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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-22
(45)【発行日】2022-06-30
(54)【発明の名称】水素ガス含有液生成器
(51)【国際特許分類】
   B01F 23/23 20220101AFI20220623BHJP
   B01F 25/20 20220101ALI20220623BHJP
   B01F 25/50 20220101ALI20220623BHJP
   B01F 35/71 20220101ALI20220623BHJP
   C01B 3/00 20060101ALI20220623BHJP
   C25B 9/00 20210101ALI20220623BHJP
【FI】
B01F23/23
B01F25/20
B01F25/50
B01F35/71
C01B3/00 Z
C25B9/00 A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020165811
(22)【出願日】2020-09-30
(65)【公開番号】P2022057513
(43)【公開日】2022-04-11
【審査請求日】2020-09-30
(73)【特許権者】
【識別番号】520381551
【氏名又は名称】李 連洪
【氏名又は名称原語表記】Lian-Hong Li
【住所又は居所原語表記】No. 34, Group 2, Yaojia Village, Zhaojia Street, Kaixian County, Chongqing, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】李 連洪
【審査官】小久保 勝伊
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-174055(JP,A)
【文献】特開2009-220081(JP,A)
【文献】特開2017-209609(JP,A)
【文献】特開2006-122750(JP,A)
【文献】特開2011-101827(JP,A)
【文献】登録実用新案第3219304(JP,U)
【文献】特開2010-155212(JP,A)
【文献】国際公開第2010/104477(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01F 21/00-25/90、35/71
C02F 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素ガスを供給して送出する水素ガス供給器、水素ガスと液体を混合する混合器、および液体をためる容器に設置する遮蔽カバーを含む水素ガス含有液生成器において、
前記水素ガス供給器は、水素ガスを生成するための水素ガス生成装置と、水素ガス管を含み、前記水素ガス管の第一端は前記遮蔽カバー内に延び、前記水素ガス管の第二端は前記水素ガス生成装置に接続され、
前記混合器は、抽出ポンプと、前記抽出ポンプ及び前記遮蔽カバーに接続した抽出管と、前記抽出ポンプに接続する第一送出管と、前記容器内に延びる第二送出管と、混合部を含み、前記混合部は、前記第一送出管と第二送出管の間に設置され、且つ内部に混合空間が形成された管体と、前記管体に設置する噴霧部材を含み、
前記遮蔽カバーは、本体と、前記本体内部に形成された抽出空間と、前記本体に設けた少なくとも一つの開孔を含み、前記本体は、最上壁と、前記最上壁から下方へ延びた周囲壁を有し、前記抽出空間は前記最上壁、周囲壁で囲まれた空間であり、
前記容器の液体は前記開孔を経由して前記抽出空間へ流入され、前記抽出空間が前記水素ガス管および抽出管とそれぞれ連通するように、前記水素ガス管の第一端と前記抽出管の一端が前記最上壁を穿通して前記本体内に挿入され、前記水素ガス管により前記水素ガス生成装置で生成した水素ガスを前記抽出空間へ下向きに送出し、前記抽出ポンプが作動した時、前記抽出空間内の液体および水素ガスを、前記本体内へ挿入された前記抽出管で抽出し前記抽出ポンプで加圧して前記第一送出管を経由して前記混合部の管体内へ送出し、前記液体が前記混合空間内で前記噴霧部材に依る噴霧作業で水霧状にされ水素ガスと均一に混合されて水素ガス含有液となり、混合後の水素ガス含有液は前記第二送出管を経由して前記容器の内部へ送られる、ことを特徴とする水素ガス含有液生成器。
