(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-10
(45)【発行日】2022-06-20
(54)【発明の名称】物品供給方法、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220613BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20220613BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2020210102
(22)【出願日】2020-12-18
【審査請求日】2021-06-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】100079005
【氏名又は名称】宇高 克己
(74)【代理人】
【識別番号】100154405
【氏名又は名称】前島 大吾
(74)【代理人】
【識別番号】100201341
【氏名又は名称】畠山 順一
(72)【発明者】
【氏名】坂本 正喜
(72)【発明者】
【氏名】李 賢秀
【審査官】岡 裕之
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-004557(JP,A)
【文献】特開2019-129854(JP,A)
【文献】特開2020-162646(JP,A)
【文献】特開2002-366852(JP,A)
【文献】特開2014-200264(JP,A)
【文献】特開2019-098112(JP,A)
【文献】「ガシャポンオンライン」が9月1日本格オープン!無料(タダ)で回せるデジタルガシャポン「タダガシャ」に「霜降り明星」が登場! [online],株式会社バンダイ,2020年09月01日,pp.1-4,URL<https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000038376.html>,[検索日:2021年10月22日]
【文献】大出 綾太,ひと味ちがうとことんぷよぷよ,マイコンBASIC Magazine 第13巻 第7号 ,電波新聞社,1994年07月01日,pp.162-163
【文献】話題化集客サービス GACHATTO[online],インターネットアーカイブ,2020年08月11日,pp.1-5,URL<https://web.archive.org/web/20200811123344/https://www.trans.co.jp/campaign-system/gachatto/>,[検索日:2022年2月28日]
【文献】廣澤 龍典 外1名,ブロックチェーンを用いた透明性のある抽選システムの提案と実装,情報処理学会 論文誌(ジャーナル) Vol.61 No.12 ,情報処理学会,2020年12月15日,pp.1859-1870
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の仮想的な第1物品のいずれかを無作為に払い出す仮想的な第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる複数種類の仮想的な第2物品のいずれかを無作為に払い出す仮想的な第2物品供給装置の仮想的な画像とを、端末に表示し、
前記端末において、前記第1物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第1物品供給装置が第1物品を払い出す前記第1物品の払い出し演出を前記端末に表示し、前記第2物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第2物品供給装置が第2物品を払い出す前記第2物品の払い出し演出を前記端末に表示し、
前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで前記端末に表示され、
前記第1物品と前記第2物品とはそれぞれ実物品に対応付けられており、
第1物品を払い出す第1物品供給装置の第1払出口と、第2物品を払い出す第2物品供給装置の第2払出口とは、前記第1物品と前記第2物品とのサイズに応じた異なるサイズで前記端末に表示され
、
前記第1物品の払い出し演出は、前記第1物品供給装置の前記第1払出口から、前記第1物品が前記第1払出口に応じた大きさで払い出される動画の表示を含み、
前記第2物品の払い出し演出は、前記第2物品供給装置の前記第2払出口から、前記第2物品が前記第2払出口に応じた大きさで払い出される動画の表示を含む、
物品供給方法。
【請求項2】
前記第1物品供給装置の画像と前記第2物品供給装置の画像との表示において、ユーザにより選択されたシリーズに対応付けられている前記第1物品供給装置の画像と前記第2物品供給装置の画像とを同一画面にて前記端末に表示する、
請求項1に記載の物品供給方法。
【請求項3】
前記第1払出口は前記第1物品
のサイズに応じた払い出し
演出が可能な縦幅と横幅
とを有し、前記第2の払出口は前記第2物品
のサイズに応じた払い出し
演出が可能な
縦幅と横幅とを有し、
前記第1払出口の縦幅と前記第2払出口の縦幅とは異なり、
前記第1払出口の横幅と前記第2払出口の横幅とは異なる、
請求項1
又は請求項2に記載の物品供給方法。
【請求項4】
前記第1物品供給装置の外観の画像と第2物品供給装置の外観の画像とは、異なる
請求項1
から請求項3のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項5】
前記第1物品供給装置の画像における前記第1払出口の縦幅と、前記第2物品供給装置の画像における前記第2払出口の縦幅とは、同一であって、
前記第1物品供給装置の画像における前記第1払出口の横幅と、前記第2物品供給装置の画像における前記第2払出口の横幅とは、異なる
請求項1
又は請求項2に記載の物品供給方法。
【請求項6】
前記第1物品の画像を、前記第1物品供給装置の画像における第1払出口から払出可能なサイズで表示し、前記第2物品の画像を、前記第2物品供給装置の画像における第2払出口から払出可能なサイズであって、前記第1物品供給装置の画像における第1払出口から払出不可能なサイズで表示する
請求項
5に記載の物品供給方法。
【請求項7】
物品の払い出し演出として、第1物品供給装置又は第2物品提供装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動する動画を前記端末に表示する
請求項1から請求項
6のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項8】
前記第1物品供給装置の画像と第2前記物品提供装置の画像はハンドルの画像をそれぞれ含み、
前記動画は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置の払出口から払い出された物品により前記ハンドルの画像の少なくとも一部が隠れる表示を含む
請求項
7に記載の物品供給方法。
【請求項9】
前記動画は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動するにつれて、前記払い出された物品により隠れるハンドルの画像の範囲が大きくなる表示を含む
請求項
8に記載の物品供給方法。
【請求項10】
前記第1物品又は前記第2物品には複数のレアリティのうちのいずれかが設定されており、
前記払い出し演出は、払い出される前記第1物品又は前記第2物品のレアリティを示す演出を含む
請求項1から請求項
9のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項11】
