(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-15
(45)【発行日】2022-06-23
(54)【発明の名称】会計情報処理装置、会計情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/00 20120101AFI20220616BHJP
【FI】
G06Q40/00 400
(21)【出願番号】P 2018037106
(22)【出願日】2018-03-02
【審査請求日】2021-02-26
(73)【特許権者】
【識別番号】593089895
【氏名又は名称】株式会社オービックビジネスコンサルタント
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】和田 成史
(72)【発明者】
【氏名】唐鎌 勝彦
【審査官】萩島 豪
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-126489(JP,A)
【文献】特開2017-010312(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0275626(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部と、
前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、
前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報を出力する出力部と
、
2以上の伝票データの登録の指示である一括登録指示を受け付ける指示受付部と、
前記指示受付部が一括登録指示を受け付けた場合に、前記画面情報が有する2以上のオブジェクトに対応する入出金情報を用いて構成された2以上の伝票データを、2以上の伝票データが格納される伝票データ格納部に蓄積する蓄積部とを具備する会計情報処理装置。
【請求項2】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部と、
前記入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断部
と、
前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、
前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報を出力する出力部とを具備し、
前記オブジェクト構成部は、
前記2以上の各入出金情報ごとに、前記判断部の判断結果を視覚的に明示するオブジェクトを構成する
、会計情報処理装置。
【請求項3】
前記2以上のオブジェクトのうちの1以上のオブジェクトの選択を受け付ける選択受付部をさらに具備し、
前記画面情報取得部は、
前記選択受付部が受け付けた選択に対応する1以上の各オブジェクトに対応する入出金情報を取得し、当該1以上の入出金情報を有する画面情報を取得する請求項1
または請求項2記載の会計情報処理装置。
【請求項4】
前記入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断部をさらに具備し、
前記蓄積部は、
前記判断部が蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要ない、と判断した1以上の各入出金情報を用いて構成された1以上の伝票データを前記伝票データ格納部に蓄積する請求項
1記載の会計情報処理装置。
【請求項5】
前記オブジェクト構成部は、
前記入出金情報の一部である金額または摘要のうちの1以上の情報を含むオブジェクトを構成する請求項1から請求項
4いずれか一項に記載の会計情報処理装置。
【請求項6】
前記オブジェクト構成部は、
前記2以上の各入出金情報の一部を用いて、入出金情報の種類である種類情報が視覚的に区別可能な態様で表出している2以上のオブジェクトを構成する請求項1から請求項
5いずれか一項に記載の会計情報処理装置。
【請求項7】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部と、オブジェクト構成部と、画面情報取得部と、出力部と、
指示受付部と、蓄積部とにより実現される会計情報処理方法であって、
前記オブジェクト構成部が、前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成ステップと、
前記画面情報取得部が、前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得ステップと、
前記出力部が、前記画面情報を出力する出力ステップと
、
前記指示受付部が、2以上の伝票データの登録の指示である一括登録指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記蓄積部が、前記指示受付ステップで一括登録指示が受け付けられた場合に、前記画面情報が有する2以上のオブジェクトに対応する入出金情報を用いて構成された2以上の伝票データを、2以上の伝票データが格納される伝票データ格納部に蓄積する蓄積ステップとを具備する会計情報処理方法。
【請求項8】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部と、判断部と、オブジェクト構成部と、画面情報取得部と、出力部とにより実現される会計情報処理方法であって、
前記判断部が、前記入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断ステップと、
前記オブジェクト構成部が、前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成ステップと、
前記画面情報取得部が、前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得ステップと、
前記出力部が、前記画面情報を出力する出力ステップを具備し、
前記オブジェクト構成ステップにおいて、
前記2以上の各入出金情報ごとに、前記判断部の判断結果を視覚的に明示するオブジェクトを構成する、会計情報処理方法。
【請求項9】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部
と、2以上の伝票データが格納される伝票データ格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、
前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報を出力する出力部
と、
2以上の伝票データの登録の指示である一括登録指示を受け付ける指示受付部と、
前記指示受付部が一括登録指示を受け付けた場合に、前記画面情報が有する2以上のオブジェクトに対応する入出金情報を用いて構成された2以上の伝票データを、前記伝票データ格納部に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、
前記入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断部と、
前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、
前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムであって、
前記オブジェクト構成部は、