【請求項2】
前記開孔の位置は、前記水素ガス管の第一端よりも低いことを特徴とする請求項1記載の水素ガス含有液生成器。
【請求項3】
前記開孔の開設位置は前記最上壁と逆側の位置で対向していることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素ガス含有液生成器。
【請求項4】
前記水素ガス生成装置は、水素ガスボンベであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の水素ガス含有液生成器。
【請求項5】
前記水素ガス生成装置は、前記水素ガス管と連通する反応槽と、前記反応槽内に設置する電解部材を含み、前記反応槽の内部には水を充填し、前記反応槽の内部には第一空間と、前記水素ガス管の第二端と連接する第二空間を形成し、前記第一空間と前記第二空間の間には間隙を形成し、前記水が前記間隙を経由して前記第一空間および第二空間内に流入可能であり、前記電解部材は前記第一空間内に設置する正極ユニットと、前記第二空間内に設置する負極ユニットを含むことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の水素ガス含有液生成器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素ガスと液体を均一に混ぜ合わせる水素ガス含有液生成器に関する。
【背景技術】
【0002】
図1、2に示すとおり、公知の水素水生成器1は、水素ガス装置11と、水供給装置12と、混合装置13と加圧機14を含む。
水素ガス装置11は、水素ガスを生成する水素ガス供給器111と、水素ガス供給器111に接続して水素ガスを送る送ガス管112を有する。
水供給装置12は、水を供給する水供給源121と、水供給源121に接続して水を送出する給水管122を有する。
加圧機14は、給水管122に設置する。
混合装置13は、一両端にそれぞれ給水管122と送ガス管112を接続する混合管路131と、混合管路131に接続する混合器132と、混合器132で混合して生成した水素水を送出する払出配管133を有する。
加圧機14は給水管122の水を加圧して混合管路131内へ送出し、送ガス管112は水素ガスを混合管路131内へ送出し、水および水素ガスを混合器132内で混合して水素水に生成し、次に払出配管133から水素水を送出して利用できるようにする。
【0003】
この水素水生成器1は、作動時に水および水素ガスを混合管路131に合わせて送出する。しかし、実際に使用してみると、水と水素ガスは送出過程において、混合管路131の中で僅かな時間の間、接触して混合するだけなので、混合量が小さく、加えて公知の管路は単方向流動設置で制限されるため、水素ガスと水の混合管路131内での混合効果および混合速度は限定される。
【0004】
更に、水素ガス装置11、水供給装置12および混合装置13は固定方式でフルセット式の一体モジュールで制作されている。そのため、水素水生成器1は設置された細部設計装置でのみ水素水を生成できるが、水素水生成器1の元の細部設計装置に属さないその他の外部配置には対応できない。
例として、水素水生成器1は、ウォーターサーバー、コップ、浴槽等の液体を充填する外部配置で合わせて使用することができない。即ちウォーターサーバー、浴槽内の水を直接水素水に生成することはできず、コップの中の果汁を水素含有果汁に変化させることもできない。故に、水素水生成器1の使用は制限があり、改善が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、水素ガスと液体とを効率よく充分に混合して利便性を高め、水素ガスと液体の混合効果を有効に高める水素ガス含有液生成器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水素ガス含有液生成器は、水素ガスを供給して送出する水素ガス供給器、水素ガスと液体を混合する混合器、および液体をためる容器に設置する遮蔽カバーを含み、前記水素ガス供給器は、水素ガスを生成するための水素ガス生成装置と、水素ガス管を含み、前記水素ガス管の第