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特許7079840医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-25
(45)【発行日】2022-06-02
(54)【発明の名称】医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61B 8/12 20060101AFI20220526BHJP
【FI】
A61B8/12
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020500889
(86)(22)【出願日】2018-07-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-08-31
(86)【国際出願番号】 EP2018068486
(87)【国際公開番号】W WO2019011830
(87)【国際公開日】2019-01-17
【審査請求日】2021-07-08
(31)【優先権主張番号】62/531,386
(32)【優先日】2017-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】590000248
【氏名又は名称】コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips N.V.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ヤグミナス,エウゲニユス
(72)【発明者】
【氏名】カナカサバパティ,スジト
(72)【発明者】
【氏名】ナウモフスキー,オリヴァー
(72)【発明者】
【氏名】シン,サティシュ サンジャイ
(72)【発明者】
【氏名】ワイト,マイケル ジェイ
【審査官】森口 正治
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-330507(JP,A)
【文献】実開昭57-110972(JP,U)
【文献】特開2015-125937(JP,A)
【文献】米国特許第6561979(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 8/00-8/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療撮像デバイスを医療撮像システムのターミナルに接続するための医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリであって:
第1ベース切り欠きを含むトップ・ハウジング;
前記トップ・ハウジングに結合されるように構成され、第2ベース切り欠きを含むボトム・ハウジング;
前記第1及び第2ベース切り欠きの中に位置するベース・ハウジング;
前記トップ・ハウジング及び前記ボトム・ハウジングの間に配置される複数の印刷回路基板(PCB);
前記ベース・ハウジング内に位置する電気コネクタ;及び
前記ベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材;
を有し、前記トップ・ハウジングが前記ボトム・ハウジングに結合される場合に、前記弾性密封部材は、流体の進入を防ぐように、前記複数のPCBにより第1方向に圧縮され、前記トップ及びボトム・ハウジングにより前記第1方向に垂直な第2方向に圧縮される、医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項2】
前記トップ・ハウジングは少なくとも第1ネジ及び第2ネジにより前記ボトム・ハウジングに結合される、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項3】
前記弾性密封部材は、前記第1ネジを受けるサイズ及び形状の第1スルー・ホールと、前記第2ネジを受けるサイズ及び形状の第2スルー・ホールとを有する、請求項2に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項4】
前記弾性密封部材は、前記トップ・ハウジングに係合するように構成されたトップ・エッジと、前記ボトム・ハウジングに係合するように構成されたボトム・エッジとを有する、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項5】
前記ベース・ハウジングは2つの短辺と2つの長辺とを有し、前記弾性密封部材は一方の短辺に並列して隣接する第1リップと、他方の短辺に並列して隣接する第2リップとを有し、前記第1及び第2リップの各々は前記トップ及び前記ボトム・ハウジングに同時に係合するように構成されている、請求項4に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項6】
ガスケットを更に有し、
前記トップ・ハウジングは前記ガスケットの一部を受けるように構成された第1溝を含み、
前記ボトム・ハウジングは前記ガスケットの一部を受けるように構成された第2溝を含み、及び
