(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-31
(45)【発行日】2022-06-08
(54)【発明の名称】データ処理方法、装置、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20220601BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20220601BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20220601BHJP
【FI】
G06Q30/02 300
G06Q30/02 398
G06Q30/06
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020564344
(86)(22)【出願日】2020-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2020098940
(87)【国際公開番号】W WO2021027412
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2020-11-16
(31)【優先権主張番号】201910750535.3
(32)【優先日】2019-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520291939
【氏名又は名称】北京市商▲湯▼科技▲開▼▲發▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING SENSETIME TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 1101-1117,11th Floor No.58 Northwest 4th Ring Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丁 文豪
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲チェン▼
【審査官】竹下 翔平
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-206526(JP,A)
【文献】特開2019-032904(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106331040(CN,A)
【文献】特開2010-049494(JP,A)
【文献】特開2008-152810(JP,A)
【文献】国際公開第2018/025492(WO,A1)
【文献】特開2007-300572(JP,A)
【文献】特開2007-133461(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ処理方法であって、
複数の車種毎に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得するステップと、
前記車種毎の滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップと、
端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信するステップと、を含み、
前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものであ
り、
前記データ処理方法は、前記端末から送信された、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を、受信するステップを更に含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項2】
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信することを含み、
前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、
前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の今回注目車種を特定することを含み、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、
前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信することを含み、
前記人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、
前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することを含み、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、
人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信することを含み、
前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することは、
前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種毎に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することと、を含むことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得するステップと、
前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の各画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するステップは、
前記ターゲット人物の前記少なくとも1つの画像フレームにおける毎回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得することと、
前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種毎に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定することと、
前記毎回の出現に対応する前記時間情報と前記毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することと、を含むことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
前記毎回の出現に対応する前記時間情報と前記毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入すること、または、前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定することを含むことを特徴とする請求項7に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
前記検索条件は、
来訪店舗名と、
来訪時間と、
受付スタッフ識別子と、のうちの少なくとも1種を更に含むことを特徴とする請求項
1に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、
複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得することを含み、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、
前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信することを含むことを特徴とする請求項1から
9の何れか一項に記載のデータ処理方法。
【請求項11】
端末に用いられるデータ処理方法であって、
サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信するステップと、
前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示するステップと、を含み、
前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものであ
り、
前記データ処理方法は、
前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を受信するステップと、
前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項12】
前記データ処理方法は、
前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信するステップと、
前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて、前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するステップと、を更に含み、
前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含むことを特徴とする請求項
11に記載のデータ処理方法。
【請求項13】
データ処理装置であって、
複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得するように構成される取得モジュールと、
前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するように構成される特定モジュールと、
端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信するように構成される送信処理モジュールと、を備え、
前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものであ
り、
前記データ処理装置は、
前記端末から送信された、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を、受信するように構成される受信処理モジュールを更に含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項14】