一端は前記遮蔽カバー内に延び、前記水素ガス管の第二端は前記水素ガス生成装置に接続され、前記混合器は、抽出ポンプと、前記抽出ポンプ及び前記遮蔽カバーに接続した抽出管と、前記抽出ポンプに接続する第一送出管と、前記容器内に延びる第二送出管と、混合部を含み、前記混合部は、前記第一送出管と第二送出管の間に設置され、且つ内部に混合空間が形成された管体と、前記管体に設置する噴霧部材を含み、前記遮蔽カバーは、本体と、前記本体内部に形成された抽出空間と、前記本体に設けた少なくとも一つの開孔を含み、前記容器の液体は前記開孔を経由して前記抽出空間へ流入され、前記水素ガス管の第一端と前記抽出管の一端が前記本体内に挿入され、前記水素ガス管により前記水素ガス生成装置で生成した水素ガスを前記抽出空間へ送出し、前記抽出ポンプが作動した時、前記抽出空間内の液体および水素ガスを前記抽出管、第一送出管を経由して前記混合部の管体内へ送出し、前記液体が前記混合空間内で前記噴霧部材に依る噴霧作業で水霧状にされ水素ガスと均一に混合されて水素ガス含有液となり、混合後の水素ガス含有液は前記第二送出管を経由して前記容器の内部へ送られる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の水素ガス含有液生成器は、如何なる容器と合わせても使用でき、利用したい、または飲用したい液体を直接水素ガスを含有した液体に変化させることでき、利便性が高まるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】従来の水素水生成器の模式図である。
図2】従来の水素水生成器の作動状態における要部断面図である。
図3】本発明の第一実施形態を示す水素水生成器の模式図である。
図4】本発明の第一実施形態を示す水素水生成器の要部断面図である。
図5】本発明の第一実施形態を示す水素水生成器の作動状態における模式図である。
図6】本発明の第二実施形態を示す水素水生成器の模式図である。
図7】本発明の第二実施形態を示す水素ガス生成装置の作動状態における要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面を参照する等して詳細に説明する。なお、本発明は実施形態に限定されない。
【0010】
(第一実施形態)
図3図5に示すとおり、第一実施形態の水素ガス含有液生成器3は、液体をためる容器4(例としてウォーターサーバー、浴槽、貯水容器、水槽等)で使用され、直接容器4の内部4Aの液体を抽出し、水素ガスと混合して水素ガス含有液にする。
液体は水、茶、果汁、ドリンク等のような液体物質であり、以下の各実施形態では液体を水で説明する。
【0011】
水素ガス含有液生成器3は、水素ガスを供給して水素ガスを出力する水素ガス供給器31と、水素ガスおよび液体を混合する混合器32と、水素ガス供給器31及び混合器32に連結され且つ容器4内に設置される遮蔽カバー33を含む。
【0012】
水素ガス供給器31は、水素ガスを生成する水素ガス生成装置311と、水素ガスを遮蔽カバー33内に送り出す水素ガス管312を含む。
水素ガス管312は遮蔽カバー33に連接する第一端3121と、水素ガス生成装置311に連接する第二端3122を有する。即ち、第一端3121は遮蔽カバー33内に延び、また第二端3122は水素ガス生成装置311に連接するということであり、そのため、水素ガス生成装置311は水素ガスを供給し水素ガス管312へ送り出し、そして水素ガス管312から水素ガスを遮蔽カバー33内へ送出する。
本実施形態において、水素ガス生成装置311は水素ガスボンベである。
【0013】
混合器32は、抽出ポンプ321と、抽出ポンプ321に連接される抽出管322と、抽出ポンプ321に連接される第一送出管323と、容器4の内部4Aに挿入する第二送出管324と、第一送出管323および第二送出管324の間に設置する混合部325を含み、第二送出管324の一端3241は内部4Aに挿入設置する。
図4に示すとおり、混合部325は、内部に混合空間3251Aを形成する管体3251と、管体3251に設置する噴霧部材3252を含む。噴霧部材3252で液体を混合空間3251A内に加圧噴霧して水霧状にする。依って液体と水素ガスは均一に混合されて水素ガス含有液になる。水素ガス含有液は管体3251から出力されて第二送出管324を経由して送り出される。
