IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パラマウントベッド株式会社の特許一覧

特許7084526端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム
<>
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図1
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図2
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図3
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図4
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図5A
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図5B
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図6
  • 特許-端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-06
(45)【発行日】2022-06-14
(54)【発明の名称】端末装置、出力方法及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/11 20060101AFI20220607BHJP
   A61B 5/0245 20060101ALI20220607BHJP
   A61B 5/16 20060101ALI20220607BHJP
【FI】
A61B5/11 100
A61B5/0245 100C
A61B5/16 130
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021073085
(22)【出願日】2021-04-23
(62)【分割の表示】P 2017225121の分割
【原出願日】2017-11-22
(65)【公開番号】P2021112612
(43)【公開日】2021-08-05
【審査請求日】2021-04-23
(31)【優先権主張番号】P 2016227223
(32)【優先日】2016-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390039985
【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108062
【弁理士】
【氏名又は名称】日向寺 雅彦
(74)【代理人】
【識別番号】100168332
【弁理士】
【氏名又は名称】小崎 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100146592
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 浩
(72)【発明者】
【氏名】村井 真也
【審査官】樋口 祐介
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-097999(JP,A)
【文献】特開2016-165333(JP,A)
【文献】特開2002-219116(JP,A)
【文献】特表2001-518823(JP,A)
【文献】特開2007-040908(JP,A)
【文献】特開2011-062335(JP,A)
【文献】特開2007-203090(JP,A)
【文献】特開2015-012948(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B5/02-5/03
A61B5/06-5-22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定者の在床時における活動量を示す生体信号を取得する生体信号取得部と、
記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体信号が測定された時間区間において、前記生体信号が示す前記被測定者の前記活動量が所定の値よりも大きいか否かを判定し、前記活動量が前記値よりも大きくない場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を記録候補とし、前記活動量が前記値よりも大きい場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を非記録候補とする判定部と、
前記被測定者の前記生体信号及び前記生体情報と、前記判定部の判定結果と、を記憶する記憶部と
を備えた端末装置。
【請求項2】
前記被測定者の前記活動量が前記所定の値よりも大きい場合は、前記被測定者は覚醒状態にあり、前記活動量が前記所定の値よりも大きくない場合は、前記被測定者は睡眠状態にあるように、前記所定の値が設定される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記被測定者が前記睡眠状態から前記覚醒状態になる直前および前記覚醒状態から前記睡眠状態になる直後の前記生体情報を非記録候補とする、請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
