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特許7089300背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-14
(45)【発行日】2022-06-22
(54)【発明の名称】背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 89/00 20060101AFI20220615BHJP
【FI】
D06F89/00
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020521658
(86)(22)【出願日】2018-05-28
(86)【国際出願番号】 JP2018020366
(87)【国際公開番号】W WO2019229807
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2021-05-14
(73)【特許権者】
【識別番号】597090907
【氏名又は名称】東都フォルダー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002011
【氏名又は名称】特許業務法人井澤国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100072039
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 洵
(74)【代理人】
【識別番号】100123722
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 幹
(74)【代理人】
【識別番号】100157738
【弁理士】
【氏名又は名称】茂木 康彦
(72)【発明者】
【氏名】前嶋 祐介
【審査官】石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-188064(JP,A)
【文献】特開2009-254674(JP,A)
【文献】特開2004-159726(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 89/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項5】
前記請求項4記載の背だし袖折り装置を有する折りたたみ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類をいわゆる背出し折りたたみする際に、その衣類の両袖部分を、その衣類の胸に重ねるように折りたたむために、その両袖部分を背だし袖折り装置に誘導する袖折り装置を補助するための袖折り補助装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
いわゆるリネンサプライ業では、ホテルや病院などで使用される衣類例えば、ガウンや浴衣を回収し、洗濯し、乾燥し、アイロン掛けした上で折りたたみ、上記ホテルや病院などの顧客先へ配送するサービスが繰り返される。
【0003】
その場合にその顧客の要望によって、その衣類を折りたたむ際の形状を指定されることがある。その場合に大きく分けて2通りの折りたたみ方法があり、例えば、いわゆる胸出し折りたたみと、背出し折りたたみたが存在する。
【0004】
このうち、胸出し折りたたみとは、衣類の胸の部分を外部に露出するように畳むことをいう。この、胸出し折りたたみは、特に衣類の胸の部分に、マークなどが付されている場合や、奥襟部分のタグが見えるようにするために、顧客から要望される場合がある。
【0005】
ここで、胸出し折りたたみとは、衣類の両袖部分を、その背中部分に接するように折りたたんだ後に、その衣類を幅方向に折りたたみ、その後縦方向に折りたたむという工程を経て、折りたたむことをいう。
【0006】
また、背出し折りたたみとは、衣類の背部分を外部に露出するように畳むことをいう。この、背出し折りたたみは、特に衣類の背部分に、マークなどを付されている場合や、首もとに露出したタグが見えるようにするために、顧客から要望される場合がある。
【0007】
ここで、背出し折りたたみとは、衣類の両袖部分を、その胸部分に接するように折りたたんだ後に、その衣類を縦方向に折りたたみ、その衣類の幅方向に折りたたむという工程を経て、折りたたむことをいう。
【0008】
このような折りたたみ装置として、特開2009-213553号公報が開示されている。これによれば、ハンガーに吊り下げられた衣類を、投入することで、自動的に胸出し折りたたみをすることができるが、この装置で、背出し折りたたみをするためには、作業者がこの装置に衣類を投入する際に、この装置のコンベア上において、手作業によってその衣類の両袖部分を、その胸部分に接するように折りたたまなくてはならない。このように、胸出し折りたたみは自動で折りたたむことができるが、背出し折りたたみは、自動で折りたたむことができず作業効率が悪化する。特に、作業者が袖を胸部分に重なるようにして折りたたみ、その後いわばその衣類をうつぶせ状態にして、コンベア上に載置することになり、ガウンや浴衣などの衣類の前あわせ部分を整えた上で前身頃部分をコンベア上に接するように置くときに、その衣類の姿が乱れてしまい、さらに効率が悪化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開2009-213553号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、背出し折りたたみをするために、衣類の両袖部分を胸に重ねるように折りたたむ際に、その袖部分を、背だし袖折り装置に誘導し、その背だし袖折り装置の補助となる袖折り補助装置を提供することを目的とする。
