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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-19
(45)【発行日】2022-05-27
(54)【発明の名称】アクション可能なウィジェットカード
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220520BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20220520BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20220520BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
G06Q50/00 300
G06F3/0484 120
【請求項の数】 26
(21)【出願番号】P 2019533562
(86)(22)【出願日】2017-12-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-05-21
(86)【国際出願番号】 IB2017058303
(87)【国際公開番号】W WO2018116252
(87)【国際公開日】2018-06-28
【審査請求日】2020-12-15
(31)【優先権主張番号】62/437,324
(32)【優先日】2016-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/580,495
(32)【優先日】2017-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515217409
【氏名又は名称】ウィックス.コム リミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シャーウィン ルーヴェン ジェー.
(72)【発明者】
【氏名】コル タル シャロム
(72)【発明者】
【氏名】ゼルナー アディ
(72)【発明者】
【氏名】ビリ ヨナタン
(72)【発明者】
【氏名】バーグ シャハル
(72)【発明者】
【氏名】シャラビ イーサン
(72)【発明者】
【氏名】カーペル ガーイッジュ リアット
(72)【発明者】
【氏名】ベン-アハロン ロニ
【審査官】速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0103563(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0227270(US,A1)
【文献】特開2010-102621(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと、
プロセッサと、
複数のウェブサイトをホストするウェブサイト構築システムと、
前記複数のウェブサイトのうちの1つのウェブサイトのためのパラメータ、カード定義に関する事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミを格納する少なくとも1つのデータベースと、
製品に関連するアクションに関連する、前記複数のウェブサイトのうちの1つのウェブサイトからのトリガを受け取り、前記アクションと、前記製品分類タキソノミと、前記ウェブサイトのためのパラメータ、前記事前定義されたルール、および前記事前定義されたウィジェットカードパラメータのうちの少なくとも1つと、に従って前記製品に関連するアクション可能なウィジェットカードを生成するための少なくとも1つの製カードシステムと、
を含むメッセージシステムであって、
前記アクション可能なウィジェットカードが、前記ウェブサイト構築システムと前記ウェブサイト、前記ウェブサイトと前記ウェブサイトのユーザ、のうちの少なくとも1つの間で、および、前記ウェブサイトの前記ユーザと前記ウェブサイト構築システムの第2のユーザとの間で、前記製品に対して少なくとも電子商取引関連操作を実施し、
前記プロセッサが前記ウェブサイト構築システム、および少なくとも1つの製品カードシステムを起動する、メッセージシステム。
【請求項2】
前記製品がビジネスオブジェクトである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ウィジェットカードが、カードタイプ、ビジュアル表示ウィジェット、および前記製品分類タキソノミによる関連製品分類を有するビジネスオブジェクトのパラメータを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記製品に関連するカードサブタイプ、関連アクション、および他の追加情報の少なくとも1つのパラメータをさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つの製カードシステムが、
ウィジェット、ビジネスオブジェクト階層およびタキソノミ、運用データ、アクション定義、ウィジェットカード定義、ならびに前記事前定義されたルールに関する情報を格納するためのカード情報リポジトリと、
入来テキスト、入来媒体、前記製品に関連する入来ウェブページ、および前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムからの外部製品参照のうちの少なくとも1つを分析し、製品参照を、標準化製品定義および分類とともに構造化製品説明に変換するための製品クラシファイヤと、
前記トリガ、前記カード情報リポジトリ、および前記製品クラシファイヤの出力に基づいて前記ウィジェットカードを作成するためのカードクリエータと、
前記ウィジェットカードの表示フィードを生成し継続的に更新するためのカードフィードディスプレイヤと、
を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記ユーザからの要求に基づいて、前記ウィジェットカードを、前記ウェブサイト構築システムの第2のユーザにまたは前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムに転送するためのカードトランスファーラ、および
前記ユーザからの要求に基づいて前記ウィジェットカードの前記パラメータを変換するためのカードトランスフォーマ、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザに関連する外部センサから前記ユーザの環境、生物測定、生理的、または心理的パラメータを受け取るための外部センサおよび情報レトリーバ、
前記製品を、前記ウェブサイト、前記ウェブサイト構築システム、前記ウェブサイト構築システムに関連するサードパーティアプリケーション、および前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムのうちの少なくとも1つにおいて、同様の分類を有する少なくとも1つの類似した製品と照合するための製品マッチャ、
前記ウェブサイト構築システムの外部のウェブページからの入来外部製品参照を分析し、前記ウィジェットカードのアクションが前記ウェブサイト構築システムに対して外部プログラムを起動することを可能にするための外部システムサポータおよびインテグレータ、
販売のためのカードタイプを前記ユーザに提供するためのカードマーケットプレイス、
および
ユーザインサイト、前記ユーザのウェブサイト挙動、前記ユーザのアクティビティ履歴、および前記ユーザの好みに関する情報を分析および蓄積するためのAIアナライザ、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記ウェブサイト構築システムが、
サイトおよびアプリケーション運用データ、収集されたビジネスインテリジェンス(BI)、前記ウェブサイトに関連するアクティビティ、メッセージ、および連絡を格納するためのランタイムリポジトリと、
テンプレート、コンポーネント定義、サイトおよびアプリケーション定義、ならびに前記ウェブサイトの編集履歴を格納するデザインタイムリポジトリと、
前記ウェブサイト構築システムのベンダおよびサードパーティカード設計者が前記ウィジェットカードを設計および編集することを可能にするためのビジュアルエディタと、
を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記ウィジェットカードのスタイルおよびレイアウトを、前記ウィジェットカードを表示するウェブサイトのスタイルおよびレイアウトのうちの少なくとも1つに適応させるためのビジュアルアダプタ、ならびに
前記ウェブサイトの設計者が、定義言語、修正された既存のビュー、およびビジュアル編集のうちの少なくとも1つに基づいてウィジェットを作成することを可能にするためのウィジェットクリエータ、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記ユーザが、前記ウェブサイトの匿名のユーザ、前記ウェブサイトの通常のユーザ、前記ウェブサイトの加入ユーザ、前記ウェブサイトの非加入ユーザ前記ウェブサイト構築システムの内部ベンダスタッフ、サードパーティアプリケーションベンダ、垂直アプリケーションプロバイダ、前記ウェブサイトの訪問者、前記ウェブサイトの運営者、前記ウェブサイトの所有者、および前記ウェブサイトの設計者のうちの少なくとも1人である、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記トリガが、前記ユーザの直接アクション、前記ユーザからの要求、外部の実世界センサイベント、および時間ベースアクティビティのうちの1つである、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記ウィジェットカードが、前記ウェブサイト構築システムに関連する少なくとも1つのサードパーティアプリケーションを用いてメッセージを伝達する、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記製品が、消費財、サービスセッション、興味のあるトピック、または非消費者環境内の製品である、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
複数のウェブサイトをホストするウェブサイト構築システムに属するウェブサイトのパラメータ、カード定義に関する事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミを格納することと、
製品に関連するアクションに関連する、前記複数のウェブサイトのうちの1つのウェブサイトからのトリガを受け取ることと、
前記アクションと、前記製品分類タキソノミと、前記ウェブサイトのパラメータ、前記事前定義されたルール、および前記事前定義されたウィジェットカードパラメータのうちの少なくとも1つと、に従って前記製品に関連するアクション可能なウィジェットカードを生成することと、
を含む方法であって、
前記ウィジェットカードが、前記ウェブサイト構築システムと前記ウェブサイト、前記ウェブサイトと前記ウェブサイトのユーザ、のうちの少なくとも1つの間で、および、前記ウェブサイトの前記ユーザと前記ウェブサイト構築システムの第2のユーザとの間で、前記製品に対して少なくとも電子商取引関連操作を実施する、方法。
【請求項15】
前記製品がビジネスオブジェクトである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ウィジェットカードが、カードタイプ、ビジュアル表示ウィジェット、および前記製品分類タキソノミによる関連製品分類を有するビジネスオブジェクトのパラメータを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記製品に関連するカードサブタイプ、関連アクション、および他の追加情報の少なくとも1つのパラメータをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記受け取って生成することが
ウィジェット、ビジネスオブジェクト階層およびタキソノミ、運用データ、アクション定義、ウィジェットカード定義、ならびに前記事前定義されたルールに関する情報を格納することと、
入来テキスト、入来媒体、前記製品に関連する入来ウェブページ、および前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムからの外部製品参照のうちの少なくとも1つを分析し、製品参照を、標準化製品定義および分類とともに構造化製品説明に変換することと、
前記トリガと、前記格納と、製品参照を前記分析し変換することの出力とに基づいて前記ウィジェットカードを作成することと、
前記ウィジェットカードの表示フィードを生成し継続的に更新することと、
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記ユーザからの要求に基づいて、前記ウィジェットカードを、前記ウェブサイト構築システムの第2のユーザにまたは前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムに転送すること、および
前記ユーザからの要求に基づいて前記ウィジェットカードの前記パラメータを変換すること、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ユーザに関連する外部センサから前記ユーザの環境、生物測定、生理的、または心理的パラメータを受け取ること、
前記製品を、前記ウェブサイト、前記ウェブサイト構築システム、前記ウェブサイト構築システムに関連するサードパーティアプリケーション、および前記ウェブサイト構築システムの外部のシステムのうちの少なくとも1つにおいて、同様の分類を有する少なくとも1つの類似した製品と照合すること、
前記ウェブサイト構築システムの外部のウェブページからの入来外部製品参照を分析し、前記ウィジェットカードのアクションが前記ウェブサイト構築システムに対して外部プログラムを起動することを可能にすること、
販売のためのカードタイプを前記ユーザに提供すること、ならびに
ユーザインサイト、前記ユーザのウェブサイト挙動、前記ユーザのアクティビティ履歴、および前記ユーザの好みに関する情報を人工知能に基づいて分析および蓄積すること、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
サイトおよびアプリケーション運用データ、収集されたビジネスインテリジェンス(BI)、前記ウェブサイトに関連するアクティビティ、メッセージ、および連絡を格納することと、
テンプレート、コンポーネント定義、サイトおよびアプリケーション定義、ならびに前記ウェブサイトの編集履歴を格納することと、
前記ウェブサイト構築システムのベンダおよびサードパーティカード設計者が前記ウィジェットカードを設計および編集することを可能にすることと、
をさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項22】
前記ウィジェットカードのスタイルおよびレイアウトを、前記ウィジェットカードを表示するウェブサイトのスタイルおよびレイアウトのうちの少なくとも1つに適応させること、ならびに
前記ウェブサイトの設計者が、定義言語、修正された既存のビュー、およびビジュアル編集のうちの少なくとも1つに基づいてウィジェットを作成することを可能にすること、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ユーザが、前記ウェブサイトの匿名のユーザ、前記ウェブサイトの通常のユーザ、前記ウェブサイトの加入ユーザ、前記ウェブサイトの非加入ユーザ前記ウェブサイト構築システムの内部ベンダスタッフ、サードパーティアプリケーションベンダ、垂直アプリケーションプロバイダ、前記ウェブサイトの訪問者、前記ウェブサイトの運営者、前記ウェブサイトの所有者、および前記ウェブサイトの設計者のうちの少なくとも1人である、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記トリガが、前記ユーザの直接アクション、前記ユーザからの要求、外部の実世界センサイベント、および時間ベースアクティビティのうちの1つである、請求項14に記載の方法。
【請求項25】
前記ウィジェットカードが、前記ウェブサイト構築システムに関連する少なくとも1つのサードパーティアプリケーションを用いてメッセージを伝達する、請求項14に記載の方法。
【請求項26】
前記製品が、消費財、サービスセッション、興味のあるトピック、または非消費者環境内の製品である、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、2016年12月21日に出願された米国特許仮出願第62/437,324号明細書および2017年11月2日に出願された米国特許仮出願第62/580,495号明細書からの優先権を主張し、両方が参照により本明細書に組込まれる。
【0002】
本発明は、一般に、ウェブサイト構築システムに関し、特に、ウィジェットカードに関する。
【背景技術】
【0003】
携帯電話SMS(ショートメッセージサービス)、MMS(マルチメディアメッセージサービス)、およびポップアップカードの形態のメッセージ通知を容易にするプッシュ通知などのメッセージ通知システムが、当技術分野で知られている。メッセージ通知は、ウェブサイトの領域においてメインサイトの一部としても知られており、ユーザのワークフローの一部として同期して提供される。例えば、ホテルをオンラインで予約するとき、通知は、ユーザに、2部屋しか残っていない、または特定のオファーまたはディスカウントが終わろうとしていることを知らせることができる。
【0004】
既存の先行技術システムは、典型的な通知がアイコン+タイトル+テキスト+アクションを含むAndroidオペレーティングシステム(Google社から市販されている)を介して受信された通知などのモバイルデバイス通知システムと、サードパーティアプリケーションによって生成されたものを含む特殊なカードをサポートするGoogle Nowパーソナルアシスタントアプリケーション(Google社から市販されている)とを含む。
【0005】
他の先行技術システムは、日付、今度の会議、天気およびアプリケーションメッセージおよび通知、ならびにニュース項目および更新からなるデータフィードを提供するソーシャルネットワーキングシステム(Facebook.incから利用可能なFacebookなどの)を示すためにディスプレイの上部からプルすることができるApple iOS 「Today」ウィジェット(Apple Inc.から市販されている)を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】米国特許出願公開第2015/0089354号明細書
【文献】米国特許出願公開第2013/0219263号明細書
【文献】米国特許出願公開第2016/0350794号明細書
【文献】米国特許出願公開第2017/0032050号明細書
【文献】米国特許出願公開第2016/0371312号明細書
【文献】米国特許出願公開第2016/0124839号明細書
【文献】米国特許出願公開第2014/0282218号明細書
【文献】米国特許第9,747,258号明細書
【0007】
本発明と見なされる主題は、明細書の結論部分において特に指摘され明確に請求される。しかしながら、本発明は、構成と動作方法の両方に関して、本発明の目的、特徴、およびその利点と一緒に、添付の図面とともに読まれるとき以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1B】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1C】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1D】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1E-1】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1E-2】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1F】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1G-1】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1G-2】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1H】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1I】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1J】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1K】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1L】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1M】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1N】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1O】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1P】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1Q】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図1R】本発明により構成され動作する異なるタイプおよびサブタイプのアクション可能なウィジェットカードの概略図である。
図2】本発明により構成され動作するアクション可能なウィジェットカードの作成、使用、および通信のためのシステムの概略図である。
図3】本発明により構成され動作する図2の製品カードシステムの要素の概略図である。
図4A】本発明により構成され動作する典型的なアクション可能なウィジェットカードの構造および要素の概略図である。
図4B】本発明により構成され動作する典型的なアクション可能なウィジェットカードの構造および要素の概略図である。
図5】本発明により構成され動作する図3のカードクリエータの要素の概略図である。
図6】本発明により構成され動作する図2の製品カードシステムのモバイルデバイスシステムとのインタフェースの概略図である。
図7】本発明により構成され動作する図3のカードフィードディスプレイヤの要素の概略図である。
図8A】異なるタイプのソーシャルネットワークの概略図である。
図8B】異なるタイプのソーシャルネットワークの概略図である。
図8C】異なるタイプのソーシャルネットワークの概略図である。
【0009】
説明を簡潔にし、明確にするために、図に示した要素は、必ずしも原寸に比例して描かれていないことを理解されよう。例えば、要素のうちのいくつかの寸法は、明確にするために他の要素に対して誇張されることがある。さらに、適切であると考えられる場合、対応するまたは類似の要素を示すために、図の中で参照番号が繰り返されることがある。
【発明の概要】
【0010】
本発明の好ましい実施形態によればメッセージシステムが提供される。システムは、メモリと、プロセッサと、ウェブサイトをホストするウェブサイト構築システムと、ユーザを有するウェブサイトと、ウェブサイトパラメータ、カード定義に関する事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミを格納する少なくとも1つのデータベースとを含む。システムは、製品に関連するアクションに関連する、ウェブサイトからのトリガを受け取り、アクション、ウェブサイトパラメータ、事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミに基づいて製品に関連するアクション可能なウィジェットカードを生成するための少なくとも1つのカード製品システムをさらに含み、ウィジェットカードは、ウェブサイトの発行者とウェブサイトのユーザとの間で製品に対して少なくとも電子商取引関連操作を実施し、プロセッサは、製品カードシステムを起動する。
【0011】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、製品はビジネスオブジェクトである。
【0012】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、カードタイプ、ビジュアル表示ウィジェット、およびタキソノミによる関連製品分類を有するビジネスオブジェクトのパラメータを含む。
【0013】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、製品に関連するカードサブタイプ、関連アクション、および他の追加情報の少なくとも1つのパラメータをさらに含む。
