特許7089658IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ヒトやヒト以外の動物のヘモグロビンの酸化還元度合いを、光学的に検出しカラー画像化し表示するものである。なお、本発明における酸化還元度合いとは、計算により算出された酸化還元度ではなく、酸化還元傾向の意味として用語の定義をする。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来の方法では、生体のヘモグロビンが画像化される場合、一つの波長の赤外線を生体組織を透過または反射させ血管の画像を得る方法などが知られているが、疑似カラー表示されることはあっても、基本は白黒画像である。この方法では、基準となる画像と比較をしなければ酸化還元の度合は、わからない。また、複数の波長の光を使い、酸化飽和度を計算して画像化し、可視光の画像に追加情報として表示する方法がある。この場合は、可視光画像との重ね合わせになるため、可視光画像とヘモグロビン吸収波長の画像の両方を取得しなければならず手間がかかる。非特許文献1のように、一つの波長の光を用いて、酸化還元を変化前の画像と比較して変化分を疑似カラー表示することなども行われてきたが、やわらかい舌のような組織では、形態が変化するため、元の画像と比較できず、支障をきたす。そこで、ヘモグロビンの酸化還元度合いを、より直感的に人間が色画像として認識できる方法を考案した。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

いまその解決手段を説明すれば、本発明は、光の吸収において還元ヘモグロビンが酸化ヘモグロビンより吸収が多い波長λ1で撮影したλ1画像、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンが等吸収となる波長を中心として好ましくは±10nmの波長λ2で撮影したλ2画像、酸化ヘモグロビンが還元ヘモグロビンより吸収が多い波長λ3で撮影したλ3画像を、それぞれ赤成分のR画像、緑成分のG画像、青成分のB画像に対応させ、RGBカ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本案は、以上のような構造であるから、これを使用するときは、外部光を遮断した状態、または、λ1、λ2、λ3以外の波長の光をカットした光学系をもつカメラで対象物を撮影し処理することによって、ヘモグロビンの酸化還元度合いが色の変化として画像化される。また、本発明における生成されたカラー画像は、特許文献3のような、ヘモグロビンの酸素飽和度を計算したうえ画像化したものではなく、ヘモグロビン酸素飽和度画像を可視光画像に重ね合わせる必要もない。すなわち、本発明はカメラの出力からより直接的に視覚的に訴えるカラー画像を生成することができる特徴がある。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施例の構成図
【図2】 ヘモグロビンの吸光スペクトルの例
【図3】 フローチャート

代表図 図1本件の代表的な図

1:カメラ 2:λ1光源(還元ヘモグロビンが酸化ヘモグロビンより吸収が多い波長) 3:λ2光源(酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンが等吸収となる波長) 4:λ3光源(酸化ヘモグロビンが還元ヘモグロビンより吸収が多い波長) 5:拡散板 6:照射野 7:光源の制御回路とカメラインターフェース 8:コンピュータ 9:対象物(本例では舌) 11:λ1画像(還元ヘモグロビンが酸化ヘモグロビンより吸収が多い波長で撮影) 12:λ2画像(酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンが等吸収となる波長で撮影) 13:λ3画像(酸化ヘモグロビンが還元ヘモグロビンより吸収が多い波長で撮影) 14:R画像(赤) 15:G画像(緑) 16:B画像(青) 17:RGB加色混合によるカラー画像生成 18:色相、彩度、輝度の調整 19:RGBカラー画像の表示

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