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  • 特許-電子機器の高周波回路のシールド構造 図1
  • 特許-電子機器の高周波回路のシールド構造 図2
  • 特許-電子機器の高周波回路のシールド構造 図3
  • 特許-電子機器の高周波回路のシールド構造 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-21
(45)【発行日】2022-06-29
(54)【発明の名称】電子機器の高周波回路のシールド構造
(51)【国際特許分類】
   H05K 9/00 20060101AFI20220622BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20220622BHJP
   H04B 1/3827 20150101ALN20220622BHJP
【FI】
H05K9/00 R
H05K9/00 E
H05K1/02 P
H05K1/02 N
H04B1/3827 110
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2017242961
(22)【出願日】2017-12-19
(65)【公開番号】P2019110242
(43)【公開日】2019-07-04
【審査請求日】2020-09-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000100746
【氏名又は名称】アイコム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084375
【弁理士】
【氏名又は名称】板谷 康夫
(74)【代理人】
【識別番号】100142077
【弁理士】
【氏名又は名称】板谷 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100121692
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 勝美
(72)【発明者】
【氏名】今村 圭宏
(72)【発明者】
【氏名】船橋 雅之
【審査官】鹿野 博司
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-199340(JP,A)
【文献】特開2006-114646(JP,A)
【文献】特開2015-176973(JP,A)
【文献】特開2014-170830(JP,A)
【文献】特開平10-294588(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107360710(CN,A)
【文献】特開平11-97874(JP,A)
【文献】実開昭62-118498(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第00926940(EP,A1)
【文献】特開2010-67779(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 9/00
H05K 1/02
H04B 1/3827
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント基板の第1表面に実装された高周波回路と、
前記プリント基板の前記第1表面上で前記高周波回路を取り囲むように形成された囲い込みアースパターンと、
前記囲い込みアースパターンの全周に沿って前記プリント基板の前記第1表面に対してほぼ垂直に立設されたシールド壁と、
前記プリント基板の前記第1表面に対向するように設けられ、導電性を有する材料で形成されたシャーシと、
前記シャーシの前記プリント基板の前記第1表面に対向する第3表面上で、前記シールド壁の端部の全周に当接するように設けられた導電性弾性部材と、を備え、
前記シャーシには、前記囲い込みアースパターンと前記シールド壁とをそれらの外周から囲むように閉ループ状のリブが形成されており、前記導電性弾性部材は前記リブの内側に設けられ、
前記シャーシは、電子機器の筐体を成すカバーの内側に前記プリント基板とともにねじ止め固定され、そのとき前記導電性弾性部材は前記シールド壁によって圧縮され、前記シールド壁の端部と前記導電性弾性部材とが密着することを特徴とする電子機器の高周波回路のシールド構造。
【請求項2】
前記プリント基板は多層基板であり、前記第1表面とは反対側の第2表面に前記高周波回路以外の回路が実装されており、前記第1表面及び前記第2表面以外の中間層に、前記高周波回路の全域を覆う大面積アースパターンが形成されており、スルーホールを介して前記囲い込みアースパターンと前記大面積アースパターンとが電気的に導通されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の高周波回路のシールド構造。
【請求項3】
前記シールド壁の前記端部に、前記シャーシの前記第3表面に対向するように、前記プリント基板の前記第1表面に略平行な折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器の高周波回路のシールド構造。
【請求項4】
