(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-24
(45)【発行日】2022-06-01
(54)【発明の名称】エコマスク
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220525BHJP
【FI】
A41D13/11 H
(21)【出願番号】P 2021034611
(22)【出願日】2021-03-04
【審査請求日】2021-03-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】710005201
【氏名又は名称】木原 克二
(72)【発明者】
【氏名】木原 克二
【審査官】冨江 耕太郎
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1918084(KR,B1)
【文献】韓国公開実用新案第20-2009-0010285(KR,U)
【文献】登録実用新案第3160039(JP,U)
【文献】特開2012-90682(JP,A)
【文献】実開平6-55411(JP,U)
【文献】特表2010-531710(JP,A)
【文献】特開2011-62379(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D13/11
A62B18/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスク本体と耳にかける
伸縮紐とからなっており、
前記
マスク本体の四隅のそれぞれに
紐留部を設け、
前記
紐留部は、全体的に厚みのある
凸部で中程の
凹部の中心に
丸孔を有し、
前記
マスク本体の上辺及び下辺に、前記
丸孔に通
じ、前記
伸縮紐を取付ける
挿入路を有し、
前記
凹部の凹みは、前記
伸縮紐を結んだ大きさが入る大きさで、
前記
挿入路の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり前記
伸縮紐の限界約90%伸ばした時の太さの幅となっており、
前記
丸孔の穴の大きさは前記
伸縮紐の限界約80%伸ばした時の太さの大きさで、
前記
丸孔に入れた前記
伸縮紐を挟むことを特徴とするエコマスク。
【請求項2】
マスク本体と耳にかける
伸縮紐とからなっており、
前記
マスク本体の四隅のそれぞれに
紐留部を設け、
前記
紐留部は、全体的に厚みのある
凸部で中心に
丸孔を有し、
前記
マスク本体の上辺及び下辺に、前記
丸孔に通
じ、前記
伸縮紐を取付ける
挿入路を有し、
前記
丸孔の先に、前記
挿入路の延長線上に
留溝を設け、
前記
挿入路の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり前記
伸縮紐の限界約90%伸ばした時の太さの幅となっており、
前記
丸孔の穴の大きさと前記
留溝の幅は前記
伸縮紐の限界約80%伸ばした時の太さの大きさで、
前記
丸孔及び前記
留溝に入れた前記
伸縮紐を挟む仕組みで、
前記
留溝が前記
丸孔の穴の方向から直角になる方向の前記
紐留部を有したことを特徴とするエコマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれの人に合うエコマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
マスクは着用においてより負担がないようにしつつ防塵効果を得られるように開発され、特許文献1にはマスク本体に切り込みを入れ、その切れ込みにかけ止部を設けた耳掛け紐を製造過程で差し込みがなされたマスクが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、人それぞれで同じ顔造りの人同士でも、マスク本体の大きさや耳にかける紐の強さの好みもあるが対応することはできず、コストも高くなる可能性がある。
【0005】
本発明は人それぞれで同じ顔造りの人同士でも、マスク本体の大きさや耳にかける紐の強さの好みに対応できるとともに、コストも安くエコなマスクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のエコマスクは、マスク本体(1)と伸縮紐(3)を別にし、マスク本体(1)の四隅には耳にかける伸縮紐(3)を取付ける挿入路(4)及び丸孔(5)を有する紐留部(2)を設け、別に用意した伸縮紐(3)を自分で簡単に取り付けられる仕組みになっている。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、人それぞれが好みの大きさのマスク本体(1)を選び、紐留部(2)に好みの強さになる長さの伸縮紐(3)を簡単に取付けることが可能で、人それぞれで同じ顔造りの人同士でも、マスク本体(1)の大きさや耳にかける強さの好みに対応できるとともに、コストも安くエコなマスクを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一部であるマスク本体(1)と伸縮紐(3)の平面図である。
【
図2】本発明の一部である紐留部(2)の平面図の同図(a)と紐留部(2)を横に切った時の下側の断面図の同図(b)である。
【