前記払い出し演出は、レアリティに応じて色付けされた前記第1物品又は前記第2物品を払い出す動画の表示を含む
請求項
10に記載の物品供給方法。
【請求項12】
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置から払い出された複数の物品がランダムに配置された表示から、前記複数の物品が規則的に配列された表示に変化させる演出を含む
請求項1から請求項
11のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項13】
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は前記第2物品供給装置から払い出された前記第1物品又は前記第2物品の裏面画像を表示した後に、前記第1物品又は前記第2物品の表面画像を表示する演出を含む
請求項1から請求項
12のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項14】
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は前記第2物品供給装置から払い出された前記第1物品又は前記第2物品のパッケージから、前記第1物品又は前記第2物品が出現する動画の表示を含む
請求項1から請求項
13のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項15】
物品の供給を1回可能とする第1モードと、物品の供給を複数回に亘って可能とする第2モードとのうち、前記第1モードが選択された場合、前記第1モードに対応する代価の支払いを条件として、前記第1モードに対応する払い出し演出を可能とし、前記第2モードが選択された場合、前記第2モードに対応する代価の支払いを条件として、前記第2モードに対応する払い出し演出を可能とする
請求項1から請求項
14のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項16】
前記第2モードの代価は、前記第1モードの代価よりも高額に設定される
請求項
15に記載の物品供給方法。
【請求項17】
物品には複数のキャラクターのうち、少なくとも一つのキャラクターが設定され、
ユーザに供給される物品は、複数の物品を含むセット物品を含み、
前記セット物品は、単一キャラクターのみからなる複数の物品、又は、複数のキャラクターからなる複数の物品を含む
請求項1から請求項
16のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項18】
払い出し演出が実行された物品に対応する実物品が配送によりユーザに供給される
請求項1から請求項
17のいずれかに記載の物品供給方法。
【請求項19】
端末からの物品提供画面の要求を受信し、複数種類の仮想的な第1物品のいずれかを無作為に払い出す仮想的な第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる複数種類の仮想的な第2物品のいずれかを無作為に払い出す第2物品供給装置の仮想的な画像とを、前記端末に提示可能な提示制御手段と、
前記端末において選択された物品提供装置の選択情報を取得する取得手段と、
前記選択情報が、前記第1物品供給装置が選択されたことを示す場合、前記第1物品供給装置が第1物品を払い出す前記第1物品の払い出し演出を前記端末に提示し、前記第2物品供給装置が選択されたことを示す場合、前記第2物品供給装置が第2物品を払い出す前記第2物品の払い出し演出を前記端末に提示する演出制御手段と、を備え、
前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで前記端末に表示され、
前記第1物品と前記第2物品とはそれぞれ実物品に対応付けられており、
第1物品を払い出す第1物品供給装置の第1払出口と、第2物品を払い出す第2物品供給装置の第2払出口とは、前記第1物品と前記第2物品とのサイズに応じた異なるサイズで前記端末に表示され
、
前記演出制御手段は、第1物品の払い出し演出として、前記第1物品供給装置の前記第1払出口から、前記第1物品が前記第1払出口に応じた大きさで払い出される動画を前記端末に表示させ、前記第2物品の払い出し演出として、前記第2物品供給装置の前記第2払出口から、前記第2物品が前記第2払出口に応じた大きさで払い出される動画を前記端末に表示させる、
情報処理装置。
【請求項20】
コンピュータに、
複数種類の仮想的な第1物品のいずれかを無作為に払い出す仮想的な第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる複数種類の仮想的な第2物品のいずれかを無作為に払い出す仮想的な第2物品供給装置の仮想的な画像とを、表示する第1表示制御手段、
前記第1物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第1物品供給装置が第1物品を払い出す前記第1物品の払い出し演出を表示し、前記第2物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第2物品供給装置が第2物品を払い出す前記第2物品の払い出し演出を表示する第2表示制御手段、として機能させ、
前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで表示され、
前記第1物品と前記第2物品とはそれぞれ実物品に対応付けられており、
第1物品を払い出す第1物品供給装置の第1払出口と、第2物品を払い出す第2物品供給装置の第2払出口とは、前記第1物品と前記第2物品とのサイズに応じた異なるサイズで前記端末に表示され
、
前記第1物品の払い出し演出は、前記第1物品供給装置の前記第1払出口から、前記第1物品が前記第1払出口に応じた大きさで払い出される動画の表示を含み、
前記第2物品の払い出し演出は、前記第2物品供給装置の前記第2払出口から、前記第2物品が前記第2払出口に応じた大きさで払い出される動画の表示を含む、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品供給方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
サーバにより生成される仮想店舗においてボックスやパックに封入されたカードを提示し、ユーザがクライアント装置を使用して仮想店舗において提示されたパッケージを選択すると、パッケージの開封演出が行われるシステムがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インターネットの普及により、ネットワークを介して物品をユーザに供給するシステムが実現されてきている。
本発明の目的は、ユーザの利便性を向上させた物品供給を実現できる物品供給方法、情報処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、第1物品を払い出す第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる第2物品を払い出す第2物品供給装置の画像とを、端末に表示し、前記端末において、前記第1物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第1物品の払い出し演出を前記端末に表示し、前記第2物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第2物品の払い出し演出を前記端末に表示し、前記払い出し演出において、前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで前記端末に表示される物品供給方法である。
