示する機能も
持つことができる。
【0034】
次に、ディスプレイ部(140)について説明する。前記ディスプレイ部(140)は、
図13に示すように、前記制御部(130)に連結され、前記クラブヘッド(H)の打撃情報
(つまり、ディボットの位置、ディボットの深さ、ディボットの方向の中でどの一つ以上を
含むディボット情報)を表示してユーザーにフィードバックする機能を持つ。
この場合、前記ディスプレイ部(140)は、
図14に示す第1実施例のように
エルイディ(LED)が前記クラブヘッド(H)のスイング方向によって1次元的に配列した
エルイディアレイディスプレイ(141)、または
図19に示す第3実施例のようにパネル
形態のエルシディパネルディスプレイ(142)の中でどの一つ以上を含んで構成される
ことができる。
【0035】
次に、ゴルフボール位置指定部(150)について説明する。前記ゴルフボール位置
指定部(150)は、打撃のために、前記打撃マット(110)の上に置かれる、前記ゴルフ
ボール(B)の位置を指定する手段を提供する。この場合に、前記ゴルフボールの位置指定部
(150)を具現する多様な実施例ができる。
【0036】
その一実施例として、前記クラブヘッド(H)のスイング方向によって1次元的に配列する
感圧式構造のタッチスクリーン部(151)を、前記打撃マット(110)の後方一方向面に
エルイディアレイディスプレイ(141)大きさに相応する長さくらい設置して、前記クラブ
ヘッド(H)の接触位置でボールの位置を特定することができる。
【0037】
前記タッチスクリーン部(151)は、ユーザーがゴルフクラブを持って立っている姿勢で、
主に使用する特性を考慮して、簡単にゴルフクラブをタッチするだけでも、操作に必要な
多くの入力を受け入れる機能を行う。
【0038】
この場合、前記タッチスクリーン部(151)は、
図14に示すように、前記クラブヘッド
(H)のスイング方向によって1次元的に配列するタッチセンサーで構成され、
図20に
示すように、ユーザーは、ゴルフクラブヘッドで前記ゴルフボール(B)の位置に該当する
地点の前記タッチスクリーン部(151)に接触すると、前記制御部(130)は、この
位置を認識して
図15の(A)のように、前記エルイディアレイディスプレイ(141)に
ゴルフボール(B)の位置に該当する領域くらいのエルイディを点灯させてボールの位置を
表示する。また、他の実施例として、
図14に示すように単数または複数個のボタン
スイッチ部(152)をプッシュ操作するとか、単数または複数個の金属感知ができる近接
スイッチ部(153)に、前記クラブヘッド(H)を近接させ、
図15(A)に示すように、
青色で点灯されたもので表現されたゴルフボール位置表示エルイディの位置を左右に
移動し操作して、そのかなった位置を、前記ゴルフボール(B)の位置に指定することも
できる。
【0039】
一方、また他の一実施例として、
図14に示すように、単数または複数個のボタン
スイッチ部(152)を物理的に加圧して操作するとか、単数または複数個の前記
近接スイッチ部(153)に、前記クラブヘッド(H)を近接させ、
図15(A)に示す
ように、青色で点灯したもので表現されたゴルフボール位置表示エルイディの位置を
左、右に移動操作して、そのかなった位置を、前記ゴルフボール(B)の位置で指定する
こともできる。
【0040】
また、他の一実施例として
図21に示すように、前記
ディスプレイ部(140)に、前記ゴルフボール(B)を置く位置を指定して、その
延長線上に該当する位置に、前記ゴルフボール(B)を位置させることもできる。つまり、
一列状態で等間隔で位置を定めて数字で表示された位置の中で(数字の間隔が
ボール一個の間隔に該当する。)ユーザーが任意に選択した「7」に該当する位置に
前記ゴルフボール(B)を合わせて置く式である。この場合に、前述したボール位置表示と
スイッチによる移動操作が必要ないものの、ボール位置をユーザーが記憶していると
ディボット表示情報に基づいてダフ可否を自ら判定することができる。
【0041】
一方、他の実施例として、タッチスクリーン部(151)、ボタンスイッチ部(152)、または
近接スイッチ部(153)がなしにも、前記ゴルフボール(B)を、前記打撃マット(110)の上部に
載せて置いた状態で、ユーザーが前記ゴルフボール(B)を所定の時間の間に踏むと、前記ゴルフ
ボール(B)位置を前記ディボット検出センサアレイ部(120)が感知して前記制御部(130)で
