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特許7095273情報処理装置、画像形成方法および画像形成プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-27
(45)【発行日】2022-07-05
(54)【発明の名称】情報処理装置、画像形成方法および画像形成プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/908 20190101AFI20220628BHJP
【FI】
G06F16/908
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2017243101
(22)【出願日】2017-12-19
(65)【公開番号】P2019109781
(43)【公開日】2019-07-04
【審査請求日】2020-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108523
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 雅博
(72)【発明者】
【氏名】山本 太郎
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-144748(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0271838(US,A1)
【文献】特開2003-242135(JP,A)
【文献】特開2004-118775(JP,A)
【文献】特開平10-283313(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いて前記リンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得手段と、
前記対象データに含まれる前記リンク情報に代えて前記取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成手段と、
記出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御手段と、を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記検索ワード取得手段は、前記リンク情報が所定の文字数以上の場合に、検索ワードを取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検索ワード取得手段は、前記リンク情報が予め定められた単語で構成されていなければ、前記検索ワードを取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記リンク情報を用いて前記リンクデータを取得するデータ取得手段を、さらに備え、
前記検索ワード取得手段は、前記リンクデータから前記検索ワードを取得する、請求項1~3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検索ワード取得手段は、前記対象データ中で前記リンク情報から所定の文字数以内に配置された単語を検索ワードとして取得する、請求項1~4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検索ワード取得手段は、候補ワードを用いて前記検索エンジンを用いて検索し、検索結果において所定の順位以上に前記リンクデータが含まれる候補ワードを前記検索ワードとして取得する、請求項1~5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記データ生成手段は、前記リンク情報が前記取得された検索ワードよりも文字数が多い場合に、前記出力用データを生成する、請求項1~6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記データ生成手段は、前記リンク情報が数値および/または記号の配列の場合は、前記出力用データを生成する、請求項1~6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記データ生成手段は、前記リンク情報が前記取得された検索ワードよりも文字数が多くなく、かつ、数値および/または記号が配列されていない場合は、前記出力用データを生成しない、請求項1~8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記対象データを取得する対象取得手段を、さらに備えた、請求項1~9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
記録媒体にデータの画像を形成する画像形成手段を、さらに備え、
前記画像形成制御手段は、前記画像形成手段に前記出力用データの画像を形成させる、請求項1~10のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項12】
画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いて前記リンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得ステップと、
前記対象データに含まれる前記リンク情報に代えて前記取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成ステップと、
記出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御ステップと、を情報処理装置に実行させる画像形成方法。
【請求項13】
画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いて前記リンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得ステップと、
前記対象データに含まれる前記リンク情報に代えて前記取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成ステップと、
記出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御ステップと、をコンピューターに実行させる画像形成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報処理装置、画像形成方法および画像形成プログラムに関し、特に、画像形成装置に画像形成させる情報処理装置、その情報処理装置で実行される画像形成方法および画像形成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットに接続されたサーバーには、種々のデータが記憶されている。あるデータがインターネット上に閲覧可能に配置されたWebデータのURL(Uniform Resource Locator)を含む場合がある。例えば、データがある用語を含む場合に、その用語の詳細な内容の説明がインターネットにおけるWebページに記述されている場合である。このようなURLを含むデータを電子データとして取り扱う場合は、URLを指示することにより、そのURLで特定されるデータを取得し、表示等することができる。一方、URLを含むデータを用紙等に印刷してしまうと、ユーザーは、URLで特定されるデータの内容を知るためには、インターネットにアクセス可能なコンピューター等にURLをキーボード等から入力しなければならない。URLで、短い場合、または、簡単な単語の配列などの場合にはURLを容易に入力することができるが、そうでない場合はURLを入力する操作に時間を要する場合がある。また、URLを手入力する場合には、誤操作する場合がある。
【0003】
