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特許7095841書類保持方向を選択できるコンピューターディスプレイ・モニタ用書類立て
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  • 特許-書類保持方向を選択できるコンピューターディスプレイ・モニタ用書類立て 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-27
(45)【発行日】2022-07-05
(54)【発明の名称】書類保持方向を選択できるコンピューターディスプレイ・モニタ用書類立て
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20220628BHJP
【FI】
G06F1/16 313D
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019195679
(22)【出願日】2019-10-09
(65)【公開番号】P2021060948
(43)【公開日】2021-04-15
【審査請求日】2021-03-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000185466
【氏名又は名称】小田 展生
(72)【発明者】
【氏名】小田 展生
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-040020(JP,A)
【文献】特開2009-093604(JP,A)
【文献】実開平04-098742(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16- 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
小片柔軟板材上側に書類を保持する形状を備え、下側には2等辺3角形状の切り欠きを設けて、斜辺をステップ形状にしておく事で、様々な厚みの異なるコンピューターディスプレイ・モニタの上端を上方向から掴み押さえる機能を持たせた部材を、軽量板材を矩形切断したボード端部に設けた装着穴に、指先で回転させて着脱できるようにして一体構造にしたものを、コンピューターディスプレイ・モニタ頭上部分に装着して、保持した書類を表示するようにしたコンピューターディスプレイ・モニタ用書類立てを、90度回転させて装着できるようにすることで、書類用紙の縦・横保持方向を選択できるようにした、コンピューターディスプレイ・モニタ用書類立て。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピューターディスプレイ・モニタに装着して使用する書類立てに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューターディスプレイ・モニタとは無関係に単独で使用する書類立ては既に存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年あらゆるビジネスの事務作業にパソコンが導入されたことで机上はこれらの機器類に占領され、作業中に必要な参考書類などを置いておくスペースの確保も困難になってきた。現在机上に置かれているデスクトップ型またはノート型パソコンなどの占める面積は、これらの機器が導入される以前には空いていたスペースの殆どを奪う結果となり、参考書類などを広げながらのパソコン操作は手狭になった机上スペースでは侭ならない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
パソコン導入でペーパーレス化と言われているが、実際には印刷物やコピー又はプリントアウト或いは手書きされた紙の資料などを参照しながらのパソコン作業は日常頻繁におこなわれる。そこで紙の資料を広げる机上スペース不足の問題点を解決するため、パソコンのディスプレイ・モニタ上部空間に装着使用できるようにした書類立てを、軽量素材で形成して提供する。
【発明の効果】
【0005】
IT化が進んできた現在でも印刷した紙媒体は非常に有用であり、パソコン操作中もこれらの紙媒体情報を参照しながらの作業は頻繁に行われる。本発明はパソコンディスプレイ・モニタの空いている上部空間に装着できる書類立てを構成することで手狭になった机上面に書類を広げることなく書類の表示を可能にする。顔や首の動き視線移動など最小になるため疲労も抑えられて快適なパソコン作業環境を提供する。機種ごとに厚みの異なるパソコンディスプレイ・モニタにも簡単確実に縦・横方向を選択して装着できる構造も備えた。書類立て部分には、写真、図面、文書など表示しておくことが可能になり、プレゼンテーションなどにも効果的に活用できる。製品はユーザー組み立て構造にできるため厚さ3mm以下の薄形になり、在庫スペースや運搬保存なども効率的になる。生産工場での組み立て作業などは一切無く、プレスで抜かれた2種類の部材を袋づめするだけで製品は完成できるので商品化は容易であり、グローバル販売可能な新商品を短期間に提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明書類たての構成部材は、ボード部分1、と書類下部を支える部分7、の3点の部品で構成されている。ボード部分1、はMDF Medium Density Fiber中密度繊維と呼ばれる木材を原料とした丈夫で軽く加工容易な2.5mm厚程度の板材を使用する。この板材はプレス加工やレーザー加工が可能なので量産化に適した環境にもやさしい素材になる。そして書類下部を支える部分7は3mm厚程度の透明塩化ビニール樹脂素材を使用し、プレス抜き型を製作して加工する。透明無色を選択することで、MDF製ボード面を着色加工する場合でも、彩色の種類にかかわらず色彩適合させることができる。また塩ビ素材は柔軟性があるので使用中破損を防ぎPCのディスプレイ・モニタなどにも傷をつけない。組み立て使用図4にある、はめ込み構造は、購入者が工具を使わず指先で捻って容易に組み立て可能になる。購入者が組み立てる構造にすることで厚さは完成品の約1/10になるので、販売までの倉庫保存、輸送、販売在庫、商品展示などに必要なスペースは約1/10になる。
【実施例1】
【0007】
本体ボード部分1は前項で述べたMDF2.5mm厚程度の板材を使用し、プレス加工またはレーザー加工により生産する。書類下部を支えるブラケット部分7は3mm厚程度の透明塩ビ樹脂素材を使用しプレス抜き型を製作して加工する。本発明の書類立ては以上の部品で構成されている。先述したとおり7は購入者が1に貼付してある組み立て使用図5を見ながら、7を指で持ち1の横使用2、縦使用3に挿し込み約90度回転させることで固定させ完成できる。従って2個のブラケット部材をボードに取り付けずに同梱しておけば商品の厚さは3ミリ以下になり、生産後の製品保存スペースは100枚重ねで約30cm程度になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明の書類立てをコンピューターディスプレイ・モニタに縦方向に装着する図
図2】 本発明の書類立てをコンピューターディスプレイ・モニタに横方向に装着する図
図3】 本発明の書類立てボード図
図4】 本発明の書類立てボードへのブラケット取り付け方法図
図5】 本発明の組み立て使用図
図6】 本発明の実施例と装着使用状態図
【符号の説明】
【0009】
1 MDF製ボード
2 書類下部を支えてPCに固定する為の塩化ビニール製ブラケットを挿し込み留める穴
3 書類下部を支えてPCに固定する為の塩化ビニール製ブラケットを挿し込み留める穴
4 書類たてボード1に取り付けたブラケット7で保持する書類用紙
5 コンピューターディスプレイ・モニタ
6 ブラケット7の取り付け方法とコンピューターディスプレイ・モニタへの縦横装着説明図
7 書類下部を支えてPCのモニタ上部にボードを固定する塩化ビニール製ブラケット
図1
図2
図3
図4
図5
図6