(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-15
(45)【発行日】2022-06-23
(54)【発明の名称】包装袋
(51)【国際特許分類】
B65D 81/20 20060101AFI20220616BHJP
B65D 33/00 20060101ALI20220616BHJP
【FI】
B65D81/20 Z
B65D33/00 A
(21)【出願番号】P 2018028708
(22)【出願日】2018-02-21
【審査請求日】2021-01-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000241186
【氏名又は名称】朋和産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】特許業務法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】白井 直人
【審査官】家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】実開平07-013762(JP,U)
【文献】特開2012-012083(JP,A)
【文献】特開2012-012082(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0081460(US,A1)
【文献】実開平01-181064(JP,U)
【文献】特開2007-106427(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/20
B65D 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一枚のシート材を用いて形成されており、
物品を収容する収容空間を形成する袋状の本体部と、該袋状の本体部の表面の少なくとも一部を覆うように配置される被覆部とを備えており、
前記本体部は、対向するように配置される一対の対向壁部を備え、
前記一対の対向壁部は、一枚のシート材を一方の面側へ一方向に沿って折り返すことで形成され、前記被覆部は、前記一枚のシート材における前記一対の対向壁部以外の領域を前記一枚のシート材の他方の面側へ一方向に沿って折り返すことで形成され、
物品が収容された収容空間から気体が排出された状態で袋状の本体部が密封されるように構成される包装袋。
【請求項2】
被覆部は、袋状の本体部に連結される被覆連結部を少なくとも一部に備える請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
被覆連結部は、被覆部における一方向の両端部に形成される請求項1又は2に記載の包装袋。
【請求項4】
被覆連結部は、被覆部における前記一方向に交差する他方向の両端部にも形成される請求項3に記載の包装袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を収容する包装袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、食品等の物品を収容した包装袋が知られている。該包装袋は、シート材を用いて形成される。具体的には、対向するように配置される一対のシート材の外周端部同士がシールされることで、袋状の本体部が形成されており、該袋状の本体部の内側に物品が収容される収容空間が形成されている。
【0003】
上述のような包装袋で物品を包装する際には、収容空間に物品を収容し、該収容空間から気体を排出した状態で、袋状の本体部を密閉する場合がある。これにより、収容空間内において、物品と気体(空気等)との接触が抑制されるため、物品の状態(鮮度、品質、又は、殺菌状態など)を比較的長期間、維持することができる(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】登録実用新案第3165809号公報
【文献】登録実用新案第3055152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のように、物品が収容された収容空間から気体を排出した状態で袋状の本体部を密封すると、袋状の本体部の内側が陰圧になるため、袋状の本体部を構成するシート材が収容空間内の物品の形状に沿って該物品に密着することになる。このように、シート材が物品の形状に沿って密着すると、袋状の本体部にシワや凹凸が形成される。そして、このようなシワや凹凸が袋状の本体部に形成されると、該袋状の本体部に表示された図柄や商品情報等を視認し難くなると共に、包装袋の意匠性が低下することになる。
【0006】
そこで、本発明は、物品が収容された状態の収容空間から気体を排出した状態で袋状の本体部を密封した際にも、表示された図柄や商品情報等が視認し難くなったり、意匠性が低下したりするのを防止することができる包装袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る包装袋は、シート材を用いて形成されており、物品を収容する収容空間を形成する袋状の本体部と、該袋状の本体部の表面の少なくとも一部を覆うように配置される被覆部とを備えており、物品が収容された収容空間から気体が排出された状態で袋状の本体部が密封されるように構成される。
【0008】