【0014】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、ウェブサイト構築システムおよびウェブサイトの少なくとも1人のユーザ、ならびにウェブサイト構築システムのユーザおよび別のユーザの少なくとも1つの間で製品に関連するメッセージを伝達する。
【0015】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのカード製品システムは、ウィジェット、ビジネスオブジェクト階層およびタキソノミ、運用データ、アクション定義、ウィジェットカード定義、事前定義されたルールに関する情報を格納するためのカード情報リポジトリと、入来テキスト、入来媒体、製品に関連する入来ウェブページ、およびウェブサイト構築システムの外部のシステムからの外部製品参照のうちの少なくとも1つを分析し、製品参照を、標準化製品定義および分類とともに構造化製品説明に変換するための製品クラシファイヤとを含む。それは、トリガ、カード情報リポジトリ、および製品クラシファイヤの出力に基づいてウィジェットカードを作成するためのカードクリエータと、ウィジェットカードの表示フィードを生成し継続的に更新するためのカードフィードディスプレイヤとをさらに含む。
【0016】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのカード製品システムは、ユーザからの要求に基づいて、ウィジェットカードを、ウェブサイト構築システムの第2のユーザにまたはウェブサイト構築システムの外部のシステムに転送するためのカードトランスファーラ、およびユーザからの要求に基づいてウィジェットカードのパラメータを変換するためのカードトランスフォーマのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0017】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのカード製品システムは、製品を、ウェブサイト、ウェブサイト構築システム、ウェブサイト構築システムに関連するサードパーティアプリケーション、およびウェブサイト構築システムの外部のシステムのうちの少なくとも1つにおいて、同様の分類を有する少なくとも1つの類似した製品と照合するための製品マッチャ、ウェブサイト構築システムの外部のウェブページからの入来外部製品参照を分析し、ウィジェットカードのアクションがウェブサイト構築システムに対して外部プログラムを起動することを可能にするための外部システムサポータおよびインテグレータ、販売のためのカードタイプをユーザに提供するためのカードマーケットプレイス、ならびにユーザインサイト、ユーザのウェブサイト挙動、ユーザのアクティビティ履歴、およびユーザの好みに関する情報を分析および蓄積するためのAIアナライザのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0018】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのカード製品システムは、事前定義されたルールに従って、製品クラシファイヤ、製品マッチャ、外部システムサポータおよびインテグレータ、カードフィードディスプレイヤ、カードトランスファーラ、ならびにカードトランスフォーマを起動するためのルールエンジンと、カード情報リポジトリ、外部センサおよび情報レトリーバ、製品クラシファイヤ、製品マッチャ、外部システムサポータおよびインテグテレータ、カードフィードディスプレイヤ、カードトランスファーラ、カードトランスフォーマ、AIアナライザ、ならびにルールエンジンの間を調整するためのカードコミュニケータとをさらに含む。
【0019】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システムは、サイトおよびアプリケーション運用データ、収集されたビジネスインテリジェンス(BI)、ウェブサイトに関連するアクティビティ、メッセージ、および連絡を格納するためのランタイムリポジトリと、テンプレート、コンポーネント定義、サイトおよびアプリケーション定義、ならびにウェブサイトの編集履歴を格納するデザインタイムリポジトリと、ウェブサイト構築システムのベンダおよびサードパーティカード設計者がウィジェットカードを設計および編集することを可能にするためのビジュアルエディタとを含む。
【0020】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システムは、ウィジェットカードのスタイルおよびレイアウトを、ウィジェットカードを表示するウェブサイトのスタイルおよびレイアウトのうちの少なくとも1つに適応させるためのビジュアルアダプタ、ならびにウェブサイトの設計者が、定義言語、修正された既存のビュー、およびビジュアル編集のうちの少なくとも1つに基づいてウィジェットを作成することを可能にするためのウィジェットクリエータのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0021】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、カードクリエータは、事前定義されたルールに従って製品に関連する製品タイプ、製品サブタイプ、アクション、およびウィジェットのうちの少なくとも1つを検索および受け取るための多数のレシーバ、ユーザによって訪問された第2のウェブサイトおよび外部システムから集められたデザインおよびBI情報とともに、ウェブサイトの運用データおよびビジネスインテリジェンスを照合および分析するためのインサイトアナライザ、製品での無関係の製品タイプおよび製品サブタイプをフィルタ処理するためのタイプフィルタ、製品に関連する無関係のアクションを取り除き、残っているアクションに優先順位を付けるためのアクションプライオリタイザ、製品に関連する無関係のビジネスオブジェクトインスタンスを処理し取り除き、残っているビジネスオブジェクトインスタンスに優先順位を付けるための製品プロセッサ、カードフィーダによる表示のためにウィジェットカードのリストを作成するためのカードプライオリタイザ、ならびにタイプフィルタ、アクションプライオリタイザ、製品プロセッサ、およびカードプライオリタイザに基づいてウィジェットカードを生成するためのカードジェネレータのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0022】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、カードフィードディスプレイヤは、フィードのためにユーザに提示するための多数のウィジェットカードを検索するためのカードレトリーバと、関連性、緊急性、およびユーザ定義基準のうちの少なくとも1つに基づいて多数のウィジェットカードをフィルタ処理するためのカードフィルタラと、関連性、緊急性、およびユーザ定義基準のうちの少なくとも1つに基づくフィルタ処理された多数のウィジェットカードに優先順位を付けるためのカードフィードプライオリタイザと、リアルタイムイベントに基づいてフィード内の多数のウィジェットカードを更新するためのカードアップデータと、フィードのリソート、フィードのフィルタ処理、カードの非表示および再表示、カードの削除、カードのアーカイビング、カードへの注記の追加、ならびにウィジェットカード属性の設定のうちの少なくとも1つを実行するカードフィードマネージャとを含む。
【0023】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、システムはソーシャルネットワークである。
【0024】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザは、ウェブサイトの匿名のユーザ、ウェブサイトの通常のユーザ、ウェブサイトの加入ユーザ、ウェブサイトの非加入ユーザ;ウェブサイト構築システム、サードパーティアプリケーションプロバイダ、垂直アプリケーションプロバイダの内部ベンダスタッフ、ウェブサイトの訪問者、ウェブサイトの運営者、ウェブサイトの所有者、およびウェブサイトの設計者のうちの少なくとも1人である。
【0025】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、トリガは、ユーザの直接アクション、ユーザからの要求、外部の実世界センサイベント;ウェブサイトの時間ベースアクティビティおよびビジネスまたはデザイン分析のうちの1つである。
【0026】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、ウェブサイト構築システムに関連する少なくとも1つのサードパーティアプリケーションを用いてメッセージを伝達する。
【0027】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、AIアナライザは、情報に応じて製品分類タキソノミを更新する。
【0028】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、製品は、消費財、サービスセッション、興味のあるトピック、または非消費者環境内の製品である。
【0029】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ビジネスオブジェクトは、一般的なオブジェクトクラスおよび特定のオブジェクトインスタンスのうちの少なくとも1つである。
【0030】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、製品クラシファイヤは、AIアナライザ、継承分類、ウェブサイトのサイト構造、製品の表示されたウェブページ、およびウェブサイト編集履歴のうちの少なくとも1つに従って分類する。
【0031】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、製品マッチャは、製品クラシファイヤの分類、ウィジェットカードのシステム属性、製品のための表示されたウェブページの分析、ウェブサイト使用履歴、および以前の問合せおよび照合のAIアナライザからの分析の結果に従って照合する。
【0032】
本発明の好ましい実施形態によれば方法が提供される。この方法は、ウェブサイトをホストするウェブサイト構築システムに属するウェブサイトのウェブサイトパラメータ、ユーザを有するウェブサイト、カード定義に関する事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミを格納することと、製品に関連するアクションに関連する、ウェブサイトからのトリガを受け取り、アクション、ウェブサイトパラメータ、事前定義されたルール、事前定義されたウィジェットカードパラメータ、および製品分類タキソノミに基づいて製品に関連するアクション可能なウィジェットカードを生成することとを含み、ウィジェットカードは、ウェブサイトの発行者とウェブサイトのユーザとの間で製品に対して少なくとも電子商取引関連操作を実施する。
【0033】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、製品はビジネスオブジェクトである。
【0034】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、カードタイプ、ビジュアル表示ウィジェット、およびタキソノミによる関連製品分類を有するビジネスオブジェクトのパラメータを含む。
【0035】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、製品に関連するカードサブタイプ、関連アクション、および他の追加情報の少なくとも1つのパラメータをさらに含む。
【0036】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、ウェブサイト構築システムおよびウェブサイトの少なくとも1人のユーザ、ならびにウェブサイト構築システムのユーザおよび別のユーザの少なくとも1つの間で製品に関連するメッセージを伝達する。
【0037】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、受け取って生成することがウィジェット、ビジネスオブジェクト階層およびタキソノミ、運用データ、アクション定義、ウィジェットカード定義、ならびに事前定義されたルールに関する情報を格納することと、入来テキスト、入来媒体、製品に関連する入来ウェブページ、およびウェブサイト構築システムの外部のシステムからの外部製品参照のうちの少なくとも1つを分析し、トリガと、カード情報リポジトリと、製品参照を分析し、製品参照を、標準化製品定義および分類とともに構造化製品説明に変換することの出力とに基づいてウィジェットカードを作成することと、ウィジェットカードの表示フィードを生成し継続的に更新することとを含む。
【0038】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、受け取って生成することは、ユーザからの要求に基づいて、ウィジェットカードを、ウェブサイト構築システムの第2のユーザにまたはウェブサイト構築システムの外部のシステムに転送することと、ユーザからの要求に基づいてウィジェットカードのパラメータを変換することとをさらに含む。
【0039】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、受け取って生成することは、ユーザに関連する外部センサからユーザの環境、生物測定、生理的、または心理的パラメータを受け取ること、製品を、ウェブサイト、ウェブサイト構築システム、ウェブサイト構築システムに関連するサードパーティアプリケーション、およびウェブサイト構築システムの外部のシステムのうちの少なくとも1つにおいて、同様の分類を有する少なくとも1つの類似した製品と照合すること、ウェブサイト構築システムの外部のウェブページからの入来外部製品参照を分析し、ウィジェットカードのアクションがウェブサイト構築システムに対して外部プログラムを起動することを可能にすること、販売のためのカードタイプをユーザに提供すること、ならびにユーザインサイト、ユーザのウェブサイト挙動、ユーザのアクティビティ履歴、およびユーザの好みに関する情報を人工知能に基づいて分析および蓄積することのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0040】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、受け取って生成することは、製品参照を分析し変換すること、照合すること、入来外部製品参照を分析すること、転送すること、および事前定義されたルールに従って変換することを起動することと、情報を格納すること、ユーザの環境、生物測定、生理的、または心理的パラメータを受け取ること、製品参照を分析し変換すること、照合すること、入来外部製品参照を分析すること、転送すること、変換すること、生成し継続的に更新すること、情報を人工知能に基づいて分析し蓄積すること、および起動することの間で調整することとをさらに含む。
【0041】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、この方法は、サイトおよびアプリケーション運用データ、収集されたビジネスインテリジェンス(BI)、ウェブサイトに関連するアクティビティ、メッセージ、および連絡を格納することと、テンプレート、コンポーネント定義、サイトおよびアプリケーション定義、ならびにウェブサイトの編集履歴を格納することと、ウェブサイト構築システムのベンダおよびサードパーティカード設計者がウィジェットカードを設計および編集することを可能にすることとをさらに含む。
【0042】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、この方法は、ウィジェットカードのスタイルおよびレイアウトを、ウィジェットカードを表示するウェブサイトのスタイルおよびレイアウトのうちの少なくとも1つに適応させることと、ウェブサイトの設計者が、定義言語、修正された既存のビュー、およびビジュアル編集のうちの少なくとも1つに基づいてウィジェットを作成することを可能にすることとをさらに含む。
【0043】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードを作成することは、事前定義されたルールに従って製品に関連する製品タイプ、製品サブタイプ、アクション、およびウィジェットのうちの少なくとも1つを検索および受け取ることと、ユーザによって訪問された第2のウェブサイトおよび外部システムから集められたデザインおよびBI情報とともに、ウェブサイトの運用データおよびビジネスインテリジェンスを照合および分析することと、製品での無関係の製品タイプおよび製品サブタイプをフィルタ処理することと、製品に関連する無関係のアクションを取り除き、残っているアクションに優先順位を付けることと、製品に関連する無関係のビジネスオブジェクトインスタンスを処理し取り除き、残っているビジネスオブジェクトインスタンスに優先順位を付けることと、表示のためにウィジェットカードのリストを作成することと、フィルタ処理すること、無関係のアクションを取り除き、残っているアクションに優先順位を付けること、無関係のビジネスオブジェクトインスタンスを処理し取り除くこと、残っているビジネスオブジェクトインスタンスに優先順位を付けること、および表示のためにウィジェットカードのリストを作成することに基づいてウィジェットカードを生成することとを含む。
【0044】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、表示フィードを生成し継続的に更新することが、フィードのためにユーザに提示するための多数のウィジェットカードを検索することと、関連性、緊急性、およびユーザ定義基準のうちの少なくとも1つに基づいて多数のウィジェットカードをフィルタ処理することと、関連性、緊急性、およびユーザ定義基準のうちの少なくとも1つに基づいて、フィルタ処理された多数のウィジェットカードに優先順位を付けることと、リアルタイムイベントに基づいてフィード内の多数のウィジェットカードを更新することと、フィードのリソート、フィードのフィルタ処理、カードの非表示および再表示、カードの削除、カードのアーカイビング、カードへの注記の追加、およびウィジェットカードのための属性の設定のうちの少なくとも1つを実行することとを含む。
【0045】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザは、ウェブサイトの匿名のユーザ、ウェブサイトの通常のユーザ、ウェブサイトの加入ユーザ、ウェブサイトの非加入ユーザ;ウェブサイト構築システム、サードパーティアプリケーションプロバイダ、垂直アプリケーションプロバイダの内部ベンダスタッフ、ウェブサイトの訪問者、ウェブサイトの運営者、ウェブサイトの所有者、およびウェブサイトの設計者のうちの少なくとも1人である。
【0046】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、トリガは、ユーザの直接アクション、ユーザからの要求、外部の実世界センサイベント;ウェブサイトの時間ベースアクティビティおよびビジネスまたはデザイン分析のうちの1つである。
【0047】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ウィジェットカードは、ウェブサイト構築システムに関連する少なくとも1つのサードパーティアプリケーションを用いてメッセージを伝達する。
【0048】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、情報を人工知能に基づいて分析し蓄積することは、情報に応じて製品分類タキソノミをさらに更新する。
【0049】
追加として、本発明の好ましい実施形態によれば、製品は、消費財、サービスセッション、興味のあるトピック、または非消費者環境内の製品である。
【0050】
その上、本発明の好ましい実施形態によれば、ビジネスオブジェクトは、一般的なオブジェクトクラスおよび特定のオブジェクトインスタンスのうちの少なくとも1つである。
【0051】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、製品参照を分析し製品参照を構造化製品説明に変換することは、人工知能、継承分類、ウェブサイトのサイト構造、製品の表示されたウェブページ、およびウェブサイトの編集履歴に基づいて分析し蓄積することのうちの少なくとも1つに従って分類することを含む。
【0052】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、照合は、製品クラシファイヤの分類、ウィジェットカードのシステム属性、製品のための表示されたウェブページの分析、ウェブサイト使用履歴、および以前の問合せおよび照合の情報の人工知能に基づく分析および蓄積からの分析の結果によっている。
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下の詳細な説明には、本発明を完全に理解できるように多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細なしに実施できることを当業者なら理解されよう。他の例では、よく知られている方法、手順、および構成要素は、本発明を曖昧にしないために詳細には説明されていない。
【0054】
先行技術の通知システムは、通信を可能にする一方で、通知を作成した所与のアプリケーション(特定のウェブサイトなど)に明確に接続されるが、必ずしも製品またはトピック指向ではないことを出願人は認識した。加入者にフィード/アクションを提供するFacebookなどのソーシャルネットワークは、それが提供しているフィード/アクションの実際の主題に気付いていないことを出願人はさらに認識した。さらに、上記のホテル予約の例で論じたように、カードは、メインサイトからの通知の一部としてリアルタイムでのみ同期して提供される。
【0055】
先行技術のシステムは、ウェブサイト構築システムに属するウェブサイトのユーザまたは訪問者(消費者、訪問者などのような)を多数の発行者またはプロデューサによって提供されるフィードおよびアクション(ウェブサイト、eショップ、ブログなどのような)にメッセージカードを介してリンクさせることができるシステム、すなわち、製品中心カード(多分、基礎をなす製品定義または製品インスタンス参照を含む)を介して通信し、ユーザフィードで提示される製品の意味階層を理解するシステムで改善することができる。カードは、メインサイトのワークフローとは別個に非同期で(すなわち、ユーザが特定のサイトで作業しているときでなく)生成されてもよい。
【0056】
システムは、さらに、eショップなどの主システムを構築するために使用されているウェブサイト構築システムと統合することができる(本明細書において以下でより詳細に説明するように)、または、システムは、スタンドアロンビジュアルデザインシステム、ウェブサイト構築システムの外部システム、もしくはウェブサイト構築システムおよびモバイルアプリケーションデバイスの関連サードパーティアプリケーションと統合することができる。
【0057】
下記の議論のために、製品という用語は、消費財(衣料品またはレストラン注文など)、サービスセッション(ホテルルームオーダーもしくはマッサージセッションなど)、興味のあるトピック(ハンドグライディングもしくは切手収集など)、または非消費者環境の製品(支払わなくてもよいコース、集会、もしくはイベントなど)に適用できることが理解されよう。
【0058】
システムは、さらに、これらのカードをユーザ間で転送し、その結果、必要に応じてこれらのカードを変換することができてもよい。システムは、複数の表示可能なウィジェット(またはビュー)および関連アクションでこれらのカードを使用することができてもよい。関連アクションは、さらに、カード自体に作用する(例えば、カード作成またはカード変更のためのトリガとして働く)ことができる。これは、カードへの表示ウィジットの自動または動的割当てのための高度な技法を含むことができる。そのようなシステムの基礎をなすメッセージカードは、この先、アクション可能なウィジェットカードとして知られているものとする。
【0059】
このシステムの一例は、1つまたは複数のオンラインウェブサイト構築システムでホストされる1組の電子商取引関連の主アプリケーション、すなわち、1組のeストアである。製品カードシステム(インタフェースアプリケーションまたはインタフェースシステムとしても知られている)は、サイト所有者およびサイト訪問者などのユーザが、電子商取引関連アクションおよび操作(製品購入または配達など)を実施する上記のアクション可能なカードを通信および交換できるようにする。そのようなカードは、本明細書において以下でより詳細に説明するように、基礎をなすビシネスオブジェクト(または製品/商品)と、ビジュアルウィジェット(またはビュー)と、関連アクションとを含むことができる。以下の議論は製品カードシステムを参照するが、このシステムは、製品にだけでなくビジネスオブジェクト全般に適用可能である。
【0060】