ボールの位置を決定する方式もできる。
【0042】
また、
図13に示すように、前記制御部(130)にさらに連結され、前記ディボット
情報を音声で案内する音声出力部(160)をさらに含んで構成されることが好ましい。
つまり、ショットの結果を"ダフ"、"グッドショット"など、音声で伝達して、ユーザーに
ディボット検出情報を聴覚的に表示することが目的である。また、ユーザーに使用
方法案内、システムエラー情報などを音声メッセージで伝達する機能をする。
【0043】
一方、前記ゴルフボール(B)の位置を自動的に感知するために、前記
制御部(130)にさらに連結され、前記ゴルフボール(B)の位置を撮影し、前記
制御部(130)に伝達するユーザーのスイング動作を撮影するカメラ部(171)をさらに
含んで構成されることが好ましい。この場合に、前記カメラ部(171)は、後述する
有無線送受信部(170)を介して外部のゴルフシミュレーションシステムと連結される
場合に、ユーザーのスイング動作などを撮影するための、前記ゴルフシミュレーション
システムのカメラを利用して具現することもできる。
【0044】
また、
図13及び
図14に示すように、前記制御部(130)にさらに連結され、
広告を表示する広告表示部(180)をさらに含んで構成されることが好ましい。
【0045】
一方、スクリーンゴルフなどのような外部のゴルフシミュレーションシステムまたは
特定のアプリケーションが設置されたユーザーの携帯用端末機などと連動して動作する
ことができるように、本発明のディボット検出ゴルフスイングマットは、
図13に示すように
前記制御部(130)にさらに連結され、前記クラブヘッド(H)の打撃情報をゴルフ
シミュレーションシステムまたはユーザーの携帯用端末機に有線または無線方式で
伝達する有無線送受信部(170)をさらに含んで構成されることが好ましい。
【0046】
スクリーンゴルフ場にもゴムマットを使用するので、ディボット発生の時に、実際
芝の場合よりも飛距離がもっと出るようになるので、ティー(Tee)を使用する
ドライバティーショットを除くと、実際フィールドの状況を反映することができないため、
スクリーンゴルフのスコアが、実際フィールドでよりも10打程度少なく出るのが
一般的な現象である。したがって、本発明で提案する前記ディボット検出ゴルフマットを
スクリーンゴルフのような、前記ゴルフシミュレーションシステムに適用すると、
伝送されたディボット情報を活用して、スクリーンゴルフ固有の飛距離、打球方向の
計算アルゴリズムに、前記ディボット情報を反映して補正された飛距離を計算する
ことができる。また、スクリーン画面にボールに対するディボット位置、量、方向を
イメージ化して表示するとか、芝が離れていくイメージも映像で表現すると
ユーザーに鮮やかで直観的な仮想現実の感じを提供してくれることができる長所が
ある。本発明では、データを送受信する目的で、特定有無線通信方式で限定しないし、
多様なインターネット接続手段を含むことができる。一方、スクリーンゴルフシステムに
適用する場合は、スクリーンゴルフシステムの入出力装置を活用することができるので、
本発明の構成要素の中で入出力に関連される前記ディスプレイ部(140)、
前記タッチスイッチ部(150)、前記音声出力部(160)及び前記カメラ部(171)のような
構成要素の中で一部または全部をスクリーンゴルフシステムの入出力装置に代替して
使用することができる。
【0047】
一方、前記有無線送信部(170)を介して、システムの状態情報、故障診断、センサー
補正(calibration)及び点検を行うことができる。また、システムの状態を確認すること
ができるし、プログラムアップデート動作を行うこともできるし、インターネット連結
手段を介して複数個のシステムに対する遠隔管理機能を具現することができる。
【0048】
次に、本発明の一実施例に係るディボット検出ゴルフスイングマットの動作に
ついて説明する。
【0049】
まず、
図14~
図15を参照して、最も単純な実施例である、本発明の第1実施例
(1次元センサ配列/1次元エルイディアレイディスプレイ)によるディボット検出
ゴルフスイングマットの動作を説明する。
【0050】
この場合、前記ゴルフボール位置指定部(150)は、前記タッチスクリーン部(151)を
含んで構成され、
図20に示すように、ゴルフボール(B)が置かれた位置に該当するタッチ