【0011】
第1観点における背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置は、身頃部分と両袖部分を有する衣類を前方から後方に搬送するために身頃部分を投入コンベア上に配置し、投入コンベアの両サイドに垂れ下がる前記衣類の両袖袖部分を、背だし袖折りするための袖折り装置に誘導するために、投入コンベアの両サイドに接近可能に移動する左右一対の袖誘導部と、を有し、左右一対の袖誘導部が、投入コンベアの両サイドに接近し、投入コンベア上で前記身頃部分を前方から後方に搬送するときに、左右一対の袖誘導部が、衣類の両袖部分をそれぞれ持ち上げるというものである。
【0012】
第2観点における背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置は、第1観点において、左右一対の袖誘導部は、投入コンベアの両サイドに、所定の間隔をあけて配置された左右一対の基部と、その基部に回転可能に配置された移動部と、を有し、移動部が回転し、投入コンベアに接近することで、移動部によって衣類の両袖部分が持ち上げられ、その両袖部分が、さらに前記基部に載置されることによって、背だし袖折り装置にその衣類の両袖部分を誘導するというものである。
【0013】
第3観点における背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置は、第2観点において、基部は、さらに衣類の両袖部分を持ち上げるための跳ね上げ部と、を有し、基部に載置された両袖部分を跳ね上げ部によってさらに跳ね上げられるというものである。
【0014】
第4観点における背だし袖折り装置は、第1観点から、第3観点における背だし袖折り装置を補助するための袖折り補助装置によって、衣類の両袖部分を持ち上げ、その後その両袖部分をその衣類の胸部分に重なるように折りたたむというものである。
【0015】
第5観点における折りたたみ装置は、第4観点における背だし袖折り装置を有するというものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、背出し折りたたみをするために、衣類の両袖部分を胸に重ねるように折りたたむ際に、その袖部分を、背だし袖折り装置に誘導し、その背だし袖折り装置の補助となる袖折り補助装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】衣類折りたたみ装置の側面図である。
図2図1の前方Fから後方Rに見た衣類折りたたみ装置の正面図である。
図3】衣類折りたたみ装置における袖折り補助装置の平面図である。
図4】衣類折りたたみ装置における袖折り補助装置の部分拡大側面図である。
図5】衣類折りたたみ装置における胸だし袖折りたたみ部の拡大平面図である。
図6】衣類折りたたみ装置における胸だし袖折りたたみ部の拡大側面図である。
図7】衣類折りたたみ装置における背だし折り部の拡大側面図である。
図8】衣類折りたたみ装置における胴三つ折り部と、2折り部と、胸だし2折り部と、を図示した拡大側面図である。
図9】Aは、背出し折りたたみをしようとする工程を説明する衣類折りたたみ装置の平面図である。Bは、Aの側面図である。Cは、Aの正面図である。
図10】Aは、背出し折りたたみする工程を説明する衣類折りたたみ装置の平面図である。Bは、Aの側面図である。Cは、Aの正面図である。Dは、背出し折りたたみする衣類の平面図である。
図11】Aは背だし折りする背だし折り工程を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、背だし折りされた衣類の平面図である。
図12】Aは、衣類反転工程を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、背だし折りされた衣類を反転した平面図である。
図13】Aは、胴三つ折り工程を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの正面図である。Cは、胴三つ折りしようとする衣類の平面図である。
図14】Aは、胴三つ折り工程によって衣類を胴三つ折りした状態を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの正面図である。Cは、胴三つ折りした衣類の平面図である。
図15】2折り工程について説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。
