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特許7087897印刷制御装置、プログラム及び印刷システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-13
(45)【発行日】2022-06-21
(54)【発明の名称】印刷制御装置、プログラム及び印刷システム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20220614BHJP
   B65H 7/06 20060101ALI20220614BHJP
   G03G 15/22 20060101ALI20220614BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20220614BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
B41J29/38 301
B41J29/38 302
B65H7/06
G03G15/22 103C
G03G21/00 380
G03G21/00 386
G03G21/00 500
G06F3/12 305
G06F3/12 353
G06F3/12 394
G06F3/12 355
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2018186740
(22)【出願日】2018-10-01
(65)【公開番号】P2020055201
(43)【公開日】2020-04-09
【審査請求日】2021-09-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】特許業務法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市島 慎吾
(72)【発明者】
【氏名】駒沢 寿夫
(72)【発明者】
【氏名】加藤 秀夫
【審査官】牧島 元
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-161374(JP,A)
【文献】特開2012-223973(JP,A)
【文献】特開2013-175880(JP,A)
【文献】特開2018-086800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/38
G06F 3/12
B65H 7/06
G03G 15/22
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の媒体に印刷を実行して排出先に排出するよう印刷装置を制御する第1の排出制御手段と、
前記印刷が中断して再開した場合に、予め定められた給紙先から第2の媒体を給紙するよう前記印刷装置を制御する給紙制御手段と、
前記給紙制御手段による前記排出先への前記第2の媒体の排出制御が禁止されている場合に、第3の媒体を前記排出先に排出するようことをユーザに提示し、前記印刷が再開する際に、前記第3の媒体を前記排出先に排出するよう前記印刷装置を制御する第2の排出制御手段と、
を備える、印刷制御装置。
【請求項2】
前記第2の排出制御手段は、前記第2の媒体が前記第1の媒体のサイズと異なるサイズを有し、かつ、前記排出先に異なるサイズの媒体を排出できないように設定されている場合に、前記第3の媒体を前記排出先に排出することをユーザに提示する、
請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記第2の排出制御手段は、印刷が行われていない前記第1の媒体を前記第3の媒体として、印刷が行われた他の前記第1の媒体と異なる態様で排出することをユーザに提示する、
請求項2に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記第2の排出制御手段は、前記予め定められた給紙先と異なる給紙先から給紙された、前記第1の媒体と同一のサイズを有する第3の媒体を排出するよう制御する、
請求項2に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
前記第2の排出制御手段は、前記予め定められた給紙先と異なる給紙先から給紙された、前記第1の媒体よりも大きなサイズを有する第3の媒体の排出するよう制御する
請求項2に記載の印刷制御装置、
【請求項6】
前記第2の排出制御手段は、前記第3の媒体を印刷が行われた他の前記第1の媒体と異なる態様で排出するよう制御する、
請求項4又は5に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
前記第2の排出制御手段は、前記異なる態様として、前記印刷の再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を前記第3の媒体として前記排出先における排出位置をずらして、又は、排出方向を変えて排出するよう制御する、
請求項6に記載の印刷制御装置。
【請求項8】