前記2以上の各入出金情報ごとに、前記判断部の判断結果を視覚的に明示するオブジェクトを構成するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会計に関する会計情報を処理する会計情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、会計事務所の顧問先にて取引内容を会計処理または税務処理特有の記述ルールに基づいた質問に対する回答を入力させ、その結果から事務所側でその勘定科目や税区分を判断するのに役立つ情報を取得することにより、ユーザの会計情報の入力を支援するようシステムがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、銀行口座の2以上の入出金情報を有効に利用できない、という課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の会計情報処理装置は、銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部と、2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、画面情報を出力する出力部とを具備する会計情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、銀行口座の2以上の入出金情報を分かりやすく出力できる。
【0007】
また、本第二の発明の会計情報処理装置は、第一の発明に対して、2以上のオブジェクトのうちの1以上のオブジェクトの選択を受け付ける選択受付部をさらに具備し、画面情報取得部は、選択受付部が受け付けた選択に対応する1以上の各オブジェクトに対応する入出金情報を取得し、1以上の入出金情報を有する画面情報を取得する会計情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、銀行口座の入出金情報のオブジェクトに対する指示により、簡単に入出金情報を出力できる。
【0009】
また、本第三の発明の会計情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、2以上の伝票データが格納される伝票データ格納部と、2以上の伝票データの登録の指示である一括登録指示を受け付ける指示受付部と、指示受付部が一括登録指示を受け付けた場合に、画面情報が有する2以上のオブジェクトに対応する入出金情報を用いて構成された2以上の伝票データを伝票データ格納部に蓄積する蓄積部とをさらに具備する会計情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、銀行口座の入出金情報に対応する2以上の伝票データを一括登録できる。
【0011】
また、本第四の発明の会計情報処理装置は、第三の発明に対して、入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断部をさらに具備し、蓄積部は、判断部が蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要ない、と判断した1以上の各入出金情報を用いて構成された1以上の伝票データを伝票データ格納部に蓄積する会計情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、伝票データの登録のために、情報の追加が完了した入出金情報、または情報の追加の作業が不要な入出金情報に基づいて、2以上の伝票データを一括登録できる。
【0013】
また、本第五の発明の会計情報処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、入出金情報格納部の2以上の各入出金情報に対して、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する判断部をさらに具備し、オブジェクト構成部は、2以上の各入出金情報ごとに、判断部の判断結果を視覚的に明示するオブジェクトを構成する会計情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、伝票データの登録のために、情報の追加の作業が必要な入出金情報と、情報の追加の作業が不要な入出金情報とが容易に把握できるために、作業効率を向上させることができる。
【0015】
また、本第六の発明の会計情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、オブジェクト構成部は、入出金情報の一部である金額または摘要のうちの1以上の情報を含むオブジェクトを構成する会計情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、入出金情報の内容が把握しやすいオブジェクトを含む画面を出力できる。
【0017】
また、本第七の発明の会計情報処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、オブジェクト構成部は、2以上の各入出金情報の一部を用いて、入出金情報の種類である種類情報が視覚的に区別可能な態様で表出している2以上のオブジェクトを構成する会計情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、ユーザが入出金情報の種類を簡単に把握できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明による会計情報処理装置によれば、銀行口座の2以上の入出金情報を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】実施の形態1における会計情報システムAの概念図
【
図3】同会計情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図4】同オブジェクトの構成処理の例について説明するフローチャート
【
図5】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、会計情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0022】
(実施の形態1)
本実施の形態において、銀行口座に対する2以上の入出金情報を受け付け、各入出金情報に対応する2以上の選択可能なオブジェクトを有する画面を構成し、出力する会計情報システムについて説明する。
【0023】
また、本実施の形態において、選択されたオブジェクトに対応する1または2以上の入出金情報のみの詳細を出力する会計情報システムについて説明する。
【0024】
また、本実施の形態において、銀行口座に対する2以上の入出金情報を用いて、伝票データの一括登録が可能な会計情報システムについて説明する。
【0025】
また、本実施の形態において、伝票データの完成のために、情報追加が必要な入出金情報と情報追加が不要な入出金情報とを視覚的に区別可能なように2以上のオブジェクトを表示する会計情報システムについて説明する。
【0026】
さらに、入金情報と出金情報とを視覚的に区別して表示する会計情報システムについて説明する。
【0027】
図1は、本実施の形態における会計情報システムAの概念図である。会計情報システムAは、会計情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。会計情報処理装置1は、例えば、いわゆるクラウドサーバ、ASPサーバ等のサーバ装置である。会計情報処理装置1は、会計情報に関する処理を行う装置である。端末装置2は、ユーザが使用する端末である。端末装置2は、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その形状、種類等は問わないことは言うまでもない。