この問題を解決するために、特開2009-141772号公報には、原稿を読み取って第1の画像データを得て、特定の文字列を抽出し、前記読み取った第1の画像データより文字列部分を認識し、前記認識した文字列の中からアドレス情報を抽出し、前記抽出したアドレス情報を二次元バーコード画像データに変換し、前記第1の画像データに加え、前記変換して生成した二次元バーコード画像データを付加した第2の画像データを生成し、前記生成した画像データを印刷する画像処理システムが記載されている。
【0004】
しかしながら、特開2009-141772号公報における画像処理システムにおいては、二次元バーコードを読み取るための読取装置が必要となる。さらに、二次元バーコードのサイズが小さい場合には、コンピューターで二次元バーコードを読み取ることができない場合がある。例えば、第1の画像データにおいて、二次元バーコードを付加するスペースとして十分なサイズを確保できない場合は、二次元バーコードが小さくなる。また、第1の画像データを縮小して印刷する場合には、二次元バーコードを配置するスペースが小さくなる。
【文献】特開2009-141772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な情報処理装置を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な画像形成方法を提供することである。
【0007】
この発明のさらに他の目的は、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な画像形成プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、情報処理装置は、画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いてリンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得手段と、対象データに含まれるリンク情報に代えて取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成手段と、出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御手段と、を備える。
【0009】
この局面に従えば、対象データがリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いてリンクデータを検索するための検索ワードを取得し、検索ワードを対象データに追加した出力用データを生成する。このため、出力用データの画像が形成された記録媒体を見るユーザーは、リンク情報を入力する操作に代えて検索ワードを入力する操作によって検索エンジンを検索してリンクデータを閲覧することができる。その結果、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な情報処理装置を提供することができる。
【0010】
好ましくは、検索ワード取得手段は、リンク情報が所定の文字数以上の場合に、検索ワードを取得する。
【0011】
この局面に従えば、リンク情報が所定数以上の文字数であればリンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0012】
好ましくは、検索ワード取得手段は、リンク情報が予め定められた単語で構成されていなければ、検索ワードを取得する。
【0013】
この局面に従えば、リンク情報が予め定められた単語で構成されていなければ、リンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0014】
好ましくは、リンク情報を用いてリンクデータを取得するデータ取得手段を、さらに備え、検索ワード取得手段は、リンクデータから検索ワードを取得する。
【0015】
この局面に従えば、リンクデータから検索ワードを取得するので、リンクデータが検索されやすい検索ワードを取得することができる。
【0016】
好ましくは、検索ワード取得手段は、対象データ中でリンク情報から所定の文字数以内に配置された単語を検索ワードとして取得する。
【0017】
この局面に従えば、対象データ中でリンク情報から所定の文字数以内に、リンクデータに関連する単語が含まれることが多いので、リンクデータが検索されやすい検索ワードを取得することができる。
【0018】
好ましくは、検索ワード取得手段は、候補ワードを用いて検索エンジンを用いて検索し、検索結果において所定の順位以上にリンクデータが含まれる候補ワードを検索ワードとして取得する。
【0019】
この局面に従えば、検索結果においてリンクデータが上位にヒットする検索ワードを取得することができる。
【0020】
好ましくは、データ生成手段は、リンク情報が取得された検索ワードよりも文字数が多い場合に、出力用データを生成する。
【0021】
この局面に従えば、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多い場合に検索ワードが追加されるので、ユーザーによる入力操作の回数を少なくすることができる。
【0022】
好ましくは、データ生成手段は、リンク情報が数値および/または記号の配列の場合は、出力用データを生成する。
【0023】
この局面に従えば、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多くなく、数値および/または記号の配列の場合に検索ワードが追加されるので、ユーザーによる入力操作を容易にすることができる。
【0024】
好ましくは、データ生成手段は、リンク情報が取得された検索ワードよりも文字数が多くなく、かつ、数値および/または記号が配列されていない場合は、出力用データを生成しない。
【0025】
この局面に従えば、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多くなく、かつ、数値および/または記号が配列されていない場合は、出力用データを生成しないので、検索ワードを追加しないようにして、対象データを変更することなく対象データの画像を形成することができる。
【0026】
好ましくは、対象データを取得する対象取得手段を、さらに備える。
【0027】
好ましくは、記録媒体にデータの画像を形成する画像形成手段を、さらに備え、画像形成制御手段は、画像形成手段に出力用データの画像を形成させる。
【0028】
この局面によれば、出力用データの画像が記録媒体に形成されるので、出力用データの画像が形成された記録媒体を見るユーザーは、リンク情報を入力する操作に代えて検索ワードを入力する操作によって検索エンジンを検索してリンクデータを閲覧することができる。
【0029】
この発明の他の局面によれば、画像形成方法は、画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いてリンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得ステップと、対象データに含まれるリンク情報に代えて取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成ステップと、出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御ステップと、を情報処理装置に実行させる。
【0030】
この局面に従えば、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な画像形成方法を提供することができる。
【0031】
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成プログラムは、画像形成の対象となる対象データがリンクデータのネットワークアドレスを示すリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いてリンクデータを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得ステップと、対象データに含まれるリンク情報に代えて取得された検索ワードを追加した出力用データを生成するデータ生成ステップと、出力用データの画像を画像形成装置に画像形成させる画像形成制御ステップと、をコンピューターに実行させる。
