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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-24
(45)【発行日】2022-06-01
(54)【発明の名称】情報共有プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/02 20220101AFI20220525BHJP
【FI】
H04L67/02
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021019663
(22)【出願日】2021-02-10
【審査請求日】2021-11-24
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)https://seikura.be(2)https://apps.apple.com/jp/app/id1528614716(3)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000008390.html
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514028097
【氏名又は名称】株式会社 無重力
(74)【代理人】
【識別番号】100180758
【弁理士】
【氏名又は名称】荒木 利之
(72)【発明者】
【氏名】六反 孝幸
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-133642(JP,A)
【文献】特表2016-533565(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段として機能させ
前記生成手段は、前記対象を撮影することで生成された単数又は複数の仮想オブジェクト情報を、当該仮想オブジェクトの付随情報に基づいてウェブページ上で再生するウェブページ情報を生成する情報共有プログラム。
【請求項2】
コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報から前記対象のサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報を出力する出力手段として機能させる情報共有プログラム。
【請求項3】
コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報からサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報に基づき予め定めたサイズに一致した場合、超えた場合、若しくは下回った場合、又は一致すると予想される場合、超えると予想される場合、若しくは下回ると予想される場合、通知を出力する出力手段として機能させる情報共有プログラム。
【請求項4】
コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段として機能させ
前記生成手段は、前記仮想オブジェクトとともに前記ウェブページを表示する端末において撮影される画像を再生する情報共有プログラム。
【請求項5】
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段とを有し、
前記生成手段は、前記対象を撮影することで生成された単数又は複数の仮想オブジェクト情報を、当該仮想オブジェクトの付随情報に基づいてウェブページ上で再生するウェブページ情報を生成する情報処理装置。
【請求項6】
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報から前記対象のサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報を出力する出力手段とを有する情報処理装置。
【請求項7】
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報からサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報に基づき予め定めたサイズに一致した場合、超えた場合、若しくは下回った場合、又は一致すると予想される場合、超えると予想される場合、若しくは下回ると予想される場合、通知を出力する出力手段とを有する情報処理装置。
【請求項8】
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段とを有し、
前記生成手段は、前記仮想オブジェクトとともに前記ウェブページを表示する端末において撮影される画像を再生するウェブページを生成する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報共有プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、端末間でAR(Augumented Reality)データを共有する情報共有プログラムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された情報共有プログラムは、遠隔端末からユーザ端末に映像を送信するとともに、当該映像に含まれるオブジェクトを認識するためのオブジェクト認識情報を送信し、ユーザ端末側で当該映像及びオブジェクト認識情報を受信すると、映像からオブジェクトを認識し、認識結果としてAR結果情報を生成し、AR結果情報とオブジェクトとを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2012‐043435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記情報共有プログラムは、ユーザ端末においてオブジェクトを認識してAR結果情報を生成する必要があるため、生成用のプログラムをユーザ端末に予めインストールしておく必要があり、ユーザ端末において事前の準備が必要となる、という問題がある。
