(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-02
(45)【発行日】2022-06-10
(54)【発明の名称】溶接方法
(51)【国際特許分類】
B23K 9/02 20060101AFI20220603BHJP
B23K 37/04 20060101ALI20220603BHJP
【FI】
B23K9/02 G
B23K37/04 Y
(21)【出願番号】P 2018052151
(22)【出願日】2018-03-20
【審査請求日】2020-09-04
(73)【特許権者】
【識別番号】518095840
【氏名又は名称】水野建設工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】水 野 勝 也
【審査官】柏原 郁昭
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-186993(JP,U)
【文献】実開昭57-084218(JP,U)
【文献】実開昭59-034869(JP,U)
【文献】特開平08-281429(JP,A)
【文献】特開2010-260087(JP,A)
【文献】特開昭59-094599(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 9/02
B23K 37/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、前記一対のコ字状部材は、第1、第2のコ字状部材であり、前記第1のコ字状部材の上に前記第2のコ字状部材を載置した状態で、前記一対のコ字状部材を溶接部に対して相対的に移動させて、前記第1のコ字状部材と前記第2のコ字状部材の突き合わせ部分を溶接するものであり、
前記第1のコ字状部材は、天井壁と左壁と右壁とを備えた下方に開放したものであり、
前記第2のコ字状部材は、底壁と左壁と右壁とを備えた上方に開放したものであり、
複数のローラーの上に前記第1のコ字状部材の前記天井壁を当接すると共に、前記第1のコ字状部材の左壁、 前記第2のコ字状部材の左壁、前記第1のコ字状部材の右壁及び前記第2のコ字状部材の右壁を第1、第2の挟持部材で挟持しながら、前記第1のコ字状部材の前記左壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記左壁の下部との間、前記第1のコ字状部材の前記右壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記右壁の下部との間を同時に溶接する
ことを特徴とする溶接方法。
【請求項2】
ローラーに第1のコ字状部材の天井壁を当接すると共に、第2のコ字状部材の底壁に向かって押圧部材で押圧した状態で溶接する
ことを特徴とする請求項
1記載の溶接方法。
【請求項3】
横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、前記一対のコ字状部材は、第1、第2のコ字状部材であり、前記第1のコ字状部材の上に前記第2のコ字状部材を載置した状態で、前記一対のコ字状部材を溶接部に対して相対的に移動させて、前記第1のコ字状部材と前記第2のコ字状部材の突き合わせ部分を溶接するものであり、
ローラーに前記第1のコ字状部材の天井壁を当接すると共に、前記第2のコ字状部材の底壁に向かって押圧部材で押圧した状態で溶接する
ことを特徴とする溶接方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接方法に係り、特に、容易に製造することができる溶接方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、 長手方向を横断する形状が四角形である角パイプがある。
一方、角パイプの代替品を既存のものを使用して、容易に製造したいという要望があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、角パイプの代替品を既存のものを使用して、容易に製造することができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記要望に対応した溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の溶接方法は、横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、前記一対のコ字状部材は、第1、第2のコ字状部材であり、前記第1のコ字状部材の上に前記第2のコ字状部材を載置した状態で、前記一対のコ字状部材を溶接部に対して相対的に移動させて、前記第1のコ字状部材と前記第2のコ字状部材の突き合わせ部分を溶接するものであり、前記第1のコ字状部材は、天井壁と左壁と右壁とを備えた下方に開放したものであり、前記第2のコ字状部材は、底壁と左壁と右壁とを備えた上方に開放したものであり、複数のローラーの上に前記第1のコ字状部材の前記天井壁を当接すると共に、前記第1のコ字状部材の左壁、 前記第2のコ字状部材の左壁、前記第1のコ字状部材の右壁及び前記第2のコ字状部材の右壁を第1、第2の挟持部材で挟持しながら、前記第1のコ字状部材の前記左壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記左壁の下部との間、前記第1のコ字状部材の前記右壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記右壁の下部との間を同時に溶接するものである。