【0028】
図2は、本実施の形態における会計情報システムAのブロック図である。
【0029】
会計情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、画面格納部111、入出金情報格納部112、および伝票データ格納部113を備える。受付部12は、指示受付部121、選択受付部122、およびデータ受付部123を備える。処理部13は、オブジェクト構成部131、画面情報取得部132、判断部133、および蓄積部134を備える。
【0030】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0031】
会計情報処理装置1を構成する格納部11には、種々の情報が格納され得る。種々の情報とは、例えば、後述する種々の画面情報、後述する入出金情報、後述する伝票データ、ユーザ情報等である。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。また、ユーザ情報は、通常、ユーザを識別するユーザ識別子を有する。ユーザ識別子は、例えば、ID、メールアドレス、電話番号等であり、ユーザを識別できる情報であれば何でも良い。ユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、所属、住所、通知先情報等のユーザの属性値を有しても良い。通知先情報とは、通常、メールアドレスであるが、電話番号、FAX番号、ユーザが使用する端末装置2のIPアドレス、MACアドレス等でも良い。
【0032】
画面格納部111には、1または2以上の画面情報が格納される。画面情報は、画面を構成するための情報である。画面情報は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための情報である、画面情報は、例えば、オブジェクト表示画面情報、伝票入力画面情報、エラー画面情報である。なお、オブジェクト表示画面情報は、2以上のオブジェクトを有するオブジェクト表示画面を構成するための情報である。また、伝票入力画面情報は、伝票データを入力する画面である伝票入力画面を構成するための情報である。オブジェクト表示画面と伝票入力画面とは同じでも良い。つまり、一の画面は、2以上のオブジェクトを有し、伝票データを入力可能な画面でも良い。また、エラー画面情報は、エラー画面を構成するための情報である。また、画面情報の構造、記述言語等は問わない。画面格納部111には、各画面を構成する画面情報の雛形である雛形情報が格納されていることは好適である。雛形情報は、例えば、オブジェクト表示画面の雛形情報、伝票入力画面の雛形情報、エラー画面の雛形情報である。画面情報は、例えば、HTML、XML、プログラム言語、スクリプト等で記述されている。また、画面情報は画面そのものでも良い。なお、オブジェクトは、ここでは入出金情報に対応するものであり、選択可能なものである。オブジェクトは、例えば、ボタン、メニュー項目、ON/OFFのいずれかを採り得るスイッチ、トグルスイッチ等である。また、オブジェクトの形状、色、大きさ等の属性値は問わない。なお、オブジェクトを構成する情報をオブジェクト情報と言う。
【0033】
入出金情報格納部112は、1または2以上の入出金情報が格納される。入出金情報は、銀行口座に対する入出金に関する情報である。入出金情報は、ユーザ識別子に対応付いていても良い。入出金情報は、例えば、銀行口座を識別する口座識別子に対応付いている。入出金情報は、例えば、入出金情報を識別する入出金情報識別子を有する。また、入出金情報は、例えば、日付、摘要、科目、税区分、入金、出金等の情報を有する。入出金情報識別子は、例えば、IDであるが、入出金情報を識別できれば何でも良い。入出金情報は、例えば、図示しない銀行サーバから受信された情報である。銀行サーバとは、銀行における取り引きを管理するサーバ装置である。銀行サーバは、銀行口座の入出金の情報を管理するサーバ装置である。
【0034】
伝票データ格納部113は、1または2以上の伝票データが格納される。伝票データは、伝票についての情報である。伝票データは、ユーザ識別子に対応付いていても良い。伝票データは、例えば、日付、摘要、科目、税区分、入金、出金等の情報を有する。
【0035】
受付部12は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、後述するオブジェクト表示画面指示、後述する一括登録指示、後述する選択、後述するユーザ入力データ、伝票データ、伝票入力要求である。伝票入力要求とは、伝票データの作成の要求である。伝票入力要求は、通常、ここでは入出金情報を用いた伝票データの作成の要求である。伝票入力要求は、1または2以上の入出金情報識別子を有しても良い。
【0036】
ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信である。ただし、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であると考えても良い。
【0037】
指示受付部121は、各種の指示を受け付ける。ここで、各種の指示とは、例えば、オブジェクト表示画面指示、一括登録指示である。オブジェクト表示画面指示とは、オブジェクト表示画面を出力する指示である。オブジェクト表示画面は、1以上のオブジェクトを含む画面である。オブジェクト表示画面指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。一括登録指示とは、2以上の伝票データの登録の指示である。一括登録指示は、例えば、1以上の入出金情報識別子を有する。一括登録指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。一括登録指示は、例えば、1以上のオブジェクト識別子を有しても良い。
【0038】
選択受付部122は、出力されている2以上のオブジェクトのうちの1以上のオブジェクトの選択を受け付ける。
【0039】
データ受付部123は、伝票入力画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける。データ受付部123は、伝票データを構成する一部の情報であるユーザ入力データを受け付けても良い。
【0040】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、オブジェクト構成部131、画面情報取得部132、判断部133、蓄積部134が行う処理である。
【0041】
オブジェクト構成部131は、2以上の各入出金情報の一部を用いて2以上のオブジェクトを構成する。オブジェクトを構成することは、例えば、オブジェクト情報を取得することである。
【0042】
オブジェクト構成部131は、2以上の各入出金情報ごとに、後述する判断部133の判断結果を視覚的に明示するオブジェクトを構成することは好適である。判断部133の判断結果とは、伝票データの完成のために、入出金情報に加えて、さらに情報の入力が必要か否かの判断の結果である。
【0043】
オブジェクト構成部131は、入出金情報の一部である金額または摘要のうちの1以上の情報を含むオブジェクトを構成することは好適である。オブジェクト情報に含まれる情報は、入出金情報の一部の属性値であり、予め決まれた属性値であることは好適である。なお、かかる出金情報の一部の属性値は、表示されているオブジェクト内に表出していることは好適である。
【0044】