【0006】
本発明の目的は、仮想オブジェクトを共有する際に、端末間での仮想オブジェクトの実情報自体の送信が不要で、再生端末における仮想データ再生のための準備工程を軽減する情報共有プログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の情報共有プログラム及び情報処理装置を提供する。
【0008】
[1]コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段として機能させ
前記生成手段は、前記対象を撮影することで生成された単数又は複数の仮想オブジェクト情報を、当該仮想オブジェクトの付随情報に基づいてウェブページ上で再生するウェブページ情報を生成する情報共有プログラム。
[2]コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報から前記対象のサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報を出力する出力手段として機能させる情報共有プログラム。
[3]コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報からサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報に基づき予め定めたサイズに一致した場合、超えた場合、若しくは下回った場合、又は一致すると予想される場合、超えると予想される場合、若しくは下回ると予想される場合、通知を出力する出力手段として機能させる情報共有プログラム。
[4]コンピュータを、
対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段として機能させ
前記生成手段は、前記仮想オブジェクトとともに前記ウェブページを表示する端末において撮影される画像を再生する情報共有プログラム。
[5]対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段とを有し、
前記生成手段は、前記対象を撮影することで生成された単数又は複数の仮想オブジェクト情報を、当該仮想オブジェクトの付随情報に基づいてウェブページ上で再生するウェブページ情報を生成する情報処理装置。
[6]対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報から前記対象のサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報を出力する出力手段とを有する情報処理装置。
[7]対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段と、
前記対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報からサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報に基づき予め定めたサイズに一致した場合、超えた場合、若しくは下回った場合、又は一致すると予想される場合、超えると予想される場合、若しくは下回ると予想される場合、通知を出力する出力手段とを有する情報処理装置。
[8]対象を撮影することで端末において生成された仮想オブジェクト情報を受信して格納する受信手段と、
ウェブページ上で前記仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成する生成手段と、
前記端末の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、前記ウェブページ情報へのアクセス情報を前記共有先に送信する情報出力手段とを有し、
前記生成手段は、前記仮想オブジェクトとともに前記ウェブページを表示する端末において撮影される画像を再生するウェブページを生成する情報処理装置。
【発明の効果】
【0009】
請求項1又は6に係る発明によれば、仮想オブジェクトを共有する際に、端末間での仮想オブジェクトの実情報自体の送信が不要で、再生端末における仮想データ再生のための準備が不要とすることができる。
請求項2に係る発明によれば、対象を撮影することで生成された単数又は複数の仮想オブジェクト情報を、当該仮想オブジェクトの付随情報に基づいてウェブページ上で再生することができる。
請求項3に係る発明によれば、対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報から前記対象のサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報を出力する出力手段としてさらに機能させることができる。
請求項4に係る発明によれば、対象を撮影することで生成された複数の仮想オブジェクト情報からサイズ、重量の少なくとも1つに関する情報を変化情報として抽出し、当該変化情報に基づき予め定めたサイズに一致した場合、超えた場合、若しくは下回った場合、又は一致すると予想される場合、超えると予想される場合、若しくは下回ると予想される場合、通知を出力することができる。