前記ガスケットは、前記トップ・ハウジングが前記ボトム・ハウジングに固定される場合に、前記第1溝及び前記第2溝の間に配置されている、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項7】
前記弾性密封部材は第1法線方向を有する第1平面に沿って延在し、前記ガスケットは第2法線方向を有する第2平面に沿って延在し、前記第1法線方向は前記第2法線方向に垂直である、請求項6に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項8】
前記弾性密封部材は導電性粒子を含む、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項9】
前記電気コネクタはゼロ挿入力(ZIF)コネクタである、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項10】
前記電気コネクタは、雄型ZIFコネクタに電気的に結合されるように構成された雌型ZIFコネクタである、請求項9に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項11】
前記医療撮像システムの前記ターミナルは前記雄型ZIFコネクタを含む、請求項10に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項12】
近位端部と遠位端部とを有する円錐状ケーブル・ハウジングを更に有し、前記近位端部は第1外側直径を有し、前記遠位端部は前記第1外側直径より小さな第2外側直径を有する、請求項6に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項13】
前記ガスケットは第1ガスケットであり、前記円錐状ケーブル・ハウジングは第2ガスケットを含み、前記第2ガスケットは、前記円錐状ケーブル・ハウジングの前記近位端部から延びる第1延長部及び第2延長部を含む、請求項12に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項14】
前記トップ・ハウジングが前記ボトム・ハウジングに結合されると、前記第2ガスケットの前記第1及び第2延長部は前記第1ガスケットに係合する、請求項13に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項15】
前記トップ・ハウジングは内側表面と前記トップ・ハウジングの前記内側表面に結合されたボスとを有し、
前記ボトム・ハウジングは内側表面と前記ボトム・ハウジングの前記内側表面に結合されたボスとを有し、
前記トップ・ハウジングの前記ボスと前記ボトム・ハウジングの前記ボスとは前記弾性密封部材に係合して応力を受ける、請求項1に記載の医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリ。
【請求項16】
医療撮像デバイスを有するシステムであって、前記医療撮像デバイスは:
近位部と遠位部とを有するフレキシブルな細長い部材;
前記遠位部にある撮像アセンブリ;及び
前記遠位部にあり、医療撮像システムのターミナルに接続するように構成されたコネクタ・アセンブリ;
を有し、前記コネクタ・アセンブリは:
第1ベース切り欠きを含むトップ・ハウジング;
前記トップ・ハウジングに結合されるように構成され、第2ベース切り欠きを含むボトム・ハウジング;
前記第1及び第2ベース切り欠きの中に位置するベース・ハウジング;
前記トップ・ハウジング及び前記ボトム・ハウジングの間に配置される複数の印刷回路基板(PCB);
前記ベース・ハウジング内に位置する電気コネクタ;及び
前記ベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材;
を有し、前記トップ・ハウジングが前記ボトム・ハウジングに結合される場合に、前記弾性密封部材は、流体の進入を防ぐように、前記複数のPCBにより第1方向に圧縮され、前記トップ及びボトム・ハウジングにより前記第1方向に垂直な第2方向に圧縮される、システム。
【請求項17】
前記医療撮像システムを更に有する請求項16に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に医療撮像に関連し、特に医療撮像デバイスのコネクタ・アセンブリに関連する。例えば、超音波撮像デバイス・コネクタ・アセンブリは、正面内側フレームに固定されるように構成されるフロント・ハウジングと、背面内側フレームに固定されるように構成されるバック・ハウジングとを含むことが可能である。
【背景技術】
【0002】
医療撮像デバイスは、内的又は外的に生理機能を評価して治療の必要性を判断するため、及び治療の効果を評価するために診断ツールとして幅広く使用されている。使用中に、医療撮像デバイスは、患者の組織及び/又は流体、生理食塩水、超音波ゲル、及び/又は撮像デバイスを非殺菌状態(non-sterile)にするその他の物質に接触する。再利用可能なデバイスの場合、医療撮像デバイスは、再び利用可能になる前に、撮像の終了時に酵素洗浄剤及び消毒薬を利用して消毒される。幾つかの事例では、医療撮像デバイスはオートクレーブ(an autoclave)内で消毒される。従って撮像デバイスは、ケーブル及びケーブルに接続されたコネクタ・アセンブリとともに、高湿度環境にさらされる。電気コネクタ及びコネクタ・アセンブリ内部の印刷回路基板は、特に、酵素洗浄剤、消毒剤、体液、生理食塩水、超音波ゲルの進入、及び/又は湿った環境に対する露出に起因して不具合を起こしやすい。