前記第2の排出制御手段は、前記再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を、他の第1の媒体と異なる態様で排出する、
請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
【請求項9】
前記第2の排出制御手段は、前記再開の直後を含む複数枚の前記第1の媒体を、他の第1の媒体と異なる態様で排出する、
請求項8に記載の印刷制御装置。
【請求項10】
前記第2の排出制御手段は、前記異なる態様として、前記印刷の再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を、前記排出先における排出位置をずらして、又は、排出方向を変えて排出するよう制御する、
請求項8又は9に記載の印刷制御装置。
【請求項11】
コンピュータを、
第1の媒体に印刷を実行して排出先に排出するよう印刷装置を制御する排出制御手段と、
前記印刷が中断して再開した場合に、予め定められた給紙先から第2の媒体を給紙するよう前記印刷装置を制御する給紙制御手段と、
前記給紙制御手段による前記排出先への前記第2の媒体の排出制御が禁止されている場合に、第3の媒体を前記排出先に排出するようことをユーザに提示し、前記印刷が再開する際に、前記第3の媒体を前記排出先に排出するよう前記印刷装置を制御する第2の排出制御手段、
として機能させるためのプログラム。
【請求項12】
サイズ混在ジョブが禁止、かつ、印刷が中断して再開した場合には印刷で用いた媒体と異なるサイズの媒体を供給するよう設定された場合において、
印刷が中断したとき、サイズ混在ジョブの禁止の設定、または、サイズの異なる媒体を供給する設定のいずれか一方の設定変更を、ユーザに提示する印刷システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷制御装置、プログラム及び印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数の給紙先のうち指定された給紙先から給紙する印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された印刷装置は、複数のページの所望の位置に挿入される用紙を、給紙部から指定するか、用紙の種類から指定するかの設定を受け付ける受付手段と、前記受付手段において、前記用紙を給紙部から指定すると設定された場合に、ユーザから指定された給紙部にて給紙する用紙の種類が所定の種類の用紙である場合には、当該所定の種類の用紙の詳細情報を設定するための画面を表示し、前記用紙を用紙の種類から指定すると設定された場合に、ユーザから指定された用紙の種類が所定の種類の用紙である場合には、当該指定された所定の用紙の種類を給紙する給紙部と当該指定された所定の種類の用紙の詳細情報とを設定するための画面を表示する表示制御手段とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-161374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、印刷が中断して再開した場合に、再開した位置に目印となる特定の媒体を挿入することを可能とする印刷制御装置、プログラム及び印刷システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]第1の媒体に印刷を実行して排出先に排出するよう印刷装置を制御する第1の排出制御手段と、
前記印刷が中断して再開した場合に、予め定められた給紙先から第2の媒体を給紙するよう前記印刷装置を制御する給紙制御手段と、
前記給紙制御手段による前記排出先への前記第2の媒体の排出制御が禁止されている場合に、第3の媒体を前記排出先に排出するようことをユーザに提示し、前記印刷が再開する際に、前記第3の媒体を前記排出先に排出するよう前記印刷装置を制御する第2の排出制御手段と、
を備える、印刷制御装置。
[2]前記第2の排出制御手段は、前記第2の媒体が前記第1の媒体のサイズと異なるサイズを有し、かつ、前記排出先に異なるサイズの媒体を排出できないように設定されている場合に、前記第3の媒体を前記排出先に排出することをユーザに提示する、
前記[1]に記載の印刷制御装置。
[3]前記第2の排出制御手段は、印刷が行われていない前記第1の媒体を前記第3の媒体として、印刷が行われた他の前記第1の媒体と異なる態様で排出することをユーザに提示する、
前記[2]に記載の印刷制御装置。
[4]前記第2の排出制御手段は、前記予め定められた給紙先と異なる給紙先から給紙された、前記第1の媒体と同一のサイズを有する第3の媒体を排出するよう制御する、
前記[2]に記載の印刷制御装置。
[5]前記第2の排出制御手段は、前記予め定められた給紙先と異なる給紙先から給紙された、前記第1の媒体よりも大きなサイズを有する第3の媒体の排出するよう制御する
前記[2]に記載の印刷制御装置、
[6]前記第2の排出制御手段は、前記第3の媒体を印刷が行われた他の前記第1の媒体と異なる態様で排出するよう制御する、