前記シールド壁の前記シャーシの前記第3表面に対向する端面に、前記プリント基板の前記第1表面に略平行な折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電子機器の高周波回路のシールド構造。
【請求項5】
前記導電性弾性部材は導電性スポンジであり、前記シャーシはダイキャスト成形品であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電子機器の高周波回路のシールド構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型無線通信装置などの電子機器における電圧制御発振器(VCO: Voltage-Controlled Oscillator)などからの不要な電磁波の輻射を抑制するための高周波回路のシールド構造に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型無線通信装置では、高周波回路として電圧制御発振器などが使用されているが、高周波回路からの不要な電磁波の輻射や他の回路との相互干渉を抑制するため、電磁波シールド構造を設ける必要がある。最もシンプルな電磁波シールド構造としては、プリント基板上に実装された高周波回路部分の全体を覆うように、金属薄板で箱型(開口を有する立方体)に形成されたシールド部材をプリント基板にハンダ付けすることなどが考えられる。しかしながら、このような構成では、シールド部材に要するコストや組立工数のアップなどによるデメリット、スペースファクタの悪化(接続のためのコネクタや、シールド部材の半田しろスペース)、リサイクルやメンテナンス時のサービス性の悪化(高周波回路を露出させるためにはシールド部材の取り外しが必要)などの問題が新たに生じる。
【0003】
特許文献1のシールド構造では、電子機器のシャーシ本体を、例えばアルミダイキャストなどの導電性とし、プリント基板上に実装された高周波回路部分の全体を外側から覆うようにプリント基板側に突出するリブがシャーシ本体と一体成型されているとともに、プリント基板上の高周波回路部分の全体を囲むように、かつ、シャーシ本体のリブと当接しうるように、囲い込みアースパターンが形成されている。プリント基板は三層以上の多層基板であり、少なくとも1つの層には高周波回路の回路パターンの面積より大きな面積の大面積アースパターンが形成されている。囲い込みアースパターンは、複数のスルーホールを介して大面積アースパターンと電気的に接続されている。例えば、ねじなどによりプリント基板をシャーシ本体に固定することにより、プリント基板上の高周波回路部分は、シャーシ本体、リブ、囲い込みアースパターン、スルーホール、大面積アースパターンによって周囲が完全に囲まれ、構造的に閉じた、電磁波シールド構造が形成される。
【0004】
上記特許文献1の電磁波シールド構造では、プリント基板上の囲い込みアースパターンとシャーシ本体のリブとを接触されているため、囲い込みアースパターン及び/又はシャーシ本体のリブの表面の微少な凹凸によっても両者が密着しなくなるため、上記グラウンドループの密閉性が保証されず、十分な電磁波シールド効果が得られない虞がある。また、携帯型無線通信装置など屋外で使用される電子機器は、酷寒条件下や酷暑条件下で使用されることがあり、プリント基板やシャーシ本体などの材料の熱膨張係数の差による変形に起因して上記凹凸が拡大したり、部品同士の摩擦による異音が発生したりする虞がある。また、囲い込みアースパターンは、高周波回路部分の全体を外側から覆うように形成されたシャーシ本体のリブに対向するように設けられているため、プリント基板上でかなりの面積を占有する。そのため、プリント基板の高密度実装化の妨げとなり、電子機器の小型化には不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第3499399号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、プリント基板の高密度実装化を可能としつつ、プリント基板上の高周波回路部分を効率的に磁気シールドすることができ、さらに酷寒条件下や酷暑条件下で使用されるときでも、プリント基板やシャーシ本体などの材料の熱膨張係数の差による変形に起因する異音の発生を防止することが可能な電子機器の高周波回路のシールド構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明に係る電子機器の高周波回路のシールド構造は、プリント基板の第1表面に実装された高周波回路と、前記プリント基板の前記第1表面上で前記高周波回路を取り囲むように形成された囲い込みアースパターンと、前記囲い込みアースパターンの全周に沿って前記プリント基板の前記第1表面に対してほぼ垂直に立設されたシールド壁と、前記プリント基板の前記第1表面に対向するように設けられ、導電性を有する材料で形成されたシャーシと、前記シャーシの前記プリント基板の前記第1表面に対向する第3表面上で、前記シールド壁の端部の全周に当接するように設けられた導電性弾性部材と、を備え、前記シャーシには、前記囲い込みアースパターンと前記シールド壁とをそれらの外周から囲むように閉ループ状のリブが形成されており、前記導電性弾性部材は前記リブの内側に設けられ、前記シャーシは、電子機器の筐体を成すカバーの内側に前記プリント基板とともにねじ止め固定され、そのとき前記導電性弾性部材は前記シールド壁によって圧縮され、前記シールド壁の端部と前記導電性弾性部材とが密着することを特徴とする。