データ処理装置であって、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサに運転され得るコンピュータプログラムとを含み、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、請求項1から
10の何れか一項または請求項
11から12の何れか一項に記載のデータ処理方法を実施することを特徴とするデータ処理装置。
【請求項15】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、前記プロセッサが請求項1から
10の何れか一項または請求項
11から12の何れか一項に記載のデータ処理方法を実施することを特徴とする記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で運転されたときに、前記電子機器におけるプロセッサが請求項1から
10の何れか一項または請求項
11から12の何れか一項に記載のデータ処理方法が実施されることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互引用>
本願は、出願番号が201910750535.3であり、出願日が2019年08月14日である中国特許出願に基づいて提出されたものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参照のために本願に援用される。
本発明は、コンピュータビジョン分野に関し、具体的にはデータ処理方法、装置、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
実際の使用において、実店舗の販売員は、異なるターゲット人物に応じて異なる接客策を実行することで販売転化率を向上させてより大きい利益を得ようとする傾向を有する。しかし、如何にしてターゲット人物の個性化情報を取得するかは、当分野における解決すべき問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、データ処理の技術案を提出する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様において、本発明の実施例は、データ処理方法を提供する。前記データ処理方法は、複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得するステップと、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップと、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信するステップと、を含み、前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。
【0005】
1つの可能な実現方式において、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信することを含み、前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含む。
【0006】
1つの可能な実現方式において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の今回注目車種を特定することを含み、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、ターゲット人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信することを含み、前記ターゲット人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含む。
【0007】
1つの可能な実現方式において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することを含み、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信することを含み、前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0008】
1つの可能な実現方式において、前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することは、前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得することと、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得することと、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することと、を含む。
【0009】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理方法は、採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得するステップと、前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の前記画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するステップと、を更に含む。
【0010】
1つの可能な実現方式において、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するステップは、前記ターゲット人物のビデオ画像における少なくとも1回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得することと、前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定することと、前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することと、を含む。
【0011】
1つの可能な実現方式において、前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入することを含む。
【0012】
1つの可能な実現方式において、前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定することを含む。
【0013】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理方法は、前記端末から送信された、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を、受信するステップと、前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するステップと、前記注目車種の情報を前記端末へ送信するステップと、を更に含む。
【0014】
1つの可能な実現方式において、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子と、のうちの少なくとも1種を更に含む。
【0015】
1つの可能な実現方式において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するステップは、複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得することを含み、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信するステップは、前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信することを含む。
【0016】
第2態様において、本発明の実施例は、データ処理方法を提供する。当該データ処理方法は、端末に用いられる。前記データ処理方法は、サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信するステップと、前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示するステップと、を含み、前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものである。
【0017】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理方法は、前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信するステップと、前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて、前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するステップと、を更に含み、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0018】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理方法は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を受信するステップと、前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含む。
【0019】
第3態様において、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得するように構成される取得モジュールと、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するように構成される特定モジュールと、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信するように構成される送信処理モジュールと、を備え、前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。
【0020】
1つの可能な実現方式において、前記送信処理モジュールは、更に、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信するように構成され、前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含む。
【0021】