前記[4]又は[5]に記載の印刷制御装置。
[7]前記第2の排出制御手段は、前記異なる態様として、前記印刷の再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を前記第3の媒体として前記排出先における排出位置をずらして、又は、排出方向を変えて排出するよう制御する、
前記[6]に記載の印刷制御装置。
[8]前記第2の排出制御手段は、前記再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を、他の第1の媒体と異なる態様で排出する、
前記[1]又は[2]に記載の印刷制御装置。
[9]前記第2の排出制御手段は、前記再開の直後を含む複数枚の前記第1の媒体を、他の第1の媒体と異なる態様で排出する、
前記[8]に記載の印刷制御装置。
[10]前記第2の排出制御手段は、前記異なる態様として、前記印刷の再開の直後に印刷が行われた前記第1の媒体を、前記排出先における排出位置をずらして、又は、排出方向を変えて排出するよう制御する、
前記[8]又は[9]に記載の印刷制御装置。
[11]コンピュータを、
第1の媒体に印刷を実行して排出先に排出するよう印刷装置を制御する排出制御手段と、
前記印刷が中断して再開した場合に、予め定められた給紙先から第2の媒体を給紙するよう前記印刷装置を制御する給紙制御手段と、
前記給紙制御手段による前記排出先への前記第2の媒体の排出制御が禁止されている場合に、第3の媒体を前記排出先に排出するようことをユーザに提示し、前記印刷が再開する際に、前記第3の媒体を前記排出先に排出するよう前記印刷装置を制御する第2の排出制御手段、
として機能させるためのプログラム。
[12]サイズ混在ジョブが禁止、かつ、印刷が中断して再開した場合には印刷で用いた媒体と異なるサイズの媒体を供給するよう設定された場合において、
印刷が中断したとき、サイズ混在ジョブの禁止の設定、または、サイズの異なる媒体を供給する設定のいずれか一方の設定変更を、ユーザに提示する印刷システム。
【発明の効果】
【0007】
請求項1、11、12に係る発明によれば、印刷が中断して再開した場合に、再開した位置に目印となる特定の媒体が挿入される。
請求項2に係る発明によれば、排出先が異なるサイズの用紙の排出を禁止している場合であっても処理が再開した位置に目印となる特定の媒体が挿入される。
請求項3、4、5、6、7に係る発明によれば、排出先が異なるサイズの用紙の排出を禁止している場合であっても目印となる用紙が挿入される。
請求項8、9、10に係る発明によれば、用紙の無駄が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の一実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。
図2図2は、プリントサーバの制御系の一例を示すブロック図である。
図3図3は、トレイ情報テーブルの一例を示す図であり、(a)は、給紙トレイ情報テーブルの一例を示し、(b)は、排出トレイ情報テーブルの一例を示す。
図4図4は、リカバリー設定情報の一例を示す図である。
図5図5は、モニタに表示される設定画面の一例を示す図である。
図6図6(a)、(b)は、回避方法に係るリカバリーオフセットの一例を説明する説明図である。
図7図7は、図1に示すプリントサーバの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
【0010】
[実施の形態の要約]
本実施の形態に係る印刷制御装置は、第1の媒体に印刷を実行して排出先に排出するよう印刷装置を制御する第1の排出制御手段と、印刷が中断して再開した場合に、予め定められた給紙先から第2の媒体を給紙するよう印刷装置を制御する給紙制御手段と、この給紙制御手段による排出先への第2の媒体の排出制御が禁止されている場合に、印刷が再開したとき、第3の媒体を排出するよう印刷装置を制御する第2の排出制御手段とを備える。
【0011】
「第1の媒体」は、印刷ジョブにより指定された印刷が実行される用紙である。「第2の媒体」及び「第3の媒体」はともに、中断した印刷が再開された場合に、再開した位置を目視的に特定するための支援を行う目印となる媒体である。「第2の媒体」は、例えば、給紙トレイを指定することにより、印刷の再開の際に排出される予め定められている媒体である。
【0012】
「第3の媒体」は、第2の媒体を排出できないときに排出されるものであり、第2の媒体の排出が禁止されている場合であっても当該排出先に排出されることが禁止されていない媒体が該当する「第3の媒体」には、例えば、第2の媒体を給紙する給紙トレイと異なる給紙トレイから排出される媒体や、第1の媒体を給紙する給紙トレイから給紙される媒体が含まれる。
【0013】
「排出先への第2の媒体の排出制御が禁止されている場合」には、例えば、当該排出先が異なるサイズの用紙を受け付けないように予め設定されている場合が該当する。
【0014】
[実施の形態]
