(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-17
(45)【発行日】2022-06-27
(54)【発明の名称】飲食物の提供装置
(51)【国際特許分類】
A47G 23/08 20060101AFI20220620BHJP
【FI】
A47G23/08 Z
(21)【出願番号】P 2017243179
(22)【出願日】2017-12-19
【審査請求日】2020-08-07
(73)【特許権者】
【識別番号】515303584
【氏名又は名称】株式会社FOOD & LIFE COMPANIES
(73)【特許権者】
【識別番号】390010319
【氏名又は名称】株式会社石野製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100110788
【氏名又は名称】椿 豊
(74)【代理人】
【識別番号】100124589
【氏名又は名称】石川 竜郎
(74)【代理人】
【識別番号】100166811
【氏名又は名称】白鹿 剛
(72)【発明者】
【氏名】水留 浩一
【審査官】山田 由希子
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-099885(JP,A)
【文献】特開2005-185326(JP,A)
【文献】特開2009-028130(JP,A)
【文献】実開平01-097777(JP,U)
【文献】特開2013-224207(JP,A)
【文献】特開2007-236504(JP,A)
【文献】特開2016-152904(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 23/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
厨房内に設けられる、皿に乗った飲食物を運搬経路に沿って運搬し、
皿に乗った飲食物を厨房内で循環させる循環コンベア
であって、皿に乗った飲食物をそれぞれ逆方向に運搬する2つの平行するレーンを含む循環コンベアである第1の運搬手段と、
前記第1の運搬手段へ飲食物を供給するための供給コンベアであって、調理された商品が載せられる供給コンベアと、
前記供給コンベアにおいて、前記第1の運搬手段へ供給される飲食物が載せられた皿とその飲食物の種類とを対応付ける手段と、
前記皿を個別に識別する識別手段と、
前記識別手段の識別結果に基づいて、前記第1の運搬手段によって運ばれる皿に乗った飲食物を、前記第1の運搬手段から分岐させて顧客に送る第2の運搬手段と、
前記第2の運搬手段の終端部分に飲食物の載置スペースがあるか否かを検出するセンサとを備え、
前記第1の運搬手段には、その運搬経路にショートカット経路が設けられ、
前記ショートカット経路は、前記皿に乗った飲食物を前記厨房内の循環コンベアを一周回らせることなく、前記2つの平行するレーンの一方から他方に移動させるための経路であり、
前記識別手段の識別結果に基づいて、レバーを動作させることで、前記皿に乗った飲食物を前記2つの平行するレーンの一方から他方側へ押し出すことで、前記皿に乗った飲食物を前記ショートカット経路を経由して運搬し、
前記センサの検出結果に基づいて、載置スペースがある場合に、厨房内で前記第1の運搬手段によって運ばれる飲食物を、前記第1の運搬手段から前記第2の運搬手段に送り、載置スペースがない場合には、厨房内で前記第1の運搬手段によって運ばれる飲食物を、前記第1の運搬手段から前記第2の運搬手段に送ら
ず、前記ショートカット経路を用いて厨房内で待機させる、飲食物の提供装置。
【請求項2】
皿に乗った飲食物を運搬し、店舗内を循環させる第3の運搬手段をさらに備え、
前記第3の運搬手段は、前記第1の運搬手段とは異なる運搬経路で運搬を行う運搬手段である、請求項1に記載の飲食物の提供装置。
【請求項3】
前記第2の運搬手段の経路の終端近くには切替えレバーが設けられ、商品を届ける経路を切替えることが可能である、請求項1
または2に記載の飲食物の提供装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、飲食物の提供装置に関し、特に、店舗内で用いられる飲食物の提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
飲食物を客室に搬送して提供する飲食物提供装置について、例えば下記先行技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、簡易に飲食物を提供することのできる飲食物の提供装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、この発明のある局面に従うと、飲食物の提供装置は、厨房内に設けられる、皿に乗った飲食物を運搬経路に沿って運搬し、皿に乗った飲食物を厨房内で循環させる循環コンベアであって、皿に乗った飲食物をそれぞれ逆方向に運搬する2つの平行するレーンを含む循環コンベアである第1の運搬手段と、前記第1の運搬手段へ飲食物を供給するための供給コンベアであって、調理された商品が載せられる供給コンベアと、前記供給コンベアにおいて、前記第1の運搬手段