製品カードシステムは、様々なユーザ(サイト設計者、サイト所有者、およびサイト訪問者を含むことができる)が、カードに含まれるアクション(提供される製品の注文など)を実行することを可能にすることができる。製品カードシステムは、さらに、カード自体に具体的に関連づけられるのではなく、一部のまたはすべてのカードにシステムによって提供されるカードに対するシステム操作およびシステムレベルアクションをサポートすることができる。そのようなシステム操作は、例えば、本明細書において以下でより詳細に説明するように、カードの転送、変換、または照合を含むことができる。
【0061】
次に、様々なシナリオに対するそのようなカードの例を示し、本明細書において以下でより詳細に説明する図1Aから図1Rを参照する。
【0062】
次に、本発明の一実施形態に係るアクション可能なウィジェットカードの作成、使用、および通信のための例示的なシステム100を示す図2を参照する。システム100は、製品カードシステム10と、ウェブサイト構築システム20と、スタンドアロンビジュアルアプリケーション30(ウェブサイト、eショップ、およびブログなど)と、外部システム40と、サードパーティアプリケーション50とを含む。すべては、少なくとも1つのアクション可能なウィジェットカード70を介して互いにおよびユーザ60と通信することができる。ユーザ60は、デスクトップ訪問者、モバイルサイトおよびアプリケーションユーザ、サイト所有者もしくは運営者、またはサイト設計者(ウェブサイト構築システムと直接対話する)を含むことができる。ユーザ60は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、センサ80にも関連することができる。
【0063】
システム100は、サーバに実装されたウェブベースアーキテクチャ、またはクラウドベースプラットフォームを使用することができ、それらのいずれも、通信媒体90(インターネットまたはローカルネットワークなど)を介してアクセス可能とすることができることが理解されよう。製品カードシステム10、ウェブサイト構築システム20、スタンドアロンビジュアルアプリケーション30(ウェブサイト、eショップ、およびブログなど)、外部システム40、およびサードパーティアプリケーション50はすべてクライアント側要素85もまた有することができ、クライアント側要素85の機能は、サーバとクライアント要素との間で分割されることがさらに理解されよう。さらに、サードパーティアプリケーション50は、ウェブサイト構築システム20上および別個のホスティングサーバ上、ならびにユーザマシンおよびモバイルデバイス上で動作するサーバ要素を有することができる。さらに、システム100は、その機能の一部またはすべてをクライアント側で実施するために、一般にアプリストアからダウンロードされたモバイルのアプリを使用することができる。
【0064】
システム100は、一般に、電子商取引関連サードパーティアプリケーション50およびコンポーネントを実装するビジュアルアプリケーションに関連することが理解されよう。イベントは、電子商取引関連イベント(製品の購入など)と、その他(電子メール、登録フォームの記入など)とを含むことができる。代替実施形態(「サイトレス」構成として知られる)では、製品カードシステム10は、バックエンドのみの非対話型外部システム40により機能することができ、それにより、ユーザは、単に製品カードシステム10によって「主システム」にアクセスすることが可能になる。
【0065】
ウェブサイト構築システム20は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、ウェブサイト構築システム20の領域内に作成されたビジュアルアプリケーション21、テンプレート、コンポーネント定義、サイト/アプリ定義、および編集履歴などのビジュアルアプリケーション21に関する情報を保持するためのデザインタイムリポジトリ22、サイト/アプリケーション運用データ、収集されたビジネスインテリジェンス(BI)、アクティビティ/メッセージおよび連絡を含むランタイムリポジトリ23ストアなどをさらに含むことができる。ウェブサイト構築システム20は、ウィジェットクリエータ24と、ビジュアルアダプタ25と、ビジュアルエディタ26とをさらに含むことができる。これらの要素の機能は、本明細書において以下でより詳細に説明される。
【0066】
サードパーティアプリケーション50は、単純でも複雑でもよく、ウェブサイト構築システム20によって作成されたサイトおよびアプリケーションに埋め込まれてもよいことが理解されよう。サードパーティアプリケーション50は、実際のサードパーティプロバイダによって、またはウェブサイト構築システム20ベンダ自体によって提供され得る。
【0067】
サードパーティアプリケーション50は、2015年3月26日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「サードパーティアプリケーションアクティビティデータ収集のためのシステムおよび方法(System and Method for Third Party Application Activity Data Collection)」と題する特許文献1において論じられているように、標準化された構造化メッセージ(アクティビティ)を使用して情報を(適切なウェブサイトと、および互いに)交換することができることも理解されよう。
【0068】
製品カードシステム10は、上記のアクション可能なメッセージまたはカード70の作成、通信、および交換を容易にすることができる。次に、製品カードシステム10の要素を示す図3を参照する。
【0069】
製品カードシステム10は、カード情報リポジトリ11、カードマーケットプレイス101、カードクリエータ102、カードコミュニケータ103、製品マッチャ104、外部システムサポータ/インテグレータ105、カードトランスフォーマ106、フィードディスプレイヤ107、カードトランスファーラ108、製品クラシファイヤ109、ルールエンジン110、AI(人工知能)アナライザ111、ならびに外部センサおよび情報レシーバ112を含むことができる。これらの要素の機能は、本明細書において以下でより詳細に説明される。
【0070】
カード情報リポジトリ11は、本明細書において以下でより詳細に論じるように、カード70の定義と実際のカードインスタンスとを格納することができる。
【0071】
代替実施形態では、システム100は、さらに、ブログおよびブログ作成システム、ならびに電子メールまたは他の通知をユーザに送付するマーケティングおよびプロモーションシステムなどの非電子商取引シナリオなどの他のアプリケーションに適用することができることがさらに理解されよう。システム100は、さらに、多数のサードパーティアプリケーションの統合に基づいて、またはホテルシステム、予約システム(予約またはクラスのための)、レストランシステム、またはビデオ/メディアチャネルシステムなどの垂直市場に役立つシステムを用いて、ワークフロー、フォーム処理を実施する組織サイトに適用することができる。
【0072】
さらなる別の実施形態では、システム100は、さらに、一般にバックエンド機能を提供するサーバに接続されたモバイルデバイスアプリケーションを介して実施されてもよい。これは、ネイティブモバイルアプリケーション、解釈アプリケーション、ハイブリッド(ネイティブとウェブの組合せ)アプリケーションを使用して、または任意の他の技術を使用して行うことができる。
【0073】
システム100は、さらに、特にシステム100と対話するようには構築されていない「外部」アプリケーションプラットフォーム技術(ウェブサイト構築システム、モバイルアプリ、またはそれ以外)で使用することができる。このシナリオにおいて、統合は、そのような外部プラットフォーム技術に追加された専用プラグインまたはインタフェースを使用して、アプリケーションレベル(例えば、Facebookメッセンジャーによって提供されるような)で、またはシステムレベル(例えば、AppleのiOSによって提供されるような)で、達成することができる。
【0074】
代替として、システム100は、多数の関連する(しかし共同ホストされていない)アプリケーション、例えば、同じまたは別個のサーバを使用する多数のモバイルアプリで使用することができる。
【0075】
システム100は、さらに、説明したシステム機能を提供するためにプラグインまたはウェブサービスを使用して接続される多数の無関係なアプリケーション、例えば、多数の別個のウェブサイトまたはモバイルアプリで使用されてもよい。
【0076】
主アプリケーション開発システム(例えば、基礎をなすウェブサイト構築システム)は、「垂直」についての概念、特定の垂直市場(写真家、ウェディングプランナ、パン屋など)のための特定の適応をサポートすることができることが理解されよう。そのような適応は、ウェブサイト構築システム20自体、提供されたテンプレート(サイト/ページなど)、および他のリソースに適用することができる。システム100は、多数のそのような垂直変形にわたる一様な使用をサポートすることができる。
【0077】
製品カードシステム10は、一般に、ウェブサイト構築システム20(サーバまたはクライアント側)に接続された別個のアプリケーション(ウェブサイトまたはモバイルアプリケーション)として実施することができる。ウェブサイト構築システム20および製品カードシステム10は、一般に、共通のまたは関連づけられたバックエンドシステムを共有することができるが、これらの2つのシステム20と10との間の統合はまた、2つの別個のバックエンドシステムの間の通信を介して行われてもよい(製品カードシステム10は1つまたは複数の別個のサーバを使用して実装されている)。
【0078】
別の可能な実施形態は、製品カードシステム10がウェブサイト構築システム20に埋め込まれるかまたはさもなければ統合されるものである。これは、(例えば)機能としてサブシステムとすることができ、または並行してウェブサイト構築システム20とともに動作することができる。
【0079】
システム100は、さらに、両方の手法を組み合わせて、製品カードシステム10の機能を(例えば)ウェブサイトと別個のアプリケーションの両方を通してアクセス可能にすることができる。
【0080】
製品カードシステム10は、ウェブサイト(デスクトップまたはモバイル)、モバイルアプリ、または任意の他のタイプのアプリとして(すなわち、クライアント要素85と統合されているかまたは分離されているクライアント要素を使用して)アクセスすることができる。製品カードシステム10は、さらに、オンデマンドアプリケーションローディングを可能にする技術(GoogleのAndroid Instant Appsなど)を使用して実施することもできる。そのような技術を使用すると、カード70は、製品カードシステム10アプリケーションをプリインストールすることなく、製品カードシステム10の外部で動作する(フィード/カードビューイングおよびカード関連アクション実行を含む)ことが可能になる。
【0081】
システム100は、さらに、本明細書において以下でより詳細に論じるように、製品カードシステム10の1つのバージョンまたは多数のバージョン(例えば、様々なユーザクラスに役立つ)を使用することができる。
【0082】
3つのリポジトリ(カード情報リポジトリ11、デザインタイムリポジトリ22、およびランタイムリポジトリ23)は、いくつかの機構により統合されるかまたは同期されてもよいことが理解されよう。
【0083】
1つ実施形態の下では、製品カードシステム10とウェブサイト構築システム20の両方は、それらの間で共同データリポジトリを使用することができ、そのため、2つのシステムは同じ基礎データ(すなわち、リポジトリ11、22、および23に保持されている)を使用している。このシナリオでは、表示された結果のウィジェットカード70は、ウェブサイト構築システム20によって使用される実際の運用/ビジネスデータを表す。
【0084】
別の実施形態の下では、製品カードシステム10およびウェブサイト構築システム20は別個のリポジトリを使用することができ、リポジトリ11はウェブサイト構築システム20の内部プロセスを反映することができる。製品カードシステム10およびウェブサイト構築システム20は両方ともウェブサイト構築システム20への関連する更新を用いてリポジトリ11を更新するために更新/同期機構を実装することができる。
【0085】
カード情報リポジトリ11は、追加のデータ(カードに関連するアクセス/同期されたウェブサイト構築システム20のデータに加えて)と、特に、ウェブサイト構築システム20のデータを反映しない追加のカード70とを含むことができる。そのようなカードは、(例えば)、システム利用者60間のチャット(または他の)会話を反映するカード70と、追加のコメント、注記、レビューを反映するカード70(例えば、ホテルサイト運営者が「到着時にこのゲストにアップグレードを与えます」カードを投稿し、それは、客がチェックインするときに表示される)とを含むことができる。
【0086】
そのようなデータは、製品カードシステム10で管理されてもよいが、必要に応じてウェブサイト構築システム20で更新されてもよいことが理解されよう。
【0087】
製品カードシステム10と、ウェブサイト構築システム20/スタンドアロンビジュアルアプリケーション30/外部システム40との間の関係は、多対多であり得ることがさらに理解されよう。例えば、単一のウェブサイト構築システム20は、それに接続された多数の製品カードシステム10(例えば、多数のベンダからの)を有することができ、単独の製品カードシステム10は、多数のウェブサイト構築システム20/スタンドアロンビジュアルアプリケーション30/外部システム40におけるアクティビティを反映するカードを含むことができる。これは、本明細書において以下でより詳細に論じるように、同じ単独の製品カードシステム10の多数のバージョンを有することに追加するものである。
【0088】
カード70は、スタンドアロンであり、システム100の外部にあってもよいことも理解されよう。本明細書において以下でより詳細に論じるように、カード70は、自己完結型のカード70を使用していくつかの形態の通信(チャット、電子メール、およびソーシャルネットワークシェアリング)を介して送るかまたは転送することができる。すなわち、転送されたオブジェクトは、カード/ウィジェット機能を実施するのに必要とされる関連データならびにコードを含むことができる。このシナリオでは、カード70は、インターネットに接続されていないターゲットシステムで機能することができる(カード70がそのターゲットシステムで受け取られた後で)。
【0089】
システム100は、サポートシステム(ソースシステムまたは他のもの)と対話するカード70を使用することもできる。このシナリオでは、転送されたオブジェクトは、サービスを提供する基礎をなすシステムを参照することにより、またはカードが動作する外部システムに埋め込まれたプラグイン/サードパーティアプリケーションを使用することにより機能することができる。
【0090】
カードの転送は、さらに、同じエコシステム(環境)内にまたは異なるエコシステム内にあってもよい。
【0091】
以下の議論は、製品カードシステム10およびウェブサイト構築システム20に焦点を当てるが、他の可能な構成にもまた適用可能である(関連する変更を用いて)。
【0092】
本明細書において上述で論じたように、システム100は、多数のユーザ60のカテゴリをサポートすることができる。主なカテゴリは、サイト所有者(一般に、サイトに電子商取引ショップを所有し経営する)と、サイト訪問者(サイトと対話する)とである。システム100は、サイト設計者(サイト所有者と別であってもよい)、特定の(限定された)eショップ運営者(eショップ全体またはeショップの特定の部門に対して特定の運用特権を有している、例えば、書籍の部門のみを扱うことができる)、およびサイトサポート要員(eショップのサポート問題のみを扱うことができる)などの追加のカテゴリをサポートすることができる。
【0093】
他のカテゴリのユーザ60は、普通およびVIPの訪問者、登録/未登録/匿名の訪問者、または特定のトピックの更新後のもののような特定のサービスに申込みをした訪問者などの多数のクラスのサイト訪問者を含むことができる。
【0094】
システム100は、ユーザ60のカテゴリ(例えば、サイト所有者およびサイト訪問者)ごとに別個のインタフェース(および製品カードシステム10のバージョンまたはインスタンス)を提供してもよく、またはユーザ60のカテゴリの一部またはすべてに対して単一のインタフェース/UIまたはアプリを提供してもよい。システム100のいくつかの実施形態は、他のユーザカテゴリにではなく単に特定のユーザ60カテゴリに製品カードシステム10(例えば、特定のウェブサイトまたはウェブサイトコレクションのためのブランドバージョンを含む)を提供することができる。
【0095】
ユーザ60は多数のカテゴリに属することができ、したがって、所有者/訪問者グラフは標準の2部グラフではないことが理解されよう。例えば、ウェブサイト構築システム20は、特定の商店主が、自身のeストアのサイト所有者であるが、商店主のeストアで販売される商品を提供する多数の卸売サイトの顧客(およびサイト訪問者)である機構を提供することができる。別の例では、設計者は、多数のサイト(設計者のクライアントによって運営される)の「サイト設計者ユーザ」として、およびデザインスタジオウェブサイトのサイト所有者として分類することができる。
【0096】
両方のタイプのユーザ60のために単独の製品カードシステム10を(一般に)使用するのは、(例えば)商店主が単一の統合されたフィードおよび通知システムをクライアントとサプライヤの両方から生じる更新に使用できるようにするので重要である。
【0097】
本明細書において上述で論じたように、アクション可能なウィジェットカード70は、ウェブサイト構築システム20およびそのホストされたウェブサイトによって実行されたアクティビティ(特許文献1に記載されている標準化メッセージなど)にビジュアルインタフェースを提供する。カード70は、一般に、特定の製品またはビジネスオブジェクトに関連するイベントまたはアクション、例えば「この黄色いTシャツ(製品ID XYZ)を購入したい」を記述する。各カードは、3つの主要な要素を含むことができる(まったく現れないこともあり、または複数回現れることもある)。3つの主要な要素は、次に参照する図4Aに示されるように、基礎をなすビジネスオブジェクト、1つまたは複数のオブジェクトに関連する関連アクションおよび動作、ならびにビジュアル表示ウィジェットであり得る。図4Aは、典型的なアクション可能なウィジェットカード70と、関連するカード情報リポジトリ11のデータとを示す(本明細書において以下でより詳細に説明するように)。
【0098】
カード70は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、タイプ、サブタイプ、ビジュアル表示、関連するビジネスオブジェクト、関連アクション、および他の追加情報に関する情報をさらに含むことができる。
【0099】
カード70は部分的であってもよい、すなわち、すべての上記の要素を含むとは限らなくてもよいことが理解されよう。カード70は、製品カード(すなわち、製品/ビジネスオブジェクト情報を含む)または非製品カード70と考えることができる。タイプ、ウィジェット(ビュー)、またはビジネスオブジェクトのない非製品カードの一例は、システムアップグレードに関するシステムメッセージであり得る。
【0100】
基礎をなすビジネスオブジェクトの一例は、次に参照する図4Bに示されるように、上記の黄色のTシャツであることが理解されよう。いくつかのカードタイプおよびサブタイプ(チャットカードなど)には、本明細書において以下でより詳細に論じるように、基礎をなすビジネスオブジェクトがないことが理解されるであろう。したがって、図4Bの例では、タイプは「製品」であり、サブタイプは「購入の申込み」であり、ビジュアルウィジェットは「eショップ表示」であり、ビジネスオブジェクトは「黄色のTシャツ(製品ID XYZ)」であり、関連アクションは「購入する」/「いつ入手できるか尋ねる」であり、追加の情報は「サイズ:大」である。
【0101】
カード70は、事前に定義されリポジトリ11に格納されている関連アクションを有することができることも理解されよう。
【0102】
製品カードシステム10は、本明細書において以下でより詳細に論じるように、事前に関連づけられたビジュアルウィジェットを有していないカード70内の基礎をなすビジネスオブジェクトにウィジェット/ビューを動的に一致させることができることがさらに理解されよう。カード70は、多数のプラットフォームまたは多数の表示構成(例えば、スクリーンサイズ)で提示するために、多数の関連表示可能ウィジェットおよび多数のレイアウト/多数のウィジェットを有することができる。
【0103】
カード70は、本明細書において以下でさらに説明するように、追加の属性およびパラメータをさらに含むことができる。
【0104】
カード70は、多数のシステム100の要素によって使用される「共通通貨」であり、一般に、eショップ商品情報を伝達することが理解されよう。しかしながら、カード70はeショップ商品とは異なる。eショップ商品は、カードではないが、それに特定の操作が実行されるとカード70を生成する(例えば、「この商品を送る」、「この商品を購入する」、「この商品は在庫があるかどうかを問う」)。
【0105】
例えば、本明細書で上述したように製品カードシステム10がウェブサイト構築システム20と統合されている場合、カード70はウェブサイト構築システム20に現れ得る。
【0106】
カード70はさらに対話型とすることができる、すなわち、ミニアプリケーションとして機能することができることも理解されよう。例えば、レストランが支払いカードを送り、食事の客がカードのチップ額を変更する。
【0107】
本明細書において上述で論じた(および図4Aに示した)ように、カード70の定義および実際のカードインスタンスは、1つまたは複数のカード情報リポジトリ11に格納される。カード情報リポジトリ11は、ウィジェット定義、ビジネスオブジェクト階層、およびタキソノミを格納するためのウィジェット/ビューリポジトリ11aと、ビジネスオブジェクト定義を格納するためのリポジトリ11bと、運用データリポジトリ11cと、アクション定義リポジトリ11dと、カード定義リポジトリ11eと、カードルールリポジトリ11fとをさらに含むことができる。これらのリポジトリ11はウェブサイト構築システム20と統合されてもよく、または本明細書で上述したように必要に応じて個別であってもよい。これらのリポジトリの使用は、本明細書において以下でより詳細に論じる。
【0108】
システム100は、次に、戻って参照する図1Aから図1Rに含まれる例示のカードに示されるように、多数のカード70のタイプと、タイプごとの多数の可能なカードサブタイプとをサポートすることができることが理解されよう。システム100は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、追加のカードタイプおよびサブタイプをサポートすることができる。
【0109】
製品カード(黄色のTシャツの例など)と、一般カード(例えば、「写真をアップロードしてください」)と、サイト所有者からのキャンペーンアナウンスなどのマーケティングカードとを含むカード70を多数の目的のために使用することができることも理解されよう。そのようなカード70は、レジストレーションオプションもしくはフォーム、またはウェブサイト構築システム20の特定のエントリポイント(もしくはランディングページ)へのポインタをさらに含むことができる。そのようなカード70は、(例えば)バナー広告を介して表示することができる。
【0110】
カード70の他の用途は、通知(「在庫切れ」など)、チャットメッセージカード、および特定の製品が最近顧客による興味を喚起しているが、購入変換レートが低く、製品のディスカウントをするように所有者に勧めることを示すカード70などのビジネスインサイトカードである。
【0111】
次に、サイト(ウェブサイト構築システム20またはスタンドアロンサイト30によって作成された)の分析とその使用とに基づいて、カード70によって表される多数のサイト関連通知を示す図1Aから図1Rに戻って参照する。
【0112】
図1Aは、一般的なサイト情報およびビジネス分析を表示するカード70を示す。
【0113】
図1Bは、現在のサイトアクティビティに関連するライブシステム情報を表示するカード70を示す。
【0114】
図1Cは、スケジューリングおよびアジェンダ情報(セッションまたは予約要素を含むサイトのためなどの)を表示するカード70を示す。そのようなカード70は、さらに、ユーザ60(サイト所有者および訪問者)にとって有用であり、カレンダ情報および来たる予約またはセッションを表示することができる。
【0115】
図1Dは、マーケティングキャンペーン(例えば、システム/ウェブサイト構築システムベンダによって開始されたもの)を表示するカード70を示す。
【0116】
図1Eは、サイト所有者または運営者によって実行されるべき運用アクティビティを表示するカード70を示す。
【0117】
図1Fは、クリスマスセールの追加、いくつかの商品の変更、ブログ投稿の作成などのウェブサイトへの変更を実行するための提案を表示するカード70を示す。これらは、さらに、サイトデザイン作業を含むこともある。
【0118】
図1Gは、サイトまたはビジネスに関する定期的な(毎月などの)統計を表示するカード70を示す。
【0119】
図1Hは、画像アップロードアクティビティに関連するカード70を示す。
【0120】
