(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-24
(45)【発行日】2022-07-04
(54)【発明の名称】情報表示システムおよび情報表示プログラム
(51)【国際特許分類】
G01C 21/26 20060101AFI20220627BHJP
G09B 29/10 20060101ALI20220627BHJP
G09B 29/00 20060101ALI20220627BHJP
G08G 1/0969 20060101ALI20220627BHJP
【FI】
G01C21/26 C
G09B29/10 A
G09B29/00 F
G08G1/0969
(21)【出願番号】P 2018016973
(22)【出願日】2018-02-02
【審査請求日】2020-11-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】株式会社アイシン
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(73)【特許権者】
【識別番号】000005821
【氏名又は名称】パナソニックホールディングス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】501271479
【氏名又は名称】株式会社トヨタマップマスター
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100167254
【氏名又は名称】後藤 貴亨
(72)【発明者】
【氏名】長坂 光
(72)【発明者】
【氏名】小林 俊郎
(72)【発明者】
【氏名】片倉 翼
(72)【発明者】
【氏名】廣澤 信哉
(72)【発明者】
【氏名】堀田 啓介
(72)【発明者】
【氏名】島田 修
(72)【発明者】
【氏名】羽瀬 賢隆
(72)【発明者】
【氏名】江川 太一
(72)【発明者】
【氏名】久保田 和伸
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 有友
【審査官】菅家 裕輔
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-252614(JP,A)
【文献】特開2008-203039(JP,A)
【文献】特開2009-216653(JP,A)
【文献】特開2007-322307(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00-21/36
G01C 23/00-25/00
G09B 29/00-29/14
G08G 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、
前記災害が発生した場合に、避難施設の検索画面を表示させるための避難施設検索ボタンを表示部に表示させる表示制御部と、を備え
、
前記表示制御部は、
前記災害が発生していない場合に、地図上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンを表示し、
前記災害が発生した場合に、前記地図上に前記属性設定ボタンの代わり、かつ前記属性設定ボタンと同じ位置に前記避難施設検索ボタンを表示するとともに、前記避難施設のアイコンを表示する、
情報表示システム。
【請求項2】
前記検索画面は、検索された前記避難施設である検索避難施設のリストを含む、
請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
前記検索画面は、前記リストに含まれる前記検索避難施設のそれぞれと現在地との位置関係を示す、
請求項2に記載の情報表示システム。
【請求項4】
前記リストにおいて、前記検索避難施設は、現在地または移動予定経路に近い順に表示される、
請求項2または請求項3のいずれかに記載の情報表示システム。
【請求項5】
コンピュータを、
災害が発生したか否かを判定する災害判定部、
前記災害が発生した場合に、避難施設の検索画面を表示させるための避難施設検索ボタンを表示部に表示させる表示制御部、として機能させ
、
前記表示制御部は、
前記災害が発生していない場合に、地図上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンを表示し、
前記災害が発生した場合に、前記地図上に前記属性設定ボタンの代わり、かつ前記属性設定ボタンと同じ位置に前記避難施設検索ボタンを表示するとともに、前記避難施設のアイコンを表示する、
情報表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示システムおよび情報表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
