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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-24
(45)【発行日】2022-06-01
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 21/04 20060101AFI20220525BHJP
   F25D 23/06 20060101ALI20220525BHJP
【FI】
F25D21/04 J
F25D23/06 N
F25D23/06 W
F25D23/06 Q
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2016107389
(22)【出願日】2016-05-30
(65)【公開番号】P2017215061
(43)【公開日】2017-12-07
【審査請求日】2019-04-12
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】東中 悠二
【審査官】佐々木 訓
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-311478(JP,A)
【文献】特開2005-024204(JP,A)
【文献】特開2006-343000(JP,A)
【文献】特開2002-364978(JP,A)
【文献】特開2016-084833(JP,A)
【文献】特開2015-227774(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 21/04
F25D 23/02 - 23/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面開口部を有する断熱箱体と、
前記断熱箱体内を複数の貯蔵室に仕切る断熱仕切壁とを備え、
前記断熱仕切壁は、
前面が開口した外殻体と、
前記外殻体の前面を塞ぐように前記断熱箱体の前面開口部に配置される合成樹脂製の前板と、
前記前板の後面側に配置される結露防止用の放熱パイプと、
前記放熱パイプの後部に配置される断熱部材とを含んで構成され、
前記断熱部材は、真空断熱パネルと、成形品からなり且つ前記外殻体と同形状である発泡断熱材とを含み、前記発泡断熱材に設けられた空洞部内に前記真空断熱パネルが収容された状態で、前記外殻体内に収容されている冷蔵庫。
【請求項2】
前記前板の裏面側には、補強用リブが設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記前板と断熱部材との間には、金属製の補強板が配置されている請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記断熱部材の前面側には、前記放熱パイプが配置される凹溝が形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記前板は、キャビネットの色と同系統の色に着色されている請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記前板は、濃色に着色されている請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記前板に磁性部材を配置する凹部が形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭用冷蔵庫にあっては、断熱箱体内を断熱仕切壁により仕切ることによって、冷蔵室、冷凍室などの複数の貯蔵室を設けるようにしている(例えば特許文献1参照)。断熱仕切壁は、合成樹脂性の外殻体内に断熱材を収容すると共に、前面に鉄板からなる前板が設けられ、扉の裏面側に設けられたマグネットガスケットが吸着されるようになっている。また、前板の裏面側には、冷凍サイクルの一部を構成する放熱パイプが配置され、結露の防止が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5510077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、断熱仕切壁の前板を鉄板製としたものでは、放熱パイプの熱が前板を介して貯蔵室内に侵入してしまい、貯蔵室内の冷却性の低下を招いてしまう虞がある。