記生体情報を表示する表示装置と、
前記表示装置に前記記録候補と前記非記録候補とを異なる態様で表示させる表示制御部と、
をさらに備える、請求項1~のいずれか1つに記載の端末装置。
【請求項5】
被測定者の在床時における活動量を示す生体信号を取得する生体信号取得ステップと、
記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
前記生体信号が測定された時間区間において、前記生体信号が示す前記被測定者の前記活動量が所定の値よりも大きいか否かを判定し、前記活動量が前記値よりも大きくない場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を記録候補とし、前記活動量が前記値よりも大きい場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を非記録候補とする判定ステップと、
前記被測定者の前記生体信号及び前記生体情報と、前記判定部の判定結果と、を記憶する記憶ステップと、
前記被測定者の前記生体情報を出力するデータ出力制御ステップと、
を備える出力方法。
【請求項6】
被測定者の在床時における活動量を示す生体信号を取得する生体信号取得部と、
記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体信号が測定された時間区間において、前記生体信号が示す前記被測定者の前記活動量が所定の値よりも大きいか否かを判定し、前記活動量が前記値よりも大きくない場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を記録候補とし、前記活動量が前記値よりも大きい場合に、前記時間区間内に取得された前記被測定者の前記生体情報を非記録候補とする判定部と、
前記被測定者の前記生体信号及び前記生体情報と、前記判定部の判定結果と、を記憶する記憶部と
を有する端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体信号又は生体情報を出力する技術に関する。
本願は、2016年11月22日に、日本に出願された特願2016-227223号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
被測定者の生体情報(例えば心拍数及び呼吸数)を取得する装置が提供されている。例えば、被測定者が装着することによって心拍数及び呼吸数を計測する装着型の装置や、振動に基づいて心拍数及び呼吸数を計測する非装着型の装置がある。生体情報には所定の基準以上の精度が求められることがある。そのため、精度を向上させることを目的として、測定データからノイズを除去し、除去後に残った測定データから生体情報を取得する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-206285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ノイズが除去される前の測定データは非常に膨大な量であるが、ノイズが除去された後の高精度の生体情報であってもその情報量は非常に多い。そのため、被測定者から得られた生体情報の中からさらに記録すべき情報を選択することは非常に労力を要する作業である。このような問題は、生体情報の元データとなる生体信号(生体センサによって得られる信号)にも共通する問題である。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、被測定者から得られた生体信号又は生体情報の中から記録により適した生体信号又は生体情報を容易に選択することを可能とする技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係る端末装置は、被測定者の生体信号を取得する生体信号取得部と、取得された前記生体信号に基づいて前記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体信号が測定された時間区間において、前記被測定者の前記生体情報が正確であるか否か判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて前記生体信号又は前記生体情報の取り扱いを変更する制御部と、を備える。
【0007】
(2)上記(1)の端末装置において、前記制御部が、前記生体信号又は前記生体情報を表示装置に表示させる場合、前記判定結果に関わらず前記生体信号又は前記生体情報を表示させる表示制御部を含んでもよい。
【0008】
(3)上記(1)又は上記(2)の端末装置において、前記制御部が、前記判定部で正確と判定された前記生体信号又は前記生体情報のデータを出力するデータ出力制御部を含んでもよい。
【0009】
(4)上記(2)の端末装置において、前記表示制御部が、前記判定部で正確と判定されたか否かにより異なる態様で前記生体信号又は前記生体情報を表示させてもよい。
【0010】