災害が発生した場合に送信される災害情報を受信した場合に、災害関連施設の位置を地図上に表示するナビゲーション装置が知られている(特許文献1、参照。)。特許文献1において、災害情報を受信した場合に、レストランや駐車場のアイコンを表示する状態から病院や避難施設のアイコンを表示する状態へと地図が遷移している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、ユーザが所望の避難施設が表示されるまで地図をスクロールさせる必要があり、ユーザが所望の避難施設を認識することが困難であるという問題があった。また、施設検索によってユーザが所望の避難施設を検索することも可能であるが、緊急時に避難施設を検索する画面に至るまでの操作が煩雑で、迅速に避難施設を検索できない。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、災害が発生した場合に迅速に避難施設を検索できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するため、本発明の情報表示システムは、災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、災害が発生した場合に、避難施設の検索画面を表示させるための避難施設検索ボタンを表示部に表示させる表示制御部と、備え、前記表示制御部は、前記災害が発生していない場合に、地図上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンを表示し、前記災害が発生した場合に、前記地図上に前記属性設定ボタンの代わり、かつ前記属性設定ボタンと同じ位置に前記避難施設検索ボタンを表示するとともに、前記避難施設のアイコンを表示する。
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明の情報表示プログラムは、コンピュータを、災害が発生したか否かを判定する災害判定部、災害が発生した場合に、避難施設の検索画面を表示させるための避難施設検索ボタンを表示部に表示させる表示制御部、として機能させ、前記表示制御部は、前記災害が発生していない場合に、地図上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンを表示し、前記災害が発生した場合に、前記地図上に前記属性設定ボタンの代わり、かつ前記属性設定ボタンと同じ位置に前記避難施設検索ボタンを表示するとともに、前記避難施設のアイコンを表示する。
【0007】
以上説明した本発明の構成において、災害が発生した場合に避難施設検索ボタンを表示することにより、災害が発生した場合に簡素な操作によって迅速に避難施設を検索できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)情報表示システムの構成:
(2)情報表示処理:
(3)他の実施形態:
【0010】
(1)情報表示システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる情報表示システム10の構成を示すブロック図である。情報表示システム10は、ナビゲーションシステムであり、車両Aに搭載された車載器である。この車両Aには、測位部51と通信部52とタッチパネルディスプレイ53とが備えられている。
【0011】
測位部51は、車両Aの現在地と現在方位とを導出するために必要な信号を取得するセンサや回路であり、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)の信号を受信する受信回路や車速センサやジャイロセンサ等を含んでもよい。現在方位とは、車両Aが現在進行している方位である。通信部52は、外部から災害情報を受信するための無線通信回路である。例えば、通信部52は、VICS(登録商標)によって配信される電波信号や光信号を受信する回路であってもよい。むろん、通信部52は、携帯電話通信網等を介して接続されたサーバから災害情報を受信してもよい。
【0012】
タッチパネルディスプレイ53は、各種画像を表示する表示装置と、表示装置の表示面において運転者の操作を受け付ける入力装置とを構成する。タッチパネルディスプレイ53は、本発明の表示部である。
【0013】
情報表示システム10は、制御部20と記録媒体30とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備えたコンピュータであり、記録媒体30等に記録された情報表示プログラム21を実行する。
【0014】
記録媒体30は、地図情報30aを記録している。地図情報30aは、ノードデータとリンクデータと施設データとを含む。ノードデータは、リンク同士が接続する点であるノードの座標等を示す。3個以上のリンクが接続するノードが交差点(分岐地点、合流地点も含む)に相当する。リンクとは、道路を交差点ごとに区切った道路区間である。リンクデータは、リンクの長さ旅行時間や形状や道路種別等を示す情報である。リンクの形状は、道路区間の幅方向の中央に設定された形状補間点の座標を示す形状補間点データによって規定されている。
【0015】
施設データとは、施設の名称や位置や属性を示す。本実施形態において、施設の属性として、商業施設とレジャー施設とレストランと各種公共施設と指定緊急避難場所(災害対策基本法第49条の4)と指定避難所(同法第49条の7)等が施設ごとに区別されている。指定緊急避難場所と指定避難所とは、本発明の避難施設に該当する。指定避難所は長期間の滞在をともなう避難が可能な避難施設であり、指定緊急避難場所は短期間の避難を目的とする避難施設である。施設データには、施設の属性ごとにアイコンが用意され、記録媒体30に記録されている。