1つの可能な実現方式において、前記特定モジュールは、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の今回注目車種を特定するように構成され、前記送信処理モジュールは、更に、前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、ターゲット人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信するように構成され、前記ターゲット人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含む。
【0022】
1つの可能な実現方式において、前記特定モジュールは、前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定するように構成され、前記送信処理モジュールは、更に、人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信するように構成され、前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0023】
1つの可能な実現方式において、前記特定モジュールは、前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得し、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得し、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定するように構成される。
【0024】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理装置は、統計モジュールを更に備え、前記統計モジュールは、採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得し、前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の前記画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するように構成される。
【0025】
1つの可能な実現方式において、前記統計モジュールは、前記ターゲット人物のビデオ画像における少なくとも1回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得し、前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定し、前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するように構成される。
【0026】
1つの可能な実現方式において、前記統計モジュールは、前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入するように構成される。
【0027】
1つの可能な実現方式において、前記統計モジュールは、前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定するように構成される。
【0028】
1つの可能な実現方式において、前記取得モジュールは、更に、ターゲット人物の過去注目車種情報を取得するように構成され、前記特定モジュールは、更に、前記ターゲット人物の注目車種と前記過去注目車種情報とに基づいて、前記ターゲット人物の候補車種を特定するように構成される。
【0029】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理装置は、前記端末から送信された、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を、受信するように構成される受信処理モジュールと、前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように構成される検索モジュールと、を更に備える。前記送信処理モジュールは、更に、前記注目車種の情報を前記端末へ送信するように構成される。
【0030】
1つの可能な実現方式において、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子とのうちの少なくとも1種を更に含む。
【0031】
1つの可能な実現方式において、前記特定モジュールは、複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得するように構成され、前記送信処理モジュールは、前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信するように構成される。
【0032】
第4態様において、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。当該データ処理装置は、端末に用いられる。前記データ処理装置は、サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信するように構成される通信モジュールと、前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示するように構成される表示処理モジュールと、を備え、前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものである。
【0033】
1つの可能な実現方式において、前記通信モジュールは、更に、前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信するように構成され、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含み、前記データ処理装置は、前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように構成される更新モジュールを更に備える。
【0034】
1つの可能な実現方式において、前記データ処理装置は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を受信するように構成される入力モジュールを更に備え、前記通信モジュールは、更に、前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信するように構成される。
【0035】
第5態様において、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサに運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、本発明の実施例に記載のサーバに用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0036】
第6態様において、本発明の実施例は、記憶媒体を提供する。前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、前記プロセッサが本発明の実施例に記載のサーバに用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0037】
第7態様において、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサに運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、本発明の各実施例に記載の端末に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0038】
第8態様において、本発明の実施例は、記憶媒体を提供する。前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、前記プロセッサが本発明の各実施例に記載の端末に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0039】
第9態様において、本発明の実施例は、コンピュータプログラムを提供する。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で運転されたときに、前記電子機器におけるプロセッサが本発明の実施例を実施するための前記のデータ処理方法を実施する。
【0040】
本発明の実施例に係る技術案では、複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得し、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定し、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信し、前記滞在時間情報が、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。このようにすると、異なる車種に対する各ターゲット人物の滞在時間を分析することで各ターゲット人物の注目車種を特定するため、販売員がターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを便利に提供することに有利であり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0041】
上述した一般的な記述及び後文の詳細に対する記述が単に例示的や解釈的なものであり、本発明を制限するためのものではないことは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成する。これらの図面は、本発明に合致する実施例を示しつつ、明細書の記載とともに本発明の解決手段を解釈するために用いられる。
図面を参照し、下記の詳細な記述に基づいて、本発明はより明瞭に理解されるのだろう。
【
図1】本発明の実施例に係るデータ処理方法の実施フローの模式図一である。
【
図2】本発明の実施例に係るデータ処理方法の実施フローの模式図二である。
【
図3】本発明の実施例に係る注目車種ディスプレイインターフェースの模式図である。
【
図4】本発明の実施例に係るデータ処理装置の構成の模式図一である。
【
図5】本発明の実施例に係るデータ処理装置の構成の模式図二である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下では、図面を参照して本発明の各種の例示的な実施例、特徴および態様を詳細に説明する。図面における同じ符号は、機能が同じ又は類似する素子を示す。図面に実施例の各種の態様が示されたが、専ら示さない限り、縮尺通りに図面を描くとは限らない。
