(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-19
(45)【発行日】2022-05-27
(54)【発明の名称】即時通信アプリケーションにおけるファイル送信
(51)【国際特許分類】
H04L 67/00 20220101AFI20220520BHJP
G06F 16/17 20190101ALI20220520BHJP
G06F 16/332 20190101ALI20220520BHJP
G06F 16/338 20190101ALI20220520BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20220520BHJP
【FI】
H04L67/00
G06F16/17 100
G06F16/332
G06F16/338
H04L51/04
(21)【出願番号】P 2019561272
(86)(22)【出願日】2017-12-05
(86)【国際出願番号】 CN2017114631
(87)【国際公開番号】W WO2018205577
(87)【国際公開日】2018-11-15
【審査請求日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】201710318822.8
(32)【優先日】2017-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519353628
【氏名又は名称】ベイジン サンクアイ オンライン テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チャン ドンユアン
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0073640(US,A1)
【文献】特開2015-207088(JP,A)
【文献】特開2016-157437(JP,A)
【文献】特表2015-500519(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
G06F 16/17
G06F 16/332
G06F 16/338
H04L 51/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスが、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得することと、
前記電子デバイスが、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得することと、
前記電子デバイスが、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示することと、
前記電子デバイスが、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、
前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、ユーザによって選択された前記ファイルを送信することと、
ユーザによって選択された前記ファイルを送信した後、前記電子デバイスが、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された前記会話メッセージを削除することと、
を含む、
即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法。
【請求項2】
前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得することは、
前記電子デバイスが、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別することと、
前記電子デバイスが、前記プリセット文字の識別子のファイル情報を確定することと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージが音声メッセージである場合、前記電子デバイスが前記音声メッセージをテキストメッセージに変換することをさらに含む、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ファイル情報は、ファイル名、作成者、生成日、変更日のうちの1つ以上を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも一部の前記候補ファイルを表示することは、
前記電子デバイスが、少なくとも一部の前記候補ファイルのファイル名をリスト形式で表示すること、
を含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記選択操作は、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグのいずれかを含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
サーバーが、電子デバイスから送信された
ファイル検索要求を受信することであって、当該ファイル検索要求は、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれる前記電子デバイスによって取得されたファイル情報を含む
、ファイル検索要求を受信することと、
前記サーバーが、前記ファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、且つ前記サーバーが前記候補ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示することと、
前記サーバーが、前記電子デバイスから送信された前記電子デバイスが即時通信アプリケーションで送信したファイルのファイル情報および前記ファイルを受信待ちする目的電子デバイスを含むファイル送信要求を受信することと、
前記サーバーが、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、前記ファイル情報に対応するファイルを前記目的電子デバイスに送信することと、
を含む、
即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法。
【請求項8】
即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得するためのファイル情報取得モジュールと、
前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得するための候補ファイル取得モジュールと、
少なくとも一部の前記候補ファイルを表示するための候補ファイル表示モジュールと、
