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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-17
(45)【発行日】2022-06-27
(54)【発明の名称】多機能端を有する測定アーム
(51)【国際特許分類】
   G01B 21/00 20060101AFI20220620BHJP
【FI】
G01B21/00 H
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021500200
(86)(22)【出願日】2019-07-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-04
(86)【国際出願番号】 EP2019068024
(87)【国際公開番号】W WO2020007996
(87)【国際公開日】2020-01-09
【審査請求日】2021-02-26
(31)【優先権主張番号】1856254
(32)【優先日】2018-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】512297206
【氏名又は名称】ヘキサゴン・メトロロジー・エスアエス
【氏名又は名称原語表記】HEXAGON METROLOGY SAS
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】弁理士法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】デフォルジュ,ローラン
(72)【発明者】
【氏名】デュポルタル,ティボー
(72)【発明者】
【氏名】ルー,ドゥニ
(72)【発明者】
【氏名】ファムション,ジャン-リュック
(72)【発明者】
【氏名】イングリス,ウェス
【審査官】櫻井 仁
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-199257(JP,A)
【文献】特開2015-227816(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0084633(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 21/00-21/32
G01B 11/00-11/30
G01B 5/00- 5/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
三次元の測定装置であって、
締結ベース(10)、第一のヒンジ(21)によって前記ベースに接続される第一のセグメント(11)、第二のヒンジ(22)によって前記第一のセグメントに接続される第二のセグメント(12)、第三のヒンジ(23)によって前記第二のセグメントに接続されるインターフェース体(100)を包含する多関節の複数要素から成るアームと、
前記各ヒンジと関連付けられ、電子収集ユニット(1000)に電気的に接続された複数の位置センサであって、前記各セグメントの互いに対する各位置を測定した各々の位置測定信号を前記電子収集ユニット(1000)に供給する各位置センサと、
を含み、
前記インターフェース体は、測定部材と、オペレータが測定部材を測定される物体の領域に持っていくことができるようにするハンドル(301)とを搭載し、
前記ハンドルは、前記インターフェース体の滑り溝(114)と協働するために、前記ハンドルの長手方向に対して横方向に延伸される滑り溝(603)を有する端部を有する締結ベース(600)に固定され、
前記インターフェース体と、前記締結支持部材の前記端部とは、前記各滑り溝が相互に係合される位置を画定するような、相補的な接合手段を有し、さらに、
相補的なロック手段は、前記各滑り溝の係合解除を防ぎ、
前記相補的なロック手段は、前記締結ベースの前記端部に、ヒンジで連結され、前記ロック手段を作動させるための作動位置と、前記ロック手段を作動させないための非作動位置との間の、制御レバー(604)を含む、
ことを特徴とする、測定装置。
【請求項2】
前記レバー(604)は、ロッカーラッチ(607)を作動させるようにシャフト(605)に固定され、前記制御レバーがその作動位置にあるとき、前記ロッカーラッチが前記インターフェース体の接合部と協働することができて、前記各滑り溝の係合解除を防ぎ、前記制御レバーがその非作動位置にあるとき、前記ロッカーラッチが接合部から離れた後退位置にあって、前記各滑り溝が係合解除されることを可能にするように前記締結ベースの前記端部上に回動自在に取り付けられる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ロッカーラッチ(607)は、前記締結ベース(600)に回動自在に取り付けられる端部を有し、前記ロッカーラッチの中央部にリンク(608)の一方の端部が連結され、その他方の端部が前記シャフトに付属するつまみ(606)に連結される、請求項1または2記載の装置。
【請求項4】
前記第一のヒンジ(21)および前記第二のヒンジ(22)は、それらが共に接続する前記複数要素が、互いに対して、二つの相互に垂直な軸を中心に回動することを可能にするダブルヒンジである、請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