(5)本発明の一態様に係る出力方法は、被測定者の生体信号を取得する生体信号取得ステップと、取得された前記生体信号に基づいて前記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、前記生体信号が測定された時間区間において、前記被測定者の前記生体情報が正確であるか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じて前記生体信号又は前記生体情報の取り扱いを変更する制御ステップと、を有する。
【0011】
(6)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、被測定者の生体信号を取得する生体信号取得部と、取得された前記生体信号に基づいて前記被測定者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体信号が測定された時間区間において、前記被測定者の前記生体情報が正確であるか否か判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて前記生体信号又は前記生体情報の取り扱いを変更する制御部と、を備える端末装置としてコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の上記各態様によれば、被測定者から得られた生体信号又は生体情報の中から記録により適した生体信号又は生体情報を容易に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る状態表示システム100のシステム構成の例を示す図である。
図2】測定システム1のシステム構成の例を示す図である。
図3】端末装置20の機能構成例を示す概略ブロック図である。
図4】表示部24の表示例を示す図である。
図5A】生体情報データを記録する際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。
図5B】生体情報データを記録する際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。
図6】記録候補識別情報を記録する際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。
図7】表示又はデータ出力を行う際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
まず、本実施形態におけるシステム全体について説明する。図1は、状態表示システム100の全体を説明するための図である。測定の対象となる者(以下「被測定者」と称する。)Pが、ベッド30に載置されるマットレス32の上に横臥している。そして、ベッド30には検出装置10が設けられている。検出装置10は、ベッドサイド端末40と接続されている。
【0015】
ベッドサイド端末40は、検出装置10と接続されたり、測定装置60(例えば体温計や血圧計などの装置)と接続されたり、ネットワークを介して他のサーバ装置等に接続されたりしている。また、認証カード65をベッドサイド端末40にかざすことにより、認証処理(ログイン処理)を実現することが可能となる。
【0016】
ネットワークには、例えば、端末装置20と、サーバ70と、電子カルテサーバ80と、ステーション端末90と、移動端末95とが接続されている。サーバ70は、各種サービスを提供するサーバであり、病院等の施設内のLANに接続されていてもよいし、インターネットを介して外部に設けられていてもよい。電子カルテサーバ80は、被測定者Pに関する電子カルテの情報を記憶しているサーバである。電子カルテサーバ80は、外部のクラウドサーバに設けられてもよい。
【0017】
ステーション端末90は、ナースステーション等の領域(施設内の領域)に設置される。ステーション端末90を利用することによって、ベッドサイド端末40から離れていてもベッドサイド端末40の状態を把握することが可能となる。移動端末95は、例えばLANに無線で接続可能であり、看護師や介助スタッフ等の従業者がベッドサイド端末40の情報を容易に確認することができるように構成されている。
【0018】
図2は、測定システム1のシステム構成の例を示す図である。測定システム1は、状態表示システム100の一部として構成されてもよい。測定システム1は、被測定者Pの生体情報を測定する。測定システム1は、検出装置10及び端末装置20を備える。
【0019】
検出装置10は、被測定者Pの生体信号を取得する装置である。検出装置10は、被測定者Pの体動を検出する圧力センサを有する。検出装置10は、圧力センサによって検出された体動を表す信号を出力する。すなわち、本実施形態では、検出装置10が、体動を表す信号(体動信号)を生体信号として出力する。
【0020】
検出装置10によって出力される生体信号を用いることによって、被測定者Pの種々の生体情報を取得することができる。例えば、生体信号に基づいて被測定者Pの臥床状態を表す情報を取得することが可能である。臥床状態を表す情報は、被測定者Pが臥床しているか否かを示す。臥床状態を表す情報は、さらに、在床しているか否か、離床しているか否か、端座位であるか否かを示してもよい。生体信号に基づいて、被測定者Pが睡眠しているか覚醒しているかを表す情報を取得することも可能である。
【0021】
検出装置10は、ベッド30に設けられる。検出装置10は、例えばベッド30を構成する床部31及びマットレス32の間に設置されてもよい。検出装置10は、厚さが薄いシート状で構成されている。これにより、床部31とマットレス32との間に検出装置10が載置されたとしても、被測定者Pに違和感を覚えさせることなく測定することが可能となる。