表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、
前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、ユーザによって選択された前記ファイルを送信するためのファイル送信モジュールと、
ユーザによって選択された前記ファイルを送信した後、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを削除するための削除モジュールと、
を含む、
電子デバイスにおけるファイル送信装置。
【請求項9】
電子デバイスから送信された
ファイル検索要求を受信するためのファイル検索要求受信モジュールであって、当該ファイル検索要求は、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれる前記電子デバイスによって取得されたファイル情報を含む、ファイル検索要求受信モジュールと、
前記ファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示するための検索送信モジュールと、
前記電子デバイスから送信されたファイル送信要求を受信するように構成されたファイル送信要求受信モジュールであって、前記ファイル送信要求は、前記電子デバイスが前記即時通信アプリケーションで送信したファイルのファイル情報および前記ファイルを受信待ちする目的電子デバイスを含む、ファイル送信要求受信モジュールと、
前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを送信せずに、前記ファイル情報に対応するファイルを前記目的電子デバイスに送信するように構成されたファイル送信モジュールと、
を含む、
サーバーにおけるファイル送信装置。
【請求項10】
メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む電子デバイスであって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1から
6のいずれか1項に記載の即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法を実現する、
電子デバイス。
【請求項11】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から
6のいずれか1項に記載の即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含むサーバーであって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、
請求項7に記載の即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法を実現する、
サーバー。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、
請求項7に記載の即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法及び装置、電子デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
即時通信アプリケーションにおいて、ある会話相手が現在の会話中の他の会話対象にファイルを送信する場合、まず会話インターフェイスに設置されたファイル送信アイコンをクリックする必要があり、次に、即時通信アプリケーションによってファイルブラウザを呼び出し、会話対象がローカルフォルダを手動で逐次的に開き、ファイル名を閲覧し、最後に送信待ちのファイルを選択する。
【0003】
ユーザがフォルダを手動で逐次的に開き、ディレクトリごとに送信待ちのファイルを手動で逐次的に検索する必要があるため、ファイルを送信する効率が比較的に低い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
これを考慮して、本出願の第一側面によると、電子デバイスが、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得することと、前記電子デバイスが、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得することと、前記電子デバイスが、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示することと、前記電子デバイスが、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択された前記ファイルを送信することとを含む即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法に関する。
【0005】
本出願の第二側面によると、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得するためのファイル情報取得モジュールと、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得するための候補ファイル取得モジュールと、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示するための候補ファイル表示モジュールと、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択された前記ファイルを送信するためのファイル送信モジュールとを含む電子デバイスにおけるファイル送信装置に関する。
【0006】
本出願の第三側面によると、サーバーが、電子デバイスから送信されたファイル情報を含むファイル検索要求を受信することと、前記サーバーが、前記ファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、且つ前記サーバーが前記候補ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示することとを含む即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法に関する。
【0007】
本出願の第四側面によると、電子デバイスから送信されたファイル情報を含むファイル検索要求を受信するためのファイル検索要求受信モジュールと、前記ファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示するための検索送信モジュールとを含むサーバーにおけるファイル送信装置に関する。
【0008】