【0006】
本発明の一態様は、第1物品を払い出す第1払出口を備える第1物品供給装置の画像と、前記第1物品とサイズが異なる第2物品を払い出す第2払出口を備える第2物品供給装置の画像とを、端末に表示し、前記第1払出口は前記第1物品を払い出し可能な大きさであり、前記第2の払出口は前記第2物品を払い出し可能な大きさである物品供給方法である。
【0007】
本発明の一態様は、端末からの物品提供画面の要求を受信し、第1物品を払い出す第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる第2物品を払い出す第2物品供給装置の画像とを、前記端末に提示可能な提示制御手段と、前記端末において選択された物品提供装置の選択情報を取得する取得手段と、前記選択情報が、前記第1物品供給装置が選択されたことを示す場合、前記第1物品の払い出し演出を前記端末に提示し、前記第2物品供給装置が選択されたことを示す場合、前記第2物品の払い出し演出を前記端末に提示する演出制御手段と、を備え、前記払い出し演出において、前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで前記端末に表示される情報処理装置である。
【0008】
本発明の一態様は、コンピュータに、第1物品を払い出す第1物品供給装置の画像と、前記第1物品と異なる第2物品を払い出す第2物品供給装置の画像とを、表示する第1表示制御手段、前記第1物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第1物品の払い出し演出を表示し、前記第2物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、前記第2物品の払い出し演出を表示する第2表示制御手段、として機能させ、前記払い出し演出において、前記第1物品の画像と前記第2物品の画像とは異なるサイズで表示されるプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザにとっての利便性を向上させた物品供給をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は本発明の第1の実施形態における物品供給システムの概略図である。
【
図2】
図2は端末3の一例であるスマートフォンの装置構成例を示す図である。
【
図3】
図3は同一シリーズに属する異なる物品7の例を示す図である。
【
図4】
図4は物品供給管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5はユーザ情報データD1の一例を示す図である。
【
図6】
図6は物品供給装置データD2の一例を示す図である。
【
図8】
図8は装置選択画面の他の例を示す図である。
【
図9】
図9は装置選択画面の他の例を示す図である。
【
図10】
図10は端末3の機能構成例を示すブロック図である。
【
図11】
図11は本実施の形態の物品供給システムのシーケンス図である。
【
図12】
図12は供給装置提示処理のフローチャート図である。
【
図14】
図14は演出映像供給処理のフローチャート図である。
【
図16】
図16は物品供給装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動する動画を説明する図である。
【
図17】
図17はカードの表面が提示される画面の表示例を示す図である。
【
図18】
図18は払い出された複数の物品の表示例を示す図である。
【
図19】
図19は10枚の物品の提示が完了した表示画面の例である。
【
図20】
図20はパッケージから物品が出現する動画を説明する図である。
【
図22】
図22は本発明の第1の実施形態の変形例1における端末3のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<本発明の第1の実施形態>
[全体構成]
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態における物品供給システムの概略図である。
図1中、1は物品供給管理サーバであり、3はユーザの端末であり、5は倉庫管理装置であり、7は物品である。
【0013】
物品供給管理サーバ1と端末3と倉庫管理装置5とは、通信回線Nに接続可能で、相互に通信可能である。通信回線Nは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含み、通信方法については有線/無線を問わない。
【0014】
物品供給管理サーバ1は、単数又は複数のサーバ装置や記憶装置等を含んで構成されたサーバシステムである。物品供給管理サーバ1は、端末3からの要求に応じて、物品7をユーザに供給するための処理等を行う。
【0015】
端末3は、例えば、パソコン、タブレット型コンピュータ、スマートフォンや、携帯電話機等である。
図2は端末3の一例であるスマートフォンの装置構成例を示す図である。
図2に示すように、端末3は、ディスプレイ31と、ディスプレイ31と一体構成されるタッチ操作パネル32と、内蔵されたスピーカ33とカメラ34とを備える。また、端末3には、図示されていない制御基板、内蔵バッテリー、電源ボタン、音量調節ボタン等が設けられている。
【0016】
制御基板には、CPUやGPU、DSP等の各種マイクロプロセッサ、ASIC、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ、携帯電話基地局と無線通信するための無線通信モジュール等が搭載されている。また、制御基板には、タッチ操作パネル32のドライバ回路といった、いわゆるI/F回路(インターフェース回路)等が搭載されている。これら制御基板に搭載されている各要素は、それぞれがバス回路等を介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。
【0017】
倉庫管理装置5は、物品が保管される倉庫に配置されるコンピュータである。倉庫管理装置5は、倉庫に保管されている物品の在庫状況等を管理し、物品供給管理サーバ1に情報を提供する。また、倉庫管理装置5は、物品供給管理サーバ1から物品の配送指示を受け、ユーザに物品7を配送する手続きを行う。
【0018】
実物品の物品7は、ユーザに供給される物品である。本実施形態では、物品7は、ユーザが金銭的な代価を支払うことにより、ユーザに供給される。物品7は一つの種別(シリーズ)に対応付けられる。種別(シリーズ)は、ある作品(例えば、「XXX物語」)や世界観(例えば、「働く車」)を共通とするものであれば良く、一つの作品又は世界観に、複数の種別(シリーズ)が存在しても良い。例えば、一つの「XXX物語」について、「XXX物語の第1シリーズ」、「XXX物語の第2シリーズ」等である。そして、一つのシリーズには、一つの作品又は世界観の一つ又は複数のキャラクターが存在する。
物品7は、一つの作品、世界観(又はシリーズ)の一つ又は複数のキャラクターが化体した有体物である。例えば、キャラクターが印刷されたカード、キャラクターが印刷されたシール、キャラクターが刻印されたコイン、キャラクターが印刷されたクリアファイル、キャラクターが印刷されたポスター、キャラクターの形状をしたマスコット、キャラクターが刻印されたバッジやキーホルダー等があるが、これらに限定されない。
図3は、同一シリーズに属する異なる物品7の例を示す。
図3の例では、一つの作品、世界観(又はシリーズ)のキャラクター「AAA」が印刷されたカード7Aと、キャラクター「AAA」と同一の作品、世界観(又はシリーズ)のキャラクター「BBB」とが印刷されたシール7Bを示した図である。