【0032】
この局面に従えば、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することが可能な画像形成プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明の実施の形態の一つにおける情報処理システムの全体概要の一例を示す図である。
図2】本実施の形態におけるPCのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。
図3】本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。
図4】MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。
図5】PCが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。
図6】画像形成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7】検索ワード取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8】対象データの一例を示す図である。
図9】出力用データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0035】
図1は、本発明の実施の形態の一つにおける情報処理システムの全体概要の一例を示す図である。図1を参照して、情報処理システム1は、複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)100と、パーソナルコンピューター(以下「PC」という)300と、サーバー200と、を含む。
【0036】
MFP100は、画像形成装置の一例であり、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取機能、処理対象となるデータを画像処理する画像処理機能、画像データに基づいて用紙などの記録媒体に画像を形成する画像形成機能を少なくとも備えている。MFP100は、画像処理機能および画像形成機能に加えて、ファクシミリデータを送受信するファクシミリ送受信機能を備えてもよい。画像処理は、限定するものではないが、データを画像形成可能なラスターデータに変換する処理、画像中のエッジを強調する先鋭化処理、画像中の色の変化を滑らかにするスムージング処理、データのサイズを変更する変倍処理、データを符号化した符号化データに変換する符号化処理、符号化データを復号する復号処理、データのフォーマットを変換する変換処理を含む。
【0037】
サーバー200は、一般的なコンピューターである。したがって、そのハードウェア構成および機能については周知なので、ここでは説明を繰り返さない。
【0038】
MFP100およびPC300それぞれは、ローカルエリアネットワーク(LAN)3に接続される。このため、MFP100およびPC300それぞれは、LAN3を介してデータの送受信が可能である。LAN3は、それに接続される装置が限定された閉じた環境となるため、LAN3に接続される複数の装置間、ここではMFP100およびPC300との間で送受信されるデータが外部に漏れないようにセキュリティが確保されている。なお、LAN3の接続形態は有線または無線を問わない。また、LAN3に代えて、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)を用いるようにしてもよい。
【0039】
LAN3は、インターネット5に接続される。サーバー200は、インターネット5に接続されている。このため、MFP100およびPC300それぞれは、LAN3を介してインターネット5に接続されたサーバー200と互いに通信可能である。MFP100およびPC300は内部に配置される装置であるのに対して、サーバー200は、MFP100およびPC300に対して外部に配置される装置である。内部とは、セキュリティが確保されている領域を示し、外部とは内部で確保されているセキュリティが確保されていない領域を示す。
【0040】
本実施の形態における情報処理システム1において、サーバー200は、Webサーバーとして機能し、サーバー200に蓄積されたデータをインターネット5に公開している。この場合、サーバー200に蓄積されたデータは、ネットワークアドレスで特定される。ここでは、ネットワークアドレスとしてURLを用いている。また、MFP100およびPC300は、サーバー200のクライアントとして機能し、URLで特定されるデータをサーバー200に要求することにより、サーバー200からURLで特定されるデータをダウンロードすることができる。
【0041】
また、PC300には、MFP100を制御するためのドライバープログラムとして、画像形成プログラムがインストールされている。
【0042】
図2は、本実施の形態におけるPCのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。図2を参照して、PC300は、PC300の全体を制御するための中央演算装置(CPU)301と、CPU301が実行するためのプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)302と、CPU301の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)303と、データを不揮発的に記憶するハードディスクドライブ(HDD)304と、CPU301をLAN3に接続する通信部305と、情報を表示する表示部306と、ユーザーの操作の入力を受け付ける操作部307と、外部記憶装置308と、を含む。
【0043】
表示部306は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro-Luminescence Display)等の表示装置である。操作部307は、キーボードなどのハードキーである。また、操作部307は、タッチパネルであってもよい。タッチパネルは、表示部306の上面または下面に表示部306に重畳して設けられる。タッチパネルは、表示部306の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。
【0044】
通信部305は、CPU301をLAN3に接続するためのインターフェースである。通信部305は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルで、LAN3に接続されたMFP100と通信する。なお、通信のためのプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることができる。PC300に、MFP100のIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、PC300は、MFP100と通信することができ、データの送受信が可能となる。
【0045】
HDD304は、CPU301が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU301は、HDD304に記録されたプログラムを、RAM303にロードして実行する。
【0046】