本出願の第五側面によると、メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む電子デバイスであって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、上述即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法を実現する電子デバイスに関する。
【0009】
本出願の第六側面によると、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上述即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【0010】
本出願の第七側面によると、メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含むサーバーであって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、上述即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法を実現するサーバーに関する。
【0011】
本出願の第八側面によると、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上述即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【0012】
即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得し、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得した後、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示し、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを送信することにより、従来技術に存在する即時通信アプリケーションがファイルを送信する際に効率が低下する問題を解決した。ユーザが入力したファイル情報に基づいて、合致したファイルを自動的に検索し、ユーザが選択するために表示することにより、ユーザがファイルストレージディレクトリを逐次的に閲覧する必要がなく、ファイル送信効率を効果的に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本出願の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の説明で使用される図面を簡単に説明する。以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎない。当業者にとって、創造的な作業を行うことなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0014】
【
図1】本出願の一実施例によるファイル送信方法の概略フローチャートである。
【0015】
【
図2】本出願の別の実施例によるファイル送信方法の概略フローチャートである。
【0016】
【
図3】本出願の一実施例によるファイル送信方法において候補ファイルを表示するインターフェースの概略図である。
【0017】
【
図4】本出願のさらに別の実施例によるファイル送信方法の概略フローチャートである。
【0018】
【
図5】本出願の一実施例によるファイル送信装置の概略構成図である。
【0019】
【
図6】本出願の別の実施例によるファイル送信装置の概略構成図である。
【0020】
【
図7】本出願のさらに別の実施例によるファイル送信装置の概略構成図である。
【0021】
【
図8】本出願のさらに別の実施例によるファイル送信装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本出願の実施例における技術案について、本出願の実施例における図面を参照して明確かつ完全に説明する。記載された実施例は、全ての実施例ではなく、本出願の実施例の一部であることは明らかである。本出願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしないことを前提として取得された他のすべての実施例は、本出願の保護の範囲に属する。
【0023】
本出願の一実施例によって開示される即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法は、
電子デバイスに適用可能である。
図1に示すように、当該方法は、ステップ100~ステップ130を含むことができる。
【0024】
ステップ100において、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得する。
【0025】
即時通信アプリケーションでは、会話参加者は会話対象と呼ばれ、会話対象は会話インタフェースでエディタによって会話メッセージを編集する。
【0026】
即時通信アプリケーションは、システムから提供されたインタフェースを呼び出すことにより、エディタに入力された会話メッセージを取得することができる。例えば、即時通信アプリケーションによって取得された会話メッセージは、文字列タイプであってもよい。即時通信アプリケーションは、取得した会話メッセージをリアルタイムで識別することにより、プリセット文字が含まれているかどうかを識別することができる。例えば、会話メッセージに「#?#」が含まれているかどうかを識別することができ、ここで、「?」は任意の数の文字を表すことができる。
【0027】
または、ユーザは、会話メッセージを入力した後、送信アイコンをクリックして、サーバーを介して相手の会話対象に会話メッセージを送信することができる。ここで、当該サーバーは、即時通信アプリケーションサーバーであり、当該即時通信アプリケーションを管理するために使用されている。即時通信アプリケーションは、送信アイコンが押されたことを検出した後、システムから提供されたインタフェースを呼び出すことにより、エディタから出力された会話メッセージを取得することができる。例えば、即時通信アプリケーションによって取得された会話メッセージは、文字列タイプであってもよい。
【0028】
即時通信アプリケーションは、取得したエディタから出力された会話メッセージにおける文字をさらに識別することにより、プリセット文字が含まれているかどうかを識別することができる。例えば、会話メッセージに「#?#」が含まれているかどうかを識別することができ、ここで、「?」は任意の数の文字を表す。即時通信アプリケーションは、正規表現または文字MATCH関数の呼び出しによって、会話メッセージに「#?#」が含まれているかどうかを識別することができる。会話メッセージに「#?#」が含まれることが識別された場合に、「?」がファイル情報である。例えば、会話メッセージに「#財務諸表#」が含まれることが識別された後、「財務諸表」がファイル情報であることが確定される。