図16】Aは、スタック工程について説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、スタック工程について衣類Cが、第2スタックコンベア上に載置された状態の側面図である。
図17】Aは、袖背折り工程を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの正面図である。Cは、Aの平面図である。
図18】Aは、衣類の両袖部分が、間隔に進入した状態の衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの平面図である。Cは、Aの正面図である。Dは、衣類の両袖部分が垂れ下がった状態の平面図である。
図19】Aは、衣類が隙間を通過した状態の衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、通過した状態の衣類を示した図である。
図20】衣類胸だし反転工程を説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。
図21】Aは、胸だし胴三つ折り工程について説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの正面図である。Cは、胸だし胴三つ折りしようとする衣類を示した図である。
図22】Aは、胸だし胴三つ折り工程について説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、Aの正面図である。Cは、胸だし胴三つ折りされた衣類を示した図である。
図23】Aは、胸だし2折り工程について説明する説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、胸だし2折りされた衣類を示した図である。
図24】Aは、胸だし再2折り工程について説明する説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、胸だし再2折りされた衣類を示した図である。
図25】Aは、スタック工程について説明する衣類折りたたみ装置の側面図である。Bは、スタックされた衣類を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
背だし袖折り補助装置10は、衣類Cの垂れ下がった両袖部分C2、C2を持ち上げて、その状態を維持するものである。また、背だし袖折り補助装置10は、左右一対の袖誘導部11、11を有し、それら袖誘導部11は、それぞれ基部12と、移動部13とを有する。投入コンベア120は、衣類Cの身頃部分c1を載置するために十分な幅を有するものであれば好ましい。また、左右一対の袖誘導部11、11は、投入コンベア120の左右両サイドに配置されている(図1、2、3参照)。
【0019】
左右一対の袖誘導部11、11は、投入コンベア120の左右両サイドに、それぞれ所定の間隔x、xを有するようにその投入コンベア120の搬送方向(前方Fから後方R)にほぼ平行に配置されている。なお、この間隔x、xについては、後述する。また、左右一対の袖誘導部11、11は、後述するように、背だし袖折り装置20において、衣類Cの両袖部分C2、C2を折る袖折り部22、22に、衣類Cにおける垂れ下がった両袖部分C2、C2を誘導するためのものである。
【0020】
基部12、12は、背だし袖折り装置20に取り付けられており、その基部12、12の先端にそれぞれ軸部12aを有し、移動部13が、その軸部12aと回転可能に配置されている。移動部13は、基部12とほぼ平行に配置された状態から、投入コンベア120に接近する状態まで回転することができる。もっとも移動部13、13は、投入コンベア120に接触するように回転しても良い。
【0021】
左右一対の袖誘導部11、11の上面は、側面視において、投入コンベア120の位置よりわずかに高い位置に配置されている(図4参照)。後述するように、背だし袖折り装置20によって、衣類Cの両袖部分C2、C2を折りたたむ際に好ましいからである。また、さらに垂れ下がった両袖部分C2、C2を上方に持ち上げるために、左右一対の袖誘導部11、11の上面にそれぞれ、跳ね上げ部14、14を有する。跳ね上げ部14、14は、平坦な板状のものを、屈曲した形状に加工したものが好ましく、その跳ね上げ部14、14は、それぞれ板状を呈する第1板部14aと第2板部14bとを有し、それら第1板部14aと第2板部14bとのなす角度が、側面視において、およそ120度から140度で接続された状態を呈していることが好ましい。なお、第2板部14bが、左右一対の袖誘導部11、11の上面に取り付けられている。
【0022】
なお、移動部13は、平面視、第1支軸13aと第2支軸13bとの間を、図3における矢印方向にそれぞれ周回するようにコンベアベルト13cで構成することもできる。これにより、衣類の身頃部分は投入コンベア120に搬送されると共に、その衣類Cの両袖部分C2、C2は、この移動部13、13に接すると、この移動部13、13の外側部分に接し、徐々に、その衣類Cの両袖部分C2、C2が持ち上げられ、その衣類Cの両袖部分C2、C2は基部12に載置されることになる。
【0023】