記第三のヒンジ(23)は、前記第二のセグメント(12)および前記インターフェース体(100)が、互いに対して、そのうちの一方がその他方に実質的に垂直な三つの軸を中心に回動することを可能にするトリプルヒンジである、請求項1~4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記インターフェース体(100)には、前記電子収集ユニット(1000)に電気的に接続されるディスプレイ装置(2000)および電子回路(2001)が提供される、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記ディスプレイ装置(2000)は、前記ディスプレイ装置によって表示されるメニューで選択させるために、多方向ボタン(2002)が装着される、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記インターフェース体(100)は、その上にわたってカバー(102)が取り付けられる剛性構造体(101)を含み、前記構造体と前記カバーとの間に空間が存在するような形式であり、前記電子回路(2001)の少なくとも一部が前記空間内に延伸される、請求項1~7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記測定装置は、第三の測定部材(900)を締結するための締結支持部材(800)を包含する、請求項1~8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記締結支持部材(800)は、本体(801)であって、その中に形成されて対向する面が開口されている二つのハウジング(802、803)を有する本体(801)を含み、一方の前記ハウジング(802)が前記インターフェース体(100)の前部分を受けるための寸法を有し、他方の前記ハウジング(803)が前記第三の測定部材(900)の一部をその中に締結できる寸法を有する、請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メトロジーの分野、より詳細には、三次元の物体を測定することに関する。
【0002】
現在の技術水準
三次元測定装置は、一般的に、締結ベース、第一のヒンジによってベースに接続される第一のセグメント、第二のヒンジによって第一のセグメントに接続される第二のセグメント、第三のヒンジによって第二のセグメントに接続されるインターフェース体を包含する多関節の複数要素から成るアームと、各ヒンジと関連付けられ、電子収集ユニットに電気的に接続された複数の位置センサであって、各セグメントの互いに対する各位置を測定した各々の位置測定信号を電子収集ユニットに供給する位置センサと、を含む。インターフェース体は、測定部材と、オペレータが測定部材を測定される物体の領域に向けることを可能にするハンドルとを搭載する。
【0003】
測定部材は、接触式または非接触式であることができる。接触式測定部材は、前記物体の領域に対して適用されるタッチプローブである。非接触式測定部材は、入射波を送ってから反射波を受け取るまでの間の時間経過から測定が行われることをできるようにするための、入射波を送るためのトランスミッタおよび前記物体の領域によって反射される反射波を受け取るためのレシーバ、または、被測定領域上に投影される光パターンの画像を処理することによって計算される測定を可能にする光パターンを投影するためのプロジェクタと関連付けられる画像を撮像するための光学装置;または上記の二つの技術の組み合わせであることができる。
【0004】
ハンドルは、一般的に「ピストルグリップ」式である。測定部材が非接触式であるとき、ハンドルは、通例、オペレータが、ハンドルを握ることで測定部材を指すようにしている手を使用して獲得される測定信号を発生させることができるように、電気回路によって制御ユニットに接続されるスイッチを制御する少なくとも一つのボタンが装着される。測定部材が接触式であるとき、ハンドルは、上記のように獲得されることを制御するためのボタンか、または、被測定物体の領域上のタッチプローブによって印加される力の関数として、タッチプローブによって直接制御され得るスイッチ、が装着される。
【発明の概要】
【0005】
発明の目的
本発明の目的は、そのような測定装置の機能を改善するための手段を提供することである。
【0006】
発明の概要
このために、本発明は、三次元測定装置であって、締結ベース、第一のヒンジによって前記ベースに接続される第一のセグメント、第二のヒンジによって前記第一のセグメントに接続される第二のセグメント、第三のヒンジによって前記第二のセグメントに接続されるインターフェース体を包含する多関節の複数要素から成るアームと、前記各ヒンジと関連付けられ、電子収集ユニットに電気的に接続された複数の位置センサであって、前記各セグメントの互いに対する各位置を測定した各々の位置測定信号を電子収集ユニットに供給する各位置センサと、を含む三次元測定装置を提供する。インターフェース体は、測定部材と、オペレータが測定部材を測定される物体の領域に持っていくことができるようにするハンドルとを搭載する。ハンドルは、インターフェース体の滑り溝と協働するために、ハンドルの長手方向に対して横方向に延伸される滑り溝を有する端部を有する締結ベースに固定され、インターフェース体と、締結支持部材(ベース)の前記端部とは、各滑り溝が相互に係合される位置を画定するような、相補的な接合手段を有し、さらに、相補的なロック手段が、各滑り溝の係合解除を防ぎ、その相補的なロック手段は、締結ベースの前記端部に、ヒンジで連結され、ロック手段を作動させるための作動位置と、ロック手段を作動させないための非作動位置との間の、制御レバーを含む。
