技術分野
アルミニウム材の抵抗スポット溶接方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
アルミニウム材を重ね合わせて抵抗スポット溶接した継手強度は、スポット溶接により形成されるナゲット径に応じて増減する。そのため、高い継手強度を得るためには、ナゲット径を大きくすればよいが、ナゲット径を増加させると、ナゲット厚も同時に増加し、溶接条件によってはナゲットが電極先端部に接するほどの大きさに成長することがある。その場合、電極先端部に溶融アルミニウムが付着し、電極表面に金属間化合物が形成され、電極先端形状が変化してしまう。電極先端形状が変化した場合は、健全なナゲットを得るために電極のドレッシングにより電極先端形状を整える必要があるので、ドレッシングの頻度が多くなり、連続打点数が少なくなって生産性が低下する。
した先行文献1、2に記載の方法では、ナゲット径を大きくすることができても、これと同時にナゲットの厚さ方向の成長を抑制することは困難であった。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、下記の構成からなっている。
複数のアルミニウム材を重ね合わせて一対の電極で挟み込み、前記電極間に第1の通電を行う予備通電工程と、
前記予備通電工程後の10~500msの間、前記複数のアルミニウム材への入熱量を低下させる冷却工程と、
前記冷却工程後、前記一対の電極間に第2の通電を行う本通電工程と、をこの順に実施し、
前記予備通電工程の電流値をI1、通電時間をT1
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、アルミニウム材を重ね合わせて通電する際に、ナゲット径を大きくして継手強度を高め、且つナゲットの厚さ方向の成長を抑制することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
アルミニウム材を溶接するスポット溶接機の概略構成図である。
【図2】
溶接電流の波形の一例を示すタイミングチャートである。
【図3】
(A)~(C)は、予備通電工程から冷却工程までの様子を模式的に示す工程説明図である。
【図4】
(A),(B)は、冷却工程後の本通電工程の様子を模式的に示す工程説明図である。
【図5】
アルミニウム材の抵抗スポット溶接後における溶融凝固したナゲットを模式的に示すアルミニウム溶接継手の断面図である。
【図6】
(A),(B)は、予備通電工程と冷却工程とを設けずにナゲットを成長させた場合のナゲット形成状況を示す参考図である。
【図7】
(A)はR形の電極の概略形状、(B)はDR形の電極の概略形状を示す説明図である。
【図8】
溶接電流の波形と、これにより形成されたナゲットの断面写真を示す説明図である。
13,15 電極
21 第1アルミニウム板(アルミニウム材)
23 第2アルミニウム板(アルミニウム材)
25 ナゲット
27 アルミニウム溶接継手(接合体)
35 第1ナゲット
37 部分凝固部
39 第2ナゲット
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