図3】本発明の一部である紐留部(2)の平面図の同図(a)と横に切った時の下側の断面図の同図(b)と縦に切った時の左側の断面図の同図(c)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の一部であるマスク本体(1)と伸縮紐(3)の平面図であり、マスク本体(1)の四隅に耳にかける伸縮紐(3)を取付ける紐留部(2)が設けられていることを示している。
【0010】
図2は、本発明の一部である紐留部(2)の平面図の同図(a)と紐留部(2)を横に切った時の下側の断面図の同図(b)で、紐留部(2)には伸縮紐(3)を入れて留るための挿入路(4)と丸孔(5)を有することを示し、挿入路(4)の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり伸縮紐(3)の限界約90%伸ばした時の太さの幅とし、丸孔(5)の穴の大きさは伸縮紐(3)の限界約80%伸ばした時の太さの大きさである。紐留部(2)の形状は、挿入路(4)があり凹部(7)の中心に丸孔(4)を設け、その周りが凸部(6)にすることも可能なことを示している。
【0011】
図3は、本発明の一部である紐留部(2)の平面図の同図(a)と横に切った時の下側の断面図の同図(b)と縦に切った時の左側の断面図の同図(c)で、紐留部(2)には伸縮紐(3)を入れて留るための挿入路(4)と丸孔(5)と留溝(8)を有することを示し、挿入路(4)の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり伸縮紐(3)の限界約90%伸ばした時の太さの幅とし、丸孔(4)の穴の大きさと留溝(8)の幅は伸縮紐(3)の限界約80%伸ばした時の太さの大きさである。紐留部(2)の形状は、挿入路(4)があり凸部(6)の中心に丸孔(5)を有し、丸孔(5)の穴の方向からから直角になる方向の留溝(8)を設けていることを示している。
【実施例1】
【0012】
図1の本発明の一部を示したマスク本体(1)は、四隅に耳にかける伸縮紐(3)を取付ける紐留部(2)が設けられていることから、簡単に耳にかける伸縮紐(3)の取り付け取り外しができ、使える自分に合った長さの伸縮紐(3)を使って、時と場合によってマスク本体(1)の大きさを替えることや、汚れたマスク本体(1)だけを捨て耳にかける伸縮紐(3)に新しいマスク本体(1)を付け替えることも可能で使えるものは使える、またマスク本体(1)と伸縮紐(3)を分けて捨てることができるエコマスクであることを示している。
【実施例2】
【0013】
図2の本発明の一部である紐留部(2)は、挿入路(4)の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり伸縮紐(3)の限界約90%伸ばした時の太さの幅で丸孔(5)の穴の大きさは伸縮紐(3)の限界約80%伸ばした時の太さの大きさで使用時に簡単に伸縮紐(3)が取れることが無く、凹部(7)の中心に丸孔(5)を設け、その周りが凸部(6)にすることも可能で、伸縮紐(3)の端を結んで入れれば、結んだこぶが凹部(7)に入り周りが凸部(6)で伸縮紐(3)を強く引っ張っても丸孔(5)から抜けることがないことを示している。
紐留部(2)に凹部(7)と凸部(6)があるマスク本体(1)は、挿入路(4)の狭くなったところを伸縮紐(3)の限界約90%伸ばした時の太さ以上の幅が可能で、丸孔(5)の穴の大きさも伸縮紐(3)の限界約80%伸ばした時の太さの以上の大きさに出来、伸縮紐(3)をより簡単に取り付け取り外しが出来るエコマスクであることを示している。
【実施例3】
【0014】
図3は、本発明の一部である紐留部(2)は、全体的に凸部(6)の形状で、伸縮紐(3)を入れて留るための挿入路(4)と丸孔(5)と留溝(8)を有し、挿入路(4)の入り口は広く、先に進むに従って狭くなり伸縮紐(3)の限界約90%伸ばした時の太さの幅で、丸孔(4)の穴の大きさと留溝(8)の幅は伸縮紐(3)の限界約80%伸ばした時の太さの大きさであることから、外側の耳にかける伸縮紐(3)を調節して丸孔(5)内側から出てきた伸縮紐(3)を丸孔(7)の穴の方向から直角の方向の留溝(8)に入れることによって摩擦が強くなり伸縮紐(3)を留めることが出来る。
【実施例4】
【0015】
エコマスクは、マスク本体(1)と耳にかける伸縮紐(3)が別になっており、製作工程でマスク本体(1)に伸縮紐(3)を取付けるすべての工程がなくなり、設備投資が少なく済むだけでなく、時間当たり制作枚数も増えると思われる。
【符号の説明】
【0016】
1 マスク本体
2 紐留部
3 伸縮紐
4 挿入路
5 丸孔
6 凸部
7 凹部
8 留溝
【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、マスクは着用においてより負担がないようにしつつ防塵効果を得られるように作成されているが、人の好みはそれぞれで、同じ顔造りの人同士でも、マスク本体の大きさや耳にかける紐の強さの好みに対応することはできていない。マスク本体の大きさや耳にかける紐の強さの好みに対応できるとともに、コストも安くエコなマスクを提供する。
【解決手段】本発明のエコマスクは、マスク本体1と伸縮紐3を別にし、マスク本体1の四隅には耳にかける伸縮紐3を取付ける紐留部2を設け、紐留部2には挿入路及び丸孔を有している。
【選択図】
図1