【0044】
ここでの用語「例示的な」は、「例示、実施例としてのもの、または説明的なもの」を意味する。ここで「例示的な」で説明される如何なる実施例も、他の実施例よりも優れるや良くなるとして解釈される必要がない。
【0045】
本文における用語「及び/又は」は、単に関連対象の関連関係を記述するためのものであり、3種の関係が存在することを表すことができる。例えば、a及び/又はbは、aが単独で存在すること、aとbが同時に存在すること、bが単独で存在することの3種の状況を表せる。また、本文における用語「少なくとも1種」は、複数種のうちの任意1種又は複数種のうちの少なくとも2種の任意の組み合わせを表す。例えば、a、b、cのうちの少なくとも1種を含むことは、a、bとcよりなる集合から選択された何れか1つ又は複数の要素を含むことを表せる。
【0046】
また、本発明の実施例がより良く説明されるように、下文の具体的な実施形態において大量の具体的詳細が与えられている。当業者であれば理解できるように、幾つかの具体的詳細がなくても、本発明の実施例は同様に実施可能である。幾つかの実施例では、本発明の要旨がより目立つように、当業者でよく知られる方法、手段、素子及び回路について詳細に記述されていない。
【0047】
理解できるように、本発明で言及された上記各方法実施例は、原理や論理に違反しない場合に、何れも互いに組み合わせて、組み合わせられた後の実施例を形成可能である。紙面の都合上から、本発明の実施例では、繰り返し説明しない。
【0048】
本発明の実施例の技術案がより良好に当業者に理解されるように、以下では、本発明の実施例における図面を組み合わせて、本発明の実施例における技術案を明瞭に記述する。明らかに、記述される実施例は、単に本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。
【0049】
本発明の明細書の実施例及び特許請求の範囲並びに上記図面における用語「第1」、「第2」と「第3」等は、類似する対象を区分するために用いられ、特定の順番や前後順を描くとは限らない。また、用語「含む」と「備える」およびそれらの如何なる変形も、非排他的な含有、例えば、一シリーズのステップ若しくは手段をカバーすることを意図する。方法、システム、製品若しくは機器は、それらのステップや手段を明確に挙げるとは限らず、明確に挙げられていないもの、或いはこれらの過程、方法、製品若しくは機器固有の他のステップや手段を含んでもよい。
【0050】
本発明の実施例は、サーバ又は他の電子機器に用いられるデータ処理方法を提供する。ただし、サーバは、クラウドサーバ又は通常のサーバであってもよく、電子機器は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイル機器、ユーザ端末、携帯電話、コードレス電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ハンドヘルド機器、計算機器、車載機器、ウェアラブル機器等であってもよい。
図1に示すように、前記方法は、主に以下のステップを含む。
【0051】
ステップS101では、複数の車種毎に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得し、前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。
【0052】
ここで、前記ターゲット人物は、車両4S店の全ての人物のうちの何れか1つの人物として理解されてもよい。
【0053】
理解できるように、前記ターゲット人物は、ホワイトリストに登録された人を含まない。
【0054】
ただし、前記ホワイトリストは、車両4S店の従業員、清掃員、修理師、宅配業者、出前係のうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
説明すべきことは、前記ホワイトリストは、ユーザの需要に応じて設定や調整可能である。
【0056】
幾つかの実施例において、複数の車種毎に対するターゲット人物の滞在時間を特定する方法は、
採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得するステップと、
前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の前記画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するステップと、を含む。
【0057】
1種の好適な実施例において、画像採取装置によって4S店の客流に対して画像採取を行い、そして採取画像に対して識別を行って各ターゲット人物を識別し、画像の採取時間情報と位置情報とに基づいて複数の車種毎に対する各ターゲット人物の滞在時間を分析する。
【0058】
1種の好適な実施例において、画像採取装置の採取画像に対して識別を行う際、まず、現在識別されている対象がホワイトリストに載っている人員に属するか否かを判断し、ホワイトリストに載っている人員に属する場合に、前記現在識別されている対象を無視し、ホワイトリストに載っている人員に属しない場合に、現在識別されている対象をターゲット人物として判定し、当該複数の車種毎に対するターゲット人物の滞在時間を分析する。
【0059】
幾つかの実施形態において、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、
前記ターゲット人物のビデオ画像における少なくとも1回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得することと、
前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定することと、
前記毎回の出現に対応する前記時間情報と前記毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することと、を含む。
【0060】
ここで、前記車種領域のサイズは、単一の車の占める領域のサイズ以上であり、前記車種領域は、システムによって自動的に区画されてもよく、又は人為的に区画されてもよい。
【0061】
説明すべきことは、車種と車種領域との対応関係は、ユーザの手動設定によって特定されてもよい。車種と車種領域との対応関係は、更に、システムの自動設定によって特定され、例えば、車自身の形状及び識別子に基づいて自動的に設定されてもよい。
【0062】
実際の応用では、各車種領域は、独立な番号を有してもよく、各車種は、一つまたは複数の車種領域に対応してもよい。
【0063】
例えば、各車種は、1つの車種領域に対応する。例示として、ホーバーH6の車種の自動車は、車種領域1において展示され、ホーバーH7の車種の自動車は、車種領域2において展示され、ホーバーM6の車種の自動車は、車種領域3において展示され、ホーバーF7の車種の自動車は、車種領域4において展示されている。
【0064】
更に例えば、同じ車種は、1つ又は複数の車種領域に対応してもよい。例示として、ホーバーH6の車種の自動車は、車種領域1と2において展示され、ホーバーH7の車種の自動車は、車種領域3と4において展示され、ホーバーM6の車種の自動車は、車種領域5において展示され、ホーバーF7の車種の自動車は、車種領域6において展示されている。幾つかの具体的な実施例において、前記毎回の出現に対応する前記時間情報と前記毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の対応する車種領域における滞在時間に算入することを含む。
【0065】
幾つかの具体的な実施例において、前記毎回の出現に対応する前記時間情報と前記毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種毎に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することは、下記のことを含む。
【0066】
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定する。
【0067】
説明すべきことは、前記所定時間閾値は、実際の状況又はユーザの需要に応じて設定や調整されてもよい。
【0068】
例示として、所定時間閾値が5minであり、画像の採取と画像識別処理とを担うフロントエンドサーバが、1分間おきに注目車種分析を担うバックグラウンドサーバへパケットを1回送信し、当該パケットに各ターゲット人物の時間情報及び位置情報が含まれ、バックグラウンドサーバが、ターゲット人物Aの来訪情報に関するパケットを受信し(具体的に、ターゲット人物Aが9:00に第1車種領域において出現されたことを含む)、第7分に、バックグラウンドサーバがターゲット人物Aに関する来訪情報を受信し(具体的に、ターゲット人物Aが9:07に第1車種領域において出現されたことを含む)、一方で、第2分、第3分、第4分、第5分、第6分の何れにも、バックグラウンドサーバが、ターゲット人物Aに関するパケットを受信しなかったと仮定する。それで、バックグラウンドサーバは、ターゲット人物Aが実際にキャプチャされただけと判定し、ターゲット人物Aの滞在時間を記録しない。
【0069】
例示として、第1分に、バックグラウンドサーバがターゲット人物Bに関する来訪情報を受信し(具体的に、ターゲット人物Bが9:01に第1車種領域において出現されたことを含む)、第2分に、バックグラウンドサーバがターゲット人物Bに関する来訪情報を受信し(具体的に、ターゲット人物Bが9:02に第2車種領域において出現されたことを含む)、第3分、第4分、第5分、第6分、第7分の何れにも、バックグラウンドサーバがターゲット人物Bに関するパケットを受信しなかったと仮定する。それで、バックグラウンドサーバは、ターゲット人物Bが実際に既に離れたと判定し、ターゲット人物Bの滞在時間を記録しない。
【0070】
例示として、第1分に、バックグラウンドサーバがターゲット人物Cに関する来訪情報を受信し(具体的に、ターゲット人物Cが9:01に第1車種領域において出現されたことを含む)、第2分に、バックグラウンドサーバがターゲット人物Cに関する来訪情報を受信し(具体的に、ターゲット人物Cが9:02に第2車種領域において出現されたことを含む)、第3分、第4分、第5分、第6分、第7分の何れにも、バックグラウンドサーバがターゲット人物Cに関するパケットを受信しなかったと仮定する。それで、バックグラウンドサーバは、ターゲット人物Cの第1車種領域における滞在時間を1分間として判定する。
【0071】
このようにすると、所定時間閾値を設定することで車種に対する各ターゲット人物の滞在時間を特定することにより、ターゲット人物の注目車種の特定へより合理的でより正確なデータ基礎を与える。