すなわち、前端コンベア110上に衣類Cを載置し、投入コンベア120上に衣類Cを搬送すると、その衣類Cが、投入コンベア120に移り、その両袖部分C2、C2が、投入コンベア120の両サイドに垂れ下がる。さらに投入コンベア120が衣類Cを前方Fから後方Rに搬送しようとすると、あらかじめ作業者が、図示しない背出し折りたたみを選択するスイッチを押しているので、移動部13、13が、基部12、12とほぼ平行に配置された状態から、投入コンベア120に接する状態まで回転している。
【0024】
上記のとおり、移動部13、13が、基部12、12とほぼ平行に配置された状態から、投入コンベア120に接する状態まで回転する。基部12、12の回転により投入コンベア120の両サイドに、その基部12、12がそれぞれ接する。投入コンベア120の前方Fから後方Rに搬送されるに従って、その投入コンベア120両サイドに垂れ下がったその衣類Cの両袖部分C2、C2は、 移動部13、13によって、持ち上げられる。その後基部12、12上に、その衣類Cの両袖部分C2、C2は載置される。また、それと同時に、その衣類Cの両袖部分C2、C2は、この間隔x、xにそれぞれ進入することが防止される。すなわち、背だし袖折り補助装置10は、衣類Cを、後述する衣類Cの両袖部分C2、C2を、背だし袖折り装置20によって、その衣類Cの胸に折り重なるように折りたたむか、あるいは、衣類Cの両袖部分C2、C2を、胸だし袖折りたたみ部200によって、その衣類Cの背に折り重なるように折りたたみ、その衣類Cの胸の部分を露出するように折りたたむかを、振り分けることができるというものである。
【0025】
上記のとおり、投入コンベア120の両サイドに垂れ下がったその衣類Cの両袖部分C2、C2が、移動部13、13によって、持ち上げられ、その後基部12、12上に、載置される。すると、その基部12、12付近にあらかじめ配置されている、後述する袖折りたたみ部20における袖折り部22、22に、その衣類Cの両袖部分C2、C2が誘導され、袖折り部22、22に、その衣類Cの両袖部分C2、C2が載せられる。
【0026】
次に、背だし袖折り装置20について説明する。袖折りたたみ部20は、衣類Cの両袖部分C2、C2をその衣類Cの胸に折り重なるように折りたたみ、その衣類Cの背の部分を露出するように折りたたむものである。また、背だし袖折り装置20は、衣類Cの両袖部分C2、C2の折る位置を規定する、左右一対の袖折りゲージ部21、21と、その左右一対の袖折りゲージ部21、21が示した位置にしたがって衣類Cの両袖部分C2、C2を折る袖折り部22、22とを有する。袖折り部22、22は、それぞれ内側袖折り棒22a、22aのみを有していても好ましく、その場合は、基部13、13上において投入コンベア120に近い位置に配置することができる。また、袖折り部22、22は、それぞれ2本の棒状を呈する内側袖折り棒22aと、外側袖折り棒22bとを有し、外側袖折り棒22bは、平面視において、跳ね上げ部14よりも内側に位置することが好ましい(図3参照)。また、内側袖折り棒22aと、外側袖折り棒22bとの間隔sは、跳ね上げ部14よりも平面視において、幅を、狭くすることも好ましい。
【0027】
左右一対の袖折りゲージ部21、21は、投入コンベア120の幅方向(左右方向)にそれぞれ移動可能であり、衣類Cのサイズによってその幅の位置を調整することができる。また、袖折り部22、22は、互いに、投入コンベア120の両サイド(左右方向)から、中央に向かって、ほぼ水平に往復運動するための機動部23をさらに有する。機動部23はエアシリンダーを使用することができ、それによって、袖折り部22、22上に、それぞれ載せた衣類Cの両袖部分C2、C2は、互いに、投入コンベア120の両サイド(左右方向)から、中央に向かって、ほぼ水平に往復運動する袖折り部22、22によって、その衣類Cの両袖部分C2、C2を、衣類Cの胸の部分に重なるように折りたたむことができる。
【0028】
また、袖折り部22、22は、基部13、13に近接した位置に配置されている。従って、その衣類Cの両袖部分C2、C2は、移動部13、13によって持ち上げられる。その後、その衣類Cの両袖部分C2、C2は基部12、12上に載置されるともに、袖折り部22、22上に、その衣類Cの両袖部分C2、C2が配置される。とくに跳ね上げ部14、14を有する場合は、袖折り部22、22上に、衣類Cの両袖部分C2、C2を容易に載置することができる。したがって、袖折り部22、22による衣類Cの両袖部分C2、C2の折りたたみは、良好である。
【0029】
衣類折りたたみ装置100は、衣類Cをいわゆる胸出し折りたたみ及び背だしおりたたみの双方を行うことができる装置であり、上述の投入コンベア120と、上述の背だし袖折り補助装置10と、背だし袖折り装置20とを有する。さらに、衣類折りたたみ装置100は、胸だし袖折りたたみ部200と、後述する背だし折り部300と、反転部400と、胴三つ折り部500と、2折り部600と、胸だし2折り部700と、スタック部800とを有する。
【0030】