図1Iは、サイトを掲載することまたはそれに関するフィードバックを得ることに関連するカード70を示す。
【0121】
図1Jは、サイトのSEOを改善することおよびサイトの探索エンジンランキングに関する情報を得ることに関連するカード70を示す。
【0122】
図1Kは、サイトのトップクライアントに関する情報を表示するカード70を示す。
【0123】
図1Lは、システムによって提供される追加のアプリケーションおよび機能に関する(および多分それにリンクする)情報を表示するカード70を示す。
【0124】
図1Mは、サイト所有者にインスピレーションを与えるためのアイディアを表示する(例えば、ビデオを介して)カード70を示す。
【0125】
図1Nは、システム開発者へのフィードバックを要求するカード70を示す。
【0126】
図1Oは、サイト所有者をサイトエディタにリダイレクトするカード70を示す。
【0127】
図1Pは、注文および在庫補充の提案/要請を処理する側/所有者側カード70を示す。
【0128】
図1Qは、イベント(例えば、ヨガセッション)の修正およびリスケジューリングのためのシステム提案を処理するクライアント側/所有者側カード70を示す。
【0129】
図1Rは、ドメイン特有の問題(ホテルアメニティー、eショップ製品リマインダ/質問、システムブログ投稿注記)を扱うカード70を示す。
【0130】
上述のカード70の一部は、注文カード70(図1P)、予約/セッションカード70(図1C)、またはイベント修正カード70(図1Q)などの多数のビュー/ウィジェット(例えば、サイト所有者のためのものおよびサイト訪問者のためのもの)を含むことができることが理解されよう。一部のカード70は、さらに、システムベンダからサイト訪問者への通信とサイト所有者からサイト訪問者への通信(図1Dのマーケティングキャンペーンカードなど)の両方のために(異なる意味/セマンティックスにより)使用されてもよい。
【0131】
典型的な実施形態では、製品カードシステム10はカードタイプおよびサブタイプを定義することができることが理解されよう。タイプおよびサブタイプは、一般に、標準サードパーティアプリケーションメッセージ(特許文献1に記載されているような)および追加の主システムイベントに対応する。
【0132】
典型的な実施形態では、カード70の機能を提供する基礎をなすロジックおよびビジュアル要素は、製品カードシステム10サーバ上で実行され、および/または製品カードシステム10のクライアントに動的にロードされることが理解されよう。したがって、カードタイプまたはサブタイプが追加されるかまたは修正される場合、製品カードシステム10は、製品カードシステム10の修正バージョンをインストールする必要なしに、新しいまたは修正されたカード70をサポートすることができる(例えば、製品カードシステム10のクライアント側要素がモバイルアプリケーションとして実装されているシナリオでは)。
【0133】
システム100は、サードパーティアプリケーションプロバイダまたは垂直アプリケーションプロバイダが、サードパーティアプリケーションまたは垂直アプリケーションの内部のイベントおよびアクションを表す追加のカードサブタイプ(またはことによるとトップレベルタイプさえも)を作成することを可能にすることができる。そのようなタイプおよびサブタイプは、特定のそのようなプロバイダに固有なものであってもよく、または多数のそのようなプロバイダに役立つように標準化されたものであってもよい。
【0134】
例えば、ビデオ記憶/処理/視聴のための垂直アプリケーションのプロバイダは、記憶されたビデオ量、オフラインビデオトランスコーディングの進行、およびビデオ再生BI(例えば、訪問者の何パーセントが所与のビデオを終わりまで見るか)に関連する専用のカードタイプを定義することができる。
【0135】
そのような垂直のアプリケーションは、ファッションショーのビデオカタログおよびオンライン大学などの様々な目的のために多数のサイト所有者によって使用され得る。
【0136】
システム100は、サイト所有者または設計者が追加のカードサブタイプを(またはことによるとトップレベルタイプさえも)作成することをさらに可能にすることができる。本明細書において以下でより詳細に説明するように、そのようなカードタイプは、しばしば、既存のカードまたはカードテンプレートを継承することにより作成することができる。例えば、システム100は、(例えば、プレミアム機能として)電子商取引のサイト所有者が、訪問者のフィードで目立つブランドカスタム注文カード70を作成することを可能にすることができる。カードタイプおよびサブタイプは、カード定義リポジトリ11eに格納することができる。
【0137】
システム100は、さらに、既存のカードサブタイプを視覚的にカスタマイズする(完全に新しいカードサブタイプを作成するのではなく)ことを可能にすることができる。これは、本明細書において以下でより詳細に論じるように、カードクリエータ102がカードに関連するビューウィジェットを修正することによって行うことができる。新しいサブタイプは、既存のサブタイプからの継承と見なすことができる。
【0138】
システム100は、さらに、追加のサードパーティ(必ずしもウェブサイト構築システム20プラットフォームのサードパーティアプリケーション50のベンダでない)が、標準化されたAPIまたはプラグインの機構を介して追加のカードタイプを作成することを可能にすることができる。これの一例は、ビジネスインテリジェンスを実行し、カード70を介してアクションを提案する追加のサードパーティである。
【0139】
ビジネスオブジェクトは、一般的なオブジェクト/クラス(例えば、所与のサイズのホテルの部屋)、または一般化の様々なレベルでの特定のオブジェクトインスタンス(特定の日の特定のホテルの部屋)であり得ることが理解されよう。ビジネスオブジェクトの例には、電子商取引ショップの唯一の製品と、店舗の実際の製品または望ましい製品の説明(特定の製品に適合しないことがある)と、部屋全般、特定の部屋のカテゴリ(例えば、親切サイズのベッドのミニスイート)、ホテルの特定の部屋、または特定の部屋での特定の夜の滞在であるホテルビジネスの部屋とが含まれる。一般に、ビジネスオブジェクトは、より一般化されたまたは抽象的な形態の製品である。製品は、一般に、完全には指定されていない場合でさえ特定の購入可能な商品またはサービス、例えば、購入されたが、まだ具体的な部屋番号割当てがないホテルの部屋を参照する。ビジネスオブジェクトは、より抽象的であり、ホテルの部屋全般、またはさらにいくつかの可能な製品分類(例えば、製品タキソノミ階層のサブツリーにおける数)を参照することができる。
【0140】
ビジネスオブジェクトは、レストランの料理、レストランのテーブル、音楽アルバム、写真アルバム、セラピストのための単一の治療セッション、特定のフライトの特定のフライトチケット、ブログ投稿、ウェブサイト構築システム20内のページもしくはそのようなページへのリンク、予定されたイベント(FacebookソーシャルネットワークによってまたはiCalendarファイル規格を使用して定義されたイベントなど)、連絡ビジネスカード(vCardファイル規格に類似する)、連絡先からの特定の通信(メッセージのような)、またはデジタル署名されている可能性のある注文もしくはインボイスの文書をさらに含むことができる。
【0141】
システム100は基礎をなすビジネスオブジェクトを理解することができる、すなわち、システム100は製品に関する明確な分類および情報を有することができることが理解されよう。例えば、チャットカード70は、システム100によってまだ理解されないことがあるビジネスオブジェクトの初期の説明または他の表現(例えば、「こんにちは、昨夜公園のショーで見た素晴らしいシャツの添付写真を見てください。黒色のシャツがありますか?」)を含むことができる。しかしながら、製品クラシファイヤ109は、これを、できるだけ早く(例えば、ユーザのテキストおよび/または添付メディアの分析を通して)、または本明細書において以下でより詳細に説明するようにeショップ所有者が特定の応答(実際の製品のIDまたは属性を含むことができる)を提供する場合には後で、構造化製品説明に変換することができる。
【0142】
製品カードシステム10は、同じサイトからでさえ、ビジネスオブジェクトを記述するカード70を一般化の様々なレベルで自由に混合することができる。例えば、製品カードシステム10によって行われる可能な部屋選択肢についての問合せは、特異性の様々なレベルで多数のカード70(例えば、部屋選択肢)を生成することができる。
【0143】
システム100は、さらに、特定の製品、例えば、記入された連絡フォーム、またはテキスト/メディアメッセージを参照しないカードを実装することができる。
【0144】
システム100は、さらに、多数の製品(例えば、ショッピングカートの内容)、ならびに構成情報(多数のトッピング定義を有するピザ注文または特別の選択肢を有するレンタカー注文など)を有する製品を含むカード70をサポートすることができる。
【0145】
単一のカード内のビジネスオブジェクトの数および構成は時間とともに変化することがあることも理解されよう。例えば、システム100は、チャットセッション全体を表す会話型チャットカードを実装することができる。
【0146】
そのようなセッションは、サイト訪問者が所有者にどのTシャツを推奨するかを尋ねることから開始することができる(この時点で0ビジネスオブジェクト)。所有者は、3つの新しいTシャツモデルで応答する(この時点で3つのビジネスオブジェクト)。訪問者は、特定のモデルについて相談し続ける(この時点で1つのビジネスオブジェクト)。
【0147】
そのような変更は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、カード70の変換(チャットカードを注文カードに変換する)と見なすことができる。
【0148】
以下の議論は、ビジネスオブジェクトの例として購入される製品に焦点を当てるが、ビジネスオブジェクトは、本明細書において上述で論じたサービスおよび追加のオブジェクトカテゴリを包含することができる。
【0149】
カード70で参照されるビジネスオブジェクトは、一般に、特定のベンダによる特定の製品(黄色のTシャツの例など)に関連する特定の製品IDを含むことも理解されよう。しかしながら、製品カードシステム10は、カード70を所与の製品から異なるベンダによる他の製品(同一または代替の)に変換することができる。そのような代替の製品は、(例えば)、異なるベンダ、色、サイズ、モデル、または構成を有することができる。
【0150】
システム100は、さらに、1組の属性に基づく製品の一般化された(非ベンダ特有の)説明に基づいてカード70を使用することができる。例えば、シャツは、「サイズ45の男性の鮮黄色の綿の半袖Tシャツ」と記述することができる。
【0151】
システム100は、さらに、標準化された製品定義および製品/ビジネスオブジェクトの分類(例えば、ビジネスオブジェクト分類階層)を使用することができる。この標準化は、異なるeショップサイト間の製品を一致させることを可能にすることができ、さらに、製品カード70を転送可能に(例えば、あるeショップから別のeショップに)および変換可能に(例えば、あるベンダからのシャツを説明するカード70を似ているが異なる製品を記述するパラレルカード70に変換する)することができる。
【0152】
システム100は、国連標準製品およびサービスコード(UNSPSC)またはGS1国際製品分類(GPC)などの標準製品タキソノミを使用することができる。システム100は、さらに、Google製品タキソノミなどの民間商業タキソノミを使用することができる。
【0153】
ユーザ60(サイト所有者とサイト訪問者の両方を含む)は、カード70で多数の操作/アクションを実行することができることが理解されよう。そのような操作は、カードによって参照される製品または他のビジネスオブジェクトに影響を与えることができる。そのような操作は、(例えば)購入および在庫補充(図1Pの例示のカードに示されているような)と、詳細(カードによって提供される製品または他の情報のための)の公開と、製品固有の「いいね(like)」の実行とを含むことができる。これは、システム提供の「いいね」機能であり、ソーシャルネットワーク(Facebookなど)によって提供されるものではない。それは、システム100のために特化され、例えば、製品レビュー機能(例えば、「優れた製品」、「それを試してみて気に入った」、…)を埋め込む多数の「いいね」カテゴリを含むことができる。
【0154】
ユーザ60は、さらに、サイト所有者とサイト訪問者との間の、または他のユーザからのチャットを開始するために(図1Qに示されるように)、操作タスク(図1Eに示されるような)、サイトコンテンツ/デザインタスク(図1Fに示されるような)、およびSEOタスク(図1Jに示されるような)などのカード70のための推奨タスクを実行するためにカード70を使用することができる。
【0155】
ユーザ60は、さらに、異なる場所(すなわち、カードが一般に見られるフィードの外部の)においてカードを共有する、すなわち、埋め込むためにカード70を使用することができる。そのような異なる場所は、システム100の内部にあってもよく(例えば、別のユーザとのシステム100によって管理されたチャット会話にこのカードを埋め込んでもよく)、またはアダプタ(例えば、Facebook上でこのカードを共有する)を介してシステム100の外部にあってもよい。
【0156】
関連アクションは、さらに、ユーザ60のカテゴリに応じて利用可能であり、アクション定義リポジトリ11dから選択することができる。例えば、商品注文カード70は、店舗所有者のフィードと買い手のフィードの両方に現れることができる。しかしながら、これらのユーザ60の各々に利用可能なアクションは異なってもよい(例えば、店舗所有者は、買い手には利用できない「供給」または「代替製品の提案」アクションを有する)。
【0157】
特定のカードタイプが定義されると(例えば、本明細書において以下でより詳細に説明するように、システム100のプロバイダまたはサードパーティアプリケーションのプロバイダによって)、カード70は、カードタイプおよびサブタイプに関連する1組の可能な事前定義されたアクション(テンプレートアクション)を継承することができることが理解されよう。製品カードシステム10は、どのアクションを許可するかを選択することができ、本明細書において以下でより詳細に説明するように、アクションの一部に事前定義されたパラメータを提供することができる。
【0158】
カード70に関連する1つまたは複数のウィジェットがあってもよく、そのウィジェットは様々な状況でカード70のコンテンツを表示するために使用されることが理解されよう。ビジュアルウィジェットがカード70に事前に関連づけられていない場合、製品カードシステム10は、後の段階でウィジェットを関連づけてもよい(または本明細書で詳述するように新しいウィジェットを構築するかもしくは既存のウィジェットを修正してもよい)。
【0159】
システム100は、異なるユーザカテゴリにカード70を表示するとき、(例えば)同じカード70に異なるウィジェットを使用することができることが理解されよう。例えば、サイト所有者は、製品注文を表すカード70の詳細なバージョン(注文履行と現在の製品在庫状況および場所とに関連する追加情報を含む)を見ることができる。同じ注文カード70を見るサイト訪問者は、より限定されたビューが示され得る。さらに、システム100は、基本ビューウィジェットを使用してカード70を提示することができ、ユーザ60が(例えば)「もっと読む」ボタンを使用して同じカード70で高度でより詳細なウィジェットを呼び出すことを可能にする。
【0160】
さらに、カード70を表すために表示されるウィジェットは、同じユーザ60に対してさえ時間とともに変化することがある。例えば、eショップは、注文後および出荷前の一定期間の間に注文をキャンセルすることを可能にすることができる。これは、(例えば)法的要件によるものであるか、またはサイト訪問者へのeショップのサービスの一部として行われる。「注文取消し」ボタンをグレイアウトさせるなどの方式を使用する代わりに、eショップは、2つの「未決注文」カード70フォーマット、すなわち、「注文取消し」ボタン(およびUIの関連部分)を含むものと、含まないものとを使用することを望むことがある。別の例として、所有者が履行する必要がある未決注文を提示するカード70は、注文の遅れの緊急性に関して所有者にアラートを出すために、時間が経過するにつれて色または形状を変えることができる。
【0161】
システム100は、内部システムベンダスタッフ、サードパーティアプリケーションプロバイダ、垂直アプリケーションプロバイダ、およびサイト所有者を含む多数のクラスのユーザ60によるウィジェット定義をサポートすることができる。システム100は、異なるユーザクラスには異なるレベルのデザイン能力および機能を提供することができる。
【0162】
システム100は、さらに、ビジュアルウィジェットを定義することができる(ウィジェットクリエータ24に関連して本明細書において以下でより詳細に論じる)いくつかの方法を、以下のものまたはその組合せを含めて、提供することができる。システム100は、ビジュアル定義言語(HTMLなどの標準のもの、もしくは特殊な言語を使用する)またはビジュアルエディタ26の(多分、縮小した)バージョンを提供することができる。
【0163】
ビジュアルウィジェットは、ウェブサイト構築システム20を統合するサイトページの定義に関連して、または既存のウィジェットの継承および修正に基づいて、定義することができる。
【0164】
ウィジェットの定義は、ウィジェットの表示フィールドとシステムのリポジトリにおける基礎をなす情報との間のバインディングと、ウィジェットが現れる(例えば、転送または変換などをされたときに異なる条件下で現れる多数のビューイングウィジェットをもつカードのために)条件と、動的なレイアウトアンカおよびビュー構成要素間の関係の定義(2013年8月22日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「動的なレイアウトおよび動的なコンテンツを統合するウェブサイトデザインシステム(Web Site Design System Integrating Dynamic Layout and Dynamic Content)」と題する特許文献2に記載されているような)とをさらに含むことができる。
【0165】
定義は、カードに現れ得る追加のインサイト(例えば、ユーザの助言および指示)をさらに含むことができる。
【0166】
本明細書において以下でより詳細に論じるように、システム100は、ユーザがカードのためのウィジェットを事前に定義しなかった場合でさえ、ビュー/ウィジェットをカード情報に一致させるために上述の方法を使用することができる(例えば、動的な照合および適応を使用して)。
【0167】
例えば、注文カード70は、特性および情報の異なる組を有する多数のタイプの製品で使用可能であり得る。したがって、システム100は、サイト所有者が「注文」カード内のウィジェットごとに使用されるべき正確なビューを定義するのを省略できるようにすることができる。その理由は、システム100がそのような「注文」カードに含まれる異なる製品にビューを動的に一致および適応させることができるからである。
【0168】
ウィジェットは同一または共通のサイズを有するように要求されないことが理解されよう。システム100は、いくつかの可能なカードサイズを使用して多数のカード(およびビジュアルウィジェット)をサポートすることができる。
【0169】
システム100は、分析または他の目的のために使用される可能性のあるフロントエンド/バックエンドのミニアプリに関連づけることができる動的カード70をサポートすることができることも理解されよう。
【0170】
そのようなカードは、動的に更新され、本明細書において以下でより詳細に論じるように時間とともに変化するコンテンツを表示することができる。例は以下のものを含むことができる。
【0171】
訪問者名(登録されている場合)、サイト上の特定の訪問されたページ、および滞在時間を含み、連続的に更新される「訪問者がサイトに到着しました」カード(図1Bに示されるような)。
【0172】
数量もしくは総収入、または他のビジネス分析結果の点から最も売れている5つの製品を表示するカード70(図1Gに示されているような)。
【0173】
ユーザアクティビティに関する情報を表示するカード70。例は、「ブログに5つの新しいコメントがあります」(ブログ全体への新しいコメントの場合、これはブログ所有者に送られ得る)、または「ブログ投稿XYZに5つの新しいコメントがあります」(多分ブログ所有者と異なる投稿者に送られ得る)などのカード70を表示するブログシステムを含むことができる。
【0174】
そのようなカード70は、システムビジネス分析、またはサイトトラフィックおよびアクティビティに実行された他の分析の結果を反映することができる。
【0175】
そのようなカード70は、さらに、サードパーティアプリケーションベンダによって提供されてもよく、そのような場合、その上、サードパーティアプリケーションベンダによって提供されるバックエンドアプリケーションに接続してもよい。
【0176】
そのようなカード70を使用すると、多数のカード70の生成(フィードを取り散らかすことになる)を省くことができることが理解されよう。単一のカード70が、最新情報の表示を行ってもよく、重要なイベントが生じた(例えば、最も売れている製品が変わった)とき、フィードの上部にポップしてもよい。
【0177】
システム100(およびカード70)は機能を制御するパラメータを有することができることも理解されよう。そのようなパラメータは、(例えば)ウェブサイトレベルで、またはユーザ60(サイト所有者とサイト訪問者の両方を含む)によってリアルタイムで指定されてもよい。
【0178】
例えば、サイトは、そのビジネス分析のためのパラメータを指定する(例えば、X日ごとにトップセールス分析カードを提供する)ことができる。サイト所有者はこれらのパラメータをオーバーライドすることができ、サイトに属する一部またはすべてのユーザは、特定のカード70に対する、またはシステム100全般に対するパラメータ(例えば、カードフィードフィルタ処理およびソート基準)を指定することができる。
【0179】
これらのシステムパラメータは、さらに、見られている特定のサイトページまたはページ構成要素に依存することができ、すなわち、サイトページまたは構成要素は、製品カードシステム10のためのパラメータを要求または設定することができる。
【0180】
製品カードシステム10がウェブサイト構築システム20と統合される(例えば、サイドウィンドウとして)場合、特定のページは、サイト訪問者がページを見ている間にカード70の表示を要求するかまたはそれに影響することができる。それは、さらに、表示された主要ウェブサイト(例えば、モバイルブラウザで表示された)と、同じモバイルデバイスのモバイルアプリケーションとして実装された製品カードシステム10のインスタンスとの間の一方向または双方向通信により実施することができる。
【0181】
したがって、例えば、ユーザ60が特定のeショップを訪れると、製品カードシステム10は、特定のeショップ、特定の訪問ページ、またはそのページに関連する製品に関連するカード70を強調表示する(例えば、本明細書において以下でより詳細に説明するように、フィルタ処理、優先順位付け、ビジュアル属性の修正により)ことができる。(例えば)訪問者が釣り竿製品のページを見ている場合、製品カードシステム10は、釣り関連またはさもなければ補足的な製品に注意を向けさせるカード(現在、ユーザフィード中の)を強調表示することができる。
【0182】
次に、製品カードシステム10のサブ要素を示す図3に戻って参照する。本明細書において上述で論じたように、製品カードシステム10は、リポジトリ11、カードマーケットプレイス101、カードクリエータ102、カードコミュニケータ103、製品マッチャ104、外部システムサポータ/インテグレータ105、カードトランスフォーマ106、フィードディスプレイヤ107、カードトランスファーラ108、製品クラシファイヤ109、ルールエンジン110、AI(人工知能)アナライザ111、ならびに外部センサおよび情報レシーバ112を含むことができる。
【0183】
カード情報リポジトリ11は、事前定義されたカード定義(リポジトリ11eにおける)、ビジュアルウィジェットおよびビュー定義(リポジトリ11aにおける)、アクションタイプ定義(リポジトリ11dにおける)、一般的なビジネスオブジェクト情報/階層(リポジトリ11bにおける)、生成されたカード(ビジュアルウィジェット、基礎をなすビジネスオブジェクト、関連アクション情報を含む)、カードフィードコンテンツ(リポジトリ11cにおける)、ならびにカードルール定義(リポジトリ11fにおける)を格納することができる。カードルール定義リポジトリ11fは、本明細書において以下でより詳細に論じるように、カード変換ルール、カード適応ルール(既存のカードを外部インタフェースに適応させることを含む)、ビジネスロジックルール、フィルタ処理ルールおよびカード生成ルール(データリポジトリの分析、および特定のカードの生成をもたらす条件の発見を含む)、優先順位付けルール、製品照合履歴、ユーザ問合せ履歴、収集されたビジネスインテリジェンスおよびユーザ/サイト関係データ(例えば、フォロー/友人定義)を格納するデータベースを含むことができる。上記のリポジトリは極めて多様なサイズおよび更新レートを有し得ることが理解されよう。例えば、運用データリポジトリ11cは、他のリポジトリよりも実質的に大きい可能性があるウェブサイト構築システムユーザごとのデータおよびウェブサイト構築システムホストサイト対話ごとのデータを含むことができる。代替実施形態では、ウェブサイト構築システム20および製品カードシステム10は実質的に統合されてもよく、カード情報リポジトリ11のいくつかの要素(上述の11cなど)は、ウェブサイト構築システムリポジトリ22および23の内部にまたは一部として格納されてもよい。