【0007】
また、請求項2記載の溶接方法は、請求項1記載の溶接方法において、ローラーに第1のコ字状部材の天井壁を当接すると共に、第2のコ字状部材の底壁に向かって押圧部材で押圧した状態で溶接するものである。
【0008】
また、請求項3記載の溶接方法は、横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、前記一対のコ字状部材は、第1、第2のコ字状部材であり、前記第1のコ字状部材の上に前記第2のコ字状部材を載置した状態で、前記一対のコ字状部材を溶接部に対して相対的に移動させて、前記第1のコ字状部材と前記第2のコ字状部材の突き合わせ部分を溶接するものであり、ローラーに前記第1のコ字状部材の天井壁を当接すると共に、前記第2のコ字状部材の底壁に向かって押圧部材で押圧した状態で溶接するものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の溶接方法によれば、横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、前記一対のコ字状部材は、第1、第2のコ字状部材であり、前記第1のコ字状部材の上に前記第2のコ字状部材を載置した状態で、前記一対のコ字状部材を溶接部に対して相対的に移動させて、前記第1のコ字状部材と前記第2のコ字状部材の突き合わせ部分を溶接するため、容易に溶接することができる。
【0013】
また、請求項1記載の溶接方法によれば、複数のローラーの上に第1のコ字状部材の天井壁を当接すると共に、第1のコ字状部材の左壁、第2のコ字状部材の左壁、第1のコ字状部材の右壁及び 第2のコ字状部材の右壁を第1、第2の挟持部材で挟持しながら、前記第1のコ字状部材の前記左壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記左壁の下部との間、前記第1のコ字状部材の前記右壁の上部と前記第2のコ字状部材の前記右壁の下部との間を同時に溶接するため、溶接ひずみを防止して溶接することができる。
【0015】
また、請求項3記載の溶接方法によれば、ローラーに第1のコ字状部材の天井壁が当接すると共に、第2のコ字状部材の底壁に向かって押圧部材で押圧した状態で溶接するため、つまり、溶接時、第1のコ字状部材、第2のコ字状部材の垂直方向の動きを規制して、溶接ひずみを防止して溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は、本発明の一実施例の溶接方法に使用する溶接装置の概略的斜視図である。
【
図3】
図3(a)は、
図2のA-Aの概略的断面図であり、
図3(b)は、
図3(a)の第1の挟持部材により第1のコ字状部材の左壁及び第2のコ字状部材の左壁を、第2の挟持部材により第1のコ字状部材の右壁及び第2のコ字状部材の右壁を、それぞれ挟持した状態を示す
図3(a)の一部の概略的断面図であり、
図3(c)は、
図3(a)より横断面コ字状の一対のコ字状部材を開放側が互いに外向きとなる背中合わせの溶接前の構造体を抽出して示す概略的断面図である。
【
図4】
図4(a)は、
図2のB-Bの概略的断面図であり、
図4(b)は、
図4(a)の第1の挟持部材により第1のコ字状部材の左壁及び第2のコ字状部材の左壁を、第2の挟持部材により第1のコ字状部材の右壁及び第2のコ字状部材の右壁を、それぞれ挟持した状態を示す
図4(a)の一部の概略的断面図である。
【
図5】
図5は、溶接状態を示す概略的断面図である。
【
図6】
図6(a)は、第1のコ字状部材と第2のコ字状部材とが溶接された構造体の概略的正面図であり、
図6(b)は、
図6(a)の概略的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の一実施例の溶接方
法を図面(
図1乃至
図6)を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例の溶接方法に使用する溶接装置の概略的斜視図である。
溶接方法の対象は、建築構造部材に使用されるもので、横断面コ字状(長手方向を横断する断面形状が略コ字状)である第1のコ字状部材[例えば、リップ溝型鋼(Cチャン)]1と横断面コ字状(長手方向を横断する断面形状が略コ字状)である第2のコ字状部材[例えば、リップ溝型鋼(Cチャン)]2の突き合わせ部分を溶接する構造体である。