胸だし袖折りたたみ部200について説明する。胸だし袖折りたたみ部200は、衣類Cの両袖部分C2、C2をその衣類Cの背に折り重なるように折りたたみ、その衣類Cの胸の部分を露出するように折りたたむものである。また、胸だし袖折りたたみ部200は、投入コンベア120の直下に配置され、左袖折り部210と右袖折り部220とを有する。従って、投入コンベア120の上部には、背だし袖折り装置20が配置され、その下部には、胸だし袖折りたたみ部200が配置されている。
【0031】
上述の左袖折り部220は、右袖折り部210よりやや前方に配置されている。右袖折り部210は、第1右ローラ211と、第2右ローラ212と、第3右ローラ213と、第4右ローラ214とを有し、それらに右折りベルト215が、図面矢印方向に周回するように掛けられて図示しない駆動部によって駆動する。この第1右ローラ211と、第2右ローラ212と、第3右ローラ213と、第4右ローラ214のうち、その第3右ローラ213と、第4右ローラ214は互いに近接した位置に配置されていている。このように互いに近接した第3右ローラ213および第4右ローラ214と、第1右ローラ211と、第2右ローラ212と、は、ほぼ平面視三角形状を呈するように配置されている。
【0032】
また、平面視において、第1右ローラ211は、投入コンベア120と、左右一対の袖誘導部11との間に存在する間隔xに配置されている。また、互いに近接した位置に配置された第3右ローラ213と、第4右ローラ214とは、第1右ローラ211の後方に配置されている。また、第2右ローラ212は、投入コンベア120の左端部lの直下に配置されている。
【0033】
また、側面視において、第1右ローラ211から、第2右ローラ212に向うように斜め上方に配置されている(図6参照)。また、第3右ローラ213と、第4右ローラ214とは、投入コンベア120の右端部r付近の直下に配置されている(図5参照)。
【0034】
また、左袖折り部220は、第1左ローラ221と、第2左ローラ222と、第3左ローラ223と、第4左ローラ224とを有し、それらに左折りベルト225が、図面矢印方向に周回するように掛けられている。この第1左ローラ221と、第2左ローラ222と、第3左ローラ223と、第4左ローラ244のうち、その第3左ローラ223と、第4左ローラ224とは互いに近接した位置に配置されている。このように互いに近接した第3左ローラ223および第4左ローラ224と、第1左ローラ221と、第2左ローラ222と、は、ほぼ平面視三角形状を呈するように配置されている。
【0035】
また、平面視において、第1左ローラ221は、投入コンベア120と、左右一対の袖誘導部11との間に存在する間隔xに配置されている。また、互いに近接した位置に配置された第3左ローラ223と、第4左ローラ224とは、第1右ローラ221の後方に配置されている。また、第2左ローラ222は、投入コンベア120の右端部rの直下に配置されている。
【0036】
また、側面視において、第1左ローラ221から、第2左ローラ222に向かうように斜め上方に配置されている(図6参照)。また、第3左ローラ223と、第4左ローラ224とは、投入コンベア120の左端部l付近の直下に配置されている(図5参照)。
【0037】
背だし折り部300は、衣類を後方Rへ搬送する第1コンベア310と、衣類を後方Rへ搬送すると共にその回転が逆転する第2コンベア320と、折りナイフ部330とを有する。第1コンベア310は、第1ローラ311と第2ローラ312と、第3ローラ313との間を周回するように第1ベルト314が掛けまわされている。第1ローラ311と第2ローラ312と、第3ローラ313とが、共に第1ベルト314によって衣類を後方Rに搬送するように図示しない駆動部によって、回転する。
【0038】
第2コンベア320は、第4ローラ321と第5ローラ322と、第6ローラ323と第7ローラ324と、を有し、それらの各ローラの間を周回するように第2ベルト325が掛けまわされている。第4ローラ321は、衣類Cを2折りする際に、前方に移動し、第1コンベア310と、第2コンベア320との間の間隔yの間隔を狭める。その後、その間隔yを跨ぐように配置された衣類Cを、折りナイフ部330で、その衣類Cをその間隔yに押し込むようにして、その衣類Cを2折りする。これにより、衣類Cの丈が短くなるように折りたたまれる(図7参照)。
【0039】
反転部400は、文字通り衣類Cを上下に反転させるものであり、衣類Cの前身頃部分を表側にした場合にそれを裏返しするものである。反転部400は、第1反転部410と第2反転受け部420とを有し、第1反転部410は、反転第1ローラ411と反転第2ローラ412と反転第3ローラ413と、反転第4ローラ414とを有し、それらの各ローラの間を周回するように反転第1ベルト415が掛けまわされている。
【0040】
第2反転受け部420は、後方へ衣類Cを搬送するためのコンベアベルトであって、反転受け第1ローラ421と反転受け第2ローラ422とを有し、それらの各ローラの間を周回するように反転受けベルト423が掛けまわされている。また、反転受け第3ローラ424とを有し、反転受けベルト423の垂れ下がりを防止している。
【0041】
