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  • 特許-容器の口栓構造及び口栓 図1
  • 特許-容器の口栓構造及び口栓 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-13
(45)【発行日】2022-06-21
(54)【発明の名称】容器の口栓構造及び口栓
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/16 20060101AFI20220614BHJP
   B65D 51/18 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
B65D51/16
B65D51/18
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019092043
(22)【出願日】2019-05-15
(65)【公開番号】P2020186035
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2021-01-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000105590
【氏名又は名称】コダマ樹脂工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140671
【弁理士】
【氏名又は名称】大矢 正代
(72)【発明者】
【氏名】国枝 信一
【審査官】宮崎 基樹
(56)【参考文献】
【文献】実開昭56-097247(JP,U)
【文献】実公昭41-001581(JP,Y1)
【文献】実開昭53-063346(JP,U)
【文献】特許第5033088(JP,B2)
【文献】特開2005-041484(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 35/44-35/54
B65D 39/00-55/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の口栓本体と、該口栓本体の少なくとも一端を閉鎖する閉鎖部とを備えている口栓が、容器の開口部に取り付けられている容器の口栓構造であり、
前記口栓本体は、前記開口部の内径より外径が大きい大径部と、該大径部より径の小さい小径部とを有し、前記大径部と前記小径部との境界は段部となっており、
前記大径部は、その外周面に突出部も凹部も有していない一方で、
前記小径部は、その外周面から突出しているリブを一以上有しており、
前記口栓本体の中心軸から前記リブの外表面までの距離は、前記開口部の半径より大きいと共に、前記リブの外表面は前記大径部の外周面に連続しており
前記小径部から前記大径部との境界の前記段部まで前記開口部に挿入された仮栓状態では、前記リブが前記開口部に圧入されることによって前記リブの近傍で前記小径部が変形すると共に、前記リブの近傍で前記大径部も変形することにより、前記段部の近傍で前記口栓本体と前記開口部との間に空隙が形成され、
前記開口部に更に前記大径部が圧入されることにより前記開口部が閉塞される
ことを特徴とする容器の口栓構造。
【請求項2】
前記リブの数は三つである
ことを特徴とする請求項1に記載の容器の口栓構造。
【請求項3】
請求項1に記載の容器の口栓構造に使用される口栓であり、
円筒状の口栓本体と、該口栓本体の少なくとも一端を閉鎖する閉鎖部とを備え、
前記口栓本体は、大径部と、該大径部より径の小さい小径部とを有しており、
前記大径部は、その外周面に突出部も凹部も有していない一方で、
前記小径部は、その外周面から突出しているリブを一以上有している
ことを特徴とする口栓。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の開口部に樹脂製の口栓が圧入されている口栓構造、及び、該口栓構造に使用される口栓に関するものである。
【背景技術】
【0002】
開口部に樹脂製の口栓が圧入されることによって密閉される容器は、製造者からユーザに納品される際に、開口部に口栓が嵌め込まれた状態で出荷されることがある。ところが、出荷の過程で容器が置かれている環境の温度や気圧が変化することによって、密閉状態となった容器内部の空気の体積が増減することにより、容器が膨らんだり凹んだりすることがあり、積み重ねられた状態の容器の姿勢が不安定となったり崩れたりするという問題があった。容器が膨らんだり凹んだりする程度が大きいと、容器が損傷することもあった。
【0003】
また、開口部に口栓が嵌め込まれた状態で容器が長く保管されると、樹脂製の口栓が開口部の口径に合致した状態に変形してしまい、実際に容器に内容物が充填された使用時に、開口部に圧入されるべき口栓の張力が低下してしまうという問題があった。
【0004】