オブジェクト構成部131は、2以上の各入出金情報の一部を用いて、入出金情報の種類である種類情報が視覚的に区別可能な態様で表出している2以上のオブジェクトを構成する。種類情報は、通常、入金情報または出金情報のいずれかである。ただし、種類情報は、他の情報でも良い。
【0045】
画面情報取得部132は、画面を構成するための画面情報を取得する。画面情報は、2以上のオブジェクトを有することは好適である。つまり、2以上のオブジェクトが表示される画面であることは好適である。画面情報取得部132は、オブジェクト構成部131が取得した1以上のオブジェクト情報を含む、オブジェクト表示画面情報を取得することは好適である。
【0046】
画面情報取得部132は、選択受付部122が受け付けた選択に対応する1以上の各オブジェクトに対応する入出金情報を入出金情報格納部112から取得し、当該1以上の入出金情報を有する画面情報を取得することは好適である。画面情報取得部132は、選択受付部122が受け付けた選択に対応する1以上の各オブジェクトに対応する伝票データを伝票データ格納部113から取得し、当該1以上の伝票データを有する画面情報を取得しても良い。
【0047】
判断部133は、入出金情報格納部112の2以上の各入出金情報が、蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要か否かを判断する。
【0048】
判断部133は、例えば、伝票データの構造を特定する情報を用いて、各入出金情報が伝票データの構造と同じ構造を有するか否かを判断する。なお、伝票データの構造を特定する情報は、通常、格納部11に格納されている。
【0049】
また、判断部133は、例えば、伝票データを構成する属性値のうち、必須の属性値を特定する情報を用いて、各入出金情報がかかる必須の属性値に対応する情報を有しているか否かを判断する。なお、必須の属性値を特定する情報は、通常、格納部11に格納されている。
【0050】
蓄積部134は、指示受付部121が一括登録指示を受け付けた場合に、画面情報が有する2以上の各オブジェクトに対応する入出金情報を用いて構成された2以上の伝票データを伝票データ格納部113に蓄積する。
【0051】
蓄積部134は、判断部133が蓄積される伝票データに対して、さらに情報の入力が必要ない、と判断した1以上の各入出金情報を用いて構成された1以上の伝票データを伝票データ格納部113に蓄積することは好適である。つまり、蓄積部134は、判断部133がさらに情報の入力が必要であると判断した入出金情報に対応する伝票データは蓄積しないことは好適である。
【0052】
出力部14は、画面情報を出力する。出力部14は、通常、画面情報取得部132が取得した画面情報を出力する。出力部14は、例えば、オブジェクト表示画面情報を出力する。出力部14は、例えば、一括登録処理の結果を示す結果情報を出力しても良い。出力部14は、例えば、入出金情報または伝票データを出力する。
【0053】
ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0054】
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
【0055】
端末受付部22は、ユーザから指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、オブジェクト表示画面指示、一括登録指示、オブジェクトの選択、ユーザ入力データ、伝票データ等である。指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0056】
端末処理部23は、各種の処理を行う。端末処理部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報等から、送信する指示や情報等を構成する処理である。端末処理部23は、例えば、端末受信部25が受信した画面情報を用いて、出力する画面を構成する。
【0057】
端末送信部24は、各種の指示や情報等を会計情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等は、例えば、オブジェクト表示画面指示、一括登録指示、オブジェクトの選択、ユーザ入力データ、伝票データ等である。
【0058】
端末受信部25は、各種の情報を会計情報処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、各種の画面情報、結果情報である。
【0059】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、各種の画面、結果情報である。各種の画面は、例えば、オブジェクト表示画面である。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、外部の装置への送信、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0060】
格納部11、画面格納部111、入出金情報格納部112、伝票データ格納部113、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0061】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0062】
受付部12、指示受付部121、選択受付部122、データ受付部123、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0063】
処理部13、オブジェクト構成部131、画面情報取得部132、判断部133、蓄積部134、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0064】
出力部14、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0065】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0066】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0067】
次に、会計情報システムAの動作について説明する。まず、会計情報処理装置1の動作例について、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
(ステップS301)指示受付部121は、オブジェクト表示画面指示を受け付けたか否かを判断する。オブジェクト表示画面指示を受け付けた場合はステップS302に行き、オブジェクト表示画面指示を受け付けなかった場合はステップS309に行く。なお、ここでの受け付けは、例えば、端末装置2からの受信である。
【0069】
(ステップS302)画面情報取得部132は、オブジェクト表示画面の雛形情報を画面格納部111から読み出す。
【0070】
(ステップS303)オブジェクト構成部131は、カウンタiに1を代入する。
【0071】
(ステップS304)オブジェクト構成部131は、オブジェクト表示画面指示に対応するi番目の入出金情報が入出金情報格納部112に存在するか否かを判断する。i番目の入出金情報が存在する場合はステップS305に行き、存在しない場合はステップS308に行く。なお、オブジェクト表示画面指示に対応する入出金情報とは、例えば、オブジェクト表示画面指示が有するユーザ識別子に対応する入出金情報である。
【0072】
(ステップS305)オブジェクト構成部131は、オブジェクト表示画面指示に対応するi番目の入出金情報を用いて、オブジェクトの構成処理を行う。オブジェクトの構成処理の例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0073】
