IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社タナカの特許一覧

<>
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図1
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図2
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図3
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図4
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図5
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図6
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図7
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図8
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図9
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図10
  • 特許-リボルバー式玩具銃 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-22
(45)【発行日】2022-06-30
(54)【発明の名称】リボルバー式玩具銃
(51)【国際特許分類】
   F41B 11/54 20130101AFI20220623BHJP
   F41B 11/62 20130101ALI20220623BHJP
   F41B 11/72 20130101ALI20220623BHJP
【FI】
F41B11/54
F41B11/62
F41B11/72
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022035765
(22)【出願日】2022-03-09
【審査請求日】2022-03-15
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】594159087
【氏名又は名称】株式会社タナカ
(74)【代理人】
【識別番号】100074251
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 陽
【審査官】諸星 圭祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-022395(JP,A)
【文献】実開平03-030095(JP,U)
【文献】特開2001-280899(JP,A)
【文献】実開昭60-086798(JP,U)
【文献】登録実用新案第3217137(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0160029(US,A1)
【文献】米国特許第04841655(US,A)
【文献】米国特許第02980096(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41B 11/00-11/89
A63H 33/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ本体にガスタンクを内蔵した玩具銃において、ガスタンクを貫通する貫通筒部を備え、貫通筒部を通る中心軸体を形成し、この中心軸体に設けたバルブ開閉機構に連動する打撃ピンをハンマーが打撃すると、ガスタンクのバルブが瞬間的に開放し、噴出した高圧ガスで弾丸保持部内のBB弾が銃身から発射するように構成し、ベースピン側からハンマー方向に至る中心軸体によりシリンダ本体をシリンダ装填枠部に軸支することを特徴とするリボルバー式玩具銃。
【請求項2】
前記ガスタンクは、前記バルブと、前記バルブから噴出した高圧ガスが前記バルブから前記弾丸保持部に至るガス流路を備えた請求項1記載のリボルバー式玩具銃。
【請求項3】