そこで、貯蔵室を仕切る断熱仕切壁を備えるものにあって、断熱仕切壁の前板の結露を防止しながらも、貯蔵室内への熱の侵入を抑えることができる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の冷蔵庫は、前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内を複数の貯蔵室に仕切る断熱仕切壁とを備え、前記断熱仕切壁は、前面が開口した外殻体と、前記外殻体の前面を塞ぐように前記断熱箱体の前面開口部に配置される合成樹脂製の前板と、前記前板の後面側に配置される結露防止用の放熱パイプと、前記放熱パイプの後部に配置される断熱部材とを含んで構成され、前記断熱部材は、真空断熱パネルと、成形品からなり且つ前記外殻体と同形状である発泡断熱材とを含み、前記発泡断熱材に設けられた空洞部内に前記真空断熱パネルが収容された状態で、前記外殻体内に収容されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】第1の実施形態を示すもので、冷蔵庫本体の全体構成を概略的に示す縦断側面図
図2】断熱仕切壁の分解斜視図
図3】第2の実施形態を示す断熱仕切壁の分解斜視図
図4】第3の実施形態を示す断熱仕切壁の分解斜視図
図5】第4の実施形態を示す断熱仕切壁の分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
(1)第1の実施形態
以下、第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る冷蔵庫の全体構成について述べる。冷蔵庫本体1は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に、複数の貯蔵室を設けて構成されている。具体的には、断熱箱体2内には、上段から順に、貯蔵室としての冷蔵室3、上冷凍室4、野菜室5、下冷凍室6が設けられている。
【0008】
前記断熱箱体2は、図2に一部のみ示すように、プラスチック製の内箱2aと、鋼板製の外箱2bとの間に、断熱材例えば真空断熱パネル(図示せず)を配置して構成されている。また、断熱箱体2のうち前記上冷凍室4が設けられる部分は左右2室に仕切られており、右側に上冷凍室4が設けられ、左側に製氷室が設けられている。製氷室内には、周知の自動製氷装置が設けられている。
【0009】
前記冷蔵室3と上冷凍室4(及び製氷室)との間は、断熱仕切壁7により上下に仕切られている。このとき、詳しくは後述するように、断熱仕切壁7は、断熱箱体2の前面開口部に配置される前部壁部26と、その後部に位置される後部壁部27とから構成されている。また、上冷凍室4(及び製氷室)と野菜室5との間は、断熱仕切壁8により上下に仕切られ、野菜室5と下冷凍室6との間は、断熱仕切壁9により上下に仕切られている。これら断熱仕切壁8及び断熱仕切壁9についても、断熱仕切壁7と同様に、後部壁部27の前端に前部壁部26を設けた構成を備えている。
【0010】
前記冷蔵室3の前面部には、ヒンジ開閉式の断熱扉10が設けられている。上冷凍室4の前面には引出し式の断熱扉11が設けられ、この断熱扉11の背面部には、貯蔵容器12が連結されている。前記野菜室5の前面にも、貯蔵容器14が連結された引出し式の断熱扉13が設けられている。冷凍室6の前面にも、貯蔵容器16が連結された引出し式の断熱扉15が設けられている。尚、各扉10、11、13、15の裏面側には、マグネットガスケット25が設けられている。
【0011】
この冷蔵庫本体1内には、全体として詳しく図示はしないが、前記冷蔵室3及び野菜室5を冷却するための冷蔵室用冷却器17と、前記上、下の冷凍室4、6(及び製氷室)を冷却するための冷凍室用冷却器との2つの冷却器を備える冷凍サイクルが組込まれる。冷蔵庫本体1の下端部背面側には、冷蔵庫本体1の背面で開口する機械室18が設けられ、詳しく図示はしないが、この機械室18内に、前記冷凍サイクルを構成するコンプレッサ19やコンデンサが配設されていると共に、それらを冷却するための冷却ファン装置、除霜水蒸発皿等が配設されている。このとき、冷凍サイクルを構成する冷媒パイプのうち、コンデンサの下流部の高温部分が、結露防止用の放熱パイプ20(図2参照)として機能する。
【0012】
図1に示すように、冷蔵庫本体1内の前記野菜室5の背壁部には、冷蔵室用冷却器室22が設けられており、この冷蔵室用冷却器室22内に、下部に位置して前記冷蔵室用冷却器17が配設されていると共に、上部に位置して送風ファン23が配設されている。これにて、送風ファン23が駆動されると、冷蔵室用冷却器17により生成された冷気が、吹出しダクト24を通って冷蔵室3内に供給された後、野菜室5内に供給され、冷蔵室用冷却器室22内に戻されるといった循環を行うようになっている。
【0013】
更に、図示はしないが、冷蔵庫本体1内の前記野菜室5の背壁部には、冷蔵室用冷却器室22の左側に位置して、冷凍室用冷却器室が設けられている。この冷凍室用冷却器室内には、冷凍室用冷却器や冷凍室用送風ファン装置等が配設され、前記上、下の冷凍室4、6(及び製氷室)に冷気を供給するようになっている。冷蔵庫本体1の背面下部寄り部分には、全体を制御するマイコン等を実装した制御ユニット21が設けられている。
【0014】