請求項5に係る発明によれば、仮想オブジェクトとともに前記ウェブページを表示する端末において撮影される画像を再生するウェブページを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。
図2図2は、実施の形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、利用者情報の構成例を示す概略図である。
図4図4は、仮想オブジェクト情報の構成例を示す概略図である。
図5図5は、変化情報の構成例を示す概略図である。
図6図6は、通知設定値情報の構成例を示す概略図である。
図7図7は、基本動作の一例を説明するための概略図である。
図8図8は、基本動作の他の例を説明するための概略図である。
図9図9は、共有動作の一例を説明するための概略図である。
図10図10は、基本動作及び共有動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図11図11は、通知動作のうち通知設定値情報の登録動作の一例を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[実施の形態]
(情報処理システムの構成)
図1は、実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。
【0012】
この情報処理システム5は、情報処理装置1と、端末2a、2b…と、端末3a、3b…とをネットワーク4によって互いに通信可能に接続することで構成される。端末2a、2b…は、利用者20a、20b…によって操作され、端末3a、3b…は、利用者30a、30b…によって操作される。
【0013】
情報処理装置1は、サーバ型の情報処理装置であり、端末2a、2b…又は端末3a、3b…の要求に応じて動作するものであって、本体内に情報を処理するための機能を有するCPU(Central Processing Unit)やフラッシュメモリ等の電子部品を備える。
【0014】
端末2a、2b…及び端末3a、3b…は、スマートフォンやタブレットPC(Personal Computer)等の情報処理装置であって、本体内に情報を処理するための機能を有するCPUやフラッシュメモリ等の電子部品を備える。なお、端末2a、2b…は、少なくともカメラを備えるとともに、カメラで撮影した情報に基づいて仮想オブジェクト情報を生成するプログラムがインストールされて実行可能であるものとする。また、端末3a、3b…は、仮想オブジェクトをカメラで撮影した画像とともに表示する場合(Augumented Reality)はカメラが必要であるが、単に仮想オブジェクトを再生するだけであれば必ずしもカメラを備えていなくてもよい。また、端末3a、3b…は、仮想オブジェクト情報を生成するプログラムがインストールされていなくてもよい。なお、ここで仮想オブジェクトは3Dのオブジェクトであって、例えば、AR再生される場合は端末2a、2b…及び端末3a、3b…の姿勢によって表示位置や角度が変化するものであるが、2Dや4D以上であってもよいし、オブジェクトが時間変化を伴うものであってもよい。
【0015】
ネットワーク4は、高速通信が可能な通信ネットワークであり、例えば、イントラネットやLAN(Local Area Network)等の有線又は無線の通信網である。
【0016】
上記構成において、例えば、利用者20a、20b…は端末2a、2b…を操作し、人物200a、200b…をそれぞれ撮影する。端末2a、2b…は、撮影結果に基づいて人物200a、200b…の仮想オブジェクトの情報(以降、「仮想オブジェクト情報」という。)を生成する。人物200a、200b…は、例えば、成長中の子供であり、定期的に撮影して仮想オブジェクト情報を生成して成長記録をとる。当該仮想オブジェクトは端末2a、2b…において再生可能である。
【0017】
その後、利用者20a、20b…は、当該仮想オブジェクト情報を利用者30a、30b…の操作する端末3a、3b…と共有するため端末2a、2b…を操作し、端末2a、2b…は操作内容に応じて情報処理装置1に要求を送信する。情報処理装置1は、受け付けた要求に応じて仮想オブジェクトを再生可能なウェブページを生成し、端末3a、3b…に当該ウェブページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)を共有する。端末3a、3b…は、当該ウェブページにアクセスして仮想オブジェクトを再生する。利用者30a、30b…は、例えば、人物200a、200b…の祖父母や叔父叔母等の親類又は利用者30a、30b…の友人、知人等であって、人物200a、200b…の成長記録を、端末3a、3b…で再生された仮想オブジェクトを通じて確認する。
【0018】
(情報処理装置の構成)
図2は、実施の形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。
【0019】
情報処理装置1は、CPU等から構成され、各部を制御するとともに、各種のプログラムを実行する制御部10と、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され情報を記憶する記憶部11と、ネットワークを介して外部と通信する通信部12とを備える。
【0020】