図3のカード7Aとシール7Bはいずれも、「シリーズA」に属している。そして、カード7Aは一つのキャラクター「AAA」が化体したカードであり、シール7Bはキャラクター「AAA」とキャラクター「BBB」とが化体したカードである。尚、同一のキャラクターについて、一つのシリーズのみが設定されるわけではなく、同一のキャラクターであっても複数の異なるシリーズとなる場合がある。その結果、同一のキャラクターであっても、異なるシリーズに属する物品となる場合がある。
【0019】
また、同一のシリーズに対応付けられた複数種類の物品7には、種類ごとにレアリティが設定されていてもよい。また、物品7のユーザの提供方法であるが、物品そのものを直接提供するような方法でも良いし、その内容(物品に表示されているキャラクターの文字、図形、図柄等)が外から見えないようにパッケージに封入されていてもよい。パッケージは、袋、箱、パック等の包装体である。更に、パッケージに封入されるのは、物品7単体のみならず、複数の物品7が集合した集合体(セット品)でも良い。
【0020】
本実施形態では、物品供給装置から実物品である物品7を、ユーザに直ちに供給する代わりに、ユーザの端末3上に仮想的な物品供給装置を表示し、その物品供給装置から仮想的な物品7を払い出す演出を行い、実物品である物品7は、後日、ユーザに配送するサービスに適用した場合を説明する。
具体的には、ユーザの端末3からの要求に応じて、物品供給管理サーバ1が、物品7を払い出す物品供給装置の画像を複数含む画面(装置選択画面)を端末3に送信する。端末3は、装置選択画面を表示する。ユーザは、装置選択画面に表示された物品供給装置の画像を見て、購入を希望する物品7の物品供給装置を選択する操作を行う。この選択に応じて、物品供給管理サーバ1は、物品供給装置から物品7が払い出される演出画像を端末3に送信し、端末3は演出画像を表示する。そして、物品供給管理サーバ1は、物品7の配送指示を倉庫管理装置5に送信する。倉庫管理装置5は、配送指示を受けて、実物品である物品7をユーザに配送するための処理を行う。
【0021】
[機能構成]
物品供給管理サーバ1の機能構成について説明する。
図4は物品供給管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
物品供給管理サーバ1は、
図4に示すように、記憶部11と、処理部12と、通信部13と、を備える。
【0022】
記憶部11は、例えばRAMやROM、フラッシュメモリ等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現され、システムプログラムと、機能プログラムとが格納される。システムプログラムは、コンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。機能プログラムは、処理部12を、供給装置提示部110(ユーザ情報管理部111、供給装置提示制御部112、情報取得部113、物品抽選部114、供給処理部115)、演出制御部120として機能させるためのプログラムである。また、記憶部11には、ユーザ情報データD1、物品供給装置データD2が格納されている。
【0023】
ユーザ情報データD1は、本システムによるサービスのユーザ登録を行ったユーザ毎に設けられるデータであり、ユーザの識別情報(ユーザID)、パスワード、住所、氏名、クレジットカード番号、サービス内通貨等の決定方法等のデータを含む。
図5は、ユーザ情報データD1の一例を示す。
【0024】
物品供給装置データD2は、各物品供給装置のデータであり、各物品供給装置の装置ID、各シリーズ情報(シリーズ名、シリーズID)、各物品情報(物品ID、価格)、各物品種類情報(物品種類ID、レアリティ、在庫)等のデータを含む。
図6は、物品供給装置データD2の一例を示す。
図6の例では、装置ID「D001」に対応するシリーズIDは「S001」であり、装置ID「D002」に対応するシリーズIDも「S001」である。つまり、装置ID「D001」の物品供給装置が払い出す物品(物品ID:C01)と、装置ID「D002」の物品供給装置が払い出す物品ID:C02)とは同一シリーズである。
【0025】
処理部12は、記憶部11に格納されるプログラムやデータに基づいて、物品供給管理サーバ1の動作を統括的に制御する。処理部12の機能は、例えば、CPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現できる。この処理部12は、主な機能部として、供給装置提示部110(ユーザ情報管理部111、供給装置提示制御部112、情報取得部113、物品抽選部114、供給処理部115)と、演出制御部120とを備える。
【0026】
ユーザ情報管理部111は、ユーザ情報データD1を用いてユーザの情報を管理する。
【0027】
供給装置提示制御部112は、複数の物品供給装置の画像を含む装置選択画面を端末3に送信する。装置選択画面は、ある物品(第1物品)を払い出す物品供給装置(第1物品供給装置)の画像と、第1物品と異なる物品(第2物品)を払い出す物品供給装置(第2物品供給装置)の画像とを、表示する画面である。第1物品と第2物品とは例えば同一シリーズ(種別)である。装置選択画面では、物品供給装置の画像を、異なるシリーズ(種別)の物品供給装置と区別できる態様で表示してもよい。
図7は、装置選択画面の例を示す。
図7に例示されるように、同一シリーズの物品を払い出す物品供給装置を枠で囲む表示態様により、異なるシリーズの物品供給装置と区別可能としてもよい。装置選択画面の他の例を
図8に示す。
図8の例では、シリーズ名が記載されたボタンを表示する画面(a)を表示し、いずれかのシリーズのボタンが選択されると、選択されたシリーズの2つの物品供給装置の画像を含む画面(b)を表示し、物品供給装置の選択を受け付ける。尚、表示する同一シリーズの物品供給装置の数は二つに限定されず、それ以上の数でも良い。
【0028】
装置選択画面において、画像により表示される1つの物品供給装置60は、物品表示部61と、払出口62と、ハンドル63と、を備えている。物品表示部61には、物品が属するシリーズ名、物品の説明、物品の画像や図柄、物品に設定されているキャラクターの画像や図柄等が表示される。異なる物品を払い出す物品供給装置60の画像における払出口62の画像のサイズは異なっている。例えば、異なる物品を払い出す物品供給装置60の画像における払出口62は、縦幅は同一であって、横幅が異なっていてもよく、縦幅と横幅の双方が異なっていてもよい。そして、払出口62の画像のサイズは、それぞれの物品供給装置60が払い出す物品7の画像のサイズに合致したものであることが好ましい。すなわち、物品7のサイズが大きければ、払出口62の画像のサイズは大きいものとなり、物品7のサイズが小さければ、払出口62の画像のサイズは小さいものとなる。
なお、装置選択画面では、例えば
図9に示すように、異なるサイズの物品を払い出す物品供給装置の画像が複数表示されていればよく、物品供給装置の画像を、異なるシリーズの他の物品供給装置と区別可能にする表示は行わなくてもよい。
【0029】
情報取得部113は、装置選択画面でユーザが選択した物品提供装置の情報、購入モード(1回分の購入か、複数回分の購入か)等の情報をユーザの端末3から取得する。
【0030】
物品抽選部114は、ユーザが選択した物品供給装置により供給される物品が複数種類の物品を含む場合には、ユーザに供給する物品を抽選して決定する。抽選の方法には例えば次のような方法があるが、これに限定されない。