さて、上記したように、断熱仕切壁7は、前部壁部26と後部壁部27とから構成されている。そのうち後部壁部27は、例えば合成樹脂製の外殻体内に断熱材を収容して構成されている。以下、前部壁部26の構成について、図2を参照しながら詳述する。本実施形態における前部壁部26は、合成樹脂製の外殻体28と、前板29と、磁性部材30と、前記放熱パイプ20と、断熱部材としての真空断熱パネル31とを備えて構成される。
【0015】
前記外殻体28は、前面側が開口し、左右方向に延びる断面四角形の角筒状(箱状)をなし、断熱箱体2の左右の側壁部間に掛け渡されるように設けられている。前記前板29は、合成樹脂例えばポリプロピレンから薄板状に構成され、前記外殻体28の前面を塞ぐように配置される。前記磁性部材30は、前記マグネットガスケット25を前板29の前面に吸着させるためのもので、例えば横方向に長い薄板状のプラスチックマグネット(或いは薄板状の鉄板)からなり、前板29の裏面側に位置して、上下に2個が配置されている。
【0016】
これにて、前板29は、断熱箱体2の前面開口部に配置され、その前面(表面)が前記マグネットガスケット25の吸着面とされている。尚、前板29は、冷蔵庫本体1のキャビネット(外箱2bの外面や、各扉10、11、13、15の前面)の色と同系統の色に着色されている。或いは、黒や茶色などの明度の低い濃色に着色されていても良い。また、図示は省略するが、前板29の裏面側には、必要な強度(剛性)を確保するために、例えば縦横に延びる補強用リブが、一体に形成されている。
【0017】
前記放熱パイプ20は、前板29(磁性部材30)の裏面側を、左右方向に延び、図で右端側で折り返された形態に配置されている。前記真空断熱パネル31は、詳しく図示はしないが、例えばグラスウールなどの無機繊維の積層材を圧縮硬化させた芯材を、ガスバリア性能を有するポリエチレンなどの合成樹脂フィルムの包袋に収納した後に、内部を真空排気して減圧密封させて構成されている。この場合、真空断熱パネル31は、前記外殻体28内にほぼ密に嵌り込む矩形ブロック状(角柱状)に構成されている。
【0018】
これにて、前部壁部26は、次のように組付けられる。即ち、断熱箱体2に取付けられた外殻体28内には真空断熱パネル31が収容され、真空断熱パネル31の前面側の所定位置に放熱パイプ20が配置される。一方、前板29は、その裏面側に磁性部材30が配置された状態で、外殻体28の前面を塞ぐようにして、その左右両端部が、前記断熱箱体2の左右の側壁部分に例えばねじ止めにより取付けられる。これにより、前板29の裏面側に放熱パイプ20が密着配置され、放熱パイプ20の裏面側に真空断熱パネル31が密着配置される。
【0019】
次に、上記構成の作用・効果について述べる。本実施形態の断熱仕切壁7の前部壁部26においては、結露防止用の放熱パイプ20の熱が前板29に伝達されることにより、前板29の前面における結露が防止される。この場合、放熱パイプ20の後部には断熱部材としての真空断熱パネル31が配置されているので、放熱パイプ20からの後部側への熱の伝達は阻止される。
【0020】
そして、従来の鉄板からなる前板に代えて、前板29は、熱伝達性に劣る合成樹脂製とされているので、貯蔵室3、4などへの熱伝達を抑えることができる。この結果、本実施形態によれば、貯蔵室3、4を仕切る断熱仕切壁7(前部壁部26)を備えるものにあって、断熱仕切壁7の前板29の結露を防止しながらも、貯蔵室3、4内への熱の侵入を抑えることができ、貯蔵室3、4内の冷却性が低下してしまうことを防止することができる。
【0021】
また、前板29の裏面側に、磁性部材30を配置するようにしたので、マグネットガスケット25の吸着面としての機能を果たすことができる。本実施形態では、前板29の裏面側に補強用リブを一体に設けるようにしたので、合成樹脂製の前板29としたことで、金属板と比べて機械的強度が弱くなる事情があっても、補強用リブによって必要な強度(剛性)を確保することができる。しかも、断熱部材を真空断熱パネル31から構成したので、発泡断熱材などと比べて、優れた断熱性を得ることができる。
【0022】
本実施形態では、前板29は、冷蔵庫本体1のキャビネット同系統の色に着色するように構成した。これにより、扉を開放した際に目にする断熱仕切壁7の前部壁部26の色と冷蔵庫本体1のキャビネットの色とが同系色であるため、扉の開放時にも統一感のあるデザインにすることができ、外観に優れたものとすることができる。特に金属光沢を備える、あるいはグラデーションにより濃淡を変えるなどして視覚効果を高めることで、扉を閉じた状態と開いた状態とで使用者が受ける外観上の印象の差を低減して、より一層外観に優れたものとすることができる。
【0023】
また、黒や茶色などの明度の低い濃色に着色するように構成した場合、合成樹脂製の前板29は、鉄板と比べて、ガスケットとの接触やこすれによる汚れが定着しやすい事情があるが、汚れが目立たずに、外観に優れたものとすることができる。
【0024】
(2)第2~第4の実施形態、その他の実施形態
