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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-09
(45)【発行日】2022-06-17
(54)【発明の名称】直角電気コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20220610BHJP
   H01R 35/04 20060101ALI20220610BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
H01R35/04 D
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020564088
(86)(22)【出願日】2019-04-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-02
(86)【国際出願番号】 DE2019100384
(87)【国際公開番号】W WO2019219118
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-12-04
(31)【優先権主張番号】2018/5320
(32)【優先日】2018-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】BE
(73)【特許権者】
【識別番号】594070612
【氏名又は名称】フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Phoenix Contact GmbH & Co.KG
【住所又は居所原語表記】Flachsmarktstrasse 8, D-32825 Blomberg, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】フルヴォイェ バビッチ
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第3089284(EP,A1)
【文献】特開2012-132476(JP,A)
【文献】実開平01-068671(JP,U)
【文献】独国特許出願公開第102013007069(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/40-13/533
H01R35/00-35/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユニットハウジングへの組み付けのための直角電気コネクタ(1)であって、
直角プラグケーシング(2)とフランジベース(3)とを備え、
前記プラグケーシング(2)は、電気プラグコネクタのための接続脚部(4)と前記フランジベース(3)のための接続脚部(5)とを有し、前記フランジベース(3)は、前記ユニットハウジングのための固定フランジ(6)と前記接続脚部(5)のための受容スリーブ(7)とを有し、少なくとも前記受容スリーブ(7)を貫通する前記接続脚部(5)が、開放された端部側の脚部セクション(8)の箇所で前記固定フランジ(6)を越えて突出して、周方向で回転可能に前記フランジベース(3)に固定され、少なくとも1つのリング状シール(10)が前記受容スリーブ(7)と前記接続脚部(5)との間に配置され、リング状シールエレメント(11)の端面が、前記固定フランジ(6)の、前記ユニットハウジングに面する載置面(12)に取り付けられている、直角電気コネクタ(1)において、
前記リング状シールエレメント(11)は、平坦なアキシャルプレスセクション(13)および先細形状のラジアルプレスセクション(14)を有する成形シール(11’)として構成されており、前記アキシャルプレスセクション(13)は、前記固定フランジ(6)と前記ユニットハウジングとの間の封止を生じさせ、前記ラジアルプレスセクション(14)は、前記固定フランジ(6)と前記接続脚部(5)の前記端部側の脚部セクション(8)との間の封止を生じさせる
ことを特徴とする、直角電気コネクタ(1)。
【請求項2】
前記アキシャルプレスセクション(13)は、アキシャル方向で、前記ラジアルプレスセクション(14)よりも大きな高さを有する、請求項1記載の直角電気コネクタ。
【請求項3】
前記ラジアルプレスセクション(14)は、フィン状に構成されており、かつ前記アキシャルプレスセクション(13)からラジアル方向で内側へ延在する周状のシールリップ(17)を有する、請求項1または2記載の直角電気コネクタ。
【請求項4】
前記アキシャルプレスセクション(13)は、ラジアル方向で外側へ突出する少なくとも2つの保持翼(18)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の直角電気コネクタ。
【請求項5】