【0029】
会話メッセージにおけるプリセット文字は、第1のプリセット文字+ファイル情報+第2のプリセット文字という形式で表すことができる。ここで、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、#、『、』、&など特別な意味を持つと定義されていない文字であり、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、同じでも異なるでもよい。ファイル情報は、ファイル名、作成者、変更日、生成日などを含むことができる。ファイル情報を含む会話メッセージについて、#李白#、#財務諸表#、『労働契約』が挙げられることができる。
【0030】
ステップ110において、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得する。
【0031】
ファイル情報を取得した後、ローカル電子デバイスで候補ファイルを取得することができ、または電子デバイスが、サーバーを介して候補ファイルを取得することができる。ここで、ファイル情報は、ファイル名、作成者、変更日、生成日などを含むことができる。ファイル情報がファイル名であることを例として、ローカル電子デバイスは、システムから提供されたインタフェースを呼び出すことにより、ローカルに記憶されたファイル名に前記ファイル情報が含まれるファイルを検索し、検索されたファイルを候補ファイルとすることができる。
【0032】
または、相変わらずファイル情報がファイル名であることを例として、電子デバイスは、ファイル検索要求をサーバーに送信することができ、前記ファイル検索要求は、前記ファイル情報を含むことができる。前記サーバーは、前記ファイル検索要求を受信した後、ファイル名に前記ファイル情報が含まれるファイルをサーバーローカルおよび/または第三者データベース内で検索することができる。次に、前記サーバーは、検索されたファイルリストをJSON(JavaScript Object Notation)データフォーマットでファイル検索要求を発する電子デバイスにフィードバックし、電子デバイスによって解析して、当該ファイルリストを表示することができる。
【0033】
ファイル情報が作成者であれば、ファイルを検索するときに、ファイルの作成者属性のみに合致することができる。ファイル情報が変更日であれば、ファイルを検索するときに、ファイルの変更日属性のみに合致することができる。ファイル情報が生成日であれば、ファイルを検索するときに、ファイルの生成日属性のみに合致することができる。
【0034】
演算能力の高い電子デバイスまたはサーバーの場合、ファイル情報はファイル内容でもよい。ファイル情報がファイル内容であれば、ファイルを検索するときに、ファイル名とファイルの本文に合致することができる。
【0035】
ステップ120において、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示する。
【0036】
電子デバイスが候補ファイルを取得した後、すべての候補ファイルまたは一部の候補ファイルを表示することにより、ユーザが選択して送信することができる。例えば、前記ファイルリストを表示するために、電子デバイスは、システムから提供されたインタフェースを呼び出すことによって、現在の会話インタフェース領域または入力領域にフローティングウィンドウを作成することができる。表示スペースの制限を考慮して、電子デバイスは、検索された候補ファイルとファイル情報との合致度合いに応じて、合致度合いの高い候補ファイルの一部をフローティングウィンドウ内に表示するように選択することができる。電子デバイスは、より多くの候補ファイルを表示するために、フローティングウィンドウ内にリストボックスを作成することもでき、この結果、ユーザがページをめくるかスクロールバーを引くことにより、より多くの候補ファイルを閲覧することができる。当業者は、本出願の開示内容に基づいて、他の候補ファイルを表示する方式も考え、ここでは説明しない。
【0037】
ステップ130において、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択された前記ファイルを送信する。
【0038】
ユーザは、候補ファイルの表示インタフェースでプリセット操作を実行することにより、送信待ちの候補ファイルを選択し、この後、電子デバイスは、ユーザによって選択された候補ファイルを確定し、ユーザによって選択された候補ファイルをサーバーに送信することができ、サーバーは、当該ユーザによって選択された候補ファイルを現在の会話に送信する。例えば、ユーザは、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグなどのプリセット操作を実行することにより、送信待ちの候補ファイルを選択することができる。
【0039】
電子デバイスが、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得し、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得し、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示し、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択されたファイルを送信することにより、即時通信アプリケーションがファイルを送信する際の効率を効果的に向上させることができる。ユーザが入力したファイル情報に基づいて、合致したファイルを自動的に検索し、ユーザが選択するために表示することにより、ユーザがファイルストレージディレクトリを逐次的に閲覧する必要がなく、ファイル送信効率を効果的に向上させることができる。
【0040】
本出願の別の実施例によって開示される即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法は、
電子デバイスに適用可能である。
図2に示すように、当該方法は、ステップ200~ステップ240を含むことができる。
【0041】
ステップ200において、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得する。
【0042】
即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得することは、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別することと、プリセット文字の識別子のファイル情報を確定することとを含むことができる。例えば、前記ファイル情報は、ファイル名、作成者、生成日、変更日のうちの1つ以上を含むことができる。
