IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 上海布魯可科技集団有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-インタラクティブ玩具 図1
  • 特許-インタラクティブ玩具 図2
  • 特許-インタラクティブ玩具 図3
  • 特許-インタラクティブ玩具 図4
  • 特許-インタラクティブ玩具 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-20
(45)【発行日】2022-05-30
(54)【発明の名称】インタラクティブ玩具
(51)【国際特許分類】
   A63F 9/00 20060101AFI20220523BHJP
   A63H 33/26 20060101ALI20220523BHJP
   A63H 5/00 20060101ALI20220523BHJP
【FI】
A63F9/00 504D
A63H33/26 Z
A63H5/00 C
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021527265
(86)(22)【出願日】2019-06-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2019090609
(87)【国際公開番号】W WO2020019886
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2021-01-22
(31)【優先権主張番号】201810829981.9
(32)【優先日】2018-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521034269
【氏名又は名称】上海布魯可科技集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI BLOCKS TECHNOLOGY GROUP CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Room 3001, Building 22, No.500 Jiajian Road, Jiading District Shanghai 200233,China
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】高 超
(72)【発明者】
【氏名】何 屹
(72)【発明者】
【氏名】李 良
(72)【発明者】
【氏名】万 振宇
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲らい▼
【審査官】早川 貴之
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-261535(JP,A)
【文献】特開2006-043303(JP,A)
【文献】特開平08-038738(JP,A)
【文献】特開2004-041487(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/00-9/20
9/26-11/00
A63H 1/00-37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング、制御モジュール、モータ、回転軸および外部部材を含む玩具であって、
前記回転軸は、ハウジングに露出して外部部材に接続され、前記制御モジュールは、モータを制御して回転軸の回転を駆動することができ、
前記玩具は、検出モジュールおよび分析モジュールをさらに含み、前記検出モジュールは、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を検出することができ、前記分析モジュールは、所定の基準角度と回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、外部部材が障害物に衝突したか否かを判断するものであり、
前記玩具は、外部センサモジュールをさらに含み、
前記外部センサモジュールは、障害物を検出すると、制御モジュールに指令を送信し、制御モジュールは、指令に基づいてランダム時間が経った後、モータを起動させ、回転軸の回転を駆動することを特徴とする、玩具。
【請求項2】
前記分析モジュールは、所定の基準角度と回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度よりも小さい場合、外部部材が障害物に衝突したと判断し、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度以上である場合、外部部材が障害物に衝突しなかったと判断することを特徴とする、請求項1に記載の玩具。
【請求項3】
前記外部センサモジュールは、超音波センサまたは位置センサを含むことを特徴とする、請求項に記載の玩具。
【請求項4】
前記玩具は、信号受信モジュールをさらに含み、前記制御モジュールは、信号受信モジュールが受信した指令に基づいて、モータを起動させ、回転軸の回転を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の玩具。
