(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-17
(45)【発行日】2022-06-27
(54)【発明の名称】アップリンク制御チャンネルに対する送信電力制御
(51)【国際特許分類】
H04W 52/32 20090101AFI20220620BHJP
H03M 13/15 20060101ALI20220620BHJP
H03M 13/23 20060101ALI20220620BHJP
H04J 1/00 20060101ALI20220620BHJP
H04L 1/00 20060101ALI20220620BHJP
H04L 1/18 20060101ALI20220620BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20220620BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20220620BHJP
H04W 52/14 20090101ALI20220620BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220620BHJP
【FI】
H04W52/32
H03M13/15
H03M13/23
H04J1/00
H04L1/00 A
H04L1/00 B
H04L1/18
H04L27/26 100
H04L27/26 313
H04L27/26 412
H04W28/04 110
H04W52/14
H04W72/04 111
(21)【出願番号】P 2017552860
(86)(22)【出願日】2016-04-06
(86)【国際出願番号】 KR2016003612
(87)【国際公開番号】W WO2016163759
(87)【国際公開日】2016-10-13
【審査請求日】2019-04-08
【審判番号】
【審判請求日】2021-01-28
(32)【優先日】2015-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2015-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2015-07-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2016-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】アリス・パパサケラリオウ
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】本郷 彰
【審判官】圓道 浩史
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,Power control to support up to 32 component carriers[online], 3GPP TSG-RAN WG1#81 R1-152465,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_81/Docs/R1-152465.zip>,2015年 5月29日,Pages 1-3
【文献】3rd Generation Partnership Project,Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestril Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 12),TS 36.213 V12.5.0(2015-03),2015年 3月26日,Pages 1-2,12-25
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の方法において、
TTI(transmission time interval)iにおける物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)で伝送されるアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)ビットの個数があらかじめ設定された値より大きい場合、サービングセルcの前記TTIiにおいてPUCCH伝送のための第1伝送電力を前記サービングセルcの前記TTIiにおける前記PUCCHのリソースブロック(resource block、RB)の個数と、前記TTIiにおける前記PUCCHで伝送される前記UCIビットの個数と、前記UCIビットに対して計算された巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)ビットの個数と、前記PUCCHのリソース要素(resource element、RE)の個数とに基づいて決定する段階と、
物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)フォーマット2が適用され、かつ前記UCIビットの個数が前記あらかじめ設定された値より小さいか同じである場合、前記PUCCH伝送のための第2伝送電力を前記PUCCH伝送に用いられるフォーマット(format)及び前記UCIビットの数に依存する対数関数を基に決定する段階と、
前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力又は前記第2伝送電力を用いて、前記PUCCHを伝送する段階と、を含み、
前記UCIビットの個数は、HARQ-ACK(number of hybrid automatic repeat request acknowledgment)情報ビットの個数、スケジューリングリクエスト(scheduling request)情報ビットの個数、及びCSI(channel state information)情報ビットの個数を考慮して決定し、
前記UCIビットの個数が前記あらかじめ設定された値より大きい場合、前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力は、2の前記UCIビットの個数分のべき乗の対数を考慮して増加する方法。
【請求項2】
前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力は、ハイヤーレイヤーで前記端末に設定された伝送電力と、前記端末で測定された経路損失値と、ハイヤーレイヤーで前記端末に設定された端末特定(UE-specific)成分およびセル特定(cell-specific)成分が合わさった第1パラメーターと、ハイヤーレイヤーで前記端末に設定されたPUCCHフォーマット用の第2パラメーターと、前記端末の前記PUCCHの電力制御調節状態とのうち少なくとも1つをさらに考慮して決定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PUCCHの前記REの個数は、前記PUCCHのRBの個数と、前記サービングセルcのTTIiのシンボルの個数とに基づいて決定されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記UCIビットの個数に基づいて、前記PUCCH伝送のためのPUCCHリソースを決定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
端末において、
送受信部と、
TTI(transmission time interval)iにおける物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)で伝送されるアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)ビットの個数があらかじめ設定された値より大きい場合、サービングセルcの前記TTIiにおいてPUCCH伝送のための第1伝送電力を前記サービングセルcの前記TTIiにおける前記PUCCHのリソースブロック(resource block、RB)の個数と、前記TTIiにおける前記PUCCHで伝送されるアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)ビットの個数と、前記UCIビットに対して計算された巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)ビットの個数と、前記PUCCHのリソース要素(resource element、RE)の個数とに基づいて決定し、
物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)フォーマット2が適用され、かつ前記UCIビットの個数が前記あらかじめ設定された値より小さいか同じである場合、前記PUCCH伝送のための第2伝送電力を前記PUCCH伝送に用いられるフォーマット(format)及び前記UCIビットの数に依存する対数関数を基に決定し、
前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力又は前記第2伝送電力を用いて前記PUCCHを伝送する制御部と、を含み、
前記UCIビットの個数は、HARQ-ACK(number of hybrid automatic repeat request acknowledgment)情報ビットの個数、スケジューリングリクエスト(scheduling request)情報ビットの個数、及びCSI(channel state information)情報ビットの個数を考慮して決定し、
前記UCIビットの個数が前記あらかじめ設定された値より大きい場合、前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力は、2の前記UCIビットの個数分のべき乗の対数を考慮して増加する端末。
【請求項6】
前記PUCCH伝送のための前記第1伝送電力は、ハイヤーレイヤー(higher layer)で前記端末に設定された伝送電力と、前記端末で測定された経路損失値と、ハイヤーレイヤーで前記端末に設定された端末特定(UE-specific)成分およびセル特定(cell-specific)成分が合わさった第1パラメーターと、ハイヤーレイヤーで前記端末に設定されたPUCCHフォーマット用の第2パラメーターと、前記端末の前記PUCCHの電力制御調節状態とのうち少なくとも1つをさらに考慮して決定されることを特徴とする、請求項
5に記載の端末。
【請求項7】
前記PUCCHの前記REの個数は、前記PUCCHのRBの個数と、前記サービングセルcのTTIiのシンボルの個数とに基づいて決定されることを特徴とする、請求項
6に記載の端末。
【請求項8】
前記制御部は、前記UCIビットの個数に基づいて、前記PUCCH伝送のためのPUCCHリソースを決定することを特徴とする、請求項
5に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願に対する相互参照及び優先権主張
本出願は、35U.S.C.§119(e)下に2015年4月6日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/143,603号;2015年6月9日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/172,946号;及び2015年7月10日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/191,309号の優先権を主張する。
上述した仮特許出願の内容は全体的に本明細書に参照として統合される。
【0002】
本出願は、一般的に無線通信に関し、より具体的には、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)動作でアップリンク制御チャンネルの送信のための電力及びリソースを決定することに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信は現代歴史上の最も成功的な革新中の1つである。近年、無線通信サービスに対する加入者の数が50億名を超過して早く成長しつつある。無線データトラフィックの需要はスマートフォン及びタブレット、“メモ帳”、コンピューター、ネットブック、電子ブックリーダー及び機械タイプのデバイスのような他のモバイルデータデバイスの消費者及びビジネスで人気が成長することによって早く増加している。モバイルデータトラフィックの高い成長を満たし、新しいアプリケーション及び配置をサポートするために無線インターフェース効率及びカバレッジの改善が最も重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許第8、588、259号明細書
【文献】米国仮特許出願第62/143、569号明細書
【文献】米国仮特許出願第62/145、267号明細書
【文献】米国仮特許出願第62/172、306号明細書
【文献】米国仮特許出願第62/144、684号明細書
【非特許文献】
【0005】
【文献】3GPPTS36.211v12.4.0、“E-UTRA、Physical channel sand modulation”
【文献】3GPPTS36.212v12.4.0、“E-UTRA、Multiplexing and Channel coding”
【文献】3GPPTS3.213v12.4.0、“E-UTRA、Physical Layer Procedures”