【0003】
医療撮像デバイスの既存のコネクタ・アセンブリは一般的に動作中や消毒中に流体の進入を防ごうとするが、それらは全ての局面で申し分のないものではない。流体の進入から電気回路及びコネクタをより良く保護することが可能なコネクタ・アセンブリを有する医療撮像デバイスに対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施形態は、医療撮像デバイスを医療撮像システムのターミナルに接続するための医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリを提供する。医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリは、第1ベース切り欠きを有するトップ・ハウジングと、第2ベース切り欠きを有するボトム・ハウジングと、第1及び第2ベース切り欠きの中に位置するベース・ハウジングと、トップ・ハウジング及びボトム・ハウジングの間に配置される複数の印刷回路基板(PCB)と、ベース・ハウジング内に位置する電気コネクタと、ベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材とを含む。トップ・ハウジングがボトム・ハウジングに結合される場合に、弾性密封部材は、複数のPCBにより第1方向に圧縮され、トップ及びボトム・ハウジングにより第1方向に垂直な第2方向に圧縮され、一方ではベース・ハウジング間の境界面、他方では結合されたトップ及びボトム・ハウジングの間に流体が入ってしまうことを防ぐ。幾つかの実施形態では、トップ・ハウジングは内側表面とトップ・ハウジングの内側表面に結合されたボスとを有し、ボトム・ハウジングは内側表面とボトム・ハウジングの内側表面に結合されたボスとを有する。トップ・ハウジングのボスとボトム・ハウジングのボスとは弾性密封部材に係合して応力を受ける。
【0005】
一実施形態において、本開示は、医療撮像デバイスを医療撮像システムのターミナルに接続するための医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリを提供する。医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリは、第1ベース切り欠きを有するトップ・ハウジング;トップ・ハウジングに結合されるように構成され、第2ベース切り欠きを有するボトム・ハウジング;第1及び第2ベース切り欠きの中に位置するベース・ハウジング;トップ・ハウジング及びボトム・ハウジングの間に配置される複数の印刷回路基板(PCB);ベース・ハウジング内に位置する電気コネクタ;及びベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材を含む。トップ・ハウジングがボトム・ハウジングに結合される場合に、弾性密封部材は、流体の進入を防ぐように、複数のPCBにより第1方向に圧縮され、トップ及びボトム・ハウジングにより第1方向に垂直な第2方向に圧縮される。ある事例では、トップ・ハウジングは少なくとも第1ネジ及び第2ネジによりボトム・ハウジングに結合される。ある自邸では、弾性密封部材は、第1ネジを受けるサイズ及び形状の第1スルー・ホールと、第2ネジを受けるサイズ及び形状の第2スルー・ホールとを有する、ある実装では、弾性密封部材は、トップ・ハウジングに係合するように構成されたトップ・エッジと、ボトム・ハウジングに係合するように構成されたボトム・エッジとを含む。
【0006】
ある実施形態では、ベース・ハウジングは2つの短辺と2つの長辺とを有し、弾性密封部材は一方の短辺に並列して隣接する第1リップと、他方の短辺に並列して隣接する第2リップとを有する。第1及び第2リップの各々はトップ及びボトム・ハウジングに同時に係合するように構成される。ある事例では、医療撮像デバイスはガスケットを更に含む。トップ・ハウジングはガスケットの一部を受けるように構成された第1溝を含み、ボトム・ハウジングはガスケットの一部を受けるように構成された第2溝を含み、その結果、ガスケットは、トップ・ハウジングがボトム・ハウジングに固定される場合に、第1溝及び第2溝の間に配置される。ある実施形態では、弾性密封部材は第1法線方向を有する第1平面に沿って延在し、ガスケットは第2法線方向を有する第2平面に沿って延在し、第1法線方向は第2法線方向に垂直である。ある事例では、弾性密封部材は導電性粒子を有する。
【0007】
ある実施形態では、医療撮像デバイス・コネクタ・アセンブリの電気コネクタはゼロ挿入力(a zero insertion force:ZIF)コネクタである。ある実装では、電気コネクタは、雄型ZIFコネクタに電気的に結合されるように構成された雌型ZIFコネクタである。これらの実装において、医療撮像システムのターミナルは雄型ZIFコネクタを含む。