【0022】
マットレス32の上に被測定者Pが在床すると、検出装置10は被測定者Pの生体信号として体動(振動)を検出する。検出装置10は、検出された生体信号を出力する。被測定者Pは、病気療養中の者又は介護が必要な者であってもよい。被測定者Pは、介護が必要無い健康な者であってもよい。被測定者Pは、高齢者であってもよいし子供であってもよい。被測定者Pは、障害者であってもよい。被測定者Pは人間に限られる必要は無く、人間以外の動物であってもよい。
【0023】
端末装置20は、情報処理装置を用いて構成される。端末装置20は、バスで接続されたCPU(Central Processor Unit)、メモリ及び補助記憶装置を備える。端末装置20は、プログラムを実行することによって動作する。端末装置20は、検出装置10において取得される生体信号に基づいて処理を行う。以下、端末装置20の詳細な構成について説明する。
【0024】
図3は、端末装置20の機能構成例を示す概略ブロック図である。端末装置20は、信号入力部21、データ出力部22、操作部23、表示部24、記憶部25及び制御部26を備える。
【0025】
信号入力部21は、端末装置20に対して入力される生体信号のデータ(以下「生体信号データ」と称する。)を受け付ける。信号入力部21は、例えばCD-ROMやUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)等の記録媒体に記録された生体信号データを読み出しても良い。この場合、記録媒体には検出装置10によって検出された生体信号の時系列データである生体信号データが記録されている。信号入力部21は、生体信号データを、検出装置10から有線通信又は無線通信によって受信してもよい。信号入力部21は、検出装置10によって取得された生体信号データの入力を受けることが可能な構成であれば、どのような態様で構成されても良い。
【0026】
データ出力部22は、端末装置20からデータを他の装置において読み取り可能に出力する。データ出力部22は、例えばCD-ROMやUSBメモリ等の記録媒体に対してデータを記録することによってデータを出力してもよい。データ出力部22は、有線通信又は無線通信によってデータを他の装置に送信することによってデータを出力してもよい。データ出力部22は、端末装置20からデータを他の装置に出力することが可能な構成であれば、どのような態様で構成されても良い。
【0027】
操作部23は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部23は、ユーザの指示を端末装置20に入力する際にユーザによって操作される。操作部23は、入力装置を端末装置20に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、操作部23は、入力装置においてユーザの入力に応じ生成された入力信号を端末装置20に入力する。操作部23は、表示部24と一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
【0028】
表示部24は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部24は、画像や文字を表示する。表示部24は、画像表示装置を端末装置20に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部24は、画像や文字を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
【0029】
記憶部25は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部25は、生体信号データ記憶部251、生体情報データ記憶部252及び記録候補識別情報記憶部253として機能する。
【0030】
生体信号データ記憶部251は、制御部26によって取得される生体信号データを記憶する。
生体情報データ記憶部252は、制御部26によって取得される生体情報データを記憶する。
記録候補識別情報記憶部253は、制御部26によって判定される記録候補であるか否かを示す識別情報(以下「記録候補識別情報」と称する。)を記憶する。
【0031】
制御部26はCPUを用いて構成される。制御部26は、プログラムを実行することによって、生体信号取得部261、生体情報取得部262、判定部263、表示制御部264及びデータ出力制御部265として機能する。
【0032】
生体信号取得部261は、信号入力部21を介して入力される生体信号データを取得する。生体信号取得部261は、取得された生体信号データを生体信号データ記憶部251に記録させる。
【0033】
生体情報取得部262は、生体信号データ記憶部251に記録されている生体信号データに基づいて生体情報データを取得する。生体情報データは、生体情報の時系列データである。例えば、生体情報取得部262は、被測定者Pの呼吸数及び心拍数を生体情報として取得する。生体情報取得部262が生体情報を取得する方法はどのような方法であってもよい。例えば、生体情報取得部262は、生体信号から呼吸成分及び心拍成分を抽出し、呼吸間隔及び心拍間隔に基づいて呼吸数及び心拍数を取得してもよい。例えば、生体情報取得部262は、体動(体動信号、本実施形態では生体信号でもある)の周期性を分析(フーリエ変換など)し、ピーク周波数から呼吸数及び心拍数を算出してもよい。生体情報取得部262は、取得された生体情報データを生体情報データ記憶部252に記録する。