制御部10は、後述するオブジェクト共有プログラム110を実行することで、仮想オブジェクト受信手段100、ウェブページ生成手段101、オブジェクト共有手段102、変化記録手段103、通知設定手段104及び情報出力手段105等として機能する。
【0021】
仮想オブジェクト受信手段100は、通信部12を介して端末2a、2b…から仮想オブジェクト情報を受信して仮想オブジェクト情報112として記憶部11に格納する。なお、仮想オブジェクト情報112は、さらに仮想オブジェクトの付随情報として仮想オブジェクトの対象の名称、年齢、生成日時等の情報を有していてもよい。
【0022】
ウェブページ生成手段101は、仮想オブジェクト情報112に基づいて仮想オブジェクトを再生可能なウェブページを生成し、ウェブページ情報113として記憶部11に格納する。
【0023】
オブジェクト共有手段102は、共有元の要求に応じ、ウェブページ情報113のURLを共有先に送信することでオブジェクトを共有する。
【0024】
変化記録手段103は、仮想オブジェクト情報112の仮想オブジェクトからサイズ(身長、足のサイズ、胸囲、腹囲、腰囲、頭部寸法、髪の長さ、高さ、奥行き、幅等)、体重、年齢等の情報を抽出し、又は仮想オブジェクト情報112を生成操作した利用者からこれらの情報の入力を受け付けて変化情報114として記憶部11に格納する。なお、抽出は仮想オブジェクトから推定される値であってもよいし、他の装置で実測した値であってもよい。
【0025】
通知設定手段104は、変化情報114に対して通知を行うための設定値と当該設定値に対する条件を受け付けて通知設定値情報115として記憶部11に格納する。
【0026】
情報出力手段105は、端末2a、2b…、及び端末3a、3b…に対して操作用の画面を表示するための情報、ウェブページのURL、及び通知等の情報を出力する。
【0027】
記憶部11は、制御部10を上述した各手段100‐105として動作させる情報共有プログラムとしてのオブジェクト共有プログラム110、利用者情報111、仮想オブジェクト情報112、ウェブページ情報113、変化情報114及び通知設定値情報115等を記憶する。
【0028】
図3は、利用者情報111の構成例を示す概略図である。
【0029】
利用者情報111は、利用者を識別するための利用者IDと、利用者の氏名や名称である利用者名と、利用者のメールアドレス、電話番号、特定のサービスのID等の連絡先とを有する。なお、利用者情報111は、必要に応じてさらに項目を追加拡張するものであってもよい。
【0030】
図4は、仮想オブジェクト情報112の構成例を示す概略図である。
【0031】
仮想オブジェクト情報112は、仮想オブジェクトを識別するための仮想オブジェクトIDと、仮想オブジェクトの実データである仮想オブジェクト情報と、仮想オブジェクトが生成された日時である生成日時と、仮想オブジェクトを生成した利用者のIDである生成利用者IDと、仮想オブジェクトの対象の氏名又は名称である対象名と、対象の年齢とを有する。なお、対象名は略称、愛称やニックネーム等であってもよい。また、年齢は、誕生日と測定日から算出されるものであってもよい。また、年齢は、対象が物である場合は、当該物を制作した者の年齢であってもよいし、物の製造又は作成からの経過時間に置き換えてもよい。また、仮想オブジェクト情報112は、利用国、性別、人種等をさらに有していてもよい(後述する成長の推定に用いられる。)。
【0032】
なお、仮想オブジェクト情報は、一例として、AR用にオーサリングされたUniversal Scene Descriptionや、GL Transmission FormatやPolygon File FormatもしくはStanford Triangle Format、Point Cloud Data file format、Colored/Colorized Point Data、LIDAR Data Exchange Format、Lizard Safeguard Secure PDF Format、ASCII point cloud file、Point Cloud Library formatのような点群データや、3D Wavefront 、COLLADA Format、Autodesk FBX Format、Alembic Format、3D Systems STL Formatのような3DCGデータや、High Efficiency Image File Format、Graphics Interchange Format、Tagged Image File Format、Portable Network Graphicsなどの2次元画像と深度情報を示す深度マップデータを合わせたもの等のデータフォーマットを用いることができ、AR用途として用いることができるものであれば他のフォーマットを用いてもよい。また、仮想オブジェクト情報は、静止したものであってもよいし、時系列情報を含むデータフォーマットによる動きを伴うものであってもよいし、再生側の操作によって再生内容がインタラクティブに変化するものであっても良い。
【0033】
図5は、変化情報114の構成例を示す概略図である。
【0034】
変化情報114は、対象名と、生成利用者IDと、生成日時と、仮想オブジェクト情報から変化記録手段103によって抽出された情報である抽出情報と、年齢とを有する。なお、抽出情報は、入力された情報であってもよい。
【0035】
図6は、通知設定値情報115の構成例を示す概略図である。
【0036】
