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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-10
(45)【発行日】2022-06-20
(54)【発明の名称】土木用袋体の製造方法
(51)【国際特許分類】
   E02B 3/04 20060101AFI20220613BHJP
   B65D 88/22 20060101ALI20220613BHJP
【FI】
E02B3/04 301
B65D88/22 A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018093421
(22)【出願日】2018-05-15
(65)【公開番号】P2019199706
(43)【公開日】2019-11-21
【審査請求日】2021-03-25
(73)【特許権者】
【識別番号】591224766
【氏名又は名称】ナカダ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】石 川 祐 介
(72)【発明者】
【氏名】関 谷 勇 太
(72)【発明者】
【氏名】佐 藤 正 規
【審査官】亀谷 英樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0230766(US,A1)
【文献】特開2014-088186(JP,A)
【文献】特開2001-348011(JP,A)
【文献】特開平10-252035(JP,A)
【文献】特開平10-018262(JP,A)
【文献】特開2003-342931(JP,A)
【文献】特開2000-318701(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02783992(EP,A1)
【文献】登録実用新案第3195164(JP,U)
【文献】特開2015-232265(JP,A)
【文献】特開2003-074061(JP,A)
【文献】特開2008-274698(JP,A)
【文献】特開平09-151434(JP,A)
【文献】特開2000-192437(JP,A)
【文献】特開2007-315142(JP,A)
【文献】特開2006-315722(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02D 17/00-17/20
E02B 3/04-3/14
B65D 67/00-79/02
B65D 81/18-81/30
B65D 81/38
B65D 85/88
B65D 88/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
砂利石、石材、玉石、割栗石、砕石、栗石、コンクリートガラ等の中詰め材を充填する土木用袋体と、長方形状の吊り枠と、前記中詰め材を案内するガイド部を有する中詰め材投入用ホッパーと、直方形の枠体の二つの脚体を連結体で連結し、中央部に前記土木用袋体を受け入れる空間部が形成されている架台とを備え、
前記土木用袋体の開口部が開いた状態で前記吊り枠に取り付け、
前記土木用袋体を取り付けた状態で前記吊り枠を吊り上げて、前記空間部前記土木用袋体を入れ、前記吊り枠を前記架台に載置して支持し、
支持後、前記中詰め材をガイドする前記中詰め材投入用ホッパーの投入出口が前記土木用袋体の開口部に臨むように前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台に載置し、前記開口部を介して前記中詰め材を前記土木用袋体内に投入し、
投入後、前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台から分離し、
分離後、前記開口部を閉じ、
その後、前記中詰め材が投入された前記土木用袋体を取り付けた前記吊り枠を吊り上げて前記架台から分離し、
前記吊り枠を施工場所、又は、前記施工場所に設置する前の仮置き場に移動し、
移動後、前記吊り枠から前記土木用袋体を分離し、前記中詰め材を充填した前記土木用袋体を製造する
ことを特徴とする土木用袋体の製造方法。
【請求項2】
砂利石、石材、玉石、割栗石、砕石、栗石、コンクリートガラ等の中詰め材を充填する土木用袋体と、長方形状の吊り枠と、前記中詰め材を案内するガイド部を有する中詰め材投入用ホッパーと、直方形の枠体の二つの脚体を連結体で連結し、中央部に前記土木用袋体を受け入れる空間部が形成されている架台とを備え、
前記吊り枠を前記架台に載置して支持し、
支持後、前記土木用袋体の開口部が開いた状態で前記吊り枠に取り付け、前記中詰め材をガイドする前記中詰め材投入用ホッパーの投入出口が前記土木用袋体の開口部に臨むように前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台に載置し、前記開口部を介して前記中詰め材を前記土木用袋体内に投入し、
投入後、前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台から分離し、
分離後、前記開口部を閉じ、
その後、前記中詰め材が投入された前記土木用袋体を取り付けた前記吊り枠を吊り上げて前記架台から分離し、
前記吊り枠を施工場所、又は、前記施工場所に設置する前の仮置き場に移動し、