【請求項5】
前記玩具は、音声モジュールをさらに含み、前記音声モジュールは、制御モジュールがモータを起動させて回転軸の回転を駆動するときに音声を発するかまたは音声を変えることができることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の玩具。
【請求項6】
前記玩具は、表示装置をさらに含み、前記表示装置は、外部部材が障害物に衝突した回数および/または外部部材が障害物に衝突しなかった回数を表示することを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の玩具。
【請求項7】
前記検出モジュールは、光電式エンコーダ読取ヘッドおよびエンコーダ用グレーティングディスクを含み、前記エンコーダ用グレーティングディスクは、回転軸に固定され、回転軸に伴って回転可能であることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の玩具。
【請求項8】
前記玩具が起動すると、制御モジュールは、モータを制御し、回転軸が所定の角度逆回転するように回転軸を駆動することを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の玩具。
【請求項9】
ストップモジュールをさらに含み、前記初期の静止状態の設置は、前記制御モジュールが回転軸の逆回転を制御することにより前記外部部材が前記ストップモジュールによりストップされるときの位置であることを特徴とする、請求項1に記載の玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インタラクティブ玩具に関し、特にインタラクティブな楽しみを高める新規インタラクティブ玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
インタラクティブ玩具は、玩具が人の動作(例えば、音声、人体の動作)に反応することができる玩具をいう。インタラクティブ玩具は、音発生、センシングおよび相互作用などのインテリジェントテクノロジーにより、ユーザの行為スタイルと行為ニーズをより良好に満足し、ユーザの使用行為および使用体験に注目し、玩具のインタラクティブ性とエンターテインメント性を高めることができる。
【0003】
人工知能とマルチメディア技術が人々の日常生活に馴染むのに伴い、インタラクティブ玩具は、伝統的な玩具に徐々に取って代わり、ユーザの行為ニーズをますます満たしている。例えば、子供が成長する過程において、インタラクティブ玩具は、非常に重要な役割を果たし、抽象的なイメージと簡単なパフォーマンスを通して、子供たちに物事の認識と彼ら自身の能力の育成を実現させ、楽しみながら学ぶことができ、インタラクティブ玩具により自分の思考と様々な能力の発達を促進する。親子の間は、インタラクティブ玩具により大人と世界に対する信頼と安心感を高め、親子の親密さを育む。大人は、インタラクティブ玩具を通してストレスの多い仕事や生活環境でリラックスし、仕事や生活の状態などを改善することができる。
【0004】
そこで、インタラクティブな楽しみを高め、ユーザ体験を向上させることができる新規インタラクティブ玩具を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ユーザの反応の敏捷性に対する訓練を実現できるインタラクティブ玩具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した技術的問題を解決するために、本発明によれば、ハウジング、制御モジュール、モータ、回転軸および外部部材を含むインタラクティブ玩具であって、前記ハウジングは前記外部部材に電気的に接続され、前記ハウジングの内部に制御モジュールが設けられ、前記制御モジュールはモータを制御して回転軸の回転を駆動でき、前記回転軸はハウジングに露出して外部部材に接続され、前記玩具は検出モジュールおよび分析モジュールをさらに含み、前記検出モジュールは前記回転軸の前記ハウジングに露出した一端に接続され、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を検出することができ、前記分析モジュールは前記制御モジュールに接続され、所定の基準角度と回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、外部部材が障害物に衝突したか否かを判断するインタラクティブ玩具が提供される。
【0007】
さらに、前記分析モジュールは、所定の基準角度と回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度よりも小さい場合、外部部材が障害物に衝突したと判断し、回転軸が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度以上である場合、外部部材が障害物に衝突しなかったと判断する。
【0008】