通知設定値情報115は、対象名と、生成利用者IDと、通知を実行するトリガーとなる値である設定値と、設定値に対して通知を実行するための条件と、通知先とを有する。
【0037】
(情報処理装置の動作)
次に、本実施の形態の作用を、(1)基本動作、(2)共有動作、(3)通知動作に分けて説明する。
【0038】
(1)基本動作
まず、利用者20a、20b…、30a、30b…は、情報処理システム5が提供するサービスを利用するために、利用者情報を登録すべくそれぞれ端末2a、2b…、3a、3b…を操作する。端末2a、2b…、3a、3b…は、操作内容に応じて利用者情報とともに登録要求を情報処理装置1に送信する。
【0039】
情報処理装置1は、登録要求とともに利用者情報を受け付けて、図3に示す様に利用者情報111として記憶部11に格納する。
【0040】
図10は、基本動作及び共有動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【0041】
次に、利用者20a、20b…は、図7に示すように、端末2a、2b…を操作して人物200a、200b…を撮影し(S200)、端末2a、2b…において仮想オブジェクト情報を生成する(S201)。なお、仮想オブジェクト情報は、過去に撮影した画像情報と身長(入力により設定してもよいし、画像中の対象から推定してもよい。)、年齢(入力により設定してもよいし、撮影日時と生年月日から算出してもよい。)等の情報から生成するものであってもよい。以降、説明を簡単にするため端末2aの動作を記載するが、端末2bに置き換えた場合も同様に動作するものとする。
【0042】
図7は、基本動作の一例を説明するための概略図である。
【0043】
端末2aは、表示部に撮影プレビュー画面を表示し、人物200aを撮影する場合、当該画面中にオブジェクト候補112vが表示される。利用者20aは、画面中の撮影ボタン102aを操作してオブジェクト候補112vを撮影する。
【0044】
また、上記した図7において仮想オブジェクト情報を生成した後、利用者20aは、さらに図8に示すように、端末2aを操作して対象として成長した人物200aを撮影し(S200)、端末2aにおいて仮想オブジェクト情報を生成する(S201)。なお、対象は人物200aに限られるものではなく、人物200aが作った積み木、砂のお城、粘土等であってもよいし、その他、動物や妊娠中の女性の腹部等であってもよい。また、対象は、人物200aに関係する又は無関係な被服、食器、家具、飲食物、家具、小物等であってもよい。
【0045】
図8は、基本動作の他の例を説明するための概略図である。
【0046】
端末2aは、表示部に撮影プレビュー画面を表示し、人物200aが成長した人物200aを撮影する場合、当該画面中に図7における撮影で生成されたオブジェクト112aと、今回の撮影対象であるオブジェクト候補112vが表示される。利用者20aは、オブジェクト112aの配置を調整しつつ、画面中の撮影ボタン102aを操作してオブジェクト候補112vを撮影する。なお、上記した撮影プレビュー画面は、撮影を伴わないAR表示画面であってもよい。
【0047】
また、利用者20aは、適宜人物200aの名称、年齢、生成日時等の情報を生成した仮想オブジェクト情報の付随情報として登録する。端末2aは、生成した仮想オブジェクト情報を端末2a内の記憶部に保持するとともに、情報処理装置1に送信する(S202)。なお、送信するタイミングは、仮想オブジェクト情報が生成されたタイミングでもよいし、後述するステップS203でもよいし、これらの間のタイミングであってもよい。
【0048】
情報処理装置1の仮想オブジェクト受信手段100は、通信部12を介して端末2aから仮想オブジェクト情報を受信して(S100)、仮想オブジェクト情報112として記憶部11に格納する(S101)。
【0049】
また、変化記録手段103は、仮想オブジェクト情報112の仮想オブジェクトからサイズ(身長、足のサイズ、胸囲、腹囲、腰囲、頭部寸法、髪の長さ、高さ、奥行き、幅等)、体重、年齢等を抽出し、変化情報114を生成して記憶部11に格納する(S102)。
【0050】
なお、変化情報114は、情報そのものが端末2a、2b…、3a、3b…に提供されてもよいし、情報を加工してグラフやチャート化した情報が提供されてもよい。また、変化情報114は、外部のショッピングサイト等に提供されるものであってもよい。
【0051】
(2)共有動作
次に、利用者20aは、例えば、利用者30aに対して生成した仮想オブジェクトの共有を所望する場合、端末3aの連絡先を指定して、情報処理装置1に共有を要求すべく端末2aを操作する。端末2aは、仮想オブジェクトの共有を情報処理装置1に要求する(S203)。
【0052】
情報処理装置1のウェブページ生成手段101は、端末3aの連絡先とともに、仮想オブジェクトの共有要求を受け付けると、仮想オブジェクト情報112に基づいて仮想オブジェクトを再生可能なウェブページを生成し(S103)、ウェブページ情報113として記憶部11に格納する。なお、当該ウェブページで再生される仮想オブジェクトは単数でもあってもよいし、複数であってもよい。複数の仮想オブジェクトの場合、基本的には、同一の生成利用者IDの同一対象を生成日時順等で配置してウェブページを生成するが、これに限られるものでなく、異なる生成利用者ID、異なる対象の仮想オブジェクトを配置してもよい。また、ウェブページ生成手段101は、ウェブページ情報113に含まれる仮想オブジェクト情報のデータフォーマットを、ウェブページ情報113を再生する端末のOS(Operating System)等に合わせて複数含めるようにしておいてもよい。例えば、端末2aにおいて生成された仮想オブジェクト情報がusdzである場合、当該usdzを変換してglbを生成し、ウェブページ情報113に含める。なお、ウェブページ情報113が端末3aに送信される際にusdz及びglbの双方を含めて送信するようにしてもよいし、送信先の端末3aのOSを判定していずれかのみ送信するようにしてもよい。また、複数のデータフォーマットの生成は撮影端末で行うようにしてもよい。
