(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-25
(45)【発行日】2022-06-02
(54)【発明の名称】弦楽器、チューンオーマチック用サドル
(51)【国際特許分類】
G10D 3/04 20200101AFI20220526BHJP
G10D 1/08 20060101ALI20220526BHJP
【FI】
G10D3/04
G10D1/08
(21)【出願番号】P 2021046600
(22)【出願日】2021-01-27
【審査請求日】2021-10-08
(31)【優先権主張番号】P 2020076359
(32)【優先日】2020-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514156220
【氏名又は名称】ハート音楽院LLC合同会社
(72)【発明者】
【氏名】清水 靖弘
【審査官】中村 天真
(56)【参考文献】
【文献】実開昭55-087584(JP,U)
【文献】登録実用新案第042143(JP,Z1)
【文献】米国特許第02309082(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10D 1/00-3/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
6本弦楽器または5本弦楽器の各弦1本ずつをガイドする独立した6個のサドルで構成されるチューンオーマチック用サドルであって、
両端のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での1弦と5本弦楽器での1弦をガイドし、他方のサドルは6本弦楽器での6弦と5本弦楽器での5弦をガイドし、
左右から各2つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での2弦と5本弦楽器での2弦をガイドし、他方のサドルは6本弦楽器での5弦と5本弦楽器での4弦をガイドし、
左右から各3つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での3弦のみまたは4弦のみをガイドし、他方のサドルは、6本弦楽器での4弦または3弦と5本弦楽器での3弦をガイドすることを特徴とする、チューンオーマチック用サドル。
【請求項2】
請求項1に記載のチューンオーマチック用サドルを備えることを特徴とする弦楽器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の弦楽器用弦固定部及び特定の弦楽器用ナット並びに特定のチューンオーマチック用サドルとの少なくとも一つを用いることを特徴とする6本弦及び5本弦の両方に対応できるギター、特定の弦楽器用弦固定部、及び特定の弦楽器用ナット、並びに特定のチューンオーマチック用サドルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、バッハの無伴奏チェロ組曲を、ギター用に編曲することなくチェロ楽譜のままギターで演奏することができる5本弦ギターは無かった。また、6本弦ギターと5本弦ギターとの両方に対応可能な弦楽器用弦固定部、及び弦楽器用ナット、並びにチューンオーマチック用サドルは無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-209255号公報
【文献】実開昭55-22719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、6本弦のギター(従来のギター)において、弦を特定の弦に張り替え、そのうちの4本の弦又は5本の弦を使用し、バッハ・無伴奏チェロ組曲をオリジナル楽譜のまま演奏することができるようになる、と書いてある。しかしバッハ・無伴奏チェロ組曲のうちの第6番は、本来5弦チェロでの演奏用に作曲されたものであり、この曲をオリジナル楽譜のままギターで演奏するには、5弦チェロに準じた5本弦ギターが必要となる。本発明のギター、特定の弦楽器用弦固定部、及び特定の弦楽器用ナット、並びに特定のチューンオーマチック用サドルは、この課題を解決する為に考案されたものである。
【0005】
特許文献2によれば、5単弦ギターと書いてあるので5本弦専用のギターであり、6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターではない。また、調弦に関してもh1、g1、d1、a、eとなっていて、5弦チェロと同じ音程比率のチューニングでない。更にまた、楽器サイズの目安にもなる弦長(ナット~サドル間の長さ)が440mm前後とあり、従来のクラシックギター、フォークギター、エレキギターのサイズ(610~650mm前後)とは、楽器奏法上において、かなりの違いがあると言える。これではバッハ・無伴奏チェロ組曲(全6曲)をオリジナル楽譜のまま、5弦チェロの演奏法に準じて、演奏することはできない。本発明のギター、特定の弦楽器用弦固定部、及び特定の弦楽器用ナット、並びに特定のチューンオーマチック用サドルは、このような欠点をなくす為になされたものである。
【0006】
従来のチューンオーマチック用サドルは、6本弦ギター専用のセパレートタイプであり、1弦から6弦までの各弦(ギターなどでは通常、高音用弦から順に1弦2弦3弦4弦5弦6弦と並んでいる)に1つずつ対応している為、5本弦ギターとして使用する場合は正確な対応がしづらく、特に5本弦ギターでの3弦用サドルの位置は、6本弦ギターでの3弦用サドルと4弦用サドルとの中間の位置でなければならないため、従来の6本弦ギター専用のサドルでは全く対応できない。本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは、このような欠点をなくす為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部であって、
前記9個の弦固定部は、両サイドの弦固定部の間に、残りの弦固定部を、隣り合う弦どうしの間隔が4等分間隔と5等分間隔になるように配置した弦楽器用弦固定部と、
9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットであって、
前記9個の弦ガイド部は、両サイドの弦ガイド部の間に、残りの弦ガイド部を、隣り合う弦どうしの間隔が4等分間隔と5等分間隔になるように配置した弦楽器用ナットと、
6本弦楽器または5本弦楽器の各弦1本ずつをガイドする独立した6個のサドルで構成されるチューンオーマチック用サドルであって、
両端のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での1弦と5本弦楽器での1弦をガイドし、
他方のサドルは6本弦楽器での6弦と5本弦楽器での5弦をガイドし、
左右から各2つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での2弦と5本弦楽器での2弦をガイドし、他方のサドルは6本弦楽器での5弦と5本弦楽器での4弦をガイドし、
左右から各3つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での3弦のみまたは4弦のみをガイドし、他方のサドルは、6本弦楽器での4弦または3弦と5本弦楽器での3弦をガイドすることを特徴とする、チューンオーマチック用サドルとの、