(ステップS306)画面情報取得部132は、オブジェクト表示画面の雛形情報に、ステップS305で取得されたオブジェクト情報を付加する。
【0074】
(ステップS307)オブジェクト構成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS304に戻る。
【0075】
(ステップS308)出力部14は、ステップS306で構成されたオブジェクト表示画面情報を出力する。なお、ここでの出力は、例えば、端末装置2への送信である。
【0076】
(ステップS309)指示受付部121は、一括登録指示を受け付けたか否かを判断する。一括登録指示を受け付けた場合はステップS310に行き、一括登録指示を受け付けなかった場合はステップS319に行く。なお、ここでの受け付けは、例えば、端末装置2からの受信である。
【0077】
(ステップS310)蓄積部134は、カウンタiに1を代入する。
【0078】
(ステップS311)蓄積部134は、入出金情報格納部112に、一括登録指示に対応するi番目の入出金情報が存在するか否かを判断する。i番目の入出金情報が存在する場合はステップS312に行き、i番目の入出金情報が存在しない場合はステップS318に行く。なお、一括登録指示に対応する入出金情報とは、一括登録指示が有するユーザ識別子に対応する入出金情報である。
【0079】
(ステップS312)判断部133は、一括登録指示に対応するi番目の入出金情報は、登録される伝票データとしての要件を満たす構造を有するか否かを判断する。つまり、入出金情報がさらなる入力が必要な否かを判断する。さらなる入力が必要でない(完成されている)場合はステップS313に行き、さらなる入力が必要である(未成である)場合はステップS317に行く。
【0080】
(ステップS313)蓄積部134は、i番目の入出金情報に対応するユーザ入力データが存在するか否かを判断する。ユーザ入力データが存在する場合はステップS314に行き、ユーザ入力データが存在しない場合はステップS315に行く。なお、ユーザ入力データが存在する場合は、入出金情報が未完成なデータであり、ユーザが不足しているデータを入力したことにより、伝票データとして登録可能となった場合である。
【0081】
(ステップS314)蓄積部134は、i番目の入出金情報と、当該i番目の入出金情報に対応するユーザ入力データとを用いて、蓄積する伝票データを構成する。ステップS316に行く。
【0082】
(ステップS315)蓄積部134は、i番目の入出金情報を用いて、蓄積する伝票データを構成する。
【0083】
(ステップS316)蓄積部134は、ステップS314またはステップS315で構成した伝票データを伝票データ格納部113に蓄積する。
【0084】
(ステップS317)蓄積部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS311に戻る。
【0085】
(ステップS318)出力部14は、一括登録処理の結果を示す結果情報を出力する。なお、ここでの出力は、例えば、端末装置2への送信である。また、結果情報は、通常、一括登録が完了した旨の情報である。
【0086】
(ステップS319)選択受付部122は、出力されているオブジェクトの選択を受け付けたか否かを判断する。オブジェクトの選択を受け付けた場合はステップS320に行き、オブジェクトの選択を受け付けなかった場合は、ステップS323に行く。なお、ここでの受け付けは、例えば、端末装置2からの受信である。
【0087】
(ステップS320)画面情報取得部132は、オブジェクトの選択に対応する入出金情報識別子を取得する。なお、例えば、オブジェクトの選択の指示に入出金情報識別子が含まれている。
【0088】
(ステップS321)画面情報取得部132は、ステップS320で取得した入出金情報識別子に対応する入出金情報を入出金情報格納部112から取得する。または、画面情報取得部132は、ステップS320で取得した入出金情報識別子に対応する伝票データを伝票データ格納部113から取得する。なお、通常、画面情報取得部132は、伝票データ格納部113に入出金情報識別子に対応する伝票データが存在する場合は伝票データを取得し、存在しない場合は入出金情報を取得する。
【0089】
(ステップS322)出力部14は、ステップS321で取得された入出金情報または伝票データを出力する。なお、ここでの出力は、例えば、端末装置2への送信である。
【0090】
(ステップS323)データ受付部123は、ユーザ入力データを受け付けたか否かを判断する。ユーザ入力データを受け付けた場合はステップS324に行き、ユーザ入力データを受け付けなかった場合はステップS301に戻る。なお、データ受付部123は、通常、ユーザ入力データに対応する入出金情報を識別する入出金情報識別子をも受け付ける。
【0091】
(ステップS324)処理部13は、ステップS323で受け付けられたユーザ入力データを入出金情報に対応付けて、少なくとも一時蓄積する。ステップS301に戻る。なお、ここでの受け付けは、例えば、端末装置2からの受信である。
【0092】
なお、
図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0093】
次に、ステップS30のオブジェクト構成処理の例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0094】
(ステップS401)判断部133は、対応する入出金情報を取得する。
【0095】
(ステップS402)判断部133は、伝票データの構成を示す構成データを格納部11から取得する。
【0096】
(ステップS403)判断部133は、ステップS402で取得した構成データを参照し、登録可能な伝票データを構成するために、ステップS401で取得した入出金情報にさらに入力が必要か否かを判断する。さらに入力が必要である場合はステップS404に行き、さらなる入力が不要である場合はステップS405に行く。
【0097】
(ステップS404)判断部133は、判断結果に「未完成」を示す情報を代入する。
【0098】
(ステップS405)判断部133は、判断結果に「完成」を示す情報を代入する。
【0099】
(ステップS406)オブジェクト構成部131は、ステップS401で取得した入出金情報の種類情報(例えば、入金情報または出金情報を示す情報)を取得する。オブジェクト構成部131は、例えば、属性値「入金」に情報が存在すれば種類情報「入金情報」を取得し、属性値「出金」に情報が存在すれば種類情報「出金情報」を取得する。また、オブジェクト構成部131は、例えば、入出金情報が有する種類情報を取得しても良い。
【0100】
(ステップS407)オブジェクト構成部131は、オブジェクトの表面の表出させる属性値をステップS401で取得した入出金情報から取得する。オブジェクトの表面の表出させる属性を特定する情報は、例えば、格納部11に格納されている。
【0101】
(ステップS408)オブジェクト構成部131は、判断結果、種類情報、および表出させる属性値を用いて、オブジェクトを構成する。上位処理にリターンする。なお、オブジェクトを構成することは、通常、オブジェクト情報を取得することである。また、オブジェクト情報にどのような情報を含ませるかは問わない。
【0102】
次に、端末装置2の動作例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0103】
(ステップS501)端末受付部22は、オブジェクト表示画面指示を受け付けたか否かを判断する。オブジェクト表示画面指示を受け付けた場合はステップS502に行き、オブジェクト表示画面指示を受け付けなかった場合はステップS507に行く。