図1は、本発明の一実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。この印刷システム1は、印刷処理を行うプリンタ2と、プリンタ2を制御するプリントサーバ3と、プリントサーバ3に接続されたモニタ4A及び入力デバイス4Bを含んで構成されたユーザ表示部4と、複数の端末装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)6とを備える。プリンタ2は、印刷装置の一例である。プリントサーバ3は、印刷制御装置の一例である。
【0015】
プリントサーバ3及びPC6は、例えば、インターネット8に接続されたLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク7によって互いに接続されている。プリンタ2とプリントサーバ3とは、例えば、LANや光ケーブル等のネットワーク9を介して接続されている。
【0016】
プリンタ2は、媒体の一例である用紙を印刷部21に供給する給紙部20と、印刷部21により印刷が行われた用紙(以下、印刷が行われていない用紙と区別する場合は印刷が行われた用紙を特に「印刷物」ともいう。)に後処理を施す後処理装置22と、用紙を排出する複数の排出先とを備える。給紙部20は、複数の給紙トレイ20aを有する。なお、プリンタ2は、後処理装置22を備えていない構成でもよい。印刷物に係る用紙は、第1の媒体の一例である。
【0017】
プリンタ2が有する排出先には、例えば、スタッカートレイ23A,23B、フィニッシャートレイ25、フィニッシャー排出トレイ26、及び外部フィニッシャー27等が含まれる。スタッカートレイ23A,23B及びフィニッシャートレイ25は、大量の用紙を集積可能に構成されている(すなわち、「大容量トレイ」ともいう。)。フィニッシャー排出トレイ26は、プリンタ2の上部に設けられたトップトレイであり、少量の用紙を集積可能に構成されている。
【0018】
プリントサーバ3は、ネットワーク9を介してプリンタ2に印刷指示(以下、「印刷ジョブ」ともいう。)に従った印刷を行わせるための制御を行う。すなわち、プリントサーバ3は、例えば、印刷ジョブに含まれる印刷データをプリンタ2が処理可能な印刷データに変換する処理を行う。
【0019】
ユーザ表示部4のモニタ4Aは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイを用いることができる。また、入力デバイス4Bは、マウス、キーボード等を用いることができる。なお、モニタ4Aは、入力と表示とが可能なタッチパネルモニタでもよい。この場合は、入力デバイス4Bを省いてもよい。
【0020】
図2は、プリントサーバ3の制御系の一例を示すブロック図である。プリントサーバ3は、プリンタ制御部30、記憶部31、画像処理部33、ビデオI/F(インターフェース)34、入力I/F(インターフェース)35、ネットワークI/F(インターフェース)36A、36B等を含んで構成されている。
【0021】
プリンタ制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース、メモリ等から構成されている。CPUは、記憶部31に記憶されているプログラム310に従って動作することにより、設定手段301、受付手段302、検知手段303、トレイ制御手段304等として機能する。トレイ制御手段304は、第1の排出制御手段、給紙制御手段及び第2の排出制御手段の一例である。各手段301~304の詳細については、後述する。
【0022】
記憶部31は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム310、トレイ情報テーブル311、リカバリー設定情報312、画面情報313等の各種の情報が記憶されている。なお、本明細書において、テーブル等に情報を書き込む場合には「記録」を用い、記憶部31に情報を書き込む場合には「記憶」を用いる。
【0023】
図3は、トレイ情報テーブル311の一例を示す図であり、(a)は、給紙トレイ情報テーブルの一例を示し、(b)は、排出トレイ情報テーブルの一例を示す。トレイ情報テーブル311は、プリンタ2が有する給紙トレイ20aの情報を記録した給紙トレイ情報テーブル311A、及び上述した排出トレイの情報を記録した排出トレイ情報テーブル311Bを含む。
【0024】
図3(a)に示すように、給紙トレイ情報テーブル311Aには、例えば、給紙トレイ20aの名称やID等の給紙トレイ20aを識別する識別情報と、この識別情報に関連付けられた、給紙トレイ20aに収容されている用紙の種種(「紙類」ともいう。)、サイズ、色等の用紙の属性に係る属性情報とが含まれる。なお、用紙の属性情報には、用紙の搬送方向に対する向きをさらに含めてもよい。
【0025】
図3(b)に示すように、排出トレイ情報テーブル311Bには、例えば、排出先の名称やID等の排出トレイを識別する識別情報と、この識別情報に関連付けられた、積載できる用紙の容量(以下、「最大積載可能枚数」ともいう。)、現在積載されている用紙の枚数を示す数情報(以下、「積載枚数」ともいう。)、サイズ混在ジョブの排出が許可されているか禁止されているかを示す情報等が含まれる。