【0072】
ステップS102では、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定する。
【0073】
1種の実施例において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定することは、
各車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を比較することと、
比較結果に基づいて前記ターゲット人物の注目車種を特定することと、を含む。
【0074】
1つの可能な実現方式において、比較結果に基づいて前記ターゲット人物の注目車種を特定することは、
前記ターゲット人物の滞在時間の降順のランキングでの上位Nランクの車種をターゲット人物の注目車種として特定することを含む。ただし、前記Nは、正整数である。
【0075】
つまり、最終的に特定された前記ターゲット人物の注目車種は、複数ある可能性がある。
【0076】
このようにすると、各車種に対するターゲット人物の滞在時間の長さを比較することにより、店舗内の各車種に対するターゲット人物の好み及び関心の度合いを特定する。
【0077】
ステップS103では、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信する。
【0078】
幾つかの実施例において、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信することは、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信することを含む。
ただし、前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含む。
【0079】
このようにすると、ターゲット人物へ注目車種のラベルを追加する方式で端末へターゲット人物の注目車種を送信するため、販売員は、ターゲット人物の注目した車種をタイムリーで便利に把握し、更にターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供可能であり、ターゲット人物の体験及び販売転化率は向上する。
【0080】
1つの可能な実現方式において、前記ラベル情報は、
前記ターゲット人物の連絡方式と、
前記注目車種に対応する最近来訪時間と、
前記注目車種に対応する過去毎回来訪時間及び過去毎回滞在時間と、
前記注目車種に対応する累積滞在時間と、
前記注目車種に対応する累積来訪回数とのうちの少なくとも1種を更に含む。
【0081】
ここで、前記連絡方式は、携帯番号、ウィーチャット番号、メールボックス、QQ番号等を含むが、それらに限定されない。
【0082】
このようにすると、端末は、ターゲット人物のラベル情報を把握してディスプレイ可能であり、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することも一層便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0083】
幾つかの実施例において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定することは、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の今回注目車種を特定することを含み、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信することは、前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信することを含み、前記人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含む。
【0084】
幾つかの実施例において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定することは、
前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することを含む。
【0085】
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信することは、
人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信することを含む。ただし、前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0086】
ここで、前記所定時間帯は、ユーザ需要に応じて設定や調整可能である。
【0087】
1種の実施形態として、前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することは、
前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種毎に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することと、を含む。
【0088】
このようにすると、所定時間帯内でのターゲット人物の注目車種を分析することで前記ターゲット人物の注目車種の変化状況を特定可能であるため、ターゲット人物をより正確に知ることができる。
【0089】
幾つかの実施例において、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定することは、
複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得することを含む。
それ相応に、前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信することは、
前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信することを含む。
幾つかの実施例において、前記方法は、
ターゲット人物の過去注目車種情報を取得するステップと、
前記ターゲット人物の今回注目車種と前記過去注目車種情報とに基づいて、前記ターゲット人物の候補車種を特定するステップと、を更に含む。
【0090】
このようにすると、ターゲット人物の今回注目車種と過去注目車種情報とに基づいて前記ターゲット人物の候補車種を特定するため、ターゲット人物が次回来訪する際、販売員がターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することは便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率は向上する。
【0091】
幾つかの好適な実施例において、前記方法は、
端末から送信された、ターゲット人物の識別子を少なくとも含む検索条件を受信するステップと、
前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するステップと、
前記注目車種の情報を前記端末へ送信するステップと、を更に含む。
【0092】
ただし、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子とのうちの少なくとも1種を更に含む。
【0093】
このようにすると、販売員から入力された検索条件に適応する注目車種は、タイムリーに端末へフィードバック可能であり、販売員がターゲット人物の異なる環境(例えば、異なる時間、異なる場所環境)における注目車種をタイムリーに把握することは、便利になる。
【0094】
本実施例の上記技術案は、データ処理方法を提供した。当該データ処理方法は、店内の各車種に対するターゲット人物の滞在時間を自動的に識別することでターゲット人物の注目車種を特定するため、販売員が人為的にターゲット人物の注目車種を記録や推定することよりも、便利且つ迅速であり、販売の時間と気力を節約できる。
【0095】
本発明の実施例は、端末に用いられるデータ処理方法を提供する。
図2に示すように、前記方法は、主にステップS201とステップS201を含む。
ステップS201では、サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信する。
ただし、前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものである。
【0096】
ステップS202では、前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示する。
【0097】
1つの可能な実現方式において、前記ラベルは、
前記ターゲット人物の連絡方式と、
前記注目車種に対応する最近来訪時間と、
前記注目車種に対応する過去毎回来訪時間及び過去毎回滞在時間と、
前記注目車種に対応する累積滞在時間と、
前記注目車種に対応する累積来訪回数と、のうちの少なくとも1種の情報を更に含む。
【0098】
ここで、前記連絡方式は、携帯番号、ウィーチャット番号、メールボックス、QQ番号等を含むが、それらに限定されない。
【0099】
このようにすると、端末は、ターゲット人物のラベルをディスプレイ可能であり、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することも一層便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0100】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信するステップと、
前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて、前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するステップと、を更に含む。ただし、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種の情報を含む。
【0101】
このようにすると、ターゲット人物の注目車種の変化状況がタイムリーに更新可能であるため、ターゲット人物についてより正確に知り且つフォローすることができる。
【0102】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む検索条件を受信するステップと、
前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含む。
【0103】
このようにすると、検索条件に適応する前記ターゲット人物の注目車種は、把握することができる。