外部記憶装置308は、プログラムを記憶したCD-ROM(Compact Disk ROM)309が装着される。CPU301は、外部記憶装置308を介してCD-ROM309にアクセス可能である。CPU301は、外部記憶装置308に装着されたCD-ROM309に記録されたプログラムをRAM303にロードして実行する。なお、CPU301が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD-ROM309に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROMまたはEPROM(Erasable Programmable ROM)などの半導体メモリであってもよい。
【0047】
また、CPU301が実行するプログラムは、CD-ROM309に記録されたプログラムに限られず、HDD304に記憶されたプログラムをRAM303にロードして実行するようにしてもよい。この場合、LAN3に接続された他のコンピューターが、HDD304に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、PC300が、LAN3またはインターネット5に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD304に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU301が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0048】
図3は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図4は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図3および図4を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、画像が形成された用紙を処理する後処理部155と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
【0049】
自動原稿搬送装置120は、原稿トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿に形成された画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイに排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、HDD115に記憶する。
【0050】
給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、HDD115に記憶された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成し、画像を形成した用紙を排紙トレイに排出する。
【0051】
後処理部155は、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、パンチ穴加工するパンチ処理、ステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。
【0052】
メイン回路110は、中央演算装置(CPU)111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD-ROM118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
【0053】
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。さらに、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
【0054】
通信I/F部112は、MFP100をネットワークに接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介して、ネットワークに接続された他のコンピューターとの間で通信し、データを送受信する。ネットワークは、限定するものではないが、例えば、ローカルエリアネットワークである。また、通信I/F部112は、ネットワークがインターネットに接続されている場合には、ネットワークを介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
【0055】
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
【0056】
外部記憶装置117は、CD-ROM118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD-ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD-ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD-ROM118に限られず、光ディスク/MD/DVD、ICカード、光カード、マスクROM、EPROMなどの半導体メモリであってもよい。
【0057】
また、CPU111が実行するプログラムは、CD-ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0058】
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)または有機EL(electro-luminescence)ディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に表示部161に重畳して設けられる。ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。タッチパネル165は、表示部161の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。ユーザーがMFP100を操作する場合は直立した姿勢となる場合が多いので、表示部161の表示面、タッチパネル165の操作面およびハードキー部167は、上方を向いて配置される。ユーザーが表示部161の表示面を容易に視認することができ、ユーザーが指で操作部163を容易に指示することができるようにするためである。
【0059】
図5は、PCが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図5に示す機能は、PC300が備えるCPU301が、ROM302、HDD304、CD-ROM309に記憶された画像形成プログラムを実行することにより、CPU301に形成される機能である。図5を参照して、CPU301は、画像形成の対象となる対象データを取得する対象取得部51と、対象データからリンク情報を抽出するリンク情報抽出部53と、追加判断部55と、対象データを検索するための検索ワードを取得する検索ワード取得部57と、比較判断部59と、データ生成部61と、MFP100を制御する画像形成制御部63と、を含む。
【0060】
対象取得部51は、対象データを取得し、取得された対象データをリンク情報抽出部53、検索ワード取得部57およびデータ生成部61に出力する。対象取得部51は、ユーザーがHDD304に記憶されたデータを指示する場合、ユーザーにより指示されたデータを対象データとして取得する。この場合における対象データのフォーマットは任意である。任意のフォーマットのデータは、例えば、ビットマップ形式の画像データである場合、画像データを圧縮した形式の圧縮データである場合、テキスト形式のテキストデータである場合、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語で記述される形式のHTMLデータである場合、アプリケーションプログラムで定められたアプリデータである場合がある。
【0061】