前記固定フランジ(6)は、前記載置面(12)上に、前記成形シール(11’)を受容するための周状のリング溝(15)を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の直角電気コネクタ。
【請求項6】
前記固定フランジ(6)は、前記載置面(12)上に、前記成形シール(11’)を受容するための周状のリング溝(15)を有し、
前記リング溝(15)は、前記成形シール(11’)の前記保持翼(18)を受容するための側方延長部(19)を有する、
請求項記載の直角電気コネクタ。
【請求項7】
前記成形シール(11’)の前記アキシャルプレスセクション(13)はアキシャル方向で、また前記成形シール(11’)の前記ラジアルプレスセクション(14)はラジアル方向で、前記リング溝(15)を越えて突出している、請求項5または6記載の直角電気コネクタ。
【請求項8】
前記接続脚部(5)の前記端部側の脚部セクション(8)は、周状のリング凹部(16)を有する、請求項記載の直角電気コネクタ。
【請求項9】
少なくとも、前記成形シール(11’)の前記ラジアルプレスセクション(14)の前記シールリップ(17)は、前記接続脚部(5)の前記リング凹部(16)内へ嵌合している、請求項8記載の直角電気コネクタ。
【請求項10】
前記シールリップ(17)は、前記リング凹部(16)の底部(20)に載置されている、請求項9記載の直角電気コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニットハウジングへの組み付けのための直角電気コネクタであって、直角プラグケーシングとフランジベースとを備え、プラグケーシングは、電気プラグコネクタのための接続脚部とフランジベースのための接続脚部とを有し、フランジベースは、ユニットハウジングのための固定フランジと接続脚部のための受容スリーブとを有し、接続脚部が、少なくとも受容スリーブを貫通して、開放された端部側の脚部セクションの箇所で固定フランジを越えて突出しており、かつ周方向で回転可能にフランジベースに固定されており、少なくとも1つのリング状シールが受容スリーブと接続脚部との間に配置されており、リング状シールエレメントの端面が、固定フランジの、ユニットハウジングに面する載置面に取り付けられている、直角電気コネクタに関する。
【0002】
冒頭に言及した形式の直角電気コネクタは、従来技術から多様な構成形態で公知である。例として、刊行物である欧州特許出願公開第3089284号明細書を挙げる。
【0003】
欧州特許出願公開第3089284号明細書には、上位概念記載の直角コネクタが開示されており、当該直角コネクタは、直角プラグケーシングとフランジスリーブとを備え、フランジスリーブは、第1のプラグケーシングセクションの領域においてプラグケーシングを周状に取り囲み、かつ第1のプラグケーシングセクションの長手軸線の方向で作用するアキシャル保持装置により第1のプラグケーシングセクションに固定されており、アキシャル保持装置は、フランジスリーブの内面から第1のプラグケーシングセクションの外面の方向へ延在するラジアルストッパと、相互のアキシャル位置の設定のために第1のプラグケーシングセクションに作用結合している対向軸受とを有している。ここで、アキシャル保持装置は、フランジスリーブの内面と第1のプラグケーシングセクションの外面との間の中間室に配置されてアキシャル方向のばね力を形成するばねエレメントを有しており、対向軸受は、ラッチ装置によって第1のプラグケーシングセクションの外面のラッチ溝に係止された係止リングを有している。中間室にはさらに、フランジスリーブの内面と第1のプラグケーシングセクションの外面との間のリング空隙を封止するシールリング、好適にはОリングが配置されている。また、フランジスリーブは、直角コネクタの後端に、シールのための、後方へ開放された受容溝を有しており、当該受容溝は、ラジアル方向で内側の溝ウェブによって画定されており、当該溝ウェブは、中間室を画定するフランジスリーブの内面とアキシャル方向で面一となるように構成されている。
【0004】
この場合、プラグケーシングおよびフランジスリーブは、通常、金属から製造されている。直角コネクタは、例えば電気モータ用の接続プラグコネクタとして使用され、機関ハウジングにフランジ付けされている。機関ハウジングへの取り付けの際に直角コネクタケーシングが回転した場合に、または機関の動作時の振動によって、金属の塵埃が生じ、これが機関内室に直接に到達して、機関の運転障害を生じさせ、または機関の損傷を引き起こすことがある。このことは、上述した従来技術にとって欠点と見なされる。
【0005】
ここから出発して、本発明の基礎とする課題は、プラグケーシングとフランジスリーブとのオーバラップ領域からの金属の塵埃が機関内室すなわちユニットハウジング内へ侵入することを防止する手段を提案することにある。ここで、当該解決手段は、簡単、低コストかつ摩耗耐性を有するとよい。
【0006】
この課題は、独立請求項1記載の特徴を有する、本発明の直角電気コネクタによって解決される。さらに有利な実施形態は、従属請求項から導出される。