さらに、前記玩具は、外部センサモジュールをさらに含み、前記外部センサモジュールは前記制御モジュールに接続され、前記外部センサモジュールが障害物を検出すると、制御モジュールに指令を送信し、制御モジュールは指令に基づいてランダム時間が経った後、モータを起動させて回転軸の回転を駆動する。
【0009】
さらに、前記外部センサモジュールは超音波センサまたは位置センサを含む。
【0010】
さらに、前記玩具は、信号受信モジュールをさらに含み、前記信号受信モジュールは前記制御モジュールに接続され、前記制御モジュールは信号受信モジュールが受信した指令に基づいてモータを起動させ、回転軸の回転を駆動する。
【0011】
さらに、前記玩具は、音声モジュールをさらに含み、前記音声モジュールは、制御モジュールがモータを起動させて回転軸の回転を駆動するときに音声を発するかまたは音声を変えることができる。
【0012】
さらに、前記玩具は、表示装置をさらに含み、前記表示モジュールは前記分析モジュールに接続され、外部部材が障害物に衝突した回数および/または外部部材が障害物に衝突しなかった回数を表示することができる。
【0013】
さらに、前記表示装置は、モニタ、携帯電話またはタブレットを含む。
【0014】
さらに、前記検出モジュールは、光電式エンコーダ読取ヘッドおよびエンコーダ用グレーティングディスクを含み、前記エンコーダ用グレーティングディスクは、回転軸に固定され、回転軸に伴って回転可能である。
【0015】
さらに、前記玩具が起動すると、制御モジュールは、モータを制御し、回転軸が所定の角度逆回転するように回転軸を駆動する。
【0016】
さらに、前記玩具はストップモジュールをさらに含み、前記初期の静止状態の設置は、前記制御モジュールが回転軸の逆回転を制御することにより前記外部部材が前記ストップモジュールによりストップされるときの位置である。
【発明の効果】
【0017】
本発明のインタラクティブ玩具は以下の有益な効果を有する。
(1)本発明に記載の玩具は、ヒューマン・玩具・インタラクションにより、ユーザがゲームによりリラックスすることができる。
(2)本発明に記載の玩具は、操作が簡単で、音声と絵の併用により機能性が高い。
(3)本発明に記載の玩具は、楽しみながら学ぶことができ、親子間の親密さを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
以下、本発明の目的、特徴および効果をより明確にするために、図面により本発明の思想、具体的な構造および技術的効果をさらに説明する。
【0019】
図1】本発明の実施例に記載のインタラクティブ玩具の構造の模式図である。
図2】本発明の実施例に記載のインタラクティブ玩具の構造の側面図である。
図3】本発明の実施例に記載のインタラクティブ玩具のハウジングの内部構造の模式図である。
図4】本発明の実施例に記載のインタラクティブ玩具のハウジングの内部構造の分解図である。
図5】本発明の実施例に記載のインタラクティブ玩具の構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施例により、本発明の実施例における技術手段を明確で完全に説明する。説明される実施例は、本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者は創造的労力なしで得られる全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に含まれる。
【0021】
<実施例1>
図1-4に示すように、ワニ形状を有するインタラクティブ玩具は、ハウジング1、外部部材2、外部センサモジュール3、モータ7、回転軸5、検出モジュール6、制御モジュール11、分析モジュール12を含む。ハウジング1は外部部材2に電気的に接続される。ハウジング1の内部に回路基板が設けられ、制御モジュール11は、ハウジング1内の回路基板に設けられる。回転軸5はハウジング1に露出して外部部材2に接続される。制御モジュール11はモータ7に電気的に接続され、モータ7を制御して回転軸5の回転を駆動する。外部センサモジュール3は、用外部部材2内に障害物があるか否かを検出するために用いられる。外部センサモジュール3は、制御モジュール11に接続され、障害物を検出すると、制御モジュール11に指令を送信する。制御モジュール11は、指令に基づいてランダム時間が経った後、モータ7を起動させ、回転軸5の回転を駆動する。検出モジュール6は、回転軸5のハウジングに露出する一端に接続され、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を検出することができる。分析モジュール12は、ハウジング1内の回路基板に設けられ、所定の基準角度と回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、外部部材2が障害物に衝突したか否かを判断するために用いられる。
【0022】
さらに、分析モジュール12は、所定の基準角度と回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度よりも小さい場合、ワニ形状の外部部材2が障害物に衝突したと判断し、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度以上である場合、外部部材2が障害物に衝突しなかったと判断する。