移動後、前記吊り枠から前記土木用袋体を分離し、前記中詰め材を充填した前記土木用袋体を製造する
ことを特徴とする土木用袋体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土木用袋体の製造方法に係り、特に、土木用袋体を簡易且つ迅速に製造することができる土木用袋体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本件出願人は、先に、砂地等の河川や海岸に付設させる堤体などの構造物の下方から砂等が吸い出されて該構造物が崩壊するのを防止する土木用包装体を出願した(例えば、特許文献1参照)。
これは、特許文献1の図2に示すように、立設した枠体(W)の中に土木用袋(1)を差し入れて固定し、各小部屋(3)内に充填材(4)を投入して、土木用袋体を製造していた。
土木用袋体が小さい場合は、それ程支障を生じない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5035781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、土木用袋体が大きくなると、土木用袋(1)を枠体(W)へ取り付けが困難な上、充填材(4)を充填した土木用袋(1)を枠体(W)からの離脱が難しいという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、上記問題点を考慮してなされた土木用袋体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の土木用袋体の製造方法は、砂利石、石材、玉石、割栗石、砕石、栗石、コンクリートガラ等の中詰め材を充填する土木用袋体と、長方形状の吊り枠と、前記中詰め材を案内するガイド部を有する中詰め材投入用ホッパーと、直方形の枠体の二つの脚体を連結体で連結し、中央部に前記土木用袋体を受け入れる空間部が形成されている架台とを備え、前記土木用袋体の開口部が開いた状態で前記吊り枠に取り付け、前記土木用袋体を取り付けた状態で前記吊り枠を吊り上げて、前記空間部前記土木用袋体を入れ、前記吊り枠を前記架台に載置して支持し、支持後、前記中詰め材をガイドする前記中詰め材投入用ホッパーの投入出口が前記土木用袋体の開口部に臨むように前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台に載置し、前記開口部を介して前記中詰め材を前記土木用袋体内に投入し、投入後、前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台から分離し、分離後、前記開口部を閉じ、その後、前記中詰め材が投入された前記土木用袋体を取り付けた前記吊り枠を吊り上げて前記架台から分離し、前記吊り枠を施工場所、又は、前記施工場所に設置する前の仮置き場に移動し、移動後、前記吊り枠から前記土木用袋体を分離し、前記中詰め材を充填した前記土木用袋体を製造するものである。
【0007】
また、請求項2記載の土木用袋体の製造方法は、砂利石、石材、玉石、割栗石、砕石、栗石、コンクリートガラ等の中詰め材を充填する土木用袋体と、長方形状の吊り枠と、前記中詰め材を案内するガイド部を有する中詰め材投入用ホッパーと、直方形の枠体の二つの脚体を連結体で連結し、中央部に前記土木用袋体を受け入れる空間部が形成されている架台とを備え、前記吊り枠を前記架台に載置して支持し、支持後、前記土木用袋体の開口部が開いた状態で前記吊り枠に取り付け、前記中詰め材をガイドする前記中詰め材投入用ホッパーの投入出口が前記土木用袋体の開口部に臨むように前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台に載置し、前記開口部を介して前記中詰め材を前記土木用袋体内に投入し、
投入後、前記中詰め材投入用ホッパーを前記架台から分離し、分離後、前記開口部を閉じ、その後、前記中詰め材が投入された前記土木用袋体を取り付けた前記吊り枠を吊り上げて前記架台から分離し、前記吊り枠を施工場所、又は、前記施工場所に設置する前の仮置き場に移動し、移動後、前記吊り枠から前記土木用袋体を分離し、前記中詰め材を充填した前記土木用袋体を製造するものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の土木用袋体の製造方法によれば、土木用袋体の開口部が開いた状態で吊り枠に取り付け、前記土木用袋体を取り付けた状態で前記吊り枠を吊り上げて、前記吊り枠を架台に載置して支持したため、土木用袋体を架台に簡易且つ迅速に支持し、開口部を介して中詰め材を土木用袋体内に投入して簡易且つ迅速に土木用袋体を製造することができる。
【0011】
また、請求項2記載の土木用袋体の製造方法によれば、土木用袋体の開口部が開いた状態で吊り枠に取り付け、前記土木用袋体を取り付けた状態で前記吊り枠を吊り上げて、前記吊り枠を架台に載置して支持したため、土木用袋体を架台に支持した吊り枠に簡易且つ迅速に支持し、開口部を介して中詰め材を土木用袋体内に投入して簡易且つ迅速に土木用袋体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の一実施例の土木用袋体の製造装置の概略的構成図である。
図2図2は、図1の土木用袋体に中詰め材が投入される状態を示す概略的図である。
図3図3は、図2の概略的側断面図である。