【文献】3GPPTS36.331v12.4.0、“E-UTRA、Radio Resource Control (RRC) Protocol Specification”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示内容(disclosure)の態様は、PUCCHフォーマット送信のためのリソース及び電力を決定するための方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1実施形態において、UEは送信機を含む。送信機はMPUCCH,c(i)ソースブロック(resourceblock;RB)の数を介してセルcのサブフレームiでフォーマットFの物理的アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel;PUCCH)を送信するように設定される。PUCCHは、OCRC巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットの数をOUCI,0アップリンク制御情報(uplink control information;UCI)ビットの数に付加することによって生成されるOUCI2進要素(ビット)の数を伝達する。OUCIビットはPUCCHのNREリソース要素とエンコードされてマッピングされる。PUCCH送信電力PPUCCH,c(i)はOUCI/NREの割合に依存する。
【0008】
第2実施形態において、UEは制御機、CRC(cyclic redundancy check)生成器、第1エンコーダー、プロセッサ及び送信機を含む。制御機はOUCI,0が予め決定された値より大きい場合、OUCI,0アップリンク制御情報(UCI)2進要素(ビット)の数を巡回冗長検査(CRC)生成器に提供するように設定される。CRC生成器は、OUCI,0UCIビット数に対するOCRCCRCビットの数を計算し、OCRCCRCビットをOUCI,0UCIビットに付加してOUCI=OUCI,0+OCRCビットを生成する。第1エンコーダーは、OUCIビットをエンコードするように設定される。プロセッサはセルcのサブフレームiでエンコードされたOUCIビットを伝達する第1フォーマットFの物理的アップリンク制御チャンネル(PUCCH)に対する送信電力PPUCCH,c(i)を決定するように設定される。送信機はエンコードされたOUCIビットの送信に用いられたOUCIリソース要素の数NREの割合の関数である電力PPUCCH,c(i)でMPUCCH,c(i)リソースブロック(RB)の数を介してセルcのサブフレームiで第1フォーマットFのPUCCHを送信するように設定される。
【0009】
第3実施形態において、基地局は送信機及び受信機を含む。送信機は、第1サブフレーム(SF)での第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット及び第1SF後に第2SFでの第2DCIフォーマットを送信するように設定される。第1DCIフォーマット及び第2DCIフォーマットはフォーマットを有する物理的アップリンク制御チャンネル(PUCCH)で確認応答(acknowledgement)情報をトリガーする。1つのDCIフォーマットを除いたすべての第1DCIフォーマットは、第1PUCCHフォーマットの受信のための第1リソースに対して同一の情報を含む。すべての第2DCIフォーマットは、第1PUCCHフォーマットと相違する第2PUCCHフォーマットの受信のための第2リソースに対する同一の情報を含む。受信機は、第2リソースで第2PUCCHフォーマットを受信するように設定される。
【0010】
第4実施形態において、UEは受信機及び送信機を含む。受信機は、第1サブフレーム(SF)で第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット及び第1SF後に第2SFでの第2DCIフォーマットを受信するように設定される。第1DCIフォーマット及び第2DCIフォーマットはフォーマットを有する物理的アップリンク制御チャンネル(PUCCH)で確認応答情報をトリガーする。1つのDCIフォーマットを除いたすべての第1DCIフォーマットは、第1PUCCHフォーマットの送信のための第1リソースに対して同一の情報を含む。すべての第2DCIフォーマットは、第1PUCCHフォーマットと相違する第2PUCCHフォーマットの送信のための第2リソースに対して同一の情報を含む。送信機は、第2リソースで第2PUCCHフォーマットを送信するように設定される。
【0011】
以下の詳細な説明をする前に、本特許文書全体にかけて使用された特定単語及び文句の定義を説明することが有利することができる。用語 “結合する(couple)”とこの派生語は2つ以上の要素が互いに物理的に接触するか否かにかかわらず2つ以上の要素間の任意の直接又は間接的通信を指称する。用語“送信する”、“受信する”及び“通信する”だけでなくこの派生語は直接及び間接的通信のいずれもを含む。用語“含む(include)”及び“包含する(comprise)”だけでなくこの派生語は制限なしに包含(inclusion)を意味する。用語 “又は”は包括的であり、及び/又は(and/or)を意味する。文句“に係る(associated with)”だけでなくこの派生語は含み(include)、内に含まれて(included with in)、と相互連結して(interconnect with)、含有して(contain)、内に含有されて(be contained with in)、「に」又は「と」接続して(connect to or with)、「に」又は「と」結合して(coupletoorwith)、と通信可能で(becommunicable with)、と協力して(cooperate with)、インタリーブして(interleave)、併置して(juxtapose)、に近づいて(be proximate to)、「に」又は「と」バウンディングされて(be bound to or with)、持って(have)、所有しており(have aproperty of)、「に」又は「と」関係を持って(have a relationship to or with)などであることを意味する。用語“制御機”は少なくとも1つの動作を制御する任意の装置、システム又はこの一部を意味する。このような制御機は、ハードウェア又はハードウェア及びソフトウェア及び/又はファームウエアの組合で具現されることができる。任意の特定制御機に係る機能はローカルでも遠隔でも中央集中化されたり分散されることができる。文句“少なくとも1つ(at least one of)”は、項目のリストと共に使用されるとき、リストされた項目中の1つ以上の相違する組合が使用されることができ、リスト内には1つの項目だけが必要であることができるということを意味する。例えば、“A、B及びCのうちの少なくとも1つ”は次の組合:A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、及びA及びB及びCのうちのいずれか1つを含む。
【0012】
さらに、後述する多様な機能は1つ以上のコンピュータープログラムにより具現されたりサポートされることができ、それぞれのコンピュータープログラムはコンピューター判読可能プログラムコードから形成され、コンピューター判読可能媒体で具現される。用語“アプリケーション”及び“プログラム”は、適切なコンピューター判読可能プログラムコードで具現のために適応された1つ以上のコンピュータープログラム、ソフトウェアコンポネント、コマンドのセット、手続き、機能、対象(object)、クラス、インスタンス、関連されるデータ又はこの一部を指称する。文句“コンピューター判読可能プログラムコード”はソースコード、対象コード及び実行可能コードを含む任意のタイプのコンピューターコードを含む。文句“コンピューター判読可能媒体”は判読専用メモリー(readonly memory;ROM)、ランダムアクセスメモリー(random access memory;RAM)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、デジタルビデオディスク(digital video disc;DVD)、又は任意の他のタイプのメモリーのようにコンピューターによりアクセスされることができる任意のタイプの媒体を含む。“非一時的(non-transitory)”コンピューター判読可能媒体は一時的電気的又は他の信号を送信する有線、無線、光学又は別の通信リンクを排除する。非一時的コンピューター判読可能媒体はデータが永久的に記憶されることができる媒体、及び再記録可能光ディスク又は消去可能メモリー装置のようにデータが記憶されてから上書き(overwriting)されることができる媒体を含む。
【0013】
その他の単語及び文句に対する定義は本開示内容全体にかけて提供される。当業者は大部分の場合ではないがこのような定義がこのような定義された単語及び文句の以前及び以後の使用に適用されるということを理解しなければならない。
【発明の効果】
【0014】
本開示内容は、PUCCHフォーマット送信のためのリソース及び電力を決定するための方法及び装置を提供する。
【0015】
本開示内容及びこの利点に対するより完全な理解のために、添付の図面と共に取られた説明に対する参照がなり、同一の参照番号は同一の部分を示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本開示内容による例示的な無線通信ネットワークを示す。
【
図2】本開示内容による例示的なユーザ装置(userequipment;UE)を示す。
【
図3】本開示内容による例示的なeNB(enhancedNodeB)を示す。
【
図4】本開示内容によるPUSCH送信又はPUCCH送信のための例示的なULSF構造を示す。
【
図5】本開示内容によるUCIに対する例示的なエンコード及び変調プロセスを示す。
【
図6】本開示内容によるUCIに対する例示的な復調及びデコーディングプロセスを示す。
【
図7】本開示内容によるPUSCHと同一のSF構造を有するPUCCHに対する例示的なUE送信機を示す。
【
図8】本開示内容によるPUSCHと同一のSF構造を有するPUCCHに対する例示的なeNB受信機を示す。
【
図9】本開示内容によるCAを用いる通信信号(communication)を示す。
【
図10】本開示内容によってeNBがUEに送信するDCIフォーマットの数によるDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールド(command field)の使用を示す。
【
図11】本開示内容によってHARQ-ACK情報を送信するためにUEによって用いられるPUCCHフォーマットによるDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドの使用を示す。
【
図12】本開示内容によってHARQ-ACK情報を伝達するPUCCH送信のためのTPCコマンド及びARIを提供するためのメカニズムを示す。
【
図13】本発明によるバンドリング(bundling)ウィンドウのSFで送信されたDCIフォーマットでのARI値によって表されたPUCCHリソースのeNB及びUEによる決定を示す。
【
図14】本開示内容によるTBCCエンコードされたHARQ-ACK情報コードワードに対するeNBでのデコーディングプロセスを示す。
【
図15】本開示内容によるコードワードでの知られたビットのノレッジ(knowledge)を用いてデコーダーによる経路選択を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、論議される
図1乃至
図15、及び本特許文書で本開示内容の原理を説明するために用いられた多様な実施形態は、ただ例示のためのもので、どんな方式でも本開示内容の範囲を制限することで解釈されてはいけない。当業者は本開示内容の原理が任意適切に配置された無線通信システムで具現されることができるということを理解するだろう。
【0018】
次の特許文書及び標準説明は本明細書で充分に説明されたように本開示内容に参照として統合される:3GPPTS36.211v12.4.0、“E-UTRA、Physical channel sand modulation”(REF1);3GPPTS36.212v12.4.0、“E-UTRA、Multiplexing and Channel coding”(REF2);3GPPTS3.213v12.4.0、“E-UTRA、Physical Layer Procedures”(REF3);3GPPTS36.331v12.4.0、“E-UTRA、Radio Resource Control (RRC) Protocol Specification”(REF4);名称が“MULTIPLEXING LARGE PAYLOADS OF CONTROL INFORMATION FROM USER EQUIPMENTS”(REF5)であるアメリカ特許第8、588、259号;及びアメリカ仮特許出願のセット(2015年4月6日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/143、569号;2015年4月9日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/145、267号;2015年6月8日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/172、306号;2015年4月8日に出願されたアメリカ仮特許出願第62/144、684号)(総称して“REF6”)。
【0019】
本開示内容の1つ以上の実施形態は、キャリアアグリゲーション動作でアップリンク制御チャンネルの送信のための電力及びリソースを決定することに関する。無線通信ネットワークは、基地局又はeNB(enhancedNodeB)と送信ポイントからの信号をUEに伝達するダウンリンク(DL)を含む。無線通信ネットワークは、さらにUEからの信号をeNBのような受信ポイントに伝達するアップリンク(UL)を含む。
【0020】