そこで、開口部に口栓が途中まで嵌め込まれた仮栓状態とすることができ、仮栓状態では口栓を介して容器の内外を通気させることが提案されている(特許文献1参照)。この提案では、容器の開口部(特許文献1では「液取り出し口」と称している)に取り付けられる口栓(特許文献1では「内蓋」と称している)において、開口部に嵌り込んで容器を密閉する嵌り込み部を、略半分が残りの略半分より小径となった二段構成としている。そして、嵌り込み部における小径部に溝を設け、この溝を大径部の途中まで延びるように形成している。このような構成により、開口部に小径部まで嵌め込んだ仮栓状態では、溝を介して通気させることができるため、容器が置かれた空間の温度や気圧の変化によって、容器が膨らんだり凹んだりすることを防止することができる。また、容器に内容物が充填された使用時には、大径部まで開口部に嵌め込むことにより容器を密閉することができ、仮に仮栓状態で長く保管されることによって小径部が変形したとしても、大径部による容器の密閉に影響しにくいという利点がある。
【0005】
しかしながら、特許文献1の口栓では、容器に内容物が充填された使用時に容器を密閉させる大径部の途中まで、溝が形成されている。そのため、大径部と開口部とが密着する面積が溝の分だけ減少し、シーリングが不十分となるおそれがあった。また、容器の姿勢が傾いたときに、内容物が溝に沿って大径部まで流入することがあるため、その流入の勢いによって口栓が外れる方向に移動すると、溝の端部が露出し、溝を介して内容物が漏出するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特許第5033088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、仮栓状態では容器の内外を通気させることができ、容器に内容物が充填された使用時には容器を十分に密閉することができる容器の口栓構造、及び、該口栓構造に使用される口栓の提供を、課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明にかかる容器の口栓構造(以下、単に「口栓構造」と称することがある)は、
「円筒状の口栓本体と、該口栓本体の少なくとも一端を閉鎖する閉鎖部とを備えている口栓が、容器の開口部に取り付けられている容器の口栓構造であり、
前記口栓本体は、前記開口部の内径より外径が大きい大径部と、該大径部より径の小さい小径部とを有し、前記大径部と前記小径部との境界は段部となっており、
前記大径部は、その外周面に突出部も凹部も有していない一方で、
前記小径部は、その外周面から突出しているリブを一以上有しており、
前記口栓本体の中心軸から前記リブの外表面までの距離は、前記開口部の半径より大きいと共に、前記リブの外表面は前記大径部の外周面に連続しており
前記小径部から前記大径部との境界の前記段部まで前記開口部に挿入された仮栓状態では、前記リブが前記開口部に圧入されることによって前記リブの近傍で前記小径部が変形すると共に、前記リブの近傍で前記大径部も変形することにより、前記段部の近傍で前記口栓本体と前記開口部との間に空隙が形成され、
前記開口部に更に前記大径部が圧入されることにより前記開口部が閉塞される」ものである。
【0009】
容器を製造元からユーザに納品する際は、小径部から大径部との境界までが開口部に挿入された仮栓状態とする。小径部は一以上のリブを有しており、口栓本体の中心軸からリブの外表面までの距離は、開口部の半径より大きいため、小径部が開口部に挿入される際、リブは開口部に圧入されることとなる。
【0010】
小径部が開口部内に挿入される際にリブが開口部に圧入されると、圧入に伴い内側に押されるリブに引っ張られるように、リブの近傍で小径部が変形し、大径部と小径部との境界のごく近傍で開口部と口栓本体との間に空隙が形成される。これにより、この空隙を介して容器の内外が通気するため、仮栓状態にある容器が置かれた環境の温度や気圧が変化したとしても、容器が膨らんだり凹んだりすることを防止することができ、積み重ねられた状態の容器の姿勢が不安定となることや、容器が損傷することを防止することができる。
【0011】
一方、ユーザが容器に液体を充填して使用する際は、口栓が開口部に更に押し込まれた状態とし、大径部まで開口部に嵌め込む。大径部の外径は開口部の内径より大きいため、大径部は開口部に圧入され、大径部の外周面が開口部の内周面と強く密着する。大径部の外周面には突出部も凹部も無く、“大径部の外周面の全体”が開口部の内周面と密着するため、容器を十分に密閉することができる。また、容器を密閉状態とする際に開口部と密着させる大径部は、仮栓状態では使用されない部分であるため、容器が仮栓状態で長く保管されたとしても、大径部が開口部に圧入された際の張力が弱まることがない利点を有している。
【0012】
本発明にかかる容器の口栓構造は、上記構成に加え、
「前記リブの数は三つである」ものとすることができる。
【0013】
本構成では、リブの数が三つであることにより、リブの案内によって小径部を開口部の内部でセンタリングし易く、小径部を開口部に挿入し易い。