スクリーン部(151)をクラブヘッドで接触してゴルフボール(B)の位置を制御部(130)で
認識するようにするとか、または、
図14に示すように単数または複数個のボタンスイッチ部
(152)をプッシュ操作するとか、単数または複数個の前記近接スイッチ部(153)に、
前記クラブヘッド(H)を近接させてゴルフボール(B)の位置を制御部(130)で認識する
こともできる。
一方、カメラ部(171)を介して撮影した前記ゴルフボール(B)の映像を介して自動で
ゴルフボール(B)の位置を制御部(130)で認識することもできる。このように
認識された前記ゴルフボール(B)の位置はエルイディアレイディスプレイ(141)に
表示される。(
図15で(A)に青色で表示)
【0051】
一方、前記ゴルフボール(B)位置を指定するゴルフボール位置指定部を具現する、
また他の方法で、
図21に示すように、ディスプレイ部(140)に、前記
ゴルフボール(B)を置く位置を指定して、その延長線上に該当する位置に、前記
ゴルフボール(B)を置くこともできる。つまり、一列に等間隔で位置を定めて数字で
表示された位置の中で(数字の間隔がボール一個の間隔に該当する。)ユーザーが任意に
選択した「7」に該当する位置に、前記ゴルフボール(B)を合わせて置く式である。
この場合は、前に説明したボール位置表示とスイッチによる移動操作が必要ないものの、
ボール位置をユーザーが記憶していると、ディボット表示情報に基づいてダフ可否を自ら
判定することができる。
【0052】
その後、ユーザーがスイングをすると、前記ディボット検出センサアレイ部(120)を介して
スイング過程の中に、前記打撃マット(110)に接触した前記クラブヘッド(h)を感知した後、
【0053】
1)所定強度以上で接触した位置だけを、それに対応する前記エルディアレイ
ディスプレイ(141)に点灯して表示するとか、(
図15の(B)~(E)でそれぞれのスイング
特性によって異なって発生することができる前記クラブヘッド(H)の軌跡をそれぞれ赤色
エルイディで点灯されたことで表示した。この場合、
図15の(B)は打撃の後、
正常ディボットである場合を、
図15(C)は打撃の後、ダフディボトである場合を、
図15の(D)は別名斧ショット(打ち下ろしショット)の場合を、
図15の(E)は打撃の後、
トップボール(ディボットを出さなかった場合)の場合をそれぞれ示す。)、
【0054】
2)接触強度によって、それに対応する前記エルイディアレイディスプレイ(141)に
明るさを変えて点灯して表示する。
【0055】
次に、
図16~
図18を参照して、本発明の第2実施例(2次元センサ配列)による
ディボット検出ゴルフスイングマットの動作を説明する。
【0056】
この場合も、前と同一のように、先にゴルフボール(B)の位置を認識して
ディスプレイ部(140)に表示する。
【0057】
その後、ユーザーがスイングをすると、前記ディボット検出センサアレイ部(120)を
介してスイング過程の中に、前記打撃マット(110)に接触した前記クラブヘッド(H)を
感知するのに、この場合は、2次元に配列したそれぞれのセンサーで測定された測定値を
配列して表示した
図17に示すように、楕円がディボット領域を表示し、矢印(P)の方向が
ディボット方向を示す。右利きの場合、左側方向にスイングするので、ディボット跡は、
右側から左側方向に発生し、
図17のような形態のディボット跡はスイング軌道がイントゥ
アウトつまり、インサイドからアウトサイドに向かうスイング軌道を意味する。
一方、前記ディボット検出センサアレイ部(120)に2次元で配列したそれぞれのセンサーで
測定された測定値は、該当位置のセンサーに伝達される打撃強度なので、ディボットの
深さと比例する。したがって、この場合にディボットの位置、深さはもちろん、ディボットの
方向も検出することができる。一方、このような結果を効率的に伝達するためには、前記
ディスプレイ部(140)は、2次元表示ができるように具現すること(例えばdot matrix表現
ができるLEDアレイまたはパネルディスプレイ等)が好ましい。
【0058】
一方、
図19を参照して、本発明の第3実施例(エルシディパネルディスプレイを
含む構成)によるディボット検出ゴルフスイングマットの動作を説明する。
【0059】
エルイディアレイディスプレイ(141)表示は、安価で簡単に適用することができるものの、
情報表現に限界があるため、エルイディアレイディスプレイ(141)を代替して、または