リンク情報抽出部53は、対象データからリンク情報を抽出し、抽出されたリンク情報を、追加判断部55、検索ワード取得部57および比較判断部59に出力する。リンク情報抽出部53は、対象データがHTMLデータの場合、HTMLで記述されたリンク情報を抽出する。リンク情報抽出部53は、対象データがテキストデータの場合、対象データからリンク情報を抽出する。例えば、「http」または「https」で始まる英数文字および「/」の記号を含む文字列をリンク情報として抽出する。リンク情報抽出部53は、対象データのフォーマットが画像データの場合、画像データを文字認識することによりテキストデータに変換し、リンク情報を抽出する。画像データは、ビットマップ形式のデータの他、ファクシミリデータを含む。また、リンク情報抽出部53は、対象データが圧縮データの場合、圧縮データを画像データに変換し、リンク情報を抽出する。リンク情報抽出部53は、対象データがアプリデータの場合、アプリデータに対応するアプリケーションプログラムを実行し、アプリケーションプログラムで定められた抽出機能を用いて、対象データからリンク情報を抽出する。
【0062】
追加判断部55は、リンク情報に基づいて、検索ワードを取得するか否かを判断する。追加判断部55は、検索ワードを取得すると判断する場合は、検索ワード取得部57に取得指示を出力するが、検索ワードを取得しないと判断する場合は、検索ワード取得部57に取得指示を出力しない。
【0063】
追加判断部55は、文字長判断部65と、予約語判断部67とを含む。文字長判断部65は、リンク情報が所定の文字数以上の場合に、検索ワードを取得すると判断するが、リンク情報が所定の文字より少ない場合に、検索ワードを取得しないと判断する。リンク情報が所定数以上の文字数であればリンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0064】
予約語判断部67は、リンク情報が予約語のみで構成されていなければ、検索ワードを取得すると判断するが、リンク情報が予約語のみで構成されていれば、検索ワードを取得しないと判断する。予約語は、予め定められた単語である。リンク情報が予約語で構成されていなければ、リンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。予約語は、ユーザーにより予め登録されてもよい。
【0065】
検索ワード取得部57は、リンク情報抽出部53からリンク情報が入力され、リンク情報で特定されるリンクデータを、検索エンジンを用いて検索するための検索ワードを取得する。検索ワード取得部57は、追加判断部55から取得指示が入力される場合に検索ワードを取得するが、追加判断部55から取得指示が入力されない場合に検索ワードを取得しない。検索ワード取得部57は、取得された検索ワードを比較判断部59およびデータ生成部61に出力する。検索ワード取得部57は、複数の検索ワードを取得する場合、複数の検索ワードの配列順を決定し、複数の検索ワードと配列順とを比較判断部59およびデータ生成部61に出力する。
【0066】
検索ワード取得部57は、データ取得部71と、メタデータ抽出部73と、頻度基準抽出部75と、ヒット順位検索部77と、配列順決定部79と、対象抽出部81と、を含む。データ取得部71は、リンク情報が入力されることに応じてリンク情報で特定されるリンクデータを取得する。ここでは、リンク情報で特定されるリンクデータがサーバー200に記憶されている場合を例に説明する。この場合、サーバー200は、Webサーバーとして機能し、データ取得部71は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)の通信プロトコルに従って、サーバー200と通信することにより、リンクデータを取得する。データ取得部71は、通信I/F部112を制御して、インターネット5に接続されたサーバー200に、HTTPに従って、リンクデータを要求する。サーバー200は、リンクデータが要求される場合リンクデータを送信するので、データ取得部71は、通信I/F部112が受信するリンクデータを取得する。データ取得部71は、取得されたリンクデータをメタデータ抽出部73および頻度基準抽出部75に出力する。
【0067】
メタデータ抽出部73は、リンクデータからメタデータを抽出する。リンクデータがHTMLデータの場合、リンクデータはメタデータを含む。メタデータは、<TITLE>タグ、<meta description>タグ、または<meta keywords>タグに記述されるデータである。検索エンジンによって、HTMLデータに含まれるメタデータを検索するものがあり、そのような検索エンジンを用いる場合には、リンクデータが検索により抽出される確率が高くなる。メタデータ抽出部73は、抽出されたメタデータを候補ワードとして、ヒット順位検索部77に出力する。
【0068】
頻度基準抽出部75は、リンクデータを解析し、リンクデータ中に含まれる文字列であって、リンクデータ中で所定数以上が配置されている文字列を候補ワードとして抽出する。頻度基準抽出部75は、抽出された候補ワードをヒット順位検索部77に出力する。
【0069】
対象抽出部81は、対象取得部51から対象データが入力されることに応じて、対象データ中でリンク情報から所定の文字数以内に配置されたワードを候補ワードとして抽出する。好ましくは、対象抽出部81は、対象データ中でリンク情報より所定の文字数だけ前方に配置されたワードを候補ワードとして抽出する。前方は、対象データにおいて、文字が横方向に配列されている場合には、リンク情報の上側であり、文字が縦方向に配列されている場合には、リンク情報の右側である。対象抽出部81は、抽出された候補ワードをヒット順位検索部77に出力する。
【0070】
ヒット順位検索部77は、メタデータ抽出部73、頻度基準抽出部75および対象抽出部81のそれぞれから候補ワードが入力される。ヒット順位検索部77は、候補ワードが複数の場合、複数の候補ワードで、検索エンジンを用いて検索し、検索結果においてリンクデータが上位から所定の順位以上を示す場合に、複数の候補ワードの組を配列順決定部79に出力する。
【0071】
配列順決定部79は、ヒット順位検索部77から入力される複数の候補ワードの配列順を異ならせて、検索エンジンを用いて検索し、検索の結果、リンクデータの順位が最も上になる場合の配列順を決定し、配列順をヒット順位検索部77に出力する。
【0072】
ヒット順位検索部77は、配列順決定部79から配列順が入力されることに応じて、複数の候補ワードのうちから配列順が最も後ろの候補ワードから順に1つずつ削除して、削除した後の1以上の候補ワードで、検索エンジンを用いて検索し、検索の結果、リンクデータの順位が所定の順位以上を示す場合に、その1以上の候補ワードを検索ワードに決定し、1以上の検索ワードと配列順とを決定する。
【0073】
比較判断部59は、リンク情報抽出部53からリンク情報が入力され、検索ワード取得部57から検索ワードが入力される。比較判断部59は、リンク情報と検索ワードとを比較し、検索ワードを対象データに追加するか否かを判断し、判断結果をデータ生成部61に出力する。比較判断部59は、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多い場合に、検索ワードを対象データに追加すると判断する。検索ワードが漢字を含む場合には、比較判断部59は、検索ワードを平仮名に変換し、変換後の平仮名の文字数と、リンク情報の文字数とを比較する。また、平仮名をローマ字に変換し、変換後のローマ字の文字数と、リンク情報の文字数とを比較するようにしてもよい。ユーザーがキーを操作する回数を少なくすることができるので、入力操作が容易になる。
【0074】
また、比較判断部59は、リンク情報が数値および/または記号のみが配列されている場合は、検索ワードを対象データに追加すると判断する。リンク情報が検索ワードよりも文字数が多くない場合であっても、数値および/または記号のみが配列されている場合は、検索ワードを対象データに追加すると判断する。数値または記号の入力操作に慣れていないユーザーによる入力操作が容易になる。
【0075】