【0104】
(ステップS502)端末処理部23は、ステップS501で受け付けられたオブジェクト表示画面指示に応じて、送信するオブジェクト表示画面指示を構成する。なお、端末処理部23は、ユーザ識別子を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子を有するオブジェクト表示画面指示を構成する。
【0105】
(ステップS503)端末送信部24は、ステップS502で構成されたオブジェクト表示画面指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0106】
(ステップS504)端末受信部25は、会計情報処理装置1からオブジェクト表示画面情報を受信したか否かを判断する。オブジェクト表示画面情報を受信した場合はステップS505に行き、オブジェクト表示画面情報を受信しなかった場合はステップS504に戻る。
【0107】
(ステップS505)端末処理部23は、ステップS504で受信されたオブジェクト表示画面情報からオブジェクト表示画面を構成する。
【0108】
(ステップS506)端末出力部26は、ステップS505で構成されたオブジェクト表示画面を出力する。ステップS501に戻る。
【0109】
(ステップS507)端末受付部22は、一括登録指示を受け付けたか否かを判断する。一括登録指示を受け付けた場合はステップS508に行き、一括登録指示を受け付けなかった場合はステップS512に行く。
【0110】
(ステップS508)端末処理部23は、ステップS501で受け付けられた一括登録指示に応じて、送信する一括登録指示を構成する。なお、端末処理部23は、例えば、ユーザ識別子を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子を有する一括登録指示を構成する。また、端末処理部23は、例えば、ユーザ識別子を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子と、出力されている画面に対応する1以上の入出金情報識別子とを有する一括登録指示を構成する。
【0111】
(ステップS509)端末送信部24は、ステップS508で構成された一括登録指指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0112】
(ステップS510)端末受信部25は、会計情報処理装置1から一括登録の結果を示す結果情報を受信したか否かを判断する。結果情報を受信した場合はステップS511に行き、結果情報を受信しなかった場合はステップS510に戻る。
【0113】
(ステップS511)端末出力部26は、ステップS510で受信された結果情報を出力する。ステップS501に戻る。
【0114】
(ステップS512)端末受付部22は、入出金情報の選択(オブジェクトの選択と言っても良い。)を受け付けたか否かを判断する。入出金情報の選択を受け付けた場合はステップS513に行き、入出金情報の選択を受け付けなかった場合はステップS517に行く。
【0115】
(ステップS513)端末処理部23は、ステップS512で受け付けられた入出金情報の選択に応じて、送信する入出金情報の選択指示を構成する。なお、端末処理部23は、例えば、ユーザ識別子を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子と、選択された入出金情報を識別する入出金情報識別子とを有する選択指示を構成する。
【0116】
(ステップS514)端末送信部24は、ステップS513で構成された選択指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0117】
(ステップS515)端末受信部25は、入出金情報の選択の指示に送信に応じて、会計情報処理装置1から、入出金情報または伝票データを受信したか否かを判断する。入出金情報または伝票データを受信した場合はステップS516に行き、入出金情報または伝票データを受信しなかった場合はステップS515に戻る。
【0118】
(ステップS516)端末出力部26は、ステップS515で受信された入出金情報または伝票データを出力する。ステップS501に戻る。なお、端末出力部26は、入出金情報または伝票データを1以上のオブジェクトと同一の画面内に出力することは好適である。
【0119】
(ステップS517)端末受付部22は、ユーザ入力データを受け付けたか否かを判断する。ユーザ入力データを受け付けた場合はステップS518に行き、ユーザ入力データを受け付けなかった場合はステップS501に戻る。
【0120】
(ステップS518)端末処理部23は、ステップS517で受け付けられたユーザ入力データを用いて、送信するデータを構成する。なお、端末処理部23は、例えば、ユーザ識別子を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子と、選択されているオブジェクトに対応する入出金情報識別子と、入力されたユーザ入力データとを有するデータを構成する。
【0121】
(ステップS519)端末送信部24は、ステップS518で構成されたデータを会計情報処理装置1に送信する。ステップS501に戻る。
【0122】
なお、
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0123】
以下、本実施の形態における会計情報システムAの具体的な動作について説明する。会計情報システムAの概念図は
図1である。
【0124】
今、会計情報処理装置1の画面格納部111には、図示しないが、オブジェクト表示画面の雛形情報、エラー画面の雛形情報が格納されている。
【0125】
また、入出金情報格納部112には、
図6に示す入出金情報管理表が格納されている。
図6に示す入出金情報管理表に格納されている入出金情報は、例えば、図示しない銀行サーバ装置から受信された情報である。銀行サーバ装置は、銀行のサーバ装置である。また、入出金情報管理表の各レコードは、「ID」「口座識別子」「日付」「勘定科目コード」「勘定科目」「部門コード」「部門」「摘要」「補助科目」「取引先コード」「取引先」「取引先(カナ)」「出金」「入金」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「口座識別子」は銀行口座を識別する情報であり、例えば、口座番号である。「日付」は取り引きの日付である。「勘定科目コード」は勘定科目を識別するコードである。「部門コード」は取り引きの部門を識別するコードである。「部門」は取り引きの部門である。「取引先コード」は取引先を識別するコードである。「取引先(カナ)」は取引先のカタカナ表記である。「出金」は銀行口座から出金した金額である。「入金」は銀行口座への入金の金額である。
【0126】
また、伝票データ格納部113には、
図7に示す伝票管理表が格納されている、とする。伝票管理表は、伝票データを管理する表である。伝票管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「伝票データ」「種類情報」を有する1以上のレコードを管理している。「伝票データ」は、「日付」「摘要」「科目」「税区分」「入金」「出金」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「日付」は取引の日付を示す。「ユーザ識別子」は顧問先のユーザのユーザ識別子である。また、「種類情報」は、伝票データの元になるデータの種類を示す。「種類情報」は、例えば、「領収書」「銀行」「カード」または「NULL」の値を採り得る。「領収書」は原始データが領収書画像であることを示す。「銀行」は原始データが入出金情報であることを示す。また、「カード」は原始データがカードの取引の情報であることを示す。