【0007】
本発明の他の特徴および利点は、本発明の特定の、非限定的な実施態様の以下の説明を読むことで顕著になる。
【0008】
添付の図面への参照が行われる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の測定装置の斜視図である。
図2】測定装置のアームの自由端を形成するインターフェース体の斜視図である。
図3】インターフェース体の第一の把持部材の分解斜視図である。
図4】取り付け前の第一の把持部材およびインターフェース体の斜視図である。
図5a】インターフェース体の第二の把持部材の分解斜視図である。
図5b】第二の把持部材の締結支持部材の部分斜視図である。
図6】二つの把持部材および第一の測定部材を装着されるインターフェース体の斜視図である。
図7】第一の測定部材を所定位置に置く前の図6の詳細図である。
図8】第一の把持部材のみおよび第一の測定部材を装着されるインターフェース体の斜視図である。
図9】取り付け前の第二の測定部材およびインターフェース体の斜視図である。
図10】それらがアームの自由端上に取り付けられている、第二の測定部材およびインターフェース体の斜視図である。
図11】第二の測定部材とインターフェース体を共に組み立てるためのアセンブリ機構の斜視図である。
図12a】連結および切り離し各操作を示す図である。
図12b】連結および切り離し各操作を示す図である。
図12c】連結および切り離し各操作を示す図である。
図12d】連結および切り離し各操作を示す図である。
図12e】連結および切り離し各操作を示す図である。
図13a】第二の測定部材によって搭載される一部のアセンブリ機構の様々な各位置を透視法で示す図である。
図13b】第二の測定部材によって搭載される一部のアセンブリ機構の様々な各位置を透視法で示す図である。
図13c】第二の測定部材によって搭載される一部のアセンブリ機構の様々な各位置を透視法で示す図である。
図14】アームの自由端上に取り付けられる第二の測定部材の斜視図である。
図15】インターフェース体の前部分の詳細図である。
図16図12aの平面XVI上の遠隔測定部材の断面図である。
図17】第三の測定部材を搭載するためのアダプタ支持部材を装着されるインターフェース体の斜視図である。
図18】それが取り付けられている第三の測定部材を搭載するためのアダプタ支持部材を有するインターフェース体の斜視図である。
図19】アダプタ支持部材、第三の測定部材および第四の測定部材を装着されるインターフェース体の斜視図である。
図20】インターフェース体の長手方向断面図である。
図21】連結インターフェースの、より詳細には、第一の測定部材の管状連結部の分解斜視図である。
図22】本連結インターフェースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図を参照すると、本発明の三次元測定装置は、多関節の複数要素から成るアームを含む。
【0011】
多関節の複数要素は、締結ベース10、第一のヒンジ21によってベース10に接続される第一のセグメント11、第二のヒンジ22によって第一のセグメント11に接続される第二のセグメント12および第三のヒンジ23によって第二のセグメント12に接続されるインターフェース体100を含む。
【0012】
第一のヒンジ21および第二のヒンジ22は、それらが共に接続する要素が互いに対して二つの相互に垂直な軸を中心に回動することを可能にするダブルヒンジである。第三のヒンジ23は、第二のセグメント12およびインターフェース体100が互いに対してそのうちの一つがその他に対して実質的に垂直な三つの軸(三つの軸が図2ではa1、a2およびa3と参照される)を中心に回動することを可能にするトリプルヒンジである。ヒンジ21、22および23の各軸は、図では見えていないが、電子収集ユニット1000に互いに対する要素の角度位置を測定する測定信号を供給するために電子収集ユニット1000に電気的に接続される位置センサと関連付けられる。センサの各々は、それぞれのケーブルペアによって収集ユニット1000に接続され得るか、それらは、すべてバスによって共に接続される。例として、収集ユニットは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)または他のタイプのコネクタによってベース10の外側からアクセス可能な対応するコネクタに接続されるコンピュータ、とりわけ、ラップトップコンピュータであることができる。コンピュータは、それ自体公知である三次元測定プログラムを実行する。ベース10は、有利には、スクリーンに接続され、オペレータにアームの操作状態についての情報を供給するように配置される電子回路を組み込む。
【0013】
インターフェース体100は、空間103が構造101とカバー102との間に存在するような形式でその上に取り付けられるカバー102を有する剛性構造体101を含む(より詳細には図20を参照されたい)。
【0014】