【0034】
判定部263は、生体信号データ記憶部251に記録されている生体信号データ(本実施形態では体動信号データでもある)又は生体情報データ記憶部252に記録されている生体情報データに基づいて、記録候補条件を満たすデータを判定する。記録候補条件とは、所定の情報(例えば電子カルテ)として記録することが望ましい情報であることを示す条件である。言い換えれば、記録候補条件とは、生体情報が正確であるか否かを示す条件であり、判定部263が記録候補条件を満たすと判定したデータとは、判定部263が正確と判定したデータである。より具体的には、記録候補条件とは、生体信号データ又は生体情報データのうち、被測定者Pの体の状態を所定の基準で正確に示す生体信号データ又は生体情報データであることを示す条件である。例えば、所定以上の時間にわたって値(例えば、生体信号データや生体情報データ)の変動が所定の閾値よりも小さいことが記録候補条件であってもよい。例えば、被測定者Pが睡眠状態であったと推定される区間(以下「睡眠区間」と称する。)のデータであることが記録候補条件であってもよい。例えば、現在から遡って所定の時間内に記録されたデータ(例えば、生体信号データや生体情報データ)であって且つ所定以上の時間にわたって値(例えば、生体信号データや生体情報データ)の変動が所定の閾値よりも小さいデータであることが記録候補条件であってもよい。例えば、ある一定の期間において、生体信号データ又は生体情報データが正常に取得できた期間が占める割合が、所定の閾値を超えていることが記録候補条件であってもよい。例えば、ある一定の期間において得られた値(例えば、生体信号データや生体情報データ)の平均値若しくは中央値となる値が得られたことが記録候補条件であってもよい。この場合には、得られた平均値若しくは中央値が記録されてもよい。なお、偏差の大きい値は、平均値又は中央値を算出する際に用いられなくてもよい。上述した条件の複数の具体例がアンド条件で記録候補条件として用いられてもよい。
【0035】
判定部263の処理の具体例について説明する。判定部263は、例えば生体信号データ記憶部251に記録されている生体信号データから所定の時間幅(以下「単位区間」と称する。)の生体信号データを読み出す。単位区間は、例えば0.1秒であってもよいし、1秒であってもよいし、5秒であってもよいし、1分であってもよいし、他の値であってもよい。判定部263は、単位区間の生体信号データについて記録候補条件を満たしているか否か、すなわち、単位区間の生体信号データが正確であるか否か判定する。判定部263は、各単位区間の判定結果を示す記録候補識別情報を記録候補識別情報記憶部253に記録する。記録候補識別情報は、各単位区間において、その区間のデータが記録候補条件を満たしたか否かを示す。
【0036】
各単位区間において、その区間のデータが記録候補条件を満たしたか否かは、その区間が睡眠区間であるか否かに基づいて判定されてもよい。なお、睡眠区間のデータであることが記録候補条件である場合、判定部263が生体信号データについて睡眠区間であるか否かを判定する技術にはどのような技術が適用されてもよい。例えば、判定部263は、単位区間において体動信号(本実施形態では、生体信号でもある)の振動の回数(例えば体動信号(生体信号)が所定の大きさ以上の振幅で上下した回数)を計数し、振動の回数が閾値を下回った場合に睡眠区間であると判定してもよい。例えば、判定部263は、単位区間において信号(体動信号、生体信号)の変化量の累積値(例えば積分値)が閾値を下回った場合に睡眠区間であると判定してもよい。
【0037】
表示制御部264は、表示部24における表示を制御する。表示制御部264は、表示部24に生体信号を表示させる場合、判定部263の判定結果に関わらず生体信号を表示させる。表示制御部264は、記録候補条件を満たした生体信号を、記録候補条件を満たしていない生体信号とは異なる態様で表示する。例えば、信号を表す線の種別(実線、点線、破線、一点鎖線、二点鎖線など)が異なってもよい。例えば、信号を表す線の太さ又は色が異なってもよい。例えば、信号を表す線の背景の色が異なってもよい。例えば、記録候補条件を満たした生体信号が記録された区間に“記録候補”のように識別可能な文字が表示されてもよい。その他、記録候補条件を満たした生体信号と記録候補条件を満たしていない生体信号とが識別可能であればどのような態様で表示されてもよい。
【0038】
表示制御部264は、表示部24に生体情報を表示させる場合も、記録候補条件を満たした生体情報であるか否かに関わらず生体情報を表示させる。表示制御部264は、記録候補条件を満たした生体情報を、記録候補条件を満たしていない生体情報とは異なる態様で表示する。例えば、記録候補条件を満たしたか否かで異なる画像(ピクトグラム)が表示されてもよい。例えば、使用される文字のフォント、太さ又は色が異なってもよい。例えば、生体情報が表示される枠や背景の色が異なってもよい。その他、記録候補条件を満たした生体情報と記録候補条件を満たしていない生体情報とが識別可能であればどのような態様で表示されてもよい。
【0039】