【0127】
また、格納部11には、ユーザ「usrX」の銀行口座の口座識別子「XXX」がユーザ識別子「usrX」に対応付けて格納されている、とする。さらに、格納部11には、オブジェクトを構成するための属性値が「入金」または「出金」、および「取引先(カナ)」(「入金」の場合)または「摘要」(「出金」の場合)であることが管理されている、とする。
【0128】
かかる状況において、ユーザ「usrX」は、端末装置2に対して、以下のように指示や情報を入力する、とする。
【0129】
まず、ユーザ「usrX」は、オブジェクト表示画面指示を端末装置2に入力した、とする。次に、端末装置2の端末受付部22は、オブジェクト表示画面指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、ユーザ識別子「usrX」を端末格納部21から取得し、ユーザ識別子「usrX」を有するオブジェクト表示画面指示を構成する。そして、端末送信部24は、構成されたオブジェクト表示画面指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0130】
次に、会計情報処理装置1の指示受付部121は、ユーザ識別子「usrX」を有するオブジェクト表示画面指示を受信する。
【0131】
次に、画面情報取得部132は、オブジェクト表示画面の雛形情報を画面格納部111から読み出す。
【0132】
次に、オブジェクト構成部131は、オブジェクト表示画面指示が有するユーザ識別子「usrX」を取得する。次に、オブジェクト構成部131は、ユーザ識別子「usrX」と対になる口座識別子「XXX」を格納部11から取得する。
【0133】
次に、判断部133は、口座識別子「XXX」に対応する対応する入出金情報を取得する。ここで、判断部133は、
図6に示す入出金情報管理表から7つの入出金情報を取得した、とする。
【0134】
次に、判断部133は、7つの各入出金情報が、伝票データとして蓄積されるために、さらなる入力が必要であるか否かを判断する。なお、ここで、判断部133は、例えば、入出金情報の属性値である「入金」に情報が格納されている場合(入出金情報が入金情報である場合)には、「口座識別子」「日付」「勘定科目コード」「勘定科目」「部門コード」「部門」「取引先コード」「取引先」「取引先(カナ)」に情報が格納されている場合にのみ、さらなるデータの入力が必要でない、と判断する、とする。また、判断部133は、例えば、入出金情報の属性値である「出金」に情報が格納されている場合(入出金情報が出金情報である場合)には、「口座識別子」「日付」「勘定科目コード」「勘定科目」「摘要」「取引先」に情報が格納されている場合にのみ、さらなるデータの入力が必要でない、と判断する、とする。
【0135】
つまり、判断部133は、
図6の「ID=1,2,3,5,7」の入出金情報に対して、さらなるデータの入力が不要である(「完成」)、と判断し、
図6の「ID=4,6」の入出金情報に対して、さらなるデータの入力が必要である(「未完成」)、と判断する。
【0136】
次に、オブジェクト構成部131は、各入出金情報の種類情報を取得する。ここで、オブジェクト構成部131は、
図6の「ID=1,2,3,4,6」の入出金情報に対して、「入金情報」を示す情報(例えば「1」)を取得し、
図6の「ID=5,7」の入出金情報に対して、「出金情報」を示す情報(例えば「0」)を取得する。
【0137】
次に、オブジェクト構成部131は、オブジェクトの表面の表出させる属性値を各入出金情報から取得する。つまり、オブジェクト構成部131は、種類情報が「入金情報」であるレコードに対して、属性値「入金」と「取引先(カナ)」の情報を取得する。また、オブジェクト構成部131は、種類情報が「出金情報」であるレコードに対して、属性値「出金」と「摘要」の情報を取得する。
【0138】
次に、オブジェクト構成部131は、各入出金情報に対して、取得した判断結果、種類情報、および表出させる属性値を用いて、オブジェクトを構成する。ここで、オブジェクト構成部131は、判断結果「完成」の場合は、チェックボックスにチェックを付加した図柄を含むオブジェクトを構成する。また、オブジェクト構成部131は、判断結果「未完成」の場合は、注意を喚起する「!」を有する図柄を含むオブジェクトを構成する。また、オブジェクト構成部131は、種類情報が「入金情報」である入出金情報に対して、「入」を有する図柄を含むオブジェクトを構成し、種類情報が「出金情報」である入出金情報に対して、「出」を有する図柄を含むオブジェクトを構成する。以上により、オブジェクト構成部131は、7つのオブジェクト情報を構成した、とする。
【0139】
次に、画面情報取得部132は、取得したオブジェクト表示画面の雛形情報に、構成された7つのオブジェクト情報を付加し、送信するオブジェクト表示画面情報を構成する。
【0140】
次に、出力部14は、構成されたオブジェクト表示画面情報を、「usrX」の端末装置2に送信する。
【0141】
次に、「usrX」の端末装置2の端末受信部25は、会計情報処理装置1からオブジェクト表示画面情報を受信する。次に、端末処理部23は、受信されたオブジェクト表示画面情報からオブジェクト表示画面を構成する。そして、端末出力部26は、構成されたオブジェクト表示画面を出力する。オブジェクト表示画面の例は、
図8である。
図8において、801は、7つのオブジェクトである。ここで、「usrX」は、802のオブジェクトを指示した、とする。
【0142】
すると、端末受付部22は、802に対応するオブジェクトの選択を受け付ける。次に、端末処理部23は、受け付けられたオブジェクトの選択に応じて、送信する入出金情報の選択指示を構成する。ここで、選択指示は、ユーザ識別子「usrX」および入出金情報識別子「1」を有する。そして、端末送信部24は、構成された選択指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0143】
次に、会計情報処理装置1の選択受付部122は、出力されているオブジェクトの選択を示す選択指示を受信する。次に、画面情報取得部132は、オブジェクトの選択に対応する入出金情報識別子「1」を取得する。次に、画面情報取得部132は、入出金情報識別子「1」に対応する入出金情報を、
図6の入出金情報管理表から取得する。そして、出力部14は、取得された入出金情報を端末装置2に送信する。
【0144】
次に、端末装置2の端末受信部25は、入出金情報の選択の指示に送信に応じて、会計情報処理装置1から、入出金情報を受信する。そして、端末出力部26は、受信された入出金情報を出力する。かかる出力例は、
図9である。
図9において、901に示すように、選択されたオブジェクト902に対応する入出金情報が表示されている。なお、この入出金情報901は、伝票データを構成する元になる情報である。また、入出金情報901は、伝票データとして伝票データ格納部113に蓄積されても良い。
【0145】
次に、ユーザ「usrX」は、
図10の入出金情報を編集するフィールドのうち、「摘要」のフィールドに、「AAAを販売」と入力した、とする(1001参照)ると、端末受付部22は、ユーザ入力データを受け付ける。端末処理部23は、受け付けられたユーザ入力データ「AAAを販売」を用いて、送信するデータを構成する。なお、端末処理部23は、ユーザ入力データ「AAAを販売」、ユーザ識別子「usrX」、選択されているオブジェクトに対応する入出金情報識別子「1」を有するデータを構成する。そして、端末送信部24は、かかるデータを会計情報処理装置1に送信する。なお、送信されるデータは、伝票データを構成するすべての情報を含んでも良い。