図1記載の溶接装置は、概略的に、架台10に取り付けられた複数のローラー4と、この複数のローラー4の上方に位置した第1、第2の挟持部材5、6、この第1、第2の挟持部材5、6を水平方向に移動させる水平移動手段F(F1、F2)(例えば、モータFK)、複数のローラー4の両側に配置された溶接部3、3’が設けられている。なお、移動する第1、第2の挟持部材5、6の他に、一対のコ字状部材1、2の搬送流れ方向に移動しない第1、第2の挟持部材5’、6’が設けられている。この第1、第2の挟持部材5’、6’は、水平移動手段F1と水平移動手段F2との間であって、複数のローラー4の上方に位置している。
【0020】
図1記載の溶接装置による溶接方法は、
図1乃至
図6に示すように、長手方向を横断する断面形状が略コ字状である一対のコ字状部材1、2を開放側が互いに外向きとなる背中合わせであって、一対のコ字状部材1、2は、第1、第2のコ字状部材1、2であり、第1のコ字状部材1の上に第2のコ字状部材2を載置した状態で、一対のコ字状部材1、2を溶接部3、3’に対して相対的に移動させて、第1のコ字状部材1と第2のコ字状部材2の突き合わせ部分を容易に溶接することができる。
なお、本実施例では、例えば、溶接部3、3’は固定し、一対のコ字状部材1、2を移動させて行う。
なお、溶接部3、3’は、例えば、溶加材が自動的に送られてくる溶接機を使用する。また、本実施例においては、溶接部3、3’は固定し、一対のコ字状部材1、2を移動させるようにしたが、本願発明にあっては、逆に、一対のコ字状部材1、2を固定し、溶接部3、3’を移動させるように構成しても良い。
要は、一対のコ字状部材1、2を溶接部3、3’に対して相対的に移動させて溶接するようにすれば良い。
【0021】
なお、一対のコ字状部材1、2の左壁1L、2L又は右壁1R、2Rの片側の側壁のみ溶接すると、溶接ひずみが生じるので、一対のコ字状部材1、2の左壁1L、2L及び右壁1R、2Rの両側壁を溶接部3、3’によって、同時に溶接するのが良い。
【0022】
即ち、第1のコ字状部材1は、天井壁1Tと左壁1Lと右壁1Rとを備えた下方に開放したものであり、第2のコ字状部材2は、底壁2Sと左壁2Lと右壁2Rとを備えた上方に開放したものである。
そして、複数のローラー4の上に第1のコ字状部材1の天井壁1Tを当接すると共に、第1のコ字状部材1の左壁1L、 第2のコ字状部材2の左壁2L、第1のコ字状部材1の右壁1R及び第2のコ字状部材2の右壁2Rを第1、第2の挟持部材5、6(
図3及び
図4参照)で挟持しながら、第1のコ字状部材1の左壁1Lの上部と第2のコ字状部材2の左壁2Lの下部との間、第1のコ字状部材1の右壁1Rの上部と第2のコ字状部材2の右壁2Rの下部との間を溶接部3、3’によって、同時に溶接する。なお、溶接部位W(W1、W2)を
図5及び
図6に示している。
【0023】
このように、複数のローラー4の上に第1のコ字状部材1の天井壁1Tを当接すると共に、第1のコ字状部材1の左壁1L、 第2のコ字状部材2の左壁2L、第1のコ字状部材1の右壁1R及び第2のコ字状部材2の右壁2Rを第1、第2の挟持部材5、6(
図3参照)で挟持しながら、第1のコ字状部材1の左壁1Lの上部と第2のコ字状部材2の左壁2Lの下部との間、第1のコ字状部材1の右壁1Rの上部と第2のコ字状部材2の右壁2Rの下部との間を同時に溶接するため、溶接ひずみを防止して溶接することができる。
【0024】
また、
図3(a)(b)に示す第1、第2の挟持部材5、6で挟持した第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の挟持部位より第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の搬送流れD(
図2参照)の上流側において、溶接時の熱により第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2が水平方向に動いて、溶接ひずみが生じるので、水平移動手段F1に取り付けられた第1、第2の挟持部材5、6で挟持した第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の挟持部位Cより第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の搬送流れDの上流側において、第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の水平方向の動きを規制(具体的には、水平移動手段F1と水平移動手段F2の間に設けられた第1、第2の挟持部材5’、6’で挟持して第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の水平方向の動きを規制)して溶接するようにしている。
なお、第1、第2の挟持部材5’、6’は、例えば、
図4(a)(b)に示すように、エアシリンダー51’で挟持状態をコントロールしている。
上述した規制は、第1、第2の挟持部材5、6で挟持した第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の挟持部位より搬送流れD(