斯かる構成によれば、物品を収容する収容空間を形成する袋状の本体部と、該袋状の本体部の表面の少なくとも一部を覆うように配置される被覆部とを備える。そして、物品が収容された収容空間から気体が排出された状態で袋状の本体部が密封されるように構成される。これにより、袋状の本体部の内側が陰圧になるため、袋状の本体部を構成するシート材が物品の形状に沿って物品に密着することになる。このため、袋状の本体部には、シワや凹凸が形成される。しかしながら、袋状の本体部の表面の少なくとも一部が被覆部によって覆われることで、被覆部で覆われた領域に形成されたシワや凹凸が被覆部によって隠蔽される。これにより、被覆部に図柄や商品情報等を表示することで、表示内容が視認し易くなると共に、包装袋の意匠性の低下も防止することができる。
【0009】
被覆部は、袋状の本体部に連結される被覆連結部を少なくとも一部に備えることが好ましい。
【0010】
斯かる構成によれば、被覆部は、袋状の本体部に連結される被覆連結部を少なくとも一部に備える。これにより、袋状の本体部の少なくとも一部を被覆部が覆った状態を確実に維持することができる。このため、袋状の本体部に形成されるシワや凹凸をより効果的に隠蔽することができる。
【0011】
被覆連結部は、被覆部における一方向の両端部に形成されることが好ましい。
【0012】
斯かる構成によれば、連結部は、被覆部における一方向の両端部に形成される。これにより、袋状の本体部の少なくとも一部を被覆部が覆った状態を確実に維持することができる。このため、袋状の本体部に形成されるシワや凹凸をより効果的に隠蔽することができる。
【0013】
被覆連結部は、被覆部における前記一方向に交差する他方向の両端部にも形成されることが好ましい。
【0014】
斯かる構成によれば、被覆部における前記一方向に交差する他方向の両端部にも形成される。これにより、袋状の本体部の少なくとも一部を被覆部が覆った状態を確実に維持することができる。このため、袋状の本体部に形成されるシワや凹凸をより効果的に隠蔽することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によれば、物品が収容された状態の収容空間から気体を排出した状態で袋状の本体部を密封した際にも、表示された図柄や商品情報等が視認し難くなったり、意匠性が低下したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係る包装袋を被覆部側から見た図。
【
図2】同実施形態に係る包装袋の袋状の本体部から被覆部の一部を分離した状態を示す図。
【
図4】本発明の他の実施形態に係る包装袋の断面を示した断面図。
【
図5】(a)は、同実施形態に係る包装袋を形成する一枚のシート材を示した斜視図、(b)は、(a)の一枚のシート材が折り返されて一対の対向壁部が形成された状態を示す斜視図、(c)は、(a)の一枚のシート材が折り返されて一対の対向壁部、及び、被覆部が形成された状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明に係る包装袋の一実施形態について、
図1~3に基づいて説明する。なお、以下の図面において同一又は相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
【0018】
図1,2に示すように、本実施形態に係る包装袋1は、シート材を用いて形成される。シート材としては、特に限定されるものではなく、例えば、無軸延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムや、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム等を用いることができる。そして、包装袋1は、物品を収容する収容空間Rを形成する袋状の本体部2と、袋状の本体部2の表面の少なくとも一部を覆う被覆部3とを備える。本実施形態では、包装袋1は、
図3に示すように、袋状の本体部2と、被覆部3とが別々の部材から構成される。
【0019】
袋状の本体部2は、対向するように配置される一対の対向壁部2a,2aと、一対の対向壁部2a,2aが連結されて形成された本体連結部2bとを備える。本実施形態では、別体として構成される一対の対向壁部2a,2aが連結されて本体連結部2bが形成されることで、袋状の本体部2が構成されている。
図1,2に戻り、本体連結部2bは、収容空間Rを囲むように連続して形成される。換言すれば、環状に形成された本体連結部2bの内側に収容空間Rが形成される。なお、本体連結部2bを形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、一対の対向壁部2a,2aの外周端部同士を全周に亘ってヒートシールしたり、該外周端部同士を全周に亘って接着剤や両面テープなどを用いて連結したりすることで本体連結部2bを形成することができる。
【0020】
被覆部3は、一方の対向壁部2aと重なるように配置される。具体的には、被覆部3は、一方の対向壁部2aの略全域を覆うように構成される。本実施形態では、被覆部3は、一方の対向壁部2aと略同一形状に形成される。
【0021】