【0008】
ある実施形態において、医療撮像デバイスは、近位端部と遠位端部とを有する円錐状ケーブル・ハウジングを更に有する。近位端部は第1外側直径を有し、遠位端部は第1外側直径より小さな第2外側直径を有する。ある実装では、円錐状ケーブル・ハウジングは別のガスケットを含む。明確化のため、このガスケットはしばしば第2ガスケットとして言及される一方、トップ及びボトム・ハウジングの間に配置されるガスケットはしばしば第1ガスケットとして言及される。第2ガスケットは、円錐状ケーブル・ハウジングの近位端部から延びる第1延長部及び第2延長部を含む。ある事例では、トップ・ハウジングがボトム・ハウジングに結合されると、第2ガスケットの第1及び第2延長部は第1ガスケットに係合する。ある実施形態では、医療撮像デバイスのトップ・ハウジングは内側表面とトップ・ハウジングの内側表面に結合されたボスとを含み、ボトム・ハウジングは内側表面とボトム・ハウジングの内側表面に結合されたボスとを含む。トップ・ハウジングのボスとボトム・ハウジングのボスとは弾性密封部材に係合して応力を受ける。
【0009】
本開示はまたシステムを提供する。システムは医療撮像デバイスを含む。医療撮像デバイスは、近位部と遠位部とを有するフレキシブルな細長い部材;遠位部にある撮像アセンブリ;及び遠位部にあり、医療撮像システムのターミナルに接続するように構成されたコネクタ・アセンブリを含む。コネクタ・アセンブリは、第1ベース切り欠きを含むトップ・ハウジング;トップ・ハウジングに結合されるように構成され、第2ベース切り欠きを含むボトム・ハウジング;第1及び第2ベース切り欠きの中に位置するベース・ハウジング;トップ・ハウジング及びボトム・ハウジングの間に配置される複数の印刷回路基板(PCB);ベース・ハウジング内に位置する電気コネクタ;及びベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材を含む。トップ・ハウジングがボトム・ハウジングに結合される場合に、弾性密封部材は、流体の進入を防ぐように、複数のPCBにより第1方向に圧縮され、トップ及びボトム・ハウジングにより第1方向に垂直な第2方向に圧縮される。ある実施形態では、システムは医療撮像システムを更に含む。
【0010】
本開示の更なる態様、特徴、及び利点は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の例示的な実施形態は添付図面を参照しながら説明される。
【0012】
図1】本開示の態様による医療撮像システムの模式的な斜視図である。
【0013】
図2】本開示の態様によるコネクタ・アセンブリ及びケーブルの模式的な斜視図である。
【0014】
図3】本開示の態様によるコネクタ・アセンブリの模式的な分解図である。
【0015】
図4】本開示の態様による円錐状ケーブル・ハウジング及びガスケットの模式的な概略図である。
【0016】
図5】本開示の態様によるコネクタ・アセンブリのガスケット及び弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0017】
図6A】本開示の態様によるガスケットを受ける溝及びトップ・ハウジングの模式的な斜視図である。
【0018】
図6B】本開示の態様によるガスケットを受ける溝及びボトム・ハウジングの別の模式的な斜視図である。
【0019】
図7】本開示の態様によるベース・ハウジングの周囲を包囲する弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0020】
図8】本開示の態様によるトップ・ハウジング及びボトム・ハウジングの間に配置される弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0021】
図9】本開示の態様による弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0022】
図10】本開示の態様による弾性密封部材及び印刷回路基板の模式的な斜視図である。
【0023】
図11A】本開示の態様によるトップ・ハウジング及び弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0024】
図11B】本開示の態様によるボトム・ハウジング及び弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【0025】
図12】本開示の態様による第1ガスケット及び弾性密封部材の模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示の原理の理解を促す目的のため、図面に示される実施形態に対する参照が行われ、それを説明するために特定の言語が使用されるであろう。それでも本開示の範囲に対する限定は意図されていないことが理解される。説明されるデバイス、システム、及び方法に対する如何なる代替及び更なる変形も、また本開示の原理の別の如何なるアプリケーションも、本開示が関連する分野の当業者に通常的に思い浮かぶように十分に想定されており且つ本開示に包含される。特に、ある実施形態に関して説明される特徴、コンポーネント、及び/又はステップは、本開示の他の実施形態に関して説明される特徴、コンポーネント、及び/又はステップと組み合わせられてもよいことは十分に考えられる。しかしながら簡潔さのためにこれらの組み合わせについての多数の繰り返しは別々には説明されない。