図1は、本開示内容による例示的な無線ネットワーク100を示す。
図1に示された無線ネットワーク100の実施形態は例示だけのためのものである。無線ネットワーク100の他の実施形態は本開示内容の範囲から逸脱せず用いられることができる。
【0021】
図1に示されたように、無線ネットワーク100は、eNB101、eNB102及びeNB103を含む。eNB101はeNB102及びeNB103と通信する。eNB101は、さらにインターネット、独占的インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)ネットワーク、又は他のデータネットワークのような少なくとも1つのIPネットワーク130と通信する。
【0022】
ネットワークタイプによって“基地局”又は“アクセスポイント”のような“eNodeB”又は“eNB”代りに別のよく知られた用語が用いられることができる。便宜上、用語“eNodeB”及び“eNB”は、本特許文書で遠隔端末機に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素を指称するために用いられる。また、ネットワークタイプによって、“移動局、“加入者局”、“遠隔端末機”、“無線端末機”又は“ユーザデバイス”のような“ユーザ装置”又は“UE”代りに別のよく知られた用語が用いられることができる。UEは固定式又は移動式であることができ、セルラーフォン、個人用コンピューターデバイスなどであることができる。便宜上、用語“ユーザ装置”及び“UE”は本特許文書で、UEが(移動電話又はスマートフォンのような)移動デバイスであるか(デスクトップコンピューター又は自動販売機のような)固定デバイスで一般的に見なされるかに関係なく、eNBに無線にアクセスする遠隔無線装置を指称するために用いられる。
【0023】
eNB102は、eNB102のカバレッジ領域120内の第1複数のユーザ装置(UE)に対するネットワーク130に無線広帯域アクセスを提供する。第1複数のUEは小企業(small business;SB)に位置されることができるUE111;企業(enterprise;E)に位置されることができるUE112;WiFiホットスパット(hot spot;HS)に位置されることができるUE113;第1居住地(residence;R)に位置されることができるUE114;第2居住地(R)に位置されることができるUE115;及びセルフォン、無線ラップトップ、無線PDAなどのような移動デバイス(M)であることができるUE116を含む。eNB103は、eNB103のカバレッジ領域125内の第2複数のUEに対するネットワーク130に無線広帯域アクセスを提供する。第2複数のUEはUE115及びUE116を含む。一部実施形態で、eNB101-103のうちの1つ以上は5G、LTE、LTE-A、WiMA X、又は他の進歩された無線通信技術を用いて互いに通信してUE111-116と通信することができる。
【0024】
点線は例示及び説明のみのために殆ど円状で図示されるカバレッジ領域120及び125の大略的な範囲を示す。カバレッジ領域(120及び125)のようなeNBに係るカバレッジ領域は、eNBの設定及び自然的及び人工的妨害物(man-made obstruction)に係る無線環境の変化に従って不規則な形状を含む他の形状を有することができるということが明確に理解されなければならない。
【0025】
以下、より詳しく説明されるように、(eNB101-103及び/又はUE111-116)のような)ネットワーク100の多様な構成要素はネットワーク100で通信方向の適応をサポートし、キャリアアグリゲーション動作でDL又はUL送信のためのサポートを提供することができる。
【0026】
図1は、無線ネットワーク100の一例を示すが、
図1に対する多様な変更が行われることができる。例えば、無線ネットワーク100は任意適切な配置に任意の数のeNB及び任意の数のUEを含むことができる。また、eNB101は任意の数のUEと直接通信することができ、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスをこのようなUEに提供することができる。類似に、それぞれのeNB102-103は、これらの間で直接通信することができるか、或いはネットワーク130と通信することができ、ネットワーク130に対する直接無線広帯域アクセスをUEに提供することができる。さらに、eNB101、102及び/又は103は外部電話ネットワーク又は別のタイプのデータネットワークのような別の又は付加的な外部ネットワークに対するアクセスを提供することができる。
【0027】
図2は、本開示内容による例示的なUE114を示す。
図2に示されたUE114の実施形態は、ただ例示のためのものであり、
図1の他のUEは同一又は類似の設定を有することができる。しかし、UEは多様な設定を有し、
図2は本開示内容の範囲をUEの任意の特定具現で制限しない。
【0028】
図2に示されたように、UE114はアンテナ205、無線周波数(RF)送受信機210、送信(TX)処理回路215、マイクロフォン220及び受信(RX)処理回路225を含む。UE114は、さらにスピーカー230、制御機/プロセッサ240、入出力(I/O)インターフェース(IF)245、入力250、ディスプレー255及びメモリー260を含む。メモリー260はオペレーティングシステム(OS)プログラム261及び1つ以上のアプリケーション262を含む。
【0029】
RF送受信部210は、アンテナ205からeNB又は別のUEによって送信された入ってくる(incoming)RF信号を受信する。RF送受信部210は中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成するために入ってくるRF信号をダウンコンバートする。IF又は基底帯域信号は、基底帯域又はIF信号をフィルターリング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路225に送信される。RX処理回路225は、処理された基底帯域信号を(例えば、音声データに対しては)スピーカー230又は(例えば、ウェブブラウジングデータに対しては)追加処理のための制御機/プロセッサ240に送信する。
【0030】
TX処理回路215は、マイクロフォン220からアナログ又はデジタル音声データを受信したり、制御機/プロセッサ240から別の出ていく(outgoing)基底帯域データ(例えば、ウェブデータ、電子メール又は対話形ビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路215は、処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出ていく基底帯域データをエンコードし、多重化して/したりデジタル化する。RF送受信部210はTX処理回路215から出ていく処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ205を介して送信されるRF信号でアップコンバートする。
【0031】
制御機/プロセッサ240は、1つ以上のプロセッサ又は別の処理デバイスを含むことができ、UE114の全体動作を制御するためにメモリー260に記憶されたOSプログラム261を行うことができる。例えば、制御機/プロセッサ240はよく知られた原理によりRF送受信部210、RX処理回路225及びTX処理回路215によって順方向チャンネル信号の受信及び逆方向チャンネル信号の送信を制御することができる。一部実施形態で、制御機/プロセッサ240は少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロ制御機を含む。
【0032】
制御機/プロセッサ240は、さらにメモリー260に常在する別のプロセス及びプログラムを行うことができる。制御機/プロセッサ240は、さらに実行プロセスによって要求されるようにデータをメモリー260に移動したりメモリー260でデータを移動することができる。一部実施形態で、制御機/プロセッサ240はOSプログラム261に基づくかeNB、別のUE又はオペレーターから受信された信号に応答してアプリケーション262を行うように設定される。制御機/プロセッサ240は、さらにラップトップコンピューター及びハンドヘルドコンピューターのような別のデバイスに接続する能力をUE114に提供するI/Oインターフェース245に結合される。I/Oインターフェース245はこのようなアクセサリーと制御機/プロセッサ240間の通信経路である。
【0033】
制御機/プロセッサ240は、さらに入力250(例えば、タッチスクリーン、キーパッドなど) 及びディスプレー255に結合される。UE114のオペレーターはデータをUE114に入力するために入力250を用いることができる。ディスプレー255は、例えば、ウェブサイトからテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングすることができる液晶ディスプレー又は別のディスプレーであることができる。ディスプレー255はさらにタッチスクリーンを示すことができる。
【0034】
メモリー260は制御機/プロセッサ240に結合される。メモリー260の一部は制御又はデータシグナリングメモリー(RAM)を含むことができ、メモリー260の別の部分はフラッシュメモリー又は別の判読専用メモリー(ROM)を含むことができる。
以下、より詳しく説明されるように、(RF送受信部210、TX処理回路215及び/又はRX処理回路225を用いて具現される)UE114の送信及び受信経路はキャリアアグリゲーション動作でそれぞれのDL又はUL送信をサポートする。
【0035】
図2は、UE114の一例を示すが、
図2に対する多様な変更が行われることができる。例えば、
図2の多様な構成要素は組合されたり、より細分化されたり省略されることができ、特定要求により付加的な構成要素が付加されることができる。特定例として、制御機/プロセッサ240は1つ以上の中央処理ユニット(CPU)及び1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)のような多数のプロセッサに分割されることができる。また、
図2は移動電話又はスマートフォンとして設定されたUE114を示すが、UEは別のタイプの移動又は固定デバイスとして動作するように設定されることができる。さらに、相違するRF構成要素がeNB101-103及び別のUEと通信するために用いられる場合のように、
図2の多様な構成要素は複製されることができる。
【0036】
図3は、本開示内容による例示的なeNB102を示す。
図3に示されたeNB102の実施形態は、ただ例示のためのものであり、
図1の他のeNBは同一又は類似の設定を有することができる。しかし、eNBは多様な設定を有し、
図3は本開示内容の範囲をeNBの任意の特定具現で制限しない。
【0037】
図3に示されたように、eNB102は多数のアンテナ305a-305n、多数のRF送受信機310a-310n、送信(TX)処理回路315及び受信(RX) 処理回路320を含む。eNB102は、さらに制御機/プロセッサ325、メモリー330及びバックホール又はネットワークインターフェース335を含む。
【0038】
RF送受信部310a-310nは、アンテナ305a-305nからUE又は別のeNBによって送信された信号のような入ってくるRF信号を受信する。RF送受信部310a-310nはIF又は基底帯域信号を生成するために入ってくるRF信号をダウンコンバートする。IF又は基底帯域信号は基底帯域又はIF信号をフィルタ―リング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路320に送信される。RX処理回路320は追加処理のために処理された基底帯域信号を制御機/プロセッサ325に送信する。
【0039】
TX処理回路315は制御機/プロセッサ325から (音声データ、ウェブデータ、電子メール又は対話形ビデオゲームデータのような)アナログ又はデジタルデータを受信する。TX処理回路315は、処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出ていく基底帯域データをエンコード、多重化及び/又はデジタル化する。RF送受信部310a-310nはTX処理回路315から出ていく処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ305a-305nを介して送信されるRF信号でアップコンバートする。
【0040】
制御機/プロセッサ325は、eNB102の全体動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は別の処理デバイスを含むことができる。例えば、制御機/プロセッサ325はよく知られた原理によりRF送受信部310a-310n、RX処理回路320及びTX処理回路315によって順方向チャンネル信号の受信及び逆方向チャンネル信号の送信を制御することができる。制御機/プロセッサ325はより進歩された無線通信機能のような付加的な機能をさらにサポートすることができる。例えば、制御機/プロセッサ325は多数のアンテナ305a-305nからの出ていく信号が望む方向に出ていく信号を効果的に操るように相違するように加重されるビームフォーミング(forming)又は志向性ラウティング動作をサポートすることができる。多様な他の機能のうちのいずれか1つは制御機/プロセッサ325によってeNB102でサポートされることができる。一部実施形態で、制御機/プロセッサ325は少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロ制御機を含む。
【0041】