【0023】
さらに、外部センサモジュール3は、超音波センサまたは位置センサを含む。
【0024】
さらに、玩具は、音声モジュール8をさらに含む。音声モジュール8は、ハウジング1に設けられ、制御モジュール11に電気的に接続され、制御モジュール11がモータ7を起動させて回転軸5の回転を駆動するときに、音声を発するかまたは音声を変えることができる。
【0025】
さらに、玩具は、表示装置4をさらに含む。表示モジュール4は、分析モジュール12に接続される。表示装置4は、外部部材2が障害物に衝突した回数および/または外部部材2が障害物に衝突しなかった回数を表示することができる。
【0026】
さらに、表示装置4は、モニタ、携帯電話またはタブレットを含む。
【0027】
さらに、検出モジュール6は、光電式エンコーダ読取ヘッド61およびエンコーダ用グレーティングディスク62を含む。エンコーダ用グレーティングディスク62は、回転軸5に固定され、回転軸5に伴って回転することができ、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を取得することができる。
【0028】
さらに、玩具を起動すると、制御モジュール11は、モータ7を制御し、回転軸5が所定の角度逆回転するように回転軸5を駆動する。
【0029】
さらに、玩具は、ストップモジュール22をさらに含む。ストップモジュール22は、外部部材2上に設けられる。初期の静止状態の設置については、制御モジュール11が回転軸5の逆回転を制御し、外部部材2がストップモジュール13によりストップされるときの位置、すなわち、ワニ形状の外部部材2の上顎20と下顎21が開くときに、ストップモジュール22が上顎20の逆回転をストップする位置は、回転軸5の初期の静止状態の位置を形成する。本実施例において、ストップモジュール22は積み木のブロックであり、ストップモジュール22の積み木構造が異なり、または積み木の組み立て位置が異なると、初期の静止状態の位置の設置も異なる。つまり、初期の静止状態の位置の設置は、ストップモジュール22の位置を調整することにより調整することができる。
【0030】
外部部材2がワニ形状であるインタラクティブ玩具を例とすると、シングルプレイヤーゲームの手順は以下のとおりである。
<S1>ゲームが開始し、ワニ形状の外部部材2の上顎20と下顎21はストップモジュール22のストップ位置まで自動的に開く。
<S2>超音波センサにより上顎20と下顎21との間に異物が置かれているか否かを判断する。
<S3>口の中に異物があることが検出されたときに、超音波センサは信号を制御モジュール11に送信し、制御モジュール11はモータ7を制御して回転軸5の回転を駆動し、上顎20と下顎21はランダム時間内で噛む音を発して閉める。
<S4>光電式エンコーダのコードディスクのデータを取得し、分析モジュール12によりユーザが噛まれたか否かを判断する。
<S4i>上顎20が落ちる過程においてユーザが上顎20または下顎21に触らなかった場合、ユーザが成功に脱出したと判断し、表示装置4にユーザに1スコアを追加することが表示される。
<S4ii>上顎20が落ちる過程において、ユーザが上顎20または下顎21に触った場合、ワニ形状の外部部材2がユーザを噛んだと判断し、表示装置4に玩具に1スコアを追加することが表示される。
<S5>ゲームは2分間に制限され、スコアが高い方が勝つ。
【0031】
<実施例2>
図1-4に示すように、ワニ形状を有するインタラクティブ玩具は、ハウジング1、外部部材2、外部センサモジュール3、モータ7、回転軸5、検出モジュール6、制御モジュール11、分析モジュール12を含む。ハウジング1は外部部材2に電気的に接続される。ハウジング1の内部に回路基板が設けられ、制御モジュール11は、ハウジング1内の回路基板に設けられる。回転軸5はハウジング1に露出して外部部材2に接続される。制御モジュール11はモータ7に電気的に接続され、モータ7を制御して回転軸5の回転を駆動する。外部センサモジュール3は、外部部材2内に障害物があるか否かを検出するために用いられる。外部センサモジュール3は、制御モジュール11に接続され、障害物を検出すると、制御モジュール11に指令を送信する。制御モジュール11は、指令に基づいてランダム時間が経った後、モータ7を起動させ、回転軸5の回転を駆動する。検出モジュール6は、回転軸5のハウジングに露出する一端に接続され、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を検出することができる。分析モジュール12は、ハウジング1内の回路基板に設けられ、所定の基準角度と回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、外部部材2が障害物に衝突したか否かを判断するために用いられる。
【0032】