【0184】
カードマーケットプレイス101は、様々なサード/フォースパーティ設計者がカードタイプを販売することを可能にできる内部マーケットプレイス(アプリストア概念に似ている)を提供することができる。
【0185】
ルールエンジン110は、カード関連イベント(例えば、作成、削除、転送、属性変更、関連アクション起動など)を処理することができ、カードルールリポジトリ11fに格納された1組のルールを使用して定義された基礎をなすビジネスロジックに従って様々なシステム操作を実行することができる。
【0186】
例えば、製品カードシステム10は、サイト所有者へのアラートまたは報告を生成することができる。簡単なアラート(ホテルウェブサイトの)が、ホテルウェブサイトの所有者に新しい部屋の予約または新しい到着を通知することができる。複雑なアラートは、部屋の予定したチェックアウトの直後に同じ部屋への予定したチェックインが続いており、したがって、部屋は緊急の清掃または他の取扱いを必要とすることを所有者に通知する。そのようなアラートまたは報告は、本明細書において以下で説明するように、製品カードシステム10への起動フックトリガとして機能することができる。
【0187】
ルールは、一般に、追加のロジック条件(例えば、「金曜日にのみ動作する」)と一緒にイベントまたはイベントの組合せ(例えば、カードが作成または修正されたときに動作する)に基づく起動フックからなることが理解されよう。これらは、カードで参照されるユーザの属性などのカードの間接パラメータに関連するユーザ定義またはユーザ関連基準を含むことができる。これは、例えば、チャットカードで使用されている言語またはeショップ訪問者の出身国の検出に基づいて、顧客質問チャットカードをスペイン語を話す訪問者支援担当者(製品カードシステム10を使用する)にリダイレクトするために使用することができる。
【0188】
ルールは、ルールエディタ(多分、ウェブサイト構築システム20と統合された)またはルール仕様言語を使用して作成することができることが理解されよう。
【0189】
ルールは、カード70を作成するか、カード70を修正するか、またはカード70を削除するように事前定義されてもよい。一例は、チェックインとチェックアウトとが互いに接近している(例えば、X時間未満の間隔の)部屋があるときはいつでもアラートカード70を作成するホテル経営ウェブサイトに適用されるルールである。作成されるカードの基礎をなすビジネスオブジェクトは、関係する特定の部屋である。そのようなカードは、ホテルシフトマネージャフィードと、清掃スタッフによって使用されるフィードとに投稿されることになる。
【0190】
ビジネスロジックルール(システム事象により起動され得る)は、前に定義した変換ルール(カードが変換されるときに起動され、変換プロセスを管理する)とは異なることがさらに理解されよう。しかしながら、ビジネスルールは、変換ルールを実施することもできる(特定のビジネス条件下で変換済みカードを作成するために)。
【0191】
システム100は、さらに、動的に追加されるルールをサポートすることができる。そのルールは、(例えば)、サイト所有者によって、製品カードシステム10またはルール設計者のオンラインバージョン(本明細書において以下で説明するような)を介して追加される。
【0192】
一例は、重要なリピートクライアントによる予約の通知を受け取り、チェックインの際にこのクライアントに特定のアメニティをホテルが提供すべきであることを指示するときに、ホテルサイト所有者によって追加されるルールである。
【0193】
そのようなルールは、前述のチェックインの際に有効にされ、追加されるべきアメニティを詳述する追加のカードを生成することになる。
【0194】
代替のシナリオでは、ホテルサイト所有者は、直接リマインダカード70を作成する(特定のルールを動的に作成するのではなく)ことができる。
【0195】
そのようなルールは、本明細書において以下で説明するように、ビジネス分析カードとともにシステム100によって作成されたものと同様にインサイトの形態をとることができる。そのようなインサイトは、サイト所有者が何らかのアクションをとるための指示またはリマインダであり得る。
【0196】
ルールは、一般に、サイト所有者によって、ウェブサイト構築システム20に統合されたルール定義ツールまたはUI(ルール設計者)を介して定義されることが理解されよう。次いで、ルールは、カードルールリポジトリ11fのサイトごとのセクションの一部として格納される。
【0197】
ルール設計者は、オフラインバージョン(事前定義されたルールの)と、オンラインバージョン(サイト運用の間に動的に追加されるルールの)とを有することができる。
【0198】
以下のものまたはその組合せのうちのいずれかを含む、製品を分類することができる多くの方法があることが理解されよう。ユーザ60は、分類を明確に設定することができる(ビジュアルエディタ26などの関連するユーザインタフェースによって支援される)。
【0199】
製品クラシファイヤ109は、サイトページだけでなく、メッセージカードに記載された製品(テキスト、音声、画像、ビデオ、または他のメディアタイプを介して)などユーザ60から受け取ったものに従って製品を分類することができる。そのような分析は、高度な分析(例えば、AIアナライザ111を使用する)を必要とすることがある。例えば、ユーザ60は、様々なシャツのタイプを着ている5人の人を示す写真を投稿し、サイト所有者に「この写真の長袖のシャツのようなものがありますか」と尋ねることができる。製品クラシファイヤ109は、現在の製品定義を構築するために使用されているテンプレートまたは他の製品定義からの継承分類(修正を伴う)を使用することができる。製品クラシファイヤ109は、例えば、ビジネスオブジェクトタキソノミリポジトリ11bへのIDもしくはポインタ、1組のそのようなポインタもしくはID、または後でリポジトリ11bに適用され得る正式な問合せを生成することができる。製品クラシファイヤ109は、以前の製品問合せおよび分類(および多分AIアナライザ111によって行われた推論)に基づいてリポジトリ11bを徐々に修正し適合させ、リポジトリ11bを時間とともに改善する「ライブリポジトリ」にすることができることに留意されたい。
【0200】
製品クラシファイヤ109は、さらに、サイト構造の分析(例えば、何が靴のセクションまたはシャツのセクションの関連製品であるか)に基づいて分類することができる。そのような製品ページは、仮想ページ、すなわち、製品データベースの内容に基づいて自動的に生成されるページとすることができる。
【0201】
製品クラシファイヤ109は、さらに、表示された(多分、仮想の)製品ページまたはその基礎をなす構成要素の分析(例えば、製品説明のテキスト分析、製品写真の画像分析、および多数の可能な製品分類間で決定するための価格の使用)に基づいて分類することができる。この分析は、車種を論じるチャットカードなどの他のカードの製品参照を分類するために使用されてもよいことも理解されよう。
【0202】
製品クラシファイヤ109は、製品ページの基礎をなすデータ項目の分析に基づいて分類することができる。製品カードシステム10は、製品分類を、追加のまたはより良好な構造化情報を含むことができる基礎をなす商品から直接導き出すことを可能にすることができることが理解されよう。
【0203】
製品クラシファイヤ109は、サイト編集履歴(例えば、商品Xはフランネル男性シャツのグループの一部として追加された)に基づいて分類することができる。そのような履歴は、実際のサイトページ使用量に基づいて、または生成された仮想ページの基礎をなすデータレコードの使用に基づいて集めることができる。それは、さらに、本明細書において以下でより詳細に説明するように、サイト使用履歴(例えば、この製品または類似製品と他の完全には分析された製品との間でなされた以前の手動照合)と、以前の問合せおよび照合を使用したAIアナライザ111による学習(ディープラーニングを含む)とに基づいて分類することができる。
【0204】
製品タキソノミ(階層的タキソノミを含む)で一般的であるように、製品は多数の分類を有することができることが理解されよう。本明細書で上述した分類手法の一部はまた、製品を他の製品(分類情報を含む)と照合することに基づくことができる。そのような技法は、さらに、本明細書において以下でより詳細に説明するように、製品マッチャ104による使用に有用である。
【0205】
カードクリエータ102は、ウェブサイト構築システム20におけるアクティビティおよびイベントを表すためにカード70を作成することができる。例えば、ショップ所有者がeショップで特定の販売またはプロモーションを定義するときはいつでも、製品カードシステム10は、特定の「販売」カードを作成することができ、それを店舗所有者および店舗訪問者(多分、現在店舗を訪れていない場合でさえ、店舗または製品に興味を示した人々、例えば、「フォロワー」に)のカードフィードに投稿することができる製品カードシステム10は、さらに、ウェブサイト構築システム20内の多数のアクティビティ/イベントを単一のカードとしてまとめることができる。
【0206】
次に、カードクリエータ102の要素を示す図5を参照する。カードクリエータ102は、多数のレシーバ1021、タイプフィルタ1022、アクションプライオリタイザ1023、製品プロセッサ1024、インサイトアナライザ1025、カードプライオリタイザ1026、およびカードジェネレータ1027を含むことができる。
【0207】
特許文献1に記載され、本明細書において上述で論じたように、作成されたサイトは、標準化された構造化メッセージ(アクティビティ)を使用して情報を(ウェブサイトと、および互いに)交換することができるサードパーティアプリケーションを含むことができる。これらのアクティビティの一部またはすべては、メッセージを表すために作成され、関連するユーザフィードに表示され得る特定のカード70に対応することができる。
【0208】
カード70(ウィジェット、アクションなど)の作成は、どの条件下でカード70が作成されるべきかを指定することができる事前定義されたルール(カード情報リポジトリ11に格納された)に基づくことができることが理解されよう。アクションまたは要求トリガ(本明細書において上述した起動フックなど)に基づいて、多数のレシーバ1021は、関連するルールに従ってデータベース11に格納されている関連カードタイプ/サブタイプ、関連ウィジェット、および関連アクションを検索し受け取ることができる。受け取られたトリガは、時には、関連するカードタイプ/サブタイプを既に有していることがあり(例えば、システム100が「注文製品」カードを作成するように明確に要求されているとき)、時には、有していないことがある(例えば、トリガは、「ユーザがショップXに入りました-これに関連するカードがありますか」である)。そのようなルールは、トリガ自体(例えば、上述のショップエントリ)に基づいて、スケジュール(到着した時間X)に基づいて、または周期的に評価してもよいことが理解されよう。
【0209】
ルールに加えて、カードクリエータ102は、本明細書において以下でより詳細に論じるように、インサイトアナライザ1025およびAIエンジン111によって実行された分析に基づいてカードを作成することができることも理解されよう。
【0210】
多数のレシーバ1021は、さらに、本明細書において以下でより詳細に説明するように生成および表示のために、ならびに本明細書において以下でより詳細に説明するようにカード70の情報を変換する要求のために、ユーザ60による手動で作成されたカード70を受け取ることができる。
【0211】
サードパーティは、さらに、レイアウトおよびデザイン、カード内のサードパーティアプリケーションの使用、関連アクション、バックエンドロジック(カード70が、クライアント、システムサーバ、またはサードパーティサーバ上で実行されるかどうかにかかわらず)、新しいビジネスエンティティ、製品カテゴリ、および運用ルールを含むカードまたは関連する要素をデザインすることができることが理解されよう。そのようなサードパーティは、(例えば)提供されたツールにより(ウェブサイト構築システム20を介して)、定義言語を介して、または提供されたAPIによってプログラム的に(本明細書において上述で論じたように)、そのようなカードデザイン操作を実行することができる。そのようなサードパーティは、ウェブサイト構築システム20のためのサードパーティアプリケーションのベンダであってもなくてもよい。
【0212】
カードクリエータ102は、自身の直接アクションに基づいて特定のユーザ60のためのカード70(例えば、サイト訪問者によってなされた注文を表すカード70)を作成することができる。入来アクションは、カードルールリポジトリ11fに格納されたルールに基づいてルールエンジン110によって提供されるルールおよびアクション定義に従ってカードクリエータ102がカードを作成するためのトリガとして働くことができる。
【0213】
別のトリガは、センサ80から受け取るとき、ユーザの実際の物理的(例えば、GPSベースの場所/速度/方向)、環境、生物測定、生理的、または心理的パラメータ、ならびに、または他の人々または対象との対話などの外部の実世界情報であり得ることが理解されよう。この情報の一例は、特定のショップに入るかまたは出て行くユーザ60の追跡である。ユーザ60のショップへのエントリは、特定のショップの特売商品を提供するカードをトリガすることができる。逆に、特定カード70の表示(関連センサで検出された)などの所与のシステムアクションへの実質的な生理的反応は、さらに、追加の製品カードシステム10のアクティビティまたは要因を、そのようなアクティビティをさらに制御するルールのパラメータとしてトリガすることができる。そのような受け取った情報は、トリガとしてだけでなく、カード70の提示、選択、および注文処理への入力としても役立つことができることが理解されよう。これらは、外部センサおよび情報レシーバ112を介して製品システム10によって受け取られてもよく、アクショントリガの形態としてレシーバ1021を介してカードクリエータ102によって受け取られてもよい。
【0214】
カードクリエータ102は、さらに、ビューイングの特定の時間に関連するカード(例えば、「あなたの散髪は後4分で始まります」または「今日、2人の新しいゲストがあなたのホテルにチェックインしています」)、ならびにユーザ60のアクティビティ(ユーザによって所有されるサイトにおける直接のユーザアクティビティまたは訪問者アクティビティ)の分析に基づく特定のユーザ60のためのカード70を生成することができる。例には、特定のサイト所有者のために生成されたビジネス分析結果またはサイト改善推奨(インサイトとしても知られる)が含まれる。
【0215】
カードクリエータ102は、周期的に(例えば、毎日の売上集計)、または予定/カレンダーイベント(クリスマスが近づいているときのクリスマスセールカードの生成)もしくは状況(例えば「おめでとう、あなたの毎日のハンマー売上が初めて1000ドルを超えます」もしくは「この製品は高い在庫/低い需要です、それのプロモーションを作成してはいかがですか?」)などのトリガに基づいて、そのようなビジネス分析カード70を生成することができることが理解されよう。
【0216】
そのようなカード70は、さらに、有資格ユーザの母集団の分析に基づいてトリガとしてウェブサイト構築システム20ベンダによって開始されてもよい。例は、「特別のプロモーションコンテストにあなたの店舗を入れてください」カード70、または「あなたのサイトをVIPホスティングにアップグレードし、X、Y、およびZを受け取ってください」カード70を含むことができる。分析は、2016年12月1日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「編集されたウェブサイトおよびその使用の分析に基づいて提供する機能パッケージのためのシステムおよび方法(System and Method for Capability Packages Offering Based on Analysis of Edited Websites and their Use)」と題する特許文献3にさらに記載されているようなユーザおよびサイトパラメータに基づくことができる。分析自体は、完全に自動化されてもよく、または手動で開始されてもよいことが理解されよう。
【0217】
別の例は、サイト訪問者がブログを読んだ曜日を表示するブログサイトのためのビジネス分析カード70である。(例えば)ほとんどのサイト訪問者が週末にブログを訪れる場合、システム100は、木曜日に新しいブログ投稿を書くようにブログ所有者に提案するサイトマネージャからのインサイトをカード70に入れることができる。
【0218】
そのような分析はサイト訪問者の代わりに同様になされてもよい(例えば、「うわあ、あなたは、過去12か月に当社のシステムによる購入が1000ドルを超えました」または「ここに、バックパックXの上位5つの店舗があります」)ことが理解されよう。そのようなサイト訪問者側分析カードは、多数の別個の(しかし、一般に関連する)サイトまたは作業セッションにわたるイベントまたは分析を反映することができる。
【0219】
生成されたインサイトカードは、上述の運用インサイトに加えてデザイン関連であり得ることが理解されよう。インサイトアナライザ1025は、ユーザ60のサイトを分析する(サイトの構成要素およびレイアウト、編集履歴、基礎をなすサイトデータ、サードパーティアプリケーション/垂直使用履歴などを含めて)ことができる。
【0220】
インサイトアナライザ1025は、さらに、現在のサイトのための実際の収集された運用データおよびビジネスインテリジェンスを、ユーザ60が訪問していないサイトおよびアプリを含む追加のウェブサイトおよびモバイルアプリから集められたデザインおよびBI情報とともに、統合することができる。インサイトアナライザ1025は、十分な関連/類似の追加ウェブサイトおよびモバイルアプリが集合レベルで分析されて、これらの追加の分析されたウェブサイトのプライバシーおよび匿名性を維持し、十分な数のサイトから集められていない独自情報の使用を防止し、分析が十分な統計的有意性を有することを可能にする場合にのみ起動され得る。さらに、システム100は、オプトインまたはオプトアウト機構を提供することができ、それによって、サイトは、例えば、他のサイトから同様の分析または何か他の形態の(金銭上のまたは他の)インセンティブを受け取る見返りとして、情報の一部またすべてを分析にかける(およびどの情報かを指定する)ことを可能にすることができる。
【0221】
そのような分析の結果は、インサイトカード70として伝達され得る現在のサイト(またはモバイルアプリ)への変更および修正の提案(例えば、「あなたと同じような多くのeストアが、最近、紹介ビデオを初期画面に追加しています、紹介ビデオを追加してはいかがですか」)を含むことができる。
【0222】
そのようなインサイトは、純粋にデザイン関連であってもよく(「デザインXをYに変えてはいかがですか、それの方がより良いように見えます」)、またはデザインと運用問題とを融合させてもよい(「あなたのサイトに変更Rを行うと、製品タイプZの売上が良くなることが知られています」)。提案の変更には、サイトまたはビジュアルアプリケーションの外部ならびに基礎をなすデータ(「コンテンツ」)が含まれる。例えば、特定の製品は、ビューの数が少ないが、他方では、顧客転換率(売上/ビュー)が高いとシステム100が識別した場合、システム100は、製品をeショップ製品ギャラリのより目立つ場所にアップグレードする(サイトコンテンツへの変更を提案することによって)ことを提案することができる。
【0223】
いくつかのサイト変更では、製品カードシステム10は、変更を実行するようにウェブサイト構築システム20に命令することによって、またはユーザ60をビジュアルエディタ26に導くことによって、ユーザ60自身の代わりに変更を実行するオプション(「あなたのためにシステムにそれを行わせるように、<それを行う>を押してください」)をユーザ60に提供することができ、それにより、ユーザ60は、関連ページおよび構成要素をユーザ60自身で修正することができる。
【0224】
2017年2月2日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「モバイルデバイスアプリケーション作成、編集、および配信システムとウェブサイトデザインシステムを統合したシステム(System Integrating a Mobile Device Application Creation, Editing and Distribution System with a Website Design System)」と題する特許文献4に記載されている方法を使用することができる。インサイトアナライザ1025は、2016年12月22日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「視覚的に多様な高品質動的ビジュアルデータ構造の作成および使用のためのシステムおよび方法(System and Method for the Creation and Use of Visually-Diverse High-Quality Dynamic Visual Data Structures)」と題する特許文献5にさらに記載されているようなデザイン品質および多様性メトリックを統合することができる。
【0225】
本明細書において上述で論じたように、AIアナライザ111は、そのような提案されたインサイトの結果を分析する(実施される場合)ためにAI技法(および特にディープラーニング)を利用することができる。AIアナライザ111は、さらに、実行された分析、提供されたインサイト、インサイトの実施、およびそれらの使用の結果に関する知識を蓄積して、完全なフィードバックループを提供することができる。
【0226】
AIアナライザ111は、さらに、製品類似性を分析するために、類似パラメータ(地理、製品タイプなど)ならびに製品タキソノミに基づいて追加のサイトからの情報を使用することができる。AIアナライザ111は、さらに、興味を持たせるもの、多数のサイトにわたるユーザ挙動および好み(閲覧さおよび購入された製品タイプなど)、ならびに応答時間、露出時間などのような対話の詳細などのユーザ60に関する知識を蓄積することができる。
【0227】
一例として、カードクリエータ102は、ビジネスイベントの最近の履歴に基づいてユーザ60へのアクション可能な推奨を生成することができる。例えば、製品をディスカウントする、または製品をFacebookで宣伝するようにeショップ所有者に推奨すること。特許文献1にさらに詳述され、本明細書において上述で論じたように、作成されたサイトは、標準化された構造化メッセージ(アクティビティ)を使用して、情報を交換する(ウェブサイトと、および互いに)ことができるサードパーティアプリケーションを含むことができる。カードクリエータ102は、アクション可能な結論および推奨を生成するために、リポジトリ22および23に格納されているようなサイトのアクティビティ履歴に依拠することができる。
【0228】
このシナリオでは、レシーバ1021は、推奨に関連するカードタイプおよびサブタイプをインサイトとして選択し受け取ることができる。
【0229】
次いで、タイプフィルタ1022は、サイトにインストールされていないサードパーティアプリケーション/垂直のためのサブタイプを取り除く(例えば、eショップサイトに関連しないホテルカードを取り除く)ことによって、受け取ったカードサブタイプのセットをリストT(カードタイプおよびサブタイプの)に減らすことができる。
【0230】
次いで、タイプフィルタ1022は、ターゲットの(例えば、訪問者)カテゴリ(補充カードなど)に属さないサブタイプと、ビジネスオブジェクトに関連しないサブタイプと、ビジネスオブジェクトに関連するアクションを有していないサブタイプとを取り除くことができる。
【0231】
次いで、アクションプライオリタイザ1023は、無関係のアクションを取り除き、残っているアクションに優先順位を付け、T内のタイプ/サブタイプに関連するリストA(または関連アクション)を作成することができる。アクションプライオリタイザ1023は、リストTに現れていないアクションをすべて取り除くことができ、アクションごとに、このアクションによって、潜在的利益をもつ優先順位をビジネスKPI(ビジネス主要業績評価指標)と相関させる事前定義された設定可能な表に従って数的優先度を割り当てることができる。
【0232】
例は、「広告予算を用いてFacebookで宣伝する」アクション=150(トラフィックの多いサイトKPIと相関する)、「Facebookでシェアする」アクション=100(トラフィックの多いサイトKPIと相関する)、「ディスカウントを行う」アクション=80(売上の増加したサイトKPIと相関する)、および「新しいブログ投稿を書く」アクション=50(より多くのコンテンツによるより多くのトラフィックのサイトKPIと相関する)を含むことができる。