制御機/プロセッサ325は、さらにOSのようなメモリー330に常在するプログラム及び他のプロセスを行うことができる。制御機/プロセッサ325は実行プロセスによって要求されるようにデータをメモリー330へ移動したりメモリー330でデータを移動することができる。
【0042】
制御機/プロセッサ325は、さらにバックホール又はネットワークインターフェース335に結合される。バックホール又はネットワークインターフェース335は、eNB102がバックホールを接続又はネットワークを介して別のデバイス又はシステムと通信するように許容する。インターフェース335は、任意の適合した有線又は無線接続を通じる通信をサポートすることができる。例えば、eNB102が(5G、LTE又はLTE-Aをサポートすることのような)セルラ通信システムの一部として具現されるとき、インターフェース335はeNB102が有線又は無線バックホール接続を介してeNB103のような別のeNBと通信するように許容することができる。eNB102がアクセスポイントとして具現されるとき、インターフェース335はeNB102が有線又は無線近距離通信網又は有線又は無線接続を介して (インターネットのような)より大きいネットワークで伝達するように許容することができる。インターフェース335は、イーサネット(登録商標)又はRF送受信部のような有線又は無線接続を介して通信をサポートする任意適切な構造を含む。
【0043】
メモリー330は、制御機/プロセッサ325に結合される。メモリー330の一部はRAMを含むことができ、メモリー330の他の部分はフラッシュメモリー又は別のROMを含むことができる。
【0044】
以下、より詳しく説明されるように、(RF送受信部310a-310n)、TX処理回路315及び/又はRX処理回路320を用いて具現される)eNB102の送信及び受信経路はキャリアアグリゲーション動作でそれぞれのDL又はUL送信をサポートする。
【0045】
図3は、eNB102の一例を示すが、
図3に対する多様な変更が行われることができる。例えば、eNB102は
図3に示された任意の数のそれぞれの構成要素を含むことができる。
【0046】
特定例として、アクセスポイントは多数のインターフェース335を含むことができ、制御機/プロセッサ325は相違するネットワークアドレス間にデータをラウティングするラウティング機能をサポートすることができる。他の特定例として、TX処理回路315の単一インスタンス及びRX処理回路320の単一インスタンスを含むことで示しているが、eNB102は(RF送受信機当たり1つのような)それぞれの多数のインスタンスを含むことができる。
【0047】
一部無線ネットワークで、DL信号は情報内容を伝達するデータ信号、DL制御情報(DLcontrolinformation;DCI)を伝達する制御信号、及びパイロット信号としても知られている基準信号(referencesignal;RS)を含むことができる。eNB102のようなeNBはUE共通RS(CRS)、チャンネル状態情報RS(channel state information RS;CSI-RS)及び復調RS(demodulation RS;DMRS)を含む多数のタイプのRSのうちの1つ以上を送信することができる。CRSはDLシステム帯域幅(BW)を介して送信されることができ、UE114のようなUEによってデータ又は制御信号を復調したり測定を行うために用いられることができる。CRSオーバーヘッドを減らすために、eNB102はCRSより時間ドメインでより小さい密度を有するCSI-RSを送信することができる(また、REF1及びREF3参照)。UE114は、測定を行うためにCRS又はCSI-RSのうちの1つを用いることができ、選択は送信モード(transmissionmode;TM)に基づくことができる。UE114は物理的DL共有チャンネル(physical DL shared channel;PDSCH)受信のためにeNB102によって設定される(また、REF3参照)。最後に、UE114はデータ又は制御信号を復調するためにDMRSを用いることができる。eNB102はデータ情報をPDSCHを介してUE114に送信することができる。PDSCHから上位階層で情報を伝達する送信チャンネルはDL共有チャンネル(UL shared channel;DL-SCH)として指称される。eNBは物理的DL制御チャンネル(PDCCH)でのDCIフォーマット送信を介してDCIをUEに送信することができる。
【0048】
一部無線ネットワークにおいて、UL信号は情報内容を伝達するデータ信号、UL制御情報(UL control information;DCI)を伝達する制御信号、及びRSを含むことができる。UE114のようなUEはそれぞれの物理的UL共有チャンネル(PUSCH)又は物理的UL制御チャンネル(PUCCH)を介してデータ情報又はUCIをeNB102のようなeNBへ送信することができる。PUSCHからの情報を上位階層で伝達する送信チャンネルはUL共有チャンネル(UL-SCH)として指称される。UE114がデータ情報及びUCIを同時に送信するとき、UE114は2つのいずれをもPUSCHで多重化することができるか、PUSCHでデータ情報及び場合によっては一部UCIを同時に送信することができ、PUCCHで一部又はすべてのUCIを送信することができる。UCIはそれぞれのPDSCH内のデータ送信ブロック(transport block;TB)の正確な又は不正確な探知(detection)を示すハイブリッド自動繰り返しリクエスト確認応答(hybrid automatic repeat rquest acknowledgement;HARQ-ACK)情報、UE114が自分のバッファーにデータを有しているかをeNB102に示すスケジューリングリクエスト(scheduling request;SR)情報、及びeNB102がUE114へのPDSCH又はPDCCH送信のための適切なパラメーターを選択するようにするチャンネル状態情報(CSI)を含むことができる。HARQ-ACK情報は正確なPDCCH又はデータTB探知に応答する肯定確認応答(positive acknowledgement)(ACK)、不正確なデータTB探知に応答する否定確認応答(negative acknowledgement)(NACK)、及び暗示的であるか明示的なPDCCH探知(DTX)の不在を含むことができる。DTXはUE114がHARQ-ACK信号を送信しないときに暗示的であることができる。また、HARQ-ACK情報で同一のNACK/DTX状態を有するNACK及びDTXを示すことができる(また、REF3参照)。
【0049】
CSIは、UE114によって予め定義されたターゲットブロックエラーレート(block error rate;BLER)で受信されることができる変調及びコーディング方式(modulation and coding scheme;MCS)を有する送信ブロックサイズ(transport block size;TBS)をeNB102に通知するチャンネル品質インジケーター(channel quality indicator;CQI)、多重入力多重出力(multiple input multiple output;MIMO)送信原理により多重送信アンテナからの信号を組み合わせる方法をeNB102に通知するプリコーディングマトリックスインジケーター(precoding matrix indicator;PMI)、及びPDSCHに対する送信ランクを示すランクインジケーター(rank indicator;RI)を含むことができる(また、RE3参照)。例えば、UE114は、さらに設定されたPDSCHTM及びUE114受信機特性を考慮しながら信号対干渉及び雑音比(signal-to-interference and noise ratio;SINR)測定からCQIを決定することができる。UEはCSIを決定するためにeNBからのCRS又はCSI-RS送信を用いることができる(また、REF3参照)。eNB102はPUCCH上でCSI(P-CSI)を周期的に送信したりPUSCH上で非周期的なCSI(aperiodic CSI;A-CSI)を動的に送信するようにUE114を設定することができる(また、REF2及びREF3参照)。
【0050】
ULRSはDMRS及びサウンディングRS(sounding RS;SRS)を含むことができる。DMRSはそれぞれのPUSCH又はPUCCHのBWだけで送信されることができ、eNB102はDMRSを用いてPUSCH又はPUCCHの情報を復調することができる。SRSはUE114によってUL CSIをeNB102に提供するために送信されることができる(また、REF2及びREF3参照)。
【0051】
eNB102はそれぞれのPDCCHによって伝達されたそれぞれのDCIフォーマットを介してUE114へのPDSCH送信又はUE114からのPUSCH送信をスケジューリングすることができる。DCIフォーマットは、さらに別の機能を提供することができる(また、REF2参照)。
【0052】
DLシグナリング又はULシグナリングのための送信時間間隔(transmission time interval;TTI)は、1つのサブフレーム(subframe;SF)である。例えば、SF持続時間は1ミリ秒(msec)であることができる。0から9までインデクシングされた10SFの単位はシステムフレームとして指称される。時分割デュプレックス(time division duplex;TDD)システムにおいて、一部SFでの通信方向はDLにあり、一部他のSFでの通信方向はULにある。
【0053】
図4は、本開示内容によるPUSCH送信又はPUCCH送信のための例示的なULSF構造を示す。
図4に示されたULSF構造の実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示内容の範囲を逸脱せず他の実施形態が用いられることができる。
【0054】
ULシグナリングは離散フーリエ変換拡散OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM;DFT-S-OFDM)を用いることができる。ULSF410は2個のスロットを含む。それぞれのスロット420は、UE114がDMRS440を送信するスロット当たり1つのシンボルを含むデータ情報、UCI又はRSをUE114が送信するASeNB,1シンボル430を含む。送信BWはリソースブロック(RB)として指称される周波数リソースユニットを含む。それぞれのRBはリソース要素(RE)として指称されるASeNB,2(仮想)サブキャリア(sub-carrier)を含む。1RB/1スロットの送信単位は物理的RB(physical RB;PRB)と指称され、1RB/1SFの送信単位はPRB対として指称される。UE114にはPUSCH送信BW(‘X’=‘S’)又はPUCCH送信BW(‘X’=‘C’)に対して総
【0055】
【0056】
RE450に対してMPUXCHRBが割り当てられる。最後のSFシンボルは1つ以上のUEからSRS送信460を多重化するのに用いられることができる。データ/UCI/DMRS送信のために利用可能な多数のULSFシンボルは最後のSFシンボルがBWで少なくとも部分的にPUXCH送信BWと重畳するUEからのSRS送信をサポートする時には
【0057】
【0058】
NSRS=1であり;そうではなければNSRS=0。それで、PUXCH送信のための総REの数は
【0059】
【0060】
である。
【0061】
図4の構造がPUCCHでUCI(HARQ-ACK又はP-CSI)を送信するのに用いられるとき、データ情報は含まれず、DMRS又はSRSを送信するのに用いられるREを除いてUCIは総REにかけてマッピングされることができる。
【0062】
図5は、本開示内容によるUCIに対する例示的なエンコード及び変調プロセスを示す。
図5に示されたエンコードプロセスの実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示内容の範囲を脱せず他の実施形態が用いられることができる。
【0063】
UCIビットの数OUCI,0が予め決定された値より大きいと決定されると、UE114制御機(図示せず)はOUCI,0UCIビットに対するCRCを計算し、8CRCのようなOCRCCRCビットをOUCI,0UCIビットに付加して(530)OCRCUCI及びCRCビットを生成するCRC生成器520にUCIビット510を提供する。TBCC(tail biting convolutional code)のようなエンコーダー540は、OUCIビットの出力をエンコードする。レートマッチャー(rate matcher)550は、割り当てられたリソースに対するレートマッチング(matching)を行ってから、スクランブラ560がスクランブリング(scrambling)を行い、変調器570が例えば、QPSKを用いてエンコードされたビットを変調し、REマッパー580が行われ、最終で送信機が制御信号590を送信する。
【0064】
図6は、本開示内容によるUCIに対する例示的な復調及びデコーディングプロセスを示す。
図6に示されたデコーディングプロセスの実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示内容の範囲を逸脱せず他の実施形態が用いられることができる。
【0065】
eNB102は、REデマッピング(demapping)を行うREデマッパー620、当該変調方式に対する復調を行う復調器630、デスクランブリング(descrambling)を行うデスクランブラ640、レートマッチングを行うレートマッチャー650、及びデコーディングを行い、OUCIUCI及びCRCビットを提供するTBCCデコーダーのようなデコーダー660に提供される制御信号610を受信する。CRC抽出ユニット670は、OUCI,0UCIビット680とOCRCCRCビット685を分離し、CRCチェックユニット690はCRCチェックを計算する。CRCチェックがパスするとき(CRCチェックサム(checksum)が0である時)、eNB102はUCIが有効と決定する。