【0007】
したがって、本発明のユニットハウジングへの組み付けのための直角電気コネクタでは、端面側が固定フランジの、ユニットハウジングに面する載置面に取り付けられたリング状シールエレメントが、少なくとも1つの弾性材料から成る成形シールとして製造されており、かつアキシャルプレスセクション(Axialpressabschnitt)およびラジアルプレスセクション(Radialpressabschnitt)を有し、ここで直角コネクタがフランジベースの上方でユニットハウジングに結合される場合、例えばねじ締結される場合、アキシャルプレスセクションが、固定フランジとユニットハウジングとの間の封止を生じさせ、ラジアルプレスセクションが、固定フランジと接続脚部の端部側の脚部セクションとの間の封止を生じさせる。ラジアルプレスセクションは、アキシャルプレスセクションよりも、接続脚部およびフランジベースのアキシャル方向に延在する中心軸線の近くにあり、好適にはこれに直接に接続している。アキシャルプレスセクションおよびラジアルプレスセクションは、それぞれ、成形シールのリング状の部分領域から形成される。当該2つの部分領域は、弾性変形可能な材料から、またはそれぞれ異なる種類の材料から、形成可能である。
【0008】
ここで、直角コネクタは、直角プラグケーシングとフランジベースとを備え、プラグケーシングは、電気プラグコネクタのための接続脚部とフランジベースのための接続脚部とを有し、フランジベースは、ユニットハウジングのための固定フランジと接続脚部のための受容スリーブとを有する。接続脚部には、差込ピンまたは差込ブシュとして構成可能な電気プラグコンタクトを備えた絶縁コンタクト支持体が配置されている。プラグケーシングの接続脚部は、少なくともフランジベースの受容スリーブを貫通し、好適には開放された端部側の脚部セクションの箇所で固定フランジを越えて突出して、周方向で回転可能にフランジベースに固定されており、少なくとも1つのリング状シールが受容スリーブと接続脚部との間に配置されている。
【0009】
好適には、成形シールから形成されるリング状シールエレメントのアキシャルプレスセクションが、成形シールのアキシャル方向で、ラジアルプレスセクションよりも大きな高さを有し、このため、ラジアルプレスセクションよりも撓み性が小さくなるように構成される。好ましくは、ラジアルプレスセクションは、フィン状に構成され、かつアキシャルプレスセクションからラジアル方向で内側へ延在する周状のシールリップを有する。ラジアルプレスセクションは、成形シールのラジアル方向で、成形シールのアキシャル方向でのアキシャルプレスセクションと同等の形状安定性を有する。シールリップは、ラジアルプレスセクションの内縁に配置され、周方向でラジアルプレスセクションに沿って延在する。
【0010】
一実施形態では、固定フランジが、載置面上に、成形シールを受容するための周状のリング溝を有する。本発明の好ましい一実施形態では、成形シールのアキシャルプレスセクションは、ラジアル方向で外側へ突出する少なくとも2つの保持翼を有し、リング溝は、好適には、成形シールの保持翼を受容するための、ラジアル方向に延在する側方延長部を有する。
【0011】
本発明の直角コネクタの有利な変形形態では、プラグケーシングの接続脚部の端部側の脚部セクションが周状のリング凹部(Ringausnehmung)を有し、好適には、少なくとも成形シールのラジアルプレスセクションのシールリップが、接続脚部のリング凹部内へ嵌合し、理想的には、リング凹部の底部に載置される。これにより、フィン状に構成されたラジアルプレスセクションおよび/またはラジアルプレスセクションのシールリップが、受容スリーブの内面とプラグケーシングの接続脚部の外面との間の円筒状の空隙をラジアル方向でもアキシャル方向でも封止するので、ユニットハウジング内への望ましくない塵埃の侵入はもはや起こりえない。
【0012】
端面側が固定フランジの、ユニットハウジングに面する載置面に取り付けられた成形シールは、その位置で、好適には脱離しないように配置される。このために、一方では、軽度のプレスフィットが生じるよう、載置面に設けられた、成形シールを受容するための周状のリング溝が、成形シールの幾何学形状および寸法に適応化されている。他方では、成形シールのリング状のラジアルプレスセクション、特にそのシールリップが、接続脚部のリング凹部に嵌合し、直角コネクタがユニットハウジングに取り付けられるまで、固定フランジからの成形シールの意図しない脱離を防止する。付加的に、任意手段として設けられる、アキシャルプレスセクションに配置される成形シールの保持翼を、成形シールが嵌合しているリング溝の側方延長部に結合させて、成形シールのための付加的な保持部とすることもできる。こうした全ての措置により、固定フランジの載置面からの成形シールの脱離が防止される。
【0013】