【0053】
上記したウェブページ情報113は、仮想オブジェクト情報112をWebAR等のWEBサイトにおいて3DCGデータを用いたAR情報の表示を行う手法を用いてウェブページ上で再生可能とする。
【0054】
次に、オブジェクト共有手段102は、共有元の要求に応じ、アクセス情報として、ウェブページ情報113のURLを共有先の連絡先(端末3aのメールアドレス等)に送信することでオブジェクトを共有する(S104)。共有は、共有元の要求に応じてその都度行う形でも良いし、共有元によって事前に設定された包括的な共有設定に基づいて自動で共有を行う形でも良い。または、事前に共有済みのURLが存在する場合、当該URLに対応するウェブページで表示するオブジェクトは、共有元によって事後的に更新可能にしてもよい。
【0055】
端末3aは、情報処理装置1から仮想オブジェクトが共有された旨を示すメッセージとともにURLを受信し(S300)、表示部に表示する。利用者30aは、当該メッセージとURLを確認し、共有された仮想オブジェクトを確認する場合、端末3aを操作する。
【0056】
端末3aは、利用者30aの操作に応じて共有されたURLにアクセスする(S301)。
【0057】
情報処理装置1の情報出力手段105は、アクセスを受け付け(S105)、URLに該当するウェブページ情報113を端末3aに送信する(S106)。
【0058】
端末3aは、情報処理装置1からウェブページ情報113を受信し(S302)、ウェブブラウザ等によりウェブページを表示し、当該ウェブページ上で仮想オブジェクトを再生する(S303)。ウェブページで再生される仮想オブジェクトは、一例として、同一の生成利用者IDの同一対象を生成日時順等で配置したもので説明するが、これに限られるものではなく、単体の仮想オブジェクトを表示するものでもよい。
【0059】
図9は、共有動作の一例を説明するための概略図である。
【0060】
端末3aは、表示部に仮想オブジェクトを再生する画面を表示し、仮想オブジェクト200vと、仮想オブジェクト200vの同一人物が成長した仮想オブジェクト200v、200v…が時系列に沿って配置されて表示される。また、仮想オブジェクト200v、200v、200v…とともに、年齢や身長等の付随情報が表示される。なお、図8における画面でも付随情報を表示するようにしてもよい。
【0061】
利用者30aは、端末3aの表示部に表示された仮想オブジェクト200v、200v、200v…を確認しつつ、端末3aに対する操作により配置や視点等を変更する。また、端末3aにおいて表示された仮想オブジェクト200v、200v、200v…とともに、端末3aがカメラを備える場合は他の対象を表示したり、撮影したり、仮想オブジェクトを生成する機能を有する場合は新たな仮想オブジェクトを生成するようにしてもよい。
【0062】
(3)通知動作
次に、利用者20a、20b…、30a、30b…は、人物200a、200b…の成長に合わせて通知を受けたい場合、まず以下に説明する通知の設定を行う。通知の内容は、例えば、洋服のサイズが一致したことを通知するもの、遊園地のアトラクションの参加条件を満たすまであと1ヶ月になったことを通知するものが可能である。なお、以下では利用者30aが通知を受ける例を記載するが、他の利用者が通知を受ける場合についても同様であるものとする。
【0063】
図11は、通知動作のうち通知設定値情報の登録動作の一例を説明するための概略図である。
【0064】
利用者30aは、例えば、図9で説明したようにウェブページ上で仮想オブジェクトを再生する(S10)。なお、ウェブページ上でなく、端末3a内に仮想オブジェクト情報が格納されている場合は当該仮想オブジェクト情報に基づいて仮想オブジェクトを再生してもよい。なお、仮想オブジェクトを再生せずに、仮想オブジェクトID、対象名、生成利用者ID等により対象を指定するものであってもよい。
【0065】
利用者30aは、再生中の仮想オブジェクトについて通知の設定を所望する場合、端末3aを操作し、通知の設定を要求する。通知の内容として、例えば、洋服A(身長が「100cm」)を着ることができる身長になった場合(「一致した」場合)に通知するよう設定する。
【0066】
情報処理装置1の通知設定手段104は、端末3aから通知要求を受け付けて(S11)、通知の設定値、条件を受け付けるとともに(S12)、受け付けた設定値、条件を、通知設定値情報115として、再生中の仮想オブジェクトの対象名、生成利用者に対する設定値、条件として設定する(S13)。ここでは、図6に示すように、対象名「ここちゃん」、生成利用者ID「U001」に対し、設定値として「洋服A(身長100cm)」、条件「一致した」を、再生中の利用者IDである通知先「U003」を通知先として設定する(S14)。
【0067】
次に、情報出力手段105は、変化情報114を監視し、通知設定値情報115の設定値、条件を満たした場合、通知先に設定された端末3aに対して通知を行う。なお、設定値として「メリーゴーラウンド(身長120cm)」、条件「一致まで1ヶ月」を設定した場合、情報出力手段105は、変化情報114から成長速度を算出し、一致まで1ヶ月と予測された時点で、通知先に設定された端末に対して通知を行う。