データ出力制御部265は、データ出力部22を介したデータの出力を制御する。データ出力制御部265は、生体信号データを出力する場合、記録候補条件を満たした生体信号データを出力する。データ出力制御部265は、生体情報データを出力する場合、記録候補条件を満たした生体情報データを出力する。
表示制御部264及びデータ出力制御部265は、本発明の制御部の一具体例である。制御部26は、判定部263の判定結果に応じて、生体信号又は生体情報の取り扱いを変更する。
【0040】
図4は、表示部24の表示例を示す図である。図4の例では、検出装置10において21時3分25秒から21時4分25秒までの間に検出された生体信号の時系列の波形が表示されている。図4では、単位区間が1秒で判定が行われた結果が示されている。生体信号が表示されている時間軸の区間のうち、21時4分10秒から21時4分25秒までの間の区間が記録候補として表示されている。具体的には、記録候補を示す文字を含み時間軸に沿って伸びる矩形71が、記録候補条件を満たしたデータが記録された区間にわたって表示されている。また、図4では、体動信号(本実施形態では生体信号でもある)に基づいて得られた被測定者Pの活動量を示す棒72が覚醒区間にわたって単位区間毎に表示される。覚醒区間とは、大きな体動が発生する区間である。言い換えれば、覚醒区間とは、被測定者Pの活動量が大きく、被測定者Pが覚醒していたと推定される区間である。
棒72が示す被測定者Pの活動量は、本実施形態では前述したように体動信号に基づいて得られる。活動量は、例えば、体動信号と、呼吸、心拍についての生体情報と、体動信号から呼吸、心拍の影響を除いて得られる体動情報と、等に基づいて得られる。体動情報は、呼吸による体動および心拍による体動を除いた実質的な体動に関係する。実質的な体動としては、例えば、寝返り(睡眠中の無意識的な寝返り、覚醒中の意識的な寝返りを含む)等がある。
活動量は、実質的な体動の量に大きく依存する。図4において棒72が示されていない範囲(例えば、21時3分42秒以前や21時4分2秒以降)では、実質的な体動が少なく活動量が検出されていない。これらの範囲では、図4において生体信号(本実施形態では体動信号でもある)を示す波形が安定しており、例えば、被測定者Pが睡眠状態(実質的な体動が少ない状態)である等と推定できる。一方、図4において棒72が示されている範囲(例えば、21時3分43秒~21時4分1秒)では、実質的な体動があり大きい活動量が検出されている。この範囲では、図4において生体信号(本実施形態では体動信号でもある)を示す波形が不安定となっており、例えば、被測定者Pが覚醒状態(実質的な体動が多い状態)である等と推定できる。
以上のように、睡眠区間であるか否か(睡眠区間であるか覚醒区間であるか)は、例えば、活動量に基づいて判定することができ、その活動量は、被測定者Pの体動(体動信号)に基づいて取得することができる。したがって、特定のデータの記録候補条件の判定が、そのデータが睡眠区間に属するか否かに基づいて実施される場合、制御部26は、体動信号に基づいて記録候補条件の判定を実施できる。
なお本実施形態では、制御部26が、生体信号として体動信号を取得しているので、上記判定を生体信号に基づいて実施できる。しかしながら、後述するように生体信号として体動信号とは異なる信号を取得する場合には、上記判定を実施することを目的として、生体信号とは別に体動信号を取得してもよい。この場合、検出装置として、本実施形態の検出装置10のように体動信号を検出する第1の検出装置と、この第1の検出装置とは異なる装置であって生体信号を検出する第2の検出装置と、を備える構成を採用できる。前記第2の検出装置としては、例えば、ウエラブルコンピュータ、各種センサデバイス等を使用できる。
【0041】
図5Aは、生体情報データを記録する際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。生体信号取得部261は、信号入力部21を介して、本実施形態では体動信号データでもある生体信号データを取得する(ステップS001)。生体信号取得部261は、取得された体動信号データ(本実施形態では、前述のように生体信号データでもある)を生体信号データ記憶部251に記録する(ステップS002)。生体情報取得部262は、生体信号データ記憶部251に記録されている生体信号データに基づいて生体情報データを取得する(ステップS003)。生体情報取得部262は、取得された生体情報データを生体情報データ記憶部252に記録する(ステップS004)。
なお本実施形態では、生体信号として体動信号を取得している。したがって、制御部26が、取得した生体信号データや生体情報データに基づいて、体動情報に関するデータ(体動情報データ)や活動量を取得できる。さらに図5Bに示すように、ステップS001で体動信号データを取得することで生体信号データを取得でき、ステップS002で体動信号データを記録することで生体信号データを記録できる。言い換えると、ステップS001で生体信号データおよび体動信号データの両方を取得し、ステップS002で生体信号データおよび体動信号データの両方を記録している。
ここで、生体信号として体動信号とは異なる信号を取得する場合には、生体信号データと体動信号データとを必ずしも同一のタイミングで取得しなくてもよく、同一のタイミングで記録しなくてもよい。例えば、生体信号データを取得して記録した後、体動信号データを取得して記録してもよい。また、体動信号データを取得して記録した後、生体信号データを取得して記録してもよい。なお、生体信号データの取得、記録と、体動信号データの取得、記録を同期させてもよい。