【0008】
また、前記プリント基板は多層基板であり、前記第1表面とは反対側の第2表面に前記高周波回路以外の回路が実装されており、前記第1表面及び前記第2表面以外の中間層に、前記高周波回路の全域を覆う大面積アースパターンが形成されており、スルーホールを介して前記囲い込みアースパターンと前記大面積アースパターンとが電気的に導通されていることが好ましい。
【0009】
前記シャーシの前記第3表面には、前記シールド壁をその外側から囲むように、前記プリント基板の前記第1表面側に突出するリブが形成されていることが好ましい。
【0010】
前記シールド壁の前記端部に、前記シャーシの前記第3表面に対向するように、前記プリント基板の前記第1表面に略平行な折り曲げ部が形成されていることが好ましい。
【0011】
前記導電性弾性部材は導電性スポンジであり、前記シャーシはダイキャスト成形品であることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、高周波回路部分を取り囲むシールド壁が導電性弾性部材を介して導電性を有するシャーシと電気的に接続されているので、酷寒条件下や酷暑条件下で使用され、プリント基板やシャーシなどの材料の熱膨張係数の差により変形したとしても、その変形量が導電性弾性部材の変形によって吸収されるため、部品同士の摩擦による異音を発生することはない。また、シールド壁は、シャーシ側に設けられたリブと直接接触していないので、プリント基板の第1表面上に形成される囲い込みアースパターンの幅を小さくすることができ、プリント基板上での囲い込みアースパターンによる占有面積が小さくなり、プリント基板の実装密度を高くして、電子機器の小型化が可能となる。また、シールド壁とシャーシとが導電性弾性部材を介してほぼ密着しているため、シールド構造の密閉性が保証され、十分な電磁波シールド効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係る高周波回路のシールド構造を備えた電子機器の一例としての携帯型無線装置の外観を示し、(a)は側面図、(b)は正面図。
図2】本発明に係る電子機器の高周波回路のシールド構造を示す分解斜視図。
図3】本発明に係る電子機器の高周波回路のシールド構造における回路基板の第1表面側を示す図。
図4】本発明に係る電子機器の高周波回路のシールド構造を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施形態に係る電子機器の高周波回路のシールド構造について、図面を参照しつつ説明する。図1は、電子機器の一例としての携帯型無線装置1の外観を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。図1(a)からわかるように、携帯型無線装置1の筐体(ハウジング)10は、パーティングライン1Aに沿って、厚み方向において少なくとも前面カバー11及び背面カバー12の2つの部分に分解可能である。前面カバー11及び背面カバー12の材料としては、アルミダイキャストなどの金属材料であってもよいし、ポリカーボネイトなどのエンジニアプラスチックなどの樹脂材料であってもよい。特に、携帯型電子機器は、ユーザーが直接手に持って使用するため、質感は重要であり、樹脂製ハウジングが多用される傾向にある。前面カバー11には、液晶表示パネル11A、操作ボタン11B、マイクロホン11C、スピーカー11Dなどが設けられている。また、前面カバー11の側面には、操作ボタン11Eなどが設けられている。
【0015】
図2は、例えば樹脂製の前面カバー11の内側に設けられるプリント基板13と、例えばアルミダイキャストなどの金属材料で形成されたシャーシ14を示す。図2において、プリント基板13の裏側の見えていない面を第1表面13A、表側の見えている面を第2表面13Bとする。図3は、プリント基板13の第1表面13A側を示す。また、図4はプリント基板13とシャーシ14などで構成される高周波回路のシールド構造の断面を示す。ここで、電圧制御発振器(VCO)などの高周波回路15は第1表面13A側に実装されているものとする。シャーシ14は、例えば樹脂製の前面カバー11の内側に嵌装され、プリント基板13とともに、前面カバー11にねじ止め固定される。
【0016】
プリント基板13は多層基板であり、第1表面13Aには上記のように高周波回路15が実装されており、第1表面13Aとは反対側の第2表面13Bには高周波回路15以外の回路16が実装されている。また、第1表面13A及び第2表面13B以外の中間層13Cには、プリント基板13の第1表面13A又は第2表面13Bに平行な方向に高周波回路15全域を覆う大面積アースパターン17が形成されている。また、プリント基板13の第1表面13A上には、高周波回路15を取り囲むように、閉ループの囲い込みアースパターン18が形成されており、囲い込みアースパターン18と大面積アースパターン17とは、スルーホール19を介して電気的に導通されている。さらに、プリント基板13の第1表面13A上の囲い込みアースパターン18には、囲い込みアースパターン18の全周に沿ってプリント基板13の第1表面13Aに対してほぼ垂直に立設された閉ループ状のシールド壁20が半田付けなどによって固定されている。