【0233】
他の例は、「製品を補充する」アクション=30(売上の増加したサイトKPIと相関する)、「顧客と連絡をとる」アクション=10(顧客保持率の増加したサイトKPIと相関する)、「製品の詳述を公開する」アクション=0(ビジネスKPIとの相関がない)、「最近の注文を見る」アクション=0(ビジネスKPIとの相関がない)、および「0の優先順位値を有するアクションをすべて取り除く」を含むことができる。
【0234】
次いで、製品プロセッサ1024は、無関係のビジネスオブジェクトインスタンスを取り除き残ったものに優先順位を付けてリストO(ビジネスオブジェクトの)を作成することによって推奨リストを作成するために、既存のビジネスオブジェクトインスタンス(例えば、「赤い革靴」)のセットを処理することができる。次いで、製品プロセッサ1024は、タイプがリストAにおけるアクションのターゲットでないビジネスオブジェクトを取り除くことができ、残っているビジネスオブジェクトインスタンスごとに、このインスタンスに関連するアクティビティの履歴を問い合わせる。製品プロセッサ1024は、例えば、「製品Xの販売」がアクティビティであるとき、アクティビティの生成がビジネスKPIの増加と相関すると仮定することができる。
【0235】
次いで、製品プロセッサ1024は、以下のモデファイアを使用して数値スコアを割り当てることができる。
【0236】
ビジネスオブジェクトインスタンスが最後のD1日内にN1個のアクティビティを有する場合は、M1×N1だけスコアを増加させる。ここで、M1は設定可能なモデファイア重み値である。
【0237】
ビジネスオブジェクトインスタンスが最後のD2日内にN2個のアクティビティを有する場合、M2×(Mx-N2)だけスコアを増加させる。ここで、M2は設定可能なモデファイア重み値であり、Mxはこのビジネスオブジェクトタイプでのアクティビティの最大数である。
【0238】
カードプライオリタイザ1026は、製品プロセッサ1024の結果として提案されたカードCの優先順位付けされたリストを作成することができる。カードプライオリタイザ1026は、リストOにおけるすべてのビジネスオブジェクトインスタンスを、リストT(一致するビジネスオブジェクトタイプを有する)におけるカードサブタイプとペアにすることができる。
【0239】
カードプライオリタイザ1026は、Po×Paの優先順位値をそのようなペアごとに割り当てることができる。ここで、Poは、リストOにおけるビジネスオブジェクトインスタンスのスコアであり、Paは、リストAにおけるカードのアクションのスコアである。アクションプライオリタイザ1023によるパラメータ選択の重要性により、様々な値のセットが、実験モジュール(2015年5月15日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「分散システムにおいて複雑な実験を処理するシステムおよび方法(System and Method of Handling Complex Experiments in a Distributed System)」と題する特許文献6で論じられているような)を使用してウェブサイト構築システム20によってテストされ得ることが理解されよう。値のセットごとに、ユーザの大集団(統計上の有意性のために)が、売上高またはトラフィックなどのシステムのトップレベルビジネスKPIを使用してテストされ比較される。
【0240】
最後に、カードジェネレータ1027は、カード70内の必要なフィールド、すなわち、タイプ、製品情報、ウィジェット情報、アクションなどを、カード定義リポジトリ11eに基づいてバインディングすることによって結果のカードを生成することができる。
【0241】
カードクリエータ102は、現在のユーザ60に影響を与える別のユーザのアクティビティに基づいてユーザ60のためのカード70を生成することができることが理解されよう。例には、別のユーザ60からの直接メッセージング、例えば、チャット要求もしくは製品問合せ、またはサイト所有者に中継される入来サイト訪問者の通知が含まれる。
【0242】
カードクリエータ102は、様々なシステム通知およびアラートによりカード70を生成することができる。これらは、技術上(例えば、サイトがダウンしている)、運用上(例えば、在庫切れ警告)、または情報上(例えば、特定のサイトセクションのトラフィックの増加)のものであり得る。
【0243】
カードクリエータ102は、さらに、過去のユーザアクティビティによりカード70を生成することができる。例えば、サイト訪問者によってなされた製品注文は、多分、サイト所有者のフィードとサイト訪問者のフィードの両方に、保留中の注文カードとして表され得る(出荷されるかまたは配達されるまで)。カードクリエータ102は、さらに、「あなたの注文Xは今日出荷されました」などの追加またはフォローアップカードを生成する(または本明細書において上述で論じたようにダイナミックカードを更新する)ことができる。
【0244】
カードクリエータ102は、さらに、他のユーザのアクティビティおよびユーザ60によってフォローされる製品によりカード70を生成することができる。これらは、ユーザの友人(ソーシャルネットワーキング機能が実装されている場合)、eショップ、およびユーザ60が加入しているグループ(例えば、「あなたのお気に入りの店舗がちょうどシーズンエンドセールをしています」)などであり得る。これはサイト所有者に当てはまり、すなわち、ショップサイト所有者は特定の製品をフォローして業界動向に関する情報を得ることができることが理解されよう。
【0245】
本明細書において上述で論じたように、ウェブサイト構築システム20は、サイト所有者(例えば、eショップ設計者)が、編集されたサイトにバナー広告を含めることを可能にすることができる。これは、手動で(例えば、ビジュアルエディタ26内のバナー広告オブジェクトを含めて)、または自動製品ページ作成の一部として半自動的に行われ得る。
【0246】
したがって、サイト訪問者がバナー広告を押すと、システム100は、サイト訪問者を特定の(例えば製品)ページにリダイレクトし、チャットカード70を開始するかまたは注文を生成する(一致する注文カード70を用いて)ことができる。
【0247】
代替実施形態では、システム100は、サイト所有者が、システム100の外部のウェブページに配置することができる「外部」バナーを生成できるようにする(例えば、製品データベースエディタに含まれる「バナー作成」ボタンを使用して)。そのようなバナー広告は、1組のファイルにパックされてもよく、外部ウェブサイトに埋め込まれてもよく、および外部システムに呼び出された場合でさえ上述の機能のいずれかを実行してもよい。
【0248】
ウェブサイト構築システム20は、さらに、ユーザ60(サイト所有者またはサイト訪問者)がカード70を明確に作成できるようにする機能を含むことができることが理解されよう。例えば、eショップの主アプリケーションはUIを備えることができ、それによって、サイト訪問者は、「今すぐ購入」またはチェックアウト機能を使用して、単一の品目(またはショッピングカート全体)をカードに変換することができる。製品カードシステム10は、さらに、ユーザ60が、ウェブサイト構築システム20における実際のアクティビティを反映しないカードを作成すること、例えば、製品のためのブックマークカード(「後でこのシャツを見る」、または「私のチャットセッションでこの製品の参照を作成する」)を作成することを可能にすることができ、それは、ウェブサイト構築システム20の注文または他のアクティビティに影響を与えない。別の例は、eショップの製品への「共有」機能であり、それは、ウェブサイト構築システム20に影響を与えることなく、チャット会話のような様々なチャネルで共有するためにこの製品のためのカード70を生成する。
【0249】
ユーザ60は、さらに、通信目的のためにカード70を作成するように明確に要求することができる。例示の事例は、eショップ所有者が、訪問者と通信しており(例えば、リアルタイムチャット/インスタントメッセージ(IM))、この訪問者とカード70を共有したい(例えば、購入製品を推奨したい)場合である。
【0250】
このシナリオでは、タイプフィルタ1022は、通信に関連するカードタイプおよびサブタイプを選択し、それらを、関連する通信チャネル上で共有することができないサブタイプを取り除き、サイトにインストールされていないサードパーティアプリケーション/垂直のためのサブタイプを取り除き(例えば、eショップサイトに関連しないホテルカードを取り除き)、通信ターゲットの(例えば、訪問者)カテゴリ(例えば、補充カード)に属さないサブタイプを取り除くことによってリストTに減らすことができる。
【0251】
次の製品プロセッサ1024は、通信に関連するビジネスオブジェクトタイプ(例えば、製品)を選択し、それらを、リストTのカード70に現れないビジネスオブジェクトタイプを取り除き、通信のターゲットと両立しないビジネスオブジェクトタイプ(例えば、注文したことがない訪問者に対する「注文」ビジネスオブジェクト)を取り除くことによってリストBに減らすことができる。
【0252】
次いで、製品プロセッサ1024は、通信に関連するビジネスオブジェクトインスタンス(例えば、「赤い革靴」)を選択することができる。
【0253】
次に、製品プロセッサ1024は、タイプがリストBに現れないビジネスオブジェクトを取り除き、ビジネスオブジェクトが訪問者へのポインタ(例えば、顧客への注文ポイント)を有する場合、通信のターゲットを指し示していないすべてのビジネスオブジェクトを取り除くことによってすべてのビジネスオブジェクトインスタンスのリストを減らすことができる。
【0254】
次いで、製品プロセッサ1024は、以下のモデファイアを使用して、リストOにおける残っているビジネスオブジェクトインスタンスの各々に数値スコアを割り当てることができる。
【0255】
ビジネスオブジェクトインスタンスが最後のD日に(期日dに)最後に更新された場合、スコアをM1×([現在の日付]-d)だけ増加させる。ここで、M1は設定可能なモデファイア重み値である。
【0256】
ビジネスオブジェクトインスタンスが最後のH時間に(時間hに)通信の開始者によって最後に見られた場合、スコアをM2×([現在の時間]-h)だけ増加させる。ここで、M2は設定可能なモデファイア重み値である。
【0257】
ビジネスオブジェクトインスタンスが最後のH時間に(時間hに)通信のターゲットによって最後に見られた場合、スコアをM3×([現在の時間]-h)だけ増加させる。ここで、M3は設定可能なモデファイア重み値である。
【0258】
キーワード関連性のために、製品プロセッサ1024は、ビジネスオブジェクトインスタンスに対するキーワードKのリストを生成することができる。これらは、例えば、データモデルで既に見つかっている明確なキーワード、またはフィールドのコンテンツ(「表題」のような)を単語に分割することによって作成されたキーワードとすることができる。このシナリオでは、モデファイアは以下の通りである。
【0259】
通信の最後のW個の単語にN回現れる、リストK内のすべてのキーワードに対して、スコアをM4×Nだけ増加させる。ここで、M4は設定可能なモデファイア重み値であり、Wもやはり設定可能なパラメータである。
【0260】
次いで、カードプライオリタイザ1026は、上述の処理の結果として、提案されたカードCの優先順位付けされたリストを作成することができる。カードプライオリタイザ1026は、リストO内のすべてのビジネスオブジェクトインスタンスをリストT内のカードサブタイプ(一致するビジネスオブジェクトタイプを有する)とペアにし、次いで、製品プロセッサ1024によって計算されたビジネスオブジェクトインスタンスの数値スコア値に従って優先順位を割り当てることができる。
【0261】
本明細書において上述で論じたようなモデファイアは、現在の日時に基づいて計算を実行することが理解されよう。しかしながら、処理の一実施形態は、異なる有効日時に対してこの計算を実行してもよい。
【0262】
システム100は特定のベンダ(例えば、ウェブサイト)による特定の製品ではなく抽象的な製品を指すカード70をサポートすることができることも理解されよう。例えば、ウェブサイト構築システム20は、「この製品をブックマークする」機能(特定のeショップの特定の製品を指し示すカードを作成する)をサポートすることができる。しかしながら、システム100は、さらに、抽象的製品ブックマークカードを作成する「この製品タイプをブックマークする」機能を提供することができる。そのような抽象的製品カードは、例えば、一致する製品を求めて他のサイトを探索するために使用することができる(以下でさらに論じるように)。
【0263】
カード70は一般に特定のユーザ60のために作成されることがさらに理解されよう。しかしながら、システム100は、多数のユーザ50に配布されるカード70の作成を可能にすることができる。例えば、武道トレーニンググループマネージャ(例えば、チーフインストラクタ)は、訪問中の先輩の教師によって運営されることになっているワークショップを説明するカード70を作成することができる。そのようなカード70は、すべてのグループのウェブサイトの訪問者に(ウェブサイトを訪問したときに)、およびトレーニンググループのすべての本科生のフィードに(サイトを訪問しない場合でさえ)表示される。
【0264】
カード70は、Amazon eショップ商品などの外部システム40に関連する製品またはアクションへの参照をさらに含むことができることが理解されよう。
【0265】
そのようなカード70は、他のすべての通常のカード70(例えば、本明細書において以下でより詳細に説明するように、フィード表示、転送、製品照合など)として扱われる。関連アクション(Amazonからの実際の購入を実行するなど)は、外部システムにリダイレクトすることによって、または(多分)外部システムへのフロントエンドとして働くウェブサイト構築システム20を介して実行されてもよい。次に参照する図6に示すように、製品カードシステム10は、モバイルデバイス300、ディスプレイインタフェースアプリ310、および「購入」カード70を使用して、製品カードシステム10のサーバを介して外部システム40との取引を実行することができる。デバイス300は、さらに、外部システム40に直接接続することができる。
【0266】
外部システムサポータ/インテグレータ105は、外部参照によって記述された製品を分析することができ、外部参照を属性として使用してカード70を作成するようにカードクリエータ102に指示することができる。外部システムサポータ/インテグレータ105は、ウェブページ分析(またはモバイル購入アプリの表示されたページに適用される同様の分析)を実行することができる。分析は、外部ページの要素、例えば、実際の外部ページの基礎をなすコード(例えば、HTML、JS、またはCSS)、外部ページビジュアル表示、外部参照の場所(例えば、Amazonウェブサイトのページの場所)、分類情報、タキソノミ基準およびテキスト要素、例えば表題、説明、詳細、推奨など、または他の製品参照などを含むことができる。
【0267】
外部システムサポータ/インテグレータ105は、製品の画像、ビデオまたはメディアレビュー、サードパーティリソースのページまたは製品に関する情報(オンラインまたはオフライン)、および同様のまたは「隣接する」製品に対して行われる照合、例えば、別の(同様のまたは何かしら関係のある)Amazon製品に行われた分析に基づくAmazon製品の分析などの要素を分析することができる。
【0268】
代替として、外部システムのサポータ/インテグレータ105は、カードアクションが、外部システム40に対して直送などの外部プログラムを起動すること、外部プリンタを操作すること、またはシステムと別個に通信することによって供給業者からの再入荷を要求することを可能にすることができる。
【0269】
そのような分析は、さらに、外部製品(または他の参照)に利用可能なアクションに適用することができることが理解されよう。したがって、上記の外部参照カード70は、以下のものなどのいくつかのシナリオで使用することができる。
【0270】
サイト訪問者がショップ所有者に尋ねる-「Amazon商品Xのような商品がありますか」(またはそれについてのサポートを依頼する)。
【0271】
サイト所有者は、外部製品を参照するサイト訪問者にメッセージを送る(例えば、「トレーニングセッションYに参加するにはAmazon製品Xを必要とします」、または「私どもの自動車はエンジンオイルXYZにより最適に使用できます」)。
【0272】
システム100は、訪問者がウェブサイト構築システム20を介して製品を注文することを可能にすることができるが、そのような要求は、一般に、それがアフィリエイト協定の一部でない限り、製品販売元(例えば、Amazon)に単にリダイレクトされ得る。
【0273】
製品参照は一般に一時的であること、およびシステム100は、参照を維持せず(例えば、外部製品ページが移動または修正された場合)、サードパーティ販売元との明確な統合を必要としない(アフィリエイト協定を除いて)ことが理解されよう。
【0274】
外部システムサポータ/インテグレータ105は、さらに、異なるホスト環境にカード70を適合させることができ、カード70が異なる環境で動作できるようにする(動的にロードされた/更新可能な)アダプタのセットを提供することができる。
【0275】
カード70がカードクリエータ102によって生成された後、カードフィードディスプレイヤ107は、ユーザ60が製品カードシステム10に入ると、特定のデータフィードまたは他のスクロール表示にユーザ60へのカード70の表示フィードを生成し継続的に更新することができる。フィードディスプレイヤ107は、カードフィード形態に加えて多数の表示形態を(代替的にまたは同時に)使用することができる。例えば、フィードディスプレイヤ107は、仮想キーボード(モバイルデバイスオペレーティングシステムで使用することができる)によってカード70の提示をサポートすることができる。そのようなキーボードは、通常のキーボードキーを実装することができるが、さらに、(例えば)、カード70、カード要素、および追加のサポート「キー」、例えば、関連製品、製品属性、および製品カテゴリなどを表示することができる(探索のために、またはチャットアクティビティをサポートするために使用することができる)。そのようなキーボードは、現在のサイトに固有とすることができる。
【0276】
次に、フィードディスプレイヤ107の要素を示す図7を参照する。フィードディスプレイヤ107は、カードレトリーバ1071、カードフィルタラ1072、カードフィードプライオリタイザ1073、フィードマネージャ1074、およびカードアップデータ1075を含むことができる。
【0277】
フィード処理は、一般に、製品システム10のフロントエンド要素で実行されるが、さらに、製品システム10のバックエンド要素で行われても、または2つの要素間で分割されてもよいことが理解されよう。
【0278】
カードレトリーバ1071は、カードクリエータ102によって(本明細書において上述したように)ユーザ60のために生成されたカード70、およびユーザ60によって選択されたサイト(例えば、ユーザが興味を持っているショップによって掲載されたプロモーション)のために生成されたカード70などの多数のソースからカード70を検索することができる。他のカード70は、加入者リスト、現在の訪問者リスト、過去のサイト訪問者リスト、または過去の購入者リストなどのシステム100によって格納されたリストに従ってサイト所有者によって訪問者に公開された特定のカード(例えば、プロモーション)と、サイト所有者またはサイト訪問者によって開始されたチャット会話の一部として生成されたカード70のカードとであり得る。これらのリストは、ウェブサイト構築システムデータのためのリポジトリ23、または製品カードシステムデータのための運用リポジトリ11cのいずれかに格納することができる。
【0279】
カードフィルタラ1072は、緊急性(例えば、緊急でないカード70を取り除く)、ユーザ60自身の対話に基づくことができるユーザ60の興味レベルおよび過去の同様のカードとの過去の対話、ユーザ60の友人の対話、同じまたは同様のサイト(例えば、同様のeショップ)との他の対話、または評価されたカード70に記載されたものと同じまたは類似の製品との他の対話などの基準に基づいて関連性がフィードに配置されるように、検索されたカード70をフィルタ処理することができる。特定のカード70におけるユーザ60の興味レベルが肯定的でも否定的でもよいことが理解されよう。例えば、システム100は、所与の期間(例えば、1週間)の間、ユーザ60がカードをスワイプアウェイして、次いで、ユーザ60にカードを提示しないようにする(多分同様のカード70もまた)ことができる。
【0280】
カードフィルタラ1072は、さらに、ユーザ定義基準(例えば、ユーザによって定義された興味分野、「私に春の販売プロモーションを示さないでください」など)に基づいてフィルタ処理することができる。ユーザ定義基準は、さらに、製品比較および一致基準(例えば、「黒い衣服のための衣類プロモーションのみを示す」または「XYZのようなヨットのヨットプロモーションのみを示す」)を含むことができる。そのような製品比較は、本明細書において以下でより詳細に説明するように製品マッチャ104の結果に基づくことができる。
【0281】
カードフィードプライオリタイザ1073は、フィードで使用されることになるカード70に優先順位を付け、「緊急」関連カード70に高い優先順位/最優先視認性を与えること、および所与の基準に従って有料コンテンツを宣伝する(内蔵フィード広告スペース交換によるなどで)ことなどの基準に基づいて設定済みカード70の優先順位を使用することができる。
【0282】
カードフィードプライオリタイザ1073は、さらに、ユーザ60開始基準(例えば、「私のeショップの「在庫切れ」カードをフィードの一番上に常に示す」)、またはユーザ60が自身の興味(例えば、「このようなカードをもっと多く/もっと少なく見せてください」)に関してシステム100に徐々に教えることができるようにする他の機構を使用することができる。
【0283】
カードフィードプライオリタイザ1073は、さらに、特定のカードタイプまたはサブタイプ、特定のベンダまたはベンダタイプ、特定の製品または製品タイプなど(システムによってユーザアクティビティリポジトリに集められたような)とのユーザ60の以前の対話および関与に基づいて優先順位を付けることができる。そのようなアクティビティはカードの外部にあってもよい。例えば、カードフィードプライオリタイザ1073は、訪問者が多くのTシャツを購入していることを認識し、それにより、そのような購入が、Tシャツプロモーションカード自体に応答する(例えば、「購入する」ボタンを押す)ことによって行われたのではなく、むしろ関連するeショップで直接行われた場合でさえ、Tシャツ関連カードを宣伝することができる。AIアナライザ111は、さらに、上述のもののいずれかに関連する収集情報にAI技法またはディープラーニングを適用することができる。
【0284】
カードフィードプライオリタイザ1073は、ユーザ60がカード70またはカードカテゴリを「スティキー」にすることに基づいて、それらの明確な優先順位を指定することによって、または(逆に)特定のカード70またはカードカテゴリがあまり望ましくなく、一定期間の間示されるべきでないことを指定することによって、カード70に優先順位を付けることができる。カードフィードプライオリタイザ1073は、さらに、外部から入手可能な情報に応じてカード優先順位を修正する(例えば、「ブラックフライデー」販売イベント日が近づいているとき、優先順位、したがって、販売関連カード70の視認性を増加させる)ことができる。
【0285】
本明細書において上述で論じたように、カードフィードディスプレイヤ107は、継続した使用中にユーザ60の興味についてユーザ60から学習することによってカードフィルタ処理および優先順位付けを実行することができる。
【0286】
システム100は、スコア修正数値として知られるサブタイプ当たりの数値スコアを保持するエントリを有するカードタイプおよびサブタイプごとに表の多数のインスタンスを維持する(運用データリポジトリ11cに)ことができることが理解されよう。
【0287】
この表のインスタンスは、ユーザ60ごとにおよびカード70の消費の媒体ごとに維持される。例えば、ウェブサイト構築システム20は、2人のユーザ(eショップ所有者およびeショップ販売人)、カード消費の2つのチャネル(ウェブサイト構築システム20のデスクトップ管理インタフェースウェブサイトのフィード、およびモバイルアプリのフィード)を有することができる。そのようなシステムは、カードタイプ/サブタイプごとに表の4つのインスタンス(2ユーザ×2チャネル)を有することができる。これらの表は、累積スコア表として知られている。
【0288】
ルールエンジン110は、カードルールリポジトリ11fに格納されたルール、例えば、カード70とのユーザ60の対話を具現する潜在的なシステム動作(カードアクションではない)ごとのルールのリストを維持することができることが理解されよう。そのようなシステム動作ごとに、ルールは、特定の対話が行われるときにカード70のスコアに適用されるスコアデルタ(加算/減算)を指定する。代替実施形態は、ルールの多次元行列を含む、例えば、システム動作およびカードタイプ/サブタイプごとにルールを有することができる。スコアデルタは、このアクションを行うための必要とされるユーザ投資と相関している。例えば:
【0289】
プッシュ通知を介して送られたカードでは、システムが非活動であるときにプッシュ通知がクリックされた場合=スコアを100ポイントだけ増加させる。
【0290】
カードが隠されている=スコアを5ポイントだけ減少させる
【0291】
カードが完了としてマークされている=スコアを10ポイントだけ増加させる
【0292】
カードアクションがユーザによって実行される(例えば、注文カードについて「注文の詳細を見る」)=スコアを10ポイントだけ増加させる
【0293】
ユーザがシステム操作で「このカードをもっと見せてください」をクリックする=スコアを100ポイントだけ増加させる
【0294】
ユーザがシステム操作で「このカードをあまり見せないでください」をクリックする=スコアを100だけ減少させる
【0295】
ユーザは、カードが画面内にあるときにフィードのスクロールを停止する=スコアを1ポイントだけ増加させる
【0296】
ルールがリポジトリ11に存在するシステム操作をユーザが実行すると、累積スコア表がデルタスコアに応じて更新される。
【0297】
この次に、カードフィードプライオリタイザ1073が表示のためにカードに優先順位を付けるとき、カードフィードプライオリタイザ1073は、リポジトリ11c内の現在のスコア値を考慮する。カードフィードプライオリタイザ1073は、カード70のインスタンスごとに数値を割り当てることができ、次いで、この値に応じて利用可能なカード70をソートすることができる。
【0298】
カードの現在の優先順位値がVであると仮定することによって、カードフィードプライオリタイザ1073は、カードサブタイプを使用し、それを、関連する累積スコア表インスタンスで調べ、スコア修正数値Sを得ることができる。それは、Sに事前定義された重みW(システム100の構成パラメータ)を乗算し、Vに加算することができ、それは、V’=V+S×Wを意味する。
【0299】
累積スコア表の更新とカード70ごとの数値割当てとの間のフィードバックループは、AIアナライザ111によって適用されるとき、無期限に継続することができることが理解されよう。本明細書で上述したような様々な動的データ構造(累積スコア表などの)は永続的であり、すなわち、ユーザ60のために継続的に維持されており、ユーザ60が一連の別個のセッションを通してまたは多分さらに多数のデバイスからシステム100を扱う場合でさえ、リセットされないことも理解されよう。
【0300】
本明細書において上述で論じたようにスコアリングのパラメータ選択の重要性のために、様々な値のセットが、特許文献6で論じられているようにウェブサイト構築システム20でテストされている。値のセットごとに、ユーザの大集団(統計上の有意性のために)が、保持率およびシステム100との一般的な関与率などのシステムのトップレベルのビジネスKPIを使用してテストされ比較される。そのようなテストは、特許文献6に記載されているものなどの実験管理システムで実行することができる。
【0301】
本明細書において上述したような処理と、機能および累積スコア表とは、ユーザの単一のサイトとの関与の状況内でユーザ60のために保持されることも理解されよう。これは、たとえ単一のユーザ60が多数の役割で多数のサイトと接続する(および対話する)ことができるとしても、行うことができる。したがって、例えば、ユーザ60は、1つのサイトの所有者、2番目のサイトの販売員、および3番目のサイトの訪問者または購入者であり得る。
【0302】
ユーザ60は、関連する異なるサイトでは非常に異なる関与パターンを示すことがあることに出願人は気付いた。例えば、単一のユーザ60は、1つのサイトでは予約に興味があり、別のサイトではブログアクティビティに興味があることがある。
【0303】
したがって、カードフィードディスプレイヤ107は、サイトごとに代替のカードフィードを表示するか、または、代替として、多数のサイトとの対話を統合する単一の一体化フィードを提供することができる。後者の場合、カードフィードディスプレイヤ107は、サイトのカード70ごとに上述で導き出されたカード70優先順位に基づいて、マージアルゴリズムを使用することができる。そのようなマージアルゴリズムは、単一のユーザ/サイト処理の多数のインスタンスの結果をマージすることができる。
【0304】
代替実施形態では、システム100は、特定のユーザではなく特定のユーザ/サイトグループに関連する(すなわち、特定のユーザ60ではなく多数のユーザ60またはサイトに適用され得るスコア修正数値を提供する)リポジトリ11cおよび23の累積スコア表を維持することができる。そのようなグループは、特定のユーザ、サイトタイプ、地理、または特許文献6に記載されているような母集団選択基準のために指定された基準のいずれかではなくユーザ60のクラス(設計者/ショップ所有者/訪問者など)を含むことができる。
【0305】
個々のユーザの履歴がユーザ60の好みを推定する最適な方法であるので、そのようなグループベース累積スコア表からのこれらのスコアは重みが低い場合があり、カードフィードディスプレイヤ107は、一般に、特定の個々のユーザ60に対して最適化することができる。カードフィードディスプレイヤ107は、個々のユーザと様々なグループベーススコアとを統合するのに最も良い方法を決定するために、AIアナライザ11(例えば、ディープラーニングアルゴリズムに基づく)を使用することができる。
【0306】
本明細書において上述で論じたように、カードフィルタラ1072およびカードフィードプライオリタイザ1073は、重みに依存することができ、重みは、システム操作または関連アクションのユーザの使用に基づいてカードフィードディスプレイヤ107によって徐々に修正され得る。例えば、「このカードを非表示にする」または「このようなカードをこれ以上示さない」の(反復)使用は、特定のカードタイプの優先順位を低くし、またはそれをすべてフィルタ除去することになる。
【0307】
製品カードシステム10は、サイト所有者およびサイト訪問者(ならびに上述の他のユーザカテゴリ)にフィード表示の特定の変形を提供することができる。さらに(および本明細書で上述したように)、異なるユーザタイプに対してフィードに表示される同一のカードは、異なるウィジェット(本明細書において以下でより詳細に論じるような)、したがって、異なるビジュアル表現を有することができる。
【0308】
フィードマネージャ1074は、カード70自体およびフィード内のその外観に影響を与える、カード70に対する追加の操作をサポートすることができる。そのような操作は、(例えば)、リソートフィード、フィルタフィード、カードの非表示/再表示、カードの削除、カードのアーカイブ、ならびにカードへの注記の追加および属性の設定(例えば、カード70に優先順位を付けるのに使用される)を含むことができる。
【0309】
フィードマネージャ1074は、さらに、明確な「私のフィードを探索する」機構を備えて、現在および履歴のフィード探索と、カードフィードの選択的強調表示、例えば、在庫不足を報告しているすべてのカードに対してカード背景色を赤に変更することとを行う。
【0310】
フィードマネージャ1074は、さらに、多数のカードを合体させる、すなわち、関連要素をもつカードを単一のカードにマージすることができる。フィードマネージャ1074は、製品類似性に基づいてカード70をマージすることができる、すなわち、製品セマンティックツリーを使用して比較されたとき製品が類似しているカード70をマージすることができる。例えば、多数のシャツ関連カード70を単一のカード70にマージする。フィードマネージャ1074は、さらに、ユーザの興味に基づいてカード70をマージすることができ、例えば、ユーザが出荷時刻に興味があることをカードフィードディスプレイヤ107が検出した場合、フィードマネージャ1074は、出荷時刻に関連するカードをマージし、出荷時刻をカレンダーまたは日付リスト形態(出荷時刻に応じて)で再構成することができる。
【0311】
フィードは、カード70ごとに実行することができる様々なアクション(本明細書において以下でより詳細に論じるようなカード関連のアクション、転送、変換などのような)のための中心的UIポイントとして働くことができることが理解されよう。
【0312】
カード70になされる変更は、上述のフィルタ処理および優先順位付けが関係している限り、属性に影響を与える可能性があることも理解されよう。例えば、eショップへの各注文により、カード70は商店主のフィードに表示されることになる。商店主は注文を受け取り、それを「出荷済み」としてマークすることができる。保留中の(まだ出荷されていない)注文カードに割り当てられた優先順位が、既に出荷された製品に関連するカードに割り当てられた優先順位と異なり、一般にそれよりも非常に高いことがある。
【0313】
カードフィルタラ1072は、さらに、ユーザ60の要件または状況に応じておよびユーザ60が行おうとしている特定のアクションに応じて、潜在的なカード70をフィルタ処理することができる。例えば、訪問者とチャット会話をしているeショップ所有者は、訪問者とカードを共有することができる。共有するのに利用可能なカードは、この共有状況に最も関連するカード(例えば、製品カード/プロモーションカード70)になるであろう。
【0314】
カードフィードディスプレイヤ107は、システム100からのリアルタイムの更新情報に基づくカード70(ライブカード)を含むカードフィードをサポートすることができることが理解されよう。
【0315】
カードアップデータ1075は、フィード内の表示の間にカードを更新することができる。カードアップデータ1075は、さらに、リポジトリ11fに格納されている事前定義されたルール、カード70が更新され得るルールを使用することができる。カード70は更新情報に基づいて現れたり消えたりすることがあり、フィード内の提示および優先順位はこのライブデータによって影響を受けることがあることが理解されよう。カード70の提示に対する変更は、ウィジェットリポジトリ11a内のウィジェット定義に含まれる特定の更新機能に基づいて複雑になることがある。例えば、カードは、サイトの現在の訪問者数(ウェブサイト構築システム20のホスティングサーバによって報告されるような)のライブグラフ、または外部データ(所与の株価など)のランニンググラフを示すことができる。
【0316】
カード70はシステム100からのリアルタイム更新情報によって影響を受け得ることが理解されよう。これらのカードはライブカード70として知られていることがある。カードアップデータ1075は、結果として、そのようなカード70をフィードに追加するか/そのようなカード70をフィードから取り除くことができ、またはそれらの提示またはソートの順序を変更することができる。カードアップデータ1075はそのようなライブカード70を対話型カード70に変えることができることも理解されよう。一例は、レストラン支払いカードへのチップの追加であり得る。
【0317】
本明細書において上述で論じたように、システム100は、カード自体の内蔵のアクション/操作とは異なる1組の汎用操作をカード70に提供することができる。一部の操作は、すべてのカード70、ユーザカテゴリ、およびインタフェースアプリケーションで利用可能であり、一部は、これらのパラメータ(すなわち、カードタイプ/サブタイプ、ユーザカテゴリ、およびインタフェースアプリケーションタイプ)の各々に応じて提供され得る。そのような操作は、アーカイブ、削除、非表示/再表示、注記の追加などを含むことができる(本明細書において以下でより詳細に説明するように)。
【0318】
カード70は、すべてのユーザ60(すなわち、ユーザカテゴリのすべての組合せ)間で送られるかまたは転送され得る(それらのアクションと一緒に)ことが理解されよう。送ることは、所与のユーザへの(別のユーザから、またはシステム自体からの)70カードの最初の送信と考えることができる。転送は、ユーザ60が、受け取ったカード70を選び、それをシステム100の他のユーザ60に再送するときに発生する可能性がある。転送はカードの変換を含むことがある(本明細書において以下でより詳細に説明するように)。
【0319】
例えば、サイト訪問者は、サイト所有者からの提案された製品オファーを受け取り、それを友人のうちの1人または複数の人に転送することができる(「この素晴らしいオファーを見てください」カード)。
【0320】
サイト訪問者は、eショップから製品提供カード70を受け取り、それを同じeショップに転送する(例えば、「黒色のこれがありますか」)か、または別のeショップに転送する(例えば、「同じような製品がありますか」)ことができる。これは、例えば、基礎をなす製品または製品定義を変更することによってまたは追加の注記およびパラメータを追加することによって、カードを変換することまたはさもなければカードを修正することを含むことができる。
【0321】
サイト所有者は、サイト訪問者から注文カード70を受け取り、在庫切れになろうとしていることを検出し(または通知され)、そのカードを供給業者に「補充」要求カードとして転送することができる。このシナリオでは、カード70もまた変換される。
【0322】
フランチャイズ加盟店のサイト所有者は、サイト訪問者から注文カード70を受け取り、必要とする製品を持っていないと決定し、同じフランチャイズ事業者の別のフランチャイズ加盟店による履行のためにカードを転送することができる。
【0323】
カードトランスファーラ108は、転送要求を受け取り、カードクリエータ102に1つまたは複数の新しいカード70を作成する(受け取ったカード70の変換およびそのような受け取ったカード70からのデータの使用に基づいて)ように指示し、次いで、それに応じて、新しく作成されたカードを転送することができる。
【0324】
例えば、システム100は受け取ったホテル予約カードを処理し、それにより、清掃会社が追加の清浄剤を送るためまたは洗濯会社が洗濯をより至急にするための注文カード70を作成することによって非常に高い収容能力がもたらされる。作成されたカード70は、オリジナルのホテル予約カードから抽出され、これらのカードに変換された情報(清掃すべき部屋番号など)を含むことができる。
【0325】
同様に、システム100は、より多くのトレーナまたはより大きいスペースのための関連する注文カード70を作成することによってセミナーへの高い登録を処理することができる。
【0326】
カードトランスファーラ108は、例えばユニキャストまたはマルチキャストチャネルによって、製品カードシステム10自体内などの多数のチャネルを介してこれらのカードを転送することができる。
【0327】
カードトランスファーラ108は、さらに、これらのカードを、ウェブサイト構築システム20内のサイトプロモーションサブシステム、例えば、製品カードシステム10内でプロモーションカード(プロモーション電子メールの作成などの他のアクティビティに加えて)を生成するウェブサイト構築システム20内の「私のサイトを宣伝する」オプションを介して転送することができる。
【0328】
カード70の転送は、さらに、電子メール、ソーシャルネットワーク、チャットシステム、および他のメッセージ通信システムなどの既存の通信チャネルを介して行うことができる。例は、システム100の内部のチャット会話でカード70を共有することと、Facebookでカード70を外部的に共有することと、サードパーティプラグイン機構(例えば、iMessageアプリ)によって外部チャットプログラム(Facebook MessengerまたはApple iMessageチャットなど)にカードを外部的に送ることとホストオペレーティングシステム(例えば、Apple App Extensions)の定義済みAPIを使用してモバイルデバイスのモバイルアプリ間でカード70を外部的に共有することとを含むことができる。
【0329】
本明細書において上述で論じたように、システム100は、カード70を、情報を含むかまたはさもなければオリジナルの(変換されていない)カード70に関連する新しいカード70に変換することを可能にすることができる。そのような変換されたカードは、オリジナルカード70に取って代わることができ、例えば、eショップサイト所有者は、製品問合せカードを提案製品カード70に変換することができ、追加の(しかし依然として関連する)カード70を作成することができる。例えば、ホテルサイト運営者は、オリジナルの部屋予約カードを保持したまま、部屋予約カード(前のチェックアウトの直後にチェックインを実行する必要がある)を新しく作成された「緊急の部屋清掃要求」カードに変換することができる。
【0330】
カード変換は、手動であってもよく(例えば、サイト所有者または運営者によって実行されてもよく)、またはカードトランスフォーマ106によって自動的に実行されてもよい。
【0331】
カード変換は、さらに、単一のカードに影響を与えるか、または「n個の」カードを「m個の」カードに変更する(例えば、カードをマージまたは分割することによって)ことができる。
【0332】
変換は、提示に影響を与えることがあり、代替のウィジェットまたはレイアウトの使用を含むことがあり、製品定義に影響を与えることがあることが理解されよう。変換は、さらに、製品セマンティックツリーを介した製品比較に基づく、ならびに製品マッチャ104の結果に基づくことができる。製品照合は、さらに、部分的に指定されたビジネスオブジェクトの照合を含むことができる。
【0333】
カード変換は多数のウィジェット(すなわち、多数のビュー)を有するカード70とは異なることが理解されよう。マルチウィジェットカードは、いくつかの方法で提示され得るコンテンツおよび属性を含む単一のカード70である。変換されたカード70は、オリジナルのカード70とタイプおよび属性が異なることがある。
【0334】
カード変換は、しばしば、カード転送に関連して使用されるが、2つは異なっており、別々に使用されてもよい。
【0335】
カードルールリポジトリ11fは、変換ルールのリポジトリをさらに含むことができることが理解されよう。これは、システム100のワイドリポジトリ、または各カード70の定義に関連づけられた定義に基づくものとすることができる。ルールは、ハードワイヤードであってもよく、さらに、ルールエディタによって作成または修正されてもよい。
【0336】
これらの変換ルールは、カード70ごとに、それがどのカードに変換され得るか、およびカードのコンテンツ、フィールド、および属性がどのように処理およびマッピングされるかを定義する。変換ルールは、さらに、自動変換を実行することができる特定の条件(または可能にされた手動のもの)を定義することができる。例えば、サイト訪問者の注文は、特定の製品供給が不足している場合、店舗から店舗の供給業者への注文に変換することができる。
【0337】
カードトランスフォーマ106は、カード70を変換するための指示を受け取ることができ、以下のものを含むことができる関連する変換ルールをチェックすることができる。一般的なシステムレベルルール(「製品要求カード70は、注文カードにのみ変換することができ、フィールドはマップされる、X⇒YおよびZ⇒W」)、例えば、サイトが、複数の新しいカードタイプまたは2つの新しいカードタイプの組合せを使用する場合のサイト固有のルール。
【0338】
一例として、サイト訪問者は、eショップから製品提供カード70を受け取り、それを同じまたは別のeショップに転送する(「同じような製品がありますか?」)とともに、例えば、基礎をなす製品または製品定義を変更することによって、または追加の注記およびパラメータを追加することによって、カード70を変換するかまたはさもなければ修正することができる。訪問者は、変換の間に製品を編集して、様々な製品および製品属性の変更を組み合わせ、既存の属性をオーバーライドすることができる。
【0339】
カードトランスフォーマ106は、さらに、カード70を転送し、ならびにそれを合体させることができ、すなわち、カードトランスフォーマ106は、関連要素をもつカード70を単一のカード70にマージすることができる。それは、さらに、製品類似性に基づいてカード70を、すなわち、製品セマンティックツリーを使用して比較されたとき製品が類似しているeカードをマージすることができる。例えば、多数のシャツ関連カード70を単一のカードにマージすること。
【0340】
カードトランスフォーマ106は、ユーザ60の興味に基づいてカードをマージすることができる。例えば、ユーザ60が出荷時刻に興味があることをシステム100が検出した場合、カードトランスフォーマ106は、出荷時刻に関連するカードをマージし、出荷時刻をカレンダーまたは日付リスト形態(出荷時刻に応じて)で再構成することができる。変換は、さらに、カードソート順序に影響を与えることがある。
【0341】
本明細書において上述で論じたように、サイト所有者は、サイト訪問者から注文カード70を受け取り、在庫切れになろうとしていることを検出し(または通知され)、カード70を「補充」要求カードに変換してサイト所有者の供給業者に送ることができる。
【0342】
訪問者は製品問合せカード70を送ることができ、ショップ所有者は、このカード70を、特定の製品または製品のギャラリを含む返答カード70に変換することができる。そのような返答カード70は、さらに、速いチェックアウトのために「購入する」ボタンを有することができる。
【0343】
本明細書において上述で論じたように、ショップ所有者は、製品ページ(ショップ所有者自身のものまたは他のサイトからの)または異なる商店主からのカード70を取得し、それからカードを作成することができる。これを行って、例えば、修正した製品のプロモーションを作成することができる。
【0344】
カード作成プロセスの一部として、ショップ所有者は、製品定義を変換し、例えば、緑のシャツの製品ページを(自身のまたは他のサイトから)取得し、自身の卸売業者に赤の類似モデルがあるかどうかを尋ねる問合せカードを作成することができる。
【0345】
そのような変換は、好適なインタフェースによって商店主に手動で製品の属性を修正させることによって手動とすることができる。
【0346】
代替として、カードトランスフォーマ106は、レビューされた製品定義を他の製品定義(例えば、ターゲットビジネスの製品定義)と照合することができる。これは、多分、製品または属性のタキソノミを介して、製品、製品属性、およびタグの自動照合によって実行され得る。製品マッチャ104は、本明細書において以下でより詳細に説明するように、AIアナライザ111を利用して、システム100によって行われた以前の照合を学習することができる。カードトランスフォーマ106は、ユーザ(例えば、ショップ所有者)が、提案された照合の一部またはすべての属性をオーバーライドするのをさらに可能にすることができる。
【0347】
本明細書において上述したように、製品マッチャ104は、特定のカード70に記載された製品(またはビジネスオブジェクト)を1つまたは複数の他の製品と照合することができる。これは、多分複合問合せを含む(すなわち、多数の製品参照を組み合わせる)製品探索プロセスの一部として実行され得る(例えば、「製品Xに似ている青いTシャツを見つけてください」または「Xで製作されたブレーキを備えたマウンテンバイクモデルがありますか?」)。これは、代替製品を提案するとき、または製品分類プロセスの一部として(例えば、外部製品を分析するとき)実行され得る。
【0348】
製品マッチャ104は、製品を、製品クラシファイヤ109によって内部で定義された、または1つまたは複数の外部サイト(例えば、Amazonなどの非システムeストア)で定義された製品セットと照合することができる。内部製品では、システム100は、検査された様々な製品の属性を詳述する内部記述子を有することができることが理解されよう。他方、外部製品では、システム100は、ユーザの目に見える製品ページにしかアクセスすることができず、本明細書において上述で論じたように、製品クラシファイヤ109がそれらを自動的に分類する必要がある。代替として、いくつかの外部サイトは、製品クラシファイヤ109によって使用され得る製品情報アクセスAPIを提供する(構造化製品情報を提供する)ことができる。
【0349】
一致した製品は、実際の製品(具体的な製品IDおよび属性セットを有する)、または部分的に特定された製品説明およびカテゴリ(「青いタートルネックのメンズシャツ」)であり得ることが理解されよう。
【0350】
製品マッチャ104による探索は、多数の(内部および外部の)サイトからの製品を含むことができる。したがって、例えば、訪問者は、「青いタートルネックのメンズシャツを提供している店舗を見つけてください」とシステムに依頼することができる。
【0351】
製品照合は正確であることも近似的であることもあることが理解されよう。近似的製品照合でさえ、(例えば)ショップ所有者が代替製品を提示する(「代わりに、淡青色または銀色のタートルネックメンズシャツはいかがですか」)ことができるので、有用であり得る。
【0352】
製品マッチャ104は、製品の属性または分類に従って製品照合を実行することができる。分類比較は、分類タキソノミツリーを使用することを含むことができる。
【0353】
製品マッチャ104は、さらに、カード70のシステム属性または製品に従って照合する(例えば、同じテンプレート、データ項目定義、または同様のシステムパラメータを使用して)ことができる。