前記バルブ開閉機構は、前記中心軸体にスライド自在に収納した打撃ピンと、打撃ピンの先端側に配置されたカムと、カム側から前記ガスタンクの内部に挿入されるバルブ解放柱を備え、打撃ピンの後端側がハンマーの打撃を受けると先端側のカムがバルブ解放柱の一端部を押圧すると共に、押圧されたバルブ解放柱の他端部が前記ガスタンク内の前記バルブを開放する機構である請求項1記載のリボルバー式玩具銃。
【請求項4】
前記中心軸体は、前記シリンダ装填枠部の前記ベースピン側とハンマー側とに固定され、前記打撃ピンを収納するベースピン状筒部を備え、ベースピン状筒部の側面に開口した孔を介して前記バルブ開閉機構が前記バルブに連動するように形成された請求項1又は2又は3記載のリボルバー式玩具銃。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス式リボルバーのガスタンクを備えたリボルバー式玩具銃に係り、ガスタンクの支持精度が高く、実銃と同じような分解・組み立てができるリボルバー式玩具銃に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ガスタンクを備えたリボルバー式の玩具銃が特許文献1に記載されている。この玩具銃は、中空状のシリンダ20にガス圧発生部30を内蔵した2重構造のシリンダ2を備えている。
【0003】
このシリンダ2は、ベースピン5の軸を中心に回転するシリンダ2と、前後で別々に軸支され回転しないガス発生部30から成る。
【0004】
更にシリンダ20の内部にガスタンク51を有するガス圧発生部30を備えている。このガス圧発生部30は内部にガスタンク51を備え、回転するシリンダ20の給弾孔21aに高圧ガスを送り、給弾孔21a内のBB弾10を発射する。
【0005】
ガス圧発生部30は、ガスタンク51を開閉するバルブ機構を備えている。このバルブ機構は、ハンマー7が後方ピン37を衝打すると、ガスタンク51の開閉バルブ35が瞬間的に開放し、ノズル34を動かし高圧ガスを噴出する事で給弾孔21a内のBB弾10を銃身4から発射する機構である。
【0006】
このように、特許文献1の記載のシリンダ2は、シリンダ20を回転させながらガスタンク51を備えたガス圧発生部30は回転させない二重の筐体構造を採用している。このため、シリンダ20やガス圧発生部30が複雑な構造となり、シリンダ装填枠部1に対するシリンダ2全体の軸支構造が複雑になっていた。
【0007】
当出願人は、このような特許文献1の玩具銃の課題を解消するために特許文献2の玩具銃を先に提案している。特許文献2の玩具銃は、特にシリンダ本体1にクレーン2を装着し、この状態でシリンダ本体1をシリンダ装填枠部101に装着するものである。
【0008】
すなわち、シリンダ本体1を二重構造とせずに、シリンダ本体1を外部筐体に変更した。そして、ガス誘導ノズル20のみをクレーン2と係合して回動を拘束しながら、ガスタンク部29とバルブ開閉機構をシリンダ本体1と一体的に回動させることにより、シリンダ本体1の内蔵要素の構成や支持機構の簡素化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特許第3049066号公報
【文献】特開2002-22395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
玩具銃において、ガス式リボルバーのガスタンクは、ガスを密閉する必要から、ガスを解放するバルブ110は密閉したガスタンク100内に構成されている。更に玩具銃では、ガスタンク100から弾丸保持部に高圧ガスを送る構造である。そのためシリンダ本体内の従来のガスタンク100は、前後に形成した軸等の固定部材120で夫々支持する構造である(図11参照)。
【0011】
例えば、特許文献1のシリンダ2は、前後に分離した軸(前方軸38、スリーブ部分22a)によってシリンダ2の前後を別々に支持する構造であり、擬似シリンダ20やガス圧発生部30を夫々支持する構造が極めて複雑になっていた。
【0012】
BB弾の発射精度を高めるには、このガスタンク(ガス圧発生部)を支持する位置精度が重要になる。ところが、特許文献1では、ガス圧発生部30を支持する構造が十分な支持を得られないことから、BB弾発射精度が不十分となっている。
【0013】
一方、特許文献2のシリンダ本体1は、ガス誘導ノズル20を短柱部20aが支持し、ガスタンク部29とバルブ開閉機構を中筒部15が支持する構造である。そのため、特許文献1と同様に、ガスタンク部29は、ガスタンク部29の前後に夫々形成したこれらの固定部材で支持されることになり、ガスタンク部29やバルブ開閉機構の支持構造が限られた構造にならざるを得なかった。