【0042】
図6は、記録候補識別情報を記録する際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。判定部263は、単位区間の生体信号データを取得する(ステップS101)。判定部263は、取得された単位区間の生体信号データに対して判定処理を実行する(ステップS102)。すなわち、判定部263は、取得された単位区間の生体信号データが記録候補条件を満たすか否かについて判定する。このとき本実施形態では、ステップS002で記録した体動信号データ(生体信号データ)に基づいて判定できる。記録候補条件を満たすと判定された場合(ステップS102-YES)、判定部263は、処理対象の単位区間を記録候補として記録する(ステップS103)。例えば、判定部263は、処理対象の単位区間に対して、記録候補であることを示す記録候補識別情報を記録する。一方、記録候補条件を満たさないと判定された場合(ステップS102-NO)、判定部263は、処理対象の単位区間を非記録候補(記録候補ではない情報)として記録する(ステップS104)。例えば、判定部263は、処理対象の単位区間に対して、記録候補ではないことを示す識別情報を記録する。判定部263は、処理の対象の生体信号データの全ての区間に対して上記処理が済んでいないと判定された場合(ステップS105-NO)、再び判定部263は、単位区間の生体信号データを取得する。判定部263は、上記全ての区間に対して上記処理が済んでいると判定された場合(ステップS105-YES)、図6に示される処理を終了する。このようにして、処理対象の生体信号データについて記録候補であるか否かが判定される。
【0043】
図7は、表示又はデータ出力を行う際の端末装置20の動作の例を示すフローチャートである。操作部23を介して表示指示が入力されると(ステップS201-YES)、表示制御部264は、判定部263の判定結果に関わらず、操作によって指定された区間の生体信号データを表示部24に表示させる(ステップS202)。操作部23を介して表示指示が入力されない場合(ステップS201-NO)、ステップS202の処理が実行されることなくステップS203の判定処理に移行する。操作部23を介してデータ出力指示が入力されると(ステップS203-YES)、データ出力制御部265は、記録候補条件を満たした生体信号データをデータ出力部22を介して出力する(ステップS204)。生体信号データに限らず、生体情報データが表示又はデータ出力される場合も同様である。操作部23を介してデータ出力指示が入力されない場合(ステップS203-NO)、ステップS204の処理が実行されることなく図7の処理が終わる。
【0044】
このように構成された測定システム1では、被測定者から得られた生体信号又は生体情報のうち、記録候補条件を満たす生体信号又は生体情報については、記録候補条件を満たさない生体信号又は生体情報と異なる態様で表示される。また、表示ではなく他の装置への出力が指示された場合には、記録候補条件を満たす生体信号又は生体情報のみが出力される。そのため、被測定者から得られた生体信号又は生体情報の中から記録により適した生体信号又は生体情報を容易に選択することが可能となる。
記録候補条件を満たすか否かの一つの基準として、上述の通り睡眠区間であるか否かに基づいて判定がなされてもよい。詳細は以下のとおりである。なお、本実施形態では、表示及びデータ出力のいずれも出力の一態様である。
【0045】
睡眠中は体動によって得られる信号のばらつきが一般的に小さい。したがって、睡眠区間の信号の精度は高いと考えられる。すなわち本実施形態では、制御部26が、生体信号として体動信号を取得する。一般的に睡眠中は被測定者Pの実質的な体動が少ないため、睡眠中に得られる体動信号では、被測定者Pの呼吸や心拍に基づく体動(定期的な荷重の変動(振動))による影響が大きく、信号のばらつきが小さい。したがって、睡眠区間では体動信号と生体情報との相関が高く、言い換えると、睡眠区間における体動信号データでは、生体情報を求めるという観点からの信頼性が高く、睡眠区間における生体信号(体動信号)から生体情報を高精度に求められると考えられる。つまり、体動信号に基づいて体動や活動量が少ない(小さい)と判定された区間(例えば、図4において棒72が示されてない範囲)では、生体信号データの信頼性が高いと考えられ、生体信号から生体情報を高精度に求められると考えられる。
一方、覚醒中は体動によってえられる信号のばらつきが一般的に大きい。したがって、覚醒区間の信号の精度は低いと考えられる。すなわち、一般的に覚醒中は睡眠中よりも実質的な体動が多いため、覚醒中に得られる体動信号では、被測定者Pの実質的な体動による影響が大きく、信号のばらつきが大きい。したがって、覚醒区間では体動信号と生体情報との相関が低く、言い換えると、覚醒区間における体動信号データでは、生体情報を求めるという観点からの信頼性が低く、覚醒区間における生体信号(体動信号)からでは生体情報を高精度に求め難いと考えられる。つまり、体動信号に基づいて体動や活動量が多い(大きい)と判定された区間(例えば、図4において棒72が示されている範囲)では、生体信号データの信頼性が低いと考えられ、生体信号から生体情報を精度良く求めることが難しいと考えられる。なお、信頼性が低い区間は、別のデバイス(ウエアラブル)の生体情報をもらってデータ補完しても良い。