本明細書において言及する特徴および特徴組み合わせならびに以下で図の説明において言及するかつ/または図のみに示す特徴および特徴組み合わせは、それぞれ提示した組み合わせのみならず、他の組み合わせにおいてもまたは単独でも使用可能である。本発明の実施には、必ずしも請求項1の全ての特徴を実現する必要はない。また、独立請求項または従属請求項の個々の特徴は、開示する他の特徴または特徴組み合わせによって置換可能である。
【0014】
特許請求の範囲、明細書または図面から得られる、構造の詳細、空間的配置および方法ステップを含む、特徴および/または利点の全体は、単独でも種々の組み合わせにおいても、本発明にとって重要となりうる。図中、同一のまたは同様の要素は同一のまたは同様の参照番号によって表している。
【0015】
以下に、本発明を、図面に示した実施例に即して詳細に説明する。図面には概略的な図示で次のことが示されている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】直角プラグケーシングとフランジベースとを有する本発明の直角電気コネクタの斜視図である。
図2図1の直角コネクタの長手方向断面図である。
図3図2のフランジベースおよびこれに接して配置された成形シールの拡大図である。
図4図3の成形シールの斜視図である。
【0017】
図1には、図示していないユニットハウジングへの組み付けのための直角電気コネクタ1が斜視図で示されており、当該直角電気コネクタ1は、直角プラグケーシング2とフランジベース3とを備え、ここで、プラグケーシング2は、図示していない電気プラグコネクタのための接続脚部4とフランジベース3のための接続脚部5とを有しており、フランジベース3は、ユニットハウジングのための固定フランジ6と接続脚部5のための受容スリーブ7とを有している。プラグケーシング2の接続脚部5は、周方向で回転可能に、フランジベース3に固定されている。
【0018】
図2には、上述した直角コネクタ1が長手方向断面図で示されている。ここから、接続脚部5が受容スリーブ7および固定フランジ6を貫通しており、接続脚部5の開放された端部側の脚部セクション8が固定フランジ6を越えて突出しており、フランジベース3とプラグケーシング2とがリングばね9によって共に保持されていることが見て取れる。受容スリーブ7と接続脚部5との間にはリング状シール10が配置されている。さらに、リング状シールエレメント11の端面が、固定フランジ6の、ユニットハウジングに面する載置面12に取り付けられている。
【0019】
図3には、フランジベース3およびその表面に配置されたシールエレメント11が拡大図で示されている。シールエレメント11は、アキシャルプレスセクション13およびラジアルプレスセクション14を有するリング状の成形シール11’として構成されており、ここで、アキシャルプレスセクション13は固定フランジ6とユニットハウジングとの間の封止を生じさせ、ラジアルプレスセクション14は固定フランジ6と接続脚部5の端部側の脚部セクション8との間の封止を生じさせる。アキシャルプレスセクション13は、アキシャル方向でラジアルプレスセクション14よりも大きな高さを有するように構成されており、ラジアルプレスセクション14は、脚部セクション8へ向かう方向で円錐状に先細となっている。このように、ラジアルプレスセクション14は、フィン状に構成されている。
【0020】
固定フランジ6は、載置面12に、成形シール11’を受容するための周状のリング溝15を有する。成形シール11’では、アキシャルプレスセクション13がアキシャル方向でリング溝15を越えてひいては載置面12を越えて突出しているのに対し、成形シール11’のラジアルプレスセクション14はラジアル方向でリング溝15を越えて突出している。接続脚部5の端部側の脚部セクション8は、周状のリング凹部16を有する。当該リング凹部16内には、成形シール11’のラジアルプレスセクション14が嵌合している。
【0021】
図4には、シールエレメント11または成形シール11’が斜視図で示されている。当該シールエレメント11または成形シール11’はリング状に構成されている。したがって、アキシャルプレスセクション13およびラジアルプレスセクション14もリング状に構成されており、アキシャルプレスセクション13はラジアル方向でラジアルプレスセクション14を取り囲み、ラジアルプレスセクション14に接してかつラジアルプレスセクション14と一体に構成されている。ラジアルプレスセクション14は、ラジアルプレスセクション14からおよびアキシャルプレスセクション13からもラジアル方向で内側へ延在する、周状のシールリップ17を有する。アキシャルプレスセクション13は、ラジアル方向で外側へ突出する2つの保持翼18を有しており、ここでは、リング溝15が、成形シール11’の保持翼18を受容するための2つの側方延長部19を有するように構成されている。シールリップ17は、図3に示しているように、接続脚部5の端部側の脚部セクション8のリング凹部16内へ嵌合しており、かつリング凹部16の底部20に載置されている。
図1
図2
図3
図4