【0016】
情報表示プログラム21は、災害判定モジュール21aと表示制御モジュール21bとを含む。災害判定モジュール21aと表示制御モジュール21bとは、それぞれコンピュータとしての制御部20を災害判定部と表示制御部として機能させるプログラムモジュールである。
【0017】
災害判定モジュール21aの機能により制御部20は、災害が発生したか否かを判定する。災害判定モジュール21aの機能により制御部20は、通信部52が受信した災害情報を取得し、当該災害情報に基づいて災害が発生したか否かを判定する。本実施形態においては、VICSの配信地域ごとに当該配信地域内で発生した災害情報が送信されるように構成されている。そのため、制御部20は、災害情報を受信したことをもって、車両Aが走行する地域にて災害が発生したと判定できる。
【0018】
なお、災害情報は、災害の要因や程度や発生時刻や発生地点等の各種詳細情報を示してもよく、制御部20は、各種詳細情報を案内してもよい。さらに、制御部20は、車両Aの現在地から災害の発生地点までの距離が判定距離(例えば30km)以下である場合に、災害が発生したと判定してもよい。また、制御部20は、災害の発生時刻から現在時刻までの経過期間が判定期間(例えば3日)以下である場合に、災害が発生したと判定してもよい。また、制御部20は、災害情報が示す災害の要因が、ユーザが除外設定した要因に該当する場合には、災害が発生したと判定しないようにしてもよい。
【0019】
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、メインUI画面を表示する。
図2Aは、災害が発生していない場合のメインUI画面を示す。メインUI画面は、おもにナビゲーション機能を実現するのためのユーザインターフェイス画面であり、地
図M1,M2を含む画面である。また、車両Aが移動する予定の移動予定経路Rが設定され、かつ、地
図M1,M2内に移動予定経路Rが存在する場合、制御部20は、メインUI画面の地
図M1,M2に移動予定経路Rを表示する。なお、情報表示プログラム21の機能により制御部20は、公知の探索手法によって目的地までの最適な移動予定経路Rを探索可能となっている。
【0020】
災害が発生していない場合、制御部20は、メインUI画面の地図を、ユーザが設定した投影方向(鳥瞰図/平面図)と縮尺と地図方位(ヘディングアップ/ノースアップ)によって地図を描画する。平面図とは鉛直方向の上方から地面を見て投影した地図であり、鳥瞰図とは斜め上方から地面を見て投影した地図である。さらに、災害が発生していない場合、制御部20は、ユーザの設定に応じて、メインUI画面において1画面表示で地図を表示する状態と、2画面表示で地
図M1,M2を表示する状態とを切り替えることが可能となっている。
【0021】
図2Aでは2画面表示の例が示されている。左側の地
図M1が鳥瞰図の地図であり、右側の地
図M2が平面図の地図である。また、
図2Aの地
図M1の地図方位はヘディングアップであり、車両Aの現在方位が地図上の上方を向くように地図が描画されている。
図2Aの地
図M2の地図方位はノースアップであり、北が地図上の上方を向くように地
図M2が描画されている。
【0022】
また、原則として、制御部20は、車両Aの現在地T周辺の地
図M1,M2をメインUI画面の地図として描画する。具体的に、制御部20は、地図を横方向に二等分する二等分線の中点から一定のオフセット距離だけ下方の基準位置に現在地Tが表示されるように地図を描画する。オフセット距離は、平面図と鳥瞰図とで異なってもよい。ただし、ユーザが地図をスクロールさせる操作を行った場合や、目的地の施設や検索した施設等の各種施設を表示する操作を行った場合、制御部20は、スクロール後の位置や各種施設の位置が地図の中央に位置するように地
図M1,M2を描画する。
【0023】
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、表示部において平面図の地図を表示するように切り替え、当該平面図の地図上に避難施設を示すアイコンを表示する。表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、地図情報30aに基づいて、平面図の地図を描画し、当該地図をタッチパネルディスプレイ53に表示する。災害が発生する前においても平面図の地図を表示していた場合、制御部20は、平面図の地図の表示を継続する。一方、災害が発生する前において平面図以外の地図を表示していた場合、制御部20は、平面図の地図を表示するように切り替える。
【0024】
ここで、平面図以外の地図には鳥瞰図も含まれる。すなわち、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、表示部において鳥瞰図の地図が表示されている状態において、災害が発生した場合に、表示部において表示する地図を鳥瞰図から平面図に切り替える。
【0025】
図2Bは災害が発生した場合のメインUI画面を示す。同図に示すように、災害が発生した場合のメインUI画面において平面図の地