少なくとも一つを用いることを特徴とする6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターである。
また、本発明は、9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部であって、
前記9個の弦固定部は、両サイドの弦固定部の間に、残りの弦固定部を、隣り合う弦どうしの間隔が4等分間隔と5等分間隔になるように配置した弦楽器用弦固定部である。
さらに、本発明は、9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットであって、
前記9個の弦ガイド部は、両サイドの弦ガイド部の間に、残りの弦ガイド部を、隣り合う弦どうしの間隔が4等分間隔と5等分間隔になるように配置した弦楽器用ナットである。
さらに、本発明は、6本弦楽器または5本弦楽器の各弦1本ずつをガイドする独立した6個のサドルで構成されるチューンオーマチック用サドルであって、
両端のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での1弦と5本弦楽器での1弦をガイドし、
他方のサドルは6本弦楽器での6弦と5本弦楽器での5弦をガイドし、
左右から各2つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での2弦と5本弦楽器での2弦をガイドし、他方のサドルは6本弦楽器での5弦と5本弦楽器での4弦をガイドし、
左右から各3つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦楽器での3弦のみまたは4弦のみをガイドし、他方のサドルは、6本弦楽器での4弦または3弦と5本弦楽器での3弦をガイドすることを特徴とする、チューンオーマチック用サドルである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターは、一つのギターで、6本弦ギ ターと5本弦ギターとを共有でき、音楽的な選択の幅を持たせることができるギターで ある。
本発明の特定の弦楽器用弦固定部は、ギター等を含む一つの弦楽器を、6本弦及び5 本弦用の弦楽器として共有することができるようになる弦楽器用パーツである。
本発明の特定の弦楽器用ナットは、ギター等を含む一つの弦楽器を、6本弦及び5本 弦用の弦楽器として共有することができるようになる弦楽器用パーツである。
本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは、チューンオーマチックを使用する ギター等を含む一つの弦楽器を、6本弦及び5本弦用の弦楽器として共有することがで きる拡張性を備えたチューンオーマチック用サドルであり、チューンオーマチック用サ ドルの大きな役割の一つであるオクターブチューニング(各弦ごとに弦長を微調整し、 各弦の開放弦の音と12フレットの音とを1オクターブ離れた同じ音になるよう調整す ること)を、6本弦楽器として使用する場合でも5本弦楽器として使用する場合でも、 各弦に対して容易にすることができるようになる弦楽器用パーツである。
【0009】
本発明に係る5本弦ギター用のチューニング(調弦)に関しては、従来のチェロ(4 弦チェロ)と同じ音程(低音からドソレラ)に、更に五度高い「ミの音」を追加するこ とにより、5弦チェロと同じ音程比率のチューニングを備えることができる。
【0010】
5弦チェロと同じ音程比率のチューニングを備えた、本発明に係る5本弦ギターを使用することで「バッハ・無伴奏チェロ組曲(全6曲)」をオリジナル楽譜のまま、チェロの演奏法に準じて、演奏することができるようになる。特に、「バッハ・無伴奏チェロ組曲・第6番BWV1012」は、本来バッハは、5弦チェロ用として作曲したものであり、音楽性が優れていてるにもかかわらず、現在の標準的な4弦チェロでの演奏は至難の技と言われている。その為、本発明に係る5本弦ギターを使用することで、5弦チェロ用の運指(演奏上の指づかい等)で比較的容易に演奏することができるようになる。
【0011】
本発明に係る5本弦ギターを使用し「バッハ・無伴奏チェロ組曲(全6曲)」をオリジナル楽譜で、チェロの演奏法に準じて、演奏することができるようになることは、従来のギター奏者・チェロ奏者にとって、音楽性向上の鍵になることは間違い無い。
【0012】
パブロ・カザルスは、チェロの近代奏法を確立し、深い精神性を感じさせる演奏において20世紀最大のチェリストとされる。その有名な功績の一つとして、それまで単なる練習曲と考えられていた「バッハ・無伴奏チェロ組曲(全6曲)」の価値を再発見し、広く紹介したことが挙げられる。バッハの作品は、カザルスにとって全ての芸術の頂点をなすもので、人間精神の生み出した最高の創造物。つまり、バッハを解釈することはカザルスの人生の中心をなすライフワークであった。「バッハの作品は音楽の真髄。そしてチェロ組曲はバッハの真髄」と、カザルスは断言した。さらに次の言葉をも残している。「バッハのチェロ組曲を技術的にマスターするのは、最低でも2年仕事だ。しかし音楽的には、未来永劫完成しない。実際のところは、技術面でも同じことさ」。これらのことでもわかるように、本発明に係る5本弦ギターで、チェロの演奏法に準じて、演奏することは、ギター演奏者にとって、様々な音楽上での飛躍的なレベルアップを図ることができ、更には人格の向上にも寄与する。これは本発明の最大の目的とするところの一つである。
【0013】
本発明に係る5本弦ギターの構造上の特徴に焦点を絞り説明する。5弦チェロの為に作曲された楽曲において、5本弦ギターを用い、5弦チェロの調律で演奏することは、技術的見地からその有利さは疑う余地はないが、それらの楽曲と5本弦ギターとの高い親和性は、弦の数のみならず、弦長(指で弦を押さえずに音を出した時に弦が振動する部分(開放弦)の長さ)も大きく関係している。バッハ「無伴奏チェロ組第6番BWV1012」は、現在ほぼ姿を消している5弦チェロ(又はそれに準ずる5本弦のチェロ風楽器)の為に作曲されたと言われているが、当時の楽器は少し小さなサイズであったとされる。現存する数少ないオールドの5弦チェロ(チェロ製作者ストラディヴァリ、アマティらによる)の寸法は、いずれも現在の4弦チェロの標準サイズより少し小さいサイズである。その弦長に着目すると、標準サイズ(4/4サイズ)では約69cmであり、少し小さい7/8サイズ、3/4サイズではそれぞれ約67cm、約64cmである。現在使用されている標準的なギター及び本発明に係る5本弦ギターの弦長は約61~65cm前後なので、これは7/8サイズ及び3/4サイズのチェロの弦長よりやや短い、または、ほぼ同じと言える。このことは、本発明に係る5本弦ギターとバッハの時代の5弦チェロとは、演奏にあたり、運指シフティング(ネック上に張られている弦を左手で押さえたり左手を移動させる方法や指使い等)や弦感覚の微差、手指の間隔、移弦の間隔などの点で、極めて高い親和性があることを示している。
【0014】
本発明に係る5本弦ギターは、5弦チェロ用チューニングに準じて演奏することで、ギター奏者・チェロ奏者にとって、音楽の世界を画期的に広げることができる楽器となるが、これらのチューニング・曲目・演奏法などにとらわれず、自由に演奏しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1(a)は、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、9個の弦固定部3を示す図である。