へ供給される飲食物が載せられた皿とその飲食物の種類とを対応付ける手段と、前記皿を個別に識別する識別手段と、前記識別手段の識別結果に基づいて、前記第1の運搬手段によって運ばれる皿に乗った飲食物を、前記第1の運搬手段から分岐させて顧客に送る第2の運搬手段と、前記第2の運搬手段の終端部分に飲食物の載置スペースがあるか否かを検出するセンサとを備え、前記第1の運搬手段には、その運搬経路にショートカット経路が設けられ、前記ショートカット経路は、前記皿に乗った飲食物を前記厨房内の循環コンベアを一周回らせることなく、前記2つの平行するレーンの一方から他方に移動させるための経路であり、前記識別手段の識別結果に基づいて、レバーを動作させることで、前記皿に乗った飲食物を前記2つの平行するレーンの一方から他方側へ押し出すことで、前記皿に乗った飲食物を前記ショートカット経路を経由して運搬し、前記センサの検出結果に基づいて、載置スペースがある場合に、厨房内で前記第1の運搬手段によって運ばれる飲食物を、前記第1の運搬手段から前記第2の運搬手段に送り、載置スペースがない場合には、厨房内で前記第1の運搬手段によって運ばれる飲食物を、前記第1の運搬手段から前記第2の運搬手段に送らず、前記ショートカット経路を用いて厨房内で待機させる。
【0006】
好ましくは飲食物の提供装置は、皿に乗った飲食物を運搬し、店舗内を循環させる第3の運搬手段をさらに備え、前記第3の運搬手段は、前記第1の運搬手段とは異なる運搬経路で運搬を行う運搬手段である。
【0007】
好ましくは前記第1の運搬手段には、その運搬経路にショートカット経路が設けられ、前記識別手段の識別結果に基づいて、前記皿に乗った飲食物を前記ショートカット経路を経由して運搬する。
【0008】
好ましくは前記第2の運搬手段の経路の終端近くには切替えレバーが設けられ、商品を届ける経路を切替えることが可能である。
【発明の効果】
【0011】
この発明によると、簡易に飲食物を提供することのできる飲食物の提供装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施の形態の1つにおける飲食物の提供装置を採用した店舗の構成を示す平面図である。
【
図2】
図1における飲食物の提供装置の一部を示す斜視図である。
【
図3】
図1における飲食物の提供装置の制御機構を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける飲食物の提供装置を採用した店舗の構成を示す平面図である。
【0014】
本実施の形態における飲食物の提供装置は、回転寿司店舗など、皿に乗った飲食物を運搬経路(提供レーン)に沿って運搬し、店舗内を循環させる運搬手段(ベルトコンベアなど)を備えた店舗に設けられる。店舗内には飲食物の運搬経路の近傍に沿って、顧客用のテーブルおよび座席が複数備えられる。顧客用のテーブルおよび座席は、複数の顧客グループ用に複数設けられる。
【0015】
本実施の形態における飲食物の提供装置は、上記の「皿に乗った飲食物を運搬経路(提供レーン)に沿って運搬し、店舗内を循環させる運搬手段(ベルトコンベアなど)」とは異なる経路(レーン)を用いて、飲食物を各顧客まで搬送して提供する装置である。本実施の形態における飲食物の提供装置は、飲食物を店舗内で循環させるものではなく、顧客から受け付けた注文に対応する飲食物(商品)を、厨房からその顧客まで直接送り届けるものである。
【0016】
より詳しくは、顧客テーブルの席の近傍には、顧客から注文を受け付けるテーブルタッチシステム(注文入力装置)が設けられている。テーブルタッチシステム(注文入力装置)は、タッチパネルディスプレイなどの表示・入力装置を備えており、顧客から商品の注文情報(オーダー情報)を入力し、それを厨房に送信するとともに、オーダー情報を蓄積する。精算時にテーブルタッチシステム(注文入力装置)は、そのテーブルに対応する顧客グループについて蓄積されたオーダー情報と皿カウント情報とに基づいて、精算情報(提供・消費した商品の種類と数量)をセルフレジに送信する。セルフレジは、送信されてきた情報に基づいて金額を計算し、顧客に提示するとともに、顧客からの料金の受領や釣り銭の返却などを行う。
【0017】
テーブルタッチシステム(注文入力装置)に入力された注文に対応する商品は、本実施の形態における飲食物の提供装置によって、厨房からそれを注文した顧客へダイレクトに送り届けられる。テーブルタッチシステムの注文入力装置は、各テーブル115a~115fに備えられている。ここでは6つのテーブルが図示されているため、6つの注文入力装置がそれぞれのテーブルに設けられている。
【0018】
図1の店舗内の平面図を参照して、図における下側が職人が飲食物(商品であるすしなど)を調理する厨房であり、図における上側が顧客が飲食を行う飲食エリアとなっている。
【0019】
図1の下部の厨房において、5人の職人が調理を行っている状況が例示されている。各職人の前(図面上方向)には、厨房内の循環コンベア101へ飲食物を提供するための供給コンベア121が設けられている。各職人の前には、職人用のタッチパネル(図示せず)が設置されている。ここでは5人の職人に対応し、5つの供給コンベア121と5つのタッチパネルが、それぞれの職人の前に設置されている。