図M3が表示される。さらに、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、表示部において地図が複数画面表示されている状態において、災害が発生した場合に、表示部において平面図を1画面表示するように切り替える。すなわち、災害が発生した場合、制御部20は、
図2Aのように災害が発生する直前に2画面表示で地
図M1,M2を表示していたとしても、1画面表示で地
図M3を表示するように切り替える。
【0026】
また、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、表示部において予め決められた縮尺で平面図の地
図M3を表示するように切り替える。すなわち、災害が発生した場合、制御部20は、災害が発生する直前にユーザが設定していた地
図M1,M2の縮尺ではなく、記録媒体30に記録された固定縮尺で地
図M3を描画する。本実施形態において、固定縮尺は1/2万であることとする。
【0027】
さらに、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、表示部において現在地T周辺の平面図の地
図M3を表示するように切り替える。すなわち、災害が発生した場合、制御部20は、災害が発生する直前に現在地T周辺以外の地図を表示していたとしても、現在地T周辺の平面図の地
図M3を表示するように切り替える。
【0028】
さらに、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、表示部において予め決められた方向で平面図の地
図M3を表示するように切り替えてもよい。すなわち、災害が発生した場合、制御部20は、災害が発生する直前にユーザが設定していた地
図M1,M2の地図方位ではなく、記録媒体30に記録された固定方位で地
図M3を描画する。本実施形態において、固定方位はヘディングアップであることとする。
【0029】
以上のような地
図M3を描画すると、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、地図情報30aの施設データから、地
図M3内に存在する避難施設を抽出し、当該抽出された避難施設の座標を取得する。そして、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設の座標に対応する地
図M3上の位置にアイコンIを重畳し、当該地
図M3をタッチパネルディスプレイ53に表示する。
図2Bの地
図M3においては、5個のアイコンIが表示されている。アイコンIは、避難施設としての指定緊急避難場所と指定避難所の双方について表示されてもよいし、指定緊急避難場所と指定避難所のいずれか一方について表示されてもよい。
【0030】
なお、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に固定方位、固定縮尺、現在地T周辺、かつ、平面図の地
図M3を1画面表示で表示するが、地
図M3の表示後におけるユーザの操作に応じて地
図M3の表示方法を変化させてもよい。例えば、制御部20は、ユーザによってタップされたアイコンIが示す避難施設が中央に位置するように地
図M3をスクロールさせてもよい。
【0031】
以上説明した本実施形態において、災害が発生した場合に、平面図の地
図M3上に避難施設のアイコンIが表示されるように切り替えられるようにすることができる。従って、災害が発生した場合に、距離感を把握しやすい状態で避難施設のアイコンを表示できる。具体的に、距離感を把握し難い鳥瞰図の地
図M1上にそのまま避難施設のアイコンIを表示するのではなく、平面図の地
図M3上に避難施設のアイコンIを表示するように切り替えられるため、距離感を把握しやすい状態で避難施設のアイコンを表示できる。
【0032】
また、災害が発生した場合に、複数画面表示されている地
図M1,M2上ではなく、1画面表示された平面図の地
図M3上において避難施設のアイコンIが表示されるため、より多くのアイコンIを認識しやすい状態で表示できる。また、災害が発生した場合に、予め決められた固定縮尺で平面図の地
図M3を表示するため、アイコンIの表示に適した縮尺で平面図の地
図M3を表示できる。例えば、標準的な避難施設の設置間隔でアイコンIを表示してもアイコンI同士が重ならないように固定縮尺が設定されてもよい。
【0033】
災害が発生した場合に、現在地T周辺の平面図の地図を表示するように切り替えることにより、現在地Tから避難施設(アイコンI)までの距離感を把握しやすい状態で、平面図の地
図M3を表示できる。また、災害が発生した場合に、予め決められた固定方位で平面図の地
図M3を表示するように切り替えることにより、避難施設が存在する方向や位置が認識しやすくなる方向で平面図の地
図M3を表示することができる。例えば、本実施形態のように、ヘディングアップの地
図M3上にアイコンIを表示することにより、車両Aの進行方向を基準に避難施設の方向を把握できる。
【0034】