インターフェース体100は、専用線によって電子収集ユニット1000にそれ自体電気的に接続される電子回路2001に電気的に接続されるディスプレイ装置2000が提供される。ディスプレイ装置2000は、ディスプレイ装置2000によって表示されるメニューで選択させるために、電子回路2001に電気的に接続される多方向ボタン2002を装着される。電子回路2001は、構造101とカバー102との間に存在する空間103内に延伸される。
【0015】
より詳細には図15を参照すると、インターフェース体100は、第一の把持部材200あるいは遠隔測定部材400のいずれかを締結するための締結板を形成するように配置される前面104と、前記前面104から突き出た接触式測定部材500に連結するための管状連結部110と、第二の把持部材を締結するための第二の締結板300を形成するように配置される側表面105とを有する。
【0016】
管状連結部110は、互いに対して対称的に位置付けられる二つの外突起111が提供される。
【0017】
電気コネクタ120は、遠隔測定部材400に接続するために前面104においてアクセス可能である。
【0018】
より詳細には図3および4を参照すると、第一の把持部材200は、環状把持可能体201が前表面104および電気コネクタ120にわたって延伸されるように、環状把持可能体201が管状連結部110上に係合されることができるようにする中央円筒ダクト202を有する環状把持可能体201を含む。中央円筒ダクト202は、外突起111を受け取るための二つの軸方向溝203が提供される。
【0019】
保持要素204は、管状連結部110に対して横方向に摺動するように環状把持可能体201上に取り付けられる。保持要素204は、二つの分岐205を有するフォークの形状であり、それは、環状把持可能体201上に:
-分岐205が外突起111の後ろに係合されるために軸方向溝203に突き出たそれぞれの部分を有して、前面104に環状把持可能体201を押し付けるようにする保持位置と;
-分岐205が軸方向溝203と一致するそれぞれの切り込みを有して、外突起111が通ることを可能にするようにする解放位置との間に取り付けられる。分岐205は、くさび形成表面を有して、前面104に締め付けられる環状把持可能体201を保つようにする。保持要素204は、それが弾性的に付勢されるハウジングの内側の後退位置と、それがハウジングから突き出る突出位置との間を移動可能であるように、保持要素204のハウジング内に取り付けられるボールによってその位置の各々に保たれる。環状把持可能体201は、保持要素204がその解放位置におよびその保持位置にあるとき、突き出たボールをそれぞれで受け取るように位置付けられる二つのセットバックが提供される。変形態様では、単に、環状把持可能体201と保持要素204との間に取り付けられるばねを提供して、保持要素204をその保持位置に弾性的に付勢するようにすることが可能である。
【0020】
環状把持可能体201は、湾曲した外側表面前部分206と、環状把持可能体201の内側に受け取られるスイッチを動作させるために少なくとも一つのボタン208がアクセス可能な外側表面側部分207とを有する。環状把持可能体201が前面104に押し付けられるとき、電気コネクタ120の一つに接続されるように、スイッチが環状把持可能体201によって搭載されるコネクタ209に接続される。外側表面前部分206は、実質的に球状キャップの形状である。コネクタ209および120が共に接続されることにより、環状把持可能体200があることの検知を可能にすることが認められる。したがって、測定プロトコルのすべてまたは一部において、環状把持可能体200が取り付けられていない場合、ポイントが測定されることを防ぐことが可能である。
【0021】
より詳細には図5a、5bおよび6を参照すると、第二の把持部材300は、「ピストルグリップ」式のハンドル301を有する。ハンドル301は、その上にハンドル301が係合される補強付属物601と、インターフェース体100の側表面105の滑り溝114と協働するために補強付属物601の長手方向に対して横方向に延伸される滑り溝603を有する端部602とを有する締結ベース600に固定される。インターフェース体100と、締結支持部材(ベース)600の端部602とは、相補的な接合手段を包含して、滑り溝603と114とが相互に係合される位置を画定するようにし、相補的なロック手段が滑り溝603と114との係合解除を防ぐ。相補的なロック手段は、締結ベース600の端部602上に、ヒンジで連結され、ロック手段を作動させるための作動位置とロック手段を作動させないための非作動位置との間の制御レバー604を含む。制御レバー604は、U字状の二つの分岐を有して、つまみ606が提供されるシャフト605のそれぞれの端部に固定されるそれらの自由端を有し、締結ベース600の端部602上に回動自在に取り付けられる。締結支持部材(ベース)600には、端部602に回動自在に取り付けられる第一の端部を有し、端部602から突き出た突出位置と後退位置との間を移動可能である第二の端部を有するロッカーラッチ607が提供される。リンク608は、制御レバー604がその作動位置にあるとき、ロッカーラッチ607がインターフェース体100の側表面105の接合部と協働するためにその突出位置にあり、滑り溝603と114との係合解除を防ぎ、制御レバー604がその非作動位置にあるとき、ロッカーラッチ607が接合部から離れたその後退位置にあり、滑り溝603と114とが係合解除されることを可能にするような形式で、一方の端部はつまみ606へ、および、他方の端部はロッカーラッチ607へ、ヒンジで連結される。