【0026】
ここで、「サイズ混在ジョブ」とは、異なるサイズの用紙を排出する印刷の指示をいう。「サイズ混在ジョブの排出が許可されている」とは、当該排出先がサイズの異なる用紙の排出を受け付けられることをいう。「サイズ混在ジョブの排出が禁止されている」とは、当該排出先がサイズの異なる用紙の排出を受け付けないことをいう。「許可」か「禁止」かは、例えば、ユーザの指定により予め排出先に応じて設定されていてもよい。
【0027】
なお、「異なるサイズ」とは、A4、B5、A3・・等のサイズを示す規格が異なることをいい、寸法が完全に一致するもの以外の状態すべてを含むことを意味するものではない。また、「同一のサイズ」とは、寸法が完全に一致するものを意味するものではない。
【0028】
図4は、リカバリー設定情報312の一例を示す図である。図4に示すように、リカバリー設定情報312は、リカバリーオフセット(後述する)を実行するための設定値(「パラメータ」ともいう。)を含む情報である。これらの設定値は、例えば、設定画面5(図5参照)を用いて設定してもよい。
【0029】
画面情報313について、図5を参照して説明する。図5は、モニタ4Aに表示される設定画面の一例を示す図である。設定画面5は、リカバリー設定情報312に記録される情報を設定する画面である。図5に示すリカバリー設定は、デフォルトとして予め初期設定されている条件である。なお、印刷時にリカバリーが必ずしも発生するわけではないため、印刷の実行において、リカバリー設定は必須ではない。
【0030】
設定画面5には、例えば、リカバリーオフセットを行うか否かを設定する第1のチェックボックス50、リカバリーオフセットの実行の方法を選択的に設定する第1の選択釦52A,52B、リカバリーシートを給紙する給紙トレイ20aを設定する第1の設定ボックス520、給紙先となる給紙トレイ20aが指定されたリカバリーシート(以下、この給紙先が指定されたリカバリーシートを特に「第1のリカバリーシート」ともいう。)を印刷ジョブにより指定された排出先に排出することが禁止されている場合に、この第1のリカバリーシートの排出の動作を停止しないように制御する(以下、「自動で回避する」や「自動回避」ともいう。)か否かを設定する第2のチェックボックス54、及び自動回避が設定されている場合に、自動回避の方法(「回避方法」ともいう。)を選択的に設定する第2の選択釦540A,540B等が含まれる。第1のリカバリーシートは、第2の媒体の一例である。
【0031】
なお、チェックボックス54が空欄であって、かつ、リカバリーシートと印刷ジョブで用いるジョブで用いる用紙サイズとが異なる場合であっても、リカバリー設定を保存し、印刷を開始するができる。このような設定が矛盾した設定であることをプリントサーバ3は判断できる。しかしながら、リカバリーは必ずしも発生することは限らないため、そのような矛盾した設定であったとしても印刷を開始させ、万が一、リカバリーが必要になった場合に、改めてリカバリーの設定を決定する。
【0032】
リカバリーオフセットの実行の方法には、予め定められたリカバリーシートを排出する(以下、単に「リカバリーシートを挿入する」ともいう。)第1の方法や、再開後の直後(すなわち、再開後の1枚目)の印刷物をその他の用紙と異なる態様で排出する第2の方法等が含まれる。
【0033】
「異なる態様」には、例えば、リカバリーシートや再開後の1枚目の印刷物(以下、「特定の用紙」ともいう。)をその他の用紙からはみ出るように排出する第1の態様や、特定の用紙の排出の方向(単に「排出方向」ともいう。)を変えて排出する第2の態様等が含まれる。排出方向を変えるとは、例えば、特定の用紙をその他の用紙の排出方向と直交する向きにすることが該当する。
【0034】
なお、以下、特定の用紙を他の用紙からはみ出るようにすることを、単に「オフセットする」ともいう。オフセットは、排出位置をずらして排出する態様の一例である。
【0035】
また、「リカバリーシートを印刷ジョブにより指定された排出先に排することが禁止されている場合」とは、例えば、サイズ混在ジョブを禁止するように設定されている排出トレイ(以下「ミックスサイズ禁止トレイ」ともいう。)に、印刷物のサイズと異なるサイズを有するリカバリーシートを排出しようとする場合が該当する。
【0036】
回避方法には、例えば、第1のリカバリーシートを印刷物のサイズと同一のサイズを有する別のリカバリーシート(以下、「第2のリカバリーシート」ともいう。)に切り替える方法(以下、「タイプA」ともいう。)や、再開後の1枚目の印刷物をオフセットする方法(以下、「タイプB」ともいう。)が含まれる。第2のリカバリーシートは、第3の媒体の一例である。
【0037】
また、設定画面5には、タイプAの方法を選択した場合に、切り替え後の第2のリカバリーシートの属性として、例えば、用紙の種類を指定する第2の設定ボックス544や用紙の色等を指定する第3の設定ボックス546が含めてもよい。
【0038】