【0066】
図7は、本開示内容によるPUSCHと同一のSF構造を有するPUCCHに対する例示的なUE送信機を示す。
図7に示された送信機の実施形態は例示のみのためのものである。本開示内容の範囲を逸脱せず他の実施形態が用いられることができる。
【0067】
ある時のO
P-CSIP-CSI情報ビット及びある時のO
HARQ-ACKHARQ-ACK情報ビットだけではなく(図示せず)SR送信のためにUE114に設定されたSFでのSRビットのようなUE114からのUCIビット710は共同で、例えば、それぞれのエンコードされたコードワード(また、REF2参照)内に含まれるTBCC(tail-biting convolutionalcoding)又はTC(turbo coding)及びCRC(cyclic redundancy check)ビットを用いる第1エンコーダー720によりエンコードされたり、例えば、RM(Reed-Muller)コーディングを用いる第2エンコーダー725によりエンコードされる。エンコーダー選択は制御機(例えば、
図2の制御機/プロセッサ240)によることであり、ここで、例えば、制御機はHARQ-ACKペイロードが22ビットのような予め決定された値より大きいとき、TBCCエンコーダーを選択し、制御機はHARQ-ACKペイロードが予め決定された値より大きくない場合、RMエンコーダーを選択する。その後、エンコードされたビットは変調器730によって変調される。離散フーリエ変換(discrete Fourier transform;DFT)は、DFTユニット740によって獲得される。PUCCH送信BWに該当するRE750は選択機755によって選択され、逆高速フーリエ変換(IFFT)はFFTユニット760によって行われ、出力はフィルター770によってフィルターリングされる。プロセッサは、電力制御手続きによって電力を電力増幅器(PA)780に加え、送信された信号790は信号を送信する。DFTマッピングでよって、REは仮想REとして見えられるが、単純化のためにREとして指称される。簡単にするために、デジタル-アナログコンバータ、フィルター、増幅器及び送信機アンテナのような付加的な送信機回路は省略される。
【0068】
PUSCHでのデータに対するUE送信機のブロック図はHARQ-ACK情報及びCSIをデータ情報で取り替えることによって
図7のように獲得されることができる。
【0069】
図8は、本開示内容によるPUSCHと同一のSF構造を有するPUCCHに対する例示的なeNB受信機を示す。
図8に示された受信機の実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示内容の範囲を逸脱せず他の実施形態が用いられることができる。
【0070】
受信された信号810は、フィルター820によってフィルターリングされ、高速フーリエ変換(FFT)はFFTユニット830によって適用され、選択機ユニット840は送信機によって用いられたRE850を選択し、IDFT(inverse DFT)ユニットはIDFT860を適用し、復調器870はチャンネル推定器(図示せず)によって提供されたチャンネル推定値を用いてIDFT出力を復調し、制御機(例えば、
図2の制御機/プロセッサ)は、例えば、それぞれのデコーディングされたコードワードから抽出されるテールバイティング畳み込みデコーディング(tail-biting convolutional decoding)又はターボデコーディング(turbo decoding)及びCRCビットを用いる第1デコーダー880、さらに、例えばRMデコーディングを用いる第2デコーダー885を選択する。例えば、制御機は予想されるHARQ-ACKペイロードが22ビットのような予め決定された値より大きいとき、TBCCデコーダーを選択し、制御機は予想されたHARQ-ACKペイロードが予め決定された値より大きくないとき、RMデコーダーを選択する。UCIビット890は第1デコーダー又は第2デコーダーのうちの1つの出力によって獲得される。アナログ-デジタルコンバータ、フィルター及びチャンネル推定器のような付加的な受信機回路は簡略化のために図示しない。
【0071】
PUSCH内のデータに対するeNB受信機ブロック図はHARQ-ACK情報及びCSIをデータ情報で取り替えることによって
図8のように獲得されることができる。
【0072】
TDD通信システムにおいて、一部SFでの通信方向はDLにあり、一部他のSFでの通信方向はULにある。表1は、さらにフレーム周期として指称される10SFの周期にかけた表示型(indicative)UL/DL設定を並べる。“D”はDLSFを示し、“U”はULSFを示し、“S”はDwPTSとして指称されるDL送信フィールド、GP(guard period)、及びUpPTSとして指称されるUL送信フィールドを含む特殊SFを示す。総持続時間が1つのSFである条件によって特殊なSFのそれぞれのフィールドの持続時間の間のいくつかの組合が存在する(また、REF1参照)。
【0073】
【0074】
TDDシステムで、多数のDLSFでのPDSCH受信に応答してUE114からのHARQ-ACK信号送信は同一のULSFで送信されることができる。同一のULSFでUE114から連関されたHARQ-ACK信号送信を有するDL SFの数MWは、DL連関セット又は大きさMWのバンドリングウィンドウとして指称される。DLDCIフォーマットは、DLDCIフォーマット探知のSFまでバンドリングウィンドウからUE114へ送信されたDLDCIフォーマットの数、モジュールで4を表されるカウンターを提供する2個の2進要素(ビット)のDL割り当てインデックス(DAI)フィールドを含む。表2は、UE114がULSFnで連関されたHARQ-ACK信号を送信するDLSFn-kを示し、ここでk∈K。このようなDLSFはそれぞれのULSFに対するバンドリングウィンドウを示す。
【0075】
【0076】
PUSCHに対する送信電力は接したセルに対するそれぞれの干渉を制御しながらUE114からのPUSCH送信がeNB102で望むSINRへ受信されるように決定され、これにより、PUSCHでのデータTBに対するBLERターゲットを達成し、適切なネットワーク動作を保障する。UL電力制御(power control;PC)は、送信PC(transmission PC;TPC)コマンドを介してeNBによってUEに提供されるセル特定及びUE特定パラメーターと閉ルーフPC(closed-loop PC;CLPC)訂正を持つ開ルーフPC(open-loopPC;OLPC)を含む。PUSCH送信がPDCCHによってスケジューリングされるとき、TPCコマンドはそれぞれのDCIフォーマットに含まれる(また、REF2参照)。TPCコマンドは、さらにDCIフォーマット3又はDCIフォーマット3Aを伝達する別個のPDCCHによって提供されることができ、単にするために共同でDCIフォーマット3/3Aとして指称され、TPCコマンドをUEのグループに提供する(また、REF2参照)。DCIフォーマットは、CRC(Cyclic Redundancy Check) ビットを含み、UE114はCRCビットをスクランブリングするのに用いられるそれぞれの無線ネットワーク臨時識別子(radio network temporary identifier;RNTI)からDCIフォーマットタイプを識別する。DCIフォーマット3/3Aに対し、RNTIはUE114が無線リソース制御(radio resource control;RRC)シグナリングのような上位階層シグナリングを介してeNB102によって設定されるTPC-RNTIである。UE114からのPUSCH送信又はUE114からのPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットに対し、RNTIはC-RNTI(CellRNTI)である。付加的なRNTIタイプがさらに存在する(また、REF2参照)。
【0077】
UE114は、式1のようにセルc及びSFiでPUSCH送信電力PPUSCH,c(i)(ミリワット当りデシベル(dBm))を導出することができる。簡略化のために、UE114は同一のSFでPUSCH及びPUCCHのいずれをも送信しないと仮定する(また、REF3参照)。
【0078】
【0079】
ここで、
●PCMAX,c(i)はセルc及びSFiでの設定されたUE114送信電力である(また、REF3参照)。
●MPUSCH,c(i)はセルc及びSFiでのRBのPUSCH送信BWである。
●PO_PUSCH,c(j)はセルcでのeNB102で平均受信されたSINRを制御し、上位階層シグナリングを介してeNB102によってUE114に提供されるセル特定構成要素PO_NOMINAL_PUSCH,c(j)及びUE特定構成要素PO_UE_PUSCH,c(j)の和である。SPS(semi-persistently scheduled)PUSCH(再)送信に対し、j=0。動的でスケジューリングされたPUSCH(再)送信に対し、j=1。
●PLcはセルcに対してUE114によって測定された経路損失(pathloss;PL)推定値である(また、REF3参照)。例えば、UE114は基準信号受信された電力(reference signal received power;RSRP)を測定するために通常的な具現を用いることによって経路損失を測定した後、例えば、SIBで上位階層によってeNB102からUE114に通知されることより知られたRS送信電力とRSRPを比べることができる。
●j=0又はj=1に対し、αc(j)∈{0, 0.4, 0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9, 1}は上位階層シグナリングを介してeNB102によってUE114に設定される。部分的なULPCはPLが完全に補償されないときにαc(j)<1に対して獲得される。
●△TF,c(i)は0と同一であるか
【0080】
【0081】
としてPUSCH送信のスペクトラム効率により決定される。ここで、KSはKS=0又はKS=1.25のうちの1つとして上位階層シグナリングによってUE114に設定され、
-UL-SCHデータ無しにPUSCHを介して送信されたA-CSIに対するBPRE=OCQI/NRE及び他のケースに対する
【0082】
【0083】
-ここで、cはコードブロックの数であり、Krはコードブロックrに対する大きさで、OCQIはCRCビットを含むCQI/PMIビットの数であり、NREは
【0084】
【0085】
として決定されたREの数であり、ここで、c、Kr、
【0086】
【0087】
はREF2で定義される。
-UL-SCHデータ無しにPUSCHを介して送信されたA-CSIに対する
【0088】
【0089】
(また、REF2参照)及び他のケースに対する1である。
●蓄積(accumulative)CLPCが用いられるときにはfc(i)=fc(i-1)+δPUSCH,c(i-KPUSCH)及び絶対CLPCが用いられるときにはfc(i)=δPUSCH,c(i-KPUSCH)、ここで、δPUSCH,c(i-KPUSCH)はPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに含まれたりDCIフォーマット3/3Aに含まれたTPCコマンドである。KPUSCHはPUSCHをスケジューリングするPDCCH送信のSFとそれぞれのPUSCH送信のSF間のタイムラインから導出される(また、REF3参照)。
セルc及びSFiでのUE114からのPUCCH送信電力PPUCCH,c(i)は式2によって与えられる(また、REF3参照)。
【0090】
【0091】
ここで、
●PCMAX,c(i)はセルc及びSFiでの設定されたUE114送信電力である(また、REF3参照)。
●PO_PUCCH,cは上位階層シグナリングによってUE114に提供されるセル特定パラメーターPO_NOMINAL_PUCCH,c及びUE特定パラメーターPO_UE_PUCCH,cの和である。
●PLcはセルcに対してUE114によって測定された経路損失(PL)推定値である(また、REF3参照)。
●h(・)はPUCCHフォーマット2又はPUCCHフォーマット3のようなPUCCH送信に用いられるフォーマット、及びHARQ-ACK、SR又はCSIが送信されるかに依存する値を有する関数である(また、REF3参照)。
●△F_PUCCH(F)は位階層によってUE114に提供され、この値はPUCCHフォーマット1a)に対する送信電力をオフセットするためのそれぞれのPUCCHフォーマット(F)に依存する(また、REF3参照)。
●△TxD(F')はPUCCHフォーマットF'が2個以上のアンテナポートから送信されるときには0ではない(そうではなければ、PUCCHフォーマットF'が1つのアンテナポートから送信されるとき、△TxD(F')は0である)。
●g(i)=g(i-1)+δPUCCH(i)はDCIフォーマット3/3A又はPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットでTPCコマンドδPUCCH(i)を蓄積する関数であり、g(0)は蓄積リセット後の値である。
【0092】