また、比較判断部59は、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多くなく、かつ、数字および/または記号が配列されていない場合は、検索ワードを対象データに追加しないと判断する。リンク情報を入力するユーザーによる操作が容易な場合は、検索ワードを追加しないようにして、対象データを変更しないようにすることができる。
【0076】
データ生成部61は、対象取得部51から対象データが入力され、検索ワード取得部57から検索ワードが入力される。検索ワード取得部57からは、複数の検索ワードが入力される場合には、複数の検索ワードと配列順とが入力される、データ生成部61は、比較判断部59から入力される判断結果が検索ワードを追加することを示す場合、対象データに検索ワードを追加した出力用データを生成する。データ生成部61は、対象データ中でリンク情報が配置されている近傍で、何も存在しない領域に検索ワードを追加する。データ生成部61は、検索ワードが検索用のワードであることを示すための文字列として、例えば、「参照ホームページの検索ワード」等のメッセージを検索ワードとともに追加するようにしてもよい。データ生成部61は、検索ワードが複数の場合、複数の検索ワードを配列順にしたがって配列して、対象データに配置する。また、データ生成部61は、対象データ中のリンク情報を削除し、リンク情報が配置されていた位置に、検索ワードを追加するようにしてもよい。データ生成部61は、出力用データを画像形成制御部63に出力する。
【0077】
データ生成部61は、比較判断部59から入力される判断結果が検索ワード追加しないことを示す場合、対象データを出力用データとして、画像形成制御部63に出力する。
【0078】
画像形成制御部63は、MFP100を制御して、出力用データをMFP100に送信し、MFP100に出力用データの画像を用紙に形成させる。
【0079】
図6は、画像形成処理の流れの一例を示すフローチャートである。画像形成処理は、PC300が備えるCPU301が、ROM302、HDD304、CD-ROM309に記憶された画像形成プログラムを実行することにより、CPU301により実行される処理である。図6を参照して、CPU301は、画像形成指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。ユーザーが操作部307を操作し、画像形成指示を入力する場合に、画像形成指示を受け付ける。画像形成指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、画像形成指示を受け付けたならば(ステップS01でYES)、処理をステップS02に進める。
【0080】
ステップS02においては、画像形成の対象となる対象データを取得する。ユーザーがHDD115に記憶されたデータの画像を形成する画像形成指示を操作部163に入力する場合、ユーザーにより指示されたデータを対象データとして取得する。
【0081】
次のステップS03においては、対象データからリンク情報を抽出し、処理をステップS04に進める。対象データがHTMLデータの場合、HTMLデータにHTMLで記述されるリンク情報を抽出する。対象データのフォーマットがテキストデータの場合、対象データからリンク情報を抽出する。例えば、「http」または「https」で始まる英数文字および「/」の記号を含む文字列をリンク情報として抽出する。対象データのフォーマットが画像データの場合、画像データを文字認識することによりテキストデータに変換し、リンク情報を抽出する。また、対象データが圧縮データの場合、圧縮データを画像データに変換し、リンク情報を抽出する。対象データがアプリデータの場合、アプリデータに対応するアプリケーションプログラムを実行し、アプリケーションプログラムで定められた抽出機能を用いて、対象データからリンク情報を抽出する。例えば、アプリケーションプログラムが文書編集プログラムの場合、文書編集プログラムを実行し、「http」または「https」で始まる英数文字および「/」の記号を含む文字列をリンク情報として抽出する。
【0082】
ステップS04においては、リンク情報の文字長がしきい値T1以上か否かを判断する。リンク情報の文字長がしきい値T1以上ならば処理をステップS06に進めるが、そうでなければ処理をステップS05に進める。ステップS05においては、リンク情報が予約語のみから構成されるか否かを判断する。リンク情報が予約語のみから構成されるならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS06に進める。リンク情報が予約語のみから構成される場合には、ユーザーがリンク情報を入力する操作が容易だからである。
【0083】
ステップS06においては、検索ワード取得処理を実行し、処理をステップS07に進める。検索ワード取得処理の詳細は後述するが、リンク情報で特定されるリンクデータを、検索エンジンを用いて検索するための検索ワードを取得する処理である。
【0084】
ステップS07においては、リンク情報の文字数と検索ワードの文字数とを比較する。リンク情報の文字数が検索ワードの文字数以上ならば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS08に進める。ステップS08においては、リンク情報が数字および/または記号のみからなるか否かを判断する。リンク情報が数字および/または記号のみからなる場合は処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。数値または記号の入力操作に慣れていないユーザーによる入力操作を容易にするためである。
【0085】
ステップS09においては、対象データに検索ワードを追加し、処理をステップS10に進める。対象データ中で、リンク情報が配置される位置の近傍にリンク情報を追加する。また、リンク情報を削除し、リンク情報が配置されていた位置に、検索ワードを追加するようにしてもよい。さらに、検索ワードであることを示すために、検索ワードの前に「参照ホームページの検索ワード」等のメッセージを追加するようにしてもよい。以下、検索ワードを追加した対象データを出力用データという。
【0086】
次のステップS10においては、MFP100を制御して、対象データまたは出力用データの画像を形成させ、処理を終了する。処理がステップS09から進む場合は、出力用データの画像を形成させ、処理がステップS05またはステップS08から進む場合には、対象データの画像を形成させる。
【0087】
図7は、検索ワード取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。検索ワード取得処理は、図6のステップS06において実行される処理である。検索ワード取得処理が実行される前の段階で、リンク情報と対象データとが取得されている。また、リンク情報で特定されるリンクデータがサーバー200に記憶されている場合を例に説明する。図7を参照して、CPU301は、リンク情報で特定されるリンクデータを取得し(ステップS21)、処理をステップS22に進める。HTTPの通信プロトコルに従って、インターネットに5に接続されたサーバー200に、リンクデータを要求する。サーバー200は、PC300からの要求に応じて、リンクデータを送信するので、通信部305がサーバー200から受信するリンクデータを取得する。
【0088】
ステップS22においては、リンクデータからメタデータを抽出する。リンクデータがHTMLで記述されたデータの場合、リンクデータはメタデータを含む。メタデータは、<TITLE>タグ、<meta description>タグ、または<meta keywords>タグに記述されるデータである。次のステップS23においては、メタデータを候補ワードに決定し、処理をステップS24に進める。
【0089】