さらに、分析モジュール12は、所定の基準角度と回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度とを比較し、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度よりも小さい場合、ワニ形状の外部部材2が障害物に衝突したと判断し、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度が所定の基準角度以上である場合、外部部材2が障害物に衝突しなかったと判断する。
【0033】
さらに、外部センサモジュール3は、超音波センサまたは位置センサを含む。
【0034】
さらに、玩具は、信号受信モジュール13をさらに含む。信号受信モジュール13は、回路基板上に設けられ、制御モジュール11に接続される。制御モジュール11は、信号受信モジュール13が受信した指令に基づいてモータ7を起動させ、回転軸5の回転を駆動する。
【0035】
さらに、玩具は、音声モジュール8をさらに含む。音声モジュール8は、ハウジング1に設けられ、制御モジュール11に電気的に接続され、制御モジュール11がモータ7を起動させて回転軸5の回転を駆動するときに、音声を発するかまたは音声を変えることができる。
【0036】
さらに、玩具は、表示装置4をさらに含む。表示モジュール4は、分析モジュール12に接続される。表示装置4は、外部部材2が障害物に衝突した回数および/または外部部材2が障害物に衝突しなかった回数を表示することができる。
【0037】
さらに、表示装置4は、モニタ、携帯電話またはタブレットを含む。
【0038】
さらに、検出モジュール6は、光電式エンコーダ読取ヘッド61およびエンコーダ用グレーティングディスク62を含む。エンコーダ用グレーティングディスク62は、回転軸5に固定され、回転軸5に伴って回転することで、回転軸5が初期の静止状態から最大回転速度状態に達するまで回転した角度を取得することができる。
【0039】
さらに、玩具を起動すると、制御モジュール11は、モータ7を制御し、回転軸5が所定の角度逆回転するように回転軸5を駆動する。
【0040】
さらに、玩具は、ストップモジュール22をさらに含む。ストップモジュール22は、外部部材2上に設けられる。初期の静止状態の設置については、制御モジュール11が回転軸5の逆回転を制御し、外部部材2がストップモジュール13によりストップされるときの位置、すなわち、ワニ形状の外部部材2の上顎20と下顎21が開くときに、ストップモジュール22が上顎20の逆回転をストップする位置は、回転軸5の初期の静止状態の位置を形成する。本実施例において、ストップモジュール22は積み木のブロックであり、ストップモジュール22の積み木構造が異なり、または積み木の組み立て位置が異なると、初期の静止状態の位置の設置も異なる。つまり、初期の静止状態の位置の設置は、ストップモジュール22の位置を調整することにより調整することができる。
【0041】
外部部材2がワニ形状であるインタラクティブ玩具を例とすると、ダブルプレーヤーゲームの場合、ユーザAは携帯電話を振ることでワニ形状の外部部材2の上顎20と下顎21を閉め、ユーザBは手を上顎20と下顎21との間に入れ、上顎20が落ちようとするときに脱出する。手順は以下のとおりである。
<S1>ゲームが開始し、ワニ形状の外部部材2の上顎20と下顎21はストップモジュール22のストップ位置まで自動的に開く。
<S2>超音波センサによりユーザBが手を上顎20と下顎21との間に入れたか否かを判断する。
<S3>ユーザAが携帯電話を振って指令を発し、信号受信モジュール14がこの指令を受信した後、制御モジュール11に伝送し、制御モジュール11はモータ7を制御して回転軸5の回転を駆動し、上顎20と下顎21はランダム時間内で噛む音を発して閉める。
<S4>光電式エンコーダのコードディスクのデータを取得し、分析モジュール12によりユーザが噛まれたか否かを判断する。
<S4i>上顎20が落ちる過程においてユーザBが上顎20または下顎21に触らなかった場合、ユーザBが成功に脱出したと判断し、表示装置4にユーザBに1スコアを追加することが表示される。
<S4ii>上顎20が落ちる過程において、ユーザBが上顎20または下顎21に触った場合、ワニ形状の外部部材2がユーザを噛んだと判断し、表示装置4にユーザAに1スコアを追加することが表示される。
<S5>ゲームは2分間に制限され、スコアが高い方が勝つ。
【0042】
以上、本発明の好ましい実施例を説明した。理解できるように、当業者は、創造的な労働をせずに本発明の思想に基づいて多くの修正および変化を行うことができる。したがって、当業者が本発明の思想に基づいて従来技術を基に論理的分析、推論、または限定的な実験を通じて得られる技術的解決策は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0043】
1 ハウジング、
10 回路基板、
11 制御モジュール、
12 分析モジュール、
13 信号受信モジュール、
2 外部部材、
20 上顎、
21 下顎、
22 ストップモジュール、
3 外部センサモジュール、
4 表示モジュール、
5 回転軸、
6 検出モジュール、
61 光電式エンコーダ読取ヘッド、
62 エンコーダ用グレーティングディスク、
7 モータ、
8 音声モジュール。
図1
図2
図3
図4
図5