【0043】
ユーザが会話インタフェースでエディタを介してプリセット文字を含む会話メッセージを入力したとき、会話メッセージのフォーマットは、第1のプリセット文字+ファイル情報+第2のプリセット文字という形式で表すことができる。ここで、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、#、『、』、&など特別な意味を持つと定義されていない文字であり、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、同じでも異なるでもよい。例えば、ユーザによって入力された会話メッセージは、「#財務諸表#」であることができ、ここで、ファイル情報はファイル名を表すことができる。会話メッセージの編集が完成した後、ユーザが「送信」をクリックして、電子デバイスがエディタによって出力された会話メッセージを取得し、当該会話メッセージを識別することにより、当該会話メッセージに第1のプリセット文字と第2のプリセット文字が含まれているかどうかを識別することができる。当該会話メッセージに第1のプリセット文字および第2のプリセット文字が含まれば、当該会話メッセージが通常の会話メッセージではなく、ファイル検索メッセージであると確定される。次に、電子デバイスは、前記第1のプリセット文字と第2のプリセット文字との間の文字がファイル情報であることをさらに確定することができる。例えば、ユーザによって入力された会話メッセージが「#財務諸表#」である場合、ファイル情報が「財務諸表」であることが確定される。
【0044】
例えば、電子デバイスは、正規表現または文字MATCH関数の呼び出しによって、会話メッセージに「#?#」などのプリセット文字が含まれているかどうかを識別することができる。会話メッセージに「#?#」が含まれることが識別された場合に、「?」がファイル情報である。例えば、会話メッセージに「#財務諸表#」が含まれることが識別された後、「財務諸表」がファイル情報であることが確定される。
【0045】
ユーザは、会話インタフェースで音声によって会話メッセージを入力することもできる。この場合、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別する前に、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージが音声メッセージである場合、当該音声メッセージをテキストメッセージに変換することをさらに含むことができる。
【0046】
電子デバイスは、音声入力が完了したことを検出した後、ユーザによって入力された音声メッセージを取得し、当該音声メッセージをテキストメッセージに変換し、この後、当該テキストメッセージに含まれるプリセット文字を識別し、テキストメッセージにおけるファイル情報をさらに確定することができる。
【0047】
ステップ210において、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得する。
【0048】
前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得する具体的な実施形態について、上記実施例を参照してもよく、ここでは説明を省略する。
【0049】
ステップ220において、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示する。
【0050】
電子デバイスが候補ファイルを取得した後、すべての候補ファイルまたは一部の候補ファイルを表示することにより、ユーザが選択して送信することができる。例えば、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示することは、取得した少なくとも一部の前記候補ファイルのファイル名をリスト形式で表示することを含むことができる。
図3に示すように、
電子デバイスは、システムから提供されたインタフェースを呼び出すことによって、現在の会話インタフェース領域または入力領域にフローティングウィンドウ300を作成し、フローティングウィンドウ300内に前
記ファイルリスト310を表示することができる。表示スペースの制限を考慮して、
電子デバイスは、検索された候補ファイルとファイル情報との合致度合いに応じて、合致度合いの高い候補ファイルの一部をフローティングウィンドウ内に表示するように選択し、且つファイル名のみを表示する。前記候補ファイルを表示するときに、取得した前記候補ファイルのファイル名やバージョン番号などの情報をリスト形式で表示することもできる。
【0051】
ファイル情報が作成者である場合、前記候補ファイルを表示するときに、取得した前記候補ファイルのファイル名と作成者情報をリスト形式で表示することもできる。ファイル情報が変更日である場合、前記候補ファイルを表示するときに、変更日が合致する前記候補ファイルのファイル名、またはファイル名と変更日をリスト形式で表示することもできる。ファイル情報が生成日である場合、前記候補ファイルを表示するときに、生成日が合致する前記候補ファイルのファイル名、またはファイル名と生成日をリスト形式で表示することもできる。
【0052】
ステップ230において、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択された前記ファイルを送信する。
【0053】
ユーザは、候補ファイルの表示インタフェースでプリセット操作を実行することにより、送信待ちの候補ファイルを選択することができる。この後、電子デバイスは、ユーザによって選択された候補ファイルを確定し、ユーザによって選択された候補ファイルをサーバーに送信することができ、サーバーは、受信された当該候補ファイルを現在の会話に送信する。表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択されたファイルを送信することは、前記候補ファイルに対するユーザの選択操作を取得することと、前記選択操作に対応する候補ファイルを送信することとを含むことができる。前記選択操作は、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグのいずれかであることができる。
【0054】