エルイディアレイディスプレイ(141)に加えてエルシディパネルディスプレイ(142)を
含んで構成されることができる。この場合、
図19に示すように、スイング結果を
断面(つまり、ディボット深さ)と上面(つまり、ディボット形)で見る姿をイメージで
表示すると、より直観的な情報伝達ができる。この場合に、画面構成はメッセージ出力、
芝上から見たイメージ表示、断面イメージ表示などで分けられることができるし、
Z軸方向(芝表面から地面に向かう方向)の地面衝撃強度をゲージレベルで別途の視覚化
表示することもできる。一方、ゴルフ練習場で使用する場合なら、打席番号、残り時間、
打撃ボール数等の打席関連情報、またはCF広告などをLCD表示部を介して一緒に表すこと
ができる。
【0060】
一方、前述したように、有無線送受信部(170)を介してユーザーの携帯用
端末機と連動して動作する場合は、このような画面表示をユーザーの携帯用
端末機で行うこともできる。
【0061】
また、
図22に示すように、有無線送受信部(170)を介してスクリーンゴルフなどの
ゴルフシミュレーションシステムと連動して動作することもできる。この場合、
前述の通り、ディボット検出センサアレイ部(120)が設置されて打撃マット(110)
以外の構成は、前記ゴルフシミュレーションシステムの入力/出力装置を
利用して具現することもできる。この場合、ゴルフボールの位置は、スクリーンゴルフ
システムがカメラを介して知っていて、本発明のディボット検出ゴルフスイング
マット(100)がディボット情報を検出して伝送してくれれば、スクリーンゴルフシステムが
ボールとディボット位置をイメージ化し、前記ディボット情報のディボット強度を判断し、
ディボットが深いと判断されると、芝土の表示もしてくれることができる。
何よりダフディボット発生の時、飛距離計算の時に加重値を適用して、スクリーンゴルフ
システムで飛距離を減らして計算することもできる。
この場合に、本発明のディボット検出ゴルフスイングマット(100)とスクリーンゴルフ
システムは、通信プロトコルを使用して情報を交換するとか、制御命令を下すことができる。
また、本発明のディボット検出ゴルフスイングマット(100)とスクリーンゴルフシステムは
お互いに時間同期を合わせており、前記主制御部(130)は一定の時間間隔でディボット情報を
内部に貯蔵し、スクリーンシステムがゴルファーがボールを打撃したと判断される時点の
ディボット情報を、前記主制御部(130)に要請すると、該当ディボット情報を
スクリーンシステムに転送することが好ましい。
【0062】
以下では、本発明のディボット検出ゴルフスイングマット(100)の構成の中で、
前記ディボット検出センサーアレイ部(120)の他の一実施例について説明する。
【0063】
ディボット検出センサアレイ部(120)は、
図24に示すように、本体プレート(122)、
第1発光部(123)、第1受光部(124)、第2発光部(125)、第2受光部(126)で
構成されるセンサ部とセンサ信号検出部(121)に該当することとして、光の送受信及び
弾性材質(例えば、シリコンゴム板など)で構成される本体プレート(122)の組み合わせで
構成された衝撃感知センサーシステムをディボット検出ゴルフスイングマット(100)に
適用したものである。
【0064】
前記本体プレート(122)は、スイングの時に底打撃の衝撃で圧縮され、すぐ元の状態に
復元されるように弾性力と復元力が優秀でなければならないし、室外使用を考慮する時に、
温度変化に関係なく一定の物理的性質を持たなければならないので、このような特性が
優秀なシリコンゴムで製作することが非常に好ましい。一般有機ゴムの圧縮永久縮み率は、
温度変化によって著しく増大されるのに比べて、シリコンゴムは-100~250°Cまでの
広い温度範囲で弾性及び復元力が維持されるので、極甚な条件の下で圧縮変形が
要求される場合に、優秀な性能を発揮し、耐候性が優れて長期間屋外に放置しても
物性変化がほとんどないし、耐薬品性及び耐熱水性に優れて化学薬品や水に長時間露出
されても、ほとんど物性変化が起きない優秀な特性を有している。
【0065】
一方、前記本体プレート(122)の内側には、前記クラブヘッド(H)のスイング
方向から垂直方向に多数個の第1貫通ホール(122a)が通孔されていることが好ましい。
【0066】
また、前記本体プレート(122)の一方向には、前記第1貫通ホール(122a)と対応される