1回抽選する場合、例えば連続する整数を、抽選毎に物品供給装置に対応する物品の在庫のそれぞれに割り当てて、割り当てた整数からなる範囲から1つの整数をランダムに抽出し、抽出した数値に対応する物品に決定する抽選方法を用いてもよい。例えば、2つの物品種類A、Bがあり、物品種類Aの物品が30個、物品種類Bの物品が20個の在庫がある場合、物品種類Aの物品に1~30までの整数を割り振り、物品種類Bの物品に31~50までの整数を割り振る。そして、1から50までの範囲から1つの整数をランダムに抽出し、抽出した整数に対応する物品種類の物品に決定する。また、物品種類毎にレアリティが設定されていて、レアリティが高いほど選出される確率を低くする場合には、レアリティが高い種類の在庫を、レアリティが低い種類の在庫よりも少なくすればよい。
複数回連続して抽選する場合、従前の抽選で抽出された整数を除いた範囲から(例えば、1から50のうち、従前の抽選で5と14が選出された場合、5と14を除く1から50まで)、1つの整数をランダムに抽出する。
【0031】
供給処理部115は、物品の決済処理を行い、決済処理が完了した後、物品供給装置データD2の在庫の更新を行い、物品抽選部114により決定された物品の情報(物品ID、物品種類ID、物品種類毎の購入数等)と、ユーザ情報データD1から取得した配送先の情報(住所、氏名等)と、を倉庫管理装置5に送信する。
【0032】
演出制御部120は、ユーザが購入した物品を提示する演出映像を端末3に送信する。この演出映像については後述する。
通信部13は、通信回線Nと接続して通信を実現する。
【0033】
次に、端末3の構成について説明する。
図10は端末3の機能構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、端末3は、操作入力部301と、処理部302と、画像表示部303と、音出力部304と、通信部305と、記憶部306とを備える。
【0034】
操作入力部301は、ユーザの各種操作を入力するためのものであり、操作入力に応じた操作入力信号を処理部303に出力する。操作入力部301の機能は、例えば、タッチ操作パッド、ホームボタン、ボタンスイッチや、ジョイスティック、トラックボールといった直接ユーザが指で操作する素子はもちろん、加速度センサや角速度センサ、傾斜センサ、地磁気センサといった、運動や姿勢を検知する素子等によっても実現できる。
図2では、タッチ操作パネル32がこれに該当する。
【0035】
処理部302は、記憶部306に格納されるプログラムやデータ、操作入力部301からの操作入力信号等に基づいて端末3の動作を統括的に制御する。処理部302の機能は、例えば、CPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現できる。この処理部303は、主な機能部として、演算部51と、画像生成部52と、音生成部53と、通信制御部54とを備える。
【0036】
演算部51は、物品7の購入を行うための種々の処理を実行し、画像生成部52と、音生成部53と、通信制御部54とに出力する。演算部51は、表示制御部510を含む。
【0037】
表示制御部510は、物品供給管理サーバ1から提供される情報と、ユーザの操作情報とを用いて、装置選択画面の表示、ユーザにより選択された物品供給装置の選択情報の送信、物品を提示する演出映像の表示等の処理を行う。
【0038】
尚、本実施形態の物品供給システムによるサービスはブラウザベースで行われ、表示制御部510の機能は、搭載されているWebブラウザで実現される。
【0039】
画像生成部52は、演算部51の処理結果に基づいて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画像を生成し、生成した画像信号を画像表示部303に出力する。画像生成部52の機能は、例えば、GPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデック等のプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ、テクスチャデータの展開用に使用されるICメモリ等によって実現できる。
【0040】
音生成部53は、演算部51の処理結果に基づいて効果音、各種操作音等の音信号を生成し、音出力部304に出力する。音生成部53の機能は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)や音声合成IC等のプロセッサ、音声ファイルを再生可能なオーディオコーデック等によって実現できる。
通信制御部54は、物品供給管理サーバ1等とのデータ通信のための通信接続及びデータ処理を行う。
【0041】
画像表示部303は、画像生成部52から入力される画像信号に基づいて画面を表示する。画像表示部303の機能は、例えば、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった表示装置によって実現できる。
図2では、画像表示部303は、ディスプレイ31に該当する。
【0042】
音出力部304は、音生成部53から入力される音信号に基づいて効果音等を音出力するためのものである。
図2では、音出力部304は、スピーカ33に該当する。
【0043】
通信部305は、通信回線Nと接続して通信を実現する。通信部305の機能は、例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現できる。
【0044】
記憶部306には、端末3を動作させ、端末3が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め記憶され、或いは処理の都度一時的に記憶される。記憶部306は、例えばRAMやROM、フラッシュメモリ等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。具体的には、記憶部306には、システムプログラムと、物品5を購入するための処理を制御する制御プログラムとが格納される。システムプログラムは、端末3のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。制御プログラムは、処理部303の演算部51として機能させるためのプログラムである。
【0045】
[動作の説明]
本発明の実施の形態の物品供給システムの動作を説明する。
図11は、本実施形態の物品供給システムのシーケンス図である。
まず、端末3はユーザの操作に応じて、物品の販売ページのリクエストを送信する(Step1)。物品供給管理サーバ1の供給装置提示制御部112は、端末3からの物品の販売ページのリクエストに応答して、装置選択画面を端末3に送信する供給装置提示処理を行う(Step2)。
【0046】
供給装置提示処理の詳細を
図12のフローチャートを用いて説明する。
供給装置提示制御部112は、物品供給装置データD2において、在庫に0の値が設定されている物品供給装置のデータを検索する(Step101)。本処理では、物品の種類が複数ある物品供給装置のデータについては、全ての種類の在庫が0の値であれば、「在庫に0の値が設定されている物品供給装置のデータ」に該当するとして取り扱う。全データを検索した結果、在庫が0の値であるデータが無い場合(Step102:Yes)、供給装置提示制御部112は、装置選択画面(例えば
図7)のデータを記憶部11から取得して、端末3に送信する(Step103)。また、在庫が0の値のデータが有る場合(Step102:No)、供給装置提示制御部112は、値が0の在庫データに対応する装置IDを物品供給装置データD2から取得する(Step104)。そして、記憶部11から取得した装置選択画面のデータを用いて、Step104で取得した装置IDに対応する物品供給装置の画像については装置選択画面で選択不可能に設定し(Step105)、設定後の装置選択画面を端末3に送信する(Step106)。Step105で設定された装置選択画面では、該当する物品供給装置の物品の在庫が無いことも表示してもよい。例えば、物品供給装置の画像をグレー表示にしてもよく、また、物品供給装置の画像に「売り切れ」の文字を重ねて表示してもよい。