選択操作が「ファイルのクリック」であることを例として、ユーザーがフローティングウィンドウに表示されているファイルをクリックすると、フローティングウィンドウは、クリックイベントを受信し、電子デバイスは、システムインタフェースを呼び出すことによって、当該クリックイベントを取得する。その後、メッセージ処理を経て、クリックイベントに対応する候補ファイルを確定する。ユーザでクリックした候補ファイルが、電子デバイスにローカルに格納されたファイルであれば、電子デバイスが、サーバーに1つのファイル送信メッセージを送信することができ、サーバーが、当該ファイルを現在の会話に送信する。相応的に、現在の会話の他の会話対象は、1つの共有ファイルの会話メッセージを受信する。電子デバイスが、サーバーに1つのファイル送信メッセージを送信する具体的な技術案について、当業者がよく知っているいずれかの関連技術を参照してもよく、ここでは説明を省略する。
【0055】
ユーザでクリックした候補ファイルが、サーバー側に格納されたファイルまたはサーバーが第三者データベースを呼び出すことにより検索されたファイルであれば、電子デバイスが、HTTPプロトコルを呼び出すことにより、ファイル名や記憶アドレスなどの候補ファイルの識別子が含まれる1つのファイル送信要求をサーバーに送信することができ、サーバーが、ローカルまたは第三者データベースからファイルを読み込んだ後、当該ファイルを現在の会話に送信する。サーバーが、即時通信アプリケーションのある会話にファイルを送信する具体的な技術案について、当業者がよく知っているいずれかの関連技術を参照してもよく、ここでは説明を省略する。
【0056】
ユーザは、ファイルをスライドしたり、ファイルをドラッグしたりすることによってファイルを選択することもできる。例えば、表示されたファイルリストのいずれかのファイルを右にスライドしたり、ファイルリストのいずれかのファイルを会話領域にドラッグしたりする。
【0057】
ステップ240において、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを削除する。
【0058】
電子デバイスがファイル送信の会話メッセージをサーバーに送信した後、ユーザで入力した当該会話メッセージはファイル送信メッセージに変換されたので、即時通信アプリケーションの会話インタフェース上で当該会話メッセージを削除して、電子デバイスが当該会話メッセージを送信し続けないことを確実にする。
【0059】
電子デバイスが、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得し、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得し、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示し、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択されたファイルを送信することにより、即時通信アプリケーションがファイルを送信する際の効率を効果的に向上させることができる。ユーザが入力したファイル情報に基づいて、合致したファイルを自動的に検索し、ユーザが選択するために表示することにより、ユーザがファイルストレージディレクトリを逐次的に閲覧する必要がなく、ファイル送信効率を効果的に向上させることができる。
【0060】
本出願の別の実施例によって開示される即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法は
、サーバーに適用可能である。
図4に示すように、当該方法は、ステップ400とステップ410とを含むことができる。
【0061】
ステップ400において、電子デバイスから送信されたファイル情報を含むファイル検索要求を受信する。
【0062】
サーバーは、電子デバイスから送信されたファイル検索要求をリアルタイムに受信する。ファイル情報がファイル名であることを例として、即時通信アプリケーションは、ファイル検索要求をサーバーに送信し、前記ファイル検索要求には前記ファイル名が含まれていてもよい。
【0063】
ステップ410において、前記ファイル情報に合致するファイルを検索し、前記ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記ファイルを前記電子デバイスで表示する。
【0064】
前記サーバーは、電子デバイスから送信された前記ファイル検索要求を受信した後、候補ファイルとして、ファイル名に前記ファイル情報が含まれるファイルをサーバーローカルおよび/または第三者データベース内で検索することができ、確定された1つ以上の候補ファイルに基づいて、当該候補ファイルを含むファイルリストを生成する。次に、前記サーバーは、検索されたファイルリストをJSON(JavaScript Object Notation)データフォーマットでファイル検索要求を発する電子デバイスにフィードバックし、電子デバイスが解析して、当該ファイルリストを表示することができる。
【0065】
前記方法は、電子デバイスから送信されたファイル送信要求を受信することをさらに含むことができ、前記ファイル送信要求は、前記電子デバイスが即時通信アプリケーションで送信しようとするファイルのファイル情報及び当該ファイルを受信待ちする目的電子デバイスを含む。
【0066】
電子デバイスが少なくとも一部の前記候補ファイルを表示する過程において、ユーザは、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグなどの選択操作によって、会話相手に送信しようとするファイルを選択することができる。ユーザが1つまたはいくつかの表示された候補ファイルを選択した後、電子デバイスは、ファイル送信要求をサーバーに送信することができる。
【0067】
サーバーは、電子デバイスから送信されたファイル送信要求をリアルタイムに受信することができ、前記ファイル送信要求は、前記電子デバイスが即時通信アプリケーションで送信したファイルのファイル情報及び前記ファイルを受信待ちする目的電子デバイスを含む。
【0068】
前記方法は、前記ファイル送信要求に含まれるファイル情報に対応するファイルを前記目的電子デバイスに送信することをさらに含むことができる。
【0069】
サーバーは、前記ファイル送信要求に含まれるファイル情報に基づいて、対応するファイルを確定し、前記ファイルを前記ファイル送信要求に含まれる目的電子デバイスに送信する。
【0070】
サーバーがファイル検索要求を受信し、前記ファイル検索要求に含まれるファイル情報に合致した候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記ファイル検索要求を送信する電子デバイスに送信し、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示することにより、ユーザの選択に応じて、ファイルを会話相手の電子デバイスに速やかに送信することが容易になり、即時通信アプリケーションがファイルを送信する際の効率を効果的に向上させることができる。
【0071】