図1(b)は、従来の6本弦ギター専用ブリッジ29を示す図である。
図1(c)は、5本弦ギター専用ブリッジ30を示す図である。
【
図2】
図2(a)は、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、9個の弦ガイド部7を示す図である。
図2(b)は、従来の6本弦ギター専用ナット31を示す図である。
図2(c)は、5本弦ギター専用ナット32を示す図である。
【
図4】
図4(a)及び
図4(b)は、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、9個の弦ガイド部7、両サイドの弦ガイド部8、隣り合う弦どうしの間隔が5等分になるように配置された弦ガイド部のうち、両サイドの弦ガイド部8を除いた部分9、隣り合う弦どうしの間隔が4等分になるように配置された弦ガイド部のうち、両サイドの弦ガイド部8を除いた部分10を示す図である。
【
図5】
図5(a)は、請求項1に係る5本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、5本の弦11を示す図である。
図5(b)は、請求項1に係る6本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、6本の弦12を示す図である。
【
図6】
図6(a)は、請求項1に係る5本弦ギター時の、ギター本体13、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、ヘッド14、ネック15、ボディ16を示す図である。
図6(b)は、請求項1に係る6本弦ギター時の、ギター本体13、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、ヘッド14、ネック15、ボディ16を示す図である。
【
図7】
図7(a)は、請求項1に係る5本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、5本の弦11、サドル17を示す図である。
図7(b)は、請求項1に係る6本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、6本の弦12、サドル17を示す図である。
【
図8】
図8(a)及び
図8(b)は、ギターのペグ18を示す図である。
【
図9】
図9(a)は、請求項1に係る5本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、ボディ16、サドル17を示す図である。
図9(b)は、請求項1に係る6本弦ギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、ボディ16、サドル17を示す図である。
【
図10】
図10(a)は、請求項1に係る5本弦ギターであるフォークギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、弦固定部用のピン(5本弦ギターのとき)19、ピンを差す為の穴で、5本弦ギターの時には使用していない穴20、サドル17を示す図である。
図10(b)は、請求項1に係る6本弦ギターであるフォークギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、弦固定部用のピン(6本弦ギターのとき)21、ピンを差す為の穴で、6本弦ギターの時には使用していない穴22、サドル17を示す図である。
【
図11】
図11(a)は、請求項1に係る5本弦ギターであるエレキギター時の、本発明の特定のチューンオーマチック用サドルのうちの本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、チューンオーマチック23、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24を示す図である。
図11(b)は、請求項1に係る6本弦ギターであるエレキギター時の、本発明の特定のチューンオーマチック用サドルのうちの本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、チューンオーマチック23、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24を示す図である。
図11(c)は、
図11(a)を含む主要部分の図であり、チューンオーマチック23、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、ギター本体13を示す図である。
図11(d)は、
図11(b)を含む主要部分の図であり、チューンオーマチック23、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、ギター本体13を示す図である。
図11(e)は、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、チューンオーマチック23、5本の弦11の位置、6本の弦12の位置を
らに、上段図では、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34を装着した様子を現し、下段図では従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33のみを装着した様子を現していて、図を上下に並べることにより、上段図では、5本弦ギターでの3弦を、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34でガイドできてはいるが、下段図では、5本弦ギターでの3弦を、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33ではガイドできない様子をも現している。
【
図12】
図12(a)は、請求項1に係る5本弦ギターであるエレキギター時の、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)25、アーチトップギター用ブリッジ26を示す図である。
図12(b)は、
図12(a)を別角度から見た拡大図であり、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)25、アーチトップギター用ブリッジ26を示す図である。
【
図13】
図13(a)は、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33を示す図である。
図13(b)は、チューンオーマチック23、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33を示す図である。
図13(c)は、アーチトップギター用ブリッジ26及びアーチトップギター用ブリッジ(上部)27、アーチトップギター用ブリッジ(下部)28を示す図である。
【
図14】
図14(a)は、本発明に適用する9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部の一例としての本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、9個の弦固定部3を示す図である。