ここまで、供給装置提示処理について説明した。
【0047】
図11のシーケンス図に戻って説明を続ける。
端末3は、物品供給管理サーバ1から受信した装置選択画面(例えば
図7)を表示する(Step3)。装置選択画面では、各物品供給装置の画像と、物品供給装置の装置IDが関連付けられている。ユーザは、装置選択画面の所望の物品供給装置の画像をタッチ操作することにより、当該物品供給装置を選択できる。ここでは、ユーザが装置選択画面の左上に表示されている、「シリーズA」の「カード」を払い出す物品供給装置(装置ID:D001)を選択したこととする。端末3は、ユーザにより選択された物品供給装置を示す選択情報(装置ID:D001)を物品供給管理サーバ1に送信する(Step4)。
【0048】
端末3から選択情報を受信すると、物品供給管理サーバ1の情報取得部113は、購入モード(第1モード又は第2モード)を選択するための購入モード選択画面を端末3に送信する購入モード選択画面送信処理を行う(Step5)。購入モード選択画面の例を
図13に示す。
図13の例では、購入モード選択画面は、「1回購入」ボタン(第1モードに対応)と「10回連続購入」ボタン(第2モードに対応)とが表示される。Step5の購入モード選択画面送信処理では、情報取得部113は、物品供給装置データD2を参照して、ユーザに選択された物品供給装置の在庫が10以上あるかを判定し(複数の種類が設定されている場合には、各種類の在庫の合計値が10以上あるかを判定する)、在庫が10以上である場合には、第1モード(1回購入)と第2モード(10回連続購入)との双方が選択できる購入モード選択画面を送信し、在庫が10未満である場合には、第1モード(1回購入)は選択可能であり、第2モード(10回連続購入)は選択不可能な購入モード選択画面を送信する。
端末3は、受信した購入モードの購入モード選択画面を表示する(Step6)。ここでは、ユーザが「1回連続購入」ボタンを選択したこととする。端末3は、ユーザにより選択された購入モード(ここでは、第1モード)を示す購入モード情報を物品供給管理サーバ1に送信する(Step7)。
【0049】
端末3から購入モード情報を受信すると、物品供給管理サーバ1のユーザ情報管理部111は、ログイン画面を端末3に送信する(Step8)。
端末3は、受信したログイン画面を表示する(Step9)。ユーザは、予め登録してあるユーザIDとパスワードを入力する。端末3は、ユーザにより入力されたユーザIDとパスワードを物品供給管理サーバ1に送信する(Step10)。
【0050】
端末3からユーザIDとパスワードを受信すると、物品供給管理サーバ1のユーザ情報管理部111は、記憶部11のユーザ情報データD1を用いて、ユーザIDとパスワードの照合を行う(Step11)。ユーザIDとパスワードが照合されると、ユーザ情報管理部111は、予め登録されている決済方法により物品の代金の決済処理を行う(Step12)。購入金額の算出では、受信した購入モード情報が1回購入(第1モード)を示す場合には、物品の価格を購入金額とする。購入モードが10回連続購入(第2モード)を示す場合には、物品の単価に10を掛けた金額を購入金額とする。このため、第2モードの価格の方が第1モードの代価よりも高額となる。尚、第2モードを選択した場合、物品の単価に、払い出す物品数を乗算した代価よりも低く設定するようにしても良い。
【0051】
決済完了後、物品供給管理サーバ1の物品抽選部114は、物品供給装置データD2を用いて、ユーザに供給する物品を抽選処理により決定する(Step13)。
図6の物品供給装置データD2では、ユーザが選択した装置ID(D001)に対応する物品ID:C01の物品には、物品種類ID:C01a、C01b、C01cの3種類の物品があるので、ここでは、これら3種類の物品から1個の物品を抽選により選出する。ここでは、物品種類IDが「C01a」の物品が選出されたこととする。
【0052】
物品の抽選が完了すると、物品供給管理サーバ1の演出制御部120は、物品の払い出し演出に関する演出映像を端末3に送信する演出映像提供給処理を行う(Step14)。端末3は、物品供給管理サーバ1から演出映像を受信して表示する(Step15)。
【0053】
ここで、物品供給管理サーバ1による演出映像提供給処理の詳細を
図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、演出制御部120は、演出開始画面を端末3に送信する(Step201)。端末3は、演出開始画面を受信して表示する。
図15は、演出開始画面の例である。演出開始画面及び演出映像には、選択された物品供給装置の画像が用いられる。演出開始画面の物品供給装置の画像におけるハンドルがタッチ操作されると、通知が端末3から物品供給管理サーバ1に送信される。演出制御部120は、端末3からの通知を受けると(Step202:Yes)、ユーザにより選択された購入モードに応じて、物品供給装置から物品が払い出される演出映像を端末3に送信する。
【0054】
購入モードが第1モード(1回分)の場合(Step203:第1モード)について説明する。演出制御部120は、物品供給装置の払出口から物品が払い出される動画を1回分、端末3に送信する(Step204)。端末3は、動画を受信して表示する。物品が払出口から払い出される動画は、例えば、物品供給装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動する動画を含む(
図16)。物品を払い出す動画では、物品の内容が見えないような態様で表示する(例えば、表面にキャラクター等の画像や図柄が表示される物品の場合、その裏面の画像を表示する等)。物品供給装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動するにつれて、払出口から払い出された物品によりハンドルの画像の一部が隠れていき、物品により隠れるハンドルの画像の範囲が徐々に大きくなるように表示される動画であってもよい。また、物品にレアリティが設定されている場合には、レアリティに応じた演出を付してもよい。例えば、レアリティに応じて色付けされた物品が払い出されるようにしてもよい。また、レアリティに応じて、物品の背面デザインを変えてもよい。
【0055】
Step204で送信した第1モード(1回分)の払い出し演出が終わると、演出制御部120は、物品の内容を提示する動画を、端末3に送信する(Step205)。端末3は、動画を受信して表示する。例えば、物品がカードの場合、裏面が表示されていたカードが裏返り、カードの表面が提示される動画であってもよい(
図17)。
【0056】
また、購入モードが第2モード(10回分)の場合(Step203:第2モード)、演出制御部120は、物品供給装置の払出口から物品が払い出される動画を10回分、端末3に送信する(Step206)。端末3は、動画を受信して表示する。Step206で送信した第2モード(10回分)の払い出し演出が終わると、演出制御部120は、物品の内容を提示する動画を10回分、端末3に送信する(Step207)。端末3は、動画を受信して表示する。動画は、10回分の物品が払い出された後で、払い出された複数の物品がランダムに配置された画像を表示した後、複数の物品が規則的に配列された画像に変化させる演出を含んでもよい(
図18)。この場合、複数の物品が規則的に配列された画像が表示された後、1枚ずつ物品の内容が提示されてもよい。