ステップS24においては、リンクデータに含まれる複数の単語のうちから1つを処理対象に選択する。リンクデータが画像データを含む場合には、画像データの部分を文字認識して得られる文字データを処理対象として、処理対象となる単語を選択する。次のステップS25においては、処理対象に選択された単語がリンクデータで出現する回数を出現頻度とし、出現頻度がしきい値T2以上か否かを判断する。処理対象に選択された単語の出現頻度がしきい値T2以上ならば処理をステップS26に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。ステップS26においては、処理対象に選択された単語を候補ワードに決定し、処理をステップS27に進める。リンクデータに含まれる出現頻度が多い単語は、検索エンジンによってリンクデータを検索するための検索ワードに設定される可能性があるからである。
【0090】
ステップS27においては、リンクデータ中に処理対象に選択されていない単語が存在するか否かを判断する。未選択の単語が存在するならば処理をステップS24に戻すが、存在しなければ処理をステップS28に進める。
【0091】
ステップS28においては、対象データ中に配置される位置が、リンク情報から所定の文字数内の単語を、対象データから抽出する。ステップS29においては、抽出された単語を候補ワードに決定する。好ましくは、リンク情報より前に配置され、リンク情報から所定の文字数内の単語を候補ワードに抽出する。リンク情報の周辺に、リンクデータに関する記述がされる場合があり、リンク情報の周辺に配置された単語を候補ワードとして抽出する。
【0092】
次のステップS30においては、複数の候補ワードの配列順の1つを選択する。複数の候補ワードの順列の数だけ配列順が定まるので、複数の配列順のうちから1つを選択する。次のステップS31においては、選択された配列順で複数の候補ワードの配列したキーで、検索エンジンを用いて検索し、検索結果を取得する。次のステップS32においては、検索結果におけるリンクデータの順番をヒット順位とし、ヒット順位がしきい値T3以下か否かを判断する。ヒット順位がしきい値T3以下ならば処理をステップS33に進めるが、そうでなければ処理をステップS34に進める。ステップS33においては、ステップS30において選択した配列順を候補に決定し、処理をステップS34に進める。ステップS34においては、ステップS30において処理対象に選択されていない配列順が存在するか否かを判断する。未選択の配列順が存在するならば処理をステップS30に戻すが、存在しなければ処理をステップS35に進める。ステップS35においては、ステップS33において候補に決定された配列順のうちヒット順位が最上の配列順を決定し、処理をステップS36に進める。
【0093】
処理がステップS36に進む場合、複数の候補ワードと配列順が決定されている。ステップS36においては、複数の候補ワードのうちから配列順が最後の候補ワードを削除し、処理をステップS37に進める。これにより、複数の候補ワードが1以上に減少する。候補ワードの数をできるだけ少なくするためである。ステップS37においては、配列順で1以上の候補ワードの配列したキーで、検索エンジンを用いて検索し、検索結果を取得する。次のステップS38においては、検索結果におけるリンクデータの順番をヒット順位とし、ヒット順位がしきい値T3以下か否かを判断する。ヒット順位がしきい値T3以下ならば処理をステップS39に進めるが、そうでなければ処理をステップS41に進める。ステップS39においては、候補ワードが1つか否かを判断する。候補ワードが1つならば処理をステップS40に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に戻す。処理がステップS36に戻る場合、1以上の候補ワードのうちから配列順が最後の候補ワードを削除した後の1以上の候補ワードを配列順で配列したキーで、検索エンジンを用いて検索する処理が繰り返される。ステップS40においては、1つの候補ワードを検索ワードに決定し、処理を画像形成処理に戻す。
【0094】
ステップS41においては、削除した候補ワードを復元し、処理をステップS42に進める。最後にステップS36が実行された段階で、削除された候補ワードを元に戻す。ステップS42においては、複数の候補ワードを検索ワードに決定し、検索ワードおよび配列順を決定し、処理を画像形成処理に戻す。
【0095】
図8は、対象データの一例を示す図である。図8を参照して、対象データ400は、文字が表された領域と写真が表された領域との間にリンク情報401を含み、写真が表された領域とグラフが表された領域との間にリンク情報403を含む。また、リンク情報401の上段に、「AAAについては下記のページ参照」の文字列402が記述されている。文字列402は、リンク情報から20文字以内に配置される。
【0096】
図9は、出力用データの一例を示す図である。図9を参照して、図8と異なる点は、リンク情報401に代えて「参照ホームページの検索ワード:ABC」の文字列401Aを含む点、リンク情報403に代えて「参照ホームページの検索ワード:B社,ドライバー」の文字列403Aを含む点である。
【0097】
文字列401Aのうち「ABC」は検索ワードであり、残りの「参照ホームページの検索ワード:」は、検索ワードであることを示すメッセージである。また、検索ワード「ABC」は、文字列402に含まれる単語である。
【0098】
出力用データ400Aの画像が形成された用紙を見るユーザーは、検索ワード「ABC」を、ブラウジングプログラムを実行するPC300等に入力することにより、リンク情報401で特定されるリンクデータが検索エンジンにより抽出されるので、リンクデータを閲覧することができる。検索ワード「ABC」を入力する操作は、リンク情報401をPC300に入力する操作に比較して、文字数が少ないので容易である。また、リンク情報401は、英数が不規則に配列された文字列なので、1文字ずつ確認しながら入力しなければならず、検索ワード「ABC」を入力する操作に比較して煩雑な作業となる。
【0099】
また、文字列403Aのうち「B社」と「ドライバー」とは検索ワードであり、「B社」の次に「ドライバー」が配列される配列順を示している。文字列403Aのうち「B社」と「ドライバー」とを除く「参照ホームページの検索ワード:」は、検索ワードであることを示すメッセージである。
【0100】
出力用データ400Aの画像が形成された用紙を見るユーザーは、検索ワード「B社 ドライバー」を、ブラウジングプログラムを実行するPC300等に入力することにより、リンク情報403で特定されるリンクデータが検索エンジンにより抽出されるので、リンク情報403で特定されるリンクデータを閲覧することができる。検索ワード「B社 ドライバー」を入力する操作は、リンク情報403をPC300に入力する操作に比較して、文字数が少ないので容易である。また、リンク情報403は、英数が不規則に配列された文字列なので、1文字ずつ確認しながら入力しなければならず、検索ワード「B社 ドライバー」を入力する操作に比較して煩雑な作業となる。
【0101】
<変形例>
上述した実施の形態においては、情報処理装置の一例としてPC300を説明したが、MFP100を情報処理装置として機能させるようにしてもよい。この場合において、図5に示した機能のうち、対象取得部51および画像形成制御部63を除く機能と同じ機能が、MFP100が備えるCPU111に形成される。この場合、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD-ROM118に記憶された画像形成プログラムを実行することにより、図5に示した機能がCPU111に形成される。
【0102】
MFP100が備えるCPU111に形成される対象取得部51は、ユーザーが原稿読取部130に原稿を読み取らせる場合、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データを対象データとして取得する。この場合における対象データは、ビットマップ形式等のフォーマットの画像データである。対象取得部51は、ユーザーがHDD115に記憶されたデータを指示する場合、ユーザーにより指示されたデータを対象データとして取得する。この場合における対象データのフォーマットは任意である。対象取得部51は、通信I/F部112が外部の装置、例えば、PC300からプリントジョブを受信する場合、PC300から受信されたプリントジョブに含まれるプリントデータを対象データとして取得し、ファクシミリ部116がファクシミリデータを受信する場合、ファクシミリデータを対象データとして取得する。プリントデータのフォーマットは、任意である。