【0354】
製品マッチャ104は、表示された製品ページまたはその基礎をなす構成要素の分析(例えば、製品説明のテキスト解析、製品写真の画像解析、内部属性表現が利用可能でない場合には表示された製品属性の使用)に基づいて照合することができる。
【0355】
製品マッチャ104は、この製品または類似製品と、同じユーザまたは他のユーザによる他の完全に分析された製品との間でなされた以前の手動の照合を含むサイト使用履歴に基づいて照合することができる。
【0356】
製品マッチャ104は、さらに、以前の問合せおよび照合のAIアナライザ111を介した学習(ディープラーニングを含む)を使用することができる。システム100の他のユーザによってなされたものを含む以前の照合履歴(手動または自動の)を使用すると、製品マッチャ104は、現在のまたは追加のサイト所有者またはサイト訪問者によってなされた手動照合決定から学習することができる。したがって、多くのユーザが商品Xを商品Yと照合した場合、製品マッチャ104は、それらの状態の属性がそのような類似性を示さない場合でさえ、それらを代替かまたは少なくとも類似であると決定することができる。
【0357】
製品マッチャ104は、上記の照合技法またはその組合せのうちのいずれかを使用することができることが理解されよう。
【0358】
製品マッチャ104は、製品または製品定義だけでなくビジネスの照合を実行するために本明細書において上述で論じた技法を適用することができることがさらに理解されよう。これは、システム100内のビジネスの数が増大するにつれてますます重要になり得る。そのような照合は、(例えば)、ビジネス拠点のために、またはシステム100が代替供給業者(および特定の製品だけでなく)を提供するために使用されてもよい、例えば、「あなたはこれらの3枚の異なるシャツをレビューしました。Xの似たようなシャツについては追加のeショップがあります」。
【0359】
照合は、さらに、製品(分野)特有であってもよく、すなわち、ビジネスAは、シャツの分野ではビジネスB1/B2/B3と照合するが、スポーツ用品の分野ではビジネスC1/C2/C3と照合する。
【0360】
照合は、提供された製品の分析に基づくことができるが、使用可能な場合、およびビジネスプライバシー問題を条件として、実際の販売成績に基づくこともできる。そのようなビジネス照合は、一般に、「参照のサークル」を使用して構成されたオプトインサービスとして提供することができる。したがって、靴ビジネスXは、靴ビジネスXのサイト訪問者が同じサークルの他のビジネスにリダイレクトされてもよいように、しかし、他のビジネスが同様に訪問者をサイトXにリダイレクトする場合に限り、「最上位靴」サークルへの参加を選択することができる。さらに、サイト所有者(またはサークル)は、リダイレクトに特定の条件を設定し、例えば、「特定の商品または特定の商品カテゴリが在庫切れである」場合のみリダイレクトすることができる。次いで、製品マッチャ104は、異なるビジネスおよび異なる照会条件を含む多数のそのようなサークルを提供することができる。
【0361】
カードコミュニケータ103は、本明細書において上述したように、製品カードシステム10の要素間のすべてのカード70関連通信およびルーティンを処理することができる。
【0362】
本明細書において上述で論じたように、製品カードシステム10は、本明細書において以下でより詳細に論じるようないくつかの方法でウェブサイト構築システム20と統合することができる。
【0363】
同じ製品カードシステム10のインスタンスは、ウェブサイト構築システム20によって作成されたおよび/またはホストされた多数のウェブサイト(または他のアプリケーション)と対話することができることが理解されよう。製品システム10は、さらに、ウェブサイト構築システム20を使用して構築されていない(しかし、製品システム10にそれらを接続するプラグインまたはアダプタを含む)スタンドアロンビジュアルアプリケーション30と同時に対話することができる。したがって、製品カードシステム10によって表示される単一カード70のフィードは、多数のウェブサイト構築システム20の構築店舗(以下で説明する統合ポイントをサポートすることができる)と、非ウェブサイト構築システム20の構築店舗(そのような統合をサポートしない)とからのカード70を含むことができる。
【0364】
本明細書において上述で論じたように、ウィジェットまたはビューは、カード70の構成の必須部分であり、システム100は、カードウィジェット(またはビュー)を、ウェブサイト構築システム20を介して手動で、自動で、または半自動で作成および編集することを可能にすることができる。そのような作成を実行する人は、本明細書において以下でより詳細に論じるように、ウィジェットクリエータ24によりそのように行うことができる。
【0365】
ウェブサイト構築システム20は、カードウィジェットの編集のためにビジュアルエディタの(多分スケールダウンした)バージョン26を提供することができる。編集されたウィジェットコンポーネント定義は、作成されたウィジェットと、基礎をなすビジネスオブジェクトとの間のデータバインディングを定義するのに必要とされる追加のヒントおよび情報を含むことができる(例えば、2014年9月18日に公開され、本発明の同一譲受人に譲渡された「データリストを利用することによるウェブサイト構築のデバイス、システム、および方法(Device, System, and Method of Website Building by Utilizing Data Lists)」と題する特許文献7で論じられているように)。
【0366】
ビジュアルエディタ26は、一般に、ウェブサイト構築システム20のベンダ内部スタッフによって、およびことによるとサードパーティアプリケーションのベンダスタッフによって使用され得る。しかしながら、ウェブサイト構築システム20は、そのようなエディタのさらに限定した変形を提供することができ、それは、サイト所有者によって(例えば、自身のサイトによって生成されるカードのためのカスタムデザインまたはブランドデザインを作成するために)、または外部のサードパーティによって使用され得る。システム100は、さらに、カード70およびその要素のために別個のエディタ(ビジュアルエディタ26とは異なる)を提供することができる。次いで、作成されたカード70は、カードマーケットプレイス101を通して提供されてもよい。
【0367】
システム100は、ウィジェット定義が製品ページ定義とともに作成されることを可能にすることができる。これは、一般に、製品関連ウィジェットに適用され、他のビジュアルウィジェットタイプ(ビジネス分析、チャットなど)には適用されない。
【0368】
そのような作成は、関連する製品ページの編集(例えば、マルチビューまたはマルチレイヤエディタを有する)と同時にウィジェット定義を編集することによって手動で行うことができる。
【0369】
代替として、ウェブサイト構築システム20は、ウィジェット設計者が、ウィジェットでの使用のために製品ページ(またはテンプレート)からビジュアル要素を選択し、多分、表示ヒントおよびデータバインディング情報を追加することを可能にすることができる。
【0370】
カード70の定義はそれに関連する多数のウィジェットをウィジェットリポジトリ11e内に有することができることが理解されよう。これは、本明細書において上述した状況の任意の組合せに対するものであり得る。これらは、多数のプラットフォームまたは多数の表示構成(例えば、画面サイズ、またはモバイル対デスクトップ)での提示のための多数のウィジェットの使用、異なるユーザクラス(例えば、サイト所有者対サイト訪問者への表示)、多数の可能なカード提示(例えば、基礎をなすビジネスオブジェクトに対して指定された属性に応じて)、異なる時間にまたは異なる条件下で使用される多数のウィジェット(例えば、サイトユーザに示された保留中の注文カードは2つのウィジェットを使用することができる、1つは取消しオプションを含み、1つはそのような取消しオプションの有用性に依存しない)を含むことができる。さらに、単一のカード70は、多数のウィジェットを視覚的に組み合わせることができる。例えば、注文カード70は、カードの主なビジュアル構造およびオプションを提供する1つのウィジェットと、1つのウィジェットが、注文された製品の属性の実際のセットに応じてカードクリエータ102によって動的に選択され得る(可能性として適応される)ウィジェットの追加のセットとに関連づけられ得る。
【0371】
次いで、ウィジェットクリエータ24は、多分ビジュアル要素に関連する動的なレイアウトデータを使用して、指定されたフィールドを表示するビューを自動的に構築することによって、一致するウィジェットを作成することができる。ウィジェットクリエータ24は、ユーザ60が、自動的に構築されたウィジェットを編集および再構成することを可能にすることができる。そのような手順は、2017年8月29日に発行され、本発明の同一譲受人に譲渡された「視覚的に多様な高品質動的レイアウトの作成および使用のためのシステムおよび方法(System and Method for the Creation and Use of Visually-Diverse High-Quality Dynamic Layouts)」と題する特許文献8に記載されている。
【0372】
ウィジェットクリエータ24は、ウィジェットリポジトリ11aに格納されている事前定義されたビューから一致するビューを選択することができ、またはそのようなビューを選択し、それを適応させることができる。そのような手順は、(例えば)、特許文献7に記載されているように、ビュー対商品照合を実行する動的な照合および適応モジュール対して記述される。
【0373】
ウィジェットクリエータ24は、さらに、既存のカードビュー(または他のデザインソース)を選択し、および/または適応させ、多数のソースから抽出された1組の一致するビューを見つけることができ、それにより、ユーザ60は、最良のビューを選択することができる。そのような手順は、(例えば)、特許文献8および特許文献5に記載されているように、レイアウト探索およびジェネレータと、レイアウトフィルタおよびランカとに対して記述される。
【0374】
同じ製品ページが、実質的に異なるレイアウトおよびデザインを有する多数のウィジェット、例えば、「注文追跡」ウィジェットおよび「製品プロモーション」ウィジェットに関係づけられてもよいことが理解されよう。
【0375】
本明細書において上述で論じたように、場合によっては、製品カードシステム10の表示(および特にカードフィード)は、例えば、並んでいるウィンドウ表示として、またはウェブサイト構築システム20によって作成されたウェブサイト構築システム20自体の編集環境表示内または内部ビジュアルアプリケーション21内のニュースフィードサブフレームとしてウェブサイト構築システム20の表示と統合されてもよい。これは、さらに、適切なプラグインまたはインタフェースを製品カードシステム10に提供するプラットフォームまたは技術を使用して作成されたスタンドアロンビジュアルデザインアプリケーション30(ウェブサイトとモバイルのアプリの両方)に適用することができる。
【0376】
そのようなシナリオでは、ウェブサイト構築システム20の所有者は、製品カードシステム10の表示を「ホストする」ビジュアルアプリケーションのルックアンドフィールにインタフェースシステム表示を(完全にまたは部分的に)適応させたいことがある。
【0377】
ビジュアルアダプタ25は、カードウィジェットデザインがホスティングページからのスタイルおよびレイアウト情報を明確に継承する(一方、ホスティングページが関連情報を提供しない場合には多分事前定義されたデフォルト値を適用する)ことを可能にすることができる。
【0378】
ビジュアルアダプタ25は、ホスティングページが、表示されたカードのスタイルおよびレイアウト要素を明確にオーバーライドすることを可能にし、ならびにホスティングページが、関連するカード70によって使用される代替ウィジェットテンプレートを提供することを可能にすることができる(カードクリエータ102によって実行されるカード70のデータの再バインディングを条件として)。
【0379】
システム100を使用するカードアクションシナリオの一例は、買い手がシャツ要求カードを店舗に送ることによってシャツを要求することを含むことができる。シャツ要求は、正確な製品ID(またはeショップの特定の製品へのリンク)を提供することなしにシャツの性質を記述する非特定の要求である。
【0380】
店舗所有者は、1つまたは複数の代替のシャツを記述する(例えば、オプションを表示する応答ギャラリを含む)変換されたカード70とともに戻す。これは、本明細書において上述したように製品マッチャ104を使用する照合プロセスによって行うことができる。照合は、同じeショップ、システム100内の他のeショップ、または外部サイトおよびeショップに対して行うことができる。このプロセスは、eショップの運営者によって手動で支援され得る(例えば、その運営者が、システムに製品照合インタフェースがない外部サイトからの可能な提示を追加したい場合)。
【0381】
買い手は、所望のシャツカード70(またはシャツを表示するギャラリオプション)を選択し、それを注文する。関連するビジュアルアプリケーション(eショップまたはその他)は、製品在庫が少なすぎると決定することができ、そのような場合、追加の補充カードを作成しそれをeショップ供給業者に送る。
【0382】
別のシナリオでは、買い手は、ショップ所有者によって提案されたシャツのうちの1つを記述するカード70を取得する。次いで、買い手は、それを要求カード70に変換し、それを代替供給業者に転送する。次いで、代替供給業者は買い手に応答する。
【0383】
さらなる別のシナリオでは、買い手は、ショップ所有者によって提案されたシャツのうちの1つを記述するカード70を取得し、それを問合せカードに変換し、多分、カードを修正し、いくつかの属性および条件を変更する、例えば「シャツ#5を見つけたが、もっと袖が短いもの」。
【0384】
次いで、買い手は、製品カードシステム10がそれを1組の供給業者による可能な製品提供と照合するように要求する。これらは、(例えば)、供給業者全般、特定の基準(例えば、「10マイル以内」)に従って選択された供給業者、関連製品分類に関連する供給業者、または買い手によって興味を持たれた供給業者とすることができる。代替のシナリオでは、eショップのERPシステムなどの追加のシステムが、システム100に追加されてもよい。
【0385】
別の可能なシナリオのセットは、チャットを介したサイト訪問者対話のシステム100サポートの使用である。
【0386】
製品カードシステム10は、匿名の訪問者とのチャットをサポートする(サイトマネージャに通知を提供することによって)ことができる。製品カードシステム10は、訪問者のプライバシーを保護することができ、限定された情報(通知およびフォローアップチャットセッションの一部として)をサイト運営者60と単に共有することになる。したがって、製品カードシステム10は、訪問者の出身国、および訪問者によって訪問された特定の管理されたサイトのページに関する情報をサイト運営者60に提供することができるが、製品カードシステム10が特定の訪問者に関して有する他の情報(同じサイト運営者60によって管理されていない他のサイトにおける訪問者のアクティビティに関して製品カードシステム10に分かっている情報など)を提供しないであろう。
【0387】
訪問者は、製品(自身が見つけなかった)について尋ねることができる。訪問者は、さらに、カード70(同じサイト、またはシステムによってホストされた別のサイトからの)を所望の製品のモデルとして使用することができる。
【0388】
サイトマネージャは、詳細を有する埋込み画像を含むアクション(例えば、「製品Xの購入」カード)とともに特定の製品にリンクするカード70を送ることができる。そのようなカード70は、本質的に、サイトマネージャから訪問者に(逆の代わりに)送られた「逆注文」である。注文は、インタフェースアプリケーションサイトマネージャの電話にプッシュ通知として到着してもよい(チャット中になされなかった場合)。サイトマネージャは、さらに、ユーザをサイトの所与のページに直接向かわせるために「ページへの転送」通知をユーザに送ることができる。
【0389】
これらのチャットシナリオは、明確な要求/注文カードの使用ではなくチャットセッション(訪問者が多分匿名のまま)のコンテキストで議論がされるという点で、上述の注文関連シナリオとは異なる。チャットカードは、依然として、本明細書において上述で論じたような製品参照を含むことができる。
【0390】
システム100は、ソーシャルネットワーキングシステムで見いだされるものに匹敵するいくつかの要素、例えば、内蔵の「いいね」機構によって製品またはページを「気に入らせる」能力、製品、ページ、またはカードをサードパーティに転送することによってそれを共有する能力、特定のサイト(例えば、eショップ)をフォローまたは購読する能力、およびシステムアクティビティを反映するカードフィードを有することなどを含むことができることが理解されよう。
【0391】
システム100は、ユーザ間の友人関係、およびユーザが加入できるグループの作成などの追加のソーシャルネットワークタイプの機能を実装することができることがさらに理解されよう。
【0392】
出願人等は、システム100が、基礎をなす3-エンティティモデルを有する点で既存のソーシャルネットワークシステムと異なり得ることに気付いた。
【0393】
次に、3つのタイプのソーシャルネットワークを示す図8A図8B、および図8Cを参照する。いくつかの既存のソーシャルネットワーク(Twitterなど)は、主として、ユーザおよびそれらの関係に基づいた基礎をなす1-エンティティモデル(次に参照する図8Aに示されるような)を有することが理解されよう。図8Aにおいて、円はすべてユーザを表す。クラウド内の円は、内部ユーザすなわち、システム100内に登録されたユーザと考えることができ、クラウドの外の円は、登録されていない、それゆえに、システム100には分からない単独の外部ユーザを表す。ユーザは他のユーザと友人になる(またはTwitterの場合には、一方向にフォローする)ことができ、外部(非ネットワークユーザ)は、さらに、ネットワークユーザ情報を訪問または見ることができる。
【0394】
他の既存のソーシャルネットワーク(Facebookなど)は、ユーザおよびコンテンツプロバイダ(すなわち、ページ)に基づいた基礎をなす2-エンティティモデルを有する。ページは、多数のページタイプ(例えば、グループ、ビジネス、アーティスト、ブランドなど)と、それに加えてユーザ自身の個人のページを含むことができる。ユーザは、グループメンバシップ、ページフォローイング、もしくは好みを介して、または(間接的に)友人関係を通じてページを購読することができる。
【0395】
次に、ユーザAからFのための個人ページA’からF’と、他のページ(例えば、グループ、ビジネスまたはアーティスト)X1からX3とを含むそのようなネットワークを示す図8Bを参照する。ユーザA、B、およびDは、(例えば)ページX1を購読する。ユーザDはEの友人であるので、ユーザDもページE’を「ソフト購読(soft subscribe)」されている。
【0396】
したがって、システム100は、3-エンティティソーシャルネットワークを含むことができる。このモデルの下で、ビジネスオブジェクト分類(および特に製品タイプ)は、ユーザおよびコンテンツプロバイダに加えて、ソーシャルグラフにおいてオブジェクトの第3のセットを形成することができる。次に、ネットワークが、ユーザ(AからD)と、コンテンツプロバイダページ(A’からD’およびX1からX4、X4はX4AおよびX4Bを含む)と、ビジネスオブジェクト分類(Z1からZ3、Z3はZ3AおよびZ3Bを含む)とをどのように含むかを示す図8Cを参照する。
【0397】
コンテンツプロバイダとユーザの両方は、明確な関連(すなわち、分類に明確に接続する)と暗黙の関連(例えば、特定の分類に関連する商品をユーザ60が投稿または共有することによって作成された)の両方を含む、様々なそのような分類との多数の関連を作成することができる。
【0398】
図6Cに示されるように、ユーザAは分類Z2に関連し、ユーザCは分類Z1および分類Z3に関連している。さらに、コンテンツプロバイダX4は、コンテンツ商品X4A(Z1およびZ3Aに関連する)と、コンテンツ商品X4B(Z3およびZ3Bに関連する)とを含む。
【0399】
アーキテクチャは、ユーザ60が所与の分類/製品クラス(例えば、皮革衣服)をフォローし、多数の皮革衣服販売元からの更新を、そのような販売元と明確に関連する必要なしに受け取ることを可能にすることができることが理解されよう。
【0400】
それは、さらに、(例えば)システム100内にページを有するマウンテンバイク販売元が、マウンテンバイク関連ユーザの特定のサブカテゴリ(フルサスペンションマウンテンバイクなど)に関連するすべてのユーザに連絡することを可能にすることができる。
【0401】
アーキテクチャは、さらに、コンテンツプロバイダが、自身のページ全体を1組のビジネスオブジェクト分類にリンクさせることを可能にすることができる。代替として、コンテンツプロバイダは、自身のページの特定のサブエレメント(例えば、特定のブログ投稿または提案する製品)を、関連するビジネスオブジェクト分類に別々に接続することができる。
【0402】
それは、さらに、問合せが、相互接続および関連グラフに基づいて行われる(ユーザとコンテンツプロバイダマネージャの両方によって)ことを可能にすることができる。
【0403】
したがって、システム100は、製品中心ウィジェットカードを介して、ユーザおよびシステムをアクションのフィードにリンクさせるためのシステムを提供することができる。システム100は、さらに、カード作成および使用の基礎をなすシステムの一部としてそのような3-エンティティソーシャルネットワークを実装することができる。
【0404】
特に明記しない限り、先の議論から明らかなように、明細書の全体を通して、「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」などのような用語を利用した議論は、コンピューティングシステムのレジスタおよび/またはメモリ内の電子量などの物理量として表されたデータを、コンピューティングシステムのメモリ、レジスタまたは他のそのような情報記憶装置、伝送または表示デバイス内の物理量として同様に表された他のデータに操作および/または変換するクライアント/サーバシステム、モバイルコンピューティングデバイス、スマート家電、または同様の電子コンピューティングデバイスなどの任意のタイプの汎用コンピュータのアクションおよび/またはプロセスを指すことが理解されよう。
【0405】
本発明の実施形態は、本明細書の操作を実行するための装置を含むことができる。この装置は、所望の目的のために特別に構築されてもよく、またはコンピュータに格納されたコンピュータプログラムによって選択的に起動または再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。結果として生じた装置は、ソフトウェアによって命令されると、汎用コンピュータを本明細書で論じたような発明的要素に変えることができる。指示は、本発明のデバイスにとって望ましいコンピュータプラットフォームにより動作する本発明のデバイスを定義することができる。そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、限定はしないが、光ディスクおよび光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読出し専用メモリ(ROM)、揮発性および不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気もしくは光カード、フラッシュメモリ、ディスクオンキー、または電子命令を格納するのに適しており、コンピュータシステムバスに結合することができる任意の他のタイプの媒体に格納することができる。
【0406】
本明細書で提示されたプロセスおよび表示は、いかなるコンピュータまたは他の装置にも本質的に関連していない。様々な汎用システムを、本明細書の教示に従ってプログラムとともに使用することができ、または所望の方法を実行するためにより専門的な装置を構築することが便利であることが分かる。様々なこれらのシステムのための所望の構造が、以下の説明から明白であろう。加えて、本発明の実施形態は、いかなるプログラミング言語も参照して説明されていない。様々なプログラミング言語が、本明細書で説明する本発明の教示を実施するために使用され得ることが理解されよう。
【0407】
本発明の特定の特徴が本明細書において図示および説明されたが、多くの変更、代用、改変、および等価物が、ここで、当業者には思い浮かぶであろう。それゆえに、添付の特許請求範囲は、本発明の真の趣旨内にあるすべてのそのような変更および改変を包含するように意図されていることを理解されたい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E-1】
図1E-2】
図1F
図1G-1】
図1G-2】
図1H
図1I
図1J
図1K
図1L
図1M
図1N
図1O
図1P
図1Q
図1R
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C