【0027】
図1は本開示の態様による医療撮像システム10の模式的な斜視図である。医療撮像デバイス900はコネクタ・アセンブリ400に結合されるケーブル300に接続される。様々な実施形態において、医療撮像デバイス900は、経食道心臓エコー(TEE)プローブ、内視鏡、及び/又はその他の適切なデバイスであるとすることが可能である。医療撮像デバイス900の遠位部は撮像アセンブリ902を含む。例えば、撮像アセンブリ902はプローブと1つ以上の撮像素子とを含むことが可能である。例えば、撮像素子は超音波トランスデューサであるとすることが可能であり、撮像アセンブリ902は1つ以上の超音波トランスデューサ・アレイを含むことが可能である。医療撮像デバイス900の近位部はコネクタ・アセンブリ400を含む。ケーブル300は撮像アセンブリ902とコネクタ・アセンブリ400との間に延在する。ある事例において、ケーブル300はフレキシブルな細長い部材として参照され得る。
【0028】
ある実施形態において、医療撮像デバイス900は、食道、心臓、血管、及び/又は患者の他の身体管腔又は空洞などの患者の身体内に位置するサイズ及び形状にされている。ある実施形態では、医療撮像デバイス900は、患者の皮膚に接触する撮像アセンブリ902等により身体外部に配置されるサイズ及び形状にされている。図1に示される医療撮像デバイス900の形状は例示の目的のみのためであるに過ぎず、如何なる方法によっても、本開示の態様による医療撮像デバイスの形状を限定しない。
【0029】
動作中に、撮像アセンブリ902は患者の身体に関連する撮像データを取得することができる。撮像データを表す電気信号は、撮像アセンブリ902からコネクタ・アセンブリ400へ、ケーブル300の1つ以上の電気コンダクタに沿って伝送されることが可能である。コネクタ・アセンブリ400は医療撮像システム10に機械的及び/又は電気的につながることが可能であり、その結果、電気信号がコネクタ・アセンブリ400から医療撮像システム10へ伝送される。システム10は処理回路を形成する1つ以上のプロセッサ及び/又はメモリを含み、処理回路は電気信号を処理し、ディスプレイ・デバイス12における撮像データの図式的な表現を出力することが可能である。ケーブル300の1つ以上の電気コンダクタ及び/又はコネクタ・アセンブリ400は、医療撮像システム10と医療撮像デバイス900との間の通信を促進する。例えば、システム10のユーザーは、システム10の制御インターフェース14により、医療撮像デバイス900を用いる撮像を制御することができる。システム10からのコマンドを表現する電気信号は、コネクタ・アセンブリ400及び/又はケーブル300の1つ以上のコンダクタを介して医療撮像デバイス900へ伝送されることが可能である。
【0030】
コネクタ・アセンブリ400は、医療撮像システム10のスロット又はターミナルに挿入可能であるように構成される。一般に、コネクタ・アセンブリ400及びスロット200は、機械的及び/又は電気的に互いに結合するように構成される適切な如何なる接続も含み得る。ある実施形態では、コネクタ・アセンブリ400は、1つ以上の雄型又は雌型ゼロ挿入力(ZIF)コネクタを収容する。そのような実施形態において、スロット200は対応する雌型又は雄型ZIFコネクタを含む。このように、コネクタ・アセンブリ400がスロット200に挿入されると、コネクタ・アセンブリ400の雄型/雌型コネクタは、スロット200の雌型/雄型コネクタに電気的に接続される。他の実施形態において、コネクタ・アセンブリ400は、1つ以上の低挿入力(low insertion force:LIF)コネクタ、フラット・フレキシブル・コネクタ(flat flexible connectors:FFCs)、リボン・ケーブル・コネクタ、及びシリアル・アドバンスト・テクノロジ・アタッチメント(serial advanced technology attachment:SATA)コネクタを収容する。これらの実施形態では、スロット200は1つ以上の対応するコネクタを含む。
【0031】
図2は、本開示の態様によるコネクタ・アセンブリ400及びケーブル300の模式的な斜視図である。ケーブル300は、撮像アセンブリ902(図1)に接続される遠位端部301と、コネクタ・アセンブリ400に接続される近位端部302とを有する。ケーブル300は、1つ以上の電気コンダクタと電気コンダクタを包囲する導管とを含み得る。ある実施形態において、コネクタ・アセンブリ400は1つ以上の電気コネクタ800を含む。図2に示される実施形態では、1つ以上の電気コネクタ800は2つの雌型ZIFである。他の実施形態において、電気コネクタ800は雄型ZIFコネクタ、適切な任意のタイプの雄型若しくは雌型電気コネクタであるとすることが可能である。
【0032】