また、反転第1ローラ411の後方Rに反転第2ローラ412が配置され、反転第2ローラ412の直下に、反転第3ローラ413が配置され、反転第3ローラ413の前方Fに、反転第4ローラ414が配置され、反転第4ローラ414の上方に反転第1ローラ411が配置されている。反転第1ベルト415は、反転受けベルト423が配置された反転受け第1ローラ421によって後方Rに押され、反転第1ローラ411と反転第4ローラ414との間の反転第1ベルト415が、その反転受け第1ローラ421によって、回り込むように屈曲して配置されている。したがって、反転受け第1ローラ421に掛け回された反転受けベルト423と、反転第3ローラ413と反転第4ローラ414との間の反転第1ベルト415によって、衣類Cを反転させることができる。
【0042】
次に胴三つ折り部500について説明する。胴三つ折り部500は、胴三つ折りコンベア501上に配置した一対の胴三つ折りゲージ502、502と、その左右にそれぞれ配置した胴三つ折りナイフ503、503を有する。なお、胴三つ折りコンベア501は、前部コンベア511と後部コンベア512とを有し、前部コンベア511と後部コンベア512の間に隙間zを有する。
【0043】
一対の胴三つ折りゲージ502、502の間隔は、衣類Cの身頃部分C1を三折りする幅に調整可能である。また、一対の胴三つ折りゲージ502、502の間に落とされた衣類Cを、一対の胴三つ折りゲージ502、502がその衣類Cの折り線となるようにガイドとなり、胴三つ折りコンベア501上において胴三つ折りナイフ503、503を、それぞれその胴三つ折りコンベア501の中央に向かって左右方向に移動させることによって、衣類Cの胴(衣類Cの幅)を三つ折りすることができる(図2図8参照)。
【0044】
次に、2折り部600について説明する。2折り部600は、衣類Cを長さ方向(衣類Cの丈)に2折りするものであり、その2折り部600は、二折りナイフ601とを有し、上述の前部コンベア511と後部コンベア512との間に隙間zの直上に配置されている。前部コンベア511と後部コンベア512との間に隙間zの上に衣類Cを跨るように配置し、その隙間zの直上に配置した二折りナイフ601を押し下げて、衣類Cをその隙間zに押し込むことで、その隙間zに、2折りされた状態の衣類Cが押し込まれ、衣類Cを、さらに2折することができる。したがって、衣類Cの丈が短くなる(図8参照)。
【0045】
次に、胸だし2折り部700について説明する。上述の2折り部600において、衣類Cの長さ方向に2つ折りされた衣類Cを、さらに、長さ方向に2つ折りするというものである。胸だし2折り部700は、第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720と、第3胸だし2折りコンベア730と、図示しない空気を噴出する噴出し部を有するものである。第1胸だし2折りコンベア710は側面視ほぼ三角形状を呈しその前方の前方斜辺部711の上方に、第2胸だし2折りコンベア720が配置され、第1胸だし2折りコンベア710は側面視ほぼ三角形状を呈しその後方の後方斜辺部712の上方に第3胸だし2折りコンベア730とが配置されている(図8参照)。
【0046】
上記構成の胸だし2折り部700は、前部コンベア511と後部コンベア512との間に隙間zから排出されて2折りされた衣類Cをさらに、衣類Cを長さ方向(衣類Cの丈)に2折りするものである。
【0047】
次に、スタック部800について説明する。スタック部800は、第1スタックコンベア801と、落とし板部802と、第2スタックコンベア803とを有し、複数の折りたたまれた衣類Cを、第2スタックコンベア803に積み上げるというものである。
【0048】
上記構成の折りたたみ装置100によって、いわゆる背出し折りたたみする工程を説明する。いわゆる背出し折りたたみする工程は、以下の工程を順次実行することで達成される。最初に、袖持ち上げ工程について説明する。袖持ち上げ工程は、ハンガーHに吊り下げられた衣類Cを、前端コンベア110に配置する(図9参照)。その際に図示しない作業者は、あらかじめ背出し折りたたみする工程を選択しているので、移動部13、13が、投入コンベア120に接触するように回転する(図9A参照)。
【0049】
また、投入コンベア120の搬送によって、衣類Cが前方Fから後方Rに搬送されるに従って、投入コンベア120に接触するように回転する移動部13、13が、その衣類Cの両袖部分C2、C2を持ち上げる。その持ち上げられたその衣類Cの両袖部分C2、C2が基部12、12上に移動する(図10A、B、C参照)。
【0050】
基部12、12上に移動した、衣類Cの両袖部分C2、C2は、基部12、12上に移動するのと同時に背だし袖折り装置20における袖折り部22、22上にそれぞれ配置されている。よって、その袖折り部22、22が、投入コンベア120の幅方向の中央に向かってそれぞれ水平に移動することにより、左右一対の袖折りゲージ部21、21が示した位置にしたがって、衣類Cの両袖部分C2、C2を、その衣類Cの胸に重なるように折りたたむことができる(図10D参照)。これをいわゆる背だしと称する。
【0051】