【0104】
ここで、異なるターゲット人物は、異なる識別子を有し、前記識別子は、前記ターゲット人物を他のターゲット人物と区別させ得る表し形式である。
【0105】
例えば、前記識別子は、身分証番号、携帯番号、ウィーチャット番号等である。
【0106】
更に例えば、前記識別子は、ターゲット人物の顔或いは人体特徴を含む画像であってもよい。
【0107】
幾つかの好適な実施形態において、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子とのうちの1種または複数種を更に含む。
【0108】
幾つかの実施例において、前記前記ターゲット人物の注目車種を表示することは、
ラベル情報によって前記ターゲット人物の注目車種を表示することを含み、前記ラベル情報は、注目車種を含む。
【0109】
本実施例の上記技術案は、データ処理方法を提供した。販売員が端末側に検索条件を入力すると、端末は、当該検索条件に適応するターゲット人物の注目車種をディスプレイ可能であるため、販売員が人為的にターゲット人物の注目車種を記録や推定することよりも、便利且つ迅速であり、販売の時間と気力を節約できる。販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握可能であるため、販売員がターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することは便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率は向上する。
【0110】
図3は、注目車種ディスプレイインターフェースを示す。
図3に示すように、ディスプレイインターフェース上において、ターゲット人物の注目車種、及び、当該注目車種に対応する累積滞在時間、累積来訪回数、最近来訪時間がディスプレイされ、ディスプレイインターフェース上において、更に、毎回来訪時の、当該ターゲット人物の注目車種、来訪記録(例えば、店舗名、来訪時間、注目車種)、および各注目車種に対応する滞在時間がディスプレイされている。同時に、ディスプレイインターフェース上において、ターゲット人物の画像(例えば、顔写真)、ターゲット人物の名前(例えば、張さん(女性))、連絡方式(例えば、携帯番号)等の情報が更にディスプレイされている。
【0111】
ただし、来訪記録における注目車種の計算方式は、
ターゲット人物が昨日来店したことに応じて、昨日各車種領域における滞在時間を算出し、同一車種領域における滞在時間を累積し、滞在時間の合計値のうち、ランキングでの上位xランクに対応する車種領域を昨日来訪した注目車種とすることを含む。
【0112】
実際の応用では、ディスプレイする際、滞在時間がランキングで上位xランクの車種のみをディスプレイし、滞在時間がランキングで上位xランク以降の車種をディスプレイしない。
【0113】
説明すべきことは、滞在時間がランキングで上位x-iランクの車種しか特定できない場合に、当該ランキングでの上位x-iランクの車種のみをディスプレイする。ただし、1≦i≦x。
【0114】
説明すべきことは、ターゲット人物がある日に来訪したが、車種領域内でキャプチャされず、その滞在時間も記録されなかった場合に、当日の注目車種表示文は、注目車種なしとなる。車種滞在時間算出結果が0であるときに、この車種の下に滞在時間がないと特定し、算出結果なしの状況に属し、ページに表示されない。
【0115】
インターフェースをディスプレイすることにより、販売員は、ターゲット人物の過去毎回来訪時の注目車種を把握可能であり、ターゲット人物に対するフォロー及びターゲット人物への販売について補助され得る。
【0116】
実際の応用では、クラウドサーバの流量が大きくて全てのターゲット人物のデータをリアルタイムでキャッシュ不可能である場合に、T-1の計算方式を採用し、毎日の固定時間帯で予定のタスクを実行することで計算すべき店舗及び顧客を選定し、各顧客の各車種領域における滞在時間を算出し、滞在時間がランキングで上位Nランクの車種及び滞在時間に対してデータ記憶を行って後続の検索用途に使用させる。
【0117】
例示として、D1の時間の注目車種を検索する。D1が当日来訪時間であり、当日データが未だ算出されなかった場合に、当日の注目車種がまだ算出されていないと提示する。D1が過去のある日である場合に、算出された過去毎回来訪時の注目車種を読み取ってもよい。
【0118】
図3に示すディスプレイインターフェースが1種の選択可能な具体的実現方式であるが、これに限定されないことは、理解されるべきである。
【0119】
図3に示すディスプレイインターフェースが単に本発明の実施例を例示するためのものであり、当業者が
図3の例に基づいて各種の有意な変化及び/又は置換を実行可能であり、得られた技術案が依然として本発明の実施例の公開範囲に属することは、理解されるべきである。
【0120】
上記データ処理方法に相応し、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。
図4に示すように、前記装置は、下記のモジュールを備える。
取得モジュール10は、複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得するように構成される。前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。
特定モジュール20は、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定するように構成される。
送信処理モジュール30は、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信するように構成される。
【0121】
幾つかの実施形態において、前記送信処理モジュール30は、更に、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信するように構成される。
ただし、前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含む。
幾つかの実施形態において、前記特定モジュール20は、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の今回注目車種を特定するように構成される。
前記送信処理モジュール30は、更に、
前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信するように構成され、前記人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含む。
【0122】
幾つかの実施形態において、前記特定モジュール20は、前記ターゲット人物の今回来訪中と所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中との、前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定するように構成される。
前記送信処理モジュール30は、更に、
人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信するように構成される。ただし、前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
幾つかの実施形態において、前記特定モジュール20は、前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得し、前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得し、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定するように構成される。
【0123】
幾つかの実施形態において、前記装置は、統計モジュール40を更に備える。
統計モジュール40は、
採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得し、前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の前記画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するように構成される。
【0124】
幾つかの実施形態において、前記統計モジュール40は、
前記ターゲット人物のビデオ画像における少なくとも1回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得し、前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定し、前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定するように構成される。
【0125】
幾つかの実施形態において、前記統計モジュール40は、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入するように構成される。
【0126】
幾つかの実施形態において、前記統計モジュール40は、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定するように構成される。
【0127】
1つの可能な実現方式において、前記装置は、下記のモジュールを更に備える。
受信処理モジュール50は、前記端末から送信された検索条件を受信するように構成され、前記検索条件は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む。
検索モジュール60は、前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように構成される。
前記送信処理モジュール30は、更に、前記注目車種の情報を前記端末へ送信するように構成される。
【0128】
1つの可能な実現方式において、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子とのうちの少なくとも1種を更に含む。
【0129】
1つの可能な実現方式において、前記特定モジュール20は、複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得するように構成される。
前記送信処理モジュール30は、前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信するように構成される。
【0130】