図14(b)は、5本弦ギター専用弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)35を示す図である。
図14(c)は、従来の6本弦ギター専用弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)36を示す図である。
【
図15】
図15(a)は、6本弦ギター専用ナット31と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した6本弦ギターを示す図である。
図15(b)は、5本弦ギター専用ナット32と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した5本弦ギターを示す図である。
図15(c)は、6本弦ギター専用ブリッジ29と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した6本弦ギターを示す図である。
図15(d)は、5本弦ギター専用ブリッジ30と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した5本弦ギターを示す図である。
図15(e)は、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した6本弦ギターを示す図である。
図15(f)は、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って制作した5本弦ギターを示す図である。
【発明を実施する為の形態】
【0016】
以下、本発明を実施する為の形態について説明する。
請求項1に係る本発明の特定の弦楽器用弦固定部及び特定の弦楽器用ナット並びに特定のチューンオーマチック用サドルとの少なくとも一つを用いることを特徴とする6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターに関しては、演奏方法により使い分け、例えば特定の弦楽器用弦固定部及び特定の弦楽器用ナット並びに特定のチューンオーマチック用サドルとの少なくとも一つを用いて、6本弦ギター又は5本弦ギターとして、演奏すれば良い。
また、請求項1に係る5本弦ギターはバッハの無伴奏チェロ組曲・全曲を演奏することに特化している。ただし、その他の曲を演奏しても良い。
【0017】
請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部の構造に関しては、穴、溝、ピン又は出っ張りなどを活用し、そこに弦を通し縛ったり、弦を輪っかにしてひっかけたり、弦の端を団子状にしてそれを溝に引っ掛けたり、などの方法を用いて弦を固定するものである。なお、弦を固定する為には、その他の方法を用いても良い。
【0018】
請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットの構造に関しては、溝、凸部で覆われた凹部などで弦をガイドするものである。なお、弦をガイドする為には、その他の方法を用いても良い。
【0019】
請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルそれぞれの構造に関しては、
図3(c)、
図3(d)、
図11(e)に示すように、サドルが弦をガイドする面で、弦の張られている方向を縦軸とした時の横軸方向において、サドルの持つ長さを「サドル全幅」と定義し、弦とサドルとが実際に触れる部分を「サドルと弦との接点部分」と定義し、サドル全幅をサドルと6本弦ギターのときの弦との接点部分で2分割したしたときの幅をそれぞれ「サドル片側横幅」と定義し、そのサドル片側横幅が等しい場合の横幅を「サドル片
説明する。なお、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33ではサドル
つことになる。
両端のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの1弦と5本弦ギターでの1弦をガイドし、他方のサドルは6本弦ギターでの6弦と5本弦ギターでの5弦をガイドし、5本弦ギターのときと6本弦ギターのときでサドルと弦との接点部分は同じ場所になりかつサド
構造でも良い。
左右から各2つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの2弦と5本弦ギターでの2弦をガイドし、他方のサドルは、6本弦ギターでの5弦と5本弦ギターでの4弦をガ
ため、そのズレ幅をカバーできる程度のサドルの片側横幅が必要になる。そのズレ幅に関しては、6本弦ギター及び5本弦ギターのときの両端弦間隔はそれぞれ同じなのでその間隔を仮に10単位とした時、6本弦ギターでの各弦間隔は両端弦間隔の5等分(弦の太さの誤差は除く)で2単位となり、5本弦ギターでの各弦間隔は両端弦間隔の4等分で2.5単位となるため、ズレ幅はこの差0.5単位となる。なお、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33のサドル全幅は6本弦ギターでの各弦間隔2単位と比較し通常8割程度なので1.6単位程度になり、その半分の0.8単位程度がサドル片側均等横幅
を持たせるために必要なサドルの片側横幅は、ズレ幅0.5単位より大きくかつ0.8単位以下ということになり、左右から各2つ目のサドルはこの基準をそなえた構造をもつ。従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドルはこの基準を備えているので、これを代用しても良い。
左右から各3つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの3弦のみまたは4弦のみをガイドし、そのサドルは6本弦ギター専用サドルと同じ構造と見なすこともできるのでこれを代用しても良い。左右から各3つ目のサドルの他方のサドルは、6本弦ギターでの4弦または3弦と5本弦ギターでの3弦をガイドし、そのために、6本弦ギターでの3弦用サドルと4弦用サドルとの中間の位置にある隙間を埋めることができる程度に従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドルより片側横幅がやや長いという特徴を持つ。この、やや長い、に関連して以下でさらに具体的な説明をする。このサドルの長い方
上での弦の位置を基準とした時において5本弦ギターでの3弦の位置と6本弦ギターでの
たは3弦をガイドするために、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドルの
の特定のチューンオーマチック用サドルの中で、この本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34は、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33では代用することができない。
【0020】
弦の本数に関しては、本発明の特定の弦楽器用弦固定部及び特定の弦楽器用ナット並びに特定のチューンオーマチック用サドルとの少なくとも一つを用いることを特徴とする6本弦及び5本弦の両方に対応できるギター、では、6本又は5本になる。
【0021】