図3は本開示の態様によるコネクタ・アセンブリ400の模式的な分解図である。ある実施形態において、コネクタ・アセンブリ400はハウジング410と、ハウジング420と、ベース・ハウジング430と、内部フレーム440とを含む。ハウジング410とハウジング420とが互いに結合されると、コネクタ・アセンブリ400のボディの外観が形成され得る。ベース・ハウジング430は1つ以上の電気コネクタ800を収容する。ある事例では、ハウジング410はトップ・ハウジングとして言及されることが可能であり、ハウジング420はボトム・ハウジングとして言及されることが可能である。ベース・ハウジング43-はコネクタ・ハウジングとして言及されることが可能である。ある実施形態では、トップ・ハウジング410は幾つかのネジによってボトム・ハウジング420に固定される。ある事例では、トップ及びボトム・ハウジング410及び420はネジ441、442、443、及び444によって互いに固定される。図示の実施形態では、トップ・ハウジング410及びボトム・ハウジング420は、ネジ441、442、443、及び444の方向に沿って同様な厚さを有する。他の実施形態において、トップ及びボトム・ハウジング410及び420のうちの一方は、ネジ441、442、443、及び444の方向に沿って他方よりも厚い。ある実施形態では、トップ・ハウジング410はベース切り欠き412を含み、ボトム・ハウジング420はベース切り欠き422を含む。トップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると、切り欠き412及び422は共に開口850を形成する。開口850はベース・ハウジング430を受けるようなサイズ及び形状にされる。ある事例では、フロント及びバック・ハウジング410及び420は、電磁干渉を遮蔽するように、金属又は金属合金により形成される。
【0033】
ある実施形態では、コネクタ・アセンブリ400は弾性密封部材520を含む。弾性密封部材520は、ベース・ハウジング430の周囲を包囲する一方、ベース・ハウジング430とトップ及びボトム・ハウジング410及び420との間の境界面を密封する。ある事例では、弾性密封部材520は開口850とベース・ハウジング430の周囲との間のギャップに隠され、従ってトップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると見えない。
【0034】
ある実施形態では、コネクタ・アセンブリ400は1つ以上の印刷回路基板(PCBs)を含む。PCBsは、撮像アセンブリ902(図1)により取得される撮像データを表す電気信号の処理及び/又は信号の条件付けをもたらす1つ以上の電気コネクタを含むことができる。ある事例では、コネクタ・アセンブリ400の内部に2つの印刷回路基板(PCBs)が存在する。図3に示されるように、コネクタ・アセンブリ400はPCB610とPCB620とを含む。PCB610及び620は、トップ・ハウジング410とボトム・ハウジング420との間に配置される。ある事例では、PCBs610及び620は平坦であり、互いに平行な2つの平面に沿って延在する。図3に示されるように、ある事例では、PCBs610及び620の各々は、切り欠き412及び422に隣接するブラケット形状の切り欠きセクションを含む。
【0035】
ある実施形態では、コネクタ・アセンブリ400は1つ以上のガスケットを含む。図3に示されるように、例えばネジ441、442、443、及び444によりトップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると、ガスケット510は、トップ・ハウジング410とボトム・ハウジング420との間に配置される。ある実施形態では、コネクタ・アセンブリ400は円錐状ケーブル・ハウジング700を含む。円錐状ケーブル・ハウジング700は、ケーブル300にかかる機械的なストレスを軽減するケーブル・ストレイン軽減部として役立ち得る。円錐状ケーブル・ハウジング700は遠位端部と近位端部とを含む。円錐状ケーブル・ハウジング700の遠位端部は、近位端部の直径より小さな直径を有する。ある事例では、ガスケット530が円錐状ケーブル・ハウジング700の近位端部に取り付けられる。ガスケット510及び530は、湿気、消毒剤、及び酵素洗浄剤のバリアとして機能し、PCB610及び620が、液体の進入によりダメージを受けてしまうことから保護する。ある事例では、ガスケット510及び530は、市販の弾性密封材料の刻印又はダイ切断工程を利用して作成される。ある事例では、コネクタ・アセンブリ400を電磁干渉から遮蔽するために金属粒子がガスケット510及び530に組み込まれる。
【0036】
図4は本開示の態様による円錐状ケーブル・ハウジング700及びガスケット530の模式的な概略図である。ある事例では、ガスケット530は延長部531及び延長部532を含み、何れも円錐状ケーブル・ハウジング700の近位端部から延びる。ある実施形態では、延長部531及び532はガスケット510と係合するように成形及び形成され、その結果、ガスケット530はガスケット510に統合される、又はその逆も成り立つ。ガスケット510及び530の一体化は図5A及び5Bで更に示されている。
【0037】