【0017】
一方、シャーシ14のうちプリント基板13の第1表面13Aに対向する第3表面14A上には、プリント基板13の第1表面13A又は第2表面13Bに平行な方向に囲い込みアースパターン18及びシールド壁20をその外側から囲むように、プリント基板13の第1表面13A側に突出する閉ループ状のリブ14Bが形成されている。そして、シャーシ14の第3表面14A上で、特に、リブ14Bの内側には、シールド壁20の端部の全周に当接するように、例えば導電性スポンジなどで形成された導電性弾性部材21が設けられている。そして、図4に示すように、シールド壁20の端部には、シャーシ14の第3表面14Aに対向するように、プリント基板13の第1表面13Aに略平行な折り曲げ部20Aが形成されている。ここで、シールド壁20を、例えば金属板を折り曲げ加工によって平面視で矩形の枠体に成形する場合、矩形の角の部分に隙間ができてしまい、その隙間から電磁波が漏れてしまう虞がある。しかしながら、シャーシ14をダイキャストにより成型する際に、リブ14Bを一体的に成型することによって、囲い込みアースパターン18及びシールド壁20をその外側から隙間なくリブ14Bによって取り囲むことができ、リブ14Bによって電磁波シールド効果をより一層高くすることができる。さらに、導電性弾性部材21をシャーシ14の第3表面14Aに貼り付ける際にリブ14Bが位置決めガイドとして機能し、導電性弾性部材21の貼り付け作業が容易になる。同様に、リブ14Bが、プリント基板13の第1表面13Aとシャーシ14の第3表面13Aとを対向させて組み立てる際の位置決めガイドとして機能するため、組立作業性を向上させることができる。
【0018】
プリント基板13の第1表面13A上の高周波回路15部分において、第1表面13Aに垂直な方向におけるシールド壁20の高さと導電性弾性部材21の厚みを合計した寸法は、これらが存在しないと仮定したときのプリント基板13の第1表面13Aとシャーシ14の第3表面14Aとの距離よりも所定寸法だけ大きくなるように設定されている。そして、プリント基板13をその第1表面13Aがシャーシ14の第3表面14Aと対向するようにシャーシ14に嵌合させ、さらにこれらを前面カバー11に固定すると、導電性弾性部材21がシールド壁20によって圧縮され、シールド壁20の折り曲げ部20Aと導電性弾性部材21とが密着する。その結果、プリント基板13の中間層13Cに形成された大面積アースパターン17、スルーホール19、囲い込みアースパターン18、シールド壁20、導電性弾性部材21及びシャーシ14が電気的に導通され、密閉された高周波回路15のシールド構造が形成される。
【0019】
シールド壁20は、プリント基板13の第1表面13A上の高周波回路15の周囲を取り囲んでいるだけであって、従来例のような箱形のシールド部材とは異なり、高周波回路15の上方は解放されている。そのため、組み立て工程における検査やメンテナンスなどに際して、シールド壁20が作業の妨げとなる度合いが低減される。また、プリント基板13の第1表面13A上の囲い込みアースパターン18は、平面視でシャーシ14のリブ14Bよりも内側に位置するため、囲い込みアースパターン18を直接リブ14Bに当接させる場合に比べて、プリント基板13の第1表面13A上での囲い込みアースパターン18の占有面積が小さくなる。その結果、プリント基板13の実装密度を高くすることができ、ひいてはプリント基板13の小型化を図ることができる。その結果、携帯型無線装置1自体の小型化も可能となる。さらに、携帯型無線装置1は、酷寒条件下や酷暑条件下で使用されることがあるが、その場合でもプリント基板13、シャーシ14、シールド壁20などの材料の熱膨張係数の差によりこれらが変形したとしても、その変形量が導電性弾性部材21の変形によって吸収されるため、部品同士の摩擦による異音を発生することはない。
【0020】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。本発明に係る高周波回路のシールド構造が適用される電子機器は携帯型のものに限定されず、据え置き型のものであっても良い。さらに、本発明に係る高周波回路のシールド構造が適用される電子機器は無線通信装置に限定されず、電磁波シールドを必要とする全ての電子機器に適用することが可能である。さらに、電子機器のハウジングを構成する部材のうち少なくとも高周波回路に対向する部分が導電性を有していればよく、また導電性を有するシャーシ14もアルミダイキャスト成形品に限定されず、金属板をプレス加工したものや、カーボンファイバーなど導電性材料を含有する強化プラスチック成型品などであってもよい。さらに、導電性弾性部材21は、導電性スポンジに限定されず、導電性ゴムや、あるいは、金属薄板による皿ばねなどであってもよい。
【符号の説明】
【0021】
1 携帯型無線装置
10 ハウジング
11 前面カバー
12 背面カバー
13 プリント基板
13A 第1表面
13B 第2表面
14 シャーシ
14A 第3表面
14B リブ
15 高周波回路
16 高周波回路以外の回路
17 大面積アースパターン
18 囲い込みアースパターン
19 スルーホール
20 シールド壁
21 導電性弾性部材
図1
図2
図3
図4