表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合に、避難施設の検索画面を表示させるための避難施設検索ボタンB1を表示部に表示させる。また、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生していない場合に、地
図M1,M2上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンB2を表示するとともに、災害が発生した場合に、属性設定ボタンB2の代わりに避難施設検索ボタンB1を表示する。
【0035】
すなわち、災害が発生した場合において、制御部20は、災害が発生する直前のメインUI画面にて属性設定ボタンB2が表示されていた位置に避難施設検索ボタンB1を表示する。災害が発生した場合、
図2AのメインUI画面から
図2BのメインUI画面に遷移するが、これらのメイン画面における共通の位置に避難施設検索ボタンB1と属性設定ボタンB2とが表示される。ここで、
図2Bに示すように、災害が発生した場合のメインUI画面においては、避難施設検索ボタンB1とともにアイコンIが地
図M3上に表示されることとなる。すなわち、災害が発生した場合、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設検索ボタンB1とともに避難施設のアイコンIを地
図M3上に表示する。
【0036】
災害が発生していない場合のメインUI画面(
図2A)にて属性設定ボタンB2が操作されると、制御部20は、施設の属性を選択するための画面(不図示)を表示し、当該画面にて選択された属性を有する施設のアイコンを地
図M1,M2に表示する。
【0037】
一方、災害が発生した場合のメインUI画面(
図2B)にて避難施設検索ボタンB1が操作されると、制御部20は、メインUI画面の表示を終了し、避難施設の検索画面をタッチパネルディスプレイ53に表示させる。
【0038】
図3A,
図3Bは、避難施設の検索画面を示す。検索画面は、検索された避難施設である検索避難施設のリストLを含む。表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設検索ボタンB1が操作されると、デフォルトの検索条件に合致する避難施設である検索避難施設を検索する。本実施形態において、制御部20は、デフォルトの検索条件として、現在地Tからの直線距離の短さが上位(5位以内)の避難施設を検索避難施設として検索する。検索避難施設は、指定緊急避難場所と指定避難所の双方から検索されてもよいし、指定緊急避難場所と指定避難所のいずれか一方から検索されてもよい。
【0039】
リストLにおいて、検索避難施設は、現在地Tまたは移動予定経路Rに近い順に表示される。本実施形態において、検索避難施設は、車両Aの現在地Tからの直線距離が短い順にリストLに表示される。制御部20は、検索画面においてスクロールバーZを表示し、スクロールバーZに対する操作に応じて検索避難施設の検索条件を変化させる。具体的に、制御部20は、スクロールバーZが下方向にスクロールされるほど、検索避難施設として検索される現在地Tからの直線距離の順位を下位に繰り下げる。スクロールバーZが操作されると、制御部20は、再度、検索避難施設を検索し、リストLの表示を更新する。
【0040】
また、検索画面は、リストLに含まれる検索避難施設のそれぞれと現在地Tとの位置関係を示す。移動予定経路Rが設定されていない場合、制御部20は、"ルート沿い考慮なし"の検索画面を表示する。
図3Aは、"ルート沿い考慮なし"の検索画面を示す。具体的に、制御部20は、現在地Tから検索避難施設に向かう地
図M3上のベクトルの方向を指し示す矢印を、"ルート沿い考慮なし"の検索画面のリストL(相対位置表示部P)に表示する。さらに、制御部20は、"ルート沿い考慮なし"の検索画面のリストLにおいて、現在地Tから検索避難施設までの直線距離を表示する。
【0041】
一方、移動予定経路Rが設定されている場合、制御部20は、"ルート沿い考慮"の検索画面を表示する。
図3Bは、"ルート沿い考慮"の検索画面を示す。具体的に、制御部20は、検索避難施設に行くために移動予定経路Rから逸脱する地点である分岐地点を取得し、現在地Tから分岐地点までの移動予定経路R上の距離を、"ルート沿い考慮"の検索画面のリストL(相対位置表示部P)に表示する。例えば、"30m先直進"のうちの"30m先"が分岐地点までの移動予定経路R上の距離を示す。さらに、制御部20は、"ルート沿い考慮"の検索画面のリストLにおいて、検索避難施設に行くための分岐地点での進行方向を表示する。例えば、"30m先直進"のうちの"直進"が分岐地点での進行方向を示す。制御部20は、各検索避難施設を目的地とする最適な経路を探索し、当該経路と移動予定経路Rとが分岐する地点を分岐地点として取得する。なお、移動予定経路Rが設定されている場合であっても、ユーザの指定に応じて"ルート沿い考慮なし"の検索画面を表示してもよい。
【0042】
以上説明した本実施形態において、災害が発生した場合に避難施設検索ボタンB1を表示することにより、災害が発生した場合に簡素な操作によって迅速に避難施設を検索できるようにすることができる。属性設定ボタンB2の代わりに避難施設検索ボタンB1を表示することにより、ボタン表示エリアをコンパクトに保つことができる。災害が発生した場合には、属性が避難施設以外の施設のアイコンを表示する必要性が低くなり、属性設定ボタンB2を表示する必要性も低くなるため、ユーザが不満を感じる可能性も低いと言える。