ペグ18に関しては、6本弦ギターでは6つペグ18を全て使用し、5本弦ギターでは6つペグ18のうちの5つ使用するため、5本弦ギターの時にはペグ18の数が弦の本数より1つ多くなるので、ペグ18のうち1つのペグを使用しない。
【0022】
本発明の特定の弦楽器用弦固定部には、具体的には、例えば、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)25などがある。
【0023】
本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24及び本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)25に関連し、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図12(a)、
図12(b)、
図13(a)、
図13(b)、
図13(c)を参照して説明する。
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)で示すように、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24とチューンオーマチック23とは、セットとして使用しても良い。
また、
図12(a)、
図12(b)で示すように、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)25とアーチトップギター用ブリッジ26とは、セットとして使用しても良い。
また、
図13(a)、
図13(b)、
図13(c)で示すように、アーチトップギターブリッジ26を構成するアーチトップ用ギターブリッジ(上部)27は、チューンオーマチック23との互換性がある場合があるので、そのときは、アーチトップ用ギターブリッジ(下部)28の上部に、アーチトップ用ギターブリッジ(上部)27の代わりに本発明の特定のチューンオーマチック用サドルを含むチューンオーマチック23を差し替えて使用しても良い。
【0024】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって、本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0025】
請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の具体的な構造に関しては、
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)を参照して説明する。
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1は、弦固定部の数以外は従来の6本弦ギター専用ブリッジ29と同じと考えても良く、ボディ16側に配置し、接着剤、ネジ又はボルトなどで固定し、弦を固定している。
【0026】
請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の製造方法などに関しては、
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)を参照して説明する。
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の製造方法は、弦固定部の数以外は従来の6本弦ギター専用ブリッジ29の製造方法と同じと考えても良く、材質はローズウッド等を使用し、そこに弦の太さと同程度のドリルなどを用いて、穴を開ける。なお、材質に関しては、従来はローズウッド等を使用するが、それ以外でも良い。
【0027】
請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の取り付け方法に関しては、
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)を参照して説明する。
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図9(a)、
図9(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1のギター本体への取り付け方法に関しては、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の構造が弦固定部の数以外は従来の6本弦ギター専用ブリッジ29と同じと考えても良く、従来の取り付け方法と同じと考えても良い為、ギター製作家及びギターリペア担当者個々人の通常に準じた判断に委ねても良い。
【実施例2】
【0028】
請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の具体的な構造に関しては、
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)を参照して説明する。
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2は、弦ガイド部の数以外は従来の6本弦ギター専用ナット31と同じと考えても良く、ヘッド14とネック15との間に配置し、接着剤、ネジ又はボルトなどで固定し、弦をガイドしている。
【0029】
請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の製造方法などに関しては、
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)を参照して説明する。
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の製造方法は、弦ガイド部の数以外は従来の6本弦ギター専用ナット31の製造方法と同じと考えても良く、材質は牛骨、象牙、合成樹脂等を使用し、そこにヤスリなどを用いて、弦の太さと同程度の溝をつくる。なお、材質に関しては、従来は牛骨、象牙、合成樹脂等を使用するが、それ以外でも良い。
【0030】
請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の取り付け方法に関しては、
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)を参照して説明する。
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)に示すように、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2のギター本体への取り付け方法に関しては、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の構造が弦ガイド部の数以外は従来の6本弦ギター専用ナット31と同じと考えても良く、従来の取り付け方法と同じと考えても良い為、ギター製作家及びギターリペア担当者個々人の通常に準じた判断に委ねても良い。
【実施例3】
【0031】
請求項4に係る本発明の特定の6本弦楽器または5本弦楽器の各弦1本ずつをガイドする独立した6個のサドルで構成されるチューンオーマチック用サドルそれぞれの具体的な構造に関しては、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019の記載を参照して説明する。