図3図4図5は、第2、第3、第4の実施形態を夫々示すものであり、以下、上記第1の実施形態と異なる点について述べる。尚、以下に述べる各実施形態において、上記第1の実施形態と同一部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0025】
図3は、第2の実施形態に係る断熱仕切壁の前部壁部41の構成を示している。この前部壁部41は、外殻体28、前板29、磁性部材30、結露防止用の放熱パイプ20を備えると共に、放熱パイプ20の後部(外殻体28内)に配置される断熱部材として、真空断熱パネル31と発泡断熱材42とを含んで構成されている。前記発泡断熱材42は、例えばウレタンフォーム等から前面が開口した箱状に構成され、内部に真空断熱パネル31を密に収容した状態で、外殻体28内に収容される。
【0026】
ここで、真空断熱パネル31は、表面の合成樹脂フィルムが破れやすいといった事情があるが、発泡断熱材42内に収容することによって、真空断熱パネル31の保護や、固定(隙間の埋め込み)を図ることができる。この第2の実施形態によれば、断熱部材としての優れた断熱性能が得られることに加えて、断熱部材の取扱い性、耐久性等をより向上させることができる。第1の実施形態と同様に、前部壁部41の前板29の結露を防止しながらも、貯蔵室3、4内への熱の侵入を抑えることができる等の効果が得られることは勿論である。
【0027】
図4は、第3の実施形態に係る断熱仕切壁の前部壁部51の構成を示している。この前部壁部51は、外殻体28、前板29、磁性部材30、結露防止用の放熱パイプ20を備えると共に、放熱パイプ20の後部(外殻体28内)に位置して断熱部材としての真空断熱パネル52を備えている。このとき、真空断熱パネル52の前面側には、前記放熱パイプ20が配置される凹溝52aが形成されている。
【0028】
この第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、前部壁部51の前板29の結露を防止しながらも、貯蔵室3、4内への熱の侵入を抑えることができる等の効果が得られる。そして、真空断熱パネル52の前面側の凹溝52a内に嵌り込むようにして放熱パイプ20が位置決め固定されるので、前部壁部51の組立て性の向上を図ることができる。また、真空断熱パネル52に対する放熱パイプ20のこすれを防止でき、表面の合成樹脂フィルムが破れることを抑制することができる。
【0029】
図5は、第4の実施形態に係る断熱仕切壁の前部壁部61の構成を示している。この前部壁部61は、外殻体28、前板29、金属製の補強板62、結露防止用の放熱パイプ20、断熱部材としての真空断熱パネル31を備えて構成されている。前記補強板62は、例えば鉄板からなり、前板29の裏面側に設けられ、マグネットガスケット25を吸着するための磁性部材を兼用している。尚、前板29は、裏面側の補強用リブが省略されている。また、マグネットからなる磁性部材30を設けても良い。
【0030】
この第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、前部壁部61の前板29の結露を防止しながらも、貯蔵室3、4内への熱の侵入を抑えることができる等の効果が得られる。そして、金属製の補強板62により前板29の補強を図ることができ、前板29を薄板状としながらも、必要な強度(剛性)を確保することができる。
【0031】
尚、上記した実施形態に限定されるものではなく、図示は省略するが、例えば次のような拡張、変更も可能である。即ち、前記前板29の裏面側に図示しない凹部を形成し、この凹部内に磁性部材30を配置する構成としても良い。これによれば、磁性部材30とマグネットガスケット25までの距離を短くすることができ、着磁力を強化して密着性を高めることができる。これと共に、凹部が磁性部材30の位置決めになり、製造性を向上させることができる。
【0032】
また、上記実施形態においては、断熱仕切壁を、前部壁部と後部壁部とから構成するようにしたが、一部品から構成するようにしても良い。この場合、前後にも幅をもった板状の断熱部材を設けることができる。断熱部材全体を発泡断熱材の成形品から構成することもできる。更には、縦方向に延びる断熱仕切壁でも同様に実施することができる。その他、冷蔵庫の内部の構成としても、各貯蔵室の配置を種々変更することが可能であり、また冷却器が1個のものでも良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【符号の説明】
【0033】
図面中、1は冷蔵庫本体、2は断熱箱体、3、4、5、6は貯蔵室、7、8、9は断熱仕切壁、20は放熱パイプ、25はマグネットガスケット、26、41、51、61は前部壁部、27は後部壁部、28は外殻体、29は前板、30は磁性部材、31、52は真空断熱パネル(断熱部材)、42は発泡断熱材(断熱部材)、52aは凹溝、62は補強板を示す。
図1
図2
図3
図4
図5