【0043】
検索画面は、検索された避難施設である検索避難施設のリストLを含む。これにより、リストLにおいて、検索条件を満足する避難施設を認識したり、比較したりすることができる。また、検索画面は、リストLに含まれる検索避難施設のそれぞれと現在地Tとの位置関係を示す。これにより、検索避難施設と現在地Tとの位置関係に基づいて、検索避難施設への行きやすさを認識することができる。
【0044】
また、リストLにおいて、検索避難施設は、現在地Tまたは移動予定経路Rに近い順に表示される。これにより、現在地または移動予定経路から行きやすい検索避難施設を容易に見つけることができる。制御部20は、避難施設検索ボタンB1とともに避難施設のアイコンIを地
図M3上に表示する。この構成において、地
図M3上に所望の避難施設のアイコンIが表示されていれば避難施設を検索しなくて済むとともに、地
図M3上のアイコンIに所望の避難施設を示すものがなくても迅速に避難施設を検索できる。
【0045】
(2)情報表示処理:
図4は、情報表示処理のフローチャートである。まず、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生していない場合のメインUI画面を表示する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、ユーザが設定した投影方向(鳥瞰図/平面図)と縮尺と地図方位(ヘディングアップ/ノースアップ)で描画した地
図M1,M2を1画面表示または2画面表示にて表示する(
図2A)。
【0046】
次に、災害判定モジュール21aの機能により制御部20は、災害が発生したか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、災害情報を受信したか否かを判定する。災害が発生したと判定しなかった場合(ステップS110:N)、制御部20は、ステップS100に戻る。すなわち、災害が発生していない場合のメインUI画面の表示を継続する。
【0047】
一方、災害が発生したと判定した場合(ステップS110:Y)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害モードが有効であるか否かを判定する(ステップS120)。災害モードが有効/無効の設定は、例えば情報表示システム10の初期設定画面において設定可能であってもよい。また、
図2Bに示すように、制御部20は、災害が発生した場合のメインUI画面においてモード指定ボタンB3を表示し、当該モード指定ボタンB3がタップされるごとに、災害モードの有効/無効の指定を受け付けてもよい。
【0048】
災害モードが有効であると判定しなかった場合(ステップS120:N)、制御部20は、ステップS100に戻る。すなわち、災害が発生していない場合のメインUI画面の表示を継続する。
【0049】
一方、災害モードが有効であると判定した場合(ステップS120:Y)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、平面図の1画面表示に切り替える(ステップS130)。すなわち、制御部20は、
図2Aのように災害が発生する直前のメインUI画面にて2画面表示で地
図M1,M2を表示していた場合には、1画面表示で1個の地
図M3を表示するように切り替える。さらに、制御部20は、1画面表示で表示する地
図M3を平面図に切り替える。
【0050】
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、縮尺と地図方位とを切り替える(ステップS150)。すなわち、制御部20は、災害が発生する直前におけるメインUI画面の地
図M1,M2の縮尺と地図方位に拘わらず、予め決められた固定縮尺(例えば1/2万)と固定方位(例えばヘディングアップ)の地
図M3に切り替える。
【0051】
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設のアイコンIを地
図M3上に表示する(ステップS160)。すなわち、制御部20は、地図情報30aの施設データから、地
図M3内の避難施設を抽出し、当該抽出された避難施設の座標を取得する。そして、制御部20は、避難施設の座標に対応する地
図M3上の位置にアイコンIを重畳し、当該地
図M3をタッチパネルディスプレイ53に表示する。
【0052】
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、属性設定ボタンB2を避難施設検索ボタンB1に切り替える(ステップS170)。すなわち、制御部20は、属性設定ボタンB2の代わりに避難施設検索ボタンB1を表示する。以上の処理(ステップS130~S170)により、災害が発生した場合のメインUI画面が表示されることとなる(
図2B)。
【0053】