ネットワーク容量及びデータ速度を増加させるための要求を満たす1つのメカニズムは、ネットワーク高密度化である。これはネットワークノードの数とUEに対する近接性を高めて、セル分割利得を提供するために小さいセルを配置することによって実現する。小さいセルの数が増加し、小さいセルの配置が稠密となることによって、ハンドオーバー周波数及びハンドオーバー失敗率は更に相当に増加することができる。マクロセルに対するRRC接続を維持することによって、小型セルがユーザデータ平面(user-data plane;U-平面)通信のために専用されることができる間に移動性管理、ペイジング及びシステム情報アップデートのような制御場所(control-place;C-場所)機能がマクロセルだけで提供されることができるとき、小型セルとの通信は最適化されることができる。ネットワークノード(セル) 間のバックホールリンクの待機時間(latency)が実質的に0であるとき、REF3のようにキャリアアグリゲーション(CA)が用いられることができ、スケジューリング決定は同一のeNB102によってなることができ、それぞれのネットワークノードへ伝達されることができる。さらに、UE114からのUCIは、多分非兔許スペクトラム(unlicensed spectrum)を用いるノードを除いて任意のネットワークノードで受信されることができ、UE114に対する適切なスケジューリング決定を容易くするためにeNB102へ伝達されることができる。
【0093】
図9は、本開示内容によってCAを用いる通信を示す。
【0094】
UE114は第1キャリア周波数f1(930)を用いるマクロセルに対応する第1セル920及びキャリア周波数f2(950)を通じる小型セルに対応する第2セル940と通信する(910)。第1キャリア周波数は、兔許周波数帯域に対応することができ、第2キャリア周波数は非兔許周波数帯域に対応することができる。第1セル及び第2セルはeNB102によって制御され、無視することができる待機時間をもたらすバックホールを介して接続される。
【0095】
UE114が5DLセルまでのCA動作と設定されるとき、PUCCH上のHARQ-ACK送信は通常的にPUCCHフォーマット3を用いる(また、REF1及びREF3参照)。FDDシステムにおいて、UE114がPUCCHフォーマット3送信の電力を調整するためにTPCコマンドを獲得する方法は、1次セル上でPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドからのことである(また、REF2及びREF3参照)。UE114がPUCCHフォーマット3を送信するリソースを決定する方法は、2次セル上でPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドからのことである(また、REF3参照)。
【0096】
次に、TPCコマンドフィールドは確認応答リソースインディケーション(acknowledgement resource indication;ARI)又は、同等に上位階層によってUE114に設定された4個のPUCCHリソースのうちの1つに対するPUCCHリソースインデックスを提供する(また、REF3参照)。例えば、2ビットのTPCコマンドフィールド及びPUCCHフォーマット3送信のための4個のリソースと設定されたUE114に対し、ARIは4個のリソースのうちの1つを示すことができる(また、REF3参照)。
【0097】
TDDシステムに対し、UE114は‘1’より大きいDAI値が、又はUE114がバンドリングウィンドウ内で探知する第1DCIフォーマットが‘1’と同一のDAI値を有するDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドから決定されたPUCCHフォーマット3リソースを用いる。UE114は同一のPUCCHリソースインデックス値がバンドリングウィンドウに対するPUCCHリソースインデックス値を決定するために用いられるすべてのDCIフォーマットへ送信されると仮定する(また、REF3参照)。UE114がバンドリングウィンドウで探知する第1DCIフォーマットである‘1’と同一のDAI値を有するDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドの機能は変更されない状態で維持され、UE114がPUCCHフォーマット3に対する送信電力を調整するためのTPCコマンド値を提供する。このような方式で、DAIフィールドは、バンドリングウィンドウ内のUE114に送信されたDLDCIフォーマットのカウンターと、DCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドがTPCコマンド値を提供するか、又はDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドがUE114(ARI)に設定されたPUCCHリソースセットからの1つのPUCCHリソースにインジケーターを提供するかを示すインジケーターのいずれも役目をする。
【0098】
DCIフォーマットがEPDCCHによって伝達されるとき、DCIフォーマットはさらにDCIフォーマットが1次セル上でPDSCHをスケジューリングするときのPUCCHフォーマット1a/1b送信のためのPUCCHリソースを示すか、DCIフォーマットが2次セル上でPDSCHをスケジューリングするときの0とセッティングされるHARQ-ACKリソースオフセット(HARQ-ACKresourceoffset;HRO)フィールドを含む(また、REF2及びREF3参照)。したがって、PDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットがPDCCH又はEPDCCHによって伝達するかに関係なく、UE114が1次セル上でPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットを探知しないとき、UE114はPUCCHでの関連するHARQ-ACK情報を送信するためのTPCコマンドを獲得することができない。
【0099】
通常的なCA動作は、それぞれ最大20MHzBWを有する最大5DLセルをTDDシステムにおけるUL/DL設定5、最大2個のDLセルにサポートする(また、REF3参照)。UE114がサポートすることができるDLセルの数に対するこのような制限は総DLBWでのそれぞれの制限によりDLデータ送信速度を制限する。多くの20MHzBWキャリアが存在することができる非兔許スペクトラムの利用可能性により、UE114に設定されることができるセルの数は5より相当に大きくなることができる。したがって、5DLセル以上のCAに対するサポートを確張することは利用可能なスペクトラムのより効率的な利用を許容し、UE114に対するDLデータ送信速度及びサービス経験を向上させることができる。DLセルの数の増加による結果は、より大きいUCIペイロードをサポートする必要性に関連される。大きいHARQ-ACKペイロード又は一般的に大きいUCIペイロードを収容することができる新しいPUCCHフォーマットは、PUSCH基盤構造を有することができ(また、REF5参照)、UCIをエンコードするためにTBCC又はTCを用いることができる。HARQ-ACKコードワード又は一般的にUCIコードワードの望む探知信頼性を達成することはそれぞれのペイロードが増加することによってさらに難しくなることができ、それぞれのPUCCHフォーマットに対する送信電力制御を向上させ、TBCCデコーダー又はTCデコーダーに対する探知性能を向上させることができる。
【0100】
本開示内容の実施形態はUEがHARQ-ACK情報を伝達するPUCCHフォーマットの送信のためにTPCコマンドを獲得する確率を増加させるメカニズムを提供する。本開示内容の実施形態は、さらに基地局がPUCCHフォーマット送信のためのリソースを表され、UEがこのようなリソースを決定するメカニズムを提供する。本開示内容の実施形態は付加的にUEがPUCCH送信のための電力を決定するメカニズムを提供する。本開示内容の実施形態は付加的に基地局がHARQ-ACKコードワード内の知られた値を用いてTBCCエンコードされたHARQ-ACKコードワードの探知信頼度を向上させるメカニズムを提供する。
【0101】
次に、簡単にするために、SPS PDSCH送信又はSPS PDSCHリリース(release)を表されるDCIフォーマットが明示的に言及されないし;UE114は常にSPS PDSCH送信又はSPS PDSCHリリースを表されるDCIフォーマットのためのHARQ-ACK情報を含むと仮定する(また、REF3参照)。さらに、明示的に特に言及されない限り、DCIフォーマットはそれぞれのセルでPDSCH送信(さらに、SPS PDSCHリリース)をスケジューリングすることで仮定される。さらに、UE114にはキャリアアグリゲーションで動作するためのそれぞれのPDSCH送信の可能な受信のためのセルのグループが設定される。セルのグループ内のそれぞれのセルはeNB102が上位階層シグナリングを介してUE114に通知することができるUE特定セルインデックスにより識別される。UE114はセルのグループから任意のセル内のPDSCH受信に応答して同一のPUCCHでHARQ-ACK情報を送信するように設定される。例えば、UE114はCセルのグループ及びそれぞれのセルインデックス0,1,...,C-1と設定されることができる。
【0102】
UE114にはeNB102によってパラメーターが設定されるとき、特に言及されなければ、設定はRRCシグナリングのような上位階層シグナリングによることであるが、パラメーターがeNB102によってUE114に動的で表されるとき、インディケーション(indication)はPDCCH又はEPDCCHで送信されるDCIフォーマットによることの同一の物理的階層シグナリングによることである。UE114は、例えば、2個のULセルのようなPUCCH送信のための1つ以上のULセルと設定されることができる。第1ULセルにおけるPUCCH送信はDLセルの第1グループと連関され、第2ULセルにおけるPUCCH送信はDLセルの第2グループと連関される。UE114は1次セル上でPUCCHを送信すると仮定される。UE114は、さらに1次2次セル上でPUCCHを送信するためにeNB102によって設定されることができる。このような場合に、UE114はDLセル(CG1)の第1グループに対応するUCIに対する1次セル上でPUCCHを送信し、DLセルの第2グループ(CG2に対応するUCIに対する1次2次セル上でPUCCHを送信する。明示的に特に言及されない限り、本開示内容における説明は1つのDLセルグループに関することで、他のDLセルグループに対して複製されることができる。
【0103】
送信電力制御コマンド
本開示内容の第1実施形態はPUCCHでHARQ-ACK情報の送信に対する電力調整及びリソース決定を考慮する。特に明示的に言及されない限り、DCIフォーマットはそれぞれのセルでPDSCH送信をスケジューリングすることで仮定される。簡略化のために、SPS PDSCH送信又はSPS PDSCHリリースを表されるDCIフォーマットは明示的に言及されないし;UE114はSPS PDSCH送信又はSPS PDSCHリリースを表されるDCIフォーマットのためのHARQ-ACK情報を常に含むことに仮定される。
【0104】
UE114はカウンターDAIフィールド及び全体DAIフィールドに基づいて同一のPUCCH送信でHARQ-ACK情報と連関されたDCIフォーマットの数を決定することができる(また、REF6参照)。SFで送信されたDCIフォーマットのカウンターDAIは同一のPUCCH送信でHARQ-ACK情報と連関されたSFでのDCIフォーマットまでのDCIフォーマットの増分(incremental)カウンター(モジュールで4である)。SFで送信されたDCIフォーマットの全体DAIは同一のPUCCH送信でHARQ-ACK情報と連関されたSFでのDCIフォーマットまでのDCIフォーマットの総カウンター(モジュールで4)である。
【0105】
FDDシステムに対する第1例で、PUCCHフォーマット送信の電力を調整するためにTPCコマンドをUE114に提供する方法は、SFでUEに送信されたDCIフォーマットの数に依存することができる。
【0106】
第1方法で、PUCCHフォーマット送信の電力を調整するためにTPCコマンドを決定し、PUCCHフォーマット送信のためのPUCCHリソースを決定するプロセスはeNB102によって送信されたDCIフォーマットの数又はUE114によって識別されたDCIフォーマットの数に依存する。FDDシステムに対し、eNB102が第1セルの数のそれぞれのPDSCH送信をスケジューリングする第1DCIフォーマットの数をUE114に送信するとき、eNB102は1次セルに対するDCIフォーマットだけのTPCコマンドを提供するためにTPCコマンドフィールドを用いることができ、PUCCHリソース決定のためのARIをUE114に提供するためにそれぞれの2次セルに対する残りDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドを用いることができる。全体DAIフィールドを介して、UE114がそれぞれの第2セルの数に対する第2DCIフォーマットの数を決定するとき(しかし、必ず探知することではない)、UE114は1次セルに対するDCIフォーマット、及びTPCコマンドを獲得するためにそれぞれの2次セルに対する1つ以上のDCIフォーマットのそれぞれのTPCコマンドフィールドを用いることができ、PUCCHリソース決定のためのARIを獲得するためにそれぞれの2次セルに対するそれぞれの残りDCIフォーマットでのTPCコマンドフィールドを用いることができる。
【0107】
図10は、本開示内容によってeNBがUEに送信するDCIフォーマットの数によるDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドの使用を示す。
【0108】