【0022】
ハンドル301は、その中で補強付属物601が係合されるハウジングを画定する把持可能外側表面302および内側表面303を有する管状の形状である。ハンドル301は、端壁に向いて延伸される締結ベース600の補強付属物601の自由端部611のねじ穴610に係合されるようにハンドル301の端壁を通る少なくとも一つのねじ609によって、締結ベース600の補強付属物601上に締結される。本発明の装置は、有利には、異なるサイズの手に適応される異なる外側寸法の交換可能なハンドル301一式を包含する。
【0023】
締結ベース600の前記端部602は、側表面105においてアクセス可能なかつ電子収集ユニット1000に電気的に接続されるコネクタへの接続のためのコネクタ613に電気的に接続されるスイッチを動作させるための収集制御ボタン612(引き金の形態)と、同様にコネクタ613に電気的に接続されるスイッチを動作させるための多方向セレクタボタン614の両方を包含する。ハンドル301それ自体は、いかなる電子回路部分も電子部品も有しない。同じことが補強付属物601にも当てはまる。
【0024】
より詳細には図15を参照すると、接触式測定部材500は、インターフェース体100に固定される管状連結部110に係合される雄円筒部分502によって搭載されるタッチプローブ501を含む。雄円筒部分502および管状連結部110は、連結インターフェースの二つの分離可能な部分を形成する。管状連結部110は、湾曲した板によって形成されて雄円筒部分502を保持するための保持位置と雄円筒部分502を解放するための解放位置との間を管状連結部110の半径方向を中心に回動するように管状連結部110上に取り付けられるピン115によって搭載されるタブ112を含む、全体の符号1100が付与される、連結をロックするためのロック機構が提供される。タブ112も、それが管状連結部110の外側表面113に押し付けられる位置と、それが扱われることを可能にする持ち上がった位置との間を回動するように管状連結部110上に取り付けられる。
【0025】
より詳細には図20~22を参照すると、この例では、管状連結部110内に収容されるロック機構1100は、文献米国特許第B7282017号に記載されているそれと同じタイプである。ロック機構1100は、雄円筒部分502のステム503およびハウジング1102の両側で互いを向いて延伸される二つのピン1103(一つで十分であろうが)を受け取るための受け取りハウジング1102を画定する摺動部1101を含む。ピン1103は、ハウジング1102に対して横の共有平面に含有される相互に平行な軸を有し、それらは、ピン1103がハウジング1102に突き出たそれぞれの中央部分を有するロック位置と、ピン1103の中央部分がハウジング1102から後退するアンロック位置との間を移動可能であるように摺動部1101に取り付けられる。ピン1103は、管状連結部110に締結されるインサート1105の内側表面に直径方向に向かい合った位置に作られる二つの横溝1104に受け取られる端を有する。インサート1105は、管状連結部110の中央軸を含有するジョイント平面にそって互いに触れ合う二つの部分を含み、前記部分がジョイント平面を中心に対称であり、各部分がピン1103の端を受け取るための溝1104のそれぞれの一つを包含する。各ピン1103は、各々が前記ピンの端のそれぞれの一つと前記ピンの中央部分との間に延伸されて、摺動部1101に形成されるそれぞれのスロット1106に受け取られて、管状連結部110の中央軸に対して勾配した形式で延伸されるようにする二つの中間部分も保有する。摺動部1101は、管状連結部110の中央軸に平行に第一の位置と第二の位置との間を摺動するようにインサート1105に取り付けられ、スロット1106の勾配は、摺動部1101をその第一の位置からその第二の位置へ移動させることがピン1103のそれらのロック位置からそれらのアンロック位置への移動および逆への移動を引き起こすように決定される。その端の一つに固定されるタブ112を有するピン115は、インサート1105に形成される穴1107に係合される反対端を有する。その二つの端の間に、ピン115は、タブ112をその保持位置からその解放位置に回動させることが摺動部1101のその第一の位置からその第二の位置への移動および逆への移動を引き起こすような形式で管状連結部110の中央軸に横方向に延伸されるように摺動部1101に形成される溝1108に受け取られる中心を外れた部分を有する。タブ112のピン115は、管状連結部110の壁およびインサート1105を通り、それは、管状連結部110の壁と協働する環状シーリングガスケット117が装着される溝を保有して、それらの間にシーリングを提供する。
【0026】
雄円筒部分502は、摺動部1101のハウジング1102に挿入され、それらがそれらのロック位置にあるときピン1103の中央部分を受け取るように二つの切り込みが提供されるステム503がそこから突き出る横面504を有する。横面504は、変形され、管状連結部110の自由端の平面環状表面118に押し付けられるように前記横面504から突き出ている周辺エラストマーリップの形態のシーリングガスケット505が提供され、それにより管状連結部110と雄円筒部分502との間のシーリングを提供する。この例では、シーリングガスケット117および505は、IP54規格に適合するように配置される。管状連結部110上にタブ112を折り畳む能力が三つの利点を呈することが認められる。具体的には、それが折り畳み位置にあるとき、タブ112は、:
-測定操作を実施するためのインターフェース体100の扱いを妨げず;
-第一の把持部材200のまたは遠隔測定のための第二の測定部材400の据え付けを妨げず;
-管状連結部の半径方向を中心に回転することに対抗する(タブ112の湾曲した部分が管状連結部の外側表面に対して接合する)。
【0027】
遠隔測定部材400は、フレーム401、光学センサおよび光パターンを投影するためのプロジェクタを含む。遠隔測定部材400は、その上に光パターンを投影し、画像を撮像するために、被測定物体の領域に向けるためのものである。遠隔測定部材400の操作原理は、それ自体公知であり、本明細書には詳細に記載されない。
【0028】
より詳細には図11~13および16を参照すると、遠隔測定部材400のフレーム401は、管状連結部110を通すためのオリフィス402と、インターフェース体100のコネクタ120に電気的に接続されるためのコネクタ403とを包含する。フレーム401は、コネクタ403および120が互いから係合解除されつつ遠隔測定部材400がインターフェース体100上に保たれるスナップ留め状態(図12a、12c、13c)と、遠隔測定部材400がインターフェース体100に締結され、コネクタ403および120が互いに係合されるロック状態(図11、12b、13a)と、遠隔測定部材400がインターフェース体100から分離され得る解放状態(図12d、12e、13b)とを占めるように選択的に制御され得る締結機構700によって、インターフェース体100に接続されるように設計される。
【0029】
締結機構700は、管状連結部110の両側に対称的に配置され、各々が前面104に形成されるハウジングを通る棒によって形成される二つの突起701を有する。
【0030】
ロック機構は、ロック位置とアンロック位置との間で傾斜軸A1を中心に傾斜するように、遠隔測定部材400のフレーム401上にオリフィス402の両側に対称的に取り付けられる二つのフック702を有する。各フック702とフレーム401との間に、フック702をロック位置に向けて付勢するための弾性戻り要素703が延伸される。
【0031】
ロック機構700のフック702は、分岐705を有するフォークの形状のレバー704によって制御され、各々が遠隔測定部材400のフレーム401にヒンジで連結される自由端を有する。レバー704の各分岐705の自由端は、フック702の傾斜軸A1とは別個の回動軸A2を中心に遠隔測定部材400にヒンジで連結され、以下のような形式でフック702のハウジング707に受け取られる偏心器706と共に回転するように制約される:
-レバー704がロック位置にあるとき(図12b)、各偏心器706がハウジング707の底表面に当たり、フック702をそのロック位置に保ち(図13a);
-レバー704がアンロック位置にあるとき(図12d、12e)、各偏心器706がハウジング707の上表面に当たり、フック702をそのアンロック位置に保ち(図13b);
-レバー704がスナップ留め位置にあるとき(図12c)、各偏心器706が二つの位置の間のフックの移動の妨げを回避するようにハウジング707の上部分にあり、フック702をスナップ留め状態のままにするようにする。この状態では、フックは、その二つの位置の間を自由に移動される(図13c)。
【0032】
レバー704のスナップ留め位置、すなわちスナップ留め状態に対応するその位置は、レバー704の他の二つの位置の間に位置している。
【0033】
より詳細には図17~19を参照すると、測定装置は、第三の測定部材900を締結するための締結支持部材800を包含する。この例では、第三の測定部材900は、バッテリーと、電子収集ユニット1000との接続のための無線接続手段とが提供される非接触式測定部材である。変形態様では、第三の測定部材900と電子収集ユニット1000との間に外部有線リンクを提供することが可能である。遠隔測定部材900の操作原理は、それ自体公知であり、本明細書には詳細に記載されない。
【0034】
締結支持部材800は、本体801であって、その中に形成されて対向する面が開口されている二つのハウジング802および803を有する本体801を含む。この例では、締結支持部材800は、把持体200を締結するために使用される機構と類似している機構を使用することによってインターフェース体に締結される。ハウジング802は、ハウジング802の端壁が前面104に押し付けられ得、ハウジング802の側壁が前面104に隣接したインターフェース体100の外側表面の一部をカバーするような寸法である。ハウジング803は、第三の測定部材900に接続するためにコネクタの一部がそこに締結されることができるようにするために好適な寸法である。この例では、ハウジング803は、管状連結部110と協働する雄部分502に似ている雄部分が提供される一方で、第三の測定部材は管状連結部110と同一の管状連結部が提供される。操作において、操作支持部材800は、第三の測定部材900が管状連結部110の下に延伸されるように位置付けられて、インターフェース体100、締結支持部材800および第三の測定部材900によって構成されたアセンブリがオペレータが扱うのにより快適であるようにする。