【0014】
このように、ガスタンクを支持する精度がガスを解放するバルブ機構やノズル部の影響のため、従来のようにガスタンクの前後に別々に形成した軸等の固定部材でガスタンクを支持する構造(図11参照)となり支持精度に限界が生じていた。
【0015】
更に、前後に分離した軸でガスタンクやシリンダを支持する構造では、シリンダ脱着時に、シリンダをベースピンに抜き差しするなどといった実銃と同じような分解・組立操作はできなかった。
【0016】
そこで本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、リボルバー式玩具銃において、ガスタンクの支持精度を著しく高めると共に、バルブ開閉機構を最適化することで、実銃と同じような分解・組立ができるリボルバー式玩具銃の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、シリンダ本体1にガスタンク10を内蔵した玩具銃において、ガスタンク10を貫通する貫通筒部13を備え、貫通筒部13を通る中心軸体30を形成し、この中心軸体30に設けたバルブ開閉機構20に連動する打撃ピン21をハンマー4が打撃すると、ガスタンク10のバルブ11が瞬間的に開放し、噴出した高圧ガスで弾丸保持部2内のBB弾7が銃身3から発射されるように構成し、ベースピン6側からハンマー4方向に至る中心軸体30によりシリンダ本体1をシリンダ装填枠部5に軸支することにある。
【0018】
第2の手段の前記ガスタンク10は、前記バルブ11と、前記バルブ11から噴出した高圧ガスが前記バルブ11から前記弾丸保持部2に至るガス流路12を備えた構造とする。
【0019】
第3の手段の前記バルブ開閉機構20は、前記中心軸体30にスライド自在に収納した打撃ピン21と、打撃ピン21の先端側に配置されたカム22と、カム側から前記ガスタンク10の内部に挿入されるバルブ解放柱23を備え、打撃ピン21の後端側がハンマー4の打撃を受けると先端側のカム22がバルブ解放柱23の一端部を押圧すると共に、押圧されたバルブ解放柱23の他端部が前記ガスタンク10内の前記バルブ11を開放する機構とするものである。
【0020】
第4の手段の前記中心軸体30は、前記シリンダ装填枠部5の前記ベースピン6側とハンマー4側とに固定され、前記打撃ピン21を収納するベースピン状筒部31を備え、ベースピン状筒部31の側面に開口した孔31aを介して前記バルブ開閉機構20が前記バルブ11に連動するように形成されたものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、ベースピン6側からハンマー4方向に至る中心軸体30を設け、この中心軸体30をガスタンク10に通した状態でシリンダ本体1をシリンダ装填枠部5に軸支する構造により、ガスタンクの支持精度を著しく高め、BB弾の発射を高精度にできた。
【0022】
また、シリンダ装填枠部5にシリンダ本体1を装填する際に、ベースピン6側からハンマー4方向に至る中心軸体30でシリンダ本体1を軸支する構造により、シリンダ装填時に実銃と同じような分解・組立が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施例を示す要部側断面図である。
図2】(イ)、(ロ)は、本発明のガスタンクと中心軸体を示す概略図である。
図3】本発明シリンダ本体の装着状態を示す概略側断面図である。
図4】弾丸発射口からBB弾を発射した状態を示す概略側断面図である。
図5図4のガスタンクとバルブ開閉機構を示す要部拡大概略図である。
図6】本発明ガスタンクの一実施例を示す分解斜視図である。
図7】本発明ガスタンクを裏側から見た斜視図である。
図8】本発明中心軸体の一実施例を示す分解斜視図である。
図9】本発明玩具銃の一実施例を示す組立斜視図である。
図10】本発明玩具銃の一実施例を示す分解斜視図である。
図11】従来のガスタンクを示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明リボルバー式玩具銃は、シリンダ本体1に貫通筒部13を設けたガスタンク10を内蔵している(図1参照)。
【0025】