そのため、記録候補条件として睡眠中であるか否かが用いられてもよい。なお睡眠中(睡眠区間)であっても、入眠直後や覚醒直前では、睡眠中の他の時点に比べて信号の精度(信頼性)が低いと考えられる場合、入眠直後や覚醒直前の生体信号データや生体情報データを、記録候補とせずに非記録候補としてもよい。
【0046】
本実施形態では、他の情報処理装置において解析することなどを目的として生体信号データ又は生体情報データ(以下まとめて「データ」と称する。)が出力される際には、データ出力制御部265は記録候補条件を満たしたデータのみを出力する。このように構成されることによって、端末装置20によって得られたデータについてより精度良く解析を行うことが可能となる。
【0047】
一方、表示制御部264は、表示部24にデータを表示する際には、記録候補条件を満たしたデータのみならず記録候補条件を満たしていないデータも表示する。そのため、表示部24に表示されたデータを参照するユーザは、時間軸において途切れ途切れのデータではなく、一連のデータを参照することができる。したがって、生体信号又は生体情報の変化をより適切に判断することが可能となる。
【0048】
また、表示制御部264は、表示部24にデータを表示する際には、記録候補条件を満たしたデータと記録候補条件を満たしていないデータとをそれぞれ異なる態様で表示する。そのため、表示部24に表示されたデータを参照するユーザは、一連のデータを参照しつつも、どの区間のデータの精度が高く、どの区間のデータの精度が低い可能性があるのかを把握しながら参照することが可能となる。そのため、ユーザはより適切に生体信号又は生体情報の変化を判断することが可能となる。
【0049】
(変形例)
検出装置10は、被測定者Pの生体信号を取得できればどのような構成であってもよい。すなわち、検出装置10には、必ずしも圧力センサが用いられる必要は無い。例えば、検出装置10には、荷重センサが用いられてもよい。また、検出装置10が取得する生体信号は必ずしも体動に基づく信号(体動信号)である必要は無い。生体信号の具体例として、呼吸運動に基づく信号又は心弾動に基づく信号がある。例えば、赤外線センサを用いて生体信号が取得されてもよい。例えば、歪みゲージ付きアクチュエータを用いて生体信号が取得されてもよい。例えば、マイクロフォンを用いて生体信号が取得されてもよい。
【0050】
判定部263は、検出装置10によって得られた生体信号に基づく生体情報データではなく、他の装置によって得られた生体情報に基づいて記録候補条件を満たしているか否かを判定してもよい。
【0051】
表示制御部264は、操作部23を介して記録候補条件を満たしていない生体信号及び生体情報を表示しないことについて指示を受けた場合、記録候補条件を満たした生体信号又は生体情報を表示し、記録候補条件を満たしていない生体信号及び生体情報を表示しないように構成されてもよい。
【0052】
表示制御部264は、表示部24に被測定者Pの現在の生体情報を示す場合、記録候補条件を満たした生体情報のうち現在の時刻に最も近い生体情報に基づいて表示画面を生成してもよい。この場合、たとえより現在の時刻に近い時点の生体情報として記録候補条件を満たさない情報があったとしても、その生体情報ではなく記録候補条件を満たした生体情報に基づいて表示画面が生成される。このように構成されることにより、より精度の高い情報をユーザに提供することが可能となる。
端末装置20が備える各機能部の一部又は全部は、検出装置10に設けられてもよい。端末装置20が備える機能部は複数の装置にまたがって実装されてもよい。
【0053】
上述した端末装置20が備える各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。上述した端末装置20が実行するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。各プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態及びその変形例のみに限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の請求の範囲によってのみ限定される。
【産業上の利用可能性】
【0054】
上記実施形態によれば、被測定者から得られた生体信号又は生体情報の中から記録により適した生体信号又は生体情報を容易に選択することが可能となる。
【符号の説明】
【0055】
1 測定システム
10 検出装置
20 端末装置
21 信号入力部
22 データ出力部
23 操作部
24 表示部
25 記憶部
251 生体信号データ記憶部
252 生体情報データ記憶部
253 記録候補識別情報記憶部
26 制御部
261 生体信号取得部
262 生体情報取得部
263 判定部
264 表示制御部
265 データ出力制御部
30 ベッド
31 床部
32 マットレス
P 被測定者
40 ベッドサイド端末
60 測定装置
65 認証カード
70 サーバ
80 電子カルテサーバ
90 ステーション端末
95 移動端末
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7