【0014】
遮蔽カバー33は、内部に抽出空間331Aを形成する本体331を含む。
水素ガス管312の第一端3121と抽出管322の一端3221はそれぞれ本体331内に挿入設置される。
本体331には少なくとも一つの開孔332が形成され、開孔332によって抽出空間331Aが外部空間と連通する。遮蔽カバー33は容器4の内部4Aに設置されるため、前述の外部空間とは遮蔽カバー33の外部周囲空間を意味し、またそれは容器4の内部4Aを意味している。
【0015】
本実施形態において、本体331は最上壁3311と、最上壁3311から下方へ延びる周囲壁3312を有し、最上壁3311と、周囲壁3312が抽出空間331Aを形成し、且つ水素ガス管312の第一端3121は最上壁3311を穿通するため、抽出空間331Aと水素ガス管312の内部は連通する。また抽出管322の一端3221は最上壁3311を穿通するため、抽出空間331Aと抽出管322の内部は連通する。
開孔332は容器4の液体が開孔332を経由して抽出空間331A内に流入しやすいように、最上壁3311と逆側の位置に対向するよう設置される。更に開孔332の設置位置は水素ガス管312の第一端3121より低いほうがよく、即ち開孔332は水素ガス管312の下方に設置する。本実施形態の開孔332は本体331の底部に設置してある。
【0016】
遮蔽カバー33の設置により、水素ガスは、水素ガス管312から抽出空間331Aへ出力されると、最上壁3311と、周囲壁3312の遮断によって抽出空間331A内に滞留し、水素ガスが浮力で液体表面から浮出し容器4から外へ消失してしまうのを防ぎ、且つ一部の水素ガスは遮蔽カバー33内で液体と一次混合されて混合液体となる。その残りの水素ガスは混合液体と共に抽出ポンプ321の抽出を受け抽出管322、第一送出管323を経由して混合部325へ送られ二次混合が行われる。
【0017】
図3から図5に示すとおり、水素ガス含有液生成器3を使用する時、先ず、遮蔽カバー33を中に水をためた容器4内に設置し、第二送出管324も容器4内に挿入設置する。依って容器4内の水は開孔332を経由して抽出空間331A内に流入する。
水素ガス含有液生成器3が動くと、水素ガス供給器31および混合器32も共に稼働する。
水素ガス生成装置311が水素ガスを供給し、水素ガス管312の送出によって、水素ガスが抽出空間331A内へ継続して送られ、水素ガスが継続して送られると、一部の水素ガスは抽出空間331A内の水と先ず、一次混合されて水素ガス混合水なる。即ち、それは水素ガスが噛み込まれた水ということである。未混合の水素ガスは抽出空間331A内に滞留される。例として図5に示す最上壁3311と水の間の隙間内に滞留しており、引続き抽出して使用する。
【0018】
さらに、抽出ポンプ321が抽出作業を開始する。つまり、抽出管322から抽出空間331A内の水素ガス混合水を抽出し、抽出管322は抽出空間331A内の水素ガスを抽出し、水素ガスおよび水素ガス混合水を同時に抽出管322内に入れる。
その後、抽出ポンプ321は継続加圧し、水素ガス混合水と水素ガスを第一送出管323へ送り、そして混合部325内に入れる。水素ガス混合水は管体3251の混合空間3251A内で噴霧部材3252の噴霧作業によって水霧状にされる。故に更に高濃度の水素ガス含有液(水素水と称する)を生成でき、その後、水素水を管体3251の排出口から第二送出管324へ送り、水素水が第二送出管324を経由して容器4の内部4Aへ戻りやすくする。
戻った水素水は容器4中に残った液体と改めてみなされるため、開孔332から水素水を抽出空間331A内に入れて継続供給した水素ガスと再度前述の一次混合、噴霧化混合、容器4の内部4Aに返す作業を行い、前述作業を反復して循環させ、混合効果を高める。
【0019】
混合器32で継続して抽出される過程において、容器内の液体と水素ガスは多段階の混合作業が達成される。即ち、第一段階では遮蔽カバー33内でスピード混合され、第二段階では混合器32内で噴霧化混合され、加えて混合後の水素ガス含有液と水素ガスは継続して混合され、且つ循環する。
このようにして溶存水素量が増え、且つ水素ガスは液体中の溶解率が更に良くなり、水素ガスが液体中に留まる時間が増え、更に水素ガス含有液の水素含有濃度が高まるため、容器4内の液体を水素ガス含有液に有効に生成でき、利用や飲用に用いることができる。