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設検索ボタンB1が操作されたか否かを判定する(ステップS180)。避難施設検索ボタンB1が操作されたと判定しなかった場合(ステップS180:N)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が解除されたか否かを判定する(ステップS190)。例えば、制御部20は、災害情報が一定期間以上受信されなくなった場合や、災害が収束したことを示す災害情報を受信した場合や、車両Aの現在地Tが災害地域から離脱した場合に、災害が解除されたと判定してもよい。
【0054】
災害が解除されたと判定した場合(ステップS190:Y)、制御部20は、ステップS100に戻り、災害が発生していない場合のメインUI画面を表示する状態に復帰する。一方、災害が解除されたと判定しなかった場合(ステップS190:N)、制御部20は、ステップS180に戻り、避難施設検索ボタンB1が操作されるまで待機する。
【0055】
避難施設検索ボタンB1が操作されたと判定した場合(ステップS180:Y)、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、避難施設の検索画面を表示する(ステップS200)。この検索画面には、デフォルトの検索条件(現在地Tまでの直線距離が上位5位以内)で検索された検索避難施設のリストLが含まれる。また、移動予定経路Rの有無に応じて、制御部20は、
図3Bの"ルート沿い考慮"の検索画面と、
図3Aの"ルート沿い考慮なし"の検索画面とを切り替える。
【0056】
次に、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、検索画面における操作が何であったかを判定する(ステップS210)。検索画面のリストLにおいて検索避難施設を選択する操作を受け付けた場合、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、表示制御処理を終了し、当該検索避難施設を目的地として設定するための処理へと移行する。
【0057】
検索画面においてスクロールバーZに対する操作を受け付けた場合、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、ステップS200に戻る。すなわち、制御部20は、スクロールバーZに対する操作に応じて検索避難施設の検索条件とする現在地Tまでの直線距離の順位を変化させ、リストLを更新する。一方、
図3A,
図3Bに示す検索画面の右上のリターンボタンB4が操作された場合、表示制御モジュール21bの機能により制御部20は、災害が発生した場合のメインUI画面を表示する状態に復帰し(ステップS220)、ステップS180に戻る。
【0058】
(3)他の実施形態:
災害が発生した場合に、制御部20は、必ずしも地図を1画面表示に切り替えなくてもよい。すなわち、制御部20は、災害が発生した場合にも、地図を2画面表示する状態を維持し、少なくとも1個の地図を平面図に切り替えて、当該平面図上にアイコンIを表示してもよい。さらに、災害が発生した場合に、制御部20は、必ずしも地図を固定縮尺に切り替えなくてもよい。
【0059】
すなわち、制御部20は、災害が発生した場合に、災害が発生する直前の縮尺で平面図を表示してもよい。同様に、災害が発生した場合に、制御部20は、必ずしも地図を固定方位に切り替えなくてもよい。すなわち、制御部20は、災害が発生した場合に、災害が発生する直前の地図方位で平面図を表示してもよい。
【0060】
さらに、制御部20は、必ずしも移動予定経路Rの有無に応じて
図3Bの"ルート沿い考慮"の検索画面と、
図3Aの"ルート沿い考慮なし"の検索画面とを切り替えなくてもよい。例えば、制御部20は、移動予定経路Rが設定されている場合でも、
図3Aの"ルート沿い考慮なし"の検索画面を表示してもよい。
【0061】
さらに、制御部20は、避難施設のアイコンIを表示するにあたり、上述した項目以外の地図の設定を切り替えてもよい。例えば、制御部20は、災害が発生した場合に、地図上に表示する地物の種類や地図上の表示色の種類を通常よりも減少させることにより、地図をシンプルにした上でアイコンIを表示してもよい。
【0062】
また、検索画面は必ずしも検索避難施設のリストLを含まなくてもよく、制御部20は、現在地Tからの距離等の検索条件を指定するための表示領域と検索実行ボタンによって構成された検索画面を表示してもよい。さらに、リストLは、必ずしも検索避難施設と現在地Tとの位置関係を示さなくてもよく、検索避難施設と現在地Tとの位置関係の表示が省略されてもよい。
【0063】
さらに、制御部20は、災害が発生した場合に、属性設定ボタンB2の代わりに避難施設検索ボタンB1を表示しなくてもよく、属性設定ボタンB2とともに避難施設検索ボタンB1を表示してもよい。この場合でも、避難施設検索ボタンB1を操作して迅速に避難施設を検索できる。
【0064】
また、検索避難施設は、リストLにおいて現在地Tまたは移動予定経路Rに近い順以外の順序で表示されてもよい。例えば、制御部20は、リストLにおいて、指定避難所を指定緊急避難場所よりも優先した順序で検索避難施設を表示してもよい。さらに、制御部20は、検索避難施設としての指定避難所を規模(収容人数等)の大きい順で表示してもよい。さらに、制御部20は、必ずしも災害が発生した場合に平面図の地図に切り替えなくてもよい。