図19は10枚の物品の提示が完了した表示画面の例である。尚、上述の例では、物品供給装置の払出口から物品が払い出される動画を10回分、端末3に送信しているが、1回分の動画とそれを10回繰り返す命令とを送信するようにしても良い。また、上述の例では、第2モード(10回分)を選択した場合、同様な動画の演出が10回繰り返されることとなるが、これらの演出をスキップするスキップボタンを設け、スキップボタンが選択された場合には、それ以降の動画による演出をスキップするようにしても良い。
ここまで、演出映像提供給処理について説明した。
【0057】
図11のシーケンス図に戻って説明を続ける。
物品供給管理サーバ1の供給処理部115は、物品抽選部114による抽選処理の結果を用いて、物品供給装置データD2における該当物品の在庫を更新する(Step21)。ここでは、物品供給装置データD2において、装置ID「D001」と物品ID「C01」に対応する、物品種類ID「C01a」の在庫の値から1を減算する。そして、供給処理部115は、抽選処理により決定された物品を示す情報(ここでは、装置ID:D001、物品ID:C01、物品種類ID:「C01a」が1個)と、ユーザ情報データD1から取得した配送先の情報(住所、氏名等)とを含む配送指示を倉庫管理装置5に送信する(Step22)。
【0058】
倉庫管理装置5は、配送指示を受信し、物品種類IDに対応する物品を、配送先の住所に配送する手続きを行う(Step23)。これにより、物品は配送先の住所に配送され、ユーザはそれを受け取る。
【0059】
また、物品がパッケージに封入されている物品の場合には、映像演出においても、パッケージ画像が物品供給装置の払出口から払い出される動画を表示してもよい。そして、物品の内容が提示される動画では、パッケージから物品が出現する動画を表示してもよい(
図20)。そして、パッケージから出現した物品の内容が提示される動画を表示してもよい。パッケージから物品が出現するときに表面が露出するようにしてもよく、裏面の状態でパッケージから出現し、その後、裏返ることにより表面を表示するようにしてもよい。
【0060】
図21に装置選択画面の他の例を示す。
図21は、物品がカードである物品供給装置の画像と、物品がキーホルダーである物品供給装置の画像と、を含む装置選択画面の例を示す。上記説明の
図8等の例では、提示された物品供給装置の払出口の縦幅は同一であって、横幅が異なっているが、
図21では、提示された物品供給装置の払出口の縦幅と横幅の双方が異なっている。ユーザは、画面に表示された物品供給装置の払出口の大きさから、所望の物品の物品供給装置を直ぐに選ぶことができる。
【0061】
本実施形態によれば、実際の店舗などに出向かなくても、店舗などに設置される物品供給装置と同様に、ネットワークを介して、同一シリーズの物品をユーザに供給することができるため、ユーザの利便性が向上する。物品を購入すると、物品の払い出しの演出映像や、物品の内容を提示する演出映像がユーザの端末に表示されるため、ユーザの興趣性が向上する。
また、上述の例のように、一つのシリーズに対応して、二種類以上の物品を、ユーザに提供する場合、二種類以上の物品はそれぞれ内容が異なり、結果としてその物品のサイズが異なる場合が多い。しかし、表示される物品供給装置の画像が同一であると、どちらの物品供給装置がどの物品に対応しているのか、ユーザは、直観的に理解することが難しい。そこで、本実施の形態では、異なる物品を仮想的に払い出すそれぞれの物品供給装置の払出口のサイズを、対応する物品のサイズに合わせた大きさにすることにより、ユーザは払い出される物品の大きさを直観的に理解することができ、結果として、ユーザが所望する物品供給装置を迷うことなく選択することができる。
【0062】
また、物品が、複数の物品が集合した集合体(セット品)である場合の物品(セット品)の選出処理には次のような処理が考えられるがこれに限定されない。
(1)1つのセット品を構成する物品の組み合わせが予め定められており、その組み合わせが複数種類あるものについては、上述した抽選処理により、いずれかの種類のセットを選出する。例えば、物品a1と物品a2と物品a3を含むセット品A、物品b1と物品b2と物品b3を含むセット品B、物品c1と物品c2と物品c3を含むセット品C、・・・)から1つのセット品を選出する。
(2)例えば、複数種類ある物品から選出された所定数の物品から構成されるセット品の場合、複数種類ある物品から1つランダムに選出し、残りの物品から更に物品を選出するようにして、セット内の物品が重複しないようにする。
【0063】
また、上記説明では、装置選択画面において物品供給装置の選択をした後に、購入モード選択画面において購入モード(第1モード又は第2モード)の選択をするようにしているが、これに限定されず、購入モード選択画面で購入モードを選択した後に、装置選択画面において物品供給装置の選択をするようにしてもよい。この場合、物品供給管理サーバ1は、選択された購入モードが第1モード(1回購入)の場合には、在庫が0の物品供給装置を選択不可能に設定した装置選択画面を端末3に送信し、選択された購入モードが第2モード(例えば10回連続購入)の場合には、在庫が所定数未満(例えば10未満)の物品供給装置を選択不可能に設定した装置選択画面を端末3に送信するようにしてもよい。
【0064】
<第1の実施形態の変形例1>
第1の実施形態に係る物品供給システムはウェブベースのシステムとしたが、端末3にインストールされた特別なアプリケーションをベースとするシステムとして構成してもよい。
【0065】
図22は、本発明の第1の実施形態の変形例1における端末3のブロック図である。
端末3の演算部51は、装置表示制御部511と、演出表示制御部512と、を備える。
【0066】
装置表示制御部511は、複数の物品供給装置の画像を含む装置選択画面を記憶部306から読み出して画像生成部52に出力して表示させる。装置選択画面は、第1実施形態と同様の画面(
図7)である。また、装置表示制御部511は、装置選択画面を表示する前に、物品供給管理サーバ1に、品切れ等により選択不可能な物品供給装置を示す販売不可能情報を要求して取得する。物品供給管理サーバ1側では、販売不可能情報の要求に応じて、物品供給装置データD2において、例えば、在庫に0の値が設定されている物品供給装置のデータを検索して、要求元の端末3に送信する。端末3の装置表示制御部511は、販売不可能情報が示す物品供給装置があれば、その物品供給装置を選択不可能に設定して、装置選択画面を表示する。この場合、該当する物品供給装置の物品の在庫が無いことも表示してもよい。例えば、物品供給装置の画像をグレー表示にしてもよく、また、物品供給装置の画像に「売り切れ」の文字を重ねて表示してもよい。
【0067】
装置表示制御部511は、装置選択画面において、ユーザによる装置の選択を受け付けると、選択された物品供給装置の在庫を物品供給管理サーバ1から取得し、取得した在庫に基づいて、購入モード選択画面を記憶部306から取得して表示する。具体的には、取得した在庫数が10未満である場合には、購入モード選択画面における第2モード(10回連続購入)ボタンを選択不可能にして表示する。購入モードの選択を受け付けると、装置表示制御部511は、物品供給管理サーバ1にログイン要求を送信し、物品供給管理サーバ1によるユーザ認証を受ける。ユーザ認証が完了すると、物品供給管理サーバ1から決済実行の確認画面を受信して、表示する。決済確認画面には、例えば、決済額、決済方法等が表示され、実行ボタンを含む。ユーザにより実行ボタンがタッチされると、端末3は、これを物品供給管理サーバ1に通知する。物品供給管理サーバ1では、決済処理が実行される。決済完了後、物品供給管理サーバ1は、物品の抽選処理を実行し、抽選結果を端末3に送信する。
【0068】