【0020】
厨房内の循環コンベア101は、
図1の厨房内において、横長の循環軌道上にすし皿を循環させるためのコンベアである。厨房内の循環コンベア101の回転方向は、反時計回りであり、厨房内の循環コンベア101の職人から見て手前にあるレーンを符号L1で示し、職人から見て奥側にあるレーンを符号L2で示している。
【0021】
テーブルタッチシステム(注文入力装置)を通じた注文(必要な商品の種類と個数の入力)があると、その担当の職人の前に設置された職人用のタッチパネルに、その注文の商品を調理する指示(商品の種類および個数)が表示される。それを見た職人はその商品を調理し、皿に商品を載置し、供給コンベア121に載せる。
【0022】
また、テーブルタッチシステム(注文入力装置)に入力された、必要な商品の種類と個数とは、そのテーブルタッチシステム(注文入力装置)が設置されたテーブルのIDとともにコンピューターのサーバ(記憶手段の具体例)に記録される。
【0023】
注文に対応する個数の商品を調理して職人がそれらを供給コンベア121に載せたのであれば、職人はタッチパネルの所定のボタンをタッチする。すると、供給コンベア121が動作し、供給コンベア121に載せられた商品が厨房内の循環コンベア101の手前のレーンL1に送られる。
【0024】
このとき、供給コンベア121の終端(循環コンベア101と繋がる側)に設けられたRFリーダー111は、各すし皿に設けられた、各すし皿を特定するためのユニークなIDを記録しているRFタグを読取る。これにより、すし皿のIDに対応付けて、そのすし皿に載っている商品の種類がコンピューターのサーバ(記憶手段の具体例)に登録される。すし皿のIDに対応付けて、そのすし皿に載っている商品の送り先(顧客のテーブルのID)をサーバに記録してもよい。また、各RFタグに商品の種類や送り先を記録してもよい。
【0025】
サーバに記録された商品の種類をキーとして、すし皿は、それを注文した顧客のテーブルまで搬送される。搬送されるすし皿のIDを検出するために、厨房内の循環コンベア101には所定間隔毎にRFリーダー105が設けられている。また、RFリーダー105での検出のトリガーを出力する皿検出センサ103が、各RFリーダー105の近傍に設けられている。
【0026】
レーンL2から分岐して、コンベア113a~113cが設けられている。コンベア113aは、テーブル115a,115bに商品を搬送するものであり、下流の切替えレバーを動作させることで、商品をテーブル115a,115bのいずれか一方に搬送する。
【0027】
コンベア113bは、テーブル115c,115dに商品を搬送するものであり、下流の切替えレバーを動作させることで、商品をテーブル115c,115dのいずれか一方に搬送する。
【0028】
コンベア113cは、テーブル115e,115fに商品を搬送するものであり、下流の切替えレバーを動作させることで、商品をテーブル115e,115fのいずれか一方に搬送する。
【0029】
レーンL2で運ばれる商品をコンベア113a~113cに押し出すために、コンベア113a~113cの上流には、排出レバー107が設けられている。排出レバー107が動作すると、レーンL2上のすし皿をコンベア113a~113cに押し出す。
【0030】
また、レーンL1からレーンL2にすし皿を送る(ショートカットさせる)経路117b,117dが設けられており、レーンL2からレーンL1にすし皿を送る(ショートカットさせる)経路117a,117cが設けられている。
【0031】
レバー119b,119dが動作し、レーンL1上のすし皿を経路117b,117dを介してレーンL2側に押し出すと、そのすし皿は厨房内の循環コンベア101を一周回ることなくレーンL1からレーンL2に移動する。
【0032】
レバー119a,119cが動作し、レーンL2上のすし皿を経路117a,117cを介してレーンL1側に押し出すと、そのすし皿は厨房内の循環コンベア101を一周回ることなくレーンL2からレーンL1に移動する。
【0033】
このようなショートカット用の経路117a,117cを介してすし皿を送ることで、目的地へのすし皿の搬送距離を短くすることが可能となる。すなわち、RFリーダー105により、搬送されるすし皿のIDが個別に識別される。すし皿のID、それに対応付けられた商品の種類、各顧客テーブルのテーブルタッチシステム(注文入力装置)で入力された注文商品に従って、排出レバー107、ショートカットのレバー119a~119d、およびコンベア113a~113cの下流の切替えレバーの動作が制御されることで、最短経路ですし皿がそれを注文した顧客の下に送られる。
【0034】
図2は、
図1における飲食物の提供装置の一部を示す斜視図である。
【0035】
図を参照して、1名の職人の前にある4つのレーンが示されている。レーンL1,L2は、
図1で示した通り、厨房内の循環コンベア101のレーンであり、レーンL1は右方向、レーンL2は左方向にすし皿を搬送する。
【0036】
厨房内の循環コンベア101の下部には、すし皿に乗った飲食物を運搬経路(提供レーンL3,L4)に沿って運搬し、店舗内を循環させる運搬手段(ベルトコンベアPL)が設けられている。レーンL3は右方向、レーンL4は左方向にすし皿を搬送する。