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019に示すように、本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは、チューンオーマチック23にネジなどによって組み込まれ、両端のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの1弦と5本弦ギターでの1弦をガイドし、他方のサドルは6本弦ギターでの6弦と5本弦ギターでの5弦をガイドし、左右から各2つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの2弦と5本弦ギターでの2弦をガイドし、他方のサドルは6本弦ギターでの5弦と5本弦ギターでの4弦をガイドし、左右から各3つ目のサドルの一方のサドルは、6本弦ギターでの3弦のみまたは4弦のみをガイドし、他方のサドルは、6本弦ギターでの4弦または3弦と5本弦ギターでの3弦をガイドし、それぞれのチューンオーマチック用サドルは各弦に対してオクターブチューニング(各弦ごとに弦長を微調整し、各弦の開放弦の音と12フレットの音とを1オクターブ離れた同じ音になるよう調整すること)をしている。
【0032】
請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルの製造方法などに関しては、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019の記載を参照して説明する。
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019に示すように、本発明の特定のチューンオーマチック用サドルの製造方法は、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイド
は従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33と同じ寸法と考えても良い為、従来の製造方法に準じた方法で製造すれば良い。材質はナイロン、牛骨、ブラス、チタン等、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33の材質と同じと考えて良いし、それ以外でも良い。
又、弦をサドル上で安定させるために、サドルと弦との接点部分に浅く溝を付けることもあるが、この溝は状況に応じ、あっても良いし無くても良い。
又、サドルと弦との接点部分にある傾斜の向きは、状況に応じ、どちら向きでも良い。
【0033】
請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルの取り付け方法に関しては、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019の記載を参照して説明する。
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図13(b)、段落0019に示すように、本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチュー
本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33と同じ寸法と考えても良く、従来の取り付け方法に準じた方法でチューンオーマチック23にネジなどによって取り付ければ良い為、ギター製作家及びギターリペア担当者個々人の通常に準じた判断に委ねても良い。
なお、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34を、5本弦ギターでの3弦と6本弦ギターでの4弦をガイドするサドルとして使用する場合はサドルの長い方の片側が6本弦ギターでの3弦用サドル側になるように取り付け、5本弦ギターでの3弦と6本弦ギターでの3弦をガイドするサドルとして使用する場合はサドルの長い方の片側が6本弦ギターでの4弦用サドル側になるように取り付ける。
ただし、6本弦ギターでの4弦用の弦と5本弦ギターでの3弦用の弦とは、同じ種類の弦を用いる場合が多いため、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34を5本弦ギターでの3弦と6本弦ギターでの4弦をガイドするサドルとして使用する場合の方がオクターブチューニング等がやり易い。しかし、同じ種類の弦を用いなくても良い。
また、左右から各3つ目のサドルのうち一方のサドルは、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34
軸方向において、もう一方のサドルと一部分が重なる場合もあるが、オクターブチューニング等によりお互いに干渉し合わないようにすれば良く、機能的には問題ない。
【実施例4】
【0034】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部のみで構成し、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット及び請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは使用しない、場合に関しては、
図1(a)、
図2(b)、
図2(c)、
図3(a)、
図3(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図15(a)、
図15(b)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図2(b)、
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図7(b)、
図15(a)に示すように、通常の6本弦ギター専用ナット31と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図2(c)、
図1(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図7(a)、
図15(b)に示すように、5本弦ギター専用ナット32と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例5】
【0035】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットのみで構成し、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部及び請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは使用しない、場合に関しては、
図2(a)、
図1(b)、
図1(c)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図15(c)、
図15(d)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図1(b)、
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(b)、
図15(c)に示すように、通常の6本弦ギター専用ブリッジ29と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図1(c)、