図5は、本開示の態様によるコネクタ・アセンブリ400のガスケット510,530及び弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ガスケット510はトップ・ハウジング410とボトム・ハウジング420との間に配置される。ある事例では、ガスケット510は、切り欠き412及び422、即ち開口850に実質的に合うギャップ1100を含む。ある事例では、ガスケット510は、円錐状ケーブル・ハウジング700の近位端部から延びる延長部531及び532に実質的に合う別のギャップを含む。ネジ441及び442によって弾性密封部材520がトップ及びボトム・ハウジング410及び420に固定されると、ネジ441はボトム・ハウジング420を通り抜け、スルー・ホール524の中へ進み、ネジ442はボトム・ハウジング420を通り抜け、スルー・ホール522の中へ進む。弾性密封部材520は、ネジ441及び442によりそのように固定されると、ギャップ1100の両端でガスケット510とオーバーラップする。図5Aに示されるように、ガスケット510は平面1500に沿って延びる。ギャップ1100は弾性密封部材520により満たされ、ギャップ1200はガスケット530により満たされるので、平面1500は全周囲を密封され、湿気、消毒剤、酵素洗浄剤のバリアをコネクタ・アセンブリ400にもたらし、コネクタ・アセンブリ400を防水性にし、液体に完全に浸すことができるようにする。
【0038】
図6A及び6Bは、本開示の態様によるトップ・ハウジング410、ボトム・ハウジング、及びガスケット510を受ける溝の模式的な斜視図である。図6Aは下向きの図を示すように描写される一方、図6Bはコネクタ・アセンブリ400の上向きの図を示す。上述したように、ある事例では、ガスケット510はトップ・ハウジング410とボトム・ハウジング420との間に配置される。ある事例では、ガスケット510の一部分は図6Aに示されるようにトップ・ハウジング410の溝414の中に受け入れられ、ガスケットの一部分は図6Bに示されるようにボトム・ハウジング420の溝424の中に受け入れられる。
【0039】
図7は、本開示の態様によるベース・ハウジング430の周囲を包囲する弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ある実施形態では、弾性密封部材520は、トップ・ハウジング410に係合するように構成されるトップ・エッジ525と、ボトム・ハウジング420に係合するように構成されるボトム・エッジ527とを含む。ある事例では、弾性密封部材520は、スルー・ホール522に隣接するリップ521と、スルー・ホール524に隣接するリップ523とを含む。ある実施形態では、弾性密封部材520はベース・ハウジング430の周囲を包囲する。ある事例では、ベース・ハウジング430は開口850の方向に沿う断面を有し、断面は長方形の形状である。ベース・ハウジング430の断面は2つの長辺と2つの短辺とを含む。ある実施形態では、リップ521は一方の短辺に平行に隣接し、リップ523は他方の短辺に平行に隣接する。
【0040】
図8に示されるように、トップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定される場合、トップ・エッジ525(図示せず)はトップ・ハウジングに押し付けられ、ボトム・エッジ527はボトム・ハウジング420に押し付けられる。従って、ある事例では、弾性密封部材520はある方向1000に沿って圧縮される。更に、弾性密封部材520がリップ521及び523を含む実施形態では、トップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると、リップ521及び523は方向2000に沿ってトップ及びボトム・ハウジング410及び420双方の内部表面に係合する。方向1000は方向2000とは異なる。ある事例では、方向1000は方向2000に垂直である。
【0041】
図9は本開示の態様による弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ある実施形態では、トップ・エッジ525、ボトム・エッジ527、及びリップ521,523の他に、弾性密封部材520はリセス表面526と、リセス表面528と、アーチ541,542,543,544とを更に含む。ある実施形態では、弾性密封部材520は上記の番号付けされた全ての場所で圧縮される。具体的には、トップ・エッジ525及びボトム・エッジ527は、トップ及びボトム・ハウジング410及び420により方向1000に沿って圧縮される。先端521及び522はトップ及びボトム・ハウジング410により方向2000に沿って圧縮される。図10、11A、及び11Bに関連して以下で更に説明されるように、リセス表面526及び528はPCBsにより方向3000において圧縮され、アーチ541、542、543、及び544は、トップ及びボトム・ハウジング410及び420の内側表面に結合されるボスにより方向2000において圧縮される。方向1000、2000、及び3000は互いに相違する。ある事例では、方向1000、2000、及び3000は互いに垂直である。即ち、ある事例では、弾性密封部材520は3次元的に圧縮され、湿気、消毒剤、及び酵素洗浄剤のバリアとして機能し、PCBs610及び620が液体の進入によりダメージを受けてしまうことから保護する。