【0065】
情報表示システムは、車両の一部であってもよいし、カーナビゲーションシステム等の車載器であってもよいし、ユーザが携帯するスマートフォン等の携帯端末であってもよい。情報表示システムは、UI画面を表示する表示部を備えてもよいし、通信を介して外部の表示部を制御してもよい。災害が発生したとは、基準地点において災害が発生したことであってもよく、災害が発生したエリアに基準地点が含まれることであってもよい。基準地点とは、地図を表示する対象の地点であり、例えばユーザの現在地であってもよい。さらに、基準地点とは、ユーザが指定した任意の地点(例えば目的地)であってもよいし、現在地図が表示されている地点であってもよいし、ユーザが移動する予定の経路上の地点あってもよい。
【0066】
災害とは、避難を要する事象であり、自然災害であってもよいし、人為的災害であってもよい。具体的に、災害には、火災,風水害,地震,土砂災害,雷,雪,大規模事故,戦争,テロ等が含まれてもよい。さらに、災害とは、発生時刻からの経過期間が一定期間以内の災害に限定されてもよいし、限定されなくてもよい。
【0067】
災害判定部は、外部から受信した災害に関する情報に基づいて災害が発生したか否かを判定してもよいし、各種センサにおける周囲環境の計測結果に基づいて災害が発生したか否かを判定してもよいし、ユーザによって災害発生ボタン等が操作されたことをもって災害が発生したと判定してもよい。
【0068】
表示部とは、表示制御部の制御の下で画像を表示する装置である。避難施設の検索画面とは、避難施設を検索するための画面であり、少なくとも検索条件を設定するための表示要素を含む。検索条件とは、検索したい避難施設が有する属性やキーワードや位置や方向等であってもよい。また、検索画面は、検索結果のソート条件を設定するための表示要素を含んでもよい。また、検索画面には検索ボタンが含まれてもよく、検索ボタンが操作された場合に、検索結果を表す画面に遷移してもよい。なお、検索ボタンが操作されなくても、デフォルトの検索条件によって検索された検索結果が検索画面において表示されてもよい。
【0069】
さらに、検索画面は、検索された避難施設である検索避難施設のリストを含んでもよい。これにより、リストにおいて、検索条件を満足する避難施設を認識したり、比較したりすることができる。検索条件は、例えばデフォルトの検索条件であってもよいし、ユーザが最後に設定した検索条件であってもよい。
【0070】
また、検索画面は、リストに含まれる検索避難施設のそれぞれと現在地との位置関係を示してもよい。これにより、検索避難施設と現在地との位置関係に基づいて、検索避難施設への行きやすさを認識することができる。従って、避難すべき検索避難施設を容易に認識できる。位置関係とは、現在地と検索避難施設との間の直線距離であってもよいし、現在地から検索避難施設までの経路上の距離であってもよいし、現在地から見た検索避難施設の方向であってもよい。
【0071】
さらに、リストにおいて、検索避難施設は、現在地または移動予定経路に近い順に表示されてもよい。このようにすることにより、現在地または移動予定経路から行きやすい検索避難施設を容易に見つけることができる。
【0072】
さらに、表示制御部は、避難施設検索ボタンとともに避難施設のアイコンを地図上に表示してもよい。この構成において、地図上に所望の避難施設のアイコンが表示されていれば避難施設を検索しなくて済むとともに、地図上のアイコンに所望の避難施設を示すものがなくても迅速に避難施設を検索できる。
【0073】
また、表示制御部は、災害が発生していない場合に、地図上にアイコンを表示する施設の属性を設定するための属性設定ボタンを表示するとともに、災害が発生した場合に、属性設定ボタンの代わりに避難施設検索ボタンを表示してもよい。このように属性設定ボタンの代わりに避難施設検索ボタンを表示することにより、ボタン表示エリアをコンパクトに保つことができる。災害が発生した場合には、属性が避難施設以外の施設のアイコンを表示する必要性が低くなり、属性設定ボタンを表示する必要性も低くなるため、ユーザが不満を感じる可能性も低いと言える。
【0074】
さらに、本発明のように、災害が発生した場合に避難施設検索ボタンを表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えた情報表示システム、情報表示システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
【符号の説明】
【0075】
10…情報表示システム、20…制御部、21…情報表示プログラム、21a…災害判定モジュール、21b…表示制御モジュール、30…記録媒体、30a…地図情報、51…測位部、52…通信部、53…タッチパネルディスプレイ、A…車両、B1…避難施設検索ボタン、B2…属性設定ボタン、B3…モード指定ボタン、B4…リターンボタン、I…アイコン、L…リスト、M1~M3…地図、P…相対位置表示部、R…移動予定経路、T…現在地、Z…スクロールバー