【0037】
ベルトコンベアPLと厨房内の循環コンベア101とは、別系統のコンベアであり、前者はすし皿に乗った飲食物を店舗内で循環させるものであり、後者はすし皿に乗った飲食物を厨房内で循環させるものである。
【0038】
図3は、
図1における飲食物の提供装置の制御機構を示すブロック図である。
【0039】
図を参照して、飲食物の提供装置を構成するPC(パーソナルコンピューター)やPLC(プログラマブルロジックコントローラ)などは、LANによって接続され、信号のやり取りを行う。より詳しくは、飲食物の提供装置は、ハブ201によって相互に接続されたデータベース(コンピューター)203と、PC205a,205b,・・・と、PLC209a,209b,・・・と、RFリーダー105a,105b,・・・とを備える。また、各種センサもハブ201またはPC205a,205b,・・・に接続される。
【0040】
PC205a,205b,・・・には、タッチパネル207a,207b,・・・が接続される。PLC209a,209b,・・・には、切替機構211a,211b,・・・が接続される。切替機構211a,211b,・・・は、すし皿を押し出すレバーを駆動する。
【0041】
以上のようにして構成される飲食物の提供装置によって、1名の職人が作った商品を、店舗内の任意のテーブルに届けることが可能となる。これにより例えば職人毎に、調理を担当する商品の品目を制限することができるため、店舗内での作業効率を高めることができる。
【0042】
また、ショートカット経路117a~117dとレバー119a~119dとを用いることで、すし皿を顧客に迅速に届けることが可能となる。例えば
図1のテーブル115a(または115b)の顧客が注文した商品を最も左の職人が調理した場合、厨房内の循環コンベア101によってその商品を図の右端位置まで搬送するのではなく、レバー119bによってレーンL1からレーンL2にショートカットさせることで、迅速にテーブル115a(または115b)まで注文商品を届けることが可能となる。
【0043】
なお
図1において、顧客テーブル115a~115fのコンベア113a~113cの最下流の終端部にすし皿が4~5皿並ぶと、次のすし皿を送ることができない(終端部におけるすし皿の載置スペースが満載となった状態となる)。コンベア113a~113cの終端部に設けられたセンサによってすし皿の載置スペースが満載であることが検出されると、そのテーブルに送る商品が厨房内の循環コンベア101に存在し、そのテーブルに対応する排出レバー107の隣の位置までその商品が搬送されたとしても、その排出レバー107は動作しないように制御が行われる。これにより、すし皿の載置スペースが無いにもかかわらず、すし皿が載置スペースに搬送されることが防止される。すなわちその商品は、すし皿の載置スペースに空きが出るまで、厨房内の循環コンベア101上を循環することとなる。
【0044】
このとき、載置スペースに空きが出たときにすぐに商品をすし皿の載置スペースに送ることができるように、ショートカット経路117a~117dを用いることで、その商品が送り先から遠く離れないように制御を行うことが望ましい。例えば、テーブル115aのすし皿載置スペースが満載であるときには、テーブル115aの注文商品のすし皿がレバー119bの位置に来たことがRFリーダー105で検出されると、レバー119bが動作し、そのすし皿をレーンL1からL2に押し出す制御が行われる。これにより、テーブル115aの注文商品のすし皿を循環コンベア101の左側と、ショートカット経路117bとで構成される循環軌道内で待機させることができる。テーブル115aの注文商品のすし皿は、ショートカット経路117bの右には運ばれないため、テーブル115aの載置スペースに空きが出たときに、すぐにテーブル115aの注文商品をテーブル115aの載置スペースに送ることができる。
【0045】
以上のようにして構成された飲食物の提供装置によって、簡易かつ迅速に飲食物を提供することが可能となる。
【0046】
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD-ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
【0047】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0048】
101 厨房内の循環コンベア(第1の運搬手段の具体例)
105 RFリーダー
107 排出レバー
111 RFリーダー
115a~115n BOX席のテーブル
113a~113c コンベア(第2の運搬手段の具体例)
117a~117d (ショートカット)経路
119a~119d レバー
105a,105b,・・・ RFリーダー
121 供給コンベア
202 ハブ
203 データベース
205a,205b,・・・ PC
207a,207b,・・・ タッチパネル
209a,209b,・・・ PLC
211a,211b,・・・ 切替機構
PL ベルトコンベア(すし皿に乗った飲食物を運搬経路(提供レーンL3,L4)に沿って運搬し、店舗内を循環させる第3の運搬手段の具体例)