次に、図6を参照して、回避方法について説明する。図6は、回避方法に係るリカバリーオフセットの一例を説明する説明図であり、(a)は、上述したタイプAの方法に係るリカバリーオフセットの一例を示し、(b)は、タイプBの方法に係るリカバリーオフセットの一例を示す。
【0039】
「リカバリーオフセット」とは、印刷ジョブの実行中に障害(例えば、紙詰まり、停電や用紙切れ等)が発生して印刷が中断した後に再開した場合に、ページの抜け、ページの重複、印刷内容の異常等の不具合が生じていないかどうかの確認を目視的に行うための目印として、予め定められた特定の用紙をオフセットして排出することをいう。
【0040】
特定の用紙には、上述したように予め定められた給紙トレイ20aから給紙される第1のリカバリーシート、再開後の1枚目の印刷物、印刷物と同一のサイズを有する第2のリカバリーシート等が含まれる。特定の用紙は、例えば、再開後の1枚目の印刷物の直前等の予め定められた特定の位置に排出される。
【0041】
図6(a)に示すように、タイプAの方法では、印刷物201と同一のサイズを有する第2のリカバリーシート203がオフセットされて排出される。この第2のリカバリーシート203は、上述した設定画面5により設定され、図4に示すリカバリー設定情報312として記憶部31に記憶された情報に応じて特定された給紙トレイ20aから給紙される。詳細は、後述する。
【0042】
図6(b)に示すように、タイプBの方法では、再開後の1枚目の印刷物201Aがオフセットされて排出される。なお、このオフセットされて排出される再開後の1枚目の印刷物201Aは、実行中の印刷ジョブの1つとして、その他の印刷物201と同一の給紙トレイ20aから給紙されるものである。オフセットされて排出される再開後の1枚目の印刷物201Aは、第3の媒体の一例である。
【0043】
画像処理部33は、印刷データに対して、プリンタ2の印刷に必要な画像処理を行う。このような画像処理として、例えば、プリンタ2が解釈可能なページ記述言語(例えば、PDL:Page Description Language)の解釈処理、すなわち、PDLで記述された印刷データをラスターデータからなる画像データに変換するRIP(Raster Image Processor)処理等を行う。
【0044】
設定手段301は、上述した設定画面5をモニタ4Aに表示し、入力デバイス4Bを操作して設定された設定内容をリカバリー設定情報312として記憶部31に記憶する。
【0045】
受付手段302は、PC6やプリントサーバ3から送信される印刷ジョブを受け付ける。印刷ジョブは、例えば、ヘッダ情報と、これに続く印刷データとから構成されている。印刷データは、文書データをPDLで記述したページ単位のデータである。ヘッダ情報は、用紙を給紙する給紙トレイや、用紙の印刷後に印刷物を排出する排出トレイ等の情報を含む。
【0046】
検知手段303は、印刷ジョブの実行中に何らかの障害(例えば、紙詰まり、停電や用紙切れ等)による発生する印刷の中断(以下、「ジャム」ともいう。)を検知する。
【0047】
トレイ制御手段304は、プリンタ2との間で通信することによりプリンタ2が有するトレイ情報(給紙トレイ情報及び排出トレイ情報)を取得し、記憶部31に記憶する。
【0048】
また、トレイ制御手段304は、ジャムによる印刷の中断の後に印刷が再開した場合に、記憶部31に記憶されたリカバリー設定情報312に従うとともに、トレイ情報テーブル311に記録された情報に応じて、プリンタ2に対してリカバリーオフセットを行うよう指示する。なお、本書において、トレイ制御手段304がプリンタ2に対して何らかの指示を行うことは、当該指示に係る処理を実行するようプリンタ2を制御することと実質的に同等であることに留意されたい。
【0049】
具体的に説明する。まず、トレイ制御手段304は、印刷ジョブにより指定された排出先がサイズ混在ジョブの排出を許可しているか否か、つまり当該排出先がミックスサイズ禁止トレイでないかどうかの確認を行う。当該排出先がミックスサイズ禁止トレイの場合、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して、リカバリー設定情報312に記録された情報に応じて、特定の用紙をオフセットして排出するよう指示する。以下、具体例を例示して説明する。
【0050】
(1)自動回避が設定されていない場合(図4の「設定ID」が1の場合)
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが同一の場合、トレイ制御手段304は、リカバリー設定情報312の「用紙トレイ」欄に記録されたトレイIDに係る給紙トレイ20aから給紙される第1のリカバリーシートをオフセットして排出するようプリンタ2に指示する。
【0051】