本出願の一実施例によって開示されるファイル送信装置は、
電子デバイスに適用可能である。
図5に示すように、前記装置は、ファイル情報取得モジュール500と、候補ファイル取得モジュール510と、候補ファイル表示モジュール520と、ファイル送信モジュール530とを含むことができる。
【0072】
ここで、ファイル情報取得モジュール500は、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得する。候補ファイル取得モジュール510は、ファイル情報取得モジュール500によって取得されたファイル情報に基づいて候補ファイルを取得する。候補ファイル表示モジュール520は、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示する。ファイル送信モジュール530は、候補ファイル表示モジュール520によって表示された候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択されたファイルを送信する。
【0073】
一例によると、
図6に示すように、前記ファイル情報取得モジュール500は、具体的には、プリセット文字識別ユニット5001と、ファイル情報確定ユニット5002とを含むことができる。ここで、プリセット文字識別ユニット5001は、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別する。ファイル情報確定ユニット5002は、前記プリセット文字識別子のファイル情報を識別する。
【0074】
例えば、会話メッセージにおけるプリセット文字は、第1のプリセット文字+ファイル情報+第2のプリセット文字という形式で表すことができる。ここで、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、#、『、』、&など特別な意味を持つと定義されていない文字であり、第1のプリセット文字と第2のプリセット文字は、同じでも異なるでもよい。ファイル情報は、ファイル名、作成者、変更日、生成日などを含むことができる。ファイル情報を含む会話メッセージについて、#李白#、#財務諸表#、『労働契約』が挙げられることができる。
【0075】
プリセット文字識別ユニット5001は、正規表現または文字MATCH関数の呼び出しによって、会話メッセージに「#?#」が含まれているかどうかを識別することができる。プリセット文字識別ユニット5001によって会話メッセージに「#?#」が含まれることを識別された場合に、ファイル情報確定ユニット5002は、「?」がファイル情報であることを確定することができる。例えば、プリセット文字識別ユニット5001によって会話メッセージに「#財務諸表#」が含まれることが識別された後、ファイル情報確定ユニット5002は、「財務諸表」がファイル情報であることを確定することができる。
【0076】
別の例によると、
図6に示すように、前記ファイル情報取得モジュール500は、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージが音声メッセージである場合、音声メッセージをテキストメッセージに変換するメッセージ変換ユニット5003をさらに含むことができる。
【0077】
ユーザは、会話インタフェースで音声によって会話メッセージを入力することができる。この場合、メッセージ変換ユニット5003は、音声入力が完了したことを検出した後、ユーザによって入力された音声メッセージを取得し、音声メッセージをテキストメッセージに変換することができる。この後、プリセット文字識別ユニット5001は、テキスト会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別することができ、且つファイル情報確定ユニット5002は、テキストメッセージにおけるファイル情報をさらに確定することができる。
【0078】
ここで、前記ファイル情報は、ファイル名、作成者、生成日、変更日のうちの1つ以上を含むことができる。
【0079】
また、前記候補ファイル表示モジュール520は、具体的には、取得された少なくとも一部の前記候補ファイルのファイル名をリスト形式で表示する。
【0080】
ここで、前記選択操作は、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグのいずれかを含む。
【0081】
前記ファイル送信モジュール530は、具体的には、前記候補ファイルに対するユーザの選択操作を取得し、前記選択操作に対応する候補ファイルを確定して、前記選択操作に対応する候補ファイルを送信する。
【0082】
さらに別の例によると、
図6に示すように、前記装置は、前記ファイル送信モジュール530が前記ファイルを送信した後、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを削除するメッセージ削除モジュール540をさらに含むことができる。
【0083】
電子デバイスが、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得し、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得し、この後、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示し、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択されたファイルを送信することにより、即時通信アプリケーションがファイルを送信する際の効率を効果的に向上させることができる。ユーザが入力したファイル情報に基づいて、合致したファイルを自動的に検索し、ユーザが選択するために表示することにより、ユーザがファイルストレージディレクトリを逐次的に閲覧する必要がなく、ファイル送信効率を効果的に向上させることができる。
【0084】
本出願の一実施例によって開示されるファイル送信装置は
、サーバーに適用可能である。
図7に示すように、前記装置は、ファイル検索要求受信モジュール700と検索送信モジュール710とを含むことができる。
【0085】
ファイル検索要求受信モジュール700は、電子デバイスから送信されたファイル検索要求を受信することができ、前記ファイル検索要求にはファイル情報が含まれることができる。検索送信モジュール710は、前記ファイル検索要求に含まれるファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記ファイル検索要求を送信する電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示する。
【0086】