eNB102は、SFでそれぞれのセルでのそれぞれのPDSCH送信をスケジューリングする第1DCIフォーマットの数D1をUE114に送信する(1010)。UE114はSFでそれぞれのセルでのPDSCHをスケジューリングする第2DCIフォーマットの数D2の送信を決定する(1020)。動作エラー(DCIフォーマット探知エラー)がない場合に、D1=D2。eNB102がSFでUE114へ送信することでUE114が決定する第2DCIフォーマットの数は全体DAIフィールドの使用に基づいてUE114が探知するのに失敗したDCIフォーマットの送信をUE114が決定することができるとき、UE114がSFで探知するDCIフォーマットの数と必ず同じではない。eNB102はD1が第1予め決定されたDCIフォーマットの数DR1より大きいかを検査する(1030)。UE114はD2が第2予め決定されたDCIフォーマットの数DR2より大きいかを検査する(1040)。D1>DR1であるとき、eNB102は2次セルに対する少なくても1つのDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドでのTPCコマンドを提供する(1050)。D2>DR2であるとき、UE114は2次セルに対する少なくても1つのDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドの値をTPCコマンドとして処理する(1060)。D1≦DR1であるとき、eNB102は2次セルに対するそれぞれのDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドでARIだけを提供する(1070)。D2≦DR2であるとき、UE114は2次セルに対するそれぞれのDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドの値をただARIとして処理する(1080)。
【0109】
第2方法で、PUCCHフォーマット送信の電力を調整するためにTPCコマンドを決定し、PUCCHフォーマット送信のためのPUCCHリソースを決定するプロセスは連関されたPUCCHフォーマットに依存する。例えば、UE114が1つのPRB対での送信と共にPUCCHフォーマット3のようにHARQ-ACK情報を送信するために第1PUCCHフォーマットを用いるとき、UE114は1次セルに対するDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドからだけ第1PUCCHフォーマットに対する送信電力を調整するためのTPCコマンドを獲得し、それぞれの2次セルに対する任意のDCIフォーマットに対するTPCコマンドフィールドからの第1PUCCHフォーマット送信のためのリソースを決定するためのARIを獲得することができる。UE114がPUSCH基盤構造を有するPUCCHフォーマットのようにHARQ-ACK情報を送信するために第2PUCCHフォーマットを用いるとき、UE114は1次セルに対するDCIフォーマットのTPCコマンドフィールド及びそれぞれの2次セルに対して一部DCIフォーマットにファイリング(filing)されたTPCコマンドから第2PUCCHフォーマットに対する送信電力を調整するためのTPCコマンドを獲得し、それぞれの2次セルに対する他のDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドからの第2PUCCHフォーマット送信のためのリソースを決定するためのARIを獲得することができる。当該機能はeNB102に適用されることができる。
【0110】
図11は、本開示内容によってHARQ-ACK情報を送信するためにUEによって用いられるPUCCHフォーマットによるDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドの使用を示す。
【0111】
UE114はHARQ-ACK送信のために用いるPUCCHフォーマットを決定する(1110)。例えば、PUCCHフォーマットは、1つのPRB対での送信を有するPUCCHフォーマット3、又はPUSCH構造に基づいたPUCCHフォーマットであることができる。UE114はPUCCHフォーマットが1つのPRB対での送信を有するPUCCHフォーマット3のような第1PUCCHフォーマットであるかを決定する(1120)。PUCCHフォーマットが第1PUCCHフォーマットであるとき、UE114はTPCコマンド及びARIを獲得するために第1方法を用いる(1130)。PUCCHフォーマットが第2PUCCHフォーマットであるとき、UE114はTPCコマンド及びARIを獲得するために第2方法を用いる(1140)。UE114がそれぞれのセルでPDSCH送信をスケジューリングする決定されたDCIフォーマットの数が第1数より大きいかを考慮するとき、類似の段階が適用され、そのとき、UE114はTPCコマンド及びARIを獲得するために第1方法を用いて;そうではなければ、UE114はTPCコマンド及びARIを獲得するために第2方法を用いる。
【0112】
相違するUL電力制御プロセスはそれぞれの相違するPUCCHフォーマットと連関されることができ、PUCCHフォーマットの送信のためのTPCコマンドはそれぞれのULPCプロセスに適用されることができるか、すべてのUL電力制御プロセスに共通であることができる。
【0113】
TPCコマンド又はARIがそれぞれの1つ以上の2次セルに対して1つ以上のDCIフォーマットによって提供される場合に、1つ以上のDCIフォーマットの選択のために多くの接近法が適用されることができる。
【0114】
第1接近法で、DCIフォーマットはそれぞれのPDSCH送信を有するセルインデックスの昇順で手順化(ordering)があることができるTPCコマンド又はARIを提供するとき、相互に表されることができる。例えば、4個のDCIフォーマットがc1<c2<c3<c4であるインインデックス、c1,c2,c3及びc4を有するセルでそれぞれの4個のPDSCH送信をスケジューリングするとき、インデックスc1及びc3を有するセルに対するDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドはTPCコマンドを提供することができるが、インデックスc2及びc4を有するセルでPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドはARIを提供することができる。第1接近法は、UE114が例えば類似の電波損失、類似の干渉又はPDSCH送信のためのセルの類似の使用可能性のような連続的なインデックスを有するセルで類似のチャンネル条件を経験することができるようにセルインデクシングがなるとき、有益であることができる。次に、それぞれのDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドが実際TPCコマンド又はARIを提供するセルインデックスを交代とすることによってUE114がそれぞれTPCコマンド及びARIを提供する少なくとも2個のDCIフォーマットを探知することができる可能性が増加することができる。
【0115】
第2接近法で、NCDCIフォーマットがeNB102によって送信されたり、それぞれのNCセルでPDSCH送信をスケジューリングするためにUE114によって決定されるとき、例えば、第1┌NC/2┐(又は┌NC/2┐)DCIフォーマット又は第1の4DCIフォーマットのような第1DCIフォーマットの数は、第1DCIフォーマット後に、それぞれ最後┌NC/2┐(又は┌NC/2┐)DCIフォーマット又はNC-4DCIフォーマット(NC>4であるとき)のようなARI及び残りDCIフォーマットを提供することができ、TPCコマンドを提供することができ、ここで┌┐は数をこのような数より大きい最も小さい定数と四捨五入する天井関数(ceiling function)であり、└┘は数をこのような数より最も小さい最も大きい定数と四捨五入する床関数(floor function)である。2つの接近法は1次セルが(ARIの代りに)TPCコマンドを提供するDCIフォーマットのTPCコマンドフィールドで条件が指定されることができる(conditioned)。
【0116】
例えば、UE114が大きいセルの数に対するDCIフォーマットの送信と連関された第2PUCCHフォーマットを用いるように (eNB102によって送信され、UE114によって決定される)DCIフォーマットの数が大きいとき、UE114が一部DCIフォーマットを探知するのに失敗するときにも第2接近法を用いることによって、UE114がTPCコマンドを提供するすべてのDCIフォーマット又はARIを提供するすべてのDCIフォーマットを探知するのに失敗する確率は不正確なHARQ-ACK探知の確率より充分に低いことがある。さらに、任意の接近法は1次セルに対するDCIフォーマットがPUCCHフォーマット送信のためのTPCコマンドを提供するように条件が指定されることができる。したがって、第1方法又は第2方法の適用は、さらにそれぞれ第1PUCCHフォーマット又は第2PUCCHフォーマットの使用と連関されることができる。
【0117】
図12は、本開示内容によってHARQ-ACK情報を伝達するPUCCH送信のためのTPCコマンド及びARIを提供するメカニズムを示す。
【0118】
CA動作のために設定されたUE114は第1セルのセットでそれぞれのPDSCH送信をスケジューリングする1つ以上の第1DCIフォーマット、及び第2セルのセットでそれぞれのPDSCH送信をスケジューリングする1つ以上の第2DCIフォーマットを探知する1210。UE114は1つ以上の第1DCIフォーマットのTPCコマンドフィールドからのTPCコマンド及び1つ以上の第2DCIフォーマットのTPCコマンドフィールドからのARIを決定する(1220)。UE114は送信電力を調整するTPCコマンド及びPUCCHリソースを決定するARIを用いることによってHARQ-ACK情報を伝達するPUCCHフォーマットを送信する(1230)。類似に、eNB102は第1セルのセットでPDSCHをスケジューリングする1つ以上の第3DCIフォーマット及び第2セルのセットでPDSCHをスケジューリングする1つ以上の第4DCIフォーマットを送信する。eNB102は1つ以上の第1DCIフォーマットのTPCコマンドフィールドでTPCコマンドを提供し、1つ以上の第2DCIフォーマットのTPCコマンドフィールドでARIを提供する。1つ以上の第1DCIフォーマット又は1つ以上の第3DCIフォーマットはそれぞれの少なくとも1つの2次セルでそれぞれの少なくとも1つのPDSCH送信をスケジューリングする少なくとも1つのDCIフォーマットを含む。
【0119】
第2の例で、TPCコマンドフィールドは常にTPCコマンドを提供するのに用いられることができ、付加的な必要がARIを提供するために含まれることができる。PDCCHによって送信されたDCIフォーマットに対し、このような付加的なフィールドは新しいフィールドとして導入する必要がある。EPDCCHによって送信されたDCIフォーマットに対して、このような付加的なフィールドはDCIフォーマットが2次セルでPDSCH送信をスケジューリングするときにはHROフィールドであることができる。その後に、既存の演算のように0とセッティングされるHROフィールド値の代りに(また、REF3参照)、HROフィールドはARIフィールドとして用いられる。
【0120】
2個の例のうちで任意の例は、さらにeNB102がDCIフォーマットをUE114に送信するバンドリングウィンドウのすべてのSFで適用可能性が拡張されるという付加的な条件を持つTDDシステムに適用されることができる。第1方法に対して、UE114が同一のバンドリングウィンドウのSFで相関されたチャンネル条件を経験する可能性及びUE114が同一のバンドリングウィンドウの多数のSFで同一のセルでのPDSCH送信にスケジューリングされる可能性を説明するため、TPCコマンド又はARIに対するTPCコマンドフィールドに対するDCIフォーマット連関は同一のバンドリングウィンドウの連続的なSF間で交代に表されることができる。1次セルはこのような代替連関(alternate association)から除かれることができる。例えば、第1接近法に対して、第1、第3、第5等のTPCコマンドフィールドに対し、DCIフォーマットはTPCコマンドを提供することができ、第2、第4、第6等のTPCコマンドフィールドに対し、DCIフォーマットは第1SFでARIを提供することができ、連関は同一のバンドリングウィンドウの第2SFで反対となることができる。さらに、UE114はMWSFの数を有するバンドリングウィンドウのSFでTPCコマンドを蓄積することができる。δPUCCH(j)がSFj、j=0,1,...,MW-1で適用可能なセルに対するDCIフォーマットのTPCコマンド値であるとき、UE114はPUCCH送信電力を
【0121】
【0122】
として調整するための最終TPCコマンドを計算することができる。これは特に大きいHARQ-ACKペイロードの送信に用いられるPUCCHフォーマット係ってより正確な電力制御を提供することができる。
【0123】
TDDシステムに対して、eNB102のスケジューラは一般的に同一のバンドリングウィンドウの未来SFでUE114へのPDSCH送信のためのスケジューリング判定を予測することができることで仮定されることができない。結果的に、UE114がそれぞれのHARQ-ACK情報ペイロードによってPUCCHフォーマットを選択するとき、eNB102のスケジューラが一般的にバンドリングウィンドウの最後のSF後のHARQ-ACK情報ペイロードを分らないから、eNB102のスケジューラは一般的にバンドリングウィンドウの第1SFでPUCCHフォーマットが分かっていることで仮定されることができない。例えば、eNB102がバンドリングウィンドウの第1SFだけでUE114へのPDSCH送信をスケジューリングするとき、UE114はPUCCHフォーマット3のような第1PUCCHフォーマットを用いるが、eNB102がバンドリングウィンドウのすべてのSFでUE114へのPDSCH送信をスケジューリングするとき、UE114は、例えば