位置に多数個の第1発光センサー(123a)を具備する第1発光部(123)が形成され、前記
本体プレート(122)の他方向には、前記第1貫通ホール(122a)と対応される位置に
形成されて、前記第1貫通ホール(122a)を通過した前記第1発光部(123)から発生する
光を認識する多数個の第1受光センサー(124a)を具備する第1受光部(124a)が形成され、
前記第1発光部(123)と、第1受光部(124)と連結され、前記第1貫通ホール(122a)を
通過する光の量を測定して、前記制御部(130)に伝達するセンサ信号検出部(121)で
構成されることが好ましい。
【0067】
このとき、前記第1貫通ホール(122a)の断面形状は円形、四角形等ができるし、
特定形態で制限しない。
【0068】
一方、前記第1発光部(123)は、一般的に、複数個の発光センサー(例えば、
赤外線LED、可視光LEDなど)を使用し、前記センサ信号検出部(121)を介して
前記制御部(130)でon/off制御を行う。
【0069】
また、前記第2受光部(124)は、一般的に、複数個の受光センサー(例えば、
フォトトランジスタ、フォトダイオード等)を使用し、前記センサ信号検出部(121)を
介して、個別受光センサーのアナログ受信信号は、それぞれディジタルに変換され、
制御部に伝達されて、メモリに貯蔵される。
【0070】
一方、前記第1発光センサー(123a)または、前記第1受光センサー(124a)の配置の時に、
便宜上複数個の光ケーブル(未図示)を前記第1貫通ホール(122a)入口に位置させて
遠隔にある前記第1発光センサー(123a)の発光または、前記第1受光センサー(124a)の光を
ガイドすることもできる。
【0071】
このような構成を介して、正常状態では、前記第1発光センサー(123a)で発生する光が、
前記第1貫通ホール(122a)によって前記第1受光センサー(124a)に到達する。
【0072】
もし、前記打撃マット(110)の衝撃で、前記本体プレート(122)が圧縮されると、
衝撃量によって前記第1貫通ホール(122a)の内部が狭くなるとか、完全に詰まることもできるし、このとき、前記第1受光センサー(124a)に到達する受光量は減るとか、遮られる。
【0073】
一方、前記打撃マット(110)の衝撃が消えると、前記本体プレート(122)は、材質上の
弾性力と復元力によって、前記第1貫通ホール(122a)が元の形態に戻ることができる。
【0074】
一方、
図25には、前記本体プレート(122)と、前記第1発光部(123)及び
前記第1受光部(124)を介した衝撃感知装置を含むディボット検出
ゴルフスイングマット(100)の平面度及び断面図が図示されている。
【0075】
通常人造芝は織造方式で製作されて、底面がデコボコするので、薄い
ウレタンゴムマット層を接着して、表面を滑らかに作り、余分の衝撃吸収
役割も生ずる。
【0076】
その下には、前記本体プレート(122)と、前記第1発光部(123)及び
前記第1受光部(124)を設置する。通常ウレタンゴム層を含む人造芝は使用
時間によって磨耗されるので、交換が必要なため、取り替えができるように、
前記本体プレート(122)とは永久接着されないことが好ましい。
【0077】
また、前記本体プレート(122)の下部には、堅いゴムマット層を置いて打撃
衝撃を吸収し、マット全体の剛性を維持する役割をする。
【0078】
一方、前記制御部(130)を含むすべての構成要素は、人造芝の下段から打撃
範囲外、すなわち前記第1貫通ホール(122a)が配置されない前記
本体プレート(122)外郭の一方または両方に設置することが好ましく、有効
打撃範囲外には人造芝を置くこともできるし、空白のままにすることもできる。また、
看板を設置することもできるし、LCDパネルを設置することもできる。
【0079】
一方、ディボット検出センサアレイ部(120)は、
図26に示すように、前記
本体プレート(122)に形成されたそれぞれの前記第1貫通ホール(122a)から直交方向に
多数個の第2貫通ホール(122b)を通孔し形成して2次元的な方向を判別し出す
ディボット情報を得ることができる。
【0080】
このために、前記本体プレート(122)の末端側に前記第2貫通ホール(122b)と
対応する位置に第2発光センサ(125a)を具備する第2発光部(125)が形成され、
前記本体プレート(122)の先端側に形成され、前記第2貫通ホール(122b)と