当業者であれば理解できるように、
図4に示すデータ処理装置における各処理モジュールの実現機能は、上記データ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。当業者であれば理解できるように、
図4に示すデータ処理装置における各処理手段の機能は、プロセッサに運転されるプログラムにて実現されてもよく、具体的な論理回路にて実現されてもよい。
【0131】
実際の応用では、上記取得モジュール10、特定モジュール20、送信処理モジュール30、統計モジュール40、受信処理モジュール50及び検索モジュール60の具体的な構造は、何れもプロセッサに対応可能である。前記プロセッサの具体的な構成は、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ(MCU、Micro Controller Unit)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP、Digital Signal Processing)或いはプログラマブルロジックコントローラ(PLC、Programmable Logic Controller)等の処理機能を有する電子デバイスまたは電子デバイスの集合であってもよい。ただし、前記プロセッサは、実行可能コードを含み、前記実行可能コードは、記憶媒体に記憶され、前記プロセッサは、バス等の通信インターフェースを介して前記記憶媒体に接続可能であり、具体的な各手段の対応機能を実行するときに、前記実行可能コードを前記記憶媒体から読み取って運転させる。前記記憶媒体における前記実行可能コードを記憶するための部分は、非一時記憶媒体であることが好ましい。
【0132】
本発明の実施例に係るデータ処理装置は、ターゲット人物の注目車種を自動的に特定可能であり、販売員が人為的にターゲット人物の注目車種を記録や推定することよりも、便利且つ迅速であり、販売の時間と気力を節約するとともに、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することも便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0133】
本発明の実施例は、もう1種のデータ処理装置を提供する。前記装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサに運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、上記サーバに適用される何れか1つの技術案に供されるデータ処理方法を実施する。
【0134】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得することと、
前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定することと、
端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信することと、を実施し、
前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。
【0135】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記ターゲット人物のラベル情報として端末へ送信することを実施する。
ただし、前記ラベル情報は、前記注目車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を更に含む。
【0136】
1つの可能な実現方式において、前記滞在時間情報は、前記ターゲット人物の当日来訪中の前記複数の車種の対応領域における滞在時間を含む。
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の次回来訪が検出されたことに応答して、人物来訪通知メッセージを前記端末へ送信することを実施する。前記人物来訪通知メッセージは、前記ターゲット人物の今回注目車種の情報を含む。
【0137】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
ターゲット人物詳細情報更新メッセージを端末へ送信することを実施する。ただし、前記端末が前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0138】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の所定時間帯内の少なくとも1回の過去来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における過去累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の今回来訪中の前記複数の車種に対応する車種領域における累積滞在時間と前記過去累積滞在時間情報とに基づいて、前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報を取得することと、
前記ターゲット人物の更新累積滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種全体を特定することと、を実施する。
【0139】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
採取されたビデオストリームに対して識別処理を行い、前記ターゲット人物が1回の来訪中で出現された少なくとも1つの画像フレームを取得することと、
前記ターゲット人物が出現された少なくとも1つの画像フレームの採取時間と、前記ターゲット人物の前記画像フレームにおける位置情報とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することと、を実施する。
【0140】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物のビデオ画像における少なくとも1回の出現に対応する時間情報と位置情報とを取得することと、
前記ターゲット人物が毎回出現された位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域とに基づいて、前記毎回の出現に対応する車種領域を特定することと、
前記少なくとも1回の出現に対応する前記時間情報と前記少なくとも1回の出現のうちの毎回の出現に対応する車種領域とに基づいて、前記複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間を特定することと、を実施する。
【0141】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入することを実施する。
【0142】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の隣接出現に対応する時間差が所定時間閾値より大きいことに応答して、前記隣接出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域における滞在時間に算入しないと特定することを実施する。
【0143】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記端末から送信された検索条件を受信することを実施し、前記検索条件は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む。
【0144】
ただし、前記検索条件は、来訪店舗名と、来訪時間と、受付スタッフ識別子とのうちの少なくとも1種を更に含む。
【0145】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて、前記複数の車種をソートして前記ターゲット人物の車種注目リストを取得することを実施する。
前記ターゲット人物の注目車種の情報を端末へ送信することは、
前記ターゲット人物の車種注目リストの少なくとも一部を端末へ送信することを含む。
【0146】
本発明の実施例に係るデータ処理装置は、ターゲット人物の注目車種を自動的に特定可能であり、販売員が人為的にターゲット人物の注目車種を記録や推定することよりも、便利且つ迅速であり、販売の時間と気力を節約するとともに、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することも便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0147】
上記データ処理方法に相応し、本発明の実施例は、端末に用いられるデータ処理装置を提供する。
図5に示すように、前記装置は、下記のモジュールを備える。
通信モジュール51は、サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信するように構成される。
表示処理モジュール52は、前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示するように構成される。
ただし、前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものである。
【0148】
幾つかの実施例において、前記通信モジュール51は、更に、前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信するように構成される。ただし、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0149】
幾つかの実施例において、前記装置は、下記のモジュールを更に備える。
更新モジュール53は、前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて、前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新するように構成される。
幾つかの実施例において、前記装置は、下記のモジュールを更に備える。
入力モジュール54は、検索条件を受信するように構成される。前記検索条件は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む。
前記通信モジュール51は、更に、前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信するように構成される。
【0150】
当業者であれば理解できるように、