【0035】
測定装置がインターフェース体100に固定される管状連結部110に係合される雄円筒部分552によって搭載されるタッチプローブ551を含む接触式測定部材550である第四の測定部材を装着されることが図19で見てとれる。接触式測定部材550は、接触によるものと第三の測定部材900の手段によるものの両方の測定を行うことが所望されるとき、接触式測定部材500に取って代わる。接触式測定部材550は、それが接触式測定部材500よりもより長いことを特徴として、第三の測定部材900と測定される前記物体との間の接触のいかなるリスクも限定しつつ、タッチプローブ551が測定される物体と接触し得るようにする。
【0036】
本明細書に記載した好ましい実施態様では、本発明の装置が六つの主な特徴を有することが認められる:
1)測定部材は、レバーによって制御可能である締結機構であって、コネクタが互いから係合解除されつつ測定部材がインターフェース体上に保たれるスナップ留め状態、測定部材がインターフェース体に締結されてコネクタが互いに係合されるロック状態、または、測定部材がインターフェース体から分離され得る解放状態、を選択的に占めるように、レバーが締結機構を制御するような形式で配置された締結機構によって、インターフェース体に接続される;
2)ハンドルは、ハンドルから突き出てかつインターフェース体に締結される端部をその一部が有する締結ベースの補強部分がその中で係合されるハウジングを画定する把持可能外側表面と内側表面とを有する管状の形状である;
3)ハンドルは、インターフェース体の滑り溝と協働するためにハンドルの長手方向に対して横方向に延伸される滑り溝を包含する端部を有する締結ベースに固定され、インターフェース体および締結支持の端部が滑り溝の相互の係合位置を画定するような相補的な接合手段と滑り溝の係合解除を防ぐ相補的なロック手段との両方を有し、相補的なロック手段が、締結ベースの端部に、ヒンジで連結され、ロック手段を作動させるための作動位置と、ロック手段を作動させないための非作動位置との間の、制御レバーを包含する;
4)インターフェース体は、接触による測定のための第一の測定部材に連結するためにそこから突き出た管状連結部を有する前面であって、第一の把持部材あるいは遠隔測定部材のいずれかに締結するための締結板を形成するように配置される前面を包含し、インターフェース体は、第二の把持部材に締結するための第二の締結板を形成するように配置される側表面も包含する;
5)インターフェース体は、少なくとも一つの電気コネクタがアクセス可能であり、そこから測定部材に連結するために突き出た管状連結部が延伸される前面を有し、環状把持可能体が管状連結部上に係合され、前表面および電気コネクタにわたって延伸され、くさび形成保持要素が管状連結部に対して横方向に摺動し、インターフェース体の前面に押し付けられる把持可能体を保つために管状連結部の外突起の後ろに係合されるように把持可能体上に取り付けられる;および
6)測定部材は、インターフェース体に固定される管状連結部に係合される雄円筒部分を含み、管状連結部は、湾曲した板によって形成されて管状連結部の外側表面に押し付けられる位置からそれが操作されることができるようにする持ち上がった位置まで回動する能力があるように管状連結部分上に取り付けられるタブを含む連結ロック機構が提供される。
【0037】
特徴1は、部材が比較的重いおよび/またはかさばるものであり得、それが測定部材を所定位置に置くことをより簡単にさせるという点において特に有利である。機構がそのスナップ留め状態にある間、測定部材は、所定位置に置かれ、それにより、オペレータがレバーを動かす必要なく、単にそれらがスナップ留めされるまで測定部材を管状連結部に係合することによって、測定部材がインターフェース体に接着されることができるようにする。測定部材がインターフェース体に接着されると、オペレータは、コネクタを接続し、その後、締結機構がそのロック状態の開始を引き起こすことによって、測定部材がインターフェース体に対して移動することを防ぐためのより微細な移動を進めることができる。測定部材は、測定部材をインターフェース体から離して移動させる前に締結機構をその解放状態に置くことによって外される。
【0038】
特徴2は、それが例えば、クリーニングされる、修理されるまたは異なる寸法のハンドルに置き換えられるために、ハンドルがすぐに外されることを可能にするという点において特に有利である。ハンドルとは別個の締結支持部材を有するという事実は、ボタンまたは電子回路を締結支持部材の上部分に、すなわち、ハンドルの上方に設置して、ハンドルそれ自体が安価でかつ簡単に置き換えられ得るようにすることも可能にする。
【0039】
特徴3は、それが把持部材が比較的容易にかつすぐに締結されることを可能にするという点において特に有利である。
【0040】
特徴4は、それが測定装置のアームの使用において大いなる柔軟性を可能にするという点において特に有利である。
【0041】
特徴5は、コネクタに保護が提供され、それが衝撃や汚染にさらされないようにしつつ、それがインターフェース体の前表面がインターフェース体を把持するための領域として使用されることができるようにするという点において特に有利である。
【0042】