また、被覆部3は、少なくとも一部が袋状の本体部2に連結される。つまり、被覆部3は、袋状の本体部2に連結される被覆連結部3aを少なくとも一部に備える。本実施形態では、被覆連結部3aは、被覆部3の端部に形成される。また、被覆連結部3aは、被覆部3における一方向の両端部と、該一方向に交差する他方向の両端部とに形成される。本実施形態では、被覆連結部3aは、被覆部3の外周に沿って間隔を空けて形成される。具体的には、四角形状の被覆部3の各角部に被覆連結部3aが形成される。
【0022】
袋状の本体部2と被覆部3(被覆連結部3a)とを連結する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、袋状の本体部2と被覆部3(被覆連結部3a)とをヒートシールする方法が挙げられる。具体的には、一方の対向壁部2aにおける本体連結部2bを形成する領域と被覆連結部3aとがヒートシールされることで袋状の本体部2と被覆部3とが連結されてもよい。又は、一方の対向壁部2a(具体的には、四角形状の一方の対向壁部2aの端部を構成する各角部)を貫通する開口部を該一方の対向壁部2aに形成し、一対の対向壁部2a,2aを重ねた際に該開口部から露出する他方の対向壁部2a(具体的には、四角形状の他方の対向壁部2aの端部を構成する各角部)と被覆連結部3aとがヒートシールされることで袋状の本体部2と被覆部3とが連結されてもよい。また、袋状の本体部2と被覆部3(被覆連結部3a)とを分離可能に連結する方法であってもよい。具体的には、袋状の本体部2と被覆部3(被覆連結部3a)とが重なるように配置された際に対向する面の少なくとも一方に易剥離層(所謂、イージーピール層)を形成し、該易剥離層を備える位置で袋状の本体部2と被覆部3とをヒートシールする方法であってもよい。又は、該対向する面の少なくとも一方を粗面にし、該粗面の位置で袋状の本体部2と被覆部3とをヒートシールする方法であってもよい。又は、袋状の本体部2と被覆部3とを分離可能な状態で接着剤や両面テープなどを用いて連結する方法であってもよい。
【0023】
上記のように構成される包装袋1は、物品が収容された収容空間Rから気体(具体的には、空気)が排出された状態で袋状の本体部2が本体連結部2bによって密封される。具体的には、包装袋1は、所謂真空パックされることで物品を包装するものである。この際、袋状の本体部2(具体的には、一対の対向壁部2a,2a)を構成するシート材が物品に密着するため、袋状の本体部2(具体的には、一対の対向壁部2a,2a)にシワや凹凸が生じることになる。そして、袋状の本体部2(具体的には、一方の対向壁部2a)を覆うように被覆部3が配置されることで、該被覆部3によって袋状の本体部2(具体的には、一対の対向壁部2a,2a)に生じたシワや凹凸が覆い隠された状態になる。
【0024】
以上のように、本発明に係る包装袋によれば、物品が収容された状態の収容空間から気体を排出した状態で袋状の本体部を密封した際にも、表示された図柄や商品情報等が視認し難くなったり、意匠性が低下したりするのを防止することができる。
【0025】
即ち、物品を収容する収容空間Rを形成する袋状の本体部2と、該袋状の本体部2の表面の少なくとも一部を覆うように配置される被覆部3とを備える。そして、物品が収容された収容空間Rから気体が排出された状態で袋状の本体部2が密封されるように構成される。これにより、袋状の本体部2の内側が陰圧になるため、袋状の本体部2を構成するシート材が物品の形状に沿って物品に密着することになる。このため、袋状の本体部2にシワや凹凸が形成される。しかしながら、袋状の本体部2の表面の少なくとも一部が被覆部3によって覆われることで、被覆部3で覆われた領域に形成されたシワや凹凸が被覆部3によって隠蔽される。これにより、被覆部3に図柄や商品情報等を表示することで、表示内容が視認し易くなると共に、包装袋1の意匠性の低下も防止することができる。
【0026】
また、被覆部3は、袋状の本体部2に連結される被覆連結部3aを少なくとも一部に備える。これにより、袋状の本体部2の少なくとも一部を被覆部3が覆った状態を確実に維持することができる。このため、袋状の本体部2に形成されるシワや凹凸をより効果的に隠蔽することができる。
【0027】
また、被覆連結部3aは、被覆部3における前記一方向の両端部、及び、前記他方向の両端部にも形成される。これにより、袋状の本体部2の少なくとも一部を被覆部3が覆った状態を確実に維持することができる。このため、袋状の本体部2に形成されるシワや凹凸をより効果的に隠蔽することができる。
【0028】
なお、本発明に係る包装袋は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記の各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記の実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
【0029】
例えば、上記実施形態では、一対の対向壁部2a,2aと、被覆部3とが別々のシート材から形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、
図4に示すように、一対の対向壁部2a,2a、及び、被覆部3が一枚のシート材Xから形成されてもよい。具体的には、
図5(a)に示す一枚のシート材Xを、
図5(b)に示すように、一方の面側へ一方向に沿って折り返すことで一対の対向壁部2a,2aが形成される。そして、