【0103】
MFP100が備えるCPU111に形成される画像形成制御部63は、画像形成部140を制御して、出力用データの画像を用紙に形成させる。
【0104】
また、MFP100が備えるCPU111は、画像形成プログラムを実行することにより、図5および図6に示した画像形成処理を実行する。ただし、CPU111は、ステップS02において、ステップS01において受け付けられる画像形成指示が、ユーザーが原稿読取部130に原稿を読み取らせ、原稿の画像を形成する画像形成指示を操作部163に入力する場合、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データを対象データとして取得する。また、ユーザーがHDD115に記憶されたデータの画像を形成する画像形成指示を操作部163に入力する場合、ユーザーにより指示されたデータを対象データとして取得する。通信I/F部112がPC300からプリントジョブを受信する場合、PC300から受信されたプリントジョブに含まれるプリントデータを対象データとして取得する。ファクシミリ部116がファクシミリデータを受信する場合、ファクシミリデータを対象データとして取得する。
【0105】
また、CPU111は、ステップS10において、画像形成部140を制御して、対象データまたは出力用データの画像を形成させ、処理を終了する。処理がステップS09から進む場合は、出力用データの画像を形成させ、処理がステップS05またはステップS08から進む場合には、対象データの画像を形成させる。
【0106】
以上説明したように、本実施の形態におけるPC300またはMFP100それぞれは、情報処理装置として機能し、画像形成の対象となる対象データがリンク情報を含む場合、検索エンジンを用いてリンクデータを検索するための検索ワードを取得し、検索ワードを対象データに追加した出力用データを生成する。このため、出力用データの画像が形成された用紙を見るユーザーは、リンク情報を入力する操作に代えて検索ワードを入力する操作によって検索エンジンを検索してリンクデータを閲覧することができる。その結果、ネットワーク上に位置するデータを取得するためのユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0107】
また、リンク情報が所定の文字数以上の場合に、検索ワードを取得する。リンク情報が所定数以上の文字数であればリンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0108】
また、リンク情報が予め定められた予約のみで構成されていなければ、検索ワードを取得する。リンク情報が予約語のみで構成されていなければ、リンク情報を入力するよりも検索ワードを入力するほうが容易なので、ユーザーによる入力操作を簡略化することができる。
【0109】
また、リンク情報で特定されるリンクデータから検索ワードを取得するので、検索エンジンによってリンクデータが検索されやすい検索ワードを取得することができる。
【0110】
また、対象データ中でリンク情報から所定の文字数以内に配置された単語を検索ワードとして取得する。対象データ中でリンク情報から所定の文字数以内に、リンクデータに関連する単語が含まれることが多いので、検索エンジンによってリンクデータが検索されやすい検索ワードを取得することができる。
【0111】
また、候補ワードを用いて検索エンジンを用いて検索し、検索結果において所定の順位以上にリンクデータが含まれる候補ワードを検索ワードとして取得するので、リンクデータが上位になる検索ワードを決定することができる。
【0112】
また、リンク情報が取得された検索ワードよりも文字数が多い場合に、対象データに検索ワードを追加した出力用データを生成するので、ユーザーによる入力操作の回数を少なくすることができる。
【0113】
また、リンク情報が検索ワードよりも文字数が多くなく、数値および/または記号の配列の場合に対象データに検索ワードを追加した出力用データを生成するので、ユーザーによる入力操作を容易にすることができる。
【0114】
また、リンク情報が取得された検索ワードよりも文字数が多くなく、かつ、数値および/または記号が配列されていない場合は、出力用データを生成しないので、対象データに検索ワードを追加しないようにして、対象データを変更することなく対象データの画像を形成することができる。
【0115】
なお、上述した実施の形態においては、情報処理装置の一例としてPC300またはMFP100を例に説明したが、データの画像を形成する機能を備えた装置、例えば、プリンター、ファクシミリ装置であってもよい。また、図6および図7に示した画像形成処理を、PC300またはMFP100に実行させる画像形成方法、その画像形成方法をPC300が備えるCPU301またはMFP100が備えるCPU111に実行させる画像形成プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。
【0116】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0117】
<付記>
(1) 検索ワード取得手段は、リンクデータのメタデータを検索ワードとして取得する、請求項4に記載の画像形成装置。この局面に従えば、リンクデータのメタデータを検索ワードとするので、検索にメタデータを使用する検索エンジンによって検索されやすい検索ワードを取得することができる。
(2) 検索ワード取得手段は、リンクデータに含まれる頻度が所定数以上の単語を検索ワードとして取得する、請求項4に記載の画像形成装置。この局面に従えば、リンクデータに含まれる頻度が所定数以上の単語を検索ワードとして取得するので、リンクデータが検索されやすい検索ワードを取得することができる。
(3)検索ワード取得手段は、検索ワードが複数の場合、複数の検索ワードの順番を異ならせて検索エンジンを用いて検索し、検索結果においてリンクデータの順位が最も上位となる順列を決定する、請求項5に記載の画像形成装置。この局面に従えば、複数の検索ワードの順番を異ならせて検索した検索結果においてリンクデータの順位が最も上位となる順列を決定するので、リンクデータの検索を容易にすることができる。
(4) 外部の装置と通信する通信制御手段を、さらに備え、対象取得手段は、通信制御手段が外部の装置から受信したデータを対象データとして取得する、請求項9に記載の情報処理装置。
(5) 原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段をさらに備え、対象取得手段は、原稿読取手段が出力する画像データを対象データとして取得する、請求項9または(4)に記載の情報処理装置。
(6) データを記憶する記憶手段を、さらに備え、対象取得手段は、記憶されたデータを対象データとして取得する、請求項9、(4)または(5)に記載の情報処理装置。
【符号の説明】
【0118】
1 情報処理システム、5 インターネット、100 MFP、200 サーバー、300 PC、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、51 対象取得部、53 リンク情報抽出部、55 追加判断部、57 検索ワード取得部、59 比較判断部、61 データ生成部、63 画像形成制御部、65 文字長判断部、67 予約語判断部、71 データ取得部、73 メタデータ抽出部、75 頻度基準抽出部、77 ヒット順位検索部、79 配列順決定部、81 対象抽出部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9