(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-24
(45)【発行日】2022-06-01
(54)【発明の名称】タッチパッド入力装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0354 20130101AFI20220525BHJP
【FI】
G06F3/0354 453
(21)【出願番号】P 2022006049
(22)【出願日】2022-01-19
【審査請求日】2022-01-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520105164
【氏名又は名称】山崎 明美
(72)【発明者】
【氏名】山崎 貴志
【審査官】永野 志保
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第207587170(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0045948(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第107765889(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0354
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面範囲で6cm×6cm以内の大きさの略平板形状である、無線式のタッチパッド入力装置(1)であって、タッチパッド面(2)の反対側の面には、車両ハンドル取付用アタッチメント(3)や手指装着用アタッチメント(4)を着脱することができる、タッチパッド入力装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を遠隔で操作するのに好適な、タッチパッド入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器の操作は、基本的にはこれらの機器を把持しての操作であるが、これらの機器を把持せずに遠隔で操作したい場合には、遠隔操作をおこなうための機器が必要となる。
【0003】
従来技術では、非特許文献1や非特許文献2に示される無線式タッチパッド入力装置が考案されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】株式会社ロジクール Wireless Rechargeable Touchpad T650
【文献】サンワサプライ株式会社 Bluetoothタッチパッド 400-MABT128
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器の操作は、基本的にはこれらの機器を把持しての操作であるが、これらの機器を把持せずに遠隔で操作したい場合には、遠隔操作をおこなうための機器が必要となる。
【0006】
従来技術では、非特許文献1や特許文献2に示される無線式タッチパッド入力装置が考案されていが、これらの機器は机上での使用に限定した使用方法となっている。
【0007】
本願発明は、アタッチメントの付け替えにより、様々な状況下において、片手親指のみで、かつ、本タッチパッド入力装置自体を把持することなく、スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を遠隔で操作することができる、タッチパッド入力装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
片手親指のみで操作することを想定した、平面範囲で6cm×6cm以内の大きさの略平板形状である、無線式のタッチパッド入力装置1であって、タッチパッド面2の反対側の面には、車両ハンドル取付用アタッチメント3や手指装着用アタッチメント4を着脱することができる、タッチパッド入力装置1とする。
【発明の効果】
【0009】
本タッチパッド入力装置1のみ、または本タッチパッド入力装置1へのアタッチメントの付け替えにより、様々な状況下において、片手親指のみで、かつ、本タッチパッド入力装置1自体を把持することなく、スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を遠隔で操作できる。
【0010】
図4は、本タッチパッド入力装置1にアタッチメントを取り付けていない状態の使用例である。パソコンを使用した作業中に、スマートフォンを確認したい場合は多くあるが、スマートフォンに手を伸ばすのが面倒であったり、業務中にスマートフォンを操作しているとサボっているようにも見られることがある。
図2のように、本タッチパッド入力装置1をパソコン操作用のマウスの親指側に置くことで、マウスから手を放すことなく、スマートフォンを操作することができる。
【0011】
図5は、車両ハンドル取付用アタッチメント3を取り付けて、本タッチパッド入力装置1を車両ハンドルに設置した状態の使用例である。スマートフォンやタブレットパソコンは、カーナビやドライブレコーダとして使用することがあるため、カーナビ地図の広域・詳細変更などの簡単な操作は車両運転中に行うことがある。このような場合、スマートフォンやタブレットパソコンを把持したり触れる動作を行うと交通違反になりかねない。
図5のように、本タッチパッド入力装置1を車両ハンドルに設置することで、ハンドルから手を放すことなく、スマートフォンやタブレットパソコンを操作することができる。
【0012】
図6は、手指装着用アタッチメント4を取り付けて、本タッチパッド入力装置1を人差し指に装着した状態の使用例である。スマートフォンやタブレットパソコンは、寝っ転がりながら長時間操作することも多いが、スマートフォンやタブレットパソコンを長時間把持していることは相当に疲労する。
図6のように、本タッチパッド入力装置1を人差し指に装着し、スマートフォンやタブレットパソコンを目視できるように設置することで、寝っ転がりながら、スマートフォンやタブレットパソコンや本タッチパッド入力装置1を把持することなく、スマートフォンやタブレットパソコンを操作することができる。また、この使用方法では、寝っ転がったまま、片手親指のみの動作でスマートフォンやパソコンを操作することができるため、怪我や病気で体を動かすことが困難な方でも、スマートフォンやパソコンを操作しやすくなることも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】タッチパッド入力装置1の実施例の斜視図である。
【
図2】車両ハンドル取付用アタッチメント3の実施例の側面図および斜視図である。
【
図3】手指装着用アタッチメント4の実施例の側面図および斜視図である。
【
図4】アタッチメントを取り付けていない状態の使用例である。
【
図5】車両ハンドル取付用アタッチメント3を取り付けて、車両ハンドルに設置した状態の使用例である。
【
図6】手指装着用アタッチメント4を取り付けて、人差し指に装着した状態の使用例である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
片手親指のみで操作することを想定した、平面範囲で6cm×6cm以内の大きさの略平板形状である、無線式のタッチパッド入力装置1であって、タッチパッド面2の反対側の面には、車両ハンドル取付用アタッチメント3や手指装着用アタッチメント4を着脱することができる、タッチパッド入力装置1とする。
【0015】
図1に、本タッチパッド入力装置1の実施例を示すが、これ以外の形状を排除するものではない。また、
図2に、車両ハンドル取付用アタッチメント3の実施例を示すが、これ以外の形状を排除するものではない。また、
図3に、手指装着用アタッチメント4の実施例を示すが、これ以外の形状を排除するものではない。
【0016】
本タッチパッド入力装置1に取り付けるアタッチメントは、車両ハンドル取付用アタッチメント3や手指装着用アタッチメント4のほかにも、本タッチパッド入力装置1を取り付けたい箇所により様々な種類のものが考えられる。
【0017】
本タッチパッド入力装置1には、無線式のタッチパッド入力装置として当然必要な機能(無線通信機能、電源、充電機能、等)が備わっている。また、長時間の使用を想定して、有線給電を選択できるようにすることも可能である。
【0018】
本タッチパッド入力装置1は、片手の親指1本での操作を想定しているが、多数本の指によるマルチタップでの操作を排除するものではない。
【符号の説明】
【0019】
1 タッチパッド入力装置
2 タッチパッド面
3 車両ハンドル取付用アタッチメント
4 手指装着用アタッチメント
【要約】
【課題】スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を遠隔で操作するのに好適なタッチパッド入力装置を提供する。
【解決手段】片手親指のみで操作することを想定した、平面範囲で6cm×6cm以内の大きさの略平板形状である、無線式のタッチパッド入力装置1であって、タッチパッド面2の反対側の面には、車両ハンドル取付用アタッチメント3や手指装着用アタッチメント4を着脱することができる、タッチパッド入力装置1とする。
【選択図】
図1