図2(a)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図15(d)に示すように、5本弦ギター専用ブリッジ30と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例6】
【0036】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部と請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットとの両方で構成し、請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルは使用しない、場合に関しては、
図1(a)、
図2(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図15(e)、
図15(f)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図1(a)、
図2(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(b)、
図6(b)、
図7(b)、
図15(e)に示すように、ギター本体13と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1と請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図1(a)、
図2(a)、
図3(a)、
図3(b)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図6(a)、
図7(a)、
図15(f)に示すように、ギター本体13と本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1と本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例7】
【0037】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルのみで構成し、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部及び請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットは使用しない、場合に関しては、
図2(b)、
図2(c)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(b)、
図14(c)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図2(b)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(b)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(c)に示すように、ギター本体13、従来の6本弦ギター専用ナット31、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、従来の6本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)36とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図2(c)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(c)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(b)に示すように、ギター本体13、5本弦ギター専用ナット32、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、5本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)35とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例8】
【0038】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルと請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部との両方で構成し、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットは使用しない、場合に関しては、
図2(b)、
図2(c)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図2(b)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(b)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)に示すように、ギター本体13、従来の6本弦ギター専用ナット31、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図2(c)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(c)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)に示すように、ギター本体13、5本弦ギター専用ナット32、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例9】
【0039】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルと請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットとの両方で構成し、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部は使用しない、場合に関しては、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(b)、
図14(c)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合は、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(b)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(c)に示すように、ギター本体13、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、従来の6本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)36とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターを制作する。