図8に示すように、前記装置は、ファイル送信要求を受信するためのファイル送信要求受信モジュール720をさらに含むことができる。ここで、前記ファイル送信要求は、前記
電子デバイスが即時通信アプリケーションで送信
したファイルのファイル情報及び前記ファイルを受信待ちする目的
電子デバイスを含むことができる。
【0087】
図8に示すように、前記装置は、前記ファイル送信要求に含まれるファイル情報に対応するファイルを前記目的
電子デバイスに送信するためのファイル送信モジュール730をさらに含むことができる。
【0088】
サーバーがファイル検索要求を受信し、前記ファイル検索要求に含まれるファイル情報に合致した候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記ファイル検索要求を送信する電子デバイスに送信し、少なくとも一部の前記ファイルを前記電子デバイスで表示することにより、ユーザの選択に応じて、ファイルを会話相手の電子デバイスに速やかに送信することが容易になり、即時通信アプリケーションがファイルを送信する際の効率を効果的に向上させることができる。
【0089】
相応的に、本出願は、電子デバイスをさらに開示し、前記電子デバイスは、PC、モバイル端末、パーソナルデジタルアシスタント、タブレットなどであってもよい。前記電子デバイスは、メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるファイル情報を取得し、前記ファイル情報に基づいて候補ファイルを取得し、少なくとも一部の前記候補ファイルを表示し、表示された前記候補ファイルに対するユーザの選択操作に応じて、ユーザによって選択されたファイルを確定して、ユーザによって選択された前記ファイルを送信する。
【0090】
一例によると、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージに含まれるプリセット文字を識別し、前記プリセット文字の識別子のファイル情報を確定する。
【0091】
一例によると、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージが音声メッセージである場合、前記音声メッセージをテキストメッセージに変換する。
【0092】
一例によると、前記ファイル情報は、ファイル名、作成者、生成日、変更日のうちの1つ以上を含む。
【0093】
一例によると、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、少なくとも一部の前記候補ファイルのファイル名をリスト形式で表示する。
【0094】
一例によると、前記選択操作は、ファイルのクリック、ファイルのスライド、ファイルのドラッグのいずれかを含む。
【0095】
一例によると、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、ユーザによって選択された前記ファイルを送信した後、前記即時通信アプリケーションの会話インタフェースで編集された会話メッセージを削除する。
【0096】
相応的に、本出願は、メモリー、プロセッサ、および前記メモリーに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、電子デバイスから送信されたファイル情報を含むファイル検索要求を受信し、前記ファイル情報に合致する候補ファイルを検索し、前記候補ファイルを前記電子デバイスに送信することにより、少なくとも一部の前記候補ファイルを前記電子デバイスで表示する。
【0097】
一例によると、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、以下の動作を実現し、即ち、前記電子デバイスから送信された前記電子デバイスが即時通信アプリケーションで送信したファイルのファイル情報及び前記ファイルを受信待ちする目的電子デバイスを含むファイル送信要求を受信し、前記ファイル情報に対応するファイルを前記目的電子デバイスに送信する。
【0098】
本出願は、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、
図1及び図2に示す即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体も開示する。
【0099】
本出願は、プロセッサによって実行されるとき、図1及び図2に示す即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータプログラムも開示する。
【0100】
本出願は、コンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、図4に示す即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体も開示する。
【0101】
本出願は、プロセッサによって実行されるとき、図4に示す即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法のステップを実現するコンピュータプログラムも開示する。
【0102】
本明細書の各実施例は、いずれも漸進的に説明され、各実施例は、他の実施形態との相違点を中心に説明し、各実施例の間の同じおよび類似の部分は、相互に参照することができる。装置の実施例について、方法の実施例と基本的に同様であるため、説明は比較的簡単であり、関連する処は方法の実施例の説明を参照すればよい。
【0103】
以上、本出願に係る即時通信アプリケーションにおけるファイル送信方法及び装置、電子デバイスについて詳細に説明した。本明細書において、具体的な例を使用して本出願の原理および実施形態を説明した。以上の実施例に対する説明は、本出願の方法およびその主旨の理解を助けるためのものにすぎない。同時に、当該分野の一般的な技術者にとって、本出願の思想に応じて、具体的な実施形態及び適用範囲において変更されるところがあり、以上のように、本明細書の内容は、本出願の制限として解釈されるべきではない。
【0104】
以上の実施形態の説明から、当業者は、各実施形態がソフトウェアに加えて必要な汎用ハードウェアプラットフォームを介して実現できることを明確に理解することができ、もちろんハードウェアによっても実現可能である。このような理解に基づいて、上述の技術案は本質的に、または従来技術に貢献する部分はソフトウェア製品の形によって具体化されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、各実施例または実施例の一部で記載される方法を1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピューター、サーバー、またはネットワークデバイスなど)に実行させるためのいくつかの命令を含む。