図4図4(a)は、土木用袋体が吊り枠に取り付けられる前の状態の概略的図であり、図4(b)は、図4(a)の概略的正面図である。
図5図5(a)は、吊り枠に取り付けられた土木用袋体が架台に載置される前の状態の概略的図であり、図5(b)は、図5(a)の概略的正面図である。
図6図6(a)は、吊り枠に取り付けられた土木用袋体が架台に載置された状態の概略的図であり、図6(b)は、図6(a)の概略的正面図である。
図7図7(a)は、中詰め材投入用ホッパーが吊り枠に載置された状態の概略的図であり、図7(b)は、図7(a)の概略的正面図である。
図8図8(a)は、中詰め材が土木用袋体に投入される状態の概略的図であり、図8(b)は、図8(a)の概略的正面図である。
図9図9は、土木用袋体の開口部が閉じられた状態の概略的斜視図である。
図10図10は、吊り枠が架台から分離し、中詰め材充填入りの土木用袋体が取り付けられた吊り枠の移動中の概略的図である。
図11図11は、図10の中詰め材充填入りの土木用袋体が吊り枠から分離し、載置場所へ載置された状態の写真である。
図12図12は、土木用袋体の製造装置の概略的平面図である。
図13図13は、吊り枠に取り付けられた土木用袋体が架台に載置される前の状態の概略的図である。
図14図14は、図13の吊り枠が架台に載置されると共に、中詰め材投入用ホッパーが吊り枠に載置された状態の概略的図である。
図15図15は、図14の土木用袋体に中詰め材が投入される状態の概略的図である。
図16図16は、図15の吊り枠が架台から分離し、中詰め材充填入りの土木用袋体が取り付けられた吊り枠の移動中の概略的図である。
図17図17は、土木用袋体が吊り枠に取り付けられた状態の写真である。
図18図18は、図17の土木用袋体の上方から撮った写真である。
図19図19は、図17の土木用袋体が取り付けられた吊り枠が架台に載置される前の写真である。
図20図20は、図19の土木用袋体が取り付けられた吊り枠が架台に載置された状態の写真である。
図21図21は、図20の吊り枠に中詰め材投入用ホッパーが載置された状態の写真である。
図22図22は、図21の中詰め材投入用ホッパーを介して中詰め材を土木用袋体に投入する状態の写真である。
図23図23は、図21を別の角度から撮った写真である。
図24図24は、土木用袋体の開口部を閉じた状態の写真である。
図25図25は、図21の吊り枠が架台から分離し、中詰め材充填入りの土木用袋体が取り付けられた吊り枠の移動中を撮った写真である。
図26図26は、吊り枠を斜め上方から撮った写真である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施例の土木用袋体の製造方法を図面(図1乃至図26)を参照して説明する。
図1に示すTは土木用袋体の製造装置で、土木用袋体の製造装置Tは、土木用袋体1を着脱自在に取り付ける吊り枠2と、土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を載置して支持する架台3と、吊り枠2に載置して支持されると共に、中詰め材5をガイドする中詰め材投入用ホッパー4とを備え、吊り枠2に取り付けられた土木用袋体1の開口部1A(図5参照)に中詰め材投入用ホッパー4の投入出口4A(図7参照)が臨み、架台3に吊り枠2が、吊り枠2に中詰め材投入用ホッパー4が、それぞれ分離可能に載置されている。
【0016】
吊り枠2は、土木用袋体1を取り付けるもので、例えば、図5及び図26に示すように、長方形状の枠体21が、側部にロープ取付部22が、枠体21の内方に形成された空間部23が、枠体21の下方に架台載置部24が、それぞれ設けられている。
【0017】
架台3は、吊り枠2に取り付けられた土木用袋体1を受け入れるもので、例えば、図1に示すように、直方形の枠体の二つの脚体31、32を連結体33で連結し、中央部に土木用袋体1を受け入れる空間部34が形成されている。
【0018】
中詰め材投入用ホッパー4は、投入された中詰め材5を土木用袋体1に案内するもので、例えば、図1に示すように、ホッパー本体41に取り付けられ、下方に中詰め材5を案内する下り勾配の第1のガイド部42、第1のガイド部42に接続され、中詰め材5を垂下する方向に案内する第2のガイド部43、第1のガイド部42と第2のガイド部43の接続部位の外側の屈曲する部位に設けられた載置部44が設けられている。
【0019】
中詰め材5を充填して製造された土木用袋体1は、例えば、人工リーフの下部、突堤・離岸堤の下部、護岸の根固め工等に使用されるものである。
また、中詰め材5は、例えば、砂利石、石材、玉石、割栗石、砕石、栗石、コンクリートガラ等である。
土木用袋体1の大きさは、例えば、縦 約2.0m、横 約10.0m、高さ 約0.25mの略直方体形状である。
土木用袋体1の材料は、例えば、ポリエステル繊維等である。
【0020】
このように、架台3に吊り枠2が、吊り枠2に中詰め材投入用ホッパー4が、それぞれ分離可能に載置されているため、土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を吊り上げて、吊り枠2を架台3に載置し、載置後、中詰め材投入用ホッパー4を介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入できると共に、投入後、中詰め材5が投入された土木用袋体1を架台3から容易に分離して簡易且つ迅速に土木用袋体1を製造することができる。なお、中詰め材投入用ホッパー4は、必ずしも、必要ではない。