本発明では、このシリンダ本体1をシリンダ装填枠部5に装填する際に、中心軸体30をガスタンク10の貫通筒部13に挿通するものである(図2(イ)参照)。
【0026】
そして、打撃ピン21をハンマー4が衝打すると、ガスタンク10のバルブ11が瞬間的に開放し、バルブ11から解放された高圧ガスはガス流路12を通して外部に噴出する(図2(ロ)参照)。
【0027】
シリンダ本体1は、ガスタンク10に挿通した中心軸体30に軸支される(図3参照)。
【0028】
このシリンダ本体1は、シリンダ外周部1aの内部前方に弾丸保持部2を備え、この弾丸保持部2がガスタンク10のガス流路12の位置に合うようにシリンダ外周部1aが回転する構造である(図3参照)。
【0029】
ガスタンク10は、中心部に中心軸体30を挿通する貫通筒部13を形成している(図2参照)。図示の貫通筒部13は、ガスタンク10の前後に設けている(図1参照)。更に、貫通筒部13の先端側には、切欠き固定部13aが形成されている(図6参照)。そして、貫通筒部13に中心軸体30を挿通した後、この切欠き固定部13aがシリンダ装填枠部5のベースピン6側に係止し、ガスタンク10が固定される。したがって、中心軸体30を挿通したガスタンク10は、シリンダ外周部1aのように回転しない。更に、ガスタンク10のバルブ11が開口すると、高圧ガスはガス流路12から弾丸保持部2に向かって噴出してBB弾7を発射する(図4参照)。
【0030】
図示のバルブ11は、ガスタンク10の開口部を内側から密閉するもので、ガスタンク10内に配置されたバルブバネ14により常時押圧され密閉状態を維持している(図3参照)。このバルブ11がバルブ開閉機構20によってバルブバネ14方向に押圧されると、密閉されていた開口部が開口して高圧ガスが噴出する(図5参照)。そして、噴出した高圧ガスは、ガス流路12から弾丸保持部2に放出されて弾丸保持部2内のBB弾7が発射される(図4参照)。
【0031】
図示のガスタンク10は、貫通筒部13の側面にバルブスリーブ15を垂直に設けてあり、このバルブスリーブ15の中にバルブ11を収納する(図6参照)。図示の貫通筒部13は、前側筒部13bと後側筒部13cとに分離するように設けている。一方、バルブスリーブ15が当接する貫通筒部13の側面は開口しており、バルブ開閉機構20は、貫通筒部13を通してバルブ11を開閉する(図5参照)。
【0032】
ガスタンク10の形状は、シリンダ外周部1aに嵌入する筒状を成した外殻部16の先端側にガスタンク蓋17から続くガス流路12を形成し、後端側にガスタンク蓋17をガスタンクネジ18で固定したものである(図6参照)。尚、同図中、符号19はバルブスリーブ15を固定するバルブスリーブピンである。また、バルブ11やバルブスリーブ15、ガスタンク蓋17等の密閉部材は、各部にOリングを介して密閉している。
【0033】
高圧ガスは、ガスタンク10の貫通筒部13周囲の空間部に充填される(図2参照)。また、この高圧ガスを充填するには、ガスタンク蓋17に形成したチャージバルブ17aから充填する(図7参照)。このガスタンク10は、シリンダ本体1の内部に収納されている(図1参照)。
【0034】
一方、ガスタンク10のバルブ11を開閉するバルブ開閉機構20は、打撃ピン21、カム22、バルブ解放柱23を有する(図2(イ)、(ロ)参照)。
【0035】
打撃ピン21は、中心軸体30にスライド自在に収納されるピン状部材で、先端側にカム22が配置されている(図2(イ)参照)。カム22は、打撃ピン21の先端側に連結されバルブ解放柱23の一端部を押圧する。図示のカム22は、バルブ解放柱23の下端部を押し上げる傾斜面22aが形成されている。また、実施例のカム22は、カムピン22bにて打撃ピン21に連結されている(図8参照)。
【0036】
打撃ピン21がハンマー4の打撃を受けると、カム22によって押し上げられたバルブ解放柱23は、ガスタンク10内のバルブ11を開けて高圧ガスを解放し、ガス流路12から放出する(図2(ロ)参照)。
【0037】
バルブ解放柱23を押し上げたカム22は、その後、中心軸体30の内部に収納されているカムバネ24及びカム押しピン25にて押し戻され、カム22と打撃ピン21はハンマー4方向に戻される(図3参照)。このとき、バルブバネ14方向に押圧されたバルブ解放柱23及びバルブ11は、再びバルブバネ14の押圧力によって押し下げられ、元の密閉位置に戻る。
【0038】