【0146】
次に、会計情報処理装置1のデータ受付部123は、ユーザ入力データ「AAAを販売」、ユーザ識別子「usrX」、入出金情報識別子「1」を有するデータを受信する。次に、処理部13は、受信されたユーザ入力データ「AAAを販売」を、ユーザ識別子「usrX」および入出金情報識別子「1」の入出金情報に対応付けて、少なくとも一時蓄積する。
【0147】
次に、ユーザ「usrX」は、
図10の1002の「一括登録」ボタンを押下した、とする。すると、端末受付部22は、一括登録指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、受け付けられた一括登録指示に応じて、送信する一括登録指示を構成する。なお、ここで、端末処理部23は、例えば、ユーザ識別子「usrX」を端末格納部21から取得し、当該ユーザ識別子を有する一括登録指示を構成した、とする。そして、端末送信部24は、構成された一括登録指指示を会計情報処理装置1に送信する。
【0148】
次に、会計情報処理装置1の指示受付部121は、一括登録指示を受信する。そして、蓄積部134は、一括登録指示から「usrX」を取得し、ユーザ識別子「usrX」と対になる7つの入出金情報を
図6の入出金情報管理表から取得する。
【0149】
次に、判断部133は、上述したアルゴリズムにより、7つの各入出金情報が、登録される伝票データとしての要件を満たす構造を有するか否かを判断する。そして、判断部133は、
図6の「ID=1,2,3,5,7」の入出金情報に対して、さらなるデータの入力が不要である(「完成」)、と判断し、
図6の「ID=4,6」の入出金情報に対して、さらなるデータの入力が必要である(「未完成」)、と判断する。
【0150】
次に、蓄積部134は、「ID=1,2,3,5,7」の各入出金情報に対して、蓄積する伝票データを構成する。ここで、蓄積部134は、「ID=1」の入出金情報に対して、ユーザ入力データ「AAAを販売」を含む伝票データを構成する。また、蓄積部134は、「ID=2,3,5,7」の入出金情報に対して、入出金情報を用いて、伝票データを構成する。次に、蓄積部134は、構成した5つの伝票データを伝票データ格納部113に蓄積する。
【0151】
以上の処理により、
図7の伝票管理表に7つの伝票データが一括登録された。そして、その結果、
図11に示す伝票管理表が得られた。なお、ここで、処理部13は、例えば、伝票データを蓄積する際に使用された「ID=1,2,3,5,7」の各入出金情報を、
図6に示す入出金情報管理表から削除しても良い。また、処理部13は、例えば、伝票データを蓄積する際に使用された「ID=1,2,3,5,7」の各入出金情報に、対応する伝票データが蓄積された旨を示すフラグを対応付けて蓄積しても良い。なお、対応する伝票データが蓄積された旨は、起票された旨と言っても良い。
【0152】
以上、本実施の形態によれば、銀行口座の2以上の入出金情報を有効に利用できる。
【0153】
また、本実施の形態によれば、銀行口座の2以上の入出金情報を分かりやすく出力できる。
【0154】
また、本実施の形態によれば、銀行口座の入出金情報のオブジェクトに対する指示により、簡単に入出金情報を出力できる。
【0155】
また、本実施の形態によれば、銀行口座の入出金情報に対応する2以上の伝票データを一括登録できる。さらに具体的には、伝票データの登録のために、情報の追加が完了した入出金情報、または情報の追加の作業が不要な入出金情報に基づいて、2以上の伝票データを一括登録できる。
【0156】
また、本実施の形態によれば、伝票データの登録のために、情報の追加の作業が必要な入出金情報と、情報の追加の作業が不要な入出金情報とが容易に把握できるために、作業効率を向上させることができる。
【0157】
また、本実施の形態によれば、入出金情報の内容が把握しやすいオブジェクトを含む画面を出力できる。
【0158】
さらに、本実施の形態によれば、入出金情報の種類である種類情報が視覚的に区別可能な態様で表出している2以上のオブジェクトを構成するため、ユーザが入出金情報の種類を簡単に把握できる。
【0159】
なお、本実施の形態によれば、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における会計情報処理装置1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、銀行口座に対する入出金に関する2以上の入出金情報が格納される入出金情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記2以上の各入出金情報の一部を用いて選択可能な2以上のオブジェクトを構成するオブジェクト構成部と、前記2以上のオブジェクトを有する画面を構成するための画面情報を取得する画面情報取得部と、前記画面情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
【0160】
また、
図12は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の会計情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図12は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図13は、システム300のブロック図である。
【0161】
図12において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0162】
図13において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0163】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の会計情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0164】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の会計情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0165】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0166】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0167】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0168】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0169】
以上のように、本発明にかかる会計情報処理装置は、銀行口座の2以上の入出金情報を有効に利用できるという効果を有し、会計情報処理システムを構成するサーバ装置等として有用である。
【符号の説明】
【0170】
A 会計情報システム
1 会計情報処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 画面格納部
112 入出金情報格納部
113 伝票データ格納部
121 指示受付部
122 選択受付部
123 データ受付部
131 オブジェクト構成部
132 画面情報取得部
133 判断部
134 蓄積部