【0021】
次に、土木用袋体の製造方法について、説明する。
先ず、土木用袋体1の上部に設けられた開口部1Aが開いた状態で吊り枠2に取り付ける。取り付けは、例えば、土木用袋体1に取り付けたロープ11をロープ取付部22に取り付ける(図4図5図17及び図18)。ロープ11をロープ取付部22に取り付け、土木用袋体1が垂下した状態においては、開口部1Aは、開放している(図5参照)。
【0022】
土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を吊り上げる(図5図13及び図19)。吊り上げは、例えば、クレーン6により行う。
吊り上げられた吊り枠2は、架台3に載置して支持される(図2図6及び図20)。支持後、開口部1Aを介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入する。投入は、例えば、バックホウ7により行う。
投入後、土木用袋体1内の中詰め材5が所定量に達すると、開口部1Aを閉じる。
開口部1Aの閉じは、例えば、土木用袋体1に取り付けられた口縛りロープ12(図24)により行う。この実施例においては、中詰め材投入用ホッパー4を用いないが、後述するが、望ましくは、中詰め材5を土木用袋体1内に投入する際、中詰め材投入用ホッパー4を用いるのが良い。
【0023】
従って、上述した土木用袋体の製造方法によれば、土木用袋体1の開口部1Aが開いた状態で吊り枠2に取り付け(図18)、土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を吊り上げて、吊り枠2を架台3に載置して支持したため、土木用袋体1を架台3に簡易且つ迅速に載置して支持し、開口部1Aを介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入して簡易且つ迅速に土木用袋体1を製造することができる。
【0024】
次に、中詰め材投入用ホッパー4を用いて、中詰め材5を土木用袋体1内に投入する場合について、説明する。
土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を吊り上げて、吊り枠2を架台3に載置して支持するまでは、上述した実施例と同様であるため、説明を省略する。
吊り枠2を架台3に載置した後、中詰め材5をガイドする中詰め材投入用ホッパー4の投入出口4Aが土木用袋体1の開口部1Aに臨むように中詰め材投入用ホッパー4を架台3に載置して支持する(図7及び図21)。中詰め材投入用ホッパー4の架台3への載置は、例えば、クレーン6により行う。
【0025】
中詰め材投入用ホッパー4を架台3への載置後、中詰め材投入用ホッパー4を介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入する(図2図3図8図15及び図22)。
投入後、土木用袋体1内の中詰め材5が所定量に達すると、中詰め材投入用ホッパー4を架台3から分離する(図10図16)。分離は、例えば、クレーン6により行う。
分離後、開口部1Aを閉じる(図9及び図24)。開口部1Aの閉じは、上述の実施例と同様、例えば、土木用袋体1に取り付けられた口縛りロープ12により行う。
【0026】
開口部1Aを閉じた後、中詰め材5が投入された土木用袋体1を取り付けた吊り枠2を載置場所8(例えば、図8参照)に移動し、移動後、吊り枠2から土木用袋体1を分離する。なお、載置場所8は、施工場所、施工場所に設置する前の仮置き場等である。
【0027】
従って、上述した土木用袋体の製造方法によれば、中詰め材投入用ホッパー4を用いた分、中詰め材5を土木用袋体1に効率良く導くことができ、しかも、中詰め材5が投入された土木用袋体1を架台3から容易に分離して簡易且つ迅速に土木用袋体1を製造することができる。
【0028】
上述した実施例の土木用袋体の製造方法においては、土木用袋体1の開口部1Aが開いた状態で吊り枠2に取り付け、土木用袋体1を取り付けた状態で吊り枠2を吊り上げて、吊り枠2を架台3に載置して支持し、支持後、開口部1Aを介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入するようにしたが、本願発明は、これに限らず、土木用袋体の製造方法においては、吊り枠2を架台3に載置して支持し、支持後、土木用袋体1の開口部1Aが開いた状態で吊り枠2に取り付け、開口部1Aを介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入するようにしても良い。
この土木用袋体の製造方法によれば、土木用袋体1を架台3に支持した吊り枠2に簡易且つ迅速に支持し、開口部1Aを介して中詰め材5を土木用袋体1内に投入して簡易且つ迅速に土木用袋体1を製造することができる。
【符号の説明】
【0029】
T 土木用袋体の製造装置
1 土木用袋体
1A 開口部
2 吊り枠
3 架台
4 中詰め材投入用ホッパー
4A 投入出口
5 中詰め材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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