【0014】
次に、本発明にかかる口栓は、
「円筒状の口栓本体と、該口栓本体の少なくとも一端を閉鎖する閉鎖部とを備え、
前記口栓本体は、大径部と、該大径部より径の小さい小径部とを有しており、
前記大径部は、その外周面に突出部も凹部も有していない一方で、
前記小径部は、その外周面から突出しているリブを一以上有している」ものである。
【0015】
これは、上記の口栓構造に使用される口栓の構成である。かかる構成であることにより、容器の開口部に仮栓状態で取り付けて容器の内外を通気させることも、大径部まで開口部に圧入して容器を密閉することもできる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明によれば、仮栓状態では容器の内外を通気させることができ、容器に内容物が充填された使用時には容器を十分に密閉することができる容器の口栓構造、及び、該口栓構造に使用される口栓を、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】(a)本発明の一実施形態の口栓構造に使用される口栓の斜視図であり、(b)図1(a)の口栓を別の方向から見た斜視図である。
図2】(a)開口部に嵌め込まれる前の口栓を開口部と共に示す縦断面図であり、(b)開口部に口栓が小径部から大径部との境界まで嵌め込まれた仮栓状態の縦断面図であり、(c)開口部に口栓が大径部まで嵌め込まれ、キャップがネジ留めされた状態の縦断面図である。
図3】口栓のX-X線断面図を、X-X視野の開口部と共に示した図である。
図4】仮栓状態におけるリブ近傍の小径部の変形を模式的に示したY-Y線断面である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態である容器の口栓構造、及び、この口栓構造に使用される口栓1について、図面を用いて具体的に説明する。容器は樹脂製で、液体を収容させるためのものである。容器の開口部50は円筒状で、その外周面に雄ネジ51が形成されている。この開口部50には、中栓である口栓1が嵌め込まれた上で、外側からキャップ60が取り付けられる。キャップ60は、円筒状の周壁の一端を閉鎖した形状であり、周壁の内周面に雌ネジ61が形成されている。この雌ネジ61は、開口部50の雄ネジ51と螺合するものである。
【0019】
口栓1は、円筒状の口栓本体10と、口栓本体10の少なくとも一端を閉鎖する閉鎖部20とを備えている。本実施形態では、口栓1が容器の開口部50に取り付けられた向きで口栓本体10の下端となる端部を、閉鎖部20が閉鎖している。この向きで口栓本体10の上端となる端部からは、外側に向かってフランジ部30が延出しており、フランジ部30の下面からはリング状の突条32が突出している。突条32は、逆三角形の断面形状を有している。
【0020】
口栓本体10は、径の異なる複数の部分からなり、フランジ部30側から閉鎖部20側に向かって、大径部11と、大径部11より径の小さい小径部12と、径が徐々に小さくなる縮径部13を有している。大径部11は、その外周面に突出部も凹部も有しておらず、大径部11の外径R1は開口部50の内径R0より大きい。大径部11と小径部12との境界は、段部15となっている。
【0021】
小径部12には、その外周面から突出するようにリブ12Rが形成されている。本実施形態では、リブ12Rは複数である。それぞれのリブ12Rは、口栓本体10の中心軸Pに平行な方向に延びており、リブ12Rの外表面は大径部11の外周面に連続している。口栓本体10の中心軸Pからリブ12Rの外表面までの距離Lは、開口部50の半径(1/2)R0より大きい。本実施形態では、中心軸Pからリブ12Rの外表面までの距離Lは、大径部11の外径R1の二分の一に等しい。換言すれば、口栓本体10の中心軸Pに直交する平面上にあり、且つ、複数のリブ12Rの外表面に外接する仮想の円(以下、「リブ外接円」と称する)の径は、大径部11の外径R1に等しい。
【0022】
本実施形態では、リブ12Rの数は三つであり、口栓本体10の中心軸Pに対して等角度間隔(120度)で設けられている。
【0023】
また、本実施形態では、大径部11の外径R1は開口部50の内径R0の102%~103%に、小径部12の外径R2は開口部50の内径R0の100.8%~101%に設定されている。また、容器の本体と開口部50、及びキャップ60は高密度ポリエチレン製であるのに対し、口栓1は低密度ポリエチレン製である。低密度ポリエチレン製の口栓1は、高密度ポリエチレン製の部材に比べて柔軟であり、変形させ易い。
【0024】
なお、容器の開口部50に取り付けられる向きとした口栓1において、閉鎖部20の上面には、図1に示すようにリング状のプルアップ片27が設けられている。開口部50に嵌め込まれた口栓1を外す際、プルアップ片27に指をかけて引っ張れば、口栓1を外す操作を行い易い。図2では、プルアップ片27の図示を省略している。
【0025】