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが異なる場合、トレイ制御手段304は、印刷ジョブの実行を一時停止するよう制御する。そして、設定画面を表示し、排紙トレイにおけるサイズ混在ジョブを禁止の設定を解除するという、印刷ジョブ再開のための設定変更をユーザに提示する。または、サイズ混在ジョブ禁止の設定解除に換えて、タイプBに設定変更することをユーザに提示する。すわなち、リカバリー設定に矛盾が発生して印刷ジョブが再開できない場合に、矛盾を解消する設定変更をユーザに提示する。なお、サイズ混在ジョブの禁止を解除する場合であっても、リカバリーシートのサイズが印刷ジョブの用紙サイズよりも大きいことを条件に、印刷ジョブの用紙サイズと異なるサイズのリカバリーシートを排出することを許可するような設定変更をユーザに提示してもよい。
【0052】
(2)タイプAに係る自動回避が設定される場合(図4の「設定ID」が2の場合)
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが同一の場合、上述の(1)と同様に、トレイ制御手段304は、リカバリー設定情報312の「用紙トレイ」欄に記録されたトレイIDに係る給紙トレイ20aから給紙される第1のリカバリーシートをオフセットして排出するようプリンタ2に指示する。
【0053】
また、印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが異なる場合、トレイ制御手段304は、印刷物のサイズと同一のサイズを有する第2のリカバリーシートに切り替えるよう制御するとともに、第2のリカバリーシートをオフセットして排出するようプリンタ2に指示する。
【0054】
より具体的には、トレイ制御手段304は、給紙トレイ情報テーブル311Aから、印刷物のサイズと同一のサイズを有するとともに、リカバリー設定情報312に記録された種類や色に対応する用紙を給紙する給紙トレイ20aを第2のリカバリーシートの給紙先として特定する。例えば、トレイ制御手段304は、差サイズが「A4」で、種類が「エンボス紙」で、色が「赤」の場合、「Tray003」の給紙トレイ20aを第2のリカバリーシートの給紙先として特定する。
【0055】
(3)タイプBに係る自動回避が設定される場合(図4の「設定ID」が3の場合)
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが同一の場合、上述の(1)と同様に、トレイ制御手段304は、リカバリー設定情報312の「用紙トレイ」欄に記録されたトレイIDに係る給紙トレイ20aから給紙される第1のリカバリーシートをオフセットして排出するようプリンタ2に指示する。
【0056】
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが異なる場合、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して再開後の1枚目の印刷物をオフセットして排出するよう指示する。
【0057】
(4)リカバリーシートを使用しないリカバリーオフセットが設定されている場合(図4の「設定ID」が4の場合)
刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが同一の場合、上述の(1)と同様に、トレイ制御手段304は、第1のリカバリーシートをオフセットして排出するようプリンタ2に指示する。印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズとが異なる場合、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して再開後の1枚目の印刷物をオフセットして排出するよう指示する。
【0058】
なお、この場合、トレイ制御手段304は、その他の印刷物201を給紙する給紙トレイ20aから給紙される用紙、すなわち印刷ジョブにより指定された印刷用紙に印刷を実行せずにオフセットして排出するようプリンタ2に指示してもよい。換言すれば、トレイ制御手段304は、印刷を実行しない印刷用紙を第2のリカバリーシートとするよう制御してもよい。印刷ジョブにより指定された給紙トレイ20aから給紙された用紙であって印刷が実行されずに排出される第2のリカバリーシートとしての用紙は、第3の媒体の一例である。
【0059】
(実施の形態の動作)
次に、本発明の一実施の形態に係る印刷システム1の動作の一例を図7を参照して説明する。図7は、プリントサーバ3の動作の一例を示すフローチャートである。
【0060】
設定手段301は、モニタ4Aに表示される設定画面5に対するユーザの操作に応じて、リカバリー設定情報を設定する。受付手段302は、印刷ジョブを受け付ける。トレイ制御手段304は、プリンタ2からトレイ情報を取得する。プリントサーバ3は、受付手段302が受け付けた印刷ジョブに応じて、プリンタ2に対して印刷の実行を指示する。プリンタ2は、プリントサーバ3の制御に応じて、印刷を実行する。
【0061】
印刷ジョブの実行中に、ジャムが発生したとする。検知手段303がジャムの発生を検知すると(S1:Yes)、トレイ制御手段304は、当該印刷ジョブにより指令された排出先がサイズ混在ジョブの排出を許可しているか否か(ミックスサイズ禁止トレイでないかどうか)を確認する(S2)。
【0062】