次に背だし折り部300によって、背だし折りする背だし折り工程について説明する。衣類Cをさらに前方Fから後方Rの方向へ搬送する。あらかじめ第1コンベア310における第3ローラ313に、第2コンベア320における第4ローラ321が接近し、その間隔yの間隔が小となっている。したがって、その間隔yをまたぐように、衣類Cを搬送すし、衣類Cの丈方向の長さのほぼ半分がその間隔y上に配置された時点で、折りナイフ部330がその隙間yをめがけて下降することで、衣類Cの丈方向の長さがほぼ半分になるように折りたたまれる(図11A、B参照)。
【0052】
次に、衣類反転工程を説明する。上記のとおり背だし折り工程によって、背だし折りされて衣類Cを反転する。上記のとおり、反転第1ローラ411と反転第4ローラ414との間の反転第1ベルト415が、反転受け第1ローラ421によって後方Rに押されるとともに、反転受け第1ローラ421を回り込むように屈曲して配置されている。従って、反転第1ベルト415と、反転受けベルト423の間に挟まれた衣類Cを、裏返しすることができる(図12A、B参照)。
【0053】
次に、胴三つ折り工程について説明する。胴三つ折り工程は、衣類Cの丈に平行に2箇所折りたたむことで、その衣類Cの胴の幅を狭める折りたたみ工程である。上記のとおり、反転された衣類C(図13C参照)の幅を三つ折りするために、胴三つ折りコンベア501上において、一対の胴三つ折りゲージ502、502の間に衣類を配置する(図13A、B、C参照)。その後、左右に配置された胴三つ折りナイフ503、503をそれぞれ、コンベア501の中心に向かって作動させて、衣類Cを三つ折りする(図14A、B、C参照)。
【0054】
次に、2折り工程について説明する。2折り工程は、搬送された衣類Cの丈方向の長さをほぼ半分にする工程である。上記のとおり、胴三つ折りされた衣類Cを、さらに丈を短くするように二つ折りする。すなわち、前部コンベア511と後部コンベア512との間に隙間zの上に衣類Cを跨るように搬送し、その衣類Cの丈方向の長さのほぼ中心部分が隙間zの上に位置したときに、その隙間zの直上に配置した二折りナイフ601を押し下げて、その衣類Cを、隙間zに押し込むことで、その隙間zに、2折りされた状態の衣類Cが押し込まれ、衣類Cの胴を2折りする(図15参照)。その後、第1胸だし2折りコンベア710と、第3胸だし2折りコンベア730との間を衣類Cが通過する。
【0055】
スタック工程について説明する。2折りされた衣類Cは、胸だし2折り部700を通過し、スタック部800に搬送される。衣類Cは、スタック第1スタックコンベア801によって、さらに後方Rに搬送され、閉じられている落とし板部802上に配置される(図16A参照)。その後、落とし板部802が開き、第2スタックコンベア803上に、折りたたまれた衣類Cが、積み上げられる(図16B参照)。
【0056】
上記構成の折りたたみ装置100によって、いわゆる胸出し折りたたみする工程を説明する。いわゆる胸出し折りたたみする工程は、以下の工程を順次実行することで達成される。衣類Cの両袖部分C2、C2をその衣類Cの背中部分に重ねるように折りたたむ袖背折り工程は、ハンガーHに吊り下げられた衣類Cを、前端コンベア110に配置する(図17A、B、C参照)。その際に図示しない作業者は、あらかじめ胸出し折りたたみする工程を選択しているので、移動部13、13は、投入コンベア120とほぼ平行に配置される。従って、移動部13、13は、投入コンベア120に接触しない位置に配置されている(図17C参照)。
【0057】
また、投入コンベア120の搬送によって、衣類Cが前方Fから後方Rに搬送される。移動部13、13は、投入コンベア120とほぼ平行に配置されているので、間隔x、xに、それぞれ衣類Cの両袖部分C2、C2が進入する(図18A、B、C参照)。
【0058】
間隔x、xに、それぞれ進入した衣類Cの両袖部分C2、C2が、胸だし袖折りたたみ部200における右袖折り部210と左袖折り部220によって、折りたたまれる。すなわち、両袖部分C2、C2の一方が、平面視、間隔xに配置されている第1右ローラ211付近の右折りベルト215に接することで、その右折りベルト215の周回する方向に(矢印方向、図5参照)その衣類Cの両袖部分C2、C2の一方が折りたたまれる。また、衣類Cの両袖部分C2、C2の他方も同様に、両袖部分C2、C2の他方が、平面視、間隔xに配置されている第1左ローラ221付近の左折りベルト225に接することで、その左折りベルト225の周回する方向にその衣類Cの両袖部分C2、C2の他方が折りたたまれる。
【0059】
その後、衣類Cの身頃部分C1と、投入コンベア120を挟んで折りたたまれた衣類Cの両袖部分C2、C2とが、その投入コンベア120を通過し、第1コンベア310に載置されることによって、衣類Cの身頃部分C1の背中部分と、その衣類Cの両袖部分C2、C2とが重なる(図18D参照)。
【0060】
次に、背だし折り部300における第1コンベア310と、第2コンベア320との間隔yの間隔が大となってとなっているので、その隙間yを衣類Cが通過する(図19A、B)。なお、間隔yの間隔が大となるのはあらかじめ図示しない作業者が、胸出し折りたたみする工程を選択しているからである(図19A、B)。
【0061】