容器を製造元からユーザに納品する際は、口栓1を開口部50に嵌め込んだ状態で出荷する。このとき、図2(b)に示すように、口栓本体10は、縮径部13から小径部12までが、小径部12と大径部11との境界の段部15まで開口部50に挿入された仮栓状態とする。小径部12の外周面には複数のリブ12Rが形成されており、リブ外接円の径は開口部50の内径R0より大きいため、リブ12Rは開口部50に圧入される。リブ12Rの数は三つであるため、リブ12Rの案内により小径部12を開口部50の内部でセンタリングしやすく、小径部12を開口部50に挿入し易い。
【0026】
小径部12を開口部50に挿入する際、リブ12Rが圧入されると、図4に模式的に示すように、圧入に伴い内側に押されるリブ12Rに引っ張られるように、リブ12Rの近傍の小径部12が変形し、段部15のごく近傍で開口部50と口栓本体10との間に空隙Sが形成される。また、リブ12Rが内側に押されることによって、リブ12Rの近傍で大径部11も変形し、これによっても段部15のごく近傍で空隙が形成される。この空隙Sを介して容器の内外が通気するため、容器の内部が密閉空間となることがなく、仮栓状態にある容器が置かれた環境の温度や気圧が変化したとしても、容器が膨らんだり凹んだりすることを防止することができる。
【0027】
ユーザが容器に液体を充填して使用する際は、口栓1を開口部50に更に押し込み、段部15を超えて大径部11の全体が開口部50に嵌め込まれた状態とする。大径部11の外径R1は開口部50の内径R0より大きいため、圧入された大径部11の外周面が開口部50の内周面と強く密着する。加えて、口栓本体10を大径部11まで開口部50に嵌め込むことにより、フランジ部30が開口部50の上端面に押し付けられ、フランジ部30の下面に設けられたリング状の突条32が開口部50の上端面に押し付けられ、フランジ部30と開口部50との間がシールされる。なお、フランジ部30の先端は、口栓本体10の中心軸Pに平行に下方に向かって屈曲した屈曲片31となっており、屈曲片31と大径部11との間の間隔は開口部50の上端部の厚さにほぼ等しいため、この間隔に開口部50の上端部が嵌め込まれる。
【0028】
上記のような、大径部11の外周面と開口部50の内周面との密着と、開口部50の上端面と突条32との当接の双方により、開口部50が閉塞され、容器が密閉された状態となる。大径部11の外周面には突出部も凹部も無いため、大径部11の外周面の全体が開口部50の内周面と密着するため、容器が十分に密閉され、液体の漏出を有効に防止することができる。また、容器を密閉状態とする際に開口部50と密着させる大径部11は、仮栓状態では使用されない部分であるため、容器が仮栓状態で長く保管されたとしても、大径部11が開口部50に圧入された際の張力が弱まることがない。
【0029】
なお、口栓1で開口部50を閉塞した後、キャップ60の雌ネジ61と開口部50の雄ネジ51とを螺合させ、口栓1の外からキャップ60を開口部50に締め付けることにより、閉塞状態にある開口部50をキャップ60で保護することができる。
【0030】
以上のように、本実施形態の口栓構造では、仮栓状態で開口部50に圧入されたリブ12Rの近傍で小径部12を変形させることによって、段部15のごく近傍で開口部50と口栓本体10との間に空隙Sを形成することにより、容器の内外を通気させることができる。
【0031】
また、容器に液体が充填された使用時には、大径部11の全外周面を開口部50の内周面に密着させて開口部50を閉塞し、容器を十分に密閉することができる。そのため、強酸性の液体や腐食性の液体など、容器から漏出しないことが非常に厳しく要請される危険物であっても、容器への充填対象とすることができる。
【0032】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0033】
例えば、上記では、小径部12の外径R2が開口部50の内径R0より僅かに大きい場合を例示したが、リブ外接円の径が開口部の内径より大きければ、小径部の外径は開口部の内径より僅かに小さくても良い。リブを開口部に圧入させることができれば、リブの近傍で小径部12を変形させることができる。
【0034】
また、上記では、リブ12Rの数が三つである場合を例示したが、リブの数はこれに限定されない。リブが二以下であると小径部を開口部に嵌め込みにくく、リブの数が多くなるとリブの圧入に伴い小径部12に変形が生じにくくなるため、リブの数は三つから五つとすると好適である。
【0035】
更に、上記では、リブ外接円の径と大径部の外径とが等しい場合を例示したが、リブ外接円の径が開口部の内径より大きければ、リブ外接円の径を大径部の外径より僅かに小さい設定としても、上記と同様の作用効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 口栓
10 口栓本体
11 大径部(口栓本体)
12 小径部(口栓本体)
12R リブ
20 閉鎖部
50 開口部
51 雄ネジ
60 キャップ
61 雌ネジ
図1
図2
図3
図4