【0042】
図10は本開示の態様による弾性密封部材520及びPCBs610,620の模式的な斜視図である。ある事例では、PCBs610及び620の各々はブラケット形状の切り欠きセクションを含む。PCB610及び620が図10に示されるように並んで配置される場合、PCBs610及び620のブラケット形状の切り欠きセクションは、橋のように弾性密封部材520を横切って渡り、弾性密封部材520の何れかの側から方向3000に沿ってリセス表面526及び528に係合する。このように配置されると、弾性密封部材520はPCBs610及び620により方向3000に沿って圧縮される。ある事例では、(図7に示されるように)スルー・ホール524を通って進行するネジ441とスルー・ホール522を通って進行するネジ442とを収容するために、PCBs610及び620の各々は、ブラケット形状の切り欠きセクションの両側の部分で一対の湾曲した切り欠きを含む。
【0043】
ある事例では、弾性密封部材520は市販の弾性密封材料の刻印又は第せん断加工を利用して形成される。ある事例では、電磁干渉からコネクタ・アセンブリ400を遮蔽するために、金属粒子が密封部材520に組み込まれる。
【0044】
図11Aは、本開示の態様によるトップ・ハウジング410、及び弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ある実施形態では、弾性密封部材520は、アーチ541、アーチ542、アーチ543、及びアーチ544を含む。ある事例において、トップ及びボトム・ハウジング410及び420は、内側表面と、内側表面から突出するボス(bosses)とを含む。ある実施形態では、トップ及びボトム・ハウジング410は、その内部表面から突出するボス416及びボス418を含む。ボス416及び418の双方は、アーチ541及び542のものに一致する又は実質的に同様な曲率で特徴付けられる。図11Aに示されるように、ある事例では、トップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると、ボス416がアーチ541に受け入れられ、ボス418がアーチ542に受け入れられる。ある実施形態では、ボス416及び418はそれぞれ、ベース・ハウジング430から突出する特徴部を受けるような大きさ及び形状の段差を含む。ある事例では、特徴部はベース・ハウジングにネジ止め可能であり、段差はネジのヘッドを受けるようなサイズ及び形状にされる。これらの事例では、段差の形状はネジのヘッドの形状に依存する。
【0045】
同様に、図11Bは本開示の態様によるボトム・ハウジング420、及び弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ある実施形態において、ボトム・ハウジング420は、その内部表面から突出するボス426及びボス428を含む。ボス426及び428の双方は、アーチ544及び543のものに一致する又は実質的に同様な曲率で特徴付けられる。図11Bに示されるように、ある事例では、トップ・ハウジング410がボトム・ハウジング420に固定されると、ボス426をアーチ544で受け、ボス428をアーチ543で受ける。ある実施形態では、ボス426及び428はそれぞれ、ベース・ハウジング430から突出する特徴部を受けるような大きさ及び形状の段差を含む。ある事例では、特徴部はベース・ハウジングにネジ止め可能であり、段差はネジのヘッドを受けるようなサイズ及び形状にされる。これらの事例では、段差の形状はネジのヘッドの形状に依存する。
【0046】
図12は、本開示の態様による第1ガスケット510、及び弾性密封部材520の模式的な斜視図である。ある事例では、ガスケット510は法線方向4000を有する平面に沿って延在し、弾性密封部材520は法線方向5000を有する平面に沿って実質的に延在する。方向5000は、ベース・ハウジング430を受けるようなサイズ及び形状にされる開口850の方向に平行である。方向4000は方向5000とは異なる。ある事例では、方向4000は方向5000に垂直である。ある事例では、方向4000は図8における方向1000に平行であり、方向5000は図8における方向2000に平行である。
【0047】
当業者は、上述した装置、システム、及び方法が様々な仕方で修正され得ることを認識するであろう。従って、本開示により包含される実施形態は上述した特定の例示的な実施形態に限定されないことを、当業者は認めるであろう。この点に関し、例示的な実施形態が図示及び説明されているが、広範囲に及ぶ修正、変更、及び置換が上記の開示で想定されている。そのような変形例は本開示の範囲から逸脱することなく上記のものに施されてよいことが理解される。従って、添付の特許請求の範囲は本開示に合致した方法で広義に解釈されるべきことが認められる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図12