次に、衣類胸だし反転工程を説明する。衣類Cの背中部分に両袖部分C2、C2を折りたたまれたその衣類Cを裏返しするように反転する。なお、上述のとおり、反転第1ローラ411と反転第4ローラ414との間の反転第1ベルト415が、反転受け第1ローラ421によって後方Rに押されるとともに、反転受け第1ローラ421を回り込むように屈曲して配置されている。従って、隙間yを通過した衣類Cは、反転第1ベルト415と、反転受けベルト423の間に挟まれて搬送されることによって、その衣類Cを、裏返しすることができる(図20参照)。
【0062】
次に、胸だし胴三つ折り工程について説明する。これについては、上述の胴三つ折り工程と同様に、衣類Cの丈に平行に2箇所折りたたむことで、その衣類Cの胴C1の幅を狭める折りたたみ工程である(図21A参照)。上記のとおり、反転された衣類C(図21C参照)の幅を三つ折りするために、胴三つ折りコンベア501上において、一対の胴三つ折りゲージ502、502の間に衣類を配置する(図21B参照)。その後、左右に配置された胴三つ折りナイフ503、503をそれぞれ、コンベア501の中心に向かって作動させて、衣類Cを三つ折りする(図22A、B、C参照)。
【0063】
次に、胸だし2折り工程について説明する。胸だし2折り工程は、搬送された衣類Cの丈方向の長さをほぼ半分にする工程である。上記のとおり、胴三つ折りされた衣類Cを、さらに丈を短くするように二つ折りする。すなわち、前部コンベア511と後部コンベア512との間に隙間zの上に衣類Cを跨るように搬送し、その衣類Cの丈方向の長さのほぼ中心部分が隙間zの上に位置したときに、その衣類Cの搬送動作を止める。その後、その隙間zの直上に配置した二折りナイフ601を押し下げて、その衣類Cを、隙間zに押し込むことで、その隙間zに、2折りされた状態の衣類Cが押し込まれ、衣類Cの胴を2折りする(図23A、B参照)。
【0064】
次に、胸だし再2折り工程について説明する。胸だし再2折り工程は、搬送された衣類Cの丈方向の長さをさらにほぼ半分の長さにする工程である。上述の胸だし2折り工程において、丈方向の長さをほぼ半分にした衣類Cをさらに半分の長さにする。
【0065】
上記胸だし再2折り工程は、胸だし2折り部700によって行われる。胸だし2折り部700は、上述の2折り部600において、衣類Cの長さ方向に2つ折りされた衣類Cを、さらに、長さ方向に2つ折りするというものである。この胸だし2折り部700は、上記のとおり、第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720と、第3胸だし2折りコンベア730と、図示しない空気を噴出する噴出し部とを有するものである。第1胸だし2折りコンベア710は側面視ほぼ三角形状を呈しその前方の前方斜辺部711の上方に、第2胸だし2折りコンベア720が配置され、第1胸だし2折りコンベア710は側面視ほぼ三角形状を呈しその後方の後方斜辺部712の上方に第3胸だし2折りコンベア730とが配置されている(図8図24A、B参照)。
【0066】
上記構成の胸だし2折り部700は、前部コンベア511と後部コンベア512との間の隙間zから排出された衣類Cを、図示しない空気を噴出する噴出部から、空気を噴出することで、矢印a方向に動く胸だし2折り部700における第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720との間に、誘導する。その後、隙間zから排出された衣類Cの長さの半分の部分が、さらに、第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720との間に進入したときに、その第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720との矢印a方向の動きが逆回転する(図24参照)。
【0067】
その後、第1胸だし2折りコンベア710と、第2胸だし2折りコンベア720と、第3胸だし2折りコンベア730と、が矢印b方向に動き、さらに丈の長さが半分になった衣類C′が、第1胸だし2折りコンベア710と、第3胸だし2折りコンベア730との間に挟まれ、衣類Cを長さ方向(衣類Cの丈)に2折りされる(図24参照)。
【0068】
その後、2折された衣類Cは、スタック部800に搬送される。すなわち、衣類Cは、スタック第1スタックコンベア801によって、さらに後方Rに搬送され、閉じられている落とし板部802上に配置され、落とし板部802が開き、第2スタックコンベア803上に、折りたたまれた衣類Cが、積み上げられる(図25参照)。
【符号の説明】
【0069】
10 背だし袖折り補助装置
11 袖誘導部
12 基部
13 移動部
14 跳ね上げ部
20 背だし袖折り装置
21 折りゲージ部
22 袖折り部
100 衣類折りたたみ装置
110 前端コンベア
120 投入コンベア
200 胸だし袖折りたたみ部
300 背だし折り部
400 反転部
500 胴三つ折り部
600 2折り部
700 胸だし2折り部
800 スタック部
x 間隔
C 衣類
C1 身頃部分
C2 両袖部分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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