5本弦ギターとして使用する場合は、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(c)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(b)に示すように、ギター本体13、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、5本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)35とを組合わせて、所定の場所に弦を張って5本弦ギターを制作する。
【実施例10】
【0040】
請求項1に係る本発明の特定の6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターにおいて、請求項4に係る本発明の特定のチューンオーマチック用サドルと請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部と請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナットとで構成する場合に関しては、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)を参照して説明する。
6本弦ギターとして使用する場合も、また5本弦ギターとして使用する場合も、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)に示すように、ギター本体13、本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2、チューンオーマチック23、本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル34、従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル33、本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24とを組合わせて、所定の場所に弦を張って6本弦ギターまたは5本弦ギターを制作する。
【実施例11】
【0041】
実施例4~6での弦の張り方等に関しては、
図1(a)、
図1(b)、
図1(c)、
図2(a)、
図2(b)、
図2(c)、
図3(a)、
図3(b)、
図4(a)、
図4(b)、
図5(a)、
図5(b)、
図6(a)、
図6(b)、
図7(a)、
図7(b)、
図8(a)、
図8(b)、
図9(a)、
図9(b)、
図15(a)、
図15(b)、
図15(c)、
図15(d)、
図15(e)、
図15(f)に示すように、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ1の構造が弦固定部の数以外は6本弦専用ブリッジ29及び5本弦専用ブリッジ30と同じと考えても良く、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の構造が弦ガイド部の数以外は6本弦専用ナット31及び5本弦専用ナット32と同じと考えても良く、一本一本の弦の取り付け方法(弦の張り方)は従来のギターへの取り付け方法と同じと考えても良い為、6本弦ギター用の弦または5本弦ギター用の弦をそれぞれ所定の場所に張れば良い。
【実施例12】
【0042】
実施例7~10での弦の張り方等に関しては、
図2(a)、
図3(c)、
図3(d)、
図11(a)、
図11(b)、
図11(c)、
図11(d)、
図11(e)、
図13(a)、
図14(a)に示すように、請求項2に係る本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)24の構造が弦固定部の数以外は6本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)36及び5本弦ギター専用弦楽器用テールピース(ストップテールピース)35と同じと考えても良く、請求項3に係る本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット2の構造が弦ガイド部の数以外は6本弦専用ナット31及び5本弦専用ナット32と同じと考えても良く、請求項4に係る本発明の特定の6本弦ギターまたは5本弦ギターの各弦1本ずつをガイドする独立した6個のサドルで構成されるチューンオーマチック用サドルの構造が本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューン
も良く、一本一本の弦の取り付け方法(弦の張り方)は従来のギターへの取り付け方法と同じと考えても良い為、6本弦ギター用の弦または5本弦ギター用の弦をそれぞれ所定の場所に張れば良い。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のギターは、6本弦及び5本弦の両方に対応できるギターである。また、本発明の特定の弦楽器用弦固定部、及び特定の弦楽器用ナット、並びに特定のチューンオーマチック用サドルは、クラシックギター、フォークギター、エレキギター等のギターのほか、チェロ、バイオリン、ビオラ、コントラバス、バンジョー等の弦楽器にも適用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用ブリッジ
2 本発明の特定の9個の弦ガイド部を有する弦楽器用ナット
3 9個の弦固定部
4 両サイドの弦固定部
5 隣り合う弦どうしの間隔が5等分になるように配置された弦固定部のうち、両サイドの弦固定部4を除いた部分
6 隣り合う弦どうしの間隔が4等分になるように配置された弦固定部のち、両サイドの弦固定部4を除いた部分
7 9個の弦ガイド部
8 両サイドの弦ガイド部
9 隣り合う弦どうしの間隔が5等分になるように配置された弦ガイド部のうち、両サイドの弦ガイド部8を除いた部分
10 隣り合う弦どうしの間隔が4等分になるように配置された弦ガイド部のうち、両サイドの弦ガイド部8を除いた部分
11 5本の弦
12 6本の弦
13 ギター本体
14 ヘッド
15 ネック
16 ボディ
17 サドル
18 ペグ
19 弦固定部用のピン(5本弦ギターのとき)
20 ピンを差す為の穴で、5本弦ギターの時には使用していない穴
21 弦固定部用のピン(6本弦ギターのとき)
22 ピンを差す為の穴で、6本弦ギターの時には使用していない穴
23 チューンオーマチック
24 本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)
25 本発明の特定の9個の弦固定部を有する弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(アーチトップ用テールピース)
26 アーチトップギター用ブリッジ
27 アーチトップギター用ブリッジ(上部)
28 アーチトップギター用ブリッジ(下部)
29 6本弦ギター専用ブリッジ
30 5本弦ギター専用ブリッジ
31 6本弦ギター専用ナット
32 5本弦ギター専用ナット
33 従来の6本弦ギター専用チューンオーマチック用サドル
34 本発明の特定の5本弦楽器での3弦と6本弦楽器での4弦または3弦をガイドするチューンオーマチック用サドル
35 5本弦ギター専用弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)
36 6本弦ギター専用弦楽器用弦固定部である弦楽器用テールピース(ストップテールピース)