図2参照)の下流側に位置する規制部材7、7’でも良い。規制部材7、7’は、例えば、第1、第2の定規ローラーである。
また、第1、第2のコ字状部材1、2は、
図1に示すように、水平移動手段F1によって搬送されるが、第1、第2のコ字状部材1、2の先端が
図2に示す位置に来ると、第1、第2のコ字状部材1、2は、水平移動手段F2によって搬送され、水平移動手段F2に取り付けられた第1、第2の挟持部材5、6で挟持した第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の挟持部位C’より第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の搬送流れDの下流側において、第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の水平方向の動きを規制(具体的には、水平移動手段F1と水平移動手段F2の間に設けられた第1、第2の挟持部材5’、6’で挟持して第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の水平方向の動きを規制)して溶接するようにしている。
なお、第1、第2の挟持部材5、6は,例えば、
図3(a)(b)に示すように、エアシリンダー5”、6”で挟持状態をコントロールしている。
【0025】
また、第1、第2のコ字状部材1、2を第1、第2の挟持部材5、6で挟持した状態で溶接しても、溶接時の熱により第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2が垂直方向に動いて、溶接ひずみが生じるので、溶接時、
図5に示すように、ローラー4に第1のコ字状部材1の天井壁1Tに当接すると共に、第2のコ字状部材2の底壁2Sに向かって押圧部材9で押圧するのが良い。
このようにして、溶接時、第1のコ字状部材1、第2のコ字状部材2の垂直方向の動きを規制して、溶接ひずみを防止して溶接することができる。
押圧部材9は,例えば、エアシリンダー9’で昇降させるようにしている。
【0026】
なお、
図6(a)は、第1のコ字状部材1と第2のコ字状部材2とが溶接された構造体100の概略的正面図であり、
図6(b)は、
図6(a)の概略的平面図である。
構造体100は、長手方向を横断する断面形状が略コ字状である一対のコ字状部材1、2を開放側が互いに外向きとなる背中合わせの構造体100であって、一対のコ字状部材1、2は、第1、第2のコ字状部材1、2であり、第1のコ字状部材1と第2のコ字状部材2の突き合わせ部分を断続して溶接して接合したものである。
更に、詳述すれば、構造体100は、第1のコ字状部材1の天井壁1Tの上に第2のコ字状部材2の底壁2Sが当接し、突き合わせ部分は、正面側突き合わせ部分と背面側突き合わせ部分であり、前記正面側突き合わせ部分が断続して溶接され、前記背面側突き合わせ部分が断続して溶接されている。
そして、
図6(b)に示すように、正面側突き合わせ部分の溶接部位W1と背面側突き合わせ部分の溶接部位W2が、第2のコ字状部材2の底壁2Sの長手方向の中心線OO’に対して平面視対称に配置されている。そのため、溶接ひずみの少ない構造体100を得ることができる。
より望ましくは、正面側突き合わせ部分の溶接部位W1とこの正面側突き合わせ部分の溶接部位W1に対称な背面側突き合わせ部分の溶接部位W2は、同時に溶接されるのが良い。
【0027】
なお、一対のコ字状部材1、2の移動は、一対のコ字状部材1、2を挟持する第1、第2の挟持部材5、6を水平に移動させる水平移動手段F(F1、F2)により行う(
図1及び
図2参照)。
水平移動手段F(F1、F2)は、例えば、
図3(a)(b)に示すように、移動するベースFB、このベースFBに取り付けられた駆動するモータFK、モータFKの軸に取り付けられたピニオン(ギア)FP、このピニオン(ギア)FPと螺合するラックFR等を有する。ラックFRは、架台10に固定されている。また、第1、第2の挟持部材5、6は、ベースFBに取り付けられている。
水平移動手段Fは、1個でも良いが、望ましくは、水平移動手段Fは2個(F1、F2)が良い。
例えば、一対のコ字状部材1、2を挟持した第1、第2の挟持部材5、6を搬送流れDの下流側の水平移動手段F1で移動させ、挟持された一対のコ字状部材1、2の先端側が搬送流れDの上流側の水平移動手段F2の位置、つまり、移動する一対のコ字状部材1、2が搬送流れDの上流側の水平移動手段F2に接続された第1、第2の挟持部材5、6で挟持できる位置に来たとき、水平移動手段F1に接続された第1、第2の挟持部材5、6の挟持状態を解除すると共に、水平移動手段F1は搬送流れDの下流側に移動し、水平移動手段F2に接続された第1、第2の挟持部材5、6で一対のコ字状部材1、2を挟持し、搬送流れD方向へ移動するようにして、製造スピードの短縮化を図っている。
【符号の説明】
【0028】
1 第1のコ字状部材
2 第2のコ字状部材
3 溶接部