図5に示すデータ処理装置における各処理モジュールの実現機能は、上記データ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。当業者であれば理解できるように、
図5に示すデータ処理装置における各処理手段の機能は、プロセッサに運転されるプログラムにて実現されてもよく、具体的な論理回路にて実現されてもよい。
【0151】
実際の応用では、上記の通信モジュール51、表示処理モジュール52、更新モジュール53及び入力モジュール54の具体的な構造は、何れもプロセッサに対応可能である。前記プロセッサの具体的な構造は、CPU、MCU、DSP或いはPLC等の処理機能を有する電子デバイスまたは電子デバイスの集合であってもよい。ただし、前記プロセッサは、実行可能コードを含み、前記実行可能コードは、記憶媒体に記憶され、前記プロセッサは、バス等の通信インターフェースを介して前記記憶媒体に接続可能であり、具体的な各手段の対応機能を実行するときに、前記実行可能コードを前記記憶媒体から読み取って運転させる。前記記憶媒体における前記実行可能コードを記憶するための部分は、非一時記憶媒体であることが好ましい。
【0152】
本発明の実施例に係るデータ処理装置は、ターゲット人物の注目車種を含むラベル情報をディスプレイ可能であり、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することが一層便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0153】
本発明の実施例は、もう1種のデータ処理装置を提供する。前記装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサに運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに上記何れか1つの技術案に供されるデータ処理方法を実施する。
【0154】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
サーバから送信されたターゲット人物の注目車種の情報を受信することと、
前記ターゲット人物の注目車種の情報をラベルとして第1インターフェースに表示することと、を実施する。
ただし、前記ターゲット人物の注目車種は、前記サーバが複数の車種に対する前記ターゲット人物の滞在時間情報に基づいて特定したものである。
【0155】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記サーバから送信された前記ターゲット人物の人物詳細情報更新メッセージを受信することと、
前記人物詳細情報更新メッセージに基づいて、前記ターゲット人物の人物情報インターフェースを更新することとを実施する。ただし、前記人物詳細情報更新メッセージは、前記ターゲット人物の注目車種全体の情報を含む。
【0156】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
検索条件を受信することと、
前記サーバが前記検索条件に従って前記ターゲット人物の注目車種を検索するように、前記検索条件を前記サーバへ送信することと、を実施する。前記検索条件は、前記ターゲット人物の識別子情報を少なくとも含む。
【0157】
本発明の実施例に係るデータ処理装置は、ターゲット人物の注目車種を含むラベル情報をディスプレイ可能であり、販売員がターゲット人物の注目車種をタイムリーに把握してターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを提供することが一層便利になり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。
【0158】
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令は、上記各実施例に記載のサーバ側に適用されるデータ処理方法を実行するために用いられる。つまり、前記コンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行された後、上記何れか1つの技術案に供されるサーバ側に用いられるデータ処理方法が実施できる。
【0159】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載のサーバ側に用いられるデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
【0160】
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令は、上記各実施例に記載の端末側に適用されるデータ処理方法を実行するために用いられる。つまり、前記コンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行された後、上記何れか1つの技術案に供される端末側に用いられるデータ処理方法が実施できる。
【0161】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載の端末側に用いられるデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。当該コンピュータ記憶媒体は、揮発性コンピュータ可読記憶媒体又は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
【0162】
本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読コードを含み、コンピュータ可読コードが機器上で運転されたときに、機器におけるプロセッサにより、上記何れか1つの実施例に供されるデータ処理方法を実施する。
【0163】
当該上記コンピュータプログラム製品は、具体的にハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。ある好適な実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ記憶媒体として具現化されてもよく、別の好適な実施例において、コンピュータプログラム製品は、ソフトウェア製品、例えばソフトウェア開発キット(Software Development Kit、SDK)等として具現化される。
【0164】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載のデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
【0165】
本発明に係る幾つかの実施例において、開示された機器及び方法が他の方式にて実現され得ることは、理解されるべきである。上述した機器実施例が単に模式的なものであり、例えば、前記手段の区分が、単に1種の論理機能区分であり、実際に実施するときに別の区分方式もあり得る。例えば、複数の手段或いはユニットは、組み合わせられてもよく、または、別のシステムに統合されてもよく、または、幾つかの特徴が略され、若しくは実行しないようにしてもよい。また、示され或いは議論された各構成部分同士間は、結合が直接結合であってもよく、通信接続が幾つかのインターフェース、機器或いは手段を介する間接結合若しくは通信接続であってもよく、電気的なもの、機械的なもの或いは他の形態であってもよい。
【0166】
上記分離部品として説明される手段が物理的に分離されるものであってもよくでなくてもよい。また、手段として表示される部品は、物理手段であってもでなくてもよい。更に、それらの手段は、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークセルに分散してもよい。実際の需要に応じてその中の一部または全部のモジュールを選択して本実施例の目的を果たすことが可能である。
【0167】
また、本発明の各実施例における各機能手段は、全部で1つの処理手段に集積されてもよく、各手段がそれぞれ単独で1つの手段とされてもよく、2つ或いは2つ以上の手段が1つの手段に集積されてもよい。上記集積手段は、ハードウェアの形態にて実現されてよく、ハードウェアプラスソフトウェア機能手段の形態にて実現されてもよい。
【0168】
当業者であれば理解できるように、上記方法実施例を実施する全部または一部のステップは、プログラム命令に関連するハードウェアにて実施され得る。上記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。当該プログラムが実行されたときに、上記方法実施例のステップは実施される。上記記憶媒体は、モバイル記憶機器、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0169】
又は、本発明の上記集積の手段は、ソフトウェア機能モジュールの形態で実施され且つ独立の製品として販売や使用されるときに、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を基に、本発明の実施例の技術案は、本質上又は従来技術に対して貢献に値する部分が、ソフトウェア製品の形態で体現されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)が本発明の各実施例に記載方法の全部または一部を実行するために用いられる幾つかの命令を含む。上記記憶媒体は、モバイル記憶機器、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0170】
上述したのは、単に本発明の具体的な実施形態に過ぎない。しかし、本発明の保護範囲は、これに限定されない。本技術分野に精通している如何なる技術者も本発明に開示された技術範囲内で簡単に想到する変化や置換は、何れも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本発明の保護範囲は、前記請求項の保護範囲に準じるべきである。
【0171】
本発明の実施例に係る技術案では、複数の車種に対するターゲット人物の滞在時間情報を取得し、前記滞在時間情報に基づいて、前記ターゲット人物の注目車種を特定し、端末が前記ターゲット人物の注目車種の情報を第1インターフェースに表示するように、前記ターゲット人物の注目車種の情報を前記端末へ送信し、前記滞在時間情報が、前記ターゲット人物の少なくとも1回の来訪に基づいて特定されたものである。このようにすると、異なる車種に対する各ターゲット人物の滞在時間を分析することで各ターゲット人物の注目車種を特定し、販売員がターゲット人物の注目車種に基づいてターゲット人物へ対応性のあるサービスを便利に提供することに有利であり、ターゲット人物の体験及び販売転化率が向上する。