特徴6は、測定を行っている間、板がインターフェース体の扱いを妨げないという点において特に有利である。
【0043】
当然ながら、本発明は、記載した実施態様に限定されず、請求項によって定義されるとおり本発明の範囲内に入るいかなる変形態様もカバーする。
【0044】
とりわけ、測定装置の好ましい実施態様が六つの主な特徴を有するのではあるが、本発明は、特徴が互いから独立して具現化され得るそれらの特徴すべてを有してはいない測定装置に適用される。
【0045】
電子回路2001の少なくとも一部は、剛性構造体101とカバー102との間に存在する空間のすべてまたは一部を占めることができる。
【0046】
収集ユニット1000は、その後、例えば、キーボードおよびスクリーンを包含するマンマシンインターフェースと関連付けられるコンピュータユニットを包含するベース10に組み込まれ得る。
【0047】
補強付属物601は、任意である。
【0048】
タブ112は、湾曲した板の形態である必要はなく、例として、それは、ボタンの形態であることができる。
【0049】
タブのピン上に取り付けられて、管連結部の表面に当たるようにする第一の環状シーリングガスケットは、多数の形状であることができ、例として、それは、Oリング、ローブシールまたはリップシールであることができる。
【0050】
雄円筒部分がインターフェース体に固定される管状連結部に取り付けられるとき、それらの間で変形するように管状連結部と雄円筒部分との間に取り付けられる第二の環状シーリングガスケットは、他の何らかの形状であることができ、例として、それは、Oリングであることができる。
【0051】
タブは、そのピンの軸を中心に機構のためのロック位置とアンロック位置との間を移動可能であるように配置され、タブは、雄部分が挿入され、ロックされることなく弾性的に保たれることをロック機構が可能にする中間位置を有する。操作の他のモードを可能にする異なる構造が可能である。したがって、スナップ留め位置を有しないことが可能である。
【0052】
レバー704は、記載したそれ以外の形状であることができ、そして例として、それは、一つの分岐のみを含み得る。同様に、レバーは、回動または摺動するように取り付けられ得る。
【0053】
レバー704によって制御される締結機構は、記載されるそれとは異なる構造であることができ、そして例として、それは、一つのフックのみを有し得る。スナップ留め位置は、それらの間にあるのではなく、他の二つの位置の一方の側または他方に配置され得る。
【0054】
これは好ましい実施態様ではないものの、ハンドル301は、少なくとも一つのボタンおよび/または少なくとも一つの電子部品が提供され得る。
【0055】
締結ベースは、一つもしくは複数のボタンおよび/または一つもしくは複数の電子部品が提供され得、またはそれは、全く有しないこともできる。
【0056】
ハンドル301は、ねじ609以外の手段によって締結ベース600に締結され得、そして例として、それは、スナップ留め機構によって、またはハンドル301の一部および締結ベース600の一部を通る横ピンによって締結され得る。
【0057】
補強部分601は、ハンドル301のすべてまたは一部にわたって延伸され得る。
【0058】
ベース600は、他の手段、例えば、一つまたは複数のねじ、ピンなどによって、インターフェース体100に締結され得る。
【0059】
アームは、例えば、他の何らかの数のセグメント、ダブルではなくシンプルなまたはトリプルではなくダブルであるヒンジおよび/またはテレスコピックであるセグメント…を有する、記載したそれとは異なる構造であることができる。
【0060】
インターフェース体は、ディスプレイおよび/または電子回路を有する必要はない。
【0061】
レバー604は、ロッカーラッチ607をその二つの位置の間で移動させるカムを形成するために、ロッカーラッチ607に当たるスタッドを搭載するシャフト605に固定され得る。
【0062】
測定部材は、例として、角度が付けられ、異なる形状および/またはサイズ(例えば、球状または円すい状)の一つまたは複数の触針を有し得る…、異なる形状および/またはサイズのタッチプローブであることができる。
【0063】
測定部材は、遠隔測定、例えば、光学およびとりわけ、立体またはレーザー(ライダータイプ)などであることができる。
【0064】
把持可能体200は、他の手段によって、そして例として、管状連結部110上にねじ込まれるナット、把持可能体200および管状連結部110に横方向に係合されるピン、把持体200および管状連結部110に横方向に係合される勾配したキー…によって、インターフェース体100に締結され得る。
【0065】
アームは、一つまたは複数の多機能ボタンおよび/または一つまたは複数の単機能ボタンが提供され得る。
【0066】
ロック機構1100は、記載された以外の構造、例えば、フックであって、そのフックが雄部分により持ち込まれてリングの中に係合するロック位置と、フックが前記リングから係合解除されるアンロック位置との間を移動可能であるフックを含む構造を有し得る。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12a
図12b
図12c
図12d
図12e
図13a
図13b
図13c
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22