図4のようにPUSCH基盤構造を有するPUCCHフォーマットのような第2PUCCHフォーマットを用いる。FDDシステムに対して、TDDシステムとは異なり、eNB102のスケジューラはSFでPDSCH送信を有するセルの数が分かって、当該HARQ-ACKペイロードがO
HARQ-ACK≦22ビットであるとき、PUCCHフォーマット3に対するリソースを示すか、当該HARQ-ACKペイロードがO
HARQ-ACK>22ビットであるとき、PUSCH基盤のPUCCHフォーマットに対するリソースを示すARI値をセッティングすることができる。
【0124】
eNB102及びUE114がPUCCHフォーマットの送信のためのPUCCHリソースの同一の理解を有するようにするために、バンドリングウィンドウのSFで送信されるDCIフォーマットのARI値はUE114があるとき、バンドリングウィンドウの以前のSF及びバンドリングウィンドウのSFでのPDSCH受信に応答して用いるPUCCHフォーマットに対するリソースを示すことができる。したがって、ARI値はそれぞれのDCIフォーマット送信のSFに依存することができ、バンドリングウィンドウの相違するSFで送信されるDCIフォーマットで相違することができる。例えば、バンドリングウィンドウの第1SFでPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットはPUCCHフォーマット3のような第1PUCCHフォーマットに対するPUCCHリソースを (ARIフィールドの役目をするとき、TPCコマンドフィールドの値を介して)示すが、バンドリングウィンドウの最後のSFでPDSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットはPUSCH基盤の構造を有するPUCCHフォーマット4のような第2PUCCHフォーマットに対するPUCCHリソースを示す。
【0125】
図13は、本開示内容によってバンドリングウィンドウのSFで送信されたDCIフォーマットでのARI値によって表されたPUCCHリソースのeNB及びUEによる決定を示す。
【0126】
SFで、eNB102(また、UE114)は、SFまでのバンドリングウィンドウのSFで送信されたDCIフォーマットに基づいてHARQ-ACK情報ペイロードを決定する(1310)。eNB102(また、UE114)は、HARQ-ACK情報ペイロードが第1PUCCHフォーマット又は第2PUCCHフォーマットの使用と連関されるかを決定する(1320)。第1PUCCHフォーマットが用いられるとき、SFで送信された1310DCIフォーマットでのARI値は第1PUCCHフォーマット送信のためのリソースを示す(1330)。第2PUCCHフォーマットが用いられるとき、SFで送信された1310DCIフォーマットでのARI値は第2PUCCHフォーマット送信のためのリソースを示す(1340)。
【0127】
UE114がDLセルの第1グループに対応するUCIに対する1次セル上でPUCCHを送信し、DLセルの第2グループに対応するUCIに対する1次2次セル上でPUCCHを送信するとき、第1実施形態はDLセル及び1次セルの第1グループとDLセル及び1次2次セルの第2グループに対して別個で適用される。
【0128】
PUCCH送信電力制御
本開示内容の第2実施形態はPUCCH送信のための電力制御メカニズムを考慮する。PUCCH送信が常に1つのPRB対を超える最大5個のDLセル(また、REF1及びREF3参照)を有したCAにサポートされたPUCCHフォーマットとは異なり、5個以上のDLセルを有したCAに対するPUCCH送信は1つ以上のPRB対にあることができる。
【0129】
PUCCHでのHARQ-ACK送信のために、UE114は式3のようにセルc(1次セル又は1次2次セル)及びSFiでPUCCH送信電力PPUCCH,c(i)(ミリワット当りデシベル(dBm))を導出することができる。
【0130】
【0131】
又は、同等に、式3aと同様にPUCCH送信電力に対して式2のようにPUCCHフォーマット1aに対する△F_PUCCH(F)オフセットを用い、
【0132】
【0133】
ここで、
●PCMAX,c(i)はセルc及びSFiでの設定されたUE114送信電力である。
●MPUCCH,c(i)はセルc及びSFiでのRBのPUCCH送信BWである。
●PO_PUCCH,c(u)はセルcでのeNB102で平均受信されたSINRを制御し、上位階層シグナリングを介してeNB102によってUE114に設定されるセル特定構成要素PO_NOMINAL_PUCCH(u)及びUE特定構成要素PO_UE_PUCCH(u)の和である。HARQ-ACKを伝達するPUCCH送信に対して、u=0。P-CSIを伝達するPUCCH送信に対し、u=1。HARQ-ACK及びP-CSIをいずれも伝達するPUCCH送信に対して、共同HARQ-ACK及びP-CSI送信のためにHARQ-ACKBLERとP-CSIBLERの間のより小さいターゲットBLERを保障するために2個のPO_NOMINAL_PUCCH(u)値のうちで大きい値が適用される。SR送信は付加的な変更なしに統合されることができる。同一のターゲットBLERがシステム動作でHARQ-ACK及びP-CSIに対して基本的に適用されるとき(すなわち、HARQ-ACK及びP-CSIに対する相違するPO_PUCCH,c(u)値がeNB102によってUE114に設定されないとき)、UCIタイプ上のPO_PUCCH,c(u)依存性は必要ではない(インデックスuは省略されることができる)。
●PLcはセルcに対してUE114によって測定されたPL推定値である。
●△F_PUCCH(F)は上位階層によってUE114に提供され、この値はPUCCHフォーマット1a)に対する送信電力をオフセットするためにそれぞれのPUCCHフォーマット(F)に依存する。
●△TF,c(i)は
【0134】
【0135】
として決定され、ここで、BPRE=OUCI/NRE、OUCIはCRCビットを含むUCIビットの数であり、
【0136】
【0137】
である。第1例で、KSはKS=0又はKS=1.25のうちの1つとして上位階層シグナリングによってUE114に設定される。第2例で、KSの値はUCIペイロードによってPUCCH送信電力を調整するためにKS=1.25としてシステム動作の仕様によってセッティングされる。
●
【0138】
【0139】
ここでgc(i)は現在のPUCCH電力制御調整状態で、g(0)はリセット後に第1値であり、δPUCCH,cは1次セル上でPDSCHをスケジューリングする(第1、TDDシステムの場合に)DCIフォーマット又はDCIフォーマット3/3A)のようにPDSCHをスケジューリングするDLDCIフォーマットからUE114へシグナリングされるTPCコマンドであり、M及びkmの定義はREF3と同じである。
●△TxD(u)はUE114が単一アンテナポートからPUCCHを送信する時には0と同一で、UE114が送信機アンテナダイバシティ(transmitter antenna diversity;TxD)を用いてPUCCHを送信するようにeNB102によって設定されるときには△TxD(u)>0。陰の△TxD(u)値は送信機アンテナダイバシティによってBLER利得をキャプチャ(capture)する。UE114にはHARQ-ACK送信及びP-CSI送信のためにTxDが独立的に設定されるとき、△TxD(u)は(u=0によってキャプチャされる)HARQ-ACK送信及び(u=1によってキャプチャされる)P-CSI送信に対して相違することができる。HARQ-ACK及びP-CSIのいずれをも伝達するPUCCH送信に対し、TxDが用いられることができる。UE114にはHARQ-ACK送信及びP-CSI送信のためにTxDが共同に設定されるとき、UCIタイプに対する△TxD(u)の依存性は必要ではない(インデックスuは省略されることができる)。
【0140】
eNB受信機でのHARQ-ACK情報コードワード探知
本開示内容の第3実施形態はUE114がTBCCを用いてHARQ-ACKコードワードをエンコードするときのeNB102でHARQ-ACK情報コードワードの探知手続きを考慮する。
【0141】
HARQ-ACK情報コードワードはeNB102に知られたHARQ-ACK値を含むことができる。例えば、セルドメイン全体DAIがHARQ-ACKペイロードを決定するためのFDDシステムでeNB102からUE114へのPDSCH送信を有するセルを示すのに使用されないとき、UE114はHARQ-ACK情報コードワードでの設定されたすべてのセルに対するHARQ-ACK情報を含むことができる。eNB102がPDSCHをUE114に送信しないセルに対して、eNB102はHARQ-ACK情報コードワードでのそれぞれのHARQ-ACK値がNACK/DTX値であることを予想することができる。例えば、TDDシステムに対し、UE114がバンドリングウィンドウですべてのSFに対するセルでのPDSCH送信のためのHARQ-ACK情報を提供するとき、eNB102はeNB102がPDSCHをUE114に送信しないSFでHARQ-ACK情報コードワードのそれぞれのHARQ-ACK値がNACK/DTX値であることを予想することができる。NACK/DTX値は、例えば、二進数‘0’と表されることができるが、ACK値は二進数‘1’と表されることができる。
【0142】
UE114がHARQ-ACK情報コードワードに対してTBCCを用いるとき、eNB102でのTBCCデコーダーはトレリス(trellis)を介して多数の経路を維持することができ、ここで経路はそれぞれの可能性メトリック(like lihood metric)によって選択されることができる。生成されたHARQ-ACK情報コードワードがeNB102に事前に知られるHARQ-ACK情報に対する相違する値を含むとき、最も大きい可能性メトリックを有する経路は廃棄されることができ(トレリスでのそれぞれのブランチは切り取られて(pruned))、生成されたデコーディングされたHARQ-ACK情報コードワードがeNB102に事前に知られたこととHARQ-ACK情報に対して同一の値を含むまで最も大きい可能性メトリックを有する経路は選択されることができる。(実際にコンボリューショナルエンコードが22以上のビットのように相当に大きい大きさのHARQ-ACKコードワードに適用されるが) 単純のために5ビットのHARQ-ACK情報コードワードを考慮すれば、eNB102は第4ビットが‘0’の値を有することで予想する場合、eNB102はこのようなコードワードが最も大きい可能性メトリックを有するときにも‘x1、x2、x3、1、x5’のデコーディングされたコードワードを廃棄し、代りにこの第4要素に対して‘0’2進値を有するコードワードのうちで最も大きい可能性メトリックを有する‘y1、y2、y3、0、y5’のコードワードを選択する。
【0143】
図14は、本開示内容によるTBCCエンコードされたHARQ-ACK情報コードワードに対するeNBでのデコーディングプロセスを示す。
【0144】
eNB102はPDSCH送信の受信に応答してUE114によって送信される受信されたTBCCエンコードされたHARQ-ACKコードワードでの知られた値を決定する(1410)。例えば、知られた値はeNB102がSFでPDSCHを送信しないセルに対応する位置で二進数‘0’であることができる。eNB102でのTBCCデコーダーはTBCCエンコードされたHARQ-ACKコードワードをデコーディングし、デコーディングトレリス及びそれぞれの可能性メトリックを介して多数の経路を維持する(1420)。経路の数はeNB102のデコーダー具現に依存することができる。eNB102は最も大きいメトリックを有する経路に対応するHARQ-ACKコードワードが検証されるかを決定する(1430)。最も大きいメトリックを有する経路に対応する候補HARQ-ACKコードワードに対する知られた値が、例えば、セルインデックスに対応することができるそれぞれの予め決定された位置でのデコーディングされたHARQ-ACKコードワードの値と同一であるか否かを決定することによって検証はなることができる。検証が肯定的であれば、eNB102は最も大きいメトリックを有する経路に対応することとして候補HARQ-ACKコードワードを選択することができる(1440)。検証が否定的であれば、eNB102は経路の数から最も大きいメトリックを有する現在経路を廃棄することができる(1450)。その後、段階1430を繰り返すことができる。同等に、eNB102のTBCCデコーダーはHARQ-ACKコードワードのそれぞれの位置で知られたHARQ-ACK情報ビット値と相違するHARQ-ACK情報ビット値に対応するトレリスのブランチを切り取られることができる。
【0145】
図15は、本開示内容によるコードワードでの知られたビットの知識を用いるデコーダーによる経路選択を示す。
【0146】
実際HARQ-ACKコードワードは“11001010”である(1510)。知られたHARQ-ACK情報ビットは第3目と第6目が1である。このような知識を用いてデコーダーは、より大きい可能性メトリックを有してもHARQ-ACK情報ビットに対して知られた値と相違する値を有するデコーディングされたコードワードとなるトレリスの経路を切り取られる(廃棄する)(1520、1530)。デコーダーはHARQ-ACKコードワードのそれぞれの位置で知られた値と同一のHARQ-ACK情報ビット値を有するコードワードとなる最大の可能性メトリックを有する経路を選択する(1540)。
本開示内容が例示的な実施形態に説明されたが、多様な変更及び修正が当業者に提示されることができる。本開示内容は添付された請求項の範囲内にあるこのような変更及び修正を含むことに意図される。
【符号の説明】
【0147】
100 無線ネットワーク
101~103 eNB
111~116 UE
120、125 カバレッジ領域
130 ネットワーク