図5(c)に示すように、一枚のシート材Xにおける一対の対向壁部2a,2a以外の領域を前記一枚のシート材Xの他方の面側へ一方向に沿って折り返すことで被覆部3が形成される。これにより、包装袋1(具体的には、袋状の本体部2)は、
図4に示すように、一枚のシート材Xが折り返されることで形成される折返端部2cを備える。また、包装袋1は、一枚のシート材Xが折り返されることで形成される折返端部2dにおいて袋状の本体部2(具体的には、一方の対向壁部2a)と被覆部3とが連結される。
【0030】
上記のように一枚のシート材Xで包装袋1を製造する方法としては、一枚のシート材Xを一方の面側へ一方向に沿って折り返すことで対向する一対の対向壁部2a,2aを形成する工程と、前記一枚のシート材Xにおける一対の対向壁部2a,2a以外の領域を前記一枚のシート材の他方の面側へ一方向に沿って折り返すことで袋状の本体部2の表面の少なくとも一部を覆う被覆部3を形成する工程と、一対の対向壁部2a,2aにおける前記収容空間Rを形成する領域を囲むように一対の対向壁部2a,2a同士を連結して袋状の本体部2を形成する工程と、該袋状の本体部2に被覆部3(被覆連結部3a)を連結する工程とを備える。なお、上記の各工程の順序としては、特に限定されるものではない。
【0031】
また、上記実施形態では、一対の対向壁部2a,2aと、被覆部3とが別々のシート材から形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一方の対向壁部2aと被覆部3とが他方の対向壁部2aとは別の一枚のシート材から構成されてもよい。斯かる場合には、一枚のシート材を一方の面側へ一方向に沿って折り返すことで、一方の対向壁部2aと被覆部3とが形成される。又は、一対の対向壁部2a,2aが被覆部3とは別の一枚のシート材から構成されてもよい。斯かる場合には、一枚のシート材を一方の面側へ一方向に沿って折り返すことで、一対の対向壁部2a,2aが形成される。
【0032】
また、上記実施形態では、被覆部3は、袋状の本体部2を構成する一方の対向壁部2aの全体を覆うように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一方の対向壁部2aの一部を覆うように構成されてもよい。斯かる場合であっても、被覆部3によって覆われた領域では、シワや凹凸を隠蔽することができる。
【0033】
また、上記実施形態では、被覆部3は、その全体が袋状の本体部2と重なるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、被覆部3が袋状の本体部2と重ならない部分を備えてもよい。具体的には、被覆部3が袋状の本体部2よりも大きくなるように形成されて被覆部3の外周端部よりも内側の領域に袋状の本体部2が重なる用に配置されてもよい。又は、被覆部3の外周端部の一部のみが袋状の本体部2と重ならないように構成されてもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、被覆部3は、外周端部が部分的に袋状の本体部2に連結されるように(具体的には、複数の被覆連結部3aを備えるように)構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、外周端部が略全周に亘って袋状の本体部2に連結されるように(具体的には、被覆連結部3aが被覆部3の外周端部の全周に亘って形成ように)構成されてもよい。又は、被覆部3における袋状の本体部2に対向する面の全体が袋状の本体部2に連結されるように構成されてもよく、被覆部3の外周端部よりも内側の領域が袋状の本体部2に連結されるように構成されてもよい。つまり、被覆部3の外周端部よりも内側の領域に被覆連結部3aが形成されてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、被覆部3は、被覆連結部3aを複数備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一つの被覆連結部3aにおいて被覆部3が袋状の本体部2に連結されてもよい。また、上記実施形態では、前記一方向における被覆部3の両端部、及び、前記他方向における被覆部3の両端部に(具体的には、四角形状の被覆部3の各角部に)被覆連結部3aが形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、前記一方向、又は、他方向における被覆部3の両端部、又は、一端部に被覆連結部3aが形成されてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では、被覆連結部3aは、本体連結部2bと重なるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、袋状の本体部2における収容空間Rを形成する領域と被覆連結部3aとが重なるように構成されてもよい。
【0037】
また、本発明に係る包装袋の用途としては、特に限定されるものではなく、例えば、収容される物品(例えば、食品等)が高温で加熱殺菌されるものである場合(例えば、レトルト食品である場合)には、所謂、レトルト用であってもよい。食品以外の物品を収容するものであってもよい。
【符号の説明】
【0038】
1…包装袋、2…本体部、2a…対向壁部、2b…本体連結部、2c,2d…折返端部、3…被覆部、3a…被覆連結部、R…収容空間、X…シート材