印刷ジョブにより指令された当該排出先がサイズ混在ジョブの排出を許可している場合(ミックスサイズ禁止トレイでない場合)(S2:Yes)、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して第1のリカバリーシートをオフセットして排出するよう指示する。
【0063】
印刷ジョブにより指令された当該排出先がサイズ混在ジョブの排出を許可していない、すなわち禁止している場合(ミックスサイズ禁止トレイである場合)(S2:No)トレイ制御手段304は、印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズが同一か否かを確認する(S3)。
【0064】
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズが同一の場合(S3:Yes)、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して第1のリカバリーシートをオフセットして排出するよう指示する(S4)。
【0065】
印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと第1のリカバリーシートのサイズが異なる場合(S3:No)、トレイ制御手段304は、サイズの混在を回避するよう制御する。
【0066】
具体的には、回避方法がタイプAの方法の場合、すなわち、印刷ジョブにより指示された用紙のサイズと同一のサイズを有する第2のリカバリーシートに切り替えるように設定されている場合(S5:Yes)、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して第2のリカバリーシートをオフセットして排出するよう指示する。もしくは、回避方法が設定されていない場合には、リカバリー動作案として、タイプAとタイプBの2案をユーザに提示し、ユーザに選択させる。
【0067】
プリンタ2は、プリントサーバ3の指示に応じて、図6(a)に示すように、第2のリカバリーシートをオフセットして排出する(S6)。
【0068】
なお、トレイ制御手段304は、上述したように、リカバリー設定情報312に記録された用紙の種類や色に該当する用紙を給紙トレイ情報テーブル311Aから抽出して特定する。
【0069】
回避方法がタイプBの方法の場合(S5:No)、トレイ制御手段304は、プリンタ2に対して再開後の1枚目をオフセットして排出するよう指示する。
【0070】
プリンタ2は、プリントサーバ3の指示に応じて、図6(b)に示すように、再開後の1枚目をオフセットして排出する(S7)。また、再開後の1枚目だけでなく、複数枚をオフセットして排出してもよい。また、何枚をオフセットさせるかは、ユーザが設定してもよい。
【0071】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形、実施が可能である。例えば、プリントサーバ3が有する機能をコントローラとしてプリンタ2が有していてもよい。
【0072】
プリントサーバ3のプリンタ制御部30は、それぞれ一部又は全部を再構成可能回路(FPGA:Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路によって構成してもよい。
【0073】
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更することが可能である。また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等が可能である。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。また、上記実施の形態で用いたプログラムをクラウドサーバ等の外部サーバに格納しておき、ネットワークを介して利用することができる。
【符号の説明】
【0074】
1 印刷システム
2 プリンタ
20 給紙部
20a 給紙トレイ
21 印刷部
201,201A 印刷物
203 リカバリーシート(第2のリカバリーシート)
22 後処理装置
23A,23B スタッカートレイ
25 フィニッシャートレイ
26 フィニッシャー排出トレイ
27 外部フィニッシャー
3 プリントサーバ
30 プリンタ制御部
301 設定手段
302 受付手段
303 検知手段
304 トレイ制御手段
31 記憶部
310 プログラム
311 トレイ情報テーブル
311A 給紙トレイ情報テーブル
311B 排出トレイ情報テーブル
312 リカバリー設定情報
313 画面情報
33 画像処理部
4 ユーザ表示部
4A モニタ
4B 入力デバイス
7 ネットワーク
8 インターネット
9 ネットワーク
5 設定画面
50 第1のチェックボックス
52A,52B 第1の選択釦
520 第1の設定ボックス
54 第2のチェックボックス
540A,540B 第2の選択釦
544 第2の設定ボックス
546 第3の設定ボックス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7