図示のバルブ解放柱23は、中心軸体30の内部に縦向きに収納する略円柱形状を成している(図8参照)。このバルブ解放柱23の側面をカム22が貫通する孔23aを形成している。更に、バルブ解放柱23の側面を貫通する解放柱ピン23bを設けている。この解放柱ピン23bにカム22が接してバルブ解放柱23を押し上げる構造である(図5参照)。
【0039】
中心軸体30は、シリンダ装填枠部5のベースピン6側からハンマー4方向に固定される軸状部材である(図3参照)。そして、ベースピン6側にはベースピン頭33がベースピンキーネジ33aとベースピンカラー33bにより固定される(図8参照)。一方、ハンマー4側には、ベースピン止め34が固定され、先端側のベースピン頭33と後端側のベースピン止め34により、中心軸体30がベースピン6の代替となる。
【0040】
図示の中心軸体30は、ベースピン状筒部31とカム案内筒部32とを備えている(図8参照)。ベースピン状筒部31はシリンダ装填枠部5内に配置される部位で、一部が筒状を成し、打撃ピン21をスライド自在に収納する。
【0041】
一方、カム案内筒部32は、同様にこのベースピン状筒部31の筒状部分に収納される筒状部材であり、このカム案内筒部32に打撃ピン21を押し戻すカムバネ24及びカム押しピン25を収納する(図8参照)。これらベースピン状筒部31とカム案内筒部32の側面に、夫々、孔31a、ネジ孔32aを開穿している(図8参照)。そして、カム案内筒部32側のネジ孔32aはカム案内ネジ35と合致し、バルブ解放柱23はベースピン状筒部31側の孔31aに配置される。また、カム案内筒部32は、カム案内ネジ35とカム案内バネ36にて、ベースピン状筒部31内の位置が調整される。
【0042】
シリンダ装填枠部5に装填したシリンダ本体1は、シリンダ外周部1aと共に弾丸保持部2が回転するので実銃と同様の外観となる(図9参照)。このシリンダ本体1を取り出すには、中心軸体30をベースピン6側に固定している固定ピン8を解除し、シリンダ本体1の貫通筒部13から中心軸体30を抜き取ると、実銃と同じように分解することができる(図10参照)。
【0043】
この結果、シリンダ本体1をシリンダ装填枠部5に装填する操作は、シリンダ本体1中央の貫通筒部13に中心軸体30を挿通して装填するといった実銃と同じような分解・組立になる。
【0044】
尚、本発明の各部の構成は、図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲であれば他の形状に変更することも可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 シリンダ本体
1a シリンダ外周部
2 弾丸保持部
3 銃身
4 ハンマー
5 シリンダ装填枠部
6 ベースピン
7 BB弾
8 固定ピン
10 ガスタンク
11 バルブ
12 ガス流路
13 貫通筒部
13a 切欠き固定部
13b 前側筒部
13c 後側筒部
14 バルブバネ
15 バルブスリーブ
16 外殻部
17 ガスタンク蓋
17a チャージバルブ
18 ガスタンクネジ
19 バルブスリーブピン
20 バルブ開閉機構
21 打撃ピン
22 カム
22a 傾斜面
22b カムピン
23 バルブ解放柱
23a 孔
23b 解放柱ピン
24 カムバネ
25 カム押しピン
30 中心軸体
31 ベースピン状筒部
31a 孔
32 カム案内筒部
32a ネジ孔
33 ベースピン頭
33a ベースピンキーネジ
33b ベースピンカラー
34 ベースピン止め
35 カム案内ネジ
36 カム案内バネ
100 ガスタンク
110 バルブ
120 固定部材
【要約】
【課題】ガスタンクの支持精度を著しく高め、シリンダーの精度も向上し、実銃のような分解・組立ができるリボルバー式玩具銃を提供する。
【解決手段】シリンダ本体1にガスタンク10を内蔵する。このガスタンク10に貫通筒部13を設ける。貫通筒部13を通る中心軸体30にバルブ開閉機構20を内蔵する。バルブ開閉機構20に連動する打撃ピン21を設ける。打撃ピン21を衝打すると、バルブ11が開放し、高圧ガスが噴出する。この高圧ガスでBB弾7が発射されるリボルバー式玩具銃を設ける。ベースピン6側からハンマー4方向に至る中心軸体30により、シリンダ本体1をシリンダ装填枠部5に軸支する。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11