この他、遮蔽カバー33を直接容器4内に入れる設計によって、容器4の液体を水素ガス含有液に転換でき、便利性が更に高まる。
【0020】
(第二実施形態)
図6図7に示す第二実施形態の水素ガス含有液生成器3は、水素ガス供給器31、混合器32および遮蔽カバー33を含み、第一実施形態と同様の構造については説明を省略する。
第二実施形態において第一実施形態と異なる点は、水素ガス生成装置311が水素ガスボンベではなく、反応槽3111と、反応槽3111内に設置する電解部材3112を含む点である。
【0021】
反応槽3111の内部には水Wを充填する。また、反応槽3111の内部には、第一空間3111Aと、第二端3122に連接して水素ガス管312に連通する第二空間3111Bを成形する。第一空間3111Aと第二空間3111Bの間には、水Wが第一空間3111Aおよび第二空間3111Bに流入するための間隙3111Cを形成する。
電解部材3112は第一空間3111A内に設けた正極ユニット3112Aと、第二空間3111B内に設けた負極ユニット3112Bを含む。例として図7に示す正極ユニット3112Aと負極ユニット3112Bはそれぞれ第一空間3111A、第二空間3111B内にそれぞれ伸びる。
【0022】
依って、水素ガス生成装置311が稼働し、電解部材3112に通電した時、正極ユニット3112Aは水Wを電解して第一空間3111Aに酸素を発生させ、その後、酸素は外に排出される。また負極ユニット3112Bは水Wを電解して第二空間3111Bに水素ガスを発生させる。その後、水素ガスは水素ガス管312を経由して遮蔽カバー33内に送られる。
これによって、水素ガスは液体と共に第一実施形態のような一次混合、噴霧化混合作業を実施して水素ガス含有液を生成する。
【0023】
前述のとおり、本発明の水素ガス含有液生成器は、液体をためる容器と合わせて利用するのに適している。水素ガス含有液生成器は水素ガス供給器と、混合器と、遮蔽カバーを含む。使用時には遮蔽カバーを容器に入れるだけで水素ガス供給器から水素ガスが遮蔽カバー内に送られ、水素ガスが遮蔽カバーの抽出空間内に暫時集中して滞留するため、水素ガスと液体が遮蔽カバー内で一次混合しやすくなり、水素ガスが容器から外に消失するのを防止し、更に混合器は同時に遮蔽カバー内の液体および水素ガスを抽出して加圧噴霧し、水素ガスと液体が有効に混合されて水素ガス含有液になるのを促す。水素ガス含有液は再度容器内に戻り、遮蔽カバー内で水素含有濃度が高い水素ガス含有液および水素ガスを獲得する。このように両者は混合器で抽出され、再度混合される。送出と混合作業の循環によって水素ガスと液体の混合効果が上がり、且つ遮蔽カバーは各種容器と合わせて使用する事によって、利便性が高まる。
【0024】
以上は、本発明の良好な実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明の権利範囲を制限するものではない。よって、本発明の要旨を逸脱しない変化と修飾はすべて本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0025】
[従来例]
1 水素水生成器
11 水素ガス装置
12 水供給装置
13 混合装置
14 加圧機
111 水素ガス供給器
112 送ガス管
121 水供給源
122 給水管
131 混合管路
132 混合器
133 払出配管
[本発明]
3 水素ガス含有液生成器
31 水素ガス供給器
32 混合器
33 遮蔽カバー
311 水素ガス生成装置
312 水素ガス管
3121 水素ガス管の第一端
3122 水素ガス管の第二端
321 抽出ポンプ
322 抽出管
3221 抽出管の一端
323 第一送出管
324 第二送出管
325 混合部
3251 管体
3252 噴霧部材
3251A 混合空間
331 本体
3311 最上壁
3312 周囲壁
331A 抽出空間
332 開孔
3111 反応槽
3112 電解部材
3111A 第一空間
3111B 第二空間
3111C 間隙
3112A 正極ユニット
3112B 負極ユニット
4 容器
4A 容器の内部
W 反応槽内の水
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7