【0068】
なお、上記した設定値としての「洋服A(身長100cm)」は、例えば、ショッピングサイトで販売中の洋服であってもよく、ショッピングサイトが情報処理装置1から通知を受け付けると当該洋服を指定された送付先へ送付するようにしてもよい。また、通知設定は必ずしも利用者によって行われるものでなくてもよく、予め用意された通知設定を選択するものであってもよい。また、通知設定値情報115は、必ずしも対象名や生成利用者IDを設定しなくともよく、例えば、不要になった服を譲りたい利用者が設定値と条件のみを指定して、設定値と条件に合致した他の利用者に対して当該服を譲る意思がある旨を通知するようにしてもよい。また、例えば、利用者20a、20bが譲り受けた服が譲り受けた時点では人物200a、200bのサイズに合わない場合に、人物200a、200bが成長してサイズがあった時点で通知するようにしてもよい。
【0069】
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によれば、端末2a、2b…において生成された仮想オブジェクト情報を情報処理装置1の記憶部11に格納し、情報処理装置1において当該仮想オブジェクト情報を再生可能なウェブページ情報を生成して、当該ウェブページ情報にアクセスするためのURLを端末3a、3b…に送信して仮想オブジェクトを共有するようにしたため、仮想オブジェクトを共有する際に、端末2a、2b…と端末3a、3b…間で仮想オブジェクトの実情報の直接の送信が不要で、再生端末である端末3a、3b…におけるプログラムやアプリケーション等の仮想データ再生のための準備工程が軽減される。
【0070】
また、情報処理装置1で変化情報114を記録し、設定された通知設定値情報115に基づいて変化情報114が設定値と条件を満たした際に通知先に通知するようにしたため、人物200a、200bの成長に合わせて適切な衣類や遊具等を通知先の利用者30a、30bが知ることができる。
【0071】
また、ウェブページ情報113に含まれる仮想オブジェクト情報のデータフォーマットを、ウェブページ情報113を再生する端末の仕様に合わせて複数含めるようにしたため、情報を生成する端末2a、2b及び情報を再生する端末3a、3bのいずれにおいても仮想オブジェクト情報のフォーマット変換を行う必要がなく、情報生成端末である端末2a、2bにおけるプログラムやアプリケーションの機能を削減でき、再生端末である端末3a、3b…におけるプログラムやアプリケーション等の仮想データ再生のための準備工程が軽減される。
【0072】
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。
【0073】
上記実施の形態では制御部10の各手段100~105の機能をプログラムで実現したが、各手段の全て又は一部をASIC等のハードウエアによって実現してもよい。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD‐ROM等の記録媒体に記憶して提供することもできる。また、上記実施の形態で説明した上記ステップの入れ替え、削除、追加等は本発明の要旨を変更しない範囲内で可能である。また、情報処理装置1の機能の一部又は全部を端末2a、2b、3a、3bで実行可能に構成してもよいし、端末2a、2b、3a、3bの機能の一部又は全部を情報処理装置1で実行可能に構成してもよい。
【0074】
なお、上記実施の形態では、仮想オブジェクトをそのまま再生する場合、ARで再生する場合を記載したが、MR(Mixed Reality)、VR(Virtual Reality)、SR(Substitutional Reality)等のXR(X Reality)で再生してもよい。
【符号の説明】
【0075】
1 :情報処理装置
2a、2b :端末
3a、3b :端末
4 :ネットワーク
5 :情報処理システム
10 :制御部
11 :記憶部
12 :通信部
20a、20b :利用者
30a、30b :利用者
100 :仮想オブジェクト受信手段
101 :ウェブページ生成手段
102 :オブジェクト共有手段
103 :変化記録手段
104 :通知設定手段
105 :情報出力手段
110 :オブジェクト共有プログラム
111 :利用者情報
112 :仮想オブジェクト情報
113 :ウェブページ情報
114 :変化情報
115 :通知設定値情報

【要約】
【課題】仮想オブジェクトを共有する際に、端末間での仮想オブジェクトの実情報自体の送信が不要で、再生端末における仮想データ再生のための準備が不要である情報共有プログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、対象として人物200a、200b…を撮影することで端末2a、2b…において生成された仮想オブジェクト情報112を受信して記憶部11に格納する仮想オブジェクト受信手段100と、ウェブページ上で仮想オブジェクト情報112を再生可能なウェブページ情報113を生成するウェブページ生成手段101と、端末2a、2b…の共有の要求及び共有先の情報を受信すると、ウェブページ情報113へのアクセス情報を共有先である端末3a、3b…に送信する情報出力手段105とを有する。
【選択図】図1


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11