対応する位置に形成されて、前記第2貫通ホール(122b)を通過した前記第2発光部(125)から
発生する光を認識する第2受光センサ(126a)を具備する第2受光部(126)が形成され、
前記センサ信号検出部(121)が前記第2貫通ホール(122b)を通過する光の量を測定して、
前記制御部(130)に伝達する。
【0081】
一方、
図27に示すように、前記本体プレート(122)の横及び縦に
それぞれの第1貫通ホール(122a)及び第2貫通ホール(122b)をお互いに直交して
シリコンゴム板内部に配置する方法としては、
図27の(a)、(b)に示すように、
弾性材質で構成された前記本体プレート(122)1枚内に同一の平面上に横、縦に
それぞれの第1貫通ホール(122a)及び第2貫通ホール(122b)を配置する方法。
【0082】
図27の(c)、(d)に示すように、弾性材質で構成された前記
本体プレート(122)1枚内にお互いに異なる平面上に横、縦にそれぞれの
第1貫通ホール(122a)及び第2貫通ホール(122b)を配置する方法。
【0083】
図27の(e)、(f)に示すように、前記第1貫通ホール(122a)が形成された
弾性材質で構成された前記本体プレート(122)と前記第2貫通ホール(122b)が形成された
弾性材質で構成されたまた他の前記本体プレート(122')を上下に重なる方法などがある。
【0084】
一方、前記のような構造のディボット検出センサアレイ部(120)を利用して、前記
ゴルフボール(B)を、前記打撃マット(110)の上部に載せて置いた状態で、ユーザーが
前記ゴルフボール(B)を所定の時間の間に踏むと、加圧力によって加圧された部分の前記
本体プレート(122)が加圧される。これにより、それぞれの前記第1発光部(123)、
前記第1受光部(124)、前記第2発光部(125)及び前記第2受光部(126)で発生する光が、
前記本体プレート(122)が加圧される位置の前記第1貫通ホール(122a)と
前記第2貫通ホール(122b)を通過し、前記ディボット検出センサアレイ部(120)が感知して、
前記制御部(130)に伝達することにより、前記ゴルフボール(B)の位置を知らせてくれること
ができる。
【0085】
一方、それぞれの前記第1、第2受光センサー(124a、126a)の信号から、衝撃有無、
衝撃強度、衝撃維持時間などの差を判別することができる。
【0086】
まず、
図28の(c)に示すように、衝撃がない普段にはそれぞれの
前記第1,2発光センサー(123a、125a)の光がほとんど大部分それぞれの
前記第1,2受光センサー(124a、126a)に到達し、センサ出力値が大きい値で
一定に維持される。
【0087】
一方、短い瞬間の衝撃が、前記本体プレート(122)の上段に加わると、
図28の(a)に
示すように、センサ出力値は、正常状態より低い値をしばらく示し、再び元の状態に復元される。
【0088】
また、衝撃の強さが大きいほど、
図29の(d)のように下方ピークの深さがもっと深くなる。
【0089】
一方、前記打撃マット(110)を踏んでいることのように、長い時間持続される衝撃の
場合は、
図28の(b)に示すように、センサー出力値が低い値で一定に維持される。
【0090】
また、衝撃の持続時間が短いほど、
図30の(g)のように、正常状態より低い値が
持続される時間が短くなる。メモリに貯蔵された複数個の受信センサーの波形で下方
ピークの発生可否及び衝撃持続時間を計算すると、スイングによる打撃の場合に
限って、それぞれの前記第1,2貫通ホール(122a、122b)の周辺に印加される衝撃量を
計算してディボット情報をディスプレイする。計算された衝撃量は、例えば0~100まで
段階値を持つので、LEDディスプレイする場合に段階値に該当する明るさで
ディボット量を表示することができる。たとえば、衝撃量50が中間の明るさであれば、
80ならこれより60%明るくし、10であれば、これの20%に明るさを下げてLEDに表示する。
これにより、二進化されてディボット量を表示することより、ディボット中心は明るく周辺は
あまり明るくないように表現されるので、もうちょっと現実的なディボット表示ができる。
つまり、LEDの明るさが明るいほど衝撃量が大きくて、ディボット深さが深いということを
意味する。
【0091】
図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。