端末3の演出表示制御部512は、物品供給管理サーバ1から抽選結果を受信すると、物品の払い出しに関する演出映像を表示する演出映像表示処理を行う。演出映像表示処理では、選択された物品供給装置の画像を含む演出開始画面を記憶部306から取得して表示する。演出開始画面のハンドルがタッチ操作されると、購入モード(第1モード又は第2モード)に応じた演出映像を記憶部306から取得して表示する。物品にレアリティが設定されている場合には、レアリティに応じた演出を付加する。払い出し演出が終わると、演出表示制御部512は、物品の内容を提示する動画を表示する。
物品供給管理サーバ1では、物品抽選部114による抽選処理の結果を用いて、物品供給装置データD2における該当物品の在庫を更新する。そして抽選処理により決定された物品を示す情報と、ユーザ情報データD1から取得した配送先の情報(住所、氏名等)とを含む配送指示を倉庫管理装置5に送信する。倉庫管理装置5は、配送指示を受信し、物品種類IDに対応する物品を、配送先の住所に配送する手続きを行う。
【0069】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することができる。
【0070】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0071】
(付記1)
第1物品を払い出す第1払出口を備える第1物品供給装置の画像と、前記第1物品とサイズが異なる第2物品を払い出す第2払出口を備える第2物品供給装置の画像とを、端末に表示し、
前記第1払出口は前記第1物品を払い出し可能な大きさであり、前記第2の払出口は前記第2物品を払い出し可能な大きさである
物品供給方法。
【0072】
(付記2)
前記第1物品供給装置の外観の画像と第2物品供給装置の外観の画像とは、異なる
付記1の物品供給方法。
【0073】
(付記3)
前記第1物品供給装置の画像は、第1払出口の画像を含み、
前記第2物品供給装置の画像は、前記第1物品供給装置の画像における第1払出口とはサイズが異なる第2払出口の画像を含む
付記2に記載の物品供給方法。
【0074】
(付記4)
前記第1物品供給装置の画像における前記第1払出口の縦幅と、前記第2物品供給装置の画像における前記第2払出口の縦幅とは、同一であって、
前記第1物品供給装置の画像における前記第1払出口の横幅と、前記第2物品供給装置の画像における前記第2払出口の横幅とは、異なる
付記3に記載の物品供給方法。
【0075】
(付記5)
前記第1物品の画像を、前記第1物品供給装置の画像における第1払出口から払出可能なサイズで表示し、前記第2物品の画像を、前記第2物品供給装置の画像における第2払出口から払出可能なサイズであって、前記第1物品供給装置の画像における第1払出口から払出不可能なサイズで表示する
付記4に記載の物品供給方法。
【0076】
(付記6)
物品の払い出し演出として、第1物品供給装置又は第2物品提供装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動する動画を前記端末に表示する
付記1から付記5のいずれかに記載の物品供給方法。
【0077】
(付記7)
前記第1物品供給装置の画像と第2前記物品提供装置の画像はハンドルの画像をそれぞれ含み、
前記動画は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置の払出口から払い出された物品により前記ハンドルの画像の少なくとも一部が隠れる表示を含む
付記6に記載の物品供給方法。
【0078】
(付記8)
前記動画は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置の払出口から払い出された物品が手前方向に移動するにつれて、前記払い出された物品により隠れるハンドルの画像の範囲が大きくなる表示を含む
付記7に記載の物品供給方法。
【0079】
(付記9)
前記第1物品又は前記第2物品には複数のレアリティのうちのいずれかが設定されており、
前記払い出し演出は、払い出される前記第1物品又は前記第2物品のレアリティを示す演出を含む
付記1から付記8のいずれかに記載の物品供給方法。
【0080】
(付記10)
前記払い出し演出は、レアリティに応じて色付けされた前記第1物品又は前記第2物品を払い出す動画の表示を含む
付記9に記載の物品供給方法。
【0081】
(付記11)
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は第2物品供給装置から払い出された複数の物品がランダムに配置された表示から、前記複数の物品が規則的に配列された表示に変化させる演出を含む
付記1から付記10のいずれかに記載の物品供給方法。
【0082】
(付記12)
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は前記第2物品供給装置から払い出された前記第1物品又は前記第2物品の裏面画像を表示した後に、前記第1物品又は前記第2物品の表面画像を表示する演出を含む
付記1から付記11のいずれかに記載の物品供給方法。
【0083】
(付記13)
前記払い出し演出は、前記第1物品供給装置又は前記第2物品供給装置から払い出された前記第1物品又は前記第2物品のパッケージから、前記第1物品又は前記第2物品が出現する動画の表示を含む
付記1から付記12のいずれかに記載の物品供給方法。
【0084】
(付記14)
物品の供給を1回可能とする第1モードと、物品の供給を複数回に亘って可能とする第2モードとのうち、前記第1モードが選択された場合、前記第1モードに対応する代価の支払いを条件として、前記第1モードに対応する払い出し演出を可能とし、前記第2モードが選択された場合、前記第2モードに対応する代価の支払いを条件として、前記第2モードに対応する払い出し演出を可能とする
付記1から付記13のいずれかに記載の物品供給方法。
【0085】
(付記15)
前記第2モードの代価は、前記第1モードの代価よりも高額に設定される
付記14に記載の物品供給方法。
【0086】
(付記16)
物品には複数のキャラクターのうち、少なくとも一つのキャラクターが設定され、
ユーザに供給される物品は、複数の物品を含むセット物品を含み、
前記セット物品は、単一キャラクターのみからなる複数の物品、又は、複数のキャラクターからなる複数の物品を含む
付記1から付記15のいずれかに記載の物品供給方法。
【0087】
(付記17)
払い出し演出が実行された物品に対応する実物品が配送によりユーザに供給される
付記1から付記16のいずれかに記載の物品供給方法。
【0088】
(付記18)
前記第1物品供給装置の画像は、一つの種別に対応付けられた第1物品を払い出す第1払出口の画像を備え、
前記第2物品供給装置の画像は、前記一つの種別に対応付けられ、前記第1物品とサイズが異なる第2物品を払い出す第2払出口の画像を備え、
前記第1物品供給装置の画像と前記第2物品供給装置の画像とを、グループ化して、端末に表示する
付記1から付記17のいずれかに記載の物品供給方法。
【符号の説明】
【0089】
1 物品提供管理サーバ
3 端末
5 装置管理装置
7 物品
【要約】
【課題】ユーザにとっての利便性を向上させた物品の供給を行う。
【解決手段】物品供給方法は、第1物品を払い出す第1物品供給装置の画像と、第1物品と異なる第2物品を払い出す第2物品供給装置の画像とを、端末に表示し、端末において、第1物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、第1物品の払い出し演出を端末に表示し、第2物品供給装置を選択する操作が行われたことを条件として、第2物品の払い出し演出を端末に表示する。払い出し演出において、第1物品の画像と第2物品の画像とは異なるサイズで端末に表示される。
【選択図】
図1